専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

鶴会

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『鶴会』っていうのは何かの俗称とかいうわけじゃなくって、半分正式名称みたいなもんなんですが、ちゃんと言うとしたら『信濃鶴会』ってことになるでしょうか。もう、何十年も前から存続する、駒ケ根市内の酒販店さん達で組織されている、言うなれば信濃鶴の有り難い応援団みたいな会なんです。

それ程具体的な活動はないんですけど、まぁ、年に何回かは集まって飲もうっていう雰囲気だけは維持されていて(笑)、先日も年に一度の総会という名目で楽しんできました。田舎の酒屋さんにはあまりいい話の少ない昨今ですが、今後の信濃鶴の行く末を肴にしながら、あれやこれや話してきたんですけどね。

会費も徴収してますし、鶴会として何か活動ができないか、それが信濃鶴や各酒販店さんのためにならないか、ひいては街のためにならないか等々議論の種は尽きませんが、商売上のライバルって言うよりも同業者意識の強い皆さんですから、仲間内で和気あいあいの会話に終始するのが常ですね。

いつもは長生社の食堂で開催される鶴会ですが、たまには外でやろうっていう会員さんのリクエストもあって、今回の会場は越百ってことになって余計にお酒も美味しかったんですけど(笑)、持ち込みでT屋さんがエラク古い信濃鶴の大吟醸を差し入れてくれました。なんと15年前の鶴の全国金賞大吟醸酒!!!

平成14年って書いてありますが、これは平成13年度に作ったお酒で、私が杜氏になったのが平成10年からですから、10、11年が金賞が取れなくて、12、13年が取れた年でしたから、その2回目の金賞受賞の時のお酒ですね。スペック的にはまだ山田錦39%のアルコール添加で出品していた時ですね。

お味の方は、ほんのりと老香(ひねか)をまとった、やっぱり元は吟醸酒だったんだろうっていうスッキリしたお味でした。普通のお酒だったらもっとくどっぽくなっちゃうところを、熟成した甘みを感じさせる美味しさなのはさすがに金賞酒ってことでしょうか。あの頃の自分が何を考えて酒を造っていたのか、とても懐かしい思いで飲ませてもらいました。


□□□ もっと古いのもあるとか □□□
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