専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

倒し祝い

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変なタイトルになっちゃいましたが、「コシキ倒しのお祝いをつつましやかに執り行いました」っていう意味です(笑)。本当のお祝いは社員と一緒に蔵でやるつもりですが、とりあえずは息抜き的にでも、仕込みが終わったってことを自分の身体に知らしめないとなりませんから、我がホームグラウンドの越百に顔を出しました。

自分の身体に知らしめるっていうのは、いつまでもダラダラと仕込みが続いているような気分でいると、夜もぐっすり眠れないでしょうし、朝も早くから飛び起きるような習慣が抜けてくれないからです。いつまでもそんな身体でいるとメンテナンスもできませんから、「おわったんだぞ!」ってことを叩き込むためにお酒の力が必要なわけです(笑)。

越百のカウンターは相変わらず顔見知りで一杯で、みんな他に行くとこないんかいと思わざるを得ませんが、そういう私もそのうちのひとりですから、目くそ鼻くそを笑うの世界でしょう(笑)。越百の後はお決まりのBar・Arikaになだれ込んで、もうちょっと身体に知らしめてから女房と仲良く歩いて帰りましたとさ。

ちなみにですが、『越百』は居酒屋の名前で、私が駒ケ根に帰ってきて以来、30年近くにわたって通い続けている我が屋です。『えつひゃく』と読むんじゃなくて、『こすも』と読みます。中央アルプスに越百山(こすもやま)っていうのがあって、百の峰々を超えないとたどり着けない素人御法度の山の名前です。

もうひとつちなみにですが、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。『コシキ倒し』っていうのは、造り酒屋で仕込みが終わった時のことを指す言葉です。仕込みに使う大型蒸し器をコシキと言って、それをもう使わないから倒して洗って仕舞うことを表現しています。お酒造りのひとつの大きな節目ってことになりますね。

もうひとつちなみにですが(汗)、写真の鶴の無濾過生原酒のレッテルに妙なテープが張り付けてありますが、これは別の無濾過生原酒と区別するためで、このビンは昨年の商品をどこぞの酒屋さんの冷蔵庫から買い漁ってきたものらしくて、一年物ってことが分かるように張ってあるんだとか。生酒の一年物ですが、鶴は熟成させるとまた美味しくなるみたいですから、どこぞの酒屋さんに残っていたら是非どーぞ!!!


□□□ まだまだ朝は早くに目が覚めます □□□
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