専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

本番本番本番

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ようやく、この本番シリーズも終わりになります。今日で2本目の純米大吟醸も上槽を迎えて、明日搾り終えれば今年の吟醸月間のメイン業務は終了ってことになります。まだまだ、オリ引きとか火入れとかの作業は残ってはいますが、まぁここまでくればほぼ肩の荷が下りたと言ってもいいでしょう。

仕込みから上槽まで、ここまで気を張っていたことも珍しいんじゃないかと思える程でしたから、後はしばらく腑抜けているかもしれません(笑)。と言っても、残る仕込みはあと1週間しかないんですよね。今年は例年よりも早く上がれる予定ですが、売れてるお蔵さんはそんなこと言ってるわきゃないんですから、そんなに自慢できる話じゃありません(汗)。

さて、この袋吊りの上槽でこんなに気疲れしたひとつの理由が、『袋が破けんじゃねーか』症候群にかかっていたことです。数日前に、酒袋に水を入れて実験した写真をアップしましたが、その後にもろみも入れて実験してみたんですけど、ナントその時に実験で使った酒袋の底の縫い目が破れて上手くいかなかったんですよね(汗)。

酒袋は100枚くらい準備してあって、その中のたまたま手にした1枚がそんな状況になっちゃったもんだから、もしかしたら長生社にある酒袋は全て古くなっちゃっていて、袋吊りに使える強度がないんじゃないのかっていう恐怖感があったんです。私が入社する前から使っている酒袋ですから、もう30年以上は使っているはず(汗)。

結果的には、本番では1枚も破けることなく普通に使えたんですけどね。そんじゃ最初の1枚がたまたま100分の1の確率で不良品を手にしたのかってことになるんですけど、「そんな事ってあるかー?」と思う反面、神様が「最後まで気を抜くんじゃねーぞ」と忠告してくれたのかもしれないと、運の強さを自覚した本番でした(笑)。


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