専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

師走

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明日から師走だなんて信じられません(汗)。今年も、もう残すところひと月になっちゃって、やらなきゃいけないこと山積みのはずなのに、蔵が始まっている上にあとひと月しかないなんて状況は、信じられないというよりも、信じたくないというか、見て見ぬふりというか、酒でも飲んで忘れちゃいたい気分です(笑)。

普通の働き方だったら、残りもうひと月だなんて頃になったら、今年の総まとめをしようとか、来年に向けての準備を始めようっていう気分になるんじゃないかと、そういう気分になれない私とすれば勝手に想像しているんですけど、案外そんなこと考える以前に年末の掃除とかに追われておしまいなのかもしれませんね(笑)。

日本酒業界とすれば、年末年始は一番のかき入れ時ですから、アルバイトを雇って、トラックを借りて、いつもの2倍も3倍も売って歩かなくっちゃいけませんが、泣き言言うようで申し訳ありませんけど、そんなのは昔の話で、現在の年末は昔に比べたら本当に静かなもんです(汗)。

かつては、ただでさえ忙しい年末に、更にリベートを多めに出したりなんかして、余計に忙しさに輪がかかったような状態になってたわけですけど、街の普通の酒販店さんにだって一度に100ケースとか200ケースとか運んだもんです。正月明けてから、何ヶ月分も在庫になってたってことでしょうね。

単にケースっていいますけど、今のような一升瓶6本入りじゃなくって10本入りの木箱でしたから、そりゃすさまじい勢いに売れてたってことですよね。そういういい時代を知っている私とすれば、あの頃に戻ってみたくもあり、そんなに忙しいのも大変だと思ったりもしてなかなかに複雑ではあります(笑)。

写真は中央アルプスのアップですが、これから配達が忙しくなる師走の間くらいは、あんまり雪が降らないように神様にお願いしたいですね。でも、これだけ見ればどこぞの有名な世界のアルプスにも匹敵する美しさだと思いませんか?・・・電信柱さえなかったらですが(笑)。


□□□ あっという間にお正月でしょう(汗) □□□
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創業年(つづき)

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数日前に、長生社の設立について記事にしたところ、創業の裏付けとなっている私のひいひい爺さんが書いた製造の帳面を見たいとまっちーさんからリクエストがありました。先日、全く関係のない資料を探していてちょうど傍にあったもんだから、ネタにしようと写真に撮っておきましたよ(笑)。

まっちーさんは見たことがないとコメントしてくれてましたが、たぶんずっと以前にこれと同じような写真をここにアップしたことがあると思います。一体いつのことだかはとんと覚えがありませんが、10年間もブログ書いてりゃいつだったか探すのも億劫で、検索とかかけてみようっていう気にはなりませんでした(笑)。

私のひいひい爺さんの名前が『北原久次郎』です。当時、『駒ケ根市』はなくって、『上伊那郡赤穂村』だったってことでしょうね。この人が酒造りなんて始めなければ私も酒造りなんてしてないでしょうから、120年以上昔に私の運命を決定づけた、正に我が家の出発点とも考えられる帳面と言ってもいいかもしれません。

『自明治拾六年』とあって、確かに明治16年の酒造りから書かれています。最初は7本のもろみを立て、17年は10本、18年は12本と増えていってます。ただ、仕込みサイズがよく分かりませんから、どのくらいの増量なのか定かではありませんが、売り上げ的には上向きだったってことでしょうかね。

途中で仕込みを休んでいる数年もあるようで、もしかしたら別の帳面があるのかもしれませんけど、灘に酒造りの修行に行ったってことが言われてますから、その時には酒造りを休んでいたのかもしれません。とにかく書いてある内容は極々単純で、見開き2ページが1年分ってくらいの情報しか書いてありませんね(笑)。

その頃は今ほど酒税法も厳しくなかったのか、もっと事細かな記載が他にあるのか分かりませんけど、とにかく明治16年には酒を造っていたっていう証拠ですから、我が社の創業年はその年ってことにしてあります。当時の銘柄は『天竜正宗』。造りを失敗してことごとく酢になっても微塵も臆することがなかったという、ひいひい爺さんの魂を今に伝えてくれています。


□□□ 全部酢になったらビビるよなぁふつー □□□
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雨漏り

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大雪が降ったと思ったら、今度は雨がビショビショと降り続くような天気になってますけど、今年の冬は降雨降雪の量が多いなんてこたぁないでしょうねぇ(汗)。ある程度寒いことは歓迎しますけど、雨や雪は要らんのですわ。酒造りのために必要最小限度に寒くて、晴れていてくれるのがベストです(笑)。

雨降りで困るのが・・・こんなの大っぴらには言えないことですけど・・・雨漏りだんがな、雨漏り(汗)。蔵の中じゃないんですけど、脇に増築した部分に雨漏り箇所があるんです。もうずっと以前から漏ってるんですけど、ここのところひどくなってきて、たくさん降った時なんかは、その下で仕事はできません。誰にも言わないでほしいんですけどね(笑)。

それも、3か所もあるんですよね(涙)。そんなの早く直さなくっちゃいけないんですけど、なかなか手が付かずにここまで来ちゃっていて、そんなに決定的じゃなかったっていう面もあるんですけど、最近余計に漏るもんだから、ようやく重い腰を上げつつあるってところです。くれぐれも、誰にも言わないでほしいんですけどね(笑)。

先日、そのうちの1か所をようやく見てもらって、そこはとっても快適になったんですよ。ボイラーの傍に雨水が垂れてきてましたから、これまで雨が降りそうになると、ボイラーに影響がないように雨よけみたいなことをしてしのいでたりして・・・いや、本当に人様には言えないんですけどね(汗)。

もう1か所も素人じゃ直しようもなくって、見積もりを出してもらっているところですが、残りのひとつはもしかしたら自分で直せるんじゃないかと、先日来いろいろやってるんですけど、この雨でどうなるか楽しみにしていたら、やっぱり全然ダメでしたね(涙)。ま、トタンを曲げて突っ込んだだけでしたから、当然と言えば当然なんですけど(笑)。

増築部分って屋根が入り組んでいて、どこから雨水が侵入するか分からないんですよね。雨漏りのする仕事環境なんて本来考えられませんから、こうなったら早いところ修理しちゃおうと思います。降り続く雨を恨めしく思いながらあえてネタにしましたけど、どうか読者の皆様におかれましては他言なさらぬよう(笑)。


□□□ お恥ずかしい話で □□□
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天井拭き

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今日の写真は、長生社の蔵の酒母室の天井なんですけど、この2日間くらいこの天井を拭き掃除していて、なかなかに大変な仕事ですがようやく終わったようなので、きれいな所を写真に収めてみました(笑)。拭いたからってピカピカになるもんじゃありませんけど、それでもなんとなく輝いているように見えるのは私だけでしょうか。

天井拭きっていうのは、ずっと上を向きながらの作業ですから大変なんですよね(汗)。腕が疲れるし、肩も凝るし、ホコリは目に入るし(笑)。昨日の話題じゃありませんけど、今の私の肩じゃとても仕事にはならないでしょうが、そこは頼れる若手が台頭してきている我が蔵の強みで、ドンドンと問題なく進めてもらっていて気分がよろしい。

酒造りの知識がおありの読者の方だったら、「なんで今頃になって酒母室の掃除なんだ?もう造りは始まってるじゃないか?」とおっしゃるでしょう。そうです、本来なら酒母室なんて完全に稼働しているはずですから、天井の拭き掃除なんてそれ以前にやってあるはずで、順番がおかしいじゃないかってことです。

そこまで気が付いても、これが長生社の話だから疑問にならないっていう方はそーとーな鶴フリークでしょう(笑)。うちの蔵のやり方として、最初の数本だけはこことは別の冷蔵庫の中で立てる方法で、気温が下がってきたら本来の酒母室に場所を移動して続けるっていう面倒臭いことをやってるんですよね。

言うなれば酒母室が2つあるようなもんなんですけど、造り始めっていうのは気温が高くて酒母も造りにくいもんだから、冷蔵庫の中のような安定して涼しい場所がいいんですよね。もちろん、そのためにその冷蔵庫も徹底的に掃除して、当然天井も同じように拭いて消毒して準備したんですよ。

いいお酒を仕込むための努力ですけど、「だったら本来の酒母室を冷蔵庫化すりゃいいじゃん」って話になりますが、「お金があったらいくらでもやりまっせ」って言い訳ですから、今のところ既存の設備内でできるようにやるしかありません(汗)。儲かったらいくらでも改築しますけど、儲からないんだから努力でカバーするしかないでしょうな(笑)。


□□□ この努力にワンクリック! □□□
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たすき掛け

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毎週、主治医である鍼灸師E君のところで施術をしてもらってますが、今年はこれまでよりことのほか肩の具合が悪いんだそうで、飛び上がるほど痛い針を打ってくれてます(涙)。やっぱり、ちょっと調子が悪いところに打つ針と、とても悪いところに打つ針じゃ、感じ方が天と地ほども違うんですよね。

調子が悪いなんてことは人から言われなくてもよーく分かってました。仕込みが始まった直後は、例年に比べて痛みのレベルが違い過ぎて、こりゃいったいどーしたことかと思ってましたけど、しばらく動かしているうちにちょっとは慣れてきて、今では肩の可動範囲がそれなりに広がりつつあります(笑)。

ちょっとした腕の向きによって、何でもなく使えたり、ギクッとして物を落としそうになったりして肩の反応は一定じゃないんですけど、総じて仕事に差し支えているのは事実であって、「そんなに痛くて仕事になってんのか?」っていう皆さんの疑念には、「そんなに仕事してないから大丈夫です!」と答えておきましょう(笑)。

ま、冗談はさておき、スタートからそんなんじゃ先が思いやられますけど、少しずつケアをしながら、私が動けなくなった将来のことを想像しながら仕事の配分をシフトしていかなくっちゃと思ってます。私が肩を動かさなくても済むようになるまでには相当な時間が必要でしょうが、楽ができるとなれば頑張るしかありません(笑)。

今日、E君から教わったのは、仕事中にたすき掛けをしてろってことです。ちょっと太めの紐で着物の上からたすき掛けをしているだけで、肩や肩甲骨まわりの不具合が和らぐ場合があるんだそうで、きつ過ぎず、ゆる過ぎずで付けっ放しにしておけばいいんだそうです。効くのかどうか甚だ疑問ではありますが・・・。

そんな事だけで痛いのが取れるんならと、このブログを書いている今もたすき掛けしてるんですけど、効果のほどはよく分からんですな(汗)。東洋医学は時として理屈じゃ割り切れないような事を言いますけど、E君が言うなら信じるしかありません。今後、このたすき掛けの話題がこのブログに登場しなければ、効果は薄かったとご判断くださいね(笑)。


□□□ 定位置に戻りました □□□
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大雪小雪

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よー降りましたなぁ・・・こんなに最初から降らんでもよろしいがな・・・長野県は20センチだなんて予想でおましたけど、そんなことあらへんやろと高をくくってましたんや・・・そしたら、あんさん、10センチくらいは積もりましたでぇ・・・っと、ビックリして不慣れな大阪弁になっちゃうほどの雪でした(笑)。

山沿いではもっと積もったでしょうし、これが更に真冬の寒い時期だったら、それなりに溶けずに残って大変だったかもしれません。つい数日前までは、気温が下がらなくて造りもやりづらいと思ってましたが、昨日の晩にグッと寒くなったと思って、今朝になったら一面の雪景色でしたね。

さすがに天気予報が大騒ぎしていただけのことはあって、しっかりと降ったって感じです。あまりにいきなりの大雪だったもんだから、しばらく振りに見る季節の使者にもほとんど感慨がなくって、「ついに冬が来たんだなぁ」っていうよりも、季節感が倒錯して「今って何月?」みたいな変な気分でしたよ(汗)。

まぁ、大雪って言うには小雪だったんですけど(笑)、雪がちらつくみたいな日を何日か経て、しかる後にしっかりと降るっていう手順を踏んでもらわないと、いきなりこれじゃぁ、まだ冬タイヤに変えてない人も、まだ雪靴を準備してない人も、まだももひきをはいてない人も、心の準備が整いません(汗)。

ただ、お酒造りに関して言えば、寒い方がいろいろとやり易いことが多くて助かりますね。蒸したお米を冷やすのも、麹を乾かすのも、もろみの温度管理も寒い方がいいんです。だから冬にお酒を仕込むんですけど、これまでの温かさが続いて暖冬だなんてことにならないように心の中で祈ってはいましたが、こんなに降らんでもよろしいがな(笑)。


□□□ そろそろ定位置に戻りますかね □□□
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ヘタウマ字

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最近、女房のうるさいのが、年賀状についてなんである。どうやら、市販の安い年賀状ソフトを使って、写真を撮ってデザインを決めて配置してなんてやってるみたいなんですけど、彼女は会社の年賀状も作らなくっちゃならなくて、頭の中がパニクってる様子(笑)。こっちにとばっちりが来ないように祈る毎日(汗)。

でも、今はパソコンで何でもできちゃうから本当に楽ですよね。その反面、手書きのものに比べれば有難味が薄い賀状ってことなんでしょうけど、写真やら絵やら文字を一回決めちゃえば、あとはプリンターがいくらでも枚数を書いてくれますし、あて名書きだって差し込み印刷を使えば、あっという間に全員分綺麗に清書してくれます。

年賀状くらい直筆でと思わないでもありませんが、酒屋は年末が一年で一番忙しいってことと、どう取り繕っても下手にしか見えない自分の字を、社用も含めて人様にお見せするのがはばかられるっていう極々一般的な言い訳をして自分を納得させてます(笑)。んじゃ、字が上手だったら書くんかいって話ですが・・・(汗)。

下手くそな字への対処法として、いろんなところで見かける『ヘタウマ字』と言えばいいのか、習字の基本をチョット無視して独自の味を前面に出したタイプの字体を採用してみたらどうかと考えたことがあるんですけど、いざ実際に書こうとすると簡単じゃなくって、ヘタウマどころかヘタヘタ字になっちゃって、とても読めたもんじゃない代物に相成りました(涙)。

やっぱり、ああいうのもある程度センスがあって、そのうえで多少は練習しないと書けないんじゃないですかね。写真は、西新宿の『焼鳥けいじ』さんのメニューですが、誰にでも読んでもらえるヘタウマ字は実は難しいわけで、整っていなくてもいいんだからなんて安直に考えるとダメでしょう・・・っていうことで、やっぱり年賀状はパソコンにお願いするっていう結論に変わりはないようです(笑)。


□□□ そろそろ飲み助さんが上がってくるかな □□□
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創業年

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ある書類を書いていたら、会社の設立に関して書かなくっちゃならない項目があって、そのひとつに創業年月日ってのがあったんです。大正9年ってことは分かってるんですけど、年月日まで聞かれると、そんなこと全く知らなかったってことに気付かされて、金庫の奥から古い創業当時の書類を引っ張り出してみました。

新米社長さんは知らないことばかりでお恥ずかしいんですけど、定款だとか、株の配分だとか、設立総会議事録とか、何とも古めかしいことばかりがつづられている分厚い1冊の帳面があって、そこに全て書かれてましたね。こういうものがあることは知ってましたけど、ちょっとその気になって中をのぞいたのは今回で何度目かっていうくらいですね(汗)。

設立は大正9年2月27日なんだそうで、どうしてこんなに中途半端な日なのか、2月末日なら28日だし、うるう年の時には29日になるからそれを嫌ったのか、それとも私の知らない何か常道とか掟があるのか・・・ま、いずれにしても、その日だってことが分かりましたから、今後は心配しなくていいでしょう(笑)。

『酒造株式会社長生社』としては大正9年(1920年)ですが、私のひいひい爺さんが酒造りを始めたのはそれよりもずっと前の明治16年(1883年)ってことになってますから、どっちのことを書いた方がいいのか迷いましたけど、とりあえず長生社の情報として大正9年にしておきました。

創業は明治16年って公表してますが、本当にその年だったかどうかはあまり定かじゃないんです(汗)。ひいひい爺さんが書いて、いまだに現存している酒の仕込み帳の一番古いのが明治16年なんですよね。もしかしたら、それ以前にも造ってたのかもしれないんですけど、ウソにならないように16年にしてあります(笑)。

さすがにその頃は株式会社でもなかったでしょうし、当時『田沢酒店』と称していた会社については何も残ってはいませんが、お酒の仕込み帳だけはしっかりと残っていて、厚手の和紙に書かれた墨の筆致は若かれし頃の爺さんの面影を感じさせてくれます。どんな時代で、どんな志で、どんな酒を造っていたのか、我が家のこととはいえ、大いにロマンですなぁ(笑)。


□□□ ランキング1位もロマンです □□□
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ネタ探し

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ヤバイね。ネタ切れですな(汗)。「さてブログを書こう」と思った時に、何も書くことがないっていうのが一番困ることなんですけど、とりあえず何でも記事にできる能力(?)をこの10年間で培ってきた私にとっては、そんなことはこれっぽっちも問題にはならなくて、「どっからでもかかってきなさい」の精神で乗り切ることができます(笑)。

いつかも書きましたけど、本当は蔵の中でやってる仕事のことを書けばいくらでもネタなんてあるはずなんですよね。でも、その仕事に追われている当人にとっては、あえてそれをネタにすることは、せっかくのリラックスタイムであるこのブログの執筆時間にまで仕事を持ち込む気分になって、あまり乗り気じゃないっていう側面があるわけです(汗)。

一方、ブログの読者の皆さんからすれば、お酒造りに関する話題をお望みの方もおられるかもしれません。私も初期の頃はとーっても一生懸命にお酒造りネタを書いたもんですが、もう常連読者しかおられないような現状において、お酒造りネタは「またかー」感が強いんじゃないかと勘ぐってる部分もあります(笑)。

ま、それでも、酒蔵ブログであることが本道ですから、酒造りネタをこれからもなるべく取り入れようとは思ってます。日本酒のことをよく知ってもらってファンになってもらえれば本望ですから、そのための努力だと思って頑張りましょう。常連の皆様は、例えば毎年の煎餅ネタも「飽きた」とか言わないようーに(笑)。

今、思い出しましたが、ここのところブログランキングが1位になっていて、これは「もう飽きた」とか言いながらも応援クリックを欠かさない皆様のおかげですが(笑)、それなりに高得点になってますね。1位にいるだけで初めての方にご覧いただける場合もあってラッキーな状況ですから、こういう時にはちゃんと酒蔵情報を発信しなくっちゃならないんですけどね(汗)。

造りが軌道に乗って、精神状態が安定するまでは、こんなフラフラブログが続くかもしれませんけど、これも付き合いだと思ってブログランキングをクリックしながら、温かいまなざしで見守ってくださいね・・・って、こんなことで記事1本かけるんだから、やっぱりこれは能力だと思うんだいねぇ(笑)。


□□□ いいふーふ(1122)の日ってのもネタになったなぁ □□□
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京都旅行

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先日、京都にちょっと旅行に行ってきたんです。もう紅葉が真っ盛りの時期で、いろんな寺院を回って見たんですけど、それはそれはどこもきれいでしたよ。こんな時期の京都なんてこれまで散策したことなんてありませんでしたが、いやー、こういう余裕がないと人間あきまへんなぁ・・・

・・・『うっそぴょーん!!!』とか言うと思ったでしょ(笑)・・・酒造りが始まったばかりのこの時期に蔵を離れて、それも隣の市までとかいうんならいざ知らず、京都までなんて行けるはずがない・・・私のことをある程度ご存じの読者なら、そのくらいのことは当然お考えになるでしょうけどね。

けど、もしかしてもしかしたら、何か特別な用件で京都まで出掛けざるを得なくなって、本当は観光しに行ったわけじゃないんだろうけど、お寺の紅葉の写真かなんか載せて本当の要件については煙に巻こうっていう算段じゃないか・・・そこまでお考えになったあなたは、相当このブログを読み込んでらっしゃるのかもしれません。

それとも、そういえばブロ友まっちーさんがどこかに旅行に行ってるなんてコメントを入れてたから、まっちーさんの写真を自分が撮ったかのように見せかけてるのかもしれない・・・ここまで読んだあなたは、相当な常連読者さんです(笑)。日々このブログをお読みいただくことで、私の行動が手に取るように分かるようになっておられますな。

で、正解は、うっそぴょーんってことで、この写真はまっちーさんが送ってきてくれたものです(笑笑笑)。仕事が忙しくなってる私に、ご自分の旅行の写真なんてと気を使っていただきましたけど、私とするといいものを見せてもらって、プチ観光旅行気分にほんの少しだけ浸ることができてうれしかったですよ。

今日のブログはちょっとした現実逃避ってことで、こんなに実のない記事で申し訳ありませんけど、きっと紅葉の京都なんてこんな仕事をしている限り見ることはできないでしょうから、なんとなくなり切ってみて気持ちをリフレッシュさせてみました。秋の京都の画像なんていくらでも探せますが、知った人が撮った写真だと思うと、また趣きが違うんですよねぇ(笑)。


□□□ いつまで1位? □□□
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屋根修理(つづきのつづき)

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「上ってもいいの?」って聞いたら、「いいぜ」ってことだったもんだから、今回蔵の脇に立たった足場に上ってみましたよ、サンダルで(笑)。本当にしっかりとした足場で、慣れないもんだからちょっと怖かったですけど、全然揺れるようなこともなく、眺めのいい景色と共にプロの仕事を垣間見たような気分になりました。

こんなに狭い場所に、上手い具合に障害物をよけながら、それなりの強度で、こんなに高くまで骨組みだけを積み立てる技術がどれ程のものなのか見当もつきませんが、ま、私にゃできんでしょうな(笑)。地面からブロックみたいに組み立てていくそうですが、プロは半日くらいでのこのくらいの足場は作っちゃうんだとか。

お金のことを考えなきゃ悠長に見学できたでしょうけど、「これだけしっかりした足場を組んだらいくらかかるんだろう?」と、社長サイドの頭になって上ってましたから、全面的に気分が良かったわけでもありません(笑)。どーせやんなくっちゃならなかったんですから、そんな事考えても仕方ないんですけどね。

良かったのは、ちゃんと保険に入ってたってことです。どのような損害まで見てくれるのか詳しくは分かりませんが、これまでも保険適用してもらったこともありますから、全額出費ってことにはならなくて済むはずです。建物自体には査定額なんてないんでしょうけど、どんなふうに計算してくれるのか興味がありますね。

ちょっと上の写真を見ていただくと、雨どいが少し新しい感じなのがお分かりでしょうか。かなり前になりますけど、駒ケ根に100年に1度のような大雪が降って雨どいが落ちちゃった時に保険で直してもらったんですよね。私が記憶する限り、あの時にも蔵の脇に足場が組まれてたはずです。冬の間のことは、よく覚えてないんですけどね(笑)。

古い建物ゆえに、保険等で備えておくことは大切でしょう。これまで加入していたものをそのまま引き継いでいるだけですが、本当はもうちょっと勉強しておかなくっちゃならないかもしれません。そんなこと考えなくてもいいように、駒ケ根市の歴史的建造物かなんかに指定してもらって、維持費を全部持ってもらうとか・・・ゆーことはできんでしょうなぁ(笑)。


□□□ まだ1位? □□□
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屋根修理(つづき)

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さて、足場を組まないといけないくらいの高さってどんなもんかご覧いただきましょう。昨日の写真だと屋根の広さが実感できないと思うんですけど、こうやって全体からご覧いただければ、長生社の蔵もそれなりにデッカイ建造物だってことが一目瞭然で確認していただけるんじゃないですかね。

足場が組んである蔵の隅の屋根がめくれ上がっちゃったんですけど、はしごなんて到底かけられませんし、屋根の上からアクセスするのも危険過ぎる高さだってことがお分かりでしょう。実際に屋根には上ってみたんですけど、怖くてとても端の方に近寄る気にはなりませんでしたね(汗)。屋根から転げ落ちて命を落としたなんてカッコ悪いですもんねぇ(笑)。

そんな風に壊れてるってことが分かって、すぐにでも修理したかったんですけど、この足場を作ってもらうのに数日を要しちゃって、その間は強い北風が吹かないようにただひたすら祈ってましたね(汗)。簡単にできるものならいざ知らず、素人仕事の足場じゃ危なくて上る気にもならないでしょうしね。

これはやっぱり専門の足場屋さん(?)みたいな業者に頼んだんだそうで、直接お願いした大工さんも自分じゃ立てられないってことのようでした。足場から落ちたっていうんなら自分の責任でしょうが、足場が倒れたなんてことになればとんでもない事故につながりかねません。すぐ脇が公道ですから尚更ですよね。

とりあえず、足場を組んだ翌日にはちゃんと修理をしてもらって、今ではどこがおかしかったのか分からないくらいですが、私も30年近くこの会社にいて、蔵の脇に足場を組んだのを見たのは2回目です。意外に大きな建物で、相当に古いわけですから、外装部分に何かあったらどうしても足場が必要になるでしょうね。

「せっかく足場をここまで組んだんだから、白壁でも塗り直したらどうだい」と大工さんに言われましたが、「無料でやってくれるんならお願いするけど」と返しておきました(笑)。確かに、せっかくここまで作ったのを屋根の修理だけやってまた壊すなんてちょっともったいない気もしますけど、何をするにもお金がかかるしねぇ(涙)。


□□□ どーしてこんなにポイントが高いの? □□□
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屋根修理

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1週間ほど前のこと、近所のおじさんが買い物帰りにスーパーの袋を下げたままで長生社の事務所に入ってきて言うことに、「蔵の屋根のトタンが風でめくれとるぞ!飛んでいって誰かに当たったりしたら大変だから、早く修理せにゃあ!」・・・慌てて行って見てみると、確かに風にあおられてトタンがバタバタと1メートルくらいは舞い上がってたでしょうか(汗)。

その日は北風が強くて、それでも突風って程でもなかったんですけど、どうやら何かの拍子に蔵のトタン屋根の弱っている箇所がめくられちゃったんだと思います。それまで、そんな症状は見当たりませんでしたから、きっとこの日の出来事なんでしょう。以前からそうだったっていう認識は全くありませんでしたしね(汗)。

長生社の仕込蔵は東西に長い長方形で、その北東の隅の部分になるんですけど、結構な高さがありますから、どのような大きさにしろ何かが落ちて、すぐわきを通る道の通行人にでも当たったら大変なことになるってことは明らかです。私も、こりゃ早いところ手を打たにゃならんと慌てたんですけどね(汗)。

もう、辺りが暗くなってきているような時間でしたから、その日のうちに何とかするってわけにもいかなくて、それでも馴染みの建築屋さんに電話して翌日見てもらったんです。とにかくバタつきを押さえて危険のないようにすることが先決ってことで、すぐに準備にかかってもらったんですけど、実際の施工までにはそれなりに時間がかかっちゃいましたね。

問題は蔵の高さで、ちょっとはしごをかけてってわけにはいかなくて、結局足場を組むことになったもんだから時間と費用がかさむことに(涙)。上の写真は、その足場の上からのものですが、手前部分が大きくめくれ上がってたってことで、新しく屋根の頂上から細長い木が1本打ち付けられている様子がお分かりかと思います・・・まだ書くこともありますから、明日に続きますね。


□□□ 突然1位になってました! □□□
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順調入荷

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今年の地元産美山錦の入荷は、すこぶる順調です。まずは造り始めに間に合うかっていうところからして、例年だとすったもんだした挙句に結局間に合わないなんてことになってたんですけど(涙)、ブログでもご報告した通り、今年はちゃんと間に合わせてくれて滑り出しからして良かったんですよね。

ただ、最初のロットだけチョットだけ間に合わせてくれるっていうような場合もあって、そうなると引き続き同じ美山錦が順調に入ってくるかにも頭を悩ませることになったりします。いったん入荷しだしたらそういうことはほとんどありませんけど、なかなかに思うようにいかないのがお米の流通だったりします(汗)。

今年は、こちらから催促の電話なんか入れないでも、大体こちらの発注表通りに美山錦が運ばれて来て、きっと余計な心配はしなくても済むんじゃないですかね。JA上伊那さんと、県の酒造協同組合の精米工場のご尽力のおかげだと思いますから、改めて特に今年に関しては感謝感謝です。

それでも、単一産地の単一銘柄の酒米しか使わないなんていう酒造会社はそうはありませんから、逆に言えば、注文から配送までこんなに楽な蔵はないはずです(笑)。例えば3種類のお米を使って、それぞれに精米歩合が2種類ずつあったとしたら、それだけだって6種類のお米を使い分けなきゃならないってことですからね。

醸造計画を立ててから、それに間に合うように各種のお米の入荷計画を立てて、酒母立てからもろみの仕込みまで各お米のやり繰りをするなんてすごく大変な事で、今の造りに慣れてしまった私にはもうできないかもしれません(笑)。各お蔵の杜氏さんのご苦労には、ただただ感服するばかりです。

上伊那産美山錦の60%、55%、39%のみを使い分けているだけでも、時として帳面のつじつまが合わなくなることがある私とすれば(汗)、面倒臭いことは抜きにして、ひとつの味を追求することに専心した方がいいのかもしれません(笑)。


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スタート

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仕込みが本格稼働してまだ数日だというのに、もう疲れました(笑)。麹なんて、指折り数えて数回しか造ってないのに、もう疲れました(汗)。走り始めの今だからいろいろと間に合わせなくっちゃで大変な部分もありますが、そんなのはほとんど蔵の若手に押し付けてるってーのに、もう疲れました(涙)。そんなに疲れた疲れた言ってちゃイカンですね(笑)。

自分だけは違うと思ってても、人間は歳を取るんですねぇ・・・遠い目(笑)・・・とか何とか言っても、本当は毎年そんな感じに陥るんですよね。身体が造りのルーチンに慣れてくると回復するんですけど、ダルいとかそんなんじゃなくて、今までより1日の時間がタイトになり過ぎて余裕がないってことなんでしょう。

それでも、若いのが3人いて、下手でも何でも(笑)やることをやっていてくれれば、私自身の疲労はかなり軽減されますね。うれしいことです。人手が少ないと、結局自分で動かなくっちゃならない状況が多くて、右往左往して蔵の中を飛び回っているだけで本当に疲れちゃいますもんね。そんな時に比べれば身体は本当に楽です。

ただやっぱり、私がやらなくっちゃならないこともありますから、全部丸投げできるまでにはまだ相当な期間を要するでしょうけど、それでも、そんな時を夢見て今から着実に若手を育てていこうと思ってます。昔の杜氏さんは、米のふかし具合と麹の仕上りだけ見てればよかったなんて聞きますから、私もその夢に向かって前進あるのみです(笑)。

写真の中央アルプスはちょっと前のもので、今は雪が解けちゃってる状態です。厳しい寒さはあまり歓迎ってわけでもありませんけど、酒造りには寒い方がいいことが多いですから、もうちょっと冬らしくなってくれてもいいかな。例年よりはちょっと暖かいんだけど、それでも毎日ちゃんと冷えてはくれるみたいなワガママな冬がいいですね(笑)。


□□□ 造りを楽しまなくっちゃね □□□
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事務所床

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狙ってました、板物写真3部作(笑)。昨日のネタを書いてる時に、この写真がどこかにあったことに気が付いて、長生社にある板をネタに3部作に仕立て上げようと思い立ちました。1枚1枚の写真じゃ話題にならなくても、3枚揃えばなんかかんか話題を作り上げることもできるってもんです。

で、ラストを飾るこの板はどこのもんかって言うと、長生社の事務所の床なんですよね。今の蔵は大正9年に建てた物ですが、この事務所はかなり新しく、戦後の物のようです。ハッキリとは分かりませんが、何せいろいろをつぎはぎしながら現在に至っていますから、どこをいつ建てたかなんて見当もつかなくなってるんですよね(汗)。

この床、何の気なしに見ちゃえばただの床ですが、釘が一本も見えてないんですよね。どうやら釘無しで張ったものみたいで、見えないところには打ってあったりするのかもしれませんけど、当時の相当に頑固な職人さんが、何が何でも長生社の床は釘が見えないように作るんだと言って仕上げたんだそうです。まぁ、そんなに珍しいもんでもないんでしょうけど、我が社の知られざる歴史の1ページですな(笑)。

そんな話がどこかに文章として残ってるなんてことはなくって、これは長生社にかつて務めてくれていて、街の酒販店として独立したYさんが、私が営業で回っていった時に教えてくれたエピソードなんです。それを聞くまでは全く意に介さずに床を見てましたが、会社に飛んで帰って改めて眺めてみたら、本当に釘がないってことにようやく気付かされましたよ(笑)。

事務所を建てた当時のことを知ってるくらいですから、Yさんはもう相当なお歳ではあるものの、昔の話をしだすとキリがないくらいにいろいろと出てくるんですよね。事務所のどこどこの材木は株主の誰々さんの山から切り出してきたとか、あそこの小屋は何々に使っていたのをみんなで引きずって今の位置に持ってきたとか、古き良き時代のいろんな話が出てきて、私としてもとても楽しく聞かせてもらうんです。

こりゃいつかお話をもっとしっかりと聞く機会を設けて、後世に伝えていかなくっちゃならないかもしれませんね。Yさん世代でまだお元気な関係者はたくさんおられますしね。私も親父も知らないようなイニシエの面白い逸話が出てくるはずです。長生社としてだけでも100年近い歴史があるわけですから、それを彩る話がたくさんあったら楽しいでしょうねぇ。


□□□ 板3部作っていったい・・・(笑) □□□
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前衛写真

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昨日に続いて、今日もハイセンスな前衛写真をご覧ください!これは、壁紙っていう感じじゃありませんが、どこかの写真家が撮ったなんて解説でも付いていれば、何となくそれなりに見えなくもないんじゃないですか(笑)。いったい何の写真なのか分からんっていうのが、大方の読者の皆さんの感想でしょうか?

これねぇ、階段なんですよ、階段。1階の洗い場から2階の物干し場へ外から上っていく階段なんですけど、屋根もなくて雨ざらしですからかなり風化した感じです。その木肌と同系色ではあるものの、現代的なスレートの波板とのコントラストが絶妙(?)で、ひとつのアート作品として高い評価を受けそうです(ウソウソ)。

本当のことを言うと、私も知らない間に撮れてたんですよ、この写真(汗)。知らないうちにスマホのライブラリーに入ってて、気が付かなかったくらいです。自分でそういうつもりで撮ってませんから、私だってこれがどこの写真なんだかしばらく考えちゃいましたね。でも、ちょっとはアートちっくだとは思ってました(笑)。

この写真では切れて写ってないんですけど、実はかなりボロボロの階段で、そろそろ本気で改修を考えなくっちゃいけない時期に来てるんです(汗)。この階段の先にある2階の物干し場も、もう足場板がそこらじゅう歯抜けになってるくらいで、選択を干している時に足でも踏み外さないかと心配してるんですよね。

無料で直せるんならいくらでも発注しますが、世の中はそんなふうにはできてませんから(笑)、いろんな算段を考えて効率的にお金が生きるように考えなくっちゃです。2階の物干し場の下が原料処理をするエリアになってますから、その辺の改革と一緒に直せばいいかもしれないんですけど、改革っていつやんのよって話です(汗)。

マグレで撮れた写真から話が飛びましたが、昨日の写真といい今日のそれといい、古いだけが取り柄の長生社にはいくらでもあるシーンですから、これはボロボロの板ばかりを写して写真集にでもしたらいいかもしれないと半分本気で思ってるんですけど・・・ダメ?(笑)


□□□ ブログ画面では縦に表示されてるのかな? □□□
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写真背景

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何とも薄汚い弊社の板壁の写真ですが(汗)、これを汚いととるか、パソコンの壁紙にしたら実はいい雰囲気なんじゃないかととるかで印象は変わってくる・・・かもしれません(笑)。実際に、これを背景に信濃鶴の商品写真を撮ろうとしている御仁がいるんですけど、傍から見るとこんな壁でもそれなりに見えたりするんですかねぇ・・・。

自社で作っている製品の写真を撮るっていう状況はままあることだと思います。鶴の写真も私もいろいろ撮りましたが、ビンものの写真って光が写り込んじゃって素人には上手く撮れないんですよね(汗)。そんなの気にしないって開き直ればそれで構わないんですけど、ビンの肩あたりにカメラを構えた自分の姿が写ってたりします(笑)。

今回、製品の写真をなぜに撮影しようとしているかって言うと、駒ケ根市のふるさと納税の返礼品として信濃鶴をお使いいただいてるんですけど、そのセット内容を少し変えようって話になって、内容が変わればそのセットの紹介写真も取り直さなくっちゃならないっていう経緯なわけです。

ふるさと納税にご協力いただいている皆さんに駒ケ根の産物を送るとなれば、ぜひとも鶴を召し上がっていただきたいと思って始めたんですけど、意外と引き合いがあって、年末なんかそれなりに発送がありますね。それも大吟醸とかの高級酒も選んでいただけて、我が社とすれば感謝感謝なふるさと納税ではあります。

紹介のホームページ作成をしている関係で、観光協会のNさんが担当してくれてるんですけど、「〇〇大学芸術学部出身の私が言うんだから間違いありません」とたいそうな自身でこの背景を選んでくれました。毎日見ている私にとっては「マジで言ってんのかよー?」と半信半疑ですが、ゲイジツガクブの言うことには逆らえません(笑)。

天気のいい日じゃなくっちゃダメだってことで、いまだに日程が合わずに本撮影会に至っていませんが、そのうちにこの壁が背景の写真が何点かホームページに掲載されることになると思います。案外カッコのいい画像になるかもしれませんが、ゲイジツガクブの写真の腕がいか程かも分かりませんから、期待しないで待っときましょうかね(笑)。


□□□ 先日3位に落ちてましたが・・・ □□□
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トランプ氏

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いやぁ、相当に驚きましたね。皆さんもそうかもしれません。そう、トランプ氏です。このブログは時事ネタ御法度できてますが、これからの世界がひとりの男によって変わるかもしれないんですから、さわりくらいはチョットしゃべってみてもいいでしょう。日本酒の輸出にも影響が出ないとも言えませんしね。

あんなに極端なこと言う人が大統領になんてなるわけがないと、正直思ってました。大統領候補に残ってるっていうだけでも、いったいどうしたことかくらいに考えてましたけど、投票したアメリカ国民の半分はその人物を支持したんですから、もう私が思っているアメリカ人像と実際のそれとは相当にズレてるってことなのかもしれません。

ただ、これまでと180度違った方向転換になるわけじゃないんでしょうし、トランプ氏を推した人達がそんなに極端なことを望んでいるとも思われませんし、革新の大統領としての素地は十分にお持ちなんでしょうから、これからも世界の平和のためのリーダーシップを発揮してもらいたいと切に希望してます。

イギリスのEU離脱もトランプ氏の勝利もどこかに同じような根っこを感じざるを得ませんが 世界を引っ張ってきた良識とか寛容とか協調とかの代名詞のような国の人達の選択が、こうもハッキリとこれまでとは違った結果として世界に提示されると、これからの世界がどの方向に進むのか固唾を飲んで見守らなくっちゃっていう気分ですね。

でも、当初の予想とは裏腹に株価なんて急騰してるみたいですから、案外世の中の人達はしたたかにこの変化を見守っているのかもしれません。ちょっと予想とは違ったってだけで実はいいことがあるのかもしれないと、何となく感じる不透明感が晴れてくるのを待ちたいもんです。

日本に対しての風当たりは強くなりそうな気配ですが、ぜひともアメリカへの輸出が好調な日本酒を毛嫌いなさることがないようにお願いしたいですね。今のところ不安定な材料の方が多いような気もしますし、日本酒業界とは少し離れたアメリカでのことでもありますから、しばらくは静観の構えってところでしょうかねぇ・・・。


□□□ 時事ネタは実は好きだったりして(笑) □□□
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ポッキー

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本日11月11日はポッキーの日だそうな。図形的に見ても、ポッキーを連想させるにこれ以上の日はないと思いますよね(笑)。私が物心ついた頃にはもう既にあったんですから、いったい何十年前から子供たちを喜ばせてきたのか分かりませんけど、超ロングセラーであることに誰も異議は唱えないでしょう。

発売元のどなたかお偉い方が、「日々のたゆまぬ努力の結果がロングセラーにつながる」旨の名言をどこぞで述べられておられましたが、ポッキーシリーズは全世界で年間数億っていう数が売れてるんだそうで、その言葉の重みを十分に裏付けてなお余りある今現在の営業成績なんだと思わざるを得ませんな。

パッケージにしても、味にしても、売り方にしても、当然昔と同じなんていうハズはなくって、変えるべきは変えてきたからこその現在のはずで、美味しい物さえ作っておけばいつか必ず分かってもらえるなんていう、どこかの石頭な酒蔵経営者に爪の垢でも煎じて飲ませたいと思うのは私だけではないはずです。言われる前に言っとくんだけど(笑)。

あんな細い焼き生地にチョコレートを塗り付けてお菓子にするなんていう発想は、当時とすれば目から鱗のような発明だったかもしれませんよね。持ち手の部分だけにはチョコを塗らないなんて、何とも気が利いてますしね。子供の頃は、チョコのある部分だけが食べたかった記憶がありますよ(笑)。

でも、そんな革新もいつかは陳腐化するわけですし、そのまま放っておいてその独創性が長続きするはずはないんですけど、そこを知恵を絞って長続きさせる努力を怠らなかったっていうことなんでしょうね。きっと、いい時だって悪い時だってあったはずです。でも、今ポッキーの箱を見ても、幼い頃と変わらないトキメキを感じるのはその努力のなせる業なんだと思います。

鶴もいつまでも同じじゃいけないでしょうねぇ。とりあえず売り上げが維持できてればいいやなんて悠長に構えていれば、必ずや下り坂が待っているはずです。本当だったら、売り上げが伸びるっていう経験をいつの日にかしてみたいもんですけど(涙)、水平飛行するだけだって相当の努力が必要で、それを続けることで上昇するチャンスも廻ってくるんだとポッキーを食べながら肝に銘じようと思います(笑)。


□□□ そんじゃどーすんのよって話ですが(汗) □□□
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利き猪口

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どこまで進展してるんだか分かりませんが、駒ケ根のどこぞでこんな利き猪口(ききぢょこ)を作ろうっていうプロジェクトが動いていとかいないとか・・・。今ではいろんな会社でこの手の焼き物も制作してもらえるようで、デザインさえ決まればそれほど垣根の高くない仕事みたいですね。だったら、長生社でやれよって話ですが・・・(汗)。

我が社にも少しはあるんですよ。実際に上の写真の現物は、残り少なくなった信濃鶴の銘入りの猪口ですが、本当に数えるほどしかないんですけどね。1から100まで通し番号が打ってあって、この写真に写った面の反対側にはその番号が入ってるんです。社内で多くの酒を利き酒をするような場合には、その番号が役に立ったりします。

いつ作ったもんだか分からないくらいに古い物で、たとえばそういう猪口が欲しいから譲ってくれないかとか売ってほしいなんていうお話も過去にはあって、それに対応していたために少しずつ減っていったっていう経緯のようですけど、今じゃそんなこともできないくらいに絶滅危惧状態になってます(汗)。

ご存じない読者の皆さんのために若干の解説をすると、この猪口の表面に何が書いてあるかよりも内側が問題で、上の写真の文字と同じ紺色で蛇の目の模様が底に書かれているんです。お酒を注いでみると、その紺色と地の白色のコントラストでお酒の色とか濁りとかの判断がし易くなるっていう機能があるんです。昔から、日本酒業界に伝わる伝統的な酒器なんだと思います。

実際に作るってことになれば、長生社としても一枚かませてもらおうとは思ってはいるんですよね。蔵元グッズの類として多少は売れるかもしれませんけど、気合を入れて用意しておくと案外売れないっていうのがこの世の常ですから(笑)、まぁ程々に常備する程度、あとは実際に蔵の中で使う状況に備えて買っておこうかなと。

各種イベントの際にも蔵元グッズはないのかっていうご要望も多くて、本来だったら長生社で作らなくっちゃならないものですが、もしどこぞの誰かがお作りになるんだったらそれに便乗しようっていう作戦です(笑)。鶴Tシャツもなくなってきたし、前掛けもお問い合わせが多いですし、いろいろ言ってりゃキリがないんですけどねぇ・・・。


□□□ 蔵元グッズの未来はどこへ? □□□
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活性化研修会

お酒の小売店さん達の組合っていうのも世の中には当然のごとく存在して、小売りの免許を持っている長生社も他のお蔵さん達も加盟しているんですけど、今日はその組合の活性化事業ってことで、地元の酒蔵の話を聞こうっていう勉強会が開催されたんです。これは、税務署さんからの補助も出ている事業のようで、ちょっと真面目な会だったんですけどね。

私達の住む伊那谷には8つの蔵があって、今回はそのうちの7蔵がお話しさせていただく機会を得ました。時間的には10分程度ですから、それほど大したお話が出きるわけでもありませんでしたが、相手は酒販店さんですから変な事言って鶴のイメージダウンになっちゃ困りますから、それなりに考えながらお話してきましたよ(笑)。

この歳になったからってわけでもないでしょうけど、自分の蔵が一番とか、他とは違うんだとか、うちはこんなにすごいんだなんていう話はする気にはならなくて、粛々と鶴の考え方をお話しして、どっちかって言うと他のお蔵さんの話を興味深く聞かせていただきましたね。いつも一緒に活動もしてますけど、改めてそんな話をすることもありませんしね。

どこのお蔵さんもそれぞれに特徴があって、みんな頑張ってるなぁって思っちゃいましたね。どういう考え方で、何を大切にして、どんな酒を造っているのか、どのお蔵さんにも耳を傾けるべきものがあるんですよね。上伊那地域のお蔵さんが特に自己主張が強いとも思いませんが、もしかしたら割と個性的なお蔵が揃っているのかもしれません(笑)。

お互いに切磋琢磨して、この地域としてのお酒のあり方を確立して、みんなで伊那谷のお酒をアピールできたら強いかもしれませんね。地元産のお米もたくさん使ってますし、ほとんど同じ水系の水を仕込みに使ってるんですから、どこか似ていてどこか違うお酒なんだと思います。アクの強い連中の酒の飲み比べも面白いでしょう(笑)。

蔵の仕事もありましたから、最後の懇親会には出られませんでしたが、実は明日は明日で造りの方の勉強会が予定されてますから、イヤでもまたみんなとは顔を合わせることになります(笑)。他のお蔵さんから勉強できることはさせてもらって、今期の造りの方向付けもそろそろハッキリさせていかなくっちゃなりませんねぇ。


□□□ 帰ってきてからブログ書くのは大変(汗) □□□
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4部作

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11月3日、4日、7日のこのブログの写真をもう一度ご覧いただければお分かりになるんじゃないかと思いますが、ここ数日の蔵からの風景になっています。実は、夕方に物干し場に上ることがあって、更にはそこから屋根にも上ったりしたもんだから、記念に撮っといたものだったんですけどね。

3日が屋根の上から南方向を、4日が屋根の上から北方向を、7日が物干し場から東方向を・・・とくれば、今日の写真は西方向に決まってんですけど(笑)・・・写したもので、こうなれば4部作にしなくっちゃなりませんから、記事の内容はいざ知らず、今日は残りの一枚をアップしてあります。

ここのところ信州は晴天続きで、紅葉のシーズンとも相まって山がとっても綺麗ですね。きっと、駒ケ根高原には観光のお客さんがたくさんお見えになってるんじゃないですかね。山の頂には冠雪があって、山の麓から里にかけて紅葉で燃えているっていう図は、毎年の事ながら我が故郷の自慢の風景です。

いずれの写真も空が澄んでいますが、そんな時は1日中見ていても飽きないくらいに山も綺麗ですから、今年は観光のお客さんにとっても、それを受け入れる駒ケ根の観光事業者の皆さんにとっても当たり年ってことになるのかもしれません。観光収益って天候に相当左右されるようですから、これもお天道様の恵みのひとつと言えるでしょう(笑)。

ちなみに、写真の左隅に写っている弊社のボイラーの煙突ですが、ここからの風景を写すと必ずどなたかからご指摘を受けるのが、煙突の先に付いている傘が歪んでるってことなんですけど(汗)、これは数年前の強風でそうなっちゃっていて、実は直そうにも直せない事情があってそのままになってるんです。

どういう事情かって言うと、あの煙突の周りの屋根が薄くて、簡単にその傍まで行けないってことなんです(笑)。安普請なもんだから安いトタン張りみたいになっていて、素人がそんな屋根の上に乗ったら、どこかで足を踏み外して下に落ちちゃう可能性があります。雨漏りする場所も出てきましたから、そろそろ何とかしなくっちゃならないんですけどねぇ・・・。


□□□ 何が言いたいブログなんだか(汗) □□□
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ひと休み

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仕込みが始まったと言っても、最初のうちは酒母を立てるだけで、そのうちにもろみがたくさん立たってくるとその管理だけでも大変になってきますけど、今のところその作業もありませんからそれほど仕事量がある状態じゃないんです。とりあえず走り出すことができて、ホッとひと息って感じなんですよね。

始まる前って、とにかく準備作業がいっぱいあるわけで、掃除に選択に消毒にと、ひっきりなしに何かに追われているような気持でやるんですけど、大体全ての準備が終わっていったん走り出すと、追われるようにしてやらなくっちゃならない作業もほとんどなくなってますから、案外手持無沙汰になったりするわけです。

現に、今日も誰かに日曜出勤してもらう必要はなくって、私がチョットだけやっとけばそれで済むくらいの仕事しかありませんから、蔵の中は静かなもんです(笑)。まだ仕上がってない部分でもあれば今日だってやってなくっちゃならないはずですが、それなりにできてますからそういう必要もありません。

走り始める前には基本的にどの部屋もどの道具も準備しておかなくっちゃならないのに、走り出したら仕込みが全開になるまでは意外と余裕ができるのがこの時期なんです。嵐の前の静けさではありますが、仕込みが終了する春先まではもうこんなことはありませんから、思い切りこの精神的余裕を楽しみたいもんです(笑)。

何にもすることがないわけでもありませんから蔵にはいなくっちゃなりませんけど、杜氏部屋の片付けでもして身辺整理しましょうかね。朝こんなにゆっくりとブログが書ける日ももうそんなにはないでしょうけど、目の前に迫った怒涛の日々に恐れおののきながらも、平常心を装って粛々と1日を過ごしましょう(笑)。

写真は、先日撮った夕方の南アルプスです。仙丈ケ岳とその左にチョットだけ頭の見える北岳も初冠雪になったようです。写真だと北岳の方が低く見えますが、富士山に次いで標高の高い山ですから、そこんとこヨロシクです(笑)。


□□□ 明日はもう米洗いがありますけど(汗) □□□
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陣中見舞

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この手の記事は、何か次もねだっているようなことになっちゃいそうで気が引けるんですけど、頂き物、それも蔵で働く私に頂戴した物ってことですから、ご報告も兼ねたネタにしておかなくっちゃっていう義務感もどこかにあって、気が引けながらも楽しく記事にしちゃうブロガー根性丸出しでいっときます(笑)。

このブログのメインコメンテーターのうちのひとりであるZENさんとは、最初にどういうことで知り合いになれたのかもう忘れちゃったくらいですが、今では顔の見えるブロ友であって、年に1回くらいどこかでお会いすることがある間柄です。お住まいである埼玉に営業に行ったら、そんじゃ一緒にご飯食べようかみたいなノリです(笑)。

当然根っからのお酒好きですが、日々の飲み歩きの成果として私なんかより業界の情勢に詳しかったりなんかして、日本酒について私が教わることも多々あったりしますね。家ではいろんな銘柄を飲み比べ、外ではコスパの高い居酒屋さん巡りをして、今日も日本酒のうんちくを蓄積していることでしょう(笑)。

そのZENさんが毎年陣中見舞を送ってくれるんですけど、先日事務所に入ると、見たら延髄反応でウキウキしちゃうアマゾン先生の箱が届けられていて、送り主には彼の名前。これは今年の陣中見舞いだとすぐに分かりましたが、中味はスポーツドリンクの詰め合わせセットが一式。ま、そんなセット商品なんてないんでしょうけどね(笑)。

私が造りの時期に麹室に入ることが多くて汗をかくもんだから、その手のドリンクを飲んでるってことをブログに書いたのを覚えてくれていたんでしょう。これだけで相当楽しめるんじゃないかって種類を送ってくれました。こんなに種類を選ぶだけでも大変でしょうけど、毎年毎年お気遣いいただいて、本当に感謝感謝です。

この陣中見舞いのおかげで脱水症状みたいなのにはならずに済みそうで、仕込み中の楽しみがひとつ増えてまたやる気倍増の岳志ですが、膝が痛い、肩が痛いとハード面では問題を抱えてますから、いろんな面でケアを怠らないようにして造りに臨みたいと思ってます。それでも、このブログでのボヤキもこれから増えてくるんでしょうねぇ・・・(汗)。


□□□ アマゾンの箱を見るとなんだかうれしくなる? □□□
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初出麹

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ようやく、今期初めての麹が仕上がりました。今期は総計で80回くらいは麹を造ることになるかと思うんですけど、いい出来の時もあれば悪いこともあるって日々を繰り返して、喜んだり気落ちしたり首を傾げたりしながら、毎日このカビの一種と顔を突き合わせて生活することになります。

麹の仕上がりにそんなに大きな違いはないものの、同じようにやっても同じようにできないのが生き物相手のモノづくりですから、上手くいったと思えばうれしいし、なんだか思うような出来じゃないって時には面白くなくて、それは自分のせいじゃなくって、道具の調子が悪かったとか蔵の若手のせいにして気を紛らわすわけです(ウソウソ)。

第一発目を造った感想としては、どこかひとクセありそうな感じの今年の美山錦ではあります。登熟期に高温だったってことで、俗に言う高温障害的な特徴があるのかもしれませんが、コイツ素直じゃないんじゃないかっていうオーラを若干感じました(汗)。こっちには事前情報も入ってますから、色眼鏡で見ている部分もあるかもしれませんけどね(笑)。

気温が高ければ植物もグングン成長しそうなもんですが、やっぱりその植物に適した環境ってのがあるようで、実りの時期に高温が続くとでんぷん質を形成するアミロペクチンってやつの分子構造がダラダラと長くなっちゃって、それを分解するのに手間取って、結果的に溶解が進まないもろみになるっていう理屈らしいですな(笑)。

そういうことは、お酒の造り手側からすれば、やっぱり実際にお酒にしてみて初めて分かることで、長生社のような小さな蔵では科学的な分析もできませんし、定量的に数値を把握することもできませんけど、それはそのうち自然と分かってくる気がします。後で他の蔵の杜氏さん達と話をして「やっぱりー!」みたいなノリで意気投合したりしてね(笑)。

ま、そんなに疑いの目で見ずに、出来上がった麹のいい香りをかいでいれば、気分はドップリと酒造りモードです。自然が作為なしに作り上げた実りをいただいて、人間の作為でお酒にするわけですけど、この麹造りひとつとっても奥深いものがあって、まだまだ今期の造りも勉強勉強ってところでしょう。


□□□ 麹がホワイトアウトしてます □□□
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生活環境

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イヤー、アブナイ、アブナイ(汗汗汗)。常連読者の方にはお分かりになったかもしれませんが、危うく記事をアップし忘れるところでした。原稿自体は既に書き上げてあったんですけど、投稿するのを忘れたって言うか、なんだか投稿した気分になっちゃってたって言うか、とにかく忘れてました(笑)。

ま、そのくらい生活環境がこの数日で激変したってことなんだと思います。その変化が大きいもんだから、毎日の日課になっているはずのブログのメンテナンスが意識の中から飛んじゃってたんでしょう。今週の月曜日から蔵に泊まり込んでますから、1日の中での時間のやり繰りがまだ上手くいってないんでしょうね(汗)。

そんなこと、この10年間ずっと同じだったハズじゃないかって話ですが、やっぱりその年その年で頭の中の状態も違っているようで、今年は準備にバタバタしなかったものの、その分どこかに余裕ができちゃってて、いざ仕込みが始まってみたら急激に意識レベルが杜氏モードに切り替わったもんだから、まだ頭の中がチグハグなのかもしれません(笑)。

たとえ同じ時間割で生活したとしても、家で寝るのと蔵で寝るのでは全く意識が変わってくるんですよね。家にいればテレビを見たりうたた寝している時間でも、ちょっと蔵の中を見て回ったり帳面を眺めてみたり、その時には忘れちゃってた方が精神衛生的にはいいだろうのに、やっぱり明日の仕込みとかが気になってるんでしょう。

蔵人の休憩室にテレビはあるんですけど、私は蔵ではテレビは見ませんから、麹の手入れとかがなければユーチューブが私の夜の友になります(笑)。それでも、素人編集的な動画をそんなに長い間見てもいられませんし、目も疲れてきちゃいますし、やっぱり冬の間の余裕時間は寝るに限ります(笑)。

とか何とか言って、昨日はユーチューブを見ていてブログのアップを忘れたんですから、蔵の生活にのめり込んでるんだか、まだ慣れてないんだかよく分かりませんけど(笑)、徐々に老体(?)を生活環境の変化に慣らして、今年の造りに臨みたいもんです。


□□□ 今日の写真は蔵の屋根から北方向を望む夕暮れの図 □□□
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初コシキ

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昨日の記事の続きになりますけど、酒米を洗った翌日にはその酒米を蒸すことになります。蒸したお米は麹室(こうじむろ)か酒母タンクかもろみタンクへ仕込むことになりますが、今回はとにかく一番最初の蒸しですから、麹造りの原料とすべく麹室へ運び込みました。何でもそうですけど、最初の一回って新鮮でいいですねぇ(笑)。

本当だったら、蒸し上げているコシキの様子だとか、蒸し上がったお米の様子だとか、お米を担いで階段を上る様子だとかを写真に撮って皆さんにお見せしなくっちゃならないでしょうし、皆さんだってちょっとは酒蔵らしい画像を見てみたいとお考えだと思うんですけど、何にも撮ってないんだな、これが・・・(汗)。

これは、読者の皆さんに対するサービス精神の低下ってわけじゃなくって、今の私にとっては仕事もブログも全てがあったり前のこととして身近にあって、それをやってる時には特別感が何もないもんだから、写真に撮っとかなきゃみたいな気遣いができなくなってるんだと思うんです。熟練読者(?)の方々はそれでもいいかもしれませんけどね(笑)。

とにかく、初コシキは滞りなく蒸し上がって、今年の精米したての上伊那産美山錦を実感することができましたよ。新米のうちの感触ってそのうちなくなっちゃうんですけど、食べるお米と一緒で、収穫したての時の方がサバケの良い麹造りに向いたお米なんじゃないかと思っていて、いい麹ができるような気がしますね。

今回引き込んだお米が二日後には麹になるわけですけど、今年の美山錦の品質を占う初麹ですから、造り始めの新鮮感とも相まってほど良い緊張感の中での作業ができてますね。この張りつめ過ぎない微妙なテンションがずっと維持できるといいんですけど、疲れがたまってくるとなかなかそんなわけにもいかなくて、体調の管理は大きな課題ですね(汗)。

大きな問題もない今年の初コシキでしたけど、あまり無理をすることのない仕事を心掛けて、無理をしなくっちゃならない時には蔵の若手に押し付けて(笑)、体力温存でこの造りを乗り切りたいもんです。ブログも多少手抜きになることがあろうかと思いますけど、どーせ大したこと書いてるわけじゃありませんから大目に見てくださいね!


□□□ 写真は蔵の屋根から南方向を望む夕暮れの図 □□□
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洗いつけ

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今日のタイトルは、自分で書いたのを見て「ケツを洗うことか?」と笑ってしまいましたが、そこはよくご覧いただいて、『ケツ』ではなく『つけ』ですからそこんとこよろしくお願いします(笑)。その年に初めて米を洗うこと、あるいはその日のことを言う業界用語ですが、全国的に通用する用語なのかどうかは定かじゃありません(汗)。

この『つけ』は、『付け』なのか『着け』なのか『漬け』なのか『就け』なのか・・・まぁ、分かんないんですけど(汗)、米洗いを始める日のことを私の周りではこう呼んでいて、「洗いつけいつなの?」とか「洗いつけもう終わった?」とかいうように使います。つまりは、その年の造りが始まったかどうかっていうスタートポイントを指してるわけです。

長生社でもついに洗いつけの日がやって来て、先日も記事にしたように今年は上伊那産の美山錦の新米を最初からフルに使えますからやる気満々で米洗いを始めて、まずまず調子よくスタートが切れたと思います。ちょうど、米を洗った日に酒類総合研究所から、今年の米についての溶解性の予測なんていう発表もされたんですけどね。

米の溶解性なんて一般の皆さんにはあまり必要のない事柄でしょうけど、私達造り酒屋にとっては一番気になるポイントだと言っていいんじゃないですかね。お米の溶け具合によって、お酒の味も、アルコールの収得量も、酒粕の割合も決まってきて、それらをコントロールするために様々に技術を駆使することになるんですよね。

これまでも、そういうデータについては毎年発表がありましたが、全て実測での研究でしたから、そんなデータが公表される頃は私達は自分が使ってるお米については自分自身で検証ができている時期になっていてあまり実用的ではなかったんですけど、今年はいろんな研究の成果で夏の気温やら何やらからある程度の推測ができるようになったってことのようです。

で、結論から言えば「今年の米は溶けにくそうだ」ってことみたい。お米が実る時期に気温が高いとでんぷん質の構造があーなって、こーゆう理由で、そーなるから、どーやら溶けにくそうだっていう話です(笑)。私の耳にも、そういう傾向になるんじゃないかっていう話は、以前から聞こえてきてましたけどね。

まだ最初の麹もできてない段階ですから私としては何とも言えないんですけど、1本もろみを立てる頃には今年の美山錦の感じは分かってくると思います。洗っただけの印象で言えば、ちょっと水の吸いが悪いかなってところですかね。今年のお米に対応しながら、また新たな境地にたどり着けるように、いつも通りに楽しみながら酒造りがしたいですね。


□□□ 蔵への泊まり込みも始まります □□□
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若手

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今年の蔵の陣容は、私以外にベテランの頭(かしら)と若手3人となる予定です。この他にも状況に応じて、蔵以外のセールスやビン詰担当やパートのオジさんなんかも入りますが、基本は5人体制ってことになります。これは例年と同じ人数ってことになって、たぶん可もなく不可もなくってところでいけると思うんですけどね。

5人って言っても、頭は半日もいないくらいになってますし、みんなで休みを取りながらですし、ビン詰の時にはこちらから応援に出たりもしますから、実質は3.5人から4人って感じですかね。昔の様に、蔵で寝泊まりしている蔵人が何人もいるっていう時代じゃありませんから、私以外は全て通いで働いてもらってます。

若手3人っていうのは昨年と同じですが、そのうちの1人はこの10月から働き始めた新人で、すぐには戦力にはならないものの、今後の信濃鶴をしょって立ってくれる社員として育てていくつもりです。あとの2人はそれぞれに数年の経験を経ていますから、徐々にそれなりの働きができるようになっていて、今年は更なる研鑽に努めてもらわなくっちゃなりませんね。

まぁ、指導するのが私なんですから大したことは教えられませんけど(笑)、経験が大きく物を言う職場ですから、とにかく目の前の仕事を懸命にこなして、そこから得るものを身に付けていってもらいたいですね。専門的な最先端の知識も必要ですが、経験工学と言われるほどの酒造りの世界ですから、場数を踏むことが一番の成長につながるんだと思います。

たぶん、この若手3人がしっかりと働けるようになってくれれば、私の仕事は格段に楽になっていくはずです(笑)。数年前までは、とにかく主たる仕事の大きな部分を自分でこなさなくっちゃならないような状況でしたから、もうそれだけでヒーヒー言ってたわけですけど、ここ数年はかなり身体も楽になってきたように思います。

ここまでの仕込み準備に関しても、今年ほど苦労の少ない年は今までなかったくらいで、若手3人でほとんどこなしてくれてましたね。まだまだ経験不足ではありますが、今後の成長によって信濃鶴の品質もまた向上していくはずです。彼らの倍も生きている私としては、今年の3人の成長が楽しみ、楽しみ(笑)。


□□□ 最近ランキングのポイントが高いのはなぜ? □□□
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