専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

雨空

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いくらなんでも、雨降り過ぎである。1週間のうち1日が晴れ、2日が曇り、残る4日が雨に感じちゃうくらいによく降ってくれてます。降らなくても困りますが、こんなに降ってくれなくてもいいでしょう。日照時間も例年の40%程度だなんてニュースで言ってましたけど、農作物にも影響が出るんじゃないですかね。

一番気になるのが稲の刈り取りが進まないことですが、やっぱりこんな風な天候が続くと、田んぼに機械が入れずに刈り取り作業ができなくて、その間に稲は倒れるわ、米質も悪くなるわでいいことはないみたいなんですよね。駒ケ根の田んぼを見回してみても、半分くらい刈り取りが済んだところで全てが止まっちゃってるって印象です。

ま、お米の話はまた日を改めるとして、今日の話題はこんなに雨が降ってても女性達は東京へ向かうっていうお話(笑)。先日の、秋分の日に東京に出かけた時にビックリしたのは、朝早い高速バスに乗ったのに、乗客がいっぱいでバスも増発されて2台出てたってことでした。それもほとんどが女性客だったんですよね。

普通は、バス1台分が満席になればそれで乗車券は売り切れってことになりますが、更に多くの乗客が見込めるってことになれば増便されて2台が出ることがあります。駒ケ根で乗車する時にこの時間は2号車まであるって聞いて、中に乗ったら女性ばかりで、こりゃ休日に東京に買い物にでも行く人が多いんだろうと思ったんですけどね。

途中の双葉サービスエリアでの休憩時間でも、飯田発の便が隣にいましたが、これも2号車までありましたから、どうやら休日の朝便は例外なく増発されてるのかもしれません。平日だったら、仕事に向かうサラリーマン風のオジサン達が多いのに、休日だと車内の様相もガラリと変わってウキウキとショッピングに向かう若い子が多いってことなんでしょう。

この日は東京もドンザカ降りでしたが、楽しいことをしに行くんだからそれもまた良しかな(笑)。心躍ることをしに東京に向かうっていう要素がほとんどなくなってしまったオジサンとすれば、夕方の帰りの便も彼女達と一緒に乗って何が楽しかったんだか聞かせてもらいたい気分で車内を見回してたんですけどね。


□□□ 土日もそんな感じです □□□
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お神輿

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今年は、いろいろと出張やら何やらが重なって、地元のお祭りってのに行く機会が全く無くて終わっちゃいましたね(涙)。案外お祭り男な私としては、ちょっと寂しい年だったわけですけど、来年はしっかり見に行こうと今から誓いを立ててます(笑)。駒ケ根だったら、大御食神社(おおみけじんじゃ)と五十鈴神社(いすずじんじゃ)のお祭りは逃せないんですけどねぇ。

その五十鈴神社のお祭りの当日に、昨日記事にした『焼鳥けいじ』さんにお邪魔してたんですけど、板場の中にいるT君もI君も地元のお祭りのことは知っていて、I君なんか駒ケ根に帰ってお祭りに参加するように言われてたみたいですが、新店オープン直後のこの時期にはいくらなんでも無理だって断ったなんて話してました(笑)。

その日、焼鳥けいじさんを後にして、新宿駅に向かって歩いていくと、なんと新宿の街の中でお神輿が踊っているじゃないですか。別に神社があるってわけじゃなさそうでしたが、ちょっとした広場があって、そこに法被姿の人達が集まってお神輿を担いでました。道に出て練ることができないのか、その中だけで行ったり来たりって感じでしたけどね。

期せずしてお神輿に遭遇できて気分が良かったんですけど、一緒にいた義弟によれば、西新宿のこの界隈は新宿の中でも唯一再開発の波に取り残されたような場所で、建っているビルなんかも相当に古いんだそうです。きっと、それと一緒に古くからの人達も残っていて、こういったお祭りも続いているんじゃないんですかね。

西新宿って言っても広いわけですけど、ここは新宿駅の真西よりも地図でいったら上側辺りの場所で、確かに高いビルがあるわけでもないし、私としたら生まれて初めて足を踏み入れたんじゃないかと思いますが(笑)、ちょっと下町っぽいのかもしれません。そこを抜け出ると新宿駅の大ガードがそびえ立ってるって感じでした。

これだけいろんな所に行って、いろんなものを見て、いろんなお店の暖簾をくぐってくると、案外自分が東京通になったんじゃないかと勘違いしますが(笑)、都会都会しないで意外と地元地元した場所があって都心も面白いですよね。私としたら、お神輿も見つつ、お店までの道を忘れないように、振り返り振り返り歩いてたんですけどね。


□□□ 今年見たお神輿はこれだけ(汗) □□□
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焼鳥けいじ

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秋分の日の日本酒イベントは夕方には終わって、帰ってこようと思えばその日のうちに駒ケ根まで帰っても来れたんですけど、もしかしたらイベント終了後に懇親会があるかもしれませんし、こういう時にはホテルは押さえておくんですが、結局この日はそういう会は行われませんでした(汗)。ま、それをいいことに、どーしても営業に回りたいお店が1軒あったもんだから、義理の弟を誘ってお店に直行したんですけどね(笑)。

その営業に回りたいお店っていうのは、酒販店さんじゃなくって居酒屋さんでした。でも、私は居酒屋さんにまで営業に行くってことはまずありません。酒販店さんに誘われたような時じゃないと、どこの飲み屋さんに信濃鶴が置いてくれてあるかなんて、蔵元側じゃほとんど分からないですしね。で、このお店がどうして特別かって言うと、駒ケ根出身の若者が店長で、駒ケ根出身の若者が板長だからなんです。

お店の名前は『焼鳥けいじ』。西新宿の日本有数の繁華街みたいな場所で、駒ケ根の若者が頑張っているとなれば、信濃鶴を扱ってるかどうかなんかさて置いて、応援したくなるのは至極当然の親心(?)じゃないですかね。ネオンバリバリの繁華街じゃありませんが、東京のど真ん中にお店を出したってことで、私としても単に飲みに行ったってわけじゃありません(笑)。

店長を任されているT君は以前から知っていて、彼が所属している会社には信濃鶴も以前お世話になったことがあります。親父さんは駒ケ根市内で居酒屋を営んでおられる、この世界での2世ってことになりますかね。板長のI君は店に行くまでは知らなかったんですけど、駒ケ根で私もお世話になっている方の息子さんで、素性を聞いてビックリポンでした。もうひとり、駒ケ根出身じゃありませんが紅一点のMちゃんがいて、カワイイ女将まで揃ったいいお店でしたよ。

ちょっとレトロ調な造りで、長いカウンターの向こうに焼き場や板場が見える作りのお店で、奥には座敷もあるようでした。メインは焼き鳥ですが、親父さん仕込みのT君が焼く焼き鳥は、お上手じゃなくてどれもとても美味しかったですね。オープンが8月8日でしたから、いいお店がここにあるってことが知られてくれば、きっと常連さんも付いてくれるようになるんじゃないですかね。

せっかく駒ケ根出身者でやるんだからと、お酒も信濃鶴を置いてくれることになって、他の名だたる銘酒に紛れてそれなりに大きな顔をしてメニューに載せてくれてます。使えるものがあればと、昔の前掛けや鶴Tなんかも送ってありますから、自分達の故郷と一緒にしっかりと宣伝してもらえたらうれしいですね。時間があったらフラリと寄りたい店がまたできちゃいましたが、このお店で飲んだら東京にいることを忘れるかもしれません(笑)。


□□□ 『焼鳥けいじ』をよろしくお願いします!!! □□□
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囲む会



昨日のブログでもちょっと触れましたが、秋分の日に合わせてイベントがあって、あまり天気は良くなかった中を東京に行ってきました。たぶん、これが今年の最後の東京営業になると思うんですけど、酒販店さん回りは全て終わってましたから、純粋にそのイベントのためだけに出掛けたような形になりました。一体どれくらい出張したのか分かりませんが、これが最後だと思うと気が楽でしたね(笑)。

今回は、いくつかの蔵元を集めた『蔵元を囲む会』的な催しでした。東京のA酒店さんからお声掛けいただいて参加することになったんですけど、いつもと違うのは、蔵元を集めるのはA酒店さんですが、お客さんを集めるのはあるお酒好きの個人の方だったってことでしょう。つまり、参加者の方達はいつも私的な飲み会に集っている皆さんって感じでした。

そんな会にどんな蔵元さんがお見えになるんだろうと思ってましたが、総勢9蔵が参加されて、たぶんその中では信濃鶴が一番小さい蔵だったんじゃないかと思うくらいに名の知れた皆さんで、私なんか片隅に縮こまってたんですけど、顔見知りの蔵元や、今年蔵見学させていただいたお蔵さん等もいらっしゃって、何とか平常心でした(笑)。

今回のやり方は、蔵元ブースがあってそこにお客さんが集まるって形じゃなくって、お客さん用のテーブルに蔵元が出向いて話をする形にしたいってことだったんですけど、回るべきテーブルが12個もあって結構大変でした(汗)。自分が歩くとなると持って行けるお酒も1種類だけになっちゃいますから、どれを飲んでもらうかも悩ましいところでしたね。

お客さんは、案外コアな方が多かったっていう印象でしたね。利き酒師みたいな資格をお持ちの方も何人かおられましたし、居酒屋の経営者や従業員の方とも名刺交換させていただきました。一般の参加者の中でも、鶴のことを初めて知って気に入ってくれた方もおられましたから、意外と宣伝効果は高かったのかもしれません(笑)。

今回は、会場準備や、飾り付けや、片付け等は全て主催者側でやってくれて、私達蔵元は行くだけっていう感じでしたし、時間も午後の3時間程度とそれほど長くありませんでしたから、他のイベントと比べると身体は楽な方でしたね(笑)。今や日本酒イベントは数が多くなっちゃって、どこまで参加させていただくか迷うところですが、お客さんとの触れ合いは何にも代え難いんですよねぇ。


□□□ 相変わらず準備中の写真です(汗) □□□
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水道水



いろいろとご報告したい話題があるんですけど、緊急事件が発生しましたから、早急に記事にしておきましょう・・・って、このブログの役割は何なのか今更ながら疑問にもなりますが、信濃鶴のこと、駒ヶ根市のこと、私のこと、かんけーないこと(汗)、諸々を楽しくお伝えできればそれでいいっていう開き直りなしにブログは続けられません(笑)。

いやいや、笑ってる場合じゃなくって、
本当に駒ヶ根市にとって大事件一歩手前って感じのハプニングではあったんですよ。何が起こったかって言うと、水道水が使えなくなっちゃった事件だったんです。秋分の日の翌日の金曜日、私は午前中のうちに東京から帰ってきたんですけど、水道水から灯油のような臭いがするって大騒ぎだったんですよね(汗)。

その日の午前中、市役所に問い合わせが相次いだんだそうで、防災放送で異臭がする場合には水道水を飲まないようにって繰り返し放送してました。その時には原因もよく分からなくて、市内のどの範囲に被害が及んでいるのかもハッキリしませんでしたから私達も恐る恐るだったんですけど、長生社は全て井戸水で賄ってますから、とりあえず蔵での心配はなかったんですけどね。

どうやら、市内全域での被害じゃなかったみたいで、私の家も大丈夫だったようですが、水が使えないってことは人間の生活としたら死活問題に近くて、市でも給水車を近隣自治体からも動員して対応していたようです。もし、石油が混じっているとすれば、料理にもお風呂にもウォシュレットにも使えませんから大変なことだったでしょう。

原因は、駒ヶ根高原にある観光ホテルで漏れていた灯油が大雨で川に流れ出したってことのようですが、以外と簡単に取水口が汚染されちゃうってことにビックリしたんですけど、被害がそれ以上に大きくならずに、まぁひと安心ってところでしょうか。病院等でも水が使えなくなったみたいですから、今後は十分に注意しなくっちゃなりませんよね。

個人の家もさることながら、例えば飲食店なんかで営業ができなかったってことになると補償問題も出てきそうですが、こういうことはそのホテルだけの問題じゃなくって、長生社だって汚染源になりうる話ですから、改めて防災意識を高めなくっちゃと思いましたね。我が社の大きな重油のタンクも錆だらけですから、ちょっと考えなくっちゃイカンですな(汗)。


□□□ 写真は防災放送の機械 □□□
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じいさん(おわり)

ここまで書いてきたように、私にとっても信濃鶴にとっても大きな存在だったじいさんでしたし、現在の酒造りの基礎もじいさんによってもたらされてきたものであることに疑いの余地はありませんが、それでも酒造りから離れて早19年が経って、当時のままの感度で現在の酒造りが続いてきたってわけでもありません。

じいさんがいなくなって19年ってことは、私が杜氏役をやるようになって19年ってことですから、私自身だってもうそんなに時が過ぎたのか驚くくらいですが、今から考えると蔵に入って下働きで働いていた最初の8年間の方が、その後の19年間よりも長かったような気がしますね。それだけ得るものも多かったってことなのかもしれません。

その間に、仕込み設備は変わり、蔵人も変わり、何よりも純米しか造らないようになり、考えようによっては大変革を遂げてきて、酒造りの細かい部分はそれなりに進化してきているわけですけど、だけどその精神の部分と言うか、酒造りに対する姿勢は全く変わっていないと思ってるんですよね。

今の普通純米酒に通じる商品も、じいさんが造ったものの中にあったりなんかします。純米規格なんだけどアルコール度数を落として飲みやすくして、値段は普通酒と同じっていう商品がかつての鶴のラインナップの中にありました。たくさん売れる商品でもありませんでしたが、しっかりとした固定客もついて、私の純米蔵の発想の一部をなしてましたね。

かつてよりは圧倒的に蔵人の数は少なくなって、機械で補っている部分がおおいにありますから、今の若い者にどうやってその精神を伝えていくのか、それはもう、今度は私の背中を見てもらうしかありませんが、今自分たちがやっている仕事は過去の偉人の肩の上に乗ったものだってことはしっかりと教えていきたいもんです。

じいさんの話は尽きませんが、あとはその面影を胸に、新しい時代に向かって行くだけです。次なる展開はどうなるのか。何をどう考えるべきなのか。新しい展開に翻弄されることもあるかもしれませんが、命がけで天国への階段を上る後姿を、私は忘れることはないでしょう。


□□□ じいさんシリーズ終了です □□□
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じいさん(その4)

じいさんシリーズも書き始めると止まりませんが、あれほど馬鹿が付くくらいに真面目で、素直で、研究熱心な男は私の人生ではまだ巡り会ってはいなくて、それほどまでに私としても影響を受けた人物だったってことなんだと思います。師と表現するにはあまりに陳腐な気がするんですけど、師のような、親父のような、友人のような、何とも不思議な存在ではありましたね。

私としては、酒造りの技術的なことも十分に教わったものの、それ以上に、仕事に対する情熱というか、命のかけ方を学ばせてもらった気がします。蔵に入ったばかりの頃は、どうしてこの人はこんなにも熱心に酒造りに対峙しているのか、社会人になりたての若造には理解できない不可思議とも言える気迫がじいさんにはあったんですよね。

麹造りを任されるようになっても、吟醸の麹は私には触らせませんでしたが、手伝いは必要になってましたから、私も夜中でも早朝でも一緒に二階の麹室に入るんですけど、吟醸仕込みの最終盤にでもなれば階段を上るのもやっとのことで、よろめきながらもまるで天国への階段を踏みしめるがごとくでした。それでも、「じいさん休んでろよ」と私に言わせない気迫がありましたね。

もう、今年で蔵働きは最後だという年に、じいさんは吟醸麹の半分を私に造らせました。吟醸麹の種付けは最も繊細な作業ですが、自分で半分種を振り、残りは私が振るように言って種切り器を私に手渡して、「もう、これでこんな事もやれん」とホッとしたような寂しいような面もちでつぶやいたのを今でも覚えています。

引退して身体が思うように動かなくなった後も、冬になると酒造りモードに入っちゃうんだと、フミちゃんが笑いながら言ってました。私にも電話をかけてきて、あれやこれや指示を出してくれましたね。50年に渡って酒造りに携わった習慣は、死ぬまで抜けることはなかったようです。28歳で杜氏になったといいますが、酒造りの責任者として命をかけた人生はいつまでも続いていたんでしょう。


□□□ 私が杜氏を引き継いだのが34歳でした □□□
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じいさん(その3)

じいさんとの思い出はたくさんあり過ぎて、特別にここで書くこともできないけど、半年ずつ9年間にわたって寝食を共にしたわけですから、普通の仕事仲間ってよりはお互いのことをよく知ってたはずです。こんな言い方もおかしいかもしれませんが、40近くも歳が離れている親友みたいな間柄だったような気がしますね。

私としては輝かしい職歴を誇る名杜氏への尊敬がありましたし、じいさんから見れば孫みたいなヤツが何とか酒造りを身につけようと頑張っているように見えたでしょう。専務として経営に四苦八苦している様子も、じれったい思いも持ちながら、どこかで応援してやりたい気持ちで見守っていてくれたに違いありません。

ただ、最初からそう見てはくれなかったのも事実でしょう。会社に入った最初の年から蔵に入れられましたが、私の親父とすれば、酒を造れるまでにはならなくても多少なりとも酒造りの事が分かる程度にはなっておいた方がいいっていう判断だったようですし、蔵人達も社長の息子が何をしにくるのかくらいの気持ちで迎え入れてくれてたはずです。

その頃、既に蔵は高齢化してましたから、仕込みやタンク洗いや米担ぎなんかの重労働は一番若い私の仕事でした。吟醸のもろみなんかには触らせてもらえなかったし、麹室の中で何がされているかも全く分かりませんでしたね。こんな事じゃ酒造りなんて勉強できはしないと、半分イジケながら仕事したもんです。

結局、その経験は後になって私の自信につながったんですけど、若い時の苦労は買ってでもしておけってことが理解できたのは、もうじいさんが蔵にいなくなってからのことでしたかね。蔵に入って3年か4年経った頃、私のお袋に「専務はようやく使えるようになってきましたよ」と言っているのを聞いた時には心底嬉しかった。

じいさんが蔵を去る前の数年間は、蔵への泊まり込みは私と2人だけになって、夜の晩酌は差しつ差されつで、昔の酒造りから自分の若い頃の武勇伝まで毎晩聞かされたもんです。同じ話を10回くらいは聞いたかもしれませんが、本当に心を許してくれているのがよく分かりました。そんなこと家族にも話さないんじゃないかって話も聞きましたね。

それと同時に、蔵の仕事もいろいろ任されるようになって、麹造りから帳面付けから出品酒の選定まで、およそ杜氏がすべき仕事は一通り教わることができました。じいさんとしても、技術的なトップシークレットを教える相手として私は都合が良かったかもしれません。私の酒造りはじいさん譲り。信濃鶴の中に今でもじいさんは生きています。


□□□ 頭の固さもじいさん譲りかな □□□
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じいさん(つづき)

いい雰囲気の葬儀なんてないのかもしれないけれど、そんなに悲しいばかりじゃない、旅立つ人を暖かく送り出す気持ちに包まれたお葬式でしたね。新潟のお葬式がそんな感じなのか、年齢的にも病状的にも親族に気持ちの準備があったからなのか、じいさんの人柄によるものなのか、いい最期の時だったと思いました。

式場には1時間ほど前に着いたんですけど、じいさんの奥さんのフミちゃんが出迎えてくれて、ずっと私に付きっ切りで話し込んでましたね。根っからの酒屋もん人生でしたから、自分の亭主が命をかけたお酒のことを一緒に話せるヤツを待っていてくれたようです。「オメエさん来るのを楽しみにしとった」と、話は尽きませんでしたね。

長い間家で介護してたわけですから苦労話が多いんだけど、夜中に突然起き出して麹の温度を見に行こうとしたり、米を洗うように言いつけてみたり、今年の蔵人を集めるんだと仲間に電話したり、全てが酒造りがらみの大ボケだったと2人で大笑いしました。フミちゃんも気丈に振る舞っていたのかもしれないけど、前向きでいられるようで安心しました。

そんなフミちゃんを筆頭に、親族の皆さんも信濃鶴のことをよく知っていて、長生社の社長さんが来たとご挨拶をいただきました。とにかく、冬の酒屋働きが至極当たり前だった地域ですから、お酒造りについても抵抗なく話が弾む方達が多くて、当然赤の他人の葬式じゃないとしても、まるで自分も親族のひとりみたいに感じられましたね。

式も終わって、火葬場での最後のお別れではどうしたってみんな涙声にはなるものの、孫やひ孫まで涙を流している様子を見れば、蔵じゃ厳しいことを言ってたくせに、こっちじゃいい年寄りして好かれてたな、じいさん。最期まで全ての事にやる気を持っていたことが素晴らしいと病院の先生もおっしゃっていたようで、そんな様子をみんなも見てたんでしょう。

いろんな幸せを残して旅立ったはず。親族の皆さんの口からは感謝の言葉ばかり。でも、ここにいる誰とも違う、また別の大きな物を受け継いだのは自分かもしれないと私は思ってました。酒屋バカ一代の生き様を目の当たりにして私が得たものは大きい。市井にも師はいると教わりました。また、向こうでな。じいさん、さらばだ。


□□□ 大きな斎場でした □□□
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じいさん

じいさんが死んだ!・・・分かっちゃいたとは言え、知らせをうけた時にはちょっとした虚脱感だったかな。もう病を患って20年くらいが経って、そんなに病状も良くないことは知ってたから驚きはしなかったものの、大切な人がいなくなった悲しみはやっぱり大きかったな。ちょうどこっちが県の品評会の表彰式に出なくちゃならない日に葬式だなんて、最期の最期までお酒に絡んだ人生だったね。

自分で杜氏役をやる前に、長生社で40年以上にわたって杜氏を勤めてくれていたN杜氏。会社で『じいさん』と言えば彼のこと。新潟の越路町から10月末になるとやってきて、4月の帰郷まで1度も里帰りすることなく、信濃鶴のもろみを守り続けてくれた、実直という言葉がそのまま歩いているような名杜氏だった。御歳90才だから、しっかりと生きられた方かな。

全国金賞6年連続もやった、関東信越国税局の2位も、長野県の主席も取った。もっと昔の、今とは格段に入賞率の低い時代の金賞も受賞してて、伊那谷の他の蔵の経営者達に『歩く金賞』とまで言われたそうな。そんな杜氏も病魔には勝てず、それでも最期はほとんど苦しまずにあっさりとあっちへ旅立ったみたいだね。楽に逝けて良かったな。

悲しいんだけどさ、案外さみしくは感じないな。今の信濃鶴はじいさんの情熱と技術を基本にして造られているけど、技術的な小手先のこともさることながら、じいさんの酒造りにかける情熱を受け継いだのはこのオレしかいないかもしれないよ。その志が今の蔵にも生きているんだとしたら、あんまりうるさいのもかなわんけど、いつまででもそこにいてくれ。台風来てんだぜ。その中を駒ヶ根と長岡の日帰りはキツいけど、ちゃんと会いに行くからな。


□□□ 無事に帰ってきました □□□
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タコパー



毎年のことながら、どーしてこー楽しいのか、気心の知れ合った飲み友達とワイワイやるってことは、それはそれで大切な時間の使い方なんだってことを今回も感じましたね。写真でお分かりの読者もおられるでしょう、恒例の越百(こすも)でのタコ焼きパーティ、通称タコパーが、いつものメンバーを集めて賑々しく開催されました。

ただし、このイベントだけは私にとっては苦労することが多いんです。ご承知のように、このタコパーでタコ焼きを作るのはどこかの誰かじゃなくって私ってことになってます(汗)。何年も前に、我が家でタコ焼き用のプレートを買って、ネットでレシピを探して自分で作ったらとても美味しかったって話を越百でしたら、「そんじゃ、ここで作って!」ってことになって・・・。

あれ以来、もう5年目くらいになるでしょうか、えっちゃんの強引な押し付けでここまで続いてきましたけど(汗)、この会のために買い足したタコ焼きプレートもそれなりに使い込まれて油も染み込んだってことなのか、私の経験値も上がってきたってことなのか、越百でのコンロ等のセッティングにも習熟してきたってことなのか、徐々に失敗作の確率は減ってきましたね(笑)。

もうちょっと本格的なタコ焼き機みたいなのを買えばある程度は楽にいくかもしれないんですけど、家庭用のカセットコンロで使うレベルのタコ焼きプレート2枚で200個からのタコ焼きを焼くのには、やっぱりそれなりの手はずが必要で、最初の何年間かは焼き加減の頃合いを見つけられなくて四苦八苦したもんです(汗)。

今年は最初の1枚からきれいに仕上がって、大失敗はしないですみましたが、とーっても残念なことに、いつも差し入れになる松茸が今年はえらく不作だってことで入荷しなくて、越百名物の松茸タコ焼きが食べられませんでした(涙)。あの松茸たっぷりの松タコの意外な美味しさはここのメンバーしか知らないでしょうけど、ビックリするほど美味しいんですよ。1個いくらになるか分かりませんが(笑)。

その代わり、カウンターの向こうに座ってる連中からの注文がうるさくて、タコの他にエビを入れナンプラー味を付けてパクチーをドッサリ入れたアジアン風、アンチョビとトマトを具にしてチーズとバジルで味付けしたイタリア風を作らされました(笑)。どちらもすぐに焦げ付きますから作り難いんですよね(汗)。4時間作りっぱなしで疲れましたけど、楽しかったからヨシでしょう。


□□□ ひとりで作り切るのは大変です □□□
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鏡割り

金曜日の夕方、就業時間はとうに過ぎて真っ暗になってきた頃、普段はそんなことすることはないのにひとりのお客さんを待つ私。前々から予約を入れてくれてあった商品を取りに来るって約束で、それはどうしてもその日に渡さなくっちゃならない物で、もし来なきゃ帰っちゃおうかってこともできなくて、私は何が何でも彼を待っていなくっちゃなりませんでした。

それは、鶴の2斗樽とお酒20本。なぜどうしてもこの日じゃなくっちゃならなかったかって言うと、翌日のSさんの結婚式に使ってくれるからでした。駒ヶ根で式を挙げるなら直前にお持ちしてもいいんですけど、結婚式の会場は松本市。配達するわけにもいかずに、Sさんが前日に長生社で受け取って、自分で持って行ってくれることになってたんです。

仲睦まじいカップルが長生社に顔を出してくれたのが、もうひと月も前のことになるでしょうか。自分たちの結婚式で鏡割りをしたいんだけど、どうしたらいいかっていうご相談でした。自分達は松本の出身で、結婚式も松本で挙げるんだけど、鏡割りのお酒は自分達が気に入った信濃鶴でやりたいっていう、酒屋冥利に尽きることを言っていただいてうれしかったですね。

お二人は今の職場が駒ヶ根近郊で、こちらに来て鶴のことを知ってくれたらしいんですけど、式も神前で行う和風なお二人は、どうせなら気に入ったお酒で鏡割りをしたいってことで訪ねてきてくれたってわけです。遠くまで樽を送るのはお金もかかるし、なかなか問題も多いんですけど、樽は空のままお酒と別に式場に持ち込んで、定位置に設置してからお酒を必要なだけ入れるのが安全で楽なんですよね。

でも、そうする場合の最大の問題は、鏡割りの準備ができるかどうかなんです。鏡割りって、樽の上面を木槌で叩いて豪快にその板が割れるってイメージでしょうけど、実はそんなに簡単に鏡の板が割れるわきゃないんですよね(汗)。あれは、事前に樽から抜いて割り目を入れて、上にのせてあるだけの状態にしてあるんです。だから、木槌を軽く振り下ろすだけで割れたような雰囲気になるんです(笑)。

お酒が漏れることのないように、樽も事前に熱湯を入れて湿らせておかないとならなかったり、手間のかかることが多いんですけど、その辺を全てSさんには説明してお引き取りいただきました。翌日が結婚式ってことで、どこそこ落ち着かない感じのSさんでしたが、人生の大きな節目を迎える前日の初々しさがうらやましくもあり、これで君も年貢の納め時だと肩を叩いてやりたくもあり・・・(笑)。


□□□ 末永くお幸せに!!! □□□
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肉蕎麦

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なんだかんだ言って、東北営業ブログが続いてきましたが、とりあえず今日でおしまいです。年に一度の東北回りですが、毎年楽しい思い出をいただいてますね。信州からは遠く離れた地ですが、信濃鶴が県外出荷を始めた当初からお世話になっている地域でもあって、私としても思い入れが深いんですよね。

どういうわけだかここは遠い場所だっていう気がしないんです。変な言い方ですけど、馴染み易いっていうか、親しみ易いっていうか、友達になり易いっていうか、何だか昔から来ているような安堵感があるんですよね。ですから、大震災の時には心を痛めましたし、つながりのあった酒販店さん達の無事を確認できると泣けてきたもんです。

なんで緊張せずにいられるか考えてみると、気候風土が似てるからなんじゃないかと思ったりもします。仙台以外は大都会じゃないし(笑)、気温や山並みの風景が信州に似てるんですよね。標高が高い分信州は寒いですが、北に位置している分東北は寒くて、その辺がバランスして同じような気候風土になってるんじゃないですかね。

信州には海の幸はありませんが、やっぱり食べるものが似通っているのは大きいですね。蕎麦も果物も美味しいし、馬肉を食べる風習も同じです。特に蕎麦に関しては、私もいろんな所で食べてきましたが、山形の板蕎麦なんていうのは信州蕎麦以外で美味しいと思える数少ない蕎麦ですね。

写真は板蕎麦じゃありませんけど、山形でいただいた肉蕎麦なるもので、山形ではスタンダードなタイプの物らしいです。肉は鶏肉で、その出汁が効いてますから、蕎麦の味を繊細に楽しむって感じじゃなさそうですが、こういう組み合わせもありなんだと気付かされるくらいに美味しかったですね。

本当は、仙台でもいろいろ夜のお店を飲み歩いて美味しい物を食べたかったですし、常備してくれているような居酒屋さんにはご挨拶に行かなくっちゃいけないんですけど、今回はちょっと時間不足で残念でした。次回の来訪時には、しっかりと時間を作ってサンセールさん達と飲み歩きたいもんです(笑)。


□□□ 東北シリーズ終了です □□□
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来店遭遇

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昨日はどうしてもタイムリーな記事として書かなくっちゃなりませんでしたから、東北営業ブログから外れましたが、もう少しネタが残ってます(笑)。やっぱり遠くまで行くとそれなりにいろんな人との出会いがあって、自分の足で歩いて回るのは大変ですが、そうする価値はあるってことは毎回感じるところですね。

さて、福島のN屋さんでの出会いです。例年のパターンだと、ホテルを仙台にとって、近県の山形や福島の酒販店さんへのご挨拶はそのホテルを起点にして回るようにしてたんです。荷物をホテルに置いて身軽に動けるもんだから、移動に多少のロスがあってもその方が楽なことが多いんですよね。

でも、今回はいろんなやり繰りの中で福島に宿泊することになって、結構遅い時間までN屋さんにお邪魔してたんですけど、夕方のそんな時間には、会社帰りのサラリーマン風のお客さんや、飲食店のご店主風の方や、果ては地元の町内会の配り物まで(笑)、いろんな人達がお店を出入りしていて楽しいですね。

そんな中で、ビジネスバックを抱えたネクタイ姿の男性がご来店。N屋さんは日本酒と焼酎がメインのお店ですが、日本酒のリーチインの前で今夜のお酒でも物色しておられるご様子でした。N屋さんも親しげに話しておいででしたから、たぶん常連のお客さんだろうってことは分かったんですけどね。

話が進む中で、どうやら私がいるってことでN屋さんが信濃鶴をそのお客さんに勧めてくれた模様で、そうなると造ってる本人がここにいますってことになって、私としても自社商品を1本でもお買い上げいただくための営業モードにいきなり入ります。押し売りするつもりはもーとーないんですけど、そういう状況になって鶴を買わないお客さんはまずいませんしね(笑)。

これまでもいくつかの鶴をお飲み下さっている方で、この日はこれまで召し上がったことのなかった特別純米をお買い上げいただきました。ブログも読んでくださってるって話になって、そんじゃ記念に一本記事にしましょうってことになって、久し振りの手タレ写真を撮ったような次第。酒屋の主が勧めて、私がそこにいて、ブログも読んだことがあって・・・ここまで完璧な流れはあまりありませんな(笑)。


□□□ ちょっと1位になってました □□□
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1111111



お気付きになっておられない方が大半だったでしょうが、実は昨日、拙ブログのカウンターが『1111111』という超ゾロ目と相成りました!!!『ひゃくじゅういちまんせんひゃくじゅういち』アクセスになるなんてスゲーことです。これも、限られたコアメンバーの方々の日々の来訪のおかげっていうことで、あらためて感謝感謝でございます。

この回数がどれくらい凄いかってことは、1日で何万アクセスもあるブログだってあるんですからとてつもない記録ってわけじゃありませんけど、私のような大した知名度もない人間のブログとしては、まーまー頑張った結果と言ってもいいでしょう。ほぼ10年かかってここまで来てるわけですから、ある意味、気の遠くなるようなクリックの積み重ねではあります。

私も、東北営業から帰ってきた日にゾロ目に近いことに気が付いたんですけど、昨日はあと50カウントくらいだったもんだから、自分で50回アクセスしておきました・・・そんなのインチキだとおっしゃるかもしれませんが、ゾロ目は自分で踏むっていうのが私の流儀ですし、100万回のうちの50回なんて誤差、誤差(笑)。

もう、これ以上のゾロ目は出ないと思うんですよね。『2222222』は無理なんじゃないかな。このブログも初期のころは今の倍くらいのアクセスがあった時期がありますから、単純にあと10年続けてもそこまではいかないと思うんですよね。ですから、こんな数字はこれで見納めだと思ってくださいね(笑)。

一昨日の仙台日本酒フェスの写真の中に、1枚スマホの写真がありますが、あれはサンセールさんのフェイスブックなんです。今じゃブログは廃れていろんなSNSが全盛で、サンセールさんにもフェイスブックの方が商売に直結すると勧められますが、ストーンヘッドな私がそう簡単に鞍替えできるわけもありません(汗)。今後は、『1234567』くらいを次の目標に頑張ることにしましょうかね(笑)。


□□□ あと123456アクセスってのも大変な数ですが □□□
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たすいち

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昨日の写真ブログに気を良くして、きょうも調子に乗って写真のオンパレードにしちゃいましょう。もう駒ケ根まで帰って来ていて、ライブ感たっぷりな記事が書きたいとかじゃないんですけど、写真で文面をごまかそうとしてんじゃなくって、それほど感激の体験をしてきたってことでご理解くださいね(笑)。

ご覧いただければお分かりのように、これは居酒屋さんの写真です。福島市にある『たすいち』さんっていう超繁盛店。東北営業回り途中のこの夜は福島市に泊まることになって、お得幸先のN屋さんといっしょに信濃鶴をお店に置いて下さっているってことで、ご挨拶がてら、晩御飯を食べるつもりで、でも飲む気満々でお邪魔してきました(笑)。

ま、ひと言じゃ書けませんけど、スゲーお店でしたね。こりゃ繁盛するわっていうのがありありと見て取れる、元気いっぱいのお店でした。この日は突然お伺いしたんですけど、たまたま飲み物メニューのトップに鶴が書いてあって気恥ずかしいやらうれしいやら、福島で信州のお酒を押してくれてるっていうことに感謝感謝でしたね。

ご一緒したN屋さんがいろいろ説明してくれたんですけど、もうとてもここに書き切れるような内容じゃなくって、日本中の居酒屋の名店に見学に行ってるとか、食材は現地まで買い付けに行って本物の藁を使って魚を炙ってるとか、社員旅行がホノルルマラソンだとか、勢いのある若者達のパワーに押されまくって飲んで食べてきました。食べるものも本当にどれも美味しかったですね。

大将や女将さんにスティーブ・ジョブスに似ているなんて囃し立てられて、トイレに飾ってあった彼の写真を持ってきてくれたもんだから、そのつもりになって皆さんと記念写真を撮ってきました(笑)。N屋さんにはずっと前からたすいちさんに行こうと誘われてましたが、なぜもっと早く来なかったかと思っちゃうほど、久し振りに大感激の居酒屋さんでしたよ。


□□□ 写真多過ぎ(汗) □□□
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仙台日本酒フェスト








さぁ、たまには久し振りのリアルタイムブログでも書いてみましょう!『酒のかわしま』さん主催の『仙台日本酒フェスト』の会場でポチポチやってます(笑)。会の途中でそんなことやってられるわきゃありませんけど、ただ今第一部と第二部の間の休憩時間に突入してて、一時間程度の余裕ができたんです。

第一部は例年通りの大盛況で、300人のお客さんがほぼ一斉に入場したような感じになって、一瞬でパニックに陥りましたね(笑)。会の途中の写真なんか撮ってられなくて、対応に追われてました。川嶋さんいわく、お客さんはまだまだいくらでも集められるそうで、来年は三部制にするかもなんて恐ろしいこと言ってました(汗)。

こういう時のブログは言葉を書いてる時間がありませんから、写真ブログにしてみようと思います。個々の説明は付けられませんが、読者の皆様におかれましては、ご勝手にご想像の上、適当に見流していただければ幸いです(笑)。この記事をご覧いただくのは数日後になっちゃいますが、勢いだけは現場の雰囲気が伝わる・・・かな(汗)。

もう記事はアップしちゃいますから、もしも会の途中のお客さんの写真がアップされてたら、第二部の様子だと思って下さいね。一度アップしたら、よっぽどのことがない限り記事の手直しはしない石頭ですからよろしくお願いします(笑)。じゃ、そろそろ第二部が始まりますから、粛々と準備を始めますね!


□□□ 勢いだけの記事です(笑) □□□
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待ち時間



まだまだ仙台にはたどり着けずに、大宮で新幹線を待っている岳志です(汗)。乗り物の待ち合わせと到着までの乗車時間って、いつも相当な長さになりますから、大抵は記事の一本くらい簡単に書けちゃうんですけど、朝早くて寝ぼけ眼だったりするとウトウトしちゃってなかなか有効に時間が使えなかったりしますね(汗)。

昨夜は、結局30分遅れで高速バスが新宿に到着して、女房の実家がある川口にも遅くなっちゃったもんだから、駅から出る路線バスの最終便にギリギリで飛び乗って、なんとかタクシーを使わずに済んだってくらいでした(汗)。すぐに寝て、今朝は5時起きでしたから、今、大宮の新幹線待合室でウトウトしてるってわけです(笑)。

こんな事を書いててもしょうがないんですけど、何もせずにボーッとしててもしょうがないんですよねぇ(汗)。一番有効な時間の使い方は、本を読むことじゃないかと思うんですけど、文学から離れて数十年(?)の私にとって、なかなか家の外で本を読むって気にはなれないんですよね。文章と接するのはブログだけで十分みたいな(笑)。

自分の趣味とか、何か欲しいと思ってるモノ関係の雑誌も時間つぶしにはなるでしょうけど、私の場合あんまり集中できないですし、この歳になるとあまり物欲もなくていけませんな(笑)。ネットで何か見るってのも、スマホの小さな画面を見てるうちに肩が凝ってきちゃって、あきまへん(汗)。結局、ブログでも書くかってことになるわけです・・・。

それにしても、新幹線の旅は快適なもんです。駒ヶ根から新宿まで出るのに4時間30分もかかったのに、大宮から仙台までノンストップで1時間8分だもんねぇ(汗)。振動はほとんどないし、空調は適温だし、車内販売のお姉さんはキレイだし(笑)。お値段は相当に張るものの、こんな乗り物に普通に乗れる日本って、やっぱり先進国ってことなんでしょうなぁ。


□□□ 東北の田んぼはまだ青い感じです □□□
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百鬼夜行



一昨日、長野市へ高速バスで往復した話を書きましたが、この記事を書いている今はその翌日に当たるんですけど、また高速バスに乗ってます(汗)。今度は新宿に向かって走っていて、いくらバスが乗り心地良く作ってあったとしても、お尻の辺りが肩凝りならぬ尻懲りになりそうになってますよ(涙)。

ここのところいろいろと立て込んでいて、税務署さんの酒税調査が3日間あって、翌日が長野県清酒品評会の審査で、その翌日の今日は一日仕事をやった後に東京に出掛けるという、気の休まる間のない戦いの日々です(笑)。目の前の仕事をとにかくこなし続ける毎日は、この歳になると体力の減退をイヤでも実感させてくれますね(涙)。

でも、楽しい人達に会いに行くんですから、気分的にはウキウキしてたりします(笑)。どこへ向かっているかって言うと、仙台の『酒のかわしま』さんが主催する『仙台日本酒フェスト』に参加するためなんです。毎年恒例になってますけど、駒ヶ根から仙台まで出向くだけだって大変なことですから、気合いを入れないと出ては来られませんね。

日曜日の午前10時30分までに仙台市内のホテルに入らなくっちゃならなくて、土曜日は夕方まで仕事が詰まってましたから、仕方がありませんから土曜日の夕方に駒ヶ根を出発して東京まで出て、日曜日の朝、新幹線で仙台入りすることにしたんですよね。当日出発したんじゃとても間に合いませんから、これしか方法はありません(汗)。

東京で高いホテルに泊まるだけじゃもったいないですから、女房の実家に転がり込む計画を立てたら、どーゆーわけだか女房まで一緒に付いて来る話になっちゃって、今は隣でイビキをかいてお眠りになっておられます(汗)。旅は道連れですし、一緒に食べたお手製のお弁当もメッチャ美味しかったですから、まぁ良しとしましょうか(笑)。

・・・で、この後に予期せぬ大渋滞に巻き込まれて、とんでもなく遅れてて新宿に着くことになりそうなんですけど、もし何かあったら明日のブログのネタにしますからお楽しみに(笑)。


□□□ 20キロの渋滞だって(汗) □□□
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県品評会

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毎度こんなパターンになってますが、朝バスに乗ってどこかへ出かける時にその日のブログをバスの中で書いて、その先でイベントや仕事をして、翌日のブログがその記事になるっていうパターンです。昨日も、何か要件があって長野市まで遠征したんですから、今日の記事はそれについてってことになりますね(笑)。

なぜに長野市にこんなに日参しなくっちゃならないかって言えば、『長野県酒造組合』と『長野県工業技術総合センター食品技術部門』が長野市にあるからってことになるでしょう。この2つは組織こそ違え、協同して動くことも多くて、お酒に関するイベント、講習会、審査会等々はほとんど長野市での開催になるんですよね。

で、今回は秋の『長野県清酒品評会』の審査会があって、その審査員として招集されたんですけど、審査会では一日中お酒を利いてるわけで、終わった後に車を運転できませんから、面倒臭くてもバスでの往復になるってわけです。秋の品評会は出品点数が多いですから、かなり酔っ払っちゃう審査員もいたりします(笑)。

長野県では、吟醸酒の部と純米吟醸酒の部を設けていて、それぞれから優秀なお酒を表彰することになっています。今回は吟醸酒の部に約150点、純米吟醸酒の部に約100点の出品があって、それぞれに1審と2審がありましたから、おおよそ330点分の利き酒をしたことになりますね。本当に1日中かかりますから、結構キツイ審査なんですよ(汗)。

例えば150点の利き酒なんていっぺんにはできませんから、50点ずつ3回に分けて行ったりするんですけど、それぞれの回で自分の感覚を同じに保つってことが難しかったりします。同じ回でも、最初に利いたお酒と最後に利いたお酒の評価基準が揃っているかどうか、私のような凡人はとても気にしてたりします(笑)。

朝イチのバスで行って最終バスで帰ってくる予定でしたが、審査も順調に終わって1本早いバスに飛び乗ることができました。本当だったらどこかで一杯ひっかけて帰ってきたいところですが、一日中お酒を口にしていて、まぁそれ以上は進んで飲む気になれないっていうのも正直な気持ちです(笑)。


□□□ 時間があったらラーメンでも食べたかったです(笑) □□□
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走行距離

これまで、一体どれくらい高速道路を利用したことでしょうか?自分の車で走ることもあったし、高速バスを利用することもあったし、伊那谷に暮らしていればどうしてもJRよりは中央道を使うことの方が多くなっちゃうのは致し方のないところですが、総走行距離がどれくらいになるのか知りたいもんです(笑)。

私が遠くに出掛ける先って、長野市、東京、名古屋、大阪ってことになって、そこには全て駒ヶ根から高速バスの直行便が出てますし、便数も豊富ですから困ることはないんですよね。そこから先の更に遠方となれば新幹線に乗ることになりますけど、とにかくその高速路線には超お世話になっているわけです。

特に、長野市と東京は本当に回数も多くて、私の中ではすでに中央道は通勤道路的なイメージにすらなりつつあります。道路から見える景色を見ても季節感を感じられますし、いつもと違った様子なんかも分かりますし、道路の混み具合もある程度推測できる程のベテランになってます(笑)。今日は稲刈り直前の田んぼがとてもきれいですね。

長距離運転のトラックの運転手さんなんかはさて置いて、運送関連の仕事じゃない一般の職業人とすると、私はそれなりに高速道路のヘビーユーザーなんじゃないかと思うんですけどどんなもんでしょうね?ま、毎日通勤にお使いの皆さんもいらっしゃるでしょうから、そんなに恩着せがましく言える程の利用客でもないですかね(笑)。

今の私にとってなくてはならない交通手段となっている高速道路ですが、これまで一体どのくらいの距離を走って、それがどのくらい平均的な人と比べ多いのか少ないのか?これだけ関わりが深くなったんだから知りたいもんだと、高速バスに乗りながら考えている岳志です(笑)。


□□□ 長野市往復で250キロくらいかな □□□
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稲刈り

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先日、JA上伊那さんにお招きいただいた酒米の圃場見学の際に、美山錦の刈り取りは9月の8日ごろから始まる予定だなんて聞いてましたから、そろそろ一斉に始まっているかと思いますが、台風がとっかえひっかえ襲来して天候が安定しませんから、天気の様子によってはなかなか始められないってこともあるのかもしれません。

この時期に稲刈りをするんだから、長生社で仕込みが始まる10月の末には精米されたお米が入荷しても良さそうなもんなんですけど、JAさんのシステムの中でなかなかそれが間に合わない事態になって、緊急避難的に松本近郊で採れた美山錦を使わざるを得ない年があるんです。県産の美山錦であることに変わりはありませんが、できることならより近い場所で採れたものを使いたいんですけどね。

そんな悩みがある中で、先日、県の中部に位置する松川町のKさんとおっしゃる若者が、「自分が作った美山錦を使ってください」と長生社に売り込みに来られたんです。最初の少しだけとはいえ、どうせ上伊那産以外を使わなくっちゃならないんだとすれば、そういう熱心な米農家さんのお米を使ってみたいと思ってお話をうかがったんですけどね。

せっかく自分が丹精込めて作った美山錦を、他の農家さんが作った物と一緒にしちゃわないで、お酒にした時にどうだったのか、美山錦としての出来はどうだったのか、他のお米よりいいのか悪いのか、しっかりと自分で把握して次の作付けに生かしていきたいっていう意思をお持ちの、とても好感の持てる若者でした。

きっと、そんな向上心のある人だったら年々米の質を向上させることができて、それを使ったお酒が美味しくなるのは火を見るよりも明らかですから、私としてもとーっても使ってみたかったのは山々なんですけど、いかんせん時期が遅過ぎてこちらのお米の手配がすでに完了しちゃってましたから、今後の進展はちょっと微妙です(汗)。

ま、今年はダメだとしても、どうせ上伊那産以外の美山錦を使うんならKさんのお米をぜひとも使ってみたいもんです。自分の仕事に誇りをもって、より良い方向に向かおうとする若いパワーをとてもうらやましく感じましたね。私にだってその気持ちはまだまだあるはずですが(笑)、50を過ぎればそこらじゅう痛くなるし、思うように動けなくなってくるのは人間の悲しい定め・・・かな(涙)。


□□□ 写真は飯島の田んぼです □□□
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酒税調査(つづき)

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酒税の調査に時間がかかって、私も対応に追われますから、ほとんど自分の仕事ができない2日間になってますけど、これが仕事ですから仕方ありませんし、税務署員の方達も嫌がらせに来てるわけじゃなくって(笑)、仕事でお見えになってるわけで、問題さえなければ何も大変じゃないんです・・・。

・・・けど、そんなことあるわけなくって(笑)、昨日も書いたように、こっちが気付かないでそのままでやり過ごしてきたような問題点が、ここでいくつか噴出して、その度に私の寿命は短くなってるっていう構図です(汗)。やっぱり、当事者じゃないけど専門家っていう立場の人の見方があって、そういう目から見ると見えちゃうことってあるんですよね。

それがどういう見方なのかは私には分かりませんし、署員の方だって手の内は明かしてくれないでしょうけど(笑)、その会社に合わせたやり方になっている事務方の帳面の中から必要な部分をピックアップして、それが一連の流れの中で間違っていないかどうかを検証するなんていう作業は、かなり細かい仕事ですし、専門的な知識なしにはできない仕事だと思いますね。

長生社の特徴は、純米酒しか造らなくて、地元産の美山錦しか使わなくて、基本商品アイテムが3種類しかなくって、製造は全てサーマルタンクでってことになりますが、これは調べる側からするととても調べ易い条件ではあるでしょう。こんなにシンプルな製造過程・製品構成の蔵なんて、そうはないでしょうからね(笑)。

例えば、レッテルに『○○錦100%使用』なんて書いてあったとしたら、本当にその米がそのお酒の製造に全量使われているのかどうかを、仕込みの最初の段階から調べ上げるだけだって相当に面倒臭い作業です。そういう特殊なお酒が何種類もあったとすれば、それを全て調べ上げるなんて、私だったらイヤな仕事ですね(汗)。

酒蔵の仕事に関しては常にキッチリやれているつもりですけど、こういう機会に修正していただけるのは、実は本当にありがたいことなんでしょうね。間違ったままでずーっと行っちゃったら、将来的にどえらく困ることにもなりかねません。ドキドキしながらも、いいチャンスだと思って、洗いざらい見てもらおうと思ってるんですけどね(笑)。


□□□ 調査はもう1日あります □□□
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酒税調査

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命が縮んだような気分になる日ってあるじゃないですか(汗)。もし、そんな日は自分の人生には無かったっておっしゃる方がおられるなら、誠にうらやましい限り(笑)。悪いことしてるわけじゃないのに妙に緊張して対応しちゃうってことは、いろんな程度があるにしても、誰でも経験がおありになるんじゃないですかね。

こんな言い方をすると語弊があるかもしれませんが、造り酒屋にとって一番怖いお役所は酒税を管轄なさっている税務署さんであって、酒税っていうのはとても厳密に管理されているがゆえに、私たちもそれに準じた業務態度を求められるわけで、それがきちんと履行されているかどうか調査を受ける義務も負っているんです。

つまり、税務署さんの酒税に関する調査が数年に一度くらいの割合であって、その時にはビクビクもんで対応せざるを得ないから、命が縮まるような思いをしないわけでもないんだけど、別に悪事を企んで脱税行為を隠れてやってるなんてわきゃないんですから、正々堂々をしていればいいものを、どーゆーわけかドキドキするって話です(笑)。

前回からは3年ぶりくらいになるのか、長生社に酒税の調査に入ると税務署さんから連絡があってからあっと言う間にその日になっちゃいましたが、先ほども述べた通り、何にも悪いことはしてませんから、何を準備するでもなく今日を迎えました(笑)。見るものはしっかり見ていただいて、誤りがあったら直すってだけですね。

こちらは完璧にやり切ってるつもりでも、やっぱり抜けてたりおざなりになっている部分って出てきちゃうんですよね(汗)。自分でもあきれちゃうようなポカミスから、専門家に突っ込まれてようやく気付くようなディープなミスまで、今日1日だけでもいくつか指摘を受けちゃいましたから、ちゃんとできてるはずだっていう自信は半分瓦解しつつあります(涙)。

それでも、酒税法違反なんていう大きな指摘はないはずだと思ってますから、調査はもう2日続くんですけど、命が縮むことがないように、大らかな気持ちでお話を聞きたいもんです(笑)。でも、署員の方が「おっ?」なんて手を止めると、イヤでもギクッとするのはこの業界に長くいるものの条件反射でしょうか(汗)。


□□□ 条件反射でワンクリック! □□□
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大根畝



酒蔵ブログなんだか農家ブログなんだか分からなくなりつつありますが、1週間の間に2日間の休日があるとして、もしも駒ヶ根にいるんであれば間違いなく野良仕事をしている私とすれば、7分の2はそんな環境で生活してるってことですから、ブログの内容がその程度の割合でお酒から離れちゃうのも致し方ないことでしょう(笑)。

で、秋の畑仕事で一番大切なのは、岳志家にとっては大根作りであって、2週間ほど前に肥料をまいて耕しておいた畑に畝を立てて、この週末に種まきを行いました。『畝(うね)』っていうのは、写真にあるように、平らな畑の上に土を盛り上げた部分を作って、そこに種をまいたり苗を植えたりするための盛り土みたいなもんです。

鍬(くわ)を使って少しずつ土を寄せていくんですけど、簡単なように見えて、慣れてないとなかなかきれいには作れません(汗)。私も毎年いろいろやってますからそれなりにはできますが、真っ直ぐに筋の通った畝はさっとは作れませんね。本業の農家さんなら目をつぶっていてもできるくらいでしょうけど、基本的な作業ひとつとっても、それなりにコツがいるもんです。

我が家での大根の持つ重要性は、ひとえにたくあんを重要視しているからに他なりません(笑)。たくあんは我が家にとっては超需要な食材であって、梅干しと並んで毎年必ず作るマストなアイテムになってますね。私のお昼ご飯は、年間を通して梅干しおにぎり2個とたくあん2切れで、絶対に欠かすことのできないおかずになってるからです。

ですから、今回まいた大根も漬け物に適した細身のものが3分の2で、普通に食べる用が3分の1っていうくらいの割合ですね。農協の資材売場で女房がどれがいいのか店員さんに聞いたら、どこぞのよそのオバサンが割り込んできてこれが美味しいと勧めてくれた品種だそうです(笑)。この大根が穫れる頃には私はもう蔵に入ってますが、あとは女房に任せて、美味しいたくあんのできを待つことにしましょう。


□□□ 高ポイントの2位です □□□
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熱中症



休日は何のためにあるのか?・・・身体を休めるため、自分のやりたいことをするため、買い物をするため、家族団らんのため、やり残した仕事を片付けるため・・・当然いろいろあるでしょうが、このブログの常連読者ならお気付きのように、昨年あたりから私の休日は完全に家の周りの仕事のためにあるようなものになってますね(涙)。

これは、親父がやっていた仕事が全てこっちに回ってきているっていう、致し方のない世代交代の結果ではありますが、まだまだやり慣れない仕事が多い故に効率的に動けない部分もあって、まだしばらくは苦労しなくっちゃいけないでしょう(汗)。よくもこれまでいろいろやってきたもんだと、親父を労う気持ちがようやく湧いてきてますな(笑)。

1年間が50週間だとして、週休2日で年間100日間の休日があることになりますが、私の場合そのうちの半年は休みはなくて50日の休日ってことになって、更にそのうちの半分くらいはイベント等に取られて、実質使える休日は25日くらいになっちゃいます(汗)。それを多いと見るか少ないと見るかってことなんですけどね。

その25日の間に家の周りの草刈りが数回、庭木やらクリの木の剪定、家庭菜園の手入れ等、どーしてこうもやることばかりなんだと思っちゃうほどに、日数的には足りないのが実際のところです。我が家は昔は農園だったわけで、専業でやっているわけではないものの畑は広いですし、草刈りってひと言で言っても、1日では到底やり切れる広さじゃありません(涙)。

雨でも降れば、働こうにも働けませんから身体を休めることができますが、なんだか今年は私が休みの日に雨が降ったことがないんじゃないかと思うくらいに晴天率が高くて、それはそれでおかげなんですけど、不可抗力的に休みになるっていう天からのご褒美が全くない1年になってますね(笑)。雨降ったらこれやろうって思ってることもあるんですけど、やれた試しがありません(涙)。

それだけ、神様がもっと働くように言ってくれてるんでしょうけど、この日曜日も台風の影響で半日雨降りになるっていう予報だったのに、ドカンピーに晴れて、その暑さの中でクリの枝を燃やしたら、もしかしたら熱中症ってこれかもしれないと思い当たるほど頭の中が真っ白になりました(汗)。皆さんも、働き過ぎに注意でっせぇ(笑)。


□□□ 雨降ったら半日寝てたいです □□□
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圃場見学



毎年のご報告になってますが、今年もJA上伊那さんのご厚意で、伊那谷の酒蔵をお招きいただいての酒米の圃場見学会が行われました。美山錦やひとごこちといった酒米が作付けされている刈り取り直前の田んぼまで行って、その年の生育状況や収穫時期や収穫量の予想などをJAさんから直接聞くことができる、私たちにとって非常に貴重な機会となっています。

私自身も自分じゃ米作りはやってませんし、お酒を造る側の人間が酒米も作っているっていう状況はそう多くはないでしょう。つまり、蔵元として酒米作りに詳しい人間ってあまりいないわけで、この上伊那地区のお蔵さん方も熱心に参加なさいますね。毎年、少し専門的な話も交えながらいい勉強をさせていただいてます。

写真の田んぼは、信濃鶴でも使うであろう飯島町にある美山錦の田んぼですが、今年の生育状況は良好に推移しているんだそうです。春先からの天候は例年より温暖でやや進みがちに生育してきたものの、夏に少し冷え込んだ期間もあったようで、刈り取りの時期とすると平年並みになりそうだってことのようでした。

品質的には、やはり高温時期があったってことで、高温障害が出るかもしれないとのこと。胴割れは少ないが心白率がどの程度になるのかは今後の状況によるらしいです。私達とすると、米質が硬くてもろみでの溶けが著しく悪くなるようなことのないことを望むばかりですが、やってみないと分からないってのが実際のところですかね(笑)。

この見学会には農家の皆さんもご参加されますから、直接生産者と話せるチャンスでもあって、こちらの要望もお話しますし、あちらの苦労話も聞けたりなんかして、酒造りにも一層深みが増すってもんです。「酒を造っているつもりで美山錦を作ってるんだ」っていう言葉は、私達が一心同体だってことを感じさせてくれましたね。

こういう勉強会の後で懇親会をしないなんて考えられませんから(笑)、あとは楽しく飲むばかりでしたが、お米ばっかりじゃない農業の話題もたくさんしていただいて、とても実のある時間を過ごさせていただきました。もうすぐ刈り取りが始まって、その次には私達がいいお酒にするばかり。苦しくもあり楽しくもある酒造りの季節はすぐそこですなぁ。


□□□ ポイントは高いです! □□□
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夏カエル



まともな話題でなくて誠に申し訳ないんですけど、ご覧の通りのカエルのお話。カエル嫌いの読者がおられたらギョッとさせてしまったかもしれません、スイマセン。もしかしたら以前にもここに書いたことがあるかもしれませんけど、出没するんですよ、カエルが、我が家のお風呂に(汗)。

今年は2匹が入り込んでくるっていうんで、女房は毎日大騒ぎして外に追い払ってます。『今年は』と書きましたが、毎年やってくるんですよ、この夏の時期に。それも、毎日ね(汗)。ここのところ何年間もそういうことになっているもんだから、岳志家ではだんだんと日常化しつつありますが、それって普通じゃないと思うんですけどねぇ(笑)。

『カエルの巣』なんて聞いたこともありませんが、帰巣本能みたいなのがあるんでしょうか。お風呂の窓を開けておけば必ずと言っていいほど入ってきて、ほぼ定位置に居座っているみたいです。いるだけならまだしもウ○コまでしている時もあるっていうんで、女房殿は血眼になってるわけです(笑)。

よほど美味しいエサが捕れるのか、居心地がいいのか、何に誘われるか分かりませんが、間違いなく同じカエルが入ってきているようですから、彼らの記憶力(?)も侮れません。地面から壁を伝って這い上がってきて窓の隙間から入ってくるみたいですが、同じ場所に行こうってことは認識しているんですからバカじゃないんですねぇ(笑)。

彼らの寿命がどれくらいなのか分かりませんが、もし何年も生きるんだとしたら、今年入ってきているカエルは昨年のカエルと同じってこともあるのかもしれません。そうなると、親愛の情も湧かないわけでもなく、退治して侵入被害をなくそうっていう気にもなれないところ(笑)。窓を開けないでおくしかないかなぁ・・・。

先日の銀座NAGANOでの勉強会でこのブログを紹介していただいた時に、「酒蔵ブログなのに、酒とは無関係なことが多くて、信濃鶴の宣伝は全く書いてません」的なご紹介を受けましたが(笑)、今日のブログはその向こうを張ってあえて書いてみました(ウソウソ)。


□□□ このカエル君にワンクリック! □□□
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銀座勉強会



こんなに何回も東京に出て来ることがあるなら、高速バスかJRの乗り放題パスみたいなのを半年分買った方がいいんじゃないかって思うほど、東京への出張が多くなってます(汗)。営業回りのために出て来るばかりじゃなくって、どっちかって言うと、何かイベントがあるから東京まで来て、そのついでに営業を入れてるっていう感じで、そのバランスが上手く取れてるんですけどね(笑)。

今回は、このブログにもよく登場するようになっている『銀座NAGANO』さんでの勉強会への参加のためのお登りさんです。銀座NAGANOは長野県が東京の銀座に出しているショップ兼イベントスペース兼情報拠点的な存在であることはこれまでもお話しした通りですが、そこで毎月のように日本酒についての勉強会というか飲み会(笑)というかが開催されてるんです(笑)。

その首謀者(?)は、銀座NAGANOで職員(?)として働いているT女子で、前職は日本酒を扱う業種におられた経緯もあって、日本酒に関しては滅法お詳しい方で、彼女を中心にしてベーシックコースとかアドバンスドコースとかが組まれているようです。ベーシックコースはお酒の造り方的な内容で、アドバンスドコースは県内の蔵元を呼んで話を聞くっていう感じらしいですね。

私は今回県内蔵元として、信濃鶴の話をしろっていうことで呼ばれたわけですけど、毎回各蔵毎にテーマがあるらしくて、鶴の場合には『純米蔵』って辺りを中心にしゃべれってことでした。客観的に話せばいいのか、鶴の立場で主観的に話せばいいのか難しいところですが、そんなに気にはしなくてよさそうだったので(笑)、まぁまぁ信濃鶴寄りの話しをさせていただきました。

お客さんは21名で、銀座NAGANOのイベントスペースには程良い人数でしたね。このくらいだと喋る側としても全てのみなさんの顔が見られるのでやり易い気がしますね。ある程度決まった顔ぶれの受講生で、そのお蔵のお酒を飲みながら毎回の講義を聞いておられるようで、みなさん気心は知れている雰囲気でしたが、これもまとめ役のTさんの指導力の成せる業かな(笑)。

Tさんは、信州の蔵を理解してもらって、そのファンを増やしていきたいっていう思いでこの活動をやってくれていて、実は私もこれまでもずーっと長い間のお付き合いになってるんですけど、信州清酒の良き理解者であり手厳しいアドバイザーでもあります(汗)。銀座NAGANOでは鶴も売っていただいてますから、そのPRも兼ねていい機会をいただきました。

以前、銀座NAGANOでの駒ヶ根市のイベントにお越しいただいたお客さんもおられて、参加していただいた皆さんとも個々にお話しできましたし、終了後の打ち上げでは皆さんと一緒に飲んでT女子の意外な過去も知ることができましたし(笑)、私としても楽しい夜を過ごせてうれしかったですね。Tさんを始め、参加者の皆さん本当にありがとうございました!!!


□□□ 会の途中の写真は撮れませんでした(汗) □□□
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台風10号



ただ今、台風を追っかけてバスにて東京へ向かっています・・・なーんて、もう完全に空は晴れ上がってますし、正に台風なんてどこ吹く風の信州伊那谷ですが、東京に向けてバスに乗っているのは本当です(笑)。夕方に出張に出掛けるなんて珍しいことなんですけど、いつもと雰囲気が違って、なんだか新鮮な気分ですね。

台風がさっきまでそばにいたってことも事実であって、駒ヶ根でもお昼頃までは結構な雨が降ってたんですよ。最近、ある一定量を超えた雨量になると、蔵のつなぎ目に掛かっている雨どいから雨が溢れ出てきて実に困っているんですけど、今日もしょっちゅうザーッと溢れて、蔵の一部はびっしょりになってました(涙)。

大型の台風10号が日本を直撃するっていうんで、本当なら今朝早くのバスでいつものように出発するはずだったんですけど、途中で足止めを食らっても困るし、昨晩のうちに予定を変更して、台風が完全に通り過ぎちゃえば夕方に、そうでなければ一日ずらして出発することにしてました。

北寄りに進んでくれたおかげで、雨が多目に降ったくらいでそれ程の影響もなく、予定通りでも良かったくらいの天気の崩れでしたから、とりあえずは出てきたってわけです。夕方になんか出てもホテル代がもったいないと思われるかもしれませんけど、明日の朝イチから動き出したいもんだから仕方ありませんでしたね(汗)。

さっきは新鮮な気分だなんて書きましたけど、これから暗くなって新宿に着いて、ボソボソとひとりでご飯を食べて、あとは寝るだけっていうのも何だかつまんないですね(汗)。やっぱり女房とご飯を食べて、ゆっくりと過ごすっていうのが、何にもなくても心安らぐんでしょうか。たとえ、私のように尻に敷かれっぱなしだとしてもね(笑)。


□□□ 早く寝よーっと □□□
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