専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

冷蔵庫(つづき)



で、大方の皆さんのご想像通り、古い機械の一部分だけを直すようなことはせずに、丸ごと一式を全とっかえすることと相成りました。あと2年しか使えない機械のために70万円の投資はあり得ません・・・が、突然の故障で170万円必要になるなんて、どー考えてもこちらも不条理(涙)。

あと2年しか使えないって言っても、その機械さえいい子で動いてくれていれば何年でも冷蔵庫としては使えるんですけど、この手の機械にどうしても必要なガスが2年後になくなるってことは、故障したとかガスが漏れたなんていう時の修理ができなくなるわけですし、修理できても高いものに付くようになっちゃうんでしょうね。

どうしたって必要な物ですからケチるつもりはありませんが、全とっかえはないじゃん、全とっかえは、と天を仰ぎたくなる気持ちもお分かり頂けるでしょう。普通、機械ってものは壊れたらなんとか修理が効くものであって、悲劇的結末に陥らない限り、丸ごとの買い替えなんてーことは考えられないんですけどね(汗)。

こういう機械が身近にない皆さんには説明しづらいんですけど、冷蔵庫のシステムは本体部分と冷風を送り出すファンの部分に分かれるんです。私は最初この話を聞いた時には、本体だけ交換すればいいと思ってたんですけど、冷蔵庫の中に付くファン部もガスが変われば様式が変わるらしくて、こちらも全て取り換えなくっちゃならないんですよね(汗)。

要するに全とっかえってことなんですけど、冷蔵庫屋さんがビックリするほど毎年きれいに掃除してピカピカの状態で使っていたファンの部分なんて、本体が変わっても使えるんじゃないのかって私が冷蔵庫屋さんに談判してもどーなるもんでもありません(笑)。仰せの通りに新品にして、先日無事に稼働し始めました。

もしかしたら、新しい機械は効率が良くてとても電気代が節約できるってことになって、今回の投資が結果的にラッキーだったと言えるようなことになるかもしれません。災い転じて福となるためには、無濾過生原酒が爆発的に売れるとか、冷蔵した酒粕にプレミアが付くとか・・・獲らぬ狸の皮算用はそれなりに楽しかったりして(笑)。


□□□ 写真は新しい機械 □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

冷蔵庫



これは、痛い、イターイお話なんですけど、もう2週間ほど前になるのか、蔵の中に設置してある冷蔵庫のスイッチをオンにしようとしたところ・・・ここからは長生社のブログらしく、いつものように「壊れた!」っていう流れに突入するわけですが(笑)・・・そうです、いきなりエラー表示が出てウンともスンとも動きゃーしません(汗)。

我が社の冷蔵庫は、しばらく電源が入っていなくて久し振りに動かそうとすると最初だけご機嫌が悪いことがあるもんだから、今回もそうなんだろうと何度かオンオフを繰り返したんですが、どうやらそんな簡単な話じゃなさそうで、素人じゃどーにもできないような感じのエラーメッセージを連発してお手上げ状態に(汗)。

その冷蔵庫はかなり大きなもので、とってもいろんな役割を担ってくれていて、お酒や酒粕を入れる時もあれば、仕込始めの酒母を冷やす場合もあるんですけど、この時期にはお酒を搾る『ヤブタ』を外気温から遮断して冷たく保っておくために使うんです。つまり、ヤブタの周りを大きく囲うようにして作ってある冷蔵庫なわけです。

この春先の時期にヤブタを冷やす目的は、お酒が温まらないようにして品質を維持するためと、ヤブタの濾布の周りがカビるのを防ぐためなんですけど、いずれにしてもお酒のためには必要なことであって、暖かくなってきたら常にオンにしておくんです。その日もかなり気温の高い日でしたから、使い始めにするつもりで電源を入れたんですけどね。

で、仕方がないもんだから、メンテナンスをしてもらっている会社に電話して来てもらったんですけど、様子を聞いたら決定的にダメだっていうんです(涙)。本体のコンプレッサーが完全にイカれていて、それを新しいものに取り換えるしかないと。でも、かなり前の機械だからもうそんな時代の新品なんて世の中にないかもしれないと・・・。

ご存知の方も多いでしょうが、こういう冷蔵の機械に使われているガスは温暖化防止のために新しいタイプにしなくっちゃならないんだけど、それはガスだけ換えるなんていう簡単なもんじゃなくって、機械全体を全とっかえしないとならないんですよね。つまり、古いタイプのガスに対応した機械なんてもうどこでも作ってないそうなんです(汗)。

もしも、旧タイプのコンプレッサーの新品があったとしても、それで使えるガスはもう2年後にはなくなるっていうことも聞かされた上で、私は二者択一を迫られたわけです。①旧タイプでコンプレッサーだけ新しくする。②新タイプの冷蔵設備に全部新しく取り換える。前者70万円、後者170万円・・・って、どーすりゃいいのよ(涙)。


□□□ 明日に続けるしかないわな(笑) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

ペヤング

IMG_20160326_191200.jpg

昨日の流れからいって、こういうブログタイトルになるのは致し方のないことでしょう(汗)。まっちーさんのコメントなんかを拝見すると、やっぱり地域性って言うか、販売されているエリアは全国区ってわけじゃなさそうで、『ペヤング』なんて言われても全然ピンとこない読者の方もおられるでしょうね。それでも何でも、大きな顔して記事にしときます(笑)。

私の場合は、学生の時によく食べたっていう経緯なんですけど、関東圏ではカップヌードルと同じくらいの認知度があるんじゃないですかね。カップ焼きそばの草分け的存在だと思いますが、UFOとか一平ちゃんとかメジャーな商品もいろいろとありますから、「そんなのしらねー」っていう方がいらっしゃっても、特段不見識ってわけじゃありません(笑)。

実は、昨日記事にした『ペヨング』は何の気なしに買ったんですけど、その後にこの商品がかなり話題になっているっていうことを知ったもんだから、余計に『ペヤング』と食べ比べてみたくなって、後日に本物のペヤング(?)を買ってきました。異物混入事件があって以降の再開時に買いましたが、それ以降2回目になりますかね。通常の生活では、ほとんどこういうモノは食べなくなってるんですけどね。

本当に2つ並べて食べたわけじゃないのでハッキリと言えない部分もあるんですけど、やっぱりペヨングの方がコストをお安く仕上げてあるっていう感じがしましたね。本場ペヤングの方が麺の量が多いですし、具の中に肉が入っているか入っていないかの違いも大きいですし、かけるソースも濃い目の様な気がしました。

ここまで微妙な違いの商品を発売するのは、本当に本当のオチャラケなのか、相当に相当考え抜いた商品構成なのかのいずれかなんじゃないですかね。『ペヨング』っていうネーミングもパクリを意識したんじゃなくって、『ペヤング』を明確に連想できるように考慮してあるのかもしれないなんて思ったりなんかしてね(笑)。

この戦略に倣うとすれば、本命ブランド『シナノツル』に対する銘柄として『シナノカメ』とかを低価格商品としてリリースするってところでしょうか。もうちょっとヒネリのある面白い名前がいいんですけど・・・ま、そんなこと考えてもしょーがないか(笑)。


□□□ そういう商品を出す余裕はないだろうねぇ □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

ペヨング



「ナンダ?これ」、先日酔っ払った勢いで寄ったセブンイレブンでのこと。女房は私に何か甘いものでも買わせようと店内のスイーツコーナーへ私を引きずって行ったんですけど、私はそんなものよりも、その脇のカップ麺売り場に、他と別格のスペースを割り当てられて大量に置いてあったカップ麺に目が釘付けになりました。

それがこの『ペヨングやきそば』(笑笑笑)。どー見たってペヤングのパクリとしか思えません。パッケージの色合いといい、醸し出す雰囲気といい、私がペヤングを買おうとしていたら間違えて手に取ること請け合いです。名前から想像すると韓国の製品か、商標権無視のアジアのどこかの国で作られたものだと思って、そんなに高いもんでもないですから興味本位でひとつ買ってきたんです。

ところが、家に帰ってよく見てみると、製造者は群馬県のまるか食品さん・・・「これって、ペヤングその物を製造している会社じゃなかったっけ?」・・・主力のペヤングソース焼きそばの異物混入で一時操業を中断していたんだけど、消費者からのラブコールは大きくて、販売再開とともに爆発的に売れまくったというあのペヤングです。

「そっかー、自社でコピー商品作ってりゃ、別に問題にはならんわな」とは思ってみたものの、なんでそんなことするのかとっても疑問だったんですよね。ま、ググってみればいろんな思惑もありそうで、ペヤングさんとしても熟慮してのことだったんでしょう。実はペヤングの方は結構いいお値段の商品で、ペヨングはそれより少し安いっていう位置付けのようですね。

最初に安いペヨングを手にしてもらって、本物の(?)ペヤングへの導入にしたいんじゃないかなんていう諸説がネットにはありました。私は、あまり値引きに応じなくても100円ショップ等に置ける様な価格帯の商品が欲しかったんじゃないかとか思ったんですけどね。いずれにしても、本物のペヤングが好調なだけに、こういった遊び心も発揮できるんでしょうねぇ(笑)。


□□□ 食べ比べてみないと □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

ビン火入れ



『火入れ(ひいれ)』っていうのは、お酒の中に生きている酵母菌や雑菌を死滅させたり、酒質に変化を及ぼす化学的な成分の効果をなくすために、お酒を65℃くらいまで熱する加熱殺菌のことを言いますが、いろんなやり方があって、蔵の中でもその時々の状況に応じて使い分けたりするんですけどね。

中でも、大吟醸酒などの高級酒に用いられる丁寧な火入れの方法として一般的なのは、俗に言う『ビン火入れ』と呼ばれる、お酒をまずビンに詰めてしまった後にビンごと湯煎して加熱する方法で、香りが逃げずに酒質の変化も最小限に抑えられる方法として多くのお蔵さんで実施されていると思います。

長生社でも、純米大吟醸だけはこの方法で火入れしてるんですけど、作業とすれば大変なんですよね(汗)。年に1度しかやりませんから、不慣れでスムーズに事が進まない部分もあって、あんまり乗り気になれない作業のうちのひとつではあります。それでも、皆さんに美味しいと言っていただくために、毎年工夫しながら努力してるんですけどね。

とてもたくさんビン火入れをなさるお蔵さんでは、専用の装置があって手順よく火入れが進むようにできてるんですけど、長生社ではごくわずかな量ですから、蔵にある物を使って作業をしているんです。いくら少ないって言っても1000本単位にはなりますから、それなりに大掛かりな仕事になるんですけどね。

仕事中の写真が撮れてなくて申し訳ないんですけど、とにかくグラグラに煮立ったお湯が大量に入る浴槽みたいなのが必要ですから、今回は夏の間に粕を貯蔵しておく大きなプラスチックコンテナを使いました。これでちょうど1000リッターの容量のものです。この中で熱湯を作って、そこにビンをお燗するようにして立てて入れていくわけです。

冷えたビンをいきなり熱湯の中に入れれば割れちゃいますから、このコンテナの熱湯に入れる前に予備的に温める桶も用意して、段階を経て熱湯に入れるようにします。それでも運が悪かったり、もともとビンにひびが入っていたりすると簡単に割れちゃいますね。一升ビン1本で6000円のお酒ですから、たくさん割れたら目も当てられません(汗)。

この作業も何年もやってますから、慣れてないとは言えコツもつかめてきて、1日半くらいはかかりましたが、今年はかなりスムーズに完了しました。火入れ後はすぐに冷蔵庫に入れちゃいましたから、これでようやく枕を高くして寝ることができるってもんです。ここまで手をかけると、いろんな場面で美味しいと言ってもらえる確率も上がる様な気がするんですよねぇ(笑)。


□□□ 火入れ後に急冷するのも大切です □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

審査会



タイトルは違いますが昨日の続き記事です(笑)。長野県清酒鑑評会の審査員っていうことで長野市にある工業技術センターまで行ってきたわけですが、私もこういう場での審査には少しは慣れてきてますから、あまり緊張することもなくいつも通りに利き酒ができて、自分としてはそれなりに香味の評価はできたように思います。

やっぱり、こういうことは場数を踏まないと結果が安定しない部分があって、たくさん飲み比べているうちにどれも同じに感じちゃうなんてことじゃとても審査員は務まりませんから、どうしてもある程度の経験とそれを裏付ける知識が必要にはなってきますね。まぁ、この業界に30年近くもいるんですから、イヤでも経験は積むんですけどね(笑)。

とは言え、人間には体調ってものもありますし、気分ってものもありますし、天候の違いによってだって感じ方が異なることもあります。そういう中で自分として常に公正な評価をするっていうことは訓練しないとできないわけで、審査員名簿の中に名前を連ねるってことはそれはそれはおっかないことではあります(汗)。

最近、私が利き酒をしていて感じることのひとつに、「昔の方が味覚が鋭かったよなぁ」ってことがあります。今回もそれは感じてて、どうしても歳を取ってくると感覚は鈍ると思うんですけど、そこを経験でカバーできるかどうかが重要で、そのためにも常に利き酒なら利き酒で訓練を積んでいないとならないんだと思います。聞き酒の訓練って、お酒を飲んでりゃいいってもんでもありませんしね(笑)。

いずれにしても、人の造ったお酒の評価をするなんて私では役不足甚だしいわけですし、自分も造っている身であれば、目の前のお酒ひとつひとつがどれほどの苦労の末にここまで来ているのか十分に理解できますから、厳しい点なんて付けたくはないんですけど、審査となれば公正を旨として点数をつけなくっちゃなりません。今回も一生懸命に聞き酒をさせてもらいました。

皆さんがお聞きになりたい結果については・・・信濃鶴は相変わらずあんまりいい成績じゃありませんでしたね(汗)。今回の結果を考慮して全国の鑑評会へ出品しなくっちゃなりませんから、蔵に戻ってどのお酒を出品するのかもう一度練り直しです。でも、全くダメなわけじゃありませんから、どう転ぶかは分かりませんぜぇ・・・って、毎年言ってることですけどね(笑)。


□□□ 審査員は写真よりもっとたくさんいるんですよ □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

日帰り出張

そろそろこんな時期になってくると、外に出てのお仕事もチラホラ入ってきます。やってしまいたい蔵の仕事はいくらでもあるんですけど、冬の間に何も入ってなかったグーグルカレンダーの予定表が3月後半からドンドンと埋まっていくのはちょっと憂鬱でもあります(涙)。

蔵の仕事も緊急性がなければ任せておけますが、特別な事があるといろいろと気掛かりです(汗)。何もなく淡々と過ぎ行く日々なんて決してないんじゃないかと思うくらい、あれこれと勃発するのが会社の運営ですが、会社を空けたい時に限ってそれらが集中するのは、ひとえにに私の不徳の致すところなんでしょう(涙)。

それでも何でも、今日は春の長野県清酒鑑評会の審査員として、長野市まで日帰り出張です。審査員を嘱託されたからには、一生懸命に任務を務め上げなくっちゃなりません。お分かりでしょうけど、私にこんな仕事の依頼が来るのは、決して利き酒能力が高いからじゃなくて、多少の経験があるってだけの理由ですけどね(笑)。

9時30分からの審査開始なのに、駒ヶ根のバスの発車は5時50分という早起き加減で、今も寝ぼけ眼をこすりながらスマホでこの文章を書いてますけど、この次の便になると開始に間に合わないことになるっていうビミョーさで、なんとも腹立たしいです(笑)。

今回の鑑評会は、全国の鑑評会への予備審査的な意味合いで、成績のいいお酒に金賞が出るってことじゃありませんから、これと言って皆さんに期待して頂くようなことはありません(笑)。とは言え、評価はされるわけですから、その結果はまた明日ご報告しますね。


□□□ 眠い眠い □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

水仙



「冬きたりなば春遠からじ」とはあまりに有名な一文ですが、例年と同じく、イヤもしかしたら例年より早いのかもしれませんけど、蔵の休憩室の前の水仙が咲き始めました。桜の開花が各地で宣言されてますが、どこも例年より少し早めみたいですから、この水仙達もそれに倣ってるんじゃないかと思うんですよね。

以前も記事にしたとは思うんですけど、この水仙は何にも手入れしてやってませんし、夏にはビーバーで刈り倒したりもしてますから(笑)、当然きれいには咲いてくれないんですけど、毎年必ず春の訪れを私に気付かせてくれてますね。土台のコンクリートと地面のアスファルトとの間から顔を出すその生命力にはいつも感服してます。

徐々に暖かくなってきてはいるものの、私的にはまだ「春が来た!」っていう感じにはなってないんですよね。確かにポカポカ陽気の日は何日かありましたが、それなりに寒い日も多いってことなのか、古い表現で申し訳ありませんけど、キャンディーズの『春一番』はまだ頭の中に流れてはきません(笑)。

造りが始まる頃には頭の中で切望している春の到来です。こういう生活に慣れ切ったってことなのか、歳を取って感動する力が弱ってきたからなのか、頭の中が雑事で忙殺されているのか、ウキウキとする気分にまだなれなくて少しつまんないですね。なるんなら早いとこなっといた方が長い間ウキウキできるのにねぇ(笑)。

蔵の中にはまだもろみが何本も残ってますし、搾ったお酒の処理もまだまだ続きますから、本当にホッとできるのは休日が取れるようになってからかもしれませんが、それでも朝は余裕があって、昼ごはんも時間通りに食べられて、夜はしっかりと寝られるんですから、待ち望んだ春にはなってきてるはずなんですよね。

その他に考えなくっちゃならないことが山のようにある気がするのは、やっぱり杜氏ばかりに専念できない社長の悲哀でしょうか(涙)。社長業は社長業で楽しい面もあるんですけど、気を抜く間が無くなっちゃったのもこの立場のせいでしょうから、このウキウキに乗り切れない春にはまだ慣れてないってことなのかもしれません・・・。


□□□ 最近足が冷えるんだよなぁ(笑) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

コシキ倒し祝(つづき)



数日前に会社でやったコシキ倒しのお祝いですが、これから始まりまっせっていうことだけ書いて、その後の報告も何もしてませんでしたから、ちょっとだけ出てきたお料理について記事にしておきましょう。あの時にも書きましたが、この日のメインディッシュはキノコ料理だったんです。

今期蔵の仕事を手伝ってくれたTさんは相当な野人らしくて、以前の会社を定年退職はされてますが、家にいて畑仕事は当たり前として、蜂を飼ったり、キノコを採ったりとアクティブに野山を駆け回る男のようです。彼が今回のお祝いにキノコを出してやるって言ってくれて、俄然みんなの期待度が上がったんですよね。

キノコを採る人はたくさんいます。駒ケ根なんてこれだけ山に囲まれてるんですから、どこにでも生えてるなんて言いませんけど、身近な山で素人でもある程度採れたりするんです。ちょっと前までは、長生社でも秋にキノコ狩りにみんなで出かけたもんです。地元のスーパーにはその時期には所狭しとキノコが並んでたりしてね。

でも、Tさんのキノコ狩りはそういうレベルじゃなくって、自分でキノコ山を買ってセミプロみたいに本格的なキノコ採りをするんです。キノコ山を買うっていうのは、本当に土地を購入するんじゃなくって、ある一定期間だけその山に生えるキノコを独占できる権利を買うっていう意味で、そういう価値ある山にはその時期、立ち入り禁止のロープが張られるんですよ。間違って入ろうもんなら、とんでもない制裁金を払わされるみたいです。

そこまでやる人ですから、彼の持ってきてくれたキノコは品質的にも揃ったとてもいい物だったんだと思います。お約束のマツタケご飯はご飯の炊き方にもこだわって、実に香りが高くて、当然のごとく美味しかったです。奥さんがほとんど準備はしてくれてあって、でも最後の調理だけは会社に持ってきてやってくれる程のこだわり様でしたね。

私がこの日一番驚いたのは、イクチっていうキノコの味噌汁でした。昨年の秋に採った物を塩漬けにしておいて、塩抜きをしてから味噌汁にするんだそうで、激ウマでしたねぇ。写真は、残りを家に持って帰ってきて朝ご飯にいただいたものですからちょっとヘタってますが、こんなに美味しくイクチを頂いたのは初めてだったかもしれません。イクチからいい旨味が出るんでしょうけど、何とも嫌味のない美味しさで3杯もおかわりしましたよ(笑)。


□□□ 山の幸は素晴らしい!!! □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

美酒電フェスタ(つづき)



昨日の『美酒電フェスタ』は、私とすると実動1時間だったもんだからこれ以上記事にできることもないんですけど、昨日会場で売っていた駅弁を女房がひとつゲットしてきたもんだから、とりあえずご紹介しておきましょう。『駒弁』と銘打ってありましたが、駒ケ根の駅弁っていう意味なんでしょうね。

ちょっとこれは幻だと思うんですよね。どういうことかって言うと、たぶん飯田線には駅弁を売っている駅はほとんどないんじゃないかと思うんです。飯田線は長野県の中央部にある辰野町から愛知県の豊橋市までをつないでいるんですけど(たぶん)、その中で駅弁なる物が売っていそうなのが、岡谷市、飯田市、豊橋市くらいじゃないですかね。

豊橋は大きいだろうからたぶん駅構内にキヨスクみたいなものもあるでしょうけど、岡谷も飯田も駅弁の存在は危ういです(笑)。伊那谷では移動手段が完全に自家用車になってますし、首都圏に出るにも高速バスを使う人がほとんどですから、もうJRで駅弁があるかどうか気にする人はマニアな鉄ちゃん以外にはおられないんじゃないですかね。

って言うことで、1日限りとは言え、一応駅弁が作られたっていうことは珍しいわけで、特別列車に乗る参加者には全て配られたみたいですが、その他に限定で作られた物が余りそうだから買ってくれっていうアナウンスを聞いて、女房が私の財布からお金を抜き取って購入してきたってわけです(笑)。

この駒弁の素晴らしいのは、地元の赤穂高校の生徒達がアイディアを出したものらしくって、普通に眺めれば駒ケ根名物のソースかつ丼の入ったお弁当ですが、何となく初々しさが漂う内容の様な気もします(笑)。駒ケ根市のゆるキャラ『駒カッパ』の海苔巻きは、結構細かく綺麗にできていてビックリしましたね。

今回のためだけに、よくここまで揃えたっていうくらいに準備万端整ったイベントでしたが、若い力を借りて駅弁まで準備できているとは、実行委員のメンバーの努力に敬意を表しちゃいますね。そう言えば、どこかのラーメン屋さんも高校生の考えた新しいラーメンをメニューに入れたりしてますから、そういうのが流行りなんでしょうか・・・じゃ、高校生に考えてもらった新しい日本酒ってのは・・・ボツか(笑)。


□□□ 美味しく頂きました □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

美酒電フェスタ



『美酒フェスタ』っていうイベントについては、地元駒ケ根市でもう10年以上も続けてきていて、このブログでも毎年ご紹介している大きなお祭りになってきましたが、今回開催されたのは『美酒電フェスタ』っていうことで、『電』っていう字が間に入っている、ちょっと見ただけだと何のお祭りだか分からないネーミングになってます。

この『電』は電車の『電』なんです。つまり、鉄道マニアのための美酒フェスタと言えばいいか、美酒フェスタのお座敷列車バージョンと言えばいいか、やることと言えば地元のお酒を飲みながらこの伊那谷を走る飯田線に楽しく乗りましょうっていう企画なんです。なぜにそんな企画が持ち上がったのか・・・?

理由は明白で、実は昨年が駒ケ根市に駅ができて100周年に当たる年で、駒ケ根市とJR東海さんとのコラボでいろんなイベントが開催されていて、その企画の一環だっていうことなんです。本当は昨年の12月に予定されてたらしいんですけど、諸般の事情でここまでズレ込んでいたんだそうな。

イベント自体は2部構成になっていて、最初に駒ケ根駅前の広場で『プチ美酒フェスタ』を行って、そのノリのままJRさんに用意してもらった特別列車で駒ケ根市から飯田市までを限定60名の『美酒トレイン』で往復するっていう内容なんだそうで、長生社はそのプチ美酒フェスタでお酒をふるまう役割を言い渡されたっていうわけなんです。

最初は、電車とお酒がそんなに相性の良いマッチングにも思えなかったんですけど、始まってみると限定60名様以外の参加者もそれなりに来ていただけて、日本酒もビールもワインもウィスキーも養命酒もたくさん飲んでいただけたようです。信濃鶴も、チケットと交換で飲めるお酒以外に、脇で販売した4合瓶やカップ酒も予想以上に売れてラッキーでした(笑)。

このイベントは100周年だからこそあったイベントですから、たぶん来年以降に存続する予定はないんでしょう。でも、ほろ酔い気分で乗れる公共交通機関って電車以外にはないんじゃないかと思えますし、窓際に鶴のカップ酒をズラッと並べて出発した特別列車を見て、なんだか私も乗ってみたい気分になっちゃいましたよ(笑)。


□□□ 写真はイベント開始前の様子 □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

コシキ倒し祝

今日も一日いろいろと仕事が詰まっておりました。そして、今日はこれから長生社のコシキ倒しのお祝いで一杯飲むことになってます。もう、時間がありません(汗)。飲み終わってからブログを書くなんていうことは、今の私の体力では不可能でしょう(笑)。ですから、何が何でも一筆啓上しておきます。

先週末にコシキ倒しになって・・・つまり、仕込作業が全て終了して、これからコシキを使ってお米を蒸すことがなくなって、お酒造りの現場としては大きな区切りになったわけで、従来からコシキ倒しのお祝いと称して、会社をあげて慰労会をやるっていうのが、多くのお蔵さんでの習わしになっているかと思います。

長生社でも、やったりやらなかったりではありますが、それでもみんなで力を合わせてここまで来たんですから、たまには大いに盛り上がっても文句を言う人はいないでしょう。若手からロートルまで、なるべく全員参加でお祝いをしようと計画してましたから、今日は私も倒れるまで飲むつもりです(笑)。

もしもできれば結果報告を家に帰ってから追加で書きますけど、まぁ無理でしょうな(笑)。今日のメインディッシュは、蔵で働いてくれているTさんご自慢のキノコ料理だそうで、たぶんマツタケご飯が出るはずです。そんじゃ、もうみんな揃い始めてますから、私も行って久しぶりに気炎を上げたいと思います。ではでは・・・


□□□ 楽しみにしてました!!! □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

大吟無濾過(つづき)

昨日の記事を読み返してみて、なんだか説明不足だと思ったので、今日はちょっと補足記事を書いておきますね。まぁ、補足する程の事でもないんですけど、このブログを読んでいただいている方くらいには伝えておいた方が良いと思われる内容です。別に秘密の話ってわけじゃありませんから、ご期待には及びませんが(笑)。

まず、普通の純米と純米の無濾過生原酒の違いについてご説明申し上げると、純米無濾過生原酒は搾った直後のお酒そのままをビン詰めしているのに対して、普通純米はそれを濾過して、タンク火入れとよばれる加熱殺菌を行って、割水をしてアルコール度数の調整をして、ビン詰め前にも加熱殺菌を行って、ようやくビン詰めされてるんです。

ですから、かなり違ったものをお飲みいただいていることになって、香味も別物っていうくらいに異なっているわけですが、今回の純米大吟の場合には、通常モノと無濾過生原酒との違いは火入してあるかしてないかの違いだけなんです。つまり、通常の純米大吟醸も無濾過で原酒なんですよね。

純米大吟醸はまず生の状態でビン詰めしてしまって、それをビンのまま湯煎して加熱殺菌するんですけど、要するにその工程を省けば自動的に無濾過生原酒ってことになって、これまでも加熱殺菌作業をしながら、「単純にこれをやらなきゃいいだけなんだよなぁ」と思ってたんですけど、数量が足りなかったもんだから無濾過生原酒としては発売できなかったんですよね。

今回はそれを見越して少し多めに造ってあって、値段も高くてそんなにたくさん売れるわけじゃありませんが、まぁまぁ予定通りの数量は出荷させていただくことができました。ちなみに、通常大吟と無濾過生原酒のお値段は一緒ですけど、通常は箱入れになっているのに対して無濾過生原酒の場合には箱が付きませんのでよろしくお願いします。

久し振りの新商品がどんなお味なのか私もまだ味わっていませんが、去年と同じ様に造ろうなんてこれっぽっちも思ってませんから、今年は今年の味っていうことでお楽しみいただければうれしいですね(笑)。また来年は来年の冒険をするはずで、その違いがよく分かるのは無濾過生の状態なのかもしれません。


□□□ 飲み助さんと接戦ですね □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

大吟無濾過

えーっと、この件に関して、このブログで正式に発表したことがあったのか、もしかしたらしないでここまできているのか・・・(汗)。コメント欄には少しそんな内容が書き込まれていましたから、全く秘密裏に今日までってわけでもないんですけど、もしかしたら本当に記事の中には出てこなかったのかな???

やる気がないのか、売る気がないのか、儲ける気がないのか・・・本来なら、拙ブログは信濃鶴の宣伝をするための手段だったはずなんですけど、よくよく考えれば信濃鶴の話題なんてあんまり出て来ないじゃないですか(汗)。お酒造りの話になることはあっても、鶴の宣伝をしようっていう気が感じられませんな(笑)。

で、いったい何のことなのかって言うと、純米大吟醸の無濾過生原酒を今年は発売しようと思っていて、今日はそのビン詰めだったっていうお話しです。きっと、どこかで少しは記事にしたとは思うんですけど、仕込のテンヤワンヤに翻弄されてちゃんと皆さんにご報告してなかったんじゃないかと・・・(汗)。

信濃鶴としては本当に珍しい新商品なわけで(笑)、こんな時こそ皆さんに買っていただけるように宣伝しなくっちゃならないのに、ビン詰めするまでそんなことにも気が付かないっていうマヌケな経営者です(汗)。ほんの少しですけど今日ビン詰めできて、今週中くらいには取り扱い店さんの方に舞い降りる予定です。

ま、新商品だなんて言っても、純米と特別純米と純米大吟醸の3種類しか造ってないのはこれまで通りなんですから、何も変わるところはありませんけど、今まで純米と特別純米にはスポット的に無濾過生原酒の設定があったのに対して、純米大吟醸だけにはありませんでしたから、今回その穴が埋まったっていうだけなんですけどね(笑)。

お買い上げ第1号は越百のえっちゃんで、詰めたその日の夕方に蔵に乗り込んで来て買って行ってくれました。吟醸は味が薄いですから少し置いて熟成させた方がいいような気もしますが、前回純米無濾過のビン詰めを知らせなかったらエラク怒ってましたから、一番に知らせておきました(汗)。美味しかったらブログに書いてもいいけど、不味かったら書くなって言ってあります(笑)。


□□□ 忙しくて写真が撮れません(汗) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

来客

一日に来客が4組以上お見えになると、基本的に自分でやろうと思っていた仕事のペースは崩れますね(汗)。4組ってことは、午前2組、午後2組ってくらいの割合っていう意味です。私の場合には当然、信濃鶴をお買い求めに来られるお客様っていうことじゃなくって、仕事上のお客様のことで、少し込み入った話があるような場合ですけどね。

「仕込が終わったらにしましょう」っていう先延ばし戦略がここへきて期限を迎えたっていう大きな理由もあるんですけど(笑)、今まで私が蔵に籠っていてお会いできなかったような方達がここへきて押し寄せて来るような感じで、なんとも忙しい1日っていうのが時としてやってきたりします(汗)。

そういう大切なお話しをこの数ヶ月せずにきているわけで、よくそれで会社が回っていたもんだと妙な感心をしながら、「こりゃ、事務所ではいろいろと困っていたんだろう」と労をねぎらいたくなる気持ちが半分、「んじゃ、オレなんかいなくても何とかなんじゃん」と逃げ腰になる気持ちが半分(笑)。

これまでも「仕込が終わったら」戦略が通用しない内容については、麹室の中で汗だくになっている私に聞きに来てくれてはいましたが、中途半端な答えになったりして困ることも多かったはずです。私も「あの話はどーなった?」的な質問を後からして、ようやく事務所との連携がとれていたくらいの綱渡り状態だったかもしれません(汗)。

今日も、ボイラーの点検から設備投資のリース案件まで話は多岐にわたりますが、避けては通れないことばかりなんですから、これまでと違ってこれからはできるときにドンドンとこなしていかないと身動きが取れなくなりそうです。熟慮したら即決して、スピーディに動きたいもんです。

蔵の片付け仕事もたくさんあるわけですけど、その辺は若手に任せることにして、鶴の売り上げも伸ばさなくっちゃならないし、未来に向けての投資もしなくっちゃならないし、壊れた物は直さなくっちゃならないし・・・今まで何とか回ってきたことは神様に感謝するとして(笑)、面倒臭い社長業にもこれから精を出さなくっちゃなりませんね。


□□□ ギリギリで1位にいたりします □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

家寝(つづき)



家で寝るようになって・・・つまり、仕込が終了してってことですけど・・・私に起こった変化として、体重が増えてきたことと、朝の寝起きが悪くなったことを昨日のブログに書きましたけど、もうひとつ、とってもうれしい変化があったのを思い出しましたから、今日はちょっと続きで書いてみましょう。

それは、アカギレが直ってきたことです。実は、私の手に刻み込まれたアカギレの様子を写真に撮ったんですけど、あまりにグロいので掲載は取り止めました(笑)。それほどひどいっていうわけでもないんですけど、今年のアカギレは本当にパックリと口を空けたように割れてましたから、見た目が痛々しかったんですよね。

それだけ傷口が広いもんだから、簡単に出血するし、ちょっと触っただけでも、石鹸で手を洗っても、アルコールで消毒してもとーっても痛かったですね(涙)。これまでは、アカギレっていうよりもヒビっていうか、皮膚全体がザラザラしたようになったんですけど、今年は数カ所がパックリいってるっていう見てくれでした。

私は、そんなに洗い物なんかしないんですよ。杜氏は洗い物なんてしないんだとエラぶってるわけじゃないんですけど、他のみんながしっかりとやってくれて、それほど水仕事は回ってはこないんです。じゃ、どうしていつもよりひどいくらいのアカギレになったのかって考えてみて、ひとつ思い当たるフシがあるんですよね。

それは、水道の蛇口を直したこと(笑)・・・どーしてそんなことがアカギレにつながるのか・・・まぁ、みっともない話ではあるんですけど、蔵に入る前に手を洗う蛇口が壊れ気味で、ずーっと水が漏れてたんです。それを直したもんだから、水はピッタリと止まるようになったんです。そーなると、どーゆーことになるかっていうと???

そうなって、朝の手洗いの水がどえりゃー冷たくなったんですよね。水が漏れてればひと晩じゅう井戸水が出てますから、朝それに手をかざしてもだいたい井戸水の温度(14℃くらい)になってたんですけど、水が止まるようになったもんだから、夜の冷気で冷やされた0℃に近い様な水が出てくるようになったんです(汗)。

その水で朝イチの手洗いをするようになってからアカギレがひどくなった様な気がするんですよね。朝イチはしっかりと手を洗いますし、冷たい水に1分も手をかざしていれば本当に痛くなるくらいになりますよ。ですから、それが直ってきたのは家で寝るようになったからっていうよりも、気温が暖かくなってきたからなのかもしれませんけどね(笑)。


□□□ ちょっと1位になってました □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

家寝



先週の土曜日がコシキ倒しってことは、土曜日、日曜日と2日間は家で寝たことになります。静岡への研修旅行のせいもあるかもしれませんが、この2日間で体重がいきなり1キロ以上増えたのは、それだけ仕事量が激減してるっていう証なんでしょうね。こんな勢いで増加してもらっても困りますが、もうちょっとは太っても大丈夫です(笑)。

夜食を食べなくなった分、食べてる量なんて減ってるはずなのに、やっぱり造り中の仕事はハードなんだと改めて思いますね。スポーツ的なハードさじゃないにしても、やっぱり常に身体は動いてますし、暑い部屋での仕事もあるし、精神的にも疲れますしね。どーゆーわけか、今年はそこからの解放感っていうのがあまりないってのが、実に面白くないんですけどねぇ(汗)。

ただ、女房に言わせると、今年はそれほどゲッソリとやせ細った感じはしなかったんだそうで、体重だけで見れば吟醸週間にはかなり落ちてましたけど、見てくれはそんなじゃなかったようです。毎年のことだから、女房もあまり私の身体なんか気にしなくなったっていうことなのかもしれませんけど・・・(涙)。

家で寝るようになって変わったと思うもうひとつは、朝起きるのが辛くなったってことでしょうか(笑)。やっぱり気が張ってる時っていうのは、私の様なルーズなヤツですら、目覚ましが鳴ったらスッと起きられるもんです。眠くないわけじゃありませんが、やるべきことが目白押しで、寝坊した時のリスクの方が大きいからなんでしょう。

そんな生活が5ヶ月くらい続いてたはずなのに、コシキ倒しになって気が緩んで、たった2日家で寝ただけで、今朝なんて危うく2度寝するところでしたよ(汗)。これまで同様に5時半くらいに起きた方が朝はゆっくりできるんだから、早起きの習慣は残しておきたいと思ってるんですけどね。

家で寝て、春が近くなってくれると思いきや、今日は突如として一日中雪が降って寒い天気になりました(汗)。これじゃ、いきなり冬に逆戻りですが、きっとすぐに暖かくなってくれるんでしょう。仕込が終わるまでは寒くいてくれないと困りますが、もうそんなこと律儀に気にしてくれなくていいって神様にお願いしなくっちゃ(笑)。


□□□ 結構ランキングのポイントが高い? □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

静岡紀行(つづきのつづき)



さて、もう少し静岡県内の酒蔵さんの見学紀行を書いておきましょう。ブログに載せないで欲しいと言われた手前、あんまり具体的なことが分かる写真は使えないんですけど、今日のはタンクが並んでいるどこにでもある蔵の様子でしょうから、とあるお蔵さんでのワンショットってことでご覧いただきましょう。ゾロゾロいるのが酒造技能士養成講座の面々です。

静岡県のお酒っていうのは、日本酒に詳しい方ならお分かりの通り、独自路線というか県としての位置が明確な酒造りをなさっておられるっていう印象が強いんですよね。私の個人的な見解からすると、銘酒ぞろいって言うか、東京の専門店を歩いていてもよく見かける銘柄がキラ星のごとく集まっている県っていうイメージです。

そこには、静岡県の酒造りを指導されたK先生という方の存在が大きいわけですが、静岡酵母と呼ばれる県独自の酵母の開発と、それを使った静岡らしいお酒の販売を努力してやってこられた歴史があって、吟醸酒ブームと言われた頃に、その高品質が世の中に認められて更に飛躍したっていう経緯なんじゃないんですかね。

とは言え、そんなに大きなお蔵さんは少ないようで、長生社の2倍から4倍くらいの規模の製造数量のお蔵さんが揃っているんだそうです。ですから、長野県より蔵の数はかなり少ないものの、蔵の規模は大きいってことになって、県外出荷、特に関東方面での知名度も高くなっているのかもしれません。

ご存知のように、東海道っていう大動脈が昔からあって、今回見学させていただいたお蔵さんの多くも国道1号線沿いみたいな所にあったんですけど、物流の便が良かったために逆に灘の大手のお酒に入り込まれて、そういう安価なお酒と違った少し高品質なお酒を造ることで全国に認められてきた経緯もあるっていうことでした。

造りの現場を拝見しての一番大きな違いは、やっぱりとても温暖な地域だってことで、蒸米を冷やすとか製品を冷蔵するっていう部分に、長野県とは比べ物にならないくらいコストをかけておられるっていうことでしょうか。蒸米を冷やすなんて、朝の外気温で十分の私達と、仕込の時間に20℃くらいになることもざらっていう静岡県では当然違いはあるでしょうけど、そこを温かいままにしないで何が何でも冷やすっていう努力をなさっておられるのはさすがだと思いましたね。

今回は、一度にいくつもお蔵さんを拝見させていただいて、少し消化不良の部分もありますが、実に充実した見学旅行をさせてもらえました。ま、私は付き添いの立場であって、養成講座の若い皆さんには更にいい勉強になったことと思います。静岡のお蔵の皆様にはお世話になり感謝感謝です。本当にありがとうございました!!!


□□□ どこのお蔵の写真か分からなくなってます(笑) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

コシキ倒し



静岡県への蔵見学旅行記を書いている途中ですが、タイムリーなと言うか、今日書かざるを得ない記事を間に挟みますね。タイトル通りなんですけど、ようやく今期の仕込みが終了して、めでたくコシキ倒しとなりました!!!明日からもうお米を蒸すことはなくなって、ようやく半年ぶりに、普通に寝て普通に起きる生活ができるようになります(笑)。

ちなみに、毎年書くことですが、『コシキ』っていうのはお米を蒸す、セイロのでっかいヤツのことを言います。つまりはお米を蒸す機械ですが、それにお米を入れることはもうなくなって、ゴロンと横に倒して片付けるっていう意味合いで『コシキ倒し』っていう、この業界独特のネーミングになってます。

昨日の夜、静岡から帰ってきて、その翌日がこういう記念日になっちゃって、何となく実感が湧かなくてつまんないんですけど(笑)、とにかく米蔵にはお米はもうひと粒もなくて、仕込が続けたくても続けられない状況についになりました。造り始めの頃は、一体いつ終わるのかと思うんですけど、終わってみれば半年はあっと言う間ですね。

私にとっては26回目のコシキ倒しってことになるかと思うんですけど、回数を重ねてきたがゆえにあまり感慨がないのかもしれません(笑)。とは言え、ホッとする気持ちは年々大きくなっている気がしますね。それだけ、精神的・肉体的な負担が徐々に重くなってきているのかもしれなくて、ま、要するに、歳を食ったってことなんでしょう(涙)。

ですから、そんなに嬉しくて嬉しくて仕方がないってわけでもないんですけど、とにかく朝早い仕事と夜遅い仕事からは解放されるんですから、こんなに楽なことはありません。このお気楽極楽な気分も、数日経つとすぐに薄れていっちゃいますから、やっぱり思いっ切り嬉しいんだと自分に言い聞かせないと面白くないですね(笑)。

これも毎年書くことですが、仕込作業はもうありませんけど、もろみを管理して搾って精製してっていう工程はまだこれからひと月以上に渡って続くわけで、気を抜いていいって話じゃ全然ありません。最後まで事故のないように、あまり浮かれてちゃイカンですね。でも、なんの脈略もない文章がこれだけスラスラと書けるんだから、やっぱり嬉しいってことなんでしょう(笑)。


□□□ 15分で書きました(笑) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

静岡紀行(つづき)



2日間も静岡県の東部をグルグル巡っていたのに、一度も富士山を見られなかったんですけど(涙)、蔵見学の方は順調に進んで、予定された行程をほぼ時間通りにこなすことができました。昨日の夜はホテルの部屋で大宴会になったらしくて、2日目の朝の研修生達はチトつらそうな雰囲気もありましたが、とりあえずみんな元気に帰路に着くことができました。

今回見学させていただいたお蔵さんはナントと5場もあって、遠くから出掛けて行って2日間で制覇するには多過ぎる内容ではあったんですけど、多少駆け足とは言え、それだけ県外のお蔵さんを効率良く見学できる状況もそうはありませんから、めったにないチャンスをいただけてラッキーだったと思います。

そのお蔵お蔵で感じた事なんかを、5回シリーズで記事にしようかなんて思ってたんですけど、実はあるお蔵さんで、今日の見学についてはブログやフェイスブックには載せないで欲しいっていうご要請があって、固有名詞を挙げてのレポートは今回は止めておこうと思いますから、あしからず!

本当は、こんなお蔵さんを見せてもらったって自慢してご報告したかったんですけど、実際に私が県外で営業していて、地酒専門店みたいなお店によく並んでいるような、あまり大きくはないけど名前の知られた銘柄をお造りになっているお蔵さんを、いくつも見せていただいたんですよ。ちょっとお酒に詳しい方ならご存じの名前ばかりでしょう。

どうやら、今回の見学先については、県内のある蔵元のツテでひとつのお蔵さんにお願いをかけたらしいんですけど、そこから先はあちらの方がその他の見学先に口を利いてくれたそうで、労せずして5蔵もの大量見学が可能になったんだとか。どの見学先でもウェルカムにお迎えいただいて、静岡の皆さんには本当に感謝感謝でした。

静岡県のお酒事情についてはまた稿を改めるとして、私はホテルの夜の部屋飲みに付き合うこともなく早々に寝落ちて、普段の蔵生活からは考えられない程長時間寝られましたから体力的にはバッチリですけど、帰りのバスが富士山の脇を通って来る間スマホで記事を書いてたら、ゲロゲロに酔って気分は最悪です(涙)。


□□□ もうちょっと続けます □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

静岡紀行



さて、いくら仕込の大団円が目前に迫ろうとも、この時期に2日間に渡って蔵を空けるなんてことは、これまでなかったくらいだと思うんですけど、とにかくなんとか仕事をやりくりしてその時間を作って、今日はナントナント静岡までやって来ました!!!何でそんなに遠くまでやって来たのか、読者の皆さんにはご想像がつかないでしょう。

私も当初は行けないってことで不参加表明だったんです。どうやっても1日ズレてくれないと仕事が詰め込めない状況で、残念ながら断念してたんですよね。ところが、私が作っていた仕込計画表に決定的なミスがあって、参加ができることに。どんなミスかって言えば、あろう事かうるう年の2月29日が抜けてたという・・・(笑笑笑)。

そこに1日余裕ができたおかげで、今回の『酒造技能士養成講座』の県外研修に付き添うことができるようになったって訳なんです。以前ブログにも書きましたが、私は県の酒造組合で製造技術委員っていうのをやらされていて、そこがこの養成講座を担当しているもんだから、付き添いで一緒に行って欲しいと以前から打診されてたんです。

最初は仕込の最中はムリですとお断りしていたものの、実は酒造り行程の中のある部分の設備更新を検討していて、できることなら他のお蔵さんの設備を見学してみたいとはずーっと考えてたんですよね。ですから、行きたいのは山々だったんですけど、なかなか状況が許してくれなかったわけです。

そこへもってきて、突然、天からうるう年の1日が降ってきたもんだから(笑)、私とすると俄然やる気になってきて、ムリムリを押し通して参加したっていうのが今回の県外研修旅行ってことなんです。笑っちゃいますけど、本当にこの1日ができたおかげで、2週間前から調整すれば、麹のやりくりができることになって、参加の可能性が出てきたんです。

けど、実際にやってみたら、やっぱり死ぬほど大変で(汗)、途中で何度も心が折れそうになりつつも、行ったら必ずいいことがあるはずだと自分に言い聞かせて頑張りました。こんなこと仕込の最後だからできたんであって、まだ先に仕込があったらくじけていたでしょうね(笑)・・・つづく


□□□ 久しぶりのスマホからのアップです □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

ラスト出麹



さて、限界まで頑張って、造り最終盤とは言え、まだ仕込のあるこの時期に蔵を空けるという暴挙に出るわけですが、それについては明日ライブでご報告申し上げるとして、本日のご報告事項としては、ついについに最後の麹が仕上がって、私としてはようやく枕を高くして寝られる状態になったっていう感極まった記事になる予定(笑)。

実際には、私が明日出掛けた後に出麹(でこうじ:麹が仕上がって麹室から外に出されること)になるわけですが、大きな仕事はもう終わって、あとは仕上がりを待つのみの状態になってます。たぶん、蔵の若手に任せておいても何とかしてくれるはずですから、私的にはもう終わったような気分になってます(笑)。ま、気は抜けませんけどね。

麹造りはお酒造りのキモですから、どのお蔵さんでも手を抜くことなく一番力を入れておられる工程だと思います。長生社も例外ではなく、とにかくいい麹を造ろうと全力を傾けてはいますが、材料、設備、技術、全てが完璧なはずもなく、毎年毎年トライアンドエラーを繰り返しながら、少しずつ進歩しているような状況です。

私も、麹屋になってからもう既に20年くらい経ちますが、当然満足できた年なんてないとは言え、年々ほんの少しずつ上達している実感もあって、朝から晩まで休みもなく続く暑い部屋の中での作業はハードワークであることに間違いはありませんが、これほど面白い仕事もないと思えるのは、そのステップアップの喜び故なんだと思います。

今年もいろんな発見があって、きっと傍で見ている蔵の若手達から言わせれば、それほどの違いは感じられなかったかもしれませんが、明確に去年とは違う部分の探検ができて、私としては満足の麹造りでした。それが美味しいお酒につながっているかどうかは、まだ先になってみないと分かりませんけどね(汗)。

来週からは夜の仕事が無くなるかと思うと本当に肩の荷が下りた気分の反面で、ちょっとつまらん感慨もどこかにあるものの、早く身体を休めてくれという悲鳴の方が大きいのが事実であって、もうあんまり無理の出来ない年齢であることは年々実感するところです(涙)。毎年この時期に思うことですが、いかに次期の造りを楽にするかを、あと半年間真剣に考えねば(笑)。


□□□ ウレシー!!! □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

リポビタンD



ついにこんなモノにも手を出し始めた岳志でございます(笑)。あと数日で、なぜにこんなに忙しくなっているのか理由がお分かりいただける記事が書けると思いますが、とにかく蔵を空けなくっちゃならない日程になっていて、そのためにいろいろと前倒しにやっておこうとドタバタしているっていうわけです。

今日も、もう時間的に余裕がなくって、このブログを書き終わったら帳面仕事でもしようと思っていて、ネタとかそんなこと考えてる間がないので、仕方なくこの数日お世話になっている大正製薬さんの宣伝でもしようかと考えたような次第。信濃鶴の宣伝もろくにしてないのに、リポビタンDの効力は絶大です(笑)。

こういうモノはほとんど飲まないようにしてるんですけど、先日も書きましたように、疲れが溜まってくると何とも身体が重くなってくるもんだから、そういう時に限って最後の手段的に飲むことがあります。しっかりとご飯を食べることが一番重要でしょうけど、現代の妙薬を飲んで元気になったような気になることも大切です(笑)。

普通のヤツより効果がありそうなコイツをコンビニで買ってきたんですけど、値段も見ずに3本かごに入れたら、それだけで1000円以上もするってことにレジで気がついてビックリしました(汗)。でも、1本飲んだら半日くらい元気になったような気になれましたから、それも良しだったかもしれません(笑)。

仕込の最終になってこんな予定を入れるんじゃなかったと思いつつも、そろそろ私がいなくてもある程度の仕事が回っていくようにしなくっちゃならないわけですから、これも将来に向けての修行だと思って頑張ることにします。今晩これからどれくらい仕事ができるかで、出掛ける時の気分が違いますから、リポビタンDの力を借りてファイト1発です(笑)。


□□□ 眠気が覚めるのもありがたいです □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

吟醸オリ引き



これも毎年の記事になってますが、この数日は先日搾った純米大吟醸の『オリ引き』っていう作業をやってました。毎日やってる通常の仕事の合間にやらなくっちゃなりませんから、時間的余裕のある日を選ぶものの、それでも作業はタイトになってどうしても残業的な時間になっちゃうんですけど、若手のパワーで何とか乗り切れました(笑)。

読んで字のごとく、『オリ』を『引く』んですけど(笑)、オリって言うのは搾ったままのお酒を貯蔵しておくと容器の底に沈んでくるもろみの残渣みたいなもんで、これは後々お酒に対していい作用はしませんから、きれいに取り除きたいわけです。そのオリだけを引き抜くにはどうしたらいいか・・・常連読者の方ならお分かりでしょう。

オリを抜くって考えるよりも、オリだけ残して清透な部分だけを取り出す作業だと考えていただくと分かり易いかな。作業中の写真は忙しくて撮れなかったもんだから、仕方なく使う道具の写真を載せてありますが、簡単に言っちゃえば、細いホースをお酒の中に突っ込んで、サイフォンの原理でキレイな部分だけ抜き取るんです。底にはオリの部分のみが残るわけです。

説明が前後しちゃって申し訳ありませんが、お酒は全て一升ビンに取ってあります。商品になるものはタンクに貯蔵してありますが、出品用のお酒だけは一升ビンに取り分けてあるんです。でも、元は全く同じもろみですから、もしどこかのコンテストで金賞を取ったら、信濃鶴の純米大吟醸がそれと同じもろみのお酒ですからご心配なく(笑)。

今回は全部で150本ほどありましたから、サイフォンで吸い出しをかけるって言っても、それを150回繰り返すっていうのは根気仕事ですし時間もかかります。今回は3日間に分けて行いましたが、合計で5時間くらいかかりましたかね。暖かくなってきたとは言え、コンクリートの上であまり動かずに行う仕事は、オジさんにとっては骨身にこたえます(汗)。

普通のお酒はこんな風に『オリ引き』なんていう面倒臭いことをせずに機械を使って濾過するんですけど、濾過をすれば味とか香りとかも取られてしまいがちですから、出品酒に限ってはこういうローテクな方法でキレイなお酒にしてやるんです。こんなに手をかけるんだから、いい成績を取ってもらいたいんだけど、どのお蔵さんも同じように努力なさってますから簡単じゃないんですよねぇ・・・。


□□□ 商品の純米大吟醸も濾過してません □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

動作緩慢



さて、こんな日もあっていいでしょう。1日中仕事を詰め込み過ぎて疲れ切っちゃいましたから、なんとかこの写真だけで満足してもらおうと思ってます(笑)。そんな日は休養が大切なわけで、これ以上頭でいろいろ考えて更に疲れることのないように、ブログも程々に切り上げるべきなんじゃないかと・・・。

今年、自分の身体に関して特に感じるのは、疲れが溜まるようになってきたかなぁってことでしょうか。毎日の仕事の中で疲れ易くなったとかいうわけでもないんですけど、徐々に何かが身体の中に溜まっていくような感じで、それに伴って仕事での動きが重くなっていってるんじゃないかと危惧しています(汗)。

同じ仕事をしていても、造りが始まった頃と今とでは、かかる時間にハッキリとした違いが出ているんですよね。当然、長い時間がかかるようになってるってことですけど、チンタラ仕事してるわけでもないのに、もう一度時計を見直しちゃうくらい余分に時間を費やしてしまったりすると、動きが鈍ってきてんじゃないかと思っちゃうわけです(涙)。

そりゃ単に歳のせいなんでしょうけど、もうこれまで通りにはいかない51歳の焦りがありますね(笑)。そのくせ、疲れてた方が感覚的なものは研ぎ澄まされたりなんかしてね。手触りとか匂いとか味覚とかは、造り始めよりも敏感になってる気もします。今後は身体を動かすよりも、感覚を総動員する様な働き方じゃないと、もう若いもんにはついていけないかもしれません(汗)。

今日だって、私が「もう今日はここまでにしようか」なんて言い出したのに、若手が「僕はまだやれますよ」なんてこと言うもんだから、ヨッシャとおもって付き合ったらこんなに疲れちゃったわけで(笑)、もう奴等と一緒にどこまでも行くわけにはいかんと認識を新たにしたような次第(涙)。


□□□ 別に写真の説明はござーません(笑) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

スイッチ



机の上に転がっていた物シリーズ第3段!!!こうなると、いろいろと目に付くもんで、案外ブログネタには困らない材料がたくさん机の上にはあるんだと思っているような次第。あと1週間で仕込は終了しますが、それまでの間は気力だけで生きてますから、こういうネタを探し続けるのもいいかもしれません(笑)。

私の手のひらに載っているんですから、いかに小さなパーツかってことはお分かりでしょう。黒いプラスチック片と、更に小さな金色の金属片です。これがスイッチだって言われてもピンとこないでしょうけど、正確にはスイッチの一部なんです。ぶっ壊れたスイッチからひっこ抜いて、もう捨てる寸前の代物です。

こんなこと説明してもしょうがありませんが、プラスチック片の方は山型をしてるじゃないですか。その山頂にあたる部分がスイッチのスライド部分で、金属片はその反対側の山の底辺のくぼみみたいな所にはまり込んでいるはずの物で、それが変形して外れたもんだからスイッチが効かなくなっちゃったっていう状況でした。

こんな小さなスイッチって何に付いてんだと思われるかもしれませんが、もろみの温度を測るデジタル温度計のスイッチだったんですよ。表示が点いたり点かなかったりして、どうやら電池切れでもなさそうだし、よくよく調べていくとスイッチの内部がおかしいんじゃないかってことになって、やっぱりおかしかったんです。

「それじゃ修理に出そう」ってことにはならなくて、「なんとか動かしちゃえ」っていうのが長生社らしいところで、スイッチ部分をバイパスさせて回路が常に電源ONになっている様に強引にハンダ付けしておきました(笑)。電池の消耗は覚悟の上で、とりあえず問題無く使えるようにだけはなりましたね。

代替の温度計もないわけじゃありませんが、常に使っている物がいいわけで、修理になんて出したらかなりの日数はとられちゃいますし、もし修理するならオフシーズンにやることになると思います。でも、ずーっとONにしておいても電池1本でワンシーズンもつくらいの温度計ですから、たぶん修理には出さないってのが長生社らしいかも(笑)。


□□□ よくピントが合ったなぁ □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

温調計



昨日の記事につきまして、かなり強引なネタ設定だというご批判コメントを頂戴しましたので、意地になってもう一発かましてみようと思います(笑)。この部品については何の知識も持ち合わせていませんが、壊れちゃったらしくて、機械から取り外して机の上に置かれてましたから写真に撮ってみましたよ。

まぁ、正直を申し上げれば、仕込もあと残り10日ほどになって、気力的にはもうちょっとだって頑張りが効いてるんですけど、体力的には電池切れ寸前でヨタヨタ蔵の中を歩いているような状態で、生物としての限界が近付いているような気がしていて、ブログネタも思い浮かばないってわけなんです(笑)。

さてこれは『温調計』って言えばいいのか、ある設定温度になったらスイッチが入ったり切れたりするように制御するための部品なんですけど、お酒お冷やすことができるタンクの制御盤に付いていて、例えば中のお酒の温度が10℃以上になったら、それ以下になるように冷やすための役割をしてました。

ある日、そのタンクの調子がおかしいっていうんで見に行くと、温度表示が滅茶苦茶で、一発で壊れたと分かる状態でした(汗)。これから使うっていう時だったんで、すぐに直さないと困ったことになるんですけど、同じ部品は他のタンクにも付いているもんだから、使ってないタンクからひっこ抜いてきて取り替えたら正常に動いてくれました(笑)。

どうやら、タンクを洗った時に洗浄の水が飛んだんじゃないかと思うんですよね。中がちょっと濡れた感じでしたから、もしかしてこのまま乾かしたら元に戻るかもしれませんけど、現場ではとにかくタンクが動いてくれなくっちゃお話しになりませんから、どんな代用品を使っても動くようにすることが大目標になります。

これは、昨日のヒューズと違って結構新しい機械ですから、それなりにハイテク(?)なソケットが付いていて、難しい配線なしに手だけで付け替えられてラッキーでした。でも、この部品を引っこ抜かれた方のタンクだってそのうち使うんですから、結局はこの部品は買わなくっちゃならないでしょうね(汗)。それなりの値段がしそうですよね、なにせ長生社の蔵に似つかわしくない新しい機械ですから(笑)。


□□□ 机の上にはいろいろ転がってます □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

ヒューズ



ネタに困って机の上を見回したら、ヒューズなんて置いてありましたから写真に撮ってみました・・・で、どんな話題にするのか考えてみたんですけど、電気の知識もないし、何か面白いウンチクを知ってるわけでもなし、とーてー記事にはできそうもないんですけど、毎日ブロガーは前にしか進めません。なにがなんでも書くしかないんです(笑)。

ただ、大きな電力を扱うことのない皆さんの中には、これがヒューズって言われてもピンとこない方もおられるかもしれませんから、ちょっと意外かもしれませんね。家庭におけるヒューズって、ガラス管の中に細い線が張ってある小さな電気器具っていう印象でしょうから、工場で使われるようなヒューズなんてご覧になったことがないかもしれません。

長生社の古い蔵で使われている物ですから、たぶんに時代遅れな代物なのかも(笑)。私はこの蔵の中でずーっと働いてますからこれが当たり前になってますけど、現代の電気系統に使われているヒューズって言うか、安全装置っていうのはもっと違うモノっていう可能性は高いですから、私も大きな顔して記事にはできないんですけどね(汗)。

でも、ホームセンターで当たり前に売ってるんですから、世の中で全く使われてないってことはないでしょう(笑)。先日、蔵の機械の取り扱いを失敗してヒューズが飛んじゃったんですけど、蔵の中には同じようなヒューズはたくさん使ってありますから、容量を確認して他の所からひっこ抜いてきて使っておいたんですけどね。

翌日にはそっちの機械だって使いますから、慌ててホームセンターへ買いに行ってもらいました。私も買ったことはありますが、きっとその手のお店ならどこにでも売ってるでしょう。それなりの機械を使っている工場なら、必ず何本かは予備が用意してあるはずです。長生社はビンボーだから買い置いてなかっただけです(笑)。

原理的にはガラス管のヒューズと同じで、過電流が流れると真ん中の銀色の部分が溶けて切れちゃうもんだから電流が流れなくなるってことです。蔵の中でも電気的なトラブルは頻繁に発生するわけですけど、もうちょっと難しい症状にも対応できるくらいの知識と技術を、いつかどこかで習得したいと思いつつ、もうこんな歳になっちまいました・・・(涙)。


□□□ 日々勉強ですけどね □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

アンケート



『女子大生日本酒アンケート』と聞いて、興味を引かれない日本酒業界のオジサンがいるでしょうか(笑)。そんな名前のアンケート結果が組合からメールで送られてきて、私も急いで中を拝見したオジサンの中のひとりですが、いろいろと面白いアンケートの集計が載っていて楽しかったですね。

これはS女子大と、その女子大付属の研究所と、ある日本酒に関するプロジェクトチームによる、女子大生468名を対象としたアンケートの集計結果についてのレポートっていうことのようです。業界のオジサン達も、そういう若い女性のトレンドをしっかりと把握しておけってことでメールされてきたんでしょう(笑)。

アンケートの中では各種の質問がされているんですけど、結果を大雑把に見てみれば、日本酒に対する若い人達の見方とそうは違いはないと言っていいんじゃないですかね。女子大生だから特にどうこうっていうほど突飛な結果はないと思われます。それでも、女子大生だからこその偏りはあるはずで、それが何を物語るのかしっかり研究するべきなんでしょうね。

例えば、日本酒は二日酔いし易いとか、オジさんのイメージだとか、年に数回しか飲まないとか、まぁ、私達がこれまでいろんな所で見てきた各種のアンケート結果とほぼ一致するわけで、それなりに興味は持ってもらえているものの、ちょっとダサめのアルコール飲料っていう位置付けみたいですね(涙)。

近年、日本酒に関するイベントを開催すると、若い女性の方が非常に多くなっていて、私達業界人としてはうれしい思いをするんですけど、その辺の流れはこの結果からはくみ取れないような感じですね。女子大生がOLになって日本酒に目覚めるっていう図式がどこかにあるのかもしれません(笑)。

上の写真のグラフを見れば、複数回答してもらっても好きなアルコール飲料の中の9%程度にしかならないんですから、女子大生に対する日本酒のアピール度はかなり低い方だと思わなくっちゃならないでしょう。女子大生、20代女性、30代女性みたいな区切りでとったアンケートがあると、どこかにグラデーションが出て面白いかもしれませんけどね。


□□□ ハイボールに負けてるし(涙) □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

吟醸上槽(つづき)



搾れたお酒がどの程度の出来なのか、もしコンテストに出品したらどんな成績になるのか、商品にした時にお客さんの反応はどうなのか・・・お酒を搾ってる段階では何とも言えないんですよね。それは、お酒を搾った後でも同じことですけど・・・(汗)。自分の子供がどれほどのもんなのか、親の目からじゃなかなか評価できないですしね(笑)。

一番の目的は、『信濃鶴純米大吟醸』っていう商品がお客様に満足して飲んでいただけるっていうことですから、飲んで美味しい、この土地の風が感じられる地酒ならではの存在感が欲しいわけで、そのために手間とコストを惜しまずにここまでやってきたんですし、それがこのお酒に課せられた最も重要な使命と言えるでしょう。

もうひとつは、やっぱり各種の品評会での好成績を求められるわけで、こいつは主催者の意図と製造側の意図とのベクトルが合わないとなかなか高くは評価されませんが、とにかく自分達がベストを尽くして醸したお酒がどんな成績になるのかってことは、第三者よりも自分達の方が気になるくらいの話であって、今年もその挑戦はしなくっちゃなりません。

最近の傾向、特に全国新酒鑑評会の傾向とすれば、甘さってことを要求されるもんだから、どこのお蔵さんでも少しずつ甘口化の方向になっているのは確かですね。甘さなんて言うと実にあいまいな表現なんですけど、グルコースとか言ってみても余計に訳分かんなくなりますから、ま、甘目のお酒の評価が高いってくらいにご理解下さい(笑)。

そういうお酒を造るにはしっかりとお米を溶かさなくっちゃならないんですけど、そうするためには力の強い麹を造らなくっちゃならないってことになって、結局お酒造りは麹造りに帰着するんだなぁっていう気がしますね。今年も、吟醸仕込みで一番腐心したのは麹造りでしたし、一番面白かったのも麹造りでした(笑)。

肝心の今年の出来は・・・やっぱ、親の目からはなんとも言えませんかねぇ(笑)。いい感じの甘さは出てますから、この辺の評価がどうなるか楽しみです。香りも、搾り始めは少し足りないかなっとか思ったんですけど、そのうちに出てくるようになりましたし、たぶん大丈夫でしょう。まだこれからいろんな作業がありますが、ひとつひとつ失敗しないように出品作に持っていきたいですね。


□□□ 毎日忙しいです □□□
■■■日本酒の未来のためにクリックお願いします!人気ブログランキングへ■■■

FC2Ad