専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

電池交換

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蔵の中では、温度や時間を測るっていう状況は無数にあって、例えばアナログの代表である赤いアルコール温度計みたいなのもありますが、計測器の類はほとんどがデジタルになってます。デジタルっていうことは必ず電源がいるわけで、大抵は小さな電池が中に入ってますから、それが無くなりゃ交換作業が必要になりますよね。

今の電子機器はエコであることは当たり前で、かつての同種の機器に比べれば飛躍的に電池の寿命は長持ちするようになってきてると思います。それはそれでいいことなんですけど、たまーにしか電池の交換ってことをしなくなると、その作業自体に対して面倒臭いっていうかやりたくない意識が強く働くようになる気がするんですけどね(汗)。

蔵の若手が、ストップウォッチの電池が無くなったようだと、私のところへ何も表示されなくなったストップウォッチを持ってきました。このくらい精密になってくると、ちょっと素人じゃチョチョイのチョイと電池交換するっていうわけにもいかなくて、時計屋さんにでも持って行かなくっちゃならないとは思うんですけど・・・。

実は前回の電池交換の時に、このストップウォッチをとある時計屋さんに持って行ったところ、「このくらいの交換は簡単ですから、ご自分でおやりになれば安上がりに済みますよ」ってお使いに行かされた女房が言われてきたんですよね。だもんだから、この次は自分でやってみようとはずっと思ってたんです。

で、新しい電池を買ってきて、精密ドライバーで裏蓋を開けたんですけど、彼の専門家の言うほどに簡単な作りにはなってなくて、電池の入れ替えだけでもそれなりに気を使うような構造になってるじゃないですか。電池ボックスがあって、そこからスッと取り出せるっていう様なイメージを持っていた私はチト面食らったんですよね(汗)。

まず、このボタン電池を押さえている電極みたいな板を外すのに、本当に小さなドライバーが必要で、私はゴリゴリと強引に外しましたけど、こんなの普通の人は持ってないんじゃないですかねぇ。そして、ヤバいことに、もう一度そのネジを付け直すことができなくなっちゃって、四苦八苦する羽目になったんです(汗)。

つまり、ネジが小さ過ぎて、元の穴に差すことすらできなかったんですよ(笑)。目は老眼で見えにくいし、指先は仕事柄硬くなっていて、そんな小さな物つまむなんていう動作は不可能だったんです。何十回かトライしているうちに、偶然にもポソッと入り込んでくれたから良かったものの、ピンセットでも買ってこようかと思っちゃいましたね(汗)。

こんなの専用のドライバーも必要だし、上手くやらないと内部を壊しちゃう可能性もありますから、やっぱりお店に持っていった方が良さそうです。それほどの専門知識が必要でなくても、ちょっと素人仕事じゃありませんでしたね。まぁ、長生社ではほとんどの修理は自らこなすっていう悪しき風習がありますから、意地でやっちゃうんでしょうけど(笑)。


□□□ ちゃんと動いて良かった良かった □□□
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酒母室替え

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写真は長生社の蔵の現在の酒母室です。「あれ?もう仕込も定常状態に入って、酒母だって何本か立ってるはずなのに、この部屋には何もないじゃん」と思われた読者は、かなり我が社の酒造りを意識した生活を日々送られておられる方だと拝察いたします(笑)。そうです、本来だったらこの部屋にいくつかタンクが立ってるはずなんですよね。

『酒母』について若干ご説明申し上げると、お酒のもろみの仕込を始める時に最初に投入される、発酵のスターターになる酵母菌の原液みたいなもので、元気な酵母菌がその中にウヨウヨしている液体だと思っていただければいいですかね。つまり、本来の仕込を始める前にこの酒母は造っておくわけです。

その酒母を専用に育成するための部屋が酒母室っていうわけなんですけど、本仕込が始まる2週間ほど前から酒母を造り始めますから、これからの仕込計画を考えると、この部屋には何本か酒母が準備されていなきゃいけないってことになります。それが空っぽっていうのは一体どういうことなんだっていう、ま、こっちからの無茶振りの話題ですけどね(笑)。

ご存知の読者もおられるはずですが、種明かしをすれば、これまでの酒母は別の部屋で造ってたんです。部屋っていうか、デッカイ冷蔵庫の中なんですけど、今年は酒母を16本立てる予定なんですけど、そのうちの最初の4本だけは冷蔵庫の中で育成して、残りはこの酒母室を使うっていうのが恒例のパターンです。

これまでは、冷蔵庫の中でやりくりしてきたんですけど、次が5本目になるっていうことで、次回からは本来のこの酒母室で酒母を育成することになります。ようやく拭き掃除や殺菌が終わって、きれいになったところを写真に撮りました。元々がボロだから分かり難いのは仕方ありませんが、天井までしっかりと拭き上げてピカピカ(?)になってます(笑)。

なぜ最初の4本だけ冷蔵庫で育成するかっていうと、まだ気温が暖かくて、酒母を育成していく操作がやりづらいからです。周りが暖かいと、酒母の温度がドンドンと上昇して、こちらの意図した温度経過にするのが難しいんですよね。その他、雑菌に汚染され易いっていう面もあるでしょう。

都合のいいことに、蔵の中に大きな冷蔵庫がありますから、気温が高いうちはそれを使うんですけど、面倒臭い点とすれば、冷蔵庫と酒母室の2カ所を大掃除しなくっちゃならなくて、その分手間がかかるっていうことです。それでも、いいお酒を造ろうと思えば、出来る努力は全てするっていう方針なんですけどね。

床に付いた、なにか削れたような跡は、酒母用のタンクを転がす時にできる傷です。この部屋もかなり年季が入ってきてますけど、きっとここで造った酒母はいい働きをしてくれるはずですから、またこれからも安定した酒母造りができることを期待したいですね。今まで使ってきた冷蔵庫は、今度はできたもろみを搾るための部屋として使います。さてさて、今年の鶴の出来はどうなりますことやら・・・。


□□□ クリスマスまでには新酒ができるはずです □□□
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温度設定(つづきのつづき)

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昨日のブログも、私の説明がチトまずくて、コメント欄が皆さんの疑問の声で炎上してしまいましたから(笑)、更に引き続いてちょっとだけ説明しておきます。もろみって温める操作はないのかっていう質問に対して、基本的にはありません的なお答えをしたんですけど、ちょっとそれじゃ皆さんの知識の裏付けにはならなかったみたいですね。スイマセン(汗)。

まずは、北海道のような寒い地域では、もろみの温度上昇が思うようにいかない場合には温めることもきっとあるんでしょうね。自分の酒造りの話ばかりに目がいった説明をしちゃってお恥ずかしい限りですが、長野県の厳寒地でも同じような状況にはなるでしょうから、同様に温め操作が恒常的に行われている可能性はあるかもしれません。

もしあるとすれば、もろみを仕込んだ直後の段階で、予定より品温が冷え込み気味な時なんかに何らかの方法で加温操作が必要になる状況はあるでしょう。特に寒冷地の場合、あるいはコンクリート製の蔵のように構造的に冷え易いような場合にはあるでしょうね。ま、駒ケ根だって寒冷地のうちですが(笑)。

いくら酵母菌が発酵熱を出すからと言っても、周りの環境が極寒であれば熱の収支としては冷める方向に行っちゃうでしょうから、そんな状況ではもろみを応援してやるためにも積極的な加温操作は必要でしょう。長生社の蔵ではほとんどそんなことはなくって、もろみの発酵熱を抑えるってことだけ考えてますけどね。

何らかの機能が付加されている発酵タンクの中にも、もろみ全体をガンガン温められるようなヒーターが付いたものはないでしょう。そこまでは必要になることはないってことなんだと思います。ただし、一般的な仕込以外の特殊な仕込方法の場合には、ガンガンに温めるっていうステップが常に必要になることもあるかもしれません。

また、いろいろ書いちゃいましたが(汗)、一般的にはもろみ管理の中で加温操作っていうことはあまり必要なくて、どなたかのコメントにもありましたがマット等をまいて保温する程度で大抵は事足りるはずです。あるいは、裸電球程度の熱量があれば、加温とまではいかなくても保温の効果はあるってことなんでしょう。

ただし、ご注意いただきたいのは、本仕込であるもろみとは別に、もろみになる前に酒母っていう段階があるわけですが、酒母の場合にはガンガン温めるっていう操作が必要になって、それはそれでまた別の操作になりますから、お酒の仕込に詳しくないとご理解いただき難いかもしれませんが、区別してお考えくださいね。

制御盤のスイッチの入れ忘れっていう記事が、こんな連載ものになっちゃって、かつ、チト分かり難いご説明で申し訳ありません(汗)。今日の写真は、せっかくこんな記事が続きましたから、蔵の中の温度制御盤の中で、壊れちゃってて使い物にならないヤツもご紹介しておこうと思って写真に撮ってきました。頭の中を整理しているヒマのない今の私には、こういうお恥ずかしい写真でもネタにしとくしかありまへん(笑)。


□□□ 書きなぐりブログでスイマセン □□□
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温度設定(つづき)

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昨日のブログに対して、さもありなん的な質問をタッキーさんからいただきましたから、それに対する回答ブログを書いてみましょう。タッキーさんは駒ケ根市の隣の飯島町にお住まいの私の友人で、地元の青年会議所活動でもご一緒して、今では長生社の酒林は彼の作によるものです。もう、結構長い付き合いになりますねぇ(笑)。

さて、彼からの質問とは・・・「冷やす機能は付いているのは判りましたが、ヒーター的なものは無い?というか必要ないものなんでしょうか」・・・っていうものでした。つまり、昨日の記事に出てきた温度制御のできるタンクは、冷やすばかりの機能で、温めるっていうことはできないのかっていう疑問なんですけどね。

もっと言えば、お酒造りの時のもろみの管理って、冷やすことだけ考えてれば良くって、温める操作ってものはないのかっていう質問だとも取れると思いますが、確かに、温めたり冷ましたりいろいろやってもろみを育てていくんじゃないのかって考えるのは、タッキーさんじゃなくても通常の思考回路だと言えるでしょうね。

結論からお話しすれば、おっしゃる通り温めるっていう操作もあるんです。もろみの温度管理には、私達が造ろうとするお酒の酒質によって理想とする温度経過ってものがあります。その理想のラインに乗せるためには、その理想温度より低ければ温めるし、高ければ冷やすってことをしていく必要があるのは容易にお分かりになると思います。

ですが、もろみの管理をしていく過程で、温めて温度をつけるってことはほとんど必要ないんですよね。それは、タッキーさんのご質問コメントにもあったように、もろみ(酵母)自体が自分で発熱するもんだから、もろみを放っておけば基本的には温度はある程度勝手に上昇していくものだからです。

ですから、もろみ管理の要点はどうやって温度を押さえて理想的な発酵に導くかっていうところにあって、実際の操作において温めるなんていうことはめったに行わないんですよね。でも、全くないわけでもなくって、非常事態的に加温操作が必要になることはありますし、教科書通りじゃない醸造方法をなさっているお蔵さんの中には、もしかしたら特別な工程を実施されている場合もあるかもしれません。

事実、昨日の写真の制御盤の右端には『ヒーター』っていうスイッチがあって、もろみの初期段階で品温が冷え込んでしまった時に、緊急避難的に少しだけ温める機能もあったりするんです。でも、この機能を使うことは年に数回くらいしかありませんね。気温がとても低くて、蒸米が過度に冷えちゃった時なんかです。

今日の写真はもっとシンプルな温度制御盤で、単純に室温を一定に保つためのものです。これには冷やすっていう状況は加味されてなくて、室温を暖かく(暑く?)しておくためだけの機能しかありません。30℃設定にしてあって、現在30.3℃になっていて、ヒーターは入ってない状態です。

昨日の写真の物もそうですが、機械が作動している時にしかパイロットランプが付きませんから、主電源が入っているかどうかが分からないのが設計上の欠陥のようにも思えますが、「そんなの自分でちゃんと確認しろよ!」っていう神様の声もどこからか聞こえてきます(笑)。


□□□ 温度管理の機械は蔵の中にたくさんあります □□□
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温度設定

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写真は、うちの蔵にあるサーマルタンクと呼ばれる、温度調節可能なタンクについている制御盤です。長生社にはこのタイプのタンクが何本もありますが、どれも同じ様な制御盤が付いてますね。いくつかのスイッチと、いくつかのデジタル温度計の表示機があって、各々いろんな温度の調節を担っています。

使い方はチト面倒臭いのでご説明申し上げませんが、真ん中の温度調節計を見ていただければ、一番分かり易いと思います。緑色で表示されている『8.5℃』っていうのが設定温度で、赤色の『8.3℃』が現在温度です。つまり、タンクの中のもろみを8.5℃にしておきたいんだけど、今現在は少し下がり過ぎて8.3℃になってるっていう表示です。

少しお考えになればお分かりでしょうけど、数千リッターもあるもろみの温度管理なんて簡単にできっこなくて、たった1本の温度計で全体を平均する温度を測定できるわけもありませんし、もろみ自体にも流動性があって、設定温度をカッチリと維持し続けるなんていうことは不可能です。

多少の上下動を伴いながら、設定温度以上になったら中味を冷やすように冷凍機が回るし、設定温度以下になったらそれがストップするっていうだけの単純な制御なんですよね。ですから、使いこなすのにコツがいるとかそんな機械でもなくって、扱い易くてかなりのお蔵さんに同様の種類のタンクが入っていると思います。

でね、そういうタンクのご紹介をしようってんじゃないんです。新人率の異様に高い今年の長生社の蔵の中では、当然新人君達は一生懸命に働いていてくれるとしても、やっぱりミスとか思い違いとか抜けがいろいろとあって、私としても気を付けて見回っちゃいるんですけど、それでもいろいろと事件が発生してます(汗)。

先程も申し上げましたが、この制御盤も新人がいきなり見てもどう操作していいのか分からない代物で、少しだけ温度設定に関して説明が必要になるんですよね。初めて使う新人君に細かく説明して、彼もよく分かってくれたんですけど、翌朝にそのタンクを見てみるとどうもおかしいくて、温度制御ができてないような感じだったんですよね(汗)。

ま、そんなこともあるさとその時点では見送ったものの、その日の夕方になってもその傾向は変わらず、つまりはもろみの温度がドンドンと上がっていっちゃってるんですよね。こりゃ困ったと頭をひねっても、温度の設定は間違ってないし、その他の所作も正しく行ってあって、ミスったような形跡はないんですよね。タンク自体が壊れたのかと、高い修繕費を覚悟しようとした、その時・・・。

「なぁーんだ、スイッチが入ってないだけじゃん!!!」と、完全に根本的な原因に気が付いて、夜中の蔵の中でひとり小躍りしましたが、そんなことも分からなかったなんてなんという不覚(汗)。上の写真で一番下のラインにある3つのスイッチがON、ON、OFFになっていなくっちゃならないのに、全てがOFFになってたってわけで、どんな便利な機械もスイッチが入ってなきゃ無いのと一緒っていうお粗末なオチでした(笑)。


□□□ ポイントがちょっと低調です(汗) □□□
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地球温暖化

今年の冬はあんまり寒くならないような気がするんですけど、皆さんのお住まいのエリアではいかがでしょう?ま、こういう話になると、私の頭の中はどーしたって『地球温暖化』っていうキーワードで一杯になっちゃうんですけど、その影響が身近に表れてるって思うと、やっぱり少し怖い気分になっちゃうんですよね(汗)。

お酒造りの現場から言わせてもらえば、案外これくらいの方がいろいろがやり易いんじゃないかと思うんです。寒くなければ、まず仕事をする身体が楽ですし、お米を洗ったり蒸したりっていう作業に関しても、極寒の時よりは気を使うことが少なくて済むんです。ある程度寒くないと仕込みには苦しいんですけど、このくらいなら大丈夫なんですよね。

どうして日本酒の仕込は冬でなくっちゃならないかって言えば、蒸米の温度を下げたり、適度な乾燥状態を保ったり、雑菌の繁殖を防いだりと、寒くて空気が乾燥した冬場がその条件を満たしているっていうのが大きな理由でしょう。当然、夏に仕込ができないわけじゃありませんが、それにはそれ相応の設備が必要になります。

長生社クラスの小さなお蔵さんでは、もし夏場に少量の仕込みをしようとすれば、大きめな冷蔵庫の中に小さなタンクを持ち込んで仕込みをなさったりしておられるようです。麹を造るのだけはちょっと無理があるもんだから、冬場に造っておいて冷凍保存しておけば問題なく使えるんだそうです。

もっと大手の酒造メーカーさんともなれば、蔵全体を冷蔵庫のようにして、その中で何から何まで冬と同じように醸造作業が出来るようになっていて、つまりは季節は関係なく年間通して同じ様にお酒を造り続けられるくらいの設備になっていたりします。『四季醸造』っていう言葉をお聞きになった方もおられるかもしれませんが、これにはそのくらいの近代的な蔵の設備が整っていないと無理でしょうね。

話がチトそれましたね(汗)。こんな感じの気候が続いてくれれば案外酒造りはやり易いなんて、目先のことだけで判断はできなくて、最近気になるのは稲の生育における夏場の高温障害ってヤツです。稲の穂が出るような時期に暑過ぎる天気が続いたりすると、米質が硬くなって、仕込後のもろみでの溶けが悪くなるわけです。

今年の酒米でそれが顕著かっていうと、そんなこともないとは思いますが、現段階ではまだ判断できません。ただ、ここのところ数年に渡ってお米が溶けにくくなってきているような気がしているのは確かなんです。これが、年々じわじわと高温障害が恒常化していっている証でないことを望むばかりですけどね。

あんまり体感で差がありませんし、何となく暖かいと感じているだけなんですけど、もし地球温暖化が劇的に進むようなことになれば、お米なんてこの地で取れなくなって、当然上の様な設備の整ったお蔵さんじゃないとお酒なんて造ってられないなんていう未来だってあり得るかもしれません。そうならないように、今なにができるのか考えるんですけど、正解なんてないんでしょうねぇ・・・。


□□□ 使える写真がないからこんな記事になりました(汗) □□□
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夜食

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私の毎晩食べている夜食についての記事に到達するまでに4日かかりましたね(笑)。泣き言ブログから始まって、いい夫婦ブログになって、ようやくこれから本題に入るっていう感じだったのに地震が起きちゃって延び延びになってました。毎年いろいろ書いてますから改めてここでお伝えしたいことなんてないっていうより、同じこと書いたら恥ずかしいっていう思いの方が強いから躊躇するんですけどね(汗)。

まぁね、お腹減るわけですよ、酒造り期間中は。もう、一日中身体動かしてるわけだし、働いている時間も長いし、汗だくの仕事もあるしで、身体が栄養を要求しまくるような状況なのはよく分かります。どう客観的に見たって、夏の間と同じだけの食べ物じゃ間に合いっこないのは自明の理ダス。

っていうことで、冬の間は1日4食になっているんですけど、時間的には一般的な朝食、昼食、夕食に加えて夜食を食べてる形になってます。朝食6時、昼食12時、夕食20時、夜食1時っていう感じですかね。均等に6時間おきくらいに食べた方がいいのかもしれませんが、昼食と夕食の間がチト長くなってますね。

かつては、夜食べる物をコンビニで買い込んでた時期もあったんです。カップラーメンだったり、スナック菓子だったり、甘い物だったりしたんですけど、やーっぱりその手の物って飽きるんですよね。今だって買わないわけじゃありませんが、チョビチョビといろいろつまむより、しっかりしたものをドンと食べた方が身体にはいい気がします。

女房も私の身体のことを心配して、積極的に夜食を作るようにしてくれたのは有り難かったですね。もう何年になるのか分かりませんが、造りで蔵に泊まり込んでいる期間中はずーっと毎晩夜食を作ってくれてます。毎年書いてることですけど、文句を言いながらも続けてくれていることに関しては感謝感謝しかありません(笑)。

3日前と2日前にアップした写真をご覧になればお分かりのように、雑炊的なパターンの物が多いです。つまり、蔵に戻ってきてからストーブの上で温めるだけで食べられるようにしてくれてあります。これは、彼女の能力かもしれませんが、かなりテキトーに作っている割には毎晩とても美味しくいただいています(笑)。ま、時には今日の写真のように、お湯をかけるだけのカップ麺みたいな場合もありますけどね(涙)。

先日のブログのコメントに、夜食を入れているこの容器についての問い合わせ(?)がありましたが、これはMSRっていうキャンプ用品を製造している会社の商品です。パッチンと蓋ができるので、持ち運びの際に中味がこぼれにくくなっていて、私の夜食用にはピッタリの商品だったんですよね。今晩も、MSRの蓋を開けるのが楽しみな岳志です。


□□□ 駒ケ根は地震の被害はありませんでした □□□
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地震速報

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結構ビックリしましたよ!後から冷静に振り返ってみれば、私の住む長野県南部は震度3くらいで、それほど大したことはありませんでした。今回の地震に関してご心配をいただいた皆さん、ありがとうございました。たぶん、私の近隣で地震の被害にあった人はほとんどいないと思われます。

家で夕飯を食べて、少し仮眠をしてから、そろそろ蔵に戻ろうとした時に、突然あの緊急地震速報のビャーッビャーッっていう音が私と女房と娘の携帯から鳴り響いて、その数秒後にガサガサっとした揺れが来ました。あの音がけたたましいもんだから、震度3の揺れももうちょっと大きく感じたのかもしれません。

でも、長野県の北部は震度6弱っていうことで、今ニュースを聞きながらこのブログを書いてますが、白馬村では倒壊した家の下敷きになっている人がいるとみられるなんて言っていてとても心配です。長野市や小谷村では揺れがひどくて、土砂崩れも発生しているみたいですし、被害が大きくならないことを祈るしかありません。

私の妹が結婚して大町市にいるんですけど、揺れはこちらより大きかったはずで、電話は通じないと思ってすぐにメールを出しましたが、どうやら何もなかったようで安心しました。これから避難準備をするなんて返信が来ましたが、ライフライン等がどうなっているのか分かりませんけど元気でいるなら何とかなるでしょう。

気仙沼のO商店さんからは、「防災グッズの用意と水とお風呂の浴槽に満タンに水!!ろうそくも」と速攻でメールが入ってました。大震災の経験者ならではのアドバイスで感謝感謝です。津波は絶対に来ませんが、その後の生活が不自由になるとすれば、過去の経験は同じように生きるでしょうね。幸いなことに、駒ケ根はそこまでの状況じゃありませんでした。

もうひとつ心配なのは、地震の揺れが大きかった地域にある酒蔵に被害がないかどうかです。酒蔵は古い建物が多いですから、震度が大きくなると被害も大きくなる可能性が高くなるでしょう。これから造りが本格化してくる時期ですから、出鼻をくじかれるようなことにならなきゃいいんですけどね。

今現在の状況では、皆さんにお伝えできることはこのくらいしかありませんし、テレビの速報をご覧になっていた方が的確な情報が得られると思います。とにもかくにも、長生社は全く被害はありませんでした。あるとしたら、地震の揺れで天井から埃や土が落ちてきたくらいでしょう。明日の朝も、いつものように仕込みが始められそうです。ご心配いただいた皆さん、ありがとうございました!!!


□□□ 大きな被害になりませんように □□□
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いい夫婦

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昨日、夜食の図が出ましたから、今日は夜食について何か書こうと思ったんですけど、ブログの投稿日付を見たら11月22日。おー「いい夫婦の日」ってヤツじゃないですか!我が家はそんなにいい夫婦だとも思いませんが、出来の悪い亭主と、これまた出来の悪い女房でそれなりなんとか成り立っている、ごくありきたりの夫婦だと思います(笑)。

全くもって美男美女の組み合わせじゃないですし、二人してこれといった特技を持ち合わせているわけでもないし、お互いにどこか由緒ある家系の末裔だったりすることもござーません(汗)。強いて言えば、ごく一般的なサラリーマン家庭じゃなく、酒造りという代々の家業を背負った夫婦ってことくらいですかね。

さて、夜食についてですが、これももう毎年の定番記事であって、拙ブログにあっては365分の1の比重を占めている内容だと言ってもいいでしょう。そして、いい夫婦の日のブログに載せようとすれば、もう女房礼賛的な内容にするしかないっていう宿命を背負っていると言わざるを得ませんな(笑)。

「毎晩夜食を作ってくれるなんて、なんていい奥さんなんだ」っていうのは、私が夜食に関する記事を書くと必ずいただくコメントなんですけど、確かにそこは私としても非常にありがたいですし、日々それを続けてくれている女房殿には感謝感謝ではあります・・・ケンカなんてしてればロクな夜食になりませんけどね(笑)

よく尽くしてくれる女房であることに間違いはないとしても、それは亭主である私がよく女房に尽くしているからこその見返りであって、読者のみなさんは、まず私のことを褒めなくっちゃなりません!夫婦間のことは当事者夫婦でなくっちゃ分かりませんから、皆さんは私の言うことを信じる他はないでしょうな(笑)。

会社でも事務に入ってもらっていて、正に何時でも私の片腕になってくれていますから、頭は上がりません。でも、それは、昔っから私が彼女の尻に引かれているっていう事実の延長線上での事態であって、決して今に始まったことじゃありませんけどね(涙)。その辺も、どこにでもいる夫婦っていう感じなんじゃないかなぁ(笑)。

私の中では、世の中で一番信頼できる他人としての女房の位置付けってものがあって、日々ケンカしながらも絶大なる信用を置いている血の繋がっていない人間として、これほど特異な人間は世界中に存在しないでしょう。ま、いい夫婦になる努力は惜しみませんが、これまで通りくらいでいくのがいいのかななんて思ってんですけどね(笑)。


□□□ あんまり女房礼賛になってねーし □□□
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綱渡りブログ

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ブログに使える写真が何もなくなりました。仕方がないので、目の前の食べかけの夜食を撮りましたが使用するに値しませんでした(汗)。まず写真ありきじゃないんですけど、何かその日のネタを象徴する写真が1枚あると記事も書き易かったりします。それを逆手にとって、ネタがなければ写真から起草するっていうのもありで、しばしばその手は使わせてもらってるんですけどね。

よく、「ブログネタに窮する」みたいな話題を私も書きますけど、8年間も毎日書いてれば、本当にネタがなくて困るっていうことはあまりないんですよね。ネタがないことよりも、ブログを書く時間がうまく取れないっていう場合の方が多いような気がします。入蔵してからというもの、今年の私は正にその状態が常態化してますな(涙)。

例えば、もし生きのいい面白そうなネタがあったとしても、やっぱり時間的、あるいは精神的な余裕が少しないと、なかなかそれを記事にすることってできないんですよね。これは、私の性格によるものなのかもしれませんが、時間に追われてる時って、以前から考えてあったネタも目に入らなくなっちゃうって言うか・・・(汗)。

ネタがなくて困ることはあまりないなんて書きましたけど、そりゃ、ネタがなきゃ困るには困るんです、確かに。でも、私のように常連読者さんに恵まれて、自分の中身の薄さがよーく知れ渡っちゃってるようなエセブロガーになると、「ネタがないんですー」っていう話題をネタにしても大目に見てもらえるという大きな特典がもれなく付いてきます(笑)。

この手も、これまでよく使ってきましたよねぇ。大抵この種の話題の時には、どこそこボヤキブログ的な流れになることが多くて、「人がいない」、「時間がない」、「トラブル続きだ」なんてことをぶちまけて自分の溜飲を下げるという、ブロガーにとってあるまじき行為をイケシャーシャーと平気な顔してやってる大馬鹿タレってことになりますね。スンマセン(汗)。

今日の場合は、差し当たって何も書くことが頭に思い浮かばないから、写真がないことを切り口に「ネタがないんですー」ってことをここに開陳させていただいているだけのブログで、読者の皆さんの貴重なお時間をいただくほどの価値は全くござーません。私がこの記事を読者の立場で読んでいたら・・・腹立つんじゃねーの(汗)。

ここまで追いまくられている年もない・・・なんてことを毎年書いてるような気もしないでもありませんけど(汗)、やっぱり今年も走り始めは苦労が多いですね。もうそろそろ態勢も整ってきて、もうちょっと楽ができる予定です。それまでは、こんな実のない綱渡りブログでも大目に見てやって下さいませませ(笑)。


□□□ ここまで実のないブログも珍しい? □□□
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暖気入れ

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酒造りに追われる生活の中でも、ふとその美しさに目をひかれるような光景ってあるもんです。忙中閑有りじゃないですけど、忙しいからこそちょっとした事にも感動できるような感性が身体に宿るのかもしれません。ま、そんなこと言ってみたって、私なんかそういうことには全く疎い方なんですけどね(汗)。

朝起きて、慌ててトイレに飛び出した時にふと見上げた、朝日の当たり始めた中央アルプスはきれいですよ。もちろん天気が良くなくっちゃ見えませんけど、こういう仰ぎ見るような山々の麓に住んでいる人はそう多くないでしょうね。別に信心深いわけでもありませんが、山岳信仰もありだと思える荘厳さです。

夜トイレに飛び出した時に見えるのは(笑)、これは夜空しかないんですけど、とにかく冬の星座としてはオリオン座が有名ですし、私はそれしか知りませんが(汗)、さすがに田舎だけあって降るような星空の夜っていうのも時々ありますよ。明るい光ばかりの都会と違って、見上げる夜空に満天の星が輝いていれば、夜中の作業の疲れも癒されるってもんです。

蔵の中にいても、それなりにきれいなものはあります。ふと覗きこんだ酒母タンクの中で発行している酒母の表面の泡がとてもきれいだったので写真に撮りましたが、こうやって後から見返すとそんなにきれいでもありませんね(汗)。細かな泡が全面を覆っていて、それがピカピカ光っているように見えたんですけどね。

さて、ここまでは前振りです(笑)・・・そんな気分でタンクを覗き込んでいて、ギクリと背筋が寒くなる思いがして、一瞬その場に立ちすくみました。「あれ?もしかして、今日の暖気入れやってないんじゃないのか?」と。『暖気入れ(だきいれ)』っていうのは、酒母を少し温めて増殖を促してやる作業のことなんですけど、酒母の生育過程の一定期間は毎日しなくっちゃならない作業なんです。

蔵の若手に任せたようなつもりになっていた私でしたが、彼もそこまで頭が回らなかったみたいだし、私もそこまで気にかけてなかったんですよね(汗)。経過簿を見ると、やっぱり暖気入れはやってありませんでした。この事実に気が付いたのが、夕方いったん仕事を終えて家に帰ろうと思っていた直前のこと(涙)。

やり始めたら、いろいろを含めて2時間近くかかりますから、とにかく一度家に帰って晩ご飯だけは食べて、すぐに帰ってきました。普通だったら家で1時間くらい仮眠できるんですけど、その時間がとられたのは痛かったですねぇ。それでも何とか作業は終了して、ようやくこのブログが書けてるような次第(笑)。

何かミスがあった時に私がケツを拭くのは構いませんが、それに気が付いた時の、あのドキッとする感覚だけは御免こうむりたいもんです。きっと、心臓に悪いはずですもんね(汗)。まぁ、そんな失敗談も含めて楽しい楽しい酒蔵ライフではあります。今日は、泡を見て泡を食ったお話しでした(笑)。


□□□ 何のための前振りだったんだろー? □□□
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空っぽ

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ちょっと、忙し過ぎるかなぁ・・・こうやってパソコンに向かっても何も出て来ないのは、何にもしてないからとかいうんじゃなくって、いろいろが慌ただし過ぎて頭の中で整理がついてないっていう意味合いの方が大きいんだと思います。あれもこれもやったのに、ブログでネタにするほど頭に残ってないっていう感じですな(汗)。

基本的には人員不足なんだよねぇ・・・どんな仕事が来ても大丈夫なように多少の余剰人員を抱えていられればいいんだけど、極小蔵にそんな余裕があるはずもないですから、なるべく少ない人数で仕事を回すのが原則とは言え、仕事が詰まると簡単にテンパっちゃいますから、身動きが取れなくならない程度の余裕は持っていたいもんです。

こうなると身体も痛いし・・・忙しくなれば、どこそこが痛いからなんて言ってられなくなって、どんなに痛くても仕事を終えていかなくっちゃなりません。その仕事をしているうちは集中してるから痛みを感じなくても、確実にダメージは受けてますから、どこかでフッと気が抜けた時に痛みが襲ってきたりします(涙)。

そういう時に限っていろいろ重なるし・・・お葬式が入ったなんて蔵人が突然休むことになって、普段やらないような仕事が回ってきたりして、なかなか要領を得なくて時間ばかり取られたり。そういう時に新しい仕事は覚えていくもんでしょうけど、何もこんなに煮詰った時でなくてもいいのにねぇ(汗)。

・・・スンマセン、不満ぶちまけブログになっちゃってますね(笑)。ブログを書く時間って、蔵に寝泊りするようになると、割と毎日同じ時間に取れたりするもんだから、ブログライフが安定するっていうのが私のこれまでの経験上から言えることなんですけど、今年に関しては、なんだかその辺が上手くかみ合ってくれなくて、「あっっっ!ブログ書いてないっっっ!」って突然気が付くことが多いです(汗)。

そのくらい意識がいろんな所に飛んじゃってて、落ち着いてられない日が多いってことなんだと思います。この多忙な日々がいつまで続くのか分かりませんが、基本的には今働いてくれている蔵人が、今年の自分の仕事に慣れてくれればかなり私も少しは安心できてくるんじゃないですかね。

この状況をなんとかクリアできているのは、やっぱり若手の力によるところが大きいでしょうね。なにせ私の半分も生きてないくらいなんですから、経験は少なくても体力はバッチリです。酒造りへの気力を充実させて、更に更に頑張って、私を楽させてほしいっていうのが今の切なる望みですね(笑)。

今日の写真は、出来上がった麹を保存しておくストッカーですが、これと同じように今の私の頭の中には何もないっていう図です(汗)。何書いてんだか分からんブログになっちまいましたが、ここから蔵のドタバタをご想像いただいて、読者の皆さんの日本酒ライフに多少なりとも貢献できれば幸いです(笑)。


□□□ 真夜中記事を書くのは睡魔との闘いです □□□
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原料米

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先日、長生社の怖い事務員さん・・・すなわち、我が女房殿(笑)・・・が、「もう破棄しちゃうから見るなら見とけば」と、昭和から平成にかけての時代の原料米の入荷伝票を持ってきました。もう平成の26年ですから、今の若者には激動の昭和なんてはるか昔のように感じられるかもしれませんが、昭和生まれの私とすればついこの間までそうだったような親近感がありますね。

私が会社に入ったのが平成の2年でしたから、この綴りは私の入社の直前直後ってことになって、私にとっては懐かしい時代の遺物と言ってもいいわけですが、当時はどんな種類のお米をどれくらい使っているかなんていうことまで頭が回るはずもなく、もっぱら肉体労働に奔走していた日々でした(笑)。

杜氏歴も17年目に突入した今になって見返してみると、いろいろと思うことがあって面白かったですね。この綴りだけからじゃどんなお酒が造られていたのかまでは分かりませんけど、米の品種からある程度想像できますし、私の蔵初期の記憶も織り交ぜて考えれば、何となく見えてくる部分もあります。

まず驚いたのが、米の品種とその数量でした。全体の9割が俗に言う『一般かけ米』って言うやつで、たぶん普通の飯米クラスのお米だったと思われます。その中の相当量が、政府が用意してくれる『政府米』みたいな表示になってました。そして、それら全ては70%の精米がされてたようです。

この手のお米では、一般のアルコール添加酒を造っていたんでしょう。当時はまだ3倍醸造酒なるお酒も大量に造ってましたから、そういうタイプのお酒にもたくさん使ったはずですが、製造数量的には今の3倍くらいにはなってたってことですから、現在までの販売数量の落ち込みがいかに大きかったか思い知らされますね(涙)。

残りの1割が好適米指定のお米で、今でも使っている酒造好適米の『美山錦』が5%、準好適米の『しらかば錦』が5%っていうくらいの構成比でした。美山錦は注文した量の半分くらいしか割り当てられませんでしたし、山田錦に至ってはその当時はまだ私達は手に入れることすらできない幻のお米だったんですよね。

美山錦は半分ずつ50%と60%に精米されていましたが、50%で吟醸系を、60%で純米吟醸系を造ってたんじゃなかったっけなぁ。しらかば錦は確か純米酒とか本醸造酒になってたような記憶があります。当然一般米でも本醸造なんかは造ったでしょうけど、当時の我が社の高級酒ラインナップに割り当てるためのお酒を造ってたはずです。

今じゃ、純米酒のみの醸造で、美山錦しか使わず、精米歩合も39%、55%、60%の3つだけになって分かり易いことこの上ありませんが、あの頃と比べて一体どれくらいコストの高い酒造りになっているかも一目瞭然でしたね。「こんな造りしててよく潰れねぇよなぁ」と、社長にあるまじきつぶやきをひとりごちて、また仕事に戻った岳志でした(笑)。


□□□ ネットがこんなに普及するとはあの頃は考えられなかったです □□□
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ブログアクセス考

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この写真は、このブログのアクセスカウンターの様子なんですけど、11月5日にいきなりアクセスが1184とかになっていてビックリして撮っておいたものです。この時、こうなる理由は既に判明してましたから、あまり首をかしげるようなことはなかったんですけど、通常の日の5倍くらいアクセスがあったっていう数字になってますね。

こんな様な状態になったことが、これまでもないわけじゃないんです。それは、同じ人、あるいは限られた数人の方が、このブログの過去記事を相当昔までさかのぼって1日で読んでくれたような日だと思います。何度も違うページにアクセスしますから、その度にカウンターがインクリメントされた結果っていうことです。

ところが、この日はそうじゃなかったと推測されるんですよね。特定の個人じゃなくって、実際にかなり多くの方がこのブログに訪れてくれたから、カウンターの数字が跳ね上がったってことで、もし毎日1000人を超えるような読者に読んでもらえるようなブログになったとしたら、カリスマブロガーの一員になったと言ってもいいでしょうから、ほんの一瞬、私もその夢を見たと(笑)。

こうなる理由ってのは・・・このブログでも記事にした、北海道で『福司』を造っている醸し屋君のブログが、いきなりランキングで私を抜いた時のことです。例の、フィギュアスケートの高橋大輔さんが福司を飲んだっていう記事を醸し屋君が書いたら、いきなりブログのアクセスが増えて、ブログランキングでも大躍進して、私を抜いて2位になったんでしたよね。

その余波を受けて、私のブログにも訪問客が急増してこんなことになったみたいです。その後数日間もアクセスは多かったですね。つまりは、醸し屋君のブログにお客さんが殺到したのに、その時ブログランキングで近くにいた私のブログもついでに読んでくれたお客さんが1000人近くもいたっていうことになります(汗)。

でもでも、今日ここで言いたいのはこんなことじゃなくって、この時には全く期せずしてタナボタ式にアクセスが簡単に増えたのに、先日、週刊朝日さんに信濃鶴が掲載されて、このブログのアドレスも書いてあったのにもかかわらず、今回は全く全くアクセスが増えたっていう感じがしなかったってことなんです(笑)。

これは考えてみるに、高橋選手の影響力もさることながら、情報の伝達がネット上だったりするとブログ等への誘導が簡単なんだろうなんて推測したんですけどね。醸し屋君のブログも、高橋選手のファンの方のフェイスブックとかツイッターとかに情報が流れたからあれほどの効果があったらしいですから、あながち間違った推測でもないでしょう。

っていうことは、紙の媒体にサイトのアドレスなんて書いてあっても、ほとんどの人はわざわざそのアドレスを打ち込んでまでアクセスしたりしないってことなんでしょうね。それとも、週刊朝日の読者のみなさんは特にパソコンとは縁遠い方達が多いのか・・・。いずれにしても、全国版の週刊誌に載ってもブログアクセスは全く増えないってことが分かった貴重な経験でした(笑)。


□□□ いつもの皆さん、よろしくお願いします! □□□
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坐骨神経

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毎年酒造りの季節には、どこが痛いとか、ここを怪我したとか、なにか病気っぽいとか、必ず健康上の泣き言をこのブログにぶちまけてる岳志です(汗)。いや、これは、ぶちまけたくってぶちまけてる訳じゃなくって、本当にそういう身体の状況だから、止むに止まれず魂の叫びとしてここに書かせていただいてるんですよ(笑)。

でも、本当のこと言えば、ここでそういう報告をすると、少なからず誰かからは「身体の具合は大丈夫ですか?」っていう優しい声をかけてもらえるもんだから、それを痛み止めの代わりにして翌日も頑張れるっていう、精神衛生上の甘えた魂胆も見え見えなのは、読者の皆さんならよーく理解しておられることでしょう(笑)。

で、ここからが本題ですが・・・大袈裟じゃなくって、ここ数日マジで歩けなくなるくらいに痛い症状が私の身体に現れ始めたんです(涙)。その痛い部分は、これまでも少しは違和感を感じるくらいには問題があった場所で、それが今年に限って強く出てきてるんだと思いますが、痛いったらありゃしないんですよ。

それは、お尻の中心部あたりから足先にわたっての右足の部分で、一度ピキッとスイッチが入るともう動いてなんていられなくて、「どはっうぇらいやぃぁふぉーーーーー!!!」くらいの雄叫びをあげてのけぞってるみたいです。たまたまその声を物陰で聞いていた女房が、「一体どうしちゃったのっっっ?」と、久し振りでマジに心配したと言ってました(笑)。

不思議なのは、その痛みはずーっと続くことはなくって、しばらく動かないでいるとだんだんと治まってきて、また歩けるくらいにはなるんです。痛いことは痛いんですけどね。ただし、スイッチが入っている間は、何と言えばいいのか、焼けた五寸釘をぶっ刺されているような過激な痛みで、少し前かがみになったりすると目から火花が出るくらいになるんですよね(涙)。

こうなったら、私の主治医、鍼灸師のE君の出番以外の何物でもないんですが、彼の元に毎週通っていても先週は大したことなかったのに、この数日でこんなことになっちゃって、「オレの身体は一体どーなっちゃうんだ?」とすがりついたら、「こんなの大したことないから、だいじょーぶだ」と、私のこの苦痛をにべもなく一蹴しやがりました(汗)。

彼曰く、お尻の奥の方にある筋肉が何かの加減で凝り固まって、お尻から足に向かって走っている坐骨神経って言うヤツを圧迫するんだそうで、その緊張がほぐれると傷みも和らぐっていう図式らしいんです。症状的には言われた通りだったですし、彼の読み通りの所へ深く深く鍼を打ってもらったら・・・もう、その日の夜なんか蔵の中を足取り軽やかに飛び回ってましたね(笑)。

さすがに私の主治医だけあります。まるで魔法にかかったように痛みは取れちゃったんですよ、マジで!実際には、翌日しっかりと働いたら、また痛くはなっちゃったんですけど、原因がハッキリと分かってるんですから、痛みへの恐怖感は半減しましたよ。これから半年間この痛みが取れなかったらと思うと憂鬱ですが、普通に歩けるってことはこんなにも楽しいことなんだと再認識したような次第。


□□□ ランキングの重要性も再認識! □□□
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週刊朝日(裏話)

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別に特別な裏話があるわけじゃないんですけど、メジャー誌に掲載されたっていう特別な臨場感みたいなものを持っていられる今だからこそ、何となく追加記事でも書いてみようかと思っただけの話で、今回の掲載に関しての秘話なんてものは全くござーません(笑)。でも、当事者だったからこそ体験できた内容をお話しすると・・・。

まずは、昨日もお話しした通り、原稿の校正は本当にギリギリっていう感じでしたね。全国の書店に並ぶんですから、よっぽど周到な準備を前々から行っているのかと思ってたんですけど、よく考えてみれば150ページからの冊子を毎週発行するんですから当然かもしれませんが、相当にハードな綱渡り的現場であることは想像に難くありません。

私も学生時代に某出版社でアルバイトしたことがありましたが、月刊誌の部門に配属されていた時には、それなりにバタバタと忙しかったことが思い出されます。今回も、原稿を書いて、校正して、それが印刷所に回って、全国に配送されて、各書店に並ぶっていう工程を2週間くらいでやっちゃってるような印象を受けましたね。

原稿に関しては、まずはライターさんが私のブログをある程度読んでくれていて、それに加えて事前にアンケート的にいただいた質問事項に返事をして、それに対して再び電話で聞き取りがあって、できた原稿を私が校正して、更に少し手が加えられて脱稿っていうステップでした。やり取りした文章はそれなりにありましたが、それを簡潔に、かつカッコ良くまとめていただけたのは、プロのライターさんの力以外の何ものでもないでしょうね。

写真については、かなり以前に商品を送ってあって、いくつかの蔵元の分をまとめて撮影なさっておられるようでした。今回の記事も、紙面の半分は写真なわけですから、写真にも重きを置いてるってことなんでしょうね。これまでこんなにもカッコ良く信濃鶴の一升ビンを撮ってくれた写真はなかったと思いますよ(笑)。

それから、信濃鶴に合うおつまみを何か紹介してほしいって言われて、これが一番苦慮したんですけど(汗)、とにかく簡単なレシピで手軽に作れる物っていうリクエストだったもんだから、岩塩とオリーブオイルを豆腐にかけるだけの冷や奴をご紹介しておきました。我が家でも登場する料理ですが、家でいくつか並べて試してみて一番合いそうなのをいっときました。写真撮影の際には実際にその場で調理していただいたみたいですね。

私にとっても貴重な経験となった今回の週刊朝日さんへの掲載でしたが、大きな宣伝効果は過剰に期待しないものの、「あ、これどこかで見たことがある」的に街の居酒屋さんで思い出してもらえたりなんかしたらうれしいですね。全国に対して宣伝をかけるなんていうことは、長生社のように小さな蔵じゃ無理な話ですから、今回の掲載には本当に感謝感謝でした。

ちなみに、この号の週刊朝日に関しては、我が社としては全精力を使って駒ケ根中の書店から買いまくりましたから、もう駒ケ根には残ってないかもしれません(笑)。地元の酒販店さんにもお配りしましたが、「こういう取り上げられ方をすれば俺達も張り合いだ」と一緒になって喜んでくれたそうです。小さな片田舎からの情報発信にもなればうれしいんですけどね。


□□□ とーぜん、お金は一切かかってません □□□
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週刊朝日

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いやー、皆さん案外ご覧になってるんですねぇ、こういう週刊誌。『週刊○○』っていう名前の雑誌はたくさんあると思いますけど、私自身が読まないもんだから、どういう内容なのかとか、どの雑誌がどうだとか、どのくらいの値段なのかすらも知らない存在だったんですよね。強いて言えば、新幹線でオジサン達がよく読んでるっていう印象かな(笑)。

実は、今回『週刊朝日』さんに信濃鶴のことを取り上げていただくことができたんですよ!!!事前にこのブログで発表しようかとも思いましたが、どんなイメージで、どの程度の記事になるのかよく分かってなかったもんだから、発売されたら「じゃじゃーん!」って感じでブログにしようと企んでいて、今日がその「じゃじゃーん!」な日ってわけです(笑)。

発売日は11月11日ってことだったらしいんですけど、発売当日に直接ご注文をいただいたり、何人かの友人からすぐにメールをもらったりしてそれなりに反響があったもんだから、やっぱりメジャーな週刊誌っていうのの影響力は大きなもんなんだなぁと感じたような次第です。学生の時分は、在籍していた部室にいつも週刊マンガが置いてあってそれを読んでいたことはありましたが、社会人になってから週刊誌は私にとっては遠い存在になってるんですよね。

さて、一体どんな経緯でメジャー誌に掲載されることになったかって言うと、週刊朝日さんに『純米礼賛・今週の1本』っていうコーナーがあって、そこでは全国の純米蔵を毎週取り上げておられるんですけど、そこに登場させてもらったっていうわけなんです。監修のフルネットの中野さんには昔から可愛がっていただいてますから、そんなご縁でお話しをいただきました。

もう数ヶ月も前にサンプルのお酒だけは送ってあって、原稿のやり取りは入蔵直前の10月末頃にやってましたね。11月11日に店頭に並ぶ全国紙の校正を10月末にやってていいのかと思いましたが、ライターの方も『怒涛の編集作業』なんておっしゃっていたように、週刊誌の編集現場っていうのは恐ろしい世界のようでした(笑)。

そのライターさんとは、メールで何度か連絡を取り合ったり、原稿の校正をさせてもらったりしてとてもお世話になりました。このブログも読んでいただいたようで、私のこれまでの苦労話もある程度分かってもらった上で原稿を起こして下さって、あまり長くはありませんけど、さすがに本職の書く文章はカッコいいものがありますね。

でもねぇ、この週刊誌の表紙なんて、あの鈴木京香さんですよ!!!そんな雑誌に見開き2ページに渡って鶴が載ってるなんて、ちょっと夢のようではありますよね。聞くところによると、今回信濃鶴の記事に割かれた紙面を広告用に買おうとすると、ナント250万円もするんだとか(汗)。そんな広告宣伝費を使うことを思えば、とっても有り難い企画に拾ってもらって、実にラッキーだったってことでしょうね。

これまでの経験上、こういう取り上げられ方をしたとしても、突然に売り上げが伸びるなんていうことにはつながらないんですけど、それでも地元のミニコミ誌に載ったっていうのとは訳が違いますから、もしかしたらいいことがあるかもしれません(笑)。全国の知り合い連中にも、元気でやってる便り代わりになればうれしいんですけどね。


□□□ ブログのアクセス数は全く変わりません(笑) □□□
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特異多忙日(続々編)

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3日連続で多忙日って言うより、日々アクシデントに見舞われているのをご披露申し上げているだけのような気がしてきた岳志です(汗)。ま、何かそういうことが起きると、いつもと違った対応が必要になって、スケジュールがぐちゃぐちゃになって多忙日になるんですけどね。しかししかし、どーしてこうも毎日いろいろ起きるんでしょうか(涙)。

今日は、これまで滅多に詰まったことのないエアシュータのホースが詰まっちゃって、エラク難儀してたみたいです。みたいですっていうのは、私はその時に麹室で別の仕事をしてましたから、実際にどれくらい大変だったかは分かってないんです。けど、その復旧作業だけは見ていて、手は出さずに口だけ出してたんですけどね(笑)。

エアシュータっていうのは、蒸米をタンクまで搬送するのに、昔は人力で一定量ずつ布に包んで担いで運んだんですけど、そこを省力化するために空気の力でぶっといホースの中を、蒸米をぶっ飛ばして送るための機械で、ほとんどのお蔵さんにある機械だと言っていいんじゃないですかね。我が社にある道具で、そんなに特別なものはござーません(笑)。

ホースの直径は15センチくらいあるでしょうか。とても硬いビニールかプラスチックのような素材でできてますから取り回しが大変で、簡単に角度を付けて曲げるようなことはできません。新しいタイプのホースはもっと柔らかいみたいですが、一度買ったものは死ぬまで使い続けるのが酒造業界ですから、取り替える予定も全くござーません(笑)。

長生社では、もろみのタンクに蒸米を投入するのに、一度2階へホースを持ち上げて、2階の床に空いた穴から下のタンクに投入するような格好で仕込みをしてるんです。上の写真は、階段を上ってきたホースが2階の床を這って行くの図ですが、どうやらこの曲がりのキツイ辺りが詰まったらしいんですよね(汗)。

私が蔵に入って25年目の造りになりますが、このホースが詰まったなんてことは数回しか経験したことがありません。エアの風圧は相当なものですから、普通にやってれば蒸米が詰まるなんていうことはないんですよね。蒸米がベトベトだったとか原因があれば分かりますが、そういうこともなかったみたいですし、どーして詰まったのか分かってません。

お分かりでしょうけど、途中で何カ所か継ぎ目はあるとしても、長いホースの真ん中あたりが詰まったりすれば、詰まった蒸米を取り出すのはとーっても大変な作業になるんですよね。木槌で叩いて少しずつこなしながら、ホースを持ち上げて出口まで滑り落していくっていう様な作業になるわけですけど、ホースは重いし取り回しは簡単じゃないし(涙)。

最終的に詰まりは解消しましたが、いつもの仕事は大幅に遅れて、私は午後予定されていた地元の酒造協会の勉強会をキャンセルしようかとも思いましたが、若手にいろいろ押し付けて大慌てで出席してきました。帰ってきてからも麹の手入れはしなくっちゃならないし、やっぱりいつまでたっても貧乏ヒマ無しってことなんですかねぇ・・・。


□□□ ポイントはいきなり戻っちゃいましたね □□□
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特異多忙日(続編)

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超多忙でしたなんていう記事を二日続けて書きたかぁないもんですが・・・超多忙でした(笑)。新人度合いが高い、造りの初期である、杜氏自身が優秀ではない等々の理由が考えられるわけですが、今日も1日パニパニしてましたね。もう、ブログに何書こうなんて考えられないくらいでんがな(汗)。

こんなこと具体的に書いてもしょうがないんですが、かいつまんでお話しすると・・・通常なら午前中にするはずの米洗いを、新人だけだとやれないもんだから午後のお茶過ぎに後回しにした・・・お茶を飲んでから、私がいろいろと解説をしながら必要量を洗った・・・洗ったつもりだった・・・そしたら、それは必要量の3分の2しかなかった・・・(涙)。

私が気が付かなかったのもいけなかったんです。まさか、基本の部分からズレているなんて思わないもんだから、用意してあった量のお米を洗ったんですけど、洗った後にそれじゃ足りなかったと気が付いて大いにアセりましたよ(汗)。でも、考えようによっては、明日になってから気が付いたんじゃどうしようもありませんから、まだ良かったのかもしれません。

まだ良かったとは言え、いつものように午前中にやったことならまだ時間的余裕が残っていたんですけど、もう薄暗くなってからのミスだったもんだから、その対応のために結局残業する羽目になって、他の仕事にも影響したりして、どーして毎日いろいろ起きるのか神様を恨めしく思いながら仕事してましたね。

「洗う量が少なかったなら追加して洗えばいいじゃん」と思われるでしょうが、事はそう単純じゃなくって、長生社ではいろんな方法で酒米を洗っていますが、ザルでひとつずつ洗うやり方以外は、基本的にバッチ処理になってるんです。そんでもって、古いシステムだもんだから、1日1回のバッチ処理しかこなせないようになってるんですよね(汗)。

例えば500キロ洗わなくっちゃならない時に、400キロだけを洗っちゃうと、その400キロは翌日の朝までその経路の中から動かすことはできなくって、同じ処理方法でそこに残りの100キロを追加して後から洗うことができないんです。ですから、別の処理方法で残りを洗ったんですけど、それはそれで時間がかかるわけです(涙)。

若手は慌てながらも頑張ってくれてましたが、案外私は「なるよーになるさー」的な余裕があって、この状況を楽しんでいたような気がします。そう言えば、前任の杜氏も、何かとってもひっ迫した状況にあっても泰然自若としたところがありましたから、私もついにそんな境地に達したのかもしれません(笑)。

どんな状況も必ずケリが付くもんで、今日も何とかやることだけはやり切りました。こりゃ人手が足りないと、事務所に行って帰宅間際の女房に土下座をしてお願いしましたが(ウソ)、快く手伝ってくれて、これも大助かりでしたね。いやぁ、機嫌が悪かったら手伝ってなんてくれませんから、その点だけが今日のラッキーだったかと(笑)。


□□□ なんだかポイントがとても高いんですけど・・・ □□□
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特異多忙日

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超忙しい日っていうのは誰にでもあるもんで、そういう特別な日が全くないようでも困るんでしょうけど、できればあんまり遭遇したくはない相手ではあります。通常通り物事が進んでいるならそんなことにはならないはずですが、何か特別なことがひとつ、ふたつ、みっつと重なると、時間割に余裕がなくなって、ガチガチにはめ込まれたタイトな1日になっちゃうんですよね(汗)。

今年の造りが本格スタートして間がないこの時期に、例年よりも蔵のベテラン率ががっくり下がった長生社では、何かにつけて仕事に手間取ることが多々出てきちゃいます。それはそれで越えていかなくっちゃならない壁ですし、何事も若手にはどんどんと自分の力で取り組んで経験値を上げていってもらうしかありません。

そういう状況下において、造りを始めるにあたっての大事な準備が抜けていたり、突発的に何かが壊れたりってな事が起きると、アタフタ度がいきなり上がってバタバタしなくっちゃなりませんし、そういう時に限って更に泣きっ面に蜂的な問題が発生して、本当に泣きながら仕事をする羽目に陥ったりします(涙)。

今日の大問題は、お米の配送が遅れたことでした。詳しくは申し上げませんが、とにかく明日使うお米が今日配送されるっていう状況になっちゃって、それも今日の何時に届くかもよく分からなくって、どの仕事を先に持っていっていいものやら、スケジューリングがぐちゃぐちゃになっちゃったんですよね(汗)。

明日使うお米は、今日のうちに洗っておかなくっちゃなりません。通常だと午後イチにそのお米洗いをやるんですけど、それまでには結局間に合わなくって、そんじゃってことでそれ以降の仕事を前倒ししてやってみても、やっぱり効率良くこなしていくわけにはいかなくって、それに加えて私が大事な仕事をひとつ忘れてたり・・・杜氏から率先してそんなことしてんですから、上手く事が運ぶわきゃありませんな(汗)。

そうなるとブログを書くのも夜中からになっちゃったりして、何とも気ぜわしい24時間になるんですけど、でもでも、やっぱり若い連中が蔵にいるってことは、いろんな問題が発生してもヘコタレないからいいですよね。もう私がクタクタになっていても、元気で蔵の中を飛び回ってますから頼もしいもんです(笑)。

多少の苦労も、それを楽しめるようになれば問題にはなりません。今年は、蔵の若手と一緒に楽しみながら難関を越えていければいいですね。彼らが成長すればするほど、私の悠々自適な杜氏ライフの実現可能性が高くなるはずです(笑)。その日を夢見て、くたびれた体をいたわってグッスリ寝ることにしましょう。


□□□ この数日は疲労困憊気味(汗) □□□
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新マウス

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昨日の記事の続きで・・・キーボード変えたんだから、マウスだって変えるわな、フツー(笑)。キーボードの場合はもう完全に決め打ちで、古き良き時代のオーソドックスなタイプしか頭になかったんですけど、マウスってことになると同じ様に見えてどれもかなり個性的だし、何がオーソドックスっていうこともないような気がしますね。

右端のが私がメインパソコンでずーっと使っていたマウスで、これもDELL社製の単純な物です。真ん中にくるくる回るホイールっていう機構が付いて、格段に使い易くなった初期の頃の物じゃないですかね。他の2つよりはかなり大きめですが、昔のマウスって感度で見れば、標準的なサイズだったと思いますよ。

最近のマウスの何がいいかって言うと、親指が当たるサイドにボタンが2つあって、『進む』と『戻る』っていう機能が割り振られていて、ネットサーフィンしている時に前のページに戻る時なんかに重宝しますよね。もっといろいろなことができるのかもしれませんが、私は専ら『戻る』っていうだけの使い方しかしておりまへん(笑)。

家で使っていたマウスが真ん中の赤いヤツなんですけど、これには戻るボタンが付いていて、それに慣れちゃったもんだから、会社のマウスにもボタンが欲しいとずーっと思ってたんですよね。で、今回左端のヤツを購入して使い始めたんだけど、お店で触った時にはピッタリな感じだったのに、どーもしっくりこないんですよねぇ、これが(汗)。

ところが、別のパソコンにつないでみると気持ちよく使えるじゃないですか!こりゃ、一体いかなることかとしばし自分の手の動きを観察してみたら、何となく理由が見えてきました。古いヤツはいかんせん大き過ぎるとして、左側の2つは若干大きさが違うだけなんだけど、このサイズの違いが、パソコンに向かって座っている自分の体勢と関連してるんじゃないかと思ったんですよね。

簡単に言うと、椅子に座って机の上のパソコンを操作する時に、机の高さが低いと大きめのマウスの方が、高いと小さめの方が使い易く感じたんです。そんなこと大した問題じゃないとお思いかもしれませんが、マウスに手を添える時の腕と操作面との位置関係は重要かもしれません。

机が低いとマウスを上からつかむような格好になって、この場合は大きな方が使い易い気がしましたね。逆に机が高いと、何と言えばいいか、マウスの後ろ側から指を伸ばしてつまむような態勢になって、この場合には小さな方がコロコロと取り回しがいいような気がして・・・久し振りに、観察眼的大発見をしたような気分になった岳志です(笑)。

結論を言えば、メインのパソコンには家から持ってきたマウスをもらっちゃうことにして、せっかく買った新しいのは事務所のパソコンに流用することにしました。家用には無線で使えるのを買っておきましたから、女房や娘から文句は出ないでしょう。今回の私の大発見を更に研究して、どこぞの周辺機器メーカーからいい話が舞い込んだり・・・しないわな(笑)。


□□□ あれあれ?写真がひっくり返っちゃってます(汗) □□□
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新キーボード

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今年蔵に入るのと同時に、私が蔵でメインに使っているパソコンのキーボードを新しいのにしました。こんなに長い間愛用したキーボードは学生時代に初めて買った、NECの9801Fっていうヤツ以来じゃないかな(笑)。トータルで何年使っているのか定かじゃありませんが、パソコン2世代で使い続けてるんです。

私ももう完全なるオールドタイプのパソコンユーザーですから(笑)、あまり今風のオシャレなキーボードはお好みじゃなくって、キーがブロック型の昔っからのタイプが一番使い易いですね。しっかりとキーストロークがあって、ちゃんと押しましたよっていう確認が自分で取れないと、安心してキーをスピードに乗って打てないんですよね、きっと。

今のは、四角いボタンがペロペロっと並んだような感じで、キーボード自体は薄く作れるんでしょうけど、押した感に乏しくって、私の場合にはミスタイプが増えますね。ちょっと無骨で場所を取っても、昔っからのどこでも売ってる安いキーボードが、もう私の指の一部っていうくらいに馴染んじゃってますね。ちなみに、今回買ったキーボードは1000円ちょっと(笑)。

今のメインマシンはノートパソコンなんです。前のデスクトップ型のパソコンが壊れて、ノートに乗り換えたんですけど、やっぱり大きな画面としっかりしたキーボードが欲しくなって、以前のデスクトップのキーボードとマウスをそのまま流用して、外付けにして今に至ってるっていうわけなんですよね。

以前に、このキーボードを大掃除したなんていう記事を書いたこともありましたが、いかんせんここ最近キーがギスくなってきて、何となく突っかかり感が出てきちゃったもんだから、仕方なく新しいのを買ってきたような次第。まぁ、ここまで使えばキーボードの神様もたぶん納得して下さるでしょう(笑)。

新しいキーボードの使い心地は決して悪くはないんですけど、これまでの長年の慣れってものがありますから、まだ上手く打てないような気がします(汗)。ちょっとキーが軟らか過ぎて、少し指が動いただけで、そのつもりがなくても入力になっちゃうことがままあります。以前のは世界のDELL社のでしたから、これが世界標準だと思って納得して使ってたんですけど(笑)、もうちょっと硬かったんですよね。

写真をご覧になればお分かりでしょうが、上が古くて下が新しいんです。古い方はキートップがテカテカになって上手く写ってませんよね。印字してある文字も剥げてきて無残な容姿になってきましたから、そろそろ引退させてやろうという親心でもありますが、同じものがあれば継続して使いたいくらい愛着のあるキーボードでしたね。

古いのは捨てちゃうわけじゃなくって、他の用途が頭にあるから交換した部分もあって、まだまだ使えるんですからぶっ壊れるまで現役でいてもらうつもりです。新しい方はこのブログにとっても必需品なわけで、これまでよりスラスラと入力できて、記事を書く時の負担軽減になるだろうっていうのが、今回の買い替えの一番の目的だったりします(笑)。


□□□ 醸し屋君のおかげで私までポイント高いです □□□
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戸隠蕎麦屋(つづき)

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戸隠のお蕎麦屋さんに関して、もうひとつ思い出したことがあるんで書いときますね。今回は実名を出してしまってもいいでしょう。お店の名前は『葉隠』さん。実は、私はまだお邪魔したことのないお店なんです。お近付きになってから、戸隠に行く機会がないままで今まできちゃってるってことなんですけどね(汗)。

このお店の御主人は昨年の長野の酒メッセにお越しになって、信濃鶴ブースでとても鶴のことが気に入っていただけた様子でした。そして、今年のメッセにもおいでいただいて、ブースに来ておっしゃるには、お店でお出しになるお酒に鶴を使うようにして下さったみたいで、とても褒めていただきました。

お店のお役に立てるなら、私としてもこんなにうれしいことはないわけです。居酒屋さんみたいにたくさんのお酒が売れることはないでしょうけど、蕎麦前と言われるほど日本酒と蕎麦は切っても切れない間柄ですから、そういう現場で重宝していただけるのなら、造り酒屋としては本望なんですよね。

それに、場所が戸隠っていう蕎麦の最前線であることを考えれば、その場に鶴が舞い降りているっていうことは、とても高く評価していただけているような気がして余計に気分がいいです(笑)。どこどこで飲んだお酒が美味しくて、銘柄を聞いたらお宅のお酒だったなんて言っていただくことは多いですから、県外の観光客の皆さんへの宣伝効果もあるかもしれませんしね。

蕎麦と鶴が相性がいいのは昔からよく言われますし、自分でも激しくそう思ってるんですよね。自分が蕎麦が大好物ですから、そこはとてもうれしいところではあるんですが、どんな日本酒とでも合うんだって言い方をしちゃえば、根っから相性のいい食べ物の取り合わせってだけのことなのかもしれません(笑)。

いずれにしても、とても気に入ったっていうだけじゃなくって、お店で提供するラインナップに取り入れてもらえたのはうれしい限りです。葉隠さんにはまだ行ったことはないんですけど、今度戸隠を訪れるチャンスがあったら絶対に寄ってこなくっちゃなりませんね。場所は戸隠中社のすぐ近くのようですから分かり易いと思います。

お話をうかがうと、夜は蕎麦屋の隣でバーをおやりになっているそうですから、まとめて楽しむためには戸隠に泊まらなくっちゃなりません(笑)。酒メッセの際にはご家族でお見えになっていたのか、皆さんと楽しくお話しさせていただきましたが、とにかく来年の営業回りの一環に今から加えとかなくっちゃなりませんね。


□□□ 皆さんも機会があったら葉隠さんにぜひぜひ! □□□
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戸隠蕎麦屋

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戸隠蕎麦と言えば、蕎麦で有名な長野県の中でも更に名前の知られたスポットであることは、あまり興味の無い皆さんでもご存知かと思います。私も、長野市に出向く用事のある時で、お昼時に何時間かヒマな時間ができちゃったなんていう時には食べに行くくらいに大ファンです。わざわざそのために、早めに長野市入りするなんていうこともあります(笑)。

詳しくは知りませんが、昔から蕎麦の栽培が盛んだったとか、修験者の食べ物だったとか聞きますけど、とにかく美味しいんだから文句はありません(笑)。戸隠高原にどのくらいあるのか知りませんけど、道端にあるのは蕎麦屋さんばかりと言っても過言じゃありませんし、きっとそのお店のどれもが美味しい蕎麦を出されてるんでしょうね。

さてその戸隠へ、私のブロ友である群馬のぶどう屋Iさんがお友達と遊びに出かけたんだそうです。そして、戸隠の中で一番っていうほど有名な『U屋』さんでお蕎麦を召し上がったんだとか。U屋さんと言えば、ご存知の方は一発でお分かりになるくらいの名店で、いつ行っても長蛇の列ができているお蕎麦屋さんです。

バスを使った旅行だったのか、Iさん達はとにかくお酒が飲める状況だったようで、メニューにあった『料理長の隠し酒』っていうのを注文なさったんだそうです。U屋さんはさすがに郷土愛にあふれたお店で、メニューには県内のお酒が蕎麦前としていくつもラインナップされていて、きっと県外のお客さんにも好評なんでしょう。

私も覚えてますけど、確かにハッキリとした銘柄名じゃなくって、その時のお勧めのお酒みたいなメニューがありましたね。それが、『料理長の隠し酒』っていうヤツだと思うんですけど、私達がU屋さんにうかがう時にはいつも自動車だもんだから、お店でお酒を飲んだことはあまりなくて、隠し酒にどんなのが出てくるのかは知らないんですよね。

お酒好きのIさんのことですから、当然隠されたら飲みたくなる習性で、その隠し酒を注文したところ・・・なんと、出てきたのが信濃鶴で驚いたっていう、見え見えのオチでございます(笑)。わざわざそのことを写真はがきにして、先日私に送っていただきました。Iさん、貴重な発見レポートをありがとうございます!!!

自分が何度もお邪魔したことのあるお店で、鶴を扱っていただいていたのはうれしい限りですね。Iさんのはがきにもありましたが、とてもサービス精神にあふれたお店で、蕎麦打ちをなさるご店主がお店に出てきていろいろお客さんに話しかけてくれたりするんですが、何年か前にご店主とお話しをした時に、信濃鶴を売り込んどいたのが効いたのかもしれません(笑)。

きっと、その時だけの品揃えで、常時隠し酒として置いてくれているわけじゃないと思いますが、これからも使っていただける可能性は少しはありますから、皆さんも戸隠のU屋さんにお出かけの際には、ぜひ隠し酒を注文してみてください。そんでもって、銘柄を聞いて信濃鶴だったら、もう1杯追加で飲んでやって下さいねー!(笑)。


□□□ U屋さんのお蕎麦は美味しいでっせぇ □□□
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松本山雅

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昨日の記事もそうですが、毎日ブロガーにとって旬の話題っていうのは「後で書けばいいや」なんて悠長に構えてちゃいけない話題であって、「おっ!」と思ったら間髪を入れずに記事にしてアップしなくっちゃいけない宿命なわけです・・・今日は、その趣旨から言うと、もう既に出遅れた感のある松本山雅のお話(汗)。

全国的にはあまり大きな話題にはならないのかもしれませんが、長野県松本市に本拠地を置くサッカーチーム『松本山雅FC(まつもとやまがフットボールクラブ)』がJ2リーグで2位が確定して、来年度はJ1に昇格することに決まったみたいです。長野県中お祭り騒ぎ的に盛り上がっているようで、あまりサッカーに詳しくない私としても、遅れてもなんでも記事にせざるを得ません(笑)。

J1っていうのはとにかく日本のサッカーの最高峰のリーグであって、そこでプレーできるってことは選手にとっても、運営会社にとっても、サポーターにとっても誇りであって、自慢したくて、うれしくて仕方がないんでしょうね。プロスポーツのトップリーグですから、地元への経済的な効果っていうのも期待できるんじゃないんですかね。

サッカーなんてルールもあまり知らないくらいですが、J1とJ2と、それからJ3まであるのかな?それに上下関係があって、上のリーグの下位チームと下のリーグの上位チームが毎年少しずつ入れ替ってるっていうくらいは知ってます。松本山雅が結構強いチームだってことも知ってましたが、まさかJ1に入れるくらいだなんてねぇ(汗)。

上の写真は、昇格が決まった翌日の信濃毎日新聞ですが、こんなにデカデカと1面記事にして、それでも足りなくて1面の更に上に号外みたいなページが1枚かぶってましたよ。それほど、特に松本市にとっては大きな意味があるんでしょうね。国の下手な経済対策より、景気浮揚に貢献してくれるかも(笑)。

この新聞を読んで私も初めて知ったんですけど、『松本山雅』の『山雅』って一体何の事だかお分かりですか?これは、松本市にあった喫茶店の名前だとか。その喫茶店に集うサッカー好きのお客さん達が結成した市民チームが松本山雅の前身だそうで、1965年にチームとして発足したっていうんだから、私が1歳の時のスタートで、49年の歴史があるってことになるんでしょう。

長い歴史の中で少しずつ成長してきたんでしょうけど、それがJ1までいっちゃうなんてスゲー話じゃないですか。昔はプロ野球に比べれば影の薄いサッカーでしたけど、そういう時代にもずっと続いてきてたんですね。こりゃ、絶対に映画とかドラマにしたら受けそうなストーリーができると思うんですけどねぇ(笑)。

いずれにしても、私も遅ればせながらですが、松本山雅のエセファンになることにしましょう。これまでずっと応援し続けてきた真正サポーターの皆さんには申し訳ありませんが、うちの県にもJ1チームがあるってことを事あるごとに自慢したいと思います(笑)。松本は私の大好きな街でもありますし、今度行ったら何か松本山雅グッズでも買ってこよーっと!!!


□□□ サッカーについてももう少し勉強しなくっちゃ □□□
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逆転

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いーっつも見慣れてる光景なわけですよ、ブログランキングのトップページって。自慢なんかするわけじゃありませんが、ブログランキングにエントリーしてこの方、ずーっとトップ3くらいには置いてもらっていて、当然、応援クリックして下さる読者の皆さんのおかげだってことに感謝しない日はありませんが、とにかく大体上の方にいるわけです、いっつも(笑)。

でも、やっぱりそこには驕りがあって、自分の順位だけを確認したら、もう次の人が誰なのかなんてあまり気にせずにページを閉じちゃうんですよね。本来だったら、同じカテゴリーで頑張ってるブロガーの皆さんのサイトにも関心を持つべきでしょうけど、他のブロ友の皆さんのブログも見なくっちゃならないし、とっても忙しいブログ生活ではあります(汗)。

例えば、最近私は2位にいますが、3位はそれなりに入れ替わっているってことは認識してますけど、どういう頻度で、誰が入れ替え戦を行っているのかには無頓着でいます。立ち呑みHAKUDOUさんがよく後ろにいらっしゃいますけど、結構3位以下は入れ替りが激しかったりするんですよね。ま、だからあまり意識を払わなくなっちゃう部分もあるんでしょうけどね。

で、先日、ふと気が付くと、福司の醸し屋君が3位にいるじゃないですか。彼とはブログを通じて知り合いましたし、大阪のお酒の会では念願かなって会うこともできた、既にリアルな友人ではありますが、驚いたのはそのポイントです。もう、ほとんど私のポイントに肉薄していて、きっとあっさりと抜かれるのは時間の問題って状況でした(汗)。

いやね、それまでもうちょっと下の方にいた醸し屋君が3位に上がってきたっていうことは別に驚くことでもないんです。入れ替りが激しいですからね。でも、3位の人のポイントっていうのは大抵私の半分くらいで、驕り高ぶっている私とすると「そう簡単にゃ、抜かれやしまい」と安心し切っているところへ持ってきて、ほとんど同じようなポイントにまで追い付いて来ているなんて、「一体いつの間に???」とチョー不思議だったわけですよ。

こんな勢いでいったら、この『お酒・ドリンク』カテゴリーでトップになることも夢じゃないような快進撃で、何が起きたのか彼のブログを覗いてみると、どうやら秘密はあったらしいですね。そうじゃなかったら、これまでと同じように記事を書いていて、ある日突然訪問者数が激増するなんてあり得ないですもんね。

その理由は、フィギュアスケートの高橋大輔さんが彼の造っている『福司』を飲んでくれたっていう記事を書いたら、それがネット上で拡散して、高橋さんのファンの方が見に来てくれたっていう図式らしいです。応援クリックもしれくれたみたいで、ブログランキングもぶっ飛びの成績になったってことらしい。

結局、私は抜き去られて3位におります(汗)。しばらくはこの状態が続くかもしれませんね。しかし、高橋さんの影響力はスゲーもんですねぇ。こうなったら、私だって2匹目のどじょうを狙いまっせ。誰か有名人に信濃鶴を飲んでもらって、大々的に記事にすればいいわけですもんね。そんじゃ、誰にしよーかなー、高橋さんと同系列だったら錦織圭さんしかいないかな。それとも嵐とかAKBとか方面でいってみようかなぁ・・・(笑)。


□□□ 醸し屋君に抜かれても悔しかぁないです(笑) □□□
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初トラブル

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初めてのトラブルっていうわけでもありませんが、造りが始まって以来の大きなのが1発出ましたから、初物シリーズの続き物として記事にしておきましょう。トラブルなんて無い方がいいに決まってますが、全く無いなんてこともあり得ない話で、極力遭遇しないように歩みを進めていても、どこかではバッタリ出会ってしまうもんですよね(汗)。

それが、人の命にかかわるような事故なんかじゃ困るわけで、そういうことには絶対にならないような手立てを講じるとしても、機械的な故障は仕方ないものとして割り切るしかないかもしれません。機械だってちゃんとメンテナンスさえしておけば突発的に壊れることも防げるでしょうけど、長生社のメンテナンス技術じゃ高が知れてます(笑)。

昨日放冷機の写真を載せましたが、実はその放冷機の一部がこんな風にプチ破損してたんですよね(汗)。上の写真は10センチ四方くらいの範囲が写っていると思っていただければいいんですけど、広いネットの端っこが裂けてボロボロになってます。ま、本来ボロボロの物なんですが、極端にボロボロになったっていうか・・・(笑)。

放冷機っていうのは、幅1メートルほどの樹脂製のネットがベルトコンベア的に動く仕組みになっていて、その上に一定の厚さにならされた蒸米が流れてきて、そのお米の層に強制的に風を通すことで蒸米の温度を下げるための機械なんです。ほとんどのお蔵さんにはある機械だと言っていいでしょうね。

その放冷機の蒸米の厚さを一定にする部分には、通風する前に一度お米をほぐすための、心棒から放射線状に細い突起がたくさん出ているような形をした部品がグルグルと回転しているんです・・・こういう説明はなかなか難しいんですよね(汗)。写真でお見せすれば一発なんですけど一度に写せなかったもんですから、ここではご理解を得たものとして話を進めます(笑)。

元々ちょっとばっかし縫製がほどけてめくれ気味だった樹脂製のネットでしたが、どういう加減なのか、そのめくれていた部分に回転している細い突起が引っ掛かっちゃって、その勢いでネットの端の部分が裂けちゃったわけです。昨年までそんなことはなかったんだけど、使い始めに放冷機を洗った時に、めくれ方が大きくなっていたのかもしれません。

致命的に壊れたってわけじゃありませんが、これだけ開口部があると蒸米だって下に少しは落ちるでしょうし、ここだけテンションが低くなって、何らかの不具合が誘発されないとも限りません。他の部分にも破れはありますから、そんなにひどいことにはならないとしても、要注意ポイントがひとつ増えたってところですね(涙)。

いずれにしても、ある程度縫ったりして補修しなくっちゃなりません。ここまでになると完全に元通りになんてできないし、こんな補修に慣れてる人間なんているわきゃありませんから、とりあえず若手に押し付けてやらせてみて、上手くいかなかったらそいつのせいにすることにしましょう(笑)。


□□□ 案外上手くやるかもしれません □□□
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初酒母

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昨日もチョイと書きましたが、お酒の仕込みってひと言で言っても、やっぱりそれなりの手順ってものがあって、一般的に言うところの『仕込み』をする前には、麹を造って酒母を立ててっていう様な前段階が必要になってきます。今現在の長生社の蔵では、まだ『仕込み』段階までは来ていなくて、酒母の仕込みが1本終わったっていうあたりです。

この酒母っていうヤツが2週間ほどすると使用可能状態になって『仕込み』が開始できることになります。ちなみに、酒母っていうのは、発酵のスターターになる原液みたいなもんで、元気な酵母菌の塊だと思っていただければいいかな。塊って言っても固体じゃなくって、ドロドロした液体ですけどね。

ですから、酒母の小さなタンクを1本管理すればいいだけなんだから、まだまだ仕事自体は大変じゃありません。こういう自由な時間が取れる時はこの初期段階しかありませんし、初発で始まったいろいろなことをこの時だからこそじっくりと観察ができるわけで、今期の造りを占うための貴重な時期とも言えるでしょうね。

以前も少し記事にしたように、蔵の仕事が始まる前は準備が忙しいんだけど、一旦始まると仕込が本格化するまでは少し余裕ができるっていうのは、正に今の段階のことを言ってたんです。仕事がないわけじゃありませんからヒマってことじゃないんですけど、精神的に余裕を持てる最後のモラトリアムってところでしょうかね(笑)。

初めての酒母を立ててみた感想は、「今年の美山は何となく硬いかな?」っていう感じですかね。お米にしっかり水を吸わせて軟らかめに蒸したつもりだったのに、分析の数値的には思ったほどじゃなくって、ちょっとありゃりゃーな状態なんですけど、昨日書いた麹の出来栄えと言い、今年は原料処理に手こずるかもしれませんね(汗)。

酒母を立てた翌日から成分の分析を行いますが、同じ様にやってるつもりでも、やっぱりその年々の傾向はあるわけで、そこが面倒臭くもあり面白くもあるところですが、その年のお米に合わせた的確な酒造りができるようになるまでには、まだまだ修行が足りてませんな(汗)。いずれにしても、今後数日の経過観察は大切になってきそうです。

今日もアップしてある写真は『初○○』シリーズに合わせた、『薄暗いお化け屋敷にある空っぽの入れ物』シリーズですが、苦労してこんな写真を撮ってみました(笑)。これは蒸したお米に風を当てて温度を下げる『放冷機』っていう機械ですが、決して入れ物じゃないんですけど、本来だったらお米が一杯ここに入っている図になるはずだった写真です。

あんまり薄暗い写真ばかり撮っていても幸先が悪くなっちゃいけませんから、この写真シリーズは今日でお終いにしましょう(笑)。造りが始まれば蔵の中にはいくらでもネタは転がっていますが、このブログの常連読者のみなさん方には大体のことはご紹介しちゃいましたから、ニッチな話題を探すか、毎年同様なことを素知らぬ顔で堂々と書くか、こっちの方が悩みが深いかもねぇ・・・。


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初出麹

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さぁ、今日も張り切って『初物』シリーズいってみましょう!今日は、初めての麹が完成したっていうお話しです。蒸米を麹を造る部屋に引き込んで、その中でほぼ2昼夜を過ごし、完成品としてその部屋を出てくること、つまり麹が出来上がったことを『出麹(でこうじ)』と言いますが、その第1段の出麹は既に最初の酒母に使っちゃってもう世の中にはありません(汗)。

厳密に言えば、酒母の中に入っているわけですけど、麹っていう形ではもう存在してなくて、お米が溶けたドロドロした液体の中に浮遊してるってところですかね(笑)。出麹直後は真っ白でパラパラと乾いた麹ですが、最終的にはもう一度水を含んで溶解していくっていう運命ではあります。

昨日も言い訳しましたが、完成品を写真にも撮ってなくって、何となく後の祭り的な記事になっちゃってますけど、そんなに慌ただしい毎日ってわけでもなかったのに、ブロガーとしての基本がなっちゃいませんね(汗)。ま、毎年の初物記事ですから、忘れてたっていうよりも、もう記事にする必要がないっていう認識だったのかもしれません。スイマセン。

今年で17回目の杜氏生活ですが、自分の責任でその年に初めて出す麹には、やっぱり強い思い入れがありますね。今年のお酒の出来を占うと言ってもいいくらいですから真剣に造りますし、まだ疲労困憊しているわけでもありませんから寝ないで観察もします。それだけリキを入れた麹ですから、その出来には一喜一憂しますわな。

で、今年の初出麹の出来はっていうと・・・あんまし期待したほどじゃなかったかなぁ(汗)。こっちとしちゃぁ最初から最高の出来栄えを求めて頑張るんですけど、その理想像にはチト届かなかったっていうところですかね。その年のお米に慣れるまでは、水の吸わせ方や蒸し方の試行錯誤がありますから、最初から上手くいくなんてこたぁないんですけどね。

改善点もいくつか見えてきて、逆を言えばこれからが楽しいんですが、心情的には最初からヨシヨシとほくそ笑んでいたかったです(汗)。でも、毎年こんなに麹を造ってきてんのに、どーしてもっと完璧にいかんかなぁ。しょっぱなから『毎年が一年生』の名言を思い出そうとはくやしいばかり。その分、更にやる気にはなりましたけどね(笑)。

写真は、出麹後に麹を保管しておくストッカーですが、昨日の写真に引き続き、ちょっとお化け屋敷チックに写してみました(笑)。単なる箱型の入れ物ですから、どこにも目を凝らして見なくっちゃならないような複雑な部分はありませんが、蔵の2階の薄暗さを実感してもらうために、あえてストロボは使ってありません。

当然、中味は空になっとります(汗)。これも昨日に引き続き、何も入ってない容器ってことになってて、写真のテーマとすると『薄暗いお化け屋敷にある空っぽの入れ物』ってことになりますかね(笑)。ここまで自分で縛りを入れると、明日の『初物』シリーズに使う写真をどうしたらいいのか悩むんですけどねぇ・・・。


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初洗い

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既に蔵では今季の造りをスタートさせています。あまり詳しくは申し上げませんが、米を洗い、米を蒸し、麹を造り、酒母を仕込んで、本仕込が始まるっていう流れであって、既に麹は1回造り終えて酒母の仕込に使っちゃいました。ですから、何となく『初○○』っていう記事を書く精神状態からは遠ざかりつつある岳志です(笑)。

それでも、その年の仕込みが始まって初めての作業をしたっていう日には、私達にとってもある意味の記念日的なものがあって、どっこらしょと重い腰を上げたとたんに全速力で走り始めるような慌ただしさの初回くらいは、何となくまだ自分の意識も働いているような気でいられる落ち着きがありますね(笑)。

初めての米洗いっていうのには大きな意味があると思います。その年のお米の出来具合を最初に推し量ることになる作業ですから、ワクワクであったりドキドキであったりする感情を毎年感じてます。信濃鶴では地元産の美山錦しか使わないという原則でずっときてますから、美山錦のことしか頭になくてイカンのですけどね(汗)。

今年の美山錦で心配していたのは、お盆以降の天候不順による日照不足がどのくらい米質に影響を及ぼしているのかっていう点でしたが、すり上がった白米を見る限りではそれほどどうこうっていう感じは受けませんでしたね。ちょっと小粒かなって印象ですが、毎年そんな感じになってますから今年が特別とも思いませんでした。

でも、重要なのは見た目よりも、蒸し上げた時や、麹を造った時にどんなものができるかってことです。どんなに素晴らしい酒米でも、いいお酒ができなきゃ意味がありませんから、原料処理をして、お酒にしていく過程でようやくその年の評価が出てくるわけで、今の段階で言えることはそれほどないんですよね。

お米を洗って水に浸漬した段階で言えば、長生社に届いた最初のロットは水の吸い方が例年よりも遅かったですかね。水を吸いにくいってことは、米が硬いんじゃないか。米が硬いってことは、溶けが悪いんじゃないか。溶けが悪いってことは、酒粕がたくさん出るんじゃないか。酒粕がたくさん出るってことは、コストが高くなるんじゃないか・・・なんて考えたりもしますが、これも最後にもろみを搾ってみないと分からないことです(笑)。

お米を洗った後の写真かなんかがあれば良かったんですけど、ちょっと今日の段階でいいのが撮れそうもありませんから、空になったザルの写真でご勘弁ください(汗)。薄暗くなってから撮ったら、なんだかお化け屋敷的な写りになっちゃいましたが、ま、ある意味で蔵の中なんて見えない諸々が超慮跋扈しているお化け屋敷みたいなもんですわな(笑)。


□□□ 初物シリーズが続くかな □□□
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