専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

食べ納め(納豆編)

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あれー?書いたと思ってたんだけどなぁ・・・まっちーさんのコメントに、「恒例の納豆の食べ納めはもう少し先ですか」なんていただいてあって・・・実は、もう納豆の食べ納めなんてひと月くらい前のことになっていて、私としてはそんな定番記事はもうアップしたもんだとばっかり思ってたんですよね・・・(汗)。

まぁ、そーゆーことなんですよ(笑)。納豆の食べ納めを例年いつやるかってぇと、蔵の掃除が始まったらもう断納豆しなくっちゃならなくて、蔵の掃除が始まったのが10月に入ったあたりからですから、つまりはもうひと月も前の話ってことになってて、それに関して記事を書いたかどうかは私の頭の中では何の引っかかりもない案件になっとります(汗)。

拙ブログ初心者の方のために書いておくと、『納豆菌』はお酒造りに非常に重要な『麹菌』と、生育環境が良く似ているために、私たちが麹菌を育成している工程の中に入り込んじゃうと、麹菌が汚染されちゃって目的とした品質の麹にならないんです。納豆菌の方が繁殖力が非常に強いもんだから、麹菌の方が劣勢になっちゃうんですよね。

ってことなもんだから、私たち酒造に携わる人間は、お酒を造っている期間は納豆を口にせず、なるべくその手の菌から自分を遠ざけるように生活しているんです。その度にしっかりと口をゆすいだり消毒したりしてみても、菌なんて目に見えないもんですからどこでどう蔵の中に紛れ込むか分からないじゃないですか。

話はちょっと飛びますが、今世界を震撼させているエボラ出血熱だって、専門の知識を持ったお医者さんが、専用の衣服を身につけて、どんなに気を付けて治療に当たっても、どこかからウィルスが身体に入り込んで感染しちゃったりするじゃないですか。納豆菌なんてウィルスに比べればサイズは大きなもんでしょうけど、私たちの目に見えないってことに関しては同じようなもんです(笑)。

ということで、私は蔵の掃除が始まったらもう納豆は食べないことにしてるんです。実際に麹菌をいじくるようになるのがそのひと月後だとしても、麹菌を繁殖させる部屋の掃除も真っ先に始めますし、せっかく消毒した後に外から持ち込んだりしたら、大いなる無駄仕事をしていることになりますしね。

自分の大好物を半年間食べられなくなるっていう切なさをどこかにぶちまけたくて、その格好の場であるこのブログを借りてうっぷん晴らしをするっていうのが毎年の納豆食べ納めの記事の実態なわけですが(笑)、今年はそんなうっぷんも感じられないほどいろいろに追われてたんでしょうかね。でも、もうひと月も納豆を食べてないんですねぇ・・・(涙)。

写真は、蔵の若手が麹室で使うステンレスの器具を洗っているの図です。こういう大きな道具から小物まで徹底的に洗って消毒してから使うわけですから、意地でもその努力を無駄にしたくないっていう思いが強いですね。若者たちにも納豆厳禁令を出していますが、幸いなことに、それほどヤツらの好物じゃないみたい(笑)。


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食べ納め

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ブログ写真の整理やら断髪式やらをやって、私がそれなりに蔵に入る心の準備を整えられたと読者の皆さんも思われたかもしれませんが、実は、毎年やっていることでまだ完了してない恒例行事がひとつ残ってたんです。それは、『丸富』の蕎麦を食べること。これから半年間来れなくなるかもしれませんから、とにかく食べ納めをしとかないと落ち着きません(笑)。

『越百』の蕎麦も私にとっては重要な蕎麦ですが、いつでも食べに行ける安心感があって、こういう時の末期の一杯的なセンチメンタリズムの対象にはなりません(笑)。どっちかって言うと、蔵に泊り込みをしている時の方が手軽に出かけられる越百であって、自分のホームグランドで末期の一杯でもないって感じですかね。

とにかく状況は逼迫してますから、行ける時に行っとかないと時間切れになっちゃいます。先日の日曜日の昼間はぽっかりと時間ができましたから、女房を誘って急遽丸富さんまで直行してきました。仕込が始まる直前の精神的に余裕がない状況でも「行こう」って思うんだから、いかにこのお店が私にとって重要なのかお分かりでしょう(笑)。

ところが、やっぱり突然の計画変更はいいことがないわけで、お店の時間よりも前に到着したにもかかわらず、お客さんは既に満員に入っていて、更にその後に待ち行列ができていたっていう、普段だったら「今日はあきらめて帰ろう」って判断をするような混雑ぶりだったんです(涙)。

考えてみれば当然の話で、この日は日曜日。加えて、秋の紅葉シーズン真っ盛りの駒ヶ根高原。時間は11時30分。蕎麦の有名店、丸富。県外ナンバーの車で駐車場が一杯になるわけだ(汗)。私達が普段丸富さんに行くのは、会社が休みの月曜日のお昼なんですよね。平日ですから、時間前に行けば入れないなんてことはないんです。

帰るべきかどうか迷いましたが、「これが最後のチャンスかもしれない」という悲壮な気分にも背中を押され、我慢して待つことにしました。地元民がそんなことをするなんて結構屈辱的で(笑)、ロスタイムは数十分でしたが、でもでも待って良かったっていうくらいに蕎麦が美味しくて檄満足でしたよ。

私がこの日食べたのは十割蕎麦2枚でしたが、1枚は新蕎麦で、かつ宮城県の『たまき庵』さんから送ってもらった蕎麦だったみたいで感激感激でした。たまき庵さんは仙台のサンセールさんに連れて行ってもらったほどの蕎麦の名店で、丸富さんとは親交が深く、おまけにお店では信濃鶴を使っていただいているという、私にとっても有難いお店なんです。

この写真じゃ分かりませんが、刈り取ってから1週間も経ってないっていうフレッシュな蕎麦は、ちょいと緑がかった色合いで、とーぜんのごとく美味しくいただきましたよ。もう1枚別の十割をいただいて、更にもう1枚いこうと思いましたが予算の関係で断念しました(笑)。さてさて、これでやり残したことはないかな?


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断髪式2014

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街でバッタリ出会ってビックリされてもいけませんから、速攻でブログにアップしておきましょう。毎年のことですから、このブログの読者の皆さんなら驚かないかもしれませんけど、案外仰天顔をなさる人もおられるんですよね(汗)・・・今年も恒例の断髪式を家族でしめやかに執り行いましたことを、ここにご報告申し上げます(笑)。

いやー、キモチいー!!!小学校6年から大学入学までを丸坊主で過ごした私は、他のどんな髪型よりもイガグリ頭が好きなんだと思います。ところが女房と娘が嫌がるもんだから、妥協して夏の間は少しだけ伸ばしたような髪型にしてるんですけど、冬の造りの間は熱い場所での作業もありますし、煩悩を断ち切って一意専心するという意味も込めて、好きなようにやらせてもらってます(笑)。

「社長になってからも丸坊主ってどーよ?」っていうご意見もあるでしょうが、社長と杜氏とを天秤にかければ、もっぱら身体を動かす杜氏業にあって、身体を動かし易く身なりを整えておくことと、社長として体裁良くしておくことという、どちらも甲乙つけがたいテーマについて、どちらかを選択したからと言ってそれほど大きなそしりを受けるってこたーないでしょう(笑)。

一番の問題点は、髪の毛自体が薄くなってきていて、5分刈りにした時にその厳然たる事実が白日の下に露呈するんじゃないかっていう恐怖心といかに戦うかですが、そんなのここまで来ちゃえばへーきへーき(笑)。隠しようのない事実を隠してみてもどうしようもありませんから、ここは開き直るしかありません。

でも、案外、丸坊主にした方が薄くなってることは目立たないかもしれませんよ。頭全体を短くするわけですから、どこかが極端に薄いっていう印象が弱まるのかもしれませんね。それを狙っているわけじゃありませんが、もしそうだとしたら、一挙両得で1年中坊主にしててもいいと思うんですけどねぇ。

上の写真は娘に撮ってもらったものですが、いろんな意味でよく撮れてますな。構図も面白いし、あまり薄くなっているようにも見えません。けど、薄毛はそーとーに進行してるんですよ、これでも(涙)。前から撮ったら、明らかに前線が後退していることも分かるんですけど、そちらはご勘弁願いましょう。ちなみに、私は正座して両手を膝の上に置いていますが、どんな格好しているのか、この写真からじゃ分かりませんね(笑)。

蔵の若手とも話すんですけど、もうこうなったら丸坊主を定番化して、髭をちょっと残して、ちょいワルオヤジ的な路線に変更したらどうかと(笑)。そういう感じで、ファッション雑誌に載ってるようなオヤジ達もいるじゃないですか。私も50歳を過ぎて、そろそろそういう風体も似合うようになってきた・・・なわけないか(涙)。

ま、ファッションとは関係なく、今年も坊主になって、これからしっかりと酒造りに邁進しましょう。汗を拭くのも楽、お風呂から出た時のメンテもしなくていい、薄毛も目立たないといいことづくめの髪型になって、これからの半年間、蔵の中で頑張りまっせ!!!


□□□ これからは蔵の中の記事が増えるはずです □□□
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写真整理

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まずはお詫び申し上げておきましょう。一昨日、このブログに初冠雪の記事を書かせていただきましたが、ありゃウソだったようです(汗)。どうやら、もっと以前に中央アルプスも南アルプスも雪が降ったみたいなんですけど、その時に私は出張で駒ケ根にいなくて、それを見逃していたみたいです。女房の指摘でそれが発覚いたしましたので、ここで訂正してお詫び申し上げますですハイ(笑)。

さて、気を取り直して、造りに突入する前の身辺整理の一環で、ブログやらパソコン周りも一度きれいにしておこうと思いますから、今日はどういう意図で撮ったかも覚えていない写真を一挙放出させていただくことにしましょう。これまで何度もやっている『写真整理』ブログですが、読者のみなさんはこんなの読んでも面白くないんだろうなぁとか思いつつも、遠慮なくいっときます(笑)。

【1枚目】今年は東京に出るのに、電車を使うことが数回ありました。安くて便数も多いもんだからもっぱら高速バスを使うことが多いんですけど、時間に制限があるとか、交通渋滞が目に見えているなんていう時には新宿行きの『あずさ』を使うほうがいいです。朝早い駒ケ根発の飯田線に乗りますが、電車の方が疲れませんね。バスってやっぱり窮屈なんでしょうねぇ。

【2枚目】これはどこで撮ったか分からない新幹線です。東京駅かなぁ。たぶん東北方面に向かう時だったと思うんですけどね。新幹線は上述の『あずさ』より更に快適ですから、乗るのもウキウキしちゃいます。運賃がもっと安ければ言うことないんですけど、年に何回か乗車する新幹線は、50歳のオジサンにとっても楽しい乗り物です。

【3枚目】中央アルプスの山頂が紅葉で色付いてきた頃の写真だと思います。ひと月ほど前のことなのに、つい先日のことのような気がしますね。今、里が紅葉真っ盛りになりつつありますから、約1ヶ月かかって紅葉前線が里に下りてくるってことになるのかな。光陰矢のごとしと言うか、年齢を徐々に重ねると1ヶ月なんて1週間くらいにしか感じません(汗)。

【4枚目】今年はマイマイガが大量発生しているなんていうニュースを聞きます。会社のガラス窓にとまっていて、これがそうかもしれないと思って写真に撮りましたが、どうやらこれはマイマイガじゃないみたいです。マイマイガのせいで山の食べ物が少なくて、野生の動物が里まで出てくるようになったなんて説もあるみたいですが、私の周りではそんなに大量の蛾はまだ見たことはないんですけどね。

【5枚目】御嶽山の噴火は大きな災害になりましたよね。最初にニュースを聞いた時には、まぁよくあることで大したことはないだろうとか思ってたんですけど、これほどまでに犠牲者が出るとは驚きでした。噴煙に登山者が飲み込まれていくような噴火の映像は、東日本大震災の津波のそれを思い出させるものでした。

【6枚目】越百でのたこパーの様子。今年はセミプロの師匠にいろいろ教わりましたから、あれから家でも一度焼いてみたんですけど、まだまだ納得いくようには焼けませんでした(汗)。酒造りもそうですが、何事も技を究めようとすれば奥が深いものです・・・って、私はたこ焼の奥義を究めようとでもしているんかいな(笑)。


□□□ パソコンとスマホの写真整理ができました □□□
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酒樽作り

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ネタになりそうな写真、1枚発見(笑)。入蔵する前に、ブログ関係もパソコンの中を一回整理しておきたいんですけど、そう思いながらフォルダーの中を見てたら見つけました。酒樽の注文なんてそうはありませんから、それが3つも並んでいる写真なんて、それはそれで貴重品と言える代物ではあります。

今年の秋祭りは、例年になく酒樽の需要があったらしくて、ここに写った3つだけじゃなくって、本当にたくさん・・・って言っても7つだったかな(笑)・・・樽を作らせていただきました。樽酒はお値段も張りますから、大きなお祝い事でもない限りご注文はないんですけど、今年の年番の皆さんには気前よく使っていただけたってことで感謝感謝です。

さて、なんでこんな写真を撮ったかって言うと、この3つはそれぞれに作った人間が違うんですよね。ひとつはいつも作っているベテラン、あとのふたつは新人の若手2人が作ったものです。どれがどれだか忘れちゃいましたけど、要するに見た目的にはあまり遜色なく作れていて、ほぼ合格点じゃないですかね。

理由は簡単で、今回はベテランが新人を指導しながら作ってくれて、時間もかけて手直しもしてもらいながらだったもんだから、当然ある程度には作れてしかるべきってことです。誰の指導も受けずに次回ひとりで作った時にどの程度に仕上がるのかは、ドキドキしながら見守るしかないでしょう(笑)。

少し解説しておくと、樽の上面が全て見えた状態になっているのは、これらの樽が鏡割りようにっていうご注文だったからです。本来であれば、樽の上部にも菰(こも)がかかっていて完全な形をしているんですけど、持って行った場所ですぐ鏡割りになる場合には、上面を開けて作っちゃっておくと、セレモニーまでの準備が楽になるんですよね。

もう1点、読者のみなさんが思い違いをなさらないように説明をしておくと、どの樽も上部から見て3方向に太い縄が張ってありますけど、正式な作り方ではこれは4方向になるんです。もし、どこかでお酒の樽をご覧になる機会があったらお分かりになると思いますが、後ろの方に1本だけ回っている縄は、本来2方向に分かれて張られるのが正統です。

ちょっとした手抜きの作り方なんですけど、どういうわけだかこの地方では3方向でお作りになるお蔵さんがありますね。私も教わった時から3方向でしたから、正式な造り方をしろって言われると何かサンプルでも見ながらじゃないと慣れてないんですが、特に鏡割りをする時にはこの縄は切っちゃうわけで、それほど重要なポイントじゃないとも言えますけどね。

新人でも簡単にある程度の形に仕上げることができる一番大きな理由は、菰の内側に巻く詰め物を発泡スチロールの成型品が代用してくれるようになったからです。苦労して格好の良い樽型にするのに時間をかけていた昔と違って、カパッとはめて完了ですから涙が出るほどの簡単さで、かつきれいな仕上がりになります。今回この3つを並べて見て、自分の処女作との出来の違いに、ちょっとジェラシーを感じた岳志でした(笑)。


□□□ 昔の苦労話をしたくなる自分はもうお年寄り? □□□
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初冠雪

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まだまだ駒ケ根市の主峰たる中央アルプスの峰々には麓から認識できるような雪は降ってないんですけど、昨日洗濯物を干しに物干し場に上がったら、どうやら南アルプスの北岳にはうっすらと冠雪しているように見えましたね。ついにそんな時期になったかと、酒造り目前の蔵の準備にも力が入る思いがしました。

この写真じゃ分かり難いんですけど、一番奥に見える小さな山の頂が少しだけ白くなっている気がしませんかね。山自体は低く見えますけど、それは遠くにあるからであって、これが北岳になります。その左隣に一枚岩のようにそびえているのが仙丈ケ岳ですが、こちらはかなり駒ケ根にも近い位置関係になってます。ま、こんな写真で説明しても無理がありますけどね(汗)。

一緒に物干し場にいた若手に聞くと、どれが北岳かも分かってないみたいでしたし、富士山に次いで日本で2番目に高い山だってことも知らない様子(汗)。地元の人間がこれじゃイカンと教えてはおきましたが、住んでる場所から見える山くらいは大体説明できるくらいに知っておきたいもんですよね。

山間にお住まいの方ならお分かりのように、少しでも場所を移動すると山の形っていうのは全く変わってきちゃいますから、隣町から説明しろって言われると皆目見当がつかないなんていうことになりがちですが、大体の位置関係を把握しておけば何とか想像で話ができるくらいにはなるでしょう。

でも、こんな偉そうに書いてる私も、実はちゃんと説明なんかできやしないんですよ(汗)。大きな山は分かるにしても、いくつか峰がつながってたりするとどれがどれだか分かりませんね。実際に自分の足で登ったなんていうと理解は深いでしょうが、いくら山がブームだとは言え、自分で登山しようとまでは思わないんですよねぇ。

・・・と、山に見とれているヒマはなくって、仕込の準備に邁進しなくっちゃなりません。ここのところ天気が悪かったもんだから、洗濯をしても干せなくてヤキモキしてました。ようやく晴天になりましたから、これまで洗えてなかった布類をわんさか洗い始めましたよ。白い布に青い空だなんて、これが蔵の仕事じゃなきゃもっと詩的に眺めてられるんですけどねぇ(笑)。

ご覧になればお分かりのように、うちの蔵の物干し場は屋根に沿った傾斜があって、全体が斜めになってます。ってことは、大きめの布なんか干すと、乾き上りがほんのちょっと斜めっていうか菱形になるんです。それを畳もうとすると、実は案外上手く畳めなかったりしてね。四角い布は四角く畳めなきゃ面白くありません(汗)。

この屋根の一部がかなり腐食して雨漏り状態も甚だしくなってて、できれば来春にも補修工事をしたいんですよね。その時にこの物干し場も使い勝手がいいように改修できればと思ってるんですけど、「そういうお金を捻出する社長の役割がまだまだ分かってないから、お金の工面から勉強せねば」・・・と、初冠雪を見ながら思いましたとさ(笑)。


□□□ 何が言いたいブログなんだか分かんねー □□□
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エクセレント(つづき)

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先日、海外バイヤーさんとの輸出商談会に臨んだ際に言われた『エクセレント』っていう表現についての記事を書いたところ、私にとってもいつも気になっている件に関してある方からコメントをいただきましたので、ちょっと追加記事にしてみたいと思います。お名前が書いてなかったんですけど、コメント主は間違いなく酒ひろしさんでしょう(笑)。

「何点かの試飲用の酒をお客様に提供するとき、どの順序で出すかはなかなか難しい問題ですね。このバイヤーさんが岳志さんの提供に対して、わざわざ逆を望まれた意図を知りたいものです。熟成古酒の試飲会のとき、熟成年数の若い方から順に、古い酒へと勧めるのが一番解り易くて無難だと思うのですが、むしろそれを逆にした方がインパクトが強く、効果があるように思うこともあります。自分が一番飲んでほしい酒をどのタイミングで出すか?未だに迷っています」

・・・っていうコメントでしたが、いろんな試飲会に行って、私も全く同じように悩むことがあって、答えの無い問いではあるんでしょうけど興味深く拝見しました。そこに1点しか商品がなければ迷いようもないんですけど、いくつかあったら必ず「どちらからお飲みになりますか?」っていう様な問いかけは必要になってくるんですよね。

このバイヤーさんがおっしゃっていたのは、いいものから飲んじゃうと、それより下のレベルの商品を飲んだ時に、同じタイプの良さがあったとしても前の物の特徴に隠れてしまってその良さを発見できないからっていうようなご意見でした。

例えば、最初に大吟醸を飲んでしまうと、その後にほんのりとした吟醸香が特徴のお酒を口にしても、最初の大吟醸の持っていた強い吟醸香に慣らされてしまってその良さを感じられないっていうわけです。品質の高い雑味の少ないお酒から飲むと、あまりお米を磨いていないお酒の味が重く感じられてしまうとかね。

私としては、初めてお会いする相手でしたし、日本酒のこともどのくらいお詳しいのか分からなかったもんだから、最初の印象を強く持ってもらおうと純米大吟醸からお勧めしたんですけど、彼は逆を選んだっていうわけです。酒ひろしさんのコメントにあるインパクトを強くしようとしたんだけど、相手はそのインパクトには最後に到達したかったっていうような感じでしたね。

こういう商談会っていう場は特別だとしても、イベントの時のブースでも同じようなことは起こり得ます。鶴の全アイテムである純米、特別純米、純米大吟醸が珍しく全て並んでいるとして(笑)、どちらからお飲みいただくかっていうのは、実はいつも気にしているところなんです。純米大吟醸から飲んで「すごくいい香り」っていうインパクトも、純米から飲んで「この値段でこの味なんだ」っていうインパクトもあって、かつそれは個々のお客さんによっても感じ方が違うんですよね。

今回のアメリカのバイヤーさんは自分の指定した順番に納得されたみたいで、「最後にひとつだけアドバイスさせて下さい」と、商談会では値段の安い純米酒から試飲させた方がいいと私に忠告してくれました。次回はその手でやってみようと思っちゃいますが、今のところ輸出の商談会に参加する予定はなーんにもないんですけどね(笑)。


□□□ 今朝は中央アルプスの写真が撮れました □□□
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始動前夜

さあ、いよいよ本格的に酒造りが始動しようとしています。こうして、この3日間くらい写真がアップされてないってことは、山の写真も撮れないほど悪天続きってことでもありますが、あれこれ仕事が立て込んでいて、落ち着いてスマホのシャッターを押すこともできない状況になってるっていう証拠でもあります(汗)。

洗ったり、消毒したり、洗濯したりと準備は進んでいきますが、今年は若手2人体制になってますから、彼らが頑張ってくれていて私も助かってますね。10月っていうのは日本酒にとってはイベント月でもあって他所に出なくっちゃならないことが多いわけですけど、私が会社にいない間にも少しずつ準備が進んでいるのは心強い限り。

毎年、10月末には酒母の仕込みが始まって、11月に入って本仕込みがスタートするっていう流れできてますから、10月に入ったら蔵の中の物を洗い始めるようにしてるんですけど、ひと月あるって言ってもそんなのあっという間に過ぎちゃいますから、気を抜かないようにすることが大切なんですよね。

何となく余裕を持って事が進んでいるように思っていても、どうしたって毎年抜け落ちている仕事があって、使う直前になって慌てふためくみたいなことが必ずあるもんです(汗)。今年はベテラン社員がひとり抜けてますから、その分大きなポカミスがないか気にして見てるんですけど、いずれにしてもちょっとドキドキもんです(笑)。

逆に、一度仕込が始まっちゃうと、少し余裕ができたりするんですよね。とにかく走り始める前に全ての物は準備を完了してなくっちゃならないわけです。本格的でないにしても、ちょっとでも使う物は完動状態にしておかなくっちゃなりませんから、結局全ての物の準備は整えておくんです。

ところが、一旦走り出しちゃうと、最初のうちは仕込みもまばらですから仕込作業自体はそれほど忙しくなくって、少しホッとできたりしますね。ま、そこでも安心してちゃイカンのですけど、一度スタートが切れると後は突き進むしかないわけで、最初の大きな壁を乗り越えて事が動き出しちゃえば、後は野となれ山となれです(笑)。

ただし例年と違うのは、やっぱり社長って立場になった分、考えなくっちゃならないことの幅が広がって、これまで以上に忙しい冬になるのかもしれません。ひとりじゃ限界がありますから、みんなで力を出し合って協力していくしかないわけですけど、いい酒を造るっていう目標に向かってみんなで一丸となって頑張りたいもんです。


□□□ 超安定の2位に甘んじてます □□□
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エクセレント

先日、JETROさん主催の輸出商談会で海外のバイヤーさんとお話しをさせてもらった時に、とても心に残ったひと言があったんです。それは『エクセレント』。そんな風に信濃鶴の味を表現してもらったことは初めてだったし、そもそも『エクセレント』っていう評価の中味がどういうものなのかも分かっちゃいないんですけどね(笑)。

普通の日本人、っていう言い方もおかしいですが、日本酒の味を利く一般の方達が使うお酒を評価する言葉やそれの意味するところは当然私も理解できるわけですけど、日本酒とは関係のない業界や、海外の方たちが自分のいつも使っている言葉で日本酒の味を表現した時って言うのは、未知の経験でもあってとても興味深いものがあります。

例え日本人であっても、ワイン業界で活躍される専門家に鶴を評価していただいた時には、「夏の青畳の香り」っていう様な表現をしていただいたことがあって、どうして『青』畳なんだとか、どうして『夏』なんだと、なかなか自分の感性の中にスッとは入ってこない部分もあったわけですが、それはそれで面白い経験でしたね。

今回商談させていただいた中で、唯一、純粋(?)の外国人の方はニューヨークからお越しになったバイヤーさんだけでした。もしかしたら、私としても、自分の目の前で信濃鶴を飲んで、外国語でその味や香りを表現してくれたのを聞いたっていう経験はこれが初めてのことだったかもしれません。

彼は、私が純米大吟醸、特別純米、純米の順で容器にお酒を注いで差し出すと、純米から飲みたいとわざわざ逆から飲んで、そのひとつひとつに丁寧にコメントをしてくれました。決して日本酒の専門家っていう経歴じゃない方のようでしたが、お酒の香味を確かめる態度は十分にプロフェッショナルを感じさせるものでしたね。

純米は『香りと酸と甘さのバランスがいい』、特別純米は『純米よりクリアできれい』だとおっしゃってました・・・当然、通訳さんを通して私は聞いてるんですけどね(笑)。ここまでは、表現としては私も理解できたんです。日本人だって同じ様ないい方でお酒の味は表現されますし、『バランス』とか『クリア』なんて既に日本語ですしね。

ところが、最後に純米大吟醸を口にした時には、ひと言だけ『エクセレント!』っておっしゃって、通訳さんも『素晴らしい』としか訳せなくて、どのレベルでの素晴らしさなのか、私とすれば実感のない褒め言葉だったんですよね。ただ、彼の態度からはかなり気に入ったっていう感じは受けましたし、『エクセレント』なんてちょっとカッチョいいじゃないですか(笑)。

とにかく、全てのお酒に対してしっかりとしたコメントをいただいて、もしももしもニューヨークで鶴が飲まれるとしたら、こんな風に言ってくれるのかなぁなんて、かなり妄想して聞いてましたね(笑)。それが妄想じゃなくって現実のものになったら、ちょっとは楽しい話になると思うんですけどねぇ・・・。


□□□ 写真のストックが1枚もありません(汗) □□□
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叔父貴

一番世話になった叔父さんだったかな。伯父さんと叔父さんを含めて私には5人のオジさんがいますが、その中で会う機会が最も多かったのが、先日亡くなった叔父さんだったと思います。突然の訃報を聞いて、私たち家族も慌てふためきましたが、生前にもう一度顔を合わせられなかったことが本当に悔やまれますね。

歯科医だった叔父さんは、東京のとある歯科医院で働いていました。私が学生時代、東京にいた数年間は、虫歯ができるたびに叔父さんにお世話になってましたね。治療費はいつも無料にしてくれちゃって、今から考えれば私も遠慮なさ過ぎに診察してもらってたと思いますが、それだけ可愛がってもらってたってことで大目に見てもらいましょう。

虫歯ができた旨を電話すると、何日の何時に医院まで来いって指定してくれるんですけど、それはいつでも診察時間の最後の方で、治療が終われば待合室で待たされて、毎回のようにどこかへ飲みに連れて行ってくれました。私もそれが楽しみで、あまり億劫がらずに歯の治療に行く気になったのかもしれません。

若いもんに高級な物を食わせてももったいないと、もっぱら普通の居酒屋でしたが、東京駅近辺の繁華街はサラリーマンばかりで、学生の私にはちょっと別世界の雰囲気だったのを覚えています。行きつけの店が多くて、それなりの顔で飲んでましたから、私はしょっちゅう息子と間違えられてました。

そんな所へ私を連れていくくらいだから、酒好きで、酒も強かったですね。若さゆえに体力で飲めていた私よりたくさん飲んでも平気な様子で、健康診断でも肝臓はピンピンしてるって自慢してました。何を話したっていう記憶もありませんが、そこで説教臭い話をするわけでもなく、私の言うことにもウンウンとうなずいて聞いてくれるような人でした。

叔父さんと2人だけで飲むなんていう経験を持ってる人は案外少ないかもしれません。親父と飲むのとほぼ同じ年齢差ってことですから、そんなのどっちかって言えば気の進まない顔合わせですしね。今回の葬儀に珍しく甥姪一同が全員揃ったあたりを見ても、好かれる人柄だったんだと思います。

ただ、どこの親でもそうでしょうけど、息子と酒を飲みながら腹を割って話すなんてことはなかなかできなかったみたいで、多少なりとも気の合った私に話したことを、自分の息子にもお前から言ってやってくれなんて頼まれたこともありましたね。そういう意味では、私としても親父よりも深い話ができた数少ない叔父貴だったのかもしれません。

酒造りは芸術なんだからいい作品を造れと、顔を合わせる度に言ってたよね。自分の生家が造り酒屋だってことに誇りを持ってくれてたかな。生きている間に飲ませてあげることはできなかったけど、納棺の時には持たせられて良かった。向こうじゃ虫歯にゃならないだろうけど、また一緒に飲めるのを楽しみにしてるよ。今までありがとうね。どうぞ安らかにお眠り下さい。


□□□ 寂しいな □□□
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予定変更



長生社は日・月曜日の週休2日だってことは、常連読者の皆さんならご存知のところですが、今回の日・月は私にとっては最後の休日になる・・・はずだったんですけど・・・ま、お察しの通り、思った通りには休めるわけもなく、地元の酒販店さん達との研修旅行に参加する予定になってました。

造りに入る前にいろいろやっておきたいことはありますが、同行の皆さんは良く知った仲ですし、伊勢神宮にも参拝する旅程になっていましたから、今年の安全醸造を祈念してお参りしてくるのもいいだろうと、蔵の仕事に本格参戦する前の心の平静を保つための2日間にしようと思ってたんですが・・・その心づもりも、思わぬ事態で急遽変更となりました。

親戚に不幸があって、葬儀に参列することになったんです。旅行の方はキャンセルしていただいて、お通夜と告別式に出るために、高速バスやらホテルやらを急いで手配して、なんとか岳志一族の分は確保できて、久しく顔を合わせたことのない親族の思わぬ再会が東京で叶うことと相成りました。

日曜日にお通夜、月曜日に告別式ってことになって、事前の旅行と全く同じ日程になってくれたことはとても助かりましたね。蔵を空けなくっちゃならない気持ちの上での予定はそのままで良かったわけですから、出掛ける心の準備はそのままに、ある意味で気兼ねなく出発することができました。

この記事はバスの中で書いているわけじゃありませんが、仕事じゃなくって東京に出かけるのも珍しいことで、いつもだったらバスの中であれやこれや考えなくっちゃならないことがあるわけですが、それが全く無くてノンビリ乗ってるだけっていうのも、もしかしたら期せずして得られた心の余裕の時間なのかもしれませんね。

造りの準備が既に完了しているわけじゃありません。これから慌てて取り組まなくっちゃならないことも出てくるはずですが、駒ヶ根にいないんじゃ慌てるも何もありませんから、ゆっくりと今年の造りに思いを馳せて、道中あれこれ考えながら行ってこようと思います。

この2日間で、今年の酒造り以外の予定はほぼ完了することになります。本格突入は待った無しですが、ようやく造りに没頭できる状況になりますかね。それでも、社長っていう立場もありますから、今季の酒造りがどんな方向に向かうのか不透明な部分もあって、そんなことも考えながらこの2日間を過ごそうと思ってます。


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輸出商談会(つづき)

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輸出商談会の話なのに、どーして天津飯の写真なんでしょーか?イヤー、スイマセンスイマセン。前日が長野の酒メッセで、翌日が商談会だったもんだから、そうは思ってなくてもかなり疲れてたんでしょう。それらしい写真を撮るのを忘れてて、酒メッセが終わってから本当に久し振りに食べた天津飯のショットしかありません(汗)。これでも、翌日のためにと思って奢って食べたんですけどね(笑)。

さて、初めての体験となった海外バイヤーさんとの輸出商談会でしたが、ハッキリ言って、たった40分程度しゃべっただけで取り引きが成立するなんていうことはめったになくて、その場は出会って自己紹介するくらいの意味合いであって、本当の交渉はこれから丁寧に行っていくべきものなんでしょう。実際にJETROの方からも、アフターケアの大切さは力説されましたね。

実際にやってみて感じたのは、「40分という時間制限の中で上手く自己PRするって難しいことだな」ってことでした。身を乗り出してフンフンと聞いてくれれば別ですが、冷静に対応されると、「これじゃマズイのかな?」なんて途中で思ったりなんかして(汗)、自信を持って話し続けるって大変なことだと思いましたね。

これまであまり自己PRってことは苦手だった信濃鶴ですが、こういう場でまな板の上の鯉になれば、できる限りの宣伝文句をならべてあがくしかありません(笑)。ウソや誇張になっちゃいけませんけど、客観的に見て他のお蔵さんとは違うっていう部分をなるべく強調してお話ししたつもりです。

そういう意味では、アタフタとお話はしたものの、「話すべきネタは信濃鶴には案外たくさんあるんだな」ってことも再認識できた面はありますね。純米しか造ってないとか、地元産の美山錦しか使ってないとか、商品ラインナップが3種類しかなくてバカじゃねーのとか、チト価格が安過ぎねーかとか(笑)。

やってきたことがそれなりにあって、その全てに苦労話が付いてますから、物語はいろいろあってしゃべり切れないくらいでしたね。最初あまり興味なさそうだったバイヤーさんの目の色が徐々に真剣になってきたりすると、こちらとしてもお話しをしていて楽しかったです。信濃鶴の場合には案外興味を持ってもらい易くて、だから3社からオファーをいただけたのかもしれません。

商談のその場で試飲をしてもらうっていうことも私にとっては初めての経験でしたが、さすがにその道のプロだけあって、どの方もお酒の味に関してはしっかりとした分析をなさってました。おおむね好感触だったんですけど、海外市場での日本酒の好みの傾向なんて全く分かりませんから、バイヤーさん達の反応がその国での反応だと思うしかないでしょうね。

日本人じゃないから日本酒の味が分からないなんていうことはなくって、日本酒に対する経験値は少ないかもしれないけれど、自分なりの尺度と市場適合性とをしっかりと見極めて、信濃鶴に対する有意義なコメントをいただくことができました。日本のように単一民族が暮らしているわけじゃない国々の方たちですから、ある意味で主張する味が求められるような気がしましたね。

3社の方々と商談をして、やっぱりかなり疲れました(汗)。しかしその後も実は大変で、バイヤーの皆さんと、JETROの職員の方なんかも含めて懇親会、そして2次会、そしてフィニッシュラーメン・・・やっぱ、海外までお酒を売るには、そのくらいのことは平気でこなせるくらいのバイタリティが必要だってことなんでしょうねぇ(笑)。


□□□ いい経験をさせていただきありがとうございました! □□□
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輸出商談会

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県内のニュース番組でも取り上げられましたからご覧になった読者の皆さんもおられるかもしれませんが、先日来このブログでも取り上げてきた『JETRO(ジェトロ:日本貿易振興機構)』さん主催の日本酒の輸出商談会が、長野の酒メッセの翌日に開かれました。この時のために、模擬商談なんかもやって練習してきましたよね。

この日の朝のニュースの『今日のイベント』みたいなコーナーでも紹介されてましたし、夕方にはそれなりの時間を割いて民法で放映されてました。主催がJETROさんっていうこともあって、公性が高いニュースだったってことなんでしょうね。県内酒造メーカーの私の同輩達もインタビューされて、緊張気味に受け答えしてましたよ(笑)。

JETROさんの方でもリキが入っていて、上の写真にあるような立派な看板も会場となったホテルの広間に掲げてありました。『農林水産省補助事業』と書いてあって、それに関してはこの日初めて知ったような次第だったんですが(汗)、JETROさん自身は経済産業省所管の独立行政法人ってことのようですね。

会場となったのは大きな広間でしたが、そこをパーティションで小さく区切って、5カ国5社5人のバイヤーさんとの商談スペースが作ってありました。バイヤーさんが外国人の方の場合には通訳さんを付けてくれてありました。他のお蔵さん達の会話なんて聞いている余裕はありませんでしたが、5つのブースで熱心な売り込みが行われてましたね。

信濃鶴はドイツ、香港、アメリカのバイヤーさんと商談させてもらうことができました。先日も書きましたが、こちらの希望する通りに商談できるわけじゃなくって、前もって提出してあった会社・商品の紹介シートをバイヤーさんが読んで、その方からオファーがあった場合に商談することができるっていう方式なんですよね。ちなみに、他の2カ国はシンガポールとオーストラリアでした。

つまり、信濃鶴は案外多くのオファーがいただけたってことで、私としてはうれしいやら大変そうやらで、最初からドキドキもんでしたね(汗)。それでも、ドイツと香港のバイヤーさんは日本の方だったので、それだけでも少しは敷居が下がりましたよ(笑)。最後のアメリカの方だけは現地の人で、通訳をしていただきながらの商談となりました。

模擬商談で練習をしたとは言え、話の組み立てとか時間配分はよく考えておかなくっちゃならなくて、大学時代に論文発表の構想を練っていた時と似たような感覚を覚えましたね。ある程度のストーリー性とか、分かり易い流れとか、興味を持ってもらえる内容なんかを揃えていく作業は、仕事じゃなければ楽しかったと思うんですけどね(笑)。

1社との商談の持ち時間は40分と決められています。その間に、蔵の紹介をして、商品の特徴を説明して、サンプルの味を利いてもらって、取引条件の話をしてなんてやってれば、あっとう言う間に時間は過ぎちゃいましたね(汗)。あまりドジは踏まずに済んだと思ってるんですけど(笑)、実際に商談をさせてもらった感想はまた明日。


□□□ こういうドキドキ感は久し振りでした □□□
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酒メッセin長野



今年もやってきました『長野の酒メッセ』!!!長野県酒造組合では、本年、ナント3回も長野の酒メッセを開催したってことになります。その都度このブログではご報告申し上げてきましたが、東京と大阪は春のうちに終了していて、ラストの大トリとしてオリジナル版の酒メッセを長野市で開催したっていうわけです。

オメデタイことに、今年で20周年だそうで、「あれから20年も経ったのかぁ」っていう感慨と、「そりゃ、歳取るわけだ」っていう失望が入り乱れて、妙に自分が年寄り臭くなったような気分の一日ではありました(笑)。私が酒造組合の青年部『若葉会』に入った年から始めた、私にとっても記念すべきイベントなんですよね。

初期の頃は農協のホールを借りて始めた、こじんまりとした手作りのイベントでした。あの頃を振り返って、ある酒販店さんがおっしゃるには、「会場はお客さんよりもブースを出す蔵元の人数の方が多くて、入り口に立つとみんなにジロリと見られて、とても入りづらかった」んだそうで・・・(笑)。

そんなヨチヨチ歩きだったイベントも、徐々に徐々に大きくなって、今回は1900名のご参加をいただけるまでに成長してきました。この勢いを駆って東京や大阪にも進出できるようになったんですから、私たちの業界の情勢はさて置いて、やってきたことは間違いじゃなかったんでしょうし、大成功している事例と言っていいんじゃないですかね。

信濃鶴としても、このイベントと共に振り返る歴史もあるように思います。酒質を上げるために美山錦の使用比率を上げていったこと、アル添量を減らしていってついに純米蔵になったこと、地元のお客さんに飲んでもらうために苦しくても値段を上げずに頑張ったこと、ついでにブログも長々と書き続けたこと(笑)。

そういったことを、これまでも事ある毎にお客さんにお話してきましたが、最近ではそういう鶴のウンチク話をお客さんがお客さんに説明してくれるような光景すら増えてきました。「この蔵は純米酒しか使ってないんだぞ」とか、「鶴のコストパフォーマンスはとてもいいんだぜ」とか、ついでに「ブログ毎日読んでます」とか(笑)。

20年前に比べれば、私のご挨拶できるお客さんが劇的に増えてるって事も特筆すべき事実でしょうね。それだけ、いろんな酒販店さんでも扱っていただけるようになって、いろんな居酒屋さんで提供していただけるようになって、いろんな所に友人もできたって事ですから、やっぱりこのイベントの持つ意義は大きかったんだと思います。

今回は初めて蔵の若手も連れて行って、一緒にブースに立ってもらいました。この歴史も徐々に後輩たちに引き継いでいってもらわなくっちゃなりませんし、今現在の鶴の営業成績は全く褒められたものじゃないものの、未来に向かって明るい希望を持ってもらいたいですしね。このイベントを始めたおかげで長野の酒が大きく羽ばたけたって、次の世代の語り草になるくらいになったらいいんですけどね。


□□□ 御参加いただいた皆々様ありがとー!!! □□□
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台風一過

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ちょっと中途半端な写真になっちゃいましたが、これは駒ケ根高原から中央アルプスの方向に向かって撮ったもので、本来だったら雲じゃなくってアルプスの山並みが見えているはずなんですけど、山頂の方ばかり雲が出ちゃって下の方しか写真に写せませんでした。でも、紅葉が下まで降りてきていて、本当にきれいなんですよ。

この日は台風19号が通過した翌日で、基本的には台風一過ですごく山々がきれいに見えてたんですけど、どういうわけだか山に近づくにつれて雲が下に降りて来たのか、本当に目の前辺りしか写せなくて残念残念。おまけに、何となくピントがどこに合ってんだか分かんなくて、余計にスイマセン(汗)。

今回の台風は本当に伊那谷の真上を横切っていった感じで、もっと猛烈な台風だったら駒ケ根もヤバかったかもしれませんが、何事もなく一夜が過ぎてくれて、私とすると「こりゃ洗濯日和になるはずだ!」って思ったんですよね。台風が真上を通り過ぎて、これから2、3日はいい天気になるだろうって予想したんです。

ですから、仕込準備でこれから洗うもので、お天道様に当てて乾かさなくっちゃならないものをこのチャンスに洗っちゃおうって思い立ちました。その手の物を集中して洗っておいて、翌日に一斉に天日干ししようってことにして、予定を変更してみんなで洗い物をわんさかやっちゃったんです。

で、翌日は朝から物干し場に上げて、その日一日で全部きれいに乾かせるっていう心づもりだったんですが・・・何となく、朝からそれほど快晴じゃーねーなーって感じで・・・ま、とりあえず干すだけ干して様子を見ようってことになって・・・「いいか、雨が降って来たら速攻で取り込むんだぞ!」なんて言ってたんだけど・・・降りました(涙)。

みんなで慌てて中に入れましたけど、今回は晴天が続きませんでしたねぇ。日々洗い物に追われるようになっているこの時期は晴れた日が有難くて、晴れか雨かで仕事の内容も変わるくらいですが、もしももしもこれから1週間雨続きだなんていうことになったら、仕込み始めは思うようにいかなくなっちゃうかもしれません(汗)。

まぁ、そんなことはないでしょうけど、とにかく洗い物が終わらないと仕込に入れませんから、これからの天気はとっても重要ですね。私としては、もうすぐ仕込みが始まるなんていう気分にまだなれないんですけど、こうやって蔵の準備が進んでくればイヤでも寝起きが良くなってくるから不思議なもんです(笑)。


□□□ 準備が間に合うかなぁ □□□
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シソの実

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ちょっとテンパリ気味の岳志です。もう蔵では仕込の準備が佳境に入っていますが、例年のごとく余裕があるってわけじゃありませんし、社長だからって細々した仕事も増えたり、長野の酒メッセがあって、その翌日には輸出商談会があって、その後には酒販店さんとの旅行もあって・・・これで、本当に造りが始められるんだろうか(汗汗汗)。

蔵の準備は若いモンが一生懸命にやってくれてますが、まだまだ全面的に任せられるわけじゃありませんから、どうしても私も参加しなくっちゃならないんですけど、こういう時にはいろいろ重なってくるもんで、今年は割に余裕を持って蔵の掃除とか始められたにもかかわらず、なんだか例年よりもテンパリ度合いが高いような気がしますねぇ。

そんな朝は、記事を書くにも何か気ぜわしくて、精神的に落ち着いてないもんだからブログに何書いていいんだか定まらなかったりして、だからこんな訳の分からない書き出しになってんですけど(笑)、慌ててみても仕方ありませんから、とにかくひとつずつこなしてやっていくしかないんでしょうね。

そんな精神を安定させてくれるような香りが漂ってきそうな写真があったので、強引に使ってみましょう(笑)。昨年も記事にしたんじゃないかと思うんですけど、これはシソの実です。大葉とも呼ばれるシソの葉ですが、葉を取らずにそのまま育てると、秋に実をつけるようになって、それを塩漬けにしたりしておくといろんな料理に使えます。

シソの実は穂の先に100粒くらい(?)がまとまって付いてますから、穂の元から先端に向けて指でつまんでしごくように動かすとプチプチと実だけが取れます。その穂が1本の株の中にいくつもあるっていう形をしていて、しごく動作を何十回か繰り返すと上の写真くらいになって、実用に供すことができる量になります。

とにかく香りがいいですね。皆さんご存知のあのシソの香りは、何のためにあんな香りがあるのか、どうして人間があの香りを好むのか分かりませんが、人間に食べられるためってわけじゃないでしょうから、虫除けにでもなるのかな?とにかく手からシソの香りがしばらく取れませんけど、全くイヤじゃありませんね。

お気に入りなのは、女房が炊いたアンコを食べる時に、ちょっとだけシソの実の塩漬けを添えてアクセントにつまむことです。変な組み合わせに思われるかもしれませんが、アンコの甘さを中和するのに、シソの香りと塩味がミスマッチなようでいて上手いことバランスしてくれます。こういう味覚を良しとするのは、歳を取った証拠かもしれませんけどね(汗)。

今の気分とすれば、シソの香りでも嗅いで精神安定を図りたいってところですが、とにもかくにも眼前のイベントの山をこなしていくしかありません。もう1週間もすれば蔵のことに専念できる体制になりますが、2週間後には仕込開始ですから、それまではシソの実が食卓に並んでも気が付かないくらいになりそうです(笑)。


□□□ 応援クリックが精神安定剤になります □□□
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酒税法等説明会

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先週に引き続いて、週末に日本列島を襲った台風19号でしたが、皆さんのお住まいの地域ではいかがでしたか?長野県は、今回も警戒していた程の被害はなかったみたいで、これといった影響はなかったみたいです。駒ケ根は夜中少し強く降って、朝になったらもうきれいに晴れ上がってました。

朝のニュースで台風の進路を見てみると、ちょうど我が家の真上を通ったくらいになってましたが、そんなこと感じずにガーガー寝てましたよ(笑)。あまり油断しちゃいけないでしょうし、過去には台風で大災害になったこともあったわけですから可能性はあるはずですが、信州の山間は台風には強い(?)地帯なのかもしれません。

四方山話はさて置いて、今日は私もたまには勉強しているってお話しです。ま、自ら進んでじゃないところがチト弱い部分ではありますが、先日『酒税法等説明会』を税務署さんが開いてくれて、久し振りに椅子に座ってのお勉強の機会となりました。そのテの仕事を会社でやってくれている女房も一緒に参加です。

毎年新しい法律ができるわけでもありませんし、本当に新規に勉強しなくちゃいけないことはそれほどないはずですが、酒税業務も広範に渡りますから、自社の取り組みの中で抜けてるところとか、こんな事例があったとかいう話題には事欠かないわけで、常に勉強しておくことは必要なことだと思いますね。

税務署さんサイドとしては、昔ほど各お蔵を回って調査をして指導するっていう時間が取れなくなってきていて、その分を個別対応じゃないやり方で周知させようとしておられるのかもしれません。いずれにしても、この業界としては常に酒税法を順守していく態度を堅持するための勉強が必要だってことでしょう。

私たち酒蔵の日々の業務に関連するのは酒税法ばかりじゃなくって、組合法だとか米のトレーサビリティ法だとかいろいろと守っていかなくちゃならない法律があって、悪意なくそれを順守していこうと思っていても、どこか抜けちゃってたり思い違いをしていたりすることってあるんですよね(汗)。

それが大きな問題になる前に発見できればいいんですけど、知らずに長い間過ぎちゃってたなんていうことになると後々の復旧が大変なことになって、最悪は罰則を受けたりすることになるかもしれません。だまそうと思ってやってたならいざ知らず、ちょっとしたミスからの違反だとしたら、本来背負わなくてもいい不利益だったってことですもんね。

たまに女房と並んで講義を受けるのも、大学時代をほのぼの思い出していいものですが、それと同時に、あんときゃもっと優しかったとか、あんときゃ今よりお肌がきれいだったとか、あんときゃ今みたいにがに股じゃなかったとか、あんときゃ・・・と思い返されることが多くて、山のようにある資料が涙で濡れそぼっておりました(笑)。


□□□ 最近ポイントが低調気味だす(汗) □□□
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美酒フェスタ2014(つづき)

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昨日使ったのと全く同じ写真だと思われるかもしれませんが、ちょっと違うんだな、これが(笑)。昨日のは会が始まった直後、今日のやつは終盤に入って、お楽しみ抽選会の頃の様子です。抽選に当たった人がひと言しゃべらされてるのを皆さん聞き入っておられますが、顔色は皆さんほんのり赤くなってるのが見て取れると思います。

これは、2日目の『味わい工房』さんでのお酒とお料理のマリアージュを楽しむ会の時に撮ったもので、どうして同じような位置からの写真になるかって言うと、ここが私の立ち位置だったからです。つまり、信濃鶴のブースがここにあって、私はこの場所で鶴をずっとお酌していたってわけです。

マリアージュを楽しむ会は、養命酒さんのリキュール、南信州ビール、信濃鶴、マルスワイン、マルスウィスキーの順にお酒が出されて、それに合うように考えられたお料理が一品ずつ一緒に出てくるっていう流れで進められます。今年のお料理のテーマは『秋刀魚』ってことで、秋刀魚尽くしのコースになっていたようです。

コースが終わった後は、ビュッフェ形式でもたくさんのお料理が出されますから、ほぼ食べ放題飲み放題っていう感じになって、この満足度から考えればリピーターのお客さんが多いのもうなづけますね。私達メーカーは、お代わりをお求めになるお客さんにお酒をお注ぎしたり、席を回ってお話しさせてもらったりするのが役目って感じです。

今年は鶴の人気が高くて、用意した純米大吟醸2升があっという間になくなっちゃいましたね(汗)。50人以上のお客さんに対して2升じゃ足りないんじゃないかと思われるでしょうが、他のお酒もたくさん飲まれているわけですから、お代わり用にそんなに鶴だけが出ることはこれまでなかったんですけどね。秋刀魚との相性が良かったのかな(笑)。

説明が前後しましたが、1日目は駒ケ根の銀座通り商店街での飲み歩きで、こちらも総勢300人を超えたであろうご参加をいただいて、これまでにない盛況ぶりでしたね。各メーカーがブースをひとつずつ出して、お客さんはそこを飲みあるきながらジャズシンガーの『ヨーコ』さんの歌も聞けるっていう、単なる飲み歩きよりも楽しみが多い工夫はしてあります。

鶴ブースは、結局いつもの常連さんと言うか、越百の顔見知りがたむろする状態になりましたが(笑)、そうでない一般のお客さんにもたくさん飲んでいただけて、いい宣伝にもなりましたね。若い人達もどんどんと日本酒をお飲みになりますし、お燗もたくさん飲んでいただけて、今後の地元での日本酒の伸びに期待が持てそうです。

毎年驚かされるのは、県外からの参加者がそれなりにおられるってことですね。どうやってお調べになるのか分かりませんが、情報をキャッチしてわざわざお越しいただけてます。ある意味で珍しいタイプのイベントですから注目されることもあるのかもしれませんけど、マリアージュの会では56人中の10以上は県外からのお客さんでしたよ。

県外からじゃありませんが、今年も鶴チューのaoさんが同僚の方と来てくれましたが、諸事情でいつものように打ち上げの越百でご一緒できずにかなり残念でした。鶴チューを増やしていくためにも大切なイベントですけど、だんだんと規模が大きくなってきてますから、今後の運営は一考の余地有りってところかもしれませんねぇ。


□□□ 1日目の写真は完全に撮り忘れました(汗) □□□
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美酒フェスタ2014



今年も大盛況のうちに終わりました、恒例の『美酒フェスタ』!!!これも、毎年の記事になっちゃって、「あぁ、またあれか」と思われちゃうかもしれませんが、年々少しずつ盛り上がっていて、あまり衰え知らずに成長しているイベントとして、地元以外の皆さんにもご報告しておきたいと毎回感じるんですよね。

今年が何回目に当たるのか聞きそびれましたが、たぶん8回目・・・かな(汗)。最初は有志だけのこじんまりとしたイベントだったのが、いつのまにやらある程度の予算もつく大きなイベントへ様変わりしてきました。大きなって言っても駒ヶ根市レベルの話ですからそのつもりでお聞きくださいね(笑)。

2日間にわたって行われる美酒フェスタです。1日目が駒ヶ根市街のオープンスペースで行われる飲み歩き。2日目が駒ヶ根高原の『味わい工房』で行われる、着座形式の料理とのマリアージュを楽しみながらの利き酒会っていうのが最近のお決まりパターンです。いずれもほぼ飲み放題になりますから、お酒好きにはたまらないイベントだと思いますよ。

と言っても、出てくるのが日本酒だけとかビールだけっていうのとは違って、信濃鶴以外には、南信州ビール、マルスウィスキー、マルスワイン、養命酒と、この地元で造られているお酒が勢揃いしますから、通常の意味でのひとつの種類のお酒の飲み比べって言うのとは違って、ある意味で異種格闘技的な飲み比べであって、それも珍しいんじゃないかと思うんですけどね。

そもそもの始まりは、こんな山の中の片田舎で、こんなにもいろんな種類のお酒が造られていて、そのいずれもが公的機関のコンテストでいい成績を収めているなんていうエリアは他にないんじゃないかっていう発想からの出発だったわけで、今でもそれがまちづくりのひとつの原動力になるんじゃないかっていう期待を持ち続けてます。

そんな意味合いもあって、手弁当で始めたイベントは、県から補助金をもらったり、市の予算をいただいたりしてここまで来ましたが、今年からは駒ヶ根市の観光協会主催っていう形になりました。いずれが主催であっても、地元のために地元の醸造メーカーに何ができるかのひとつの挑戦ではありますね。

さてさて、なんだか前振りだけ書いてたらこんなになっちゃいましたから、実際の様子はまた明日ご報告ってことでスイマセン。それから、当日写真もアタフタやってるうちに完全に撮り忘れてますからいいのがなくってスイマセンスイマセン。きっと、明日も同じ場面の写真になると思いますけどスイマセンスイマセンスイマセン(笑)。


□□□ 2日目の会場の様子です □□□
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興福寺

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先日関西営業をした時に、本当に久し振りに有名な(?)お寺をちょっとだけ見ることができましたから、その御報告をさせていただきましょう。京都や奈良の寺院っていうのは修学旅行じゃお決まりコースですが、大人になってから改めて行くってことはなかなかなくて、機会があれば拝観してみたいとは常々思ってるんですよね。

仕事中に何やってんだと言われそうですが、外回りをしていれば時間に空きができちゃうこともあって、もしちょっとだけ歩けば何かいい場所に行けるとなれば、貪欲にそのチャンスをものにしていく積極性は必要だと思います(笑)。今回も、ぐるっと境内を歩いただけで、中まで入って拝観させていただく時間はなかったんですけどね。

大阪にホテルをとってあって、午前中に奈良の酒販店さんにご挨拶して、帰ってきてもう1軒のお店にも寄って、その日の午後2時40分発のバスで駒ケ根まで帰ってくるっていう結構なハードスケジュールだったもんだから、とにかく朝早くホテルを出発して奈良に向かったんですけど、これがチト早過ぎたんです(汗)。

ホテルの朝食が7時からでしたから、とにかく準備万端にしておいて朝食だけをかき込んでからすぐに出発しました。大阪からどのくらいかかるかよく分かってませんでしたから早めに行動したんですけど、大阪・奈良間って案外近くて、更に電車の乗り継ぎも良くって、ホテルを出てからそのお店まで1時間半くらいで着いちゃったんじゃないですかね。

お店をのぞいてもまだ開いてなくて、隣にあった八百屋さんで聞いてみたら、もう30分もすればご店主が出社してくるって話でした。私も1時間後くらいにお店に着くようなつもりでしたから(笑)、予定外に時間ができちゃうことになって、そこでふと、このお店のすぐ先に『興福寺』があるってことに気が付きました。歩いても10分くらいの場所ですから、こりゃ行くしかないと。

行ってみると、それなりに早い時間で観光のお客さんもほとんどいなくて、清々しい境内をゆっくり歩くことができました。残念なことに改修工事中で、本体部分の建物はほとんど見ることもできなかったんですけど、それでも、かつて修学旅行で訪れたことがあったお寺にもう一度来ることができたのは何となくうれしかったですね。

興福寺っていうと阿修羅像が有名なんですかね。ま、阿修羅像は知ってましたが、それが興福寺にあるなんてことは全く認識してなかったわけで(汗)、よくそれで行ってみたいなんて言えたもんだとお叱りを受けるかもしれませんけど、日本史が嫌いだった私でも歴史のロマンを理解してみたいっていう思いは強いです(笑)。

ぐるっとひと回りしてお店に戻ってみると、ちょうど営業が始まったところで、ご店主とも息子さんともお話しができて良かったです。これで今年の営業回りは終了ですが、京都や奈良っていうのは見るべき場所がいろいろあって楽しいですから、もうちょっと売り込みをかけて営業回りができる機会を増やさなくっちゃいかんですな(笑)。


□□□ 御報告ってほどじゃありませんでしたね(汗) □□□
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ニュースマホ

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えー、皆さんはお気付きでないかもしれませんが、ここ3日間のブログタイトルが全て『ニュー○○○』となっております。期せずして一昨日と昨日が似たようなタイトルになっていたのに気が付いたので、今日は強引に『ニュー』をつけてみましたが、実際は何か書きたい内容があるわけじゃありません(笑)。

今年も夏の半年間の間には、営業だのイベントだの研修だのといろいろと外に出る機会は多かったんですけど、その度にブログも苦労して書いてアップしてきました。記事を書いて、写真を貼り付けて、ブログサイトに投稿するっていう一連の作業は、スマホになってからとてもやり易くなりました。専用のアプリもありますしね。

ところが、これまでそういう使い方をしてきて、何て言うか、やっぱりしっくりこないというか、慣れ切ることができない作業・・・それが、日本語入力なんですよね。ATOKっていうお馴染みのソフトと、単純なエディターを使って文章を書いて切り貼りしてるんですけど、どうしても日本語を打ち込む時の壁が高いっていう印象がぬぐえないっていうかねぇ。

単にスマホでの日本語入力に慣れてないんじゃないかって思われるかもしれませんが、確かにそういう部分があるとしても、常連読者ならご記憶にあるかもしれませんが、かつてiPod-touchっていう機械を使っていた時には、もうちょっと日本語入力っていう作業に入り込み易かった記憶があるんですけど・・・。

今、私がその大きな原因のひとつだと思っているのは、スマホの大きさなんです。つまり、ぶっちゃけ言って、デカ過ぎるんじゃないかと・・・もう、スマホを持つっていう動作自体が身体にとって負荷が高くて、それを掌の上に置いた時点で、快適に何かの作業をこなすっていう気分になれないんじゃないかとね。

どっちかって言うと、重いんじゃないんです。デカイんですわ(汗)。こんなに平べったくて大きな慶長小判みたいなものを片手でホールドしながら、親指だけで日本語を打ち込むっていう作業には無理があるのも当然じゃないかと思うんですよね。特に、私みたいに片手だけを使って入力するタイプの人には、そもそも親指が反対側まで届かねーし(笑)。

ATOKにはキーボードの幅を小さくする機能があるのでそれで対応してますが、どっちにしても大き過ぎて不安定なことに変わりはありません。そういう点からも、これまでのiPhoneって最適な大きさだと思ってたんですけど、今度新しくなったのはかなりデッカくなっちゃって(写真右)、それより更にデッカイのも出たらしくて、もう小さなサイズの設定はないみたいですね(汗)。

どうしてどのメーカーさんも、小さくて高速で電池長持ちっていうスマホを作らないのかと思っていたら、SONYさんがコンパクトなヤツを出してるんだそうで(左から2番目)、今度スマホを替えるんならそれにしようと、先日友人のを見て決心しました・・・っていうことが言いたいだけのブログ・・・かな(笑)。


□□□ 私のは右から2番目のヤツです □□□
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ニューカメラ



もうしばらく前の話になっちゃったんですけど、デジカメを新調しました。以前使ってたニコンのヤツはデータの記憶媒体がでっかいカードだったり、バッテリーが充電式じゃなくって、特殊で高価な電池を買わなくっちゃならなかったりで、使い勝手が悪くて出動要請がほとんどなくなってました。

使わなくなった一番の原因は、携帯なりスマホで写真を撮るようになったからなんですけど、毎日ブロガーの皆さんにとってはカメラは必需品でしょうし、私にとってもブログ用に使うなり、純粋なる男の子の興味の対象とするなりで、こういうキカイ物を買ったりすればウキウキ気分は最高潮に達します(笑)。

調べてみると、古いのは今から11年くらい前に買ったもので、当時とすれば売れ筋商品だったと思うんですけど、それなりのお値段(4万円くらい?)のちょっといいヤツだった記憶があります。滅多に買わない物だから奮発したものの、あまりデジカメなんかには詳しくないもんだから、本格的なのじゃなくって誰でも手軽に写せるタイプですけどね。

新しく買ったソニーのヤツは特価で2万円ちょっとっていうお買い得値段で購入できたんですけど、性能的には昔の何倍も高機能になっていて、画質だっていいんでしょうし、いろんな写真が撮れたりするみたいです。性能対コストの比なんて計算したら、昔の何倍になっているか分かりませんね。

本当を言えば、もっといいのが欲しかった(笑)。そんなのを使えば、きっととってもきれいな写真が撮れるだろうし、自分の思い描いたような図にすることができるハズ。ハズなんだけど、そこまでの知識もありませんし、我慢我慢です。実際には、女房のお許しが出なかっただけなんですけどね(涙)。

現実問題としては、ブログ用の写真はほとんどスマホで撮っちゃいますから、日々持ち歩くなんてことはなくって、写真としてちゃんと残しておきたいっていうような場合に使うことになると思います。家族の記念として、節目のイベントの時なんかにはなるべくきれいに撮っておきたいですもんね。

まだ、説明書もろくに読んでませんから(汗)、単純にシャッターを切るだけの使い方しかしてません(笑)。これからちょっといじくってみようと思ってますから、もしかしたら明日のブログは写真館になるかもしれません。スマホとの画質の違いがどの程度になるのかも見てみたいし、光学20倍ズームの威力も試したいですね。


□□□ 新しいのはカッコイイねぇ □□□
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ニュー串琢



昨日ブログにアップした写真は何だったのかお分かりですか?あれは、私が世の中で一番ってくらいに美味しいと思ってる『つくね』です(笑)。以前にも記事にしたことがある、串焼き居酒屋の『串琢(くったく)』さんで出してくれる、九州知覧町の鶏を取り寄せて作る、そんじょそこらにはないつくねで、その美味しさはちょっと言葉にはできないくらいですね、マジで。

焼き鳥屋さんではあるものの、使ってる鶏は全て知覧の物で、特別に新鮮な状態で送ってもらっているそうで、いろんな部位の刺身も絶品です。焼き鳥も、サラリと淡白な感じなんだけどコクがあって、いくらでもいけちゃいます。でも、あんなに大きくて、あんなにほわほわに柔らかくて、あんなに他で食べる物と違うのに、あんなに美味しいっていう意味で、あのつくねは私の中では別格扱いです(笑)。

前回お邪魔した時よりも少し作り方を変えているそうで、相変わらずの美味でしたが、実は、今回の串琢さんが一番変わっていたのは、その店舗だったんです。以前は大阪の我孫子にお店があったんですけど、今回は新しくオープンしたばかりの、大阪のど真ん中、心斎橋のお店に行ってきましたよ。これも完全なる営業活動の一環ですから、また飲んでばっかりとか言わないよーに(笑)。

マスターのNさんは、自分がお店で使うものには徹底してこだわる人で、熱心に扱っていただいている信濃鶴のことも知りたいと、今年は蔵までお越しいただきました。新店の話もその時に聞いてましたから、大阪に行ったら何が何でも寄って来ようと思ってたんですよね。繁華街というかオフィス街というか、東京で言ったら銀座みたいな場所でした。こんな所で商売するなんてスゲーことだし、こんな所で鶴が飲めるのはもっとスゲー(汗)。

一緒に行く人が見つからなくって、私にしちゃ珍しくひとりでお店に入りましたが、早い時間だったので、Nさんやお店のスタッフともしっかりお話ができて良かったですね。普段だったら、こういうロケーションの居酒屋さんなんて怖くて入れませんが、私が唯一大阪のど真ん中で入れるお店ってことで、これから貴重な存在になるかもしれません(笑)。

昨日の写真はつくねでしたが、そんじゃ今日のは何でしょうか?これは、両方のお皿に使われている白いソースを見ていただきたいんですけど、このソースに信濃鶴の酒粕が使われているそうで、わざわざメニューにも名前を出していただいてましたから記念に写してきました。こりゃ、関西で鶴の名前が知られる日もそう遠くないかもしれませんぜぇ(笑)。


□□□ ぜひぜひ行ってみてねー! □□□
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メンバーズカード



昨日の続きになります。結局、午前中にブログを書いてる時は迷いがあったものの、それから瞬く間に天候は回復して、午後にはピーカンの晴天になっちゃいましたから、こりゃ行くしかないってことで午後の大阪便に乗りました。家にそれなりの時間はいましたから、普段やるような仕事も多少できたし、それなりに有意義に過ごせた一日になりましたよ(笑)。

ただ、今回初めて利用して気が付いたんですけど、駒ヶ根から大阪に向かう午後の便って時間がかなり遅いんですよね。4時40分駒ヶ根発ですから、大阪に着くのが10時近くになっちゃって、割とお疲れ様な旅程になります。ま、ホテルで寝りゃいいだけですから、身体を動かすわけでもないんですけど、5時間バスに揺られるのって、それだけで結構疲れまっせぇ(汗)。

大阪から帰って来る便はもっと早くて、2時40分発とかですから、8時頃には家にいられるんですよね。そのくらいだったら、普段の生活とそうは変わりませんから身体も楽なんですけど、夜の10時に現地入りっていうのも、私にとっては珍しいパターンではあります。それから飲みに出るっていう時間でもありませんしねぇ(笑)。

そんないつもと違う状況で、翌日の行動時間をタップリ確保するためだとは言え、前泊するホテル代がちょっともったいないと思われるかもしれません。しかし、心配御無用!こういう時のためってわけでもありませんが、私は無料宿泊券を隠し持っていたんです。ま、隠してたってのはウソですが(笑)、御用達の東横インさんのメンバーズカードにポイントが貯まってて、今回の2泊分は無料で泊まれるんですよ!

2泊無料ってことは、それまでに20泊したってことですから膨大(?)な貢献量ですが、そのお礼としての無料券はありがたいですよね。そういう特典のためにメンバーにはなるんですけど、普段はちょっと特典内容を忘れてるくらいですから、今回の様にボーナス的に恩恵に与れると、「メンバーで良かったー!」って思っちゃいますよね(笑)。

いずれにしても、こんなにイレギュラーな出張になったのは、全て今回の台風18号のせいじゃありませんか。それほどの大被害はなかったのかもしれませんが、この台風のおかげでいつもと違った苦労をした人は多かったはずです。この苦労を無料券の恩恵でチャラにしたような気分になっている私なんか、きっと可愛いもんでしょう(笑)。


□□□ 全くかんけーのない写真の説明は、また明日 □□□
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台風18号



皆さんのお住まいの地域ではいかがでしたか、台風18号?長野県の南部に位置する我が駒ヶ根市は、事前の警報等からすれば軽微に終わったっていう感じですかね。このブログを書いてるのは月曜日の午前中で、今現在まだ台風は静岡に上陸した直後で近くにいるんですけど、もう雨は降ってませんし、風も弱まってきてますね。

でも、ニュースを見ていると、どうやら関東直撃くらいのコースになりそうで、首都圏近郊では交通機関への影響が大きくなるかもしれません。災害が発生しなければいいんですが、最近の天気はどういう状況になるのか読めないような部分がありますから、そこらじゅうで避難勧告を出して厳戒態勢みたいですね。

月曜休みの長生社ですから運良く出勤日じゃないんですけど、実は、この休日を使って関西方面の営業をしようと思っていた私は、完全に予定が狂って困ってるところなんです(汗)。本当だったら、このブログも今頃大阪行きの高速バスの中で書いてるはずだったんですけど、出掛けられずにまだ家にいます。

駒ヶ根から大阪に行こうとすると、大阪行きの高速バスか、名古屋までバスで出てそこから新幹線等を使うっていうルートのいずれかになるんですけど、どっちにしてもそのルートを台風が逆走してくるような動きになっちゃったもんだから、もう前日のうちに午前中の大阪行きのバスはキャンセルしておきました(汗)。

月曜から水曜までの2泊3日での営業予定だったんですけど、関西方面の場合にはとにかく行くだけで半日つぶれちゃいますから、3日行っても実質は2日分しか動けません。台風で1日減ると、むこうで使える時間は1日分ってことになって、こりゃ無駄が多くなってもったいないかなと、これからどうしたらいいかチト迷ってます(汗)。

大阪行きの高速バスは1日2本しかありません。午前と午後に1本ずつなんですけど、午前便はお昼ごろ大阪着、午後便は夜9時半ころ到着で、午後便を使うのも疲れちゃうんですけど、もし行くんならそれを使って今日中に大阪入りするっていうもんでしょうね。いずれにしても、予定した通りの営業はできなさそうです(汗)。さてさて、どーしましょうか・・・。

写真は、台風とは全く関係ありませんが、いまだに性懲りもなく駒ケ根に突然やってくる横浜の鶴チューS君の新車です。新車って言っても、中古車ですけどね(汗)。台風がこれからやって来るっていう先週の土曜日に、例によって「これから行くわ」とメール
して来駒してくれました。車が新しくなってうれしくてうれしくて仕方がない様子でしたから、一応ここでご紹介しておきましょう(笑)。

SAABっていうスウェーデンの車なんだそうです。車両自体はかなり安く手に入るみたいですが、その後のメンテナンスにとてもお金がかかるっていう、「そんなの買わなくてもいいじゃん」っていう車なんですが、こういうヨーロッパ車が好きな彼に何を言っても無駄です(汗)。日曜日の午後に、台風の影響で強まる雨の中を帰って行きましたが、連絡がないってことは一応無事に走ってくれたんでしょう(笑)。


□□□ さて、どーするか? □□□
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輸出商談会(つづき)

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今回、私たち長野県酒造組合の秋の恒例イベントである『長野の酒メッセ』に合わせて行われるJETROさん主催の輸出商談会にエントリーしているってところまで昨日書きましたが、そこまでだったら事後報告のレベルでいいんですけど、先日面白い勉強をさせてもらってきましたから、そのことに関してレポートしますね。

それは何かっていうと、『模擬商談』をやらせてもらったんです。模擬商談ってことがどういう意味なのか最初よく分からなかったんですけど、簡単に言えば予行演習ってことです。事前にJETROの経験豊かな職員の方を外国のバイヤーさんと見立てて、実際と同じような会場で商談の練習をするわけです。

相手が日本人であっても、自社紹介から始まって、製品を魅力的にアピールして、取引につなげるという一連の流れを、制限時間内に上手くまとめるなんてことは簡単じゃありません。ましてや、相手が外国人だなんていうことになれば、実際の商談会でも頭が真っ白になって何にもしゃべれない人もいるんだそうです(汗)。

ですから、たとえ上手くは話せなくても、事前に練習をしておくことで気持ちにも余裕ができて、成功につながる確率も高くなるんだそうで、JETROさんでは初めて海外バイヤーとの商談会に参加する人には、この模擬商談の機会を利用することを勧めてますね。当然私もそんな商談は初めてですから、ビクビクしながら練習させてもらいました(笑)。

商談の時間は1社40分と決められています。その中で、自己紹介、商品説明、売り込み及び提案、質疑応答、まとめみたいなモデルの流れがあるんですけど、立て板に水の様にはなかなかしゃべれませんし、もし通訳が入ったりしたら、実際には持ち時間は半分程度になっちゃうでしょう。よっぽど論点を整理しておかないと中途半端に終わる可能性が大ですね。

この日、私もある程度のまとめはしていきましたが、途中で相手から質問なんかが入るとそこで時間を使っちゃいますし、だんだんどこまでしゃべったんだか分からなくもなってくるし、こりゃ相手が外国の人だったらやり難いだろうと、この模擬商談の意義がよーく理解できましたよ。

でも、信濃鶴はそれなりに特徴があって、石頭なこともやってますから(笑)、アピールするポイントはいろいろあるんですよね。担当の方にも、会社の紹介なんか少しにして、どんな商品をどんな風に作っているのか、商品説明に時間を割いた方が面白いんじゃないかって講評をいただきました。当日はそんな作戦でいきましょーか。

しかししかし、もっともっと重要なことは、相手のバイヤーさんからのオファーがなければ商談はできないってことです(汗)。ですから、ここで練習はしても結局無駄骨になる可能性も大きいわけですけど、それでも今回の経験がこれから生かせる場もあるかもしれませんし、英語の名刺の案も作ってもらえたりしましたから、参加させてもらって良かったですね。さてさて、どういう結果になるのか、こうご期待(笑)。


□□□ 模擬クリックしてみてください □□□
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輸出商談会

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とても面白い経験をしましたから、ご報告させていただきましょう。今現在、日本酒の海外輸出が好調なのはご存知の方も多いわけですが、和食の海外でのブームやユネスコ無形文化遺産への登録などの追い風もある中で、更なる追い風として、政府による輸出促進政策があるってことはこのブログでも何度かご紹介したと思います。

その追い追い風の中で、私にはよく分かりませんが、外務省なり経済産業省なり農林水産省なりの関係省庁が協力して、クールジャパン政策の一環としての輸出促進に力を入れてくれているんだと思います。私達としてはありがたい政策であって、私も何とかその波に乗れないかとは考えてるんですけどね。

で、これもいつぞや記事にしましたが、『JETRO(ジェトロ):日本貿易振興機構』さんっていう独立行政法人があって、そこでもその政策の後押しを積極的にやってくれてます。そのJETROさんが、今回『長野の酒メッセ』に合わせて輸出商談会をやってくれることになって、信濃鶴もその商談会に出られないか選考してもらっているところなんです。

選考っていうのは、JETROさんが選ぶっていう意味じゃなくって、相手国のバイヤーさんがこの蔵のお酒を扱ってみたいとオファーしてくれたらその場に臨めるっていうことで、そのための書類も既に提出してあるんですよ。今回は5つの国の5社のバイヤーさんがお見えになるんだそうで、上手くいけばそのうちの数社とお話ができるみたいです。

今回の話がとっても好都合だと思うのは、各国のバイヤーさんを海外から長野まで呼んできてくれること、事前に各バイヤーさんへ紹介してくれること、その際使う会社・商品の案内文等を英訳してくれること、商談の際には通訳をつけてくれること等々、もしこれだけのことを自分だけでやれって言われたら、とてもじゃないけど歯が立たないじゃないですか。

これを全部JETROさんがやってくれるんですよ。スゲーことですよね。まぁ、そういうことをやるのがJETROさんの仕事ではあるんでしょうけど、上手くいくかいかないかは別としてもこのチャンスを使わない手はありませんし、自分の経験としても得難いものになるでしょうから、今回はこの商談会にエントリーしてみたんです。

こういう商談会はいろんな県でやっているだそうです。ですから、その時に出かけて行くっていうこともできるみたいなんですけど、せっかく長野まで来てくれるんだし、何かの巡り合わせもあるでしょうから、面倒臭がり屋の岳志としてもイッチョやってみたいと思って一念発起しとります(笑)。

実は、今日書きたかったのはここからのお話で、悪いクセが出てダラダラと文章を書いてるうちに定量になっちゃいました(汗)。そんなに楽しい話でもありませんが、この続きはまた明日ってことにしましょう。


□□□ 何を書きたいのか考えてませんでした(汗) □□□
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iMac

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これまでの私の会社での居場所は、杜氏部屋って言うか、蔵の脇にある小部屋が主たる仕事場でした。冬の間は当然造りに専心しなくっちゃなりませんから、そこにいざるを得ないってことになりますが、今回の社長就任に当たっては、やっぱり事務所にも居場所を作らなくっちゃならなくなって机なんかを整理したんです。

で、今の事務仕事で一番大切なモノっていったら当然パソコンってことになるわけで、社長用に1台ノートパソコンを用意してもらうことにしました。蔵で使っているのもノートパソコンで、それを持ち歩くことも考えましたが、いろいろと周辺機器を付けたりしているので実際にやろうとすると面倒臭くてチト無理なんですよね。

そんでもって、ビジネス用の物をあるメーカーさんのネットサイトから購入したんだけど、最初に送られてきたのがちょっとした不良品・・・名誉のために製品名は伏せますが(笑)・・・で、それを送り返すだなんだっていろいろやっていて、結局それなりに使える状況になるまでに1ヶ月くらいかかっちゃいましたね(汗)。

最初に気が付いたのが、開封直後にボディにそれなりの打ち傷があることでしたが、それだけだと思いきや、マウスパッドの動きがおかしかったりといった不具合チックな点も見られたりして、とにかく新しいのと交換してもらいました。代替品が届くまで使ってていいって言われましたから、初めて触るWindows8の勉強にはなりましたけどね(笑)。

そんなこんなで、パソコン関係の諸々を自分の家からも持ち込んだりしてセッティングしてる状況ですが、そんな中で目に付いたのが家に昔からあって使っていないiMacでした。これは、女房の親父さんが私の娘のためにってことで、どこかの中古屋さんで見つけて来てくれたものだったんですけど、Windows派の我が家としてはゲーム用途以外の利用頻度は低くて、いつの頃からかお蔵入り状態になってたんですよね(汗)。

動かしてみるとまだまだちゃんと動きますし、何か有効な利用目的がないもんかと考えるんですけど、ここまで古くなると何か音楽みたいな趣味に使うってわけにもいかないでしょうし、実際のアプリケーションも最新版が動くわけでもないでしょうし、廃棄するしか方法はないんですかねぇ・・・

タダでもいいから中古下取りのチェーン店に持ち込む、もし欲しい人がいれば差し上げる、格安で引き取ってくれる業者を探して廃棄処分にする・・・くらいが選択肢になるでしょうか。それとも、もうちょっと持っていれば何か希少価値が出てきて、とんでもない値段が付くようになるかもしれない・・・なんてこたぁないんですかね(笑)。

そんなことやってて、家にいてもパソコンをいじくっている時間が長い今日この頃ですが、iMacを会社に置いて何かのディスプレーに使うとか、ビデオを流しておくとか、ソフトさえあれば表計算に使うとか・・・でも、やっぱり、ブラウン管だし消費電力が大きくてもったいないってことになるのかなぁ(汗)。


□□□ こーゆーのが欲しい人っているのかな? □□□
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菰樽

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皆さんもいろんな所やテレビなんかで目にすることがあると思いますが、日本酒独特の容器と言うか包装形態に『菰樽(こもだる)』っていうのがあります。『樽』っていうのはご存知のように木製で竹のタガで締めつけた容器のことで、『菰』っていうのはその周りに巻く銘柄名なんかが刷り込んである藁(今ではビニール)を編んだマット状のものを言います。

ちなみに、樽の上部の天盤面のことを『鏡(かがみ)』と言いますが、おめでたい席で木づちで勢いよくこの部分を割って開封することを指す『鏡割り』はそこからきています。ちなみにちなみに、実際には木づちでちょっとやそっと叩いても割れるようなもんじゃありませんから、予め割っておくんですけどね(笑)。

さてこの菰樽ですが、作るのに結構手間のかかる代物なんです。樽の周りに詰め物をして、菰を巻いて、太い縄をかけて、飾り縄を巻いてと、いくつかの手順を踏んで完成するんですけど、各工程でそれなりに定められた様式があって、あまり自分勝手な作り方ができるもんじゃないんですよね。

ってことで、初心者に作れって言ってもできるわけじゃありませんから、最初はそれなりに学習が必要になります。一度作っている様子を見て、その後に先生に手ほどきを受けながら自分でもひとつ作ってみるなんていうステップが踏めればいいんですけど、菰樽なんて商品は1個ずつしか注文が入りませんから、普通はそんな風に理想的にはいかないんですよね。

ところがところが、今年の秋祭りのシーズンにはどういうわけだかとってもたくさん菰樽のご注文をいただくことができたんです。定期的な菰樽のご注文はお祭りか年末年始ってことになりますが、今ではお使いいただけることが少なくなって、今回は本当に1年分の注文が一度にきたくらいの忙しさになったんですよね(汗)。

こりゃ、蔵の若手2人に菰樽作りを教えるには絶好の機会だってことで、先生役の社員と一緒に作って勉強してもらうことにしました。私なんかは、最初は出来上がった樽を見ながら見よう見まねで作らされましたから、それに比べれば、解説付きで手直しをしてもらいながら作ることができるなんていい環境です。

その後は、最初からひとりで作ってみるっていうチャンスもあったわけですから、こんなに状況が整っていることも滅多になくって、若手にはいい勉強になったはずです。集中して2つも3つも作れば大体コツは飲み込めますし、自分の頭にも刷り込まれますから、次回からはもうひとりで任せても大体はできるんじゃないですかね。

写真に写っているのは、樽の周りに詰め物をしているの図ですが、今では発泡スチロールの型があってカッポリはめ込むだけの簡単さですが、昔は段ボールや酒米の入っていた紙袋を巻き付けて適度な形に仕上げたもんです。そのことを思えばこんなの簡単簡単・・・なんて昔話を説教する様になった私は、もう完全にオジさん化してるってことなんでしょうねぇ(涙)。それでも、若手がどんどん成長していくことが、楽しみで楽しみで仕方ありません(笑)。


□□□ 作るのは面白いですよ □□□
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ブログ記念日

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イヤー、忘れた忘れた、大事な日を忘れてました!昨日は、このブログの開設記念日でした。その件について昨日の記事でアップしなくっちゃならなかったんですけど、いろいろに気をとられて忘れてました(汗)。ついでに、我が業界では『日本酒の日』ってことになってますが、そんなことよりも開設記念日の方が重要・・・かもしれません(笑)。

2006年の10月1日からこのブログを書き始めました。最初は商工会議所で一緒だったメンバーからの勧めというか、半分強制的に始めさせられた部分の方が大きかったわけですが(汗)、当時流行っていた『ブログ』なるものを自分で開設することになるとは、ちょっとした青天の霹靂ではありましたね。

特に、acbさんにはケツを叩かれまくって、と同時にいろいろ教わってブログを書くことができるようになりましたね(笑)。ま、言うなれば私のブログ師匠ですが、acbさんもずっとブログを書き続けておられて、いまだに引っ張っていってもらっているくらいのもんですね。当時から比べると、私の周りのブロガーはほとんどいなくなっちゃいましたけどねぇ(汗)。

今は、ツイッターにフェイスブックにLINEにと次々と新しい手段が世の中に登場して、そちらの方が主流になってブログなんて過去の遺物になりつつあるのかもしれませんが、それでも無くなるなんてぇことはなくって、よく残ってるもんだと思っちゃいます。ダイナミックに短い言葉で次々と情報を発信するツイッター等に比べて、毎日更新できる個人のためのホームページ的な性格でしょうか。

満8年を迎えて、毎日記事を書くってことには全く抵抗ありませんが、やっぱり社長ともなると何だかんだ細々と面倒臭い仕事も出てきて、ブログ用の時間が取れなくなりつつあるような気がしますね(汗)。これで酒造りが始まればもっと多忙になるかもしれませんから、本気で文章量を減らすことを考えなくっちゃならないかもしれません。

なにせ、量が多くて読み切れないと言われとります(汗)。毎日原稿用紙約3枚分がお決まりになっていて、私の中でも自然に書き進んでいくと大体そんな量に収まる習慣になっちゃってるんですけど、もうちょっと少なくして読者の皆さんの負担軽減を図るのも、今となっては読者サービスなんではないかと思っておるような次第でございます(笑)。

社長就任に伴ってブログの題名、『専務取締役杜氏の純米酒ブログ』の改編も考えたんですけど、そこは、ソレ、石頭な私のことですから、一度決めたことはめったなことじゃ曲げないってことでそのままになってます。単に面倒臭がり屋なだけで、当面はこのままのつもりですが、もしかしたらある朝突然に変わっているかもしれません(笑)。

信濃鶴の広告塔にしようってことで始めたこのブログですけど、今となっては友達の輪作りのためのツールっていう意味合いの方が大きくなっているかもしれません。ブログを書いてるからって鶴の売り上げが伸びるなんてぇことはないわけですけど、ま、もうちょっとは続けていくつもりですから、今後ともお付き合いの程、よろしくお願いします!!!


□□□ これが2920個目の記事になります □□□
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