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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

大根

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昨日に引き続いて、せっかく汗水流して作業した結果の写真もあることだし、今日も農業ネタ(?)でいってみたいと思います。今年はあまりブログには登場しなかったかもしれませんが、農家のDNAを色濃く受け継いでいる岳志家では、休日は遊ぶためのものじゃなくって、畑仕事をするための日だったりしますから、そんな日の仕事の一端をご披露申し上げましょう。

なーんちゃって、実際の農家さんに比べればママゴト程度の仕事ではありますが、それでもあれやこれややることは次々と季節を追って出てきますから、お酒造りが終わった後も自然の中で生き物を相手にしていることは度々あるってことになりますかね。そういう仕事にはあまりストレスを感じませんから、私の性に合ってる部分があるんでしょう(笑)。

先週末に栗を拾いながらもやってた畑仕事は、ご覧の畑の畝(うね)作りでした。写真の撮り方を失敗して何が何だか分からんようになってますが(汗)、上辺30センチ下辺50センチくらいの台形の畝が2本できているのが見えますかね。糸を引っ張ったりしないで作ったにしちゃぁ、結構きれいな直線になっとります。

この畑は我が家のメインの畑とはちょっと離れた所にあって、ここ最近は年に1度、決まった野菜しか作っていない特別な畑になってるんです。その特別な野菜とは・・・大根だんがな。それも、普通に食べるヤツじゃなくって、たくあん漬け専用に作る大根で、我が家のたくあん専用に作ってるってことです。

普通に食べる用とたくあん用の大根に違いがあるのかと聞かれれば、あると言えばあるし、ないと言えばない・・・です(笑)。どんな大根だって食べられるし漬けられるんでしょうけど、たくあんを漬けるには天日で干さなくっちゃなりませんから、どっちかって言うと細めの大根の方がいいみたいなんですよね。

ですから、細いうちに収穫しちゃうとか、多少太くても我慢する(笑)とかすればどんなのでもいいんでしょうけど、それなりに「これはたくあん向け」みたいな品種があるんですよね。そんな種を買ってきて、毎年こんな時期に植えてます。素人野菜ですけど、それなりに成長してくれて、たくあんの出来もいいんですよ。

岳志家にとって、たくあんは梅干しと並んで超重要な食品であって、なるべく妥協なくいいものを食べたいと思ってるんです。この畑も、生ごみを発酵させたものをしっかり混ぜ込んだり、除草剤はまかないようにしたりして大切に管理してるんですよね。ですから、いいものができるのは間違いないんですけど、畝を立てたりするのは面倒臭くて重い腰を上げてしぶしぶやってます(汗)。

一箇所に種を3粒くらいまいて、3本の苗の成長を見ながら2本は間引いて1本に仕立てていくんですけど、二葉が畝に対して平行に開いているのを残すといいんだそうな。あまり科学的な裏付けはない話みたいですが、農協の営農部にいる野菜を育てる天才のオバちゃんが言うんだから間違いがあるわきゃありません(笑)。今年もバッチリいい大根ができるでしょう。


□□□ 3位から動きようがないですな □□□
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