専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

信州清酒研究会

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ここ最近のブログ記事のタイトルを見返して思うことですが、長い間、それも毎日っていうペースでブログを書き続けてきた結果、話題とすると何度目かの登場って話が多くなってますよね(汗)。これについては前も書いたんじゃないかと思えば『○○○2014』だなんて年号を入れたりもしますが、マンネリ感の出ないようにするのも結構大変です(汗)。

まぁ、こんな前振りを書くってことは、今日の話題も毎年の恒例なんですけど(笑)、『信州清酒研究会』っていう市販酒レベルのお酒を評価している研究会が毎年開催されていて、その成果発表会が先日開かれました。長野県と長野県酒造組合の共済って形で、順位を争う品評会形式じゃない評価の仕方を模索してるんですけどね。

その柱となっている考え方が『コンセプト審査』と呼ばれる方法で、このお酒は何を目的にして造られたかとか、どのような香味を目指したかとか、どんな肴と合うかなんていう、そのお酒のコンセプトと一緒に味わった時に、それがどの程度合致していて、お客様に納得して飲んでいただけるかに重点を置いて審査するんです。

ここでの審査のもうひとつの特徴は、コストパフォーマンスの評価っていう点でしょうか。決して高級じゃなくても、この値段でこの味なら納得できるっていうお酒はいくらでもありますから、そういう部分にも重点を置いて評価することで、価格とは別の価値を見つけ出そうとしているってことだと思います。

例えば、高級な大吟醸クラスのお酒でも、ラベルに書いてある謳い文句とは香味の印象が違ったり、割高だと思われちゃうと低い評価になりますし、値段は安くても、コンセプト通りの仕上がりで、バランス良く美味しく飲んでもらえるなら高い評価につながるわけです。その結果で順位づけをするわけじゃないんですけど、一応評価は数値に換算されて出てくるようになってます。

面白いのは、県内からの出品酒以外に、首都圏で人気を博しているお酒とか、非常に個性的なお酒とか、超大手酒造メーカーさんの一般酒とかもサンプルとして中に紛れ込ませてあって、同じ様に評価した結果が出てるんですけど、人気酒がここではあまり評価が高くなかったり、日本中で売られている安価なお酒が意外とコストパフォーマンスが高かったりして、意外な結果だったりするんですよね。

この日は、私達も実際に行われた審査と同様に審査させてもらえて、その場で評価表の記入をしてみたんですけど、やってみて思うのは、コスパも大きな要因であるとは言え、結局美味しいヤツは美味しくて、最終的な評価が高くなってるような気がしますね。お米を磨いた分確実に味が良くできるかどうかって、意外に難しいポイントだと思います。

信濃鶴はこの手の審査には意外に強かったりします。なにせ、値段が安いですからね(笑)。今年もそれなりの評価をいただいて、まずまず合格ってところでした。こういう、他の県ではあまりやらない挑戦をどんどんとやって、長野県の地酒がもっともっと評価してもらえるように、これからも努力していきたいですね。


□□□ ブログももっともっと努力します □□□
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情熱の酒を味わう会

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こんなこと滅多にないんですが、2日連続で長野市往復っていうスケジュールになっている岳志です(汗)。普通に考えれば、長野市ほど遠くなれば宿泊しちゃうのが常道なんですけど、今回に限ってはいろいろとあって、1日毎に帰ってくるって選択をした方がいいってことで2往復する羽目に陥りました。

駒ケ根市から長野市までは130キロほどあります。南北に細長い長野県の、南側から北側へ横断するような形になりますが、高速道路を使えば一発で行けますから、それほど心理的な負担感はありません。でも、時間にして2時間、もし高速を使わないのであれば3時間半くらいかかりますから、往復すればかなりの時間を使うってことになります。

昨日が長野県酒造組合の総会、今日が信州清酒研究会ってことになっていて、その内容についてはまた後日ご報告するとして、両日ともお酒が多少なりとも身体に入りますから車を運転するわけにいかなくて、両日ともバスを使っての移動です。バス路線だと片道2時間半、往復5時間を2日間っていうのは御老体には結構きついです(涙)。

そんな状況であたふたしてますし、車内でも記事を書かなくっちゃなりませんから、今日はイベント宣伝ブログにさせていただきましょう。これも例年記事にさせていただいている『熱き醸造家たちが醸す情熱の酒を味わう会』が今年も9月15日に開催されるそうです。信濃鶴もその末席に加えていただけましたから、今年も常連のお客さんにお会いできるかな。

こんなに長いタイトルのイベントは他には知りませんが(笑)、酒造メーカーの熱さもさることながら、主宰される籠屋秋元商店さん側の情熱が素晴らしいお酒の会になってるんです。お店の後を継ぐ息子さん兄弟に加えて、全てが若いスタッフで構成されている秋元さんのお酒にかける思いは、私達としてはとても有り難いと感じちゃいますね。

籠屋さんは東京の狛江市にあって、このイベントも『狛江で美味しい地酒を楽しむ会』の中のひとつの会っていう位置付けのようです。この会自体は131回目っていうんだからスゲーことですが、今回はこれまでの調布から会場を新宿へ移しての開催です。ハイアットリージェンシー東京で9月15日の15時30分からで、会費は前売りで6000円っていうことですから、お料理等も期待できるんじゃないですかね。

ご商売が大きくて、取り扱い銘柄も多いですから、鶴が毎年イベント参加させていただけるわけじゃありません。これを機会に鶴の味を知っていただければと思ってるんですけど、毎年楽しみになさっている常連さんもかなり多いですから、どっちかって言うと「どーもどーも」っていうノリになる可能性も大きいんですけどねぇ(笑)。


□□□ 詳しくは籠屋さんまでお問い合わせください □□□
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搗精計画2014

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先日、上伊那産の美山錦について記事にしましたが、そんな話が出るってことはもう頭の中に酒造りについての伏線が張られてきているってことであって、実際に原料米の調達についての話題がJAさんと私との間でやりとりされてるんですから、その先の原料処理くらいまでは計画しなくっちゃならない段階に来てるんです。

長生社も10月の末にはそろそろいろいろが動き始めますし、他の一般的なお蔵さんも大体同じ頃からの始動だと思いますが、2ヶ月前に当たる現段階でお米の手配については計画書を提出するようになってます。昔はもうちょっと遅かったんですけど、概要だけでも早めに作っておくに越したことはありません。

ここで言うお米の手配ってことは、いつ、どんなお米を、どれくらい精米して入荷するのかっていう精米についての計画ってことです。私達は『搗精(とうせい)計画』なんて表現するんですけどね。自社で精米ができるお蔵さんは限られてますから、長野県内のほとんどのお蔵さんが酒造協同組合の形で共同精米していて、その協同組合宛に計画書を提出するんです。

ただねぇ、今の段階ではどのくらいお酒を造っていいのかなかなか決められないのも事実ですし、酒造期間中のどこでどんなお酒を造るのか決めないとお米の調達計画も立てられないわけですから、正直言って悩みますね(汗)。1年間に必要となるお酒の種類と量と時期を決めるってことは、あれこれと思案しなくっちゃならない内容が多いですからね。

信濃鶴に限って言えば、販売数量の増減はほとんどありませんから製造数量的にはほぼ前年同数でいいですし、皆さんご承知の通り商品アイテムは3種類しかありませんから(笑)、他のお蔵さんに比べたらもっのすごく単純な製造計画であって、同様に搗精計画だって簡単に立てられるはずなんですけど、それでもそれなりに悩むんだから他のお蔵さんに関しても推して知るべしです。

お米の種類がたくさんあって、それぞれにいくつか精米歩合があって、仕込の大きさが違っていて、仕込時期が入り組んでいるなんていうことになれば、製造の計画を立てるってものすごく大変なことのはずです。こんな簡単な計画に慣れちゃった私だったら、しばらく考えているうちに狂人と化してしまうでしょう(笑)。

思い返せば、杜氏になりたての頃は信濃鶴にもいろんなアイテムがあって、4種類くらいのお米は使っていて、アルコール添加もしなくっちゃいけなかったし、頭を抱えながら計画を立ててましたね。会社に入った直後から親父には製造計画を押し付けられてましたから、経験はそれなりにあったんですけどね。

まぁ、大体の方向は定まって、搗精計画も提出しておきました。改めて見返してみると、昨年とほとんど変わりがないと(汗)。これだったら同じものを提出しといても良かったんじゃないかと思えるくらいですが、この段階でしっかりと考え抜いておくことが必要なんです(笑)。そろそろ秋の気配が深まってきて、頭の中がだんだん酒造りの色に染まってきますねぇ。


□□□ 1位には到底追いつけませんなぁ □□□
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週刊OUT

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久し振りに、ブログランキングのお話しをしましょう・・・っていうか、今朝ランキングを見ていて「あれ?」と思ったことがあったもんだから、とりあえずネタにしちゃおうって魂胆です(笑)。いえ、たまたまある方のブログの応援クリックをしたら、あることに気が付いちゃったんですけどね。

ご存知のように、ブログランキングは各自のブログに貼り付けてあるバナーをクリックしてもらうことで得票になって、それによって順位が付くシステムになっていて、ブログの内容ごとにカテゴリーが分かれています。全部で28カテゴリー、私のブログは『グルメ』っていうところに入っています。

そして、そのカテゴリーだけじゃまだ区分が大き過ぎるもんだから、その下にサブカテゴリーがあって、更にその下にサブサブカテゴリーがあるって感じになってます。このブログは『グルメ』の下の『お酒・ドリンク』っていうサブカテゴリーにエントリーしています。『グルメ』には主に食に関する本当に様々なブログがあって、ここにあるブログだけでも相当に楽しめますね。

『お酒・ドリンク』の下には更に『日本酒』っていうサブサブカテゴリーがあるんですけど、そこまでは入り込んでません。もう、始めた時からエントリーしているカテゴリーを動くのが面倒臭かったっていうのが正直なところです(汗)。『日本酒』カテゴリーができたのは最近なもんだから少し変更が必要で、そこを手抜きしてるってことです(笑)。

で、今日言いたいのはそんなことじゃなくって、私が発見したのは、このブログってランキングの表にある『週間OUT』のポイントがとっても少ないんだなぁってことだったんです。上の写真は『グルメ』カテゴリーで見た順位表なんですけど、右端に表示されている『週間IN』、『週間OUT』、『月刊IN』の中の、真ん中の数字だけが他のブログに比べて異様にっていうくらい少ないじゃないですか。

『IN』っていうのは、各ブログに貼り付けてあるバナーをクリックしてもらって得たポイント。『OUT』っていうのは、この順位表からそのブログに飛んだ時に得られるポイントなんですけど、例えば私の上におられるハマチさんと比べると、INは同点なのにOUTは10倍も違いがあるじゃないですか。こりゃ一体どーゆーこと?

考えるに、私のブログに来てくれるのは、ほとんどが常連というか、固定客というか、知り合いというかの皆さんで、直接このブログにアクセスしてきて、義理堅く応援クリックをして帰ってくれている読者さんが多いんだろうと思うんですよね。文章は、申し訳ないことに無駄に長いですから、全文読まれている方は少ないかもしれませんけど(笑)。

ですから、メインになっているINのポイントは、不特定多数の方のクリックっていうよりも、どちらかと言うと常に同じ方の応援のおかげによるものなんじゃないですかね。きっと、チラ見的な読者さんが少ない、「知る人ぞ知る」じゃない「知ってる人しか知らない」ブログなんでしょうねぇ(笑)。でもでも、いつもいつも応援クリックありがとうございます。感謝感謝です!!!


□□□ グルメカテゴリーだと大体35位くらいにいます □□□
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上伊那産美山錦

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JAさんから連絡が入って、今年の美山錦に関してご説明を受けました。現在までの生育状況やら、細かい仕入れ先の変更やら、組織上の大きな改変やらがあって先行してご連絡をいただいたわけですけど、長生社としても深く関わってくることが一点ありましたから、ここでご報告しておこうと思います。

これまで、長生社では使用しているお米は全て美山錦で、産地は駒ケ根市の隣町の飯島町産っていうことでずっとやってきました。どうしてそうなったかっていうことはひと言じゃ説明できませんが、歴史的な経緯として、最初に美山錦の確保に動いてくれたのが飯島町の農協さんだったっていう流れがあったんですよね。

地元産の酒米を使いたいっていう思いは非常に強いものがあって、既に純米蔵宣言をする前に100%地元産の美山錦を使った造りになっていたんですけど、そのほとんどは飯島町から来るように指定してきました。造りの初期に間に合わない分だけ、県内の他の産地の美山錦が入る程度でしたね。

ですから、いろんな所で説明をする時にも、より具体的にピンポイントで名前を挙げた方が分かり易いだろうと、『飯島産の美山錦』っていう表現を使ってたんです。ところが、その表現はこれからは簡単には使えなくなっちゃうみたいなんですよね。これからは『上伊那産の美山錦』ってことになるかな。

どういうことかって言うと、別に飯島町で美山錦を作付けしなくなったとかじゃなくって、これまで使われていた飯島町のカントリー(お米の集荷場所)が美山錦用には使われなくなって、伊那市にあるカントリーに集荷業務が集約されることになったそうで、飯島町を含めて、これまでより広域の美山錦が全て一箇所で処理されるようになるように、JAさんの仕事の流れが改変されたってことなんですよね。

つまり、『上伊那』と呼ばれるこの地域全体の美山錦が全て混合して集荷されることになるわけで、そこから特定の産地の物だけを分離することはできなくなるもんだから、今後は『飯島町』産という表現は使えなくなるんです。ある特定の個人とやり取りをするような場合には、それが飯島町の田んぼであれば言うことはできるんですけどね。

しかし、広範囲とは言え、この狭い伊那谷の中での話です(笑)。地理的に言えば、北から伊那市、宮田村、駒ケ根市、飯島町と並んでいるわけですから、長野県内での2大酒米産地としての『上伊那産』ということで、これからの信濃鶴は説明することになると思います。こんなに狭い谷なのに、県内では有数の穀倉地帯ですから、食用のお米の宣伝もできたらいいと思ってるんですけどね。

これまで何度か使った経験から、当然のことながら飯島産と伊那産の美山錦はそう違いはありません。県内のもうひとつの産地である安曇野産の美山錦は、時としてちょっと違う蒸し上がりになったりするんですけどね。使用上の相違点はあまりありませんから、これからも伊那谷のお米と水で醸した信濃鶴ってことで、相変わらず石頭でいきましょう(笑)。


□□□ 写真は長生社の米蔵上空(笑) □□□
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TKG(その2)



『TKG』すなわち『たまご・かけ・ごはん』ですが、これをお好きな読者さんもたくさんいらっしゃると思います。かく言う私も大好きな食べ物のうちのひとつですね。お茶漬けほどのサラサラ感はないものの、流動食的な食べやすさと、醤油の少しかかった生卵のまったりとした美味しさにかなう味は他にはないでしょう(笑)。

ところが、我が家では滅多に出てこないごちそうに指定されている絶滅危惧種(?)的な扱いになってるんです。なぜかって言うと、娘が小さな頃からアレルギーがひどくて、特に生卵は反応が強かったもんだから、昔から卵を避ける食生活が続いていて、とてもTKGを常食するなんてことはできなかったからなんですよね。

ま、そんな娘も成長して、小さい頃からの摂生が功を奏した部分もあったのか、今では大量に摂取するようなことをしない限り何でも食べられるようになって、生卵だって普通に口にしても大丈夫になりました。昔は、ラーメン1本食べたって、麺の中に入っている卵に反応してたのに、良くなってくれたのはお陰様ですね。

で、娘が生まれて初めてTKGを食べましたっていうブログを書いたことを覚えてるんですけど、それが約2年前の話。こんな美味しいものはないんだってくらいのつもりで出したのに、娘の反応はそれほど感激してくれたわけじゃなくって、ちょっと肩透かしを食らったって記憶があります(汗)。

この週末に家族で久し振りに食べてみようって話になって朝食にしてみたんですけど、娘が言うにはこれが人生で2度目のTKGだと。私は研修旅行なんかの朝食で食べることがあるもんだから、そんなに頻度が少ないとは思ってなかったんですけど、我が家的には2年に1度のメニューになってたってことなんでしょうね(笑)。

やっぱり美味しいですねぇ、TKGは。私はご飯少なめにしてズルズルっとかき込むのが好きですが、娘なんかはそもそも飛び切り美味しいとは思ってないもんだから、卵の味メインになるのを避けているような食べ方をしてましたね。高校生になって初めて食べたせいもあってか、卵の味自体もさることながら、白身のヌルヌル感がお気に召さないらしいです。

写真に一緒に写っている漬物は、キュウリの酒粕漬けです。キュウリを塩漬けにしておいて、それを酒粕に漬けるだけですが簡単に美味しく漬かってましたね。何気なく食べたんですけど、案外卵の味によく合って、思ってもみないマリアージュに女房と二人でビックリしたような次第(笑)。

この記事を書きながら考えてみると、卵を生のままで丸ごと食べる料理なんて、このTKGとすき焼きの時くらいのもんなんじゃないですかね?ある意味で貴重なこの料理をこれからも愛し続けていきたいと思ってます。娘がTKGを3回目に食べたら、また記事になるかもしれません(笑)。


□□□ その時にはもう家にはいないのかなぁ(涙) □□□
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協力隊訓練所



駒ヶ根市にJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊訓練所があることは、かつてこのブログでもご紹介したことが何度かありましたが、いろんな意味で駒ケ根市の財産でもあるし、全国から集った若者がここに集まって、更に世界中に飛び立っていくっていうのはロマンあふれる話だと思ってるんですよね。

青年海外協力隊は、途上国の支援のために日本の若者が2年間その国で海外ボランティアを行うもので、その事前訓練として70日間の語学等の講習を受けることになるわけですが、その訓練所が駒ヶ根市にあるっていうことなんです。もうひとつは福島県の二本松市にあって、日本には2か所しかない訓練所ってことになってます。

日本のODA(政府開発援助)の一部として、資金援助のみではない顔の見える国際貢献っていうことでとても重要な役割を果たしている青年海外協力隊ですが、年齢制限ばかりじゃなくって、隊員になれる若者には相応の職能、人格、対人スキルが要求されますから、応募すれば誰でもなれるってわけじゃありません。今でも、それなりの倍率なんだと思いますよ。

採用された優秀な若者が課せられる70日間の訓練期間中、最も重要なのは語学研修みたいですね。とにかく相手の国の言葉でコミュニケーションがとれなきゃどうしようもないわけですから、朝から晩まで徹底的に語学講師について勉強するんだそうです。その合間には、途上国で暮らしていくための様々な技術を学んでいくんでしょう。

そんな訓練生たちが、先日長生社を訪れてくれました。かつて私は、駒ヶ根市民の中で一番と言っていいほど地域の国際化事業に手を染めていた時期があって(笑)、その頃から協力隊の訓練所さんとはそれなりにお付き合いがありました。今ではほとんどそのつながりはないんですけど、今回久しぶりに5人の若者がやって来てくれて、何となく懐かしい気分でしたね。

どうやら課外授業的に自主的な学習時間があるらしくて、日本の文化のひとつっていうことでお酒造りに興味をもって、その題材として取り上げてくれたようです。これから海外で活躍する若者が知っておいたら良さそうな日本酒の知識って言われると実に悩みますが、一応の流れが分かるようにお話ししておきました(笑)。

どうやら皆さんは、今の日本酒造りは非常に近代化されていて、科学的・工業的に進歩した現代のやり方で造られているものだと大いなる誤解をされていたようですが、蔵の中で繰り広げられている作業が、途上国と呼ばれる近代化の波に晒されていない国で行われていることと同じレベルの、実にローテクな経験則的方法論によるものだと知ってそーとーに驚いておられるようでしたね(笑)。

海外へ出て自分の力を発揮しようなんて考えている皆さんですから、物事に対する興味の持ち方のレベルや吸収力は非常に高いと思います。今回多少なりとも理解できた内容を持ち出して、途上国に行って日本酒の造り方をレクチャーするなんていう機会はないでしょうけど、現地のお酒を飲みながら現地の人達との話の種にしてもらって、相手国にとっても、日本にとっても、ご自分にとっても有意義な2年間を過ごしてもらいたいですね。


□□□ 私も若かったら行ってみたいです □□□
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ヤギ舎

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ヤギっていう動物は、犬や猫と違ってあまり馴染みがない動物だと思います。昔は家畜の定番だったんでしょうし、当然今でもかっている農家さん等もおられるはずですが、今「家でヤギを飼ってます」なんて言えば、「ペットでニシキヘビを飼ってます」っていうのと同じくらい特殊な家ってことに・・・ならないかな(笑)。

現代のお子さんたちにとっては、もう動物園にいる生き物の内のひとつになっているかもしれないヤギですが、たまーに、本当にたまーにこの田舎でも見かけることがあります。上の写真のヤギ君達は、今年から美山錦の調達にご協力いただく飯島町の『田切農産』さんの事務所の庭にいた君達です。

手を差し伸べれば近寄って来ますし、犬のように、おとなしそうに見えて実は噛みつき癖があるなんていうこともないんでしょうから、性格とすると温厚な動物なんでしょうね。この2匹は人に触れることもあるかもしれないってことで、とてもきれいに洗われてるみたいで、臭いもなかったですし、触った毛並も整ってましたよ。

ただ、ヤギは発情期になると独特の臭いを体から発するようになるそうで、それはどっちかって言うと一般的には好まれないタイプの臭いらしくて、かなり強烈だって聞いたことがあります。それが原因かどうかは分かりませんが、いずれにしてもどこかの軒先で飼われているなんていう光景は見なくなったヤギです。

かつてヤギはその乳を搾ることが一番の目的で飼われていたんでしょうけど、実は、我が家にもその昔はたくさんいたらしいんです。私の家は農家で、祖父は果樹を中心に栽培していたようなんですけど、多角化っていう意味だったのかヤギも飼育していたことがあったそうで、事情を知っている人達からは我が家は『ヤギ舎』と呼ばれていたんだとか。

私が生まれた直後くらいまでは何匹か残ってたみたいですが、私の記憶には全くありません(汗)。鶏小屋に卵を取りに行かされたこととかは何となく覚えてるんですけど、ヤギの実物の印象も、お乳を飲んだ思い出も残ってませんね。どこかのお年寄りがウチのことを「ヤギ舎、ヤギ舎」と言ってたのは記憶してます(笑)。

ですから、ヤギを見るとどこそこ懐かしい感じがする岳志なわけですが、これと言った実体験は全くありません(汗)。それでも、見かけると駆け寄ってしまうのはどこかに刻まれた昔の思い出のせいなんですかね。こいつらも「メェメェ」可愛らしくすり寄ってきて、かつての私の原体験のオーラを感じているのかと思いきや、カメラを向けるとそっぽを向いちゃいましたから、そんなオーラは出てなかったんでしょう(笑)。


□□□ ヤギって食べられるの? □□□
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先日、長生社としてはお盆休みの最終日に当たる月曜日のこと。庭で草取りをしていると、きれいな虹が出てました。スマホのカメラじゃ上手く写せないんですけど、本当に明るくハッキリとした虹で、おまけと言うわけじゃないんでしょうが、もうひとつ外側に薄い虹までかかっていて、ダブルで楽しめたんですよ。

小降りの雨の中で仕事してたんですけど、ちょうどそんな霧雨と夕方の太陽光の角度が上手くマッチしたんでしょうね。これほどハッキリと色分けまで認識できる虹っていうのも珍しいと思います。あまりにきれいだったから撮っときましたが、虹が出たってだけじゃブログ記事にはならないんですけどね(笑)。

この日も一日中降ったり止んだりのぐずついた天気でしたが、一族で楽しんだキャンプ中もそうでしたし、今年のお盆は天候には恵まれませんでしたね。その代わりにお盆が明けたら妙にカラッと晴れ上がっちゃって、駒ケ根の観光関係のご商売の皆さんは歯がゆい思いをしておられるでしょう。今年の夏の観光収入は相当に落ち込んだはずです。

一番の目玉である駒ケ岳ロープウェイは、天気が悪ければ上まで登っても何も見えないってことになって、予定には入っていても、その日の空模様で登るのを止めちゃうお客さんも多いんだそうです。そんな日が連日続いてましたから、それに伴って動くバスやらお土産も売れなくなって、結構な打撃になってるんじゃないですかね。

ここ数日は晴れ間の続いている駒ケ根ですが、それとは真逆に、広島では大雨による災害が発生してしまって大変なことになってますね。日本列島への雲のかかり方が、九州から青森にかけたアーチ状になっていて、長野県はほとんど降ってもいないのに、そんな災害が起こってるなんて信じられないくらいです。

でも、長野県は災害が少ないなんてわけじゃなくって、豪雨をもたらす筋状の雲みたいなのがこちらにやってくれば、先日の南木曽の土石流のように同じ様な被害が出るんです。外にも出られないような雨が何時間も続くなんてことになったら、この駒ケ根でもどんな被害が出るのか想像もできません(汗)。

あの広島の現場のように、山裾の直下みたいなところに住宅が立ち並んだ場所は少ないでしょうが、急峻な地形ゆえの川の氾濫は大いに考えられます。これほどゲリラ的に豪雨になるようだと、いつ自分達の身に起こってもいいように、かなりのレベルまでシミュレーションしておかなくっちゃならないかもしれませんね。

地球の気候が様変わりしちゃうようなことがないことを祈るばかりですが、これまでとは違ってきてしまっていることは、なんだか確実のような気がして怖いです。かかった虹を、いつもと違うんじゃないかと勘ぐって見上げるようなことにならないように、安心した生活ができる環境を守りたいもんです。


□□□ 虹の話から飛んだ? □□□
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信州カンパイFES2014



あんまり私の周りでは盛り上がりに欠けていて申し訳なく思っている『信州カンパイFES』ですが、今年も開催されるっていうことで各方面から連絡が来ています。目的は、信州の地酒を認知してもらって、その普及に努めようっていうもので、我々信州清酒のメーカーとしては有難い限りのイベントなんですよね。

このイベントを中心になって企画運営していただいているのは、本来であれば私達蔵元であるべきかもしれませんが、県内の酒販店さん及び飲食店さん達なんです。お酒で商売を営んでいる皆さんにとっても、地元のお酒をもっともっと知ってもらうことがこれからの商売につながるっていう認識を持っていただいているんでしょうね。

やることは簡単なんです。9月12日の午後6時30分に「かんぱーい!」ってやってくれれはいいだけ(笑)。別にどこか一箇所に集まってとか、何か具体的なイベントをやりながらとかいうことじゃないんですよね。地元のどこかの飲食店さんや宿泊施設に集まって、みんなで信州の地酒で乾杯してもらえればいいんです。

『信州は風土に根差した美味しい地酒(日本酒、ワイン、焼酎、地ビールなど)の宝庫です。カンパイFESは、地元の恵みに感謝し、信州の地酒で長野全県一斉に同時に乾杯しましょう!というイベントです』とホームページには謳ってありますから、県内で製造されているアルコール類は全て対象になるっていうことなんでしょうね。

逆を言うと、信州の地酒以外じゃダメなのかってことになりますが、信州地酒に親しんでもらいたいという思いもあって、とにかくカンパイは地酒でやってもらうことが原則のようです。少しでもきっかけを作ってもらって、乾杯したお酒が「おっ、これ旨いじゃん」と思ってもらえたなら大成功ってところでしょうかね。

ただ、その時に、長野県全体として一体何人で乾杯することができたのか集計したいっていうことで、そのお店の事前登録が必要になるんです。そこの店舗が地元での会場になるっていう感じです。その点はひと手間かかりますが、それも楽しくイベントを盛り上げるためだと思って、是非ご協力いただきたいと思います。

昨年は、4466人が同時にカンパイしてくれたんだそうですよ。目標は一万人ってところでしょうけど、それもご協力いただける飲食店や宿泊施設さんの数によるでしょうから、もしご興味のおありの皆さんはカンパイFESのホームページをご覧下さいね!リンクの貼り付けをしてなくて申し訳ありませんが、ググッたらすぐに検索できるはずです。

一緒にカンパイするだけで何が起こるのか疑問に思う方もおられるかもしれませんが、小さな行動でもまずは起こしてみることが必要でしょう。それが大きな広がりをみせれば、多少なりとも影響力が出てくるはずです。一本一本お酒を売るのに似て、地道な行動の積み重ねが確かな果実につながることを期待したいですね。


□□□ ホームページも見てねー □□□
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ガラコンサート

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今年で2回目となる『駒ケ根高原音楽祭』の、オープニングガラコンサートが開催されて、私も年に1回オペラを聴く貴重な機会として参加させていただきました。私には難しいことは何も分かりませんが、そんな人間が聴いても「スゲーなぁ」と思うんだから、オペラ歌手の皆さんの歌っていうのは迫力がありますよね。

この音楽祭は、駒ケ根出身のオペラ歌手『佐野成宏』君が主宰して行われているもので、これからのオペラ界を担っていく若い人材を育てていこうという目的で開かれているんです。若手の研修生が1週間駒ケ根で集中的にレッスンを受けて、最後に成果発表のコンサートを開くっていうプログラムになっていて、昨年の成功を受けて今年もほぼ同じ内容で進められるみたいですね。

佐野君は私と同年で昔から仲が良かったこともあって、コンサートの後のパーティには信濃鶴を使ってくれたり、地元の幼なじみということで挨拶なんかも振られたりしてますが、かつて中学校からの帰り道を一緒に歩いたあの男が、世界中で活躍するようなオペラ歌手になるだなんて、全く想像もしてませんでしたねぇ(笑)。

この日のガラコンサートは音楽祭がこれから始まるオープニングを飾るもので、音楽祭の講師となる『森麻季(ソプラノ)』、『佐野成宏(テノール)』、『甲斐栄次郎(バリトン)』、『河原忠之(ピアノ)』という方々のコンサートは、知る人ぞ知る面々っていうこともあって、駒ケ根の文化センターの大ホールは満員でしたね。ちなみに、『ガラコンサート』っていうのは『記念公演』っていうような意味らしいです。

私がカッコいいと思うのは、例えば合唱団なら大勢で歌うんだし、オーケストラや吹奏楽ならたくさんの人が楽器を鳴らすわけだし、ロックバンドだったらアンプを使って大音響にするんだけど、ピアノ1台とひとりだけの歌声で大ホール全体を響かせるんだから、その声量ってすごいものなんだってことです。響かせ方を心得てるでしょうね。

昨年私が拝見したのは最後に研修生たちが行なったコンサートで、満員の観客ってわけじゃなかったんですけど、今回は本当のプロの歌手のみなさんばかりのコンサートですから、しっかりと入場料を払って皆さん入っておられるわけで、駒ケ根市民の意識の高さも見た思いがします。まぁ、地元出身の佐野君だから当然ではあるんですけどね。

入場券を2枚いただいて女房と2人で行こうと思ってたんですが、運悪く風邪をひいて咳が止まらなくなっちゃって、周りの人に迷惑だろうっていうんで急遽娘が行くことに。私としては嬉しい誤算でしたけど(笑)、夏休みの一夜をオペラ鑑賞で過ごせたのはいい思い出になったんじゃないかな。

だんだん規模が大きくなってくればイベントもそれなりの運営になっていくんでしょうが、この音楽祭はかなり手作りの部分があって、運営スタッフも地元のボランティアで構成されてるんです。そのかなりの部分は佐野君と同年の、つまり私と同年の同窓生達であって、これまで長い間準備をしてきたんだそうで頭が下がります。佐野君自身は駒ケ根の生んだ宝ですが、今度はこの音楽祭が駒ケ根の宝になってくれるとうれしいと思ってるんですけどね。


□□□ 写真撮影は禁止でしたが手タレならいいでしょう □□□
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奈良漬け2014

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酒粕販売の最盛期はお盆までです。こういう言い方はしたくないんですけど(汗)、今の『若い世代』の方達はもう漬物なんて自分ではしませんから、奈良漬け用に使用される酒粕の需要も年々落ち込んで、かなりダブつき気味になってきてますね。岳志家はまだ『若い世代』のつもりではいるものの、一応ひと通りの漬物はやってます(笑)。

せっかく会社で酒粕を販売しているんですから、自分で漬けない手はないわけで、今年もあまりたくさんじゃありませんが自家消費用に漬けておきました。こういうものも、現代の健康志向から言えば、あまり食べ過ぎると塩分の取り過ぎだなんて話になりますから、いずれにしても昔ほどは食べなくなってきてるんでしょうね。

今年の天候が、原料である瓜の生育に良かったのか悪かったのか分かりませんが、それほど豊作だったなんていう話は今のところ聞きません。このブログにも何度も書いてますけど、瓜が豊作なら、できちゃったものは仕方がないっていうんで皆さん奈良漬けになさいますから、それに引っ張られて酒粕もよく売れるんですよね(笑)。

今年はほぼ平年並みくらいだったのか、鶴の酒粕の売れ行きとすれば、昨年同様って感じになってますかね。まだまだ在庫はありますから、もうちょっと売れてくれないと困るんですけど、当初の計画通りの推移にはなってます。毎年完全に売り切れちゃって心配ないってくらいになってくれると、精神的に穏やかでいられるんですけどねぇ。

他の漬物もそうですが、奈良漬けの作り方なんてそう難しいもんじゃありません。瓜を半分に切って中の種の部分をスプーンでかき出して、それを塩漬けにして、水が上がったらしばらく日陰に干して、砂糖を混ぜ込んだ酒粕に漬ける・・・と、これだけのことなんですけど、ま、やってみれば手間は手間ですかね(笑)。

ひとつの工程を見れば単純とは言え、例えば種をかき出す時にどのくらい実の部分を残すかとか、日陰に干す時にどの程度まで乾かすのかとか、酒粕に入れる砂糖の塩梅とか、ちょっとしたところでその家の味になり、出来不出来が違ってくるんでしょう。原料の良し悪しもあるでしょうし、お酒造りと似たところを感じますよね。

瓜にも種類があって、女房曰く、欲しいタイプの瓜が半分くらいしか買えなかったみたいですが、これも今年の味ってことで、どんな出来になるのか楽しみです。皆さんも、挑戦する機会があればトライしてみてはいかがですか。思ったよりは簡単にできるはずですし、自分だけの味が自分で作れますよ。鶴の酒粕を使った奈良漬けをつまみに鶴をチビチビやれば、相性がいいことこの上なしでっせ(笑)。


□□□ お盆の低得点からの復活なるか? □□□
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一族キャンプ(おまけ)

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まだちょっとお盆ボケから立ち直ってませんから、今日はキャンプ中の写真をいくつかご紹介してお茶を濁すことにしましょう(笑)。会社自体は月曜日までお休みなので、日直がなければかなり長いお休み期間になるんですけど、社員のみんなも必ずどこかで当番の日がありますから、ずーっとのんびりとはできなかったはずです。

私もキャンプ中は、朝早くに会社に出てきて、ブログくらいは書いちゃおうとか計画するんだけど、朝食も作らなくっちゃならないし、会社に来ればそれなりに仕事がありますから、思うようにはいかないんですよね(汗)。やっぱり片手間に仕事しようなんて思う根性がよろしくありませんな(笑)。

【1枚目】これは毎年同じですが、岳志家テントの様子。最大で3家族が寝泊まりしますから、相当に大きいです。駒ケ根高原家族旅行村のテントサイトがいくつあるか知りませんが、何十張りと立っているテントの中で最大級であることは間違いありません(笑)。ご経験のない読者の皆さんには分かりづらいでしょうが、これはひとつの馬鹿でかいテントを立ててるってわけじゃなくって、いくつかのテントをつなげて大きくしているんですよ。今の製品はつなげて使用することを前提に作られてますから、そういうことがやり易いんです。でも、立てるスペース自体には余裕がありませんから、ここまで大きくつなげるのはそれなりに苦労します(汗)。雨も降っていて気温も肌寒いくらいでしたからいろんな所が閉まってますけど、本来ならもっと開放的な感じで、どこかの雑誌に出てもいい雰囲気が漂ってます(笑)。

【2枚目】とある日の昼食はパエリアでした。そんな難しい料理は普段だってすることはないんですけど、かえってこういう特別な場だと、面倒臭い思いが先行することなく手を付けることができる気がしますね。まぁ、キャンプでの料理なんて子供主導で決まっていって、今回は姪っ子達が何冊かの料理本からいくつか料理を選んで、彼女達の力でできるかどうか挑戦するっていう意味合いが大きかったんですけど(笑)、どれもそれなりの出来栄えで、予想した以上に美味しくいただくことができました。私達が考えると焼きそばみたいなのしか出てきませんが、来年からはもうお料理は彼女たちにお任せかな。

【3・4枚目】こりゃ、キャンプとは全く関係ありません(汗)。完全なる大人のおもちゃですが、でも、スゲーの、これが!4枚羽根のあるヘリコプターなんですけど、自分のアイフォンから操作ができて、誰でも簡単に飛ばせるんだそうです。更に驚くことに、カメラを搭載していて、上空からの撮影までできるんですよ。当然岳志家の物じゃありませんが、私が見ていた時にはもうバッテリーがなくて、かつ風も強かったもんだから上手く飛んではくれませんでしたけど、こんなおもちゃがすぐに手の届くところに売ってるなんてビックリしましたね。どこぞの国には、地球の裏側から操縦できる無人の爆撃機があるんだそうですが、こんなの使ったら何だかヤバい物も写せちゃうんじゃないかと、下世話なおじさん達は考えちゃうのでした(笑)。

楽しい夏休みが終わっちゃって寂しい限りですが、きっと来年もいい思い出作りができるでしょう。これほど長い間キャンプ生活を続けると、そろそろ身体の方もきつくはなってきましたが、この楽しさは何物にも代えられません(笑)。大人6人、子供5人の一族大キャンプを続けるために、また大人達は頑張って仕事に精を出して頑張るぞー!!!


□□□ そろそろ応援クリック復活してくるかな □□□
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一族キャンプ(最終日)



キャンプ期間中のほとんどを雨に降られっぱなしだったっていう、これまでにない経験をすることができて、本当に楽しかった今年の一族キャンプでした(笑)。昼間のうちで雨が一定時間降らなかったのは、ほんの数時間だけで、その時に上手い具合に子供たちをテニスに行かせることができたのは良かったんですけど、その他は降ったり止んだり、時にドバーっと激しかったりで、テントの外にはほとんどいられませんでしたね。

キャンプ最終日に雨が降っているっていうことがどういう悲劇を生むか・・・ご経験のある皆さんならお分かりかと思います(汗)。つまり、キャンプサイトに持ち込んだ全ての物を撤収しなくっちゃならないんだけど、それが雨の中での作業になること、そしてそんなことよりも、使い終わったテントやタープを濡れたまま、かつ泥だらけのままで収容しなくっちゃならないって事になるからです(涙)。

私もそれほど経験があるわけじゃありませんが、単純に考えればお分かりのように、テントなんて丸ごとビニール製品なわけですから、長期間しまい込むんであれば完全に乾かしてからでないと、カビが発生したりして良くないんだそうで、雨の日の撤収の場合には、その後にテントを別に乾かす必要が出てきます。泥まるけになってるんなら、乾かす前に多少なりとも洗わなくっちゃなりませんから、相当な仕事が後に残ることになるんですよね(汗)。

今回使った家族用のテントとタープは全て私の義弟の持ち物ですが、いつもは使わないっていうことで半分は私の所に置いてあって、年に一回しか使わないんです(笑)。ですから、その管理責任は私にもあって、とにかくちゃんと保管できるように洗って乾かしとかなくっちゃならなくて、キャンプ場を引き上げてきてすぐに泥だけは頑張って洗っちゃいました。馬鹿デカいビニールシートの固まりですから、泥を流すだけでも大変でしたよ(汗)。

我が家にある作業用の三脚の一番高いやつを引っ張り出してきて、上手いことひっかけて乾かそうとするんですけど、雨っぽい天候でもあってなかなか乾いてはくれませんが、一枚ずつ気長に乾かして、徐々に仕舞っていくしかないでしょうね。キャンプ生活も楽しいことはこの上ありませんが、その後のメンテナンスにも力を入れておかないと次回が楽しめなくなりますから、終わったからって力が抜けません(汗)。

さて、これで今年の一族キャンプは終了しました。私にとっては年に一度の大きな楽しみですが、子供達も大きくなっていく中で、今後どう展開していくのか分からない部分もあります。それでも、岳志家の一大イベントとしてこれからも続けたいですね。なにせ、女房にこれほど何も言われずに夜な夜な延々と飲み続けられる日々は、他にはありませんからねぇ(笑)。


□□□ 今年もよく飲みました □□□
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一族キャンプ(3日目)



キャンプ用品をいじくっていていつも思うことは、火っていうのは人類が手にした最も偉大な道具なんじゃないかっていうことです。完全にとは言わないまでも、私たちは相当に火を手なずけて日々の暮らしに利用しているじゃないですか。近代の動力源に始まって電力に至るまで、火がなければ成し得なかった所業が積み重なって今があるんだと思います。

キャンプや登山なんてことは、今の便利な生活を離れて、自分の力のみを使ってより原始的な生活に近づこうとしている部分が大きいわけで、そういう状況に身を置くことで、私なんかはより火の有り難みが分かる気がするんですよね。今回のような場合は、別にサバイバルチックな状況じゃありませんけど、災害時なんかでは火をどう利用するかは重要なポイントになるのかもしれません。

火をどう使っているのか分けて考えてみると、ひとつは明かりとしてでしょう。電気がなければ、夜の闇を照らすのは焚き火かなんかの明かりってことになるでしょうね。キャンプだとガソリンかガスを燃料としたランタンっていう便利な道具がありますから、そんなのがテントにいくつか点っていれば、全く不自由することなく夜を過ごすことができます。

もうひとつは熱源として、つまり料理する時のコンロに登場してきます。焚き火で料理することもできますが、より手軽に火を使うためには、やっぱりガソリンかガスを燃料にした道具が便利です。朝起きてコーヒーを一杯飲むんでも、薪から火を起こすんじゃ大変ですけど、コンロとかバーナーとかストーブとか呼ばれるそれ専用の道具があれば、簡単にお湯を沸かすことが可能です。

夜通し飲み明かそうとすると、みんなの顔が見えるくらいの明かりと、おつまみをチビチビ作れるくらいの熱源があればいいわけですが、それをチト不自由なテント内の環境で実現するっていうところに男のロマンがあるんでしょうなぁ。子供達も奥方達も寝た後の3晩連続の懇親慰労会は、隣のキャンプサイトの迷惑もかえりみず、延々と続きましたとさ(笑)。


□□□ そろそろお盆休みも終わりかな □□□
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一族キャンプ(2日目)



一族みんなで毎年キャンプをしていると、良い年もあれば悪い年もあるんです。何がって、お天気ですがな、お天気!お天気の良し悪しで全ての計画が狂ってきますからコリャ当然ですが、一番重要なポイントだと言っていいでしょうね。雨だったからって止めるわけにもいきませんけど、選べることなら晴天をチョイスしたいもんです。

ただ、ご経験のある皆さんならお分かりでしょうが、天気が良過ぎるのも実は苦痛なんですよね(汗)。つまりは、この時期のキャンプ場は、よっぽど標高が高くない限り、日中が暑くなり過ぎちゃって、いてもたってもいられないくらいの状況になることがあるからです。良くてもダメ、悪くてもダメで結局何がベストなのか分かりませんが、強いて言えば『薄曇り』かな(笑)。

で、今年の天気はどーかって言うと、あんまり良くはないですねぇ、今のところ(涙)。雨ばっかり降ってて、行動がかなり制限されてます。涼しいのはいいんですけど、テントに閉じ込められて何もできやしません。ま、何もせずにボケッとするっていうのも普段は決してできないことですから、贅沢な時間の使い方ではあるんですけどね。

でも、この状況で良かったと思えることがひとつあって、今回は食事がとても美味しいんですよね。何でそれが天気と関係あるかお分かりになりますか?因果関係は無さそうに思えますが、たぶん大きな理由になってるはずです。つまり、他にやることがないから、料理に割く時間がたくさんあって、その分手間がかけられるもんだから、どの料理も美味しく作れるっていうわけです(笑)。

キャンプと言ったらバーベキューですけど、そればっかりじゃ飽きちゃうし、ちょっとした手間で美味しく作れる、キャンプにお似合いの料理はたくさんあって、その手間がいくらでもあるもんだから、当然いろいろが更に美味しくなるっていう理屈です。天気が悪くて肌寒いですから、最初に提案された時には皆から大ブーイングを受けたポトフですが、結局採用されて、実に美味しくいただきましたとさ(笑)。


□□□ 記事を高原で書くのは気持ちいいです □□□
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一族キャンプ(1日目)

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今年も恒例、岳志家一族合同キャンプのシーズンがやってまいりました(笑)。こりゃ、全く酒造りとは関係なく、私の私的な生活のお話しで、このブログの本旨とはかけ離れていますが、毎年書いちゃってんだからしょうがないですわな。常連読者の皆さんには、毎回毎回同じ話で申し訳ございません(汗)。

私の兄弟家族が一堂に会するとそれなりの大人数になっちゃって、母屋の爺ちゃん婆ちゃんが大変だっていうんで、駒ケ根高原にある『家族旅行村』のオートキャンプサイトに集結するようになってもう何年にもなりますが、毎年懲りもせずに続けているっていうことは、やっぱりそれなりに楽しいってことなんでしょうね(笑)。

私の義弟が立派なキャンプ道具一式を持ってるもんだから、それをフル稼働させて、足りないものは持ち寄ってやってるんですけど、基本はテントと寝袋とバーナーとランタンくらいがあればあとは何とかなりますから、サイトの使用料以外にかかるお金は食材費程度のものです。ま、サイトの使用料が結構しちゃうんですけどね(汗)。

これも毎年書いてることですが、テントの設営と撤収が一番大変な仕事で、とにかく初日はテントを立てるだけで手一杯です。3家族が入り乱れますから、テントとタープをあわせて5張り立てるんですけど、それをつなげたりきれいに並べたりするだけだって大変なことです。今回も2時間くらいかかったかな(汗)。

写真は、とりあえず設営が終了して、ご苦労様気分で食べた夕食の焼肉丼(?)です。オジさん達3人で盛大に飲みながら作ったんですけど、飯ごうで適当に炊いたご飯も上手くいきましたし、やっぱり外で食べる食事は何でも美味しいですね。アルコール類だけは大量に準備してあったのに、食べるものがほとんどなくって苦労した初日の夜でした(笑)。


□□□ お盆中もアクセスはそんなに減らない? □□□
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お盆直前

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毎年のことですが、お盆の直前っていうのは忙しいもんです(汗)。長生社では13日からお盆休みをいただいて、通常の日曜・月曜休みを含めると6連休みたいな形になるんですけど、毎日当番が交代で出て、できるだけ通常業務に近い体制をとるようにしています。でも、事務所は閉めてますから、基本的に小売りはできないんですけどね。

その直前の12日は、駆け込み需要(?)もあって結構テンヤワンヤになります。何にもなくてもそういう状態なのに、今年は鶴の出が例年より少しいいみたいで、通常商品の普通純米酒が底をつきそうになっちゃって、急遽この日にビン詰めすることに(汗)。でも、鶴が飛ぶように売れたのかと思いきや、どうやら詰める本数がちょっと少なかっただけの様ですけどね(笑)。

それに加えて、悪い時には悪いことが重なって、営業の社員がひとり休みっていうことで、全てが人手不足状態に陥りました(涙)。みんなで割り振りしながら、手を出せるところは手を出しながらの一日でしたが、何とか乗り切ったって感じでしたね。私も、ビン詰から配達まで珍しくいろいろやっちゃって、とても肩が凝りましたよ(笑)。

大きな酒類の卸問屋さんにも配達しましたが、ここも忙しそうでしたね。忙しそうに見えたっていうんじゃなくって、構内に車が1台もいないくらい出払っちゃってて、皆さん配達に飛び回っているんだってことが分かりました。この時期はビール系の飲料が最盛期でしょうから、運ぶ量、種類ともハンパないんじゃないですか。扱う商品アイテムも何千?何万?とあるでしょうから、細々とした注文にも苦労しそうですよね。

長生社では今日以降は注文等もほとんどなくなってきますから、静かになると思います。帰省ラッシュのニュースも流れてますが、皆さんもよいお盆休みをお過ごしくださいね。お盆もお仕事の皆さんは、振り替えの休みを楽しみに頑張って下さい(笑)。私も、今日あたりから遊ぶのに忙しくなってくるかな・・・。


□□□ お盆休みもワンクリックお願いします! □□□
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串琢来駒

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そろそろ世の中はお盆休みに突入し始めてるんじゃないですかね。混雑を承知で帰省なさる方もいらっしゃるでしょうし、家族サービスに汗を流す方もいらっしゃるでしょうし、いつもと変わりなく働かなくっちゃならない方もいらっしゃるでしょう。ま、いずれにしても、ブログなんてあまり読まれなくなる時期ですから、しばらくはお盆モードで短めな記事にしときますね(笑)。

さて、昨日の夜は久し振りに街に飲みに出ましたよ。いろんなことが重なって飲みに行けない状況が続いてるんですけど、一旦出たらちゃんと飲みまっせ(笑)。ま、飲みに出るにはしっかりとした理由があることが必要で、そのためなら多少の犠牲(?)を払っても飲んでいいんじゃないのっていう、自分なりの納得が重要です・・・って、なに言ってんだか(汗)。

この日は、以前このブログでもご紹介した大阪で『炭火串焼串琢(くったく)』をなさっているNさんが、従業員のIさんと一緒に来駒されたんです。実は、今度以前のお店を閉めて、新しく心斎橋に『串琢』をリニューアルオープンする運びになったそうで、オープンまでの準備期間に駒ケ根に遊びに来てくれたわけです。

遊びにっていうのは本当のところじゃなくって、信濃鶴の蔵を見に来るのが一番の目的だったんですけど、Nさんは自店で使う鶏もわざわざ鹿児島県の知覧まで買い付けに行くほどお店で出すものに関してはこだわっていて、それと同じノリで、お店で使っていただいている信濃鶴の蔵に来て、どういう思いでそのお酒が造られているのか確かめに来たっていうのが偽らざる気持ちでしょう。

お店で提供するものを、お客さんに「とにかく食べてみてください、とにかく飲んでみてください」っていう接し方で、自分がいいと思ったものをみんなに評価してもらいたいっていう思いが、お話しをしていてヒシヒシと感じられるナイスガイなNさんですが、そのお眼鏡に多少なりとも鶴が認めていただけて、私としてもとてもうれしいんですよね。

その気持ちがお客さんにも通じて、以前のお店は人気を博して、遠くから足を運んで来てくれる人も多かったそうです。その成功にあぐらをかかず、今度は大阪のど真ん中とも言える心斎橋に新店をオープンするんですから大したもんですよね。これまでの倍くらいの大きさになるそうですから、きっともっと多くのお客さんに支持されるようになると思います。

駒ケ根に泊まるっていう選択をしたっていうことは、私と飲むっていう目的以外は考えられませんから、私も大喜びで受けて立ちました(笑)。『越百(こすも)』から『Arika』のワンツーフィニッシュでしっかりと締めくくりましたが、えーえー2軒目のArikaの後半はなんにも覚えとりません(汗)。

「社長になっても結局これかよ」っていうオチですが、こうやって楽しい仲間付き合いが長く続けられればそれでいいんだと開き直ることにします。ですから、今度は大阪の心斎橋で記憶がなくなるまで飲んでみようと心に誓っとります(笑)。


□□□ 結局長く書いちゃった(汗) □□□
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コンパクト店舗

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これまで私もいろんな酒販店さんにお邪魔してきましたが、一戸建てとすると最小構成じゃないかっていうお店を先日拝見する機会がありましたから、今日はその様子をご紹介してみましょう。今時珍しいことに、完全なる新規オープンのお店で、そのお名前は『たつみ清酒堂』さん。さいたま市北区の東武野田線北大宮駅のそばに、昨年12月にできたばかりです。

小さいからって安っぽいってわけじゃなくって、逆にしっかり作られたお店で存在感はバッチリなんですよ。道から少し奥まってますから、通り過ぎちゃう可能性もありますが、目に入れば「こりゃ一体何だ?」っていう怪しい雰囲気を持って、本当にこじんまりとたたずんでいる店舗なんです(笑)。

置いてある商品が日本酒のみで、取り扱いアイテムは厳選してあって、あまり在庫は置かないっていう方針にすれば、確かに全てをコンパクトにまとめることはできると思います。それでも、ここまで潔く無駄を排除したお店っていうのは見たことがありませんね。「これでもいいんだー」と、ある意味で新鮮な感動でしたよ。

店舗、事務所、倉庫、冷蔵庫がひと坪ずつ直線に並んだような構成になっていて、実に単純明快です。店舗には商品見本として、レッテルの貼ってある空ビンのみが1本ずつ壁際に並べられていて、お客さんはお店の方と会話しながら商品を選んで、選ばれた物を店側で奥から出して来るっていうサービスの仕方のようです。

店舗に実物を並べない販売方法はよくあるやりかたですね。全てのお酒を冷蔵保存したいとか、光になるべく当てたくないとか、お酒を管理するっていう点ではとても有効な方法ですが、その度に店主が奥からお酒を持ってこなくっちゃならない手間が必要になります。それでも、必ずお客さんとの会話が前提になりますから、そこも狙っておられるんだと思います。

社長のIさんは、とにかく日本酒が好きで好きでたまらなくて自分でお店を持っちゃったっていう人なんですよね。信濃鶴のことは以前からご存知だったようで、もう1年以上も前から、お店を開いたら鶴を置きたい旨を伝えていただいてました。いろんな所でお会いして、蔵の方にも2回程来ていただいてましたから、こちらとしても販売をお願いしていたような次第だったんです。

厳選した種類って言っても、銘柄数は多いですし、よく最初からこんなに面白い集め方ができたもんだと思う程のバラエティに富んだラインナップになってます。毎週訪れてくれるお客さんも多いそうですが、1種類ずつ飲んでいったって、これだったら相当長い間楽しめるでしょうね。

コンパクトな店舗にいいお酒がギュッと詰まった密度の高さは、他に類を見ません。鶴なんてその仲間に入れていただけているだけで光栄ってものですが、これからお役に立てるように頑張らないとなりませんね。ちょっとばっかり一見さんには入りづらいかもしれませんけど、一度入れば楽しいこと間違いなしのお店ですよ!


□□□ 一度クリックすれば楽しいこと間違いなし! □□□
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挨拶回り



ここ数日、社長就任のご挨拶回りをしてました。駒ヶ根市内と、南は飯田市、北は伊那市くらいの範囲ですが、会長と社長の二人して主だったお店を回らせてもらいました。一応8月1日に就任したわけですから、なるべく早いうちに、お盆になる前にご報告しなくっちゃと思ってましたからね。

それなりに広範囲ではあるんですけど、1日で10軒くらいのお店には行けちゃうんですから、県外の営業回りと比べれば楽ですよね。自動車で動くのと電車を使うのでは当然効率が違うわけですけど、あまり地元を集中して歩き回ることはありませんでしたから、意外に短時間で終わってビックリしましたよ。

お邪魔した酒販店さんは、半分以上はしょっちゅう顔を合わせているっていう皆さんですから、本当に簡単なご挨拶だけですし、もうこの件に関してはご存知の方も多かったんですけど、少し遠くのお店は最近めったに行かないところもあって、私としては懐かしくご挨拶させていただいたご店主もおられました。

特に飯田市近郊は、私が入社したての頃には忙しい時によく配達に行かされて、慣れない道に迷い込んで苦労したりしていい思い出になってます(笑)。現在では、長生社から直接に鶴を配達することもなくなってますから尚更ですが、これからは私がたまにはご挨拶にうかがわなくっちゃならないでしょうね。

酒販店さんは全て知っていたものの、全く場所が分からなかったのが株主さんのお宅です(汗)。株主総会でお顔は分かっていても、そのお宅までは存じ上げませんでしたから、親父の案内で初めてうかがったような次第。あまり街なかにあるお宅はないもんだから、田舎の中のさらに田舎道を行くみたいな感じになって冒険気分でした(笑)。

酒蔵の株主さんなんて、かつてのご大家が多いわけですから、どのお宅も立派でしたね。歴史のありそうな玄関でお話しさせていただいたりして、これまでと違った一面を拝見してきました。今後、お宅までお邪魔する機会があるかどうか分かりませんが、なるべく覚えておかなくっちゃかな。

酒販店さんにしても株主さんにしても「頑張れ!」って励ましてはくれるんですけど、業界の大変さは身に沁みてらっしゃいますから、「大変な時にご苦労様」っていう同情票の方が多くて(笑)、私も「まだまだ厳しい時代が続くと思いますが精一杯頑張ります」旨をお伝えしてきました。

「それでも、全く長生社に芽がないわけじゃありませんし、何がどう転ぶかなんて分かりませんから、そのうちスゲーことになるかもしれませんよ」・・・なんてひと言も言ってきたわけじゃありませんが(笑)、ご挨拶させていただいた皆さんのため、この地域のためになれるように改めて心に誓いましたね。


□□□ ご好評につきもう一度胡蝶蘭の写真をば(笑) □□□
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精米工場

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先日久しぶりに行ったもんだから写真に撮ってきました。以前にもこのブログには登場したことがあるはずですが、ここは長野県大町市にある『アルプス搗精(とうせい)工場』です。長野県内の酒造用のお米の精米のかなりの部分はこの工場で行われています。具体的な数字は分かりませんが、かなりの部分・・・です(笑)。

かつては多くの酒蔵さんでは自前の精米機を持っていて、玄米を買ってきてそれを自分で精米していたわけですが、コスト削減のために精米工場を共同で作って、そこでまとめてお米を磨くようになりました。例えば、長生社のある伊那地区にもかつては精米工場があって、県内の各地区にも同様の施設があったんです。

それをさらに集約させて効率化を図ろうっていうんで建てられたのが、このアルプス搗精工場で、県内中のお蔵さんの精米をやれるくらいの能力はあるんですよ。この写真でお分かりになるかどうか、ドーム型の構造も近未来的な馬鹿デカイ体育館っていう感じの建物なわけけですが、中の設備もとーっても立派です。

都会の何とか体育館って紹介しても騙されちゃうくらいの外観ですけど、これが大町市の郊外の田んぼの中にポツーンと建ってます(笑)。ちょっと外観その他にお金をかけ過ぎた感がありますが、今ではこの工場のみが県内酒造メーカー専用の精米工場で、県内の多くのお蔵さんが利用しているんですよね。

基本的には県内の蔵元で作る協同組合の所有で、つまりは私達の持ち物ってことになるわけですけど、当然今でも自分で精米をしているお蔵さんもありますし、県内すべての蔵の出資っていうわけでもありません。その辺はビミョーな歴史であって、私もよく存じ上げておりまへん(汗)。

日本酒の需要低迷に伴って、この立派な精米工場も稼働率が下がっちゃって、今では経営的にも苦しい面が多くて、私達としてもいろいろと策を練るんですけど、どれも抜本的な解決には結びつかないんですよね。ま、自分達で造っているお酒の売れ行きを見れば、この精米工場だって順風満帆なわきゃないってことは明明白白ですけどね(涙)。

一番の理想は、信州の地酒がたくさん売れればいいんです。そうすればどのお蔵さんも造るお酒の量が増えて、この工場の精米量だって増加して稼働率はアップするはずですもんね。県産酒の販売量の底上げができて、明るい未来への兆しとともに、この工場の先行きも明るくなってくれれば最高なんですけどね。

ただ、そうなることが王道だとは言え、それはとーっても難しい話なわけですから、みんなであれやこれや考えるんですけど、大きな手っていうのはなかなか打てないもんですね(汗)。青い空にそびえる雄姿を見ながら、何か妙案はないものかしばし考え込んじゃった、ある夏の暑い日でした。


□□□ 1位と2位なんか見えません(汗) □□□
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プレゼント

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毎年1回は長生社を訪れてくれているHさん御一家。多い時には2回って年もあったかもしれませんが、とにかくここ数年お会いしない年はないんじゃないかな。なぜ年に1回かっていうと、大抵私の誕生日に合わせて来てくれているからです(笑)。毎度毎度工夫を凝らしたプレゼントもいただいちゃって、実に実に恐縮してるんですけどね(汗)。

馴れ初め(?)はどういう経緯だったのかもう忘れちゃいましたけど、よく利用されていた長野県内のホテルで信濃鶴を飲んで気に入っていただけたってことだったような気が・・・。岐阜県にお住まいで、お子さんの夏休みに合わせてこちらに遊びに来られる途中で寄っていただくっていうパターンが多いんですけどね。

ダルビッシュ投手に激似のご主人と元気な奥さんと息子さんの3人家族ですが、中学生の息子さんはもう家族旅行にはついて来てくれなくなったそうで(笑)、今年はお二人でお見えになりました。私の出張もあったりして、予定が合わないかとも心配したんですけど、何とか神様が会わせてくれましたね。

事前にメールで連絡を取り合って、「今年もプレゼント用意してありますから」って言われていて、「お気遣いなく」と言いつつもちょっと期待している私がいたんですけど(笑)、私しかもらえないようなプレゼントを用意してくれることが多くて、いつもちょっとしたサプライズだったりするんですよね。

その今年のビックリプレゼントは、上の写真の下側に写っているフォトアルバムでした。アルバムの中味は、なんと私がこの1年間このブログにアップした写真の中から選んだものだったんですよ!30ページに及ぶアルバムですが、レイアウトも様々で、これだけの数の写真を選び出すだけだって大変な作業だったんじゃないですかねぇ(汗)。

こういうことは奥さんがメインにやってくれているようですが、きっと人を驚かすことが得意なんでしょう。それに何をもらえば人はうれしいのか、ツボを押さえてますね(笑)。こんなサービスがあるってことを知っていること自体、そういうことにアンテナが高いっていう証拠でもあるかもしれません。

単純計算で、1年間に365枚の写真をアップしてるわけですが、そのダイジェスト版を写真だけ集めて眺めるなんていう経験は全く初めてのことです。こうやって見ると出来の悪い写真ばかりですが、それでもどの写真にも思い入れがあって、書いた記事のことまで明確に思い出すものも多いですね。こりゃ、このブログをよく知っている人にしか分からない代物でしょうけど、誰よりも私にとっては思い出深い一冊になりましたよ。

更に加えて、まっこと恐縮なことに、社長就任ブログを読んでから来駒してくれちゃったために、私がこれまでの人生で一度ももらったことのない胡蝶蘭まで就任祝いにいただいちゃいました。こんなのお礼のしようもなくて、「このお返しは美味しい信濃鶴を造ることで」なんて言ってみても・・・いやー、困っちゃいましたねぇ(汗汗汗)。


□□□ 事務所はスゲー華やいでます □□□
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残暑お見舞い

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写真は、数日前に訪れた埼玉県の某駅ですが、ニュースでは今年一番の猛暑になるっていう予想の日で、いやはやこの日は本当に暑かったですね(汗汗汗汗汗)。この日のうちに駒ケ根まで帰ってきたんですけど、夜の気温はそれほど高くもなくて、なんと極楽なことかと心底ホッとしましたよ。

館林とか熊谷とかでは40℃近いような気温だったようですから、この写真を撮った時にはここでも37℃くらいあったんじゃないですかね。吹いてくる風が熱風で、体にまとわりつくような感じの重たい空気でした。こんな時に信州人が都会を歩いてちゃイカンでしょうが、暑過ぎたら帰ってこようくらいのつもりで出かけたんです。

こまめな水分補給をってそこらじゅうで聞きますから、私も何か飲もうと駅のホームにある自販機の前まで行ったんですけど、ほとんど売り切れ状態で何も買えませんでした(涙)。他の駅でも同様でしたから、みんな同じこと考えるんだろうし、自販機を管理している業者さんも対応し切れなかったんでしょうね。

そういう時に限って次の電車が来るまでの時間が長くて、やることもなくてシャッターを切ったような次第でしたが、こういう環境の中で暮らすっていうことは大変なことじゃないかと思いましたねぇ。体への負担が大きいのもさることながら、冷房にかかる電力だって相当なものだろうし、クーラーからの排熱で更に気温が上がるなんていう悪循環もあるかもしれません。

私が冬の間、いつもより雪が多く降って蔵の周りを雪かきしなくっちゃならないような時に感じることですが、駒ケ根より豪雪地帯の人達は毎日こんな作業に追われなくっちゃならなくて、そのプラスアルファの仕事だけだってとてつもない労力だと思うんですよね。それと同じで、雪かきみたいな労働はありませんが、この暑さの中で暮らすことに対して使われるエネルギーは膨大なものになるんじゃないですかね。

昔はこんなに暑くはなかったんですよね、たぶん。地球温暖化なのか、気候ってこんなもんなのか、もっと大きな地球サイズでのうねりなのか分かりませんけど、この暑さに対処するために費やされるパワーを他に振り向けることができれば、とってもスゲーことができるんじゃないかと、どこにもぶつけようのない暑さに対しての憤りを鎮めながら電車を待ちました(笑)。

一瞬時が止まったかのように見えた光景だったもんだからカメラに収めたんですけど、せっかくだから記事にしてみました。暦の上では立秋で、これからは暑中見舞いじゃなくて残暑見舞いになるってことのようですけど、まだまだ暑さは続きそうですね。読者の皆さんも、体調を崩されませんように、ご自愛くださいね。


□□□ 駒ケ根は朝晩は涼しいですよ □□□
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やまちゃん

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大盛況のうちに終わった四谷での『大長野酒祭り』でしたが、まだ信濃鶴がお世話になったお店についてはお話ししていませんでしたね。これがねぇ、実に面白いお店と言うか、奇抜なアイディアと言うか、ヘンテコな店長さんと言うか(失礼!)、こんなビジネスモデルは初めて見たって感じの居酒屋(?)さんだったんです。

お店の名前は『やまちゃん』。店長さんのニックネームそのものなんだと思いますが、お店に入って見回しただけじゃ、ここが繁盛店だなんてまず分からないんじゃないですかね。ビルの2階の事務室に、お酒用のリーチイン3台、あとはスチール机にパイプ椅子のみっていうシンプルな店内で、どう見たって居酒屋って感じじゃありません。

まぁ、俗に言う立ち飲みとか角打ちっていう形態を謳ってはいるんですが、そのシステムは一般的なそれじゃありません。3000円で飲み放題、おつまみ類は一切なくって、欲しければ自分で何を持ち込んでもOKで、ガスコンロで簡単な料理くらいはすることができるっていうもの。

飲み放題っていうプランはいろんな居酒屋さんにありますが、ここは置いてあるお酒の内容がスゲーんです。全て日本酒で、それもよく雑誌に取り上げられているような人気の銘柄ばかりがズラリと並んでいます。極一部の商品は1杯限りっていう制限付きですが、その他大部分はどれをどのくらい飲んでもいいんだそうです。その数60種類(汗)。

店長のやまちゃんさんは、入口に座っていて入場料として3000円を徴収するのみで、後のことは一切手出ししないんだそうです。お酒は各自で注いでもらうし、料理をすることもないし、帰り際の会計もありません。そのやり方で、今ではなかなか入れないほどの繁盛店、かつ話題のお店になってるんだそうです。「ビルの家賃もちゃんと払えているし、お酒も仕入れられてるし、お客さんは来てくれるし」とのこと。

私がお話しを聞いていて驚いたのは、今の『やまちゃん』以前に、別の場所で別の『やまちゃん』をやっておられたそうなんですが、そのお店も予約なんて取れない大繁盛店だったんだとか。そちらの方はお料理もしっかりと出す普通のタイプの居酒屋さんだったってことですが、とにかく人気店だったんだそうです。

紆余曲折を経て、かつてとは全く違った『やまちゃん』をオープンさせたんだけど、やっぱりこっちも繁盛しているっていうことは、きっとやまちゃんさんには何かお客さんの心をつかむ必定のコツみたいなものがおありなんでしょうね。四谷という居酒屋激戦区で勝ち残っているお店っていうのは、ホントーにスゴイもんだと思わされました。

大長野酒祭りに参加した飲食店さんにとっても、これまで自店を知らなかったお客さんにたくさん来て知ってもらえるチャンスですから、大きな宣伝効果はあったんじゃないですかね。皆さんも、今イケてるお酒をたくさん飲み比べたかったら『やまちゃん』は絶対のお勧めです。やまちゃんさん、お世話になりまして本当にありがとうございました!!!


□□□ 行っても入れないかもしれませんが・・・ □□□
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四谷大長野酒祭り



さて、これまで何度もこのブログには話題が出てきている『四谷大長野酒祭り』についてのレポートです。4回目となる今年は参加飲食店22店、酒蔵45蔵、前売りチケット1000名という、これまでにない規模での開催になりましたが、毎年毎年パワーアップしている、本当に日本最大級の飲み歩きに成長しているイベントだと言っても過言じゃないかもしれません。

昨年もここに書きましたけど、蔵元はお客さん的に呼ばれているくらいのもので、企画から運営に至るまで、飲食店の有志皆さんが全面的に動いていただいている、私たちにとっては至れり尽くせりのお祭りなわけで、こんなことをしてもらっちゃってもいいのかと不思議に思うくらいのイベントなんですよね。

規模もさることながら、運営に関しても、商業的にペイできる採算になっているそうですから、その辺の手腕もさすがです。お料理やお酒が食べ放題飲み放題でひとり6000円っていう参加費を安いと見るか高いと見るかですが、チケットが完売するんだから、納得していただけるお客さんがたくさんおられるっていう証拠なんでしょうね。

例えば、私たち酒造組合が行う長野の酒メッセなんかは、大きなホールをひとつ借りて、そこに全ての蔵元が入ってお客様をまとめてお呼びするっていう形態にしかできないんですけど、四谷の広いエリアで、実際の飲食店の店内で、つまみをいろいろ食べながら自社のお酒を味わっていただくなんていう状況は、私達がどう頑張っても作り得ないわけで、実行委員のメンバーが飲食店の経営者ならではの偉業でしょう。

内容的には例年同様の飲み歩きですが、昨年の反省を生かした改善点もありました。蔵元サイドで有り難かったのは、お手伝いさんをひとり付けていただけたことですね。二人以上で参加できるお蔵さんはいいんですけど、ひとりだけだとどうしてもお酒を注ぐだけで手一杯になっちゃうんですよね(汗)。今年は私も少し余裕を持ってお客様に対応できましたよ。私達のお店に入ってくれた女の子達がまた可愛くて、何も言うことはありませんでしたしね(笑)。

お客様の熱気は凄くて、真剣に飲み比べている人、カップルで楽しんでいる人、単に飲んで食べている人(笑)いろいろでしたが、よくもあの炎天下をお酒を飲みながら、それなりの距離を歩いていただきました。事故や怪我等はなかったようですから、運営面での一番の気掛かりもクリアできたんじゃないですかね。

ちょっとばっかし焦らされたのは、懇親会での蔵元側の挨拶を私にやれって依頼されちゃって、実行委員長の『日がさ雨がさ』のM君が、私が社長になったばっかりだみたいな紹介をしてくれたもんだから、会場から社長コールが湧き上がっちゃって面食らいましたよ(汗)。まぁ、長野県の酒蔵と、四谷の飲食店さんには一応御披露目ができましたけどね(笑)。とにかく、実行委員の皆さんには心より感謝申し上げます。来年も是非是非よろしくお願いします!!!


□□□ 鶴が入ったお店についてはまた明日 □□□
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あずさ2号



今回の四谷でのイベントは日曜日が開催日でした。私は土曜日の午後に大町市でひとつ会議があったので、どうしても当日の朝駒ヶ根を出発しなくっちゃならなかったんですよね。イベント準備のために四谷には11時頃には到着していたいんですけど、ま、朝イチのバスで出て行けば、多少遅れがあったとしても間に合うだろうと高をくくってたんです。

が、いつものように一週間くらい前にバスの予約を入れようと電話をかけてみると、なんと朝イチも朝ニも満席だっていうじゃないですか(汗)。「どゆこと?」と頭をひねりましたよ。だって、朝イチのバスが一杯だなんてことは滅多にないからです。直前ならいざ知らず、一週間前に予約が取れないなんて、これまで経験のないことじゃなあかなぁ。

考えてみると、夏休みに入った8月最初の日曜日ですから、人の動きも違うのかと思いつつも、とりあえず焦りましたね。でも、今回の場合は前日入りが不可能だってことで、取り得る選択肢はただひとつしかありません。それは、JRを使うって方法です。飯田線で駒ヶ根から岡谷まで、中央線の特急あずさで岡谷から新宿までっていう乗り継ぎになります。

電車を使うことには利点も欠点もあって、要約すれば、時間通りには到着するんだけど運賃が高いってことになりますかね。バスだと運賃が半額で済むんですけど、中央道が渋滞するとどのくらい遅れるか見当もつかなくなります。ただ、金額が段違いですから、バス利用の方が増えちゃって、私達の住む飯田線沿線はJRさんからは見放されつつあるんですけどね(汗)。

私の大学時代には駒ヶ根から新宿まで一本で行ける特急があって重宝したんですけど、今じゃどうしても岡谷で乗り継がなくっちゃなりません。それでも、多少面倒臭くたって値段が高くたって、この期に及んで手はありませんから、速攻で駅まで行って指定席を取って来ました。お値段7530円!バスの往復券よりもいいお値段ですけど仕方ありません(涙)。

でもでも、久し振りのあずさはゆったり乗れて快適でしたね。どうしてもバスは窮屈ですから、身体への負担は電車の方が少ないんじゃないですかね。意外に気持ち良く東京まで出て来ることが出来て、今回もやる気満々で都会に降り立ちました。電車を出たとたんに、どーんとした暑さにめまいがしましたが、今日も一日頑張りまっせ!!!


□□□ かの有名なあずさ2号でした □□□
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専務最後の日(おわり)

さて、私の社長就任ご挨拶ブログは今日で終わりです。このブログのタイトルはこれまで通りだし、社長になったからって急にですます調の文章にするわけでもなし、会社での仕事内容は少し変わるものの酒造りにはこれまで通り携わるし・・・きっと、読者の皆さんはそんなに大きな変化を感じずにこのままいけちゃうと思います(笑)。

もしかしたら、この数日間の記事をたまたま読み飛ばした読者の方がいたら、これから永遠に私が社長になったことに気付かずに読み続けてくれることになるかもしれません(笑)。それでも、話の内容が専務と社長じゃ微妙に違ったニュアンスになるでしょうね。あんまり無責任な発言は精神的にブレーキがかかるかもしれませんが、なるべくこれまで通りにお話ができればいいと思ってます。

信濃鶴がこれからどういう方向に羽ばたいていくのか未知数ではありますが、私なりの方向性は徐々に出てくるでしょうし、環境の変化に対応していかなくっちゃならない部分もあるでしょうし、上り坂下り坂まさかの事態に遭遇する可能性だってあります。どんな変化にも着実に、地道に、石頭で臨んでいこうと思いますから、読者の皆さんにはこれまで同様に暖かく見守っていただきたいです(笑)。

さてさて、就任挨拶ブログなんて何日か書いている間に、実は次の出張に出かけてるんですよ(汗)。今回は四谷でのイベントと、それに絡めて関東方面の営業回りをできる限りやってこようと計画してます。こんな仕事振りを見ても、これまでと何ら変わるところはありませんから、専務から社長になっても、暑い暑いと言いながら歩き回ることになるんでしょう(笑)。

最後になりましたが、皆さんには多くの励ましのコメントをちょうだいいたしまして、誠にありがとうございました。ブログを通じて知り合いになった方々からいただくメッセージは、常に身近にいる友人とはまた違った染み入り方をするものです。私も少しずつ成長して、その姿を皆さんに見ていただけるように努力していきたいと思っています。

あ、それから、(笑)とか(汗)とか(涙)とかも、社長の書く記事らしからぬ風体になろうとも、これまで通り使わせていただきますね(笑)。それじゃ、これからも信濃鶴と拙ブログをよろしくお願いします!!!


□□□ 社長ブログとかにエントリーしてみる?(ウソ) □□□
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専務最後の日(つづきのつづき)

私自身の中味は変わりませんが、肩書きが社長に変わったことで各方面への変更手続き等を少しばかりやらなくっちゃなりません。取引銀行さんとか税務署さんとかに対してですけど、実印の変更とか、名義の書き換え等は意外と簡単な手続きだけで済んじゃうんですね。それに伴って、名刺も新しくしましたし、社印も作り変えました。

お取引き先様への挨拶回りは来週からってことになりますが、思ってたよりも事務手続きは少ないっていう印象です。社長が会長に、専務が社長にっていうシフトが、社内体制としては劇的に変わるっていうわけではないとしても、対外的にはもっといろいろあるかと思ってたんですけどね。それとも、これからあれこれと出てくるのかな。

さてさて、そういった外のお話よりも、このブログの読者のみなさんならかなり気になっていること・・・それは、実印の変更よりこのブログのタイトルの変更でしょう。『専務取締役杜氏の純米酒ブログ』を『代表取締役杜氏の純米酒ブログ』にするか、もうちょっとシンプルに『蔵元杜氏の純米酒ブログ』とかにするか考えてはみたんですけどね。

『代表取締役杜氏』はあんまりカッコ良くないですよねぇ。それじゃ、『専務取締役杜氏』はカッコ良いのかって言われると答えに窮しますけど、もう8年近くこのタイトルを使ってますから、今さら変更するってことには大いなる違和感があるわけです。しっくりくる名前が出てくれはいいんですけどね。

もっと根本から考えて、専務取締役杜氏じゃなくなったんだから、このブログも絶筆にするっていうのもありなのかもしれません。ハッキリ言ってブログの止め時は完全に逃してますし、社長業に振り向ける時間が増えることを思えば、ひとつの引き際として格好のチャンスだととらえることもできるでしょう・・・ま、止めませんけどね。

社長就任は私の中ではずっと以前から計画されていたことでしたから、ブログタイトルについても考えてはいました。でも、どれもこれもピンとは来なくてここまできちゃったってことは、他にいい名前がないってことなのかもしれません。人間だって最初に決めた名前を一生使うんですから、それほどタイトル自体の意味合いにこだわる必要もないのかもしれませんしね。

『専務取締役杜氏』という言葉に込めた思いは、全国の小さな造り酒屋で起きている象徴的な出来事、つまり外から雇った杜氏さんじゃなくって、蔵元の跡取りが酒造りをやらなくっちゃならなくなっているっていう現実を表そうとしたものでした。専務も杜氏もやってスゲーだろっていうことじゃなくって、それほど追いつめられている日本酒業界を憂いた造語だったわけです。

まだまだその現状に転機は訪れませんし、専務取締役杜氏はある意味で今後の潮流ではありましょう。『専務取締役杜氏の純米酒ブログ』を社長が書いててもおかしくはないだろうっていう開き直りと、一度決めたものはテコでも動かさないっていうストーンヘッドぶりを発揮して、語り口調もこのままで続けようと思いますけどどーですか?


□□□ ブログランキングもこのまま □□□
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専務最後の日(つづき)

『私は、今日ちょうど50歳になりました。親父も80歳の大台に乗ってキリもいいっていうわけじゃありませんが、これを機に社長を交代することにしました。こんな小さな会社ですけど、私のひいひい爺さんが酒造りを始めてから120年を超える社歴があって、私としてはその歴史をこれからも大切にしていきたいと思っています。そして、こんな小さな会社ですけど、自分だけのブランドを持っているっていうことを誇りにしていきたいと思っています。おかげ様なことに、最近ようやく売り上げの落ち込みも小さくなって、少し先を見据えたお酒の造り方、売り方も考えられるようになってきました。急に何かを変えるっていうわけじゃありませんが、少しずつ未来に向かって変えていくべきことを変えていきたいと考えています。加えて、皆さんもよく分かっておられるように、ベテランと新人のギャップが非常に大きいのが我が社の特徴で、世代交代は大きな問題として早急に取り組まなくっちゃならない課題です。ここにいる2人の若手はまだまだ経験が浅いわけですが、なんとしてもこいつらを立派に育て上げなくっちゃなりません。先輩諸氏には、是非とも厳しく彼らを指導していただくことをお願いしておきます。社長就任の件はブログでも今日発表してありますが、挨拶回りはこれからってところですし、何かあったら皆さんの方からも案内しておいて下さい。これまでの仕事の仕方が今日から変わるってことはありません。造りの間は私もまだ蔵から離れることはできないでしょうけど、これからもみなさんと一緒に頑張っていい会社にしていきたいと思っています。今日からよろしくお願いします』

・・・このくらいのことを、社長の初仕事として、朝礼で社員のみんなに話しました。記念すべき第一声ですから、思い出しながらメモっておきますね。ここでも述べた通り、今日から特別に何かがどうかなるっていうことじゃありませんから、それほど気兼ねをしなくてもいいのかもしれませんが、やっぱりどこか違った空気になるのも事実です。

朝イチで若手に「社長!」と呼ばれて、「ここに社長は来てないぞ!」っと振り返っている途中で、「あ、オレのことか」と気が付きましたが、やっぱり『社長』っていうのは重い言葉ですね。慣れもあるんでしょうけど、社内の細かいところまでまだまだ把握できていない現状の私としては、呼ばれる度に寿命が縮まるような気さえします。

それでも何でもやっていかなくっちゃなりません。今まで『専務』の名の下に気軽でいられた心情は名残り惜しいばかりですが、『社長』だからこそできることもあるわけで、責任と自覚を持って社長業にトライしたいと思っています。関係各位には、厳しいご指導ご鞭撻を何卒よろしくお願いいたします。

これまでの人生を振り返ってみると、25歳までが学生で、50歳までは専務でしたから、今年は25年サイクルで考える大きな曲がり角なのかもしれません。そうすると、75歳までが社長かもなんて想像したりもしますが、これから先だって思いの外長いのかもしれませんし、健康に気を付けて日々精進ってところですかね。


□□□ さて、このブログはどうするか・・・ □□□
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