専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

イベント三昧



先日、とあるグループの方から、「○月○日にお酒のイベントを行いますが、ご参加いただけますか?」っていう内容のご通知をいただいて、改めて去年あたりからの自分のカレンダーを見直してみたんですけど、多くなりましたねぇ・・・本当にお酒関係のイベントが増えてきていて、自分でもちょっとビックリするくらいですよ(汗)。

毎週必ずと言っていいほど何か予定が入っていて、よくバッティングせずに消化できていると思っちゃいます(笑)。今のところ上手い具合に予定が分散してますけど、イベント事は週末が多いですから、どこかで2つ以上が重なったら、長生社としてはどちらかはお断りするしかなくなっちゃうでしょうね(汗)。

ここまでになるとイベント専属の社員を雇うくらいの勢いですが、実際にそんなこともできませんし、造りの期間になれば私にだってその時間はなくなりますから、今後の行方が不安な部分もあります。冬の間は蔵の事情を見越してイベントはかなり少なくなりますが、そのしわ寄せで夏の間に集中している面もあるかもしれませんけどね(汗)。

昔から地元でお祭りがある度には寄付をしていて、それはある意味で地元の酒蔵としての使命でもあって、当然のこととして参加させてもらっているわけですが、現在のイベントには直接お酒と関係のない分野のものもあって、今後はどこかで線引きをする必要が出てくるのかもしれませんけど、それが難しいんですよねぇ・・・。

・・・と、こんな話がしたかったんじゃなくって(笑)、先週末も隣の伊那市でのイベントに酒造協会として参加していたんですけど、その会場でのお話。利き酒大会みたいな催しのお手伝いっていう形だったんですけど、そこで私に話しかけてきてくれた若者グループは駒ヶ根からの参加者で、何と私の家のすぐ近くに住んでいるっておっしゃるんです。

そして、何が特筆すべきことかって言うと、彼らが私の隣組だったっていうことじゃなくって、彼らが相当な鶴チューだったってことです(笑)。月に数本は鶴を飲んでくれていて、何かの集まりがあった時にはいろんなお酒を飲み倒すんだそうですが、そのシメには必ず鶴を持ってくるんだとか。

これまで駒ヶ根の鶴チューは居酒屋越百の周りにしかいないと思ってましたが、思いもかけないところに生息してたんですね(笑)。信濃鶴のTシャツが欲しいなんて言ってくれて、鶴を応援してくれる気持ちがうれしかったです。ああいう若者のためにも、もっともっと美味しい酒造りに邁進しなくっちゃならないと決意を新たにしましたよ。

今度、鶴チューの聖地である越百にも顔を出すように言っておきましたが、そのうちのひとりは、どこそこ横浜の鶴チューS君に雰囲気が似ていて、鶴チューになるのは同じタイプの人が多いのかとも思ったりして(笑)。でも、こういう出会いがあるから、どんなイベントにも参加する意義はあるんですよねぇ・・・。


□□□ 2位のケツが見えません(汗) □□□
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日々是粕詰

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ブログネタが思い浮かばない時には、自分が今会社で何を一番やっているのか考えてみたりするんですけど、事務仕事から蔵の中の仕事までやることは雑多とは言え、何と言っても現在は酒粕詰めが最盛期ですね。これからお盆くらいまでは延々と日々粕詰めで、飽きもせずによーやるわって感じになります(汗)。

ただし、この時期は日本酒としては動きの少ないシーズンですから、ある意味で酒蔵の夏の副業として大切な仕事ではありますね。昔は、酒粕の売り上げだけで蔵人の給料がまかなえたなんていう話も聞いたことがありますが、今じゃそんなことはありません。人件費は高いし、酒粕だって思うようには売れない時代になってるんですよね(汗)。

粕詰めは流れ作業です。冷蔵庫の中には粕が800キロくらい入るコンテナがたくさん積まれていて、それを冷蔵庫の中からひとつ詰め場に持ってきて、そこから3キロずつの袋に詰めていきます。この作業はなかなか機械化することができなくて、ほとんどのお蔵さんでは社員の手作業によってなされているみたいですね。

袋に詰めたら中の空気を抜いて、袋の口をシールして密閉します。これは専用の機械があるんですけど、どんな現場でも使えるような汎用機で、酒粕用ってわけじゃありません。ビニール袋に何かを封入するような製品であればどんなものにも使えるんじゃないですかね。中の空気を自動で抜いてくれるものもあるみたいですが、長生社のはそこは手作業です(笑)。

封ができた製品を6個ずつ段ボール箱に詰めて完成ってことになりますが、これはかつては5個入りだったんですよね。昔はひと袋1貫目(3.75kg)が目安になっていて、鶴の酒粕も3.75kg入りだったんですけど、スーパーさんなんかではキリのいい3kgが求められるようになって、数年前に全面的に3キロ入りに改定したんです。

ひと箱5個入りで作られていた段ボール箱は、その時に作り変えても良かったんですけど、変更なしでそのまま6個入りで使ってもジャストなサイズだったもんだから、デザインも大きさもそのままだったんですよね。ですから、かつての記憶が頭にこびりついている小売店さんなんかは、未だに5個入りだと思っておられる場合があってご迷惑をおかけしています(汗)。

段ボール箱にまで入れられれば後は出荷を待つだけですから、そのまま再び冷蔵庫へ入れちゃいます。なんで冷蔵庫かって言うと、出荷まで冷やしておいた方が酒粕が柔らかくならないからです。特にこの辺のお客さんは酒粕は硬い方がお好みで、あんまり柔らかいと持ってってくれなかったりするんですよね(汗)。何度も漬け直したりとか、粕に焼酎を混ぜるとかする場合には粕が硬い方がいいんだそうです。

果てしもなく続くように思われるこの粕詰め作業もいつかは終わります。十数トンもある酒粕を3キロずつ袋に入れるなんて気が遠くなりそうな仕事ですが、そのうちに必ず終わるんですよね。毎年思うことですが・・・粕詰めは人生に似ている(笑笑笑)。


□□□ ランキングも人生だ! □□□
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酒アプリ

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このブログでもおなじみ、仙台『酒のかわしま』のコン様から何やらFAXが届きました。9月7日に行われる『仙台日本酒フェスト』に参加する蔵元へ送っているようでしたが、何やらご協力いただきたいと。ご協力は惜しみませんが、一体どういう内容なのかイマイチ分からないものの、何やらスマホのアプリに登録しろっていうことでした。

そのアプリのホームページをのぞいて見ると、大体どんな事をしてくれるアプリなのかは理解できました。それを開発したのが酒のかわしまさんの取引相手さんで、仙台日本酒フェストでも活用したいから参加蔵元の情報を提供してほしいっていうことだったんです。でも、アプリを開発しちゃうなんて、その居酒屋さん(?)スゲーですよね。

『WHAT?SAKE』っていう日本酒アプリなんだそうですが、スマホを日本酒のラベルにかざすと、瞬時にその蔵元の情報が表示されるっていうものらしいですね。それほど日本酒に詳しくない人でも、入ったお店で飲んだお酒が美味しかった時、そのお酒のビンさえ出してもらえば何らかの情報が得られるってことになるんでしょう。

スマホアプリは本当にいろんな種類があって、かつ無料のものも多いですから、有効に利用すれば気兼ねなく楽しいですよね。スマホのハード自体も性能が向上していて、相当に高度な処理までできるようになってるんじゃないですかね。私が利用しているのは、FC2ブログ用のアプリくらいなんですけどね(汗)。

っていうことで、一応最低限の蔵元情報だけは登録してみましたから、もうちょっと経ったら信濃鶴の情報も出てくるようになるかもしれません。だからって、売り上げが伸びるとかそんな話じゃありませんが、居酒屋さんでそのアプリを使ってその場が盛り上がったりしたら、何となく楽しそうですよね(笑)。

でも、とーっても気になることがひとつあるんです。かつて学生時代にコンピュータの世界にちょっとばっかし深く入り込んでいた身とすると、いったいどーやってそのラベルを『信濃鶴』だと認識するのかっていう部分が非常に不思議なんですよね。今のコンピュータ技術なら屁でもなテクニックなのかもしんないですけどねぇ。

例えば、ラベルそのものの画像データが登録してあって、それとパターンマッチングでもするっていうんなら分かりますが、そういうデータは求められませんでしたら、ラベルの画像から銘柄名を読み取ってその名前から情報を検索するとかしか思いつかないんですよね。でも、ラベルデザインもいろいろあるし、現代書家の字体みたいなのじゃ読み取りは不可能なんじゃないですかねぇ。

まだ実際に自分で使ったわけじゃありませんから何と言えませんが、こんなことを簡単に実現してくれるアプリなら是非使ってみたいですね。この手の話にはあまり乗ることがない信濃鶴ですが、酒のかわしまさんからのご依頼でもあるし、もし実際に情報が映し出されたら面白そうだったのでノリノリで乗ってみました(笑)。


□□□ トップ2強になっちゃいましたね □□□
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夏季ゼミナール

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毎年1回、関東信越6県の酒造組合青年部会の若手蔵元たちが集まって、この時期に勉強会を開催してるんです。埼玉、群馬、栃木、茨城、新潟、長野の酒造組合で関東信越支部が作られていて、県より大きく全国より小さいっていうエリアでのこの手の集まりは、かなり珍しいかもしれません。

開催地はこの6県が持ち回りでやっていて、今年は長野が当番県だったもんだから、準備やら何やら執行部の面々は忙しかったと思います。今回は長野市じゃなくって松本市で行うことにしたようで、他県の皆さんも国宝松本城のある城下町での開催を楽しみに、今回の夏季ゼミナールにお越しいただけたんじゃないですかね。

この夏季ゼミナールは第60回目っていうことで、もしかしたら年に2回開催したことがあったのかもしれませんが、ほぼ60年間も続いている由緒ある勉強会ではあります。かつて私が長野県の青年部会長をやらされていた時に、もうこのゼミナールを廃止してはどうかっていう意見が出たこともありましたが、とりあえずでも何でも続けてこれたことは良かったと思ってるんですけどね。

私もこの業界に長いですから(汗)、こういう集まりでも顔見知りがそれなりにいて、大勢の方と懐かしくご挨拶させていただきました。一部の人達は今でもよく顔を合わせることがありますから、その辺は慣れ慣れのお友達で、何となく自分の顔が広くなったような錯覚に陥りますが、所詮井の中の蛙でしかないんですけどね(笑)。

しかしこういう場は、何かを勉強するっていうよりも、いろんな同業者とのつながりを作るっていうことの方が重要であって、講義と同じだけその後の懇親会等にウェイトがあるんじゃないですかね。他県の動向を教えてもらって参考にするとてもいいチャンスですし、イケてるお蔵さんの情報を聞くこともできますしね。

ただ、今回は主催者側ってこともあって、段取りやら運営で忙しくて、なかなかお客様県のお相手はできませんでしたね。懇親会後の2次会の手配とかも必要になってきますから、それなりにアタフタしました。私は講師の先生の接待係だったこともあって、講義もろくに聞けませんでしたよ(汗)。

上の写真をご覧になると何となく結婚式場のような雰囲気ですが、会場になった『松本丸の内ホテル』さんは、かつて銀行だった建物を改築して客室やホールにしたかなりオシャレなホテルでした。文化財にも登録されている歴史ある建物のようで、会場自体を楽しめたこともポイントが高かったんじゃないですかね。

懇親会のお料理も美味しかったですし、本当はゆっくりくつろいで宿泊したかったんですけど、たぶん美味しかったであろう朝食に後ろ髪をひかれながら、会社の始業に始まるように帰ってこなくっちゃなりませんでした(涙)。その悔しさが影響したのか、車を入れたパーキングの駐車券を紛失するという失態をしでかして、危うく遅れるところでしたよ(汗)。


□□□ お部屋も豪華でした □□□
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ワールドカップ

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日本中を熱狂させたワールドカップでしたが、とうとう日本は1次リーグを突破できずに終わっちゃいましたね。終わってみればひとつも勝てずじまいでしたが、これだけ大勢の人を巻き込んでテレビにくぎ付けにしてきたんですから、スポーツの力っていうのはスゴイもんだと思います。

正直な話、私はそれほどスポーツに関して熱心な方じゃないと思います。人並みに興味は持つんだけど、それ以上に入り込むことはあまりないって感じですかね。現に、この第3戦だって、ちょっとだけ早起きすれば全部観戦できたはずなのに、朝起きたらやってたっていう程度の熱心度ですからね(笑)。

それでも、ニュースで流れていればしっかりとチェックするし、もちろんライブでやってればテレビの前から動けなくなっちゃうわけで、関心がないってことでもありません。現に現に、本当はもっと早く会社に行くつもりだったのに、ご飯食べ終わっても試合終了まではずっと応援しちゃったもんね(笑)。

ライブで見た試合はこれだけでしたが、夜のスポーツ特番で見るのと画像的には同じものであっても、やっぱり今この時間に選手がリアルタイムに動いているっていう実感は、見ている自分の熱狂度が違ってきますよね。世のならいに従って、みんなと一緒に早起きして応援すれば良かったとちょっと思っちゃいました(笑)。

詳しくは分からないんですけど、前回のワールドカップの時の方が成績は良かったってことなんですよね。私が思ったのは、まぁこういう結果に終わったからとも言えますが、前回の方が何というかチームとしてのまとまりがあったのかなっていうような気がホンの少ししたんですけどね。この程度の熱心さでこんなこと言っちゃって、スイマセンスイマセン。

私程度のプチサッカーファンから見ると、ワールドカップに突入する前の報道も、ある特定のスター選手ばかりがクローズアップされているような気がしちゃった面もあったかな。積極的に情報収集をしない私には、他にどんな特徴を持った面白い選手がいるのか、分からずじまいっていう印象があったんですけどね。

個人技とチーム力をどう天秤にかけるかは難しいところなのかもしれませんが、やっぱり団体戦である限りはチームのまとまりは大切なはずです。いいお酒を造っておられるお蔵さんは、杜氏さんの技術も使っている原料も蔵の中の設備も素晴らしいとは思うんですけど、何と言っても社員が良くて、そのまとまりもいいっていう気がします。

いずれにしても、選手の皆さんはいろんな面でお疲れ様だったでしょう。今回の結果は不本意だったかもしれませんが、また次回を目指して頑張っていただきたいと思います。サッカー観戦をして蔵の中のことにも思いが及ぶってことは、それだけスポーツの世界も奥が深いっていうことなんでしょうね。次回のワールドカップの時には、もうちょっとしっかりと記事がかけるくらいに勉強しなくっちゃ。


□□□ スポーツ系のブログは盛り上がったでしょうねぇ □□□
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新生姜

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最近我が家は、ちょっとした生姜ブームです。そんなに生姜を使った料理ばかり食べているのかっていうと、そんなこたぁないんですけどね。生姜自体インパクトのある味ですから記憶に残るのかもしれませんが、この時期、女房も「生姜、生姜」ってよく口にしているから余計にそんな気になるんでしょう。

私は良く分かってないんですけど、この時期の生姜は『新生姜』って言われていて、通常のものよりは早めに収穫されたものらしいですね。辛みが穏やかでみずみずしいってことなんでしょう。それゆえに、いつもと違った生姜料理っていうのができるらしくて、季節の料理として食卓に上るってことになるのかな。

ってことで、改めて新生姜ならではの料理のどんなものを食べたのか考えてみると、『生姜ご飯』しかありませんでした(笑)。どうやって作るのかも知らないで記事にするのも申し訳ないんですけど(汗)、とにかくご飯の中に細く刻んだ生姜と油揚げが混ざって入っているのが我が家の生姜ご飯です。

この時期になると毎年女房が作ってくれるので季節の味として定着していますが、生姜があんまり辛いと美味しくないもんだから、今採れる新生姜を使わないとできない料理のひとつなんだと思います。初めて食べた時にはあまり美味しいとは感じませんでしたが、今では結構な好物になっていると言ってもいいでしょう。

もうひとつ、現在岳志家のマイブームとなっているのがジンジャエールなんですよね。これは新生姜じゃなくても大丈夫なんでしょうが、この時期ですから新生姜で作るジンジャエールってことになりますね。蒸し暑い日も多くなってきますから、炭酸の効いたちょっと辛めの味は、大人にも十分美味しい飲み物なんじゃないですかね。

作るのを見ていると、やってることは簡単です。薄くスライスした生姜と糖類とシナモンとトウガラシを煮るだけみたいです。その煮汁がシロップになって、それを炭酸水で割れば私達が通常思い浮かべるジンジャエールになるわけです。先日作ったヤツは、女房がシナモンもトウガラシも入れ忘れて、単なる生姜汁と化していましたが・・・(涙)。

生姜がどのくらい健康にいい食べ物なのか分かりませんが、あのピリッとした刺激は何か体にいい作用があるような気がします。それに加えて、トウガラシの辛さと炭酸の発泡感があって、ある意味でジンジャエールって刺激有りまくりの飲み物なのかも(笑)。シュワっと感を求めるなら、ビールより当たり役なのかもしれません。

夏にビールをたくさん飲むと不用意に太りますから、ビールの代わりにジンジャエールにしたらどうかとも思ってますが、糖分が入ってる分たくさん飲んだら同じことなのかな(汗)。もしかしたら、ビールに入っているホップの苦みも身体に効く成分なのかもしれませんから、やっぱりビールは止められないかな(笑)。


□□□ 強引な結論だこと □□□
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週末イベント



『週末は休養のためじゃなくってイベントのためにある』状態の岳志です(笑)。梅雨模様のお天気が続いて畑仕事もできませんから、やることがないならちょうどいいんじゃないかと言われるかもしれませんが、晴耕雨読ができる程度の心の余裕が人間には必要なんじゃないかと思わないでもありません。

しかし、お酒のイベントは疲れるばかりじゃなくって、お客様とお話ができたり、主催する酒販店さんの考え方が分かったり、遠方の蔵元さんとの情報交換ができたりと、様々な恩恵があるのが本当のところで、そういうつもりで臨めば得るものがたくさんある場だと言ってもいいでしょうね。

この週末は佐久市で、小海町に本店のある『清水屋』さんがお酒の試飲会を開催されました。清水屋さんは、長野県内でも特に一生懸命に県産のお酒の販売に力を入れてくれている酒屋さんで、私達信州の蔵元もいつも力をいただいていて、この日も県内の十数蔵が参加してのイベントになりました。

この試飲会は今年が3回目で、信濃鶴も第1回目から呼んでいただいてるんですけど、長野県の東部地域を中心として、毎回大勢のお客さんが来場されます。中には県外から来たなんていう方もいらっしゃいましたから、一体どうやって集客なさっておられるのか不思議だったんですけどね。

会場となったのは、新幹線の佐久平駅近くにある『佐久平プラザ21』さん。大浴場とホテルが一緒になった健康ランド的な施設なんですが、毎年大浴場にゆっくり入りたいと思いつつも、これまで一度も入ったことがありません(涙)。試飲会の後には蔵元同士の懇親会もあって泊りになるので朝は入れないわけじゃないんですけど、二日酔いで入る気にならないだけ(笑)。

清水屋さんは1年前にここ佐久平に支店をオープンされて、積極的に販路を拡大なさっておられます。本店のある小海町は小さな町ですが、県外へも信州の地酒を発信していくためには人がたくさんいる場所の方がいいと、大きな決断をなさったわけです。支店の方も順調に発進できているそうで、今後が楽しみですね。

社長さんは私と同じくらいの年齢なんですが、とても熱い男で、信州の地酒を長野県が売っていくようにしたいと言ってくれました。東京にもすごい酒販店さんがあるけど、県内でも何かすごいことができるんじゃないかと。私達もその信念に応えられるような信州らしいお酒を造っていかなくっちゃならないと改めて思いましたね。

試飲会は4時間開かれていてやっぱり疲れましたが(笑)、楽しくお客さんともお話ができましたし、このエリアではあまり馴染みのない信濃鶴を発見して帰っていただけたと思います。その後の懇親会では、残った各社のお酒を味わうことができて、これまたいい勉強になりましたとさ。


□□□ 3位定着ですな □□□
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粕詰め

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ここのところ特純無濾過の記事が続きましたが、この商品のビン詰めやら発送で忙しかったのは2日間くらいのもんで、実は今現在、蔵で最も忙しいのは粕詰め作業なんです。もしかしたら、酒粕がお分かりにならない読者もおられるかもしれませんが、ここではその説明は省かせていただきますね(笑)。

この時期になれば、スーパーに行けばもういくつか酒粕の商品は並んでるんじゃないですかね。一年中売っているお店もありますから、主婦の皆さんはしょっちゅう目にしておられるかもしれません。食材なんか買いに行ったことのない男性諸氏は、見たことはないでしょうし、季節感も湧かないんじゃないですか(笑)。

そんじゃ、酒粕のシーズンっていつなのか考えてみると・・・一年中ってことかな?(笑)。いやいや、それじゃ風情が無さ過ぎますから、酒蔵から見た出荷の状況で考えると、冬、特に年末と、お盆前までの夏ってことになるんじゃないですかね。その時期に出荷が集中するっていうか、その時期しかありません(汗)。

冬は『板粕』と言って少し硬い板状のものを売りますが、これはお正月料理に使われたり、そのまま焼いて食べるご家庭もあるようですね。でも、冬の粕は長生社ではもう全体の5%くらいのもので、残りの95%は夏に出る『練り粕』として出荷されます。この主な使用目的は、奈良漬け用ってことになるでしょう。

ですから、もう少し経つと夏の酒粕も出荷の時期に入ってきますから、その時に慌てないように今から作り溜めておくわけです。ひとつずつ3キロ入りの袋に手作業で詰めていきますから、そんなに簡単にたくさん作るわけにはいかないんですよ。正に、ローテクを地で行く酒蔵ならではの夏のお仕事なんです(笑)。

ところが、今年ちょっと困ったことになっているのは、大きなお取引き先のスーパーさんから出荷の減量を言われていることなんです。鶴の粕に何か問題があったのか、私も交渉に伺いましたが、どうやらそんな理由じゃなくって、昨年の酒粕の売り上げがとても悪かったっていうことからくる、ある種の買い控えっていうことみたいなんです。

例年だったら簡単に売り切っちゃうくらいの量が、昨年は大きく落ち込んじゃって、まだ在庫があるくらいだって担当の方もおっしゃってましたね。今年だってどれくらい売れるか分かりませんし、どのスーパーさんもちょっと恐る恐る発注をかけているような状況らしいですね。こりゃ、酒蔵とすれば困った事態ではあります(汗)。

先ほども書いたように、奈良漬け用の瓜の出来が悪い年は酒粕も全く売れなくなりますから、昨年は全県的にそんな年だったんでしょうね。今年はバンバン瓜が取れて、瓜先、イヤ売り先に困らないようになってほしいもんです(笑)。皆さんも、瓜がなってもならなくても、健康のためにいい酒粕を使う料理を何か考えて、積極的に召し上がるように心掛けて下さいね!!!


□□□ ウリのウリ先・・・ダサ(汗) □□□
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特純無濾過(つづきのつづき)

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今回の特別純米無濾過生原酒の発送に関しては、保冷材入りの段ボール詰めっていうこれまでやったことのない形態で発送をしたんですけど、今回特に不慣れだった物って言うか、最初はどう扱えばいいのか見当がつかなかった物として保冷材がありました。最近は各ご家庭の冷蔵庫にも、ひとつやふたつ入っているんじゃないかと思うんですけどね。

いろいろな種類があるとは思いますが、構造的にはどれも似通っていて、中にジェル状の本体があって、その周りはビニールだかポリエチレンだかで密封されているっていう様な物です。最近は冷凍冷蔵流通が当たり前ですから、ネットで購入した生鮮食料品なんかには必ずと言っていいほど入っているんじゃないですかね。

私達がよく目にするのは、たぶん100グラムとか200グラムとかいうサイズだと思います。中味のジェルの重量のことなんでしょうけど、それだと一升ビン6本入りの段ボールを冷やすにはちょっと小さ過ぎるんですよね。私がお話しを聞いたお蔵さんでは、どこも500グラムっていうサイズをお使いでした。

そして、そういう保冷材も手に入れられるルートはあったんですけど、問題はどうやって凍らせるかってことでした。そもそも1個1個が大きいことに加えて、数が100個とかいう話になると簡単には凍ってくれないみたいなんですよね。あるお蔵さんでは、300個凍らせるのに、専用のストッカーを使って1週間かかったとか(汗)。

保冷材が手に入っても、凍らせることができなきゃ意味がありません。小型の冷凍ストッカーみたいなのも売っているみたいですが、年に2回しか使わないのに何万円もかけるのももったいないじゃないですか。いろいろ考えるうちに、ひとつの名案が思い浮かびました。それは、食品卸会社さんのデッカイ冷凍庫で凍らせてもらおうっていう作戦でした。

駒ケ根は小さな市ですが、商工業界には私の先輩方もたくさんいて、その中に食品関係の卸問屋さんがあって、一度その倉庫を拝見した時に、マイナス30℃みたいな冷蔵庫があったのを思い出したんです。その先輩に話をしてみると、保冷材も含めて調達してくれそうな感じになって、見積もりまで出してもらえたんです。

見てみると、参考にさせていただいたお蔵さんから聞いていた物より少し安いし、それを凍らせておいてくれるっていうんだからいいことづくめだったんですよね。早速お願いして、荷送りの当日は、段ボール箱にお酒を全部入れて、後は保冷剤を入れればいいだけっていう状態にしておいてから取りに行かせてもらって、作業も順調に進めることができました。

何事も不慣れな物の取り扱いには戸惑うわけですけど、今回は大きな障害もなく、いろいろきれいにクリアできた感じでしたね。これも、同業のお蔵さんからの助言と、地元の先輩の助けを借りて可能になったことですから、皆さんには感謝感謝でしたね。このやり方を今後も継続するのかどうかは不透明な部分もありますが、この流れで行けるんなら多分大丈夫なんじゃないかと思ってるんですけどねぇ。


□□□ 持つべきは友 □□□
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特純無濾過(つづき)

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さて、今回の無濾過生原酒のビン詰めについては、ひっじょーに気掛りな点がひとつ。それは、ここでも記事にした通り、冷蔵配送に関してでした。これまでずっと使ってきた、クロネコヤマトさんのクール便が使えなくなっちゃったもんだから、何とかして他の方法を考えなくっちゃならなかったわけです。

この4月からクロネコさんの料金体系が見直されて、基本の送料自体も値上がりになりましたが、オプション扱いであるクール便の価格が跳ね上がっちゃったんですよね(涙)。加えて、重さの制限もこれまでより厳しくなって、県外の酒販店さんに対して従来通りのクール便での発送が難しくなっちゃったってことです。

そして、これもここに書いた通り、今回はクール便オプションは使わずに、段ボールの中に保冷剤を入れて発送するっていう方法を試験的にやってみることにしました。そうすれば、荷送り自体は通常の発送と価格は全く同じってことになりますし、いろいろ計算してみてもそれが一番安上がりだったんですよね。

で、その発送作業の様子が上の写真なんですけど、やってみると段ボールでの荷作りも慣れてくればそれなりに簡単ですし、作業自体で困ったことは全くありませんでしたね。ただし、やっぱりこれまでに比べれば特殊な発送方法ですから、他のお蔵さんからもアドバイスを受けて、注意すべき点はいくつかありましたよ。

例えば、中に入れる保冷材は、最初はカチンカチンに凍ってますから、中で暴れるとビンを壊しちゃうことがあるみたいで、別の段ボールをビンをガードする様に中に入れるか、新聞紙なんかで巻いて入れるのがいいんだとか。今回は新聞紙で包んで入れてみましたが、とにかくビンやレッテルを傷つけないでいてくれればOKです。

もう一点言われたのは、この段ボール自体は耐水性のものだとしても、中がひんやりしていれば外側にうっすら汗をかくようなこともあって、粘着力の低いテープを梱包に使うとはがれ易いってってことでした。いつも使うテープよりは高いヤツを使っておきましたが、これもちょっとばっかしドキドキしながらの結果待ちでしたよ。

何軒かの酒販店さんに荷物が到着した後にお電話をして聞いたところによると、どうやら問題は何もなかったみたいですね・・・たぶん(汗)。段ボールもしっかりしていたし、中のビンに水滴が付いてレッテルがよれることもなかったし、ビンが割れることもなかったようです。特段の報告はありませんでしたから、とりあえずはホッとしましたね。

一番の気掛りはお酒の温度でしたが、ちょっとひんやりしていたっていうお店と、外気温とほとんど変わりがなかったっていうお店が半々くらいでしたね。保冷材が凍っているうちはそれなりに冷えてはいたんでしょうから、とりあえずこの点も及第点ってところでしょうか。今回はいろいろと苦労はしましたが、まずまず成功と言ってもいいでしょう。今日の晩は枕を高くして眠れそうです(笑)。


□□□ 昔はずっと3位だった時期もありました □□□
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特純無濾過

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このブログは当初信濃鶴の広告塔として、鶴ってどんなお酒なのか、どんな環境で造られているのか、蔵の日常ってどんな風なのかをお伝えしようと始めたわけですが、今になると多分に岳志自身の私的な内容も入ってますし、どうも広告塔っていう感じじゃなくなってきているのが実情です(笑)。

それはそれで構わなくて、これからもこのスタイルを変えることはしませんし、変えようと思っても無理かもしれません(汗)。ですが、若干は信濃鶴の宣伝もしなくっちゃなりませんから、事ある毎に製品紹介的な記事を書かなくっちゃならないとは思ってるんですよ、これでも(汗)。でも、製品アイテムが少な過ぎて、紹介記事も何もあったもんじゃないんですけどね(笑)。

ってことで、6月発売の特別純米の無濾過生原酒のビン詰めが終わって、発送の手はずが整いつつありますからご報告ブログにしておきましょう。ま、こういうブログはそんなに面白いわけじゃないですから、ブログランキングの順位も気になる昨今あんまり書かない方がいいのかもしれませんが、そこはソレ、広告ですから、広告、広告(笑)。

発売開始から実質3年目になる特別純米の無濾過生原酒ですが、数量的には地味ーに伸びてきてくれてますから、当社としてはとても有り難く思っているような次第で、そんなにバカ売れなんてしなくてもいいけど、滅多にない信濃鶴の特殊商品として確固たる位置付けができてくれれば嬉しいですね。

純米、特別純米、純米大吟醸の3アイテムしかない信濃鶴にあって、2月・4月・8月に発売される純米酒の無濾過生原酒と、6月発売の特別純米の無濾過生原酒は非常にレアなスポット商品ではあります。予約注文をいただいた数しかビン詰めしませんから、数だってそれほど出ませんしね。

本当だったら、一年中販売できるような態勢にしておけばいいのかもしれませんが、生酒の流通には手間がかかる面が多分にありますし、時期を決めて必要な分だけ酒販店さんに引き取っていただくっていうスタイルが、お付き合いとしてもメリハリが効いていいかななんて思ってるんですけどね。

今年は、味がとてもいいんじゃないかと感じてます。ちょっと辛めですが、雑実的な味が少なくてスッキリと味わって飲んでいただけるんじゃないかと思います。とにかく、皆さんに可愛がっていただけている特別純米の無濾過ですから、今後も評判がどんどんと上がるようにいいお酒にしていきたいですね。

写真は、ビン詰めされて最後のターンテーブルに流れてきた無濾過ですが、まだ肩貼りが貼ってないので普通の特別純米と区別が付きません。でも、よーくラベルを見ると紙質も違ってますし、若干色目も変わってます。ラベルを見ただけで無濾過だと判断できれば、そりゃ立派な鶴チューだと認定させていただきまっせぇ(笑)。


□□□ 3位で頑張るぞー!!! □□□
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ペット

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皆さんもお気付きかもしれませんが、このところ全く波風の立っていなかったブログランキングに、勢いのある新星が出現したみたいですね。最近は、自分のランキングへのバナーもクリックすることを忘れることがある岳志ですが(笑)、先日同じ様なポイントのブログが突然3位になっていてチトびっくりしました。

『飲み助』さんが1位、私が2位っていうパターンがずーっと続いていて、ある意味でマンネリだったのかもしれませんが、これからはかなり熾烈なレース展開になりそうですね。現に、この写真を撮った時にはこのブログは2位だったものの、UPマークが付いてますから昨日は3位だったっていうことで、既に抜かれつつあるっていう感じかな(汗)。

新たにお見えになった『美食生活』さんと私のポイントは拮抗してますが、あまり長いこと書き続けておられるようじゃないものの、書き慣れた筆致っていう感じで人気があるのも分かりますね。もしかしたら、今後このブログの定位置は3位っていうことになるのかもしれませんが、それはそれで仕方ないでしょう。

それに、よくよく見てみると、美食生活さんはポイントが10の倍数になってませんから、全ポイントのうちの何割かで私と同じようなポイントになっているってことで、全力勝負じゃ到底敵わないはずです。おとなしく観念してた方が、後々ショックが少なくて済むかもしれませんね(笑)。

ブログランキングのカテゴリーが『お酒・ドリンク』でマッチングが微妙な部分もありますが、とにかく飲み助さんも美食生活さんもとても対象が似通っていて、美味しそうなお料理と可愛い動物っていう組み合わせが定番になってますね。動物の写真は見ていて癒されますから、やっぱり拙ブログに勝ち目はないっていう気はします(笑)。

ですから、今後このカテゴリーが酒の肴とペットっていう流れになりそうな気配もあって、私もペットを飼わなくっちゃ上位を維持できないかもしれませんから、その辺をうろついている野良猫を蔵で飼い馴らすって作戦も考えましたが、あまり衛生的にイメージは良くないかもしれませんな(汗)。

それに、考えようによっては、長生社の蔵では麹菌や酵母菌っていう生き物を、ウヨウヨと数え切れないほど飼っているわけじゃないですか。ですから、あえてこれまで飼ったこともない動物を飼うなんていうそんな勝負に出なくても、同等かそれ以上の要件は満たしているものと考えられます(笑)。

常に麹菌や酵母菌の様子を皆さんにお伝えしようと心掛けてはいますが、動くわけでもないし、鳴くわけでもないし、すり寄って来るわけでもなくって、ペットという感度からは程遠いものがありますね(汗)。でも、滅多に飼うことの出来ない生き物たちですから、これからも頑張って表情をお伝えしますね。


□□□ 順位が下がっても応援よろしくお願いします □□□
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地形

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一昨日の戸倉山キャンプ場の記事の後にでも書こうと思ってて、突然の火事騒ぎで一日飛んじゃいましたが、今日は駒ケ根市の地形についてちょっとご説明してみようと思います。こんなの酒ブログでも何でもありませんが、この谷が自然の酒蔵になっているわけですから、たまにはこういう内容もいいでしょう(笑)。

一昨日も少し書きましたが、駒ケ根市は南北に天竜川が流れていて、その東側に南アルプス、西側に中央アルプスがそびえ立っている伊那谷に位置しています。天竜川は急峻な1級河川で、『暴れ天竜』の異名もあるほどで、かつて暴れた名残りとして河川の流域は平らに削り取られて『段丘』を形成しています。

ですから、東西にこの谷をぶった切って見ると、両方に高いアルプスがあって、その麓から中心の天竜川に向かって標高が徐々に低くなっていって、天竜川の近辺が一番低くて平らってことになっているわけです。なにもすき好んでこんな狭い場所に住まなくてもと思いますが、アルプスの裾野からは人が住める平らっぽい場所はそれなりにあるわけです(笑)。

そんなことを実感していただくには、空撮された大パノラマみたいな写真があればいいんですけど、先日キャンプ場に行った帰りに、何となく駒ケ根の地形が俯瞰できそうな写真が撮れたのでこんな記事も書いてみようと思ったような次第ですが、改めて今見てみると、そんなに分かり易い写真でもないんですよね、これが(汗)。

とりあえず説明に挑戦してみると、まず今自分のいる位置は、天竜川の東側の段丘の上です。この写真の後ろ側に南アルプスの山々があるっていうことです。目の前にそびえ立っているのが中央アルプスですが、改めていつもと違う位置から見てみると、なんと大きな塊であることかと思っちゃいますね。ちょうど真ん中あたりの雪がある頂が、主峰の駒ケ岳や宝剣岳になります。

そして、分かり難くて恐縮なんですけど、写真の上下の中程に緑色の帯のように見える部分があるじゃないですか、それが反対側の段丘の崖の部分なんです。切り立っていて人なんか住めませんから木が生えているだけで、そんな風にグリーンのベルトみたいに見えるんです。つまり、そのベルトの部分で地形が階段状になってるっていうことです。

そう思って見ると、中央アルプスの麓から段丘の上の部分までに家がゴチャゴチャとあるのがお分かりになるんじゃないですかね。それが駒ケ根市の中心市街地ってことになります。段丘の下にも家がありますが、これは段丘の下の天竜川流域の平らな部分にある家々なんです。もしあっち側から見たとしたら、このカメラは反対側の段丘のグリーンベルトの上に位置しているっていうことになるんですけどね。

イヤー、こんな説明じゃ分かりませんでしたね、スイマセンスイマセンスイマセン(汗)。こんなことなら、グーグルアースとか使った方がよっぽど分かりやすかもしれません。ま、この記事が消化不良の皆さんは、駒ケ根に来てキャンプでもしてみて下さればいろいろ実感できるでしょうから、是非遊びにおいで下さいねー(笑)。


□□□ キャンプでオフ会の案もないではありませんが・・・ □□□
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近火見舞



日曜日の午後3時過ぎこと。毎週のように週末にお酒のイベントなんかがあって家にいることも少ないんだけど、この日は丸ごとフリーになっていて、そろそろ日も傾いてきたし草取りでも始めようかと思い始めた頃。スマホが鳴ったので見てみると、社員のIさんからの電話でした。電話に出ると、何やら慌てた声・・・。

「会社のそばで火事だって!俺もすぐに行くから、専務も来れたら来てください!」とのこと。「そういえば、さっきからサイレンの音が聞こえてたよな」と思いながら、結構慌てて家を飛び出しました。会社と家は1.5キロくらい離れていますから自動車を走らせますが、まだまだサイレンは鳴ってましたね。

長生社が火事だってことじゃなかったですし、走っていて煙が見えるっていう訳でもなかったので半分大丈夫だとは思いましたが、それでも何が起こるか分かりませんから、気はせいてましたね(汗)。いつも使うルートは途中で止められてましたから、遠回りして反対側から会社に入りました。

万が一、会社の方にも類焼していたとしたら、蔵で私が使っているパソコンだけは救出したいとか、事務所のパソコンは持ち出せないだろうとか、電源が落ちたらサーマルタンクのお酒はどうしようとかいろいろ考えながらでしたが、どうやら火は消し止められていたようでしたし、会社側にも全く影響はなかった様子でホッとしましたね。

火元は会社の目の前のSさん宅で、消防の放送では「長生社北側、S宅、住宅火災発生!」っていうようなアナウンスだったらしいんです。長生社の名前が入っていたもんだから、社員のみんなにもいろんな人から電話が入ったようで、会社には社員がほとんど全員集合状態でした(笑)。

上の写真の真ん中奥に見える車庫の中のボヤだったみたいで、道を隔ててこの写真の右側が蔵になりますから、確かに長生社北側ではあるんですけど、そういうアナウンスに名前が出されると、まるで長生社までもが火事になったような印象になるのも事実で、関係者一同慌てまくったという顛末でした(笑)。

どうやら、Sさんがイベントで使った炭火の残りを後で片付けようとそのまま車庫に入れておいて、それに何かが引火したんじゃないかっていうことのようでしたが、やっぱり火の元には注意が必要ですね。自分だけが燃えるんならいざ知らず、人の家まで燃やしちゃったなんていうことになれば悲劇ですもんね。

長生社の蔵は土蔵ですから簡単に火災になることはないかもしれませんが、事務所の方はえっらく古い木造ですから火が付いたら一発でしょう(汗)。これを機に、もしも火事になったらどう対応するのか考えておきたいですね。冬の造りの間だって、どこから火が出るか分かりませんしね。それにしても、落ち着いた日曜日っていうのが、どーして迎えられないんですかねぇ(汗)。


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戸倉山キャンプ場



私が住み、信濃鶴が醸されている長野県駒ヶ根市がどこにあるのかはグーグルマップでも何でも使って調べていただくとして、その駒ヶ根市の中についてざっとご説明申し上げると、地理的には大きく2つのエリアに分けて考えるのが理解し易いかと思います。これは行政区分けとは合致しない部分も多いんですけどね。

簡単に言うと、駒ヶ根市には諏訪湖から静岡県の遠州灘へそそぐ『天竜川』っていう一級河川が南北に流れているんですけど、その天竜川の西側と、川沿いを含めた東側っていう2パーツです。長生社のある位置も含めて駒ヶ根の大部分は西側にあって、中央アルプスを取り巻く観光地を含めて市の中心部と言っていいでしょう。

川沿いの平野部・・・と言っても狭いもんですが(汗)・・・を隔てて市の東側は南アルプスのすそ野っていうロケーションで、あまり平らなエリアはありませんから集落も少なくてこれと言った繁華街はない場所ではあるんですけど、それでも面積的には市の半分くらいはありますし、人だってそれなりに住んでるんです。

この週末にちょっとした野暮用でこの東側の『中沢』っていう地区の奥まで行くことがあって、丁度いいから以前から気になっていたある場所に行ってみたんです。それが、タイトルにもある『戸倉山キャンプ場』です。私も、あまりこの中沢の置く深くまでは入り込んだことがなくって、そんなところにキャンプ場なんてあるのかと疑問に思ってたんですよね。

駒ヶ根市でキャンプ場って言うと、駒ヶ根高原の『家族旅行村』のキャンプ場が人気で、このブログでもお盆の恒例になっている岳志家の親戚キャンプでは毎年使わせていただいてるんですけど、その反対側の市の東側にもキャンプ場があるなんてつい最近まで知らなかったんです。私が知らなかったっていうことは、つまりはそれほど知られているキャンプ場じゃないってことは間違いないんですけどね。

で、行ってみると、確かにありました(笑)。中沢地区にだって酒販店さんはいくつもあって、私だってこれまで何百回となく足を踏み入れたことのあるエリアなのに、あんなに奥深い山の懐にそういう施設があるとは思いませんでした。キャンプ場の手前数キロは車のすれ違いもできないくらいの細い道だもんね(汗)。

でも、小さいんだけど管理人さんもいて、この時は誰も使っていないようでしたが、いつでも使える状態になってました。テントサイトが4つ、オートキャンプサイトが4つ、コテージが8つくらいあったかな?利用料もかなりお安いみたいでしたから、今度機会があったら使ってみようかな。運営は駒ヶ根市のようです。

私にとっては、ある意味で世紀の大発見だったので、あえてここでご紹介させていただきました(笑)。かなーりマイナーで、知る人ぞ知る場所ですが、戸倉山への登山道の入り口としてここを通る人は多いみたいです。写真は、このキャンプ場の周りの長閑な景色。皆さんも、是非、駒ヶ根のチベットへお越しくださいませ!!!


□□□ キャンプ場の写真は撮り忘れました(汗) □□□
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伊那予選

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このイベントに関してもこれまでも何回か記事にはさせていただいていると思いますが、駒ケ根市の隣の市である伊那市の商店街を会場として、地元の酒造メーカーが一堂に会した飲み歩きイベント『伊那街道呑みあるき』が週末に開催されました。日本酒メーカーばかりじゃなくって、ワインもビールもウィスキーもブースがあって、とても賑うイベントになってますね。

お酒を提供するっていうことはもういつものことなんですけど、ここ数年私達『伊那酒造協会』が取り組んでいるのが『利き酒選手権』なんです。一般のお客さんの中から興味を持っていただいた方を集めて、会場の一角で利き酒の腕試しをやってもらって、優秀な利き酒能力を持った人を見つけ出そうっていうわけです。

こんな場所でやってはいますが、この選手権は全国大会の中の、長野県予選の中の、更に伊那地方予備選みたいな位置付けで(笑)、もしも勝ち上がっていけば全国大会にまで行けるっていう夢のあるコンテストなんです。実際に、上位2名の方は交通費はこちらからお出しして、毎年県大会にまで行っていただいているんですよね。

今回、私達としてはちょっとした思い入れもあってこの選手権を開催したんですけど、実は、昨年の全国大会で優勝したのが長野県の代表の女性の方だったりしたもんだから、2匹目のどじょうを狙おうと、もしかしたらそれが自分達の地方から輩出されるんじゃないかと、淡い期待を込めて皆さんに声をかけさせていただきました(笑)。

何年か続けてやってますから、もう常連さんみたいな方もいらっしゃって、待ってましたとばかりに受け付けに並んでいただいたんですけど、そんなことを何も知らずにただイベントに参加しに来て、面白そうだからやってみようなんていうお客さんもいらっしゃって、ま、ある意味でこの会場は宝の山なのかもしれません(笑)。

きき酒の方法は、6点のお酒を最初に利いて、その後に同じ6点を順不同で利いてマッチングさせるようなやり方なんですけど、6点ものお酒をどれとどれが同じお酒なのかを言い当てるのは実はとっても大変なことです。正直に申し上げれば、たぶん私じゃ全問正解はまず不可能なんじゃないですかね(汗)。

かなり味の違う6点であれば利き分けもし易いでしょうけど、今回は同じお蔵さんの6種類の商品が出されてましたから、難易度はかなり高かったと思います。それでも、優勝の方の成績は2種類のお酒を入れ違いにしただけであとの4種類は正解でしたから、ほぼ全問正解と言ってもいいでしょうね。おめでとうございました!!!

この全国利き酒選手権伊那予選から全国大会への出場者が出てくれることを期待していますが、全国大会は10点くらいのマッチングで、大抵全問正解者が出ますからかなりのレベルじゃないと太刀打ちできません。今回勝ち残った2名の方のご健闘を祈りながら、この日のイベントも大盛況のうちに終了しましたとさ。


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分析技術

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たまにはちょっとご高尚な内容のブログにして、読者の皆さんから少しは敬意を集められるようにと考えて上の写真を撮っておきました(笑)。この論文の内容をある程度理解してから内容をお伝えしようと思って斜め読みしたんですけど、結局私にはよく分からんレベルだったので、敬意を集められる記事にはなりそうもありません(汗)。

簡単に言っちゃうと、純米酒かどうかを判定するためのひとつの指標になる分析方法についての論文なんですが、ちょっと難し過ぎて内容を噛み砕いてご説明なんてとてもできそうにありませんし、そもそも自分で理解できませんでした(涙)。この歳になると新たな知識を吸収するのは、だんだんと壁が高くなってきますねぇ。

以前にも記事にしたことがあったと思いますが、お酒の本体の主成分はエチルアルコールっていう化学物質になるわけで、ひと言でエチルアルコールと言っても、実はちょっとだけ違いのあるいくつかの種類に分けられるみたいなんですよね。そこを厳密に分類することで、どういう原料から造られたエチルアルコールなのかが分かるっていうんです。

いろんな状況がありますから一概にはご説明できませんが、一番単純に考えると、純米酒にはお米から造られたエチルアルコールしか含まれませんが、アルコール添加がされた本醸造酒にはお米から造られたエチルアルコールと、サトウキビから造られたエチルアルコールが混在していたりするわけです。

これは、後から添加されたアルコールの原料がサトウキビだった場合ですが、一見同じに見えるエチルアルコールも、詳しく見てみると内容や構成比が異なっていて、その割合が大きくなれば「このお酒は純米酒ではない」っていう判断ができることになります。近年はこの手法で国税庁さんにウソの純米酒が摘発されるケースが増えているようですね。

こんな分類を可能にしているのが、炭素の同位体ってヤツなんだそうですが、エチルアルコールの分子の中にある炭素原子をよくよく見てみると、それが米由来のものなのか、サトウキビやトウモロコシ由来なのかが分かるんだそうで、上の論文ではその区別がより明確にできる方法があるっていうような結論になってましたね。

例えば全国新酒鑑評会に純米吟醸の部ができたとして、この出品酒が本当に純米酒なのかどうかを判断するとしたら、こういう方法によることになるんだと思います。ただし、添加されたアルコールが米から造られたものっていうことになると、結局この方法では判別できないってことになるみたいですけどね。

上の写真にあるグラフをご覧になればお分かりのように、お米に代表されるC3植物とサトウキビなどのC4植物とでは明確に区別ができてますし、C4植物の中のサトウキビとトウモロコシでも区別ができるくらいなようですから、これからの分析技術は更に発展していくんだと思います。しかし、このくらいの論文がサラッと読み流せるくらいの勉強をしておかないと、最先端から取り残されそうですねぇ(汗)。


□□□ ポイントが低調気味です(汗) □□□
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コンデンサ

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今日の写真をご覧になると、何か機械モノに関する記事かと思われるかもしれませんが、ハズレです。なんとなくネタが尽きたもんだから、とりあえず残っている写真の中から使ってみただけです(笑)。ブログの文章を書くこと自体に苦労はありませんが、フッと書くことがなくなるような日があって、内容探しには困ることは多々ありますね(汗)。

このブログがいつまで続くか分かりませんが、もうそろそろ年間を通してネタ切れっていうか、毎年書いてるような記事が多くなってきて、読者の皆さんにも面白い話を提供できなくなってきている感がありますね。私としても時間をそんなにかけられるわけでもなくって、ほとんど中身の無い記事を書いちゃったりしてお恥ずかしい限りです(汗)。

あまり私的なことは書いているわけじゃありませんし、毎日仕事に関する内容をいろいろ書いていれば、たぶん数年間くらいで大体のことは書いちゃうんでしょうね。もっと個人の日記的に書けば多少のバラエティは出てくるかもしれませんが、一応信濃鶴の看板しょってるブログですしねぇ・・・。

こういうボヤキ的なブログもたまにはいいと思ってますが、それが多くなってきたら、それこそ何のためにブログを書いてるか分からなくなっちゃいますよね。何か面白そうなことを読者の皆さんに少しでもお伝えしようとは思ってるんですが、そういうモノがないと途端に内容がつまんなくなって申し訳ないです。

・・・と、ここまでが前振りね(笑)。いやー、この写真だけじゃとても話が持たないからダラダラと愚痴ってみましたが、実にイカンですなぁ、こんなことじゃ(汗)。この記事は朝書き始めたんですけど、あまりに何も頭に思い浮かばなくて結局朝のうちに書き切れなかったんですよね。ま、思わぬ電話が入ったりしたせいもありますが、やっぱり慌てちゃダメでんな。

気持ちに余裕がありさえすれば、きっとこの訳の分からん電子部品の写真だけでも話がひとつは書けるでしょう(笑)。8年近くに及ぶ毎日のブログ生活は、どんな些細な事でも何倍にも膨らませて記事に仕立てる能力を少しは身に付けてくれたはずですが、まだまだ修行不足のために、ひっ迫した状況だと能力が発揮できません(汗)。

さ、ほんじゃ、この部品のご説明をしましょうかね・・・って、全然良く分からない部品なんですよ、ホントに(笑)。蔵で使っていた換気扇の中にあって、換気扇が動かなくなったのはこのコンデンサーらしき部品の故障じゃないかって話になったんだけど、こんなもんどこに売ってんだか分かりゃしません(汗)。

ネットでググってみると、『ACコンデンサ』とかいうものらしいですが、換気扇の中で一体どういう役割を担っているのかも見当が付きませんし、そもそも本当にコイツが壊れているのかどうかも定かじゃありません・・・「こういう話は直してから記事にしろよバカタレ!」っていう神様の声が今聞こえたような・・・(笑)。


□□□ ちゅーとはんぱな記事でんなぁ □□□
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段ボール箱

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長野でのイベントが終わって帰って来たと思ったら、翌日は岡谷市と小諸市へ出かける用事があって、またまた自動車での遠征に相成りました。県内を移動する時には移動手段としては車を使うことが多くて、かなり辺鄙なところでもない限り、大体通い慣れた道が頭に入っている感じですね。

しかし、こんなにあちこち動き回っているんなら、もうちょっと信濃鶴の売り上げが伸びても良さそうなもんなのに、なかなかそうはいかないところが悲しいですねぇ(涙)。正に貧乏ヒマなしを地で行ってる感じですが、やっぱり例年より忙しいせいか、今年は全然体重が増えてきませんよ(笑)。

岡谷市は、銘酒『神渡(みわたり)』醸造元の豊島屋さんにお邪魔してきました。先日も記事にしたクール便問題で、はっ水性のある頑丈な段ボールが必要だってことになって、今月予定されている無濾過生原酒の発送に必要な段ボール箱を、豊島屋さんがお持ちの在庫から分けていただくことになってたんです。

豊島屋さんの地元銘柄は『神渡』ですが、県外で名前が知られているのは『豊香(ほうか)』かもしれません。こちらは、販売する酒販店さんを限定して出荷している特別な商品っていう位置付けで、東京の有名店さんには置いてありますし、いろんな雑誌に登場することも多い銘柄に育っているようですね。

『豊香』ブランドの中にはいくつも商品があって、私もそのうちの少ししか飲んだことはありませんが、名前のごとく香りもあって飲み易い今風の酒質だと言っていいでしょう。長野市の居酒屋さんでいくつかの銘柄の飲み比べをした時には、私の中では一番美味しかったっていう記憶があって、良く売れているのが理解できる味わいでしたね。

私は、豊島屋さんは初めてお蔵の方までうかがったんですが、岡谷市のど真ん中っていうような場所で、その他の事業も手掛けられていますから、とても広い敷地の中の一画に醸造部門があるっていうロケーションでした。お酒の販売だけでも鶴の何倍もあるのに、その他の事業の方が断然大きいんだから、ある意味で大財閥です(笑)。

段ボール箱は高々100枚分でしたから、私の車にも簡単に積めると思ってたんですけど、やってみると意外とパンパンになっちゃって、ルームミラーで後ろを見ることができないくらい(汗)。この後、更に遠征して小諸市まで向かったんですけど、途中の峠道では車の中で段ボールがギシギシ音を立てるし後ろは見えないしで、それなりにストレスでした(笑)。

この段ボールについては後日またレポートできるかもしれませんが、自社で大量に発注すればもっと安上がりなんでしょうけど、長生社じゃ使う量が少しなもんだから、今のところ多少割高でも分けてもらうのがベターでしょうね。なんとなく、ずーっと段ボールの匂いを嗅いでいたような一日でした(笑)。


□□□ 小諸市は結構遠いです □□□
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帳面移動

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お酒造りの現場では様々な帳面の記入が義務付けられているっていうことは、これまでもこのブログでご紹介してきた通りですが、全てのアルコール飲料は酒税の対象になっているっていう事実がその背景にはあって、その辺の規定は酒税法によってなされているもんだから、結構厳しく監督されていると言っていいでしょう。

帳面とひと言で言っても様々な種類がありますし、お酒の製造に関しての部分、製品ビン詰めに関しての部分、出荷に関しての部分と様々なパートに分かれています。そのパート間のやり取りを、長生社では5月から6月に月次が移行する時にすることにしています。こんなこと言っても、なかなか理解はできないと思うんですけどね(汗)。

簡単に言えば、製造に関する諸々の内容を、お酒が完成した状態にしてビン詰めやら販売のパートに明け渡すわけです。蔵の中で製造して、調合して、火入れして完成形になったお酒を、どのタンクにはどんなお酒がどのくらい入っているかを明確にして、商品にできるような所作を帳面上で行うっていうことです。

実際にやる内容は、『容器移動簿』と呼ばれる帳面にお酒の容量を記入していくことがメインになりますが、数がたくさんになるとそれなりに大変ですし、ミスなく書き写すことにとても気を使うんですよね。細かい数字を息を詰めて書き込んでいく作業は、かつて経験した書道で1枚を書きあげる緊張感に似ているかもしれません(笑)。

こんなこと細かくご説明申し上げても仕方ないかもしれませんが、せっかくですからちょっとだけ解説してみると、上の写真にあるように、この帳面は同じ用紙が何十枚も重なっている形になっていて、1枚が1個のタンクに対応しています。蔵の中に50本タンクがあれば50枚必要になりますが、空のタンクの用紙は用意しなくてもいいんです。

で、その期の造りが終了した時点で、どのタンクにどれくらいのお酒が入っているのかをここに書き込むわけです。お酒のやり取りがごちゃ混ぜにならないように、今年は5月の末日で移行させました。各お蔵さんでそれぞれのやり方があるでしょうけど、とにかく酒税法にのっとって間違いなく処理すればいいんです(笑)。

用紙が20枚くらいになると、だんだんどれがどれだか分からなくなってきそうになりますが、息を殺して正確に書いていきます。全部書き終わって見直しが終わった時のそう快感は格別なものがありますよ(笑)。ま、私がこういう作業が苦手だっていうことなんでしょうけど、毎年気合を入れないと出来ない仕事のうちのひとつです(汗)。

これで、ほぼ蔵の中の仕事は終わりになりました。機械類の片付けも大体終わったようですから、ようやくいろんな意味で蔵から解放されたってことになりますかね。そこまでやったら、あと数ヶ月は寝て暮らせるなんてぇことになればいいんですけど(笑)、これからは夏粕の袋詰め作業が始まりますから、やっぱりヒマ無し生活は途切れることはありません(涙)。


□□□ 営業回りもまだまだあるし □□□
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信州酒Trap



先日、慌ててのご紹介になっちゃった『信州酒Trap』が6月8日の日曜日に開催されましたからそのレポートを・・・と思ったんですが、テンヤワンヤで1日が終わっちゃって、全く写真が撮ってないってことに気が付きました。仕方がありませんから、当日持ち歩いて皺くちゃになっているパンフレットを載せておきます。スンマセン(汗)。

初めてのイベントは不安が多いものですが、今回もお客さんはうまくさばけるのか、お料理は足りるのか、事故が起きたりしないかと、主催者側のS酒店さんはとても気を使っておられましたが、結果的には大きな問題もなく上手くいったと言っていいんじゃないですかね。お天気がなんとか持ってくれたのも幸いでした。

チケットを購入して、そのチケットにスタンプラリーのようにハンコを押しながら、長野駅近郊の5軒の飲食店さんを回る飲み歩き形式で、各お店には2蔵ずつ日本酒メーカーのブースが設けてありました。全ての銘柄を飲むと10個のスタンプが溜まって、後はどこのお店に行って飲んでもいいっていう決まりでしたね。

参加者の目標は250人だとおっしゃってましたが、初回だっていうこともあって、「ま、半分くらい集まればなんとかなる」くらいの心づもりが、前売りが予想以上に売れて、「当日券を売るか売らないか迷ってます」なんて話になってましたから、集客は大成功だったんだと思います。

ネット上で日本酒イベントを告知するサイトもあるようで、長野市のお客さんが多いのは当然として、私に話しかけて頂いたお客さんには京都府や栃木県からこのイベントのためにお越しになった方達もいてビックリしましたね。もっと大きな規模ならいざ知らず、最近の日本酒イベントの集客力にはスゴイものがあります。

信濃鶴は長野駅東口の『酒音いいだ』さんに、銘酒『岩清水』のK君と一緒に入れさせてもらったんですけど、店内は狭いもんだからブースを作るわけにいかなくって、お店の外にテントを張ってその下でお酒を提供しました。お天気が回復してくれたから良かった面もありますが、店内よりもお客さんが伸び伸びと飲んでおられる感じがして良かったですね(笑)。

こういう形式のイベントは最近多くなってますが、長野市ではこれまで開催されたことはなかったんだそうです。例えば、東京の四谷で開かれる『大長野酒まつり』とか、県内でも松本市では同様のイベントが毎年開かれているようです。そういう状況にしびれを切らせた酒販店さん2軒と、飲食店さん5軒が、完全赤字覚悟で企画してくれたのが今回の酒Trapだったわけです。

私たち蔵元はお声をかけて頂いただけで、企画にそれほどタッチしているわけではありませんが、「信州のお酒の良さを広く知ってもらいたい。その情報発信源は東京じゃなくって地元信州であるべきだ」っていう主催者のみなさんの思いにはただただ感謝するばかりです。料理が足りなかった等の反省点はあるでしょうが、どうやら今回だけで終わるわけにはいかない感じですから(笑)、是非ともこのイベントを大きく育てていっていただきたいですね。


□□□ 『いいだ』さんありがとうございました!!! □□□
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反動

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先日、全国の清酒メーカーの出荷数量のレポートが届いて、消費増税前後の出荷について私も興味があったもんだからしっかりと拝見したんですけど、まぁ、大方の予想通りの動きっていう感じでしたかね。3月には仮需があって、4月にはその反動で落ち込むだろうっていうそのままの数字が載ってましたね。

具体的には3月が昨年対比で110%、4月が82%となっていて、仮需に対して反動の方がかなり大きい様にも思えますが、どういうことなんでしょうかね。売れた数量がどうこうよりも、消費者のマインドの冷え込みが大きく影響しているのかもしれないなんて思ったりもするんですけどね。

信濃鶴は4月はそれほど落ち込まなかったんですけど、落ち込みがひと月遅れでやって来たった感じで、5月はヤバイ結果でした(涙)。他のお蔵さんの様子も気になるところですが、夏までに消費が回復するかどうかなんて、いろんなアナリストの方々も言っておられるようですから、もうしばらくはこの傾向が続くのかもしれませんね。

そういうちょっと苦しい状況は、私たち造る側の中でも、買って消費するお客さんの側の中でも、意図するかしないかに関わらず、多少の変化というか取捨選択が行われていく機会になる可能性があると思うんですよね。消費税が上がったわけですから、購買行動は少しは抑制されるわけで、そんな状況で今までと同じでいくのか少し変えてみるのかっていう意識にはなるじゃないですか。

お酒なんかは、生きていく上でどうしても必要なものじゃありませんから、もしかしたら「これからはもう買わない」っていう選択がされるかもしれませんが(汗)、いずれにしてもアルコール摂取人口が減っていく現在、ブームになるとかならないとかいう要因を除けば、売り上げが落ちるきっかけにはなり得るでしょう。

そういう中で消費者の皆さんが何を選んでくれるのかって考えると、純米酒っていう辺りはいい落とし所のような気はするんですけどねぇ。とっても強引に自分の側に話を持ってきているわけですけど(笑)、もうそんなにたくさんは飲まないし、かと言って高級品に回すお金も減るとなると、それほど高くない普段飲みの純米酒なんていい立ち位置のような気がするんですけどね。

で、信濃鶴がバーンと売れるようになるわけですよ(笑)・・・って、そんなことにはならないにしても、日本酒の中で純米系のお酒が着実に伸びてきているのは事実ですし、先のレポートでも純米系は伸びてましたから、やっぱり今後もそんな風向きは変わらない気がしますね。鶴も増税の反動から早く立ち直れたらうれしいんですけどね。

写真は業界新聞ですが、全国新酒鑑評会でも純米吟醸での出品が着実に増えていると報じています。それだけ全国のお蔵さんも、純米酒に力を入れてきているんでしょう。増税の影響はどの小売業界にも等しくあるわけですが、日本酒業界や、とりわけ純米酒の動きなんかが他より先んじて良くなってくれると、今後の展望も明るくなるんですけどね。


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小梅

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目に鮮やかな緑色ですが、これはフォトレタッチソフトで色補正したとかいう訳じゃなくって、実際にとてもきれいな色なんですよ。ま、スマホのカメラじゃ限度があるにしても、こういう色であったっていうことは事実です。ただ、鮮やか過ぎちゃって、美味しそうっていう色じゃないのも確かなんですけどねぇ(笑)。

これは、正しくはどういう名前なのか分かりませんが、『小梅』って私達は呼んでいて、紀州の南高梅みたいなでっかいヤツじゃなくって、毎朝一粒ずつ食べるような小さいタイプの梅です。大きい梅は梅干しにしてネチョッとした食感になりますが、これはどちらかと言うとカリカリした仕上がりになります。

カリカリとした仕上がりになります・・・と書いたものの、ならないんだな、これが(涙)。我が家の小梅の最大の問題点は、私達が求めるこのカリカリ感がでないことなんです。当然食べられるし、不味いわけじゃないんだけど、パリッとした食感で食べたいのに長年上手くいかずにスッタモンダしているんですよね(汗)。

『梅をパリッと漬ける素』みたいな商品も売っていて、そんなのも使うんですけど、毎年毎年どーしても思った通りになりません。女房が思い込んでいる漬け方の中に、どこか決定的に違った部分があるような気もするんですけど、そんなの塩加減くらいしか思い当りませんし、梅の種類が違うのかなぁ。

その問題点は解決しないものの、毎日のように口にするものですから、仕込みにはできるだけ手をかけてなるべく美味しい梅漬けにしたいですね。これも毎年の記事になる大きな梅の梅干しはとても手がかかるんですけど、それに比べれば仕込みはかなり簡単です。基本的には塩漬けして、その後に赤シソを入れるだけです。

手をかけようと思えば、実に付いているヘタを取るかどうかっていうことになります。実の頭にちょこっと付いていて、大きな梅だと簡単に取れるし数も少なくて済むんですけど、このちっちゃいヤツだととても細かな作業になりますし数もありますから、女房は大抵手を抜いて取ってないみたいです(汗)。

今年はそれをしっかり取って、より美味しい梅漬けにしようってんで、先日家族全員で夜なべ作業と相成りました。どうやら、収穫してからすぐに塩漬けにしなくっちゃならないみたいで、頼んであったお店から届いたその日にやっちゃった方がいいんだそうです。写真の右下に取ったヘタが写ってますけど、お分かりになりますかね。

女房曰く、冷蔵庫に入れておくとパリパリ感が持続するようなんですけど、大きな甕のまま1年中入れとくわけにもいかないし、なるべく売り物に頼らずに食生活を送ろうとしている我が家では、今後もパリパリ感を求めた研究が続きそうです(笑)。


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初来駒

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先日会社にお越しいただいた、埼玉県川口市のO商店さんご夫妻。鶴をお取り扱いいただくようになって数年経ちますが、私がお店にうかがう以外にもちょっと一緒に飲みに行ったりしたこともあって、それなりに深くお付き合いさせてもらってるんですけど、初めて駒ケ根まで来ていただくことができました。

実は、このお店は女房の実家と同じ市内だっていうことで、実家に行った時にはかなり近くにいるはずなのに、車の運転に不慣れなもんだから、思ったほどにはお寄りすることができなくて失礼しちゃってるんですよね。慣れない都会の道をあれこれ迷いながら運転するのは、田舎もんには難しい芸当です(汗)。

どんな環境で、どんな蔵で、どんな設備でお酒を造っているのか見ていただくことが一番の目的ですが、そういうものを肌で感じてもらうことで、またお客さんへのセールストークにも実感がこもって、とてもいい信濃鶴の伝道師になってもらえる気がして、わざわざ来駒していただく酒販店さんは大歓迎してるんですよね。

これまでだって、どんな風にお酒造りをしているのかってことに関してはお話ししているつもりなんですけど、やっぱり製造の現場で何かを見ながらの話っていうのはリアリティが違ってきて、聞いていただく酒販店さん側の理解度も深くなりますから、実際に製造している最中でなくても、現場に立つっていうことは重要なんだと思います。

私としても、これまでいろんな酒販店さんを回って、それぞれにいろんなお話はさせてもらってきて、信濃鶴に関する大体のことはお伝えしたもんだと思い込んでたりするんですけど、案外こうやって改めてじっくりとお話しする時間を持ってみると、まだまだ話し足りない部分もあるんだなぁと感じることが多いですね。

今回も、お話ししている途中で「あー、そうだったんですねぇ」なんて相槌を打たれると、「あれ、このことまだお話ししてなかったのかなぁ」なんて気が付いたりなんかして、全ての内容を多くの人に完全にお伝えするのって大変なことなんだと改めて思わされましたね。ま、私の説明の至らなさが一番大きな原因かもしれませんけどね(汗)。

このブログもお読みいただいているOさんは、もう鶴に関してはかなりの事情通です。私がどこで何をやったかなんて大体把握されてますから、私自身に関してはほとんどお話しすることはありません(笑)。蔵見学の後は、駒ケ根の観光案内をぐるっとさせていただきましたが、次回はしっかりと飲めるようにお越しくださいねー!!!

それから、付け足しの様になっちゃって誠に申し訳ないんですけど、実は6月8日のイベントの告知を失念しておりました(汗汗汗)。『信州酒Trap(信州地酒の旨い罠)』と題して、13時から18時まで長野駅近郊の飲食店さん5店舗で、飲み歩き形式のイベントが開催されます。信濃鶴は『酒音いいだ』さんにブースがあって私がいる予定です。参加蔵は全10蔵。その他『酒然みちのか』さん、『お料理ひ魯ひ魯』さん、『酒彩まんち』さん、『優羽』さんが会場となってます。前売1000円、当日1500円、各店舗のおつまみ500円ってことですので、ご興味のある方はご参加くださいね!(お問い合わせは070-6978-9135新崎さん)


□□□ Oさん、奥さん、来駒ありがとうございました!!! □□□
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日本酒ブーム

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東京の酒販店さんとお話ししていると、大抵のお店では日本酒は伸びているっておっしゃいます。バカ売れっていう程じゃないにしても、実際に売り上げの数字を計算してみなくても、少しずつ増えているのが実感できるほどらしいですね。私のうかがった印象だと、もしかすれば2割くらいアップしているのかもっていうような感じです。

一時のワインや焼酎のような『ブーム』じゃないんだけど、それっぽい流れはあるみたいで、あまり急激に火がつくと売上カーブが急上昇はしても、ピークを過ぎると急降下ってことになるのはこれまでの歴史が証明しているところで、どの酒販店さんもブームは望んではいなくて、地道に伸びていくことを期待しておられましたね。

これが首都圏以外になるとそれほどのことはないようなんですけど、それでも少しは上向いてるっていうのは共通の認識みたいで、数パーセントから1割くらいいっているお店もありそうです。いずれにしても、少し追い風が吹いているのは確かみたいなんですけど、どーして鶴の売り上げは伸びないんでしょーか(笑)。

ここ数カ月は消費増税で出荷量が乱高下している状況でもありますからあまり参考にはならないんですけど、トータルとして鶴の売り上げはあまり変化ありませんね。落ちてないだけ有り難い話なんですけど、県外出荷もある程度はあるんだから、もうちょっとは恩恵に与ってもいいような気がするんですけどねぇ(汗)。

考えようによっては、日本酒が再認識されてきているっていうよりは、数年前に怒涛のように焼酎に流れて行ってしまったお客さんが日本酒に戻ってきているだけっていうとらえ方もあるかもしれませんね。あの時以来、日本酒の消費量は焼酎に追い抜かれちゃってるわけで、目を覆いたくなるような逆転劇ではありました(汗)。

あの頃、居酒屋さんでも焼酎がメインになっちゃって、メニューを見ても焼酎はズラリと種類が書いてあるのに、日本酒は最後の方にただ『日本酒』とだけ書いてあったりなんかしてね。もっと悲しいのは、日本酒がメニューに載っていないお店すらありましたから、特に大きなチェーン店に入った時なんかは、今でもドリンクメニューにしっかりと目を通すクセが付いてます(笑)。

そこまで大きく振り子が振れてましたから、少しは戻ってきてもいいでしょうし、その振れ幅からすれば多少日本酒の上昇分が大きくても当たり前なのかもしれません。そのきっかけになったのは3年前の大震災で、現地の蔵元のお酒を復興支援のために飲みましょうっていう機運が大きかったんだって分析する方もおられますね。

いずれにしても、我々蔵元や酒販店さんにすれば、ブームにはならなくてもいいから一過性ではない、堅実な上昇が長く続くことを切に望みたいですね。その先に、新たな日本酒の地平線が見えるかもしれません。そこまで行ったら、ようやく鶴だって売り上げが伸びるかもしれませんしね(笑)。


□□□ 気長に頑張りますかね □□□
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冷蔵配送

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我が酒造業界で最近かなりのトピックになっているのは、以前にもここに書きましたが、お酒の冷蔵配送についてです。一般的な火入れ商品については常温での発送になりますが、今のように生酒系の商品が多くなってくると、どうしてもお酒を冷やした状態で送りたいっていう要望が出てきます。俗に言うクール便ですね。

信濃鶴では2月、4月、6月、8月に無濾過生原酒の発売がありますから、この6月分や8月分に関してはこれまではクロネコヤマトさんのクール便で発送してたんですけど、この春から送れる重量の限度が低く抑えられちゃったのと、それと同時にクール料金が相当な値上げになっちゃって、これまで通りにはクール便を使えない事態に陥りました(汗)。特に、一升ビンについてなんですけどね。

もし、クール便で発送したければ、これまで利用していたプラスチックの6本入れの専用ケースを使うと、重量の制限によって4本までしか入れられないっていうことになるようです。かつ、クール料金も、これは交渉の余地があるのかもしれませんが、これまでの3倍近い値段に跳ね上がっちゃって、1本当たりの総量に換算するととんでもない値上がりなんですよね(汗)。

これのひとつの抜け道とすると、段ボール箱を使うっていう方法があります。段ボール箱自体は軽いので、6本入りの段ボール箱に5本までは入れられるそうです。1本余分に送れることにはなりますが、クール料金はかかりますから、やっぱり相当な値上がりを覚悟しなくっちゃならなくなります。段ボール代も余分にかかりますしね。

いろんなお蔵さんのやり方を参考にさせてもらって、県内の同業者の皆さんからの情報も勘案すると、もうクール便は使わずに、6本入りの段ボール箱に6本の一升ビンを入れて、それと一緒にかなり大きめの保冷材を同封して発送するっていう手段が、コスト的には最も安上がりじゃないかっていうのが今の結論のようです。

クロネコヤマトさん以外の業者もいろいろあって、相当な重量までクール便で対応してくれるところもあるんですけど、そういう場合は基本になる送料がかなり高く設定されていて、トータルで考えると結局割高っていう計算になっちゃうんですよね。状況に応じて細かく使い分ければいい部分もありますが、それも面倒ですしねぇ(汗)。

クール料金は不要になりますが、段ボール箱と保冷材が余分に必要になって、結局以前よりは少しコストアップになります。それでも許容範囲っていうレベルですから、今年はこのやり方を試してみようと思います。県内でも既にこの方法を採用しているお蔵さんがあって、そこから資材等も調達できそうです。

一晩くらいなら大丈夫だからクール便を使わないでもいいっておっしゃる酒販店さんもありますから、それほどナーバスになる必要もないかもしれませんが、どの程度冷やせるのか会社でも実験してみようと思ってます。今から考えると、これまで非常に楽をさせてもらってたわけですが、やっぱり冷蔵で商品を遠くまで送ろうとすればそれなりにお金がかかって当然と考えるべきなんでしょうかね・・・。


□□□ ワンクリックはノーコストです! □□□
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修繕

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もう工事自体は終了しちゃったんですけど、我が社としては珍しく建物の修繕をしたので、チトご報告をしておきましょう。そんなに大きな工事じゃなくって、製品倉庫の外側についている軒の屋根を新しくしたっていうだけの話です(汗)。新しく倉庫を作ったなんて言えば、景気良さそうな話になるんですけどねぇ(笑)。

上の写真は、修繕するために元あったの木の部分を壊している時の物ですが、今では真新しい、後ろの建物に似つかわしくない程の軒になってます。この程度のことなのに、大工さんや鉄鋼屋さんが何人も入って、結構なにぎわい(?)になった長生社でしたが、別に特別な意味のある工事じゃなかったんですよ。

「こんな時期に?」なんて思われるかもしれませんが、この修繕は今年の冬に例の大雪が降った時に、雪の重みで壊れちゃった所を直したっていうだけの話なんです(笑)。軒がガッサリと落ちちゃったわけじゃないんですけど、結構見るも無残にひしゃげちゃって、下からつっかい棒をかませて何とか持たせてたんです。

この軒だけに積もった雪で壊れたなんていうことはなくって、その上の大きな屋根から滑り落ちてきたような雪もあって、耐え切れなくなって壊れたみたいですが、いずれにしてもあの時の大雪はすごかったです。また同じような雪になったら、今度はどこが壊れそうか事前に考えておかなくっちゃなりませんね(汗)。

そういう時に使える保険に入っていたらしくて、そのお金をあてがえたから何とかなりましたけど、そうじゃなかったら軒を取っ払うだけになっていたかもしれません(汗)。その保険のやりくりに時間がかかったのと、工事をお願いしてあった大工さんが忙しかったのとでこんな時期の修繕になったわけです。

長生社は外見がボロいんですよねぇ(汗)。外見には全くお金をかけずに、中味に集中して投資してますから、私が会社に入ってから建物自体を新たに建築したり、大規模に改修したりしたことはありません。中味はガラリと入れ替わった部分もありますが、外見が変わるっていうことには非常な新鮮味を覚えるんですよね(笑)。

土蔵がメインですから今や簡単には補修とかもできませんし、お金がありませんから新しく何かを建てるなんて不可能です(涙)。建築の基準やら消防法やらがうるさくて、簡単に増築みたいなことすらできないなんて、他のお蔵さんの方が言っていたのを聞いたことがありますが、それ以前の問題ですな(笑)。

そんな中で、ほんの一部分ですが新品の軒が付いて、毎日新鮮な気分で眺められるのはちょっと嬉しいことです。信濃鶴がもっと売れて蔵の修繕にお金が回せるようになったらいいんですけど、今のところそんなわけにもいきません。また大雪でも降って、蔵の屋根が全部落ちちゃったなんていえば建て替えられるのかもしれませんが、そんなことになったら、中味も助からないでしょうから、結局美味しい話にはならないんでしょうなぁ(笑)。


□□□ 1位とエラク差がつきましたね □□□
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ひと休み

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気が付けばもう6月に突入しているわけですが、イヤー、先月は多忙過ぎてかなり疲れましたねぇ、ホント!!!連休が明けたと思ったら、長野の酒メッセin東京、宮城へ酒造組合の研修旅行、広島の全国新酒鑑評会と毎週予定が詰まっちゃって、会社にいた時間の方が短かったんじゃないかと思うくらいでしたね(汗)。

全てが週の中頃のイベントでしたから、会社でやっておいて欲しいことなんかは指示は出すものの、若手ひとりでやらせるような仕事も多くていつも気がかりでした。まだ蔵の片付けが終わっていないくらいの状態ですから、あれこれやることもあって心配もしましたけど、とりあえず無事に乗り切ってくれたようでホッとしてます。

平日に外回りしてるんですから、結局しわ寄せは週末にくるしかなくって、先月は休日返上でいろいろやらなくっちゃなりませんでしたから、休みが取れなくて疲れた面もあったと思います。こんな小さな会社でも、3日も4日も会社を空けると机の上には仕事が積まれることになって、それをこなすために2日ある休日がなくなるっていうサイクルでしたね(涙)。

例えば、メール対応なんて1日1件程度のものですから、いつもだったら毎日ちょっとの時間さえあればできることなんですけど、これが4件、5件溜まってたりすると、何となくすぐに手が付かない心理的な壁になっちゃったりします(汗)。やり出せば早いんですけど、中には手のかかるものもあって、案外時間を取られるんですよね。

週替わりで東京、仙台、広島だなんて言うと、まるで日本を股にかけるビジネスマンなり芸能人のようじゃないですか(笑)。でも、売り上げに直結するような仕事でもありませんでしたから、それじゃイカンと、プラスアルファで営業回りもある程度できたのは、今後も楽になるし良かったですね。

東京はかなり集中的にお店回りができましたし、宮城や福島も何軒かお邪魔できました。広島からの帰りには大阪に寄ろうと思ったんですけど、新幹線からのアクセスが面倒くさかったので名古屋のお店回りに切り替えて正解でしたね。それにしても、こんなに遠くまで鶴を扱っていただけるお店があるってことは有難いことです。

もう一点、この疲れたー感の要因に挙げられるのは、夜の飲み営業ってのもありますかね。こんな楽しい営業はありませんが、ベロンベロンに酔うわけにもいきませんから、こんな私でもどこかでブレーキがかかって、完全なるストレス発散にはなってないんでしょう(笑)。写真は仙台のお店のディスプレーですが、まずはご挨拶から入りますから、そこで前のお店で飲んだお酒が少し抜けるのかもしれません(汗)。

今後はあまり大きな外出予定は入ってませんから、とりあえずはひと休みってところです。まだ前期の造りのまとめもできてませんから、少しそんなこともやりながら、身の周りの片付けに精を出そうと思います。気晴らしの旅行なんていうのも憧れますが、どこかへ出かけるとなると、またどこかのお店にうかがおうって気になっちゃいますしねぇ(笑)。


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鑑評会2014(つづき)

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それじゃ、写真のご紹介だけになっちゃうようで申しわけないんですけど、広島での新酒鑑評会ツアーで撮ったものをご覧ください。ある程度のところで写真整理をしておかないと、私としても何が何だか分かんなくなってっちゃいますし、写真をたくさん並べるブログは書くのが楽だってぇのがいいんですよねぇ(笑)。

【1枚目】全国新酒鑑評会公開研究会の前日に行われる、酒類総合研究所主催による講演会の様子です。最新の研究内容とか、現在のトピック的な話もありますが、私達の一番気になるのは今年の鑑評会の結果についての報告ですかね。今年の審査基準についてとか、どのくらいの香りの成分や味の成分のお酒が金賞率が高いとか、ここ数年の傾向だとかを教えてくれますが、信濃鶴はことごとくそれに反しているとも思われて反省点が多かったです(笑)。

【2枚目】これは、公開研究会の時の我が信濃鶴の雄姿(?)。金賞を取ったお酒は金色の、入賞のお酒は銀色のプレートが首から下げられますが、当然ご覧の用に何もかかっとりません(涙)。近くにある金賞酒のプレートを拝借してきて、嘘っぱちの記念写真だけ撮ろうかとも思いましたが、最低の人間になりそうだったので止めました(笑)。

【3枚目】公開研究会が終盤になった頃に、体育館の2階席から撮った写真です。会場に並べられているビンにはもうお酒の入っていないものも多くて、この辺が年貢の納め時っていうか、もう疲れちゃってそれ以上利き酒ができない状態です(汗)。この後も少しだけ味を見て回りましたが、一度気が抜けると集中力が続きませんね。ご飯食べたから、何となく眠くなってくるし(笑)。

【4枚目】公開研究会の後に広島市まで戻って来て見学した、市内の有名酒販店さんによるお酒のイベント会場の様子。毎年開催されていますが、年々お客さんが増えているような気がしますね。会場を斜めに通り過ぎただけですが、ごったごたに混雑していてまともに歩けませんでした(汗)。チケットを買ってお酒をもらおうとしているお客さんも、手を伸ばしてもお酒が注いでもらえないくらいの状況でした。

【5枚目】ここからは美味しそうな写真になりますが、広島に行くと毎年杜氏仲間とお邪魔している『むろか』さんのコース料理の一部。和風創作料理っていう感じで日本酒にも良く合いますし、一度として同じ料理が出てきたことはない気がします。要予約のおしゃれな人気店ですが、お酒の品揃えも充実してますから年に一回とは言え、私達の完全なる御用達店になってますね。でも、こういう写真見せると、女房が怒るんだよねぇ(汗)。

【6枚目】こちらも、私たちのグループが飲んだ後にフィニッシュで必ず使う、広島風つけ麺のお店『みんみん』さん。広島風つけ麺の特徴は、ピリ辛のつけ汁と大量の野菜でしょう。麺が見えませんが、野菜の下に隠れています。麺の体積より野菜の体積の方が多いくらいですけど、健康のためにはいいと思います。ただし、辛さの設定を上げると激辛になって苦しむことになりますから、私の経験上は5辛くらいまでが限度かと(笑)。

いろんな意味で勉強になり楽しめている毎年の広島行きですが、そろそろ金賞も欲しいですよねぇ、マグレでもいいから(笑)。ま、金賞ばかりが目的じゃなくって、ここで得られる生の情報はとっても貴重ですからそれだけでも来る価値はありますが、お金も時間もかかるのが唯一の難点でしょうか(汗)。それでも、今回の成果をしっかりと時期の酒造りに生かせるように、だんだんと頭の中が半年後に向かって動き出したような・・・。


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鑑評会2014

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今年も、全国新酒鑑評会の公開研究会にはるばる広島まで行ってきましたが、昨日も書いたように、相変わらず東北地方のお蔵さんの金賞・入賞率が非常に高くて、とても羨ましい思いで利き酒をしてきました。山形、岩手、宮城、福島県あたりの成績がずば抜けて良かったですね。県を上げての取り組みが成果を出しているっていうことなんでしょう。

お恥ずかしい話、長野県はたったの6蔵しか金賞はいただけませんでしたから(涙)、その差に愕然とするばかりではあるんですが、ある意味で、こういうコンテストは規定演技を評価する場ですから、そこから逸脱したお酒が悪いばかりじゃないはずだと、信州人同士で慰め合いながらお酒の味を確かめてきました(笑)。

最近の流れや杜氏仲間連中の話を総合して勘案すると、近年の成績優秀酒の特徴のひとつはお酒の甘さにあると言えるかもしれません。分析する項目で言えばグルコース濃度っていうことになるんですが、要は、甘さのしっかり乗った味のあるお酒でないと金賞は取れないっていう感じですね。当然、ベタベタした甘さじゃダメなんですけどね。

単純にお酒の評価基準を分けると、香りと味っていうことになりますが、香り的には今の吟醸香の主成分と言われるカプロン酸エチル、味的には甘さを構成するグルコースがより多く必要になってきているっていうことでしょう。香りが高く、甘味もしっかりあるお酒が、たくさん並んだお酒の中ではよりアピールする力が大きいのはうなずけますけどね。

最近の技術的な進歩をしっかりと感じられるのも、全国新酒鑑評会でのとても大きな収穫です。例えば、新しい酵母の開発で吟醸香はより多く出るようになってきていますし、その種類もいろいろあって、少しずつ香りのバリエーションが異なるのも経験できます。ただし、香りだけがプンプンしているっていうご批判もあるみたいですが(汗)。

麹菌もそれべしのタイプが売り出されていますから、これまでの菌より更に多くグルコースを生産できる麹を造ることができるようになっています。私は、いろいろな理由もあってそのタイプの麹菌を使ったことはないんですけど、どうやら金賞受賞のお蔵さん達はこぞって新しい麹菌をお使いになっているみたいですね。

ただし、金賞受賞酒の方向性があまり明確になっちゃっても、面白みに欠けるっていうご意見が多いのも確かでしょう。つまり、この酵母でこの麹菌でこういう造り方をすれば金賞間違いなしみたいなマニュアルができちゃうと、同じ酒質の中でのドングリの背比べ的な鑑評会になっちゃう危険性も出てくるかもしれません。ま、私が言っても、金賞が取れない負け惜しみ以外の何ものでもありませんけどね(笑)。

実は、信濃鶴はこのグルコースっていうヤツが極端に低い方のタイプなんです。金賞を取るようなお酒の平均から見れば半分くらい、多いお酒の3分の1程度しかないんですよね。鶴だけを飲んでいると純米らしい味も感じるんですけど、グルコースが高いお酒と並べるととても味薄なんです(涙)。来年はこの部分を改善していかないと、とても金賞には近づけそうもありませんなぁ。

それから、気になる純米タイプでの金賞受賞ですが、今年は8蔵あったそうです。この数がどんどん伸びて、純米じゃないと金賞が取れないなんていうことになるのが私の夢ですが、思い切って純米吟醸の部を創設したらどうかなんていう意見もあるようですから、そちらに望みを託するのもいいかもしれません。いずれにしても、たまーには金賞が欲しいんですけどねぇ・・・(笑)。


□□□ 鶴も悪くはなかったですよ □□□
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