専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

初納豆2014

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長年このブログをお読みくださっている読者の皆さんにはお馴染みの話題で、誠に申し訳ございません(汗)。こうして必ず記事になる話はいくつもあるじゃないですか。これからもブログを続けるとすると、そのうちに365個のお決まり記事ができて、ネタを考えずに済むんじゃないかと思っている岳志です(笑)。

気を取り直して、今年初めて食べる納豆のお話。この説明も毎回のことで耳タコになっているとは思いますが、もしかしたらもしかしてこのブログを読み始めて1年未満の方もおられるかもしれませんから、簡単にお話ししとかなくっちゃなりませんが、この辺の説明も何年か前のヤツを切り貼りしても誰もお分かりにはならないでしょう(笑)。

よく酒蔵ブログには登場する話ですが、納豆っていうのは酒造りには大敵だと言われているんです。納豆菌は麹菌を汚染して品質の良くない麹にしてしちゃうんですよね。どちらの菌も生育条件が似ていて、かつ納豆菌の方が繁殖力が強いらしいので、私たち酒屋もんは造りの期間中は納豆を口にしないわけです。

でも、納豆大好きなんですよね、私は(涙)。造りをむかえて納豆断ちをする日は惜別の涙を流し、造りが終わって初納豆を口にする日は歓喜の涙を流すのが毎年の恒例です(笑)。子供の頃はあまり好きじゃなかった記憶がありますが、中学生くらいの時に「こんな美味いもんあるかー」くらいに思えた瞬間があって、その時から純粋な納豆ファンになってます。

今年は、この初納豆がえっらく遅くなっちゃったんですよね(汗)。例年だと、仕込作業が終了して麹造りが終わるとすぐに麹室の片付けを始めて、それなりに掃除や消毒が完了しますから4月の初めにはもう何度も食べてるくらいになるはずなのに、今年は下手をすると一カ月遅れってことになってますね。

全ては人手が昨年よりも少ないことが原因ですが、もうほとんど麹室の手入れは終わっていたんですけど、最後の詰めまでできてなかったって感じ。まぁ、そのくらいなら食べても良かったんですけど、完璧を期そうという石頭杜氏は頑として口にしなかったわけで、それでも胸中ではまだかまだかとモヤモヤした気分を引きずってましたね(汗)。

困っていたのは女房で、例年と同じ時期には納豆が食べられるようにたくさん買い込んどいてくれたみたいなんですけど、私が食べないもんだから娘と2人じゃ食べ切れなくって、かなり捨てる羽目になっちゃったみたいです(汗)。そんなことしちゃ納豆の神様に叱られそうですが、いいお酒を造るための最後の我慢ですから、そこはお酒の神様が仲裁してくれるはずです(笑)。

もう麹室の片付けは完了しましたから、これからは食って食って食いまくりまっせぇ(笑)。もたもたしてたらあっと言う間に次の造りが始まっちゃいますから、遅れをとったひと月分の量を消化するためにも、女房にはいつもの2割増しで盛ってもらうことにします。その割に上の写真は量が少ないんですけど、たくさん入った私の分の納豆は娘に食べられてたっていう面白くない顛末の初納豆でした(涙)。


□□□ 美味しかったー!!! □□□
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木鶏

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熱い男なんである。H君との付き合いは一体いつからになるのか、ハッキリとしたスタートの日は覚えてないんですけど、彼が伊那谷に移り住んできてから少しして、どこかの蕎麦会とかでの出会いだったかもしれません。既に蕎麦打ち職人としてのキャリアを積んで、その時には地元の某企業で蕎麦関連の仕事をしてました。

昔から自分の蕎麦屋を持ちたいっていう思いで行動していて、いつの日にかその思いは実現するものと、彼の言動やら友達付き合いやら地域とのつながりを見ていて感じていましたが、この4月に念願かなって自分の蕎麦屋『木鶏(もっけい)』をオープンさせたんです。そのお祝いに、松本市の隣の山形村のお店まで行ってきました。

私も蔵の仕事がひと段落したらお邪魔しようとは思ってましたが、この連休始めにはまだそこまではいってなくて、もうちょっと先のことになる予定だったんですけど、いつもの飲兵衛友達が揃ってお祝いに行くって誘ってくれて、こりゃみんなで行った方が楽しいに違いないと、ちょっと無理をして木鶏ツアーに参加したんです。

駒ケ根から徒党を組んで出向いて行こうっていう話が出るほど、いい仲間が多いH君ですが、それはきっと彼自身が友達思いだってことと、自分の仕事に対する熱意の大きさと、人と人を結び付ける蕎麦っていう考えのもとに思い切った動きをする彼の行動力とをみんながよく理解しているからなんだと思います。

福島県出身のH君は、震災後に被災地支援のために何度も現地に足を運んで出張蕎麦打ちをやってきたんです。その中で様々な友人を得て、活動の輪も広がっていったようですね。長野県内にも支援グループを作って福島と長野をつなぐためのイベントも開催して、草の根的な復興運動をいろいろと行っていたのを私も彼から聞いてきました。

実は、数年前にその活動の一環で福島市内の飲食店さんで彼が蕎麦会を開いたことがあったんですけど、ちょうど私が東北方面を営業回りしている日とぶつかって、信濃鶴もそこで飲んでもらうんだからぜひ来て挨拶しろって言われて、予定ルートを変更して福島市に行ったこともありましたね。鶴の説明よりも、H君をよろしくっていう話しかしなかったような気がしますけど(笑)。

彼の打つ蕎麦は、実に素直な感じでスルスルと食べ易いっていう印象です。蕎麦粉十割でこれだけサラリときれいに打つのは難しいと思うんですけどね。一度、駒ケ根のとある集まりで彼の蕎麦と信濃鶴でコラボした会が開かれたことがあって、そこで初めて彼の打つ姿を見ましたけど、アッという間に蕎麦ができていくっていう感じで、さすがに職人だと思いましたね。

この日、私は帰ってきてから仕事も残っていて、女房と車で行ったもんだから飲めなかったんですけど、他のみんなは福島の『大七』やら地元の『夜明け前』やら鶴やらを飲んでご満悦のご様子(笑)。まだまだ開業したてで様々苦労もあるでしょうけど、きっといい仲間に囲まれてこれから成長していくんだと思います。みなさんも山形村へ行くことがあれば、ぜひぜひ『木鶏』に立ち寄ってあげて下さいね!!!


□□□ 『木鶏』の意味を聞き忘れました(汗) □□□
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松本なう



ただ今、松本城にいます。何でかっていう理由はまた明日書くとして、チョット時間を持て余してるもんだから、ホンワカ日向ぼっこしがてら、つらつらとブログを書き始めてみました。こういう時間はこの半年間全く無かったと言ってもいいですから、このホッと感を満喫したいですね。だったらブログなんて忘れてた方がいいじゃんとも思いますが、私にとってこの作業は誰かと話しているようなもので、ダラダラだべっているのと変わりありません(笑)。

この時間がとても貴重で充実したものだってことを実感していられるのも、造りが終わったこの時期だけかもしれません。もうチョットして、自分に時間的な余裕が出てきたら、この有り難みは忘れちゃうんですよね。一年中忙しいっていうのもイヤですが、『忙中閑有り』の意味が常に感じられる程度には走り回ってないと、有意義な時間の使い方はできないのかもしれません。

ゴールデンウィークも始まって、松本市内なんて大渋滞してるもんだと思ったら、案外拍子抜けするほど人が少ないですね。今年は飛び石のせいで、今月のうちは人出は少ないのかもしれません。普通の週末だって松本市近郊は車の動きが悪いのに、大型連休ともなればとんでもないことになると覚悟してたら、道はすいてるし、ここ松本城だっていつもより少ないくらいしか人がいなくて拍子抜けです。

ま、だからこそ、余計にのんびりできて気持ちもいいです。これが、もし家にいて同じ状況だったとしても、蔵のことが気になったっり、草取りしなくちゃと思ったり、女房と喧嘩したりしなくっちゃなりませんから、チョット遠くにいるっていうところがミソでしょう。天気も良くて程良く暖かいし、木陰のベンチでブログを書けば、一体何をやっているのかと通りすがりの人達は思うでしょうが、私のノンビリ感は最高潮です(笑)。

本当なら、松本で鶴がご厄介になっている酒販店さんにご挨拶のひとつもしなくっちゃなりませんが、今日はそういう目的じゃなくて来てますし、こんなにゆっくりできるとは思ってもなかったので、このまま風を感じて時間を過ごしましょう。でも、最近松本は鶴の目撃情報が非常に多くなっていて、私の知らないうちに取扱い量も増えてきているエリアですから、そのうちにしっかりと営業飲みを実施しなくっちゃならないとは思ってます(笑)。

今日が私がもらえる今年初めての休日ってわけじゃありません(汗)。朝、蔵に行って様子を見て、松本から帰ったらもうひと仕事しなくっちゃなりませんから、本当にフリーの一日はもうちょっと先になりますかね。でも、ゆっくりはできたし、ブログも書けたし、そろそろ今日本来の目的地へ移動するとしましょうか・・・。


□□□ あー気持ち良かった! □□□
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皆造2013BY

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ちょっと前のことになっちゃって、もうリアルタイムなネタじゃなくて申し訳ないんですけど、長生社では本年も無事に皆造(かいぞう)を向かえることができました。皆造っていうのは、その年に仕込んだもろみを全部お酒として搾り終わったことを指す業界用語で、とにかく用意したお米が全てお酒になったっていうおめでたい日なわけです。

毎年記事になってるでしょうから、タイトルも『皆造』だけじゃこれまでにもあっただろうと思って『皆造2013BY』としてみました(笑)。ちなみに『BY』は醸造年度(BreweryYear)って意味で、私達の業界が使っている7月から翌年の6月までっていう年度のことです。昨年の7月からが2013BYっていうことになります。

昔は・・・イヤ、つい最近までのような気もしますが・・・皆造だなんて本当に嬉しくて嬉しくて仕方がなかったんですよね(笑)。もろみを搾り終わっても、まだまだ濾過だとか火入れだとか作業は詰まっていて、そんなに両手放しで喜べる状況でもないんですけど、無事にここまで来たっていう達成感は皆造の時が一番大きいかもしれません。

ま、最近はこの職業にも完全に染まってきて、それほど特別な感慨を持つってわけでもありませんが、何よりも事故や大きなけががなかったことに感謝はしたいですよね。万が一のことでもあれば、どんな美味しい酒ができたとしても素直には喜べないでしょうし、蔵人全員が無事でここまでこれたことだけでも大きな仕事だったと言えるかもしれません。

完全に染まってきたなんて書きましたけど、先程のBYで言えば、私は平成2BYから会社に入りましたから、平成25BYが終わろうとしている今まで約24年間酒造りをしてきて、そのうちの16年間が杜氏役としてその数と同じだけの皆造を経験してきましたが、年年歳歳同じ酒造りをしていても、歳歳年年で違った代物が出来上がるってことを、それなりに長い年月の中で実感するようにはなりましたね。

そういう意味では、駆け出しの頃の皆造と今の皆造では全くとらえ方が違ってきているってことになると思います。昔の「終わったー!!!」っていうメリハリ感はなくなってきて、「さて、来年はどうすんだ?」っていうような永続性の中でのひと区切りとして考えるようになっている気がします。それがいいとか悪いとかの話じゃないんですけどね。

実際は、これからもまだ厄介な仕事は残っていて、とても解放感に浸れる状況じゃないってのが本当のところで、この連休中もどのくらい休みが取れるか、休むくらいならやれることやっちゃった方が気が楽っていうくらいのひっ迫感ですな(涙)。それでも、タンクの中に生き物がいなくなったっていう状況は、これまでと違った安寧の世界ではあります(笑)。

写真は、最後のもろみのタンクが空になった様子です。何となくサイズがお分かりにならないかもしれませんが、直径が2メートルはないくらいですかね。この最後のもろみも圧搾機で詰まって苦労させられましたが、特別な感慨はないなんて言いながらも、ピースサインなんかしてんだから、やっぱり私もそーとーに嬉しかったんでしょう(笑)


□□□ ブログを連休モードにしなくっちゃかな? □□□
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HAKUDOUさん

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今回の東京・大阪2大都市ツアーのレポートは本日でおしまいですが、もしかしたら今日の話題が一番興味を持っていただけるかもしれません。なぜなら、酒メッセin大阪で鶴ブースに来てくれたお客さんの中に、私がかねてからお会いしたかった『立ち呑みHAKUDOU』さんがいらっしゃったからです。ついについに念願叶って、HAKUDOUさんとお話しする機会を得ましたよ!

ちょっとだけご説明申し上げると、HAKUDOUさんは『立ち呑み漂流』っていうブログを書いておられて、私よりブロガー歴は長いんです。だって、私がブログっていうものを立ち上げた時から参考にして、愛読しているブログのひとつなんですからね。そして、どんな人が書いているのかっていうのは、ブログ読者なら考える一番大きな疑問点じゃぁないですか。その疑問が氷解する日が来たわけです。

このブログの内容は、主に関西方面での立ち呑み屋さんの呑み歩き日記っていう感じなんですけど、もう雰囲気というかオーラが一般的なブロガーさんの記事とは一味も二味も三味も違っていて、情報が充実しているとか、誰も知らないような店を紹介するとか、呑む量が半端じゃないとかいうんじゃなくって、こう、何て言うか、人生のアイロニー漂う酒場の風を感じながら持論を展開するような内容で、たぶんHAKUDOUさんじゃなきゃ書けないブログでしょうね。

長野の酒メッセin大阪に来てもらえるってことは事前にコメントで予告を受けてましたから、当日もワクワクしながらお待ちしてたんですけど、「よー、岳志君、ようやく会えたなぁ!」と鶴ブースに現れた御仁は、私が想像していたよりもずっとしっかりとしたって言うか、堅そうなって言うか、ハキハキとしたって言うかの初老の男性でした。そうばっかりじゃないってことは、そのうちに分かっていったんですけどね(笑)。

正直なことを申せば、もうちょっとヨレっとした、サラリーマンの哀愁漂う、でもどこかちょっと怖いオジサンをイメージしてたんですけど、どっちかっていうと声の大きな学校の先生っていう第一印象でした。毎日のように立ち呑みに通うブログを何年も読み続けてそんな姿を想像してたんですけど、それでもやっぱり文章から伝わる人間性みたいなものはあまりズレてはいなくて、始めから思っていた通りの会話ができましたね。

これだけお互いのブログを読み合ってきていますから、信濃鶴のことは不味いだなんておっしゃるはずはありません(笑)。長野県のお酒にも好感を持っていただいて、私の所へ来ては感想を述べて、すぐに会場の中に消えて行き、しばらくするとまた戻って来ては飲んできたお酒の感想を述べるっていうことを何度も何度も繰り返しておられました。

当然、そのうちにろれつも回らなくなって、だんだん本来の立ち呑みHAKUDOUさんと化していったわけで、「わしゃな!わしゃな!」とご自分の論をカクシャクとして私に説く姿は、高校時代の担任の先生に酔っ払って絡まれている図を、傍目には想起させるものがあったんじゃないですかね(笑)。楽しんでいただけたようで、私もうれしかったです。

時間さえあれば、大阪のディープな立ち呑みに連れて行ってもらいたかったんですけど、この日はいろいろ忙しくて無理でした(涙)。それでもイベント終了後にはガード下の立ち呑み屋さんに入って、大阪らしいお酒の飲み方を怖々体験してみました(笑)。この経験を生かして、お土産にいただいた立ち呑みセットは、そのうちどこかで楽しませてもらいますね。HAKUDOUさん、楽しい時間をありがとうございました!!!


□□□ これにて遠征レポート終了 □□□
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外人さん

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こう見えても・・・って、読者の皆さんには見えてないでしょうけど(笑)・・・私は、外国の人には慣れてる方だと思います。学生時代にはひとりで海外を放浪してましたし、地元の駒ケ根には青年海外協力隊の訓練所があって、まちづくり運動の一環として、そこで教鞭をとる様々な国の先生方との交流も長いことあったりしたんです。

でも、本業である酒造りと外人さんっていう切り口は私にはほとんどなくって、お酒の造り方や味や文化みたいな話を外国の方にしたことはありませんし、飲んで語り明かしたなんていう経験も全くっていうくらいにないんですよね・・・って、日本語以外はしゃべれねーくせに何言ってんだか(笑)。

先日、東京で開かれた朝日屋さんのきき酒会でのこと。お客さんの中に外国の方の一団がいらっしゃいました。たぶんお仲間なんでしょうけど、熱心に蔵元さんに何かを聞いている人もいれば、お互いに会話している人もいて、やっぱり日本人とは少し違った楽しみ方をなさっているようにお見受けしてたんですけどね。

その中のひとりが信濃鶴のブースに近づいてきました。「うーん、日本語が分かんなかったらどーしよー」と思って多少身構えるも、英語で日本酒の説明ができるほど堪能なわけじゃありませんし、全く日本酒に関して知識がない外人さんだったら、そもそも何からしゃべっていいかも分からないくらいだから開き直るしかないんですけどね(笑)。

「シナノツル~」とか「ジュンマイシュ~」とか「ミヤマニシキ~」とか、引きつった笑顔でとりあえず単語を並べてみたんですけど、「あぁ、分かってます、私あなたのブログの読者です」と、あまりに流暢だったもんだから、最初自分の国の言葉だとは思えなかった程の日本語で返事をしてくれて、ホッとするやら拍子抜けするやらでしたよ(笑)。

聞くところによると、アメリカから日本に来てもう長いこと経っていて、日本酒が大好きで興味があって、私のブログも読んでくれているんだそうです。「お酒に関していろいろ書いてあって勉強になりますね」なんて言ってくれましたが、まさかこのブログに外人読者がいるとは思ってもみないことでした。

正しい日本語で書いてあるとはとても言えない拙ブログを、よくも読んで下さっていると感心したものの、日本にいて全く言葉には苦労しないだろうっていうレベルの日本語で受け答えをしてくれましたから、問題無く理解してくれているんでしょう。私としても、多少なりとも外国の方への日本酒の啓蒙にお役に立てているとすれば望外の喜びですね。

その後でお友達の方も鶴のブースに来てくれて、今度の人は日本語苦手かもしれないと思ったんですけど、「彼に勧められて、私もあなたのブログ読み始めました」と、こちらもペラペラの日本語(汗)。いったいどーゆー人たちだったんでしょうねぇ?「毎日よく書いてますね。でも、あれだけの文章を読むのは私には大変です」とおっしゃってましたが、そりゃ無理もありません(笑)。


□□□ これからも日本酒をよろしくお願いします! □□□
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メッセin大阪



とりあえず、遠征2日目のイベントのご報告をしておきましょう。東京でのきき酒会を終えて、その日のうちに新幹線で大阪入りしたんですけど、その目的はこのブログでもご案内した『長野の酒メッセin大阪』のためでした。これまで東京で遠征開催していた酒メッセを大阪でも開いてみようってことで、今年初めて挑戦することになった長野県酒造組合の関西お初イベントです。

午後2時から8時までっていう私達得意のロングラン開催で、午前中からの準備を入れればほぼ丸一日かかる、本当にお疲れ様のイベントなわけですが、お客さんには途切れることなく入っていただけて、目標の1000人は大きく超えて1300人くらいにはなったんじゃないですかね。事前の告知活動が功を奏して、収支としても赤字にはならずに済んだと思います。

私はいつものようにひとりでの参加でしたが、このくらいの参加者になると、鶴のように3アイテムしか商品がなくっても、お客さんへの対応は非常に大変になるんですけど、そこはそれで神様も救いの手を伸ばしてくれて、伏見の某蔵で杜氏をしている友人のK君が仕事を休んで手伝いに来てくれました。彼は完全に蔵の仕事は終わっているようで、きっとヒマしてたんだと思いますが(笑)、とっても助けてもらって感謝感謝でした。

当初から私達が気になっていたのが、関西のお客さんの信州酒に対する反応だったんですけど、それ程メッセin東京と変わることもなくって、みんな安心してたみたいです。そんなに西と東で味の嗜好が変わるわけもないってことでしょうね。関西弁でまくし立てられたらビビるかもしれないと気にしていた連中もいましたが、みんな優しいお客さんで、全ては杞憂に終わりました(笑)。

私が個人的に感じたのは、東京よりも味の乗ったお酒の方が好まれる傾向が、若干ですが強いかなってことですかね。このことは前々から分かってはいたことですけど、西の方のお酒は味のどっしりしたタイプが多いですから、お客さんの好みも少しそっち寄りかもしれません。鶴のブースでも、新酒の純米よりも1年熟成の特純の方が受けが良かったような気がしましたね。

それよりも、とってもとっても不思議だったのが、お客さんがお酒をチョイスする順番だったんですよ。これまでの試飲会での傾向は、純米、特純、純米大吟と全ラインナップが並んでいると、大抵のお客さんはどちらかから順番にきき酒するっていうパターンが多いんですけど、今回は、真ん中の特純からっていうお客さんが圧倒的多数で、これも関西の人の地域性かと思ったような次第。食い倒れの街では、とりあえず無難なチョイスっていうのが必要なのかも(笑)。


□□□ イベント最中の写真を撮り忘れました(涙) □□□
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きき酒会



さて、初日の東京でのイベントは何だったかっていうと、こういう場合には実名を挙げちゃいますが、世田谷の朝日屋酒店さんの『第五回美酒名酒きき酒会』でした。五回目っていうことで、ここ数年の取り組みのようですが、現社長さんから息子さんへの世代交代っていう意味合いを持たせて開催されている、新進気鋭のきき酒会と言っていいでしょうね。全部で23蔵のお酒が出展されてました。

朝日屋さんは知る人ぞ知る地酒、地焼酎専門店で、若い従業員を何名も抱える大所帯です。店舗自体はそれほど大きい訳じゃありませんが、飲食店さんへの配達量の非常に多い商いをなさっておられるんだと思います。信濃鶴も、県外出荷を始めた7年前からのお付き合いで、長い間ご愛顧いただいている、私にとっても思い入れの大きな酒屋さんなんですよね。

私が非常に好感を持つのは、スポット的な特別商品よりも、いつでも安定供給できる定番酒を大切になさっておられる姿勢です。今回のきき酒会でも、お客様、特に飲食店さんへの定番酒の提案っていう側面を強調なさっておられました。各蔵のブースにはアイテムは3点ずつしか置かずに、お店でいつもメニューに入れてもらえるお酒を見つけてもらおうっていう意図をハッキリとさせておられましたね。

その点は鶴とも相呼応する部分があって、私としてもお客様にお話し易かったわけですが、ご存知のように何分にも商品アイテムが少なすぎるのが我が社の難点(笑)。定番になりそうなのは純米と特純しかありませんが、どうしてももう1商品ということで、今回はイベントにはめったに出すことのない無濾過生原酒を持ち込んで試飲していただきました。

スケジュールは3部構成になっていて、第0部が飲食店さんと蔵元との目隠しきき酒会。続く1部、2部が一般のお客さんを入れたきき酒会でした。朝日屋さんはさすがに若手の社員が多いだけあって、目隠しきき酒会の点数や、お客さんが帰り際に書くアンケートの結果の集計はイベント終了時には既に完了していて、私達にも今後の参考にと渡していただけました。

それがまた、鶴の評価はとっても良くて、私の方がビックリするくらいでしたね。「これってどこの酒?」みたいな(笑)。写真は、とあるお客さんが「お前の蔵ともうひと蔵だけが三つ星だ!」なんて、私に言ってきてくれた時のものです。どうやら飲食店さんにも、一般のお客様にも今回は多少受けが良かったみたいで安堵安堵です。朝日屋さん、今回はお世話になり、本当にありがとうございました!!!


□□□ 売上げちょっとは伸びるかな? □□□
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初長期出張



昨日もお話ししたように、今年初の長期出張・・・って言っても2泊ですけど・・・に出発した岳志です。仕事を間に合わせるために、なんと昨夜は日付が変わるまで仕事しちゃいましたから、東京行きのバスに乗ったら眠くて眠くて仕方ありませんでしたが、ブログを書き始めたら目がパッチリと開きましたから、やっぱりこのブログは私にとってれっきとした仕事なんだと思います(笑)。

今回のミッションはイベント2発。それも2日連続。更に開催地は東京と大阪っていう、蔵も明けてない状況での初仕事にしちゃぁかなり厳しくて、まだどうやって動いたらいいのかよく分かってないくらいです(汗)。とりあえず、本日のが終わったら、今日中に東京から大阪まで行っちゃって、明日は大阪からは帰れないもんだから、結局大阪でもう1泊ってことになる予定です。

本当は、東京や大阪まで行くんなら、そっち方面の営業回りもしてきたいんですけど、何せまだ蔵がありますから、昨日も書きましたけど、そんな事もやってられないんですよね(汗)。もう2週間先になってたらいろいろ考えられたはずですが、最近は日本酒関係のイベントもかなり多くなってきて、こちらの思う通りにはスケジューリングできなくなってるような気がしますね。

さて、ここまで書いて・・・って言うか、ポチポチしてみて・・・気になるのが、左肘の痛みだすな(汗)。私はスマホで文章を書く時は左手を使うんですが、しばらく書いてみて、既にスマホが重たく感じる程に肘が痛くなってきました。これは今年の冬の間におかしくなった場所なんですけど、こんなところで影響があるとは思いませんでしたねぇ・・・。

毎年少しずつ身体が壊れていきますけど、次期の造りまでに上手いこと修理できるかな(汗)。右膝、右肩が既に修復不可能箇所で、これに左肘が加わったら結構無敵ですが、私の主治医の鍼灸師E君は大丈夫だって言ってますから、多分直るんでしょう。スマホ投稿時の文章量は減るかもしれませんから、読者の皆さんにとっては朗報かもしれませんけどね(笑)。


□□□ 写真は大阪行き新幹線なうの図 □□□
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遠征前夜

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さてさて、今年初めての遠征営業に出発しようとしている岳志です。今回はまだもろみが蔵に残っている中での遠征ですから、本当だったら出掛けられないっていうくらいの状況ではあるんですけど、いつも以上に大変な思いをして出掛ける前の準備をして、東京、大阪2日間2連発のイベント行脚です。

で、出発前のやりくりの中でプチ失敗しちゃったんだな、これが(涙)。今回は、ほぼ3日間蔵を空けなくっちゃなりませんから、その間の諸々の仕事を会社の人間に任せることになりますが、基本的に頼れるのはほぼ蔵の若手ひとりで、彼には出来ることとまだ出来ないことがあるもんだから、出来ないことは出発前にやっちゃう必要があるわけです。

そのひとつがもろみを搾る機械の操作なんですけど、それなりにあれこれいじらなくっちゃならない機械であることと、例えばもろみが詰まったなんていうトラブルがあった場合の対処が難しい面があって、万が一の場合、もろみの大量流出なんてことになったら大変ですから、とにかくもろみは搾らなくていいようにしとこうと考えたんですよね。

その結果、通常よりある意味で強引にもろみを搾るっていうやり方を選択したんです。具体的に言うと、いつもだったら2日間かけて搾り切っている作業を、ちょっと無理して1日で終わらせちゃおうとしたんですよね。そうすることで、この3日間は搾りの作業はしなくて済むようにしたわけです。

これまで、あんまりそんなことやったことはなかったんですけど、やってやれない話じゃないですし、機械の能力的にも不可能なレベルの仕事でもありません。そう気楽に考えて、実際にやってみて、ほぼ思う通りに事は運んだんです・・・運んだんですが、ちょっとした落とし穴に引っかかったって言うか、そこまで思慮が及ばなかったって言うか・・・(汗)。

細かい話は抜きにして、長生社の機械の場合、もろみを搾る時にはコンプレッサーを使って空気で圧力をかけるような構造になってるんですけど、どのくらいの圧力をどのくらいの時間かけるかは調整次第で、高い圧力で長い時間をかければその分お酒も多くとれるってことになります。

逆を言うと、いつもより短い時間しか圧力をかけないと、搾れるお酒の量も少なくなっちゃうわけで、今回の私の失敗は、私がこれくらいでも十分だろうと思っていた圧搾時間じゃ短かったっていうことなんです。2日が1日になった程の時間差じゃないんですけど、通常よりは時間が短かったことで、最終的に仕上がったお酒の量がいつもより若干ですが少なかったんですよね(汗)。

要するに、事前準備は予定通りに手際良くできたんだけど、その成果にはチト面白くない部分があって、次回はそういう無理なことはしない方がいいと学習したような次第。写真はその機械の様子ですが、どんな状況でもこちらが思った通りの仕事ができる機械なんてあるわきゃないんですよねぇ。このチト面白くない感は、イベントの中で晴らさせていただきましょう(笑)。


□□□ 営業レポートはスマホから書きますね □□□
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桜子

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桜の話題はこれっきりにしようと思って先日記事を書いたんですけど、その後に滑り込みって言うか、強引に桜の話題を持ち込んできた御仁がいて、私にくれたその文章の後に、「ブログの達人岳志さんがネタに困ることはないと思いますが、どうしてもネタがなければ、本件を使って貰っても構いませんよ」とあったんです。

これは、もう、「これを記事にして下さい」と言っているのと同義だと受け止めて、今日のブログはその話題にしておきましょう(笑)。って言っても、この話はきっと誰かにしたくて仕方がなかったんだと思います。それほど、嬉しくて嬉しくてしょうがない雰囲気がその文章からも伝わってきました。

「・・・私事で恐縮ですが、先日長女が誕生しました。○○歳にしてようやく父親になることができました。で、強引に桜ネタを出します。この度、長女の名前を『桜子』と命名しました!!近所の運勢を見るおばさんや姓名判断の方等に見てもらい、最終的に私たち夫婦で決めたのが、『桜子』でした・・・」って、わけなんですよ(笑)。

こんなブログでご紹介しても何のお披露目にもなりませんけど、初めてのお子さんが生まれて、それもちょっと歳がいってる年齢で、ご本人も奥様もさぞやお喜びのことだと思います。具体名は申し上げませんが、このブログと無関係な人じゃありませんから、読者のみなさんも一緒にハッピーな気持ちになってあげて下さいね。

「・・・当初の予定日が4月5日で、その時期ならこちらの桜は満開のはずで、今年は遅れてしまってどうしようかと考えてしまいましたが、日本全国を見る、というか岳志さんのブログを見ると、まだまだ桜前線北上中ということで、迷いは吹き飛びました・・・」と、まるでこのブログが背中を押したような書き方(笑)。

『桜子』は『さくらこ』とお読みするんでしょうかね。日本的な、いい名前じゃぁないですか。桜は日本の心の花ですから、きっと可愛い大和撫子に育ってくれるはずです。文章の最後には、産まれた時期に家族で訪駒して満開の長生桜を見たいと結んでありましたから、いつの日か桜子ちゃんにお会いできるのを私も楽しみにしています。

写真は、満開の翌々日の長生桜の様子です。かなり花が散って、辺り一面が薄ピンクっていう感じでした。小学校帰りの女の子たちが、この木の下で落ちてくる桜の花びらを手でつかもうと歓声を上げながら飛び跳ねていたそうです。老木が未来を託す子供たちに与えるものは、花びらばかりではないでしょう。

蛇足ですが、私の娘の名前は、私が学生の時から決めてありました。女房や私たちの両親からもいくつか候補が上がりましたが、それらを一切考慮せずに独断で私が命名しました(笑)。生まれた直後は頭がつぶれててとても可愛いとは思えなかったので、名前のことも真剣に考えませんでしたが、ようやく可愛くなってきてからは何とかして呼びかけなくっちゃならないので、早々に決めたんじゃなかったっけ・・・。


□□□ 散り際の桜もまたよし □□□
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煎り酒

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皆さんは『煎り酒(いりざけ)』っていう調味料をご存知でしょうか?私も詳しく知っているわけじゃないので、概要くらいしかお話しできませんが、江戸時代に調味料として使われていたもので、ネーミングからもお分かりのように、お酒が原料となっていたようです。『煎る』っていうのは、焙煎じゃなくって煮るっていう意味なんですけどね。

基本的にはお醤油のように使ったみたいです。つまり、液体調味料として何かにかけたり、刺身に付けたりしたんでしょうけど、かつては醤油の方が高価な代物だったので、煎り酒の方が広く普及してたなんていう話もあります。現代だったら、きっと醤油の方が安上がりだと思いますけどね(笑)。

かつてこのブログでもご紹介したことがあったかもしれませんが、作り方は簡単で、お酒と梅干しと鰹節を一緒に煮るだけみたいです。その詳しい分量とか、細かい手順とかはいろいろあるんでしょうけど、私はよく知りません(汗)。そんなもん記事にすんなよって話ですが、ネットで調べていただければちゃんと出てきますからご心配なく(笑)。

私は、有名な東京農大の小泉武夫先生が、どこかのテレビ番組でご紹介なさってたのを聞いたのが初めてだったんですけど、どうやら誰も知らないような古典の世界のレアな情報じゃなくって、今でもいろんな所で使われることがあるみたいですね。ご自分でも簡単に作れるみたいですから、読者のみなさんもトライしてみてはいかがですか?

この『煎り酒』と今日の写真は全然関係ないと思われるかもしれませんが、大ありなんですよ、これが。ここのところ毎日分析をやってて、ふと思ったんです。煎り酒も美味しそうだなぁって(笑)。なんとなく、こんな香りでこんな味っていうのが分かるような気がすることがあるんです。ま、実際を知りたきゃ作ってみりゃいーじゃんって話なんですけどね(汗)。

どういうことかっていうと、写真の分析機器はアルコールを蒸留するためのものなんですが、分析が終わった後にこのフラスコの中に残っているのは、正に煎り酒の主成分そのものなんじゃないかと思うんですよね。詳しくは省きますけど、元あったお酒の容積の半分くらいに蒸留された後の残りだからです。

煎り酒も量が半分くらいになるまで煮込むらしいんですけど、梅干しや鰹節が入っていないものの、お酒部分の成分としては大体一緒くらいのはずです。そんでもって、その香りもちょっと香ばしくて、どことなく醤油に似ていると言えば煮ているような気がするんですよね。ですから、分析が終わった後にフラスコの中味を破棄する時に、煎り酒ってこんな香りなんだろうなぁって毎回思ってます(笑)。

もしも機会があれば、煎り酒製造レポートも記事にしたいと思いますが、醤油のようにある意味で強烈な味じゃなくって、きっと出汁的な要素を持った調味料で、サッパリとしてて美味しいんじゃないかって想像してるんですけどね。うーん、記事を書いてたら、その江戸時代の味を本当に食べてみたくなってきました(笑)。


□□□ 江戸庶民の知恵だったのかな? □□□
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酒袋洗い

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久し振りに桜じゃない写真ですね(笑)。長生桜が散るまで写真のアップを続けるっていうことも考えましたが、それだと話題が続きそうもありません(汗)。ここら辺で、いつものパターンに戻しましょう。かと言って、桜じゃない話題が溜まってるかっていうと、そんなこともないんですけど・・・。

さて、この図は何を写したものでしょう?下に切れて見えるのが、私の長靴の先っぽですから、大体のサイズ感はお分かりいただけるんじゃないですかね。水色のコンテナの中に、何かが折り重なって入っています。分かりずらいかもしれませんが、透明な液体の中にどっぷりと浸かっているんですよ。

これは『酒袋』です。つまり、その中にもろみを入れてお酒を搾る時に使う、濾布でできた袋状の道具です。25センチ×100センチくらいの大きさで、短い側の一辺が開いている細長い形をしています。その口からもろみを入れて、専用の槽の中に並べて、上から圧力をかけるとお酒が搾れるわけです。

普通、長生社では俗に言う『ヤブタ』っていう機械を使うんですけど、純米大吟醸だけはこの酒袋で搾りますから、年一回そのためだけに準備して片付ける、とっても手のかかる代物ではあります。これは、その片付けの時のワンシーンなんですけど、酒袋専用の洗剤と言うか、殺菌剤と言うか、匂い抜きと言うか、に浸けてあるんです。

コンテスト用のお酒を搾るわけですから、私達も非常に気を使います。一番は、この袋を通すことで、本来もろみにはなかった不要な香りがお酒に付くことを最も警戒するんです。いい香りが付くっていうことはあり得ませんから、間違いなくマイナス評価につながる酒質になっちゃうからです。

一度使った後は、どうしたって布の繊維の中にもろみの有機的な粕が入り込んでいますから、いくら洗濯機で洗ってもその手の香りが取れなくなります。これなら大丈夫っていう年には使わないんですけど、今年はその香りが強かったので専用の洗剤を使いました。しかし、これにはこれで化学的な匂いがあるので、本当なら使いたくないんですけどね。

何回か洗濯機を通した後にその薬品に浸したんですけど、やっぱり少し液体が濁ってきますから、洗濯機だけじゃ取り切れない汚れがそれなりに浸み込んでたってことなんでしょうね。ま、今回は使って正解だったようですが、その後の薬品的匂いを取るのに、また何度も洗濯機で洗わなくっちゃなりませんでした。あんまり洗い過ぎても袋が傷んじゃいますから、それもまた困ったことなんですよ(汗)。

あとは、蔵の二階に陰干しして、また来年の搾りを待つことになります。こんなに手をかけてお酒にするんですから、是非ともコンテストではいい成績を取ってもらいたいもんですが、こればっかりは神のみぞ知るですから、せいぜい神棚に願掛けするくらいのもんですかね(笑)。蔵の中も、こうしてボチボチ片付いていってます。


□□□ 人手不足で片付けも大変です(汗) □□□
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満開

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はい、昨日のお約束通り、タイトル『満開』にして、写真も満開状態の長生桜でございます(笑)。本当にいいお天気続きで、あまり冷え込むような日もなく、日々着実に開花してここまで来たっていう感じですね。桜の花に雪が積もるような年もあるんですから、正に順風満帆の本年の長生桜です。

毎年感心することですが、こんな古木で、幹の部分なんて半分以上腐っているような桜なのに、よくもこんなに花がつくもんだと思っちゃいますね。蔵から漂ってくるお酒の香りが、樹木の成長にスペシャルな効果があるんだっていうことに気が付いている学者は、まだまだ少ないようですね・・・ウソです(笑)。

私も先週末に少しドライブしてみたんですけど、この数日間くらいがここ伊那谷の桜の最盛期じゃないですかね。ま、山の中ですから標高差がかなりあって、少し高くなるとほとんど咲いてないなんて所もありますが、一般的に人がたくさん住んでいるような平地部分では、ちょうど今が見頃でしょう。

伊那市の高遠城址公園に植えられた桜は天下一の呼び声も高くて、そこでも圧巻の桜が今咲いているようです。高速のインターから何キロにも渡って渋滞するほどの人気なんですけど、今年は観光バスをあんまり見ないなんてうちの社員も言ってましたから、あまりに激混みで敬遠されたのかもしれませんね(笑)。

思い返せば、杜氏になりたての頃なんて全てに無我夢中で、気が付いたら桜が咲いてたなんていう思い出しかありませんが、さすがにこの歳になってくると桜前線の進み具合程度は気が回るようになってきました(笑)。毎年、無事に造りが終盤を迎えられて、ホッとする時期に桜が咲いてくれています。

今年の場合には、チトいつもより忙しくしてますが、それでも桜を見てハッと我に返る様なひっ迫感はありませんね。そういう初々しさも今となっては懐かしいとは言え、あれほどの入れ込みようで仕事ができる時期なんて若い頃しかないでしょうね。この歳の今、同じ精神状態で半年仕込を続けたら、たぶん死んじゃうでしょう(笑)。

そう言えば、昔新潟から前任の杜氏さんが来ていた頃には、ちょうどこんな時期にトラックに荷物を積んで新潟まで送っていったんですよね。途中の所々に桜が咲いていて、春を感じながら嬉しい里帰りに同行したもんでした。新潟の高田公園の桜が有名で、いつもその辺が渋滞してたっけ。酒造りと桜は、私の中でそれなりに楽しいイメージでオーバーラップしているんだと思います。

数えてみたら、今日の写真で長生桜の画像は6枚目です。ですから、咲き始めからほぼ1週間で満開になったってことですね。朝晩は多少寒くても、昼間がいい天気続きで、ここまで滞ることなく満開になった年も珍しいんじゃないですかね。きっと、今年は長生社にいいことがあるに違いありません・・・ってなことは毎年書いてますが、いいことがあったためしはありませんな(笑)。


□□□ 1位に近い2位でいたいです(笑) □□□
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息継ぎ

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えーっとねぇ、ちょっとここらで写真整理っていうか、桜の写真のひと休みっていうか、ここんとこ長生桜の画像ばっかしで、私自身が食傷気味になってきてますから(笑)、いらなくなった写真の放出をしつつ、それでも桜も載せながら、今日は息継ぎのためのブログにしておくことにしましょう。

毎日桜の話題オンリーで記事は書き続けられっこありませんが、どういうわけだかいいお天気続きで、長生桜の定点観測写真も毎日しっかり撮れちゃうもんだから、私としても使わないわけにもいかなくって、さりとてこういう展開になると蔵の中の話題もなんとなく書きづらいものがあるんですよねぇ(汗)。

もっともっと直接的な理由としては、明日の写真がどう考えても満開の図になりますから、明日は桜の話を書こうっていうつもりになっていて、その前日にそっちの方向の話題にするわけにもいかないっていう毎日ブロガーならではの目論見から、そんじゃ別の写真でごまかしておこうっちゅうセコイ作戦になったっていうわけです(笑)。

長生桜の写真をご覧下さい。もう8分か9分咲きっていう状態で、これは朝の図なんですけど、これから丸一日天気が良くて暖かでしたから、明日の朝には間違いなく満開と言ってよくなるはずです。満開の写真は明日使いますから、それと大して見栄えの違わない8分咲きの写真はとりあえず小さく載っけておくだけにします(笑)。(写真をクリックしていただければ大きく見られます)

他の3枚は、桜の写真に押されて、本来なら使われるべきだったのにその日のブログでは陽の目を見なかった可哀想な写真達です。1枚目は体重計の写真です。『体重減少』の記事の時に使おうと思ってたんですけど、こんな写真よりリアルタイムな長生桜の方がいいだろうと思って使いませんでした。

2枚目は『予定帳』の時に使おうとしたもの。まだ、予定を書き込む前ですから、この写真も全然面白くありませんよね(汗)。こうやって見ると、桜の写真が素晴らしかったんじゃなくって、それ用に撮ったヤツの方が出来が悪いから、必然的に桜の方が採用されたっていうのが真実なのかも(笑)。

3枚目は『まとめ読み』用の写真。これは、あまり皆さんが目にすることない新聞ですから、ちょっとは興味を持っていただけたかもしれませんね。最初に画像が目に入って、そこから話が展開していくのが私の理想ですが、読者のみなさんがどのように視線を動かしておられるのか、案外私には分かっていません(汗)。

予告しておきましょう。明日のブログのタイトルは『満開』。使う写真は、今日アップした長生桜の写真が更に満開状態になったもの・・・のはず(笑)。


□□□ いつもの2位状態に落ち着きました □□□
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まとめ読み

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まだ休日はもらえないものの、会社の定休日には蔵の仕事は半日くらいで切り上げて、午後がフリーになる日も多くなってきました。とは言え、蔵人がいないってうだけで、私ひとりでもろみの分析をしてるとかいう寂しい状況ではあるんですけどね(涙)。それでも、気分的には楽ができる日であることは確かです。

そんな空き時間を利用して、昨日も記事にしたようにこの夏の予定帳を作ったり、書類に目を通したり、パソコンの中を整理したりしてるんですけど、先週末は溜まってた新聞を読んじゃいました。酒造業界の専門紙ですが、これまで読めずに積んであった分を、とりあえず全て斜めに読み飛ばしたって感じ(笑)。

読んでないから取り残されるっていう程の事はありませんが、アルコール業界に精通した編集者の目線も大切ですから、なるべく読むようにはしてるんですよね。週刊ですし、紙面の量としても大したことありませんが、これがある程度溜まってくると、読まなくっちゃと思ってもなかなか手が伸びないってことになるんですよねぇ(汗)。

さて、思い切って読み始めてみても、そんなに飛び抜けて目新しいことはありっこなくて、相変わらず日本酒の売り上げは伸び悩んでるみたいですが、海外輸出は堅調みたいですし、日本各地での日本酒イベントもそれなりに記事になっていて、同業の皆さんが頑張っておられる様子も数多く載ってましたね。

私もこの業界に四半世紀いることになりますから、知り合いが記事に登場していることもあって、そんなのはとても興味深く読めますし、自分も負けないように努力しなくっちゃとケツを叩かれる思いがします。今度会った時には、いろいろ裏話も聞こうなんて余計なことも考えたりしますけどね(笑)。

ここ最近で一番登場回数が多い話題は、たぶん消費増税に関わる駆け込み需要に関連した内容でしょうか。3月に入ってもそんなに仮需はなかったものの、4月間際になって文字通り駆け込み的に受注が増えたっていうのが全体の傾向のようでしたね。長生社も似たような感じではあって、3月の数字だけ見ればちょっと業績がいいわけです(笑)。

不安材料としては、この駆け込み需要の反動がどのくらい、またいつまで続くかってことでしょうね。当然4月は落ち込むとしても、6月くらいまでは尾を引くなんていう予測もされてましたが、日本酒業界の特徴がそんな所に現れるのかもしれません。ま、そんな情報を得るためにも、溜まった新聞に目を通すのには意味があるという次第(笑)。

写真は、8分咲きになった長生桜です。薄曇りで花がハッキリとしませんが、ことしもきれいに咲いてくれてます。たぶん明日は、満開の写真をアップすることができるんじゃないですかね。写真と内容が一致しないブログが続いてますけど、この時期の桜に勝る画像もそうはありませんから、こっちの方がいいんじゃないですか(笑)。


□□□ 長生桜にも応援クリックを! □□□
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予定帳

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何度か記事にした内容なんですけど、私の予定帳は11月から3月まではまっさらで、4月から10月にかけてはそれなりにいろいろと埋まっています。4月以降は数泊かけて出張に出かけることが多いので、何となくたくさん予定が入っているようにも見えますが、ま、お酒が売れまくってる多忙な蔵元じゃないのは読者の皆さんならよくお分かりでしょう(笑)。

4月に入って早や2週間が過ぎて、そろそろ今年度分(?)の手帳も準備しないと、大切な予定をすっぽかすことにもなりかねなくって、先日準備をしようとしたんですけど・・・これが、上手くいきゃしねーってことになって、チト困ってます(汗)。手帳なんて書けばいいだけじゃんと思われるでしょうが、そういうわけにもいかんのですな、これが。

それなりにITを駆使している岳志ですが、自分の予定管理はグーグルカレンダーでやってるんですよね。自分のアカウントで自分のカレンダーを書き込むことはできるし、以前の予定も全部残ってはいるんですけど、どーゆーわけだか私のスマホのアプリの方に内容が同期されなくて、何も表示されないという・・・(涙)。

私がドコモ用のアイフォンに乗り換えずにアンドロイドスマホに固執しているのは、唯一グーグルとの相性がいいからっていう理由なんですけど、これまでは勝手に全て同期してくれてたはずなのに、それが上手くいかないってことになると、とっても残念な気持ちになるじゃないですか。ま、他のサービスもありますから、カレンダーだけの運用じゃないとしてもね。

私はグーグルさんの回し者じゃありませんけど(笑)、グーグルのサービスは便利だと思いますね。カレンダー、ドライブ、メール、マップくらいがよく使うサービスですけど、ネットにさえつながっていれば、どんな端末でも操作できる柔軟性がいいと思います。それが全て無料だっていうことが、未だに信じられないくらいです。

私がカレンダーに入力しておきさえすれば、女房は家からでも私の予定を確認できますし、私の空いた日を探して予定を組むこともできます。彼女側からも入力することができますから、私が他の予定を入れないように、強引に何がしかを書き込んで「ここには予定を入れないよーに!」っていう暗黙のプレッシャーをかけてくることもあります(笑)。

あれこれ設定をいじっているうちに、新しく入力した分に関してだけは反映されるようになったんですけど、以前の、つまり昨年の10月以前の予定については、自分のスマホからは見られない状況です(汗)。未来の情報があればとりあえずは用をなしますが、去年はどうだったかなって見返したい時もありますよね。

ネットを介在させた新しい方法も便利ではありますが、ちょっとでも不都合があると、そんなに詳しくない人間にはニッチもサッチもいかなくなっちゃいますね(涙)。あんまりスマホばっかしピコピコやってる時間もまだありませんから、とりあえずはこれでいきますが、うーん、やっぱり面白くないでんなぁ・・・。


□□□ 写真は昨日の長生桜 □□□
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伊那谷新酒まつり



今日は完全にお外での原稿書きになってますが、今いる場所は駒ヶ根に一番近い市である伊那市の『春日城趾公園』です。写真でもお分かりのように、桜でとても有名な『高遠』の次に市内で桜が見事に咲く場所として認知されている公園ですが、毎年桜の時期に合わせて『伊那谷新酒まつり』が開催されていて、この週末が満開予想日だってことで、12日が今年の日程になっていました。

今現場で見てみると、満開にはいってないんですけど、五分咲きくらいにはなっていて、来週になっちゃうともう散っちゃうだろうから、タイミングとするとベストだったんじゃないかって実行委員会の方はおっしゃってましたね。これまでの経験でも、満開以降の開催より、これから咲くっていう時期の方がお客さんの入りはいいような気がしますね。

さて、現在の私ですが、これほどリアルタイムに原稿を書くこともめったにありません。今会場のステージでは、地元出身の演歌歌手のステージが開かれていて、ま、歌が上手いとか下手だとかいうことじゃなくって、かなりの大音量なもんだから、この状況で文章をひねり出すのは、そーとーに苦しいものがあります(笑)。周りにワサワサと人もいるしね。

こんな芸当ができているのは、今回は蔵の新人を一緒に連れてきているからです。彼に任せておけば私はフリーになれますから、ブログを書こうが桜見物をしようが自由になれるってわけです。ま、今後は私なんかがこういう場に出なくても、ドンドンとイベントがこなせるようになってくるといいんですけどね。お!考えてみれば、彼がいるんだから、私はお酒だって飲めるってことじゃん(笑)。

さあ、今度は太鼓の演奏が始まりました。ステージでいろいろが始まると、お客さんもそちらに目がいくので、ブースにお越しなる方が少なくなって、私もピコピコしやすくなります。ちなみに、お酒の提供の仕方は、7枚1000円のチケットを買って、1枚で1杯のお酒が飲めるっていうシステムになってます。飲み放題っていうのとは違って、ベロベロになっちゃうお客さんがいなくていいですね(笑)。

会場には越百のえっちゃん、マコちゃん、横浜のNさん、その他駒ヶ根からも何人も知った顔が来てくれて、何にもすることがない私もヒマにならずにすみました(笑)。このイベントが始まった当時よりはお客さんの入りは少なくなってきているかもしれませんが、地域にはしっかりと認知されて、安定した集客ができるイベントになっているんだと思いますね・・・さてさて、そろそろ若手と少し交代してやらないと可愛そうだから、代わってやりますかね・・・。


□□□ 最近桜の写真ばっかりですな □□□
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体重減少

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写真は昨日の続きで、今朝の『長生桜』の様子です。1日でいきなり5分咲きくらいに開花したように見えるかもしれませんが、カメラ側の枝の桜が良く咲いているだけで、この時点では2~3分咲きってところでしたかね。日中暖かな日が続きますから、天気さえ良ければドンドンと咲いちゃうと思いますけどね。

あ、それから、『長生桜』っていうのは、たった今、私が命名しました(笑)。長生社の前を通る飯田線に沿って走る道沿いが『桜木町(さくらぎちょう)』と呼ばれるのは、かつてこの道沿いに桜がズラッと植えられていたからです。今では数本残るだけになったかつての桜の末裔のうちの貴重な一本ですが、実際に長生きしているわけですから違和感のない命名にもなっているはずです。

記事の方も昨日と同じで、全く桜と関係ない話なんで、体重計の写真も撮るには撮ったんですけど、こっちの方が気持ちいいから桜の写真にしときました(笑)。今日話題にしようと思ったのは、今年の私の体の異変(?)について・・・どーゆーわけだか、コシキ倒しが過ぎてこんなに日が経つのに、体重が全然増えて来ないんですよねぇ・・・(汗)。

増えないどころか、逆に減ってきている向きもあって、ダイエットに四苦八苦なさっておられる方々には嫌味に聞こえるかもしれませんが(笑)、私とするとあまりこれまでになかったことなので、もしかしたら悪い病気にでもかかってんじゃないかと、いろいろ考えないわけでもありません(汗)。

まぁ、食欲はバッチリありますし、身体の調子はいいので心配ないとは思いますけど、そう言えば、今から考えるとこの冬の体重の変遷はいつもとちょっと違ってたのは確かです。あまり上下動がなくって、ずーっと漸減していったって感じだったですねぇ。普段は、吟醸の仕込みの前後にガッツリ減って、それが過ぎると元に戻るっていう動きだったんですけどね。

夏の間は58キロ台、冬になると56キロ台、仕込が厳しい期間に55キロを切るかどうかっていうくらいが私の体重です。全然逞しい身体じゃなくってやせっぽちの部類ですが、年間通じてもそんなに増減の無い、体重に関してはメンテナンスし易い身体だと思います。これまで経験したこともない体重減少だなんてことじゃないんですけど、それにしても減り過ぎの感がぬぐえません(汗)。

昨日あたりで55キロギリギリしかなくって、下手するとこんな時期に年間の最低体重をマークすることになりかねません。お酒だってほぼ毎日飲めるようになったし、食事はゆっくり摂れるし、夜はしっかり眠れるし、例年だったらもう夏の体重に近づいてくるくらいになってるはずなんですけどねぇ・・・。

人生のベスト体重は高校生の時の体重だなんて聞いたことがあります。私は高校から大学までずーっと55.5キロっていうぞろ目をキープしてました(笑)。その時よりも多いことはあっても少ないなんていうことは吟醸仕込みの時以外はなかったんですけどね(汗)。もしどこかおかしければ、即刻このブログは閉じて治療に専念しますから、そん時はよろしくお願いします(ウソウソ)。


□□□ 定位置に戻りましたね □□□
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四段話

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しばらく前のブログに『四段』について少し書いたら、いつものコメンテーターの皆さんから、あまりこのことについてご存知ないっていう感じの反応をいただいて、機会があったらまた書いて下さいなんてコメントいただいたんですけど、自分自身があまりやらないもんだから記事の書きようがないと思ってたんですよね。

そしたら、先日うちの蔵を見学にお見えになったある杜氏さんとそんな話になって・・・まぁ、その杜氏さんもこのブログをお読みのようだったからそっちに話が流れたんですけどね(笑)・・・彼は、四段をかなり多用しているみたいだったんです。彼も純米酒ばかり造っている男なんですけど、「純米酒の場合には四段はあまり使わないんじゃないか」って、私が以前の記事に書いたのは間違いだったようなんですよね(汗)。

四段について若干ご説明申し上げると、お酒のもろみを仕込む時には通常三段仕込と呼ばれる、『添(そえ)』、『仲(なか)』、『留(とめ)』の3回に分けて、徐々に蒸米の量を増やしながら数日間に渡って仕込むんですけど、その延長線上で、もう一度蒸米を投入する場合があって、それを四段と称しているわけです。

例えば、留までの仕込が終わって発酵が始まって、25日目にもろみを搾ろうとした時に、20日目くらい以降のそのもろみの成分を見ながら、ある意味で成分調整、もっと言えば甘味の付与という意味合いでもろみを搾る直前に四段を打つ場合が多いんだと思います。その杜氏さんも、甘口のお酒を造ろうとした時には四段を使うんだって言ってましたね。

ちょっと専門的な話になりますが、もろみの管理は糖化と発酵のバランスをどう保つかが要点になるんですけど、糖化っていうのは初期に進行するもんだから、その糖化が十分でない場合にはもろみの末期に糖分不足ってことになる場合がありますし、積極的にお酒の味を甘めに持っていこうとする時には、蒸米を麹で甘酒状態にしたものをもろみの後半に打ったりするわけです。そういうのを『甘酒四段』なんて呼んだりするんですけどね。

件の杜氏さんの場合にも、自社の商品ラインナップの中で、辛口のお酒と甘口のお酒の造り分けにおいて四段を活用しているようです。私は、その年のお米が溶けにくくて辛めになっちゃっても「今年の味です!」なんて開き直ってますけど(笑)、毎年同じ成分にしっかり合わせようとする場合には使える手段なのかもしれません。

きっとこれ以外にも、私の知らない四段の活用方法があるんだと思います。純米造りだからって四段を使う頻度が少ないなんていうのは私の思い込みで、いろんなバラエティの味が造り出されているんでしょう。プチウソつきになっちゃって、誠に申し訳ありませんでした。スイマセンスイマセン(汗)。

さて、話は全然変わって(笑)、写真は毎年登場する長生社の入り口に立つほとんど朽ちかけの桜です。ようやく咲き始めましたから、とりあえずリアルタイムにご報告を。チャンスがあれば開花の様子を逐次アップできるかもしれません。ようやく私にも春が訪れてくれるかもしれませんねぇ・・・。


□□□ そろそろ定位置に戻るのかな □□□
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無写真

ブログ用に撮り溜めてあった写真が底をつきました(汗)。こういう場合には、全然関係ないその辺の風景でも撮っときゃいいんですけど、今日は写真が無くなったっていうところから始める記事ですから、あえて何にもないブログにしといた方がそれらしい体裁になると思いますが、余計に実のない内容になるとも考えられます(笑)。

ここまでブログを書き続けていると、私の場合ですけど、とにかく毎日写真が1枚必要だってことは頭にこびりついてますし、実際に何かの折には必ずスマホを取りだす癖が付いているのは必然と言えましょう(笑)。そして、大抵そういう写真は1日1枚ってことにはならなくて、スマホの中に少しずつ蓄積されていくことになります。

ですから、ときたま写真の在庫整理をしたりするじゃないですか。あれは、もうこんなに写真があっても使い道がないって時にやるんですけど、普通はそういう傾向、つまり写真が溜まっていく傾向になるんですよね。どういうつもりで撮ったのか分かんなくなっちゃう写真も数多く存在します(笑)。

のはずなのに、いつの間にやら使う写真がなくなってるっていう状況は、ま、簡単に言っちゃえば、やっぱり余裕がないってことを表しているんだと思います。とにかく仕事に追われて1日が過ぎちゃって、スマホを取り出そうっていうような時間がない、って言うか、シャッターチャンスに気が付かない精神状態なんでしょうね。

昨日も少し書きましたけど、一時のプチパニックな状況はクリアできましたが、人手不足っていうのは紛れもない事実ですから、仕込が続いていた状況とはまた違った忙しさに翻弄されている気がします。ま、それでも、コシキ倒し以前のように睡眠時間も削ってたみたいな状況じゃないので、その頃から比べれば超余裕であることも事実ですけどね(笑)。

写真が底をついてそんなことを考えたんですけど、これまで続けて来てみて、それが記事の内容と連動していなくても、画像が1枚あるだけでただの文章とは違ったイメージの膨らみみたいなものが出てくるような気がして、写真1枚とダラダラ文章っていうこのブログの構成はそれなりに気に入ってます(笑)。

でも、それがいいからって写真をたくさん貼り付けようとすると結構な手間になりますし、今以上に日常生活の中で写真を撮ることに気を配らなくっちゃならなくなるでしょう。ズボラ系ブロガーとするとこのくらいがいい塩梅なんじゃないですかね。ここでは、その1枚の写真も用意できてねーじゃんかっていうようなツッコミは受け付けませんけどね(笑)。

写真って撮ってなきゃどーしよーもありませんが、文章はいくらでも頭の中から捻出できるっていうのは面白い対比かもしれません。写真が不要な程の文章力っていうのにも憧れますけど、それはとーてー無理な話ですし、もしそんな能力があったら、とっくの昔に作家デビューしてまんがなってオチでんな(笑)。


□□□ 飲み助さんが上がってきません □□□
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医薬品

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今日は、私がこの冬お世話になった医薬品の類(?)をご紹介しましょう。本当のことを言うと・・・そうです、ネタに詰まって机の周りを見回したら、こんなのが目に付いたっていうだけなんですけど、こういう物にも目がいくくらい精神的に余裕が出てきたってことだとご理解いただいてもよろしいかと・・・(笑)。

本当は、薬なんて飲まない方がいいに決まってますよね。それに、どこか具合が悪いからって飲む薬じゃありませんから、あんまり意味はないんです(汗)。とりあえず、こんなん飲んでましたっていうだけの話で、精神的余裕とは裏腹に、今日はほとんど中味の無いブログになり下がると思われます(笑)。

この中で一番重要なのが『貼るカイロ』です。もう、これなしには冬は越せません。私は、これを毎日腰の部分に貼ってるんです。蔵の仕事は腰にキツイことばかりですから、造りが始まってしばらくして、特に気温が下がってきたりなんかすると腰がとても痛くなっちゃうんですよね(涙)。

重い物を持ったり、前かがみの姿勢になったりして酷使するところへ持ってきて、冷えが加わると実に辛い状況になりますから、かなり温かい日でも、朝起きたら何も考えずにズボンの裏側に貼るっていうのが日課になってます。おかげ様で、ここ数年はあまりひどい状況になるようなことはありませんね。

効果があるのかないのか分かんないんだけど、地道に飲み続けているのが『やずやの香酢』です。これ、案外いい値段がすると思うんですけど、私が自分で買ってるんじゃなくって、お袋がどこかから手に入れて来て半年分だけくれるんです。あんまり疲れが溜まらないでいられるのは、仕事の手を抜いているからなのか、それともこれを飲んでいるからなのか(笑)。

もうひとつ、疲れ対策として『QPコーワゴールド』ってヤツを飲んでます。これはずーっと飲んでるわけじゃなくって、仕込の最終盤のひと月くらい、やっぱりどうしてもくたびれてきますから、これも効くのかどうかは別にしておまじない的にしばらく飲むんです。ひと造りの間にそれほど減りませんから、これはかなり前に買ったもの・・・今見たら、使用期限が昨年の9月でした(汗)。

この他に思い当たるのは『絆創膏』ですかね。私ばかりじゃなくって、蔵人全てがしょっちゅう小さな怪我をしてますから、会社のいたる所に常備してあります。でも、使ってるうちに外れてもろみの中にでも入ったら大変ですから、そういう可能性がある場合には、接着剤みたいな『液体絆創膏』を使ったりしますね。

医薬品にはなるべくお世話にならない方がいいんであって、疲れ対策だったらご飯をしっかりと食べるってことなんでしょうけど、とっても特別な数ヶ月ですから、無事に乗り切るために多少は仕方がないと思ってます。将来的には、こんなの飲んだりしないでもいいくらいに、しっかりと蔵人を揃えられるような造り酒屋にしたいもんですなぁ。


□□□ まだまだ1位? □□□
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初ガツオ

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ちょっと写真がグロくてスイマセン。ま、魚の解体ですからお許しを。タイトルにもあるように、この魚はカツオなんです。静岡の某知人から頂戴したんですけど、俗に言う『初ガツオ』っていうヤツになるんでしょうかね。この山奥で旬の魚を頂けるなんて、実にありがたいことで、感謝感謝です。

ところが、このカツオ、頭こそ取ってあったものの、マイナス20℃でカチンカチンに凍らせた丸ごと1匹で送られてきたんです。私の所に持ってきていただいた時にはまだまだ硬くて、ひと晩暖かい部屋の中に置いておけって言われてその通りにして、翌日にようやくさばける状態になったんです。

ところがところが、我が家では誰もこんなものさばいたことなんてなくって、一体どーしていいやら見当がつきません。とりあえずユーチューブで解体の仕方を勉強してみたものの、プロの手さばきはあまりに良過ぎて、女房も私もなんとなく三枚に下ろしているっていうくらいにしか理解できませんでした(汗)。

更に困ったことには、女房はこの日に限って手が荒れてるとか言って、魚をさばきたくないご意向のようであらせられまして、仕方なく、全く経験のない私がこのカツオと格闘することになっちゃったんです(汗)。それでも、よく目にする『サク』っていう状態にまで何とか切り刻んでみようと台所に立ったんです。

エラから先は付いてませんでしたから観察のしようもなかったものの、「おー、これがカツオの内臓か!」とか「えー、こんなに骨がいろいろ付いてるのか!」とか「うーん、どうやったらうまく皮がむけるんだ?」とか、当然上手くなんてさばけないものの、いろんな発見があって面白かったですね。

あれこれアタフタしたものの、とりあえず何となくサクには見える物体が4本できましたよ(笑)。半身の半身がひとサクですから4つできるわけなんですけど、まぁ、何と言えばいいのか、初見でこのくらいのサクができるはずだっていう予想サイズの、ひと回りかふた回り小さい大きさで、かなり無駄にした部分が多かったんじゃないかと思われました(汗)。

それでも、身が完全に融け切ってたわけじゃなくって、どこそこシャリシャリしていたもんだから、素人が開くには適度な硬さだったのかもしれません。初めてにしちゃ、それなりの出来栄えだったんじゃないですかね。皮が上手くむけなかったのが、ちょっと心残りではあったんですけどね。

当然、その夜はカツオで一杯ってことになって、至福の時間を過ごすことができました。今年の鶴ともよく合って、とても美味しかったですね。「初ガツオは女房を質に入れても食え」っていうのは江戸っ子の粋らしくて私も大大大賛成ですが、我が家の女房は亭主にさばかせたカツオで一杯やって、実にご機嫌のご様子でしたとさ(笑)。


□□□ えらく一位が続きますねぇ □□□
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ランキング

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珍しくブログランキングの『お酒・ドリンク』カテゴリーでトップにいますし、どーゆー訳だか上にアップした写真だけがパソコンのフォルダーに使われないままに残っていて寂しそうだったし、日曜日で頭も働かないし(?)で、とりあえずそんな方向の内容にしようと思って書き始めてます・・・って、どんな方向なんだか(笑)。

イヤイヤ、そんなことよりも、現在時刻は日曜日の午後3時過ぎですが、この時間に今日の仕事が終わっていて、夜も会社にいなくていいっていうのは、私とするとかなり余裕が出てきている証拠で、明るいうちにゆったりとブログを書いていられるなんて、案外感涙モノ的に久し振りのことかもしれません(汗)。

例えば、休日のこういう時間に会社の人間がみんな帰っていて私ひとりが蔵にいるっていう状況はこれまでだってありましたが、それは仕事がないわけじゃなくって、私としてはまだやらなくっちゃならないことが残っていたり、翌日の準備があったり、仕事が詰まっていてどうしていいもんか悩んでいたりしていたことがほとんどでしたね(涙)。

昨日はあんな泣き言書きましたけど、泣き言書けるくらいの余裕は出てきたってことなんでしょう(笑)。数日前あたりから、仕事が前倒し傾向になってきて、気持ち的にも安堵している部分があるのかもしれません。余裕のない切羽詰まった状況が、あんまり延々と続いたんじゃ身体ももちませんよね。

・・・あ、そうそう、ブログランキングの話をするんだったっけ(笑)。おかげ様で、この数日1位に居させてもらいましたが、このブログのポイントが上がったわけじゃなくって、いつも1位の飲み助夫婦さんが落ちてきただけのことで、拝見すると、何日も更新してないっていうハッキリとした理由があるみたいですから、ま、すぐに復活されるでしょう。

やっぱり毎日書いてるってことは重要なんでしょうね。それにお付き合いいただいて、毎日応援クリックして下さる読者がいてくれるってことですもんね。飲み助夫婦さんだって、毎日書かないとポイントは稼げないんですから、私が更新を滞らせたりしたもんなら、もっともっとガクンと順位は下がっちゃうかもしれません。

だから、怖くて毎日書いてる・・・わけでもないんですよね(笑)。もう歯磨きと一緒で毎日の習慣と化してますから、それ程苦でもありません。とは言え、今年の造りの間は、かなり綱渡りだったのは正直なところで、ようやくちょっと余裕が出てきた今振り返っても、例年になく、何も考えずに書いてた気がします(汗)。

この写真は、「ブログを書き始めた最初の頃ってこんな感じだったよなぁ」とか思いながら撮っておいた、このブログへのアクセスカウンターです。何も分からずに始めたのにあれよあれよと閲覧数が増えていって、あの時は本当にビックリして嬉しかったもんですけど、今こうなったら、逆に何が起こったのか不安でしょうね(笑)。


□□□ いつまで1位? □□□
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継投策

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怒涛のように毎日が過ぎて行って、「こんなんじゃ仕込やってる時期と変わんねーじゃん」とぼやきたくもなりますが、これもいい信濃鶴を醸して皆さんに喜んでもらいたいと思えばこそ耐えられるんであって、そういう大義がなければもうとっくにどっかで手抜きに走ってるんじゃないんですかねぇ・・・(笑)。

毎年同じ様なこと言ってるかもしれませんが、今年も大変でした(汗)。簡単に言っちゃうと、今年の場合は人手不足気味な状態がずっと続いたからだったんですけどね。社内の事情ですからあまり詳しくお話しもできませんけど、慢性的っていう意味じゃなくって、突発的な事情もあってそうなっちゃったっていうのが実際のところです。

そこへもってきて、4月に入って仕込のために半期で働いてくれていたメンバーが抜けていきますから、残された各人に割り振られる仕事量も増えてきて、あれやこれやひとりでやらなくっちゃならないもんだから、怒涛のような日々になるっちゅーわけです。それはそれで張合いですが、気分的にいつになったら落ち着けるのかまだまだ先が見えません(汗)。

そんな状況を勘案すると、どうやら来期は今年と同じメンバーを揃えることはできないってことになって、少なくてもひとり以上は新しい人に入ってもらわないとならないんじゃないかと思ってるんですけどね。新人にいろいろと教えていくのは大変ですが、少しずつ育てていかないと会社の将来はないですしね。

ある程度大きな会社になれば、毎年新入社員を迎えることができるっていうか、迎えないと回っていかないでしょうが、長生社のように小さな会社では定期的に入社してもらうってことがなかなか難しい面があるんですよね。人がひとり辞めたから、その補充にひとり入れるっていうくらいの継投策になるわけです(汗)。

前々から分かっていれば事前準備もできますが、ある程度歳をとれば、どこで何がどうなるのかなんて予想できません。長生社でも、いろんな事情でこちらの予想より早期の退職になっちゃった社員がいて、その影響でテンヤワンヤになっている面も大きいですね。「こんなはずじゃなかった」みたいな展開ではありました(涙)。

私も、仕込が終わったからゆっくりできるっていう考えをあきらめて、お酒を全部搾り終わるまでは全力疾走ってくらいに考え直さないとあきまへんでしょうな(汗)。ちょっとしたピンチではありますが、今のところは順調に回って、とりあえずなんとかなってます。聞くところによると、チャンスはピンチの顔をしてやってくるらしいですから、きっとこれからいいことがあるはずです(笑)。


□□□ 夜はゆっくり寝られるから大丈夫 □□□
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坊主

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さて、この写真は何を写したものでしょーか・・・スマホの接写機能を使って私の目玉の瞳孔を撮った?娘が使いたいと言っていた新しいコンタクトレンズ?蔵で使う何かの容器のキャップ?とても目の細かいザル?・・・いやいやそんなんじゃなくって、実は昨日会社に飛来したUFOなんですよ・・・うっそぴょーん(笑)。

本当は、手のひらに乗るようなちっちゃなものじゃなくって、かなり大きなものです。UFO程じゃないですけどね(笑)。ヒントは、画像の中にもありますよ。真ん中の黒い円の下あたりに、私がカメラを構えているのが写り込んでます。その横に明るく見えるのが、蔵の白熱電球だったりします。

これはねぇ、タンクを上から覗き込んだの図なんですよ。でも、それだけ言われても一体どんな状況なんだかお分かりにならないんじゃないですかね。写真の一番外側はタンクの側壁で、真ん中の大きな円形部分が底と側壁の合わさり目なんですけどね。でも、どうして目玉みたいになってるんでしょうか?

それじゃ、想像してみてくださいね・・・このタンクの形状は単純な円筒形で、直径は2メートル程度。上のマンホールから覗き込むと、底の部分は水圧に耐えられるように、内側に球状に突き出ているんです・・・どうですか、何となくイメージがわいてきたんじゃないですか?でも、この色のコントラストは何なんだっていうことになりますわな。

これは、私がお酒の濾過をしている最中に撮った写真です。発酵の終了したもろみは搾り機にかけられてお酒と酒粕に分離されますが、長生社の搾り機はもう古くて、そんなに清澄なお酒にはならないんです(汗)。つまり、多少のオリが中にフワフワしているわけで、無濾過生原酒なんていうのはそれをそのままビン詰めする特別な商品ってわけです。

で、普通の商品はもう一度精密な濾過をするんです。その際、タンクの中にためられたお酒はしばらく経つとオリだけが底に沈むもんだから、上から覗き込むと内面が濃い色のタンクだと底だけが円形にオリの白い色になっているってことになります。そのくらいになっていると、濾過もし易いくらいに澄んだ状態なんですけどね。

そして、ここからが更に応用問題なんですけど、濾過が進んで液面が底に近くなります。そして、底の内側に膨らんだ部分・・・長生社では『坊主』って呼んでますけど・・・その坊主が液面より上に出ると、オリも一緒に流されて、元のタンクの色が表れてきて、こんな様な模様になるっちゅーわけなんです。

昔のオリ酒っていうのは、このオリの部分だけを集めて造ったらしいですね。今じゃ機械の性能が良くなって、オリがあまり出ないもんだから、わざわざ作って入れるくらいなんじゃないですかね。ま、いずれにしても、いつも目にしている光景もこんな風に説明しようとすると案外面倒臭いっちゅーことが分かりました(笑)。


□□□ 一位も三日天下でしょうねぇ □□□
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タンク309(つづき)

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直った!直った!直りましたよ!・・・たぶんね。昨日まで出ていたヤバい症状も治まって、以前のようにちゃんともろみが冷えるようになりました・・・たぶんね。あとしばらく試運転してもこのままでいてくれるなら完璧です・・・たぶんね。これで夜2時間おきに起き出すようなことをしなくて済むでしょう・・・たぶんね(笑)。

修理してくれた人の腕を信じてないわけじゃなくって、とにかく動き始めた直後なもんだから、本当に直ったのかどうかチト不安なだけです(汗)。この10日間くらい、そして直近の5日間は蔵に泊まり込んでまで面倒を見ていた、まるで麹のように手のかかるタンク309号が復活してくれました。

いろんな現象を考慮して、昨日お話ししたブラインっていうヤツを循環させているポンプをとりあえず交換して様子を見ようってことになったんですけど、たぶんそこが原因だろうってことはほぼ確定だったみたいです。交換しても症状が改善しないようだったら、かなりヤバい状況になってたかもしれません(汗)。

朝10時頃から分解を始めて、午後2時頃には動き始めてたみたいですから、約4時間の長時間手術でした。素人目に見ても、とても複雑な構造であることは確かなようですから、ポコっとあるユニットだけ交換するなんていうわけにはいかないようで、私の目からはえらく細かくバラしちゃって大丈夫なのかと思えるくらいでしたね。

それでも、さすがにその機械を作っているその人が来てくれているわけですから、その人以上にその機械に詳しい人もいないわけで、迷うことなく作業が進んでいるっていう印象でした。プロの仕事っていうのは見ていて気持ちのいいもんですが、そんじゃ私の仕事ぶりはどうなのか少し心配になったりして・・・(笑)。

問題になるのは、この4時間の間にはもろみが冷やせないわけですから、ドンドン品温が上がっちゃうんじゃないかと心配したんですけど、そう思って昨日の夜からちょっと強めに冷やしておいたのが功を奏して、もろみの方には何事も問題ありませんでした。まずまず全てが予定通りに進んでくれて、私もホッとしましたね。

結果は良好で、たぶん完治したっていうことでいいと思います。他にもいくつも同じタイプのタンクがありますが、文句を言わずにいい子で動いてくれているってことが、これほどありがたいとは思いませんでしたね。ちょっと素人にメンテできる機械じゃありませんが、少しでも気遣いしていかなくっちゃと思いました。

さぁ、これで、家でも居酒屋でもどこでも飲んで大丈夫になりました(笑)。まだもろみはいるんですから気を抜くわけにはいきませんけど、コシキ倒しの後もそんなに満足に飲んでませんから、これからバンバン行こうと思います。夜もグッスリ眠れるようになって、ようやく我が世の春を迎えられます・・・たぶんね(笑)。


□□□ おぉ!1位! □□□
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タンク309

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そんじゃ、内容的には昨日をちょっと引きずって、タネ明かしブログといきましょう。せっかくコシキ倒しを迎えて、清々して家で晩酌ができる生活に戻れると思ってたのに、家で寝られたのは数日で、その後、また蔵に泊まらなくっちゃならないパターンに逆戻りしてるのは一体なぜなのか・・・(涙)。

まぁ、考えようによっては、仕込作業は終わったかもしれませんが、もろみはまだ何本も蔵の中で発酵を続けているわけで、生き物を飼っているっていうスタンスからすれば、まだまだ蔵での寝泊まりが必要だとも言えるかもしれません。実際、蔵にいた方が安心感が高いのは確かなんですけどね。

それでも、この状況にまでなると、夜やる仕事ってのはほとんどないんですよね。昔のように出稼ぎで働いているんならいざ知らず、仕事もないのに蔵に夜ひとりでいても面白くも何ともありません。ならば、家で家族と過ごした方がいいに決まってます。多少、女房や娘の言動が気に食わなくてもね(笑)。

なのになのに、どーして蔵にいなくっちゃならないかって言うと・・・タンクが壊れちゃったからなんです(汗)。タンク番号309号なんですけど、コイツが言うことを聞かないおかげで、私が何時間かおきに面倒を見に行かなくっちゃならない状況になっていて、夜中も一度は起きるような生活を余儀なくされているっていうわけなんです。

この309号は単純な円筒形のタンクじゃなくって、周りからもろみを冷やすことができるサーマルタンクって言うタイプのものです。そういう機能のないタンクでいくらでもお酒は造れますが、もろみを冷やすことでより高品質なお酒造りが可能になりますし、4月に入って外気温が高くなったりした時にも、もろみの高温経過が続いたりすることがなくて安心です。

そのタンクが通常のように機能しなくなっちゃって、もろみの温度管理が上手くできなくなってるんです(汗)。あんまり詳しくは説明しませんが、タンクを冷やすのに『ブライン』と呼ばれる不凍液を使ってるんですけど、この10日間くらいそのブラインがどういうわけだか配管からあふれ出るようになっちゃって、一旦出ちゃうとブライン不足で冷えないっていう状況が続いてるんです(涙)。

仕方ありませんから、2時間おきくらいに見に行って、あふれ出たブラインを再び配管の中に戻してやるっていう操作をやってやらないと、もろみの温度がドンドンと上がっちゃうっていう事態に陥っているわけで、なるべく正常に機能させるように、ある意味で付きっ切りになってるっていう状況なんです(汗)。なんとも非生産的な作業の繰り返しですが、ようやく明日メーカーさんが来てくれる運びになってひと安心ですね。

昨日の写真も今日のも、タンクの冷却装置部分のものなんですけど、ちょっと汚くお見苦しくてスイマセン(汗)。ブログ用じゃなくって、メーカーさんに送るように撮った写真の流用です(笑)。小窓部分にピンク色に写っている液体がブラインなんですけど、ここ1週間毎日何回も見てますから今の私にはちょっと食傷気味の色ではありますが、あと一晩ですから何とか頑張りますか!


□□□ しっかりと寝てー □□□
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初来駒

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先日、娘が春休みの間に2人で実家に帰ってきたいって女房が言い出して、3月の末に1泊で出掛けたんですけど、いつもはあれこれやかましい女房でも、いざいなくなると亭主は困るもんで、たった1泊とは言え、実に様々な困難に襲われることになって、中でも食事をどーするかってのが悩みどころなわけです(汗)。

時間的精神的に余裕があれば、どこかに食べに出たっていいし、そんなことよりも誰か誘って飲みに行くだろうし(笑)、駒ケ根にだって有名外食チェーン店はいくらでもあるし、やりようはいくらでもあるんですけど、まだまだ蔵でテンパってますから、あんましいろいろ考えられなかったんですよね(汗)。

かと言って、コンビニのお弁当とかおにぎりとかじゃ味気ないし、カップラーメンみたいなのじゃなおさら寂しいし・・・。女房がいない時くらい思いっきり羽根を伸ばして食べたい物を食べればいいのに、今回はそんな状況じゃなかったんですよね。ひとりになるのが日曜日の夜で、さてどーしたもんかと思案してたんです。

飲んでいいんだったら、この前みたいに越百に強引に入り込んで、えっちゃんに何が作ってもらえばいいんですけど、この日の夜はどうしても夜中に起きなくっちゃならない事情があって、お酒は飲めなかったんです(涙)。結局、どうするのか方策も決めずに日曜日になっちゃったんですけどね。

で、日曜日の午後。この日は蔵の仕事も早く切り上げて、蔵人も早々に帰りました。そろそろ本気になってその日の晩御飯をどうするか考え始めて、誰かに電話でもしようかとふとスマホを見ると、メールがいくつか入ってました。誰かと誰かがやり取りしているのが、私の所へもカーボンコピーで送られてきてたんです。

「おはよう」・・・「うむ」・・・「昨日のお金払ってない」・・・「ご飯食べたの?」・・・「いや、今起きた」・・・みたいな会話が続いてました。会話の主は、なんとえっちゃんと横浜の鶴チューS君じゃあーりませんか(汗)。どうやら、前日の夜遅くって言うか朝早くに駒ケ根に来てたらしいんですよね。

S君はこういうタイミングが本能的にいいんだよなぁ。私は速攻で会話に割って入って、ご飯を一緒に食べることにしたんです。その後、めでたく夕食を、S君夫妻、S君の友人のK君、えっちゃん達と食べることができて、とても満足しました。お酒を飲めなかったのが玉に傷ですが、彼らも今年の初来駒で私に会えて、きっとうれしかったはずです(笑)。

先程から話に出てきている、もう麹造りなんてないはずの私が会社に泊まらなくっちゃならない理由・・・それは、上の何やら怪しげな写真と関係あるんですけど、これは明日の続きってことでもったいぶっておきましょう。もう、家でゆっくりと寝たいんですけどねぇ・・・。


□□□ 手タレ写真撮るの忘れちゃったんです(汗) □□□
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エイプリルフール出品

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おぉー、気が付けば4月じゃないですか!!!毎年このエイプリルフールの1日のブログには何か大ウソ書いてやろうと思うんですけど、毎年それが叶っていないってことは、毎年この時期はなんやらかんやらで忙しくて、毎年そういうイタズラをする心の余裕がないってことなんでしょうね(笑)。

やっぱり、大ウソつくんなら気の利いたヤツがいいでしょうし、あんまり世間を騒がせちゃいけないし、そういうのはかなり考えておかないと即座に思い付くもんじゃないし・・・で、そんなウソ考えてるヒマはないっていうのが、毎年4月の初頭の私の精神状態なわけで、それをぶちまけることでブログ1日分のネタにしようって算段です(笑)。

このブログで盛大に書いて、読者のみなさんがドヨッと色めき立つウソって言うと、「全国新酒鑑評会で金賞を取りましたー!」みたいなのが引っ掛かり率が高いと思うんですけど(笑)、時期がズレててちょっと使えません(汗)。ウソにもタイミングってものあるでしょうから、その辺も難しいところでしょう。

さて、そろそろ、その全国新酒鑑評会への出品時期が迫ってきました。4月3日の午前中までに広島の酒類総合研究所までお酒を送らなくっちゃなりません。駒ケ根からだと翌日の午前着は無理みたいですから、1日中に発送することになります。本当はもっと余裕を持って送りたかったんですけど、前述のように今の私にはウソつくヒマもないわけです(笑)。

先日も書きましたが、既に県の鑑評会で大体の方向性は決めてありますから、この期に及んでドエリャー悩むってこともありませんが、それでも、どのお酒を出品に供するかっていう最後の判断は杜氏の仕事ですから、いろいろな状況を勘案して、これまでの経験を生かした決定を自らしなくっちゃなりません。

出品酒クラスの吟醸を何本かお造りになるお蔵さんの場合には、どれにしようかあれこれお悩みになる場合も多いでしょうけど、長生社は1本しか造りませんから、そういう意味でも悩みようはそれほどないわけで、ドングリの背比べのような違いしかないサンプルで悩んでみても仕方ありません(笑)。

そんな違いよりも、出品に際しては、お酒の保存状態とか、ビンがきれいに洗えているかとか、願をかけたかとか(ウソ)の方が大きく影響する場合もあって、いろんな意味での出品テクニックっていうものも存在します。受賞確率はいかに低かろうとも、1本1本ビンをさすってやるとその可能性が上がると信じて、今年もビンをナデナデしながらエイプリルフールに発送です(笑)。


□□□ まだ、お酒は詰めてないんですけどね(汗) □□□
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