専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

写真



このブログにも下手なのを付けてますけど、写真っていろんな情報を持っていて、それをひと目で見られちゃうっていうのが凄いと思うんですよね。何か説明するような時にも、百聞は一見にしかずと言うか一目瞭然と言うか、簡単に物事を人に伝えられる、人類が発明したものの中でも特に優れた道具じゃないかと思ってるんですけどね。

視覚的な情報を詰め込むっていうのと並んで、と言うか、それ以上に重要なのは記憶に留めるって機能でしょうね。客観的に事実を記録しておくっていうよりも、思い出を保存しておく意味合いの方が私達にとって大きいとは思いますけど、いずれにしても過去のある一瞬を切り取ってそれをいつでも見返すことができるのは、大した記憶力のない人間にとっての大きな補助機能と言えるでしょう。

先日、今から30年も前の写真を見ました。それは私が高校生の時のもので、私の担任だった先生が撮ってくれたものでした。今年、高校卒業30年の節目だっていうんで、大同窓会が開かれる予定になっていて、その下打ち合わせをかつての同級生たちとやったんですけど、その時にクラス幹事になっているヤツが、その先生から預かってきてたんですよね。

文化祭、修学旅行、部活動とよくまとめてくれてあって、本当に懐かしく拝見しました。あの時の自分達はなんともあどけなく写っていて、もうちょっと大人だったはずだと思っちゃうくらいでしたが、そこには紛れもなく高校生の私達がいましたね。自分の娘がちょうど同じくらいの歳ですから、そう思えばそのガキっぽさも納得はできるんですけどね(笑)。

なんて言っても、あんまり私の入った写真がなかったんですよねぇ、実は(汗)。「もしかしたら、オレって違うクラスだったんじゃね?」って思うくらいでしたが、ちゃんと名簿には名前があるんだから間違いはないはずです。あの時代は、今ではこんなに素直な私も、チト斜に構えたところがあったから、カメラを向けられてもピースサインでこぞって写ろうはしなかったのかもしれません(笑)。

その写真から少し目を上げればその30年後の顔がそこにはあったわけで、この夜は実に楽しく飲み明かしましたね。Sは私よりよっぽど髪の毛が薄くなってるし、Iは「ボクは歯科医だから当日は司会するんだ!」なんて高校生並みのノリだし、Sちゃんはもう立派なオバサンだし(笑)。それでも、昔と全然変わらないと思えるのは、みんなが共有したあの多感な時期のお互いの存在が、いかに素晴らしいものであったかっていう証でしょう。

あとひと月ちょっとするとその大同窓会の日になりますが、久し振りに会う面々が私と同じくらいに髪が薄いオジサンや、しわの増えたオバサンになっているのは明らかでしょうから、その日にビックリしないように心の準備をしとかなくっちゃね(笑)。出欠の連絡が返ってこない連中に文句を言いながらも、みんなに会えるのが楽しみで、やっぱりチト飲み過ぎた夜でした(汗)。


□□□ この日の会場は駒ヶ根のおおくらさん □□□
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ギフトカタログ

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長生社は問屋さんとのお付き合いっていうのはあまりないんです。県外の酒販店さんとは全て直取引をさせていただいてますし、県内では大きな部分は長野県酒販さんっていう問屋さんとのお取り引きになってます。県酒販さんは昔からのお付き合いですし、地元以外の県内での販売に力を貸していただいているんですよね。

っていうことで、信濃鶴が各酒販店さん以外のどこかのギフトカタログに掲載されるっていうことはまずないんですけど、県酒販さんのものだけには夏と冬のカタログに載せていただいてます。各酒販店さんでもその手のカタログをお出しになるお店は滅多にありませんから、たぶん唯一っていうくらいの媒体露出じゃないですかね。

卸問屋さんのギフトカタログっていうとちょっと違和感があるかもしれませんが、このカタログを取引先の酒販店さんを通じてお客さんに配って、お客さんがそのお店に注文をしてくれることで問屋さんとしては商品が動くっていう流れになります。ですから、本来なら年末用の商品みたいなのがあればベストなんでしょうけどね。

そもそも、鶴には商品アイテムの選択肢はありませんから(笑)、夏は生酒、冬は特別純米っていう感じで長年ずっとやってきてるんですけど、今回ちょっとだけ写真の変更をお願いしたくて担当者の方とやり取りをさせていただきました。面倒臭いことを言って、お手数をおかけしちゃったんですけどね。

上の写真じゃ分かりづらいんですけど、鶴の写真はビンと箱を別の写真を使っていて、それをコンピュータで合成してありました。その箱の方の画像が少しピントがずれていた感じだったもんだから、もうちょっと鮮明なものに差し替えてもらえないかっていうお願いだったんです。まぁ、大した違いはないって言えばないんですけどね(汗)。

最初は特別純米だけの掲載だったんじゃないかな?でも、年末のギフトだから箱入りの方がいいだろうっていうことになって、箱入りの商品として登録し直してもらったと思うんです。その時に、箱の画像だけを写真に撮ってそれを加工してもらったんですけど、ちょっとそれがビンの方と不釣り合いっていう感じだったんですよね。

このカタログにはその他にビールや缶詰の食品なんかの商品も掲載されてるんですけど、県酒販さんとすれば信州の地酒を最前面にアピールしてくれてあって、私達とすると有り難いことです。地元の日本酒が売れることが、県酒販さんにとっても利益につながってくるんじゃないんですかね。

聞くところによると、今年の夏は猛暑の影響もあってビール類の売り上げは好調だったようですね。冬は日本酒が巻き返しを図って、消費者の皆さんからの支持を頂けるように、最盛期を前にしたカタログの写真を見ながら気合を入れたいもんです。今年の年末商戦はどうなることやら、半分ドキドキ半分ワクワクな気分ではあります。


□□□ カタログ写真はプロに撮ってもらうのがいいです □□□
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啓示

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その少年は、小さい頃からとても目が悪かった。東北で刀鍛冶職人の子として生まれ、豪雪地帯の家のために囲炉裏の煤で目を病んでしまった。出来の悪い瓶底メガネをかけていてもあまりよく見えないその眼には、きれいな景色もしっかりとは映らなかった。しかし、それゆえに、その頃から物の本質を見通す力を持っていたのかもしれない。

ある時、近所の子供達と一緒に野原に遊びに出たその少年は、先を走っている子供に追い付こうと、一生懸命に自分も走り出した。だが、その視力のため足元がおぼつかず、早く走ることはできなかった。雑草だらけの野原にはつまづくものが多く、遂にその少年は何かに足をとられ、思い切り前のめりに転んでしまった。

早く追い付こうと顔をあげたその瞬間・・・彼の見えない目に、眼前の数センチも離れていない場所に咲いていた名もない野の花の姿が飛び込んできた。その距離であれば、少年にはしっかりとその色と輪郭を見てとることができた。「あぁ、なんときれいなんだ!私はこの美しさをどうしても人に伝えなくてはならない!」と、その時彼は雷に打たれたように思ったという。

・・・彼の名は棟方志功。後に、日本の美術界を代表する巨匠となる・・・。

そのオジサンは、小さい頃からとてもお腹が弱かったというわけではない。信州で造り酒屋の子に生まれ、あまり勉強が好きでなかったために、苦労してかろうじて大学を卒業した。成人してからというもの、お酒を飲むのはいいが、翌日にどうもお腹の調子が悪くなることが多く、それゆえに、あまり朝から物を食べないように気を使うという、誠に小市民的な男であった。

ある時、その日も前日に浴びるようにお酒を飲んでいたために、朝から何も食べられずにいたそのオジサンは、それでもいつもよりは朝のお通じが快調なことに気が付いた。これなら大丈夫と高をくくり、女房の買い物に付き合って外出し、お昼にはパスタとピザをたらふく食べ、お腹一杯になってそのレストランを後にした。

ところが、車を運転して駐車場から動き始めたとたん、彼のお腹は悲鳴を上げ始めた。やっぱり体調は回復していたわけではなかった。早く家にたどり着いてトイレに駆け込まなくては、事態はカタストロフに陥る。彼は急いで車を運転するも、信号機には全て引っかかり、待ち時間はいつもの倍にも感じられた。

額から滴り落ちる脂汗をぬぐい、かすむ目でようやく家にたどり着いたのは、それから15分ほども経ってからだった。小学生並みに靴を脱ぎ飛ばして玄関から上がり、ようやく安住の地に腰を下ろしたそのオジサンは、お腹を抱えてじっと足元の床に目を落として嵐が通り過ぎるのを待った。

ようやく気分も落ち着き、軽くなったお腹をさすって深呼吸をしながら顔を上げたその瞬間・・・彼の目にトイレのドアに張られたカレンダーにある名もない野の花の写真が飛び込んできた。「あぁ、なんときれいなんだ!これこそが世界のムナカタが感じたインスピレーションに違いない!」と、神の啓示を受けたという。

・・・彼の名は岳志。あまり出来のいい男ではない・・・(笑笑笑)。


□□□ この手のネタ、昔も書いたような(汗) □□□
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マスタークラス(おまけ)

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佐野君の『駒ケ根高原音楽祭オペラマスタークラス』開催については昨日記事にしましたし、言いたいことも全て書いたつもりなんですけど、今ふと今日のブログを書こうとしたら頭の中に何もネタがないってことに気付きましたから(汗)、昨日の余勢をかって、写真も1枚違うのがあったし、なんとなく別立ての記事にしてみましょう(笑)。

写真は終了コンサートが始まる前のものですが、コンサート関係者の写真はかなり厳しく制限されていたのでこんな写真しかありません。でも、このでっかいホールの中でマイクも使わずにひとりだけの声が最後尾にいてもしっかりと聞こえるんだから、スゲー声量ですよねぇ。ピアノの伴奏だけで歌が成立するのも素晴らしいところ。

今回私がうれしかったのが、主たる目的とはちょっと違っちゃいますし、何の関連もない話なんですが、かつての中学時代の同窓生にたくさん会えたってことですね。佐野君にはしっかりとした事務所や後援会もあるんですけど、今回のこのマスターコース開催に当たってはかつての同級生や後輩たちが実行委員的に動いていたようでした。

まぁ、後援会長がかつての同級生ですから、人を集めていったらそうなったっていう部分もあるんでしょうけど、私としては地元で時々顔を合わす面々だとは言え、こうやってまとまって会うことなんてありませんから、その中に佐野君も入れた上で、なんとなくプチ同窓会的な雰囲気が楽しかったんです(笑)。

佐野君は中学時代から合唱部で、剣道部だった私はどういうわけだか合唱部に友人が多くて、そんなつながりもあってずっと彼とは知り合いだったんですけど、そういう連中と仲が良かったもんだから、彼らから音楽を教えてもらうことが多かったんですよね。音楽っていっても、俗に言う歌謡曲っていうかポップスっていうかのね。

それはテレビでよく見るアイドル的な人達じゃなくって、サザンとかユーミンとか甲斐バンドとか(古っ!)、当時としてはレコードを買わないと聞けないような音楽だったんです。ですから、佐野君やかつて合唱部だった同級生なんかと顔を合わせると、その人たちのデビュー曲なんかがどこかで懐かしく思い出されるような気がするんですよね。

教えてもらったとは言え、最初に聞いたサザンなんかどこがいいんだか理解に苦しみましたねぇ。メロディがノリノリなのはいいんだけど、なに歌ってんだか聞き取れないし、日本語として分かっても内容がチンプンカンプンだったんですよね。「『ひさしぶりならかまないであたりかまわず』ってどういう意味だ?」「ウーン、分からん???」みたいな(笑)。

そんな歌と一緒に思い出される佐野君ですが、大人になったら人気バンドを組んでたんじゃなくって、有名なオペラ歌手になって駒ケ根に帰ってきたわけで、同じ音楽ではありますが全く違う方向に歩んでいったことになります。今じゃもう大学でも教鞭をとる先生の域ですから、あの時には本当に想像すらできない成り行きですよね。

聞くところによると、来年も同じような構想はあるみたいですから、このマスターコースが駒ヶ根発の音楽祭に成長していけば、地元としてはこの上もない誇りでしょう。松本で開かれている『サイトウ記念フェス』みたいなことになればスゲーんですけど(笑)。ぜひぜひ佐野君には今後とも頑張ってほしいと、心から応援したいですね。


□□□ 今度は一緒に飲みたいなぁ □□□
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マスタークラス



久しぶりにちょっと感動しましたね。ジーンとしたって言えばいいかな・・・話せば長いことになるんですけど(笑)、私がかつて通った赤穂中学校は、当時としては田舎のくせに結構でっかいマンモス校で各学年に400人近い生徒がいました。そして、私の同窓生の中で世界的に最も有名になったのが佐野成宏っていう男でした。

彼とは同級になったことはなかったんですけど、どういう訳だか仲が良かったんですよね。共通の友人もいたし、帰り道も同じ方向だったし、どこかで波長が合ったんでしょう。一緒にバカ言いながら歩いて帰った男が、世界で通用するようなオペラ歌手になろうとは、その時には考えられるはずもありませんでしたけどね。

さまざまな実績を残す中で、彼も私同様50歳一歩手前まできた段階になって・・・オペラ歌手の世界がどういうもんだか私には皆目見当はつきませんが・・・自分がプレーヤーとして一線に立つことはもちろんのこと、後進の育成っていうことにも目を向ける立場になって来たんでしょう。自分の出身地駒ケ根で、オペラ歌手の後輩たちを指導するための研修会を開いたんです。

『駒ケ根高原音楽祭オペラマスタークラス』と銘打ったその教室は4泊5日のコースで、第1回目になる今年は10人の生徒さんを対象に開催されました。コースが始まった日に佐野君自身のコンサートがあったんですけど、最終日にはコースを修了した生徒さん達のコンサートもあって、私はそれを聞きに行かせてもらったんですよね。

生徒のみなさんは歌で食べていけるほどのプロとは言えないのかもしれませんが、専門的にその道で生きていっている人達ですから、絶対にアマチュアじゃ歌えないレベルの、どの歌も素晴らしいものでしたよ。プロの世界ですから、ごく一握りの人が脚光を浴びられるんでしょうけど、一人ずつ歌ったこの日は誰もがステージの上でしっかりと主役になっていたと思います。

でも、何に心打たれたかっていうと、その歌っていうよりも生徒のみなさんの自分に感動している姿っていうか、なんか上手く言えないんだけど、お金のために歌ってるんじゃない、自分の成長を見てもらうために歌っているひた向きさに感動したんですよね。5日前と比べて、確実にワンステップ階段を昇れたってっていう実感がこちらにも伝わってきた気がしました。

歌い終わった後に一言ずつ感想を話してもらうんですけど、涙で言葉に詰まる方も何人かおられました。その涙を見て、このマスタークラスの意義がようやく分かったような気がしましたね。これまでずっとオペラ歌手を目指して勉強をし続けてきた人たちにとっても、それくらい実りのある5日間だったんでしょう。

最後に観客へのお礼として佐野君が一曲披露してくれましたが、講師と生徒の違いを見せつけるには十分過ぎる歌声でした。佐野君以外の講師としては森麻季さんと、ピアノ伴奏の河原忠之さんがおられましたが、駒ケ根の環境の中でこれだけの講師がそろうってことがいかに凄いことなのか、そして彼らがいかに素晴らしい指導者であるのかは、皆さんのお話を聞いていてよく分かりました。

私は、しばらく前に佐野君から最後の終了パーティーに出すお酒が欲しいって言われていて、ちょっとだけ提供させてもらったんですけど、パーティー中には彼からムチャ振りされてひと言だけお話しさせてもらったりして、久しぶりに旧友と親交を深められてうれしかったです。「先生!」と呼ばれている彼を見るにつけ、「オメーはいつまで何やってんだか」って自分と比較してましたけどね(笑)。


□□□ 写真は左が佐野君で右が河原さん □□□
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搗精計画

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お盆が開けたと思ったら、まだまだ暑さも続いてるってぇのに、もうこんな申込書を書かなくっちゃならないんだもんねぇ・・・(涙)。これは、次期のお酒造りの計画書とも言える原料米の申込書です。『搗精委託申込書』って書いてありますが、つまりは県の原料米を一括して精米している酒造協同組合の工場へ委託数量を申し込むっていうことです。

『搗精(とうせい)』っていうのは聞き慣れない言葉かもしれませんが、『搗』っていうのはお米を『搗く(つく)』っていう時に使う漢字で、要するに精米するってことです。こんな字滅多に使わないと思うんですけど、精米工場の名前も『アルプス搗精工場』だし、長野県では伝統的に使われてるようですね。

昔はもうちょっと時期があってからこの申込書を書いたような覚えがあるんですけど、今じゃ8月の中旬くらいには提出しろって言われちゃいますから、メーカーサイドとすると寝ぼけ眼なのにケツを叩かれた様な気分であって、あまり実感のないままに慌てて計画を立てるっていうのが、多くのお蔵さんの共通認識なんじゃないですかね。

しかし、昨今の酒造用原料米確保の難しさは私達の想像を超えたものがあるらしくて、県の酒造協同組合でも苦慮しているようです。今回の申込書の添付書類にも『加工用米』、『山田錦』、『しらかば錦』に関しては前年同量は確保できない旨が書かれていました。これは、計画を立てる時には、大いに頭を悩ませるポイントになるでしょうね。

しらかば錦に関しては、扱いが準好適米っていうことですし、作付けも非常に少ないので大きな問題にならないかもしれませんが、山田錦なんかで量が減るっていうことになれば、大吟醸クラスでお使いのお蔵さんは多いですから、仕込本数を減らすか、1本のもろみで使う白米を少なくするしか手がなくなっちゃいますよね。

加工用米は、一般的には一番廉価なクラスのお酒に使われますが、それが足りないっていうことになればレギュラー酒と呼ばれるお酒のコストアップにもつながりますし、実際昨年は苦労なさったお蔵さんも多かったみたいです。今年も、既に作付けの段階から絶対量が不足することは分かっていたようで、価格がどこまで上昇するのか心配ですね。

そんな問題に対処するためにも、とにかく早めに酒造計画を立てなさいっていう御達しですから、お盆ボケの頭で私も一生懸命に大まかな計画を作りました。皆さんもよくご存知のように、信濃鶴は製品タイプが3つしかなくって、全部純米で、全部美山錦ですから、どのお蔵さんと比べても断トツに計画が立て易いはず(笑)。

とは言え、それでも色気を出しながらあれこれ悩むんですから、他のお蔵さんも言わずもがなでしょう。この申込書が出せるっていうことは、何をいつ仕込むのかも大体決まってるってことですから、少しは今年の造りの実像が見えてきて、私も本気モードのスイッチが入りかけてきました。でもでも、もうちょっとモラトリアムを楽しんでいたい気持ちの方が大きいですけどねぇ・・・。


□□□ お盆ポイントから徐々に復活してきました □□□
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見上げる空

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最近「なんでだろ?」と不思議に思うことがひとつ。冬の間は空をよく見るのに、夏の間はあんまし見ないんだよねぇ・・・。自分のスマホの中に残っている写真を見ても、冬って何を撮ったか分かんないような雲の写真がたくさん残ってたりするのに、夏は空の写真なんてほとんどないもんね。

これは、当然私の働き方による部分も大きいんでしょう。造りの期間は自然相手に格闘しているわけだし、それが明ければ売ることに一生懸命なわけで、そんな心の持ちようが空を見上げるかどうかっていう具体的な行動につながっているのかもしれません。お酒を作るっていうことは常に天気や気温を意識していて、どうしたってお天道様のことは気になりますからね。

もうひとつ考えられる原因は、冬の方が空がきれいなのかなっていうのがありますね。夏の空は青くて入道雲も絵になりますけど、空が澄んでいていろんな形の雲があって夕焼けもきれいなのは秋とか冬かもしれません。「おー!」と目を奪われて思わずシャッターを切るなんていうことは、夏にはあんまりないような気がするんですよね。それとも、空が眩しいっていうだけなのかな?

それで、面白いと思うのは、夏の間でも造り関係の書類を作ったり、その期間に取ったデータのまとめをしたり、次期の計画を立てたりしてちょっとでもお酒造りが頭の中にある時には、よー空を見上げてるんですよね、これが(笑)。そんなこと全く意識してるわけじゃないんだけど、気が付くとそんな感じになってるんです。

自分で意識するしないに関わらず、どうやらお酒造りって空につながってるんですね(笑)。やってることは麹菌とか酵母菌とか私達の目では見えないような生き物を相手にしてるんだけど、それは大きな大きな自然の中での営みの一部であって、そんなこと実感できないんだけど本能のどこか遠くのところでは分かってるんでしょう。

お酒を売って歩くことが近視眼的で、自然からは遊離したことだなんて言うつもりは毛頭ありませんが、自分も自然の一部なんだっていうことを感じられる時間は大切だと思います。物質社会の中でアクセクしてばかりじゃなくって、私達のメジャーじゃ測れない大いなるものと同化する気持ち良さもあるはずです。

昨日はそういう話とは全く別に、一日中空を見上げてましたね。なぜかって言うと、ホントーに久しぶりに雨が降りそうだったからです。伊那谷とすれば酷暑と言える夏でしたが、暑い上に全く雨が降らずにカラカラ状態だったんですよね(汗)。ようやくまとまった雨が降って、気温もグッと下がりましたよ。そろそろビールに代わって日本酒が美味しい季節になってきまっせ!


□□□ 妄想的ブログでスイマセン(笑) □□□
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農業試験場(つづきのつづき)

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今回、県の農業試験場で勉強をさせてもらったのは、『長野県酒米研究会』っていう任意のグループだったんですけど、どうして農業試験場まで行って勉強したのかには大きな意味があるんです。本来なら、これまでだって新しい酒米の開発に私達が関与していても全然おかしくないはずなのに、こんな風に圃場を見学させてもらうことは初めてのことだったんじゃないですかね。

実は、この酒米研究会は昨年発足したできたてホヤホヤで、勉強会も今回で2回目だったんですよね。これまでだって酒米に関する研究は県の農業試験場や工業技術センターなんかでもされてはいましたが、どちらかと言うとそちらに任せ切りで、蔵元サイドで新しい酒米について議論しようっていう場はこれまであまりなかったんです。

日本酒の需要がこれだけ落ち込む中で、全国では県単位での酵母の開発や新たな酒米の選抜が行われています。長野県でも、県独自の新たな酒米をっていう機運が盛り上がって、いくつかのお蔵さんが中心となってこの研究会の基が生まれました。各方面での成果を共有するためにも全県的な流れにしようってことで、正式な発足に至ったっていう経緯です。

長野県の酒米って言うと美山錦とひとごこちがメインですが、各お蔵さんの要望とするとやっぱり山田錦を追随できるタイプの酒米が欲しいっていうわけで、目標は「目指せ山田錦!」あたりにあるようです。酒米の王様としての山田錦の価値は揺るぎないもので、麹の造り易さ、高品質のお酒に向いている点ではこれを抜くものは今のところないと言っていいでしょうね。

信濃鶴だって、地元で山田錦を造ってるんなら山田錦をいくらだって使いますよ(笑)。でも、標高の高い長野県では適地適作っていうわけにいかなくて、やっぱりこの地で作付けしていい酒米になる品種が望まれるでしょうね。それを、少し本腰を入れて作り出していこうじゃないかっていうのがこの研究会の目的です。

それじゃ、いくつか候補の交配株ができたとして、その中のどれを選択するかっていうのが大きなポイントになるんですけど、ただ単に米粒が大きいからとか、心白が入っているからとか、粗タンパク率が低いからとかっていう見てくれの性質だけから判断しない方向にしようっていうのも、この研究会の面白いところです。

あんまり詳しいこと言っても分かんなくなっちゃいますから省きますけど・・・本当は、上手く説明できねーんだけど(笑)・・・実際に麹を造ってみたり、もろみにしてみたりした上での判断基準があって、その辺を物差しにして取捨選択をしていくみたいです。私もそういう考え方には賛成だし、是非いい結果を得たいもんです。

写真は農業試験場の試験圃場の一部ですけど、数列毎に生育状況が違っているのがお分かりですか?その列毎に違う品種が植えられてるんです。同じ時期に植えても、穂の出るのが早い品種と遅い品種があるのが一目瞭然でしたよ。そんな時期の違いを観察するのも大いに意味のあることなんだそうです。今回はとてもいい勉強をさせてもらって、今年の冬はお米を見る目がまたちょっと違ってくるんじゃないかな(笑)。


□□□ これにてシリーズ終了 □□□
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農業試験場(つづき)

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日本酒というお米を原料とした製品を造っているんだから、当然お米については詳しいはずだと思われているだろうことは想像に難くないわけですが、実はあんまりよくは知らないんですよね、これが(汗)。蔵元としては実に勉強不足なんですが、大まかな流れは知識としてあっても、それ程奥深く理解できてるわけじゃないんですよね。

さて、この日の私達の一番の目的は、新しく交配・育種されている将来の長野県清酒を背負って立つべき新しい酒米についての状況を教えていただくことでした。長野県で作付けされている酒米としては、美山錦、ひとごこちなんかが有名ですが、最近は金紋錦(きんもんにしき)なんていうのも栽培面積が増えているみたいですね。

この農業試験場では、その後継候補としての新しい品種がいろいろと育種されているんですけど、その中のどれが有望なのか、形状や成分面はもちろんのこと、栽培方法や収穫量なんかも含めて研究されています。いろいろと交配をさせてみて、その中から候補を選別していくっていう方法だそうです。

稲っていうのはとても安定した作物なんだそうです。どういう意味かって言うと、自分で花を咲かせたらその花の中で受粉が行われる自家受粉で、他の稲の花粉が飛んできて交配するっていうことがほとんどないんだそうです。で、同じ遺伝子が脈々と受け継がれていくタイプの作物だってことらしいですね。

ところが、毎年同じ米質の米を造り続けるにはいいその性質も、新しい品種を生み出そうと別の品種の稲と交配させようとすると、逆にやり難いってことになるわけで、稲の交配にはひとつのテクニックがあるんだそうです。農業試験場にはそのための部屋がわざわざあるくらいで、そこでのやり方を教えていただきました。

稲の花の中には当然おしべとめしべがあるわけですが、おしべの出す花粉はとても熱に弱いんだそうです。なので、43度くらいのお湯に稲の穂の部分全体を数分間漬けておくと、花粉だけが死滅して自家受粉ができなくなります。その処理を施した稲の花が咲いた時に、他の品種の稲のおしべの花粉を受粉させれば交配ができるっていう算段です。

稲の花はある日の午前中1回だけ、それも2時間くらいしか咲かないんだそうです。ですから、受粉のタイミングを計るのは難しいそうです。ただ、田んぼの稲全てが一斉に咲くわけじゃないので、咲いているもをの採ってくるようにすればいいみたいですけどね。いずれにしても、全ては地道な作業によってなされてるんだってことがよく分かりましたよ。

写真は、その交配作業が終わった稲の図です。このまま数週間、水耕栽培のようにして育てておくとちゃんと実って、それが新しい品種の候補の種になるわけです。その中から、優秀な酒米が発見されることが私達『酒米研究会』の大いなる望みなんですけど・・・この研究会については、明日もうちょっとお話ししましょう。


□□□ 結構なシリーズになっちゃいました □□□
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農業試験場

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お盆前の話になっちゃうんですけど、とても貴重な経験をさせていただいたのでレポートしておきますね。8月の初旬に『長野県酒米研究会』っていう勉強会が開かれたんですけど、今回の会場が長野県須坂市にある『長野県農業試験場』でした。県の農業試験場に入れてもらえる機会なんてそうはありませんし、興味津々で参加してきたんです。

なんで酒米研究会で農業試験場かっていうと、当然この試験場で新たな酒米の交配・育種が行われているからなんですけど、研究会として訪問させていただいた経緯については後述しますね。とにかく、長野県としてどのようにして従来のお米の品種を守っているのか、どのようにして新しい品種を作り出しているのかを勉強することができました。

この農業試験場で育てているお米は、極端なことを言えば、長野県で作付けされるお米の全ての元になるものなわけです。例えば食用のコシヒカリにしても、農家さんが自分で翌年のための玄米を確保しておくっていうことじゃなくて、あるルートに従って生産された種子を毎年受け取っている形になっていて、そのルートの頂点にあるのがここで作られたお米っていうことです。

つまり、ここから出される種子が求められている品種と遺伝子的に異なるものだとか、別の品種が混ざっているとか、どこかに欠陥があるようなものだと長野県全体が失敗をするって羽目になって、その責任は重大だっていうことになります。当たり前ですが、稲の生育はしっかりと管理されていて、圃場全体が網で覆われていましたね。

まずは、この試験場で厳密な管理の下で育てられたお米が『原々種』として出荷されます。それが『長野県原種センター』というところで、もう少し大きな面積で育種されて『原種』と呼ばれる元の種子になります。更にそれが『種子農家』という農家さんの手によって大きく作付けされて、ようやく『種子』ができます。その種子を使って翌年一般栽培にこぎつけるっていう流れだそうです。

要するに、この試験場を1年目と数えれば、ようやく4年目になって一般的に私達が目にする田んぼへの作付けになるっていうことで、原酒の形質をそのままに長年作り続けるってことがいかに大変なことか分かりますよね。世代を繰り返していくと、元の品種が持っていた特徴がなくなっていくことが多いので、育てたお米の一部を翌年の種子にするっていう栽培はしないんだそうです。

圃場の見学もさせていただきましたが、この日は天気が良くて暑いの暑くないのって、私達酒蔵の面々も汗だくで見学してました。そんな中でも試験場の職員の皆さんは、農家の方と同じように作業をなさっていて、こういう県職の仕事も大変だと思いましたね。・・・話はまだまだ明日に続きます。


□□□ 3位のソムリエ試験対策さんが迫ってきました □□□
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暑い暑い

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暑いじゃあーりませんか(汗)。ようやく朝晩は過ごし易くなってきた気がする駒ケ根ですが、昼間は毎日暑くて暑くて暑くて暑くてかないません。お休みで家にいても、日中は何も外でする気にならなくて、夕方になってからちょびちょび畑仕事をするくらいのもんです。埼玉とか山梨と岐阜とか、もっともっと灼熱地獄の場所もあるんですから大変ですよねぇ。

それに伴ってってわけじゃないんでしょうけど、駒ケ根じゃ雨が全く降ってません(汗)。駒ケ根の水は、冬の間に中央アルプスに降った雪解け水が主源ですから、即座に渇水だなんていうことにはならないんですけど、こんなに雨が降らなくて、かつ暑いと、農作物への影響も当然出てくるでしょうね。

かと思えば、皆さんもニュースでご覧になったかもしれませんが、先日開催された有名な諏訪湖の花火大会はゲリラ豪雨的な雨にたたられて、開始後30分で中止に追い込まれちゃったりして、降る所では降ってるみたいなんですけど、それでも長野県全体としては降水量は少ない夏になってるんじゃないのかなぁ。

北日本じゃ大雨だっていうし、西日本は水不足だっていうし、こんなに白黒ハッキリとした降り方も珍しいんじゃないですかね。こんな状態がずっと続くとも思えませんけど、誰もが口をそろえておっしゃるように、日本ばかりじゃなくって地球の気候がどこかおかしくなっている気がしてちょっと怖いですね(汗)。

こういう天候になって気掛りなのは、酒米を含めたお米の作況ですが、とーぜんよかーねーだろーっていうくらいに思っとかないといけないのかもしれません。全体としての収穫量もですが、出来上がったお米の内容成分が重要なわけで、量がとれてもお酒が作り難い米質じゃ困りますから、その辺がとても心配です。

私がJAの方に聞いたのは、出穂期(しゅっすいき)、つまり稲の穂が出てくるような時期に気温が高過ぎると高温障害が出るっていうことでしたが、コシヒカリに代表されるような飯米はちょうどそんなタイミングになっちゃったような気もします。美山錦は出穂が早いので、上手くすり抜けられた・・・かな?

写真はお盆前のものですが、温度計と時計が並んでいて、両方とも『3』『4』『7』って同じ数字を表示してたんですよ(汗)。つまり、3時47分に34.7℃だったわけで、時間と気温が一瞬頭の中でゴチャ混ぜになりました(笑)。それにしても、こんな気温がいつまで続くのか、早いところひと雨降って欲しいもんです。でも、豪雨じゃ困るんだけどねぇ・・・。


□□□ ポイント復活なるか? □□□
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リハビリブログ



さて、夏休みと言うかお盆休みを振り返って、リハビリブログにしたいと思いますが、振り返ろうと思っても長生社的にはほとんど何もなかった1週間って感じで、ここでご報告するような話はそれほどないんですよねぇ(汗)。日順の巡り合わせで、今年はいつもより長いお盆休みになったんですけど、それほど問題もなかったでしょう(笑)。

長生社にとっては、お盆っていうのはそんなにお酒が動く時じゃなくって、会社に当番が1人ずつ出勤していれば対応ができる程度の配達しかありません。観光のお客さんが多い駒ケ根高原方面への出荷が少し増えるっていうくらいですかね。ですから、まとまったお休みをいただくのには、夏のこの時期は適していると言えるでしょう。

それでも、お盆の前はあれやこれやいろいろと出荷が多くて、これは信濃鶴にもブレークの兆しかと思われたんですが、お盆中はそれを差し引いた量しか動きがなかったみたいですから、結局プラマイゼロってところかな(笑)。8月の初めに無濾過生原酒の出荷がありましたから、忙しく感じただけだったのかもしれません(汗)。

今年初めての試みではあったんですけど、8月に入ってからは酒粕の出荷も最盛期になりますし、それに重なる時期に無濾過を発売するのはチト無理があったかもしれなくて、ちょっとテンヤワンヤ状態になっちゃいました(汗)。でも、社員みんなで協力できれば、大抵のことは片付くってことも実感できましたね。

嬉しい誤算は、この無濾過生原酒が夏前に売り上げを伸ばした『夏吟醸』とか『夏の純米』みたいな商品の在庫が無くなって、これから相当な販売攻勢が予想される『ひやおろし』とか『秋上がり』といった商品が怒涛のごとく入荷する間の端境期に当たったお店もあるみたいで、追加のご注文がある程度あったことですかね。

どっちにしてもたくさん売れる商品じゃありませんし、ほとんど在庫なんてなかったんですけど、仙台のサンセールさんなんかはお盆直前に電話をくれて、冷蔵庫に保管してあった会社で売る用の在庫を全部持ってっちゃいました(笑)。売れる商品が少ない夏に、本当にありがたいことで感謝感謝です。

付け加えておくと、ここ数年の大きな流れですが、これからひやおろしタイプの商品が日本酒市場にあふれてきます。酒販店さんから「信濃鶴ではひやおろしは造らないんですか?」とあまり聞かれないところを見ると、その手の商品は種類が豊富にあっていくらでも入荷するんでしょうね(笑)。とりあえず、鶴のひやおろしは今年も発売はしない予定ですのであしからず。

ま、あまり振り返ることもなかったお盆休みですが、私的には昨日今日とブログを書いてみて、一週間ずっと平仮名で文章を書くと、結構思考回路がそうなっちゃって、通常の漢字交じりの文章を書くのに躓くことが多いってことに気付きました(笑)。明日から、ちゃんとブログ更新できるかなぁ・・・。


□□□ すっげーポイント低いですね(汗) □□□
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なつやすみ(反省文)

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きょうはきゃんぷをしました・・・と平仮名ばかりで綴った、小学生になり切りの夏休み絵日記ブログも一週間の長きに渡って投稿を続けることとなり、読者の皆様方には多大なるご迷惑をおかけしましたことを、伏して伏してお詫び申し上げる次第でございます。著しく文面が読みづらいとのご指摘、全くもって私の不徳の致すところであり、釈明のしようもございません・・・(笑笑笑)。

毎年お盆休みでアクセスが減る期間はブログの記事量を減らして、後でまとめ読みされる読者の皆さんの利便を図るのが恒例となっていますが、今回の小学生平仮名日記は逆に読むのに時間がかかっちゃったかもしれませんね(汗)。文体自体も言葉足らずにしてみましたから、余計に読み飛ばせなかったかもしれません。

でもねぇ、案外この絵日記は書く側としたら手抜きができて楽だったんですよね(笑)。まず、漢字変換しなくてもいいっていうだけで、とっても入力がスムーズになりました。日本語入力における漢字変換のまどろっこしさから解放されるとこんなにも気楽なのかと、英語圏の人達にはその辺の優位性があるんじゃないかと思ったりもしましたね。

それから、何かひとつのテーマを語ろうなんて思ってませんから、その日にあったことを時系列的に書いていくだけで、すぐにある程度の文章量にすることができます。それから、それから、って続けていくだけで一日の報告ができていく方法は、物事を考えるっていうよりやったことを思い出していくっていうだけの感じで、これも気が楽な要因でしたね。

しかししかし、苦労した点も当然あったんですよ。第一に、大半を占めるであろう大人の読者の知的感性をちょっとは刺激する様に、たまーに間違った綴りにしたり、主語と述語のかみ合わない文章を入れたりしたことですかね。文章の中にほどよく間違いを散りばめるっていうのは、なかなかに難しいことでした(笑)。

もう一点は、一人称である『ぼく』が、現実の岳志であって岳志でないっていうシチュエーションによって、内容的に矛盾をはらむシーンが出てきちゃうと説明に窮したっていう点ですね。「しょうがくせいのぼくにはせつめえできません」とケムにまいておきましたが、その辺は笑っていただくポイントだっていう程度のご愛嬌(笑)。

お盆休みに家族でキャンプをして、それが終わって気が付くと、なんとなく朝晩は風が涼しくなっていて、田んぼの稲穂の頭が垂れてくれば、思考回路はだんだんと酒造りに向いていきます。その句切れの意味でもあったわけですから、この一週間の平仮名ブログはぜひ笑って読み飛ばしてやってください。これからの日本酒商戦本番に向けて、私も徐々に気合が入ってくる・・・と思います(笑)。


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なつやすみどようび

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たのしかったきゃんぷもさいごのひになりました。
まいとしさんぱく4にちもきゃんぷをするなんてすごいとおもいました。
ことしもみんなでぜんいんしゅうごうできてよかったです。
こどもたちもこうこうせいからようちえんまでたくさんになりました。
みんなでぴーすのきねんしゃしんをとりました。
このしゃしんはてたれしゃしんというゆうめいなとりかただそうです。

さいごのいちばんたいへんなしごとはてんとのかたずけでした。
おじさんたちはあさの5じごろからかたずけをはじめてました。
あさごはんでつかうどおぐいがいはさきにくるまにつんでました。
たくさんのいすとかてーぶるがあってたいへんそうでした。
こどもたちもはやおきおしててつだいました。

それからあさごはんをたべました。
のこったたべものをぜんぶやいてたべました。
やさいもたくさんあったのでへんなやさいいためをたべました。
じゅーすやぎゅうにゅうもみんなでのみました。
ことしはのこりものがなくてゆうしゅうだっておばさんがいってました。

それからほんかくてきにてんとをこわしはじめました。
ぼくはぺぐをぬいたりろーぷをほどいたりしました。
なかにひいてあったしーとやねぶくろもたくさんありました。
ぜんぶだしてからっぽにするだけであせをたくさんかきました。

でもいちばんたいへんなのはそれからでした。
てんとのてんじょうがぜんぶあさつゆでぬれているのでかわかしました。
ぬれたままでしまうとよくないっておじさんがいってました。
てんとをひのあたるところまでひっぱっていってはやくかわくようにしました。
たいようのひかりがあたるとどんどんかわきました。

かわいたらてんとにささっていたぽーるをぬきました。
ぽーるをぬくとてんとがぺっしゃんこになってつぶれました。
おじさんたちがはしをもってきれいにたたみました。
しかくになるようにたたんでぐるぐるまきにしておおきなふくろにいれました。
4つてんとをたたんだら9じ30ぷんくらいになってました。

それからみんなでいえにかえってしゃわーをあびました。
おとうさんたちはつかったどおぐをきれいにあらってました。
おひるごはんをたべたらとてもさみしかったけどみんなとばいばいしました。
とうきょうにかえるのはどうろのじゅうたいがしんぱいだっていってました。
またあおうねー!

これでなつやすみはおしまいです。
ぼくもそろそろおとなにもどらなくっちゃなりません。
どうしてこどもがおとなになるのかって?
そんなことはしょうがくせいのぼくにはうまくせつめえできません。
またいつかこどもになれるとうれしいです。
おしまい。


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なつやすみきんようび



きょうはきゃんぷの3にちめでした。
きょうのあさもおじさんたちはきもちがわるいようなかおをしていました。
どうしてきもちわるくならないようにしないんだろうとおもいました。
おさけをよるのまなきゃいいのにとおもいました。
おとなってばかだなあとおもいました。

でもあさごはんはちゃんとつくってくれました。
こどもたちがたくさんいたのでつくってくれました。
ほっとどっくをつくってくれました。
そーせーじをやいてぱんをやいてれたすをはさんでつくってくれました。
すくらんぶるえっぐもつくってくれました。

それからいちどほんとうのおうちにかえりました。
こどものみんなをつれていけっていわれたからです。
くるまをうんてんしていきました。
どうしてしょうがくせいがくるまをうんてんできるのかって?
そんなことはぼくにはちゃんとせつめえできません。

それからきゃんぷじょうにもどってきのうのかたづけをしました。
おにくをたくさんやいたのであみがあぶらがこびりついていました。
たわしでこすってもとれませんでした。
おとうさんがあみをもういちどやくときれえになるとおしえてくれました。
やいてみたらほんとうにきれえになってびっくりしました。
おとなっていろいろしってるなあとおもいました。

それからおひるごはんをたべにいきました。
まるとみというおそばやさんにいきました。
きゃんぷじょうのすぐそばでした。
とてもこむのでとてもはやくからならぶようにしました。
ぼくたちは2ばんめでした。
ぜんいんで8にんだったのでおおきなてーぶるにすわりました。
どんどんとおきゃくさんがはいってきてだいはんじょうでした。

それからおひるねをしました。
てんとのなかはあつくてあつくてねられないとおもいました。
でもさがしてみたらいちばんおくのてんとのはしっこだけはすずしかったです。
そこだけひかげになっていてかぜもはいってきたからです。
そこですこしだけおひるねができました。
でもたいようがうごいたらひかりがはいってきておきちゃいました。

よるごはんはやっぱりばーべきゅーでした。
とってもあついのでおじさんやおばさんたちはてぬきをしてました。
こどもたちにはにくさえたべさせておけばいいっていってるのをききました。
おじさんたちはごはんのことよりもおさけのつまみばかりつくっていました。
かってきたぴざとーすとをてきとうにつくったらまっくろこげになりました。
もっとぼくたちにもいろいろたべさせてほしいとおもいました。
おとなってじぶんかってだなぁとおもいました。
おしまい。


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なつやすみもくようび



きゃんぷのふつかめになりました。
てんとにとまったおじさんたちはみんなふつかよいだっていってました。
ふつかよいはどういういみなのかぼくにはわかりません。
でもたぶんあさごはんがたべられないことだとおもいます。
おじさんたちはみんなあさおきてからだらだらとしてだらしなかったです。

ぼくもあさごはんをたべられなかったのでふつかよいでした。
でもあさのこーひーはおいしいっておもいました。
どうしてしょうがくせいがふつかよいになるのかって?
そんなことはぼくにはちいさいのでせつめえできません。

ぼくはぶろぐをかきました。
あさはとてもすずしかったのでとてもきもちよかったです。
きーぼーどもすらすらとうてました。
てんとのそとのひかげでおとうさんのすまほをつかってかきました。
ほかのてんとのひとたちがみんなのぞきこんでいくのではずかしかったです。

おひるごはんはやきそばでした。
おじさんたちがつくってくれました。
てっぱんがちいさかったのでやさいとかそばがたくさんしたにおちました。
でもしたにおちてもだいじょうぶだっておじさんがいってました。
さんびょういないにひろえばたべれるんだそうです。
さんびょうるうるはしらなかったのでともだちにおしえてあげたいです。

それからおひるねをしました。
でもとってもあつくてねれませんでした。
てんとのそとのきのしたにいるとすずしかったのでそこにいました。
そおしたらとかげをみつけました。
おいかけていったらてんとのふくろのなかににげました。
おもいきってつかんだらひんやりしてすべすべしたかんじでした。
かんさつしたらおかあさんにあえるようにもりのなかにかえしてあげました。

それからばんごはんのかいだしにいきました。
こどもたちはかいじょうをつくりました。
ゆうがたにおじいちゃんとおばあちゃんもやってきました。
きょうはかぞくみんなでやきにくをたべました。
ちょっとさわぎすぎてうるさすぎてほかのてんとのひとにめいわくでした。

ぼくはねぶくろでねました。
でもおねえちゃんたちはよなかにごそごそとおきてました。
ぺるせうすざりゅうせいぐんのほしがみてたみたいです。
たくさんみえたっていってました。
ぼくはちいさいななちゃんがごろごろしてきてきっくされました。
おしまい。


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なつやすみすいようび



きょうはたいへんでした。
きょうからまちにまったいちばんのたのしみがはじまりました。
ずっとまえからけいかくしていたきゃんぷがきょうからはじまりました。
まいとしこまがねこうげんできゃんぷします。
かぞくりょこうむらのなかのおーときゃんぷじょうというところです。
なつやすみのぼくのいちばんのたのしみです。

おぼんやすみにはしんせきのみんながあそびにきます。
まきちゃんとりょうちゃんとはるちゃんとななちゃんとなごちゃんがきます。
どおいうわけだかみんなおんなのこばかりでぼくはちょっとつまりません。
でもみんながくるとたくさんあそべるのでたのしいです。
きゃんぷもするのでてんとでねるのでたのしいです。

みんながあつまるととってもたくさんになります。
そおするとおじいちゃんのいえにみんなでとまれなくなっちゃいます。
おばあちゃんもたいへんなのでまいとしきゃんぷしてあつまります。
おじさんがてんとをたくさんもっているのでみんなでねれます。
おとうさんもどおぐをいろいろもっていきます。

でもてんとをくみたてるのがたいへんです。
とってもめんどおくさいです。
でもみんなできょうりょくしてたてます。
でもとってもじかんがかかります。
でもおとうさんとおじさんたちががんばっていくつもてんとをつくります。
ぼくたちもおてつだいするのでみんなでがんばります。

ことしは4つてんとをつなげました。
きれえにならべるのがたいへんだっておじさんがいってました。
つなげるところがじょうずにいかなくていったりきたりしてました。
うまくたたったらすみっこのはしらにぺぐをうってこていしました。
ぼくはたたいたけどじめんがかたくてうてませんでした。

てーぶるをおくへやとねるへやをつくりました。
てーぶるはくみたてしきなのでこどもたちもてつだいました。
みずをくみにいきました。
とおいところにすいどうがあったのでみずがおもくてたいへんでした。
りょうちゃんとはるちゃんたちはおんなのこのくせにちからもちだなあ。

きょうはこどもたちはおじいちゃんのいえでねることになりました。
でもぼくはおじさんたちとてんとでねました。
かんぱいにとてもおいしいわいんをのみました。
どおしてしょうがくせいがわいんをのめるのかって?
そんなことはこどものぼくにはせつめえできません。
おじさんたちはおとこのろまんだっていってました。
おしまい。


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なつやすみかようび

20130811_105651.jpg

きょうはいろいろしました。
ごぜんちゅうにほんやさんにいきました。
あにめのほんがいくつもほしかったけどおかあさんがだめだっていいました。
でもなつやすみだからいっさつだけかってくれました。
おとうさんはがんだむっていうまんがをみてました。
とってもふるいまんがだったのでぼくにはよくわかりませんでした。

それからならずけをつくりました。
おかあさんがのうきょうからうりをかってきたのであらいました。
おかあさんがはんぶんにきりました。
なかみをすぷーんでほじくりだしました。
さいしょはうまくいかなかったけどだんだんきれえにできるようになりました。

ほじくったところにしおをたくさんいれました。
どのくらいいれるかわからなかったのでおかあさんにみてもらいました。
あんばいしなさいといわれました。
あんばいはがんだむのかいじゅうのなまえみたいでわかりませんでした。
いっぱいにいれちゃいけないっていういみだとおもいました。

おひるにひやしちゅうかをたべておひるねしました。
おかあさんがうちわであおいでくれました。
おきてからおやつにももをたべました。
れいぞうこでひやしてあったのでとてもおいしかったです。

それからまだあつかったけどくさとりをしました。
おとうさんがなまけていたのではたけがくさだらけになっちゃいました。
おおきなくさはぬくのがちからいっぱいでした。
そこらじゅうむしにくわれました。
くさのあいだからこおろぎがたくさんでてきました。
こおろぎのおうちがなくなっちゃうとかわいそうだとおもいました。

それからきゅうりとなすとぴーまんときゃべつをとりました。
きゅうりはできすぎちゃってたべきれんわいとおじいちゃんがいってました。
なすもたくさんとれました。
おかあさんがなすのりょうりばかりつくるのでぼくはきらいです。

それからはりをうちにいきました。
どうしてしょうがくせいがはりなんかうったりするのかって?
そんなことはしょうがくせいのぼくにはうまくせつめえできません。
だんだんよくなってるってせんせいがいってました。
よるははなびをしてねました。
おしまい。


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なつやすみげつようび



きょうはともだちのかっちゃんがこまがねにあそびにきました。
こまがたけろーぷうえーにのりにきました。
かっちゃんはすざかしでとうじさんのしごとをしています。
どうしてぼくのようなしょうがくせいがとうじさんとともだちなのかって?
そんなことはぼくにはうまくせつめえできません。

きのうあそびにくるってでんわをしてくれました。
なつやすみでろーぷうえーはとてもたくさんのおきゃくさんがきます。
じゅんばんまちですごくならばなくっちゃなりません。
でずにーらんどとおなじくらいならばなくっちゃなりません。
そんなのにのりにくるなんてかっちゃんもばかだなーとおもいました。

だからとってもはやくこなくっちゃだめだよとおしえてあげました。
ゆっくりくるとろーぷうえーにのるまでになんじかんもまつからです。
かっちゃんはいんたーねっとでしらべて6じごろくるっていいました。
ぼくもおとうさんにみてもらいました。
そしたらきょうはさいこうにいっぱいになるひだってかいてありました。
こんなひにくるなんてかっちゃんはばかだなーとおもいました。

でもせっかくきてくれるのでばすのりばまでかっちゃんにあいにいきました。
おくさんとふたりできました。
おとうさんがろーぷうえーのわりびきけんがあったのでもらいました。
それをかっちゃんにもっていってあげました。
かっちゃんはとてもよろこんでくれたからよかったです。

でもばすのりばはひとでいっぱいでした。
まだ6じまえなのにぎょうれつができてました。
みんなとざんのかっこうをしていました。
でもかっちゃんはしゃつをきているだけだったからばかだなーとおもいました。
でもきっとかっちゃんならそうなんしてもしなないとおもいました。

でもほんとうはかっちゃんはばかじゃありません。
けいりゅうというおさけをつくっているそおです。
とってもうでのいいしょくにんさんだっておとうさんがいってました。
ぼくもいつかおさけづくりをおしえてもらいたいです。
きょうはかっちゃんたのしかったかなあ。

かえってきたららじおたいそおのじかんがもうすぐでした。
いそいでしゅうかいじょまでいきました。
きょうはじゅーすをくれました。
はんこがもらえてよかったです。
それからこおしえんをみました。
せっせんだったのにながのけんはまけてかわいそうでした。
おしまい。


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なつやすみにちようび



ぼくは1ねん3くみのたけしです。
きょうからいっしゅうかんなつやすみになったのでとてもうれしいです。
でもまいにちえにっきをかかなくっちゃならないのがいやです。
でもがんばってせんせえにほめてもらえるようにかきます。
でもかぶとむしもとりにいかなくっちゃだからいそがしいです。

ぷーるはりれーにでれるようにれんしゅうをします。
らじおたいそうもやすまないではんこうをおしてもらいます。
あさおきたらしんぶんをとってげんかんをはきます。
まいにちできたらおとうさんがおこづかいをくれます。
それからすいかもたくさんたべたいです。

えにっきはしょうらいのことをかんがえてぶろぐっていうところにかきます。
おとなになったらうちゅうひこうしになりたいです。
だからうちゅうでもかけるようにしたいです。
さっかーせんしゅにもなりたいです。
だからえはかけなくてもいいのでおとなのようにしゃしんをとります。

きーぼーどはむづかしいです。
ひとつづつおさなくっちゃならないのでこんなのめんどうくさいとおもいます。
てでかくのほうがぼくにはかんたんです。
ゆっくりとしかかけないからなんだかおとうさんがいらいらしています。
かけたらおとうさんにあっぷしてもらいます。

ぶろぐのえにっきはまっちーやぜんちゃんにもみてもらいたいです。
みんななつやすみはあそんでいていそがしいです。
あとからまとめてよめるようにみじかくかきなさいっておとうさんがいいます。
でもぼくはきーぼーどなのでたくさんかけません。
おとなのひとはよめなくてもいいけどともだちはよんでほしいです。

ことしのなつはいつもよりおんどがたかいっておかあさんがいってました。
ほんとおにまいにちとてもあついです。
ぼくのすんでいるこまがねしのとなりのいなしでも37どになりました。
せんぷうきがきもちよかったけどはじめてのぶろぐはたいへんでした。
これからあいすをたべます。
おしまい。


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粕詰め終了

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お盆直前の記事として、私の中ではタイムリーな反面、読者の皆さんの中ではちょっとズレがあるかもしれませんが、今年の酒粕の詰め作業が終わったっていうご報告です。具体的な数はチト分かんないんですけど、今年も数千袋に及ぶ商品を詰め終わって、やれやれと胸をなで下ろしているところです。

長野県での酒粕の需要は夏に集中すると言っていいでしょう。冬に『板粕』として出荷される分も多少はありますが、そんなのは微々たるもので、夏に『練り粕』として主に奈良漬け用にお買い上げいただくものがほとんどです。今では魚や野菜を漬け込む方も多いみたいですが、それでも瓜で奈良漬けを作る人の割合の方が断然多いはずです。

っていうことは、瓜ができるシーズンに酒粕の出荷が最盛期になるっていうことで、駒ケ根近辺ではそれがお盆からそれ過ぎくらいになるわけです。その前に袋詰めした製品を作り終わって、各小売店さんなりスーパーさんなりに出荷できちゃえば、長生社として売れ残りの心配もしなくていいし、お盆前にきっぱりと仕事に区切りがつくんですよね。ただ、店頭での販売のピークはお盆過ぎあたりになるんだと思います。

酒粕の売れ行きに関してはやっぱりいろいろと心配になりますから、他のお蔵さんの様子も聞いたりするんですけど、今年の場合には「もうないよ」っていうお蔵さんと、「あんまり売れなくてヒヤヒヤしてるよ」っていうお蔵さんがあって、何となく両極端な感じですね。売れ残ると処分しなくっちゃなりませんから、それなりに大変なんですよね(汗)。

基本的には長野県は酒粕はよく売れる方なんですけど、若い人たちの漬け物離れは著しいですから、昔と比べれば飛ぶように売れるっていう感じはないですね。街の酒屋さんで酒粕を買うっていう習慣もなくなって、売り場は完全にスーパーさんに移ってきてるっていう印象です。スーパーさんではよく売れるらしくって、いろんなお蔵さんの粕が並んで売っていたりしますけどね。

とりあえず、信濃鶴の粕は順調に売れてくれて、どうやら本日完売状態になったようです。粕詰め作業の終了後すぐに完売になったんですから、まずまず今年は成績が良かったっていうところでしょう。これで、いつまで残ってるのか心配しなくてもいいですから、私としてはとーっても気楽になれましたねぇ(笑)。

ひと袋3キロ入りですから、3トンの酒粕があれば単純計算で1000袋できることになって、長生社では十数トンの酒粕が出ますから数千袋の製品を全て手で詰めたことになります。お盆前に詰め切れない年もあるんですけど、詰めの作業をしっかりと進めるように、来る日も来る日も酒粕と戦ってくれた社員のみんなも、本当にご苦労さまでした。

夏場のお酒の売れ行きも当然心配ではありますが、これでひとつ心配事が片付いたかと思うと、お盆は一生懸命に遊びに没頭できそうだとほくそ笑んでいる岳志です・・・ってことで、私の中では、お盆の前の実にタイムリーな話題だったってことなわけです(笑)。


□□□ お盆中はどんな話題にしようかねぇ □□□
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家族蔵見学

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大阪のT酒店さん。以前から来駒してもらうようにお誘いしてたんですが、予定を合わせて先日蔵にお越しいただきました。打ち合わせ段階では全く気が付いてなかったんですけど、車から降りて来られたのは、Tさんご夫婦に、お母様、娘さん2人のご家族計5名ってことになって、いささか慌てたような次第(笑)。

なかなか蔵の中に3世代のご家族でお入りいただくってことはなくて、もしかしたらこれが初めてのことかもしれません(笑)。岳志家ですら、親父(社長)と私と私の娘っていう3世代で蔵にいることがあるくらいですから、やっぱり珍しいってことでしょう。お母様も娘さん達2人も熱心に私の話を聞いてくれましたよ。

Tさんご自身は、あまりこれまで酒蔵の見学をした経験が少ないってことで、本当だったらもうちょっといろいろお話ししなくっちゃならない部分もあったんですが、娘さん達がいるとなると、私の頭の中は夏休みの社会科見学の引率者的になっていて(笑)、とりあえずここでどんなことをやるのかみたいな、分かり易い内容が多くなりましたね。

大人への説明と子供へのそれとはどうしても違わざるを得ません。本質的には同じことを理解してもらうとしても、話の持っていき方が全然違ってきます。全く何の知識もない頭の中に、どんなに面白い話題を入れてあげられるか、興味を持ってくれさえすれば砂に水がしみ込むように理解してくれますから、子供への説明って楽しいんですよね・・・閑話休題。

実は、蔵へのご到着時間が8時30分っていう打ち合わせになっていたんですけど、大阪からご家族の監視(?)の下でとても模範的な運転をなさってきたっていうことで、到着が10時過ぎくらいになっちゃってたんです。Tさんひとりだったらもっとぶっ飛ばすんだけど、あまりスピードを出すと娘さん達に怒られるとか(笑)。

いつもだったら、多少時間変更があっても全く問題ないんですけど、この日はたまたま地元紙の取材があって、それを11時に約束してあったもんだから、遠くからお見えになるんですからごゆっくりしていただこうと思ってたんですが、かなり時間に追われたのが残念でした。もっと余裕を持っていれば良かったんですが、申し訳ないことをしちゃいました(汗)。

しかし、その後のご予定も、県内とは言え最北端の飯山市まで行ってから、安曇野まで戻って来て宿泊っていうことでしたから、余裕なんてあまりありません。かつ、模範運転に徹しなくっちゃなりませんから尚更です(笑)。ちょっと慌ただしくはなっちゃいましたが、家族蔵見学は楽しいうちに終了です。

最後に、記念の手タレ写真を撮っておきましたが、家族だけあってきれいな星型じゃあないですか。奥さんの手が子供っぽくて・・・イヤ若々しくて、娘さん達と区別がつかないのもご愛嬌(笑)。次回は、ロープウェイまで登って、ソースかつ丼も食べられるように、ゆっくりと遊びに来てくださいねー!!!


□□□ そろそろお盆モードにしようかな □□□
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熟成

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日々ありがたく思うことですが、このブログはそれなりの数の読者の皆さんにお読みいただいてますし、コメントも頂戴しています。アクセス数が上がるようなテクニックは何も使っていませんが、安定したブログ運営(?)をさせてもらっていますね。特に、コメントに関しては、中身がしっかりとした内容で、時にはかなりの長文を投稿していただくこともあって、こちらが恐縮しちゃうくらいです。

例えば、数日前の『信濃鶴を囲む会』の記事にはかなりのロングコメントがあって、私の書いた文面よりも長いくらいになってるんだから驚きです(笑)。ただでさえ長文で読み切れないと言われている私のブログですから(汗)、コメントまでしっかりと目を通されている読者も少ないかもしれませんが、本文より内容のある場合の方が多いくらいで、是非とも読んでいただきたいと思うこともしばしばです。

この日のコメントは『熟成』とか『老ね(ひね)』っていうことに関して論じられていましたから、私も読ませていただいて考えさせられることもあって、今日はコメントバックを本文にするようなつもりで書いてみようと思います。コメントに書かれたことで、私自身が勉強させられることも大いにあるんですよね。

『老ねる』っていうのは、お酒が古くなって香味が劣化して品質が落ちた時に使われる日本酒業界特有の言葉ですが、片や『熟成する』っていう表現もあるわけで、お酒ができてからそれなりの時間が経つことをどうとらえていいのか難しい面もあります。熟成した香りや色を一概に老ねたと表現しちゃうことを、酒ひろしさんは止めて欲しいとおっしゃっているわけです。

ZENさんも、しっかりと造られたお酒は生原酒であっても老ねるというよりも美味しく熟成すると書かれてますし、私も皆さんのご意見には賛成ですね。この日のブログでは、話題にしていたお酒の会でもそんなことが実感できてとても有意義だったんです。生酒系の1年以上の熟成物は、自社のお酒でもそうは飲む機会がありませんから、いい勉強になりました。

正直に申し上げれば、私は数年前までは無濾過の生酒はそんなに美味しく熟成しないだろうと思ってたんですよね(汗)。何も濾過をかけてないからいろんな成分が混在しているだろうし、生だから変化率も大きいと思い込んでたんですけど、そういう種類のお酒を飲んだり、蔵でも実験をしてみて無濾過生原酒の熟成の美味しさに気が付いたんです。

だからこそ6月や8月にも無濾過生原酒の商品を出すことになったわけですし、ありがたいことにお客様にも好評です。1年を超えるような熟成は、冷蔵庫やタンクの関係で今のところはできませんから、酒販店さんや個人の冷蔵庫の奥底にひっそりと隠して寝かしておいてもらうしかないんですけどね(笑)。

今現在、東京の市場で注目を集めているようなお酒の中には、とーっても酸度の高いタイプのお酒も多いんですけど、昔の杜氏さんだったら「失敗作だ」と評価するくらいの酸度より上のものだっていくらでもあって、日本酒に対する頭の固い決めつけはもう通用しない時代と言っていいでしょう。

同様に、これまであまり肯定的でなかった日本酒の時間経過についても、熟成が進む期間であってその方が美味しくなるっていう認識が進めば、また日本酒の世界も広がるはずです。でも、もしかしたら『老ね』も先進的な日本酒フリークの間では、もう否定的な言葉じゃないのかもしれませんけどね。


□□□ 写真はあの日に浅草の仲見世通りに立つZENさん(笑) □□□
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大長野酒祭り(つづき)

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飲み歩き時間は5時間もありますが、計算してみると5時間÷16軒=約19分となります。ところが、広いエリアにお店は点在しているわけですから、その移動時間もそれなりにかかります。いくら頑張っても1軒のお店に15分が限度でしょう。お客さんにも聞いてみましたが、全店制覇した方はそんなにはおられないんじゃないですかね(笑)。

で、信濃鶴がブースを置かせていただいたのが、四谷駅の近くの『軍鶏一(しゃもいち)』さんでした。ひと言で言えば焼鳥屋さんなんでしょうが、埼玉で飼育されている地鶏の『タマシャモ』っていう鶏を使った料理を出しておられるお店です。お祭り終了後の懇親会でいろいろなお料理をいただきましたが、どれもお肉の味が引き立ってとっても美味しかったですね。

お祭中のお客さんの流れがどんな感じかっていうと、お店のテーブルにはどんどんとお料理が並べられていって、入ってきたお客さんはそれを好きなように食べることができます。ひとりでいくらでも食べることができますが、他にも15軒の居酒屋さんの料理があるわけですから、特定のお店だけで目いっぱい食べるようなお客さんはいないでしょう(笑)。

軍鶏一さんは、今回ご協力いただいたお店の中では一番っていうくらい大きな店だったんだと思います。5蔵が入って、中もかなり混雑しましたね。それでも、入り口で店員さんが入場規制をしてくれていたようで、身動きが取れない程ってことはありませんでした。奥に細長い店舗でしたから、お客さんもベルトコンベア的に流れてるって感じでした。

このお店は蔵の数が多かったってこともありますが、中での待ち時間を加えて店内の滞留時間を考えると、どう考えても15分っていうわけにはいかなかったでしょうから、やっぱり全店制覇は難しかったかもしれません。でも、中には一番最初に軍鶏一さんから始めて、全てのお店を回ってから、信濃鶴の一番安い純米酒が一番気に入ったと戻ってきてくれたお客さんもおられましたよ。

そういえば、昨年は『越後屋五郎兵衛(えちごやごろべえ)』さんっていう、炭火で干物を焼いてくれるお店でしたね。炭火をガンガン使うため、窓は明けっぱなしでクーラーがあまり効かずに暑かった思い出がありますが、お料理はとても美味しくてもう一度行ってみたいお店です。やっぱり、四谷で生き残っているような居酒屋さんは、どこもとってもレベルが高いと思いましたね。

写真は、お祭りが始まる前に撮った軍鶏一さんの外観です。私はお祭中は外に出ることはなかったので分かりませんが、たぶん店の外にあるかき氷の屋台もこのお祭りの参加者用のものだったんだと思います。熱中症の人が出ないように、事故等がないようにと、実行委員の皆さんのご尽力も大きいものがあったんじゃないでしょうかね。

軍鶏一さんは四谷の飲食店通りのど真ん中で、かなり目立つ店構えだからすぐに分かると思います。もし読者のみなさんもご来店の機会があれば、ご自慢のタマシャモを味わってみてくださいね。軍鶏一さんはじめ四谷の居酒屋の皆さん、今年も大変にお世話になりました。大長野酒祭りの実行委員の皆さん方も、本当にありがとうございました!!!


□□□ やっぱ夏休みはポイント苦しいねぇ □□□
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大長野酒祭り

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イヤー、忙しくて忙しくて、5時間の飲み歩き時間の中で撮った写真がこの1枚だけでした(汗)。ひとりで、次から次へとブースにお見えになるお客さんにお酌をし続けるのはやっぱり大変で、お酒を冷やすための氷を継ぎ足しに行ったり、トイレに行ったりするのが実に難儀でした。勝手にお客さんがお酒を注いでくれても構わないんですけど、なかなかそんなわけにもいきませんしね。

今年も開催の運びとなった『四谷・大長野酒祭り』ですが、昨年の倍にあたる1000人に近い数のお客さんの参加になったそうです。だったら昨年の倍の混雑だったかって言うと、協力していただける居酒屋さんの数も16店舗と昨年より相当に多くなっていて、込み具合とすれば昨年と同じくらいの印象でしたね。長野県からの参加蔵も44蔵と過去最高になったようです。

このお祭りは、東京の四谷駅から四谷三丁目駅の間にある居酒屋さん達が企画してくれているもので、各協力居酒屋さんに長野の蔵元が数軒ずつブースを持って、チケットを購入されたお客さんに、この地区で全国最大級のはしご酒をしてもらおうっていうイベントです。今年でたぶん3回目になると思うんですけど、信濃鶴は2回目の出場ってことになります。

私達から見れば、東京の居酒屋激戦区で生き残っておられるようなお店で、自分の蔵のお酒を召し上がっていただけるなんて夢のような話なんですけど、それを広範囲にわたる複数のお店で、かつ長野のお酒だけにスポットを当てて、そして多くのお客さんを集めてこれだけの規模に仕立て上げてくれているなんて、まず普通には考えられない棚ぼたイベントだと言っていいでしょう。

もし、自分達でこれだけのことをやろうとすれば、どれだけの労力がかかるか想像もできませんが、やはりこういう企画は私たち蔵元じゃできないんじゃないですかね。お店同士の横のつながりとか、お客さんへの周知方法だとか、全体の雰囲気作りなんて、その道のプロ集団だから可能なんであって、長野の山猿が東京に出て行っていくら協力を仰いでもできることじゃないでしょう。

私達が東京で行う『長野の酒メッセin東京』はひとつの会場で全蔵が集まって行いますが、このお祭りの場合には会場が四谷という居酒屋エリア全体っていうイメージで、参加されるお客さんにとってもメッセとは違った面白さがあるでしょうね。これまで行ったことのないお店にも気軽に入れるってことは、新しいお気に入り店の開拓にもなるかもしれません。

どうして長野のお酒なのかっていうのは多少不思議な部分ですが、コアメンバーになっておられるいくつかの居酒屋店主の皆さんが長野のお酒をとても愛してくれているっていうことは紛れもない事実です。そんなに深い思いを抱いてくれているなんて、私達としても半端なお酒造りなんてしちゃいられないってことでしょうね。

写真は、このブログをしっかりと読んでいただいている読者の方でした。本当ならゆっくりとお話ししたいところなんですけど、お客さんにもある程度流れていただかないと店内が一杯になっちゃいますから、なかなかそうもいかなくてチト残念でしたね(涙)。鶴がブースを置かせていただいたお店については、また明日。


□□□ お盆はポイントが低いかな? □□□
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信濃鶴を囲む会



なんでこの暑い時期に東京に出てきたか・・・その大きな目的は2つあって、その両方共がイベント関連って言えばいいでしょうか。ひとつは『信濃鶴の蔵元を囲む会』、もうひとつが『四谷大長野酒祭り』です。この時期じゃないとできない様々な理由があってそうなっているわけで、信州清酒の普及のためには「暑い」だなんて言ってられません(笑)。

初発の『信濃鶴の蔵元を囲む会』は、我がブロ友ZENさんが企画してくれたもので、一昨年に続いて2回目となる、日本酒好きな皆さんの集まるこじんまりとした酒の会です。総勢10名のお客さんになりましたが、半分以上は知った顔って感じで、蔵元を囲む会って言うよりも、ちょっとした知り合いが集まって信濃鶴だけを飲む会みたいなノリでした(笑)。

会場は前回同様に浅草橋の蕎麦屋『あさだ』さん。私が蕎麦好きだっていうことと、鶴が蕎麦に合うからっていうご配慮ですが、由緒ある蕎麦屋さんで色々といただけるだけで私は満足でしたね。都合のいいことに、私の定宿『東横イン』が目の前にあったので、この日の夜はそこに泊まることにして、2次会対策もバッチリ(笑)。

出されたお酒は、ZENさんがコレクションしてくれたものばかり。彼と連絡を取り合う中で、自宅の日本酒専用冷蔵庫のかなりの部分を信濃鶴が占めちゃって、いつかどこかで放出しないと大変なことになるって聞いてましたから、早いところこのお酒の会は実施しなくっちゃならなかったわけで、今回の四谷のイベントに合わせて開催することになったような次第(笑)。

全部で8種類もあって、そんな飲み比べをすることなんて私だってやったことがありませんから、お客さんたちよりも私の方が飲むのを楽しみにしていたくらいだったんです。特に、無濾過の年度違いに興味があったんですけどね。比べてみると、純米も特純も1年経ったモノの方が味が丸くなってとても美味しかったですね。保存状態が良くって、全然老ねた感じもありませんでしたしね。

会の後半ではZENさんお得のお燗攻撃が始まって、無濾過だろうが大吟だろうが全部いい感じのお燗にしてくれるもんだから、あまり酔うっていう感じもなくスルスルと全ての種類が制覇できました。私は吟醸のお燗っていうのは抵抗なかったんですが、無濾過生原酒系のお酒のお燗も全然大丈夫だっていうのはZENさんに教わりましたね。美味かったっす!

この日楽しかったのは、来てくれた皆さんとの会話でしたね。元々みんなフレンドリーっていう雰囲気でしたし、何度もお会いしている方も多くて、もしかしたら私が一番楽しませてもらったのかもしれません(汗)。鶴のことについて、酒造りのことについて、今の日本酒業界についていろいろお話もできて、実りの多い会になったと思います。

会の終了後はZENさんと浅草まで足を伸ばして反省会。反省すべき点は全く無かったので、単なる打ち上げと相成りました(笑)。ちょっと、名前を失念しちゃったんですけど、流行りの日本酒バー的なお店で、またまた楽しいお酒になりましたね。ZENさんを始め、参加していただいた皆さん、楽しい会を本当にありがとうございました!


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ドタバタ出発



世の中が夏休みムードだってぇのに、8月に入ってから何かと忙しい・・・っていうより、ドエリャー慌ただしい岳志です。今は東京行きのバスの中なんですが、昨日までは今年最後の無濾過生原酒のビン詰めと発送作業に追われ、そっちにかまけているうちに袋詰めの酒粕が欠品状態になるし、今回の東京でのイベントの準備はできてないしで、まっことドタバタして、ようやくバスに乗り込んだような次第(汗)。

ですから、今日アップしてある写真は、そのドタバタが終わってホッと一息した私の心象風景だと思っていただければと(笑)。暑い夏に仕事が忙しいのは大変ですが、それなりに商売が動いてくれている証拠でもありますから、お盆までもう少し頑張らなくっちゃなりません。汗をかいて頑張った仕事の後のビールが美味いのは、この際素直に認めざるを得ませんな(汗)。

今年の8月が忙しくなったひとつの理由は、上にも書いたように、無濾過生原酒を発売することになっていたからです。実は、昨年もホンの少しだけは発売してたんですけど、今年は本格的な出荷体制になったってことです。これで、無濾過生原酒は2、4、6、8月の特別商品ってことになりましたね。それほどたくさん出るわけではありませんが、一定のご注文をいただいて感謝感謝です。

ただ、気温が高い時期ですから、ビン詰めしたら即発送しなくっちゃなりません。社員総出で荷作りして、とにかく必要な分は一日で発送を完了することができました。この手の作業にもだんだんと慣れてきて、社員だけでもかなりの発送に対応できるようになって嬉しいですね。大変なのがクロネコヤマトさんですが、何回か往復してもらって、クール便に全て載せていただくこともできてようやく一安心できましたよ。

日本酒好きの皆さんならご存じのことでしょうが、夏用の商品って多くのお蔵さんで発売しておられるんですよね。例えば、『夏吟醸』とか『夏の純米』なんていうネーミングで青色のビンに入っているような商品です。とっても売れ行きがいいそうで、夏本番になる前に売り切れちゃうほどだそうですよ。信濃鶴にはそういう商品は今のところありませんから、既存のものでかろうじて対応してるわけです(笑)。

なんとか売れ筋の商品に見てくれだけでも似せようと、仙台のKとかいう酒店では、自店で夏向きのシールを作って鶴のビンに貼って、強引に『夏の鶴』として売る皮算用をしているみたいですが・・・。これも蔵元の不甲斐なさを、周りの皆さんが補ってくれている情けない好例(?)としてご紹介しておきましょう。サンセールさん、いつもお手数をおかけしちゃって、ありがとーありがとーありがとー!!!

夏の酒粕もお盆前のピークを迎えて、蔵にも残りが少なくなっています。これを売り切っちゃったら、ようやくお盆休みに入れるかな。さて、今からお盆前最後の東京営業です。暑いのは覚悟の上ですが、大きなイベントもありますから、なんとかバテないようにガンバリまっせ!


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プレゼント

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誕生日に花束をもらったっていう経験はこれまでないかもしれませんねぇ。品物だったり食べ物だったり様々ですが、花束っていう記憶はありません。それも遠方からわざわざ送っていただいちゃって、会社に届いた時には、一体このデカイ箱は何物なのかと事務所内が騒然としたとかしなかったとか(笑)。

このブログではかつて自分の誕生日のことは話題にしてなくって、ここで言うことでもないと思ってたもんだからずっとひた隠しに隠してたんですが(笑)、いつのころからか何となく皆さんにもバレてきて、誕生日プレゼントもいただいて記事にしているうちに今ではバレバレになって、仕方なく公言するようになっちゃってます(汗)。

8月1日が私の誕生日でして、先日めでたく49歳になっちまいました。今書いてて気が付いたんですけど、『4(死)』と『9(苦)』で、あんまりいいことがなさそうな歳じゃぁないですか(汗)。もう50歳も目前で、一体いつの間にこんなに歳を食っちゃったんだろうって感じがヒシヒシとしますねぇ。

若い時分には、それ程歳をとった自分を想像だにしなかったわけですが、考えてみれば間違いなくそれが今の私だし、赤ちゃんだったはずの子供も大きくなって、横を見りゃ女房もシワだらけじゃないですか(笑)。そうやって着実に年齢を重ねていっちゃうのが人間なんでしょうけど、この絶対的に抵抗不可能な流れが、怖い様ないとおしい様なちょっと不思議な気分ではありますね。

ま、そんな私の感慨はさて置いて、プレゼントの送り主は岐阜のHさんご夫妻。ご夫妻なんだけどご夫妻じゃないっていうか、ご夫妻じゃないんだけどご夫妻だっていうか、ちょっとその辺が微妙なんですけど、ご夫妻なんです(笑)。もうお付き合いは長くて、毎年何回か会社に遊びに来てくれるっていう感じになってますね。

少し前にも会社までお酒を買いにお見えになったんですが、その時に今年の誕生日には何かがあるような含みは持たせておられたんですよね(笑)。毎年何かお気遣いいただいちゃって、実に恐縮しているんですが、いつも必ずどこかで「オッ!」と思わせる仕掛けがつまったプレゼントになっていて、本当に感謝感謝です。

今回は、「こんなのもらったことないでしょう!」ってHさんが言っているのが聞こえるようなプレゼントでしたね。もらってみて、相手を何となくウキウキさせる贈り物って意外に難しいもんです。私が毎回ウキウキさせられているところを見ると、私の頭が単純なだけなのか、Hさんがプレゼント上手なのか・・・きっと両方なんでしょう(笑)。

Hさん以外にもブログにおめでとうコメントをいただいていて、皆さんには本当に感謝申し上げます。せっかく応援いただいてるんですから、美味しい信濃鶴を造って、このお返しをしなくっちゃなりません。49歳になっても一向に進歩のない岳志ですが、大器晩成の言葉を信じて(笑)これからも頑張っていきたいと思ってますから、今後もよろしくお願いします!!!


□□□ 8月1日から日が経っちゃいました(汗) □□□
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税務調査

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昨日のブログにもちょっと出てきましたが、先日税務署さんの調査がありました。こういう調査の正式名称(?)ってよく分からないんですけど、一応『税務調査』ってことで間違いはないと思うんですけどね。この場合の『税務』っていうのは当然『酒税』が対象ってことで、毎年1回くらいの割合で、署員の方が会社まで来て調査をされます。

この手の記事の時には毎回ご説明申し上げることですが、長生社で何か不正があったとか脱税してたとかなんてことじゃありませんからね(笑)。酒造メーカーが適正に酒税を納めているかどうかの、ある意味で定例的な検査と言っていいでしょう。ほぼ毎年、何らかの形で調査がされています。

大抵は、税務署の『酒類指導官』といった肩書きの署員の方が1、2名お越しになって1日をかけて調査していかれるわけですが、何年かに一度は数名の署員で数日間っていう大規模な調査になることもあります。そういう時には、隅から隅まで徹底的にっていう感じになるんですけど、通常はその年の重点項目にポイントを絞って調査されているみたいですね。

ある時には出荷や在庫管理のことだったり、ある時には原料米の使用状況だったり、今回は製造関係の帳面類が適切に記帳されているかどうかをしっかりと見ておられたみたいです。つまり、私が冬の間に日々書いているような帳面が対象となっていたわけで、抜かりなくやっているつもりではあるものの、ちょっとは気が気じゃない部分もあったりしてね(汗)。

税務調査が行われる時には、いつお呼びがかかるか分からないもんだから、社長か私が常に待機していることになります。どんな書類を持ってきて欲しいとか、不明な点の説明とか、会社全体のことが分かっている人間がいないと、調査がスムーズに行われませんからね。そして、最後に調査全体の総括をうかがって終了ってことになるんです。

細かく見るとやっぱりミスってあるもんで、私の書いた・・・と言うか、パソコンに打ち込んだ・・・もろみの経過簿にはいくつか分かり易い間違いが(笑)。パソコンってカットアンドペーストみたいな操作が簡単にできますから、同じような処理がしやすい半面、その部分が全て同じように間違えてるっていうことにもなるわけで、しっかりとご指摘を受けちゃいました(汗)。

その他にもいろいろとご指導をいただいて、大きな問題はなく調査は終了になりました。全てをバカ正直に遂行するっていうのが、私の酒税への対応のスタンスです。曖昧な処理は自分自身でお酒の流れが分かんなくなっちゃって、後から人に説明できないっていう事態に陥りますから、結局はそれが一番自分のためでもあると思いますしね。

今現在、長野県の酒税業務は全て松本税務署内に集約されていて、6名の指導官で全県に対応しておられるんだそうです。冬の間は蔵が忙しくて調査は難しいですから、夏に集中して実施されるみたいですが、クーラーもない会社のひと部屋で大量の帳面類に目を通すのは大変な仕事です。お勤めご苦労様だけど、あんまり厳しい指導はしないでねっていうのも本音ではあるんですけどね(笑)。


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駒ヶ根観光

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失敗したー!!!また、手タレ写真を撮り忘れました(涙)。最近、千客万来の長生社ですが、せっかくお越しいただいたお客様の記念写真(?)を撮るのを忘れちゃうことが多くて、地団太を踏んでばかりですね。いや、今回はいろんな要因が重なって、ドタバタしちゃったのも無理からぬことなんですけどねぇ・・・。

東京の品川からお越しいただいたのは、W商店さんのご家族でした。Wさんは確か、一番最初は仙台のサンセールさんのご紹介か何かで信濃鶴のことを知っていただいたんだと思いますが、もう数年来のお付き合いをいただいている元気な酒屋さんです。親父と息子っていうコンビでご商売に励んでおられます。

実は、同じ日に税務署さんの調査が会社に入っていて、いつものようにあまり時間をゆっくりと割けなかった事情もあったんです。でも、せっかくこの日に長野県の方までお越しになるっていうことで、慌ただしいかもしれないけど、どうせなら蔵を見ていってくださいっていう話になってたんですよね。

税務署さんもお昼時間は外に出られますから、その時間を狙ってきてくださいってお願いしておいたんですが、準備のいいWさんは早め早めの行動の結果、11時頃には会社へご到着(笑)。この時点でも既に慌てたんですけど、聞けば、駒ケ岳ロープウェイにも乗ってみたいっていうご意向だったので、そりゃ早くしなくっちゃいけないって気になって、余計に駆け足でのご案内になっちゃいました(汗)。

更に、お昼は駒ケ根名物のソースかつ丼をご所望だったので、蔵を見ていただいた後は、会社の一番そばにあるソースかつ丼専門店『玉龍』さんへ。ソースかつ丼を堪能された後で、ロープウェイに向かわれました。会社から距離はありますが、駒ケ根高原への道は分かり易いですから、きっと迷うことなくロープウェイ行きのバス乗り場に着かれたと思うんですけどね。

ここで少しご案内しておくと、ロープウェイに乗って中央アルプスの中腹、標高2600メートル地点まで登って行くにはルートはひとつしかありません。まず自家用車で駒ケ根高原にある大駐車場まで行きます。そこからバスに乗り換えてロープウェイの下の駅までしばらく乗って、そこからロープウェイで上の駅までっていう流れです。

結構時間がかかっちゃうのがバスなんです(汗)。バスに揺られている時間が40~50分ってところでしょうか。ロープウェイに乗ってる時間なんてホンの8分程度です(笑)。締めて1時間とすれば、その往復で2時間。山の上で散策をする時間が1時間としても、合計3時間は必要ですし、乗り継ぎなんかも考えれば、どうしても半日仕事になっちゃうんですよね。

だもんだから、午後からロープウェイに向かって、その日のうちに東京まで帰るとなると結構ハードスケジュールになると思っていろいろと急がせちゃったわけなんですけど、天気もそれなりでしたから、上からの景色は楽しんでいただけたんじゃないかな。しかし、せっかく駒ケ根まで来たら、蔵見学だけじゃなくって、ソースかつ丼もロープウェイも満喫しようっていうW家の行楽にかけるド根性が素晴らしいじゃないですか(笑)。


□□□ 観光シーズンらしい記事になりました □□□
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