専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

洗いつけ

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こいつが業界の公式な専門用語なのかどうか分からないんですけど、その醸造期間の中で初めてお米を洗うこと、あるいは洗う日のことを、私の周りでは『洗いつけ』と言っています。あんまり他県の蔵元さんとの会話には出てこないような気もしますから、長野県特有の言い方なのかもしれません(汗)。

「今年の『洗いつけ』いつ?」なんていう感じで使いますが、要は「いつから造りが始まるの?」っていう意味とほとんどニアリーイコールであって、酒造りに突入する句切れを直感的に言い表している言葉ではあります。仕込作業の一番最初のスタートは、お米を洗うところから始まるわけですもんね。

ちょっとこのブログで読者のみなさんに誤解を与えているかもしれないと危惧している点は、私の場合には『入蔵』と『洗いつけ』はほとんど同じ日になりますけど、本来はかなりずれているはずなんだってことです。私は米洗いが始まったら蔵に泊まり込むようにしているからそうなっちゃうんですけど、一般的な場合にはそうはならないんですよね。

遠方から杜氏さんが出稼ぎで来られているようなお蔵さんでは、『入蔵』っていうのは杜氏を始め蔵人達が蔵に来て泊り始める日のことでしょうし、それからいろんな準備をしてようやく仕込みが始まるわけですから、『洗いつけ』は入蔵からはしばらく後にならないとできないっていうのが普通の流れでしょう。

それでも、いつから仕込が始まるのかどうかを尋ねるっていう場合には、入蔵じゃなくって洗いつけで聞いた方が分かり易いし、質問の意図もそこにあるはずですから、そういうやり取りをするには便利な表現です。実際に米に触って、造りが始動する境目を表す言葉とすれば一番分り易いかもしれませんね。

っていうことで、『洗いつけ』しました。最初のザルを水に入れる「ザブン!」っていう音は、さながら「よーいドン!」の掛け声そのものであって、これからの楽しい楽しい(?)半年間に向かって闇雲にスタートを切ったっていう実感を与えてくれます。自分にもう明日はないんだという、あきらめの気持ちもどこかにありますが・・・(涙)。

今年のお米を最初に洗う日ですから、その素性はまだよく分かっていません。どのくらい水に浸したらいいのか、水の中のお米の表情を見ながら見当をつけるんですが、最初のザルはものの見事にポイントをはずして給水させ過ぎました(汗)。実に幸先の悪いスタートでしたが、最初から上手くいっちゃって気が抜けてもいけませんから、「ま、そのくらいの試練がお前には必要じゃ」と神様が言っているのが聞こえたような・・・(笑)。


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入蔵祝い

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ついに蔵での生活が始まりました。毎年半分はここで寝泊まりしてるんですから、別段これといって特別な気分でもありませんが、そこはソレ、半年間の区切りではありますからお祝いしとかなくっちゃなりません。家族との晩酌ができなくなって寂しいことこの上ありませんが、ひとり身の気軽さも享受しとかなくっちゃね(笑)。

蔵に泊まり込むようになったのは、まだまだ前任の杜氏が元気にやっていた頃でしたし、私は結婚もしてませんでしたから、仕事はいろいろとやらされたものの、蔵人たちと毎晩晩酌して楽しかった思い出しかありませんね。ちょっと酔った勢いで麹の手入れをしたのも、今となってはとても懐かしいです。

20年以上もこんな生活をやっているわけですから、夏の生活とどっちが普通じゃないのか分からないくらいになっていて、これはこれで居心地は悪くはないんですよ。ただ、杜氏役をやるようになってからはひとりでの泊まり込みですから、その点では寂しい気はしますね。もうそれが15年目になろうとしてるんだから、歳をとるのが早いわけだよねぇ(涙)。

とは言え、やっぱり入蔵しちゃうと、酒造りが頭の中に占める割合はほぼ100%になりますから、いくら飲んでいてもこんな私ですらどこかで覚醒している部分があるのは仕方のないことです。これまではお風呂に入っている間に考えるのは、「出たらビールを飲もうか日本酒からいこうか」ってことだったのが、これからは「麹の温度は今何度になってるかな」ってことだったりしてね(笑)。

久しぶりにお酒なんか飲みながらブログを書いてますが、基本的にこれからはブログは夜中に書くことになります。これまでは朝会社が始まる前に書いてましたけど、これからは朝起きたらすぐにいろいろやらなくっちゃなりませんから、そんな時間が作れません。もしあったとしても、朝は眠いもんだから、ちょっとでも時間があれば横になってますね(汗)。

ですから、今日がその切り替え日っていうことになっていて、入蔵祝いをひとりでやりながらパソコンに向かってます。つまり、今日がお酒を飲みながら夜な夜な記事を書くっていう初日に当たるわけです・・・イヤイヤ、お酒を飲みながらなんていうことはめったにありませんありませんありません(笑)。

悲しいのは、昔はもうちょっと女房も娘も私が蔵に泊まることを寂しがってくれたのに、今じゃあーた、これっぽっちもそんな素振りは見せないってことでしょうか(涙)。だから、心理的に夜中のお酒に走っちゃうのかもしれませんね(ウソウソ)。つまみは、皆さんにいただいた焼うるめがありますから、これ以上は何もいりませんし・・・(笑)。

ま、とにかく、これから夜中の投稿になって、その日の0時に記事を公開することができない日もでてくるでしょうけど、もし毎日0時に読んでくれている読者の方がいらっしゃったらお許しくださいね・・・って、そんな人いないか(笑)。うーん、最初から酔っ払ってブログ書いてるようじゃ、先が思いやられますなぁ・・・。


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準備完了

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9月末から準備を始めておよそひと月。ようやくいろいろと整って、これから酒造りが始まります。私の頭の中じゃ、これからっていうよりも、1ヶ月前から始まっているくらいの感覚なんですけど、やっぱり米と水と麹ともろみを相手にしだすと、もうどこへもにげられないってことになりますから、完全本番モードに突入ですね。

10月に入ってからは私も営業の頭から造りの頭に切り替えて、蔵の中での準備に勤しむわけですが、始めるに当たってやっておかなくっちゃならないことも多いですし、掃除、洗濯、殺菌、組み立て等々、細々したことから大きな機械まで手をかけて、ひとつひとつ仕上げていくことはそれなりに大変な仕事です。

仕込が始まっちゃえば待ったなしの状況になって、それはそれで当然シビアな状況になりますが、来るべき仕事のことをあれやこれや考えながら抜かりのない準備をしていくってことも、実はとても重要で疲れる仕事ではありますね。私の場合には、いきなり体を使い始めるっていう部分もあって、余計にそう感じるのかもしれませんけどね(笑)。

仕込蔵、米蔵、物干し場、井戸周り、蒸し場周り、麹室、酒母室を全て掃除・殺菌して、その中で使う布類を洗濯し、道具類を拭き上げて、機械類を組み立てる・・・と、これだけ書いただけでもイヤになってきちゃいますが(笑)、やっぱりひと月くらいは余裕でかかっちゃうんですよね。毎日やってられるわけでもありませんしね。

苦しいことに、10月はお酒関係のイベントが盛りだくさんで、会社を空けなくっちゃならないことも多くて、思うようにいかないことも多いんです(汗)。ひとりでいろいろやろうと思うのがいけないんでしょうけど、小さなお蔵さんでは皆さんそんなご苦労をされているんじゃないんですかね。

そんな中でも、うまいこと準備が進められているのは、蔵で働く社員のおかげでしょう。大抵のことはやっておいてくれますから、私としてもどれほど心強いか分かりません。今年は準備し始めるのを少し早めましたから、昨年より余裕があったような気がしますし、私がいなくてもいろいろできるようになってますから、ヘタに私が口を出さない方がいいくらい(笑)。

考えてみると、11月から4月まで半年間に及ぶ造りの期間に対して、前後1ヶ月ずつ準備と片付けの期間があるってくらいになりますから、1年中造り続けるっていうくらいのやり方の方が効率的かもしれませんねぇ。ただし、そのためにはそれなりの設備投資が必要になってことになるんですけど、そんなに非現実的な話でもないかもしんないですね。

さて、いよいよ米洗いから始まります。いったん走り出したらゴールまで走り抜くだけです。今期の信濃鶴がどういう味になるのか楽しみですが、昨年からの軌道修正をどの程度にするのかも悩ましいところ。地元産美山錦の力を存分に発揮できる、駒ケ根ならではの純米酒を目指したいですね。


□□□ ブログも短めにしなくっちゃ □□□
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紅葉シーズン

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ゆっくりとブログを書いている時間が全くなくなってきた岳志です(汗)。写真整理の意味も含めて、今日は中央アルプスの写真を一挙掲載です。何かお伝えしたいことがあるかっていうと、これと言ってなんにもあるわきゃないんですけど、中味のないブログの時には写真で息抜きをしていただこうっていう安易な考えです(笑)。

昨日のブログで、中央アルプスの上部、ロープウェイのかかっているような場所の紅葉はもう終わっちゃってるだろうなんて書きましたけど、今朝出勤途中に眺めてみると、なんだかまだ赤々としているようにも見えましたから、もしかしたら今でもきれいかもしれません。この時期に上まで行ったことがないもんだから分からないんですよね(汗)。

上の写真は、一応時系列に紅葉が下に降りてくる様子を撮ったものですが、決して等間隔じゃありません。2枚目は1枚目の2週間以上後ですし、3枚目は2枚目の2日後で、雪がかなり降ったもんだから撮っておいたっていう感じです。こうして並べて見ると、頂上付近が赤く色付き始めてからひと月くらいは山の紅葉シーズンが続くってことになりますかね。

カメラを向けようなんて思うってこと自体、私の眼には紅葉がとてもきれいに映っていて、この感動を読者の皆さんにもお伝えしようなんて思ってシャッターを切るんですけど、腕があるわけでもありませんし、やっぱりいい写真は撮れませんね。2枚目なんて「オォー!」とか思って、わざわざ車を止めるまでして撮ったんですけど、何となく単なる山の写真っていう風情になってますもんね(涙)。

1枚目は上の方の紅葉がハッキリとしてきた時、2枚目は山全体が赤くなった頃、3枚目は2度目の冠雪の日で、ここに何十年暮らしていても毎年きれいだって思えるんだから、うれしい環境だっていうもんじゃないですかね。子供の時分からそういう感慨を持って眺めていたわけじゃありませんが、これが完全に自分の中に刷り込まれている景色なわけです。

そう言えば、駒ケ岳ロープウェイがここ数年のうちに改修工事のために運休になるなんていう話も聞きます。これは、ロープの架け替えなんていう簡単な話じゃなくって、ロープをかける鉄塔から新しくするそうで、期間も2年くらいはかかるとか。駒ケ根の観光業にとっては大打撃になっちゃうんじゃないかな。詳しくはまだちょっと分かってないんですけど、来年あたりには来駒しておいた方がいいかもしれませんよ。

最近は朝もめっきり寒くなって、先日はもうちょっとで氷点下になるほどでした。やっぱし、3℃とかになるとえっらく寒く感じますね(汗)。現在では山の赤色は平地まで降りて来て、家の周りの紅葉もきれいになっています。蔵の準備でアタフタしている身には、多少の精神安定剤になってくれているかもしれません(笑)。

毎年、この時期を心穏やかに過ごせないのは実に口惜しいわけですが、今年はいつもよりは楽しめてるような気もします。準備が順調に進んで、お米も入荷済みですから、例年よりヤキモキしないで済んでますね。そんなに余裕ブチかましてると、いざ始まった時に半べそ状態になりかねませんが、あとは運を天に任せるだけです(笑)。


□□□ 写真をクリックすると拡大しますよー □□□
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食べ納め

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あと半年間、いつ顔を出せるか分からないってなると、どうしたって行っておきたいお店ってあるじゃないですか。いつでもお邪魔できるくらい近いとかいえば別ですけど、ちょっと気合入れないと行けないくらいの距離となると尚更です。そんなお店のひとつ、丸富さんで、たぶん今年最後になるだろう蕎麦を食べてきました。

折しも、ここ最近は駒ケ根高原の紅葉の最盛期でもあって、駐車場には県外ナンバーの車がズラッと並んでましたね。先日ご紹介した通り、中央アルプスの山頂には雪が降るくらいですから、ロープウェイのかかっている山麓の紅葉は既に見頃を過ぎちゃってるでしょうけど、山のふもとの高原あたりはちょうどいい感じになってますね。

遠来のお客さんが待っているような時期にはお店に行かないのが常連としてのたしなみなのかもしれませんが、この日は別件の用事もありましたし、今後機会が無いかもしれないと思ったもんだから、迷惑顧みずドカドカ押しかけました。そそくさといつものように注文して、速攻で切り上げてきましたよ(笑)。

この時期になると、冬眠前の熊のようにいろいろと食べておきたくなるんですけど、考えてみると、仕込をしている間って何かこれが食べたいとかいうことがあんまりないんですよねぇ。酒造りに必死だとか、疲れちゃって外へ出かける気にもならないなんていうとそれなりの話に聞こえますが、そんなことじゃなくって何となくなんですけどね。

身体を使いますから食欲はバリバリにあって、たくさん食べられるから体力的にも力尽きずに毎年最後までいけてると思うんですけど、『食欲』って言うより『美食欲』が枯れてくるっていうか、頭をもたげないような気がします。美味しいものを食べたいっていうよりも、身体の栄養になる物をしっかりと摂りたいっていう本能的な欲求が強くなるのかもしれません。

別の見方をすれば、どんなものでも美味しく食べてるから、あまりそれ以上に美味なるものが必要ない生活リズムになっているとかね。もしそうだとすると、身体を動かして健康的な生活を送っていれば、あまり食事にお金をかけずに済むっていうことにもなるでしょうけど、蔵での働き方は決して健康的じゃありませんし(笑)、期間も限定だから特殊な状況ではありますよね。

写真は丸富さんの2枚看板、『しらびそ』と『朝日屋』のうちの後者です。十割のしらびその方が有名かもしれませんが、粗挽き二八の朝日屋も美味しいですよ。蕎麦によって蕎麦つゆも変わるところが面白いんですけど、朝日屋のさば節のつゆも私は大好きなんですよね。この日は両方とも一枚ずつ食べて、満足満足で帰ってきました。

しばらく食べられないから食べるのか、造りが始まる前のささやかなモラトリアムを享受した気分になりたくて食べるのか分かりませんが、こういうことをすると自然と自分を追いつめていく羽目になるっていうことにも、今気が付きました(笑)。もはや完全に追い詰められて、あと数日で米洗いが始まりまっせぇ(汗)。


□□□ 昨日の夜も越百で飲んでたような・・・ □□□
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飲み納め

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入蔵が間近に迫ってきて、外へ飲みに出るのもこれで最後かと思って越百(こすも)に行ったら、いつもの通りにカウンターみんなお友達状態になっちゃって、挙句の果てにこの写真だんがな(笑)。越百ほど常連率の高いお店も珍しいんじゃないかと思うんですよね。暖簾をくぐって知り合いがいなかったためしがありません。

この日は、蕎麦業界では知る人ぞ知るTさんにお誘いを受けて、福島出身の蕎麦打ち職人H君と3人で飲むことになってたんです。実に珍しい組み合わせではあるんですけど、3人ともお互いによく知った仲で、なるべくしてこうなったって言えば言えないこともないかな。蕎麦が取り持つ縁というか、鶴が取り持つ縁というか・・・。

Tさんは蕎麦に関する著書も多くて、蕎麦界の重鎮的存在です。なんでそんな人が駒ケ根にいるかっていうと、伊那谷ご出身でしばしば帰省なさっておられて、今回はそれに合わせてH君と私に声をかけていただいたような次第。なんと、私の親父と高校の同級生で、そんな関係から信濃鶴のこともよく知っていてくれるんですよね。私としては、しばらく前から存じ上げている間柄です。

H君は、今年東北営業に行った際に、彼の故郷である福島市での蕎麦会で私がご挨拶させていただいたりして、これまでも何度か地元の蕎麦会でもご一緒した、私の職人仲間とでも言えばいいでしょうかね。今は震災復興のために故郷を中心としたボランティア活動を精力的にこなしていて、Tさんもそんな彼の話を聞いてみたいっていう思惑もあったみたいですね。

実は、この日は朝から何となく具合が悪くて、たぶん風邪っぽかったんでしょうけど、微熱があって頭だけがガンガンしているような状態(汗)。せっかくの面子なんだし、ドタキャンは失礼だろうから、とりあえず出ていくのは出て行って、できたら早めに切り上げようなんて思ってたんです。もしかしたら風邪じゃなくって、造り前のちょっとしたブルー状態だったのかもしれませんけどね(笑)。

ところが、Tさんのご家族に今年ご不幸があったなんて聞いたもんだから、「こりゃ、元気になって帰ってもらわなくっちゃならん」とスイッチが切り変わって、あとは酔いに任せて身体の具合なんてどーでもよくなっちゃいました(笑)。まぁ、飲み始めたらどんな時だって元気になってきますけどね。

Tさんの政治談議に、H君の復興活動報告にと、話がトントンと進んで楽しかったですね。親父と同じ世代と、自分よりひと回り以上も若い世代との飲み会とは思えないノリ(笑)。お二人とも人柄がいいから、きっとそんな気がしたんでしょうね。造りに入る前に、しっかりと飲み納めができて、とてもいい気分で帰ってきましたよ。全部ご馳走になっちゃって、Tさん、誠にありがとうございました!!!

とは言え、仕込が始まったら飲みに出ないなんていうわきゃねーわなー(笑)。普通に飲みに出るのはもうないかもしれないとしても、夜中にちょろっと抜け出すくらいの楽しみはあってもいいでしょう。今期はその体力が残るかどうかチト不安なところもありますが、これで飲み納めっていうのは、タイトルとしてはいかんせん不適切だったかと・・・。


□□□ 2位から動きようもないですね □□□
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常宿

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もうあと半年間はお世話になることがないでしょうから、今年の総まとめ(?)の意味を込めて、私が営業回りの時に使う常宿について記事にしておきましょう。そうです、皆さんご承知のように私がいつも使うのは東横インさんなんですけど、別にブログに載せたからってお駄賃がいただけるわけじゃありません(笑)。

「ブログで記事にしていただけたら・・・」っていう話は、以前ほどじゃありませんが、今でも年にいくつかは、このブログを通じてご依頼をいただきます。あるいは、ブログに宣伝用のリンクを貼り付けてほしいとかアフィリエイトだとかいうお話がくるんですけど、そういうのは全くやってなくて、おかげ様で気軽にブログ生活を続けています(笑)。

閑話休題。県外への出荷を始める以前に比べて、営業回りと称してビジネスホテルに泊まる回数はグッと増えたこの数年ですが、3年くらい前に会員になってから東横インさんを利用することがほとんどになりました。酒造組合の関係で宿泊することが多い長野市にも新規でオープンしてくれましたから、その点でも大助かりってところですね。

1泊の代金は会員価格で少し安くしてもらえますし、10泊すると1泊分無料になります。他にもいろんなホテルチェーンがありますから、サービス的にはどこも同じようなものなんでしょうけど、日本全国どこへ行ってもあるのが東横インさんのいいところですね・・・って、何度も言いますけど、決して広告記事じゃありませんからね(笑)。

私に感化されてか、行動を共にすることが多い漆戸醸造のU社長と株式会社仙醸のK社長も会員になったそうです。これで、いつでも一緒に泊まれるので、私としてもその方が有り難いですね。街で酔っ払って、ヘベレケでひとりホテルに帰るのは寂しいですし、部屋番号を忘れてフロントで困っても、きっと彼らが何とかしてくれるはずです(笑)。

どこへ出かけて行ってもほとんど同じ感じの部屋ですから、その土地らしさとか風情とかは全くといって無いんですけど、いつでも同じ気持ちで眠ることができる安堵感もまたありますね。ネット環境も、有線でも無線でも整っていますから、会社の緊急の仕事も、ブログを書くのも困ることはありません・・・いい宣伝してるよなぁ(笑)。

いろいろ試してみて思うのは、出張が長引く時には都市部の駅に近いホテルに連泊して、少し目的地が遠くても、そこから列車で往復するのが楽なんじゃないかってことですね。自動車で移動できれば、また話は別ですけどね。写真は仙台の東横インさんですが、今年はここを起点に福島や山形に行ってみましたけど、携行する荷物が最小限になるので案外楽でしたよ。

そういう状況を鑑みて、半年間お世話になった感謝の気持ちを記すのと同時に切なる希望を言わせてもらえば、是非とも新宿の西口の駅の近くにもう一軒建ててもらえないでしょうかねぇ。高速バスの発着場所に近いと、本当に便利なんですけどね。このブログのPR料はいりませんから、その代わりになんとか・・・(笑)。


□□□ 何を言いたいブログなんだ? □□□
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復活玉龍

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しばらくお店を閉じていた『玉龍(ぎょくりゅう)』さんがお店を再開されました。駒ケ根と言えばソースカツ丼と言われるほど有名になった、この地方で当たり前のように食べられているソースを使ったカツ丼ですが、玉龍さんはその専門店と言ってもいいようなお店で、閉店の時にも惜しむ声はとても大きかったんですよね。

身内にご不幸もあって一旦は止めるっていう選択をなさったみたいなんですけど、今回はうれしい復活ということで、私の周りでも喜ぶ声がたくさん聞かれました。以前のママさんがおられないのが寂しいわけですが、その代わりに(?)ブロ友のバンダナさんがアルバイトで入ってますから、彼との遭遇率はかなり高くなるはずです(笑)。

上の写真は、喜び勇んで少し食べ始めちゃった後に体裁を整えて撮ったもんだから、どんぶりの縁が少し汚れちゃってますがご容赦ください(汗)。ご覧のように、ソースタレのかかったご飯の上にキャベツの千切りをのせて、更にその上にソースにくぐらせたカツがのっているのが駒ケ根のソースカツ丼の特徴です。

以前にもご紹介した話だと思いますが、ソースカツ丼を食べ慣れた私が大学に入って東京に行って、町の定食屋で『カツ丼』を注文したら、なんだかカツの卵とじみたいなのが出てきて、きっとお店が間違ったんだろうくらいに思ったんですけど、2度目にカツ丼を注文しても同じものが出て来て、もしかしたら間違っているのは自分の方かとようやく気がついたんですよね(笑)。

玉龍さんは長生社から歩いていけるくらいに近い所にあります。ですから、会社を訪れてくれたお客様や、蔵の機械のメンテに来てくれたような工事関係の方たちが、「是非とも駒ケ根名物のソースカツ丼を食べてみたいって」いう話になると、全部玉龍さんに送りこんでました(笑)。他にも美味しいお店はありますけど、玉龍さんにお願いしておけば誰でも「美味しかったです!」って言ってくれますからね。

お店を閉じられてからこれまでは仕方なく車で食べに出てもらっていましたが、これからはまた玉龍さんをご紹介するパターンになると思います。他県の方にはお昼に何を食べたいか、ソースカツ丼、蕎麦、ラーメンのうちから選んでいただくことが多くて、これで何を言われても全て会社から歩いていける範囲にあるようになってうれしいです(笑)。

ちなみに、駒ケ根でソースカツ丼って言われてよく名前が出るのが、玉龍、明治亭、きらく、いな垣、ガロ、きよし、いわた屋さんみたいなところですかね。お店によって少しずつ違いがありますが、どこでお食べになっても美味しいこと請け合いです!どのお店も基本的にはそれなりの量があるので、お腹を減らしてから行ってくださいね(笑)。

ご当地グルメとして確固たる地位を築いた感のあるソースカツ丼ですが、これまでの駒ケ根ソースカツ丼会や商工会の皆さんの努力があってのことでしょう。私もカツ丼をそうバクバク食べられる年齢じゃなくなっちゃいましたが、これからも一生懸命に応援したいと思います。そう言えば、つい最近あのB1グランプリも開催されたなんてニュースで見ましたが、今年はソースカツ丼は出場しなかったのかな?


□□□ ソースカツ丼食べに来てねー! □□□
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陣中焼うるめ

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造りが始まりますなんていう内容の記事が増えてくる季節になると、律儀な人たちから陣中見舞いが送られてきたりします。「今期も頑張って酒造れよっ!」っていう励ましのお言葉だと思って有り難く頂戴してますが、どーゆー訳だか『焼うるめ』である場合が多くて、非常に非常にうれしく思っとります(笑)。

これは、拙ブログの読者の方ならご承知の通り、私の冬の常備食(?)が焼うるめだっていうことに由来しています。蔵にいる期間はあまりお酒を飲むこともできませんが、少し口を湿らせる程度のことはするわけで、そういう時の肴にはこれがベストなんですよね。信濃鶴の搾りたてには実によく合いますよ。

そんじゃ、焼うるめを一年中食べてるかっていうとそうでもないんですよね、これが(汗)。大好物であることに違いはないんですけど、夏の間にはそんなに食べたくなるわけじゃないんです。きっと、仕込作業で汗をたくさんかくもんだから、その塩分補給的に体が欲しがるんだと思うんですけどね。

ただし、ここ数年で身体の損壊も進んできて、あんまり塩分を取り過ぎるのもよろしくないってお医者さんに言われてますから気をつけているところです。昔は写真にあるような商品を毎日ひと袋くらいずつ食べてた時もありましたが、今ではさすがに少し自重気味に食べるようにはなってますね(汗)。

数年前までは近くのセブンイレブンに手頃な商品が売っていて、それを毎晩蔵に出ていく時に買ってたんですけど、ある時からパタッと売りがなくなっちゃったんです(涙)。別のセブンイレブンを経営する知り合いに尋ねたところ、商品自体が入荷リストから消えちゃったっていうことで、私も泣く泣く諦めてたんですよね。

そんなことをこのブログに書いたら、いろんな方から焼うるめが送られてくるようになったっていうわけで、感謝感謝です。まぁ、私が「カラスミが大好物で造りの間はしょっちゅう食べてます」なんて言ってもそんな高級食材じゃ送ってもらえないでしょうから、値段的にも手頃な陣中見舞いで、皆さんも送り易いんじゃないかと(笑笑笑)。

でも、ZENさんからいただいた焼うるめは、個包装されたのがポットにたくさん入っていて、まるで駄菓子屋さんの店先に置いてあるような感じです。ただ、これが広島県尾道市の吉源酒造場っていう蔵元さんから送られてきたのは、一体どーゆーことなんでしょう?きっと、ZENさんならではのひねりがあるんじゃないかと思うんですけどね(笑)。

地元のKさんが私が留守の間に持ってきてくれたのは私がいつも買っていたようなタイプですから、こんどどこでお買い求めになったのか聞いておかなくっちゃ。Kさんにはいつも頂戴するばかりで何のお返しもできずに実に心苦しいんですが、とにかくお酒を造ることしかできない私には、これから一生懸命に仕込を頑張るしかないですね


□□□ みんなみんな、ありがとー!!! □□□
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自慢話(おまけ)

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昨日のブログでは、信濃鶴がきっかけで日本酒のことが好きになってくれたっていう自慢話を書きましたが、それとはチト逆のお話を期せずして昨日聞いたので、おまけとして記事にしておきましょう。世の中、そんないい話ばっかりであるわきゃないじゃんという、あまりこんな所には書きたくない内容ではあるんです(汗)。でも、鶴のせいで日本酒嫌いになっちゃったとかいうことじゃないんですけどね(笑)。

地元に新装開店した蕎麦屋さん。私はまだお邪魔したことはないんですけど、いい評判が聞こえてきます。そこへ私の先輩に当たる御仁達が訪れた時のこと、お酒のリストの中に信濃鶴がないっていうんで、律儀にも「鶴が飲みてー!」と騒いでくれたらしいんです。って、別に暴れたわけじゃありませんよ(笑)。

するとそこのご主人は、「オレはあのお酒はよー好かん」とおっしゃるんだそうです。そういうご意見はいろんなところで頂きますから、別段これと言ってショックを受けるわけじゃないんですけど、鶴は蕎麦屋さんではうける確率が高いですし、蕎麦は私の大好物なわけですから、いつもより残念度は大きかったですね。

万人受けするお酒なんて造れるはずはありませんが、信濃鶴の酒質が最大公約数から少し外れていることも事実です。それでも、お飲みいただくお酒の味と、それを支えている蔵元としてのお酒に対する姿勢をハッキリと打ち出すのは、とても大切なことだと思います。分かり易い方が、消費者の皆さんの認知も進むはずですしね。

ですから、飲んでくれる方が明確なご意見を持ってくれているっていうことは、とてもいいことだと思ってるんですよね。たとえ、それが「あの味は好かん」というご批判であったとしてもね。それは、ある意味で鶴の味が分かってくれているっていう証拠でもあって、他とは違うんだっていう区別をつけてもらえているからです。

そりゃ当然好ましいっていう評価になった方がいいに決まっていますが、中途半端にどのお酒も同じっていうとらえ方をされるよりは、各蔵の味に特徴があって、それが個人の好き嫌いに反映されて、シチュエーションによって飲み分けてもらえるくらいに色分けできれば、日本酒の世界ももっともっと面白くなるんじゃないですかね。

つい先日、中央アルプスにも初雪が降りました。この写真じゃ分かり難いんですけど、宝剣岳の山頂部分にちょっとだけ白い部分がありますよね。初雪なんてあっと言う間に融けちゃいますけど、ついに有無を言わさず酒造りの季節が始まります。今年の造りの構想をいろいろ練っているところですが、今の段階では『出たとこ勝負』くらいにしか煮詰まっておりません(笑)。


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自慢話(つづき)

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盛況のうちに終了した今回の長野の酒メッセでしたが、この日大変に恐縮した様子で私に会いに来てくれた男性がおられました。イベントの中での別の仕事もあって、信濃鶴のブースに出たり入ったりしていた私に声をかけてくれたんです。私の時間に合わせて再びブースに訪れていただいて、ようやくお話しできたんですけどね。

その方はある酒販店の店長さんだったんですけど、とても面白い経歴の持ち主で、1年ほど前まではオモチャの業界におられて、お酒の世界に入ってからはまだ日が浅いとのこと。とにかく鶴のことを褒めてくれて、「1年前までは全くお酒を飲まなかった私が日本酒に目覚めたのは信濃鶴さんのおかげなんです」とおっしゃってくれました。

その人はこのブログも読んでくれているようで、数日前にそんな内容の記事を書いたもんだから、気を使ってそういう話をしてくれたんだと思いますが、かと言って私のことを持ち上げ過ぎるっていうわけでもなく、とにかく信濃鶴の味と姿勢を応援してますっていう内容の話を、本当に真摯な語り口で私に熱く語ってくれるんです。

お酒の味にしても、蔵の姿勢にしても、鶴の場合にはかなりハッキリとしていますから、その辺がうまくマッチした方にはとても高く評価していただけるのかもしれません。純米酒を3種類しか造りませんなんていうストーンヘッドさも、裏を返せば消費者の方には理解し易いっていう印象を持ってもらえるかもしれませんしね(笑)。

消費者ニーズに合わせて、いろんなタイプのお酒を自社のアイテムの中に取り揃えるっていう戦略もあるでしょう。信濃鶴では、地元の酒米で純米酒を造るっていう原則から考えて、結果的に基本アイテム数は3つしかできなかったわけで、それで良かった面と悪かった面がありましたけど、私的には造りが複雑にならずに大助かりです(笑)。

とにかく、うれしいもんですよね、そう言っていただけると。何と言っても、その人はお酒の業界で働いている人ですから、きっとこれからも日本酒の普及に一般の人以上に力を貸してくれるに違いありません。日本酒業界だけで頑張ったってできないことでも、そういうつながりを持った人たちの力をお借りすれば、影響力は大きくなるはずです。

最初は、「お忙しそうですから、握手だけでもさせてください」なんて言ってくれて、こういう人とはゆっくり話さなくっちゃならないと思ったもんだから時間まで待っていただいたような次第だったんですけど、他のお客さんの対応もあって途切れ途切れの話になっちゃって申し訳なかったです(汗)。

そんなに大した蔵でもないし、べらぼうに美味しい酒でもありませんが、それほどまでに言われると、改めて襟を正してブレることのない酒造りに邁進しようと思いましたね。ブレないためにも、シンプルな考え方でこれからもいきたいです。でも、その姿勢が、どーゆー訳だか石頭って言われちまうんですけどねぇ・・・(笑)。


□□□ イベントの後はブログの訪問数がちょっと増えます □□□
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長野の酒メッセ2012

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このタイトルでのブログも何回書いたか分からないくらいですが、本年のお酒業界イベントとしては最終となる『長野の酒メッセ2012』が開催されて、前日の準備から含めて1泊2日のお仕事がようやく終了しました。ようやくなんて言ってちゃいけないんですけど、今回のイベントはやらなくっちゃいけないことが盛りだくさんで、かつ来場者もかつてないくらいに多くて、私としてはかなりハードでしたね(汗)。

暫定数で言えば、どうやら2600名くらいのお客さんがお見えになったようで、会場は一時これまでにない激混み状態になってましたよ。2000名っていうのがひとつのラインになっていて、それ以上あまり増えちゃうといろんな問題も起きてくるんじゃないかっていうような話はしていたんですが、ちょっと想定外の数字だったようです(汗)。

お客さんにひとりひとつずつお渡しするマイ猪口も足りなくなって、臨時の代用品を用意しなくっちゃならないくらいでしたし、会場内も人をかき分けながら進むくらいの人口密度になりました。今回は、各ブースのレイアウトをシンプルにしてあったおかげで、あれだけのお客さんにも対応できたんだと思いますが、たぶんもう限界なんじゃないかなって感じでしたね。

それにしても、そうなった時の会場の熱気は凄いものがありましたよ。もう、あまり私達が広報活動に力を入れないでも十分に人が集まってくれるイベントになってきたと言えるかもしれませんが、日本酒人気がこれほどに目に見える形になることは珍しいですから、何とかこれが最終消費の形につながるように、この会場を見回して毎年のように思うんですけどね。

信濃鶴のブースは長生社からは私しか出ていきませんでしたから、私が会場内で別の仕事をしている時には全くもぬけのから状態で、お客さんにもご迷惑をおかけしたかもしれません。しかし、他にもブースは70くらいあるんですから、ひとつくらいなくてもそんなに問題はありません(笑)。隣のブースの『夜明け前』さんや『井の頭』さんにも助けてもらいましたしね。

ご自由に飲んでいただけるように一升ビンでドーンと置いておきましたが、やっぱり中に人がいないと勝手に飲むわけにもいかずに、私がいなかった2時から5時くらいまでの間には、ほとんどお酒が減ってなくて、実は助かったりして(笑)。その後の8時までの間に、特別純米なんかは持って行った分が無くなっちゃいましたから、ちょうど良かったのかもしれません。

鶴のブースはご覧のように、全くやる気の感じられない構成です(笑)。種類は普通純米と特別純米の2種類だけ。純米大吟醸があると、お客さんがそれだけに集中してあっと言う間になくなっちゃうので、今回は持って行きませんでした。それに、お客さんに一度に押し寄せていただくと、とてもひとりじゃいくつものお酒を注いでられなくなっちゃうんですよね。注ぐことに専念するより、少しでも多くお話ができればいいんですけどね。

このイベントに関しては私の知り合いも多く来場してくれて、そういうみんなが集まってくれると、かなり鶴ブースの周りがやかましくなることもありましたが、私としてはうれしいので問題ありません(笑)。常連のお客さんも多くて、私たち蔵元としてもかなりリラックスして臨めるようになってきてるんじゃないですかね。

この写真は準備の時のものですが、この会場の向こう側なんか全く見えない程お客さんがビッシリといた様子をご想像ください。来年は入場制限も考えなくっちゃならないかもしれませんが、いずれにしてもこのでの熱気をどう販売に結びつけるかが、これからの私達の大きな課題になることは間違いなさそうです。


□□□ 垂れ幕はZENさんが作ってくれたやつです □□□
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神様のカルテ3



「ドクトル・・・・・・」
にやりと笑って男爵が私を見た。
「言わずともよい、男爵」
力強く遮って私は立ち上がり、傍らの本棚からハリソン内科学の巨大な箱を取り出した。無論中身は医学書ではない。秘蔵の四合瓶である。
「友の行方を肴にしつつ、一杯飲もうという算段であろう?」
『信濃鶴』の大吟醸を取り出す私に、男爵が笑みとともにゆるやかに頷いた・・・

・・・あんまり引用し過ぎると怒られちゃいますからこのくらいにしておきますが、ほとんど文学を読まない私でも、その文章中に自分が造っているお酒の名前がダイレクトに出てくると、嬉しいような恥ずかしいような、何とも言いようのない感覚に陥りますね。何度も出番を与えていただいて、作者の夏川草介さんにはなんと感謝していいのか分かりません(汗)。

映画にもなってご存知の方も多いでしょうし、このブログでも記事にさせていただきましたから、読者の皆さんもその名前は知っているはずの『神様のカルテ』ですが、この夏にその第3弾が出版されました。そして、なんと、その中で、第2弾に引き続いてまたもや信濃鶴が登場してるじゃぁありませんか!今回も寝耳に水で、本当に驚きましたよ(汗)。

お恥ずかしいことに、あまり本を読まない私は、このことを別の人から聞いたんですけど、最初は「あぁ、それは第2巻のことだよ。第3巻は出版されたのかもしれないけど、きっと思い違いしてるんじゃないの?」なんて言って、全く取り合わなかったんですよね。その人も半分自信が無さそうだったもんだから、私は最初からそう思い込んでました。

ところがところが、数人からそう言われるに及んで「もしかしたら・・・」と思い始めたところに私のお袋がその第3巻を買って、喜び勇んで私に見せに来たんです。第2巻で駒ヶ根の地酒として名前を出してもらって、第3巻では秘蔵のお酒として登場してました。見てみると、もう1箇所にも名前が出ていて、ビックリビックリでしたね。

この作品のベースはご自身が医師である夏川さんの実体験に基づいているんでしょうけど、基本的には実名なんて出てくるわけはありません。ところが、日本酒に関してだけは実在する県内の銘柄名がそのまま使われていて、醸造関係者には度肝を抜かれるリアリティだったりします(笑)。あまりにサラリと出てくるもんだから、架空のブランドだと思うくらいです。

松本に実在する『十兵衛』っていう居酒屋さんは、少し語呂を変えて『九兵衛』で登場してますし、名前が出ても差し支えない部分に関しては、作者の茶目っ気の範囲内で使っちゃっているのかもしれませんね。いずれにしても、私としては、こんな有名作品に鶴が登場すること自体は、素直に素直に喜んでるんですけどね(笑)。

こんなに宣伝してもらってるんですから、せめてもお礼に信濃鶴の1本や2本進呈したいと思うんですけど、作者の住所なんて出版社で教えてくれるわけもないですし、どうすりゃいいのか悩んでいるところです(汗)。本当だったら夏川さんと一献酌み交わしたいくらいですが、お忙しいでしょうからそこは諦めるとしても、何とか感謝の意を表したいんですけどねぇ・・・。


□□□ 十兵衛とか九兵衛とか八兵衛とかそんな名前ばっか(笑) □□□
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入山せんべい

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仕方がないから、このとっておきの写真を使っちゃいましょう。って、いきなり何を言い出すのかと思われたでしょうけど、まぁ、それほどブログを書くのにテンパってるっていうことです(汗)。やっぱり、仕込の時期が近付くと忙しくなってきちゃいますね。それほどまでして書かなくてもいいのに、バカだねぇ(笑)。

この写真は、私の大好物の浅草にある『入山せんべい』さんの店先なんですよ。冬になると、女房のお袋さんにお願いして、少しずつ買って送ってもらってます。夕方、蔵のみんなが帰って、ホッと小腹がすいた時に一枚ずつ食べるんです。硬めのおせんべいですが、味があって実に美味しいんです。私の中ではナンバーワンのおせんべいですね。

この秋に家族で女房の実家に行って、女房と浅草デートをした後で寄ってみたんです。これまであんなにたくさん食べていたのに、実際にお店まで行ったことはなくて、場所は大体分かってましたから、この次に浅草に行った時には必ず寄ってみようと思ってたんですよね。大きな通り沿いにありますから、すぐに分かりましたよ。別に工場もあるのかもしれませんが、どんどんとせんべいを焼いてる店先は、ちょっとした観光名所になってました。

この日も結構暑かったんですけど、炭火でせんべいを1枚ずつ焼くのは、身体は動かさないまでもそれなりにきつい仕事かもしれませんね。よっぽど涼しい恰好をしていても、汗だくになっちゃうと思います。せんべいを焼いている職人さんの額に浮かんだ汗を見て、私も麹室の中の暑さを思い出しちゃってました(笑)。

焼いている作業自体は誠に単純です。焼けばいいだけですもんね(笑)。しかし、単純な作業が故に、素人が見よう見まねでできない技があるんだと思います。まず、炭火を安定しておこしておくのも簡単じゃないでしょうし、焼き加減を見るのも、タイミングよくひっくり返すのも慣れが必要でしょう。

せんべいを一度にたくさん焼くのだって、それなりのテクニックがあるはずですが、結構頻繁にひっくり返しているのを見ると、多分にたこ焼きに近いイメージなんですけど、せんべいにはせんべいの技術があるんでしょうね。私はたこ焼きで苦労してますから、なんとなくその技術の奥深さが分かったような気がしましたよ(笑)。

面白かったのは、手前の焼き台と、奥のそれでは焼き方が違っていたことです。手前はご覧になってお分かりのように、本当に1枚ずつバラで焼いてるんですけど、奥の台は少し機械的な仕掛けがあって、全てのせんべいを一度にひっくり返せるような構造になってました。奥の方が手前のより倍くらいいっぺんに焼けるんじゃないですかね。

これを見た時に、これまでたくさん入山せんべいを食べてきて、焼き方にちょっとした違いを感じることがあったんですけど、もしかしたらこの焼き台の違いだったのかもしれないとか思ったんですけどね。「きっと、そうに違いないぞ。私の職人としての勘もまんざらじゃないな」とひとり悦に入って、店先で買い求めた焼きたてのせんべいを頬張りました(笑)。


□□□ なんでこの写真がとっておきなんだ? □□□
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自慢話

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これは先日の『伊那街道呑みあるき』の際のワンショットですが、一緒に写ってくれたのは信州大学の男の学生さんでした。何度も信濃鶴のブースを訪れてくれて話がはずんだもんだから、記念にっていうことで手タレになっていただきました。このブログを読んでくれてはいないようでしたけどね。

彼曰く、「僕がお酒を飲み始めた本当に最初の頃に信濃鶴に出会ったんです。もしあの時信濃鶴を飲まなければ、多分こんなに日本酒のことを好きになってなかったと思います。あれ以来、日本酒の輪を広げようと頑張ってます。今度の学際では、日本酒をズラッと並べて提供するイベントの責任者をやるんですよ」

こういうことを言ってもらうと、造り酒屋としては誉れ高く、うれしくなっちゃうんですよねぇ。何と言えばいいか、ひとつ大切な仕事ができたような気になります。こういう若いファンをひとり作れば、彼に影響力があればある程周りの若者を更に引き込んで、更に新たなファンができる可能性がとても高いですもんね。

若者の飲酒って言うと、一気飲みに代表される無茶な飲み方がクローズアップされることも多いわけですが、美味しいから飲むんだと、本当に日本酒のことを心から愛してくれる人たちもいて、機会ある毎に私たち蔵元の話をとても真剣に聞いてくれたりします。私ですら、若いころに日本酒に対してこんなに真剣じゃなかったんじゃないかと思えるほどにね(笑)。

日本酒のヘビーユーザーに当たるある年齢以上の方々と、若い人たちの味の嗜好にはある程度の開きがあって、なかなか両方一緒にアプローチすることは難しいと思いますが、日本酒にも飲み切れない程の銘柄があるわけですから、どの世代の皆さんにもいろいろ飲み比べてもらう中で日本酒のファンになってもらい、好みのお酒を飲み続けてもらえればいいんじゃないですかね。

鶴の味は若い人や女性に好まれる傾向が強いですから、日本酒に興味のなかった人達という未開のフロンティアを開拓する重要な役割があるかもしれません(笑)。それでも、純米蔵の宣言をした10年以上も前に比べれば、「やっぱりアル添の方がオレは好みだ」と当時おっしゃっていた年代の方々にも、鶴の味を高評価してもらえる確率は上がってきてるように思うんですけどね。

私もこれまでいくつも自身の日本酒観を覆されるような素晴らしいお酒に出会ってきました。職業柄っていう部分もありますけど、ハッと目を見開かされたような気持ちにさせられたお酒は忘れることはありませんね。そんなお酒に鶴がなれるはずもありませんが、多少のリップサービスが入っていたとしても、そんなことを言われるとうれしくて仕方がありません。

日本酒の需要の低落がそろそろ底をついたんじゃないかという話もチラホラ聞かれるようになりましたが、それほどの実感は長生社にはないんですよね(涙)。それでも、日本酒を愛してくれるきっかけになれる酒みたいになれたとしたら、業界に対する貢献度はとっても大きなものになるでしょうから、そんな自慢話がたくさんできるようにこれからも頑張っていきたいもんです。


□□□ 1位は遥か彼方になっちゃいましたね □□□
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襲来

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考えてなかったんすよねー・・・忘れてたっていうか・・・気に留めなくなってたっていうか・・・週末毎にいろいろあったしねぇ・・・それがいつものことだと頭では分かっちゃいても、しばらくその環境から離れちゃうと、人間って以前の定常状態を簡単に忘れ去ってしまうものなんですねぇ、きっと・・・。

土曜日の午後3時半ごろのこと。スマホが鳴って、「今、どこにいるのかね?」としばらくご無沙汰していた声の主から電話が。そういえばこれが毎週土曜日のお決まりの連絡事項だったと思い出して、「今日は会社にいるよ。そっちは、どこよ?」「まだ、千葉にいるんだけどね」「来るんかいな」「造りが始まる前に一回は行かないとねぇ」「ハイハイ、待ってるよ」

っていうことで、やって来た横浜の鶴チューS君御夫妻。4時に千葉を出て、横浜で奥さんを拾って、駒ケ根に着いて私を迎えに来たのが夜中の12時少し前のことでした(汗)。相当遅く来駒になることは分かってましたから、12時過ぎたら夜の部は勘弁してもらおうとか思ってたのに、さっさと拉致されて、それは許されぬ思いでした(涙)。

日付も変わって入店した越百には、いつものhamaちゃんやイサオちゃんも残ってましたし、S君のニコ生放送仲間の遊牧民さんもいたりして、入った途端に「やっぱりここからは逃れられないのかぁ・・・」と、あのカウンターを見回いちゃいましたね(汗)。店内の雰囲気的には、まだ夜の9時ごろっていう感じだったんですけどねぇ(笑)。

あとは推して知るべしで夜は更けていくわけです。あの空間にいると意識が覚醒されるのか、お酒さえたくさん飲まなければ、いつまででも話が続くんですよね(汗)。これといった内容じゃないのに、どんどんと時間だけが過ぎていきます。今から考えると、飲むだけ飲んで、あとは奥の座敷にでも寝てれば良かったかもしれませんが・・・。

結局解放されたのは4時でしたね(涙)。もう、私くらいのお年寄りになると、夜更かしは身体にこたえるようになってきますが、造りの期間とそう変わらない状況なわけですから、事前練習としてはちょうど良かったのかと。翌朝は7時半に女房に叩き起こされましたから、睡眠時間的にもいい訓練になりましたね(笑)。

写真は、この2週間ほど同じ内容でずっと越百に置いてあるホワイトボードです。今でもこのサービスが継続中なのかどうか分かりませんが、この夜集まった連中はみんなでそれぞれ勝手にいろいろ飲んでました。信濃鶴を始め、いいお酒が越百に揃っているから、いくらでも時間がつぶれるんでしょう。

翌日は、二日酔い(?)でガンガンする頭を抱えながら、入蔵前の家の片付けに精を出しました。夏の間に遊んだ諸々をしっかりと整理整頓して、女房に文句言われないようにしときましたよ(笑)。会うべきS君たちにも会って、身の回りの準備は万端になりました。残り2週間で蔵の中も臨戦態勢にして、今期の造りが順調に始められるといいんですけどね。


□□□ 肩を叩いてもらったら頭痛は治まりました □□□
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耳鼻科

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そう、あれは日本酒の日だとかこのブログの6周年記念日だとか言っていた今月の初め頃のこと・・・その1週間ほど前から左耳だけが耳鳴りっていうか、雑音っていうか、耳の中に水が入った時のような感じで音が聞こえるようになっちゃったんです(汗)。耳の中で音が不自然に響くっていうか、頭頂部を叩くと頭の中で音が変に反響するっていうかね。

別に日常生活に支障があるわけじゃないもんだからずっと放ってあったんですけど、あんまりにも症状が長引くんで、「お風呂で入り込んだ水がいつまで経っても抜けないのかなぁ」くらいに思ってたんですけど、女房や娘がどうしてもお医者さんにちゃんと診てもらえってうるさく言うもんだから、仕方なしに耳鼻科に行ったんです。

そのちょっと前に、テレビでそういう耳の症状についての番組を放送していたのを私も見たんですが、確かにそれに似ていたって言えば似てたんですよ。その内容が頭をよぎるもんだから余計に心配が増幅されて、ヤイノヤイノ2人に追い立てられたわけです。以前にもそんな風になったことがあって、それは知らないうちに直ってたから、私とすればあまり気に留めてなかったんですけどね。

社会人になってからは初めて耳鼻科なんか行きましたけど、結構怖そうな先生。最初に耳と鼻と喉をしかめっ面で診てから、「ちょっと左の耳の掃除だけしますよ」と言って、何か専用の機械を挿入してシュッと耳垢を吸い出してくれました。こりゃ、気持ち良かったんですよねぇ(笑)。何か、耳の中がスッキリとしたような気がしましたもんね。

その後にいくつか検査をしました。いつも健康診断でやるような、音が聞こえるかどうかの単純なテストから、耳の中から空気が漏れていないかの検査なんかをやってもらいました。身体的な苦痛は何もありませんから、気楽に検査を受けながら待合室を眺めてましたが、ちょっと見た感じ、お年寄りか、そうでなければ花粉症の人が診察を受けに来ているようでしたね。秋の花粉症もひどい人はいるんですねぇ。

そんでもって、呼ばれるまでしばらく廊下で待ってたんですけど、その時に何気なく頭をトントンやってみると・・・「あれ?直ってる???」・・・その時既に耳の中は全く普通に戻ってたんです(汗汗汗)。診察を受ける前にトントンやった時には、例の変な反響がありましたから、それからの10分程度の間に直ったことになりますけど・・・。

そりゃ、どー考えても、あの耳垢が原因だったんじゃないのかと思うんですよねぇ(笑笑笑)。左の耳だけ耳垢が奥の方に溜まってて、それが鼓膜にでも当たってたんじゃないかって想像するんですけどね。先生はそんなことおっしゃらなくて薬まで出してくれたんですけど、その薬は全く飲まずに、あれ以来完全に症状は治まりましたよ。

ちゃんと耳掃除ができていなかったのか、今回が特別な状況だったのか分かりませんが、再発することも全くありませんから、たぶんこの推理は当たっているはずです。そんなことを家族にも話して笑い合ったんですけど、そうなると女房もそれ以降はこれっぽっちも心配なんかせずに、私が気になって頭頂部をトントンと叩いたりなんかしても、「そんなことしても髪の毛増えないわよ」とのたまう始末(笑)。


□□□ 治療費と薬代で4000円也(涙) □□□
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伊那街道呑みあるき

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これまでも何回か記事にはしていますが、昨晩は駒ケ根市の隣の隣にある伊那市で、恒例になった『伊那街道呑みあるき』が行われました。基本的には、伊那市の街中を活性化させるためのイベントで、メインが地元のお酒っていう位置付けです。地酒、地ワイン、地ウィスキー、地ビール、地養命酒(笑)の他に蕎麦、ローメン、焼き鳥のお店なんかも並びます。

寒かったんだな、これが(涙)。本当に涙が出るくらい寒かったですね。始まった頃には風も強くて、こんなんじゃ4時から8時までの4時間も持たないと思いましたよ。後半は止んでくれましたから助かりましたけど、急に冷え込んだ日に当たっちゃって、他のメーカーの皆さんも、ありったけの着物を着込んでました(笑)。

主な会場が伊那市街の両脇にあって、お酒を飲んで気持ちの良くなった皆さんがその間を渡り歩くっていう状況で、ラッキーなことに信濃鶴のブースは風の強くない方の会場だったんです。もう一方の会場にも行ってみましたけど、風向きの関係なのか、吹きさらし状態になっちゃってて、ありゃお客さんもメーカーさんも可哀想でしたね。

そんな寒さでしたから、お客さんの出足は少ないと思っていたんですけど、5時を過ぎたあたりからいつもと同じくらいの込み具合になってきて、そうこうしているうちに一時はブースの前で身動きが取れない程になってましたね。寒いもんだから、お客さんも日本酒を飲むわ飲むわ(笑)。尋常じゃないペースで、持って行ったお酒が無くなっていきました(汗)。

毎回どれくらいのお酒が必要なのかは分かってますし、こちらとしても予算のあることですから無尽蔵に提供できるわけじゃないんですけど、今回はとにかく最後までお酒が無くなることのないように、純米大吟醸は持たないで純米と特純をたくさん持って行ったんですけど、あっと言う間に底をついて、お客様には申し訳ないことをしました(汗)。

やっぱり、ワインやビールよりも日本酒の出が良かったみたいですし、信濃鶴がいた会場の方が寒くないもんだからお客さんの滞留率が多くて、リピートしてくる方に何回もお注ぎしているうちに、7時前にはお酒が空っぽになっちゃって、実にマズイ状況でした(汗)。他のお蔵さん達も例年にない消費量に焦っておられたようです。

常連のお客さんは「信濃鶴を飲みに来た」って言って下さる方もおられますし、駒ケ根市からこんなに近い町でも「信濃鶴って初めて飲みました」っていうお客さんもいて、PR効果も少しはあったと思います。イベントをいくらやっても最終的な消費になかなかつながらないのが日本酒業界の現状ですが、少しでもいい芽が出るように種まきは必要でしょうね。

えっれー暗く写っちゃってますけど、この写真の向きとは逆側に各社のブースが並んでいて、お客さんもたむろしていると思ってください(笑)。先日の駒ケ根での美酒フェスタもそうですが、いくらさびれたとは言え、昔から馴染みのある街の中で飲むお酒は美味しいはずです。大きなイベントにはない、地元ならではの一体感が一番の楽しさなんじゃないですかね。


□□□ 風邪はひかずに済みました □□□
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ラスト納豆

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そろそろ造りの準備が本格化してきて、ちょっとテンパリ気味な岳志です。今月末から仕込に入りたいと思ってますから、あと2週間ほどしか猶予はありません(汗)。昨日の朝は、今年最後の納豆を食べて、決意も新たにしましたよ。まぁ、そんなことじゃ本当は腹なんて座らないんですけど、これも年中行事ですから、気分の問題ってところです(笑)。

よく話題に上ることですが、どうして清酒醸造関係者が納豆を嫌うかっていうと、日本酒に必須である麹菌の生育を阻害しちゃうからです。温度や湿度など、繁殖のための条件が似通っていて、増殖力は納豆菌の方が強いもんだから、麹を造っている最中に簡単に汚染されてしまって、糸を引くような麹になっちゃうんだそうです。

私自身は実際に見たことも触ったこともありませんが、送ってもらった映像なんかでは何回か見たことがあるんですよね。それだけ私と近いお蔵さんでも発生したことがあるっていうことですから、よっぽど気をつけなくっちゃならないと思ってるんですけどね。そういう画像は造りの最中に見たりなんかすると、なんかそれだけで汚染されるような気がしたりしてね(汗)。

蔵の掃除や消毒の他に、原料米の確保や酵母菌の手配、蔵人への連絡など、抜かりなくやっておかなくっちゃならない仕事もたくさんありますから、落しのないようにチェックシートみたいにして消し込んでいくんですけどね。いざ掃除が終わって麹室の消毒をしようとしたら、消毒薬が空っぽで慌てるとか、よくある話です(笑)。

今回泡を食ったのは、とっても働き者の洗濯機の調子が悪いことです(汗)。蔵の中では大量の布類を使いますから、それを洗うための洗濯機は今や必需品です。昔は何人もが足で踏んで洗っていたような大きな布も簡単に洗えちゃいますから便利なことこの上ない代物なんですけど、先日動かそうとしたら何とも調子が悪いんだな、これが(涙)。

慌てて修理はお願いしたんですけど、造りが始まる前には布類を全部洗わなくっちゃなりませんから、いつごろ直しに来てくれるのか気を揉んでます。仕舞う前にきれいにしてあるんですから洗わなくたって使おうと思えば使えますけど、やっぱりそこは、それ、気分の問題なんですよね、気分の(笑)。

毎年、余裕のある準備を心掛けるんですけど、あんまり早くに完了しちゃっても困るんです。蔵の中で囲ってないような場所にはほこりもかぶりますから、きれいに消毒までしたはいいんだけど、そのまま置いといたら使う時にちょっと汚れてたみたいになってもイカンので、そんなに前から余裕綽々で準備を始めるってわけにもいきません。今年はその辺の塩梅もよく、半分エンジンがかかりかけた蔵で、2週間後を見据えた仕事が続いていますよ。


□□□ ブログを書く時間がとれなくなってきました(汗) □□□
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ワイン仕込見学(つづき)

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それでは、写真をご覧いただきながらワインの仕込みを見学していただきましょう。きっと、そんなに企業秘密な部分はないでしょうから、撮った写真を全て載っけちゃいますね(笑)。仕込蔵の入り口に、農家の方がどんどんとブドウを運んで来て、それを蔵の中にフォークリフトで持ち込むっていう流れで仕込みが始まりました。

まずは、ブドウの房から枝の部分だけを取り去る機械に入れると(写真1・2)、下にブドウの粒だけが落ちてきます(写真3)。この時、採り切れなかった枝も少しだけ残っちゃうんですけど、そういうものが多少入った方が赤ワインの渋みや苦みといった深い味になるんだそうで、あまり気にしないんだとか。その他にも、ブドウの皮や種も一緒に仕込んじゃうんだから、赤ワインって複雑な味になるはずですよねぇ。

次に、その落された実を潰しながらタンクに搬送する機械が、自動的にタンクの中へ物量を運んでくれます(写真4)。仕込み終わった段階では、約5000リッターのタンクに3分の2くらいが、全部入りブドウジュースみたいな状態になってました(写真5)。詳しくは聞いてきませんでしたが、この段階では酵母菌は添加されていないようですね。

仕込の途中でヤマソービニオンのジュースを少し飲ませてもらったんですけど、これが激激激ウマだったんですよ、マジで!これまで飲んだどのブドウジュースよりも美味しかったです、本当に!「ワインなんか食用にならない2級品のブドウを使ってるんだ」なんていうことを言う人もいるようですが、そんなのこれを飲んだらとても口にできなくなりまっせぇ。

今年はこれまでにないくらいブドウの糖度が高いそうです。暑さが続いた気候の影響なんでしょうが、いいブドウができた年はワインの評価も高くなるそうですから、今年造られる日本のワインは買いかもしれませんよ。フランスのワインばかりじゃなくって、これからは日本のワインもいろいろ飲んで勉強しなくっちゃなりませんね。

前日に仕込んだっていうもろみ(写真6)や、更に進んで発行し始めのもろみ(写真7)も見せてもらいましたが、もろみタンク(写真8)の中にはワインらしい香りが立ち込めていて、そしてそれがヤマソービニオンらしい感じがして、とてもこのワインに親近感が湧きましたね。正に地ワインって言っていい産物でしょう。

発酵の温度は日本酒の場合には相当に気を使う部分なんですけど、ワインではそれほど気を使わずに済むようで、高いものだと30度以上にもなるんだとか。ある程度高い方が、いろんな成分が溶け出してきていい面もあるんだそうです。赤ワインと白ワインでの違いもあるみたいでしたが、日本酒と異なる側面があるのは面白かったですね。

この日の仕込は3人でやってたんですけど、全員よく知った仲だったので、きれいな工場の中を勝手に歩き回って、最後に道具を洗うところ(写真9)までしっかりと見学してきました。結局、我慢できずに帰りに工場のショップで1本買って、その日のうちに全部飲んじゃいましたが(笑)、皆さんも、機会があったらぜひお買い求めくださいね!!!


□□□ 『信州駒ヶ原ヤマソービニオン2011』は1900円でした □□□
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ワイン仕込見学

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毎年この時期になると、マルスワインのT君に「ワインの仕込を見に来い」って誘われてました。地元の宮田村で作られている『ヤマソービニオン』っていう赤ワイン用のブドウの収穫が始まると、それはすぐに仕込みっていうことになるわけで、本当に短い期間しか作業はないんですよね。今年はちょうど休日に仕込になるっていうんで、初めて見学させてもらうことができました。

ヤマソービニオンは日本の山ブドウとフランスのカベルネソービニオンとを交配させた日本にしかないワイン用のブドウ品種だそうで、宮田村の農家の方たちが丹精込めて栽培しておられます。見た感じは、色が黒に近い濃い紫で、食用のブドウに比べるとかなり小粒っていう印象です。このブドウを使ったワインの品質は高く評価されていて、マルスワインにもいくつかの商品ラインナップがあるそうです。

1回の仕込は約3トン。3トン分のブドウって相当な量になりますよ。農業用のコンテナに15キロくらいずつ入っているそうですから、200箱くらいになるっていう計算です。それを全て手作業で投入していくわけですから、仕込が終わるまでに2時間くらいかかってましたかね。この日は午前と午後で2本仕込むって言ってました。

仕込って言うと、私達日本酒の造り手からすれば、米の蒸し加減やら温度の調整やら衛生管理やら非常に気を使った作業になるんですけど、ワインの場合はかなりその辺はラフでいいみたいですね。とにかくどんどんとブドウを潰して、タンクの中にジュースを溜めていくっていうのが仕込っていうことになるわけです。

その光景を見ていると、ダイレクトに自然そのものをタンクに投入しているっていう感じがして、ワインっていうアルコール飲料の面白さに目覚めたような気がしましたね(笑)。正に、ワインはブドウが全てであって、ワイナリーでは仕込の技術よりも、ブドウを育てることの方に全力を挙げるっていう意味が理解できました。

日本酒の場合には、ブドウジュースの代わりになるような甘い液体を造ることに、まずは全神経を注入しなくっちゃならなくなります。つまりはそれが麹の存在理由になるんですけど、ワインでは自然が全てそこまでやってくれているところの一歩手前から始めなくっちゃならないところが、日本酒の難しい所であり面白い所でもあるわけです。

そんなことを思いながら、工場の中を勝手にウロチョロして、作業している途中でいろいろ聞いて勉強させてもらいました。この日の仕込は3人でやってたんですけど、全員非常によく知った仲だったもんだから、作業中もおかまいなしに質問して、きっとみんな迷惑だったことでしょう(笑)。大変に、申し訳ないこってす。

初めてワインの仕込を最初から最後まで見せてもらったもんだから、面白くて仕方ありませんでした。写真をたくさん撮ってきましたから、明日は仕込の工程を写真入りでご紹介しましょう。ってことで、もうちょっと続けますね。


□□□ 仕込はワインの方が単純でした □□□
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お伊勢参り



ずっと前から、女房を伊勢神宮に連れて行くって約束してたんです。私はこれまで2回参拝したことがあったんですが、とても清々しい空気と厳かな雰囲気が感じられて、一度家族でお参りをしたいと前々から思ってたんですよね。お伊勢様には一度は行った方がいいという説得空しく、部活の方が大切だと言う娘を置いて、女房と2人で連休中の日曜日に日帰りでお参りしてきました。

とは言え、伊勢までは片道300キロくらいありますから簡単には往復できる距離じゃありません。前日まで美酒フェスタでバタバタしていたので直前まで迷ってはいたんですが、「今年は結婚20周年なのにどこにも連れて行ってもらってないわ」っていう女房の鬱積をどこかで晴らしておこうと、重い腰を上げたような次第(汗)。

しかし、3連休の真ん中の日にそんな所に出掛けるのは渋滞に巻き込まれに行くようなものですから、それを避けるためにも眠い目をこすって朝の3時半に家を出発しました。途中は渋滞もなく8時前には伊勢神宮に到着。駐車場もお宮の目の前に停められてラッキーだったんですけど、その直後にはその界隈で渋滞が始まってましたから、本当に危機一髪でしたね。

折しもその日は鈴鹿でF1のレースが開催されていて、交通情報を聞いていたら、私達が鈴鹿のインターを超えて間もなく渋滞になっていたみたいですから、ここでもギリギリセーフだったようです。到着してからトーコ姉貴に電話した時にも、早い時間に帰路につくようにアドバイスを受けました。三重県民がそれほど意識するくらいF1って大きな大会なんですねぇ。

やることと言ったらお参りするしかないわけで(笑)、本当だったら宮司のisuzuさんにいろいろ教わってくれば良かったんですけど、普通にできる限りの参拝をしてきました。鳥居のあるところでは必ず一礼しろって聞いていたので、皆さんがなさっているように真似しながら正宮まで進みました。朝の冷気の中で神事も行われていて、撮っていいものか分かりませんでしたが、一応写真に収めてきました。

20年に一度行われる遷宮が来年ということで、正宮の横には新しい建物が建設中でした。詳しいことは分かりませんが、今回で62回目だっていうんだから、単純計算でも1240年前から行われていた大イベントっていうことで、その歴史と力の大きさは他に比するものがないことを示しているんでしょう。常に瑞々しい新鮮さを保ってここまで永らえて来ているっていうことは、本当に凄いことだと思います。

本来であれば、有名な『内宮(ないぐう)』より先に『外宮(げぐう)』をお参りするのが順番だっていうことはisuzuさんのブログを読んで知っていたんですけど、とにかく駐車場のことを考えて内宮から先に参拝しておきました(汗)。それで、お参りの効果が薄れちゃうと困りますが、いいお酒ができますように、家族と社員に幸せが訪れますようにとお祈りしてきましたよ。

参拝を終えてから、門前町の『おかげ横丁』で有名な伊勢うどんを食べようとトーコ姉貴に美味しいお店を聞いたんですけど、お昼と言うには時間が早過ぎちゃって仕方なく別のお店で食べました。これまで伊勢うどんってあまりいいイメージが無かったんですけど、今回食べたやつはとても美味しかったですね。うどんにコシがないことが悪く言われることもありますが、そこが美味しいんだってよく分かりましたよ。1杯400円そこそこっていうのもいいところ(笑)。

その後は外宮に向かったんですけど、伊勢の街の中は県外ナンバーの車で大渋滞になっていて動けない程でしたね(汗)。早めに行動しておいて正解でした。お昼前には高速にのって、帰りは駒ケ根までゆっくりと走ってきました。日曜日で高速が半額なのもとても助かりましたし、天気も良く、女房も喜んでくれて、とりあえずこれで結婚20周年記念行事を安上がりに終えることができた岳志夫婦でした(笑)。


□□□ お土産は当然『勢乃國屋(トーコ姉貴の実家)』の神代餅 □□□
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美酒フェスタ(2日目)



さて、『中央アルプス美酒フェスタ』の2日目は高原の部ということで、駒ケ根高原の『味わい工房』さんで、地元アルコールメーカーのお酒とそれに合わせたお料理を楽しんでいただきました。お店のキャパの関係で50人の定員で打ち切りになるわけですが、毎年PRをしなくてもすぐに一杯になってしまうほどの人気ぶりです。

今年は特に団体でのご参加もあって、関係者は応募できませんっていうくらいの制限がかけられたんだとか(汗)。お話をお聞きすると、岐阜方面や長野市からお見えいただいた皆さんだけでも20名を超える数になっちゃって、常連のお客様の中には涙を飲まれた方も多かったそうです。

とは言え、やってることは毎年大して変わり映えしないんです(汗)。それでもこれだけリピーターが多いっていうことは、各メーカーの製品のその年の味わいを確かめたり、毎年ひとひねりして出されているお料理を楽しみたいっていうお客様が多いんでしょうね。顔見知りの方も多くなってきましたから、私たちも年々やり易くなってきてます(笑)。

会の進行は、各社のお酒が一点ずつ出されて、それにマリアージュするお料理も一緒に提供されるっていうパターンなんですけど、50人からのお客様に一度にお出しするっていうことが難しいんですよね、これが。それがずれちゃうと、こちらの意図していない組み合わせで飲んでいただくことになっちゃったりしてね(汗)。

たとえば日本酒だったら、少し前からグラスに注いでおいてもいいんですけど、ビールや発泡性のあるお酒だとお出しする直前に注がなくっちゃなりませんから、お店のスタッフは大忙しになります。それに加えて、それに合わせたお料理も運ぶっていうことになると、かなり上手く段取りをしなくっちゃならないっていうことはお分かりいただけるでしょう。

これまでの積み重ねがありますから、毎年何とかなってますが、もしかしたらもうちょっとスムーズなやり方はあるのかもしれません。お酒とお料理がちゃんとシンクロしてご提供できるように少しずついい方向に変えていくことで、お客様の満足度が上げられるといいと思うんですけどね。

この日ビックリさせられたのは、岐阜からのお客様の中に「信濃鶴はよく飲んでます。ファンです」とおっしゃっていただいたお客様がおられたことです。聞けば、岐阜市のN屋さんでお買い求めとのこと。岐阜県内になんてほんのわずかしか鶴は舞い降りてはいませんが、こういうことがあると、「世の中って狭いなぁ」と思わざるを得ません(笑)。

今年の美酒フェスタも2日間に渡って共に盛況で、まずは成功と言っていいでしょう。参加者数としては毎年増えている傾向ですから、来年はやらないっていう訳にはいかないでしょうねぇ。何とか各方面に手を尽くして予算を取ってこなくっちゃ(笑)。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。ぜひ来年も楽しみにしていてくださいね!


□□□ ブログ読んでますっていうお客様はいませんでしたね □□□
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美酒フェスタ(1日目)

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今年の美酒フェスタは金曜日に市街地での飲み歩き、土曜日に高原でのディナーっていう形で昨年とは順番が変わったんですけど、初日の銀座通り商店街でのイベントは、ここ数年の傾向通りにたくさんのお客さんで賑わいました。総数で計算してみると、これまでで一番の来場者だったらしいですよ。

何といっても、やっている自分たちが楽しいっていうのが、このお祭りのいいところです。本当に地元のアルコールメーカーしか参加してませんから、みんなの仲間意識が強くて、内輪で楽しんでるっていう雰囲気がお客さんにも伝わって全体も盛り上がるっていう感じでしょうか。地元の様々な活動を通して、お互いのことをよーく知ってますからね。

こんなに狭いエリアに、これだけの異種のアルコール飲料を造っている会社が集まっている場所は日本にはほとんどないと言ってもいいでしょう。日本酒、ビール、ワイン、ウィスキー・・・唯一ないのが焼酎ですが、マルスウィスキーさんの親会社は本坊酒造さんですから、関係なくはありません(笑)。更には、日本で唯一の養命酒さんも駒ケ根にあります。

その各々が各種のコンテストで賞を取るほど質の高いお酒を造っていて、それがいつも身近にあるっていう素晴らしさを地元の人たちにアピールしようっていうのが、このイベントのそもそもの出発点でした。最近では地元での認知度も上がり、県外からも常連でお越しになるお客さんも出て来て、駒ケ根のまちづくりにも一役買っていると言えるようになってきましたね。

さて当日の信濃鶴のブースですが、ボランティアで手伝ってもらえる仲間には事欠かなくて、とても有り難かったです。手伝わないまでも差し入れを持ってきてくれたりして、必然的に鶴ブースの周りには身内が多くなって、個人的にはそれが楽しくって仕方がありませんでしたね(笑)。特に、えっちゃん、hamaちゃん、リチャード、黄身ちゃんにはとてもお世話になりました。本当にありがとー!!!

飲みに来てくれるお客さん方は地元の顔見知りの方も多いわけですから、こりゃイベントと言うよりは飲み会に近いものがないわけじゃありませんが(汗)、この日は神奈川の鶴チューNさん、ブロガーaoさん達も来てくれて、更にその傾向は高まりました(笑)。本当に、自分自身が楽しめた夜になりましたよ。

予算的には厳しいものがあって、来年も同じように開催できるのかチト微妙な面もあります(汗)。観光協会が主催する形になっていますが、協会の予算も市からの補助金もこのご時世でどんどんと削られちゃってるんです。何とかこのイベントに込めた思いを理解してもらえるような形で、今後とも維持していければうれしいんですけどね。

閉会後の後片付けも全て終わって、みんながいなくなった路上のベンチにぶっ倒れ女子が約1名(汗)。寒空に寝かせておくのも忍びなくて、付添いの女の子2人と共に、スタッフの打ち上げをやっている越百に保護してきました。聞けば、信州大学の農学部の学生さんとのこと。いろんなお酒をチャンポンしますから、いつもより酔っ払っちゃったんでしょう。しかし、元気な方の2人は、スタッフと一緒に飲むこと飲むこと(笑)。


□□□ 信大では信濃鶴がよく飲まれているとか □□□
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香り

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先週末のこと、女房に紫蘇の実を採るように命じられました。「そんなことお前やれっ!」なんて口応えしようもんなら、その後の命の保証はありませんから、イヤイヤながらも庭に出たんです(涙)。先々週だとまだ小さかったようですが、しっかりと花も咲き終わって、頃合いの実がたくさん採れました。

別に植えてるっていうわけじゃないんですけど、我が家の庭や畑の一角に紫蘇が自生していて、葉っぱもよく料理に使ったりします。我が家のは青紫蘇ですけが、なにもしてやらないのに毎年勝手に生えてきて、それなりに食卓を楽しませてくれるんですから、自然の恵みってなんて有り難いことかと思いますね。

実が鈴なりに付いた穂のような部分を指でしごくと、芯だけが残って手の中に実が落ちるっていう算段で、ドンドン溜まるっていう感じじゃありませんがそれなりに採れていきます。乗り気にならずに始めた作業でしたが、やってみると徐々に楽しくなって、女房の命令以上の実を採ることになりました。

何と言っても、その香りが素晴らしかったんですよね。皆さんもよく口にすることがおありでしょうが、青紫蘇の葉っぱ、つまり大葉と同じ香りが辺り一面に漂って、実に気分爽快になるんです。香りに癒されるっていうことも滅多にありませんが、化学的な芳香剤じゃ絶対に感じられない自然な、でもしっかりと主張してくる香りでしたね。

こういう鮮烈な香りをかぐと、日本酒にもこういう爽やかな香りがあったらいいなぁと思うんですよね。紫蘇の香りが欲しいっていうんじゃなくって、その香りによって飲んだ人に一服の清涼感を感じさせるような爽やかさっていう意味でね。それは、別にビールのような強烈な爽快感とは違うんですけどね。

日本酒で香りって言うと、総じて吟醸香っていうことになりそうですが、そうばかりじゃない日本酒らしい芳香もあって、そういう諸々が一体となって人に香りとしての印象を与えるわけです。単純に1種類のみの成分の問題じゃないですし、それに伴った味の部分も大切な要素なわけで、どうすれば清涼感が出せるのかなんて簡単な話じゃないんですけどね。

お酒も自然の中で醸されているわけですから、それが放つ香りも紫蘇が放つ香りと自然の度合いは同じなんですけど、日本酒の方が人間の作為を込められる部分がありますから、多少なりともそちらの方向に導く算段はあるのかもしれません。信濃鶴にもそういう清涼感を求めて、今年の酒造りに臨もうと思ってるんですけどね。

アクのようなものがあるせいか、手は真っ黒になるんですけど、香りを求めて次々と穂をしごいているうちに、結構な量を採ってました(笑)。女房はこれを塩漬けにしておいて、いろんな料理に使っていくみたいです。来年は、嫌がらずに紫蘇の実採りを率先してやろうと思った秋の一日でした。


□□□ 連休はポイントが落ち気味です □□□
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インバータ

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『インバータ』という言葉をお聞きになったことがある読者の皆さんは多いと思います。私は酒屋もんであって、全くの門外漢ですから何と説明すればいいのか分かりませんが、言葉的には直流の電気を交流に変換する回路だって言えばいいんですかね(汗)。もうちょっと具体的に言うと、モーターの回転数なんかを変えられる機械ってことでいいのかな。

最近の家電製品にはよく使われているみたいで、インバータエアコンなんていう商品がありますけど、それはきっと、そのインバータの機能を使ってモーターを制御することで、省エネだとか音が静かだとかいった特徴を持たせたエアコンなんでしょう。ま、ほとんど当てずっぽうでモノを言ってますから、あんまり信用しないで下さいね(笑)。

長生社の蔵の中にもインバータと名の付くものがあって、それはお酒を移動するときに使うポンプの付加的な装置として使うものなんです。つまりは、ポンプのモーターを目一杯回転させるばっかりじゃなくって、その回転数を自由に落とすことで、移送するお酒の流量を調節するための装置っていうことで、我が社にも1台だけあったりします。

ポンプ自体はいろんな種類がたくさんあるんですけど、こいつは瓶詰めラインで使うポンプで、瓶詰めの速度によってタンクから引っ張ってくるお酒の量を調整しなくっちゃなもんだから、そこにどうしてもインバータが必要になるっていうわけです。私が会社に入った時に既にありましたから、25年くらい前から使っていた物だと思います(汗)。

まぁ、そいつが壊れたっていう、このブログではよくある展開のお話なんですが(笑)、古い機械が故に、同じインバータはもう世の中に存在してなくて、代替品を調達するっていうことになったんです。そうなると、私も若干の勉強をしなくっちゃならなくて、いろんな専門家もどき(?)の人たちに意見を聞いて、結局必要なパーツだけをすぱいS君の会社から送ってもらいました。

いくら小さいとは言え、工場レベルで使うものって基本的には200ボルトの動力用の電源になりますからとても気を使うんですが、すぱいS君が懇切丁寧に手順を書いてくれてましたから、何とか上手く組み立てて、初期設定もバッチリできました。これまでと同じような音を立てて回転し始めた時には、ホッとしましたね。

後から考えてみると、インバータ周りのあれこれよりは、これをポンプに取り付けることの方が苦労しましたね(笑)。上の写真で言うと、黄色の板に付けてあるのがインバータ本体ですが、この黄色の板を元のポンプのフレームにネジ留めすることに時間がかかりましたよ。そういうことが得意な社員がいてくれて助かりました。

やってみると、今までとても難しい機械だと思っていたのに、案外簡単な使い方で拍子抜けするくらいでした。またひとつ知識が増えて嬉しいんですけど、結局はブログネタにする程のことじゃなかったっていう結論でしたね。(笑)。壊れちゃった元のインバータはマイコン部分は壊れてないんですけど、誰か直すことなんてできないですかねぇ・・・。


□□□ 1位は遥か彼方になりました □□□
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在庫調べ

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長生社は9月で決算を迎えるんです。ですから、9月末日から10月の始めにかけては、決算在庫を調べなくっちゃなりません。信濃鶴の商品としての在庫は毎日合わせてますから問題ないんですけど、その他の資材については、基本的には年に1度、この時期にだけ調べることになっていて、丸1日かけて細かい物の数を数え上げます。

とは言え、調べなくっちゃならないアイテム数とすれば250くらいのもので、それほど大したこたぁないんですよね。駒ケ根にある食品卸問屋さんでは万単位の数になるそうですから、社員総出で仕事を1日お休みするくらいの労力をかけて在庫調べをなさるようです。そのことを思えば、2人がかりで1日でできちゃうんだから簡単なものなんですけどね。

とは言えとは言え、年に1度のことですから不慣れな仕事ではあって、担当する社員の人達はそれなりに気合を入れてやってくれます。空ビン、レッテル、各種段ボールから細々とした包装資材まで、キッチリと数を数えるのはそれなりの作業です。ま、あまり片付いていなくて、整理されてないっていう問題もあるんですけどね(汗)。

私がこの仕事を任された頃は、いくつかある資材倉庫とか蔵の中が、今以上に全くもってゴチャゴチャとしていて、在庫調べをしてるんだか倉庫の片付けをしてるんだか分からないような状態だったんですよね、お恥ずかしい話(汗)。使わずにずーっと保存してあるような遺物も多くて、何を数えたらいいか分からないくらいの場所もありました。

そんな苦労もあって、当時はヒマさえあれば倉庫や蔵の片付けをしていた記憶があります。捨てていいものかどうか決めかねるものも多かったので、社長にその度にお伺いを立てて廃棄処分にしていきました。今から考えると、「ありゃ、捨てずにとっときゃ良かったかなぁ」と思うものもありましたが、どこかでバッサリやらないと片付いていかなかったんですよね。

ですから、昔は数日かかっていた在庫調べが、今は1日で終わるっていうことは私の努力の成果による部分も多いと自負しています(笑)。かつては私ひとりで調べていたもんだから時間がかかったっていう経緯もありますが、必要なものだけがあるべき場所にあるっていう当たり前の状況を維持するっていうことも、社内の重要な仕事でしょうね。

首尾よく在庫調べは終わって、数さえ分かっていればあとは表計算ソフトに打ち込むだけですから、あっと言う間にひと仕事は完了しました。まぁ、経営サイドとすれば、在庫調べより決算そのものの方が気になるわけで、今年も頭を悩ませながら決算を組むことになるんでしょうが、果たしてどんな結果になるのやら・・・。

写真は、紅葉の始まった中央アルプスです。ちょうど山頂部分が色付いてきたところですから、今週末あたりはロープウェイに乗ると、下から上へ向かって緑から赤へのグラデーションが見られるかもしれません。連休になりますから激混みも予想されますが、ぜひぜひ駒ケ根に遊びに来てくださいね!


□□□ 遊びに出ない方は毎日クリック(笑) □□□
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教え

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今年の夏は、結局、酷暑とまではいかないまでも、いつまでも暑い日が続いた猛暑になりましたね。昨日に引き続き駒ケ根の空の写真ですが、今日のものはひと月ほど前の、これから夕立が来るっていう直前の様子です。青空は残っているものの、この後どんどんと薄暗くなって、気持ちのいいお湿りの雨が降りました。

私が、昔会社にいた大先輩の年寄り社員に聞いた話ですが、「宝剣と高鳥谷(たかずや)のてっぺんが雲でつながったら夕立になる」ってよく言ってました。この写真のロケーションで言うと、左の方角に中央アルプスの宝剣岳、右斜め前に高鳥谷山があるんですけど、その教えは今でも私の頭の中に残っています。

単純に考えれば、私達の住む伊那谷の上が雲で覆われた状態だっていうことですから、「そりゃ当然雨も降るわな」って言っちゃえばそれまでのことなんですけど、その信憑性の真偽よりも、そういう見方で外界の様子を察知する昔の人たちの知恵には、大いに見習うべき点があるんじゃないかと思ってるんですよね。

現に、私がいつもそういうつもりで空を見上げて観察していると、雲が宝剣の方から流れて来て、どんどんと空を覆い、高鳥谷の山頂が雲で隠れるくらいになると雨が降り始めるんですよね。確実にそうなるっていうわけじゃないんですけど、大雑把な捉え方としてそんなに間違っていないことも確かです。

「雲があそこまで広がっていったから、そろそろ雨が降り始めるぞ」っていう情報がどの程度重要なのかは、置かれた状況によって異なるはずですが、田んぼや畑で仕事をしていることが多かった時代にはそれなりの意味があったんでしょうね。ある程度の必要性があったら、誰にとっても分かりやすい具体例になぞらえて、それを検証しながら語り継いでいったんだと思います。

こういう先人からの教えは、蔵の中にも当然たくさんあります。というか、そういう経験則の塊が酒造りだと言っても過言ではありません。そして、それは一般的にどの蔵にでも言えることもあれば、その蔵の持っているクセから来るその蔵ならではの教えもあって、最終的な微調整は後者によってなされることが多いわけです。

例えば、私の師匠である長生社の前杜氏が、「雨や雪が降ったら、麹室の天井窓を3センチ余計に開けるんだ」と教えてくれましたが、そんなことは他の酒蔵に行ったら全く違う行動になるはずです。それに、今の私だったら、『3センチ』の部分は『いつもより大きめに』っていう曖昧な表現になっちゃうと思います。

そういうことは、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)じゃないと教えてもらえなくて、後でどこかでまとめて聞こうなんてことは不可能なもんだから、今から考えれば、そういったこの蔵のみで通用するノウハウをかなり聞き逃したんじゃないかと、後悔することしきりなんです。そんな思いもあって、せっかく私が受け継いだ教えをしっかりと跡継ぎ達に伝えていくことも、これからの私の重要な仕事になると思ってるんですけどね。


□□□ 1位がぶっ飛んでます □□□
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ブログ応援歌

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何となく復活の兆しが見えてきましたから、ここで一発応援ブログを書いておきましょう・・・っていうのはbossのブログのことです。ちょっと前まで、もうブログからは足を洗ったんじゃないかと思われるほど記事の更新がなかったbossですが、最近またちょっと書き始めて、すぐに『お酒・ドリンク』ランキングの10位に入ってきましたね。

仙台で会った時にも、「そろそろ店の工事も始まるから、そうしたらその様子なんかから書き始めるよ」とか言っていたので楽しみにしてたんですけど、ようやくその気になってきたかもしれません。ま、bossのことだから、またいつどーなるか分かったもんじゃありませんし、今の話題は『激走ロードバイクの旅』なんですけどね(笑)。

やっぱり、おやじダンサーズwithトーコが揃っているのは気持ちがいいです。先ほどランキングを見たら、みんなで10位以内に入ってましたね。これに、えっちゃんとモルト侍とaoさんと天領誉さんがランクインしてたら、10人のうち8人は仲間だっていうことになりますから、ブログランキングの客観性が疑われることになりかねませんが・・・(笑)。

仙台では「4位目指して頑張るから」と、中途半端な目標を掲げていたbossですが(笑)、彼のことを知っている読者は多いわけですから、記事さえコンスタントに書けばすぐにランキングの上位には入ってくると思います。サンセールさんも、続けてブログをアップするようになったら、簡単に10位に入ってきましたもんね。

逆に、腹が立つのはトーコ姉貴だすがな・・・。月に1回くらいしか書かないくせに、いつもトップ10に入ってるんだもんねぇ。それだけ、毎日クリックしてくれるファンがいるっていうことで、羨ましいったらありゃしません。ま、私もそのうちの一人ですけどね(汗)。でも、努力して記事を書いている身としては、何と神様は不公平なことかと思っちゃいますよねぇ(笑)。

私がブロ友連中と話していて気が付くのは、みんなブログには少し飽きちゃって、ツイッターとかフェイスブックとかに走ってる状況が多いってことです。当然そっちに向ける労力の分ブログからは遠ざかるわけで、ブログだけを読んでいる方から見ると置いてきぼりを食ったような気持ちになるんですけど、ご本人達にとってはネットを通じてつながっている人の数的には変わりがないんでしょうね。

boss達に比べて、最近元気がないのがえっちゃんとか天領誉さんですが、彼らもそんな傾向があるのかもしれません。私も、「フェイスブックやってないんですか?」って聞かれることが多いんですけど、ストーンヘッドぶりを目いっぱい発揮して、これからもブログ一本でやっていこうと思ってるんですけどね(笑)。

サンセールさん達に言わせると、私が真面目で硬派な石頭なのに対して、bossは不真面目で軟派な豆腐頭ってぇことらしいですが(笑)、どこか似たところがあるような気がするんですよね。カードの裏表っていうか、まぁ、上手く言えないんですけどね(汗)。とりあえず、これまで静かだったbossが頑張れば他の仲間もつられて書くようになるかもしれませんから、彼のブログをしっかりと応援しましょー!!!


□□□ みんなのブログに愛のクリックを! □□□
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イベント案内



意味不明の写真から始まる本日のブログですが、二斗樽がふたつも並ぶなんていうこと自体珍しいですし、それほど財政的に余裕のあるイベントなんてめったにありませんから、実はこんなショットはなかなか撮れるもんじゃないんですよね。種明かしをすると、これは第30回となる『中央アルプス駒ケ根高原マラソン』の前夜祭が始まる直前の様子なんです。

これは、駒ケ根市の年間イベントの中でも最大級のもので、昨年よりも1000名も増えた4200名を超えるランナーが参加したっていうんだからスゲー話じゃないですか。3万人の街で開催されるマラソン大会としたら、かなり大規模だって言ってもいいと思います。30回の歴史っていうのも、それなりに長いんじゃないですかね。

こうなると、駒ケ根市のボランティアは総動員っていう感じになるわけで、私も観光協会の会員ということで、毎年お手伝いをしてます。駐車場への誘導員から、選手の受け付け、コースの安全維持、完走者の記録管理とアフターケア、優秀者の表彰等々、数百人の市民がこのイベントを支えています。私は、受け付けやら、記録表示の係を担当してましたよ。

大会は日曜日に行われたんですけど、土曜日の夕方には前夜祭が開催されるのが恒例で、その場で地酒や地ビール、それに養命酒さんのリキュールなんかが振る舞われるんです。前夜祭は1000人に満たないくらいの参加者ですが(たぶん)、合計40升分の日本酒も、数十リッターのビールもあっと言う間になくなっちゃいますね。信濃鶴は、ゲストランナーの有森裕子さんにも喜んで飲んでいただけたようです。

話は飛ぶんですけど、この週末にはどうやら歌手の加藤登紀子さんも伊那谷にお越しだったようなんですよね。演奏しているステージ上で「お酒が飲みたい」っていうことになって、どういう訳だか持ち込まれていた信濃鶴をみんなの見ている目の前で一気に飲み干して、「これは美味しいお酒ですね!」と褒めてくれたなんていう話を聞きましたが、真偽のほどは定かじゃありません(汗)。

閑話休題。今日のメインテーマはイベント案内ですから、これから開催のイベントを2つご紹介いたしましょう。ひとつは、今週末に開催される『中央アルプス山麓美酒フェスタ』です。これも、ここ数年恒例になってきてますからご存知の方も大勢おられるでしょうけど、このブログで宣伝しておかないと怒られちゃいますから、そろそろっていうことで記事にしておきますね。

10月5日と6日に開催予定になりますが、5日が『にぎわいの部』で、銀座通り商店街の会場において、これも恒例になったジャズシンガーのYOKOさんの演奏と共に、ブラブラと飲み歩いていただきます。前売り1500円、当日券1800円で、基本的には飲み放題です。前売り券は長生社にありますから、買っといてくださいね!

6日の『つどいの部』は、これも恒例の『駒ケ根高原味わい工房』にて、シェフが腕をふるったお食事と一緒に、地酒、地ビール、地ワイン、地ウィスキー、地養命酒(笑)をお飲みいただくんですが、これは既に定員がいっぱいで入れなくてスイマセン(汗)。PRを始める前から予約が入るくらいのようで、リピーターさんも多くなってきているみたいですね。

もうひとつのイベントは、長野県酒造組合主催の『長野の酒メッセ』です。既に18回を数える県内酒蔵総動員のお祭りになりましたが、例年通り10月18日に長野メトロポリタンで開催されます。今年も趣向を凝らして皆さんをお迎えしますから、ぜひ長野市までお越しくださいね。私は、鶴のブースか利き酒コンテストの会場あたりにいる予定です。何回やっても「ブログ読んでます!」って言われるとビビるんですけど、一生懸命頑張ります(笑)。


□□□ 他にもいろいろあったりするんですが・・・ □□□
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