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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

特別措置法



水戸での勉強会では、業界関係の講演会を聞いたり、その後の懇親会で近隣県のお蔵の皆さんとお話しをさせてもらいましたが、その中でのトピックのひとつは、税金に関するものでした。お酒に酒税というものがかけられている以上、税制面での動向には注意を払っていなくっちゃなりませんし、その点で今はとても重要な時期と言えるのかもしれません。

このブログでも何回か登場している話ですが、長生社のような小さな酒蔵は、経営支援の一環として国に納めるべき酒税の一部を免除されているんです。あんまり詳しくは書きませんが、ある規模以下の酒造メーカーにはその恩恵があって、経営的には非常に有り難い制度なわけです。ある規模っていうと分かりにくいかもしれませんけど、かなりの割合の酒蔵はその対象だと思っていただいていいと思います。

ところが、『租税特別措置法第87条』と言われるその法律は時限立法で、ある期限までくると失効しちゃうんです(汗)。実は、その期限っていうのは既に過ぎていて、我が酒造業界にとってはこれまで何回も延長してもらって今に至っているといういわく付きの懸案事項になっているんです。前回も、5年前に延長を認めていただいて、ここまできていたわけです。

そして、来ちゃったんだな、その期限ってヤツが(汗)。今年度が最終年、つまり、来年の3月31日をもってその優遇措置は無くなる予定になっていて、私たちとすると、困った状況になっちゃいます。当然、国やら政府与野党やらに陳情はしているみたいですが、その手応えについては私たちが知るところじゃなくって、何となくヤバい感じがしないでもないっていう雰囲気ではあります(汗)。

先を見通せなかった原因のひとつが、皆さんもご承知の通り、現在国会で審議されている増税法案の行方の不透明感にありました。それが成立するとなれば、消費税率が二段階で引き上げられる際の中小製造小売業に対する経営支援策に盛り込むなんていう面目もできるかもしれないし、不成立っていうことになれば、消費税から取れない分、現行の課税対象の範疇でしっかりと税収を上げるってなことになりかねません(汗)。どうやら、可決は間違いなさそうですけどね。

ま、いずれにしても、お酒の実売価格は上がることになって、売り上げに対する逆風となるのは確実な情勢に思えるのは私だけでしょうかね。物事をネガティブにばかりとらえることはしたくありませんから、何としても災い転じて福としたいもんです。増税を機にコストパフォーマンス抜群の日本酒として、信濃鶴が一躍脚光を浴びるとかね(笑)。

今日の写真は、本文とは全くかんけーありません(笑)。出張中に入ることになった、某巨大商業施設の中にある回転寿司屋さんです。かなりお安い値付けでしたよ。一皿ずつの値段が低いっていうやり方じゃなくって、「こんなに一皿に乗ってるのにこの値段かー」と思わせるような価格設定でしたね。消費増税になったら、どんな手で安価を演出するんでしょうねぇ・・・。


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