専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

断髪式

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さて、ここまで数日のブログの内容からもお分かりのように、ついにこの日がやって来ました。明日からは蔵へ泊まり込みが始まるっていう日になって、私も例年のように断髪式を迎えることに相成りました。毎度のことながら、髪を落とすっていうのは心身共にスッキリとして、実に爽快な気分になるものです(笑)。

丸坊主にする意味はこれといってはないんですけど、汗をかく仕事が多くなるもんだから、タオルで頭全体をぬぐい易くするためと、髪のメンテナンスにかかる時間を節約するためです。ひげも毎日は剃らないようにしちゃいますから、お風呂での滞在時間をとても短くすることができて効率的なんですよ。

もっといいのは、散髪代がかからないことかな(笑)。長年愛用している、ホームセンターで買ってきた安物のバリカンで女房に刈ってもらえばタダだもんね。普通の床屋さんに行けば4000円もかかりますから、経済的なことこの上なし。ただ、半年使わないでおくと、バリカン君が最初はウンともスンとも言ってくれなくて、壊れたのかと思っちゃいましたよ(汗)。

女房と娘の話題の中心は、私の頭が段々と薄くなってきていること(涙)。頭頂部がヤバくなりつつあるって言うんで、娘に写真を撮ってもらいました。光の加減もありますが、どうやらハッキリとそういう傾向が現れているようです。全体を五分刈りにしちゃうと、その方が部分的な薄さは目立たなくなるみたいですけどね。

私的には、自分から見えない頭の上よりも、毎日見ている額の前線部分が明らかに後退してきてるっていうことの方が気になりますね(汗)。パッと見た時の顔の面積が、どんどんと広くなってきていますから、そのうちにどんな風体になっていくのかは推して知るべしですが、せめて40代のうちは目立たないようにしてもらいたいと神様に祈ってます(笑)。

この日の晩は、スペシャルナイト。明日からは、みんなで顔を合わせられる時間が激減しますから、なるべく楽しいことをして過ごそうっていうんで、晩御飯は娘の要望を聞き入れて我が家ではめったに食べない焼き肉でした。キャンプの時のように、普段の食事よりワイワイガヤガヤになって楽しかったですね。

その後は、全員参加の家族麻雀大会。いつものように、女房と娘をコテンパンにして気持ちよく気分の切り替えをしようと思っていたのに、甘かったんだな、これが(汗)。娘には、親のハネマンを、女房には親のマンガンを振り込んで、私ひとりがぶっ飛び負けという結果に・・・。ふてくされていたら、そんなことじゃいいお酒は造れないと娘にたしなめられました(涙)。

明日から米洗いが始まります。気の抜けない日々になりますが、健康と怪我には気を付けて半年間乗り切りたいと思ってます。でも、入蔵の前日にこんなに楽しめたのも、少しは余裕が出てきた証拠でしょうか。今年の酒造りにもいろいろと期するところはありますが、そんなことよりも、次回の麻雀大会では絶対に負けないと心に誓った夜でした(笑)。


□□□ 下手くそなんじゃねーの麻雀? □□□
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伊那街道呑みあるき

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先日、もう今年はイベントは無いなんて書きましたけど、私が参加するべきものが終了したっていうだけで、いろいろとお祭りは残ってるんです。『伊那街道呑みあるき』は、伊那谷にある各種醸造メーカーが伊那市の商店街に集まって行うイベントですが、最近は春と秋の2回行われていて、お客さんもたくさん来ていただけるようになってますね。

飯田から辰野までの清酒メーカー8社にビールやワインのメーカーさんも加わって、全部で12社のお酒が飲み歩けるっていう内容です。1000円を払って手形を購入すると、どのお酒でも飲むことができるようになります。詳しいことは分かりませんが、今年は600から700名程度のお客さんの参加があったようですよ。

信濃鶴も当然仲間に入れていただいていますが、主催が伊那市の方々だっていう部分もあって、ちょっとお客さん気分ではあるんですよね(汗)。ですから、私も参加したりしなかったりで、いつもは担当の社員が対応してくれてます。開催時期が、造りの期間にかぶることも多いもんだから、私が出られないことが多いんです。

昨日、その『伊那街道呑みあるき』が開催されて、私も蔵のその日の仕事を終えてから、少し遅れて合流してきました。まだ、仕込みは始まってませんから、何とか顔だけでも出してこようっていうわけです。たくさんのお客様とお話ができて、やっぱりああいう場所に行くと楽しいですね。

基本的には、『飲む』っていうことが目的ですから、「このお酒の精米歩合は」とか、「原料米は」とか、「造り方の違いは」なんていう話はほとんどしませんね。こういうシチュエーションだと、間違いなく高いお酒から皆さん飲まれますから、信濃鶴も純米大吟醸があっという間に無くなっていきます(笑)。

蕎麦やローメンや焼き鳥なんかの出店もあって、おつまみにもそんなに事欠かないですし、「もっと飲みたいとか食べたいとかになったら、近くの居酒屋さんに入って下さいね」っていうのが主催者側の意図するところでもありますから、量的にも質的にも必要十分なんじゃないですかね。ちなみに、その手のおつまみは別料金です。

こういう努力が徐々にでも実って、日本酒の復権に結びつくことが夢です。お客さんもあれだけ来て楽しそうにしてくれているんですから、その芽は必ずあるはずです。帰り際にのぞいた近くの居酒屋さんもかなり混雑していたようで、このイベントの効果もあったんじゃないですかね。何人もの友人たちに「酒造り頑張れよ!」って声をかけてもらいましたし、仕込み直前に気分を高揚させてもらって帰って来たような次第。

昨日声をかけて来てくれた、このブログの読者さん。地元の方なんですけど、以前は名古屋におられて、その時にこのブログを読み始めてくれたとのこと。遠くにいても、自分の田舎でこんなことやってるんだってことが分かって、とても有り難かったって言ってくれました。そんなところでも、多少なりとも情報発信ができているんだと、私も何だかうれしかったですね。まぁ、お酒に興味がなきゃ、あんまり面白い内容じゃありませんけどね(笑)。


□□□ スッゲー寒かったですが □□□
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入蔵前夜

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まだ蔵には泊まり込んでませんから、いつものように朝出社して、いつものようにパソコンを立ち上げて、いつものようにブログを書き始めようと思ったんだけど・・・ふと気が付くと、ネタが思い浮かばないんです(笑)。昨日までは全然困ってなかったはずなのに、仕込み前からこんな状態じゃ先が思いやられるって感じですかね(汗)。

やっぱり、夏の間は外に出ることも多いし、秋になればイベントも多くて、お酒と直接には関係ないことがあるにしても、ブログネタには事欠かないんですよね。逆に、書こうと思うことが多すぎて、交通整理が大変なことの方が多いくらいですよ。バスの中で日和見的にダラダラと書いていることもしょっちゅうですけど(笑)。

冬は全く外には出なくなりますから、自分で意識するしないにかかわらず、内向きの記事が多くなってるんでしょうね。内向きっていうのも変な表現ですけど、蔵の中のことであったり、自分の中のことであったり、外からの刺激で触発されて出てくる内容じゃないんでしょう。そんな話が面白いのかどうか、気になるところではありますが・・・。

それでも、ブログを書き始めた頃よりは、その日のネタには困らないようになっている気がします。書くことなんていくらでもあるって言うと大げさですが、信濃鶴のことを中心に書いて、それ以外の日本酒のことを書いて、それ以外のアルコールのことを書いて、お酒とは全く関係ないことも入れていけば、いくらでも話題が出てくるようになりました(笑)。

ブログを書き始めた頃は、信濃鶴っていうお酒を知ってもらおうっていう気持ちが大きくて、その手のことがブログの中心命題になっていたもんだから、自分の中で皆さんに伝えようと思っていたことが尽きてくると、完全にネタ切れ状態になって苦しんでいた記憶があります。まぁ、毎日書くからそんなことになるんですけどね(汗)。

普通に考えても、たくさん書けば書くほどネタが尽きてくると思われがちですが、案外そんなことはないんですよね、これが(笑)。湯水の如く湧き出てくるっていうわけにゃいきませんけど、鶴ブログであるっていうラインを多少逸脱してよければ、そんなに困ることはありません。ただ、内容的には日記的にならざるを得ないでしょう。日々の生活の中で酒屋もんが考える日本酒の世界の情報発信みたいなね。

頭の中がネタの切れ目になるのが、私が蔵にこもるようになる時期に重なったのはちょうど良かったのかもしれません。そろそろ、蔵の中で何をやったなんていう記事に切り替わっていくでしょうしね。私の専務と杜氏の二重生活と、ブログの内容がどうリンクしているのかちょっと興味がありますが、そんなことたぁ検証しているヒマはもうありませんから止めにしておきましょう(笑)。

写真は、数日前の中央アルプスです。ちょっと分かりにくいですが、山は紅葉が進んできて、とてもきれいですよ。今日あたりはもっと赤くなってます。そろそろ平地部分も色づいてくるでしょうから、伊那谷は今が一番の見頃なんじゃないですかね・・・そんなこと気にしていられるんだから、今年は余裕があるんかいなぁ(笑)。


□□□ 伊那谷に遊びに来てねー! □□□
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取り壊し

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どのくらい前だったでしょうか、写真をたくさん載せてブログを書いた時に、とある工場からもらってきたっていう機械のものがあって、また後で記事にするなんて言ってたんですけど、今日はそれについてです。あーあー、今思い出しました!今月初めにブログ5周年だなんて騒いでいた時の写真整理ブログでしたね(笑)。

あの機械は、ある会社の社長さんに、「工場を取り壊すことになったから、欲しいものがあったら持ってっていいよ」って言われていただいてきたものだったんです。会社自体が無くなるわけじゃないんですけど、既に休業状態だった工場は潰して、さら地にして売却する方針になったってことらしいんですよね。

この会社は某大手企業の子会社で、倒産だとかいう話じゃないんですけど、上からの指示もあって、自らモノを造るっていう部分からは撤退することになったようです。いよいよ工場に手をかける前に、どうせ捨てちゃうものならと、社長さんが長生社に声をかけてくれたっていうわけです。

この会社の元は、地域の味噌工場だったんです。私も詳しいことは知らないんですけど、味噌は作らなくなってもう長いこと過ぎています。最近では、その他の食品関係の調味料がメインの商材になっていたんですけど、量も少ないのでその分は外注に回して、会社機能は親会社の中に移行して、そちらの方で業務を行うことになるようです。

私が小学校の3年か4年の頃だったと思います。学校の社会見学で、この工場にお邪魔したことを覚えています。味噌の原料となる大豆を蒸して仕込んでいる最中だったと思うんですけど、ベルトコンベアにどんどんと流れてくる蒸された大豆を、工場の人がいくら食べてもいいって言うんで、欲になってバクついて気持ちが悪くなったという苦い思い出付きです(笑)。

あの後、どれくらい味噌を造り続けていたのか分かりませんが、最近では全く製造はしていなかったもんだから、上の写真を見ても、かなり廃屋チックになってますよね(汗)。このフロアの下に仕込みタンクがあって、上から原料を投入するっていう、規模は大きいですけど、ほとんど長生社と変わりのない仕込み形態になってましたね。

つまりは、やっていること自体はお酒の仕込みとかなり似通っているわけで、使っていた機械類も、酒屋でも使えるものが多いんじゃないかっていうんでお声がかかったっていうわけです。前回写真を載せた機械は、蒸された大豆を空気で搬送する装置へ送り込むための撹砕機だったんですけど、少し手直しすれば蒸米の撹砕にも使えるはずだってことでいただいてきました。その他にも、もしかしたら使えそうなものを何点か頂戴したんですよ。

でも、昔からある産業が廃れていくっていうのは寂しいもんですよね。かと言って、新しい産業だって海外に移転していくご時世で、これからの田舎には何が残るんでしょうか。雇用も創出されず、地域内の経済循環もままならず、農業だけでは生きていけるはずもなく・・・(汗)。それでもなんでも、地元の酒米のみで純米酒のみを丁寧に造るのみの小さな酒蔵の未来を、もらった機械でなんとか切り開いていかなくっちゃ!


□□□ 4位定着パターンやな □□□
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準備準備

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ブログでは何となく普段通りの日常的な記事を書いてますけど、蔵の方は仕込み準備にてんてこ舞いの毎日です(汗)。あと数日で米を蒸さなくっちゃいけないんですけど、間に合うのかどうか心配なくらい・・・。例年こんな調子だから大丈夫なはずですけど、何か抜けてやしないかとビクビクする気持ちは、これも毎年変わんないですね(笑)。

蔵の中の掃除から始まって、これから半年間使う機械や道具の消毒やら組み立てやらがあって、大きな物から細々した物まで洗い物を山のようにしなくちゃならなくて、10月の頭に手を付け始めた時には気が遠くなるような気分を味わうわけです。蔵の準備に付きっきりになれる社員っていうのがいないもんだから、思った通りには進まないんですけどね(汗)。

私も、9月から10月っていうのがイベントやら何やらで外に出ることが多くて、蔵の準備に手を出せない日が多くなっちゃってストレスになっているんです(汗)。11月以降の私の予定帳は真っ白ですが、10月の中旬からは何も入れないくらいにしておいた方が、精神的に安定するかもしれません(笑)。

酒造りが冬季の半年間に集中するっていう、この作業の形態がいい面と悪い面があるんですけど、悪いって言うか毎回毎回面倒くさいと思わされるのが、この事前準備です。造り始める前の助走に結構パワーが必要なんですよね(汗)。半年間何も製造していなかった蔵を再稼働させるっていうことは、どうも毎回ゼロからの出発っていう感じで効率が悪いような気がしないでもありません。

一年中お酒を造っている姿なんて想像したくもありませんが(笑)、通年で進行していくような製造形態であれば、そりゃ日々の掃除は必要だとしても、「さて、これから始めるぞっ!」っていうような、気合を入れて自分を励起状態にもっていくワンステップがなくて済むような気がするんですけどね。まぁ、夏の間の生活態度がルーズになっているせいもあるんでしょうが・・・(汗)。

その代わり、一旦走り始めちゃうと、造りの最初のうちは仕込みが立て続けにあるっていうわけでもないので、少しは余裕がある期間ができるんです。例えば麹を造るっていう作業にしても、最初にほんの少し造るんだって麹室の全ての準備ができていなくっちゃならないわけで、その後の麹造りが頻繁でないっていうんなら、チト楽ができるっていう算段です。

まぁ、どっちにしてもやるこたぁ山のようにありますから、のんびりなんかしていられるわきゃなくって、あれやこれやと忙しくなるのが例年の常です(涙)。夏の間にあまり動かさなかったパーツも使い始めますから、ここしばらくは体中がギクシャクしていますけど、これももう少しすれば改善してくれることでしょう・・・たぶん(汗)。

もうここまで来れば後は気合で何とかなるレベルですから、何をやっていても頭の中は素直に造りのことだけになってきました(笑)。今期の造りの方策をあれこれ考えながら手を動かすのも、慣れてきたせいもあるんでしょうけど、楽しいもんです。本日、お米も到着して、いよいよっていう感じが強くなってきましたね。さてさて、今回は一体どんな酒造りになるのやら・・・。


□□□ 3位はしばらく無理みたいでんな(汗) □□□
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そば福玄

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こりゃ、昨日の記事の続きになるんですけど、写真をご覧になればお分かりのように国際広場の続きじゃありませんよ(笑)。国際広場が終わって、みんなでやっている懇親会を抜け出してやってきたのが、駒ケ根の昭和病院の近くにある『そば福玄』さん。この日、「蕎麦会をやるので、是非来て信濃鶴の説明をしてください」ってお誘いを受けてたんです。

「昭和病院の近くの」って書きましたけど、「昭和病院の近くのスイミングスクールの中にある」って言った方が分かりやすいかな。駒ケ根に住んでいる人なら、どんなお店かは知らないまでも、「どうして、あんな所に蕎麦屋があるんだろう?」って思ったことがあるかもしれません。なにせ、店舗のガラス1枚隔てた向こうがプールなんだもんねぇ(汗)。

これには訳があって、店主のOさんの奥さんがこのスイミングスクールのインストラクターで、お店を新しく開くにあたって、その場所を安く借りられたからなんだそうです。こんなロケーションの蕎麦屋はたぶん日本中探してもないでしょう。どこぞのテレビに珍百景を投稿する番組がありましたが、ここって採用されるんじゃないかなぁ(笑)。

ところが、そんな辺鄙な(?)場所にありながら、ここのお蕎麦は評価が高いんです。私も、最初は蕎麦通の知り合いから教えてもらいましたし、実際この日もわざわざ蕎麦を食べるためだけに名古屋からお越しのお客さんが4名もいらっしゃいました。Oさんの昔からのファンだそうで、かなりの入れ込みようでしたね。

新蕎麦が手に入るこの時期に、土曜日に2回、日曜日に2回の計4回の蕎麦打ち実演付きの蕎麦会を企画したところ、それほど大きなお店ではないにしろ、全てほぼ満席になったっていうんだから立派なものです。Oさんの人柄の良さと確かな蕎麦の味で、もしかしたら、既に隠れた名店になっているのかもしれません。

なぜ今回私が呼ばれたかっていうと、Oさんが信濃鶴をいたく気に入ってくれて、今回の蕎麦会の蕎麦前には鶴を使うから、彼が蕎麦をゆでている間にでも、他のお客さんにお酒のウンチクを話してほしいっていう依頼で招待を受けたっていう経緯です。新蕎麦でOさんの打ちたてを食べられるんならっていうことで、喜んでお呼ばれしてきたんです。

ただし、今回の蕎麦会は新蕎麦を楽しむのがメインですから、お酒をお飲みになるお客さんは少なかったんです。ところがどこにもすごい人はいるもので、そのうちの2名の方は、「美味しい美味しい」と言いながら、蕎麦を2枚食べ終わるまでにひとりで4合瓶を1本ずつ全部飲んじゃったんです。ひと方はおじさんでしたが、もうひと方は女性ですよ(汗)。蕎麦にこだわる人はお酒が強いっていう相関関係があるなんて聞いたこたぁないですけど、ビックリしちゃいましたねぇ。

Oさんも、参加者にお蕎麦もお酒も両方とも気に入ってもらえて満足そうでした。名古屋のお客さんたちは、福玄さんの鶴の在庫をゲットして帰られたようですし、他のお客様にも信濃鶴がどこで売っているかしっかりと聞かれましたから、私としても思わぬところでいい営業をさせてもらっちゃいましたね(笑)。蕎麦屋冥利と、酒屋冥利に尽きる夜でした。


□□□ 写真に写っているのはOさんの娘さんたち □□□
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国際広場

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造りの季節を目前に控えて、私の予定帳に記されているイベント事もついに本年度の最終日を迎えました。あと1週間っていうくらいの状況なので、日曜日が1日潰れるのも実に苦しい状況なわけですけど、長年続けてきていることでもあるし、ここをいい区切りにしようという思いもあって、一生懸命に楽しんできましたよ。

これも、ほぼ毎年の記事になっているかと思いますが、『みなこいワールドフェスタ・こまがね国際広場』が開催されて、私はその中のワールドレストランっていう所で1日料理人をやってました。国際広場っていうイベント自体は18回目になりますが、その後半の14年間もこのレストランをやっています、っていうかやらされてます(笑)。

駒ヶ根市にはJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊訓練所があるんです。この施設は日本には2ヶ所しかないもので、毎年4隊次に分けて、これから協力隊員として海外に派遣される人材を訓練しています。その協力隊精神をまちづくりに生かそうっていうことで、地元の商店街、青年会議所、市、ボランティア等の皆さんが協力して開催しているのがこのお祭りなんです。

中心市街地には世界中の途上国と呼ばれる国のブースが立ち並んでかなりの賑わいになります。地元では恒例のイベントですから、市民にはよく知られているはずです。特に、子供たちを集めるアトラクションと、世界の食べ物を提供するブースに力を入れてますから、それを目当てに集まるお客さんが多いんですよね。

私たちの役割は、その中の食べ物ブースのひとつをやりくりするっていうことです。ただし、日本各地から集まってきている他のブースでは自分の売り上げだけを気にしていればいいんですけど、私たちは実行委員でもありますから、少しでも利益を上げて委員会運営に協力ができるようにしなくっちゃなりません。

今年のメニューは昨年同様に、ベトナムのフォーとチュニジアのブリックっていう料理でした。ワールドレストランとは名ばかりで、2種類しかメニューはないんです(笑)。場所が狭いから仕方がないんですよね(汗)。フォーが120食、ブリックが250食完売で、純利益とすると5万円くらいだったでしょうかね。

訓練所の候補生も一緒に手伝ってくれます。食品衛生法の問題もあって、調理自体はしてもらえないんですけどね。もうたぶん会うことはない若者たちですが、駒ヶ根が応援している気持ちを伝えて、任国で頑張ってくるように励ましたり、彼らの職種なんかを聞いたりして交流も深まって楽しいですね。懇親会で出された信濃鶴も、飲むわ飲むわ(笑)。

こういうイベントに私利私欲は介在しないわけです。JICA規模の事業における国家間の利害関係が、私たちの商売に影響を及ぼすわきゃありませんからね。ある意味で純粋な気持ちがベースになっているわけで、個々の利益とは全く関係のないイベントは、神社の秋祭りの精神構造に近いものがあるかもしれません。誰のためになんて考えずに作る私のブリックは、鶴同様に美味しいんですよ(笑)。


□□□ 4位定着だー! □□□
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侍来駒(つづきのつづき)

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素直に出てきなさいっ!ハイ、そこの君なのかな、私のおでこに落書きをしたのは!そういう御乱行は、北海道の遠軽町にある何とかいうバーでは日常の社交辞令らしいが、ここ駒ケ根では許されることじゃありません!私も大人だから、これ以上は怒りませんから、今すぐに出頭しなさいっっっ!!!

・・・越百でウィスキーなんてあおったもんだから、みんなでArikaに転がり込んだ後のことはよー覚えとらしまへん(汗)。えーえー、当然カウンターで突っ伏して寝込んでましたよ。アキラに起こされた時には、既に侍もありの実さんも帰っちゃった後で、店内にいたのはマスターのアキラとえっちゃんと私だけでした。

ま、駒ケ根のお決まりルートはご案内できたわけだから、最後の挨拶はできなかったけど、侍にもありの実さんにもそれなりには楽しんでもらえたはずです。もう2時を過ぎてましたから、それから少しだけみんなと話をして、私も家に帰ったんです。侍たちが引き上げる時に起こしてくれればいいのにとか思いながらも、最後のトリを勤め上げた満足感が・・・あるわきゃありません(涙)。

家に帰って、歯を磨こうと洗面台の前に立った時、酔い過ぎて目がおかしくなったんじゃないかとは思ったんですが、鏡に近づいてよくよく眼を凝らして見ても、なんかいつもと顔が違う・・・Arikaのカウンターで寝跡が付いたのかとも考えましたが、それにしちゃぁ妙にハッキリとしたラインが額に浮き出ていました。

こすってもとれないし、だんだんと正気に戻ってきた私の頭の中でも、ようやくこれがアッカンベーをしている落書きだっていうことに気が付いたんです。怒り心頭なるも、誰が犯人なのか全く見当がつきません。これだけのことを書かれても気が付かなかった自分自身にも腹が立ってくるし・・・。

思い起こしてみれば、Arikaの店内にいる時に、えっちゃんは私とは絶対に目を合わせませんでした。私の顔を見たら噴き出すかもしれないからでしょう。アキラも、今から考えると、どこそこニタニタしていたような気がします。私のおでこにピントを合わせまいと、目が微妙に泳いでいたのを思い出しました。実に悔しいながらも、彼らの気持ちを推し量ると、私も笑えてきちゃって仕方がなかったりして・・・。

考えられ得る犯人は、侍、ありの実さん、aSaっち、アキラ、えっちゃんくらいか?誰にも可能性はありそうだなぁ。何となくこの絵のラインが、書き慣れてるっていうオーラを発してますから、こういうイタズラの常習犯かもしれません。サインペンじゃなくって、水ですぐに落ちましたから、そのあたりもこういう用途専用のグッズなのかも(汗)。いずれにしても必ずやその人間には天罰が下ることでしょう!!!

翌日も私は蔵の仕事が忙しくて、侍に駒ケ根観光もさせてやれずに帰しちゃいましたが、またの機会もあるでしょう。同じアルコールを扱う職業の、同じ年齢の友人が遥々来駒してくれたことは、額の落書きの無念を補って余りあるうれしさでした。侍の新店に行けるのは来年の春でしょうが、その時まで共に頑張ろうとメールをくれて、彼は池袋の日常に帰って行きました。


□□□ また、遊びに来てねー! □□□
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侍来駒(つづき)

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蔵の見学が終わった後、侍とありの実さんを連れて越百(こすも)へ行きました。ブログ関係者が来たらお決まりとして連れて行くわけですけど、私のブログにこれほど登場回数が多い居酒屋はありませんから、ありの実さんなんかどうしても行きたくてしょうがなかったご様子(笑)。侍は同業者ですから、そういうお店の見方も少し違うのかもしれませんけどね。

この夜の越百は、正にそれらしいお客さんが揃っていて、私としてもこれが越百ですって紹介するにはうってつけの夜でしたね。私のことをいつもいじめていたいSさん、常連リチャード、派手な格好のaSaっち、その他いつも顔を見合わせる面々に、仙醸の杜氏の丸ちゃんまで乱入してきて、越百ナイトそのものでしたね。

当然、みんなで信濃鶴を飲んでくれましたよ(笑)。侍は飲みながらいろいろと感想を話してくれて、私とすると初めて彼のウィスキー以外の酒評を聞いたんですけど、日本酒用の専門用語は知らないにしても、お酒のプロらしい的確な表現でしたね。特純の味を気に入ってくれたようでしたが、よくよく考えると、侍に鶴を飲ませたのはこれが初めてだったんですよねぇ(汗)。

お腹が減ったと言うので、最初からえっちゃんのもり蕎麦を食べてもらいましたが、昨日も書いたように、侍ってガタイのデカイ男だったもんだからそれじゃ足りなかったらしくて、結局もう一杯かけ蕎麦を所望してましたよ(笑)。池袋のように美食はありませんが、地元らしいザザムシなんかも喜んで食べてくれてましたね。

ある程度越百らしい料理を出してもらって、みんなも気持ち良くなってきた頃に、侍が何やらガサゴソと取り出しました。見てみると、それは小さな瓶に入ったウィスキーでした。何か荷物を持っているっていうことは分かっていましたが、まさか自分の商売道具を持ち歩いているとは思いませんでしたね(笑)。3種類の小瓶を並べてえっちゃんにお猪口を借りて、いきなりウィスキーの飲み比べが始まったんです。

普通、お客として居酒屋に入った人間が、その居酒屋には全く関係のないアルコールを並べて、他のお客に飲んでみろなんて言わんわなぁ(汗)。それが、彼のバーテンダーとしての習性なのか、個人の土産話的なイベントなのかは分かりませんが、「あぁ、この男はウィスキーが好きなんだなぁ」と心底思っちゃいましたね。

つまり、私のよだれの跡が付いたいつもの越百のカウンターが、いきなりプチ・ジェイズバーに変身しちゃったっていう雰囲気です。そんでもって、いいウィスキー揃いだったんだな、これがまた。量的には少しでしたけど、みんなで回し飲みしていろいろ意見を言い合って、侍がコメントをくれるっていうような状況で、そりゃ、ほとんどジェイズバーの楽しみ方の真骨頂と言っていいでしょう。

ただシングルモルトを飲み比べるっていうだけじゃなくって、かなりグレードの高いものを比較するっていうことが、どれほど勉強になるのかっていうのは私も侍にしっかりと教え込まれた部分ですから、それを駒ケ根に居ながらにして享受できた面々は、とてもいい経験ができたと思いますね。ウィスキー代もタダだし(笑)。

更に、今度は大きな木の箱を出してきて、その中から出てきたのもやっぱりウィスキーで、一体この男は駒ケ根に何しに来たんだっていう感じでしたが(笑)、そいつに酔いしれて、駒ケ根の夜は更けていきました。でも、あんないいヤツを箱に入れたまま持ち歩いてんだもん、やっぱし彼は変態かも(笑)・・・この後は、これもお決まりのArikaへ突入です。


□□□ また4位転落だー □□□
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侍来駒

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私のブロ友であり、私が東京で飲みに行く唯一のBar『ジェイズバー』のマスターでもある『モルト侍』が旅に出たっていうのは彼のブログで知ってました。いつもなら、観念の世界の塊のようでいて奥の深い、変態チックとも言えるようなブログなのに、どこか山の奥で食べた蕎麦の写真なんかが載っていたりして、全然らしくねー記事が綴られていましたよね(笑)。

そんな彼が突然メールをくれて、旅の帰りに駒ケ根に寄りたい旨を伝えてきました。彼が来駒するならスーパーウェルカムなわけで、とにかく予定を聞いて、駒ケ根に1泊してくれることになったんです。ちょっと急な話だったんですけど、そうなったら私も越百だけは押さえておこうと、えっちゃんに連絡を入れておきました。

最初は、侍と2人のつもりでいたんですよ、当然ながら。しかし、今回の駒ケ根訪問にはもうひとり珍客様がついてみえました。それは、『ありの実』さん。このブログにもコメントをくれる長野県の中心地域にお住まいの女性です。彼女は、かつて駒ケ根に住んでいたこともあって、話がよく通じるんです(笑)。

ほんの数日前にも、このブログにコメントを入れてくれていて、いつか松本で飲みましょうねーなんて言ってたのに、こんなに早くその機会が訪れようとは、えっれービックリさせられましたよ(汗)。えっちゃんも、最初は彼女のことを侍の奥さんだと思っていたようで、ありの実さんだと分かった途端に腰を抜かしてました(笑)。

侍自身はでっかいスクーターみたいなバイクで移動していたんですけど、駒ケ根ではありの実さんの車に乗せてもらっていたみたいです。ありの実さんと侍の関係を勘ぐってしまいそうですけど、彼女も侍の店の常連客(?)のようで、以前からの顔見知りだったんだそうです。侍が駒ケ根に行くって聞いて、たまたまその日がお仕事もお休みだったもんだから、越百で飲むために飛んで来たってことのようです(笑)。

実は、侍がお店を新しくする時に旅に出ようと計画していたことを、私は前回ジェイズバーに行った時に聞いていたんですよね。本当はもっと遠くまで行きたかったらしいんですけど、いろいろな事情もあって、移動距離的には目標の何分の一かになっちゃったようです。でも、駒ケ根は当初の予定に入っていたみたいですから、少しは望みも叶ったってとこでしょうかね。

この日の午後に駒ケ根入りして、やっぱり侍らしく、マルスウィスキーの工場が見たいと言うので蒸留所の所長さんに、こういう男が行くからと直接にお願いしておきました。しっかりと案内してもらえたみたいで、今後ジェイズバーにもマルスのビンが並ぶことがある・・・かもしれませんね。

その後に蔵を見てもらうように長生社に来てくれた侍は、お店で見るのとは違って、前髪は額に落していましたし、格好はひっじょーにラフでしたし、私が思っていたよりははるかに背の高い男だってことが分かりました。前のジェイズバーは、カウンターの奥が一段低くなってたんですね。日本酒の蔵を見るのは初めてだったようで、興味深く私の話を聞いてくれましたよ・・・この後、越百での大騒ぎの様子は、また明日。


□□□ 侍ブログも応援してあげてねー! □□□
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長野の酒メッセ2011

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昨日に引き続き事後連絡になっちゃいますが、今年の『長野の酒メッセ』は10月13日に開催されました。例年通りのお客様にお越しいただき、大変に盛況に終わることができました。ご来場の皆さまには、心より御礼申し上げます。春は東京での酒メッセ、秋は長野での酒メッセっていう流れが、お客様にも私たち自身の中でも、かなり浸透してきましたね。

今年も2100名以上の来場者で、これも毎年のことですけど、会社が終わる5時以降には会場内が身動きとれないほどの盛況ぶりでしたよ。上の写真は、そうなる少し前のものですが、それでもギッチリお客様が詰まっている様子がお分かりいただけると思います。きっと、今以上の数をあの会場に入れるのは、もう無理なんじゃないですかね(汗)。

ちょっと見ると、手前の白いテーブルの向こう側が少し開いているようにも見えますが、こりゃよく分からないんですけど、今の流行りの言葉じゃありませんがホットスポットって言うか、お客様の流れ込まないようなポイントってあるんですよね(笑)。会場全体のブースの配置の関係で、そういう場所が生まれるのかもしれません。

その一番人が流れ込まないような場所に、信濃鶴のブースはありました(涙)。毎度のごとく、出品点数はたったの2点でしたから、机の上に2本しかビンの並んでいないようなブースには人も寄り付きにくくて、余計に閑散とした雰囲気になっちゃいましたね。来たお客様とはゆっくりお話ができるので、私としてはとても楽でしたけどね(笑)。

でも、時間が遅くなってくるとそんなことも言ってられなくて、次から次へとお酒を注ぎ続けるような状況になりますから、お客さまの顔も見ずにしゃべり続けるっていう感じになっちゃいます(汗)。こちらが2人とか3人とかで対応できればいろいろと余裕ができるんですけど、長生社の場合そういうわけにもいきません。そんな状況を見かねて、東京のメッセではZENさんとか我が弟のヤシが手伝ってくれるんですけどね(笑)。

あの手のイベントで、お客様に鶴の受けがいいかどうかは、リピーターがどのくらい来るかで何となくつかむことができます。つまり、1回ブースに立ち寄って信濃鶴を飲んで、他のブースもひと回りした後に、もう1度足を運んでくれる人が多いか少ないかってことです。飲み切れないほどのお酒が並んでいる中で、2回目に来てくれるっていうことは、かなり気に入ってくれた証拠ですからね。

会の終了間際になると、そういうお客様がブースの前から動かなくなって立ち飲み状態になったりもしますが、それはそれでしょうがないでしょう(笑)。そういう時間になれば、持って行ったお酒も底をついてきますから、気に入ったお酒で最後を締めようとしてくれている皆さんになみなみと注いで終了にするっていうのが毎度のパターンです。

おつまみこそありませんが、これだけのお酒を取り揃えた飲み放題で1500円っていう入場料は破格でしょうね。蔵元サイドからすれば、宣伝費として持ち出したお酒の元が取れてるわけじゃありませんが、県を挙げてのイベントがこれだけ認知されてきたっていうことは、将来の信州清酒復権に向けての意味ある布石にはなっていると思うんですけどね。

私にとって、今年は例年になく淡々と酒メッセが終了したっていう感じでした。大きな役も降りているので、これといった裏方仕事もなく楽をさせてもらいました。人だかりができるような人気蔵とは比べようもありませんが、かなり大勢のリピーターさんたちも来てくれましたから、県内のどこかで鶴がもう少し売れるようになったかもしれませんよ(笑)。


□□□ 3位復活かな? □□□
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鑑評会審査

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先日、秋の『関東信越国税局酒類鑑評会』の品質評価員(審査員)をするために、さいたま市に向かう道中の記事は書きましたけど、肝心の報告ができていませんでしたね(汗)。関東信越6県のエリアでは、毎年秋に、ここを統括する国税局管内での清酒の鑑評会が開催されています。その審査員のお役目が回ってきたっていう状況でした。

これまでも、何回か局の評価員をやらせていただきましたが、今回が今までと違うのは『決審』の審査だったっていうことです。どういうことかって言うと、大きなコンテストになれば出品点数も多くなってくるわけで、1回の審査で金賞を選び出すことが難しくなってきます。そこで、1審と2審に分けて、2段階で優秀なお酒を選び出すんです。予審と決審っていう言い方もしますね。

決審の方がある意味重要な役割なわけですが、予審の評価員をある程度経験した人が決審に回るっていうのが長野県の方針なので、別に私が官能評価の能力に長けているっていうわけじゃないんですけど、これまでの成り行き上そういう役回りになったっていうことなんです。県の醸造関係の研究機関の職員も含めて、各県から数名ずつの出席で審査が行われました。

『吟醸の部』と『純米の部』があって、その各々に120点ほどの1審通過のお酒がありましたから、この日1日だけで240点ほどのお酒を利いたっていうことになりますかね。数が多いのには慣れっこになってますから、それほど苦じゃなかったんですけどね(笑)。大体40点ずつ、6回に分けて審査したんです。

予審と決審の大きな違いは、その評価の点数の付け方にあります。予審は面倒くさいんですよ、これが(汗)。一点ずつ、それぞれについて、味や香りの良い点と悪い点をチェックして、カードにマークをしていかなくっちゃなりません。言うなれば、自分の口を分析マシンと化して利き酒をしなくっちゃならないんです。それも、膨大な数の出品酒についてね。

それに比べると、決審の場合にはそういう細かい点をつつくっていうよりは、トータルバランスとしていいものを評価するっていう傾向が強くなって、予審のような細かいチェックは必要なくなるんです。その点は楽なんですけど、ここでの評価が本当に明暗を分けるわけですから、気の抜けなさっていう点では全く同じだし、公平性に対する責任感がグッと肩にのしかかってくるような感じでしたね。

信濃鶴がどれなのか分かればいい点を付ければいいじゃないか・・・ということをよく言われますが、そんなもん分かりっこねーんですよ(笑)。第一、この決審に残っているかどうかも分からないのに、そんなこと気にしてたんじゃ、利き酒に影響が出ちゃいますよね。とにかく、自分の中での再現性と、一般的なセンスでの公平性に重きを置いて、集中した1日を過ごしました。

今回少しビックリしたのは、やっぱり決審だけあって、本当によく酒質が揃っているんですよね。自分の中での判断も迷うことが多かったです。もうひとつは、以前お燗の審査をやった時にも大変な思いをしましたが、案外純米酒の審査って疲れるんですよね(汗)。アル添酒よりも味が多いからなのかもしれませんけど、結構頭がグラグラ来ましたね。終わった後に長野市に向かう新幹線の中では、ビールで簡単に酔っちゃいましたよ(笑)。


□□□ おっ、3位が見えてきたかな □□□
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松本ナイト

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松本市の駅前にある居酒屋、『風林火山』さん。マスターはとても信州の地酒を愛してくれていて、長野の酒メッセにもよく顔を出してくれます。信濃鶴も定番としてお店に置いていただいているってことで、いつかお邪魔しようと思ってましたし、マスターにも一度店に来てくださいって言われ続けてました。

先日、松本で税務署の研修会があって、これは絶好のチャンスだと前日の夜に泊まる計画にして出かけてきました。駒ケ根と松本は微妙な距離関係にあって、長野市に宿泊することはしょっちゅうあるんですけど、松本に泊まるっていう機会はほとんどないんですよね。泊まるくらいだったら、帰って来ちゃえって思う程度しか離れてないんです。

ひとりで出かけても良かったんですけど、これも松本で古くから信濃鶴を扱ってくれているN酒店夫妻と一緒に行く話になって、3人で楽しく飲んできましたよ。N酒店さんともずっと一緒に飲みたかったもんだから、正に一石二鳥でラッキーでした。松本の夜を楽しむこともめったにないので、一石三鳥だったかもしれません(笑)。

何が嬉しかったって、風林火山さんのメニューには県内の銘柄がズラッと並んでいたことですね。こんな風に扱ってもらえているのを見ると、県内のお酒の質を今以上にして、消費の末端に位置する居酒屋さんにも貢献できるようにしないといけないと思いましたね。駅前っていうロケーションから言って、県外からの観光のお客さんもいらっしゃるでしょうしね。

店内には、『定番酒・信濃鶴』って案内が張られていたりして、私とすると落ち着かないんですけど(笑)、2日に1度書きかえられるっていうおすすめメニューには、旬の魚や野菜の料理が書かれていて、どれを頼んでももちろんそーとーに美味しかったですね。お世辞じゃなくてね。マスターの人柄もあってでしょうけど、常連のお客さんっていう感じの人が多くて、賑やかな店内でした。さすがに、松本の居酒屋四天王と呼ばれるだけのお店でしたよ。

次に向かったのも、この日どうしてもうかがいたかったお店。その名は『厨十兵衛(くりやじゅうべえ)』さん。以前記事にしましたけど、この夏公開された『神様のカルテ』の原作の第2巻に信濃鶴が登場したじゃないですか。そこに出てくる主人公の行きつけの居酒屋が『九兵衛』っていうんですけど、実はこれは実在の厨十兵衛をもじったものなんですよ(笑)。

つまり、作者の夏川草介さんがこのお店に行って鶴を飲んでくれたからこそ、ああやって小説の中に実名で出させてもらえたんです。お店で地酒のラインナップに加えていただいていて、殊に夏川さんの奥様が気に入ってくれているんだとか。映画の中では、実名の銘柄は全く出てこなかったらしいんですけどね(汗)。

このお店は、知る人ぞ知る『日本酒を飲まないお客様お断りの店』なんですよ。私たちの前に暖簾をくぐったオバ様たちがいたんですけど、「おたく、日本酒じゃないとダメなの?あたしビールが飲みたいんだけど」・・・「すいません、日本酒しかありません」っていう、正にベタなやり取りを目の当たりにしてしまいました(笑)。

マスターは胸板の厚い体育会系のごっついタイプですから、誰も彼に文句は言わないと思いますけど、今時日本酒だけのお店なんて考えられないですよね。でも、その看板に偽りのない各地の銘酒がズラッと並んでいて、あれは日本酒ファンならたまらんでしょうね。県内のお酒もしっかり揃えていただいてましたから、全く文句もございません(笑)。

いやー、本当に楽しい夜でしたねー。松本に行って飲むんだったら、もうそこだけでいいやって思えるほどのお店に巡り合えました。もう一件、ブログランキングでご一緒している『ウォータールー』っていうお店にも行きたかったんですけど、ちょうどお休みの様で残念でした。まぁ、あとから風林火山のマスターも合流してくれたんですけど、その時既に私は厨十兵衛の程良い高さのカウンターで寝落ちてたっていうのは、ここだけの秘密です(汗)。


□□□ 松本の皆さんありがとうございました! □□□
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新レッテル



仙台のサンセールさんからメールが舞い込みました。「ねぇねぇ、純米大吟醸のレッテル変えたの?中味はこれまでと一緒なの?」とありました。「ヤベッ!」と思ってすぐに返信しておきましたけど、そうですそうですレッテルが変わったんですよ。純米大吟醸だけ。まぁ、それほどの大チェンジってわけでもないんですけどね(汗)。

以前からご意見を頂戴していたんですが、信濃鶴の純米大吟醸は、一升ビンと四合ビンのレッテルのデザインが違ってたんですよね。中味は同じなのに何か意味はあるのかっていうようなお問い合わせも多かったんです。確かに、全く違った絵柄でしたが、ハッキリ言って、意図するとことはなんにもなかったんですけどね(汗)。

鶴がオール純米化した時に、商品の大部分を占めることになる普通純米と特別純米はレッテルを作り替えて、現在のデザインにしたんです。ですから、この2つは同じデザインで色違いっていうことになってるんですけど、この時、純米大吟醸だけはデザインを変更せずに、それまでのものをそのまま使い続けたんですよね。

どういうことかって言うと、販売する数量がもともと極少量な商品だったもんだから、あまり重きを置かなかった部分もあるんですけど、一番大きな理由は、在庫が大量に残ってたっていうことですな(笑)。倉庫にまだまだたくさん未使用のレッテルが積んであって、あまり数は多くでない商品なのに、これを捨てるのはもったいな過ぎるだろうってことになったんですよね。

以来、その旧タイプのものを踏襲してきていたんですが、上のようなご意見もありましたし、普通純米と特別純米が同じデザインなら純米大吟醸も統一した方が分かり易いんじゃないかっていう判断もあって、今回の変更になったわけです。写真でお分かりのように、特別純米のレッテルの色が少し濃くなったような印象になってます。

信濃鶴のレッテルにはそんなにお金はかかっていません(笑)。でも、やっぱり大吟醸は大吟醸ですから、少し贅沢な造りになってるんですよ。まず、ベースになる紙質がちょっと立派になってますし、信濃鶴っていうロゴ文字が箔押しになっていて、光が反射すると少しピカピカして見えて、これも高級感が出ますね。

ですから、レッテルを変えたと言っても、完全にイメチェンしたっていうわけじゃなくって、デザインを統一したっていう意味合いが大きいんですよね。それほどお客様に違和感を与えることは少ないと思うんですが、地元の酒販店さんにご意見をうかがってみると、これも賛否両論でどちらがいいっていうことは白黒ってつかないですよね(汗)。

私の頭の中では、普通も特別も大吟も全く同じスタンスで造っていますから、その点では私の中での整合はとれているような気がします。同じスタンスとはいっても、3つを飲み比べて違いが分かる信濃鶴っていうのが、私の中の大きなコンセプトです。その辺の裏の意味も含めて、皆さんに味わっていただければうれしいですね。

取りあえず、作っちゃった分はこれでいくしかありません(笑)。中味はこれまでと全く同じものですから、その点はご心配なくお買い求め下さいね!


□□□ ランキングへのバナーをつけ忘れてました(汗) □□□
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地デジ

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読者の皆さんには笑われるかもしれませんが、ついに我が家も地デジのテレビを買いましたよ(笑)。エーエー、今まで昔のタイプのテレビをずーっと使ってましたとも。かなり旧式でしたが、買った当時は最新式の液晶タイプだったんですぜ。今となっては、そんなに小さいインチのテレビはないかもしれませんけど、13型の可愛いヤツでした。

もう、地デジに乗り換える期限が云々とか言い始める前から、画面の端に縦に黒い帯が出るようになっていて、まともにゃ写ってなかったんですけど、どーゆー訳だか女房も娘も新しいのが欲しいってあまり言わなかったんですよね。地デジに完全移行してから数カ月たちますが、ようやく重い腰を上げて電気屋さんに行ったんです。

でも、どうして古いテレビで地デジが見ていられたのか不思議じゃないですか?それにはトリックがあって、テレビよりずっと新しいDVDレコーダーがあって、その中に地デジチューナーっていうやつが入ってたもんだから、いつもそのレコーダーを通してテレビを見ていたっていう、省エネに反旗を翻すような所業を続けていたわけです(汗)。

あまりテレビに重きを置いていない私としては、それで全く構わなかったですし、いっそのことこれを機にテレビのない生活になってもいいとさえ思っていたんですけど、女房と娘からは徐々に「そろそろ買ってくれ」オーラが出始めて、先週ついに購入に至ったような次第。ぶっちゃけた話、女房が溜め込んでくれていた本年予算の執行残高がある程度溜まってたっていうだけだったんですけどね(笑)。

不便だったのは、やっぱり画面が小さいところにもってきて、地デジ用の高精細な画質を表示することにそもそも無理があって、表示される文字がつぶれて見えないことがしょっちゅうだったってことです(汗)。ああなると、目を凝らそうが、画面に近付こうが、メガネをはずそうが見えないものは見えないんであって、かなりのストレスにはなってましたね。

私は、大学時代にテレビのない生活をしていて、とっても時間を有効に使えたっていう思いが強いんです。ですからテレビ不要論者でもあるんですけど、女房や娘の辞書には『テレビのない生活』っていう文字は無さそうです(笑)。それでも、控え目に19型っていう一番小さいのにしておきました。予算残高ではそれしか買えなかったっていうのが本当のところですけどね(汗)。

新しい製品は、やっぱりきれいですねぇ。初期設定にちょっとだけ時間がかかりましたが、簡単に使えるようになりました。画面も広くなって娘も大喜びです。外部の明るさを感知して自動的に画質を変えてくれるような機能もあって、なんだかとってもクリアに見える気がしますね。女性アナウンサーが、あまりに顔の細部まで見えちゃうのを気にするっていうのもよく分かりますよ(笑)。

私とすれば、無線LANルーターとiPadのセットだとか、地デジも見られるパソコンとかの購入を、家族会議において孤軍奮闘で主張したんですが、当然のごとく却下されました(涙)。仕方ないから、LANケーブルでもつないで、テレビでネットとか見られるようにしてみましょうかねぇ・・・。


□□□ 1位がぶっ飛びですね □□□
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ジョブズ(つづき)

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「私もiPod買おうかなぁ・・・」と、しばらく前から女房が言い始めました。この手の小物からパソコンに至るまで、電子的な製品には一切興味を示さない彼女がそんなことを言い出すなんて、我が家とするとどえりゃー珍事なわけですが、どこか私の知らないところに隠してあったヘソクリ(?)を渡されて、私が東京に出た際に買い求めて帰ったんです。

娘は何年か前に音楽を聴くようにiPodを買っていて、その後継機にあたる製品でしたが、珍しいことに家族3人がそれぞれにiPodを所持しているっていう事態となりました。これまで、何かあると娘のやつを借りていた女房でしたが、中に入っている音楽の志向が娘とは合うわけもなく、自分の専用のものが欲しいと思うようになったようです。

この女房をして「欲しい」と言わしめるアップル社はスゲーと思うわけですよ(笑)。それほど身近な道具として認知されている商品はそうはないでしょう。生きるのに必要っていうモノじゃありませんしね。音楽なんて聞きようはいくらでもあるわけですが、現代人のライフスタイルとして、イヤホンを使ってひとりだけで楽しむ形態はもはや当たり前ですよね。

しかし、このスタイルを世にもたらしたのは、かつてのソニーでした。「たったひとりだけで音楽を聴くなんて、そんな製品売れっこない」という社員の反対を押し切って、初代のウォークマンを製品化したのは、時の社長だった盛田昭夫氏だったというのは有名な話です。当時のライフスタイルに対するブレイクスルーだったっていうことじゃないですかね。

記憶媒体がテープから半導体になったのがiPodっていうことになりますが、デザインや機能から音楽配信システムに至るまで、その革新性は目を見張るものがあったと思います。iPodはそういった流れの中にありますが、iPhoneやiPadなんかは、全く新しい道具として世の中を変えてきたと言ってもいいかもしれません。

ウォークマンもそうですが、革新的といわれるような製品っていうのは、市場調査だとか過去の焼き直しっていうようなところからは生まれてこないんですよね。必然性がある中でのある種のひらめきみたいなものが、消費者の要求を上手いこと形にできた時に、ようやくそれが自分たちの欲しいものだったっていうことに我々が気づかされて、爆発的なヒットにつながるんじゃないですかね。人の意見を聞いてちゃ切り開けない領域があるってことでしょう。

『Think・different』・・・これは、かつてアップル社のCMで使われていたフレーズだったと思います。これがジョブズ氏の言葉なのかどうか分かりませんが、アップルの社風をよく表していると思います。人とは違った考え方をすることで、新しい市場を自ら創り上げて、アップルは時価総額世界一の企業になったわけですよね。でも、我々がこういう言葉から得るものは何もなくって、字面だけからじゃその感性の本質に迫れないとは思うんですけどね。

彼の功績は偉大ですが、彼がとりたてて偉人だったというわけじゃないと思います。失礼な意味じゃなくてね。どちらかというとアウトロー的な変わり者のイメージなんですけど、ジョブズ氏は彼の立場でやることをやっただけだと思います。全ての製品が彼だけのアイディアだったわけでもないでしょうしね。でも、何か他人と違う視点と、それを現実の形にする卓越した行動力があったっていうことは間違いないでしょう。ご冥福をお祈りしたいと思います。

信濃鶴の専務取締役杜氏さんもそこを狙っているがゆえに、他から見るとそーとーなストーンヘッドに見える?・・・ってわけじゃないですけど、大いにあやかりたいもんですね(笑)。その気持ちを忘れないためにも、今が絶好の機会ですから、最期のはなむけにっていうのを言い訳に、女房をだましてiPad2を買うっていうのは望み薄・・・かな(汗)。


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ジョブズ

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パソコンが手元にない時のブログ更新の相棒として、本格的に使い始めて約一年が経過した私のiPod。iPodにもいろいろな種類がありますが、私のは『タッチ』という最上位機種です。でも、メモリが一番少ないタイプで、ちょうど2万円くらいの価格でした。これまでも、いくつかの携帯型の端末を使ってきましたが、ここまで洗練、完成された機械に出会ったことはなかったと言っていいでしょう。

このiPodシリーズをはじめ、iPadやiPhoneなど、我々のライフスタイルを変えたとまで言われた製品群を世に送り出してきたアップル社の創業者の一人で、前CEO(って言うのかな?)のスティーブ・ジョブズ氏が先日無くなりました。あれからずっと、世界中で大きなニュースとして取り上げられていますよね。

私が、それなりにコンピュータを使う生活をしているから少し大袈裟に感じるのかもしれませんが、彼が亡くなったことによる世界の失望感っていうか喪失感っていうかは、私の中では近年、他に類を見ないほど大きなもののような気がするんです。別に、悲しいっていうわけじゃないんですけど、もったいないっていうか、残念っていうか・・・。

スティーブ・ジョブズと並び称される現代コンピュータ社会の生みの親と言えばビル・ゲイツでしょう。しかし、もし彼が亡くなっても、こういう感覚にはならないような気がするんですよね。私がお世話になっている比率で言ったら、ジョブズ対ゲイツで2対98くらいの関わりしかないんですけどね。その2のうちの半分くらいは、このiPodだし(笑)。

私の大学生時代っていうのが、パーソナルコンピュータの草創期だと言っていいと思うんですけど、その当時からアップルVSマイクロソフトっていう明確な構図がありましたね。私のコンピュータ本格参戦はマイクロソフトのMS-DOSっていうOSでしたから、それ以来、私はいろんな意味合いにおいて、ほとんどの仕事をマイクロソフトが作った流れの中で行ってきました。

今思い出されるのは、私の専攻した分野における非常に優れたソフトウェアがアップルのコンピュータ上でしか動かないものがあって、そのためだけに大学の隣の研究室にあったマシンをしばらく使い込んだ経験があるくらいです。それ以降、アップル製品を手にする機会っていうのは、このiPodを手に入れるまで全くありませんでしたね。

でも、iPodを触ってみて、そのアイディアの斬新さと、フィールドにおける実用性と、アメリカ製品らしい高い完成度にビックリしたっていうことは、このブログにも縷々書いたような次第です。もしかして、もう少し前の製品だったら、その成熟度は低くて、これほどの感慨は持たなかったのかもしれませんけどね。

ですから、ジョブズ氏にはもっと生きていろいろやって欲しかったっていうのが、今の私の偽らざる気持ちです。30年以上に渡って、これほどまでに世の中に影響を与えたんだから、人ひとりが為せる仕事としては十分過ぎるでしょう。やるべきことを全て終えて天に召されたと思えば「お疲れ様でした」というべきかもしれませんが、私としてはもうちょっとのめり込ませてもらいたかったですね。

あの日、家に帰って「おい、スティーブが亡くなったぞ!」と言ったら、「誰それ?スティーブ・マックイーンなんてとっくに死んでるわよ」とのたまった女房は、コンピュータには全く興味のない人種ですが、iPodだけは持ってます(笑)・・・出張中にポチポチ書き始めましたが、明日もうちょっと続けますね。


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ラスト出張



さてさて、ようやく本年最後の出張ブログになりました。造りが大体終わって、5月ごろから会社の外へ出ることが多くなったわけですが、その生活もそろそろ一区切りとなって、また新たな酒造りが始まる時期になってきました。まだ外へ出る機会はありますが、仕事のために遠征をするのは今回が最後になるんじゃないかな。
 
本年最後のミッションは、秋の『関東信越国税局酒類鑑評会』の品質評価員(審査員)と、『長野の酒メッセ2011』への出展っていうことになりました。どういうわけだかこれが連日になっちゃって、12日に審査のためにさいたま市へ、13日は酒メッセで長野市へっていう変則的なルートを回らなくっちゃなりません(汗)。
 
そんでもって、更に上手くないのが、局の鑑評会の審査は10時に始まるっていうことで、それまでにさいたま市に到着するのが、駒ケ根からだととっても微妙な線になっちゃうんですよね、これが(涙)。当日の朝出発すると、高速バスを使っても、JRを乗り継いでも、さいたま市に10時っていうのが難しいんですよ。
 
朝イチの高速バスだけは時間的に余裕がありそうなんですが、その時間の中央高速や首都高は渋滞がしょっちゅうあって、それにつかまったら間に合わなくなっちゃうんです(汗)。かつてそのコースを使ったことがあったんですが、本当にギリギリになって胃の痛い思いをした苦い経験になっていて、そんなのまっぴら御免って感じなんですよねぇ。

仕方がありませんから、局の審査員になった場合には、夜遅くにさいたま市に着くようにして前泊するんです。翌日鑑評会の審査会をしたら、その足で長野市に向かって酒メッセの準備に合流して、その晩は長野市で泊まって、翌日酒メッセを終えて帰駒するってぇ流れですかね。長野市まで新幹線を使うかどうかが、チト悩みどころです(汗)。

昔に比べると、こういう歩き回り方にも、かなり慣れてきましたかね。県外の営業も効率良く回れるようになりましたし、乗り物の使い方もある程度分かってきました。新幹線の切符の買い方もよく知らなかったんですから、こりゃ長足の進歩と言えるでしょう(笑)。本当は、あんまり駒ヶ根を離れないで済むのがいいんでしょうけど、そんなわけにもいかないですしねぇ(汗)。

何と言っても、今年は日本の歴史に残る大震災の年でした。結局、東北方面へは営業に行けませんでしたし、夏の節電地獄になる前にっていうんで、関東エリアも慌ただしく回ったのが思い出されます。信濃鶴の出荷も、しばらくはピッタリ止まってましたから、経営的には面白いことはあんましなかったわけです(涙)。

しかし、東北の復興のためにも、日本中をどんどん歩き回って、楽しく商売ができるようにしたいですよね!そんな思いを込めて、携帯に残っていた写真の中から一枚載せておきました。これは、北海道名物の『白い恋人』じゃありませんよ。大阪で売られてる『面白い恋人』いいまんねん。ちゃんと『オモロいこいびと』って読まなあかんよ(笑笑笑)。


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南極大陸(つづきのつづき)

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さて、それではこのシリーズの最後に、Sさんから聞いた南極のウンチク話をご紹介してお開きにしましょうかね。まずは、食料についてです。上の写真じゃ分かりづらいでしょうけど、これが南極で毎日食べる料理(になるもの)です。俗に言うフリーズドライっていうやつで、いくつも種類があるそうですよ。

写真は、左から『親子丼』、『シチュー』、『ローストビーフ』、上に乗せた小さい袋が『野沢菜のわさび漬け』っていうことです。80度くらいのお湯に浸せば出来上がりみたいです。ステーキだけは10分くらいかかるそうですが、他は一瞬で食べられるようになるとか。ちょっと見は、まるで宇宙食っていう雰囲気です。お土産にいくつかいただいちゃいました。

案外バリエーションが豊富じゃないですか。でも、こんなの100日間食べ続けたら飽きるってSさんもおっしゃってましたが、そりゃそうでしょうねぇ(汗)。賞味期限が切れているものは食べないでくださいって言われましたが、当たるようなことはないでしょうから、今度トライしてみますね(笑)。

ビックリしたことに、基本的にはこれらは全て自分たちで製造するんだそうです。元になる料理は一流と言われるようなシェフに依頼して、(その場で食べれば)本当に美味しいものを作ってもらって、それをフリーズドライしてパッキングするっていうことです。ですから、味はいいけど歯ごたえはイマイチってことらしいですが、値段に換算すると、1パックあたり5000円くらいになるとか(汗)。

フリーズドライにするのには調理の容易さ以外にも意味があって、それは荷物の重量を軽くできるからっていうことのようです。生ものやら液体やらは重くなっちゃうでしょう。まぁ、夏でもマイナス20度くらいだそうですから、冷蔵庫は要らないでしょうけどね(笑)。それでも、食料品だけで数トンになるそうですよ。

気温はメチャクチャ低いわけですけど、南極で風邪はひかないんだそうです。これは、あまりにも温度が低過ぎて風邪のウィルスがいないからなんだそうです。その他、極地の空気はとても澄んでいて塵がほとんど存在しないために、いくら寒くても、息を吐いても白くならないんだとか。極限の地ならではの面白い現象は多いんでしょうね。

短い時間でしたが、Sさんとお話できてとても勉強になりました。研究なさっている対象は私たちになんかには分からない高度な内容なんでしょうけど、ぜひ地球環境を守るための価値ある仕事をしていただきたいですね。ご無事で日本にお帰りになることを、心から祈念いたしております。

今回Sさんにお願いしておいたのは、どうしても南極大陸に信濃鶴が舞い降りた証拠写真を撮って帰ってきて欲しいっていう事でした(笑)。清酒の輸出には全く関与していない鶴ですが、意外とこれまでにそういう対象とは無関係の途上国では飲まれていたりします。その中に、南極大陸も仲間入りするっていうことは、とてもワクワクするじゃぁないですか。もしも、自分が南極大陸で信濃鶴飲んだら、きっと泣けるだろうなぁ・・・。


□□□ これにて本シリーズは終了です □□□
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南極大陸(つづき)

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昨日、南極に観測の仕事で出かけるSさんの保険料が高いだとか、見た目には出張だなんてお茶らけて書きましたけど、お話を聞くと、そんなこたぁとても口にできなくなるくらいのスンゲー仕事内容なんですよ、これが(汗)。Sさんは笑って話してくれましたけど、私から言わせれば、植村直己さながらの大冒険でっせぇ。

お話を聞き始めた時の私の思い込みとは裏腹に、Sさんたちは昭和基地になんか立ち寄りもしないんだそうです。また、南極観測船のような船で長い時間をかけて行くのかと思えば、飛行機で南極大陸まで飛んじゃうんだそうで、私たちがよくテレビで見るような南極航路の雰囲気じゃないみたいなんですよね。

飛行機を使うからこそ、信濃鶴のカップ酒を15個なんていう少しの数しか持ち込めないっていうのが実情なんだそうです。一人当たり50キロまでっていう手荷物の重量制限があって、とても一升瓶なんて持っていけないし、量もたくさんは入れられないらしいんです。そうなると、南極での信濃鶴はかなりの貴重品ってことになるんでしょうねぇ(笑)。

驚くのは、そんなことじゃなくって、Sさんたちの仕事の様子です。南極での滞在期間は4ヶ月程度らしいんですが、そのうちの100日間はキャンプ生活なんだそうです(汗汗汗)。私たちが、夏の暖かい時に駒ヶ根高原のような安全な場所でするのとはわきゃぁ違うじゃないですか。南極大陸の真っ白な大地の上で、一般人(?)がそんなことできるんでしょうかね。

移動はスノーモービルで、食料から何から数トンにも及ぶ荷物を引っ張って観測対象になっている山脈に分け入っていくんだそうです。チームはたったの5人。そのチームで100日間テント生活を続けるっていうんだから、私がどう素人考えをめぐらせても危険極まりない大冒険に思えるんですけど・・・ちなみに、鶴カップが15個っていうのは、ケンカにならないように5の倍数っていうわけです(笑)。

きっと安全には万全を期すんでしょうし、途中に人の住んでいるような場所もあるんでしょうが、そんな出張が世の中にあるんでしょうかね(汗)。とは言え、やっぱり滅多にそんな経験はできないそうで、Sさんもチャンスだと捉えておられるようでした。私たちが考えるほど過酷な状況じゃないんでしょうけど、私だったら・・・案外行くかも(笑)。

実際にSさんがやることは、昔の氷河で削られたような痕跡を山の中で見つけて、その地層の年代測定をするスペシャリストっていう役目だそうです。放射線の半減期を利用した分析をするらしいんですが、今からどれくらい昔にどのくらいの厚さの氷が地表を覆っていたかっていう結果から、現在の地球温暖化の影響を割り出すっていう作業になるんでしょうかね。

写真は、極地で発見された隕石だそうです。講演先の小学生たちに見せるために持ってこられた本物です。昨日のブログ写真にも写ってますから(左側のもの)、大体の大きさがお分かりになると思いますが、これほど大きなものは世界中にも数千個くらいしか確認されていないんだとか。貴重なものを触らせていただきましたよ。


□□□ まだまだ続きまっせー! □□□
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南極大陸

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先日、私の地元の友人でブロ友でもあるタッキーさんから電話が入りました。いつものように先輩を敬う丁寧な言葉遣いで私に挨拶をしてくれましたが、いつものような歯切れの良さがありません。どうやら、ちょっと言いづらいことを私にお願いしたいっていう雰囲気でした。よくよく話を聞いてみると・・・

駒ヶ根市の南隣にタッキーさんの住んでいる飯島町があって、その更に南に松川っていう村があるんです。その村出身の男性が、何と南極に仕事に行くことになったとか。一体どういう知り合いなのか聞くと、単純にブロ友らしいんです(笑)。最初はタッキーさんのブログにコメントをくれて、付き合いが始まったらしいんですけどね。

その人がタッキーさんの家に遊びに来て、その時に信濃鶴を飲ませたらとても気に入ってくれたんだそうです。そこで、その男性が南極に行って飲める様に、鶴を持たせてやってくれないかって言うんです。そりゃ、大変に光栄なことだとは思ったんですが、基本的に、それは長生社の協賛っていうような形であって費用負担はお願いしたいと・・・(汗)。

うーん、いくら南極大陸に鶴が舞い降りるチャンスだとは言え、一度も会ったことのない人をいきなり応援しろって言われても簡単に「ハイ」とは返事ができないじゃないですか。でも、出身した地元の小学校に講演に来ている方のようですし、それほど多い量でもなかったし、他ならぬタッキーさんの頼みならっていうことで社長には了解してもらいました。

翌日には東京に発つっていうことで、翌朝タッキーさんとお酒を取りに見えるっていう話になったんです。お渡しするのは、信濃鶴のカップ酒、通称ラビットカップ(ウソウソ)を15個。量にしたらたったの1升半だけですから、そんなもんでいいのかと思いながらお迎えしたんですけど、お見えになったその方のお話を聞くだけでも十分にそれ以上の価値があったんですよね、これが・・・。

その男性は、国立極地研究所で研究職をなさっているSさん。国立極地研究所っていうのは、あの昭和基地を運営(って言えばいいのかな?)している会社というか法人だそうです。彼はそこで、地表を覆っていた氷の歴史的な変遷を分析して、地球温暖化の研究に役立てておられるんだそうです。

何やら、とんでもなく学者肌な人かと思えば、私よりかなり年下の溌剌とした青年っていう感じの方でした。南極大陸まで行くっていうのも、彼の立場からすると出張なんだそうです(笑)。でも、法外な出張手当なんて出るわけでもなくって、自分用の渡航のための保険代で消えちゃうくらいなんだそうな。何せ、一般人から見たら大冒険ですから、保険代も半端ないんだそうですよ。

今回のSさんの来社では面白い話をたくさん聞くことができましたから、もしかしたら3回分くらいのシリーズになるかもしれません(汗)。あまり欲張らずに書いていきましょうかね。お酒の話とはかけ離れるでしょうけど、ま、たまにはそんな話もいいかな(笑)。


□□□ 順位は気にせずにいくぞー! □□□
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美酒フェスタ2011(つづき)

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さて、2日目の美酒フェスタは、会場を市内の銀座通り商店街に移して、飛び入り参加自由の飲み歩き形式で行われました。前売1500円、当日1800円ですが、ジャズボーカリストのYOKOさんの生演奏付きで、お酒が飲み放題ですから安いもんじゃないですかね。夕方の6時から8時半までという早目の時間ですが、その後に町の居酒屋さんで飲んでもらおうっていうのも、ひとつの目的なんですよね。

ほとんどのお酒は、無くなるまでは飲み放題なんですけど、信濃鶴の純米大吟醸と、マルスウィスキーだけは、別途料金をいただきます。そうじゃないと、はじめに皆さんが高いお酒に集中しちゃって、あっという間に無くなっちゃうからです(汗)。それに、お金を払って飲むと、より美味しいような気がするっていう効果も狙ってたりして(ウソウソ)。

お客さんからは、おつまみがもっと欲しいっていうようなご意見も頂くんですけど、おつまみなんかいくらでも持ち込み自由ですから、近くの料飲店さんから買っていただこうっていうことも目論んでいます。銀座酒倶楽部のマスターが差し入れてくれたチーズフォンデュとソーセージや、きよし食堂の餃子が美味しかったなぁ。

ビックリしたのが、参加してくれたお客さんの多さですね。年々、確実に増えてきていると思いますね、あれは。一時は通りが歩きづらくなるほどワイワイ状態でしたからね。前売り券の売り上げも去年より相当多かったみたいですから、大体の予想はついていたようですが、地元の皆さんへの認知度も上がっている証拠なのかもしれません。

それに比例して、お酒もどんどん出るわ出るわ(笑)。いろんなお酒をまんべんなく飲む若い人や、ひとつのブースから動かないおじさん、ほんの少しだけずつ飲み歩くご婦人、皆さん自分の好きなお酒を好きなように飲めるいい機会なんじゃないですかね。屋外のせいなのか、泥酔して大トラになるような人もいなくて、お客さんたちはとても楽しそうでしたね。

夜になって気温が下がってくると、お燗がバンバン売れて、最終的にはお燗用に持ってきた純米酒が無くなって、特別純米をお燗して飲んでもらってましたよ(笑)。結局、昨年使った量の5割増しで持ち込んだ信濃鶴は、全部無くなっちゃいましたね(汗)。それだけお客さんが多かったし、皆さんに気分良く飲んでいただけたっていうことでしょう。

信濃鶴のブースにはブロ友のaoさんとムンフーさんも、はるばる遠くからやってきてくれました。会が終わった後の打ち上げに、実行委員会のメンバーで越百に行ったんですけど、当然その2人はカウンターで飲んでいて、けっこうベロベロで私を迎えてくれました(笑)。お二人とお話ができてうれしかったんですけど、私もずっと飲んでて電池切れになっちゃって、ムンフーさんと最後まではご一緒できなくてちょっと残念でした(汗)。

翌日は、aoさんがまだ長生社の蔵を見学したことがないっていうんで、aoさんだったらいくらでもどうぞって、蔵の中を見ていただきました。鶴の超強力な応援団ですから、ぜひとも知っておいていただきたかったですしね。ただ、aoさんも私も昨晩の記憶がぶっ飛んでるくらい飲んでましたから、お互いにちょっと気持ち悪い顔を突き合わせながらの見学になったっていうのは、フェスタの締めの御愛嬌(笑)。

》》》》》》》》》》 aoさんのブログ【日本酒(信濃鶴)の記録】


□□□ aoさん、ムンフーさん、ありがとー! □□□
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美酒フェスタ2011

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えーっと、ちょっと、この記事を書き始めてから「ギクッ!!!」としてるんですけど、ねぇねぇ、もしかしてもしかしたら、あたしゃぁ『中央アルプス山麓美酒フェスタ2011』の宣伝記事を書いてなかったのかな?どこかで、いろんなイベントのご案内をまとめて書いたような気もするんだけど・・・(汗汗汗)。

書いてなかったとすると、ヤバいですなぁ。実行委員の事務局に怒られちゃいますね。地元の情報発信もこのブログの大きな役割ですし、ましてやお酒関係のイベントなんだから、書かなかったでは許されません。今更自分のブログを読み返す気にもなりませんから調べませんけど、もしそうであれば酒を絶ってお詫び申し上げます・・・一晩だけ(笑)。

っていうことで、10月6日と7日の2日間に渡って、恒例となった美酒フェスタが今年も開催されました。前日が駒ケ根高原の味わい工房さんを会場とした、定員50名の『つどいの部』、2日目が銀座通り商店街を会場とした、誰でも(当然20歳以上ですけど)参加OKの『にぎわいの部』でした。この構成もここのところ定着してきてますね。

駒ケ根近隣のこの地域には、なんとバラエティに富んだアルコールメーカーがあることかっていう発見がこのイベントの始まりです。南信州ビール、マルスウイスキー、本坊酒造、養命酒製造、長生社が、それぞれビール、ウィスキー、ワイン、養命酒、日本酒を造っていて、そのどれもが各種コンテスト等で優秀な成績を収めているんですよね。

手前味噌で言うわけじゃありませんけど、そんな地域は日本中探してもそうそうはないと思います。ひとつの市の中に、複数の日本酒蔵があるような場所はいくつもあるでしょうけど、ビールやウィスキーやワインの工場なんてそれ自体が少数派ですから、それがかたまって存在していることだけでも、とってもレアなケースなんじゃないですかね。焼酎だけは造ってないのが残念です(笑)。

そういう美味しい美酒を集めてみんなで楽しもうっていうことで、初めての年は、本当に内輪のメンバーだけが手弁当で始めたのがきっかけでした。とても評判が良かったので、駒ケ根市や観光協会が本格的にバックアップしてくれて現在まで続いてるんです。以来、形式は少しずつ変わりながらも、毎年好評のお祭りになってきてますね。

初日は、応募を開始してからすぐに定員が一杯になるほどの人気ぶりだったそうです。金額的には5000円と決して安くはないんですけど、味わい工房さんもおっしゃっておられましたが、内容的には赤字だっていうくらいの質と量のお料理が出されますから、たぶん半分くらいはリピートのお客さんなんじゃないですかね。知った顔が多いので、こちらも接客が楽でいいです(笑)。

会の前半は、ひとつのお酒にひとつの料理をお出しして、そのマリアージュを楽しんでいただいて、後半はビュッフェスタイルでの歓談になります。今年も、ソムリエの石田さんが様々な解説を入れてくれて、内容的にも充実したものにしてくれました。2日目の報告はまた明日に続けますね。


□□□ 4位に落ちたけど高得点だー! □□□
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樽酒

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秋になると、いろいろなお祭りやイベントが多くなります。そんな場で使っていただけるのが樽酒です。今では、樽から少しずつお酒をとって飲むなんていう大きなお酒の容器としての使用はめったになくて、そのほとんどが鏡割りをしてその場を盛り上げるっていう役割なんじゃないですかね。

信濃鶴の樽酒も、9月から10月にかけてはたくさんご利用いただきます。地元のイベントにはどうしても地元の樽酒が必要ですから、ほぼ100%鶴を指名してもらえて感謝感謝です。そんな状況にあぐらをかくわけじゃありませんが、地元のために造っているお酒ですから、そういう場を与えてもらえるのは本当にうれしいことですよね。

最近は、どういうわけだか県外にも鶴の樽酒が舞い降りることがあって、そんなところに顔を出していいものか、ちょっとこっぱずかしい気持ちもあります(汗)。でも、そういう場合はお祭りとかよりも、個人的なパーティみたいな状況が多いようで、お気に入りのお酒で多くの人をもてなすようなシチュエーションなんじゃないかと思います。そんなご指名をいただけることも、大変にありがたいことですよね。

通常、樽酒っていうと、デカデカと銘柄の書いてある菰(こも)が周りに巻いてあって、正にそれが一般の人がイメージする樽酒なわけですけど、鏡割りをするっていうことになると、樽の上部はその菰を切り取るなどして開けておかなくっちゃなりません。菰を開けた時に見える、木の樽の上の面を『鏡』って言うから、それを割って樽を開けることを『鏡割り』って言うわけです。

菰を切り取ったりすると余計なゴミも出たりしますから、長生社では鏡割りをするって分っているものについては、それ用に上部を最初から開けた作り方にしておくんです。その方が準備が楽にもなりますからね。イベント会場や、特に結婚式の会場なんかで周りを汚すようなことはあんまりしたくないですしね。

実際の現場の準備としては、樽をその場に持って行って設置したら、上部に太縄だけがかかっていますからそれを切り取って、でっかいバールで鏡を開けておくんです。つまり、例えば新郎新婦が二人で木槌を持ってパコンと鏡割りをする時には、もう実際には鏡は割れちゃっているんですよね。そうしておかないと、簡単に鏡なんて割れる代物じゃないからです。何回叩いても鏡開きにならなかったなんて、縁起が悪いでしょ(笑)。

写真は、上げ底の樽を底の部分から見たものです。樽は小さいものでも1斗(=10升)入れですから、通常はそんなに飲み切れないんですよね。ですから、特別に作られた上げ底の樽に、半分とか3分の1とかの量のお酒を入れることも多いんです。ただ、上げ底の樽自体の値段が普通のものよりも高いですから、少し割高にはなるんですけどね。

ですから、このアングルから見ると、通常は底になっている板に穴が開けてあって、その奥に本当の底になる板が見えるっていう変な図になるわけです(笑)。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、樽の底にお湯が張ってあるんです。これは、樽全体を少し湿らせて、中からお酒が漏れることがないようにするための前準備なんですよ。

いくら他の月よりも樽の注文が多いとは言え、昔に比べると樽の出荷量は減りましたね(涙)。樽酒自体も高価ですし、樽酒を使ってお祝いしようっていうような風潮がなくなってきているんでしょう。それでも、これも日本の文化伝統ですから、細々とでもご注文のある限りは作り続けなくっちゃならない酒屋の責務だと思ってるんですけどね。


□□□ 最近記事が長いかな(汗) □□□
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町の酒屋(つづき)

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『長野の酒メッセin東京』をここ数年開催していますが、毎年信濃鶴のブースに顔を出していただける常連さんっていうのも多いんです。一般の日本酒愛好家の方以外では、自分が販売している銘柄や、これから取り扱いたいと思う蔵元の視察に訪れる酒販店や飲食店の関係者も結構おられるんですよね。

そういう皆さんは、ブースまでお越しになってお話をするうちにすぐに素性が分かりますし、たいていは名刺交換をさせていただいて、今後の商売につながるつながらないにかかわらず、「ひとつ、よろしくお願いします」っていう流れになるんです(笑)。そして、2回も顔を合わせれば、何となく記憶には残っているもんです。

そんな酒メッセの会場にほぼ毎年足を運んでいただいているお客さん。それも親子で来場くださっているお客さんがいたんです。鶴ブースにも顔を出していただいて、少しだけですけどいつもお話をさせてもらって、私もお顔は覚えちゃっているくらいでした。その時点で、少なからずうちのお酒のことは気にかけていただいているっていうことは分かってたんですけどね。

その方たちからいただいたのが『セブンイレブン○○店』っていう名刺。コンビニエンスストアで地方の地酒なんて取り扱うことなんてないだろうと思っていた私は、きっと元々が地酒専門店で、それとは別にコンビニも経営なさっておられるのかなぁくらいに思ってたんです。しかし、それは大間違いで、そのお店こそが昨日ご紹介したあの店舗だったんです。

もし、他県のセブンイレブンの個店から「信濃鶴を扱いたいんですけど」って突然問い合わせが来たら、ちょっとたじろぎますよね(汗)。このお店もそうなんですけど、コンビニエンスストアに業態転換した元酒屋さんっていうのは多いですから、地元のお店だったら昔からの付き合いで鶴を置いていただいているところはあるんですけどね。

でも、何年も熱心に酒メッセに通っていただいて、それで今年初めて会社にお電話いただいたっていうことになれば話は別です。「その年毎に味がぶれなかったので」っていうのもポイントだったみたいですが、これまで何度もお話をさせていたいていたわけですから、私としたら大した不安なく信濃鶴をお嫁に出せたんです。

先日、初めてそのお店にお邪魔した様子は、昨日書いた通りです。社長さんも、息子である専務さんも、とても熱心にご商売をなさっておられるってことが分かって、信濃鶴としてもいいお店に目を付けていただけたと改めて思ったような次第です。売ってもらえる人の顔がしっかり見えていれば、その業態はあまり関係ないのかもしれません。最終的には人と人とのつながりなんでしょうね。

驚いたことに、お店に並んでいるお酒は、セブンイレブンになってから少しずつ扱いを始めて、ひと蔵ずつ増やしてきたものなんだそうです。取り引きを始めるまでに何度も県外の蔵にまで足を運んだこともあったそうで、どのお蔵さんもその熱意に動かされたんだと思います。鶴と違って、簡単にお付き合いできない銘柄も、たくさん並んでましたからね。

やっぱり、「コンビニだから」と取り引きを断られることも多いっておっしゃってましたが、町の酒屋がどんどんと無くなっていく現状で、若者が気軽にいい日本酒に出会える場としては、これほどの好立地はないのかもしれません。これからの日本酒の売り場をどこに求めるかの、ひとつのメルクマールのようにすら思えたセブンイレブンの訪問でしたね。


□□□ これからは4位定着かなぁ □□□
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町の酒屋

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上の写真の店内、どんなお店なのかお分かりですか?お酒が棚一面にびっしりと並んでますよね。ビンばかりですから、紙パック的な低価格商品はなさそうです。でも、何となく町の酒屋っていう雰囲気じゃなくって、店内は明るくて、かなり広そうな感じです。どこかのお酒のディスカウントストアの中なのかな・・・。

実は、これは某セブンイレブンの店内なんです。どー見たって、そんな風には見えないじゃないですか。社長さん方のご意向もあってハッキリとは書けないんですけど、千葉県内にある古くからフランチャイズに加盟している、正真正銘のセブンイレブンです。他社を含めても、私はこんなにお酒の品揃えのいいコンビニエンスストアは初めてみましたよ(汗)。

並んでいるお酒は名の通った有名銘柄も多くて、普通の酒販店さんだったら、もうこれだけで商いができるっていうくらいのラインナップです。更に、裏の倉庫には、世の中の酒屋さんの店頭には並ぶことのないような幻銘柄の焼酎なんかも積んであったりして、一体ここは何屋さんなんだっていう、奇妙な感覚に囚われちゃうくらいでしたね。

店内に並んでいるお酒以外の商品も少し変っているようでした。当然、通常のコンビニエンスストアに並んでいるような、スナックやカップラーメンやジュースの類はあるんですけど、それ以外にも、原材料にこだわったアイスクリームだとか、遠方から取り寄せた食材みたいなのも置いてあって、どうしたってセブンイレブンには思えません(汗)。

これまでの私の経験から、こういうコンビニエンス業界って、加盟店には販売商品の選択に対する独自の裁量権はほとんどないものだと思ってたんですよね。でも、お話を聞くとそんなことはなくて、個店の努力によっていろんな商品も取り扱えるんだそうです。ただし、このお店は、他店とはかなり違った扱いを本社から受けている部分もありそうでしたけどね。

販売価格についても、コンビニで売っているものは全部定価だっていうような固定観念を持ってましたが、近隣のスーパーにも負けないような値付けをしているんだとか。年に何回かは店頭でセールまで行うんだそうです。お歳暮の時期には、ご進物用のお酒も相当に動くっておっしゃってましたね。

このお店は、他のセブンイレブンとは一緒に語っちゃいけないのかもしれません。セブンイレブンになれば、売れ筋の商品は回してもらえるし、お店の運営もマニュアル的にこなせばなんとかなるなんて思っている経営者じゃ、とてもこんなお店作りはできないはずです。実際に、お酒だけであれだけのスペースをとれるくらいなんですから、店舗スペースは日本のセブンイレブンの中でも最大級だとか。

「本社がつぶれてもうちはつぶれないように努力してます」と笑う社長と専務さんに、「じゃぁ、もうセブンイレブンの肩書きなんかいらないんじゃないですか?」とお聞きすると、やっぱりコンビニ業界トップの企業の流通や情報や看板っていうものは大切だとのこと。コンビニエンスストアという業態に独自の経営感覚をミックスした、本当に面白いお店でしたね・・・って、本題はこれからなんです(笑)。


□□□ くいだおれさんがぶっ飛んでいっちゃいましたね □□□
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秋の昼長



さて、やることがなくてブラブラ状態の岳志です。ラブラブじゃないですよ、ブラブラです(笑)。今、埼玉にある女房の実家に来ています。親戚筋の三回忌に参列するために来てるんですけど、式が始まるまでは何もすることはないので、時間を持て余しているんです。そんな時にはブログを書くのが一番ですが、これといって書く内容のあてもないので、困っとります(汗)。

埼玉っていうか東京に出てくるのに、一人だったら絶対的に高速バスを使うのが安いんです。二人だと、いろいろな状況でも変わってきますが、車に乗って来るのとトントンくらいになって、三人だったら絶対的にETCの付いた自家用車を選ぶことになるんですよね。ですから、女房の実家には私の運転で来ることがほとんどです。ってことは、今回の移動中はブログは書けまへん(汗)。

こっちに来てからは、他の親戚なんかも集まってきてバタバタしますから、その中でiPodでポチポチするってぇのもド顰蹙ものでしょう(笑)。それに、あれやこれやご挨拶なんてやってれば、それ用の時間はそんなにあるわきゃありません。今回は、私の甥っ子が熱を出したなんて騒いでましたから、余計に目まぐるしく時間が過ぎちゃいましたね。

っていう中でも、手持ち無沙汰な時間はできるわけで、あてどもなく筆を走らせる、さすらいブロガー岳志の独り言ブログですが(笑)、今改めて確認してみると、これまでにこのiPodで書いたブログの記事は68本。これは、後で購入した日本語入力用のアプリケーション内に残っていたものの数ですから、実際にはもう少し多いとは思いますが、それでも70以上っていうのは案外すごい数字じゃないですかね。

ちょうど1年くらい前からこのiPodで記事を書き始めてますから、365日のうちの70日っていうと約5日に1日の割合でポチポチ入力をしているわけで、単純に考えると、それが私の社外に出ている割合っていうことになりますよね。蔵にこもっている半年は全く外へは出ないわけですから、夏の半年間の3日に1日は駒ヶ根を離れたような生活してるってことでしょうか?我ながらビックリしますが・・・(汗)。

こんな事は、5年前には考えられなかったことです。県外への出荷がほとんどなかったあの頃は、私も社長も地元以外へ信濃鶴を売り歩くっていう状況はなかったわけで、そういう意味では楽をしてたんですよね。今になるとよく分からないくらいいろんなことが重なって、鶴が遠くまで舞い降りることができるようになったんですけど、これというひとつの要因じゃないのが謎と言えば謎です(笑)。

それとほぼ同時進行でこのブログも書き綴ってきたわけで、もし売り上げが順調に伸びてきたなんてことになってたら、読者の皆さんには小さな地酒蔵の成功物語をご披露できたのかもしれませんが、そんな兆候はどこにもなくて、相変わらずの体たらくのままなんですけどね(涙)。どう考えても、これからだって信濃鶴がそんなに飛ぶように売れるわきゃありませんから、読者の皆様もご期待召されぬよう(笑)。

スイマセン、一体何が言いたいんだか分からんブログになっちまいましたね(汗)。落ち着いて書かないとこんなもんですが、今思うのは、こうやってヒマな時間に付き合ってもらえる読者っていうのが、この5年間の一番の収穫だったんじゃないかと・・・(笑)。


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ご贔屓

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地元であった、あるお酒のイベントでのこと。品のいい初老の女性が信濃鶴のブースに近づいてみえました。お酒を私がお注ぎすると、「あのー、社長さんはお元気でいらっしゃいますか?」とお尋ねになりました。「ええ、おかげ様でピンピンしております」と答えると、「でも、かなりご高齢におなりになって・・・」と少し怪訝なご様子。

私も何かおかしいと思って話を聞いていくと、その女性が言っているのは、現在の社長、つまり私の親父のことじゃなくって、先代の社長である私の曽祖父のことであることが分かったんです。「いやいや、ひい爺さんはもう25年以上も前に亡くなりました」とお伝えすると、「そうですか・・・」ととても残念そうな表情。

「どちら様ですか?」とお伺いすると、「私、『こやぶ』の家内でございます」と。『こやぶ』っていうのは、伊那市にある蕎麦屋の名店で、私も年に何回かは食べに行きますし、このブログにもご紹介したことがありました。私の蕎麦好きの原点と言ってもいいようなお店で、私としたら小学校のころから40年来通っている馴染みの店なんですよね。

最初にそのお店に連れて行ってもらった時のことを、今でも覚えています。正に、そのひい爺さんに連れて行かれたんです。「伊那に、いい蕎麦を出す店ができたから」と、大層気に入っていたようでした。ひ孫である私を殊のほか可愛がっていましたから、私にも美味しい蕎麦を食べさせようと思ったんでしょう。そして、そこで私はそばに開眼したんです。「おぉ、お蕎麦ってこんなに美味しいもんだったんだ!」ってね。

ある時、突如として、今までそれほど好きでもなかった食べ物が、まるで人生観が変わるかのように美味しく感じられる瞬間ってあるじゃないですか(笑)。この時がそれでしたね。他にも、今私が覚えているのは、納豆とか秋刀魚のはらわたとかビールとかに、記憶に残っている瞬間があるんですけど、この蕎麦の時ほど鮮明なものはないと言っていいでしょう。

奥さんは「当時は、本当にご贔屓にしていただいたのに、お礼も言えなくて」とおっしゃってくれましたが、よくよく考えると、ひい爺さんが生きていれば110歳をゆうに超えているくらいですから、彼女にとっても光陰は矢のごとく過ぎ去ったっていうことなんでしょうね(笑)。日本酒業界としても、古き良き時代だったんじゃないかなぁ。

そんなひい爺さんの威光を今感じるのも何か因縁めいて、その後を引き継いで生きている私にとっては何だかうれしい気分でした。まだまだ酒蔵の羽振りが良かった頃の、明治生まれで商人気質のひい爺さんが懐かしく思い出されました。私が彼の年齢まで生きるには、まだ40年ほど猶予がありますが、それまでに私もご贔屓の店を持ってみたいもんですね。

写真は、こやぶのお蕎麦。手前が大もりで、奥で女房が食べているのが普通もり。観光客が押し寄せるっていうようなお店じゃありませんが、いつでもお客さんが入っています。今は、その奥さんの息子さんがお店を切り盛りしていますが、味はちゃんと受け継がれていて、美味しいこと請け合いです。蔵に入る前に、もう一度食べに行きたくなりましたね(笑)。


□□□ 越百はご贔屓じゃなくって、ありゃ身内(笑) □□□
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アスクル

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まず始めにお断りしておきますが、私はアスクルさんのまわし者じゃありませんし、知人がこの会社に勤めているわけでもありませんし、ブログのアフィリエイト云々の下心なんかでもありません。単純に、一企業人として利用してみたら便利だったので、貴重な(でもないか)ブログの一日分を費やしてご紹介しようと思っているだけです(笑)。

こういう便利なサービスが世の中にあるっていうことは、前々から知っていました。つまり、会社で使う事務用品なんかをネットやFAXで注文をすると、その翌日には配達されて、金額がまとまれば送料もかからないっていうやつです。いろいろな企業が参入しているみたいですが、アスクルさんはTVでコマーシャルもやっていて目にしてましたね。

取り扱っている商品の価格が他と比べてどれほど安いのか、私にはよく分からないんですけど、分厚いカタログには本当にいろんな商品が載っていて、田舎のどのお店に行ってもあり得ない品ぞろえの中から選べるっていうのは、大きな魅力ですよね。店頭まで行かなくてもいいし、値段もそれなりに安いし、翌日には手元に届くとなれば、便利なことこの上ない気がするじゃぁないですか。

でもね、駒ケ根は田舎なもんだから、多少高くても町の文房具屋さんで買うことだってあるんですよ。そうすることで信濃鶴だって買ってもらえるし、これまでの長い付き合いもあるし、ましてや知人が店主だったりすれば尚更のことです。もし同じ値段だったら絶対に地元で買いますけど、かなりの価格差があったり、そのお店では扱っていなかったりするとそんなサービスも選択肢に入ってきちゃいますよね。

実際に、長生社ではこれまでそういう買い方はしたことがなかったんですけど、今回はちょっと困った事態に陥ったんです(汗)。お祭りで使ってくれる小ビンのお酒を、それに合う箱に入れて、表紙に『御神酒○○神社』みたいに印刷してくれっていう注文が入ったんです。数も少ないので、特注で印刷するわけにもいかないし、パソコンでシール状になったラベルを作って、箱に貼り付けようっていうことになりました。

よく家電量販店のプリンタ売り場の近くに、一定の大きさに切れ目の入ったラベルシールが売っているじゃないですか。その中に適当なものがあるはずだと思って見に行ったんですが、無かったんだな、これが(汗)。仕方がないので、漆戸醸造さんからアスクルの古いカタログをもらってきて調べたところ、ちょうどいい大きさの商品があったんですよ、これがまた。

時間に余裕もありませんでしたし、会員登録をしてすぐに買い物ができるっていうことだったので、すぐさまネットで注文してみたんです。そしたら、やっぱり言葉通りに翌日にそのシールが配達されて、何とか無事に納品することができました。この素早さというか手軽さは、ちょっと病みつきになりそうでしたね(笑)。

現代の、通信やらネットやら物流やら決済やらのシステムがあってこその、このスピード感なんでしょうけど、ネット通販の市場規模が膨れ上がるのも理解できますよねぇ。「買い物に行く」っていう行動が、「ネットでポチする」っていう表現に置き換わる日も遠くないのかもしれません。それがいいことなのかどうかは今の私には分かりませんけど、その流れについていける準備も必要な時代なのかもしれません。


□□□ 基本は地元買いです □□□
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写真整理

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ちょうど5周年っていう節目の時でもありますから、この半年くらいで溜め込んじゃった、ブログでは不採用だった写真の整理をしておきましょうかね。このブログで使う写真はほとんどが携帯で撮ったものです。それも、320×240という、今ではおもちゃのデジカメでもそれ以上じゃないかっていうサイズです(笑)。

ですから、あまりきれいじゃありませんし、私自身にもそれほどセンスがあるわけじゃありませんから、いい写真なんてないんです(汗)。でも、おかげでブログで使える写真用の領域1ギガバイトのうちの11%くらいしかまだ使ってないんですよ。ってことは、あと40年くらいは写真をアップできるっていう計算になるんですけどね(笑)。

ここに残っている写真は、確かに使わなかったものではあるわけですけど、その時にはもしかしたらブログネタにっていうつもりでシャッターを切っているわけですから、それなりの物語はあるものばかりなんですよね。このまま捨てちゃうのももったいないですから、ちょっとだけコメントしながらご紹介しておきますね。

【1枚目】駒ケ根の銀座通りにあるバー『ぎんざ』で出してくれた、世界で一番高価だと言われているブルーチーズ。香りが良くて美味!
【2枚目】たくさん雪の残る駒ケ岳ロープウェイの保全管理をしている作業員さん。山開きの日でしたが、まだまだ寒さが厳しい中で大変そうでした。
【3枚目】地元の駒ケ根青年会議所の周年事業。私は卒業して7年も経ちましたが、後輩たちの青臭さが羨ましかったなぁ。
【4枚目】私が蔵の休憩所で使っているイス。そういえば、イスをブログネタにしようっていう話もありましたよね(笑)。
【5枚目】金沢で連れて行ってもらった蕎麦居酒屋さん。おつまみもお蕎麦も美味しくて、お酒にワインにいろいろ飲んじゃいました(笑)。
【6枚目】娘たちが街で吹奏楽の演奏をした時に、その後ろから撮った写真。始めてこんなアングルから演奏を聴いてとても新鮮でしたね。
【7枚目】私ご自慢の折りたたみ式キーボード。キャンプの時には木陰で記事を書くのに大活躍してくれて、実にご満悦(笑)。
【8枚目】『天竜ふるさと祭り』の時の花火。間近で見たんだけど、あまり風のない日で、煙が立ち込めて花火が見づらいことも(汗)。
【9枚目】越百のえっちゃんにもらったトマトソースで作ったパスタ。レシピは北海道のbossのものらしくて、いい味してましたね。
【10枚目】リーデル社のオーナーであるゲオルグ氏との手タレ写真。何のことやらわけもわからない中で、一生懸命に手を伸ばしてくれました(笑)。
【11枚目】越百でたこ焼きプレートが使えるか実験した時の図。この時には、横浜の鶴ちゅーS君夫妻に、出来損ないのたこ焼きを食べさせました(笑)。
【12枚目】とある工場からもらってきた、仕込みに使えるかもしれない機械。これについては、近いうちに記事にしようと思ってます。
【13枚目】駒ケ根の隣に位置する飯島町の美山錦の田んぼ。今年の出来はまずまずだったようですが、米が手に入るのはまだまだ先のことになります。
【14枚目】横浜の鶴ちゅーS君が珍しく乗ってきた国産車。いつもは外車が多いんですが、この日はお気に入りの小さなトヨタ車でした。
【15枚目】先日行われた五十鈴神社の秋祭りの花火。『大三国』と呼ばれる有名な筒花火以外にも、いろいろな仕掛け花火があるんですよ。

私的には、このブログ載せる写真にはあまり重きを置いてないんですけど、雰囲気を感じてもらえたり、説明の代わりになったり、目を楽しませるためにはあった方がいいと思うんですよね。これからも、相も変わらず写真1枚構成でいこうと思います。なにせ、私は頭がそーとー固いみたいですからねぇ(笑)。


□□□ こういうブログは楽なようで面倒くさいんですよ □□□
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