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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

ビン火入れ

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今回の地震発生以降、どういうわけかこのブログのアクセスが増えて、それと共にブログランキングのポイントもいつもより高い状態が続いていました。おかげ様で、ランキングでは久しぶりの2位になることもできました。ポイントだって、2000を超えることなんてこれまで数えるほどしかなかったのに、今回は何日か超えてましたね。

しかし、その効果も薄れて、段々と定位置の4位が視野に入ってきました(笑)。まぁ、このくらいの方が私としても落ち着きますから、それはそれでいいんですけど、振り返ってみると、あれ以来地震のことしか書いてないですね(汗)。別の話題で書き始めるんだけど、何とかこじつけて地震関連の方向へ持っていってる、みたいな・・・。

仕込みが終わって、自分の中に余裕ができるはずだったんだけど、その部分に全て地震のことが入りこんじゃって、いまだに何か落ち着かない日々を送ってます(汗)。地震が凄かったんだか、津波がひどかったんだか、原発が手に負えないんだか、いろんなことが頭の中をめぐっているもんだから、ブログもそんな風になっちゃったんでしょう。

ふと我に返ると、蔵の仕事の方はそれなりにひと落ち着きしてるんですよね。麹室の片付けは粗方終わってますし、しばらくの間ため込んで何が何だか分からなくなる直前だった帳面仕事も追い付きましたし、新酒の火入れ作業も順調に進んでいます。ここにきて、ようやく、「もうしばらく酒造りはいいや」と思えるようになりました(笑)。

そういった意味で、区切りのひと仕事になるのが、純米大吟醸のビン火入れの作業ですかね。ビン火入れっていうのは、普通の新酒は加熱殺菌をしたお酒をタンクに保存するんですが、品質保持のために商品の形となるビンに先に詰めてしまってから、そのビン自体を加熱殺菌するっていうやり方です。お酒の内容成分が外へ逃げることがないので、主に高級酒に対して採用される方法ですね。

これについては毎年書いていますけど、結構大変な作業なんですよね、これが(汗)。一升ビンと四合ビン合わせて2000本近くになりますから、もうこりゃ数との戦いになるわけです。写真手前の青い大きなコンテナに、合計32本の一升ビンが入ってるのが見えますが、これをひと単位としてやっていきますから、2000本をこなすとなるとかなりの回数を繰り返すことになるんですよね。

でも、この仕事も、この2日間でようやく終わって、気分的にも清々することができました。そうなるってぇと気合も入って、残った時間で麹室の最後の洗い物もやっちゃって、完全に自分を解放した・・・ようなつもりになってみました(笑)。本当は、他の仕事がゴマンと残ってんですから、そんな気分になってちゃイカンのですけどね(汗)。

地震の話題からだって、今後しばらくは逃げるわけにはいかないでしょう。いくら息を止めて我慢しても、頭の中にある水分が目からにじみ出てくるようなニュースがまだまだ多すぎます(涙)。でも、最近、悲しい話の間に、心が震えるような感動に涙することも多くなってきたような気がします。今がドン底だとすれば、あとはいいことしか待ち受けていません。これからも、事あるごとに、東北エールブログを書いていきますね。


□□□ ずっと2位にはいられまへん(涙) □□□
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