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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

あと3日

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仕込みも残すところ、あと3日となりました。今週の土曜日がコシキ倒しになります。『コシキ倒し』っていうのは、仕込みの最終日になって、もうそれ以後はコシキ(お米を蒸すための道具)を使わないから、釜の上の定位置から倒して下ろすことを表現していますが、要するに、それ以後はもうお米は蒸さないっていう日のことです。

この数週間は、この日を目指して仕事をしてきたって言っても過言じゃありません。この最終日の仕込みが終わった時に体力が尽きてバッタリと倒れてしまっても、後は社員たちだけで何とかなるでしょう。救急車で病院に運び込まれて、1週間くらいずっと療養生活を送るなんていうのも悪くないかもしれません(笑)。

数日前にも、酔っ払って同じような記事を書きましたけど、それ程、頭の中は仕込みの終了を切望しているっていうことだとご理解ください。仕事がイヤでイヤでイヤでたまらないなんていうことは全くないんですけど、もうねぇ、いろいろ考えあぐねても、それ以外のブログネタが頭に思い浮かびません(笑)。

今年の蔵での生活は、これまでと少しパターンが変わって、家に滞在する時間がかなり短くなっちゃったんですよね。家に帰ってお風呂に入り、晩御飯を食べて、すぐ蔵に飛び帰ってくるような感じになっちゃったんです。昨シーズンまでは、夕食の後に少しうたた寝をするくらいの余裕があったんですけどね。

私とすると、思うところがあってそんなような変更を自分に課したんです。そうすることが、これまでより少し苦しい生活になるっていうことは分かっていたんですけどね。でも、やってみると、この生活リズムは少しなんてぇもんじゃない、実に実に実に苦しいっていうことが分かったんです(涙)。

詳しくは書きませんけど、これまで以上の仕事をやっていたとか、昨年よりも麹の面倒を丁寧に見たとか、ブログを何回も何回も何回も推敲したとかじゃないのに、案外余裕がなくなっちゃったんですよね。ですから、仕事的には従来通りの内容だったんですけど、今から考えると、その点だけで「ちょっと、いつもと違って、ちかれたびー」っていう感じになってます(汗)。

しかし、その生活にももうすぐピリオドが打たれまっせぇ。この時期は、これまで毎日追いまくられていた仕事が徐々に終わっていきます。例えば、明日の朝からは麹米の蒸しがありませんから、蔵のみんなが出社してくる前に、私がエッチラオッチラやっていたコシキへの米張りもしなくて済みます。夜の麹の手入れも、明日の夜でおしまいです。

こうして、徐々に人間的な生活に戻っていくわけですけど、リハビリ期間(笑)を過ぎて、再び秋風が吹く頃になると、性懲りもなく「今年の酒はこうしてやろう」なんて思い始めるんだから、馬鹿なんだか幸せなんだか分かりませんけど、それが私の20年来の思考回路ですから、今後もそれは変わりがないんでしょう(汗)。でもでもでも、今の私には仕込みが終わって清々している自分の姿しか想像できないんですよねぇ・・・(笑)。


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