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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

青天の霹靂

何言ってんでしょうねぇ、この男は・・・お客様の笑顔が励みだとか言っといて・・・お酒を取り扱う責任感も芽生えたってぇのに・・・仕事が嫌いになったわけでもなさそうだし・・・かと言って、会社をクビにされたわけでもない・・・錦本店とは一心同体のはずだったのに・・・その21年間も勤めあげた錦本店を辞めるって一体???

全然ブログを更新しないから、何かおかしいとは誰もが思っていたはずです。病気とか怪我じゃなさそうでしたから、その点は心配してなかったんですけどね。それでも、錦本店の店長として長い間書き綴ってきたブログに、「退職します」っていう最後の記事をアップするってぇのは、正に最大級の爆弾発言であることに異論はないでしょう。

オヤジさんが年齢不相応にして亡くなったのと同じ年に、彼の心の内に期する思いって一体何だったんでしょうか。今回のハプニングに関して、彼の中にはネガティブな要因はなさそうですから、あまり暗い話にはなりそうもないのがひとつの救いではありますけど、それでも、彼にとっての人生の一大転機になるだろうことは考えるまでもありません。

最後のブログには、「ゼロからスタートしてみたい」と書いてありますが、52歳の人間にとっては決して容易なことではないはずです。ひとり者ならいざ知らず、素敵な奥さんと、アン・ポン・タンの3兄弟を路頭に迷わすわけにはいきません。自分自身に置き換えて考えても、普通の人じゃぁなかなか踏み切れない決断だと思うんですよね。

まだ、そんなことを語る年齢じゃありませんが、長い人生の中では、自分の全てを賭けて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、未開の荒野に一歩を踏み出さなければならないことが一回くらいあるのかもしれません。私にとっては、長生社を純米蔵に転換する時がそれに当たるんだと思っています。

その時の気持ちなんて、本人以外には誰にも分かりません。一番先頭で逆風を全身に浴びている人間以外に、目指すべき地平は見えない。そこにたどり着けるかの確証もなくて不安に苛まれても、誰も助けてはくれません。彼にとって、今回の退職がどれほどの意味を持つのか、それは、今のところ彼のみぞ知るところなんでしょう。

でも、彼のブログの中に、『夢』という言葉が出てきます。いい言葉ですよね。彼には夢がある。その夢を一燈として持ち続ければ、彼のことだから必ずや新しい道を探し出せるはずです。「一燈を掲げて暗夜を行く。暗夜を憂うことなかれ。ただ一燈を頼め」・・・彼の夢が、周りの人間を再び明るく照らしてくれるのを、しばらく待つとしましょうかね。

まぁ、ここまでチト真面目に書いちゃいましたけど、彼、すなわち仙台のサンセールさんのことですから、あまり勝機のない勝負はせんでしょう(笑)。絶対に、あのダサいオヤジギャグを引っ提げて戻ってくるはずです。私としては、どういう時期に、どういう商売に鞍替えして、どういうサンセールさんになろうと、無条件に応援するだけです。それにしても、「本日をもちましてこのブログを終了いたします」ってフレーズは素敵ですねぇ(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【サンセールさんのとりあえず締めくくりのブログ】


□□□ サンセールさん、ガンバ!!! □□□
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