専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

吟醸上槽(つづきのつづき)

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昨日、吟醸の酒袋がしぼられることによって板のような形状になっていたのをご紹介しましたから、ついでというか、このシリーズの最終回として、その中身がどんなもんだったのかをお見せしましょう。まぁ、それが上の写真なんですけど、何かボロボロとした塊がプラスチックコンテナの中に入っていますよね。

昨日ご覧いただいたあの状態から、中身をもう一度積み替えて、更に一晩加圧しておくと、もう少しはお酒が取れて、袋の中の酒粕は前日よりもグッと硬い状態になります。それを『槽(ふね)』の中から取り出して、ひとつひとつ袋を開けて中のものを取り出せば、それが正真正銘の純米大吟醸の酒粕っていうことになります。

通常、冬の間に皆さんが目にする酒粕って、硬い板状になっていて、『板粕』なんて呼ばれたりしてますよね。これは、もろみを機械でしぼった場合に、その構造上酒粕が板状になって機械の中に残るんです。それを丁寧にはがして、適当な大きさに揃えて商品にしたものっていうことなんです。

ところが、槽を使って手でもろみをしぼった場合には、機械でしぼるほど酒粕が硬くはならないんですよね。写真にあるように、酒袋から出すとボロボロになっちゃうくらいの硬さなわけです。あまり力が加わらないために、酒粕の中に、機械でしぼるよりは多めのお酒が残ってるっていうことなんでしょうね。

この、酒袋から酒粕を取り出す作業が、案外面倒臭いんですよね、これが(汗)。長生社では、口を閉じて片手に持って、それを上下にゆすって中の酒粕をバラバラに砕いて、外に吐き出させるっていう感じでやってるんですけど。他のお蔵さんではどうなんでしょうかね。今でも、仕込んだもろみを全て槽でしぼっておられるお蔵さんがありますけど、スッゲー大変だろうなぁ。

・・・って、今、気が付いたんですけど、この『槽』の構造について全く説明してませんでしたね(汗)。初めて聞く読者の方には、前々回からのこのシリーズの記事は訳わかんなかったかもしれません(汗)。簡単に説明すれば、もろみをお酒と酒粕に分離するための濾過布で作られた小さな袋にもろみを少量ずつ入れて、それを槽の中に積み重ねて上から加重することでお酒をしぼるっていう原理です。説明不足でスイマセン・・・

この作業を見ても、やっぱり吟醸って手がかるんだっていうことが、お分かり頂けると思います。ここまで来ても、まだ夜中の仕事を強要するのが吟醸系のもろみっていうことなんですよね(汗)。これは、長生社ばかりじゃなくって、日本中のお蔵さんがそうやって苦労をなさっているわけで、そう思えばこそ日本中で切磋琢磨して頑張れるんだと思うんですけどね。

今晩で、今年の純米大吟醸のしぼりは終わりです。ここ数日は、半分寝ボケ眼でブログを書いてましたから、どこかで変なこと言ってないか心配です(汗)。でも、今日の夜はそんなに忙しいこたぁないですから、しっかりと寝かせてもらいまっせぇ!


□□□ 今日は、寝る寝る寝るぞー!!! □□□
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吟醸上槽(つづき)

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さて、そろそろ疲労も限界に近い岳志ですが、今日は今年の純米大吟醸の2本目をしぼっています。こういう忙しい時に限って滅多にないような注文が来たり、お客さんがお見えになったり、そんでもってそのお客さんと飲んじゃったりして、体力が回復する間がありゃーしまへん(涙)。

機械を使わずにもろみをしぼるっていうことは、取りも直さず一晩中流れ出てくるお酒を人力でどこかのタンクまで運ばなくっちゃならないっていうことで、その面倒を見ていれば、おのずと睡眠時間は削られていくことになるのは自明の理っていうヤツでしょう。ただでさえ眠い毎日なのに、もう何と言っていいのか『激ねむ』な数日間です(笑)。

先日、ブログにもろみを人力でしぼるための『槽(ふね)』の写真を載せましたが、今日の写真は、その槽の1日後の様子です。こんな写真もかつて皆さんにお見せしたことがあったかもしれませんが、もう今はそんなこと言ってられなくて、何も考えずにそのまま掲載しちゃいます(汗)。なにせ、激ねむな日々なわけですから(笑)。

一昨日の写真は、もろみを入れた袋、約100枚を槽にかけた直後くらいのもので、まだ袋の表面は液体を思わせるプヨプヨした感じでした。その後、徐々に圧力を加えていくわけですが、その袋の上に金属でできた重い板を乗せて、それを油圧ジャッキで押していくことになります。

そして、約1日経ったくらいに上の金属板をはずして見たのが、今日の写真の図になるわけです。1枚1枚の袋が見事にペッタンコになって、硬くなっている様子がお分かりになると思います。この段階では、実際に指で押してみたりすると簡単に跡が付くくらいの硬さなんですよ。でも、もう液体っていう印象じゃなくって、お味噌的な触感って言えばいいかな。

この後、これらの袋をもう一度積み直して更に加圧して、なるべくしぼれるものはしぼり取ってしまいます。長生社では、夕方槽にかけてからしぼり切るまでの工程が2晩かかるんですけど、夜何度もお酒を汲み出さなくっちゃならないのは、お酒がどんどんと流れ出てくる1日目の晩です。今日も、その1日目の夜にあたっていますが、あくびを噛み殺しながら、ボチボチやってまっせ(笑)。


□□□ 眠い眠い眠い眠い □□□
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大物来社

ハイ、すいまへんな。既に大トラの酔っ払いでおます(笑)。昨日も、何か中途半端な記事を書いちゃった気がしますが、今日はそれ以上に酔い酔い状態で、冷静に考えて・・・いや、冷静になんて考えられるような状態じゃありませんが・・・まともな文章が書けるとはとても思えまへん。許して下さいね。

先ほどまで、私の生活居住区である蔵の一室に駒ヶ根市の大物をお招きして、今年の無濾過生原酒を堪能していただいてました。そのお客様だけじゃなくって、私も一緒にご相伴に与っちゃったもんだから、もうねぇ、ほとんどベロベロ状態ですな(汗)。こんな日にブログを書こうなんて無理な話です。

そもそもねぇ、こんな時に飲んでる余裕なんてないんですよね、ホントは。つまりは、吟醸をしぼっているような日にお客さんなんて呼んでられるわけないんですが、私の読み違えで、今日なら吟醸のしぼりはまだだろうっていう予定でしばらく前から計画されていて、こちらとするとちょうど忙しい日にバッティングしちゃったっていう状況だったんです(汗)。

大物っていうのは、駒ヶ根市長と警察署長さんだったんですけど、別に公な訪問っていうわけじゃなくって、プライベートでうちの社長が呼んだっていう形ですから、堅苦しい話は抜きで、いきなり全開モードで飲み始めるわけです(笑)。昨年もお越しいただいたんですけど、お二人ともお酒がお好きで、信濃鶴のことをとても愛してくれています。

とは言え、語り出したら止まらないお二人ですから、今の市政、県政、国政、世界情勢などなど、興味深い話をたくさん聞かせていただきましたよ。意外な裏話や、目からうろこのからくりや、あまり外では聞けない内情っていうのも出てきますから、とても面白いし、こちらとしても久しぶりに政治のことを真剣に考えちゃいましたね。

実は、夕方、会社の前でhamaちゃんに会って、彼もこれから街に飲みに出るって言ってたもんだから、後から追っかけようかとも考えてたんですけど、お客様が帰ってから私は例によってその場で寝込んじゃって、起きたのが夜中だったもんだから、久しぶりにhamaちゃんと飲む機会は逸してしまいました(涙)。

気がつくと、hamaちゃんや越百からもお誘いの電話やメールが入っていたようでしたが、一旦寝込んだ私はそう簡単には起きられないんですよね(汗)。夜中でもなんでも出かけたかったんですけど、今の私にはそんな体力は残ってなくて、今日はいい子でこのまま寝ようと思ってますです、ハイ。心配なのは、明日の朝寝坊・・・。


□□□ それでもブログ書くんだから偉いよなぁ(笑) □□□
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吟醸上槽

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今日は、チトというか、カナリというか、ソートーというか忙しくて、ブログを満足に書く時間がなさそうです(汗)。何が何でも毎日記事を書いている私がこんなこと言うんだから、よっぽど立て込んでんだと思ってください(笑)。朝から晩まで、ほとんど余裕なく蔵の中を飛び回っています。

なぜかってぇと、今年の1本目の純米大吟醸の上槽(じょうそう:もろみをしぼること)をしているからです。仕込みが終了してから約1カ月が過ぎて、もろみの発酵も終わって、ようやくもろみからお酒へ生まれ変わる瞬間がやってきたっていうことです。税法上でも、この上槽の過程を経て、ようやく清酒(日本酒)と呼べるようになるんですよ。

いろいろと情報収集してみると、やっぱり今年のコメは溶けなかったっていうことで、各お蔵の杜氏さん方も苦労されておられたみたいですね。飯島町産の美山錦だけの傾向じゃないってことは、しばらく前から分かってましたけどね。ブログでは調子の良さそうなことを書いておきながら、実は私も人知れず苦労してたんですよ、これでも(笑)。

ま、今日は吟醸の出来に関しては言及するのはやめておきましょう。何せ、慌ただし過ぎて、ろくに味見もできてないような状況です(汗)。この純米大吟醸だけは、写真にあるような槽(ふね)と呼ばれる単純な機械でしぼるんです。普段は使わないものですから、いざ使おうとすると準備が大変なんですよ。しぼれるようにするまでがドタバタして忙しいわけです。

更に、機械的な制御は何もありませんから、しぼっている間はしょっちゅう面倒を見てやらなくっちゃなりません。油圧ジャッキで圧力をかけていきますが、お酒がしぼれるに従って圧力は弱くなりますから、その度にジャッキを加圧してやらなくっちゃなりません。そんなことを夜中までやってっから落ち着かないんだよな、これが(汗)。

初めのうちは、こりゃ失敗かと思っていた純米大吟のもろみでしたが、後半からは言うことを聞いてくれて、何とか形になったんじゃないかな。ろくに寝ないで麹を造って仕込んだ吟醸ですが、上槽という締めくくりの日まで、私のことをあまり寝かせてくれそうもありません(涙)。どこまでいっても手がかかるのが吟醸ってことでしょうかねぇ。


□□□ 久しぶりに短かめのブログ □□□
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仕込み直前

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こんな写真があったので載っけてみましょう。これは、仕込みタンクを上からのぞいた図です。この日仕込む予定のタンクだったわけですが、朝一番でタンクのフタを取った時のものですから、前日から何もいじらないで朝を迎えたもろみの表情っていうことになります。でも、何か変じゃないですか。これから仕込むんなら、タンクは空っぽのはずだもんね。

ご存知の読者の皆さん方も多いでしょうが、日本酒の仕込みは3回に分けて行うのが常道です。専門用語では『三段仕込み』と呼ばれ、よっぽど特殊なことをやっておられるお蔵さん以外はこの方式を採用しているはずです。各段は『添(そえ)』、『仲(なか)』、『留(とめ)』と呼ばれ、仕込み量は回を経る毎に増えていきます。

いろいろな流儀もありますから一概には言えませんが、お米の量で見ると1対2対3くらいの感じで増やしていくんです。呼び名と量が変わっても、基本的にやることは同じです。相当量の麹と蒸米と水をタンクの中に入れてかき混ぜるだけのことです。まぁ、こんなに乱暴な説明じゃ不適切ですが、間違っているっていうわけでもありません(笑)。

ですから、今日が『添』仕込みだっていうタンクだったら、朝フタを取ると中は空っぽなんですけど、今日が『仲』仕込みとか『留』仕込みっていう日だと、それまでに仕込まれていたもろみが、既に中にあるっていうことになりますよね。この写真は、前日が『仲』で、この日が『留』っていう日の朝のものだったんです。

案外、こういう中途半端な時期の様子は、皆さんご覧になる機会が少ないかもしれないと思って、朝の忙しい時間なのにシャッターを押しておきました。恩着せがましい事を言うわけじゃありませんが、こんな見慣れた様子を自分のために写すなんていうことはあり得ませんから、これは全て読者サービスのためだけにっていうことになります。朝の忙しい時間にね・・・恩着せがましいこと言ってる・・・わけなんですけどね(笑)。

昨日仕込んだ蒸米や麹が水を吸って膨れてきていますね。仕込みの状態によっては、既に発酵が進んでプクプクと泡が出ているようなこともあるかもしれませんが、このタンクの場合にはお米が浮いて、地割れしているように見えますね。でも、この中に櫂棒を突っ込んだりすると、中に溜まった炭酸ガスが噴き出してくるんですよ。

この日やった仕事の流れとすると、まずこのタンクに麹と仕込み水を投入して、ジャボジャボとよく撹拌しておきます。その後、蒸し上がったお米を少しずつ投入していきますが、この時には人がひとり付きっきりで櫂を入れて撹拌し続けるんです。これは、相当な重労働なんでっせぇ(汗)。でも、杜氏さんにはこの仕事は回ってきませんから、大変に有難いこってす(笑)。

いつも写真に写る様子とは違った表情を見ていただきましたが、蔵の中にはこういった半完成品みたいなもろみもあって、それ毎に扱いも違ってくるので、日々の作業には細心の心遣いが必要になります。長生社では、杜氏さんはノホホンとしてんですけど、他の蔵人は優秀な人間が揃ってますから、毎日の仕事もソツなくこなせています。今朝、間違ったタンクに麹を入れようとして、寸でのところでハッと気が付いたなんてことは誰にも言いませんぜ・・・。


□□□ こんな杜氏さんに励ましのクリックを! □□□
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ネタ切れ

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何やら慌ただしいんです。慌ただしいんだけど、自分が何に忙しいのか明確に説明できないような時ってないですか?きっと、いつものルーチンワーク以外に割り込んできている仕事があるんだろうけど、一発デッカイのが入ってくるんじゃなくて、小さいんだけど無視できないみたいなヤツに翻弄されているんでしょうね(汗)。

夕方の仕事が定刻よりかなり遅れて終わって、社員もみんな帰って、ホッとして机に座ったんだけど、いつもだったらここで「よっしゃ、今日のブログネタはアレでいこう!」なんていう気分になるんですけど、今日に限っては「ウーン」と考え込んでも何も出てきやしないじゃないですか・・・。

でも、せっかくここで時間が取れたんなら、何でもいいから書いちゃわないと後の時間が有効利用できなくなっちゃいますから、とにかくキーボードを徒然なるままに打ってるんですけど、何も考えずに指を動かしていても、そりゃ当然、何も思い浮かばないわなぁ・・・。そんなことができれば、私は今頃ブログの神様にでもなっているでしょう(笑)。

ブログのスランプ期っていうわけでもないと思うんです。書くのが面倒くさいとか、書きたくないとか、ブログ界から足を洗いたいとかいうんじゃないんですよ。毎日書いてりゃ、ポコッとネタ切れの日もあるでしょうけど、「そんな日には、私はブログは書きません」っていう文言は私の辞書には無いですしねぇ・・・(汗)。

そういう時には『目の前のことを書く』の原理で対応するしかありません。そういうものを書いてるうちに何となくお話になっていくもんです(笑)。目の前っていうと・・・杜氏部屋の前のアスファルトの脇から、今年も水仙の芽が出てきましたね。脇からって言うよりも、アスファルトを突き破ってるんですけどね(汗)。それにしても、強いもんですよねぇ。

ここ数日は寒さも遠のいて、風も暖かくなってきたような気がします。朝起きて、外のトイレに行く時にもそんなにブルブルしなくなりました。米を洗う時に足元に水が流れていても、足先がチンチンに冷えちゃうことももうないでしょう。春がもうそこまで来ていることを、いろんなサインが教えてくれているようです。

ってことは、もう酒造りも終わりが近づいているっていことでもあります。「オッと、そう来たかー」っていうツッコミも聞こえそうですが、事実なんだからしょーがありません(笑)。この厳しい半年間が過ぎていくのが、年をとるに従って、年々短く感じられるようになってきましたが、今年もあっという間に目の前に春がやってきちゃいましたね。

仕込み作業も3月の半ばまでです。この醸造期間中にどのくらい私の酒造りが進歩したのか分かりませんが、試行錯誤しながらも遅々とした歩みを続けているような気にはなってます(笑)。春になった時に、何らかの成果が自分の中に残っているといいんですけどね。その代償として、体はガタピシになってきてますから、どこかで少し休めてやらないと次に使えなくなるかもねぇ・・・(汗)。


□□□ 全然実のない記事だすな □□□
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無濾過お詫び

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ここのところ無濾過生原酒のご注文を相次いで頂戴しているみたいです。しかししかししかし、もう何にもないんです(汗)。誠にもって申し訳ない次第ですが、今回も発売後1週間くらいで全てはけちゃいました。ご要望に添いたいのは山々なんですけど、この商品については、ちょっと特別扱いになってて在庫を置かないんですよね・・・。

これまでにもお話したことがありますが、おかげ様で多くのお客様にご愛顧いただいている季節商品ではありますが、この無濾過生原酒がどえりゃー売れまくってるなんていうことは全然ないんですよ(笑)。ご注文をいただいていた数プラスアルファくらいしかビン詰めしないもんだから、すぐに無くなっちゃうだけの話なんです。

無濾過っていうことは、お酒の中にしぼりたての成分がそのまま残っていて、何も操作されていない美味しさがあるっていうことではありますが、逆に言えば、オリなんかも少しからんでいて、管理がしっかりされていないと変質しやすいお酒とも言えます。最近は、その変化を楽しむっていうお客さまも多くなりましたけどね。

つまり、冷蔵庫に余裕のない長生社では、ビン詰めしてたくさん取っておくことは、あんまりやりたくないんですよね(汗)。この時期まだまだ寒いとはいえ、春のような陽気になる日も出てきますし、冷蔵設備のない倉庫に置いておくのもチト怖いわけで、どーしても必要最小限っていうようなビン詰めになっちゃうんです。

もう一点、内輪の話をすれば、蔵の中のお酒の流れとして、もろみをしぼる機械から流れ出てきた新酒は、まずはタンクに溜められて、それを何本かブレンドして、濾過して、火入れしてタンクに囲うっていう感じで処理されていきます。無濾過のお酒を用意しようと思えば、濾過作業の前に別取りしなくっちゃなりません。

別取りすることに何の問題もありませんが、その他のお酒は可及的速やかに濾過して、火入れまでの作業を完了させてしまいたいわけです。つまり、必要な数量だけ別のタンクに用意したら、残りのお酒は全て濾過しちゃうんですよね。ですから、もし、あっという間に売り切れて足りなくなった場合でも、基本的に残りのお酒は濾過以降の処理に回っちゃってるんです(汗)。

まぁ、そんなにテキパキといろんな処理ができるわきゃぁありませんから、無濾過状態で残っているものもあるんですけど、その他の諸事情もあって、原則的には一回のみのビン詰めで対応させていただいています。もう一度4月にビン詰めする予定ですから、今回お届けできなかったお客様は、それまで少しお待ちいただくことになっちゃいます。スイマセン。

これも、本当に本当に内輪の内輪の話なんですが、先日、事務員が私に言うことに、どうやらダブルブッキングして数えていた在庫の存在が明らかになって、10本くらいフリーの無濾過が発掘されたんです。でも、よくしたもので、そういう時に限って鶴の常連さんのような方がタイミングよく注文を入れてくれて、たまたまラッキーにお買い求めいただけたりするんですよね、これが・・・神様ってよく見てるんですよねぇ(笑)。


□□□ 私としては高ポイントです □□□
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緊急告知!!!(その後)

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一昨日の夜・・・っていうか、昨日に入り込んでましたけど(汗)・・・横浜の鶴チューS君のニコニコ動画生放送にお付き合いいただいた皆さん、誠にありがとうございました!私もお疲れモードだったので、それほどハイテンションでいられたわけでもなかったんですが、楽しい一夜を皆さんと共有できてとっても有意義でした。

私が認識できた限りでは、ZENさん、けろさん、むんふーさん、ユージさん、おため酒やさん、桜ん坊さんが見に来てくれてたようです。コメントで会話できた方もいて、ワクワクして嬉しかったです。やっぱり、改めて、このシステムは新しいコミュニケーションツールなんじゃないかって認識しましたよ。

ところが、昨日の番狂わせは、放送主(ヌシと言うらしい)のS君が、こともあろうに途中で撃沈してたっていうことです。彼は相当飲める男で、これまで何回も一緒に飲んでますけど、あまりそういう姿は見たことなかったんですよね。って言っても、ヘベレケで前後不覚っていうほどじゃなかったんですけどね。毎回、寝落ちるのは私の方なんですけど、今回は逆パターンになりました(笑)。

しかし、もう彼がいなくても、いろいろな対応はえっちゃんがやってましたから大丈夫でしょう。それでも、番組の30分の枠が終わって、次の枠を確保するところだけは私たちじゃ分からなくって、その度にS君は揺さぶって叩き起こされて、その操作をやらされるっていうような、ひどい扱いを受けていたようです(笑)。

昨日は、越百だけじゃ飽き足らなくて、2軒目のArikaまでパソコン一式を持ち込んで生放送してました(汗)。入った時に既に2人組のお客さんがカウンターにいたんですけど、これからネットで生放送する旨の了解を得ると、半信半疑でOKしてくれて、そのうちに自分の携帯で生放送を見て大喜びしてくれました。

この方はこれまでもニコニコ動画をよく見ておられるみたいで、すぐに放送の枠を検索して、自分の隣でオンエアされている番組を見つけてくれてました。これまで私はあまり知りませんでしたが、ニコニコ動画ってかなりメジャーなんですね(汗)。そういえば、コメントが左から右へダーっと流れるあの画面は、所々で目にしてたよなぁ。

S君が寝落ちていたために、かえって私の方は寝ちゃいけないと思って自制してお酒を飲んでましたよ(笑)。Arikaのマスターにも、「岳志さんがこの時間に起きてるなんて珍しいですねぇ」と言われちゃいました。最後は、私も結構ヘロヘロになってましたから、ほとんどえっちゃんに任せっきりだったような・・・(汗)。

これねぇ、たぶんえっちゃんは、自分でやるな(笑)。パソコンはあるみたいだし、あと何が必要かS君に聞いてましたからね。もし、定常的に越百から生放送ができるようにでもなれば、私も簡単にカウンターで寝ちゃうわけにもいかなくなりますねぇ(汗)。でも、ネットの向こうで一緒に飲んでてくれてた皆さんは、多かれ少なかれ途中で落ちてたんじゃないですか(笑)。


□□□ 今週もS君は来駒するのか? □□□
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緊急告知!!!

ブログの日付は明日になっちゃってますけど、とりあえず緊急告知しておきます。本日(19日)、またまた横浜の鶴チューS君たちが来駒する予定です。でもって、前回同様に越百から生放送に挑戦するみたいです。もし、ニコニコ動画が見られる読者の皆さんは、アクセスしてみてください。このブログの関係者の声が聞こえるかもしれません(笑)。

S君の生放送サイトは以下のアドレスになります。このサイトにアクセスして、上の方に『生放送中』みたいな入口があったら、現在放送中っていうことですから、そこをクリックするだけです。コメント欄もありますから、入力していただければ自動的に読み上げられて私たちにもすぐに分かるようになってます。

しかし、ニコニコ動画のアカウントを持っていないと視聴できないので、どーしても見たい方は登録するしかありません。通常会員であれば無料です。手続きはかんたんです。メールアドレスとパスワードを入力して、メールを1回やり取りすれば、即座に見られるようになります。駒ヶ根に来る道中も生中継するみたいなので、時間のある方はどーぞ!

私は、今日は夜の仕事がありますから、越百に行けてもかなり遅い時間になると思いますが、なるべく出かけられるように今から仕事を前倒ししておきます。ホントは、土曜日の夜なんて飲んでちゃいけないんですけどね(汗)。まぁ、もしもやっていなかったら、ガセネタだったっていうことで見て見ぬ振りをお願いします・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【ローバー君と一緒にドライブ!(S君の生放送サイト)】

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さて、ただ今の時刻19日の17時43分になります。私も本日の仕事があらかた終わって、パソコンに向かってS君の現在位置を、先週ご紹介したサービスを使って調べてみると、もう諏訪インターを越えてるじゃぁないですか(汗)。こりゃ、あと1時間もしないうちに駒ヶ根に到着しちゃいますね。

私もチョコチョコと覗いてましたが、道中の生放送も順調にこなしていたようです。どうやら、今回はS君ひとりでこちらに向かっているようですね。そりゃそうですよね、鶴を飲みながら生放送するためだけに、2週続けて横浜から駒ヶ根まで来る人間はそうはいないでしょう(笑)。そんな男だから、こちらも無理して付き合っちゃうんですけどねぇ(汗)。

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ただ今、19時少し前です。ついに、駒ヶ根に到着ですね。いやいや、ずーっと生放送を見てたわけじゃないですよ(笑)。生放送のひと枠が30分で切れちゃうもんだから、テレビのように点けっ放しっていうわけにゃぁいかないんですよね(汗)。でも、よくこんなにひとりでしゃべり続けて疲れないなぁ・・・。

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パソコンを開いたのが22時55分。どうやら、少し前から越百からの生中継が始まっているらしいです。今日は、カウンターにいる参加者が少ないらしい(汗)。早く行かなくっちゃと思いつつも、もうちょっと仕事が終わりまへん(涙)。まぁ、もうしばらくは、S君とえっちゃんに勝手にしゃべらせておきましょう(笑)。

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さてさて、ようやく出かけられる運びになりました。ブログとも何ともなくなっちゃいましたが、これからは越百のカウンターからの生放送に参加してきます。S君ひとりで飲んでますから、私も一気に飲んで、早く追いつかなくっちゃ(笑)。詳しいご報告は、また明日のブログに書きますね。そんじゃ、行ってきまーす!!!

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はい、ただ今、帰りました。現在2月20日午前3時30分です。越百で飲んで、その後にArikaに行って、全世界に飲兵衛の醜態をさらしてきました。遅い時間になると、やっぱり視聴者も少なくなりますが、やり取りはその分濃くなりますから、ある意味楽しいのかもしれませんね。

今回は、放送主のS君が、珍しく酔い潰れてましたから、フォローしながら潰れないように自制しているのが大変でした(笑)。こういうブログの書き方をしたことはあまりないんですけど、半分リアルタイムみたいで、私は楽しかったです。Arikaでは、ニコニコ動画のユーザーの方もいたりなんかして、マスターも含めて楽しく飲めました。視聴者のみなさん、本当にありがとうございました!今は酔っ払っちゃってよく分かってませんが、明日のブログでフォローしますんで、お許しください。じゃ、おやすみなさい・・・。

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本日分の記事はこの下にありますので、毎日ご訪問いただいている奇特な読者の皆様におかれましては、そちらの方も見ておいてやってくださいませませ!


□□□ 残りは段々に生中継的に付け加えていきますね □□□
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ベルトコンベア

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長生社にも、ベルトコンベアってものがあるんですよ。そんなに特別なタイプじゃなくって、極々オーソドックスな格好してます。洗米・浸漬したお米をコシキ(お米を蒸すための道具)まで搬送するのに使ってます。もう40年近く使っている代物で、どうやって設置したんだろうかと思うほど狭い場所に、キッチリと組み付けられてるんです。

そいつが、壊れた・・・記事にするくらいだから、読者の皆さんの予測の範囲だとは思いますが、ウンともスンとも言わなくなったんです(涙)。こんなロートルですから、これまでも何回も修理しているんですけど、単純作業しかできないとはいえ、これが動かなくなるとどえりゃー困ることになるのはお分かりでしょう。

調べてみると、主要パーツであるベルトの一部が裂けちゃって、それが引っ掛かって動かなくなっているっていうことが分かりました。どうしても使わなくっちゃならない状況だったもんだから、引っ掛かっちゃうパーツをはずして、その時にはお米をバラバラとこぼしながらも無理して使ったんですけど、やっぱりそれじゃマズイわけです(汗)。

翌日、同じ仕事をする段になって、現状では使えないから、本当に仕方なく人海戦術でお米を運んだんです。そりゃねぇ、設備的にそんな風に作られてないもんだから、大変なことなんだな、これが(汗)。そう言えば、ずーっと昔もこんなことしたことあったなぁなんて、蔵のみんなと話しながら、結局私は一番イヤな仕事を押し付けられました(涙)。

お米を掘り出して、ザルにあけて、それを手渡しして、最後にコシキの中に投入するっていう手順なんですけど、お米のタンクの中に入って掘り出す作業は、場所は狭いし、足場は悪いしで、肩の痛い私にはご遠慮申し上げたい仕事でしたけど、一番若いのが私だもんねぇ、「杜氏さんはそんな仕事はしません」なんて言ってらんないやね(笑)。

お米のタンクっていうのは、上からお米が入って下から抜けるような構造で、ちょうど円筒形のタンクの底面に漏斗が付いたような格好をしているわけです。だもんだから、その漏斗の斜面に足を踏ん張って立たなくっちゃならないことになって、まっこと不安点な体勢にならざるを得ないんですよね(汗)。

今日も同じ仕事があったんですが、何としてもベルトコンベアを直すという不退転の決意でいろいろと細工をして、あれこれと策を弄しました。なにせ、タンクの中の掘り出し仕事だけは避けなくっちゃなりません(笑)。シンプルな工夫が功を奏して、とりあえずの応急処置ができて、とてもいい子にベルトコンベアは動いてくれました。めでたし、めでたし!

普段何気なく使っている、こういう単純な機械が壊れると、いかにその恩恵が大きかったのかっていうことを身にしみて感じますね。単純なるが故に、やっている仕事がストレートで、それに取って代わろうとすると、大変な重労働になるっていう感じです。私たちが掘ったお米だって、高々300キロ程度でしたが、「もーイヤ!」って思っちゃったもんねぇ。まぁ、杜氏さんはそんなこと口に出しては言いませんけどね(笑)。


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吟醸なう

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最近これっぽっちもお酒の話題がないような気がしますが、どーなってんでしょうねぇ(汗)。信濃鶴の広告塔であり、日本酒のウンチクを語るはずのブログが、あろうことか専務のプライベートブログの様相を呈しているじゃぁないですか。まぁ、全ては信濃鶴が中心にあるから出てくる話なので、平にご容赦を!

っていうんで、ガサゴソとパソコンの写真フォルダをのぞいていたら、これまで未使用で、酒造りに関係のあるものが何枚か出てきました。よく見ると、以前にご紹介した『スノコ』がどれにも映ってんですよね。そんな話題の探し方でいいのかっていうご批判もあるでしょうけど、とにかく今日は強引に蔵の中の写真を使うことにしますね(笑)。

こんな風にスノコがたくさん写っているんですから、これらはどれも吟醸を仕込んでいる最中の写真ですね。お米がこんな風に蔵の中に広げられていることなんて滅多にないことだもんだから、ついつい写真を撮っちゃうんですよねぇ。撮ったはいいけど使いきれんっていう事態に陥って、これまで放置されていたっていう成り行きです(笑)。

こりゃ、嫌が応にも吟醸の話にしなくっちゃなりませんが、あんまししたくないんですよねぇ吟醸の話(汗)。経過が良好で、こちらが考えた通りに事が進んで入ればいいんですけど、やっぱり神様は、簡単には吟醸を造らせてくれないみたいです(汗)。考えようによっては、そんなの毎年の話なんですけどね・・・。

つまりは思った通りにはいってないってことで、多くのお蔵さんでもおっしゃっていることかもしれませんが、今年の米は溶けないんですよねぇ、これが・・・。思うように溶けないってことは、なかなか思うように発酵も進みまへん(汗)。お酒にならないなんていうこたぁありませんが、どんなものができるのか不安でもあり楽しみでもありってところですかね。

それにしても、今になって、昨年の夏の酷暑は農作物にとって影響が大きかったんだなぁと、つくづく思いますね。例年との違いを、これほど明確に蔵の中で実感するとは考えもしないことでした。加えて、それに上手いこと対応できないヘッポコ杜氏の腕の無さにもあらためて閉口しているような次第・・・(涙)。

例によって、無謀な実験も所々に織り交ぜてありますから、こうなると「やらなきゃ良かった」と後悔したくなっちゃう部分もありますけど、やっちまったこたぁどーしよーも無いので、このまま強気で進むしかありません(笑)。案外、こういうお米の場合にはいい結果に結びつく『かも』しれませんから、今から先を憂いてばかりでもつまんないでしょう。

でも、諦めてるわけじゃぁありませんし、ワクワクしながら経過を観察してるんです。ここまで来たら、あとは人間のやれることなんてないんですよ。タンクの中の小宇宙をなるようになるさと見守るだけですね。毎年言ってますけど、美味しくなったら私の腕のおかげ、不味くなったら昨年の米のせい、ってぇことでよろしくお願いします(笑)。


□□□ 今のところ4位が定位置 □□□
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バレンタイン(おまけ)

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妻「ちょっとぉ、何よあの記事は!」
私「エッ?一体何のことでしょうか」
妻「昨日のブログよ!あれじゃ、何で私たちがあそこまでお膳立てしたんだか分からないじゃないの」
私「ヘッ?何の事だか、さっぱり私には分かりませんが・・・」
妻「昨日の記事だけじゃ、私たちがあなたにどのくらい気を使って、どんなに尽くしているのかってことが伝わらないのよっっっ!」
私「そりゃ、そうですよ。昨日の主役は例のHさんだったんですから・・・」
妻「それはそれでいいじゃないの。とってもいいお話だと思ったわよ、私だって」
私「今、ご立腹の一件はそれと何か関係でもおありなんですか?」
妻「あれはあれでひとつの記事にすれば良かったじゃないの!」
私「何ゆえにでございましょうか?」
妻「私たちのバレンタインプレゼントもしっかりと記事にして、女房と娘への感謝を十分に書いてくれなくっちゃ、シメシってものがつかないのよ!」
私「エー、何に対するシメシをおつけになりたいんで・・・」
妻「あなたのいつかのブログに、『うちの女房と娘なんかバレンタインに何もしてくれません』みたいなこと書いてたわよね?」
私「エッ・・・そ、そんなこと、か、書きましたっけ・・・」
妻「ほら、目が泳いでるわよ、心当たりがあるんでしょ!」
私「でも、それは、言葉のアヤっていうものでして・・・」
妻「そんなこと知らないわよ。あれを読んだ読者は、みんな私のことひどい女房だと思っちゃうに決まってるわ!」
私「そんなことは、決してございません」
妻「何で、そんなことが言えるのよ?」
私「私のブログの読者は、皆様人柄のよい方ばかりだからでございます」
妻「そんな言い訳聞かないわよ」
私「でも・・・」
妻「でもじゃないわよ、でもじゃ!バレンタインデーには、毎年手作りチョコを用意して、プレゼントだってしてるじゃないのっ!忘れたとは言わさないわよ!いいこと、バレンタインのネタで、私たちの名誉挽回を図ってちょーだい!分かったわねっっっ!」
私「ハイ、分かりました・・・(涙)」

・・・お膳立てって言うたな・・・ほな、あれは下心があって用意してあったんかいな・・・そういえば、写真を撮れ撮れって二人してうるさかったしなぁ・・・そんなに気になっとったんかいな・・・そりゃ、悪いことしたな、カンニンや・・・それにしても、ワテのブログのネタまで操作しようとしよってからに、けしからん女房や・・・。

・・・と、いうことで、我が岳志家でも、毎年、バレンタインデーには、優しい女房とかわいい娘がハンドメイドでチョコレートを作ってくれて、ネクタイなんかのプレゼントまでくれて、実にうれしい1日を送らせてもらってるんですよー!こんな素敵な家族を持って、私は何と幸せな男なんでしょーかー!!!・・・これが、本日の拙ブログの主題であります(笑笑笑)。

冗談はさておいて、毎年チョコレートを手作りしてくれるのは本当に本当なんですよ。いつも、甘くないタイプのやつを用意してくれて、気を使ってくれてます。バレンタインの神様がいったいどこの人なのか私は知りませんが、年に一度、家庭内が性別で色分けされる面白くも幸せな日ではありますね。ま、こんなことで女房に怒られてるんだから、平和な家庭ってぇもんでしょう(笑)。


□□□ 今日の記事は若干脚色してあります(笑) □□□
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バレンタイン(その後)

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今年は、駒ヶ根は雪が降らないなんて言っていたら、なんのこたぁないドッカン降りましたぜぇ(汗)。バレンタインデー当日は期せずして大雪になって、ホワイトバレンタインだなんて悠長なこと言ってられないくらいの天気になりました。私も夜中と翌日の早朝に蔵の周りの雪かきをせざるをえませんでしたね。

さて、我が家のバレンタインは女房と娘で盛り上がっていました。最近、私のことなんか相手にしない娘も、この日ばかりは手作りしたチョコレートを自慢げに私の前に差し出してくれましたよ。パイ生地に甘くないチョコレートを包みこんで焼いたやつでしたから、あまり甘い物を食べない私のことも少しは考えてくれたようです(笑)。

女房からは、私がこれまでにあまりしたことのない感じのネクタイをもらいました。基本的にネクタイ嫌いの私ですが、公式な会議だとか、外回りの営業だとかの時にはどうしてもしなくっちゃなりませんから、数は少ないんですけど持ってはいるんです。こんな、ピンク色みたいなのはしたこともありませんが、私に合うかなぁ・・・(汗)。

バレンタインっていうとどうしてもチョコレートばかりが思い浮かびますが、大本命とか、既婚者だったら亭主、なんかに対しては別に小さなプレゼントを付けることが多そうな気がするんですけど、そんなことないですかね?プレゼントに張り込む金額とするとそれほど多くはないんでしょうけど、どんな些細なものでも小さな幸せを感じられるのが、この日の存在意義ってところでしょうか(笑)。

そういえば、1週間ほど前にこのブログで記事にした、鶴の純米大吟醸を彼へのバレンタインプレゼントにお買い上げいただいたHさんがいましたよね。私が先走って記事にしたもんだから、彼にサプライズプレゼントの中身が知られちゃったらどーするんだと、読者のみなさんから非難轟々もんでした(涙)。

その後のHさんたちの話は・・・「彼は、とっても喜んでくれました」とのことで、私もホッと胸をなでおろしました。サプライズがバレちゃったわけでもなく、いいプレゼントになったようです。彼にはこのブログの件も話してくれて、「彼に読まれるとちょっと恥ずかしい気もしますが、こんな素敵な出会いがあったんだと喜んでくれると思います」と綴ってありました。

彼女のメールは、「ブログを読ませていただいて、少し心苦しい事があるんです」と続きます。私もそんな予感がなかったわけじゃないんですけど、「私、そんなにかわいらしい若い娘ではなく、齢○○、バツがひとつついたシングルマザーなんです」と。でも、少し年下の彼とは長く付き合っていて、今年中には結婚なさるご予定だとか。おめでとうございます!!!

更にうれしいことに、来月、彼と付き合い始めた記念日がやってきて、その日には二人が信濃鶴に初めて出会った宿への旅行を計画なさっているんだそうです。その道中にちょっと駒ケ根に寄り道をして、私に会いに来てくれるっていう話が既にまとまっとります(笑)。信濃鶴が何をしたわけじゃないんですけど、なんともうれしい話じゃないですか。

ちょっと複雑な事情も、バレンタインの神様が小さな幸せに包み込んでくれたことでしょう。そこに鶴も同席させてもらえて、こんなにうれしい事はありません。今からHさんたちにお会いするのが楽しみですね。ちなみに、今回の記事の内容については、事前にHさんに了解を得ていますから、そこんとこ、ひとつよろしくお願いします(笑)。


□□□ このお二人に愛のクリックを! □□□
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ニコ動生放送(つづきのつづき)

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さて、前日の夜見たNHKの番組で見た『ニコニコ動画生放送』と、翌日に横浜の鶴チューS君が私たちにもたらしたそれとは、私の中では全く違った印象で受け入れられることになりました。片や、ちょっと寂しい現代の若者が人とのつながりを得るためのツールとして。片や、全く楽しい情報発信ツールとしてです。

『ネット縁』という言葉があるんだそうです。NHKさんが言うところの『無縁社会』を生きる人たちが、インターネットの世界で得たつながりのことなんでしょう。そういう縁を作りだす道具のひとつとして、このニコ動生放送は取り上げられていたんです。現代社会の病巣を、現代の最先端の道具が救っているみたいなね。

よく考えれば、このブログだってそういうとらえ方ができるでしょう。ブログよりは、今じゃツイッターですかね。ひきこもりになった若者が、一日中ツイッターでつぶやいているなんていう話もテレビで見たことがあります。あれも、ほぼリアルタイムなやり取りみたいですから、ニコニコ動画の生放送の画像や音声がないバージョンとも言えるかもしれません。

テレビで最初に見た時には、なんともネガティブなイメージでしたが、自分で参加してみると、とっても楽しいツールでしたね。見方によって、こうも違うものなのかと思いましたが、たったひとりでパソコンに向かってしゃべる若者だって、この時代ならではの楽しみ方だと思えば、それ程悲観して考えなくてもいい部分も少しはあるのかもしれません。

ある程度の年齢で、インターネットなんて触ったこともないっていう世代の方たちにとっては、ネット縁なんて実態のない空虚なものに映るかもしれませんが、私はこのブログを書いているおかげで、ネット縁っていうものを実感しているような気がしますし、否定的にとらえているわけでもないと思いますね。例えばまっちーさんなんて、お会いしたこともないのに毎日意見交換してるんですもんね(笑)。

こんなブログでも、周りに集まってくれる人たちがいて、最初はコメントのやり取りだけだったのに、そのうちにどこかで実際に会うことができて、ネット縁がリアル縁になる経験をたくさんさせてもらいました。ネットの先は実際に人につながっているわけですし、ネット縁が全く実態のない物とばかりは言えないんじゃないですかね。

当然、そればかりになったんじゃ本末転倒な気がしますから、実際の人と人とのつながりの上に立脚した生活が前提になると思いますけどね。その辺の兼ね合いを適度に取って、みんなで楽しめるネット縁はネット縁として、これからも付き合っていければいいと思いましたね。今回のS君の来駒は、NHKの番組ともシンクロして、私にいろいろ考えさせてくれました。

上の写真は、これも今回S君が教えてくれた、今現在どこにその車がいるのか一発で分かるっていうサービスの画面です。これとニコニコ動画の生放送を合わせて見ていれば、その車が今どこにいて、その道の景色がどうなっているのか即座に分かるっていうわけです。それにしても、現代のネット技術はスゲーじゃないですか・・・(汗)。


□□□ このシリーズはこれにて終了 □□□
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ニコ動生放送(つづき)

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ニコニコ動画で、横浜から駒ヶ根までの道中を生放送しながらやってきた鶴チューS君たち御一行でしたが、時ならぬ大雪のせいで、到着は予定をはるかにオーバーして夜の10時頃だったと思います。そこからが、本日のメインイベント『越百で信濃鶴の無濾過を飲む会』になったわけで、私が越百入りしたのが10時半頃だったかなぁ。

申し合わせたわけじゃありませんが、aSaっちを始め、先客は全部顔見知りだったので、いきなりハイテンションからこの日の飲み会は始まりました(汗)。少し遅れて入場したS君たち3人も、もう駒ヶ根は慣れたもんなので、まるで駒ケ根人のごとくにお店の雰囲気に馴染んでましたね(笑)。

そこでS君がバッグから取り出したのが、車中で生放送を送信していたパソコン一式でした。基本的には、パソコン本体と動画を撮るためのカメラとマイクがあればいいみたいですね。聞いたところによれば、いろんなソフトを連動させて例の映像と音声を合成しているみたいで、パソコンのスペックはある程度高くないとダメみたいでしたけどね。

しかし、難しいことを抜きにして考えれば、ノートパソコンに内蔵されているカメラとマイクでも構わないわけで、見た目にはいとも簡単に全世界に向けてライブ動画を発信できちゃうんですよねぇ(汗)。放映するっていうだけじゃなくって、それを見ている視聴者からのコメントもリアルタイムにゲットできるんだから、コリャたまげたシステムです。

つまりは、越百からライブ中継をしようっていうわけで、店主のえっちゃんも快諾してくれて、しばしの準備の後に生放送が始まったんです。自分の身近な人が放送しているのを見るのも楽しかったんですけど、自分たちが主役になって、それもリアルタイムに動く動画でその場の状況を発信するのはそれ以上に大興奮の初体験でしたよ!

ただでさえ、みんなで飲んでいて楽しいのに、その雰囲気を生放送しているっていう、緊張感とも高揚感とも開放感ともない感覚で、さながら越百の店内はテレビ番組のスタジオみたいな感じでしたね。私たちの一挙一動に、見ていてくれる人たちのツッコミ的なコメントが入りますから、まるでリスナーと電話で話をしているような気分で、本当に楽しかったなぁ。

動画を不特定多数の人に向けて配信するなんていうことは、ちょっと前までは考えられなかったことじゃないですか。やろうとすれば、テレビ局か、小さくても地元のケーブルテレビくらいの設備と社会的な認知が必要だったはずです。そういう垣根を、いとも簡単に跳び越しちゃうんだから、現代のネット技術っていうは、ある意味恐ろしくさえありますねぇ。

最初は怖々顔を写さないようにとか配慮してた私たちも、そのうちに酔っ払ってきて、結構チョロチョロと実物がネット上に暴露されたりしてました(笑)。私はラストで一瞬寝込んでたりしたんですが、そこのところはまともに映されちゃってた様でした(汗)。翌日、S君にその部分の映像を見せてもらって判明したことですが・・・。

翌日の帰り道でも続けられた車載動画生放送でしたが、私もほんの少しだけ見てた時のこと、昨日からの視聴者さんが「杜氏さんはただの酔っ払い」とか「杜氏さんの美頭が忘れられない」とかコメントを入れていました(汗)。えっちゃんは、これと同じことをまたやってみたいようですが、私は醜態をさらして信濃鶴の品格を落としそうで、ちょっと考えちゃうなぁ(笑)。


□□□ 匿名で参加すればいいのか □□□
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ニコ動生放送

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世の中は建国記念日から3連休。その初日に、横浜の鶴チューS君御一行が急去来駒することになったんです。前日に電話をしてきて「今週の金曜日に遊びに行きますから」って言うんですが、よく考えたら「・・・それって、明日じゃん」っていう、なんとも忙しい話(汗)。まぁ、毎回そんなもんなんですけどね(笑)。

私としても、その日だったら飲みに出られるっていうことで、ブログを事前に書いたりして一生懸命に時間作りをしておきました。お昼前頃に横浜を出発したらしいんですが、出発直前に私にメールをくれたんです。読んでみると、車の中からネット上でライブ放送をやるから見るようにって書いてあったんです・・・。

・・・話は、その前日の夜にさかのぼります。NHKのニュース番組で、人と人とのつながりが希薄になってきている現代社会に生きる若者の話題が取り上げられていました。彼は、24時間自分の部屋の様子をネットに生中継していて、身近な人とのつながりはほとんどないんだけれど、ネットを通じて様々な人に関心を持ってもらっているとか。

別の彼女は、パソコンを居酒屋に持ち込んで、たったひとりでお酒を飲み始めます。彼女の目の前にはノートパソコンが置いてあって、彼女はそれに向かってしゃべったり歌ったりし続けるっていう、チト異様な光景。これも、全てネットに生中継されていて、全国の視聴者がコメントっていう形で反応していました。

発信者はたったひとりでパソコンに向かって話しかけて、ネットの向こう側にいる多くの人たちからもらったコメントは、パソコンの人工音声が読み上げて発信者に伝えるんです。うーん、何となく違和感のある光景だし、そりゃ寂しいだろっていう気分だったんですよね。パソコンの声が棒読みするコメントが物悲しく響いて聞こえました・・・。

・・・で、話を元に戻して、鶴チューS君が見ろっていうサイトは『ニコニコ動画生放送』っていうヤツでした。アカウントを作らないと利用できなくて、そんなの面倒臭かったんですが、仕方なく見られるようにしたんです。にこにこ動画って名前は聞いたことがありましたが、動画だったらユーチューブで事足りるので、私はこれまで見たことはなかったんですよね。

さて、いろいろと準備を整えて、しかる後にS君の放送しているサイトにアクセスしたとたん、大いにビックリしちゃったんですよねぇ(汗)。そこに繰り広げられているのは、昨夜NHKで見た画面と全く同じ代物じゃぁないですか!車の前方を映し出しているリアルタイムな画像と聞き覚えのあるS君の声、それに昨日耳についた抑揚のないパソコンの人工音声だったんです。

ところがどっこい、これが面白い面白い。昨日感じた物悲しさは微塵も無くって、S君のしゃべりと、全国の視聴者とのやり取りを見ていて飽きることはありませんでしたね。彼のことはよく知っているし、彼のトークも上手だったっていう部分もあるんでしょうけど、ネット上の生中継の意外な初体験でした。

よりによって、この日は駒ヶ根は今シーズン最高の大雪で、途中の中央道も大渋滞だったようです。何と10時間もかかって駒ヶ根に到着した御一行様(汗)。その間、S君はほぼしゃべりっぱなしの運転しっぱなし。さぞや、疲れたでしょうねぇ(笑)。このお話はまだまだ続きがあります。もっと楽しいことになるんだな、これが・・・。


□□□ hamaちゃんブログはどこまで頑張るんでしょうか □□□
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hamaブログ

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何だ何だ何だ?どうしたどうしたどうした?変だぞ変だぞ変だぞ?・・・何が変かって、hamaちゃんのブログがどんどんとブログランキングの順位を上げて大躍進中じゃないですか!ここ数日で急にポイントを伸ばしてきたみたいですが、今見てみると何と7位!この調子でいけば、私のブログも追随される運命なんでしょうか・・・。

hamaちゃん本人も不思議がってましたけど、何で順位が上がるのか分からない時ってあるんですよね(笑)。そりゃ、何かテクニカルな操作でもしない限り1人1日10ポイントしかそのブログに投票できないんですから、普段よりも大勢の人が応援クリックをしてくれているっていうことに間違いはないんですけどね。

でも、なんで?ってことになるんですけど、私にもそういう経験がありますが、その原因はよく分からないんですよね(汗)。どこかのひとまとまりの読者グループみたいなところへ誰かが紹介してくれたか、何かの検索で引っ掛かったか、それとも偶然が重なってそういう結果になったのか・・・。

まぁ、本来的に言えば、ブログの内容が面白くなって、どんどんと読者が増えてきたっていう解釈が妥当なんでしょうけど、hamaちゃんのブログの内容がそれほど変わったとは思えないしねぇ(笑)。どういう運命の巡り合わせなのか、彼に悪いことでも起きないようにと祈るばかりです(笑笑笑)。

ランキングじゃなくって、アクセスカウンターがいつもより増えるんであれば、いろいろと理由は考えられるんです。特に、私のブログについているヤツは、別の記事に何回もアクセスを繰り返すとその度にカウントが上がっていくもんだから、例えば全く新しい読者が訪問してくれて、面白いからっていうんで昔の記事をたくさん読んでくれたりすると、普段より数が多めになって出てたりするんですよね。

いつもよりアクセス数が多いなぁなんて見ていると、しばらくして「岳志さんの過去ブログを全部読みました」なんていう超人的な努力の人からメールが来たりするわけです(笑)。それでも、今現在で記事数でいくと1500を軽く超えるくらいの数になっているようですから、今後は全て読破っていう新しい読者はたぶん出てはこないでしょうね。

アクセスカウンターと言えば、先日このブログのカウントが、夢の555555という並びになったんですが、誰も知らないうちに通り過ぎちゃったみたいですね(汗)。私も前日の夜には気にしてたんですが、当日は仕事が忙しくてブログを見られない昼間のうちにすでに通り過ぎちゃっていました。悔しいからキリのいい番号のところで写真を撮っておきましたけど(笑)。

ともかく、今現在ブログランキングのお酒・ドリンク部門のトップ10に駒ケ根人が3人ランクインしているんですよね。このブログもそうですが、身内のクリックに相当助けられて上のランクにいるっていうことが、この経過から見て明明白白です(汗)。私やhamaちゃんやえっちゃんの応援クリックをしている人が重なっているのは事実でしょうね。

こりゃ凄いっていうよりも、世間は狭いっていうか、実は大したこたぁないっていうか(笑)。それでも、駒ヶ根のブログ文化がここに凝縮されているようで、私個人的には何だかうれしい気分です。これがお酒部門だっていうのがちょっと気になるところですが、駒ヶ根はお酒文化も素晴らしいってことで・・・(笑)。


□□□ 他にもお酒部門は知り合いばっかり □□□
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一回火入れ(つづきのつづき)

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最近、コメント欄に頂いた質問に答えたり、メールでご注文いただいたバレンタインプレゼントに横槍を入れてみたり(笑)と、読者のみなさんサイドからの投げかけに反応することが多い拙ブログですが、今日も読者のバンダナさんから頂いた疑問へ、私の知っている範囲内で回答してみたいと思います。

質問の内容は・・・『牛乳とかだと殺菌の仕方(短時間で一気に高い温度の加熱と長時間で低い温度の加熱)で味が変わるなんて話を聞いたことあるけどお酒の場合も関係あるのかな?江戸時代とか温度計が無かった頃はやらなかったのかな?』・・・と、一回火入れについて書いた記事を読んでの新たな疑問をコメントしてくれました。

火入れの効用はお酒の『殺菌』にあることは先の記事でも書いた通りですが、加熱することによって熟成する方向に酒質が進むことになります。一概には言えませんが、この熟成っていうのは、まろやかさを求めれば良い方向ということになり、フレッシュさを求めるのならマイナス要因っていうことになってきます。

長生社でも、何十年も前には、新酒を早出ししなくちゃならない時には、火入れ処理したお酒をタンクに入れたら、周りをむしろで囲ってなるべく熱が下がらないようにして熟成を早めたなんて前任の杜氏に聞いたことがありましたね。生酒なんていう商品のまだない頃の話だと思うんですけどね。

しかし、現在では、熟成酒というようなタイプは別として、どちらかと言うと加熱による酒質の変化は好まれていませんから、火入れ殺菌した後は極力早くお酒の温度を下げることが推奨されてます。ですから、65℃にもなるチンチンのお酒が入ったタンクの上から水をかけたり、周りから急冷する装置を使ったりして、なるべくすみやかに温度を下げてやることが一般的なやり方になっていると思います。

つまり、現在の日本酒業界の一般的な方向は、急加熱で急冷却が志向されているっていうことです。私がかつて見たことのある機械は、一瞬でお酒の温度を65℃まで上げた直後に、タンクに移送する前にある程度の低温まで急冷できる最新式のものでした。普通にやったんでは、30度まで下がるのに数時間はかかりますが、その機械だと数秒でその温度まで下がったお酒が出てくるんですよ。

もう1点、江戸時代の火入れについてですが、どうやって温度を測ったのかは分かりませんが、とにかくやっていたことは確かなようです。『1800年代半ばになってフランスのパスツールが発見した低温殺菌法に先立ち、すでに室町時代(1400年代)において、しぼった清酒を貯蔵前に65℃程度に加熱、殺菌し、香味の熟成をはかる火入れを行っていた』という記録が残っているそうです。

今でも、低温殺菌法のことを『パストリゼーション』と呼びますが、これは彼のパスツールの名前に由来しています。それ程、お酒(パスツールの場合はワインでしょうけど)の加熱殺菌は大発見だったにもかかわらず、日本ではその何百年も前に同じことを当たり前にやっていたんですから、我々のご先祖様は大したもんなんじゃないですかね。


□□□ hamaちゃんがスゲー!!! □□□
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スタンプシート

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もうしばらく前のことになっちゃいましたが、ご夫婦連れだと思われる若いカップルが長生社にお酒を買いに来てくれたんです。お酒を2本お買い上げいただいて、お二人が「ハンコを押してください!」と差し出したのが上の写真にあるスタンプシートでした。こりゃ、一体ナニモノなんでしょう?

実は、このブログでも過去に記事にしたんですけど、長野県酒造組合が主催する『信州SAKEカントリーツーリズム』っていう企画があるんです。詳しくは、下に酒造組合のホームページへのリンクを貼り付けておきますから、そちらをご覧くださいね。昨年の4月に始まったんでしたっけね。もうほとんど忘却の彼方でした・・・(汗)。

簡単に言っちゃうと、県内の参加蔵元に出向いて、1000円以上のお買い物をしていただくと、その場でスタンプを押してもらえて、その集まり具合いによって豪華(?)景品がもらえるっていうもの。組合加盟蔵元のうち76社がこの企画に参加していて、そのうちのどのお蔵さんに行っていただいても構わないんです。

正直言って、このスタンプシートを見て、「そういえば、そんなことやってたっけなぁ」と思い出したくらいだったんですけど、少しお話をさせていただくと、そのお二人は、それはそれは一生懸命になってスタンプを集めてらっしゃるご様子。主催者側ですら気にも留めていなかったのに、有難い話でしたね。

これまでも、何組かのスタンプ収集の方がお見えになりましたけど、長生社にその程度の数しかお見えになっていないんだから、たぶん他のお蔵さんにもそれほど多くの企画参加者が訪れていただいたわけじゃないと思うんですよね。ましてや、スタンプシートがある程度埋まっているなんていうものは見たこともありませんでした。

この写真を見てくださいよ、スゲーたくさんスタンプが押されてるじゃないですか!!!こりゃ大したもんですよ。どうでしょうか、8割がたは埋まってるんじゃないですか。これまで私が見た中では最高だし、たぶん現在、長野県の中で最も数多くのスタンプが押してあるシートだと思いますよ。だって、これまでに全蔵制覇した人が出たっていう話は聞いたことがありませんからね。

ちなみに、このシートが全て埋まったら、県内産の大吟醸が一升ビンで16本もらえるはずです。何やら景品に関する法律があって、建前上は抽選でっていうことになってはいますが、全蔵制覇なんていう人はそう滅多にいるわきゃありませんから、たぶん1組だけでの抽選になって、必ず16本ゲットできるようになるんだと思います。

「頑張ってくださいね!」とエールを送って、そのお客さんを送り出しました。もし76蔵全てを回ったとしたら、それはすごい貴重な経験になると思うんですよね。私ですら、県内のお蔵さんの半分も行ったことはないんじゃないのかな。特に長野県は、小さな酒蔵がたくさん存在してますからね。

それに、全てのお蔵でお酒をご購入いただいているわけですから、もしその全ての味をみたっていうことになれば、それだけだってすごいことですし、飲み過ぎのお身体の方を心配しないでもありません(汗)。きっと、どんな環境で、どんな人たちが、どんなお酒を醸しているのか肌で感じられて、それだけで一端の信州酒蔵評論家になれますよ(笑)。

》》》》》》》》》》 【信州SAKEカントリーツーリズムのホームページ】
》》》》》》》》》》 【信州SAKEカントリーツーリズムを紹介した記事】


□□□ おっと、4位復活か? □□□
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バレンタイン(つづき)

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ヤバいかも(汗汗汗)。昨日のブログに、えっちゃんから『ねぇねぇ、このブログって、バレンタイン前だけど載せていいの?彼女が読んでるってことは彼氏も読んでるんじゃないの?もしかしてサプライズとかじゃないの?バレちゃうんじゃないの?』と、クエスチョンマークだらけのコメントが・・・ゲッ!!!

私とすると、バレンタインデー前にこんな記事を書けて実にタイムリー。あわよくば二匹目のドジョウをとも思ってたんですが、まっちーさんもおっしゃるように、これだけいろいろ隠して記事にしても、当事者が読めば分かっちまうわなぁ・・・。もし、このブログを彼も読んでくれているとなると、サプライズ性は灰燼に帰しちゃうじゃん。どーしよー(涙)。

2人とも知っているお酒の銘柄があって、そいつのことを2人ともちょっと気に入っていて、これまでも何回か飲んだことがあるってぇことになると、昨日のブログを読んだ途端に、彼女の計画はすぐさま彼の推測の及ぶところになるでしょう。せっかくの彼女の計画に水を差すようなことになったら、本当に申し訳が立ちません。ここは、腹を切ってお詫び申し上げます(気持ちだけ)。

何回かメールのやり取りをさせていただいてますから、とりあえずはメールで謝っておきますね。たぶん、彼はパソコン嫌いでほとんど触ったこともないでしょう。ましてや、ブログなんてぇモノは読んだこともないに違いありません。万が一読んでいたとしても、彼女の計画がバレたことで2人が不仲になんかなるわきゃないや・・・と、自分を納得させてますが・・・(汗)。

ところで、そんなコメントをくれたえっちゃんですが、今日の午後蔵に寄って、ちょっと早めのバレンタインプレゼントを置いていってくれました。写真の真ん中にある足首ウォーマーは、実は私も前から興味があったものでした。以前、ある人がとっても強力に推薦してくれたんですけど、どんなもんなのかよく分かんなかったんですよね。

これは、正にその物じゃぁないですか。速攻で封を切っていきなり使ってみましたが、コリャーいーかもー!こいつ自体が温かいっていうわけじゃないんですけど、いくら温めても冷たい足先がジンワリした感じになりますね。これからまた寒くなってくるみたいだし、えっちゃん、本当にありがとーありがとーありがとー!!!

今回は、あまり深く考えることなくブログの記事を書いて、ちょっとばっかし失敗しました(汗)。ブログを始めた頃って、そういう心配をとっても真剣にしてたのであまり粗相はなかったんですけど、やっぱり慣れて気が緩んじゃイカンですね。以後は十分に気をつけて、商売っ気も程々にしておきましょう。

考えてみると、バレンタインのプレゼントに、チョコレート以外っていうことになれば、日本酒っていうのも大人の雰囲気でいいと思うんですけどね。いやいや、これ以上鶴を売り込もうってぇんじゃないですよ。でも、別のコメントを見ると、二匹目のドジョウで、hisamiさんが引っ掛かりそうですけどね(笑笑笑)。


□□□ バレンタインプレゼントに日本酒っていいかもよー □□□
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バレンタイン

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こんなメールをいただいたんです・・・

『はじめまして。○○県に住んでおります、Hと申します。いつもブログ読ませていただいてます。信濃鶴と初めてであったのは、○○のお宿「○○」さんで料理長お勧めのお酒ということでいただいたのが最初でした。私はほとんどお酒が飲めないので、一口ほどしか味わえなかったんですが、本当においしくて・・・彼はいつも3度は注文します。その信濃鶴をぜひ、彼にバレンタインにプレゼントしたいと思ってます。純米大吟醸を1本注文したいのですが1本だけなんて送っていただけるんでしょうか?』

いいな、いいな、いいな、いいな、いいなー。ラブラブじゃないですかー!!!たぶん初めてですね、こんなにラブリーな内容のメールが長生社に届いたのは(笑)。もうねぇ、私の中の妄想癖が俄然活躍し出しちゃって、きっとかわいいHさんと、きっとやさしい彼の仲睦まじい雰囲気を頭の中に創り出しちゃってまっせぇ!

こんなご注文なら、本数なんて全く関係なく、どこへだってお届けしますよ。もう、お二人は仲良しなんでしょうから、この信濃鶴が恋のキューピッドの役割をするわけじゃないでしょうけど、楽しい思い出のひとつになってくれたら、私としてもこんなにうれしいことはありませんね。

ダサダサ路線を突っ走る信濃鶴ですから、こんな場面で活躍することがあるなんて思ってもみないことでした。これから未来のあるカップルのバレンタインプレゼントに使ってもらえるほどオシャレなわけじゃありませんが、ご両人がお気に入りのお酒に名前が挙がるだけでも、日本酒の未来に明るい光が差し込むような気さえします(笑)。

ところで、いただいたメールにあるお宿は、駒ヶ根とはかけ離れた場所ですし、お名前も存じ上げませんが、そういう私の知らないところで、鶴を使ってもらえてることにビックリしますし、それを飲んでファンになってくれる人もいるんだなぁと思うと、どんな1本でも手を抜いて造っちゃいけないと、思いを新たにする次第。

そういえば、私の女房も若かれし頃はバレンタインデーにはいろいろとプレゼントをしてくれたもんでした。昔からチョコレートなんてあまり食べなかったもんだから、その年毎に何か工夫して考えてくれましたね。言われてみると、私もよくアルコールの類をもらっていたような記憶がありますよ。楽しかったなぁ、あの頃・・・。

ところが、今になってみるとどーですか、あーた。あの時の初々しさはどこへやら(涙)。バレンタインのプレゼントは程々にして、せっかくだからどこかへご飯でも食べに連れて行けと理不尽な要求をされるくらいが関の山でしょう(涙涙)。ちょっと前までは手作りチョコを作ってくれた娘も、もう私のことなんか見向きもしまへん(涙涙涙)。

私の頬を滂沱と流れる涙でキーボードが見えませんが(ウソウソ)、そんな今は昔の物語を少し思い出させてくれたHさんには、喜んで信濃鶴を送らせていただきたいです。彼と楽しい思い出を作ってくださいね。その他の女性のみなさんもいかがですかね、バレンタインにダサい日本酒をプレゼントするってぇのは・・・(笑)。


□□□ こういう記事書くと女房に怒られるんだよなぁ □□□
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美味い物写真展

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今日は日曜日だし、これといったネタがあるじゃなし、ブログ用にと撮った写真が溜まってきてたし、写真ブログにして短時間で仕上げて、浮いた時間はまだ吟醸仕込みの疲れが取れない体を休めるために使いましょうかね。あれから1週間もたったのに、今になって体が重くなってくるなんて、寄る年波には勝てませんねぇ(涙)。

でたらめに写真を並べるわけにもいきませんから、どんな共通点でくくろうかと思ったんですけど、やっぱり美味しい物を写したのが多いんですよね(汗)。私は別段食通じゃぁありませんし、それ程食い意地の張った方でもないんですが、美味しそうな物が目の前にあると、ブロガーとしての条件反射でシャッターに手が伸びますね(笑)。

これまでに食べたこともないような物を口にしたような状況でもない限り、その写真1枚で記事1本にはならないでしょうから、最終的には今日のような写真集になるしかないんですけど、それでもやっぱり箸をつける前に「これ、撮っとかなくていいかな?」と常に自問している律儀な岳志だったりします(笑)。

1枚目は、もうしばらく前になりますが、越百で飲んだ面々と二次会的になだれ込んだ中華料理屋『龍虎』さん。評判が良かったので私も行ってみたかったんです。えっちゃんがどえりゃー辛れーと言っていた麻婆豆腐でしたが、本格的な味でとても美味しかったですよ。その他のお味も良くて、こりゃリピート間違いなし!

話は少しそれますが、最近駒ヶ根には中華料理屋がとても多いような気がするのは私だけでしょうかね。新規オープンするのがみんな中華料理のお店に思えるくらいです(笑)。駒ヶ根って、寿司屋比率は高いそうなんですけど、中華料理屋比率も高いんじゃないかと思い始めた今日この頃ですが、そんなことない?

次は、皆さんがよく目にするカウンターが写ってますね。そうです、越百のカウンターですが、この食べ終わった器には、えっちゃんが打ったお蕎麦が入ってたんです。久しぶりに、我が蕎麦打ち師匠のえっちゃんの蕎麦を食べたんですが、ことのほか美味!食べた後に写真を撮ってるっていうことは、思いがけずに気に入ったっていう証でしょう(笑)。えっちゃん、腕を上げたのかな。

3枚目は、ほんの数日前に頂いた、アワビとホタテ。信州の山猿にとっては海の幸は最高のごちそうです。アワビもホタテもさっきまで生きてたやつを生で食べるんだから、美味しくないわきゃぁありませんやね。外で食べたらとっても高くつく食材なので、いつも送っていただくOさんには感謝感謝感謝です。

最後は、先日行ったBar・Arikaでのワンショット。メニューにのっているのかどうか分かりませんが、パスタが食べたいと所望するとアキラ君が作ってくれました。酔った勢いで感じたわけじゃなく、こいつも美味しかった!Arikaには、案外いろんな裏メニューがあったりするかもしれませんね。今度はラーメンを所望してみようかな・・・。それも出てきちゃったら、その次は寿司とか言ってみよー(笑)。


□□□ ブログ書く時間は結局同じだけかかりました(汗) □□□
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一回火入れ(つづき)

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昨日の記事はまともな内容にならなくて、スイマセンでしたスイマセンでしたスイマセンでしたスイマセンでした!!!あまりに中途半端になっちゃって、内容的には質問をいただいた方のご紹介以外、ほっとんど何も実がありませんでしたね(汗)。おかげ様で、越百とArikaを十分に堪能して帰ってきました。その後は、机に突っ伏して朝まで寝てたみたい(笑)。

さて、昨日のご質問は、「新酒に切り替わった直後の2~4月頃の商品は一回火入れの可能性が高いというのは本当なのか?」というものでしたね。火入れというのは、お酒の温度を65度くらいまで上げて、中にいる菌を殺してしまうことを目的とした、いわゆる加熱殺菌のことを言います。

信濃鶴の普通純米と特別純米に関しては、基本は一般的な日本酒と同様に、もろみをしぼってから製品にするまでに2回火入れを行うんです。1回目は新酒をタンクに貯蔵する時、2回目はビン詰めの時です。1回の火入れで大抵の菌は死滅しますが、タンクを開けた後のどの段階で雑菌に汚染されるか分からないので、念には念を入れているわけです。ちなみに、純米大吟醸のみは、タンク貯蔵はせずにすぐにビン詰めして冷蔵庫に入れてしまいますから、火入れは1回だけっていう状態になってます。

お酒の品質維持のためには必要な処置ですし、火入れをすることによって味がまろやかになる効果もあります。しかし、逆に、新鮮さは火入れをする度に失われていくわけです。そのフレッシュ感を最大限に売り物にするために火入れ処理をしないで商品にするのが、俗に言う生酒と呼ばれるタイプのお酒なんです。先日売り出した無濾過生原酒なんていうのは、正にソノモノっていうことになるわけですよね。

この質問コメントをいただいた読者の方は、火入れを非常に重要なポイントと考えておられるようですね。たぶん、火入れは1回は必要だけれど、2回はしないでほしいというようなお考えもあって、もし1回火入れの信濃鶴が存在するんであれば、それを飲んでみたいとおっしゃってくれているんだと思います。

公言はしませんが、1回火入れの信濃鶴も存在する場合があります。チト回りくどい表現ですが、毎年あるとは限らないんですよね、これが(汗)。このご質問にもある通り、春先に出荷されるものの中には、火入れが1回だけで製品になっているものがあることがあるんです・・・って、やっぱり回りくどい表現になっちゃいますね(笑)。

これはどういうことかって言うと、新年に入った頃から新酒のしぼりが本格化しますが、それは即座に火入作業を行ってタンクに貯蔵されるわけじゃなくって、かなりの本数分をブレンドしておいて、ある時一気に火入れ処理をするんです。つまり、火入れされていない生の状態で保存されているそれなりの長さの期間があるっていうことです。

そうなると、もしも火入れをする前に現行の商品の在庫が無くなった場合、その商品を作るためにはタンクでの火入れをすっ飛ばしていきなり製品化っていう流れになりますから、ビン詰めの時の火入れのみがされることになって、その場合にのみ、1回火入れの信濃鶴ができ上がっちゃう状況にになるっていうわけです。

信濃鶴の場合、普通純米も特別純米もそうなった年がありました。今年の場合には、まだ在庫がありますから、たぶん1回火入れの製品は市場には出ないと思うんですけどね。もし、1回火入れモノが出たとしても、それを公表すると「1回火入れの特別純米ください」っていうような注文になる可能性も出てきますから、なかなかおおっぴらにはできない裏事情もご賢察くださいね(汗)。


□□□ 真面目に書かないから5位になっちゃいました(涙) □□□
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一回火入れ

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先日、コメント欄にご質問をいただきました。昨日、無濾過生酒を記事にしましたが、それとも多少リンクするので、ここで回答というわけではありませんが、どういう事情なのかお話したいと思います。そんなに特殊な内情でもありませんから、肩の力を抜いて読み飛ばしてくださいね(笑)。

質問内容を再掲すると・・・『こんばんは。酒オタクの質問ですいません。どこかのブログで、新酒に切り替わった直後の2~4月頃の商品は一回火入れの可能性が高いと書いてありました。自分にとって「火入れ」は、ある意味、酒の味を決定する最重要の要素だったりします(原酒or加水も重要ですが)。本当ですか?企業秘密でなかったら教えてください。「一回火入れ」(言わば生詰or生貯)の信濃鶴純米を呑みたい者より』

っていうことだったんですけど、決して酒オタクだなんてことありませんから、気にしないでくださいね(笑)。それに、全然企業秘密じゃありませんから、ありのままをお話しします。ただし、これは信濃鶴に関してのみ当てはまることですから、他のお蔵さんのお酒についてはまた別途お問い合わせしていただきたいと思います。

この質問分だけから見ても、この読者の方はかなりの酒オタク・・・いやいや酒に詳しい方だということが分かります。『加水』とか『生詰』等という専門的な用語や、個人的な『火入れ』に関するこだわりなど、一般的な日本酒好きの枠を一歩踏み出しておられるかのような印象さえ受けます(汗)。

お酒についての知識が少ない方だと意味の分からない言葉もあるでしょうが、今日はその辺の解説は無しでいきますね。解説しているとドンドンと記事が長くなっちゃいそうなもんで・・・

・・・と、ここまで記事を準備したところで、何回かのメールのやり取りを経て、これから夜中の町に飲みに出ることが閣議決定されました!。いんやぁー、まだ新年会を挙行していないもんだから、各界からのご要望が強かったわけですが、今晩しかないということで、しょーがないから行ってきます(笑)。

ただでさえ切羽詰まってブログを書いていますから、事前に用意された記事なんてあるわきゃありまへん(汗)。書きかけになっちゃって、全くもって申し訳ない次第ですが、明日への続編とさせていただきます。さっき、主治医の鍼灸師Eに鍼を強く打ってもらって「今日は飲みに出ないように!」と念押しされましたが、まぁ、やってみなくっちゃわかりませんから、飲んだらどうなるか試してみますね(笑)。じゃ、行ってきまっせぇ!!!


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無濾過

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今年もこれをやる時期になりましたねぇ。そうです、私が無濾過生原酒の肩貼りレッテルを切ってるっていうことは、そろそろこの商品のビン詰があって、発売間近だっていうことです。こういう恥ずかしい内情を暴露するような記事は書かない方がいいんでしょうが、この作業についてはこのブログ上では既に歳時記化しているような・・・(笑)。

今日(2月3日)ビン詰めしましたから、来週の頭くらいからの発売になるでしょうかね。この無濾過生原酒っていう肩レッテルを貼るのに数日、各酒販店さんへ発送するのに数日、それからようやく店頭に並ぶことになりますから、もうちょっとお待ちくださいっていうところでしょうか。サイズは一升ビンのみになります。

吟醸仕込みも終わったし、ずっと前からご注文頂いているお店もありましたから、なるべく早くにビン詰したかったんですが、いろいろと準備がありますし、注文取りもこちらから電話でセールスさせていただくみたいな恰好なもんだから簡単なわけにはいかなくて、結局2月にずれ込んじゃいました(汗)。

信濃鶴を扱っていただいている県外の酒販店さん全てに電話を入れて、「明けましておめでとうございます」なんて訳のわからない挨拶をして(笑)ご注文をいただくのも、数がまとまればかなり時間がかかりますし、写真のようなレッテルを切る内職だって、丁寧にやろうとすれば飛んでいくようなわけにゃぁいきません。そんな偉そうなこと言ったって、その他ほとんどの仕事するのは社員なんですけどね(汗)。

私とすると、結構自らに鞭打ってやってたんですよね。やっぱり吟醸直後はくたびれてるもんだから、少し自分を甘やかしたくなっちゃいますが、そこで間髪を入れずに次の仕事に手を付けるなんて、なんと立派な心がけでしょうか、私って(笑)。杜氏でありつつも専務であるっていう立場も、楽じゃぁないですなぁ(汗)。

それでも、たくさんの酒販店のみなさんとお話しすることができて、ちょっと疲れを感じていた体に元気をいただくことができましたね。私の体を気遣うような言葉も多く頂戴して、とても恐縮しました。ちょっと苦しくても、1軒1軒電話をかけて良かったです。こういうつながりこそが会社としての宝であって、今後も大切にしていこうと心に誓いましたね。

数的には昨年より少し多いくらいのご注文を頂戴できましたから、成績的にはまずまずですが、個別の商品が良くても全体の底上げにはなかなかつながらないところが、清酒業界の悩み深きところです(汗)。この無濾過生原酒が起爆剤になって、鶴の売り上げが伸びてくれたりするといいんだけどなぁ・・・。

今年の無濾過は、昨年末に出した4合ビンの商品もそうでしたが、とにかくお米の溶けがあまり良くないもんだから、味的にはスッキリタイプになっています。濁り度合いで見ると、極薄にごりっていう感じですかね。毎年申し上げていることですが、多少お味が気に食わなくても、「これが今年の味なんだ」とご自分に言い聞かせていただければ幸いです(笑)。


□□□ 駒ケ根の分もあるはず・・・ □□□
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グーグルアース

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昨日、北岳について記事にしましたが、貼り付けたリンクからうまく飛べなくてスイマセンでした。いつもと同じようにやったんですが、たまにやると言うこと聞いてくれないんですかね(汗)。ちょっと直しておきましたから、興味のある方はもう一度クリックしてみてくださいね。押してみたら、ブログランキングへのバナーだったなんていう騙しじゃないですよ(笑)。

この鳥瞰写真を見て思い出したのが、グーグルアースっていうやつでんがな。私は、以前使っていたパソコンにはグーグルアースはインストールしてなかったんです。グーグルの地図サービスは頻繁に利用しますが、宇宙から見たような図は必要ないと思ってましたし、パソコンの能力もそれほど高くなかったですしね。

ところが、今回パソコンシステムを一新して、処理能力的にも大丈夫だろうと思って、どういう経緯だったか忘れちゃいましたけど、少し前に『グーグルアースをインストールしますか?』っていう案内バルーンがブラウザに出てきた時にインストールしてみたんです。動かしてみると、結構すごい機能じゃないですか、これは。

単なる上空からの写真っていうんじゃなくって、実際に自分の目から見るような視点の調整ができて、使いこんだら楽しいかもしれません。特別に見やすいかっていうと、100%満足っていうわけにもいきませんが、こんなソフトが無償で使えるんだから、誰も文句は言えないでしょう(笑)。

でも、ちょっと怖い気がするのは私だけじゃないでしょうね。多少画質は粗いにしても、自宅の周りが全て映し出されてるんだもんねぇ。知らないうちに頭の上からパチリとやられて、それが世界中に公開されてるっていうのも、何やら不可思議な感覚です。もっと時代が進めば、家の中まで覗けるようになるかもしれません(汗)。

そう言えば、グーグルのストリートビューっていうやつも、道から勝手に個人の家や庭を写して公開しちゃうもんだから、一時問題になったことがありましたよね。こっちの方は、干してある洗濯ものまで分かっちゃうみたいで、いくら便利でもプライバシーと情報公開の間の線引きの難しさを感じちゃいますね。

とは言え、今回初めて北岳を俯瞰するのに使ってみましたが、改めて「スゲーなー」と感心しちゃいましたね。こんな風に画像を動かすなんて一昔前じゃ考えられませんでしたし、これだけのデータをタダで利用できるなんて夢のような話です。こりゃ、酒造りが終わったらちょっと遊んでみようっていう気になりましたよ(笑)。

こんな視座は宇宙飛行士しか得られなかったもののはずです。宇宙から地球を見ると人生観が変わるほど感動するらしいですが、グーグルアースじゃぁちょっとそういうわけにはいきませんやね(汗)。いくら大きな山脈でも地球規模で見ればしわ程度のものだし、私たち人間だってほこりよりも小さな微生物ってところ・・・みたいに、ちょっと卑屈になっちゃうかも(笑)。


□□□ 昨日の続き記事になっちゃいました □□□
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日本二

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吟醸のことばかり書いていましたから、今になってそれ以外の記事を書けって言われても、何も頭から出てこない岳志でした(汗)。どこかでリハビリしなくっちゃなりませんが、とにかく今日もブログをつながなくっちゃなりませんから、撮ってあった写真から適当に選んでみました。って言うより、他に手頃なモノがなかったんですけどね(笑)。

こういう写真を見ると、携帯電話のカメラ機能の低さを実感しちゃいますが、とてもきれいな夕暮れ時の南アルプスだったんですよ。蔵の物干し場に出た時にとてもカッコ良かったもんだからパチリとやってみましたが、全く表現したいものが出せませんね(汗)。山の稜線が作る影だとか、雪をかぶった白い頂だとか、空気の透明感なんですけど・・・まぁ、よく考えれば、いいカメラでも無理か(笑)。

突然ですが、皆さんは日本で2番目に高い山って、何という名前でどこにあるかご存知ですか?1番は当然富士山ですけど、2番目以降って認知度に雲泥の差があるんですよね。物事って何でもそうですけど、やっぱし1番になんないと覚えてはもらえないんですよねぇ。信濃鶴もなにかで1番になれればいいんですけど・・・イカンイカン話が逸れました(笑)。

答えは、『北岳』です。場所は南アルプスの長野県と山梨県の県境みたいなところにあるんですけど、山頂は山梨県なんですよね。私をはじめ、そういう方面に興味のない方々にとっては全くマイナーな山なわけですけど、日本で2番目の山の名前くらい覚えておいても損はないでしょう。3番目は・・・知りません(汗)。

ちょっと検索したら、とても分かりやすいっていうか、綺麗な航空写真(?)を発見したので、最近のこのブログでは珍しいですが、下にリンクを貼っておきますね。これを見て分かりやすいって感じるのはこの近くに住んでいる私たち山猿だけかな(笑)。でも、こんな写真どうやって撮るんでしょうか。気持ちいいだろうなぁ・・・。

ところがどっこい、今日のブログのピンボケしたような写真にも北岳は写ってるんですよ!正面にドーンとそびえているのが仙丈ケ岳(せんじょうがたけ)ですが、その右横に白い頭だけが見えている山があるじゃないですか。それが北岳です。仙丈ケ岳の方が高く見えますが、遠近法のいたずらってところです。

夏の間は、目立たないんだな、北岳(汗)。同じ様な緑色になっちゃいますから、全体がひとつの山脈になっちゃって区別がつかないんですよね。ところが、冬になって山頂にだけ雪が積もっているような状況になるとハッキリと認識できるようになって、私のような素人さんにでも物知り顔でブログの記事がかけるわけです(笑)。

日本一の富士山は見えませんが、日本二の北岳は駒ヶ根から見えるんです。いやいや、富士山だって、駒ケ岳ロープウェイの山頂駅まで行けば、天気さえ良ければ頭だけは見えますよ。下にあるリンクの航空写真を見ても分かりますが、何という山の中に暮らしているんでしょうか、私たちは(笑)。しかし、こんな大自然の中だからこそ美味しい信濃鶴ができるとも言えるんでしょうけどね。

》》》》》》》》》》 【私たちには納得の北岳上空からの航空写真】


□□□ リンクを貼るのが億劫になっちゃっていけませんね □□□
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吟醸トピック(おまけ)

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さて、どう書いたもんかなぁ・・・この話って吟醸週間と関連付けて書くと、間抜けな結末ってことになるんだよなぁ・・・それとは全く関係なく、サッカーアジア大会の話題でもいいんだけどなぁ・・・けど、吟醸仕込みの最後の日ってことになれば、どう考えても締めくくりの小話ってことになるわなぁ・・・(汗)。

吟醸仕込みの最終日は29日の土曜日でした。この日に2本目の純米大吟醸のもろみを仕込み終わったんです。気分は清々するわけですよ。これといった失敗もなくきましたから、そこはかとない充実感もあります。夜中のきびしい麹造りももうなくなって、半年間の造りの途中とすれば、最も解放感にあふれた日だと言っていいでしょうね。

このブログをお読みだったらお分かりのように、私は今年に入ってから1回たりとも外へ飲みに出ていませんでした。つまり、新年会もやってない身なわけです。そこへ持ってきて、吟醸の打ち上げもしなくっちゃなりません。こういう機を逃さずに、一杯やりに街に繰り出そうって考えるのは、極々当たり前の人情ってぇもんでしょう。

また、タイミングのいいことに、折りしもこの日はサッカーアジアカップの決勝戦だったじゃないですか。日本代表をテレビの前で応援することは、日本国民として当然の義務でもありますよね。それに、ひとりで蔵のテレビを見ているよりは、大勢人のいるスポーツバーみたいなところで、お酒を飲みながら盛り上がりたいって考えるのも、これまた至って正常な感覚としか言いようがありません。

そんでもって、駒ヶ根にたった1軒、この日の夜中までサッカー観戦をしている居酒屋があったんです。その名は『スポーツバー越百』(ウソ)。キックオフの時間が夜中でしたから、普通の人たちは家のこたつで楽しまれたんでしょうが、やっぱりみんなでワイワイやりたいっていうお祭り的なノリを求める人種もいるんですよね。

実は、この日の夜は、吟醸仕込みは終わったものの、次に控える特別純米の麹が入ってきていて、ちょっと夜遅くに作業をしなくっちゃならなかったんです。仕事を終えたのが1時半。えっちゃんのメールにせかされて蔵を飛び出して、越百に着いた時には後半戦の残り10分くらいでした(汗)・・・しかし、その後、どのくらい狂喜乱舞したことか(笑)。

せっかく出かけて行っても負けてたんじゃ面白くないし、入った途端にゲームセットでもつまんなかったでしょうね。うまい具合に延長戦になって、最後の最後で1点入って、越百の中もハイタッチの嵐となりました。これにて、私にとっての、新年会兼、吟醸打上げ兼、サッカー観戦は最高のフィナーレを迎えた・・・はず・・・でした・・・。

蔵に帰ったのが3時半。すぐに寝たんだけど・・・ハイ、もうお分かりですね・・・そうですそうです、寝過ごしましたよ、あたしゃぁ!最初の蔵人が来るまで寝てましたとも!いつもならやってある諸々の準備も全くしてなくって、その日の仕込みは大幅に時間がずれ込みまくりでさぁ(涙涙涙)。専務のメンツをかけて、いくら昨日はサッカーの決勝戦だったなんて言ってみても、昨日の今日ですから、吟醸が終わって気が抜けたとしか認識されませんでしたとさ(笑)。


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