専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

吟醸トピック(最終回)

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ようやく今年の純米大吟醸2本の仕込みが終わりました。終わったのは仕込みだけですから、これから約1ヶ月のもろみ発酵期間を経て、ようやくお酒になるわけですけど、一番大変な部分が終わって、私を始め蔵のみんなもホッとしているところです。読者のみなさんにもブログを通じてお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました(笑)。

これといって総括することもありませんけど、私とすると年々吟醸造りに対する垣根が低くなってきているような気がして、今年も以前に比べればこの期間がサラリと過ぎたっていう印象がありますね。力を抜いてこなしたっていうことは全くないんですけど、どこに力を入れるべきかあまり迷わなくなったのかもしれません。そのポイントが正しいのかどうかは、また別の話ですけどね(汗)。

夜を徹して造り続けた麹は、いろいろと試した割には得るものが少なかったなぁ。仕込みの全体から見れば、この麹造りが最も納得がいってないかも・・・あんなに眠い思いしたのにねぇ(涙)。その他に関しては、例年よりいいんじゃないのかって思える部分もあって、全体とするとまずまず上手くまとまったかなと。

毎年話題に上る私の体重ですが、今回はあまり激減はしませんでしたね(笑)。1キロ以上は落ちましたが、今季は造りの当初からいきなりガクンと減っちゃいましたから、それ以上に少なくなる減り代がなかったのかもしれません。皆さんの差し入れのおかげで疲れが溜まるようなこともありませんでしたし、体調的にはいい状態でしたね。

でも、いろんなところがガタピシいってんですよねぇ。四十肩とか五十肩とかなのかもしれませんが、痛くて肩が上がりません(汗)。歯茎も一部腫れてきちゃって、痛くて硬い物が噛めないんですよ(汗)。暑い麹室の中に入るとなんだか目まいがするようになってきたし、年々ダメージが大きくなっていきますなぁ(涙)。

写真は、夜中トイレに行った時に、外から蔵の様子を写したものです。こんな風に一晩中明かりがついて不夜城になることはもうありませんが、まだまだこれからも仕込みは続きますから、蔵生活が楽になるってことはありません(涙)。さて、これにて吟醸トピックシリーズは終了ですが、今回の吟醸造りのフィナーレは実に恐ろしい結末だったんです・・・。


□□□ あまり話したくはありませんが・・・ □□□
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吟醸トピック(その9)

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どういうわけか毎年そんな巡り合わせになるんですけど、吟醸週間中に大抵1日は泣きたくなるような日に遭遇します。どんな日かっていうと、大雪が降って雪かきしなくちゃいけなかったり、ものすごく寒くて水回りが凍っちゃったり、蔵人が事故って出てこれなくなったり、ただでさえいつもと違って忙しいのに泣きっ面に蜂状態になるわけです(涙)。

でも、今年はそんな日はありませんでしたね。おかげ様なことで、お天道様にも感謝感謝です。日本各地で大雪のニュースが聞かれますが、長野県の南部はずーっといい天気が続いてくれましたし、気候もそれなりに寒くて仕込みがしやすかったですよ。気象条件とすれば最高の吟醸週間だったと言っていいでしょう。

天気が良くて、乾燥した気温の低い日だと、蒸米を乾燥させて温度を下げる作業がとてもやりやすいんですよね。吟醸の場合は、もろみの仕込み温度が低いですから、寒ければ寒いほど作業はやり易くなります。まぁ、これでお酒の出来が悪かったら、そりゃやっぱし杜氏の腕が悪かったっていうことになるんでしょうねぇ・・・(汗)。

とは言え、1年で最も気温の低いこの時期のこと、何をするにも寒さをこらえながらの仕事になります。そんな中でも、私が最も苦手としているのが米洗いです。吟醸で使うお米は全てザルで洗うって先日も書きましたが、作業自体に問題はないんですけど、冷たい水が足元を常に流れているような状態になるので、もうねぇ、長靴の中がチンチンに冷えちゃうんですよね(涙)。

これには毎年切ない思いをしてきましたが、先日コンビニでふと眼についた、この小さな使い捨てカイロを使ってみようと思い立ちました。つま先に張り付けるようなタイプのものもあったんですが、そいつはいいお値段がするんです。それよりかなり安いんだけど、形が長方形なヤツがあって、それを靴下に貼ってみたんです。

結果はというと・・・イマイチってところかな。確かに何となくは温かいんだけど、冷たさが半端じゃないから、とても有難味を覚えるところまでいかないっていう感じですね。いい案だと思ったんだけどなぁ・・・。でも、そんなに寒い米洗いももう終わっちゃいましたから、あれこれ考えなくてもよくなっちゃいましたけどね(笑)。


□□□ 明日はシリーズ最終回 □□□
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吟醸トピック(その8)

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こういう写真は、このブログでも度々紹介してきましたし、他のお蔵さんブログでもよく出てくるパターンですよね。これだと分かりづらいですが、蔵の中じゅうにモウモウと湯気が立ち込めているんですよ。この日の蔵の中の温度が5℃しかありませんでしたし、蒸米は掘り起こしたばかりなんですから、蒸気が立つのは当たり前なんですけどね。

普通の純米の仕込みの時には、放冷機っていう蒸米に強制的に風を当てて冷やす機械を使うんですが、純米大吟醸の時だけはこうして人の手で広げて、自然放冷してやるんです。原料に無理な負担をかけることなく仕込んでやることで、より高品質なお酒になるっていうことは、多くの人が力説するところです。

そして、この写真は昨日の記事の続きにもなってるんですよね。昨日話題にした、スノコが下に敷いてあるのがお分かりでしょうかね。こうやって、スノコをたくさん蔵の中の風当たりのいい場所に広げて、そこに蒸米を運んでさらしてやるわけです。地べたに座り込むようにして蒸米を広げるのは、案外苦しい態勢なんですよ(汗)。

そんでもって、今日の記事の主役にしたかったのは、そのスノコと蒸米の間に引いてある茶色をした布なんです。これは『飯布(はんぷ)』と呼ばれたりしますが、読んで字のごとく蒸米を包んで運んだりするときに使うための布です。昔は麻製でしたが、今は化繊のものがお米がくっ付くことがなくて便利です。

今年、このハンプを全面的に新調したんですよ。長生社としては一大決心です(笑)。これまでのものは度重なる洗濯の末に縮んじゃったり、大きな穴があいたりして使いにくかったんですよね。まだ新しいので、ゴワゴワして手に馴染まない面もありますが、しっかりとした大きさがあるので、スノコから十分にはみ出して、作業中にお米がこぼれる心配がなくていいですね。

この布は、普段もいろんな場面で使いますが、吟醸の仕込みの時には総動員されることになります。今回初めて全てを使ったことになるんじゃないかな。今年の吟醸も、2本のうちの1本は既に仕込みが終わりました。麹の夜中の手入れも昨日で終了しましたし、明日で2本目の仕込みも大団円を迎えますから、もう一度このハンプを全て使って、有終の美を飾りたいと思います。さぁ、最後のひと踏ん張りでっせ!!!


□□□ 眠い眠い・・・ □□□
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吟醸トピック(その7)

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昨日の添え桶の話は、過去にもしたことがあったみたいですね(汗)。いやぁ、これだけブログを書き続けると、何書いたかなんて忘れちゃうんですよねぇ・・・。っていうか、もしかしたら過去にも同じようなこと書いたかもしれないと思っても、昔の記事なんて調べてられませんから、エイヤッ!とばかりに突き進むしかないんです(笑)。

そんじゃ、こりゃねーだろーってんで撮ってきたのが上の写真です。他のお蔵さんではどのようにお呼びになっているか分かりませんが、長生社では『スノコ』で通ってます。畳1枚分くらいの面積で、深さが10センチくらいかな。薄平べったい恰好で、底が正にスノコになっているんです。これと同じ規格のものが、大体20個くらいありますかね。

こいつの用途は、想像に難くないでしょう。そう、この上で蒸米をさらして、温度を下げたり乾かしたりするための道具なんです。直に蒸米を置くわけじゃなくって、この上に通気性のいいそれ用の布を引いて、その上に広げます。吟醸仕込みの際には、全ての蒸米は手で温度を下げますから、このスノコがこんなにゴロゴロとたくさん蔵の中で活躍しているのは、この時期だけっていうことになります。

私が蔵に入って既に20年以上経ちますから、この木製品の寿命は30年以上にはなっていると思いますよ。私が使い始めた時に既に、結構ボロボロでしたからね(笑)。その昔は毎日のように使ったのかもしれませんが、あまり使用頻度がないっていうのも、長持ちしている理由なのかもしれません。

今じゃ、くぎの頭がそこらじゅうに飛び出て、ギスギスと音を立てるくらいになってますが、昔のものらしく、実にしっかりと作ってあるんですよね。「いい仕事してますねぇ!」って感じです(笑)。今、これだけのものを作ろうとしたら、相当な金額とられるんじゃないかな。自分で作るには、手が込み過ぎてますしね(汗)。

こんなの、会社としたら資産価値なんて無い物でしょうが、造りの期間の所々でとても重要な役割を果たしています。くぎの頭に布を引っ掛けて穴を開けちゃうこともしばしばですが、長生社には無くてはならない道具のひとつです。こいつが無きゃぁ、鑑評会の金賞だって取れません。代々引き継がれてきた財産として、これからも大切に使っていきたいですね。


□□□ ブログを短く書くのも難しい □□□
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吟醸トピック(その6)

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林立するでっかいタンクの中に、ポツンと1本だけ小さなタンクが立っています。いつもだったら作業の邪魔になるので、こんなところには置いてありません。このタンクの容量はおおよそ600リッターくらいかな。他の仕込みタンクは2000から5000リッターといったところですから、どのくらい小さいかお分かりいただけるでしょう。

これも、吟醸仕込み中のみに見られる光景です。つまり、このタンクは吟醸仕込みに関して、何か特別な任務を帯びてここにたたずんでいるわけで、用もなく置かれているわけじゃぁないんです(笑)。吟醸の時だけに使う小さなタンクとは?酒造りのことに詳しい読者ならすぐに分かっちゃうと思うんですけどね。

これは、『添桶(そえおけ)』と呼ばれるもので、お酒のもろみの仕込みの第1段階である『添え仕込み』をするため専用のタンクなんです。今回はちょっと説明を省きますけど、お酒の仕込みは3回に分けて徐々に増量しながら行うのが常套手段です。その1回目のことを『添え仕込み』と言いますが、普通は本仕込みの大きなタンクに最初から直接仕込んじゃうんです。

ところが、吟醸の時には添えだけは小さなタンクに仕込むんです。想像していただければお分かりのように、最初のほんの少量のもろみを大きなタンクの底に入れるのは、もろみにとってはあまりありがたくない扱われ方なんです。ですから、本来であればそのもろみの量に合った大きさのタンクにサイズアップしていくのが理想なんですよね。

普通ものの大きな仕込みの場合には、そんなことやってられないんですけど、こと吟醸っていうことになると、その辺もできる限り丁寧にやろうっていうんで添桶を立てるんです。もちろん、どのもろみにも添え桶を立てておられるお蔵さんもあるんですよ。もし、蔵見学にでも行って、全てのもろみに添え桶を立てているって聞いたら、それはとっても手間のかかる仕事をいとわない真面目な作り手だと思っていいでしょうね。

今年の吟醸造りは、現在、佳境の佳境を迎えています。まともに眠れない夜もあと2日となりました。今年の気がかりは、肩が痛くてしょうがないことですが、何とか吟醸中はもちそうです(汗)。吟醸の仕込みが終わったら、いつ飲みに行こうかと、今から考え出した岳志だったりします(笑)。


□□□ 文章が短い方がいい? □□□
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吟醸トピック(その5)

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長年こういう商売をしていると、周りの友人たちも私の年間生活リズムみたいなものをよく把握していてくれて、「冬の間、こいつは身動きが取れない」っていうことをよくご承知でうれしい限りです。例えば、夏の間にかかってくる友人からの携帯電話と冬の間のそれじゃぁ3倍くらい数の違いがあるんじゃないですかね(笑)。

同様にして、冬の間、特にこの吟醸シーズンに、私が最も忙しくてハードな生活を送っているっていうことも知ってもらえるようになりました。これは、私のことばかりじゃなくって、造り酒屋の1年がどうやって過ぎていって、お酒はいつ造られているのかっていうことを多くの方に意識してもらえたっていうことでもあって、多少は業界PRにもなっているのかなぁなんて思ってんですけどね。

そんなこんなで、吟醸造りに突入する前後になると、どこからともなく差し入れが舞い込むようになりました(笑)。主に、私の体を気遣って栄養ドリンクや、滋養強壮や体調維持のための食品、夜中食べるためのおやつ類等々です。写真には映ってないものもありますが、それは既に食べちゃったってぇことですな(笑)。

夕方、蔵のみんなが帰ってから、朝、出社してくるまでの間って15時間くらいあるんですけど、その間ひとりで蔵の仕事をやるってぇのは、やっぱり寂しいもんです(涙)。途中、家に帰ってお風呂に入ってご飯は食べますが、殊にこの吟醸造りの間はその時間も短くて、とんぼ返りで帰ってきていろいろやらなくっちゃなりません。主に麹の夜の世話を見るのが仕事なんですけどね。

それだけ時間があれば、どこかに余裕もありそうなもんですが、案外ないんだな、これが(汗)。余裕ができたら、少しでも横になって寝るっていうような生活なんです。でも、そんな夜中にできたほんのひとときのホッとできる時間に、こういう差し入れから元気をもらうのはうれしいもんです。今日も、皆さんからいただいたパワーで、一晩乗り切りますか!!!


□□□ 今晩あたりが一番大変な夜かな □□□
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吟醸トピック(その4)

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今年の純米大吟醸に使う美山錦は綺麗でっせぇ。綺麗って言っても、色なのか形なのか模様なのか様々ありますけど、形が綺麗なんですよ、形が。形というか、形が揃っているから綺麗っていう言い方の方が正しいかな。携帯の写真じゃ、なかなかそれが分かるほどには細かくは写りませんけどね(汗)。

ここで言うところの美山錦ってぇのは、玄米のことじゃなくって、精米されて蔵に運び込まれた白米のことです。信濃鶴の純米大吟は精米歩合39%ですから、外側の61%は削り取られているわけで、言うなれば仁丹みたいな大きさにまで小さくなってるんですけど・・・今の若者たちに仁丹って言っても分かんないか(汗)。

それ程の高精白が可能になったことで、現代の吟醸系のお酒が造れるようになったと言われるくらいですが、さすがにラッキョウの皮をむくみたいに簡単にいくわけはありません。最新の設備と長い時間をかけてそこまでの小ささにするんですが、そんな究極の仕事をしようとすれば、酒米にも無理がかかることは容易に想像できるでしょう。

例年だと、胴割れ米と言ってお米にひびが入ったものや、半分に割れたものや、もっと小さく砕けたものがもっと入っているんです。それが少ないっていうことは、麹を造るにも、もろみに仕込むにもとてもいいことなんです。ですから、その小さな粒々が揃っていて綺麗に見えるっていうことは、私たちからするとホッとする景色なんですよね。

・・・と、最初は喜んだんですけど、胴割れが少ないっていうことが、精米技術の高さを意味するのか、玄米の品質の良さを表しているのかって考えればいいことづくめですが・・・今になって考えると、「今年の美山はとっても硬いから砕けにくかっただけじゃねーの?」っていう疑問が頭をもたげてくるんですよねぇ(笑)。


□□□ 写真は蒸した後の美山錦の様子 □□□
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吟醸トピック(その3)

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純米吟醸で使う美山錦は全て手で洗います。ザルの中にお米を入れて少量ずつ洗っていきますが、長生社ではプラスチック製の安いざるを多用してますから、その後処理が結構大変なんです。どういうことかって言うと、お米がザルの目の中に詰まるので、それをいちいち取り除かなくっちゃならないっていうことなんです(汗)。

一番いいのはステンレスの網でできたザルなんですけど、とてもお高いので、吟醸の時だけのために20個以上使うとなると全てをそろえるわけにもいきません。安い物を我慢して使うための対価と言えなくもありませんが、使う度に硬いブラシのようなものでガリガリとこすって落としてやるんです。

んでもって、純米大吟醸で使用する美山錦は、普通純米なんかで使う60%精米と違って39%精米じゃないですか。つまりは粒が小さいっていうことで、つまりは安物のザルの目に詰まり易いってことで、つまりは取るのに苦労するっていうことになります(涙)。写真でもお分かりのように、結構ビッチリ詰まってんですよね、これが・・・。

ザルで洗うっていうイメージがわかない読者もおられるかもしれませんが、なぜザルを使うかっていうと、洗った後のお米をこの中に入れて、浸し桶の中にドブンと漬け込んで、ある一定量の水を吸わせて水から上げるっていうような作業の流れになるからです。水から上げた時に、ザーッと水切れが良くないと困るんですよね。

これだけ米粒が詰まっているところを見ると、水切れの効率もチト悪いのかもしれませんが、これでずっときてますから大丈夫大丈夫。この吟醸週間だけはこのザルをいつもの3倍も使うので、とても目につく今日この頃です。信濃鶴が売れて儲かるようになったら、ステンレス製のいいやつを買ってもらいましょうかね(笑)。


□□□ 睡眠時間が不定期です □□□
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吟醸トピック(その2)

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いつもだったら何も置いてない蔵の一角に、この時期だけお米が積み上げてあります。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、『美山錦39』と書いてあります。39%まで磨いた美山錦、つまり純米大吟醸に使うためのお米です。こいつのせいで、普段よりその近辺の往来が手狭になっているんですけどね(汗)。

なぜ、吟醸用のお米だけが蔵の中にあるかっていうと、あまり温度を下げないためなんです。長生社の米蔵は仕込み蔵とは別の棟になっていて、つまりは仕込み蔵の外にあるっていう感じになっているんですけど、それだと米蔵はとても冷えてしまって、中に置いてあるお米も時にはマイナスにまでなってしまうことがザラにあるんです。

原料の白米があまり冷え過ぎていると、うまく処理できないと言われています。洗って、浸漬して、蒸してっていう一連の作業を経てできた蒸米がいいものにならないんですよね。ですから、少しでもいい蒸米を得られるように、できるだけのことをしようと、吟醸用のお米だけは米蔵よりは温かい仕込み蔵の中に運び込んであるんです。

米蔵の中だと、ほとんど外気と同じような気温になっちゃいますけど、仕込み蔵は土蔵の大きな建物ですし、もろみも発酵していたりしますから通常だと8℃前後はあるんですよね。でも、場所は限られていますから、他の仕込みのお米まで置くわけにはいきません。純米大吟用のお米の量が少ないからできる芸当なわけです。

うちの米蔵は殊の外寒いんですが、あまり気温の下がらない地域のお蔵さんは、それほど気にしなくていいのかもしれません。寒い場所にあるからこその苦労だとは思いますが、各お蔵さんそれぞれの工夫ってたくさんあると思いますから、そういう目で蔵の中を見せていただくと、とても参考になることが多いんですよね。この美山はチト下手っぴに積んであって格好が悪いので、あまりお見せできませんけどね(笑)。


□□□ 吟醸生活真っ最中 □□□
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吟醸トピック(その1)

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吟醸の造りに入るからと、女房が頭を刈ってくれました。冬の間は何回も五分刈りの丸坊主にしてくれますが、ある程度の節目になるような時にやってくれるんです。今回は、吟醸の仕込み中はいつ命を落とすかもしれないから、そうなった時に身綺麗にしておくためにっていうこと・・・なわきゃーありません(笑)。

吟醸麹を造り出すと、麹室にいる時間も長くなって、汗をたくさんかくことになりますから、髪の毛なんてない方が楽なんですよ。このブログでも何度も書いてますけど、私は女房と娘さえいいって言ってくれるなら、1年中坊主頭でも全然構わないんですけどね。もうこの歳になれば、色気も何もありゃーしません(笑)。

女房は既に何十回と私の頭を刈っていますから、もう慣れたもんです。お風呂場で、ビニール風呂敷をマントにして、完全に償却の終わったであろう1980円のバリカンで手際よくやってくれます。昨日もあっという間に刈り上げてくれました。1回で4000円も取られてしまう床屋さんよりも、ずーっとお得なんですけどねぇ。

今日になって、チラと蔵にある鏡を見た時のこと。何だか頭のてっぺんが盛り上がってるっていうか、立ってるっていうか、ちょっとした違和感を感じたんです。もうちょっと長くて目立つようにピンピンしてれば、今の若い子たちがやっているようなトサカ頭のようにも見えないでもない。

気になったので、家に帰った時に言ってみると、私の頭のてっぺんを覗き込んだ女房が大笑いして言うことには、そこだけ刈り残しがあるとのこと(汗)。娘にもキャハキャハ笑われて、いい見世物状態に。「バ、バカヤロー!」と口では言うものの、自分の目の届かないところを笑われるっていうのは、なんとも疎外感があるものですね(涙)。

何回も撮り直して、ようやくそれなりに写ったのが上の写真です。後ろの真ん中あたりに少しだけ盛り上がっている部分があるでしょ。そのあたりの2センチ四方くらいが、問題のエリアです。しかし、坊主頭のど真ん中を刈り忘れるかなぁ、フツー(汗)。吟醸トピックの第1回目にしては、あまりにお粗末な話題(笑)。


□□□ 10回くらいのシリーズになる予定です □□□
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嵐の前の

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最近、吟醸とパソコンのことしか話題にしてなかったような気もしますが、少し前の記事を見返してみたらそんなことなくて安心しました(笑)。今日、というか昨日になりますが、は暦の上では『大寒』っていうことで、一年中で最も寒い時期に差し掛かってきているっていうことになります。全国各地で大雪のニュースも聞かれてますよね。

この時期の蔵の中は、もう、何と言っても吟醸一色っていう感じになってきます。多少のズレはあるでしょうけど、日本中のお蔵さんではこぞって最高の一本になるもろみを仕込んでおられると思います。長生社も御他聞にもれず、これからの10日間くらいが吟醸ウィークっていうことになっていて、いよいよ気を引き締めているところです。

ブログにも書きましたけど、10日ほど前に、今年の純米大吟醸用の酒母(しゅぼ)を仕込んであります。酒母っていうのは、もろみの発酵の主役となる酵母菌を、その発酵に必要になる量まで培養したもののこと言いますが、長生社のやり方だと2週間ほどで使用可能状態になります。

その酒母の使用日が、来週の月曜日と水曜日っていう予定になっています。つまり、1本の酒母を2本の純米大吟醸の仕込みに使うわけです。ですから、来週の1週間が、本当の意味での純米大吟醸もろみの仕込みウィークになります。昨年と全く同じ時期っていうことになるんですよ。

月曜日から仕込みが始まるっていうことは、その日の仕込みに使う純米大吟醸用の麹は日曜日には仕上がってなくっちゃならなくって、麹は仕上げるまでに3日かかりますから金曜日に麹室に蒸米を引き込まなくっちゃならなくって、蒸米にするには前日に米を洗わなくっちゃなりませんから木曜日に吟醸米の米洗いが始まるっていう計算になります・・・スイマセン、ややこしくて(汗)。

そんでもって、今日がその木曜日だったわけです(笑)。気合を込めて、39%にまで磨き上げた隣町で採れた美山錦を洗っときましたよ。今年の地元美山は、硬くて溶けにくいっていう感じで、扱い難いことこの上ありませんが、何とか頑張ってモノにしてみたいと思ってます。ヘッポコ杜氏の腕じゃ、チト苦しいんですけどね(汗)。

吟醸が始まったにしちゃぁ平穏に過ぎた1日でしたが、これも嵐の前の静けさっていうことで集中力を高めていきたいもんです。しばらくは天気も良さそうですから、仕込みには好都合なんじゃないかな。ちなみに、今日の話題と全く関係のない1枚目の写真は、今年の元日の初日の出を受けた中央アルプスです(笑)。会社の建物の屋根にも日が当たり始めているのがお分かりですかね。

っていうことで、明日からしばらくは、いろいろと生活が不規則になってくると思いますから、このブログも、仕方なく、身を切られるような、断腸の思いで、短めにしとこうと思います(笑)。もしかしたら、ダラダラ書くかもしれませんが、睡眠時間の確保を第一義っていうことにしときますね。さて、どんなシリーズにしようかなぁ・・・。


□□□ 応援クリックで吟醸が美味しくなるかも □□□
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パソコン騒動記(つづきのつづき)

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パソコン騒動記の最終回として、今回のパソコン乗り換えに対する基本方針などをご説明したいと昨日書きましたが、まっちーさんが昨日のブログへのコメントであらかた言ってくれちゃいましたね(汗)。まぁ、それほど深い考えがあるわけでもなくって、誰でも考えそうな話だっていうことじゃないですかね(笑)。

簡単に言っちゃえば、デスクトップタイプと呼ばれる躯体のでかいパソコンはもう止めにして、ノートパソコンでその代用をさせようっていうことです。代用って言うと語弊があるかもしれませんが、ノートパソコンをまるでデスクトップパソコンのように使って、全ての仕事をできるようにしてみたいっていうことだったんです。

ずーっと考えてたんですよ、このアイディアについてはね。これまでの私のパソコン歴の中では、俗に言うハイエンドと呼ばれるような、ある程度処理能力の高いパソコンを何代も使ってきてたんです。重たいソフトを動かすことはほとんどないんですけど、それでもサクサクとエクセルが動いてくれることが大前提でした。そして、そいういうヤツは大抵ガタイがでかくて、デスクトップの形状をしてるんですよね。

ところが、コンピュータの技術革新は日進月歩であり、対して私の仕事内容は十年一日のごとしなもんだから、それ程図抜けたパソコンの能力はもう必要ないんですよね(汗)。そうなると、なるべくコンパクトで場所を取らない、ある程度の能力のパソコンがあればそれでいいんじゃないかと、完全にオジサン思考で考えるようになりました(笑)。

普段は、机の上で小型のデスクトップパソコンのように使って、もしも外で使いたいような場合には、パソコンごと簡単に持ち出せる。処理能力自体は程々でいいし、ディスプレーはこれまで使ってきた大きなものが使える。キーボードもマウスも外付けのものを接続すれば、これまでと全く変わりのない使い方ができるはずなんですよね。

このオジサン思考を多少言い訳するとすれば、パソコンにこれ以上の能力を望まないって言うよりも、今のある程度のレベル以上のノートパソコンって、もうほとんどの機能が完備されてるんですよね。拡張性っていうことを除いてはほとんどデスクトップと遜色ないって言ってもいいんじゃないですかね。

そんなこんなで、慌ただしくパソコンのお引っ越しが終わりました。本当だったら、もっといろいろリサーチして、使い方なり機種の選定なりをしたかったんですが、今回はレノボっていう会社のThinkPadっていうマシンにしてみました。過去にも1度使ったことがあって、とても気に入った機種だったんですよね。

あと、まっちーさんやZENさんのコメントに、ノートパソコンの電源を入れる時にはどうしても本体を開かなくっちゃならないってありましたけど、こいつにはドッキングステーションっていうのがオマケで付いてきて、その外側にスイッチが付いてるもんだから、その必要はないんです。この写真を撮るために広げてみましたけど、こんな風にしたことは数えるほどしかないんですよ(笑)。

新しいパソコンは速いでっせぇ!能力的には過剰くらいだと思いますけど、この速さに慣れちゃうと、もうもとには戻れないんだな、これが(汗)。今度こいつが壊れた時には、中を開けて修理するなんてぇこたぁできませんから、こまめなバックアップが必要でしょう。いろいろ考えたんですが、完全に安心してパソコンライフを過ごすには、全く同じマシンを2台用意して、データを毎日コピーするとかすればいいのかもしれません。でも、そんなこたぁ実際問題できませんよねぇ(笑)。


□□□ これはIT関連ブログではありません □□□
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パソコン騒動記(つづき)

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新しいパソコンを買っても、新機能にワクワクするんじゃなくって、旧マシンからの移植が億劫になるようじゃ、それだけ若々しさが欠落してきた証拠のような気がしますが、今回の私は正にそれ状態でしたね(汗)。それゆえに、壊れちゃったパソコンの電源をなるべく切らずに使い続けてたんだもんねぇ(笑)。

それ以外にも、会社で使っているものだから、私的な楽しみはほとんど求めていないっていう理由もあるでしょうね。蔵の中の仕事がこれまで通りできるだけのハードの性能と、ソフトの種類がありさえすればそれでいいんですからね。って、よく考えると、私はパソコンを自分の楽しみに使うっていうことがほとんどないなぁ・・・まぁ、このブログが趣味のひとつかもしれませんが(笑)。

ワクワクしないもうひとつの理由は、何といっても蔵が始まっちゃってましたから、そんなことに気を使ってられなくなっちゃったんですよね(汗)。どうしたって、ある程度集中できる時間を作って付きっきりにならなくちゃ仕方ありませんから、その時間を捻出する余裕が物理的にも精神的にも無かったっていうのが実際のところです。

しかし、おかしくなったマシンはしょっちゅう挙動不審に陥るし、その度にビクッとしながらパソコンの内部をいじくるのも精神衛生上よろしくありません。お正月前後の仕込みが空いた時期に、不退転の決意で移植を始めたんです。でも、やっぱりそこにはワクワク感はないんですよねぇ(笑)。ウィンドウズ7の新機能なんて、なんにも知りませんよ(汗)。

とりあえず、デスクトップがうまいことこれまで使っていた液晶画面に映し出されてウィンドウズが満足にいじれるようになって、まずはセキュリティソフトをインストールし、その他のソフトもインストールして、アドレス帳やお気に入り登録なんかを移し替えて、プリンタドライバをネットからダウンロードしてほぼ終了です。

でもねぇ、このどのステップにもちょこっとずつ手こずるところがあったんですよねぇ(汗)。結局、あれやこれやで、お正月を挟んで1週間くらいかかったんじゃないかなぁ。集中してやれば2日くらいでできたかもしれませんけどね。元旦の日も、こんなことで頭を抱えていたんですよ(笑)。

いちばん訳分かんなかったのが、プリンタドライバのインストールかな。やれって言われた通りにやって、何かパソコンの中には入ったんだけど、それがプリンタドライバだって認識されなかったんですよねぇ。うまくいかなかったらアンインストールしてやり直せって注意書きしてあったんだけど、アンインストールができなくなっちゃってねぇ(汗)。いろいろいじくっているうちに何とかなったんですけど、同じことをもう一回できそうもありまへん(笑)。

新しいパソコンを買って、それがその日からポンと使えないっていうのは、それ以前に使っていたマシンから引き継ぐものが多いからっていう理由なわけで、仕事やプライベートにおけるパソコン依存度っていうのは大きなものがあると思いましたね。今、コンピュータが無くなったらどえりゃー困りますが、そんなことでもイカンのじゃないかと思わないでもありませんけどね。

一応、今年に入ってからは、新しいパソコンで全ての仕事ができるようになりました。おかげ様で何も問題なく使えています。さて、肝心のニューマシンの紹介がまだですよね。明日は、今回のパソコン乗り換えに対する基本方針などをご説明したいと・・・(笑)。


□□□ ブログのアップだけは欠かしませんでした □□□
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パソコン騒動記

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いつか書こう書こうと思っていて、のびのびになっちゃってましたが、ホレ、例の私のパソコンぶっ飛び事件の顛末を、忘れないうちに記事にしときましょうかね。実は、今年のお正月からニューマシンが本格稼働していて、今のところ非常に快適に使用してますから、パソコンの引っ越しに苦労したことを忘れちゃいそうなんですよ(笑)。

思い起こせば、今季の造りが本格化した直後に、私が会社で使っているメインのパソコンが立ち上がらなくなっちゃったんですよね(涙)。購入して3年にも満たないマシンでしたが、電源を入れた直後に、内部のファンだけがブンブン音を立てて回るんだけど、後は何も受け付けなくて、にっちもさっちもいかない状態になったんでした。

そのパソコンのメーカーサポートへ電話してあれやこれや内部をいじくりまわしたんですが、結局のところマザーボードがおかしいんだろうっていう話になって、「保証期間も過ぎてますし、同等クラスの新しいパソコンと修理代が同じくらいになっちゃいますから、この際新品をお買い求めいただくことをお勧めします」っていう、使い捨て文化の象徴みたいな結末になっちゃって、私としてもかなり悩んだんです。

多少なりともコンピュータ内部の知識があったので、その後数日は夜を徹して、分解したり、部品を付け替えたり、チェックプログラムを走らせたりして、何とか95%くらいの確率で動作するようにはできたんですよ。電源を落とすと次回立ち上がらないかもしれないので、24時間動かせ続けてましたけどね(笑)。

私の乏しい知識から考えても、やはりマザーボードっていうパソコンの心臓部分の不具合だろうっていうことは分かりましたね。機能を限定したような使い方なら、ほぼ確実に動作することも分かったので、これで何とかいこうかとも思ったんですが、忘れたころにハングアップしたりするので、やっぱりそれじゃぁ困るっていうわけでおニューを買ってもらうことになったんです。

いろいろと考えもあって、どんなパソコンにしようかじっくり検討したかったんですが、もう仕込みが始まっちゃってましたから、とてもそんな時間はありませんでした(涙)。仕方がないので「エイヤッ!」と当たらずとも遠からずの機械を選定して、速攻で購入しました。結局はそれなりの金額のパソコンを買って、高いものについちゃったんですけどね(汗)。

さて、買ったはいいけど、これまでのパソコンと同じことができるようにするまでが、結構面倒くさいんだな、これが(汗)。私なんかエクセルとワードとブラウザとメーラーが動けばそれでいいんですけど、それだけでもあれこれ面倒な移植作業をしなくっちゃなりません。そうこうしているうちに造りの方も忙しくなって、ついには年末まで古いマシンを使い続けちゃったんです・・・

・・・あらすじを書いてたら終わっちまいましたね(笑)。写真の真ん中あたり、キーボートの下に鎮座しているのが新しいパソコンです。ノート型にしたので、すこぶる省スペースになりました。私の想定した使い方が大体できてます。難しいことはやらないので、性能もこれで十分です・・・明日、もうちょっと続きを書きますね。


□□□ 一瞬3位にいたらしいでっせぇ □□□
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交通事故

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やっちまいました・・・。結構大きな事故になっちゃいましたね。こんな話題はこのブログには似つかわしくないんですが、私の周りにいる人間に起こった一大事っていうことで、記事にしておきましょう。身内の恥をさらすことで、読者の皆さんにもご注意いただこうという、ブロガーとしての使命感でもあります(笑)。

衝突事故を起こしたのは、私の母親だったんです。こちらにも相手側にも負傷者がいなかったのが、不幸中の幸いでしたね。ただ、ムチウチ症とかは時間が経ってから発症するみたいですから、まだ安心はできません。車の損傷だけを見たら、中にいた人間はよっぽどなケガを負ったんじゃないかと思われるほどでしたが、とりあえずはホッとしました。

私が家に帰って、お風呂に入ろうとしたところにお袋から電話が入って、今事故を起こしちゃったからここまで来てくれと。私もビックリしたんですが、電話をかけられるくらいだから、それほどまでの事故じゃないんだろうと思って、女房と別々の車で現場に急行しました。何があるか分からないから車が2台あった方がいいでしょうからね。

到着すると大破した車が2台交差点近辺に止まっていて、パトカーの赤色灯がクルクル回ってました。お袋はおまわりさんと立って話をしていたので大したケガはないと分かりましたが、壊れた車を見て、本当に大丈夫だろうかと思っちゃいましたね。それほどまでに大破していて、思ったより事故自体は大きかったんだとヒヤッとさせられましたよ(汗)。

写真じゃ分かりづらいでしょうが、これはレッカー車の上に乗ったお袋の車です。助手席側がグシャッと潰れているんですけど分かりますかね。これと同じ衝撃を運転席側から受けていたら、間違いなく救急車もんだったでしょうね。素人判断じゃ分かりませんが、こんなになっちゃうともう直せないんじゃないかなぁ(汗)。

この車を見て、ここまでぶつかっても誰もケガをしなかったんだから良かった良かったと思い直しちゃいましたね(笑)。相手の車も大きく壊れてましたしね。2台ともエアバッグが開いちゃってましたから、ケガはなかったんですが、エアバッグの開く衝撃ってすごいみたいで、そのせいで胸のあたりが痛いなんてお袋は言ってました。

現場で事後処理をしていると、とある友人から電話が入りました。「おい、大丈夫か?」っていうわけです。きっと、私が現場に立っているのを、通りすがりの車から誰かに目撃されたんでしょう。その誰かがその友人に通報(?)したらしいです。狭い地元じゃ、悪いことはできないと思っちゃいましたね(笑)。

皆さんも、くれぐれも自動車の運転には気を付けてくださいね。そんなこと言われないでも十分にお分かりでしょうが、取り返しのつかないことになってからじゃ遅いですからね。今回は、本当にラッキーな事故だったんじゃないかと思ってます。事故にラッキーもアンラッキーもありゃしませんが、起こさなきゃいいわけですから、今回の事故を教訓にして私も安全運転に徹しようと心に誓った次第です。


□□□ 安全運転祈願にクリック一発! □□□
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夜中の実験

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ちょっと、いろいろと実験してまして・・・実験って言うか、いろんなやり方を試してるって言うか・・・十年一日のごとく同じことやってても面白くないですし・・・今よりももっといいお酒ができないかって、いつでも考えてるわけで・・・まぁ、大抵は無駄なあがきに終わるんですけどね・・・(涙)。

っていうことで、あれやこれやバタバタしていて、なんとも落ち着かないここ数日です(汗)。酒屋万流っていう言葉もあるくらい、お酒造りの基本は同じでもそれに至る方法論はいくらでもあるわけで、各お蔵さんでの作業はことごとく違ったものになってます。蔵見学なんかをさせてもらっても、「へぇー」って思わされることがよくありますね。

逆に、「あの蔵のお酒が美味しいからそのやり方を真似てみよう」って考えて同じようにやってみても、同じお酒には絶対にならないんですよね(汗)。やり方以外の諸要素が複雑に絡み合ってますから、見た目だけを同じにしてみてもうまくいくはずはないんです。だからこそ、他にはない味わいのいろんなお酒が生み出されて、私たちみたいな小さな地酒蔵の存在意義もあるっていうことになるんですけどね(笑)。

つまり、やりようはいくらでもあるわけなもんだから、今のやり方を少しモディファイして、今以上の成果を上げられないかって考えることは、それなりに楽しいことなんです。しかし、「そんじゃ、やってみよう!」って腰を上げようとすると、これまでのやり方が定着している中で、ちょっとだけ試してみるっていうことも大変なことになるんですよねぇ(汗)。

今回は、麹を造る過程で、「こうやったら、どうなんのかなぁ」っていう素朴な疑問やら、「こうすれば、もっと良くなるはずだがなぁ」っていう向上心やら、「こうできたら、楽になるのになぁ」っていう怠け心やらが入り乱れて、とある実験をやってます(笑)。半分くらいは終わりましたが、あんまし芳しい結論は出ませんでしたね(涙)。

ただ、結果が悪くても、それをやったことで得られる知見っていうのが必ずあるわけで、それが私の財産になっていくんだと思います。世に名杜氏と謳われる方々は、きっとそういう小さな積み重ねの上にご自分の技術を持っておられるはずです。ですから、多少の失敗にはめげませんよ・・・とは言え、本当はちょっとガッカリしているんですよ、今の私は(笑)。

麹を作る作業って夜中に操作する部分も多いもんだから、その過程を観察しようなんて思うと、睡眠時間を削って眠い目をこすりながらっていうことになります。その時には気が張ってるからいいんですけど、翌日の変な時間に眠くなったりするんだな、これが(汗)。誰も見てなきゃ、椅子に座ってウトウトしてたりします(笑)。

そんな私に、ZENさんが元気玉を送ってくれました!にんにくと卵黄と高麗人参のパワーが詰まったヤツです。これで、この数日の寝不足も解消できるはずです。ZENさん、いつもお気遣い頂いて、本当にありがとー!これから、月末にかけての吟醸週間中に飲ませてもらって、いいお酒を造りまっせぇ!


□□□ みんな結構接近してきましたね □□□
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吟醸酒母仕込み

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例年この時期に佳境に差し掛かる純米大吟醸の仕込み作業ですが、いくら特別なお酒っていっても、お米がアルコールになる原理原則が変わるはずもありませんから、やることの基本は全く同じなわけです。原料処理から、仕込みから、搾りまで、作業手順も変わるところはどこもないんですよね。

極論を言えば、酒米を40%くらいまで磨いて、いつもより低温で発酵させてやれば、後は普通ものの仕込みと全く同じにやっても、とりあえず吟醸と名乗れるようになります。皆さんも吟醸酒が普通酒とどこが違うのかって聞かれた時に、真っ先に頭に浮かぶのは原料についての差異に関してじゃないですかね。

吟醸酒って言えば、『山田錦』に代表される特別な酒米を使って、更にそれを35%まで磨いて(つまり、外側の65%を削り取るっていうことです)、低温で長期熟成させたもろみを搾るっていうくらいには、ある程度日本酒の知識がある方なら答えられるんじゃないですか。それ以外のことってなると、搾り方だとか貯蔵方法だとかくらいが話題に上がる点ですかね。

でも、やっぱり実際の現場では、普通ものの仕込みとは違うポイントがいくつも出てきます。それらは、全て、いつもより丁寧な仕込みを実現するために、いつもより手のかかる作業になることがほとんどです。本当だったら普通ものだってそうしたいんだけれど、大きな仕込みになれば手が回らないところも出てきて、泣く泣くある程度の部分が省略されているっていうのが善意な解釈ですかね(笑)。

そんな点を数え上げていけばキリがありませんが、一旦タンクに仕込まれてしまう前の、原料の処理に関する諸々が、最も手をかけなくっちゃならなくなる点じゃないですかね。精米、洗米、浸漬、蒸しっていうあたりが重要なポイントになってきます。料理と一緒で、元になる素材の良しあしで、出来上がりが決まっちゃうっていうことでしょう。

上の写真も、毎年同じようなものを載っけていて恐縮ですが、いつもだったらエアシュータっていう空気の力で蒸米を運んじゃう機械を使うところを、全て手で運んで、手入れをしながら温度を冷まして、これから酒母用のタンクに仕込もうとしているところです。機械で送っちゃうと蒸米が潰れたり壊れたりしますから、そういう心配をしないでいいように、全て手作業で行うわけです。

そんな、いつもとは違う作業がここかしこに出てきますから、手間も時間もかかりますし、それに要する準備や片付けも必要になって、神経も細やかに使わなくっちゃなりません。特別な酒米を調達するための原材料費も考えれば、そりゃ吟醸酒って高くつくわけですよねぇ(笑)。それがどこかの賞を取ったかどうかは関係なく、どこのお蔵さんの吟醸酒も価値あるものに違いありません。

とは言え、それも毎年のことですから、熟練の蔵人がそろっていれば、大抵のことはソツなく進むもんです。たまーに専務さんだか杜氏さんだかの肩書きの人が、「今年はこーやるぞっ!」とか、とんでもないことを言い出さない限りは大丈夫(笑)。さてさて、今年の純米大吟醸の仕込みは、どーなることやら・・・。


□□□ だんだんと追い上げられてますね □□□
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伊達直人

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チャーラー、チャリラリラー、チャリーラリーーー、チャッチャッ、チャリラリララーララーーーーー、白いーマットのージャーングルにー、今日もー嵐がー吹きあーれーるー、ルール無用の悪党にー、正義のパンチをぶちかませー、行け行けタイガータイガー、タイガーマースークー・・・今や、時の人である(笑)。

日本全国でタイガーマスク現象が起きているようですね。それにしてもすごいと思うんですよ。最初のランドセルの寄付があったのがついこの前でしょ?それから一気に火がついて、今やタイガーマスク及びそれに類するアニメキャラクター名での、養護施設等への寄付のない都道府県はないっていうんだもんねぇ。

いいことじゃないですか。昨今の利益追求ゆえの行き詰った世界経済とも、政権与党の迷走による国内情勢とも、隣国とのギクシャクした関係とも全くつながりのない視点をハッと思い起こさせてくれるような心温まる話題です。社会の片隅に追いやられている弱者への思いやりは、お金や名誉なんかよりももっと大切なもののはずなのに、この殺伐とした世の中でどこかにに置き去りにされてるような気さえしますもんね。

それに、どのタイガーマスクも、そんなにべらぼうな寄付をしているわけじゃないのも好感が持てますね(笑)。ランドセル5個って言えば10万円くらいなんですかね。自分の身近な人に、できることからやっていくっていうスタンスが、これほど数多くのフォロワーを生んでいるひとつの要因であることは確かでしょう。

しかし、しかし、何といってもこのキャラクターの起用が完璧にツボにはまってますね。タイガーマスクが、本名の伊達直人の名前で施設にランドセルを寄付をするっていう場面設定が、まるであのマンガの中で起こっているかのごとくに、あまりに自然に人々の心に落ちるんじゃないですかね。ただし、あのマンガを知っている世代に限りますけどね(汗)。

ちなみに、タイガーマスクのあらすじは・・・孤児だった主人公伊達直人が、悪役レスラー養成機関「虎の穴」に入り、覆面プロレスラーとして活躍する。伊達は孤児の生活を助けようと自分が育った児童養護施設「ちびっ子ハウス」に、本来は「虎の穴」へ納めるべき上納金を寄付。伊達を裏切り者とみなした「虎の穴」が放つ刺客と数々の死闘を繰り広げる(某新聞より抜粋)・・・ってところです。

ですから、あの世代、つまりは私くらいの年齢の人たちにとっては、伊達直人のランドセルの寄付は、マンガを見て感動するのと同じくらい胸がジーンとしちゃうわけです。あのタイガーマスクのテーマを聞いて、体の中をアドレナリンが駆け巡った経験を持つ人ならば、自分の欲しい物を我慢しても、ランドセルをいくつか買うことくらいならやってもいいと思えるかもしれません。また、いろんな意味でそれができる年齢になっているとも言えるかも。

この連鎖反応を、かの一番最初のタイガーマスクが目論んでいたのかどうかは定かじゃありませんが、彼の匿名が仮面ライダーやウルトラマンやバビル2世だったらこうはならなかったんじゃないですかね。しいて言えば、あしたのジョーかデビルマンかキャシャーンだったら何とか(笑)。あの時代のマンガの主人公ってどこそこ影があって、あらすじにもいくばくかのアイロニーの感じられるものがありましたよね。

ランドセルを10個寄贈するという奇特な行為だけだったら、これほどまでのニュースにはならなかったでしょうし、これほどまでのフォロワーも出てこなかったんじゃないですかね。たったひと言『伊達直人』と書くことでこれだけの効果が上がるなんて・・・これを日本酒の販売に応用して・・・なんて考えるのは無粋だから止めときましょう(笑)。

ただ、伊達直人という名前が醸し出す物語が、日本中を巻き込むほどの大共感を起こす一助になってるっていうことは確かなわけで、翻って信濃鶴が名前だけでそれ程の雰囲気をあたりに発散できるほどの物語を編み出すのは容易ならざる所業であると言わざるを得ません。そんなことはできそうもありませんから、一歩一歩でいくしかないですかね(汗)。鶴のことマンガにしてもダメだろうし・・・(笑)。


□□□ えらく長い記事になっちまいました(汗) □□□
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吟醸スタート

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このブログのメインコメンテーターのひとり、ご存知ZENさんが「そろそろ大吟醸の仕込みでしょうか?」なんて書き込んでくれてましたが、おっしゃる通り、ついに今年の純米大吟醸造りが始まりましたよ。しかしねぇ、こっちが記事にする前に、読者の側からこちらの行動を先読みしてるっていうのは、一体どーゆーことなんですかねぇ(笑)。

まだ、発酵のスターターになる酒母に取り掛かるところですから、本仕込みは約2週間後になります。それでも、これからの気の抜けない50日間がスタートを切ったわけで、その間には通常のもろみの仕込みもどんどん続きますし、体調管理を十分にして、気を引き締めていきたいものです。

しかし、年々、純米大吟醸に没頭している時のドキドキした緊張感が少なくなってきているのは事実です(汗)。これは、新鮮味が無くなって慣れ合いの仕事になっていると見るか、肝が据わって落ち着いた状態と見るかにもよりますが、これまでと変わらない気合の入り方であることに変わりはありませんから、きっと例年通りの仕込みができるんじゃないかな。

私もこれで杜氏13年目になりますから、吟醸造りも13回目をむかえるわけで、それほどの大失敗はないでしょうけど、逆に長足の進歩っていうヤツにもめぐり合うチャンスは少ないでしょうね(汗)。でも、まぁ、これまでを振り返ってよく考えてみても、今までだってそんなに飛躍できたこたぁ、ただの1回もありませんでしたけどね(笑)。

とにかく、私にとっての純米大吟醸の仕込みは、『挑戦』の一言に尽きるんです。失敗したらいい酒にはならないかもしれない方策でも、面白そうだと思ったらやっちまいます(笑)。もっといいものになるとか、普通の純米酒に応用できるとか、10年後の長生社に必要になるとかいう可能性のあることには果敢に挑むことにしています。

それでも、やっぱり出来上がりの許容範囲っていうものがありますから、それなりのブレ幅の中に入るようには考えてますけどね、私だって(笑)。いくらおバカな専務でも、あんまり恥しい仕事はしたくありませんからね。こうやって書いておいて、失敗した時の言い訳に使おうという気持ちもないじゃぁありませんが・・・(ウソウソ)。

車のF1と一緒なんじゃないですかね。他を寄せ付けない絶対的なスピードを求める半面、そこで得られた知見を一般の大衆車にも応用するっていう2つの側面を持っているように思うんですけどね。私の技術でできることなんて大したことはありませんが、その年の純米大吟醸造りを経験したら、その技術がほんの少しでいいからステップアップしていたいもんです。

写真は、酒母用の麹の出来上がりです。今年の酒米は、総じてもろみで溶けが悪いっていう評判です。信濃鶴は地元産の美山錦しか使いませんから、既にこれまでの仕込みで今年の傾向は大体つかめています。その傾向に合うように、とりあえず狙った方向での麹にはできた感じです。幸先のいいスタートになったかな。


□□□ お正月の方が点数が高かった? □□□
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あかぎれ

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痛ってーんだな、これが(涙)。俗に言う、ひびとかあかぎれとかいうやつですね。ひびとあかぎれの違いってよく分かりませんけど、手の甲なんかに一面できたのがひびで、指先にできたひびのでっかいやつがあかぎれっていうことなんですかね。寒い時期に水仕事なんかしていて、ちょっと油断しているとすぐになっちゃいますよね。

お正月の私の手の写真ですが、両手とも甲が真っ赤になって血が滲んでました。ちょっと分かりづらいですが、親指の先には大きなあかぎれが口を開けていてすぐに出血してきます。こんなの気にしないで仕事すればできますが、ちょっと指先が痛いだけでもいつもの様には手が動かせなくなっちゃうんですよね、気になって(汗)。

私の場合、気温が低くて荒れ模様の風の強いような日に、お湯で洗いものなんかをずーっとしていると、2日も経てばこんな感じになります。なるべく気をつけて、すぐに手を拭いて乾かそうとはしてるんですけど、洗ってそれを外に干してなんてぇことを繰り返していると、どーしたって寒風の中に濡れた手をさらすことになりますもんね。

昨年の年末からお正月にかけて、どえりゃー寒かったじゃないですか。あの時に洗い物や掃除をやり続けてましたから、こうなっちゃったんです。でも、麹を造ってる時だったら薬も付けられませんけど、年末年始にはそれがなかっただけ良かったですね。それ用のクリームなんか塗り込めば、すぐに良くなってきます。あかぎれは、いつもの水絆創膏で何とかします。

こんな風にはめったになりませんから、それほど私の皮膚がか弱いっていうわけでもないと思うんですけどねぇ。ただし、皆さんが何とお思いになろうが、私は立派な坊ちゃん育ちですから、蔵の中で力仕事したり、洗いものに明けくれたり、夜中の手入れ仕事なんかをするようには体ができておりません、本来は(笑)。

ですから、皮膚がメチャクチャ強いっていうこともないとは思うんですけど、たまたまこうなると自分でも痛くて気になりますし、記念写真の一枚も撮りたくなるじゃぁないですか。ブログでちょっと泣きごとを言って、読者のみなさんに労わってもらいたくなるのが人情ってぇもんじゃぁないですかね(笑)。

私のように泣きごとをピーピー言わないだけで、他のお蔵の皆さんだってこんな経験はいつもなさっておられると思います。それに、昔は労働環境とすれば今よりもひどかったなんて言う話はいくらでも聞きますから、もっとつらい状況もあったんじゃないですかね。そう考えれば、口で言える程度で済んでいるのなんて、幸せなうちかもしれません。

ちなみに、『ひび』は漢字で『皹』、『あかぎれ』は『皸』って変換されるんですけど、それでいいのかな?『皮』と『軍』っていう字が左右入れ替わっただけなんですよね(汗)。当然、常用漢字じゃないんでしょうけど・・・今調べたら、どちらの字も『ひび』とも『あかぎれ』とも読むみたい。ひびもあかぎれも大して区別が付かないから、この漢字もどっちがどっちだか分かんなくなっちゃったんですね、きっと(笑)。


□□□ 不動の4位 □□□
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食卓(つづき?)

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こりゃぁ、食卓じゃなくって麻雀卓だんがなー(笑)。いえいえ、この麻雀マットの下がちゃんといつもの食卓なんです。昨日の記事を書いていて、後からこんな写真も出てきたもんだから、何とかブログに載っけちゃおうと思って記事にしています。でも、なんにも内容はありませんから、今日のブログはそーとーな迷走ブログになると思われます・・・(汗)。

このマット、まだ結婚する前に大学時代の友人が大挙して遊びに来た時に買ってきてくれたものだったんじゃないかな。麻雀牌は、東京で下宿をしていた時にすぐそばのゴミ捨て場に捨ててあったものをきれいに洗って、以来ずーっと愛用しています。点数計算も満足にできませんでしたが、大学時代の一番の遊びって言えば麻雀だったんじゃないかなぁ・・・飲むこと以外で(笑)。

写真は、今年の正月の恒例岳志家麻雀大会の模様です。娘と女房と3人でやるので、どんな手でもロンできます(笑)。こういうゲームは家族の会話も弾みますからとてもいいと思いますね。賭け事の代名詞みたいに見られる向きもありますが、ここまでよく考えられた、奥の深いゲームっていうのもそうはないでしょうね。

幸せな食卓の後は、楽しい麻雀卓を囲んで家族の絆を深められればいいんです。これで娘が大きくなって、雀荘に入り浸るなんていうことになっても困りますが、家以外で麻雀はやっちゃイカンということもしっかりと言い含めておかねばなりませんな(笑)。ちなみに、この日の最高役は、娘の『リーチ・タンヤオ・ピンフ・三色・ドラ1』のハネマン!

話は全然変わりますが、FC2のアクセスカウンターの不具合は、FC2の障害情報っていうページに謝罪文が出てましたね。正月明けの数日間のデータが飛んじゃったみたいです。数字の復旧はできないっていうことで、どーしても直したければ、カウンターの管理画面に行って個人で手動で変更しろって書いてありました・・・ってことは?

なーんだ、あの数字って、ブロガー本人ならいくらでも変更できるんじゃん!!!だったら、みんなの気が付かないうちに少ーしずつ増やしていくっていうのも可能なわけですよねぇ(笑)。まぁ、そんなことしても意味はありませんからやらないにしても、消えてしまった1万アクセス分は戻して、記憶のある『544444』に変更しておきましたんで、ご承知おきくださいね。まっことセコイご報告で申し訳ありません(汗)。

これまた脈絡のない話なんですけど、長生社の杉玉を作ってくれているブロ友タッキーさんが、古い杉玉はどうするんですかっていう質問をくれましたが、当然作った本人としては気になる問題かもしれませんよね。しかし、今まで長生社では飾っていませんでしたし、実のところどーしていーんだか私たちも分かんないんですよね(汗)。

お正月のどんど焼きみたいな時に一緒に焼いちゃっても地元の人たちにお披露目できていいでしょうし、神社のお守りとかを捨てる小屋(?)に預けるのもありかもしれません。機会があったら、同業者とかisuzu宮司に聞いてみよーっと!とりあえず昨年作っていただいた分は、もったいないからと社長が家に持ち帰ってました(笑)。

何となく、今日は頭に浮かんだことをそのまま書いてみました、スイマセン(汗)。他にもねぇ、いろいろ気にかかることがあるんですが、とても記事にできるほどの内容じゃありません。そーゆーのを寄せ集めて、今度は小ネタ大会でも開催・・・しないわな(笑)。


□□□ 上の写真が載せたかっただけなんですが・・・ □□□
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食卓

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世の中はもしかして三連休なんですね。今の私に丸ごと三日間の休みがもらえたら、充実して過ごせると思うんですけどねぇ(笑)。ところが、造りが終わって日曜日が休めるようになんかなると、ダメなんだな、これが(汗)。防虫感ありで、イヤ、忙中閑ありで、忙しい時の方が貴重な時間を有効に使えるんでしょうね。

正月明けで、更に連休になんかなると、読者のみなさんもあれやこれやお忙しいでしょうから、今日は写真ブログにしておきましょうかね。単に家で撮った写真が溜まってきちゃったからまとめて使っちゃいたいだけなんですけどね(笑)。これは、全て私の家の食卓で撮ったものです。いつもと違った食べ物が並んだりすると、ブロガーの性として、とりあえずカメラに収めちゃいますね(汗)。

(1枚目)我が家でも恒例になっている水炊き。数年前にサンセールさんが毎日のように食べているのをブログで読んで、私もどーしても食べたくなって女房に作ってもらったのが始まりでした。それ以来、完全に冬の定番メニューですね。いい鳥で作ると美味しいんですよねぇ。

(2枚目)右の緑色したのが、ネパールのホウレン草のカレー。左の黄色くてとてもそうとは思えないのがバングラディッシュのジャガイモのカレー。カレー好きの我が家では、いろんな国のカレーが食卓に並びます。ちょっと、グリーンがすごい色ですね(汗)。

(3枚目)ブログ読者のじゅうごさんにいただいた、蕎麦で作ったお寿司。じゅうごさんは本職のお蕎麦屋さんなんです。お住まいは九州だっていうんだから、ちょっと蕎麦のイメージではありませんけど、とても熱心に蕎麦と日本酒を扱っておられるお店のようです。美味しく頂きました、じゅうごさん、どうもありがとうございました!

(4枚目)これも頂き物ですが、駒ヶ根産のイチゴ。何とかって言う今風の名前が付いてたんですが、忘れました(汗)。確か、『べにほっぺ』だったような・・・。青年海外協力隊の帰国隊員のご夫婦が作っているんだそうです。色もきれいで、でっかくて甘かったですね。駒ヶ根って、結構イチゴ作ってるんですよね。

(5枚目)我が家では滅多ににお目にかかれない牛のすき焼き。うちではあまり肉を食べないのと、高くて牛肉なんてあまり買えないっていう2つの理由から、この写真は大変にレアものです。あまりに珍しいので、娘から写真を撮るように命令が下りました(笑)。

(6枚目)先日、女房が作ってくれた七草がゆ。お恥ずかしながら、何で草のおかゆを食べなくっちゃならないのか分かりませんが、昔からそういうことになってるんだから、日本古来の風習はしっかりと守っていかなくっちゃならないとだけは思ってます、ハイ(汗)。

冬の間はちょっと難しいんですけど、なるべく家族全員で話をしながら食事を取るようにしています。そういうことを書くと、「ニュースばっかり見ていて話をしないのはお父ちゃんじゃないの!」と家族から非難の嵐になりますが、そういう気持ちが大切だっていうことです(笑)。どんなものを食べても、そこが楽しい我が家の食卓であれば、全て美味しく感じるはずです。美味しいっていうことは、幸せだっていうことだと思います。その食卓をプロデュースしてくれる女房殿には、いつもいつも感謝感謝!!!


□□□ アクセスカウンターはFC2側の不具合だったみたい □□□
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消滅

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あれあれあれー?なんかおかしーぞー?このブログで使っているFC2のアクセスカウンターが変で内科医、イヤ、変でないかい?1月5日と6日のアクセス数が0になっちまったぞー?それ以前の数字は合っているような気もするんだけど、総アクセス数もガックリと減っちゃったんじゃないかな???

一回記事にしたことがあったじゃないですか。12月の初めだったんですけど、このカウンターの数字が『533334』になったなんて書いたんですが、その時の写真のタイムスタンプを調べてみると11月29日になってました。ですから、この日には533334になってた証拠がありますから、その40日後の今日531048っていうはずはないでしょうねぇ。

記憶が定かじゃありませんが、544444も超えてたような気がするんですよね。単純計算して1日に平均300カウント以上はあるでしょうから、300×40日で12000位の増加にはなっているはずで、このキリ番(?)も超えていたんじゃないかな。一体いかなる事情でこうなっちゃったんでしょう(涙)。

1日に何万アクセスもあるようなブログもあるでしょうが、拙ブログのように地道に少しずつ数字を積み重ねている身としては、せっかく溜まっていたポイントが減っちゃうのは大変に残念です。555555という数字を楽しみにしていたのに、かなり遠い数字になっちゃいました(汗)。

ところがどっこい、今、他のFC2ブロガー諸氏のブログに付いているアクセスカウンターを見てみたら、みんなその日が0になってんじゃん(笑)。こりゃ、FC2側のエラーみたいですね。きっと、そういう報告はFC2さんには入っているんでしょうね。どこかに不具合でも生じたのかもしれません。FC2をお使いの皆さんは、見てみー見てみー!

他の皆さんはアクセス総数が減っているようなことはありませんか?私の場合1月ほど前に記事にもしていたし、544444という数字が何となく頭にあったので気が付きましたけど、使い始めた当初ならいざ知らず、そのうちにこういう数字にも頓着はなくなってきますから、全然気が付かない方もおられるかもしれません(笑)。

数が多いからどうのこうのっていうわけじゃありませんけど、何か数字で表される努力や実績が少しずつ増えていくのって励みになりますよね。どんなに大きな数字にもそれ以上の数字がありますから、その人その人毎での目標だろうし、ゴールなんてないんでしょうけどね。今考えると、50万アクセスなんて言われても、自分自身でピンとこないもんね(笑)。

細かな数字は別にどうでもいいんですけど、失われた1万アクセス分をとりかえしたいなぁ。みんな同じ条件だろうから、仕方がないって言えば仕方がないんですけどね。それとも、FC2ブロガー全員の症状じゃなくって、もしかしたら駒ヶ根FC2ブロガー特有のウィルスか何かだったりして(笑)。


□□□ 腐らずに頑張るぞー! □□□
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電気工事

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まだまだ読者の皆さんの頭の中に御屠蘇気分が残っているうちに、私がこのお正月の間に蔵の中でやっていた特殊任務をひとつご披露申し上げましょう。この時でなくっちゃできないことっていくつかありますが、要するに造りが現在進行中だと手が付けられないようなことを、造りが再開する前にやっておこうっていうわけです。

年末年始は蔵人も休みますから、仕事が少ないとはいえ全部自分でこなさなくっちゃなりません。書かないと怒られますから明記しておきますが、女房には手伝ってもらってますけどね(笑)。それでも、仕込み作業とかがあるわけじゃぁありませんから、1日中蔵にいれば時間的には余裕が出てくるんですよね。

そういう時間帯にやっていたのが電気工事でした。電気工事って言っても電源を直接いじるようなやつじゃなくって、具合の悪くなった制御盤の一部を取り換えるっていうくらいの話ですけどね(汗)。男の子とすれば、機械の中って興味深い部分もあって、致し方なくやっている半面、ちょっとばっかし面白がってもいたりします(笑)。

蔵の中では、様々な機械が動いています。よほどのお蔵さんでない限りは、どこかそこか機械化されていて、その原動力はほぼ電気なわけです。ですから、そういう機械類のメンテナンスや修理をある程度自分たちでやろうとすると、それなりに電気の配線くらいはいじれないと仕事になりません。

職業上その手の内容に詳しい人でなければ、電気関係の機械や制御盤の中を触るのはちょっと勇気が要りますよね。会社においてある大きな機械類は大抵いいお値段のものが多いですから、そんな物の中身を素人がいじくって壊しちゃったら大変ですしね。私が手を出せるのも、プロから言わせれば極々初歩的な部分までっていうことになると思います。

この期間中に4ヶ所の修理をやったんですけど、1ヶ所は部品を差し替えるだけで簡単で、もう1ヶ所は配線がややこしくて手こずり、3ヶ所目は結局専門家に頼み、最後はにっちもさっちもいかなくて完全放棄しました(笑)。完全放棄ったって、ちゃんと直さないと困るんですが、半分は新品にするっていう感じになるかな。

写真は私としては一番手こずった修理ですが、それでも自分だけで治せると満足感がありますね(笑)。外側から見ると同じように見える制御計器も、裏側の配線が違ったりすると、簡単にホイホイと付け替えられるもんじゃありません。配線図とにらめっこしながら、絶対に絶対にミスのないように、慎重に慎重に付け替えましたよ。

私も、昔はこんなこと自分じゃやりたくなかったんですけど、20年以上も蔵の仕事をしているうちに、蔵の中にある機械についてはそれなりに知識が蓄えられていったんですよね。その機械を作った会社の人が来たりしたら、付きっきりで後ろから眺めて質問攻めにしたりしてね(笑)。おかげで、現場でのちょっとした修理なら多少できるようになったんです・・・まぁ、大きなこと言ってられるのも長生社の蔵の中だけですけどね(汗)。


□□□ いつまでたっても井の中の蛙でんなぁ □□□
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初汲み掛け

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『仕事始め』、『初コシキ』、『初夜中仕事』、『初出麹』と、新年が明けてから初仕事シリーズできてましたが、ついでと言っちゃぁなんですけどシリーズの最後に『初汲み掛け』をご紹介して2011年の最初の1週間のブログを締めくくろうと思います。まぁ、惰性で記事を書くのはネタに困らなくって楽だっていうことなんですけどね(笑)。

昨日出来上がった麹を使って、今日仕込んだのが、本年第1号の『酒母(しゅぼ)』です。酒母っていうのは、もろみを発酵させるための酵母を大量に培養したもので、酵母菌の原液みたいなものです。もろみの本仕込みに入る前に、この酒母を造っておいて、もろみの仕込みの最初に投入するわけです。

やってることはもろみの仕込みとほぼ同じなんですけど、もろみは美味しいお酒になるように誘導していくのに対して、酒母はその味っていうよりも、いかに元気な酵母菌をたくさん増やすかに重点があります。舐めてみると、酸っぱくて甘い、それはそれで美味しいと言ってもいい味なんですよ。たくさんは飲めないかもしれませんけど(汗)。

さて、この酒母を仕込んだ日に、多くのお蔵さんでもやっているのが『汲み掛け』と呼ばれる仕事です。小さなタンクに少量仕込まれた酒母の真ん中に、下から水分が染み出てくる構造の筒を入れて、その中に溜まった液体を周りの蒸米に掛けてやる作業で、長生社では夜遅くまでかかってやってます(涙)。

他のお蔵さんではどのような時間配分でやっておられるか分からないんですけど、液体を掛けることによって、麹から溶出した成分をまんべんなく蒸米にいきわたらせるのが目的ですから、これといった作業の終了目安があるわけじゃないんですよね。機械を使って一晩中やっているっていう話も聞いたことがありますが、人力に頼るしかない長生社では私が寝るまでの時間っていうことになります(笑)。

まっちーさんから頂いたコメントに質問があったんですけど、今現在、うちの蔵で夜泊まり込んでいるのは私だけなんです。新潟から杜氏が来ていた時も、杜氏と私だけが泊まっていたような状況でしたから、その延長線上で、私だけっていうことになっています。酒造期に誰も夜蔵にいないっていうことはあまり考えられませんから、現在では私のように経営者が蔵に寝泊まりしているお蔵さんも多いんじゃないですかね。

っていう事情で、夜の間のこの作業はもっぱら私の仕事っていうことになっているわけです。今はこんな風に写真なんかとっている余裕がありますが、そのうちに半分眠りながら汲み掛けするようになりますから、こういう写真も撮れなくなるだろうと思って、あえてブログの記事にしてみましたけど、こんな仕事やあんな仕事の合間に記事を書いてる私って、偉いよなぁ・・・(笑)。


□□□ サンセールさんが復活してきましたね □□□
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初出麹

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とりあえず、お正月『初モノ』シリーズは今日で終わりです。何でかって言えば、今年初めて蒸したお米が、今年初めての麹として完成して麹室から出てきたからです。麹が出来上がって、それ以上生育させないように枯らすために、温かい麹室から寒い室外に出すことを『出麹(でこうじ)』と言います。今日は、おめでたい初出麹だったわけです(笑)。

昨日、いくつかの箱に盛り分けた麹は、昨日の夜中のうちに品温がドンドンと上昇して、私たちがお酒の仕込みに使うために必要としている各種の成分を整えながら、夜の間に成長していたんです。夜の作業っていうのは、結局はその手助けを少し人間がしてやるっていうだけの話なんですよね。

こちらの目的とした成分構成っちゅうものがありますから、いくらでも麹室の中で成長させていけばいいっていうものじゃありません。ちょうどいい頃合いを見計らって、麹室の外へ出してそれ以上の成長を止めてやるんです。お酒の仕込みのどの段階で使うかによって、出麹のタイミングも変わってくるんですよ。

昨日の写真は麹菌がまだ蒸米上にそれほど繁殖してない時のものでしたが、今日の写真は蒸米の表面全体に菌糸が伸びていますから、真っ白っていう感じになってます。食べると、ほんのりと甘いんです。この麹で甘酒だって造れますが、一般的なものよりはクセの少ない上品な味になります。甘酒を造ってるお蔵さんもたくさんありますよね。

この数日のブログをお読みになってお分かりでしょうが、洗って、蒸して、種を付けて、生育させて、完成に至るのに都合4日間かかるっていうことです。今年初めての麹は、2日に洗いましたから、5日に完成したわけです。こういう単純なサイクルを延々と繰り返しているのが、蔵の中の麹造りの実態なんですよね。

大変なのは、このサイクルが重層的に毎日並行して行われているっていうことです。今回はお正月の仕事始めだったので、こんな風に余裕しゃくしゃくで記事で追えましたが、もう少しすると、毎日米洗いがあって、毎日昨日洗った米を蒸して、毎日一昨日洗った米の面倒を見て、毎日先一昨日洗った米を出麹するっていう日々になるわけです(汗)。

そうなると、これがいつ洗米された麹だなんて、だんだんと頓着が無くなってくるんですよね(笑)。吟醸麹とかの特別なものは認識してますが、同じ種類の仕込みがずっと続く時なんかは、かなりあやふやな記憶に頼って仕事をしてたりします。洗米時の吸水率なんてとても重要ですから、本当は出麹までその情報を頭に入れておかないといけないんですけどね(汗)。

さて、初出麹が終わってホッとする間もなく、明日からは仕込み作業が始まってきますから、あとは造りが終わるまでノンストップっていう感じになります。すぐに吟醸の仕込みが始まりますから、このままの気力と体力で造りの最難関を乗り越えたいものです。今季の造りは、チト体重が落ち過ぎているので不安な面もありますが、気力は充実してますから大丈夫でしょう。あと、今年は金賞とかはあまり考えずにいってみようかなと・・・(汗)。


□□□ とりあえず今年のブログも走り始めたってことで □□□
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初夜中仕事

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さて、何が何でも強引にお正月の連作シリーズにしようと思ってはみたものの、なかなかうまいこと書けなくてチト焦り気味の岳志です(笑)。仕事中に余裕があれば写真でも撮って解説してみようなんて思えるんですけど、そういう時間はほとんどなくって、いつものあわただしさで作業が進んでっちゃって、後になって後悔するんですよねぇ(汗)。

細かく麹造りを追っていけば、それこそどえりゃー量の記事になっちゃいますが、あんまり大雑把に説明しようと思っても、なんとも腑抜けな内容になりそうです(汗)。今回のところは、岳志のお正月の仕込みの滑り出しを概略お伝えすることを趣旨として、日ごとの仕事を追っていくくらいしかできなさそうですねぇ。

話は変わりますが、そろそろ読者の皆さんも仕事始めになってくるんじゃないですか。当然、少ーしくらいは憂鬱な気分で会社に出ていくことになるでしょうから、そういう気分を感じることなく年末年始をやり過ごした私とすると、ちょっとばっかしザマミロ的な気持ちの良さがないわけではありません(笑)。

本当は、そんな人たちにこのブログを読んで元気を出してもらえたら、こんなにうれしいことはないですけどね。でも、お正月明けは仕事も詰まっていて、こんなダラダラと書かれたブログはしっかりと読む時間もないでしょうから、そういう夢のような話は追うことなく、地道に目の前のブログアップを消化していくことにします(笑)。

閑話休題。一昨日洗米と浸漬をして、昨日蒸して麹室に引き込んで麹の種を付けておいたお米は、今日の朝には麹菌の繁殖が始まって、肉眼で見ても表面にぽつぽつと白い点が確認できるくらいになっています。それを、明日の朝にかけて大きく成長させていくのが今日の仕事っていうことになります。

今朝まではひとまとめにしてあった蒸米を、温度管理がしやすいように小分けにして、ある程度の大きさの箱に盛っていきます。今度はその箱ごとに温度管理をしてやって、こちらの目標とする成分を持った麹に造り上げていくわけです。小分けにすることで、発熱が旺盛になってくる麹の温度や湿度の制御がしやすくなるんですよね。

朝のうちに箱に盛り分けるんですが、その後も、温度の上昇に従って手を入れて撹拌してやる作業が必要になってきます。それが、その日の夕方から夜中にかけてになるもんだから、麹を造り始めると夜が大変だっていう話になってくるわけです。つまり、今日の夜にそういう作業が待っているっていうことです。このブログが読まれている時間からいえば、昨日の夜中っていうような時間帯ですね。

この麹の造り方に関しては、各お蔵さんにそれぞれのやり方がありますから、一概に説明はできないんですけど、麹が出来上がるまでの時間経過については概ね一緒でしょうから、みなさん同じような時に同じような仕事をしているんじゃないかと思います。麹のご機嫌が悪いと、スンゲー遅い時間の仕事になっちゃったりしますから、うまいことなだめすかしていい子に育てるのが麹屋の腕の見せ所です(笑)。


□□□ 定位置に落ち着きました(汗) □□□
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初コシキ

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昨日米を『洗い』ましたから、今日はそれを『蒸す』っていう手順になります。今季の造りの最初って、パソコンがぶっ飛んでテンヤワンヤしていたもんだから、造り始めの初々しい作業について記事にできなかったんですよね(汗)。いまだにパソコンについては手こずっているんですが(涙)、それでも新年明けはそれに倣ってお米の流れを追ってみましょう。

読者の皆さんの平均的なお正月休みがいつまでなのか分かりませんが、アクセス数が少ないことは確かですから、たぶんお休み中にはいつものようにこのブログをお読みになってくださる方は少なめなんだと思います。ですから、毎年私は気を使って、文章少なめにするとか、軽い内容にするとか、これでも結構気を使ってるんですよ(笑)。

今年は、目を通してなかった分を通しで読めるような工夫として、お米を洗って、蒸して、麹にしていくまでを追ってみようと思ったんですけど、よーく考えたら、そんなこと昔もやったことあったような・・・ブログ歴も長くなってくると、同じこと何度も書かなくっちゃならない羽目に陥るんですよねぇ(汗)。

ま、そんなこと気にしてたんじゃ、毎日ブログなんて書き続けられませんから、とりあえずはその路線でいってみましょうか(笑)。今日は、蔵人に1人出てきてもらって、私と2人だけでの仕事だったんですけど、他の仕事もあまりありませんから、十分に間に合いましたね。蔵人が出社する前に、このモウモウと蒸気を上げる『コシキ』の中に昨日洗っておいたお米を張り込んでおきました。

『コシキ』っていうのは、お米を蒸すための道具の総称です。料理で使うような小さいのが蒸籠(せいろ)で、規模が大きくなると甑(こしき)って言うのかもしれないとも思うんですけど、もっぱら日本酒業界の用語として使われているようです。長生社では、大きなのと小さなのを使い分けていて、これはその小さな方です。蒸す量が少ないっていうことですね。

洗ったお米を、昨日のうちから中に入れ込んじゃっておいてもいいんですけど、『抜けがけ』と言って、蒸気が立ち上ってくる中にお米を投入して、投入したお米の上からまた蒸気が抜けてきたら、その上にまたお米を乗せていくっていうやり方の方が、蒸し上がりがいいもんだから、多くのお蔵さんではそういうやり方で当日にお米を張り込むんです。

年末はこの抜けがけ作業はなかったもんだから、私としてもちょっと久しぶりでしたかね。蒸気を顔に浴びながらの仕事になりますから、美顔に効果があるなんて書いてあるブログもありましたが、真意のほどは定かじゃありません(笑)。あと、胴回りに巻いてあるマットが少し斜めですが、訳あってずらしているので、カッチョ悪いとか言わないよーに!

そして、蒸し上がったお米は、今日は全て麹を造るための部屋に運び込みました。そこで、種をまいて、約2日をかけて麹にしていきます。今日のところは、全く蒸米のままですから、それ以上の報告はありません(笑)。でも、これで麹室にお米が入りましたから、今晩からはまた蔵に泊まり込みになります。うちでゆっくり家族と過ごすのは、春までお預けですね。


□□□ そろそろ定位置の4位になりそうです(涙) □□□
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仕事始め

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お正月気分を満喫する間もなく、蔵では今年の仕込みに向けての準備が始まりました。どんな仕込みに関しても、とにかく原料となる酒米を蒸さないと始まりません。蒸すためには、その前日に洗って、浸漬して、水分調整をしておかなくっちゃなりませんから、今年の仕事始めは米洗いからっていうことになるわけです。

正月の二日なんて、普通の会社だったら、普通は休みじゃないですか。でも、普通じゃない造り酒屋は、二日に『初荷』っていう恒例行事があるんです(汗)。ですから、社員も全員出社してくるんですよね。それをいいことに、今日はみんなで仕事ができましたから、人数が少なくてエラク苦労するなんていうことはなかったんですよ(笑)。

昔話になっちゃっていけませんけど、私が会社に入った20年以上も前は、この初荷だけだって相当な量のお酒が動いたんですよね。私は新年になったら完全に蔵の仕事をするようになってましたから、あまり配達はしなかったんですけど、大きなトラックに山のようにしてお酒を積んだことを覚えてます。

そんな昔話はさておいて、蔵とすれば初荷どころじゃなくって、これからが造りの本番に差し掛かるわけで、正月ボケなんてしている間はないわけです。この1月から2月にかけての厳寒期がお酒造りには最適の時期だと言われていて、この期間に吟醸酒であるとか、その他の高級酒の仕込みを持ってくるのが一般的です。

まぁ、今は少量多品種生産の時代なので、年末に売る高級酒が無くなっちゃうようなイケてるお蔵さんは、造り始めの一番最初からその手のタイプのお酒の仕込みをしなくっちゃならないようですが、全然イケてない長生社の場合には、そういう心配をせずに済んでいるので大変におかげです・・・って、完全なる負け惜しみですが(笑)。

でも、新年明けて、初めての米洗いは気持ちのいいもんです。「また、やんなくっちゃならないのかよぉ」っていう気には全くなりませんね。「よっしゃ、いっちょやったるかい」ってな気分で、体中にアドレナリンが充満してくる感じ(笑)。自分では特に意識していませんが、おいしい酒造りへの挑戦の日々の中に身を置くことは、苦しさ以上の充実感を得られているんじゃないですかね。

そんな風にして気持ちよく仕事を始めた岳志でしたが、コメントにもいただいたように、なんとブログランキングで2位になってるじゃないですか!こりゃ、幸先いいですねぇ。きっと、正月休みが終わってくると簡単にひっくり返されちゃうんでしょうが(汗)、こちらも気持のよいスタートになりました。年末年始のお忙しい中でも、変わらずに応援クリックいただいた読者のみなさんに感謝感謝です!!!


□□□ やっぱり、すぐひっくり返されるんですね(涙) □□□
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元旦元旦

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実は、昨日のブログに載せた写真は、新年の初日の出じゃありませんでした。スイマセン(汗)。ウソつくつもりは毛頭ないんですが(笑)、なにせ前日にブログ書くじゃないですか、元旦の朝には公開されているわけで、仕方がないから大晦日の朝の日の出だったんです。でも、元日に晴れるかどうかは確証がありませんから、保険のために撮っておいたとも言えるんですけどね(笑)。

でも、信州はとても穏やかないい朝を迎えることができたんですよ。大雪で大変な地域もあるようですが、内陸と関東はまずまずの天気だったんじゃないですかね。で、今朝撮った正真正銘の初日の出の写真が1枚目です(笑)。昨日は蔵の物干し場から撮ったんですが、今日のは我が家の畑から撮ってあります。2枚目は日の出の直前の中央アルプスの様子です。こちらもとてもきれいでしたね。

これも、もう毎年書いている話だと思いますが、元旦は蔵の仕事は最低限にこなして、なるべく家族と一緒にゆっくり過ごすことにしています。日の出前には蔵に行ってもろみの世話をしちゃうんです。今年は、ちょうど蔵から帰ってくる時間が日の出と重なったので、家族全員で素晴らしい日の出を拝むことができました。

その後も、もう毎年のルーチンワークと言ってもいいイベントを、飽きもせずに同じように繰り返します。神社にお参りに行って、お墓にも手を合わせに行って、家族全員でお節料理を食べて、あとは午後の分析までは家でゆっくり過ごします。新聞の折り込み広告の多さに辟易しながらも興味深く見たり、新年を迎えての論説を読んだり、娘と昨日の紅白歌合戦司会の嵐のメンバーについて語ったり(笑)。

午後も蔵には出向きますが、ほとんど仕事らしい仕事はしません。女房がもろみの分析をやっている間に、こちらも仕事を間に合わせちゃいます。他には誰もいないので、ブラブラと構内を歩いてみたりしてね(笑)。長生社では大きな門松なんかは付けないんですけど、タッキーさんが新酒の発売に間に合わせてくれた新しい杉玉が、新年らしくてとても清々しかったです。ちなみに、茶色いのは古いやつです。タッキーさん、毎年本当にありがとー!!!

今年は、ちょっとした仕事があったんです。それは、パソコンの引っ越しです。メインパソコンがぶっ飛んだ話は以前にさせてもらいましたよね。その後は新しいのと古いのを騙し騙し使ってきたんですが、ここを機会に全部新しいのに載せ換えちゃいました。また、詳しいレポートもしようと思いますが、こういう仕事は時間もかかるし、うまくいかないと困っちゃうんですよねぇ・・・そんでもって、うまくいかなかったんだな、これが(汗)。

不完全ながらも、何とか移し替えることはできましたから、新年から気分も新たに仕事ができるはずです。夜は夜でゆっくりと飲んで、まるでオヤジを絵に描いたように酔っ払って寝ちゃうでしょう、たぶん(笑)。2日からはもう米洗いが始まる予定です。たった1日の正月だと思って、しっかりと飲むぞー!!!


□□□ 新年でも高得点ですね □□□
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