専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

温度センサー

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さて困ったぞ!とりあえず写真があるから記事を書き始めちゃいましたけど、これが言いたいっていう内容があるわけじゃ、全くありまへん(汗)。とある業者さんに参考として送ってあげようと思ってこの写真を撮ったんですけど、とりあえずブログの原稿ファイルに取り込んじゃったもんだから、廃品リサイクルよろしく採用することにしました(笑)。

酒造りの行程の中で、温度を測るっていうことは非常に重要なポイントです。どの工程にも必ず温度による管理っていう側面があります。気温、水温、麹の温度、もろみの温度などなど、温度と無関係でいられる場面は無いと言ってもいいでしょうね。麹菌や酵母菌といった目に見えない生き物を管理するには、その生育温度が重要な指標になることはお分かり頂けると思います。

加えて、酒造りにおいて要求される温度管理って、結構シビアなものなんですよね、これが(汗)。1℃刻みなんていう大雑把な把握の仕方じゃとても使い物になりません。0.5℃とか、時には0.1℃単位でその状態を観察していきます。1℃っていうとかなりの温度差ですが、0.1℃の差っていうのは・・・私にゃぁ分かりませんな(汗)。

そんな風に書くと、29.9℃じゃダメで、30.0℃ならイイなんていう判断がある様に聞こえるかもしれませんが、そんなこたぁありません。0.1℃刻みで観るっていうのは絶対的な温度じゃなくて、相対的にさっきより0.1℃上がったかどうか、そういう上昇傾向が確かに見られるかどうかっていうような判断での場合ですから、誤解なきよう(笑)。

それくらい重要な温度ですが、温度計なんかなかった昔もお酒は造られていたわけで、当時の職人達にとって、そういった温度を感じる感性って重要な能力だったんでしょうね。温度を多少取り違えたからって、もろみが全滅しちゃうなんていうことはないでしょうが、ある程度正確に判断できるか否かで酒質に差が出てきたであろうことは容易に想像できます。

ただ、現代の私たちはその能力が欠如してるかっていうと、決してそんなことはないと思うんですよね。生まれた時から温度計なんて身の回りにあって、温度を測るっていうことは温度計の目盛りを読むことだって刷り込まれちゃってますから、温度計なしにはいろんなものの温度は分からない、あるいは大体にしか分からないと思い込んでる部分もあるでしょう。

でも、もし温度計がない世界にいたら、必要となれば全神経、全感覚を使って温度を感じようとするはずです。そうなれば、きっと人間は相当な正確さで温度っていうものを認識できると思うんです。人間の五感がいかに素晴らしい性能を持っているかっていうことは、お酒造りを職業にしてみて分かったことなんですけどね。

写真に写っているのは、麹を造る時に使う機械についている温度センサーです。目盛りが付いているお馴染みの温度計もたくさん使いますが、こういった電子的なセンサーもたくさんあります。これは、中に入っている金属を流れる電流が温度によって微妙に変化することを利用して温度を測定するタイプです。業務用ですから、それなりに正確なものだと思いますが、いざとなったら自分の手の方が信頼が置けると、密かに思ってるんですけどね(笑)。


□□□ bossが再浮上するか? □□□
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古ネタ

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あと1日経つと、もう12月じゃぁないですか!12月ですよジュウニガツ!師走ですよシ・ワ・ス!酒屋稼業に年末年始は無いようなもんですが、それでも1年の区切りとして感じるものはあるわけで、あっという間に過ぎ去っていく365日への感慨を今年もまた抱くんでしょう。そうこうしているうちに、今年もまたひとつ年をとるんでしょうねぇ(汗)。

さて、年末と言えば大掃除の時期で、身の回りの整理整頓をして新年を迎えたいものですが、私もちょっと整理したいと長い間思っていたモノがあるんです。何かってぇと、この数年溜まり込んでいたブログネタの備忘録なんです。そんなものの存在を読者のみなさんに明かしたことはありませんでしたが、実際にあったんですよ。ですから、本当は自分がジヌシだなんていう話は書かないでもいいんです(笑)。

「あれも書こう、これも書こう」なんて、このブログを始めた頃には、いくらでもネタというかアイディアがあったので、記事にするのが間に合わなくて、箇条書きにしてとってあったんですよ。ワードの文章として1ページ分くらい。それが常にブログ原稿のトップに貼り付けてあって、毎日目ざわりのまま何年も放置されているんです。

ちなみに、私のブログ原稿はワードで書いてあります。全部ワードで書いておいて、そこからコピペしてFC2の原稿入力画面へもっていくんです。「岳志さん、そのうちにブログを本にしようとか思ってるんでしょ?」なんて言う人もいますが、もう、本にするなんていう量は遥かに超えてしまいました(汗)。月毎に新しいファイルにするんですが、そのトップページにいつもその備忘録が付いていたんです。

今となっては、そんなものなくてもいくらでも記事は書けるでしょうから、自分の中で不要になったって言えばその通りなんです。でも、その気になって読み返してみると、何を書くつもりだったのか思い出せないものが半分(汗)、やっぱり書いておきたいなぁと思うものが半分くらいあるんですよね。

ですから、この際思い切って不要だと思われるネタは消しちゃって、どうしてもっていうものを残して頭の中を整理して、この冬の間に記事にしちゃおうと思い立ちました。そんな記事を毎日書くわけにもいきませんから、日々のネタの間にはさんで消化していこうと考えてます。唐突な内容の記事が出てきたら、その類だと思ってください(笑)。

写真の整理はそれなりにやってきましたが、頭に思い浮かんで「いつか書こう」なんて思っていた小ネタは整理してきませんでした。会社で使うメインパソコンも近々代変わりする予定ですし、ここらで一発これまでの垢を洗い流しちゃいましょうかね。ワードの画面の1ページ目をなくして、頭をクリアにしたいと思います。

写真は、それこそ整理されていない、蔵の中の階段の下に散乱している長靴たち。二階でみんなでまとまって仕事をするような時には、こんな状態になります。でも、よく見ると脱ぐ人たちの性格が表れているようで、面白いですね(笑)。


□□□ 私にしては高得点になってまっせ □□□
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大地主

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このネタは書こうか書くまいかしばし逡巡・・・しかし、毎日ブロガーにネタを選り好みする余裕などない・・・でも、蔵元ブログと何にもかんけーねーじゃん・・・いいじゃないか、これも酒造りの当事者の人間性の一部っていうことで・・・人間性って言えば聞こえはいいけど、チトきたねー話じゃぁねーか・・・。

私の周りのかなりの人間は知っていることなんですが、実は私はジヌシなんです。オオジヌシっていう程じゃないんですけど、小作人まではいかない、れっきとしたジヌシであることに間違いはありません。ジヌシになって、もうかれこれ10年くらいは経つかなぁ。1年中ジヌシなわけじゃなくって、年に2、3回ジヌシになります・・・。

最初に言っておきましょう、『地主』じゃないよ『痔主』だよ(笑)。「そんなことブログにするほどネタに困ってんのかー」って言われると、全然そんなこたぁないんですけど、多少なりともカミングアウトする部分があると、読者のみなさんにもとても共感を持ってもらえて、それがひいては信濃鶴の売上げに直結するものと、我が身を呈しているような次第(笑)。

本当は、それほど大したことはないんですけど、なる時はなるんであって、なったらしばらくはそれなりに難儀をするわけで、私の人生では無視できるハプニングという域は完全に逸脱しているもんだから、いつか記事にしておかないと、このブログを終了する時に「ついぞ書けなかった」と後悔しちゃいけないと思って書いてるわけです、ハイ。

形態とするとイボタイプっていうことになるのかなぁ。気が付いたらすぐに治療すればいいんでしょうが、私の場合、気が付いた時には既にある程度の大きさになってしまっていることが多くて、そうなっちまうと2週間ほどはムズムズしていなくっちゃなりません。特に痛いとか痒いとかいうことはないんですが、ちょっと痛痒い突起物が出現するんです。

今は市販の売薬を使っていますが、昔、長生社に狩りをする社員がいて、彼が作ってくれたイノシシの油を煮詰めた軟膏はよく効いたなぁ。性状とすると白い半固形物なんですけど、指ですぐ溶けて患部に塗り易くなります。数日塗るだけですぐに快方に向かった記憶があるんですが、売っている薬じゃそうはいきません。

それでも、あまり長引くっていうことはないので助かります。薬をつけ始めてから1週間ほどで違和感がとれてきて、そのうちに跡形も無くなっちゃうんです。それほど深刻な病状じゃありませんが、最近、何となく発生頻度が高まっているような気がします(汗)。そのうちに手術だなんてぇことにならないだろうなぁ・・・。

写真は、『井の頭』醸造元の漆戸醸造の先代社長さんの形見分けの一品(ウソウソ)。故人もジヌシだったようで、この座布団を愛用なさっておられたらしい。いつだったか、その息子のU社長が渋るのを強引に譲り受けてきました。患部が圧迫されることがないので、椅子に座っていても楽ですね。今回はそろそろこの座布団のお世話にならなくてよくなりそうで、ちょっと気分が晴々です(笑)。


□□□ まぁ、休日のお手軽ブログってぇことでご勘弁を □□□
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訂正

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先日、このブログあてにコメントを頂戴しまして、過去の記事の中に間違った記述があったので、ここでお詫びして訂正させていただきたいと思います。「記事を訂正いただければ助かります」というお申し出でしたが、その記事を直しただけだときっと誰も気がつかないと思いますから、ハッキリとここで書いておきますね。

その記事っていうのは、今年2010年の7月7日付けのものです。私が大阪へ営業に出かけた際に、伏見の酒造メーカー『英勲』さんをお訪ねした時のことを書いたんですが、そこでの役職名が違っていたんです(汗)。蔵をご案内いただいた藤本さんのことを『杜氏』さんとご紹介したんですが、肩書き的には『製造責任者』だとご指摘を受けました。

『杜氏』さんは森口さんとおっしゃる方が勤めておられて、対外的にも社内的にも「英勲の杜氏は?」という問い合わせには「但馬杜氏の森口です」とお答えになっているということです。どのような棲み分けになっているのか私には分からないわけですが、正確に記述できていなかったことをお詫び申し上げます。

会社の中での位置付けもハッキリを区別されているんでしょうから、『専務』だか『杜氏』だか分からない長生社とはレベルの違う慎重さが必要でした(汗)。長生社のように小さな蔵じゃありませんから、大きな酒造メーカーさんになると『杜氏』という肩書きの意味合いの大きさが違うんでしょうね。

大きな企業だと「まぁ、いいか」じゃ済まされない部分があるんだと思います。不特定多数の人に見られる可能性のあるブログなんかに間違ったことを書かれると、会社としては迷惑でしょうね。でも、別段怒られたっていうわけじゃなくって、こちらのことを思いやったとても丁寧な文面で英勲の社員の方からコメントをいただきまして、大変に恐縮したような次第です。

もう一点、ついでと言っちゃぁなんですが、訂正じゃぁないんですけど追加報告をしておきますね。昨日記事にしたNHKの『ためしてガッテン』の再放送があるんだそうで、日本酒造組合中央会さんから案内メールが届きました。本当だったら、本放送の前にそういう事前連絡が欲しかったんですけど、中央会さんでも知らなかったっていうことなんでしょうかね(笑)。

1.NHK総合   11月30日(火)午後4時05分~4時50分
2.NHK総合   12月1日(水) 午前2時00分~2時45分
3.NHKBS2  12月2日(木) 午前8時15分~9時00分

昨日の記事へのコメントも多かったですし、今日もいろんな方からあのテレビ番組に関するお話がありました。きっと、皆さん酒粕に興味があるっていうよりも、健康食品のひとつとしてとらえておられるんだと思います。私とすれば、食文化としての酒粕を見直してほしい気持ちですが、それにしてもテレビの影響は大きいですねぇ(汗)。見逃された皆さんは、是非ご覧になってくださいね。

まぁ、取り止めのない記事になっちゃいましたけど、こんな小さなブログでも、やはり世間に対する情報提供っていう機能というか役割というかがあって、影響力は少ないとしても正確な記述が要求されるし、常に気を使っていなくっちゃならないんですね。ちょっとブログ慣れし過ぎて、その辺のタガがゆるんでいたことを反省した岳志でした。


□□□ bossと抜きつ抜かれつ □□□
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酒粕ブーム?

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気が付くと、携帯にメールが届いていました。このブログのメインコメンテーターのうちのひとり、ZENさんからでした・・・

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寒いなか、仕込みお疲れさまです!他のお蔵さんたちから聞いたのですが、昨日の夜に放送されたNHKの「ためしてガッテン」という番組で、酒粕が取り上げられたそうですね!皆さん「早く搾って、酒粕つくらなきゃ!」と言ってますが、岳志さんのところの在庫は大丈夫ですか?(笑)ではお体に気をつけてくださいませ!
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・・・おぉ!私も見ましたよ、ちょっとだけね。昨日、家に帰ると、ちょうどその番組が始まった時間でした。最初思わせぶりにこの日の主役が何なのかクイズになっていましたが、「本日のテーマは酒粕健康法!」っていうような感じの流れになったところで、私はお風呂に入ってしまいました(汗)。それでも、業界にとってはいい話ですから、女房にはしっかりと聞いておくように言っておきましたけどね。

お風呂から出ると、既に酒粕を使った料理コーナーみたいなのになっていて、実際の理屈の部分は全く見られなかったんですけど、きっと、酒粕に含まれるある成分が、健康維持のためにとても有益だっていう話だったんでしょう。様々な実験を通して、効果を検証するっていうのがあの番組の面白いところですよね。

酒造メーカーの全国組織である『中央会』では、しばらく前から酒粕の効用っていうことに関してはそこらじゅうで喧伝してきたんです。ですが、当事者がいくら口を酸っぱくして言ってみても、手前味噌の指弾を受けるくらいがオチなわけで、なかなかそういうことって広まっていかないんですよね(涙)。

ところが、NHKのゴールデンタイムの人気番組で取り上げてもらったとあっちゃぁ、もしかしたら酒粕が大ブレークするかもしれないっていう、獲らぬ狸の何とやらも頭をよぎりますよね(笑)。明日の朝には、事務所の電話が鳴りっぱなしになって、酒粕の注文が乱れ飛ぶみたいなことは・・・ありっこないんですけどね(汗)。

実は、昔、某みのもんたっていう方の番組で、酒粕が取り上げられたことがあったんですよ。これには中央会からの働きかけもあったのかもしれませんが、確かココアか何かを取り上げた次の日に、店頭からココアが全てなくなったなんていう伝説もありましたから、我々としてもとても期待していたんですが、そんなこたぁ全く全く全くありませんでした(笑)。

発酵食品が体にいい働きをすることが多いっていうことは良く知られたことですよね。たとえ理屈が解明されていなくても、それを人が食べ続けてきたっていう歴史が証明しているわけですから、私たちも安心して口にできるんだと思います。酒粕も、その一員として認知されて、廃棄処分されていた分まで有効活用されるようになるといいんですけどね。

写真は、手元にあった、古いバージョンの酒粕の袋です。今は青色のプリントになっています。昔は、0.5キロ、1キロ、2キロ、3.75キロなんていう大きさ毎のアイテムがあって、商品を作り分けていた時期もありました。今は、板粕が0.5キロのみ、練り粕が3キロのみになっていて、おかげ様で毎年全て売り切れてます。

あいにく、全国規模で見ると酒粕は余っているので、この機会にどんどん皆さんに食べていただけるようになるとうれしいですね。今年の信濃鶴の酒粕は、まだまだできていません。当然、新酒と一緒にできるっていうことになるので、12月の末くらいになる予定です。もし、いくら酒粕が売れるようになったからって、酒粕のために酒を造るっていうのも本末転倒ですからねぇ・・・。


□□□ aoさんもコメントくれてましたね □□□
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若乃井

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山形県で清酒『若乃井』を醸造する、蔵元のOさんから「パソコンの具合はどうですかぁー」と電話がありました。彼とはもう何回もお会いしてますから、こちらも気軽に受け答えしちゃいます。本題はそんなことじゃないんですけど、ブロガー同士の電話では、時節のあいさつなんかより、最近のブログ記事の方が大切です(笑)。

彼のブログを読んでいれば分かりますが、どうやら最近若乃井は調子がいいらしい。造る量も増やさなくっちゃならないみたいだし、新規の取扱店は何軒もお声がかかっているようじゃないですか。そんな業績には遠く及ばない長生社とすると、かなり羨ましく、腹立たしい存在ではあります(笑)。

話をしてみると、今度新しく取引が始まった某酒販店さんが、信濃鶴のブログつながりで若乃井を知って、Oさんのところへ連絡が入ったっていうような経緯だったみたいで、彼とすると「信濃鶴さんのおかげでうちも取引させてもらえるようになりました」なんて言ってましたが、そうじゃなくって、そりゃ若乃井の実力ってぇもんでしょうね。

お遊びで商売しているお店なんてありませんから、試飲してみたお酒が美味しかったからこそ「うちでも売ってみたい」って思ってくれたはずで、「ブロ友みたいだから一緒に売ってみよう」なんて考える店主はいないはずです(笑)。実際に、私も仙台で若乃井を飲ませてもらった時には、そこにたくさん並んでいるお酒の中で一番って言うくらいに美味しく感じましたもんね。

でもでも、そうは言っても、それまで知らなかった新しい銘柄を、信濃鶴の友達の中からトライしてくれたっていうんなら、それって結構うれしい話じゃないですか。最終判断はそのお酒の実力によるとしても、そのきっかけくらいになれたとしたらとてもいいことだと思うし、仲間でいた甲斐があったっていうもんですよね。

単なる知り合いとはいえ、実際の商売に反映されるんですから、実利が伴ういいお話に発展する可能性は十分あります。ブログっていうのは単なる表現手段ですが、その中で実際のつながりとしていろんなお蔵さんの話なんかが出てくれば、「こいつらだったら、つき合ってみたら楽しいかな」と思ってもらえるかもしれません。

経済的には厳しい世の中ですから、あふれる情報の中から、より有益なものをチョイスする必要があるでしょう。そんな判断基準のひとつに、実際の業界の生きた情報を得る手段としてブログが入ってくるなら、これまたブログを一生懸命に書いている意義も出てくるかもしれませんよね。

さぁ、今度は信濃鶴がどこかのブログで発見されて、私のところにいい商談が舞い込む番でっせぇ!!!きっと、神様は一生懸命に頑張っている私の姿を見て、夢のようなご褒美を考えてくれているはずです。もしそうなったら、私はもうこんなに苦労してお酒を造らなくてもいいくらいになって、一生ひだりうちわで暮らせるようになる・・・わきゃないか(笑)。


□□□ bossと並んじゃうぞ □□□
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この感じ

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「専務、いいか、この感じだ」と幾度となく言われたもんです。私の前任の杜氏は新潟県の越路町(こしじまち)から来ていた人で、長生社に来てから40年以上も経った、正に『ミスター信濃鶴』と言ってもいいようなジイさんでした。実直を絵に描いたような人柄で、酒造りの腕前はピカイチでしたから、誰からも尊敬されてましたね。

その人となりはまた別の機会にお話しするとして、冒頭の言葉は、彼が私に何か教えようとする時に決まって出てきたフレーズです。数字や表やグラフなんかで説明を受けたことはありませんでした。その場に私を呼んで、現物を目の前にして、自分の感覚と照らし合わせて「この感じだ」と言うわけです。

白米の吸水の具合、蒸米の柔らかさ、麹の出来上がり、酒母の味、もろみの発酵状態、吟醸香の出方、等々、全ての判断基準は「この感じ」っていうひと言で説明されちゃったんだから、説明する側にとっては簡単って言えば簡単なんですが(笑)、説明される側にとってはなかなか理解に苦しむ場面も多かったように記憶しています(汗)。

もう十数年も前の話ですから、どんなシチュエーションだったのか、何を教えてもらったのか、どんな感覚だったのか、細かいことは全く覚えていませんが、そこでの教えが、今の私が酒造りに動員している五感の基礎になっていることは確かです。それなりの年月をかけて、教えてもらったものに自分の経験を肉付けしてきているんだと思いますね。

とは言え、「この感じだ」って言うだけじゃ、あまりに漠然としていて、解釈の仕方がいくらでもあるわけで、この言葉でこの人が何を伝えようとしているのかを推し量るためには、それなりの付き合いの深さっていうか、同じ仕事をしている連帯感っていうか、師弟としての信頼の厚さみたいなものが必要だったんじゃないかと思います。

現在の私は、ほとんど誰からも「この感じだ」っていう教えを請う場面はありませんし、「この感じだぞ」って誰かを指導する状況もありません。どちらかと言えば、「この感じ・・・かなぁ・・・」って、自分自身に問いかけている毎日ですね(汗)。すぐそばにいてくれる師匠はいなくなって、オリジナルの物差しを自分の中に作っている時期なんでしょうかね。

その物差しの基礎になっているのが、「この感じ」っていう言葉で私の中に刷り込まれたヤツなわけで、言葉でも図でも念力でも人に伝えることはできません(笑)。今から思いだそうとしても、その時の五感の受け止め方なんて忘れちゃっていますが、それと同じ感覚に出合うと、「そうそう、これこれ」っていう感じに思い出せますね。感覚って言葉にはできないんだけど、記憶のどこかにはしっかり残っているものなのかもしれません。

私はまだ「この感じだ」って確証を持って、その感覚を人に伝えることはできません。当時の私も、「もうちょっと具体的に言ってくれよ」と思ってましたが、もし、誰かに酒造りのポイントになる感覚を伝えようとしたら、「おい、いいか、この感じだ」って教えると思うんですけどね(笑)。


□□□ 写真は取り込み忘れた洗濯物(汗) □□□
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原料処理

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お酒造りは、まずは原料処理から始まります。そんなこたぁ言わずもがななんですけど、やればやるほどその原料処理の大切さを痛感するもんだから、自分の頭の中では何回そんなフレーズを繰り返したか分かりません。突き詰めるところ、酒造りに奥義なんてものはなくって、結局は基本が全てだっていうことになるのかもしれませんね。

本当の原料処理のスタートは、玄米を精米するところから始まるはずなんですけど、長生社を含めて、長野県内のほとんどの酒造メーカーは共同委託精米をしているもんだから、蔵には既に精米された状態のお米が入荷してくることになります。大町市に大きな専用の工場があって、そこで長野県じゅうの酒造用のお米を精米してるんですよ。

ですから、長生社にとっての原料処理はお米を洗うところからスタートするわけです。先日、今年の酒米について記事にしましたけど、今年の美山錦の出来云々をいくら分析してみても、それをどう処理するのが適切なのかを議論しなくっちゃ意味がありません。「お米の出来が悪いからお酒もダメでした」なんて、日本酒の場合は誰も聞いちゃくれませんからねぇ(汗)。

きっと、大手のメーカーさんなんかは、それまでのノウハウの蓄積や、技術的な研究の成果から、かなり理論的にその辺の方策に目星をつけられるんだと思います。ところが、長生社みたいなちっぽけな蔵になると、全ては蔵人たちの経験と、とりあえずやってみた結果からのフィードバックが全てっていうことになります(笑)。

原料処理がどこまでのことを言うのかっていうことには様々見解があるかもしれませんが、まぁ単純に言っちゃえば、蒸しが完了するまでっていうことでいいでしょう。お米の糠を落とすために『洗米』して、適度な水分を吸わせるために『浸漬』して、仕込みに使える状態にするために『蒸す』っていう流れになります。

極端なことを言っちゃえば、どんなにお米自体の出来が悪くても、それに応じた原料処理ができて、例年と変わらない蒸米が得られればノープロブレムっていうことになりますよね。実際のところ、そんなこたぁあるわきゃねーんですが(笑)、それでも、なるべくいい蒸米になるように試行錯誤する価値はありますよね。そこから全て始まるんですもんね。

今年のお米は、総じて出来が悪いっていうのが前評判でしたから、こちらとしてもそれなりに構えて造りに臨んだんですが、やっぱりいい蒸しになりませんでしたねぇ(涙)。ヘッポコ杜氏の腕の悪さと経験不足から、なかなか「おぉ、よしよし」と言える蒸米になりませんでした。それでも、造りが始まって2週間、ようやく、何となく今年の飯島産美山錦に慣れてきた・・・かな(汗)。

どのくらい水を吸わせるのか、どの程度の強さで蒸すのか、それで麹を造るにはどんな経過がいいのか・・・名杜氏であればすぐにも分かっちゃうでしょうが、私なんか恥ずかしいくらいに行ったり来たりを繰り返していたりします(涙)。でも、結局、それに没頭している間じゅうそんな試行錯誤を数限りなく繰り返しているっていうのが酒造りなのかもしれませんけどね(笑)。


□□□ bossもっと上に行けよー! □□□
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鍋と餃子と浅漬けと

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何とも、食い散らかした感バリバリの写真で申し訳ありません(汗)。日曜日に書くブログですから美味しい物の話題でもと思ったんですが、こりゃ、どう見ても人様にお見せできるような代物じゃありませんね(笑)。ちっとも美味しそうじゃないし、鍋なんて中身がほとんど残ってねーじゃん・・・。

とにかく、最初は餃子の話を書こうと思ったんです。日曜日は少し早く家に帰れますから、晩ご飯もゆっくり家族で食べることができます。ある方からいただいた餃子があったので、それを食べようっていうことになったんですが、女房はメインを蓮根のつみれ(?)の鍋にしてあったので、写真を撮ろうと思ったら食卓の上のいろいろが写っちゃったっていうわけなんです(笑)。

餃子をメインに食べる文化っていうのは、信州では馴染みが薄いんじゃないですかね。初めて、かの有名な宇都宮で餃子を食べ歩いた時に、「一体何なんだこれは?」と違和感を感じたのを覚えています。ラーメン屋のサイドメニューとしての餃子しか頭にない私にとって、「餃子とライス!」っていう注文の仕方は経験の無いものでしたからね。

しかし、一旦慣れてしまえばこちらのもの(笑)。今では、餃子でバクバクご飯を食べるのが結構好きになってますね。写真に写っている餃子は、静岡県の磐田市のとあるお店のものです。あちらにも、餃子バクバク文化があるんでしょうね。毎年いただいているんですが、私としては密かに心待ちにしているんですよ。

このテの餃子の共通点は、ちょっと小さめだっていうことじゃないですかね。味の特徴はよく分かりませんが、まぁ餃子の味なんですけどね(汗)。肉と野菜とニンニクの種類と配合が各店の秘伝なんでしょうね。けど、信州まで送ってくるくらいのものは、当然どれを食べても美味しいんだと思います。

小さいもんだから、いくらでも食べられるんですよね、これが。このくらいの大きさだったら20個くらいはペロッと食べちゃいます。これは、私がすごいわけじゃなくって、大人の男性だったら誰でもいける量だと思いますよ。今日のところは、もともとが20個しかなかったので、女房と娘とケンカしながら分け合いました(笑)。

ついでにと言っちゃぁなんですが、女房の力作の鍋もとても良かったなぁ。蓮根のつみれが大量の大根おろしの中に浮かんでいるっていう感じのものでしたが、手をかけたものはどんなものでも美味しいものです。これからの季節、鍋料理っていうのは日本人にとってはたまらない味になってきますよね。この冬は女房がどんな鍋を作ってくれるのか、今から楽しみです。

もう一品、ひときわ鮮やかな緑色のものは、野沢菜のオロヌキの浅漬けです。オロヌキって言うのは、たくさん種をまいて芽が出たものから、適当な株数になる様に間引いたものっていう意味ですが、私の周りだけの表現なのかもしれません(汗)。これも、この時期だけの味で、私の大好物のうちのひとつです。

さぁ、日曜日の夜は麹の手入れ作業もありません。早く寝て、また明日からの仕事に備えようと思います。今日は大人しく一人で飲んでますが、少しずつ蔵の生活に体も慣れてきましたから、余裕が出てきたらまた街にも飲みに出たいですね(笑)。


□□□ 単独4位っていう感じ(笑) □□□
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授与式

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先日、とても恐縮しちゃう出来事があったんです。「ハハァーーー」と地面にひれ伏すほどありがたいことで、社長なんかも「そんなことされたら、こっちが困っちまうぞ」と冷や汗をかいていたくらいのことなんです。いずれにしても、滅多にないことなので、ここでご報告をさせていただきましょう。

関東信越局の秋の鑑評会があったじゃないですか。信濃鶴は大吟醸の部では選に漏れましたが、おかげ様で純米酒の部では金賞をいただくことができましたよね。その表彰式も兼ねた一般公開が、今月の5日に、さいたま市にある関東信越国税局で開催されたんです。受賞したお蔵さんはそこで表彰状をもらって、他県の出品酒なんかの確認もできるわけです。

実は、私は毎年、局の公開には行ってないんですよね(汗)。理由は、もう造りが始まっちゃってるからです。さいたま市まで行くとなれば、一日仕事になります。麹を始めちゃったら、丸ごと一日会社にいないなんていうことは、長生社の場合あり得ません。本当は、そんな時くらい代役で何とかできる体制にしておかなくっちゃならないんですけどね。

これまでは、それでも良かったんです。なぜかってぇと、純米大吟での出品にしてからというもの、局で金賞なんか取ったためしがなかったからです(笑)。他の出品酒を利き酒できないのは残念ですが、どうしても行かなくっちゃっていうわけでもなかったんですよね。何とも、みっともない話ですけど・・・(汗)。

それが、今年は金賞をいただいちゃったじゃないですか。当然、表彰式には出席して、賞状をもらって来なくっちゃならなかったんです。一枚ずつ手渡されるわけじゃないんですけど、表彰式っていう儀式をしっかりやってくれるのは、局だけなんですよね。金賞を受賞した杜氏さんなんて、会場の中で胸を張っていられますから、私としたって行きたい気持ちも大いにありましたよ(笑)。

ところが、上記のような理由で私は出席できないし、社長もよんどころない所用が入っていて、最終的には誰も出かけられなかったんですよね(汗)。まぁ、そういう場合にも、所轄の税務署を通して表彰状だけは送ってきてくれるのが慣例です。ちょっとした後ろめたさはあったものの、今年のところはそれでしょうがないと・・・。

ところがところが、「お渡しできていない表彰状を授与しに、長生社さんまで税務署長がうかがいます」っていう連絡が、地元の伊那税務署さんから入ったんです。そりゃ、恐縮千万なわけですよ。我が社にとってみれば、欠席して受け取れなかったものを、こちらから取りに行くのならいざ知らず、わざわざ税務署長さんに持って来ていただけるなんてねぇ(汗)。

こちらから断れるお話でもなくって、結局署長さんたちはお見えになりました。たまたまこちらに出向いておられた国税局の方も同席して、更に新聞記者さんまで加わって、こちらの都合で取りに行けなかった表彰状をたいそう大げさに手渡していただくことになりました(汗)。今回は、杜氏の分の表彰状もあるので、私にも渡していただいたんです。

上の写真にもあるように、ちゃんとした授与式みたいにして内容を読み上げてから手渡していただいたんですよ。私の人生で、「以下同文」って言われない賞状っていうのはこれまでなかったんじゃないかなぁ(笑)。翌日には、地元の新聞にも載っちゃって、「こんなことならさいたま市まで取りに行かない方が良かったじゃないか」なんて不届きなことを、ホンのホンのホンのちょっとだけ考えないわけではありませんでしたが、本当にありがたいことで、感謝感謝感謝でした!!!


□□□ 貴重なワンクリックにも感謝いたします □□□
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ブログの鉄則

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夜中もいい時間になっちゃったのに、まだブログネタが出てこない岳志です(汗)。早く寝なくっちゃいけないと思っていても、もう毎日がこういう生活になってきちゃうと、昼も夜も関係なく種々雑多な仕事を持ち出してきては手をつけたりして、収拾がつかなくなってますね(涙)。時間がないっていうか、要領が悪いっていうか・・・。

酒造りの話だったらいくらでもあるはずなんですけど、写真付きで記事にしようなんて思ってるもんだから、その写真がないとどうも書きづらいものがあります。いくらでも写真なんて撮れるはずなんですけど、仕事している間ってそういうことは一切頭の中から飛んじゃってるもんだから、何にもストックがないんですよね(汗)。

そう言えば、最近そんなこと考えなくなっちゃったんですけど、少し前まで・・・そうだなぁ1年くらい前までかなぁ・・・「ブログネタに困ったら、目の前のことを書け」っていう鉄則があったんですよね(笑)。いくら書くことがないと思っても、目の前には何かあるわけで、部屋にあるものでも、机の上のものでも、引き出しの中のものでも何でもいいからネタにしちゃおうっていう秘策だったんですよ。

ところが、最近はネタに困って書き出せないっていうことがほとんどないんですよね。今日の書き出しは「ネタがない」なんて始まってますけど、それはそれで困っているわけじゃないんです。何でも雑食的に記事にしちゃえる技術が身についてきたんだと思っているんですけど(笑)、それだけひとつの記事のインパクトが薄れてきているのも確かだと思います(汗)。

このブログは信濃鶴の広告塔であるっていうことが原点ですから、純米蔵だとか、美山錦使用だとか、全国金賞だとかいう会社のポリシーに関わることを中心に書くべきだとは思うんですが、毎日そんなことばかりは書き続けられないんですよね。まぁ、なんで毎日書かなくっちゃならなくなったのでかすら、今となってはよー分からんのですけど・・・(汗)。

久しぶりに、そんな気持ちになって机の周りを見回してみると・・・今日、女房が持って来てくれた『シーサー黒糖』なんていう袋が目に入ります。どこかのスーパーの沖縄フェアみたいなので買ったものですが、私が食べるかもしれないと置いてくれてあります。実際に、その黒糖をポリポリかじりながらパソコンに向かってるんですけどね。

私は、甘い物はほとんど口にしないんです。酒飲みの男性は往々にしてそんな傾向だと思いますが、嫌いじゃないんだけど進んで食べようとは思わないんですよね。そんな私ですが、造りの間は激甘なものが食べたくなる時があります。疲労回復のために体が求めるんだと思うんですが、密かにチョコレートとかセブンイレブンで買い込んでいたりします(笑)。

黒糖っていうのも美味しいもんですよね。甘い物をあんまり食べると、逆に疲れやすくなるみたいですが、適度に摂取するためにはミネラルの多そうな黒糖なんていいのかもしれません・・・なんていう風に、いくらでもブログにはできるんですが、黒糖と日本酒じゃ接点はほとんどありませんから、面白い話になるかどうかはまた別です(笑)。黒糖焼酎についてのウンチクがあればいいんですけどね。

何とも、とりとめのないブログになっちゃってスイマセン(汗)。まだまだ真夜中の生活に慣れてこないこの時期の戯言ブログだと思って、大目に見てやってくださいね。明日からは、なるべく蔵の中の写真も撮ってみるように努力しますが、酒造りは面白過ぎちゃってそれどころじゃないってところですかね(笑)。


□□□ 黒糖で胸やけしました(汗) □□□
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これこれ

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いつも注文書のFAXにひと言ずつ書き添えてきてくれるN酒店さん。このブログも読んでいただいているようで、ブログの内容に関することや、季節の便りやら、お店のことなんかを短い文章に綴ってくれています。それを読ませていただくと、いつもホッとした気持ちになって、私にとってとてもうれしい便りのうちのひとつなんです。

今回いただいた注文書にも、「これこれ!」と信濃鶴をお買い求めにご来店されたお客様の話が書かれていました。N酒店さんは厳選された銘柄しか扱っておられませんから、そんな中で指名でお買い求めいただけるなんて、鶴にとってはこの上ない喜びなんですが、そのお客様がどうして鶴のことを知ってくれたのかがチト面白いんですよ・・・

------- ○ ------- ○ ------- ○ -------
先日のこと、2ヶ月に一度ほど来店してくださるお客様。入店するなり、「あー、やっぱりあった、これだ、これこれ」と、信濃鶴の元へ。「どうしたんですか?信濃鶴が・・・?」と私。「いやー、この前ある会合で長野県の駒ケ根に行ったんだけど、その時ホテルで日本酒たのんだら信濃鶴が出てきてさー、美味しいんだねーこの酒。たしかNさんのお店にあったはずだと思って来ました」と。うれしいような、悲しいような・・・そのお客様に信濃鶴を案内できていなかった自分を反省するばかりでした。
------- ○ ------- ○ ------- ○ -------

駒ケ根高原には観光ホテルがいくつもありますから、きっとそこにお泊りになった時の話なんだと思います。たぶん、どのホテルにも信濃鶴は置いていただいてありますから、「地元のお酒を飲んでみたい」っていうご要望があったのかもしれませんね。飲んでみて美味しいと思っていただけたなら、地酒としての役目はキッチリと果たせたことになります(笑)。

そして、そのお酒が、「たまに顔を出すあの店にあったはずだ」っていうことを思い出してもらえたことがうれしいじゃないですか。そのお客様とすると、あまり気にも留めていなかった銘柄だったはずです。でも、ここの店主が選んだ蔵の酒だから間違いはないはずだと、頭の片隅に鶴のレッテルの映像が焼き付いていたのかもしれません。

確かに、N酒店さんは「こんなところでお客さん来るんだろうか?」といぶかってしまう程の閑散とした立地条件にあります(失礼!)。しかし、遥か彼方、他県からも車を飛ばしてやってくるお客様がいるようなお店なんです。もう、その店頭にビンが並んだだけでも、ある種の宣伝効果があると言ってもいいっていうことなんでしょうね。

この程度の話ならよくありそうなもんですよね。それが長野県内や、もっと言えば東京であったらそうとも言えるかもしれませんが、なんとそこは福島県(汗)。そんな所に鶴が飛んで行っていること自体不思議なくらいなのに、そこの人が駒ケ根まで来て飲んだお酒が美味しかったからって、そのお店まで買いに来てくれるなんて、一体どこで何がつながっているんだか分からないもんですよねぇ。

またまたNさんにはいいお話を聞かせてもらいました。こんなことがあったかと思うと、俄然、今年の造りにも力が入りますよね。「仕込みが始まったばっかりで、疲れたー」なんて、ナマっチョロイことは言ってられません。壊れちゃってる体のパーツは無視して、ギクシャクいわせながらも、いい酒造りに没頭しまっせー!!!


□□□ やっぱり4位定着なんだよねぇ □□□
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今年の酒米(つづき)

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さて、続きが書けずにいた今年の酒米についての報告ブログです。と言ったって、私が書けるのは、地元産の美山錦についてのみです(笑)。それも、私の酒造り経験なんて高々20年ですから、自分のお米に対する鑑定眼がそれほど大したもんじゃないっていうこともよーく認識しておりますです、ハイ(汗)。

それでも、毎年同じ産地の単一銘柄の酒米だけを使い続けるなんていう、日本には他にないんじゃないかと思われるほど特殊な状況でお酒を造っているわけですから、そのお米に関してだけは、ちょっとは正しいことが言えるかもしれません。同じ酒米しか使わないっていうことは、商品バリエーションは極端に少なくなりますが、そのお米に対する習熟度合いは高くなりますからね。

実際には、地元産の美山錦と言っても、ほんの少しだけはちょっと遠くの美山錦を使うこともあるんです。それも、長野県内産であることは間違いないんですけどね。地元飯島町産の美山錦は、農協のカントリーから出荷されるのがとても遅いんです(汗)。それだと、年内の新酒に間に合わないもんだから、最初の間に合わせの分だけ別の産地のものを使うんです。

別の産地っていうのは『大北(だいほく)』と呼ばれる、大町市を中心とした北安曇郡のことです。南北に長い長野県の真ん中あたりって言えばいいですかね。そこのお米が、そうですねぇ、全体の使用量の3%くらいは使いますかね。ですから、これまでのところ、産地の違う2種類の美山錦を使ったことになります。

面白いのは、同じ品種なのに、少し産地が離れただけでかなり違った出来上がりになっているっていうことです。私とすれば飯島町産にさえ慣れちゃえばいいんですが、2種類の美山錦を扱うっていうことも、いろんな意味で勉強になりますね。でも、これで山田錦だ雄町だ五百万石だなんていう別の酒米も使わなくっちゃならないとなると大変だぁね。

総じて出来が悪いと評される今年のお米ですが、使ってみた第一印象は「硬てぇなぁ」っていうところでしょうかね。例年のものと比べると、同じように処理していたんでは、蒸し上がりがふっくらいかないっていう感じです。美山錦自体がどちらかというと硬いタイプの酒米なので、とってもとっても硬いっていうことになります(汗)。

蒸し上がりが硬いと何が困るかってぇと、麹を造る時に菌糸が米の中心に向かって食い込んでいかなくて力の弱いものになる、もろみでの蒸米の溶けが悪くて味が出ない、結果的に粕が多くなって酒化率が悪くなる・・・ってくらいですかね。そういう場合の方が、スッキリとした酒質になるっていう側面もあるんですけどね。

飯島町産と大北産の違いで見れば、飯島町産の方が粒が小さいかな。小さいけど粒の揃いは良くて割れも少ないようです。大北産は形状にばらつきがあるものの、蒸し上がりはいいかもしれません。いずれにしても、なるべく早くこの美山錦に慣れなくっちゃなりません。上手いことポイントが押さえられればいいんですけどね。

写真は飯島町産美山錦の60%の精米歩合のものです。先日、越百で今年の酒米の話になった時に「今年の美山はさぁ・・・」なんて話をしたんですが、えっちゃんに「岳志さん、毎年同じようなこと言っとるに」と指摘されました(汗)。結局は、自分の腕の至らなさをその年の米のせいにしているのかも・・・(笑)。


□□□ 一瞬だけ3位になってました □□□
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初アワビ

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東北からアワビが届きました。Oさん、本当に本当に本当に、ありがとうございました!ありがとうございました!!ありがとうございました!!!『初アワビ』なんていうタイトルをつけてみましたが、アワビなんか年間に1回食べるか食べないかですから、気分はいつでも初アワビなんです(笑)。

頂き物が届いたら、すぐにお礼をしなくちゃなりませんし、それよりも何よりも、生ものですからとにかく早く食べちゃわなくっちゃなりません。せっかく新鮮なままに信州まで来ているんですから、新鮮なうちに美味しくいただくのが礼儀じゃないですかね・・・っていうことで、その日のうちに全部食べちゃいました(笑)。

まぁ、お礼の意味も込めてレポートをしようと思っても、「美味しかったです!ありがとうございました!」っていうだけのことなんですけどね、これが・・・(汗)。どういうアワビが質が良くて、より美味しいのかなんて、山猿の私に分かるわきゃぁありません。でも、確かに言えることは、「本当に、美味しかった!」って言うことだけです。

新鮮な魚介類を食べようと思うと、ある程度の出費は覚悟しなくっちゃなりませんが、中でもアワビなんていうと高嶺の花っていう位置付けじゃないですか。ちゃんとしたものを口にしたければ、給料日の直後くらいじゃないと思い切れませんね(汗)。それに、駒ケ根のような田舎だと、それほど新鮮なものがいつでもあるわけじゃないでしょうしね。

今回のこれは、獲れたてをそのまま直送してくれたものだと思いますから、駒ケ根で一番鮮度のいいアワビだったはずです(笑)。いろいろと料理法はあるでしょうが、私は自分の割り当て分一個を全てお刺身にしていただきました。女房と娘は半分は火を通して食べたみたいです。いずれにしても、美味しいことこの上なし!

アワビって、コリコリしてるっていう印象じゃないですか。でも、これはもっと柔らかい感じで、ムチッとしてるっていうかサクッと歯が入るっていうか、口の中にアワビ独特の味が広がって、幸せなひと時を堪能させてもらいました。こういう時には、「これだけでいくらするんだろう」なんて考えてはいけません。値段を気にせず、バクバクいくのがよろしい(笑)。

残念なのは、お酒が飲めなかったことです(涙)。造りが始まると家で晩酌はできなくなりますから、ガマンガマンで純粋にアワビの味を楽しませてもらいました。外国にアワビを生で食べるような国ってあるんですかね。そもそも、アワビなんて食べる国民は他にいるんだろうかと、至福のひと時の中でふと思ったりもしました。

こんなものを最初に口に入れたご先祖様はとってもチャレンジャーだったわけですが、片や、果てしもない試行錯誤の末に現在の日本酒の原型を創り上げたご先祖様も相当な挑戦者だったわけですよね。もしお酒を飲みながらアワビを食べたとしたら、その両方を日本の食文化として享受していることになるんだから、私たちはとても幸せ者なんじゃないですかね。それを本当に実感するためには、やっぱり飲まないとやってられませんけどね(笑)。


□□□ 5位のブログに、ものすげー追い上げられてます(汗) □□□
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無為自然

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一昨日、今年の酒米の記事を書いて、続きを「また明日」なんて言っておきながら、昨日は酔っ払った勢いで別の記事を書いちゃいました。今日こそは続きを書こうと思ったんですが、せっかく今年の美山錦の写真を見てもらおうと考えてたのに、撮るのを忘れてました(汗)。今日もバタバタした一日でしたなぁ。

どうしても写真を載せたいので、酒米の記事はまたまた後日に延期させていただきます。こう見えても、やろうと思ったことができないと気が済まないタチです(笑)。っていうか、本当のことを言うと、慌ただしい1日が過ぎて何となく脱力状態で、これから米蔵まで行って写真を撮る余力が残っていないだけです(汗)。

入蔵してから2週間以上が経ちましたが、仕込みが100%本格化してきたのは先週末あたりからなんです。ですから、麹造りなんかも全力投球になってからまだ1週間くらいなもんだから、今現在の私の体は第1次疲労困憊期を迎えようとしているところ(笑)。何だか眠くてしゃーないんですよねぇ・・・。

こういう時期を一度乗り越えると、あとは定常期というか安定期というか、それ以上くたびれちゃうこともなく、かといって楽になるわけでもない状態に入ることができます。ここが最初のハードルっていうことになりますが、今年は何となくこの一発目の関門を上手くクリアできてないような気がしてるんですよね(汗)。

一番の原因は、メインパソコンがおかしくなったせいであることは間違いないと思いますが、こういう時までには既に処理済みになっていなくっちゃならない仕事がまだ残っているっていうのが、何ともスッキリしない気分を私にもたらしているんでしょうね。早く雑事を片付けて、酒造りに没頭したいなぁ。

何となく気の抜けた日和見的なブログで申し訳ありませんが、何も考えずに徒然なるままに筆を運ぶっていうのは、忙しくて時間がないから適当に書いちゃえっていうような気分の時にはできないことだと思うんですよね。逆に、ある程度気持ちに余裕のある時じゃないと、ゆったりした気分でモノは書けないんじゃないですかね。

ということは、今日はちょっとは私にも余裕があるっていうことなのかもしれません(笑)。もう仕事は残ってないし、このブログをアップしたら寝られると思うと、ホッとした心持ちでいられるんでしょうね。まぁ、あまりに体に無理のあるような働き方はもうできなくなってくるでしょうし、忙中閑有りの胸中を楽しみながら、今年は無為自然の酒造りをテーマにしたいと・・・今、思い立ちました(笑)。


□□□ ブログランキングも無為自然の構え □□□
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慰労会

これだけ酔っ払い状態でブログを書くこともあまりありません(汗)。ブログ生活も長くなってきましたから、その日に飲み会が入っていれば、前日に書いておくなり、当日の時間をやりくりして書くなりして無理のないように進めておくんですが、蔵の仕事が始まっちゃうとなかなかそううまい具合にも行かないんですよね。

そもそも、こんな時期に飲み会の予定を入れること自体、滅多にあることじゃありまへん。麹の面倒を見なくっちゃいけないことは当然ですし、その日に何が起こるかも分かりませんから、無理のある計画を立てても必ず後悔することが目に見えていますからね。ところが、今日に限っては無理を承知でその飲み会に参加してきたんです。

なぜかと言えば、それが先日行われた『信濃鶴金賞受賞を祝う会』の慰労会だったからです。実行委員会のメンバーが集まって、最後の打ち上げをやるからって、私もお誘いを受けていました。あれだけお世話になった面々と一緒に飲めるのなら、何を置いても出かけたくなるのは当然のことでしょう。

今日、慰労会に出席して、初めて実行委員会の正式な顔ぶれが分かったような部分がないわけじゃぁありませんが、基本的には内輪ばっかし(笑)。駒ケ根ブロガーの集まりだったと言ってもいいかもしれません。K師匠、酒販店のYさん、後輩のBっち、isuzuさん、hamaちゃん、hide君、えっちゃんっていう面々でした。

いつも身近にいる人達ですから、今日の手タレ写真も撮り忘れるほどでしたが(汗)、いつものように飲んでも面白くないので、今日は会場がいつもとガラッと違った雰囲気の場所でした。駒ケ根の馬見塚公園(まみづかこうえん)にある馬見塚旅館の宴会場が会場でしたが、こんなところでこの面子が集まるのも珍しい(笑)。

確か、えっちゃんがこの旅館の鯉の旨煮を食べたいなんて言ってたんじゃなかったっけなぁ。この旅館の名物料理みたいですが、あまりに大きなのが出てきてビックリしました。金賞を祝う会の打ち上げとしてふさわしいかどうかなんて関係なく、やりたい時にやりたいようにやるのが駒ケ根人気質なのかもしれません(笑)。

とにかく、そこでしっかりみんなと楽しく飲んできましたから、私としてももう思い残すことはありまへん(笑)。もし来年信濃鶴がまた全国金賞を受賞しても、祝う会はやらない予定です。私としても皆さんに再びのご面倒をおかけせずに済みますから、今年度の造りでも全力で金賞を目指した酒造りをさせてもらいまっせぇ(笑)。

明日からは、もろみの本仕込みも始まります。きっと、これが本年最後の飲み会になることでしょう。酔い酔いの頭で何書いてるんだか分からなくなっちゃいましたが(汗)、実行委員会のメンバーの皆さんには、心からの感謝を申し上げて、本格仕込みの始まった蔵に籠ろうと思います。今日は、そのちょうどいい区切りになったかもしれません。みんなみんな、本当にありがとー!!!


□□□ 夜中には飲みに出まっせ □□□
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今年の酒米

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今年のお米の出来は、全国的に見るとどうだったんでしょう?長野県は一等米の比率が全国で一番高かったなんて新聞に載ってましたが、新潟県のコシヒカリの品質低下が深刻だなんていうニュースも見ました。酷暑だったとは言え、信州は標高が高い分、稲にとってのダメージも少ない方だったのかもしれませんね。

さてさて、気になる酒米についてですが、先月の下旬に県の酒造組合の方から気になる連絡が入っていました。「夏の高温による山田錦全般の品質低下云々・・・」だなんて書いてありましたよ。やっぱり、酒米に関しても、飯米と同じように今年の天候による、悪い方への影響が出たんだなぁなんて思いながら、斜めに読んだんですけどね。

長野県にも県産の山田錦がないわけじゃないんです。完全な契約栽培の形で、個別の農家さんが作っているっていう話は聞いたことがあります。それでも量的には無いに等しいくらいでしょうから、基本的には山田錦は県外から仕入れてくることになっていて、主に兵庫県産のものが入手できる流通ルートになっています。

私が長生社に入った当初は、山田錦を使うなんて夢のまた夢。注文しても手に入れることなんてできなかったんですよ。当時、酒造組合の幹部の方々が兵庫県の農協や農家を回って、お願いして歩いたなんていうのは今は昔。現在では、通常の年であれば、欲しいだけの山田錦を手に入れることができるようになってきました。

これは、農協から全農っていう組織を通して、長野県の酒造組合が買い上げるっていう、我々から見れば一番オーソドックスな流通形態でのお話で、それ以外にも、蔵独自で西日本の酒米を扱う業者さんから仕入れていらっしゃるお蔵さんもあります。とにかく、大吟醸造りに山田錦は欠かせない存在なので、その動向は気になるところではあります。

内容的には、今年は山田錦が不作で、例年のように全て一等米で用意することはできないから、格下のお米も入ってきますよっていうことでした。あまり等級が下がってくるようであれば、山田錦に固執しなくてもいいのかもしれませんが、そこはやはり酒米の王様ですから、使うことに意味がなくなるわけじゃないと思います。

問題は、それで造り手が納得できるかっていうことじゃないですかね。どうしても兵庫県産の一等米じゃなくっちゃって思っていると、それ以外も多少使わなくっちゃならなくなった時に、お酒の出来をお米のせいにしたくなりそうです。大まかに見れば、日本全国同じ条件なわけですから相対評価は変わらないにしても、「それでいいんだ」と思い切れないっていうかね。

このブログの読者の皆さんならお分かりの通り、長生社では山田錦は一切使っていません。使っているのは全て地元産の美山錦なんですけど、別に美山錦にこだわりがあるんじゃなくて、地元産の酒米にこだわっているんです。ですから、今年、美山錦の出来がいくら悪くても、「それが今年のこの地元のお酒なんだ」って胸を張って言えると思います。私の腕の悪さは考慮しないことにしてね(笑)。

ある意味、開き直りかもしれませんが、地元にこだわるっていうことは、いい時も悪い時も含めて、全てを地元に委ねるっていうことじゃないですかね。そういう気持ちになれれば、地元のお米の出来が悪ければ悪いなりに、そのお米に全てを傾注できると思うんですけどね。そんな気持ちも込めて、明日は今年の美山錦についてお話しましょう。


□□□ 今日は3時半に寝るぞー! □□□
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社会復帰(つづきじゃないよ)

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昨日と同じブログタイトルですが、内容は全く違います(笑)。昨日は、私がパソコンクラッシュショックから復帰したっていう意味で使ったんですが、今日のは本当に一人の男が社会復帰したお話です。と言っても、まだ途中の段階であって、完全復帰っていうわけにはいかないんですけどね。

それは、我が長生社の蔵人Kさん。昨年の9月に体調を崩して療養期間に入りました。内蔵系のガンだとかそういう病気じゃなくて、命に別条があるっていう状態になったわけじゃないんですけど、とてもまともには体が動かなくなっちゃったんです。私としても、早く治ってほしいと願いながら、彼の復帰を一日千秋の想いで待ちわびていました。

世の中には不思議な病気もいろいろあるんですね。原因は良く分からないし、よって治療法もないし、治るまではブラブラしているしかないっていうような病気です。いつ良くなるか分からないし、もしかしたらもう会社には戻ってこれないかもしれないなんていう人を待つっていうことは、経営者としてはどこで線を引くのか判断に苦しむところです。

彼は、私の右腕として働いてくれる、蔵専属の通年雇用の社員なんです。年間を通してずっと蔵のことをやってくれているのは、うちの会社では彼しかしません。夏の間にも、お酒の濾過や、粕詰めや、蔵のメンテナンス等の作業はあるわけです。そういう仕事をメインになってやっていてくれたのが、他でもないKさんだったんですよね。

ですから、本人も苦しかったでしょうが、私も本当に苦しかったんだな、これが(涙涙涙)。今だから言えますが、この1年間彼の仕事のかなりの部分は私がやらざるを得なくて、通常業務の何割増しかの仕事に追われていたんです。それに輪をかけて、お祭りの年番だったりして、今年は外に営業へ出られた日数は限られちゃったんですよね。

それだけの仕事量はやっぱり普通じゃこなせなかったですね(汗)。休日なんて、ほとんど取れませんでした。どうしてもやり切れないもんだから、定休日に出て来ざるを得ないんですよね。能率を上げれば何とかなるっていう仕事もありますが、蔵の仕事は、例えば濾過を始めればどうやっても決まった時間はかかるわけで、時間を短縮して片付けられないものが多いですね。

その彼が、ようやくこの9月から、ゆっくりと復職する運びになって、結局はずっと働くようになってくれました。私はとっても嬉しかったもんだから、その時点でブログの記事にしようと思ったんですが、働き始めたらやっぱりダメだったっていうこともありますから、ここでお披露目するのはしばらく待ってたんですよね。

本当に1年間かかりましたけど、Kさんもまだ100%ではないにしても、十分に働けるようになってくれてます。病気になって一番苦しいのは本人でしょう。職場に復帰できて一番うれしいのも本人のはずです。思うように体が動かない分は、他のみんなで助け合って、今年の造りに力を発揮してもらいたいと思います。

写真は、この夏毎日のように使っていた濾過機です。お酒を濾過しながら、その合間にいろいろ仕事を織り交ぜていくのは上手くなったなぁ(笑)。使える社員が戻って来てくれて、どれだけ私が楽になったことか・・・仕込の準備も順調にいったし、心穏やかに入蔵したはずだったのに、その気分をぶち壊しにしたのは、このパソコン野郎だー!!!


□□□ 今日も4時になっちまったい □□□
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社会復帰

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この1週間のパソコンショックを乗り越えて、徐々に平静を取り戻しつつある岳志です(笑)。そう言えば、こうなる前には造りが本格化しないうちにっていうんで、写真整理してたんでしたよねぇ。ブログにたくさん写真を載せて、在庫一掃セールしてましたっけ。本当にその残りが4枚だけありましたから、快気祝いっていうことで、最後に載っけちゃいましょう。

でもでもでも、パソコンは直ってるわけじゃありませんからね(涙)。本当は、薄氷を踏むような思いでキーボード打ってんですよ。ただ、次期後継機も選定が進みつつあって、ちょっとワクワクしてきましたし、気分も落ち着いてきたかも(笑)。まぁ、そんなんことよりも、目も前の麹造りの方が気になって、それどころじゃないっていう現実もありますが・・・(汗)。

さて、上の写真は全く脈絡はありませんし、ほとんど意味もありまへん(汗)。本当に残っていたっていうだけの写真です。でも、考えようによっては、今回整理した写真が200枚以上あったんですけど、その中で話題として採用されなかったものが20枚くらいしかないんだから、効率よく写真撮ってるっていうもんじゃないですかね(笑)。

以前にも書いたことがありますが、ブログ用に写真を撮るっていうことは、何かを書こうと思ったから撮るんであって、携帯の中に残っている写真を見て「あぁ、このこと書こうと思ってたんだっけ・・・」なんて思い出すことも多いですね。まぁ、私の中では、ブログネタの備忘録っていうような役割を持っているわけです。

1枚目は、東京の国分寺にある、『おため酒や』さんっていう、立ち飲みのお店です。立ち飲みっていうイメージからは程遠いんですが、信濃鶴を扱っていただいている『リカーショップあさみ』さんのアンテナショップ的なお店です。「いつかブログに書いてよ」って言われてましたが、なかなか書けませんでした(汗)。JR国分寺の駅から国分寺のバスステーションに向かう道沿いにありますから、機会があったら行ってみてください。とても安価に試し飲みができますよ。

次は、言わずもがなのiPod。これは、私の中での今年の大ヒット商品でしたね。私がこれまでの人生で買ったおもちゃの中で最高評価のうちのひとつでしょう。「スゲー!オモシレー!カッコイイー!」って思わせる逸品ですが、実用面でも十分に役立つことが多くて、キャリアがドコモだったら、私もiPhoneに走るかもしれません(笑)。

次の2枚も、今年一番笑かしていただいた大ヒットワイン。仙台の錦本店のサンセールさんが送ってくれましたが、箱を開けた時の衝撃といったら・・・(笑笑笑)。ブログランキングにエントリーしている他のブロガーの方も記事にしていましたから、そんなにマイナーなワインっていうわけでもないんでしょうね。機会があったら、また飲みたいですね。

写真が載ると、何となくこのブログも平穏な元の形に社会復帰してきたっていう感じですね(笑)。もうこれからは、麹が途切れることはないので、造りにまっしぐら状態になります。新しいパソコンが来れば多少それに意識がそがれるかもしれませんが、やっぱりそんなことよりお酒造ってる方が面白いです(笑)。

ちょっと遅きに失した感はありますが、明日からは今年のお酒造りの話をしていきましょうかね。話さなくっちゃならないことがたくさんあるような気がするんですが、いざとなるとネタが出てこないかもしれません(汗)。でも、こんな時間にブログ書いてんだから、例年通りのパターンには既に突入してるっていうことなんでしょうねぇ・・・。


□□□ ただ今4時半(汗) □□□
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パソコンパソコン

さてさて、今日は何を書きましょうかねぇ・・・。パソコンぶっ飛び事件から、早いもので1週間経ちました。いつもだったら、入蔵してからもろみの本格仕込みが始まるまでの10日間ほどの仕事の合間に、寝泊まりする部屋を片付けて、溜め込んでいた仕事を整理して、造りに必要な帳面を用意してといった仕事をいそいそとやるんですが、今年はそれが全くできてません・・・(汗)。

うーん、改めてパソコンが正常に動かないと、いろいろが困ったことになるんだと実感してます。パソコンに相当依存して仕事をしているんだし、ブログを書くなんていう楽しみもパソコンあってのものなんですよね。その文明の利器がうまく動かないとなると、自分の精神状態も不安定になるって言ったら言い過ぎですかね(笑)。

今現在は、壊れかかったマシンから、怪しいと思われるメモリなんかを引き抜いて、電源は極力落とさないようにして使っていますが、メモリが少ないと動作が遅いんですよねぇ、これが(汗)。そうしても、やっぱり挙動不審に陥ることがありますから、このまま使い続けるっていうわけにはいかないでしょう(涙)。

次世代のメインマシンを選ぶのに、何だかあれこれ考え込んじゃっていて、どうもこれっていう意思決定ができなくてヤキモキしているような状況なんですが、ずーっとそればかり考えているわけにもいかないもんだから余計に集中できません(汗)。これまでは、パソコンを買い替えるなんていう時には、相当に熟慮して研究してましたからねぇ。

あまり最新鋭のものを買う必要もないでしょうが、なるべく長く使えるものがいいし、かと言って、今回のように3年も使えずにオシャカになってしまうことだってあるかと思えば、値段の安いヤツでいいかとも考えます。本当は、最新のパソコン事情をもっと勉強したいんですが、それもままならなくてどれがいいのか考えあぐねている部分もありますね。

それにも増して、何ともスッキリとしないのは、この半病人状態になっているパソコンがそれなりに動いちゃってるっていうことだんがな・・・(汗)。完全に壊れちゃえば、私だって間髪を入れずに、「どれでもいいや」くらいの気持ちで次世代マシンを買うんでしょうが、なんとかブログだって書けてるとなると、「もうちょっと考えよう」的な発想になるんですよねぇ。

でも、もうそんなことも考えていられなくなりますから、今日明日中に決めちゃわなくっちゃ・・・よく考えたら、その機械が手元に来てからも、インストールやら何やら面倒臭い所作が必要になるんですよね・・・いつもだったら、そういう作業も楽しいって思えるんだろうけど、実際そんなことやってられっかなぁ・・・(汗)。

「このまま、こいつがうまいこと動き続けてくれれば何も問題はないのに・・・」とため息交じりの毎日ですが、せっかく新しいパソコンを買うのに、全然ワクワク感がないのがチト寂しくもあります(汗)。このパソコンショックのせいで、このブログに写真すら載せられない精神状態に陥っていますが(笑)、必要なバックアップはこまめに取ることにして、明日からは開き直って記事を書きましょうかね。


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2.5冠(つづき)

昨日の続きで、ちょっと書いてみようと思います。その前に、読者の皆さんにはいろんなお祝いの言葉を頂戴しました。皆さんが喜んでくれるので、自分の中では納得していないものの、「とりあえず、3冠達成って言っておこうかなぁ」と思っているくらいです(笑)。こういう時には、一生懸命にお酒を造っておいて良かったと実感しますね。本当にありがとうございました!

さて、鶴は『純米酒の部』じゃない、これまで通りの『吟醸酒の部』では金賞を取れなかったわけですが、そこは私的にはよーく理解しているつもりなんです。どういうことかっていうと、「やっぱりそうかぁ」と、しっかりと胸に落ちているっていうことです。全然自信がなかったっていうわけじゃないんですけど、ここでの金賞は至難の業だっていつも思ってるんですよね。

全国や県では、これまで2回ずつ純米大吟醸で金賞を受賞できました。まぁ、それ自体とても稀なことだっていうことは分かっていますが、もう、自分の中では「純米だから」っていう言い訳はしないようになってきてますね。それは、自然とそうなってきたんですけど、「アル添酒にはない純米酒の良さがアピールできれば、それがかえってアドバンテージになるはずだ」って考えるようになってきてるんだと思います。

そんな私でも、関東信越局の鑑評会は、純米酒規格のお酒では殊の外金賞を取ることが難しいと、かなり頑固に思い込んでます(汗)。これまでにもここで書いてきたことですけど、この局の鑑評会に関してだけは、純米酒の良さよりもアル添酒的な味がより高く評価される土俵になっていると思ってるんですよね。

ひと言で言ってしまえば、香りが高く淡麗辛口タイプのお酒の点数が高いんじゃないかっていうことです。その理由は、かの新潟県さんがいるからじゃないかと推測してるんですけどね。新潟からは非常に質の高い大吟醸がたくさん出品されてきますから、これまでの歴史からしても、そういうタイプのお酒が評価の基準になってくることは間違いないと思います。

ああいうタイプのお酒を飲むと、「かなわんなぁ」とため息が出ることもあります。あの手の美味しさの領域には、純米酒はどうしても踏み込めないんですよね(涙)。その代わり、純米酒でなくっちゃ出ない味もあるわけですけど、局の場合にはそこにはあまりスポットが当たらないっていうか、加重配分が低いっていうかね。

ですから、私たち業界人としては、各種のコンテストで評価基準が微妙に違うっていうことも常に頭に入れておく必要があるんですよ。もし、違うタイプの出品酒を用意できるとしたら、「全国だったらこっちだけど、局だったらこっちにする」っていう、最後の最後の紙一重の意思決定もあったりします。『下手の考え休むに似たり』っていう格言もありますが・・・(笑)。

それでも、吟醸酒に関しては、それなりに日本中で統一のとれた評価基準があると言ってもいいでしょう。ところが、それが純米酒っていうくくりになると、そういう鑑評会の歴史がありませんから、まだまだ統一基準っていうものは定まっていないんじゃないですかね。もしかしたら、基準なんか無い方がいいのかもしれません。審査員の判断への裁量を狭めるべきじゃないって考えればね。

そんなこんなで、今回の信濃鶴の純米酒部門での金賞も、どのくらいマグレの要素が入り込んでいたのか分かりません(笑)。ワインの世界では、『完成度の高い物』が評価されるんだとか。完成度って何なのかって言われるとよー分からんですけど、ちょっと素敵な考え方だと思います。ですから、今回は、鶴の純米酒の完成度が高かったっていうことにしておきましょうかね。


□□□ ベスト3は熾烈な争いじゃん □□□
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2.5冠

いつ飛ぶか分からないパソコンで、ビクビクしながら記事を書いてますが、昨日と今日は割にいい子で動いてくれてます。でも、前回だって一度おかしくなったところから復旧して1週間くらいは何もなくて、ある日突然にブッ飛びましたから、全く安心はできません。早く新しいマシンを何とかしたいんですが、そんなことあれこれ考えるのも疲れるんですよねぇ(涙)。

さて、どうも悪いことばかりが続いているような気分になっちゃってますが、捨てる神あれば拾う神もいてくれて、いいこともあったんですよ。今回のパソコン騒動にかまけていて完全に忘れてましたが、私が記事にするよりも早く、ZENさんあたりはコメントしてくれてましたし、電話やメールでも何人かの方にお祝いの言葉をかけていただきました。

先月行われた『関東信越国税局酒類鑑評会』の『純米酒部門』で、信濃鶴は優秀賞、つまり金賞をいただきました!良くしたもので、神様も悪いことばかりはお与えにならないんですね(笑)。11月5日にさいたま市で一般公開が行われましたから、本当なら2日くらい前に発表しておかなくっちゃならなかったんですが、すっかり頭から抜け落ちてました(汗)。

実は、局の方からはしばらく前に連絡があったんですよ。しかし、公表するのは5日だから、それまでは黙っていなさいって釘を刺されてました。受賞した蔵は、一般公開の場でお披露目に使われるお酒を追加で発送しなくっちゃならないので、その催促もあって連絡が来るんですけど、あまりに前のことだったので、みなさんに言われるまで忘却の彼方でした(笑)。

さて、この『純米酒部門』っていうヤツですが、今年から新設された部門です。これまでずーっと続いている、一般的に私たちが言う『局の鑑評会』っていうのは、全国の鑑評会と同じく、大吟醸が対象となる、言うなれば『大吟醸部門』であって、当然信濃鶴の純米大吟醸を出品しましたが、こちらの方は落選だったようです(涙)。

ですから、この『純米酒部門』の金賞っていうのは、本来的な意味合いでの局の金賞っていうのとはチト違うんですよね(汗)。昨年までは『お燗酒の部』っていうのがあったんですが、それを廃止してこの『純米酒部門』を新たに設けたわけです。こちらの方には、信濃鶴の特別純米を出品してみたんですが、これが幸運にも金賞だったっていうことです。

ただ、この『純米酒部門』がいつまで続くかは今のところハッキリはしません。たぶん、今年1年で終わりになっちゃうことはないだろうから、数年は実施されるんじゃないですかね。純米酒しかない鶴にとっては、ここでの金賞はとても意味があることだと思います。評価の基準もまだしっかりと定まっている状況ではないでしょうけど、来年も金賞をいただけるように頑張らなくっちゃね!

ということで、ブログにはたくさん「3冠おめでとう!」っていうコメントをいただきましたが、本道の『大吟醸部門』での金賞ではありませんでしたから、一歩譲って『2.5冠』くらいの評価じゃどうでしょうかね(笑)。私とすれば、この『純米酒部門』が『大吟醸部門』と同じくらいの扱いになってくれることが望みですが、とりあえずその第1歩としてはいいスタートが切れました。そのお祝いに、新しいパソコンを社長にねだろうと思っている今日この頃なんですが・・・(笑)。


□□□ しばらくは4位定着になりそうですね □□□
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やっぱしアカン(つづきのつづき)

えーっと、このネタでもう書くことはないんですけど、メインパソコンがまともに動いてくれないとなると落ち着いて記事も書けやしませんし、蔵の仕事の合間と夜の時間を使って、まだ試行錯誤を繰り返しているので、ブログを書く余裕がうまく取れません。昨日の夜もほとんど寝てなかったりして、まるで吟醸仕込んでいる時みたいです(汗)。

あまり詳しく書いても面白くありませんから止めておきますが、パソコンがうまく動かない時の原因としては、ソフトに起因するか、ハードによるものなのかで対応は全く違ってきます。今回は間違いなくハードに問題があることは分かっているんですが、ソフトのように再インストールで何とかなるっていうわけにいかないので、私にもチンプンカンプンなんです(涙)。

しかし、そんな場合にもいろいろな手段は用意されていますし、私にはアドバイスをしてくれる心強い友人も何人かいて、自分の少ない知識を総動員して、原因究明とシステムの立て直しを目論んでいます。こうやって、困って困って必死にやってる時にパソコンの知識って深くなるんですけどね(笑)。

ご存知の読者のみなさんもおられると思いますが、パソコンのハードウェアに問題がないか自己診断するプログラムが、パソコンの非常に低レベルなソフトウェアの中に準備してあったりするんですよね。これは、ウィンドウズなんていう高度なOSが走る前に割り込ませるようにして実行させるようになってます。

メモリのチェックとか、各ハードが正常に反応しているかなんかを診断していくんですが、時間がかかるんだな、これが(汗)。だから、いろいろと確かめながらそんなことをやっていると一晩なんてあっという間に過ぎちゃうわけです。でも、そうやっていろいろな原因の芽をつぶしていくと、段々と真相に迫っていくことができます。

いろいろやってみて分かったことは・・・「やっぱしアカン」っていうことです(笑)。でも、パソコンがおかしくなった時に、どうすればとりあえず立ち上がる状態にできるのかは大体解明できましたよ。ところが、立ち上がっても他の基本設定が狂ってしまっていたりするので、このトラブルの根はやっぱし深そうです。

もう既に麹も何回か造り終って、酒母も立たってきているってぇのに、一体何やってんだかなぁ(涙)。問題のパソコンに手をかけるのは今晩までにして、明日はいかに安く次の機械を手配するのか考えなくっちゃなりません。いやぁ、ここんところつまらない記事を続けちゃってスイマセン。私もテンパッているっていうことで、お許しを(汗)。最初に出ばなをくじかれちゃって、今年の造りは大丈夫かなぁ・・・。


□□□ 明日はまともに書きますね □□□
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やっぱしアカン(つづき)

今日のブログまでは、この壊れちゃっているであろうパソコンで書いておこうと、昨日から電源をつけっぱなしにしてありました(笑)。なにせ、一回オフにしちゃうと、次に立ち上がってくれる保証がないもんだから、怖くて電源を切ることができないんです(涙)。こうやって、内部がむき出しで動いているところを見ると、壊れている感じはしないんですけどねぇ。

どうして、細々とこのパソコンが動いているかっていうと、もうねぇ、ハード的にメチャクチャいじくりまわしていたからだと思います(笑)。抜けるメモリ基盤は抜いて、1枚ずつはめて試してみたり、グラフィックカードを外してみたり、CPU自体を抜こうと試みたりしました(汗)。これは、多少私にコンピュータの知識があるからできたことですから、そういうものをいじったことのない人は、絶対にやっちゃいけませんよ。

そうこう試行錯誤するうちに、ほんの気まぐれで立ち上がったりするんですよ、これが。でも、続けて成功することはなくって、本当に何かの加減で上手くいったりいかなかったりしているようでした。ですから、このメモリー基盤だけは大丈夫そうだっていうやつだけを差し込んで、たまたま立ち上がった時に、もうこれからは必要な作業が終わるまでは電源は切らないでおこうと心に決めたんです(笑)。

「1回でも立ち上がるんなら、簡単に修理できるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、やっぱし全然おかしいんですよ。このパソコンにはフロッピーディスクはついてないんだけどついているような表示になっていたり、時間表示が正確でなかったり、これまでと動作が違う部分も多々あります。そもそも同じ条件で立ち上がったり立ち上がらなかったりすること自体が変だもんねぇ(涙)。

でも、ワープロやエクセルやブラウザやメールは、メモリが少ないもんだから動作は遅いんですけど、ちゃんと動いているみたいです。1回立ち上がりさえすれば、その後は上手くいくっていう感じですかね。途中でブチッと電源が落ちるとか、ソフトがハングするっていうようなことはないんですよね。

おかげで、必要なファイルも、メールのアドレス帳も、ブラウザのお気に入りも全て取り出すことはできました・・・できているはずです・・・もしかしたらおかしいかも(汗)・・・。っていうことで、このブログの原稿を書き終ったら、1回シャットダウンさせてみようと思ってるんです。

その後で、全ての憑き物が落ちて、全く正常に戻るなんていうことはないでしょうし、もし、そんな状態になったとしても、もう信用は置けないやねぇ。いつ立ち上がらなくなるのかと、いつもハラハラしてるのなんてイヤだもんねぇ(汗)。その方が、データのバックアップとかはしっかりとるようになるとは思いますけどね(笑)。

ディスプレーはいらないから、本体だけを安く買うか、せっかくだからちょっとはグレードアップするか、この際ノートパソコンに移行するっていうのも手かも・・・なんて考えるんですが、来週には完全に仕込みが本格化しますから一刻の猶予もありません(汗)。いろいろ考えるのも面倒だから、来年の春まで電源入れっぱなしっていうのもありかな(笑)。


□□□ bossやったねぇ、大したもんだ □□□
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やっぱしアカン

やっぱし、アカンやったですわ・・・ホレ、わてのパソコンでおますがな・・・一回おかしゅうなってからはいい子で動いとったんやけどなぁ・・・今朝、電源入れたら、前回とおんなしように立ち上がりよらしまへん・・・ウィーンってうなって凍りついたままだんがな・・・画面は真っ黒・・・わての頭の中は真っ白(涙涙涙)。

前回、私を救ってくれたおまじない、F11キーを押しながら立ち上げても、今回は全く駄目でした。他のキーでもいろいろやってみましたが、ニッチもサッチもいきません。幸いにして直近のバックアップは取ってありましたが、よーく考えてみると、アドレス帳とかお気に入りサイトなんかの、それはそれは大事なデータが取ってなかったんですよね(汗)。

こりゃ本当にダメだと思ったので、サポートセンターに電話。忍耐強く待つこと、15分。途中で「待ちくたびれてイヤになったからって、今この電話を切りやがると、今度電話をかけてもまた最初からになっちまうからよ、まぁ、もうしばらくお待ちなせぇ・・・」という、ロボットのようなお姉さんの声に何回も励まされて、くじけそうな心を何とか持ちこたえていました。

一度、日本語が少しカタコトの女性オペレーターにつながって症状を話すと、そこからまたしばらく待たされて、今度は技術の分かりそうな男性が出てくれました。仔細に状況を説明すると、やっぱりハードウェアそのものが不具合を起こしているっていうことらしくて、これから言うことを、実際にやってみてくださいっていう展開になりました。

なんと、それはパソコンの分解でした。言われるように本体のカバーを外し、中にあるメモリーの基盤やら、バックアップ用ボタン電池やら、配線やらを外してつけ直すことをやらされました。一連の課題を完遂した後に、こちらとするとメチャクチャ期待を込めて電源スイッチを入れてみたんですが、やっぱりダメだったんですよね(涙)。

彼が言うには、これを修理するためには本体を送るしかないんだけど、マザーボードの交換になるだろうから、費用とすると4万円くらいかかる。だとすれば、同等かそれ以上のマシンが4万円台で買えるから、新しい機種にした方がいいっていうことでした。「そんな、使い捨て文化でいいのかー!」と思いながらも、確かにそれが一番現実的な方策なんでしょうねぇ(汗)。

まだ2年ちょっとしか使ってないパソコンが、こんな風に壊れるなんていうことは、私のこれまでの結構長いパソコンライフの中でも経験のないことです。でも、これまでの経験から言って、かなり深刻な状態であることもよく分ります。もう酒造りが始まっちゃってますから、何としても代替機を用意しなくっちゃならないんですが・・・。

ところが、今書いているこのブログの原稿は、この壊れちゃったパソコンで書いてるんですよ!どーゆーことなんでしょうか?「なーんだ、壊れてなかったんじゃん」っていう結論ではありません。やっぱし、壊れてるようですね。完全に綱渡り状態でやってるんです。これから、まだこのパソコンと格闘しなくっちゃなりませんから、続きはまた明日・・・。


□□□ どーしよー(涙) □□□
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初冠雪

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bossすげーなー。本当に1番になれるんじゃないのかなぁ。もしなったら、有言実行だからかなりカッコいいけど、それにしても普通じゃないよねぇ(汗)。1週間くらいで、ポイントが4倍とかになってるんじゃねーの?一体、どーやりゃそんなふうになれるのか教えてもらいたいもんだぁね。パナシェに来るお客さんに、『これから1週間毎日応援クリックしたら半額セール』とかやってたりして(笑)。

とは言え、私のポイントも普段に比べて相当に高いんですよね、これが(汗)。boss効果なのかどうか分かりませんが、私とすればそれで満足です。でも、考えてみれば、この数年間をかけて、ほんの少しずつポイントが上がってきていた、その努力を一気に飛び越えられたのに、あんまりくやしくない私もいかがなものかと・・・(汗)。

そんな私の、今の一番の仕事はストック写真の整理ブログを書くことです(笑)。と言っても、今日の4枚は最近のものです。数日前に、「おぉー、雪降ったんかぁ」と見上げた中央アルプスでしたが、それはもしかしたら初冠雪じゃなかった可能性が高いんです。入蔵前後はいろいろでバタバタしていて、気が付かなかったんじゃないかなぁ(汗)。

上の2枚が中央アルプス、下の2枚が南アルプスで、上左が11月2日、上右と下左が11月3日、下右が11月4日の写真です。上も下も、左より右の方が雪が少ないですよね。つまり、1日でそれだけ溶けちゃう程度の冠雪なわけですが、冬将軍がそこまでやってきている証しであることに間違いはありません。

どーだったんでしょうか、11月2日が初冠雪だったのかなぁ・・・。私の想像では、その前日か前々日には降ってたんじゃないかって思うんですけど、地元ブロガーのみんなの記事でも、ハッキリとは日付が書いてなかったから分かんないんです。いずれにしても、時期を逸したくないので、写真をまとめてアップしておきますね。

中央アルプス山頂の雪と、山腹の紅葉のコントラストがとてもきれいなんですよ。こんな写真じゃよく分かりませんが、今年の紅葉は例年に増してきれいらしいです。山頂の方はあんまり芳しくなかったみたいですが、山腹はハッキリと色付いていて、ロープウェイで眺めるには最高だって観光協会の人が話してましたよ。これは、私のとっても好きな風景ですね。

南アルプスの紅葉も同じく美しいんですけど、会社からだと中央アルプスの方が近いので、それほどハッキリとした印象ではありません。でも、この時期に南アルプスの裾野を行く林道を車で走ると、真っ赤なトンネルの中を走るようで、それはそれは見事です。そんなアルプスに囲まれた駒ケ根市って、いい所だとつくづく思う時期でもあります。

ある人が言ってましたが、伊那谷って日本で一番大きな谷なんだそうです。『谷』っていうものの定義でいろいろなご意見もあるでしょうが、確かに、これだけ高い山に囲まれて、でもこれだけの人が住みついていられる谷は他にはないのかもしれませんね。そんな所で生きているなんて幸せなことですし、どおりで信濃鶴も美味しいはずだって納得できるんじゃないですかね(笑)。


□□□ しょーがねーからbossの1位を応援しよー! □□□
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手タレばっかし

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この時期の写真整理は、大失敗でっした(汗)。なぜって、蔵の仕事が始まって、いろいろと読者の皆さんにも報告したいことが連日のように出てきているのに、ストック写真のアップに手間取って、タイムリーな記事が書けないじゃないですか(涙)。それでも、やり始めちまったからには、完全遂行まで突っ走りまっせ!

いろんなところでいろんな方々と飲む機会があるんですが、そんな中にこのブログを読んでくれている人がいると、「ねぇ、あの写真撮らないの?あの手の写真!」って、度々言われます(笑)。こんなブログでも、そんな写真が記事になったら、ちょっとでも参加意識が高まって面白いかもしれませんから、そんな時には喜んで1枚撮るんです。

ところが、そういう写真が溜まってくると、どうやって記事にしていいか分からなくなって、こんな風に一度に放出することになっちまいます。楽しみにしていた皆さん、全くもってスイマセン(汗)。それでも、とりあえず約束は守りますから、どうかお許しくださいね。手タレ写真1枚で記事になるような場合って、よっぽど何かないと書けないと思いますが、実はこの写真のどれも、よっぽどなことがあった日のものなんですけどね(汗)。

(1枚目)仙台の錦本店さんが開催した、『仙台日本酒フェスタ』でお越しになったお客様。錦本店にあった信濃鶴純米大吟醸を全部買い占めたという豪傑。あまりにうれしく思ったので、記念写真を撮らせていただきました。この日も、鶴をよー飲んでおられました(笑)。

(2枚目)越百で、えっちゃんに松茸を食べさせてもらった時のもの。「今年、こんなに松茸採れてるのに、岳志さんまだ食べてないの?」とか言って笑い物にされてたんですが、そんな私にホイル焼きで出してくれました。あの食べ方、美味しくていいなぁ。

(3枚目)親父にスポンサーになってもらって、家族でご馳走を食べに行ったんです。駒ケ根の『グリーンオックス』さんで、数年に1回のステーキを食べさせてもらいました。マスターのMさんが、金賞のお祝いだって言っていいお肉を出してくれたんですが、案外牛肉の脂コッテリの味と信濃鶴がスッキリとマッチしてビックリしました。

(4枚目)長野市で、業界関係者と飲んでいる場面。この4人とも杜氏的な役割をこなしている面々です。私の腕は右端ですが、腕の形ひとつとっても、いろいろありますよね。左の2人の手が絡み合っているのが、いと気持ち悪し(笑)。

(5枚目)これは、女房の手タレ。どうしてもお昼に蕎麦屋『丸富』に連れて行けと脅されて、先日お供させていただきました(涙)。信州の地粉ではありませんでしたが、新蕎麦があるっていうんで、喜んで食べてきました。蕎麦がちょっと緑がかっているんですけど、お分かりになりますかね。

(6枚目)つい先週、同じ町内にある某茶室で、隣組の若い連中と飲み明かした時のもの。お酒と料理1品を持ち寄って、安上がりだけど楽しく過ごしました。狭い和室で、囲炉裏を囲みながら飲む信濃鶴は、また格別に美味しかったですね。

手タレ写真のアイディアは、私が昔から読んでいる、あるブログの真似をしただけのものです。プライバシー云々で何か問題が起きないようにしながらも、一緒に写った記念写真っていう意味を持たせられるところがいいと思ってるんですけどね。本当は、もう何枚か手タレ写真があったんですが、いつ誰と撮ったのか分かんなかったので、それこそヤバイことになっちゃいけないと思って掲載はやめときました(笑)。


□□□ ついにbossに抜かれて、久しぶりの4位に □□□
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入蔵

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ちょっと、時期を逸しちゃったんですけど、先月の末に『入蔵』しました。入蔵っていうのは、お酒造りのために蔵人が蔵に泊まり込みを始めること言います。私の場合、家で寝ないで、蔵で寝泊まりをするようになって、夜中にいる位置が1キロほどずれるっていうだけですが、昔は遠方から出稼ぎに来るわけですからその意味は大きかったんですよね。

長生社には新潟から杜氏さんを始め数名の蔵人が来てくれていましたが、大きな荷物と共にみんながやってくると、蔵の中がいきなり賑やかになって、造りの大変さを憂うよりも、なんだかウキウキとした気分になったものでした。その日からは、毎晩会社で晩酌ができるようになりましたから、それがうれしかったのかも(笑)。

今では、私ひとりの入蔵ですから特段のお祝いもありませんが、専務でいる半年間と、杜氏でいる半年間の区切れの日ですから、気持ちの上では大きな節目にはなります。専務として営業主眼で働いている時と、杜氏として造りに没頭している時では忙しさの質が違いますから、その辺の意識的な気持ちの切り替えも必要なんだと思います。

肉体的には酒造りの方がキツイんですけど、もうその他のことは何もできないからと、それ以外の予定はほとんど入れずに済みますから、その点ではこれからの時期の方が精神的な落ち着き度は高いと思います。まぁ、酒造りだって毎日がハプニングの連続みたいなもんですから、気楽でいられるとかいう話とは全く違うんですけどね(汗)。

今年の私の入蔵時の気分は、何だかすこぶる平穏なんですよねぇ、これが・・・。仕込み準備が間に合っているとか、蔵の人出が足りているなんていうレベルの話じゃなくって、良く言えば落ち着いているし、悪く言えば高揚感がないというか・・・。造りに対する心配事が少なくなってきたのかもしれないなんて、いいように解釈してんですけどね(汗)。頭も刈って、まるで僧侶の気分でんがな(笑)。

毎年の話で恐縮ですが、入蔵時のセレモニー(?)として、頭は丸坊主にして造りに臨みます。これは、別にストイックな気分を演出するためじゃなくって、麹室(こうじむろ)での作業は汗をたくさんかくし、家でなるべくゆっくりとするためにお風呂の時間を短くしたいし、何よりも酒造り以外に面倒臭いことをしたくないからです。

何度も話題にしてますけど、丸坊主は楽でっせー!家にある1980円のバリカンで女房に刈ってもらえばタダだし、毎日のシャンプーは楽になるし、シャンプーの量だって少しで済むし、簡単に乾いてくれるし、髪型に気を使うことはなくなるし、女の子にもてようとか思わなくなるし、おまけに抜け毛だって少なくなるような気がしまっせー(笑)。

ま、そんなこんなで、今年の酒造りも無事船出です。「今年からは、散髪代1000円いただきますから」なぞとぬかしている女房と、「おとうちゃーん」とすり寄ってくるのはお小遣いをもらう時だけの娘にも協力してもらって、昨年よりも更に高みを目指した酒造りに挑戦したいと思っています。前人未到の純米酒はいずこにあるのか、今年も半年間の長い旅が始まりました。


□□□ 入蔵祝いにまちへ繰り出さなくっちゃ! □□□
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bossの話

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さて、何を書けばいいかな。北海道は遠軽町にあるバー『パナシェ』っていうところのマスターが、自分のブログで『岳ちゃんの話』っていう記事を書いてたもんだから、私も『bossの話』っていうタイトルで対抗しようと書き始めたんだけど、もう、なんだかbossもねぇ、当たり前の存在になり過ぎちゃって、何書いていいか分からんくらいだぁね(笑)。

私と同い年のその男には、まだ会ったことはないんですよね。駒ケ根ブロガー達が、1泊2日だか、2泊3日だかの強行軍で遠軽町まで行ったことがあったんですが、その時には私は不参加(汗)。「岳志さんが行かなくてどーすんのよっ!」とみんなに言われましたが、その時には事情が許さなかったんです(涙)。

でも、何かにつけ電話はしてますから、声はよく分かってますし、彼自身のブログにどえりゃーふざけた写真が時々載ってますから、会えば分かるとは思います。今会えば、全く垣根なく話し始めることができるでしょうが、もし完全に初対面だったら、「何だ、コイツ?」と一歩引いてしまうようなタイプの男じゃないかと想像してます(笑)。

ブログから想像するに、彼のやっていることは都会でやればバカ受けするかもしれないけど、遠軽という最果ての地では、面白過ぎちゃって浮いちゃうんじゃないかと心配することもあります。でも、どうやら私と同じで、周りにとてもいい仲間がいるみたいで、彼がアウトローになっちゃうことはないみたいですね(笑)。

今回彼の記事の中で、「岳ちゃんは、僕のようにふざけた記事は書かない」なんて書いてありましたが、ふざけたものはふざけたものとして、私よりよっぽどシリアスなものも書いてますよね、bossは。その辺のギャップが、彼のブログの面白さのひとつになっていると思ってるんですけど、そういう面も含めて、彼にはファンがたくさん付いているんじゃないですかね。

おかげ様で、駒ケ根にも数多くブロ友のみなさんが来てくれます。私に会うよりも、越百やArikaやしゅせんに行きたいんでしょうが、とりあえず建前上は私に会いに来てくれる場合が多いです(笑)。しかし、そういう皆さんも、ある程度の範囲内から来駒してくれるんであって、北海道や九州からなんてお見えになることは滅多にありません。北海道なんて海外だもんねぇ(汗)。

とは言え、bossがブログ関係の友達で最も会いたい人間のひとりであることは間違いありません。機会があれば多少無理をしてでも、きっと会いに行くと思います。まぁ、ここまで身近になってるんだから、無理をしなくても、そのうちにきっとチャンスが訪れることを信じて疑ってないんですよ、私は。会ったら、毎日顔を見ているかのように普通に飲みかわせると思います。とっても楽しみにしてるんですけどね、その日のことを。

そんなbossが、何を思ったのか、ブログランキングで1位を目指すんだと!まずは私を追い越して、しかる後に不動の1番2番を抜き去ると宣言しております。挑戦状をたたきつけられたとあっては、私もおめおめと抜かれるわけにゃいきませんが、bossに抜かれるんなら本望ですから、ドンドン行っちゃってくださいな!しかし、バカだねぇ、簡単じゃないよ、そりゃ・・・まぁ、そういう無謀さも、彼の魅力なんでしょうけどね(笑)。


□□□ 写真はしばらく前に2位になった時の記念写真 □□□
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手書き(つづき)

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内容的は、昨日の『手書き』っていうタイトルの続きですが、写真ストック大放出強化週間でもありますから、強引に写真もたくさん載せておきます(汗)。今日は、空が写ったものを集めておきました。一枚一枚は大変に芸術的価値が高く、一度に載せてしまうのはもったいないものばかりですが、この際仕方がないのでまとめてアップしちゃいましょう(笑)。

さてさて、話の続きです・・・昨日も書いたように、とっても親密な感情を呼び起こすのが手書きのいいところじゃないですかね。ちょっと練習してそれなりに書けるようになるか、開き直ってヘタウマ路線に走るか・・・(笑)。どうやっても私は後者にしかなりようがありませんが、筆字で手書きの手紙を書くってことは、私のはかない望みでもあります。

自らの手で手紙を書くっていうことが、そもそも億劫なことであるっていう事実は当たり前の話だとして、私の場合、なぜ手書きの書き物が億劫になってしまったかって考えると、文章を書く際の試行錯誤のプロセスが、ワープロと手書きとではかなり違っているからなんじゃないかと思ってるんですよね。

つまり、手書きの文章っていうのは、多少の手直しはできるにしても、一発勝負で書き上げなくっちゃならないっていうことです。文章全体の構成にしても、文字のひとつひとつにしても、ある意味失敗ができない状況で書き進めるわけです。ワープロだったら、後からいくらでも書き直しができるじゃないですか。

大学時代からワープロばかり使っていますから、かれこれ25年以上はずーっと使い込んでいるわけで、それは取りも直さず、私の文章作りの際の思考形態の根幹を形成しちゃっているっていうことなんじゃないですかね。手書きだと、文章の全体とその流れを最初から大体決めてかからないといけないっていう部分が、既に私にはできないんじゃないかと。

その点が、私にはとてもハードルが高いように感じちゃうんですけど、手書きに慣れた人ってそんなこと思ってないんですかね。こうなると、文章っていうものを創り上げる時の道筋からして、既に路線が違うような気すらしているんです。自分のブログを読んでみてもそうですが、ダラダラと書き続けてはいるんだけど、最初で最後っていう潔さが無いっていうかね。

それは、どこか、フィルム写真とデジカメとの違いに似ているような気がします。その一瞬に一枚だけを撮るフィルム写真と、何枚も取っておいて、いらないものは捨てて、上手く撮れたものだけを残せばいいっていう雰囲気が漂うデジカメとの違いです。無理を承知で言っちゃうと、今のIT社会のスグレモノって、押し並べてそういう匂いがしますよね。

私は、文章は手書き派じゃなくてワープロ派ですが、写真に関してはどちらかと言うとフィルム写真派だと思います。ですから、いくら携帯のデジカメを使っていても、たった1枚で勝負をつけるように心掛けてるようなところがありますね。そう思って見ていただくと、上の写真の芸術性がより深く理解できると思いますが・・・(笑)。


□□□ bossがきてるー!!! □□□
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