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専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

米トレサ法

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さて、飯田ネタ3連発の最後を飾るのは、『米トレーサビリティ制度』のお話です。この法律に関する農林水産省の説明会が飯田であるってことだったので、いいだFMのインタビューの収録もこの日に合わせてもらったし、少し空いたお昼の時間に上海楼で美味しいラーメンが食べられたっていうことだったんです(笑)。

ちょっと硬い話になりますが、お付き合いくださいね。この制度のもとになっているのは、『米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律』っていう法律らしい・・・もう、この時点でよく分かんなくなっちゃってますね(汗)。政令があって、省令があって、告示があってなんていう話に及んで、完全にチンプンカンプンです(涙)。

簡単に言えば、「お米やその加工品の原料米がどこからきているのかを、流通経路をさかのぼって、完全に特定できるようにしとかんとあかんよ」っていうことです。そして今後は、「その産地情報を、消費者が分かるように伝えてもらわなあきまへんで」と。基本的には、万が一問題が発生した場合の、流通ルートの速やかな特定と問題となった米穀の回収が大きな目的なわけです。

牛肉のBSE問題や、事故米の用途転用問題を受けて、農林水産省も法律の改正に取り組んだっていうところのようです。ただし、お酒の場合酒税が絡んできますから、財務省というか国税庁との連携っていう部分も出てくるような気がしますが、そんなこと一度に言われても理解不能ですから、片方だけの説明で良かったです(笑)。

しかし、考えようによっては、「どうしてお米だけそんな制度を設けるんだ?」って思っちゃいますよね。このご時世なんだから、全ての農産物に対して流通経路の把握はやってしかるべきとも考えられますが、将来的にはそうなるとしても、「唯一自給可能な穀物であって、国民生活上重要な地位を占める食品」ということで、とりあえず今回は米穀及びその加工品についての導入っていうことになったようです。

とは言え、対象品目は相当な数に上ります。もみ、玄米、精米、砕米、米粉はもちろんのこと、お弁当のご飯、チャーハン等の米飯加工品、もち、だんご、おこし、せんべい、米粉を使ったパンや麺類等々。しかし、当然お米を使ってはいても、様々な理由から味噌、米酢なんかは対象外ですし、酒粕なんかもその対象からは外れていましたね。

例えば、ひと口に『もち』と言ってもいろんな種類があるようで、もち米の含有割合やら製法やらで、この制度の対象になるのかならないのか分かれる部分もあるようです。その個々の状況を判断できるような内容を含ませた法律の書き方って難しいんでしょうねぇ。まぁ、私が法律の条文を書くことは間違ってもないので、そんなこと余計な心配ですけどね(笑)。

こうなると、コンビニで売っているものの中のかなりの食品が、この制度の対象になってくることがお分かりでしょう。でもね、ここまで書いといて何なんですけど、何がどう変わるかって言うと、使っている原材料表示にカッコ書きが付いて『米(国産)』とか『米(アメリカ産)』とかになるだけなんですよね。

消費者サイドから見れば、産地情報が伝達されるっていうだけで、あまり目にする部分での違いがあるわけじゃありませんし、重点が置かれているのはやはり生産から製造という流通段階でのトレーサビリティなんでしょうね。さて、お酒に関することに何にも触れてませんから(汗)、明日もう少し続きを書きますね。


□□□ 案外、最近高得点なんですけど・・・ □□□
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