専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

感謝の鶴T

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何やらすごいことになってるようだぞ・・・金賞記念バージョンの『金の鶴T』の注文総数なんだけど・・・驚くことに160枚に達しているらしい(汗)・・・一体全体、誰が着るっていうんだ?・・・あの、浮かれまくったTシャツを・・・こりゃ、信濃鶴が人気ってわけじゃなくって、越百のえっちゃんの集客能力の賜物なんじゃねーの?(笑笑笑)

ということで、ご注文をいただきました全国においでの鶴を応援してくださっている皆さん、誠に、誠に、誠ににありがとうございました!!!別に、鶴Tがたくさん売れても誰も儲からないシステムなんですが、えっちゃんやhamaちゃんのご尽力のおかげで、今回も必要数量を十分に上回る枚数を作ることができるそうです。

60枚を超えないと1枚の値段が安くならないって聞いてましたから、それに届かない分は長生社で買い上げるしかないと思って、注文の様子を偵察しに越百に行ったんですが、そんなこと全然心配する必要はありませんでした。気にすることが無くなって、昨日の夜は思いっきり飲んじゃいましたね(笑)。

それにしても、スゲー数じゃないですか。前回と違って、Tシャツの色は黒、バックの文字は金っていう、全く単一のデザインだっていうのに、これだけの数が集まるなんてねぇ。それだけ、今後信濃鶴が金賞を取る可能性が低いと思われているのか、hamaちゃんによるデザインがカッコいいのか、えっちゃんの押し売りが功を奏したのか・・・(笑)。

この金の鶴Tを着た人は自動的に信濃鶴のセールスマンになるらしいので、ひとりで複数枚を購入した方のことを考えても、注文数の半分の80人くらいはセールスマンになってくれるはずです。全国に80人ものセールスマンを抱えて営業できる長生社は、なんと幸せモノなんでしょうか(涙)。

昨年も危惧したことですが、例えば駒ヶ根の街の中で、私が全く知らない人がこの鶴Tを着ていたら・・・(1)声をかける、(2)黙って見過ごす、(3)物陰に隠れる・・・(笑)。まぁ、私の知らない人である可能性は極めて低いでしょうけど、そう考えると駒ヶ根以外で注文していただいた人って私の会ったことのない人が多いはずで、もし新宿で見かけたら、やっぱし声かけるわなぁ(笑)。

これをやらなくっちゃいけないのは、本当は長生社です。全く手濡らさずで、こんなことをしてもらっている造り酒屋なんて日本中にあるでしょうか。私が他の蔵の人間だったら、きっと羨ましくてしょうがないでしょう。これは、「地元の仲間がやってくれてることだから」っていうひと言じゃ片付けられない。

何の見返りも求めないでやっていてくれることには、何の見返りも求めないことで応えなくっちゃなりません。私にできる恩返しは、また命を削って地元のために信濃鶴を造るだけです。みんなみんな、本当にありがとうございます!でも、こんなに鶴Tが売れるんなら、えっちゃんTシャツ屋やればいいかも・・・(笑)。


□□□ 高得点が続いてます □□□
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酒メッセ手タレ

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先週、『長野の酒メッセin東京』が開催されましたよね。その直後に全国新酒鑑評会の金賞受賞の発表があったりなんかして、私の身の回りもドタバタしていたもんだから、大事なことを記事にするのを忘れてました(汗)。それは、酒メッセにいらしてくれたブログ読者の皆さんの手タレ写真をご紹介することです(笑)。

信州から離れたところで多くのお客さんと接するような状況があると、その中には必ずと言っていいほど「ブログ見てます」っておっしゃる方がおられるんですよね。昔はそれが妙にこっぱずかしかったりしたんですが、最近ではそれほどではなくなってきました。読んでいただくために書いてるんですから、素直にありがたいと思えるようになったのかな。

酒メッセのようなイベントではなかなか忙しい場合もあるんですが、そう言っていただけたらなるべく一緒に手タレ写真を撮って、「ブログに載っけますからねー!」っていう読者サービス(?)を心掛けています。そんなことサービスにも何もなりゃしませんが、もし毎日読んでいるブログに自分が出演(?)できたら、ちょっと楽しいですよね、きっと。

と、いうことで、撮った写真が携帯に7枚残っていましたが、今となっては誰が誰だかさっぱり分かりまへんな(笑)。手タレ写真は、顔が映らなくてプライバシー的には安心だし、どこかに公開されることに関してもそれほど抵抗が無くていいんですけど、後からどれが誰だったかは分からなくなりますね。特に、今回のように同じような背景ばかりだとね(汗)。

今回の酒メッセに限らず、お酒のイベントには最近若い女性が数多く来場してくれるんですが、極々一般的な女性に見えるOL風の方に「いつもブログ拝見してます」なんて言われると、男性に言われた時と対応が異なるのは、こりゃしょーがないわな(笑)。喜んで「手タレ撮りましょう!」っていう話になるんですが、舞い上がって手なんか握るとセクハラになるかもしれませんから、その点は十分に気をつけてます、ハイ(笑)。

信濃鶴のブースに顔を出していただいたお客さんの中で私が一番驚いたのが、ダイヤモンド社さんのサイトで信濃鶴の無濾過生原酒を取り上げてくださった柳さんでした。ちょっと褒め過ぎの例の記事を書いていただいたご本人が、わざわざ会いに来てくれたんです。「柳です」と言われても、最初はどこの柳さんだか皆目見当がつかずに失礼しました(汗)。その節のお礼を申し上げて、鶴を飲んでいただきましたよ。それが、たぶん6枚目の写真だと思うんですけどね。

最後の写真は、よーく見ると私以外の2人は結婚指輪をしてますよね。ブログ読者のすぱいS君ご夫婦です。つい先日めでたくご結婚されました。おめでとー!!!これからは、きれいな彼女っていう書き方じゃなくって、美人の奥さんって言わなくっちゃなりませんね(笑)。こんなに可愛くても、そのうちにうちの女房みたいに・・・イヤ、それ以上は申しますまい(涙)。

今年も大盛況の酒メッセでしたが、日本酒がイベントの酒で終わってしまわないように、需要のすそ野を広げていくことが我が業界の急務でしょう。なかなかいい兆しは見えてきませんが、手タレを喜んで撮らせてくれるお客さんはいるわけですから、そこを切り口に明るい日本酒の未来を手探りしていかなくっちゃなりませんね。


□□□ 金賞効果でポイントが高いです □□□
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製造技術研究会(おわり)

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今日で『全国新酒鑑評会製造技術研究会』レポートはそろそろ最終回にしましょうかね。今年は、皆さんに金賞をお祝いしてもらう中での報告になりましたから、とても気分良く記事が書けました(笑)。今更ながらですが、本当にありがとうございました!昨日までに書けなかった部分についてお伝えして、締めくくりにしたいと思います。

信濃鶴が金賞をとって業界の皆さんに注目していただけるのは、やはり純米酒であるっていう点と、美山錦を使っているっていう点に集約されると思います。もう1点はヘッポコ杜氏であるっていうこともありますが、そこはここではあえて触れないことにします(笑)。でも、それもそれほど特別なことではなくなってくるかもしれません・・・。

ひとつご紹介したいのは、同じ長野県内に『松尾』っていうお酒があるんですが、ここも今年美山錦の純米大吟醸で金賞を取ったんです。信濃鶴よりもはるかに短期間の挑戦で、信濃鶴と同じ2回金賞を取ってますから、私とすると面白くないんですが(笑)、それだけの技術があるっていうことでしょうね。杜氏さんも私よりひと回り以上も若いんですよ(汗)。

昨日、いい成績だったお酒の味が少し濃い口方向にシフトしたかもしれないなんて書きましたが、純米酒での出品は増加傾向のようです。ハッキリした数字は分かりませんが、研究所の先生方とお話しさせていただくと、900点くらいある出品の中の70点以上は純米酒規格らしいですよ。そのうちの半数くらいが入賞以上で、そのうちの3分の1くらいが金賞だとすると、10点くらいは純米酒での金賞があるんじゃないですかね。

純米大吟醸の出品が多くなって、そういうお酒でも高い評価を受けられるようになってくれば、更に純米化に拍車がかかって、私個人とすればとても好ましい傾向に思えるんですけどね。ただし、「純米だから」っていう逃げの気持ちがあると上手くはいかないでしょうから、本気で金賞を取る気にならないといけないと思いますけどね。

更に、使用原料米についても、山田錦一辺倒からいろんなバラエティのある酒米を使う傾向がここ数年顕著ですね。名前をよく聞くのが新潟県の『越淡麗(こしたんれい)』ですが、長野県でも『美山錦』や『ひとごこち』や『金紋錦』なんかを使った出品酒が出てきてます。長野県は山田錦以外の酒米の使用比率が、他の県に比べてもかなり高い方じゃないかな。

純米酒との相性っていう点から考えても、山田錦を使って純米大吟醸に仕上げると少し重めの味になることもありますから、それ以外の品種の方がいい結果が出る場合があるかもしれません。ただし、山田錦は熟成して抜群に良くなってくる面がありますから、純米酒には向かないなんていうことは全くありませんから誤解なさらないでくださいね。

そんなことを思いながら、今年もひと通り全国の出品酒を利き酒させてもらいました。一応、入賞や金賞の評価がなされますが、どのお酒も紙一重なんですよ。審査員が変わったり、気温が変わったりするだけで相当結果も違ってくるでしょう。運と実力が揃ってようやく金賞の確率も高くなるわけで、私もまだまだ精進が必要だと感じました。

今回利いたお酒の中で特に印象的だったのが、直前にお会いしたから言うわけじゃありませんが、農口杜氏さんのお造りになった『常きげん』でした。しっかりと芯のある味にきれいな香りが溶け込んで、その実力を見せつけられましたね。会場に農口さんもおられたのでご挨拶をして、その場でまた少しご教授いただきました。来年は、農口流も取り入れて、もっといい信濃鶴を目指しまっせぇ(笑)。


□□□ 広島の夜は楽しかったでー! □□□
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製造技術研究会(つづき)



さて、この写真が今年の信濃鶴の、製造技術研究会場での誇らしげな容姿です。めったにまとうことのない『金賞』のプレートが、「来年の今日まではデカい顔させてもらいます」って言っているみたいですね(笑)。まぁ、それは冗談としても、我が子がいい成績を取ってきたわけですから、精一杯抱きしめてやりたいような気持ちでこのビンの前に立ちましたね。

何よりも気掛かりなのはその味ですが、口に含んでみると異味異臭も付いていませんでしたし、純米酒らしさがあって、後味も軽く、香りの高い状態を保っていました。まずまずのラインに収まったと、胸をなで下ろしましたね。純米は味の変化が大きいもんだから、全国新酒鑑評会のように出品してから審査を受けるまでの期間が長い場合には思わぬ変調をきたしていることがあるんですよね(汗)。

ちなみに、このお酒を出品したのは約2ヶ月前。ちょっとビックリするほど前じゃありませんか?その20日後に一次審査(入賞酒決定)、更に20日後に二次審査(金賞酒決定)、更に更に20日後にこの研究会になるわけで、その間の酒質の変化はかなりのものになるんです。そのくらいの経時変化に耐えられるお酒でないと、金賞はもらえないっていうことなんでしょうね。

閑話休題。今年の全体的な傾向としては、昨年に引き続き、東北地方のお蔵さんの健闘が目立ったっていうことでしょうかね。福島、山形、秋田といったあたりの県の成績がかなり良かったですね。特に福島県のお酒は、他の県のものよりも口当たりが柔らかく、香りと味とのバランスも良くって、学ぶべき部分が多いと思いました。毎年書いてますけど、この研究会では、各県毎の特色が分かって本当に面白いですね。

お酒の香味っていう点から言うと、これまでよりも少しだけ味が濃い口に振れたような印象を持ちましたね。あまりクドいようじゃいけませんが、しっかりと味の乗ったお酒が良かった気がしました。まぁ、これもその年のお米の出来なんかにも大きく影響を受けますから、評価の軸がシフトしているかどうかはもっと長いスパンで見ていかないと分かりませんけどね。

肝心の我が長野県ですが、今回の金賞蔵数が17社と、昨年よりも5社ほど多かったようで、それなりに善戦したっていうもんじゃないですかね。長野の吟醸酒として、どんな麹の造り方で、どんな酵母を使って、どういう方向を目指すのか。これを機に一歩踏み込んで考えて、今後更に躍進していけるようにもっていきたいものです。


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製造技術研究会



さて、今年もやって来ましたよ、広島まで!と言っても、2週間前にも来てたんですよねぇ・・・(汗)。年に2回も広島に来るなんて、めったにあることじゃありません。その度新幹線を使ってますから、JRさんにはとっても貢献してると思うんですけど、田舎モンには年に一回乗るくらいの方が飽きなくていいかもしれません(笑)。

『全国新酒鑑評会製造技術研究会』って言えばかなりギョウギョウしく聞こえますが、要は鑑評会に出品されたお酒を全て並べて利き酒する勉強会なわけです。毎年この時期に、東広島市で開催されてます。なんで東広島市なのかっていうと、ここに『独立行政法人酒類総合研究所』っていう日本で唯一の機関があるから・・・やっぱりギョウギョウしいですね(笑)。

私たち日本酒業界の人間にとっては、審査結果のお披露目会的な意味合いが強いですかね。実際、数年前までは、業界関係者ばかりでなく一般のお客さんも有料でお呼びして、会場を別に作って公開してましたからね。その一般公開については、今では日を改めて東京の池袋で開催されるようになってます。

こりゃ蛇足ですが、一般向けの公開を東京にもっていったのは、日本酒の需要喚起を狙って、より多くの方に鑑評会の存在意義を知っていただきたいっていう思惑があってのことです。昔はそういう事業にそれほど熱心ではなかった研究所も、独立行政法人化されたが故にその採算性を問われることになって、様々な取り組みを余儀なくされているわけです。

連日ニュースを賑わせていた政府の行政刷新会議による今回の独立行政法人に対しての事業仕分けでは、その対象から外れたようでホッとはしているんですが、仮に予算の縮減だなんてぇ話になると我が業界としても大変なことになりかねません。何としてもその存在意義を広く一般の国民のみなさんに知っていただくためにも、全国新酒鑑評会は絶好の機会になると思うんですけどね。

・・・話が逸れまくりました。スイマセン(汗)・・・みなさんに金賞受賞を祝福されまくって幸せの絶頂期の私は、それが夢じゃないかと確認するために、実に晴々しい気持ちで会場に入りましたよ(笑)。例年通り、日本酒業界で共に汗を流す熱心な同業者のみなさんの熱気で、会場はムンムンでした。間違いなく信濃鶴には金賞の札がかかっていましたから、ご心配なく(笑)。今日のところはこの辺にして、鑑評会レポートはまた明日!


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農口杜氏(つづき)

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この『農口杜氏を囲む会』には、フルネットのN社長が呼んでくれたんです。全国金賞の発表があった日の朝、最初に私にお祝いの電話をくれたのはこりゅうさんでしたが、その直後にN社長が「おめでとう!やっぱりなぁ、この酒なら今年の金賞は70%の確率でとれるってオレが言ったじゃないか」と電話をかけてきてくれたんです。

なぜ70%だなんておっしゃっていたかって言うと、その2日前に開かれた長野の酒メッセin東京におみえになって、信濃鶴の今年の純米大吟醸を飲んでいただいていたんですよね。そこで、去年と比べると出品酒にするにはいい感じに仕上がっているっていう評価をもらってたんです。まぁ、どっちとも取れる70%っていう数字が、社長のズルイところではありますが・・・(笑)。

その電話の祭に、「岳志君、今東京にいるのか?だったら、今日の夜スゴイ人に会わせるから飲みに来なさいよ。その人も今回金賞を取ったし、君のお祝いも一緒にしてやるぞ」といって、ちょうど一人出たらしいある会のキャンセルの枠に半ば強引に押し込まれました(笑)。私も金賞受賞が分かった直後で舞い上がっていましたから、何となく行く気になっちゃったんですけどね(汗)。

しかし、その人が農口杜氏だと分かって、私も全ての予定をキャンセルして、喜んでその晩は東京に留まることにしたんです。あのあこがれの農口杜氏と直接お話ができる機会なんて、めったにあるわけないですもんね。農口さんは、翌日に開催されたフルネット主催のシンポジウムの講演者として上京なさっておられたようです。

その囲む会は、極少人数のこじんまりした会で、他の方ともお話しさせてもらえてとても楽しく過ごせました。N社長が気を利かせて、農口さんのお造りになった常きげんの他に信濃鶴の無濾過生原酒を用意してくれてあって、お恥ずかしながら農口さんにも味を見てもらえました。「香りがあって、舌触りも良くて、いい酒だ」と褒めてもらえて光栄でしたよ。

2ショットの写真なんか撮るのも忘れてましたが、手タレ写真だけは一生の思い出に撮らせてもらいました(笑)。これが、神の手でっせぇ。浅黒くて、大きな手でした。何回もこの手に触りましたから、私にも神のオーラが多少は乗り移ったはずです。来年は、更に鶴が美味しくなること間違いなし!!!(写真は、昨日のものと同じです)

今回のこの出会いは、神様がくれた金賞のご褒美以外の何物でもないわけですが、私としては金賞なんかぶっ飛ぶほどのいい経験でした。私が過去に感動したあのお酒を造った人が目の前にいるっていうだけでもワクワクしましたが、ほんの少しでも酒造りの指南までしてもらえたんですから、金賞以上に舞い上がってましたね(笑)。こんなチャンスをいただいたN社長、ありがとうございました!

農口さんは、名もない若僧杜氏と同じ目線で、常に私のことを自分と対等に扱って話をしてくださいました。決して自分の名声に驕ることなく、子供のような素直さで酒造りに真摯に向き合っておられる姿は、私も杜氏人生のお手本にしたいと思いましたね。そういう人格者ゆえに、多くの人から尊敬される杜氏になっておられるんでしょう。人物が酒を造るんだと、しっかり心に叩き込まれた一夜でした。


□□□ 珍しく2回シリーズになりましたね □□□
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農口杜氏

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「オメェさんとオレとの間には年の差なんて関係ぇねぇんだ。同じ杜氏として日本酒を造っている同志だ。いいモノが造れるように、これからも一緒に頑張りまっしょや」・・・訛りの強い能登弁で、その杜氏は私の手を握りながら語りかけてくれました。杜氏の名前は『農口尚彦(のぐちなおひこ)』氏。今、日本で一番有名な杜氏といっても過言ではないでしょう。

「毎年毎年が挑戦なんだよねぇ。1年にひとつずつ階段を上るように、技術を向上させていかなくっちゃなんねぇ」・・・御歳77歳にして、まだこの熱意。私と彼との距離を縮めることは、彼が天に召されるまでできないでしょう。『菊姫』醸造元を65歳で定年退職するも、請われて『常きげん』醸造元でまだまだ現役で働いておられます。

「何十年も杜氏を続けてきても、まだまだ分からないことだらけなんですが。だから、1年1年が新たな気持ちだし、記録もしっかりとつけとります」・・・経験や勘も必要だが、数値化できるものは全て記録して、指示を出す際にも数字に基づいた判断をさせているとのこと。ブレのない酒質を実現するための努力を常にしておられるんでしょう。

「酒造りで重要なのは、やっぱり米の処理と麹造りだな。麹造りの基本は、『膨らませ、乾かせ、老なせ』だと思っとります。しっかりとハゼの突いた麹を造らにゃならん」・・・日本中の杜氏が耳を傾けるその醸造理論は、長年の経験に裏打ちされていて、話を聞いただけでトレースできるような代物ではありません。

「しっかりと山田錦をさらしたら、スルッスルッした手触りになるんじゃ。美山錦はまた全然違うから注意せにゃいかん」・・・米の表情を語る時の表情は、正に一流杜氏の眼差しでした。体中から酒造りに対する愛情が湧き出ているかの如く言葉が発せられます。こういう杜氏が造った酒が不味いわけがないことは、誰の目にも明らかでしょう。

・・・スゲーと思いませんか!!!私、全国金賞の発表があった日の夜、あの農口杜氏と一緒に飲んでたんですよ。私が持っている農口さんのお書きになった本には、所々赤線が引いてあって、自分の酒造りに行き詰った時なんかにはよく見返しているんです。今回、私が直接に1対1でお話をさせてもらえた時間はそれほど長くはありませんでしたが、どの言葉もズンズンと胸に響いて、とても感動しましたね。

NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』に出演してからというもの、更にそのカリスマに磨きがかかっちゃって、私たちがお会いできるような杜氏じゃなくなってしまった感もありますが、それ以前からだって十分に日本一の杜氏のうちのおひとりであったことは確かです。特に山廃系と呼ばれるお酒を造らせたら、右に出る者は誰もいないというのが、私たちの業界での常識になっていますね。

野口さんのお造りになるのは、どっしりとした米の旨みが十分に発揮されたタイプのお酒だと思います。新酒で出すよりも、しばらく寝かせて熟成させてから出荷なさりたいようですが、テレビに出てからというもの常きげんは品薄状態が続いていて、若い酒も出さなくっちゃならないなんてぼやいておられました。・・・今日はこの辺にして、続きはまた明日。


□□□ ギターを持たせたらBBキングっていう雰囲気の人でしたよ □□□
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金賞報告会

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エー、ちょっとスイマセン・・・全国新酒鑑評会の金賞をいただいて舞い上がっておりまして、何だかブログの更新がメチャクチャになっちゃって、コメントバックも溜まっちゃって、記事の整理もできていないんです(汗)。更に、急きょ1日余分に東京に宿泊しちゃったこともあって、仕事に追われる日曜日になっております(涙)。

本当は、昨日の夜にブログを整理できれば良かったんですが、みんなに金賞のことをどうしても報告したくて飲みに出ちゃったもんだから、それができなかったんです・・・って、言い訳っぽいですね(笑)。まぁ、まだちょっとドタバタしているもんだから、今日も携帯からの投稿になっちゃいました。

金賞をとって誰に報告しなくちゃいけないかって、家族や会社は当然のこととして、やっぱり地元の仲間にはいの一番に伝えたいですよね。絶対に喜んでくれるはずだし、ちょっとは見直してくれるかもしれないし、何よりも信濃鶴は地元のために造っているからです。報告会みたいに形式張らないにしても、「やったぜー!」ってハイタッチしたいじゃないですか。

そういう場所は、このブログの読者なら誰でも予測が付くように越百が最適でしょう(笑)。というよりも、どういうタイミングの良さなのか、土曜日の夜は越百恒例の『酒仙童(しゅせんどう)の会』が開かれていたんです。私も東京から帰って来て、会の終わり頃に顔を出すことができました。

今回ばっかりは、みんな「よくやったなぁ!」って褒めてくれましたよ。私が長生社に入った頃から、「信濃鶴のここがダメなんだ」って徹底的に叩かれたのが越百でした。その越百でいい報告ができるのは、私にとっても特別な意味があるのかもしれません。まぁ、今となっては、飲んでる面子がみんな内輪みたいなもんなんですけどね(笑)。

実際のところは、私が報告なんかしないでも、はるかに早い時期に駒ケ根では金賞の情報が流れていたみたいで、話題はすでに『金の鶴T』に移ってました(汗)。えっちゃんがしばらく前に、普通ものの数倍のお金をかけて作った幻の金の鶴Tが1枚だけ存在します。鶴が金賞をとったら増産するなんて冗談めかして言ってたんですが、現実の話になりましたね(笑)。

長生社として許可を出しているのはTeam101だけですから、また越百主導で取りまとめ等してくれるようです。60枚以上になるとかなり安くなるようですから、よろしかったら皆さんも申し込んでくださいね。次に金賞が取れるのはまたしばらく先でしょうから、この機会を逃すともう買えないかもしれませんよ(笑)。

ほんの短い時間でしたが、女房と一緒にみんなに金賞を祝福してもらいました。やっぱり、うれしかったなぁ。今度はもっとしっかり飲まなくっちゃ!でも、「これで次のバージョンの鶴Tを作る時のネタが無くなっちゃったね」って聞いたら、「次は銀の鶴T作りますから、金賞とらないで入賞止まりにしといてください」って言われたんですが・・・(汗)。


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全国金賞

みなさん、ありがとうございます!!!本年の全国新酒鑑評会での金賞受賞に対しまして、実に多くの方々からお祝いの電話、メール、ブログコメント等をいただきました。途切れることなく届くご祝辞への対応で、ハッキリ申し上げまして、昨日の営業活動は予定をクリアできませんでした(笑)。こんなにみなさんに喜んでもらえて、頑張って吟醸を造った甲斐があったっていうものです。

結果発表の正確な日時も知らず、毎年誰かから連絡を受けて初めて気がつくくらいで、それほど金賞には欲がない・・・ように見せかけながらも、その前後にはそれなりにソワソワしてはいるんですよ(笑)。今回の第一報はこりゅうさんからいただいたんですが、新宿駅にいた私は、周りから怪訝な眼差しをよそに、その場で大きな声を上げてました(笑)。

みんな朝から、結果が公表される酒類総合研究所のホームページを覗きにいってるみたいですね。10時に発表っていうことのようですが、その時間はアクセスが集中しますから、なかなかつながらないようなんですよね。聞いた話によると、10時前からそのページにアクセスしておいて、10時になった瞬間に更新ボタンを押すと速く表示できるとか・・・(笑)。

思い返せば、この造りは蔵人が一人少なかったんですよねぇ。苦しい中で、長生社の社員もよく頑張ってくれました。例年私は吟醸の時には全く余裕なんかありませんから、人数不足の穴埋めは私以外の人間がしてくれたことになります。不慣れな社員も入れざるを得ませんでしたが、一生懸命やればいいものが造れるんだっていう自信につながればいいんですけどね。

今回の金賞、こりゃゲットできたから言うわけじゃありませんが、昨年と比べればホンのちょっとだけ自信はあったんです。どういう意味かっていうと、取りにいったって言えばカッコイイんですが、取りにいったからです・・・ウソウソ(笑)。全国の鑑評会は、評価員の審査結果を後で教えてくれるんですよね。そこで悪い方向の指摘を受けたポイントを改善する造りを心がけたんです・・・なんて、金賞取れたから言えることだよなぁ(笑)。

そりゃ半分冗談ですが、私が志向したのがそういう方向だったことは事実です。全国の酒蔵がひとつのコンテストの金賞を目指すことによる味の画一化は非難されるところですし、それが本当に自分が造りたい純米吟醸を突き詰めた結果だったのかどうかは、私の中に多少の後ろめたさとして残ってはいるんですけどね・・・。

イヤー、今日はちょっと思い上がって書いちゃいましたね(汗)。もう、こんなこと書きませんから、鼻で笑って見過ごして下さいね。まぁ、またしばらくの間はこういうチャンスはないと思いますから、言える時に言っとかないとね(笑)。でも、みなさん本当にありがとうございました!これを励みに、また必死こいて信濃鶴を造りますから、これからもよろしくお願いします!


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号外

約半年ぶりの営業回り。腫れ上がった足を引きずりながら一日歩いたら、久しぶりに駅のベンチで足がつりました(涙)。相変わらずの泣き事ブログで申し訳ありませんが、夕方には痛みも最高潮に達して、前を歩いていた美人がコケようが、エスカレーターでカップルがキスをしようが、怪しげな客引に声をかけられようがお構いなしでホテルまで帰って来ました(笑)。

それにしても、我慢強いでんなぁ、ワテは(笑)。痛かったらタクシーでも使えばいいのに、何が何でも歩きたいのかねぇ・・・。昨日まっちーさんが私のことを「ドMじゃないの」とコメントしてくれましたし、越百のえっちゃんにも「岳志さんはドMだ」と指摘されたことがありましたが、もしかしたら本当にそうかもしれないと思いはじめました(笑)。

私は身の回りの物を買っても、案外と後生大事にしまい込んで、すぐに使い倒すようなことをしないところがあるんです。女房にも、「買ったらどんどん使いなさいよ」って怒られます(汗)。でも、自分の体については、何か早々に使い切ろうとしているんじゃないかと思われるフシがありますな。自分じゃ自分のことよく分かりませんが・・・

・・・と

・・・ここまで書いて

・・・いろんな方々から電話

・・・それに山のようなメール

・・・で

・・・全国の金賞

・・・とれましたよ

・・・ホントだよ

・・・もうブログ書いてらんないや

・・・泣けてきた

・・・今夜は打ち上げだっっっ!!!

おめでとうコメントもたくさんいただいちゃってるし、駒ヶ根ブロガー連中も騒ぎ出してくれてるようですから、この記事は明日分なんですけど、タイムラグのないように、もうアップしちゃいますね。今晩は、このまま東京で飲みます。もしかしたら、スゲー人と・・・。


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酒メッセin東京



痛い足を引きずって、予定より1時間遅れで『長野の酒メッセin東京』の会場である『グランドプリンスホテル赤坂』、通称『赤プリ』に入ると、他のお蔵さんのブースは既に準備万端になっていて、みんな食事に出ていました。慌てて、女房の作ってくれたおにぎりを頬張りながら、ブースの飾り付けをしましたよ(汗)。

とは言え、他のお蔵さんと違って出品点数が極端に少ない信濃鶴は、準備なんかあっという間にできちゃいます(笑)。とにかく3種類の商品しかないんですから、全部持って来たって3点なのに、いつも2点しか出さないっていうのは、やる気があるのかないのか疑われても仕方がないかもしれませんね(笑)。

でも、こういう試飲会の時って、お客さんと直接お話するってことが一番の目的であって、商品の説明よりも蔵の姿勢をアピールすることが重要な気がしているのでそんなやり方で通してるんですけどね。それに、「1種類を除いてほとんどの商品を持って来てます」っていう言い方もできるわけだし(笑)。

とか何とか言って、私が応対できたのは来ていただいたお客さんの内の半分くらい。残りの半分は、ZENさんと我が弟ヤシと横浜の鶴チューSさんがやりくりしてくれました。特に、ZENさんにはずっとブースに入って手伝ってもらいました。トイレに行ったり、氷を取りに行ったり、食事をとったりできたのは彼のおかげです。本当にありがとー!

お客さんとしてはそれ以外にも、神奈川のNさんや、仲良くさせていただいている酒販店さん、いろんなお酒の会で信濃鶴をご贔屓にしてくれている皆さんなんかに寄ってもらって、鶴ブースの前はさながら立ち呑み屋状態に(笑)。それに、今回もブログ読者の方々に何人も来ていただいて、とってもうれしかったですよ。ブログ書いてて良かったですねぇ、本当に!

上の写真は開場直後に写したもので、まだまだ入場者が少ない時の状態です。それなりに各ブースの様子がお分かりいただけますかね。この後、どんどんお客さんが来場されて、もっとギュウギュウ詰めになっちゃったんですよ。でも、せっかくこのイベントの認知度が上がってきてるのに、来年赤プリはなくちゃうんですよね(汗)。来年の会場はどうなるのかなぁ・・・。


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徒然の徒然



さてさて、今年も本格的に出張のシーズンが到来しました。今は、東京に向かうバスの中です。今回のメインイベントは、『長野の酒メッセin東京』になりますね。既に恒例の催しになっていて、これで7回目の開催です。長野県内のほとんどの蔵のお酒が揃う機会ですから、一般のお客様以外にも、酒販店、料飲店関係のお客様も多くて、今年も盛況になると思いますよ。

ところが、そんな大切な予定を控えた昨日のこと、蔵の中で仕事をしていた時に、思いっきり鉄の塊のような機械の脚を蹴っちゃって、左足の甲がパンパンに(涙)。一晩しっかり冷やしましたが、まだまだ青々と腫れ上がっております。今朝は強引に靴を履いてきましたが、痛くて脱げるかどうか分かりまへん(汗)。

この足で一日中立ち続けられるかどうか考えるとちょっとブルーが入りそうですが、よく考えれば明日と明後日は営業で東京を歩き回らなくっちゃならないんじゃないですか。そんでもって、イケてる酒販店さんって、駅から遠かったりするんですよねぇ(涙)。こりゃ、ちょっと無理かなぁ・・・それか、酒メッセをサボってホテルで寝てるとか・・・ウソウソ(笑)。

今、車内アナウンスがあったんですが、中央道って現在集中工事中で、結構な渋滞らしいでんな(汗)。バスも止まったままで動かなくなっちゃいました(涙)。余裕を持って出ては来ましたけど、一時間以上遅れると集合時間に間に合わないかな。でも、同じバスに漆戸醸造のU社長も乗ってますから、一緒に遅刻すれば怖かぁないや(笑)。

こうなると、ヒマを持て余すっていうか、ヒマなくせにブログを書く気にならないっていうか、書くことが思い浮かばないっていうか・・・。足はズキズキ痛いのに、頭の上から冷房がキンキン効いて肩は冷えるし、動けないから腰もジンジンしてきて、図らずもこんな所で「歳とったなぁ」などという感慨に浸ったりして・・・(笑)。

ロクな話題もなく、ロクな写真も撮れなかったので、全く関係ありませんが、昨日記事にした『時香忘』さんで撮った残りの一枚をご覧いただきましょう(笑)。すごい蕎麦なんですよこれ。色の濃い蕎麦と白色に近い蕎麦を張り合わせてのして切って、一本の麺にしちゃうんです。とりあえず、皆さんの目を楽しませるために載せておきますが・・・何とも取り止めのないブログでスイマセン(汗)。


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時香忘

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昨日蕎麦会の話題を書いておいて、その舌の根も乾かないうちにまた蕎麦の記事を書く・・・まぁ、そのくらい蕎麦が好きだっちゅうことですな。お酒ブログのはずなのに、お許しくださいね・・・なんて殊勝なこと言っちゃいるけど、本心は書く気満々・・・まぁ、そのくらい蕎麦が好きだっちゅうことですな(笑)。

さて、『丸富』での蕎麦会の翌日の月曜日は、会社がお休みでした。丸ごとお休みがもらえるようになると、ほんのすぐそばでも出かけてみたい気分になるのが人情ってもんで、かねてから行きたいと思っていた木曽のお蕎麦屋さんに向かいました。ある友人が、「それほど蕎麦が好きなら、一度は行ってみろ」と勧めてくれたお店があったんです。

その名は『時香忘(じこぼう)』さん。木曽町にあるきそふくしまスキー場のそばの、とってもおしゃれな感じのお蕎麦屋さんでした。休日にはズラッと行列ができるほどの人気店だそうです。友人に勧められてから気にして見ていると、長野県の情報誌の蕎麦屋特集には必ずと言っていいほど名前が出てますね。そのメジャーぶりは丸富といい勝負だと思います。

月曜日の開店前から並んでたんですから、始めは私と女房しかお客がいなくて、とても静かな店内でお蕎麦が食べられました。机や椅子から始まって、その内装はとても現代的で、都会の喫茶店っていう印象です。ウェイトレスさんも若くてきれいな人でしたから、蕎麦屋とは思えないくらい。何の飾気もない、山の分校みたいな丸富とは対照的ですね(笑)。

肝心なお蕎麦のお味はというと・・・これがまた、聞きしに勝るスゲー蕎麦でした。見るからに粗引きの、つなぎの小麦粉を入れない蕎麦粉100%の蕎麦なんですけど、決してボソボソはしてなくてのど越しもいいんです。粗引きゆえのしっかりとした味わいがあって、こってりと食べさせるタイプの麺って言う感じでした。美味しかったー!

粗引きの蕎麦粉は粘りがあまり出ないから、麺の状態につなぐのが大変なんですよね。ですから、つなぎを入れない10割蕎麦にするのは更に難しい作業になるんです。それに加えて、香りが逃げるのを嫌って、10割蕎麦を打つ時のテクニックのひとつであるお湯を使ったこね方もしていないそうで、そんな蕎麦が打てるのは日本に数人しかいないって言われるほどの技術なんだそうです。

そんな厳しい条件なのに、しっかりとつながってのど越しもいい蕎麦に仕上げられるひとつの秘密は、『おやまぼくち』っていう植物にあるとか。私も詳しくは分からないんですが、その植物の繊維をほんのちょっとだけ中に入れているんだそうです。おやまぼくちを使った蕎麦は、信州の北の地方で有名ですから、その辺の流れを汲んでいるのかもしれませんね。

ここで書いたウンチクは、帰り際に店主の方が出て来てくれて、他のお客さんも少なかったもんだからしばらくお話しさせていただいて教えてもらったことです。駒ケ根から来た旨を告げると、「あそこだったら丸富さんがあるじゃないですか」と言われたので、昨日の夜は丸富で飲んでいた旨を明かしたら苦笑なさっておられました(笑)。信濃鶴もそれとなく宣伝しておきましたから、使ってもらえるとうれしいですね。

駒ケ根から権兵衛トンネルを抜けて片道1時間ちょっとかかりましたが、その時間をかけても食べに行きたい蕎麦を発見しましたね。でも、朝そんなお店のことを思い出さなかったとしても、きっと前日たらふく食べられなかった欲求不満を晴らすために丸富にもう一回行ったことでしょう・・・まぁ、そのくらい蕎麦が好きだっちゅうことですな(笑)。


□□□ 蕎麦ブログになっちゃいそう □□□
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蕎麦会



毎日いろんな方々との出会いが多い最近の岳志です。蔵の仕事がひと段落してからというもの、いきなり外へ出て人とお会いする機会が増えるのが例年のパターンですが、今年もそれに漏れず、頭の中の切り替えがまだ追いついていない感じです(汗)。これが、毎年ブログでも書いている、杜氏モードから専務モードへの切り替え時の生みの苦しみっていうところでしょうか。

年間で数回開催されている蕎麦屋『丸富』の蕎麦会ですが、春に開催される蕎麦会は『信濃鶴の新酒を楽しむ会』っていうことで例会化されてきています。この蕎麦会にはいろんな分野で活躍されている面白いお客さんが来て、毎回どんな人と知り合えるか私も楽しみにしているんです。一風変わった人も多いんですけどね(笑)。

私が先日お世話になった、焼津の食品関連会社を経営するOさんをはじめ、食関係のいくつかの有名雑誌で記事を書いているカリスマ(?)ライター、新潟で自然農法に取り組んでいる農家、飯田市でキジを育てている会社の社長、飯島町で酒米も多く作っている農業法人の社長、その他この伊那谷で志を持った活動をなさっている方が多数。

ですから、話題がとても豊富なんですよね。今注目されている蕎麦屋、酒米作りのノウハウやその舞台裏、刺身の商品知識、旧一万円札に描かれていたキジの絵の構図、無農薬沢庵の作り方、丸富を訪れた陶芸の人間国宝が褒めちぎっていった信濃鶴、沖縄のイベントであっという間に売り切れた信濃鶴、信濃鶴の先代社長に世話になった思い出話・・・とてもここでは書き切れません。

それに、出てくるご馳走がこれまた美味しいんです。蕎麦屋とはいえ蕎麦関係の料理はほんの少しで、その他はみんなでいろいろ持ち寄るような形なんです。持ち寄りとは言え、その内容がすごいんですよ。駒ヶ根の山菜、飯田のキジの卵、新潟の無農薬野菜、焼津の魚などなど、旬の食材がさりげなく揃っちゃうところが普通じゃありません。

ちなみに、何でキジの卵が旬なのかって言うと、キジが卵を産むのは1年の中で今の時期だけなんだそうです。もうひとつ付け加えると、旧1万円札に刷られていたキジは上記の社長さんの会社で作った剥製がモデルなんだそうで、その剥製がちょっと不自然なポーズをとっていたために、デザインもちょっとおかしいんじゃないかなんておっしゃってましたね(笑)。

「信濃鶴のことはとても注目していて、今日はあなたに会いに来た」とか、「信濃鶴はしばらく口にしてなかったんだけど、最近飲んで見直した」とか、「無濾過生原酒は普通の純米とどう違うのか」などと話しかけてくれる皆さんと、時間を忘れて語り合いました。今から考えると、もうちょっといろいろ食べときゃ良かったとも思うんですけど、ここでは人とのつながりが一番大切ですから、それも致し方のないことですかね。

皆さんに信濃鶴を愛しているって言ってもらえることは本当にうれしいことです。そういう色彩の会なんですから鶴のことを悪く言う人はいないんですが、蕎麦という食べ物でつながった鶴ファンの存在っていうのもちょっと不思議な感じではあるものの、とてもありがたいですよね。地元の皆さんに誇りに思ってもらえる酒造りをこれからもずっと続けたいと、心の底から思える一夜でした。


□□□ 写真はキジの卵 □□□
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襲来



鶴ちゅーS「何か予定を立てたら、なるべく早いうちに連絡するようにって岳志さんに言われてましたから、速攻で電話させてもらいました」
岳志「ほー、そんじゃ、いつか駒ヶ根に遊びに来るかい?」
鶴ちゅーS「ええ、行きます。今、計画を立てたんで、早めにと思ってお電話差し上げました」
岳志「そんで、いつ来んの?」
鶴ちゅーS「えーっと、今から行きます!」
岳志「ヘッ?」
鶴ちゅーS「もうちょっとしたら、友人Mと一緒に出発します」
岳志「今って言ったって、横浜からじゃ、4時間はかかるんじゃないの?」
鶴ちゅーS「大丈夫ですよ、安全運転で行きますから」
岳志「そっちが大丈夫でも、こっちが大丈夫じゃないじゃないかぁ。そんな遅い時間から飲み始めたら、明日が大変だよ」
鶴ちゅーS「ご心配には及びません。また、越百のカウンターで寝ててくだされば結構ですから」

・・・という電話がかかってきたのが、会社の仕事も終わろうとしていた夕方のこと。全くいつもいきなりなことを言って、こちらを困らせてくれる連中です(汗)。中央道がどこかで詰まっていれば、今日中に着くことも難しいかもしれないのに、思い立ったが吉日よろしく、駒ヶ根まで来てくれました。

割合にスムーズに走れたみたいで、9時半頃には越百で飲み始められました。突然に駒ヶ根に来て私がいなくても、とにかく越百さえ開いていれば居場所があるので、何の連絡もなしに来駒する友人が多いんですよねぇ。日本中から目指してきてくれるお客さんをたくさん持っている越百は、もしかしたら駒ヶ根一全国に名前の知られている居酒屋だったりして(笑)。

カウンターに着くと、自分の誕生日は越百で祝ってもらうから、その日には店を開けて待ってるようにと言いながらその日には来なくて、えっちゃんが用意してあったバースデーケーキを食べる人がいなくなっちゃって、彼女はそれを一人で食べて体重増加の原因になったと、張本人のS君がえっちゃんから小言をもらいながら乾杯(笑)。

hamaちゃんをはじめ、常連ばかりが座っているカウンターで、S君もM君もまるでいつもそこで飲んでいるかのごとくに会話に加わります。あのカウンターに座ると誰でも仲良しになっちゃうのが越百の魅力ですが、数回来ただけでその中の誰よりも大きな顔をしているS君たちも、相当なツワモノですな(笑)。

その後は、お決まりのようにバーArikaに行って、お決まりのベルギービールを飲んで、時間通りに夜は更けていきました。でも、お決まりの私が寝ちゃうっていうパターンは所々あったのみで、しっかりとArikaのピザの味は覚えてましたぜ(笑)。家にたどり着いたのが2時半頃だったっけなぁ・・・おじさんにはツライ時間(涙) 。

翌日というかその日の午前中に彼らに電話をかけるも、一向に出る気配がありません。ゆっくりと寝込んでいたみたいで、お昼過ぎに遭遇することが出来ました。会って飲めば毎回二日酔いになっている私とひとまわり以上も歳の離れた2人ですが、もう何回も駒ヶ根まで遊びに来てくれてますし、私も横浜でお世話になりました。これからも、ずっと駒ヶ根と越百と信濃鶴を愛してほしいですね。


□□□ 気を付けて帰りなよー! □□□
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獺祭

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蔵見学の2軒目は『獺祭(だっさい)』醸造元の『旭(あさひ)酒造』さん。獺祭っていう銘柄名はインパクトがありますよね。私も初めて聞いた時には「ダサい名前だなぁ」・・・とは思いませんでしたが(笑)、一体どんな意味なのかは皆目見当がつきませんでしたね。レッテルにある『獺祭』の文字を見ても理解できるわけもなくて、本当に『ダサい』をもじった当て字かと思ったくらいでした。二葉亭四迷(くたばってしめぇ)のようにね(笑)。

後に『獺』が『かわうそ』っていう字だってことが分かったんですが、それでもそこに込められている意図までは不明でしたね。社長さんから頂いた名刺に書いてある説明によれば、蔵の所在地である『獺越(おそごえ)』っていう地名から一字をとって命名したんだそうです。『獺祭』自体にも意味があって、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするように見えるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料を広げ散らすことを指すんだそうですよ。

そんな酒名にも驚かされますが、何と言ってもビックリしたのが、完成したばかりという新蔵でした。新しいのは当然のことながら、その規模の大きさといい、内容の凄さといい、到底太刀打ちのできる代物ではありませんでしたね。やっぱり、あんまり実力の違い過ぎるお蔵さんを見学するっていうのも、気落ちしちゃって善し悪しかもしれません(笑)。

このご時世にそんなお蔵を建てられるだけあって、獺祭さんの売上げの伸びは止まるところを知らないほどの勢いなんですよね。毎年数十パーセントというような成長を続けて、10年前の数倍という規模にまでなっておられるそうです。このお蔵も、その増産に対応するための投資っていうことなんでしょう。四季醸造ができる、つまり1年中お酒が造れるように設計されていました。

私が県外を営業して回っていても、この獺祭さんの商品を目にすることがとても多いんです。それも、こだわりの地酒を扱っておられるような酒販店さんにしか置いてないんですよね。あれだけの数のお店の店頭に並べられているんだから、製造数量はそれなりに多いとは思っていましたが、お聞きしたところによると信濃鶴の10倍くらいは造っておられるとのことでした。そして、更にどんどんと伸びているんだそうです。スゲーですねぇ(汗)。

しかし、このお酒の本当の凄さは、その酒質にあるのかもしれません。超が付くほどの高級酒しか造ってないんですよ、これが。使用原料米は『山田錦』のみ。造っているのは純米大吟醸酒のみ。メインは精米歩合50%と39%と23%の3本柱・・・何となく、どこぞのお蔵さんと似てはいますが、内容が段違いに高級路線なんですよね(笑)。しかもそれが飛ぶように売れているんだから、真似のしようがありませんやね(汗)。

私たちのグループの説明役に付いていただいたのは、この蔵の若き杜氏さんでしたが、しっかりとしたポリシーを持った造りをなさっておられるのがよく分かりましたね。原料や気候の違いもありますが、私たちの常識からすればちょっとあり得ないような設定をなさっておられる部分もあって、鶴の造りにも応用できるかもしれないポイントもいくつか教えていただきました。規模では追いつけないにしても、内容では負けないようにしなくっちゃね。

こういうお蔵さんを見学させてもらっていつも思うことなんですが、デキるお蔵さんほど包み隠さず何でも教えてくれるんですよね。この日も、麹室の中で麹にまで触らせてもらいました。お酒造りにそれほどの企業秘密なんてないんですが、そういう心の広さが酒質にも表れて、ひいては売れ行きがアップするってことになるんですかねぇ。私だって聞かれれば何だって答えちゃいますが、鶴の真似をしようなんていう奇特な人はいないんだよなぁ・・・(笑)。


□□□ ビックリすることばっかりでした □□□
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雁木



蔵見学の1軒目は『雁木(がんぎ)』醸造元の『八百新(やおしん)酒造』さん。雁木っていうのは、船着き場の階段のある桟橋のことで、かつて原料米が蔵の脇を流れる川の雁木から水揚げされたことから命令されたっていうことです。『がんぎ』っていうと、新潟の豪雪地で積雪を避けるために家屋の軒先に張り出している屋根のことも差しますが、それとは違うんですね。

ちなみに、八百新酒造の名前は、創業者の八百屋新三郎の名前から来ているとのことでした。八百屋っていうは、町の八百屋さんのことじゃなくって、かつての岩国藩御用達のよろず問屋を表していたんだそうです。蔵の脇を流れる川は『錦川』という『錦帯橋』で有名な川ですし、とても歴史のあるお蔵さんなんでしょうね。元々は醤油を主に商っておられたんだとか。

私も東京の酒販店さんでそのレッテルを拝見することもあったので、見学させていただくのをとても楽しみにしていました。でも、『雁木』っていう名前は、日本酒の銘柄とするとちょっと違和感があるかもしれません。こういうネーミングは新しく展開されたブランドに付けられることが多いと思うんですが、この雁木も平成12年から新しい蔵人によって造られたお酒に付けられた新ブランドだそうです。

それほど大きな製造量ではなくって、ほとんど信濃鶴と同じくらいの規模だっていうことでした。地元専用の古くからの銘柄もお持ちなんですが、『雁木』ブランドが牽引役になって県外出荷を伸ばしておられるそうです。山田錦を中心に使って、社長さんも造りに入って、丁寧な酒造りをなさっておられるようでした。小さい蔵ながらの工夫を随所に生かしてあって、私もとても勉強になりましたね。

中でも感心させられたのが、余り数字に縛られることのない、その場の状況に応じた臨機応変な酒造りっていうことでしょうか。こうなったらこうするっていうような型にはまった酒造りじゃなくって、もしかしたらそうじゃないかもしれないと、常に問いかけるような姿勢が好印象で、私もそうありたいと思いましたね。試飲させてもらったお酒も、丁寧な造りが味に表現された柔らかな舌触りのいいお酒でしたよ。


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山口遠征



今日から明日にかけて1泊2日で若葉会の旅行です。若葉会っていうのは、長野県の酒造組合の若手メンバーで構成される会で、毎年この時期に全国各地のイケてる蔵元さんを見学させてもらっているんです。近いところも遠いところもありますが、何と今回は山口県まで行くんです。本州の端っこだっせぇ(汗)。

見学させていただくのは、『獺祭(だっさい)』醸造元の旭酒造さんと、『雁木(がんぎ)』醸造元の八百新酒造さん。『獺祭』は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの銘柄で、非常に注目度の高いお蔵さんです。『雁木』は私はたぶんこれまで飲ませていただいたことはないと思うんですが、東京の酒販店さんでも取り扱いのある、これも知名度上昇中のお蔵さんですね。

スケジュールとすると、初日の今日は広島まで行くだけの旅程なんです(汗)。ですから今日は何にもなくてもったいないような1日なんですが、明日は広島から山口へ行って2蔵を見学させていただいてから、その日のうちに帰ってくるという超ハードスケジュールです。2泊3日になるよりはいいですが、駒ケ根に到着するのは22時過ぎの予定。佐久方面のメンバーにいたっては、日付が変わってから帰郷ということになるようです(汗)。

どうやって山口まで行くかっていうと、その2つのお蔵さんが広島県との県境に近いもんだからとにかく広島市まで行くんですが、県内のメンバーを集めながら名古屋まで行って、そこから広島まで新幹線っていうルートです。実は、2週間後に『全国新酒鑑評会』の公開研究会が東広島で開催されますから、また同じルートで広島まで行くことになるんですけどね(汗)。

その鑑評会にはほぼ毎年参加していますから、年に一回は必ず新幹線に乗る機会があるんですよね。その他にも営業回りで利用することもありますから、最近は新幹線に対するアレルギーはなくなって、二枚発行される乗車券と特急券の区別もつくようになってきました。最初は、なんで一回の乗車に二枚の切符が必要なのか分かんなかったもんなぁ(笑)。

今回見せていただける獺祭さんも雁木さんも、わざわざ本州の最果まで行くだけの価値がある造り酒屋さんだと思います。でなければ、これだけの労力を払ってまで押し掛けたりしませんからね。そういえば、数日前にも自分の一番見たいお蔵さんを見てきたばかりですから、その辺とも対比させながらじっくりと見学させてもらってきますね。


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ウコンの力スーパー

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本日は、ハウス食品の宣伝ブログへようこそお越しくださいました。当社の新製品『ウコンの力スーパー』をご紹介いたします・・・って、あんまり悪乗りして書いてると当のハウス食品さんからクレームが付きそうなのでこの辺にしときましょう(笑)。でも、悪いようには書きませんから、試供品くらい・・・(ウソウソ)。

その日は夕方から飲み会になっていて、家に買い置いているウコンの力も切らしていたので、知り合いのIさんが経営するセブンイレブンで1本買ったんです。今はどこのコンビニへ行っても、この商品はかなりのフェーズがとってありますよね。人気の売れ筋なんでしょうが、その割にアルコールの消費は伸びませんけどねぇ・・・(汗)。

いつものように1本手にとってカウンターの中にいるIさんに手渡すと、「今日も飲むんかい」、「夜は街にいるから合流したきゃ電話ちょーだい」ってな話の後、「300円になります」と彼が言うじゃないですか。「おんどれおちょくっとんのかい!ウコンは200円じゃろが!」といきなり関西風になって詰め寄ると(ウソ)、「これ、スーパーってやつだもん」と私の目の前にこの缶を差し出しました。

よく見ると、これまでのものとちょっとデザインが違うし、容量も少し大きいじゃないですか。「何だこれ?」ボトルを上から見ただけじゃ、従来品と変わらないので手に取っちゃったんですが、『スーパー』と銘打って値段も1.5倍もするからにはきっとスーパーな効き目があるんだろうと期待して飲んでみました。

味的には、従来品の方が飲みやすいですかね。スーパーの方がよりウコン臭いっていう感じですが、この手のものに美味しさなんて求めてもしょうがありませんし、良薬口に苦しで効果がありそうです。以前、ウコンの粉末をそのまま水で飲んだことがありましたが、その時に感じたウコンと同じような香りがした気がします。

その日の飲み会は、どうしても日本酒はダメだっていう男が一人いて、それは飲まず嫌いだの、純米酒ならいいの、ビールとチャンポンがいけないだのといった諸説紛々が出るわけですが、とりあえずウコンを飲めって言っておきました(笑)。私が日本酒ばかり何合も飲んでいるのを見て「信じられへんわー!岳ちゃんホンに強いねんなぁ」って言うんです。ちなみに、この男は本当の関西人(笑)。

私とすれば、彼がビールやチュウハイをガブガブと大量に飲んでいる方が、よっぽど大変なことを体に強いているように思えるんですけど、日本酒に苦手意識のある人っていうのは、少し飲んでも悪酔いするっていうような不信感が根強いんですよね(汗)。現に彼は、日本酒を飲んだ次の日にはゲロゲロになることが多いらしいんですが、そりゃ単なる飲みすぎじゃないかと・・・(笑)。

私の経験からいうと、ウコンを飲んで(飲まなくても)純米酒ばかり続けていれば、かなり量がいっても次の日それほど苦しくなることはないんですけどね。やっぱり純米がいいような気がしますね。この日だって、私にしては多めの5合近く飲んだと思いますが、次の日それなりに快適でしたよ。イヤ、もしかしたら、そりゃあのスーパーウコンのせいだったのかなぁ・・・。


□□□ ウコンとお酒は適量を □□□
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決断

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やっぱり成功者には決断があって、それによってドラマができて、その積み重ねが歴史になっているんですよね。その歴史を自らの手で作り出してきた経営者のお話は、大変に興味深くて示唆に富み、聞いている側にも勇気を与えてくれるものです。私たちはその成功を羨むよりも、そこに至る道のりの険しさにこそ着目しなくっちゃならないでしょうね。

日本酒業界での成功なんて、現代のIT関連企業のそれに比べれば規模は小さなもんでしょうが、それでも他の圧倒的多数の業績不振の造り酒屋の中にあって、不況知らずの商売ができているひと握りのお蔵さんは、成功者と呼ばれるにふさわしい道を歩んでいると言っても過言ではないと思います。そんな会社の社長さんとお話ができたんです。

これは日本酒業界に限った話じゃないでしょうが、同業他社の中にあって異彩を放っているような会社には、他との違いを際立たせてきた歴史の出発点にあたる、ハッキリとした転換点があったんじゃないでしょうかね。それは、今から振り返れば単なる路線変更に見えるかもしれませんが、その現場を切り盛りしてきた人たちにとっては命をかけた大英断だったはずです。

そんな方向転換が時代に受け入れられるかどうかは運に左右される部分もあるでしょうし、上手く波に乗ったとしても、長い間大輪の花を咲かせ続けることはまた大変な努力が必要でしょう。いずれにしても、宇宙の始まりがビックバンだったように、何かきっかけになるポイントがあって、往々にしてそれは大変なエネルギーを要する作業だったと思うんです。

違う道を歩み始めれば、必ずそれまでとは違った風が吹くことになります。そのままの道を行けば穏やかな風だけを受けていれば良かったものが、順風、逆風入り混じった中を歯を食いしばって歩くことになるかもしれません。その不安と恐怖を克服して、腹を据えた決断をした者のみが新しい方向に進むことができるはずです。

しかし、新しい方向ばかりがいいわけじゃないでしょうし、進むべき方向を誤ったら元も子もありません。そこでの決断がいかに重要かは考えるまでもありませんが、社員を引っ張るトップの責任はそこにこそあるんだと思います。成功者たるトップの顔には、その修羅場を乗り切ってきた自信をいつも感じます。

これまでに起こったいろいろな逸話も、今となっては楽しい思い出話でしょうが、その当時にあっては心を悩ませた問題だったはずです。それらのドラマが更に別のドラマを生んで、だんだんにいい方向に向かっていく様は正にサクセスストーリーなわけですが、それを語れるようになるまでが長い道のりなんだと思います。

もう何十年も前にそんな決断をしたそのお蔵の歴史からは、これまで見学したどの会社より学ぶべきことが多かった気がします。でも、歴史は真似することはできません。道は自分自身の手で切り開いていくしかないんですが、その道半ばでもがいているのが今の長生社でしょう。自分の歩みがひとつの歴史になるにはまだまだ努力が足りないと思わされた、ある日の企業訪問でした。


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家族旅行(おまけ)

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家族旅行の決算をしていた女房が言いました。「今回は、あんまりお金を使わずに済んで良かったわ」と。たまにしか行けない旅行ですから、私もケチケチしたことは言いたかぁないんですが、安上がりになって何も文句はないわけで、それに越したことはありません。外に出せない宿命になっちゃった写真の中から、写真整理の意味も込めて今回の旅行で使った節約の技をご披露申し上げましょう(笑)。

ある程度の距離があるどんな場所に行くにしても、2人までだと電車やバスなどの公共交通機関を使った方が安いんだけど、3人以上になったらほぼ間違いなく車で高速道路を使って移動した方が安上がりになると思ってるんですけど違いますかね。特に、高速道路の週末祝日の割引を使わない手はありません。ETCカードじゃなきゃダメですけどね。

今回も、かなりの距離を高速道路を使いましたが、土曜日の行きで1回、日曜日の帰りで1回使っただけですから、通行料金は総額2000円で済みました。ガソリン代は比例してかかりますが、何百キロ走っても片道1000円っていうのは安い気がしますよね。来月からの新しい料金体系になるといろいろ変わってくるみたいですが、そのうちに約束通り無料化されるんでしょうかねぇ・・・。

その次に、今回の節約の大きな目玉になったのがホテル代です。その土地に知人がいて情報がもらえたからできたことですが、ビジネスホテルの週末割引にプラスアルファして3人1部屋で8500円の超破格値(笑)。夕飯付きの温泉宿みたいなところに泊まると、ひとり1万5千円くらいはかかっちゃうんじゃないですか。その代わり、チェックインした後は快適に過ごせるでしょうけどね。

今回は街の中で美味しい物をたらふく食べて、その後は居酒屋さんに行く計画にしていたので、なるべく繁華街に近いところが都合が良かったんです。安くて美味しい食事ができるお店もいくつか調べてもらって、そのうちのひとつに行きました。ホテル代が安いんだから、いくら高い物を食べてもいいつもりで行きましたが、地元の人が行くようなお店ですから最高級のものを食べても、たかが知れた値段でお腹が一杯になりましたね。

その代わり、部屋は狭かったでっせぇ(笑)。想像はしていましたが、ダブルベッド以外の机や椅子は全て外に出してもらって、そこに布団を引いて私が寝ました。ホテルの人が「狭くてすいませんねぇ」なんて謝りながら用意をしてくれましたが、強引にお願いしたのはこっちなんですから何にも気になりませんでしたよ。

帰り際に、「本当に仲が良さそうないいご家族でうらやましいです」って言ってもらいましたが、「下に寝るのはお父ちゃんだからねっ」と私がしいたげられていたことは、背中に女房と娘の冷たい視線を感じていた私の口からは、到底言い出すことはできませんでした(涙)。まぁ、家族で修学旅行気分を味わうこともそうはないでしょうから、いい思い出になりましたけどね(笑)。

更に、2日目のお昼代を浮かせるために、わざわざ昼時を狙って学生時代からの友人宅を襲撃しました(笑)。奥さんは所用でおられなかったんですが、そいつは自分で何でも作れるヤツなので、焼きそばとカレーをご馳走になって満足満足です。駒ケ根には何回か来たことがあるんですが、こちらから行くのは初めてであらためて親交を深められましたね。

お昼ご飯ほどではありませんが、お茶をいただきに行ったのは、今回の旅行のルート沿いにあった酒販店さん。営業周りの一環という名目で、お茶の時間に訪問(笑)。店主ご夫婦は長生社にもお越しになったことがありますし、気さくな方たちなので家族連れでもお訪ねしやすかったです。お店は初めて拝見しましたが、いい品揃えがしてあって、決して大きくはないお店でもしっかりと生き残っていける様子を垣間見ることができましたね。K酒店さん、お世話になりました!

そんなこんなで、内容は充実していたんだけど、とてもチープな家族旅行となりました。お金が余ったんなら、少し私の飲み代にもらおうと思ったんですが、そんなことを女房が許すわけはありません(涙)。今回の余剰金をしっかりと積み立てて、次回は高級温泉宿に泊まりたいみたいです。娘はディズニーランドがいいみたいですが・・・(笑)。


□□□ かがた屋さんがぶっちぎってますねぇ □□□
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家族旅行(つづき)



さて、家族旅行のほぼ全てのスケジュールを消化して、ただ今帰り道の途中です。が、連休が終わったんだからとタカをくくっていた考えはオオ甘ちゃんだったことを痛感している岳志ファミリーです(涙)。高速道路でもないのに、大渋滞に巻き込まれて、ジリジリとしか動かない車内でみんなの口数も少なくなっております(汗)。私も運転に飽きたので、女房に運転を押し付けてブログを書き始めました(笑)。

最後のこの渋滞だけは嬉しくない誤算でしたが、他の予定については大満足な結果で終わることができましたね。やりたいことはできたし、見たいものを見て、聞きたいことが聞けました。盛りだくさんの内容だったんですけど、上手い具合にツジツマが合って、無駄な時間が全くありませんでしたね。余裕が無さ過ぎて、かえって遊び疲れました(笑)。

とにかく、今回の小旅行はいろんな人との出会いが一番の収穫でしたね。計画段階からお世話になった友人、厚かましくも蔵まで押し掛けてお話を伺った社長さん、海外赴任を前にして名残を惜しんだ旧友、いつもお世話になっている酒販店さん。ここまで他人に頼り切った旅行はこれまでなかったんじゃないかなぁ。いいご縁に恵まれてますね、私は。

最初から人にお願いするようなつもりでいちゃいけないでしょうが、話の流れの中で知人の力を借りられるような状況になったら、全幅の信頼を置いて任せちゃうっていうのも、思わぬ方向に物事が勝手に転がって面白い結果に結びつくかもしれません。今回は、それが全て上手くいっちゃった、とても有難い旅行でした。この渋滞以外はね(笑)。

えー、皆さんが楽しみにされていたかもしれない、某蔵元の見学記ですが、やっぱり彼の社長さんも、気になる諸事情が少なからずおありになるようでしたので、今回は公表はさし控えさせていただきますね。私も舞い上がっていたので期待させるようなこと書いちゃいましたが、もうちょっと思慮深く記事にしておくべきでした。スイマセン(汗)。

でも、そうなると、その辺がバレないようにするために、今回の旅行で仕入れたいくつかの小ネタが記事にできなくなるのでチト残念ですが、推理を働かせまくって蔵を当てにかかっておられる読者もおられるので、そのうちどこかでポロッと記事にするかもしれません。その時は、正解がお分かりになっても、お一人で心の中でニヤニヤしておいて下さいね(笑)。


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家族旅行



朝早くに駒ケ根を出発して、目的地に向かう車の中でこのブログを書いてます。数日前には、連休が終わっていろいろ仕事が忙しくなるようなことを記事にしていた岳志ですが、実は私の連休は今週末が本番です(笑)。ゴールデンウィーク中に気持ちのいい休日を2日間とることができましたが、それは家でゆっくり過ごすことに使って、この週末に年に一度の家族旅行を楽しむ計画です。でも、昨日の記事の一件があるので、今のところチト場所は明かせません(汗)。

半年間どこへも連れて行ってやれなかった罪滅ぼしで家族サービスするわけですが、昨年は諸事情でできなかったので、今年は女房にしつこく迫られていて、やらないという選択肢は当初からありませんでした(汗)。かと言って、2年分の旅行貯金があるわけでもないので、やっぱし貧乏旅行ではあるんですけどね(笑)。

ですから、今回は(も?)宿泊にはお金をかけずに、その分街の中で美味しい物を食べようっていう計画です。街の中心部にあるビジネスホテルでも週末は割引料金になっていたりして、ダブルの部屋に強引に家族3人で泊まれるように交渉しました。きっと足の踏み場もないような雑魚寝状態になるんでしょうが、朝食付きで何と総額8500円(笑笑笑)。

今回の旅行のもうひとつの特徴は、いろんな人に会えるってことかな。昨日のブログにも書いた今回いろいろと面倒を見てもらったOさん、蔵見学を引き受けていただいた社長さん、信濃鶴を扱ってくれている酒販店さんにもご挨拶をして、最後に大学時代の友人に会ってこようと思ってます。他の観光も織り交ぜながら、これを1泊2日でこなすのは結構大変かもしれません(汗)。

家族そろっての旅行なんて、一人っ子の我が家ですら、そうあと何回もできないでしょう。半分仕事も混ざったような旅行で申し訳ない部分もありますが、遊ぶ時には思いっ切り羽を伸ばさなくっちゃもったいないですからね。しっかりと美味しい物を食べて、いろんな人と会って、ちょっと窮屈な夜を楽しんでこようと思います(笑)。


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幸運

岳志「話せば長いんですが、駒ケ根に美味い蕎麦屋がありまして」
社長「そうなんですってね」
岳志「そこでOさんと懇意にさせていただくようになって、ぜひ私の地元へも遊びに来いって前々からお誘いを受けてたんです」
社長「なるほど」
岳志「そんな経緯もあって、今回そちらに遊びに行くことになったような次第でして」
社長「何人かのグループでこちらに来られるんでしょ」
岳志「いえ、そうじゃなくてですね、家族旅行なんです。私と女房と娘の3人だけなんです」
社長「あぁ、そういうことでしたか」

いつになくかしこまって携帯を握りしめていた岳志です(汗)。駒ケ根の蕎麦屋って言うのは『丸富』のことです。Oさんは丸富で蕎麦会をやる時にいつもおみえになっている常連さんですが、駒ケ根からは少し離れた場所からお越しになるので、よっぽどのお蕎麦好きなんでしょうね。私よりはかなり年配の食品関連の会社の社長さんで、駒ケ根や信濃鶴のことも愛してくれてるんですよ。

岳志「Oさんからも、そちらのお蔵さんがご自分の会社の目と鼻の先だっていうことは聞いていたもんですから、そちらに行ったら蔵の外側くらいは見学しようなんて言ってたんです」
社長「ええ」
岳志「とにかく名の通った銘柄だし、私の憧れのお蔵さんだっていう話は、Oさんとも以前からずーっとしていたんです」
社長「それほど大した蔵じゃありませんよ」
岳志「そしたら、蔵見学させてもらえるかどうか俺が聞いてやるっていうことになって、どうしてこんなことになったんだか、今こうして社長さんとお話ができているわけで・・」

Oさんはこのお蔵のお酒のヘビーユーザーらしくて、来駒される時にもいつもそのお酒をお土産に持ってきてくれるんです。それだから余計に私もそんな話をしていたんですが、Oさん自身はこのお蔵の社長さんと直接の面識はなくって、彼がいつも取り引きしている知り合いの酒販店さんを通じてこの話をお願いしてくれたようです。

社長「いつもはこういうお話はお断りさせていただいているんです」
岳志「えぇ、そうだと思います」
社長「でも、昨日2人も地元の人が直接おみえになっちゃったもんだから、断るに断れなくなっちゃってね」
岳志「スイマセン。それも、会社がお休みの日にうかがうなんてことになってしまって」
社長「いえいえ、構わないんですよ。そちらから来るんなら、午後の方がいいでしょうから、1時から2時の間に会社に到着っていうことでいかがですか」
岳志「はい、よろしくお願いします。こんなチャンスはないと思いますから、ここは図々しくお言葉に甘えさせていただきます。ありがとうございます」

この話が酒販店さんから社長さんに伝わって、それじゃどんな予定なのか会社まで連絡がほしいっていう話になったんですが、折しも連休に突入しちゃって会社は留守電状態になっちゃってたんです。これじゃ連絡が取れないとOさんに泣きつくと、「そんじゃ、俺が直接行ってみるわ」とわざわざそのお蔵さんまで出向いてくれました。そこで、社長さんから直々に自宅の電話番号を聞いてくれて、上の会話になったっていう次第なんです。

Oさんだって私より大先輩の社長さんですから、「とんだご足労をかけてしまって」とお詫びすると、「私もできる限りのことをしてあげたいし、こんな機会はめったにないんだから、みんなに思いっ切り甘えればいいんだよ。そこの社長にもどんどんと質問していろいろ教えてもらいなよ」と返してくれました。いいご縁に恵まれて、本当に感謝感謝感謝・・・(涙)。

こうなったから言うわけじゃありませんが、このお蔵さんは私が訪れてみたい酒蔵ベスト1。私個人でお願いして見せてもらえるような蔵じゃありません。本当だったら、県内の若い蔵元連中にも声をかけて一緒に見学させてもらえないかお願いしなくちゃいけないくらいですが、今回はいろいろな経緯もありますし、神様のご褒美ってことで私だけで行ってきますね。お許しが出れば、実名入りでご報告しますからお楽しみに!


□□□ それじゃ、半分仕事、半分家庭サービスに行ってきます! □□□
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出版社

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いろんな方にその度にご報告をいただいていて、いつか記事にしなくっちゃって思っていたんですが、何となくしそびれて今日まで来ちゃいました(汗)。『(えい)出版社』さんというところでお出しになっている『エイムック』というムック本の中の、日本酒を扱っているシリーズに信濃鶴を何度か取り上げていただいたんです。

鶴も数年前に比べればちょっとはメディアに取り上げていただけるようになって、「ここに出てたよ!」と、全国のブログの読者のみなさんからコメントをいただくことがあります。ちょっと注目度の高い書籍だったりすると、こちらでもビックリするくらいいろんな人に読まれてるんだなぁって思わされますよ・・・立ち読みかもしんないですけど(笑)。

この出版社さんは他にも日本酒のムック本を出版なさっているのかもしれませんが、鶴が登場するのは『日本酒の基本』、『日本酒の知識蔵』、『日本酒の選び方』の3冊です。それぞれ、2009年4月、2009年12月、2010年4月の発行です。ほぼ1年の間に、このテの本を3冊も作るのは結構なハイペースなんじゃないですかね。

ちょっと記憶があいまいで申し訳ないんですが、昨年、東京のある酒販店さんの日本酒を楽しむ会に出展させていただいた折に、この本の編集長さんと少しだけお話しさせていただいたことがあった・・・と思います(汗)。少し前に日本酒にのめり込んじゃって、自分の出したい本を作ったら以外といい売れ行きだったっておっしゃっていたのを覚えています。

内容的には、単なるカタログに終始しているわけではありませんし、難しい内容ばかりが並んでいるわけでもありません。しっかりと書かれている記事も、初心者にも分かりやすく丁寧に書かれていると思います。お酒の造られる工程なんかも分かりやすくまとめられていますね。3冊とも分かり易さも読み応えも十分っていう感じです。

ちなみに、ムック本って言うのは、マガジンの『m』とブックの『book』をつなぎ合わせた言葉のようですね。雑誌の読み易さと書籍の内容を併せ持った刊行物っていうくらいの意味でしょうか。どんなジャンルにかかわらず、そういう感じの本を書店で目にすることが多くなったような気がするんですが、これらの本は正にムック本と言えると思いますね。

ほんの少しずつではあるんですけど、写真とコメント少々っていう感じで、上記の3冊の全てに信濃鶴を載せていただきました。別に長生社で掲載料を支払ったわけではありません。いろんな酒販店さんからのご推薦をいただいて選ばれたような次第で、全く手濡らさずでいい宣伝をしてもらっちゃって、本当にありがたいことです。

掲載された本は会社の方に送付されてくるので、「あぁ、載せてもらったんだ」っていうことはその時点で分かるんですが、いろんな方から「見たよー」と言っていただけるのはとてもうれしいもんです。それによって信濃鶴の売り上げが伸びるかどうかは分かりませんが、日本酒っていうものの活性化に一役買えたような気がするんですよね。

過日も記事にした、ダイヤモンド社さんのサイトで記事にしていただいた時にも、皆さんからたくさんの反応をいただいて張り合いでした(笑)。ついでと言っちゃぁなんですが、あの時に私にそのことを教えてくれた読者の『借家の熊』さんが、もうひとつ信濃鶴について書かれたサイトを発見してくれましたので、下に紹介しておきますね。本にしてもネットにしても、知らないところで誰かが見ていてくれるんですから、もっともっと頑張んなくっちゃイカンですね。

》》》》》》》》》》 【47NEWS日本酒津々浦々】


□□□ あらあら4位転落 □□□
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予定帳



4連休の最終日、「さてさて、明日からの予定は?」と手帳を開いていてみたら・・・ドーンといろいろ詰まっているじゃぁないですか、これが(涙)。連休前までは4月のページばかり眺めていましたから、5月のページはほとんど開いてなかったし、あらためて自分の目の前にうず高く積まれている仕事の山に気付かされた感じです(汗)。

連休前っていう大きな区切りに、キリよく自分の仕事を全てこなしちゃったような気分になっていましたから、そこで意識も途切れていたんでしょうね。連休後半の2日間は完全オフでしたから、半年振りの自由時間がやらなくっちゃいけないことから無意識に目をそらせていたのかもしれません(笑)。

私はひと月が1ページの予定帳を使っていますが、そのページをめくるまでは次の月の予定にはあまり頓着が無くって、いざめくってみて「えぇっっ!」と思うことが間々あります(汗)。記憶力のいい人であれば大体頭に入っているんでしょうけど、私はその対極に位置する人間なので、実際の予定帳を見るまではそんな予定は頭の中からしっかりと抜け落ちているんです。

ちょこちょこと次の月の予定が入るんですから、その度に意識はするんですが、予定帳に書き込んだことで安心しちゃって、それを閉じたとたんにちゃんと覚えておこうっていう意識が薄い自分になっちゃってるんですね(汗)。冬の間はお酒だけ造っているような生活ですからそれでいいんですが、夏はそーゆーわけにゃぁいきまへん・・・まぁ、本当に大切な事は覚えてますけどね(笑)。

5月は例年そんな月なんですが、毎週泊まりでどこかへ出かけるような予定が入っていて、かなりハードだったりします。私とすると、これまで蔵にこもっていたのが、外へのデビューを果たす月っていう感じです。蔵の片付けがまだたくさん残っていますから、どんなふうに仕事を進めるのか社員とも話し合いながら、あたふたすることになるでしょう(汗)。

それでも、こんな酒蔵の生活パターンのせいで、連休明けが気が重いとか5月病だなんていうことは、おかげ様で全くありません。今年もとってもやる気で、明日からの日本酒の明るい未来に向けての仕事に励むことが出来るでしょう(笑)。でも、考えてみると、5月は毎年携帯からの投稿がいきなり多くなる月だから、一年で一番肩が凝る月っていうことも言えるかも知れませんねぇ・・・。


□□□ 明日からがんばるぞー! □□□
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連休に反省



4連休3日目のショートブログは、最近ちょっと感じている日ごろのこのブログに対する反省点を書いてみようかと・・・。理系の人間だし、文章の書き方を練習したわけでもないし、ましてや物書きでもないし、このブログの記事の文章自体に対する反省はいくらでもあるわけですが、そこは目をつぶっていただきたいんですけど・・・(笑)。

このブログに対するコメントや、私宛のメールを頂戴するんですが、中には少し手厳しいものもあったりします(汗)。でも、それらは全て、このブログや私のことを思いやっての忠告なり助言であって、決して私を攻撃しようとしてのものじゃありませんから、誤解なさらないで下さいね。本当に私のことが気に食わないのなら、このブログも読んではもらえないでしょうしね(笑)。

単純なものでは字句の誤りや固有名詞の思い違いなどですが、「そうではないんじゃないですか」とか、「あなたの記事のここが気になりました」とか、「そんな事ではいけません」など、私の書いた内容や私の言動に対してのご忠告をいただくことがあります。当然、私や日本酒業界を思っての内容であって、私としてはそのいずれもありがたく拝聴しています。

ここで言いたいのは、その内容云々じゃなくって、そういうご意見をいただくことになった原因が、結局は自分にあるなぁっていう反省なわけです。私としては文面以上の他意があるわけじゃありませんし、全ては前向きに記事にしているつもりなんですが、お読みいただく読者の皆さんにとって、ちょっとばっかり引っかかる表現をしてしまっていることが少なからずあるような気がします。

そういう書き方になった時って、迂濶に筆が滑ったっていうよりも、自分自身の考えが浅はかだったっていう場合の方が圧倒的に多いんですよね。たまたま書き方の加減で、ご指摘を受けるような表現になることなんてほとんどありません。後で改めて考えてみて、「あれはマズかったかなぁ」と反省を余儀なくさせられることばかりなんです(汗)。

これは、ブログを書くことにあまりに慣れ過ぎて、文章を推敲する丁寧さが不足してしまっているために、私のいたらなさが余計にハッキリと露呈してしまうっていうことに起因している部分もありますが、本質的には我が身を律すると共に、更に日本酒業界を真摯に思った筆の運びにしなくちゃならないと思っています。そんなこと言いながら、また軽々しいブログになってたら遠慮なく叱って下さいね!実は、たまーに以前の記事をちょっと手直ししたりもしてるんですが、お分かりでしたか(笑)。


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桜の余韻

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4連休2日目のショートブログは、写真整理からいきましょう(笑)。まぁ、こりゃ、使わなかったどーでもいい写真っていうわけじゃなくって、どこかで使おうと思ってわざわざ2枚ペアにしてとってあったものです。読者の皆さんに驚いてもらいたいのは、この2枚の写真が撮られた日が、何日と何日かっていうことなんです。

正解は、まず上が4月9日です。ようやく全てのつぼみが開いた8分咲き頃のものです。そして、下が何と4月18日の写真なんですよね。19日にも写真は撮ったんですが、それは散り始めたなっていうことがハッキリと分かる写りになっていたのでこっちをアップしました。あり得ないことに、この桜は10日間も満開状態だったんですよ!

この2枚の写真が象徴するように、この間はお天気がずっと悪くて寒い日が続いてたんですよね。下の写真を画像処理して少し暗めにすれば上の写真になるような気さえしますが、唯一違うのは、下の写真の奥に写っている家のつつじの紫色が濃くなってるかなっていうくらいです。山の雪なんか、下の写真の方が多いくらい(汗)。

これは、この桜が開花する前後の気温の推移が、上手い具合にツボにはまったっていうことだと思うんですが、それにしても新記録じゃないですかね。本当によく咲き続けてました。これが地球の大気の気まぐれなのか、何か重要な警告なのか勘ぐっても仕方ありませんが、私としては稲の生育に影響が出なければいいと願うばかりです。育苗も遅れているようですし、秋の入荷がどうなるか今から心配です(汗)。

さて、桜の時期がほぼ過ぎ去った駒ケ根で、今日は桜の余韻を残したお祭りを2つ掛け持ちしてお仕事でした。ひとつは前にも書いた地元の古刹、光前寺の1150年祭のお酒売り子のお手伝い。昨日、突然に招集がかかりました(涙)。今日で販売の方は最終日にするっていうことでしたが、お寺の桜もほとんど散ってしまって、観光のお客さんも少なくなってました。それでも1150年祭のおかげで、例年よりは多めの客入りだっていう話でしたけどね。

もうひとつは、これも駒ケ根の観光スポットのひとつである馬見塚(まみづか)公園のお祭りに行ってきました。このお祭りのステージに娘の中学校の吹奏楽部が出演するっていうんで、親は自分の子供を送迎しなくっちゃならなかったんです。桜も少し残っていたし、娘の演奏を聴けて大満足でしたが、終わったらまた1150年祭に戻ったりなんかして、慌ただしかったですねぇ・・・今日はもうちょっとのんびりできるはずだったんだけどなぁ(汗)。


□□□ 連休中はアクセス数が激減しますね □□□
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連休連休

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土曜休みじゃない社会人の方々も、日曜日からは大抵4連休は取れるんじゃないですか。長生社も日曜日からカレンダー通りのお休みになって、会社の中はのんびりムード・・・っていうか、私しかいないんだから、私がのんびりムードを味わってるっていうことですけどね(笑)。今年はゴールデンウィークを少しは楽しめそうです。

昨日、最後の火入れ作業も終わって、とりあえずはお尻に火が付くような仕事は片付いた状態になりました。今日はその片付け仕事があるもんだから出社してきましたが、ポカポカと日差しも暖かくて、仕事をやろうっていう雰囲気じゃぁありませんやね(笑)。どこかへ行きたいっていうよりも、日向ぼっこでもしていたい気分でした。

午前と午後の仕事の合間に時間ができたもんだから、床屋にも行けました。ここ最近、女房と娘に「いつになったら床屋に行ってヒゲを剃ってくるのよ」とうるさく言われていましたから、恒例の断髪式ならぬ断髭式(何と読んだらいいんでしょう?)を行ってきました。この時期になると、私としても無精ヒゲは恥ずかしくなってくるもんだから、早く行きたかったんですよね。写真は、ヒゲの無くなった私のピンボケ顎(笑)。

10月の終わりに断髪式で丸坊主にして杜氏モードに、5月の始めに断髭式で顔をきれいにして専務モードにチェンジっていうのが風物詩になっていますから、半年ぶりに顔を合わせた床屋のオヤジも「よーやく終わったかぁ」と迎えてくれましたよ。白髪も増えて髪も薄くなってきてますから、今後どうしたらいいのかオヤジと作戦を練りました(笑)。

家に帰ってからは、久しぶりのたこ焼きパーティをして、久しぶりに家族麻雀大会をやって、ゆっくりと過ごすことができました。この連休中は遠出することはできないんですが、蔵の仕事の進み具合もタイミングが良くて、上手い具合にリフレッシュができそうです。気分がダレちゃうことのないように気をつけながら、体を休めたいもんです。

連休中はブログもできる限りショートにしてみたいですね。こういう時にも読んで頂ける読者さんが少なからずいてくれますから手を抜くわけにゃぁいきませんが、連休明けにまとめて読んでくださる読者さんもいらっしゃるので、連休中は少し短めの記事にしておくっていうのが毎日ブロガーの心遣いっていうもんだと思うんですけど、違いますかね(笑)。


□□□ クリックも少なくなりますけどメゲませんよ! □□□
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Team101

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大型連休に突入して、何やら毎晩のように飲み歩いている岳志です(汗)。蔵の片付け仕事もどんどんと進んでいて、気持ちの上でもいい気分で飲ませてもらってますねぇ。一昨日は『NC越百』のマラソンチームの総決起大会。昨日は同じ歳の気の置けない仲間同士での飲み会。なぜか越百で飲む機会が多いのは、今年も変わりません(笑)。

ちなみに『越百』は、『こすも』と読みます。こちらとすると当たり前になっちゃってるもんだから、漢字で書いちゃってますが、以前ブログの読者とお話をする機会があった時に、「あぁ、あれって『こすも』って読むんですか。一体どう読んでいいのか分かりませんでしたよ」って言われたことがあったので、ここで解説しておきましょう。

この店名は、中央アルプスにある『越百山』という山の名前から取ったそうです。えっちゃんの前の店主だったBさんがつけたんですが、百の峰を越えなければたどり着けない頂という意味は、幾多の困難を克服していく人生を写すようでいい名前だと私も思ってるんですけどね。えっちゃんが店主になってからも、この店名は変わりませんでした。

更に解説しておけば、『Team101』というのは『チームこすも』って読みます。101は100をひとつ越えた数ですから、それを越百にひっかけてるわけですね。これも、誰のアイディアか分かりませんがよくできてます。まぁ、百を越えればいいんなら、120でも300でもいいんですけどね(笑)。

さて、一昨日のマラソンの総決起大会。みんなは夕方の早い時間から飲んでたようですが、私は仕事が終わってから合流。二次会会場となった越百にみんな集結して、お店の中はチームのTシャツカラーのドピンクであふれかえってました(汗)。ちびっこTシャツも揃って、お店の中は大騒ぎ。何も知らずに店の扉を開けたお客さんがいたら、きっと自分の目を疑ったことでしょう(笑)。

この日は決起大会の他に、hamaちゃんの娘さんの結婚祝いも兼ねていて、みんなで乾杯。hamaちゃんには「岳志、オメーだって娘の結婚式には絶対泣くんだから、覚悟しとけよ」と脅されました(汗)。aSaっちをはじめ、周りのみんなも押し並べて同意。どうやら私は娘の結婚式で大泣きするタイプの人間に思われているようです。そんな私の隣で、何が悲しいのか、涙しながら飲んでいたのはリチャード・・・(笑)。

一人娘を跡継ぎにするかどうかは意見の分かれるところでしたが、しばしhamaちゃんの娘を家に縛り付けずに自由にさせてやりたいっていう優しい思いやりに耳を傾けました。優しいhamaちゃんと、あんまり優しくない岳志の食い違いも出てはきますが、まぁ、お祝いの日くらいは私の度量の深さで、彼の思いの丈をそのまま聞いておいてあげました(笑)。

私以外はみんなTeam101のTシャツを着ているから肩身が狭かったんですが、遅れて入ってきたK師匠に「ようやく仲間ができましたよー」って言ったら、彼はニタッと笑ってジャンパーのジッパーを下ろしました。中に着ていたのがTeam101のTシャツだったのには恐れ入りましたね(笑)。

その後はお決まりのようにArikaに行ったらしいんですが、例によって私は寝ていたらしいです(涙)。寝ている私に、とってもひどいいたずらをしてくれた人たちのこともよく覚えていません(涙)。帰りはトムの奥さんに車で送ってもらったんですが、その車の中にTeam101の新しいTシャツも忘れました(涙)。次回はリベンジします・・・(笑)。


□□□ 内輪ネタでスイマセン □□□
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