専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

故障

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故障って言っても蔵で使う機械の故障じゃぁありません。長生社で使っているような機械の故障っていうのは、大抵は目に見えるような、動いている部分が分かる、正にハード的な故障なんですよね。最新機械の電子部品の中がやられると、こりゃニッチモサッチモいきませんが、そんな機械はあまりありませんし、それ以外なら蔵の人間でなんとか見当がつくようなものが多いわけです。

ところが、先日のはソフトウェアの故障なんです。ソフトの場合は故障なんて言わねーんでしょうが、長生社の社長を始めお年を召した方々に言わせると「コンピュータが故障した」っていう表現になっちまうんですよね(笑)。そうなると私のところにお呼びがかかるんですが、今回はいつもとはちょっと違って、私にも皆目見当のつかない症状でした(汗)。

全くもって時代から取り残されたような古い造り酒屋だもんだから、コンピュータをしっかりと使えるような人はうちの事務にはいないんですよ(汗)。ですから、その連中が「故障だ故障だ」と騒いでも、ほとんどが単純な操作ミスや、些細な思い違いによるもので、分かった人が見ればたちどころに解決するような『故障』なわけです(笑)。

ところが、救世主たる専務さんが登場してもその原因がちっとも分からない・・・専務さんもギブアップして、そのソフトを作っている会社にSOSの電話を入れました。このソフトは、造り酒屋専用のソフトで、お酒の出荷管理から税務計算までこなしてくれるスグレものですが、最新のデータベースとかを使っているので、どうやらその辺が悪さをしているようでした。

こんなことブログに書かない方がいいのかもしれませんが、その修復の仕方がすごいんです。そのソフト会社と長生社のコンピュータをネットを介してつなげて、リモートで長生社のコンピュータを操って、内部の設定を調べて、不具合を取り除いて直しちゃうんですよ。悪用されればエライことになりますが、今の技術ってスゴイですねぇ。

ちょっと前だったら、コンピュータの中にあるプログラム部分から設定ファイルからデータファイルを全てコピーして、丸ごとその会社に送って中を検査してもらうなんていうやり方でしたから、少なくともまたちゃんと動くようになるまでに数日は必要でした。それが、あっという間にできちゃうんだもんねぇ・・・そんなこと、今や当たり前なんですかね(汗)。

こちらのコンピュータの前に座って見ていると、マウスのポインターが勝手に動いて、遠く離れたその会社の方がうちのコンピュータを操作しているのが分かります。これまで私が見たこともないような画面を開いて、得体の知れない文字列を眺めて何かを調べている様子。ほどなく原因が分かって事なきを得ましたが、やはりこれは私では絶対にできない作業でしたね(汗)。

あまりにコンピュータの中が複雑になって、その上で動いているソフトウェアも多層的になって、生半可な知識ではチョットした障害にも太刀打ちできなくなってきてるんじゃないですかね。今回のように決定的に動かないとなれば『故障』(笑)だと分かりますが、何となく動きが遅いなんていう症状は原因が絡み合っていて、コンピュータのお医者さんみたいな人がこれから必要になるんじゃないかなんて、自動で動く画面を見ながら思ってたんですけどね。


□□□ クリックするのは単純です □□□
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皆造

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実は、完全に書く時期を逸してしまっているんですが、長生社もかなり前に皆造を迎えておりました(汗)。皆造(かいぞう)っていうのは、読んで字のごとく、「みんなつくちゃった」っていう意味です。最後のもろみを搾り切って、全てがお酒の状態になった日のことを指して言う、酒造業界独特の表現ですね。

考えようによっては、この日を境に蔵の中からこれまで世話を焼いていた生き物がいなくなるわけです。それまでふつふつともろみを発酵させていた酵母菌は酒粕として全てからめ捕られてしまって、きれいな液体部分だけが清酒となります。相手が生き物だからこそ手を抜けなかった、櫂入れ作業や分析作業といった日々の仕事もなくなるんです。

厳密に考えれば、蔵つき酵母を始め微生物の類は蔵の中にウヨウヨしているわけだし、酵母菌も別に死んじゃったわけじゃなくって酒粕の中に生きているわけですから、生き物がいなくなったっていう表現は間違いではあるんだけど、あとは酒粕の中で更にゆっくりと発酵が進んで、夏に使う漬物用の練り粕になるまでは放っておくことになりますから、手がかかることはほとんどないんですよね。

最後のもろみを搾るための機械に送り込む時って、そんなに感激するほどじゃありませんが、それでもようやくひと区切りだっていう感慨はあるんですよね。昨年10月下旬の造り始めからこれまで、1日たりとももろみの世話をしない日はなかったわけで、上手く造れたか否かは別にして「よーやった!」と思える一瞬ではあります。

それでも、終わって嬉しい気持ちの反面、チト寂しい気持ちもないわけじゃぁありません(汗)。それまで手のかかっていた赤ん坊が、ある日突然に大人になっていなくなっちゃうと言えばそれも言い過ぎですが、半年後には気合を入れて再びあの厳しい生活に戻らなくっちゃならないことが分かっていても、「じゃぁまたな!」と声をかけたい気分でもありますね。

ってなわけで、最後のもろみの上でピースサインなんかしたくなるんだな、これが(笑)。タンクの内部もクリーム色だから分かりにくいんですが、この写真のピースが写っている真ん中の部分がほんの少し残った最後のもろみです。タンクの底にV字型の傾斜がついているもんだからこんなふうに残るんです。左側に写っている針金みたいなのは、温度センサーです。

さぁ、こうなるとようやく休みが取れるようになってきます。餌やりこそありませんが、お酒造りは農業というか酪農と似ているわけで、生きている限りは面倒を見なくっちゃならない宿命ですが、畜産業と違って半年は生き物のいない時期があるわけですから、その辺をメリハリととらえられるのはこの仕事のいいところじゃないかと思いますね。

とは言っても、完全に終了したっていう段階になるまでには、まだまだ仕事が残っているわけですし、いつも読者の皆さんにも助言をいただくように、最後まで気を抜かずにやり切りたいもんです。これまではちょっと休めませんでしたが、ゴールデンウィークは少しは休めるかな・・・ちなみに、29日の祝日は光前寺のイベントで売り子さんです(涙)。


□□□ 休めねーのはブログと一緒 □□□
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カントリーツーリズム(その後)

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1週間ほど前に、長野県酒造組合が取り組み始めた『信州SAKEカントリーツーリズム』について記事にしましたが、その後のコメント等を拝見して、多少の誤解を招いてしまったかもしれないと思いましたんで、今日はちょっと訂正というか言い訳というかから書き始めなくっちゃなりません(汗)。

これは、私の書き方が悪かったせいなんですが、読者の一部に長生社はこのイベントに参加していないと勘違いされた方がおられたようです。えー、スイマセンでした、そんなことは全くありません。長生社も参加していますから、ぜひ伊那谷にお越しの際には他の酒蔵さんと一緒に回っていただければと思います。

前回の記事では、各蔵の参加の仕方に多少のばらつきがあるっていうことを言いたかったわけでして、蔵にお越しいただいたお客様が1000円分以上のお買い上げをなさったら、専用シートにスタンプを押すっていうのが最低限の参加条件なんです。そういう参加蔵の中には、蔵に訪れていただいた際に蔵見学とか有料無料の試飲を行うお蔵さんもあるっていうことです。

長生社では、このイベントに参加はしているけれど、蔵見学や試飲までは行っていませんっていうことを書きたかったんですけど、イベントにも参加していないように受け取られる書き方になっちゃってたんですね。申し訳ありませんでした。そんなことはありませんからね。スタンプシートにもちゃんと信濃鶴の欄はあります(笑)。

更に訂正があって、これはイベント自体の訂正になるんですけど、過日記事にした時には参加蔵は77蔵だったのが、現在は76蔵になっています。全蔵制覇を目指すにはちょっとだけ壁が低くなったかな(笑)。どっちにしても、全ての蔵に行くっていうことはスゲー偉業だと思いますね。達成できる人っているのかなぁ・・・。

そして、その76蔵のスタンプを全て集めた際の商品なんですが、さっきホームページを見たら・・・
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当組合が4月19日より実施させていただいております「信州SAKEカントリーツーリズム」のスタンプラリー賞品は、当初全76蔵のスタンプを集めると「もれなく1.8リットル入り大吟醸を18本をお贈りする」予定でおりました。しかし、このほど専門機関に問い合わせたところ、「景品表示法に抵触するおそれがある」との指摘があり、賞品の再検討を行っておりました。その結果、誠に勝手ながら全76蔵達成者全員に1.8リットル入り大吟醸2本を贈り、毎月抽選で3人にさらに16本を贈るという方式に変更させていただくこととなりました。お客様ならびに関係各位にご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
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・・・となっていました。いろいろ難しい問題があるんですねぇ(汗)。この書き方も分かりにくいんですが、全蔵達成者がその月に3人しかいなければ、3人とも18本の大吟醸がもらえるっていうことなんでしょうね。

そんなこんなで、訂正ばかりの記事で、面白くもなんともなくて誠に申し訳ありませんでした(汗)。このイベントも、既に長生社にも何人かの参加者がお見えになって、スタンプを押していかれましたよ。18本の大吟醸を確実に手に入れるためには、他に先んじてめちゃくちゃ早く集めるか、とにかく集めておいてイベントのほとぼりが冷めた頃に提出するかのいずれかですかねぇ・・・(笑)。


□□□ 蔵元ブログを全て読んだら何か景品とか(笑) □□□
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一人娘

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駒ケ根ブロガーでもあり私の飲み友達でもあるhamaちゃんの可愛い一人娘が、先日結婚披露宴を行いました。「おめでとーhamaちゃん!」と言いたいところですが、男親の親心とすると、嬉しいんだか悲しいんだか複雑なものがあるようです。それ以前から涙もろくなって、前日にはお腹まで痛くなっていたhamaちゃんですが、ちゃんと乗り切れたのかな(笑)。

可愛い一人娘って書きましたが、本当にカワイイんだな、これが!美人と言えばいいんだか可愛いと言えばいいんだか分りませんが、どっかのファッション雑誌に出てきそうなベッピンさんです(本当!)。我が家と違って、親子3人とも美男美女の家系ですね、ありゃぁ。それがまた、hamaちゃんと仲がいい感じで、そりゃ余計に悲しいわなぁ。

最近は、越百で会う度に自分の切ない気持を私に語り、「お前にだってそのうち分かる!」とちょっとさみしそうでした。何を隠そう、私もhamaちゃんと同じく、娘がひとりしかいない家族構成なんですから、順当にいけば、あと十数年後に同じ立場に立たされるわけです。一人娘の花嫁の父親っていうね・・・やだなー(汗)。

かく言う私の一人娘は、中学2年になって完全に反抗期まっしぐらっていう感じになってます(涙)。反抗するにもいろんなタイプがあると思いますが、完全シカトっていうんじゃなくって、事あるごとに突っかかってくるタイプですね。「お前はそんなにお父ちゃんにモノが言い易いのか?」って思っちゃうほどいろいろと反論してきますよ(笑)。

とは言え、私に向かって言ってくることの半分は他愛もない親子の会話なんです。ところが、残りの半分が、納豆にかける醤油の量から始まって、酔っ払って帰ってきた時の醜態まで、「あんたのやること全てが気に食わないのよっっっ!」と言わんばかりのケンマクです(汗)。お母ちゃんは怖くて口答えできないもんだから、その欲求不満を全部こちらに振り向けてんじゃないのかねぇ・・・。

それほど大した父親じゃないことは分かってますからお話はしっかりと承っておきますが、あんまりになってきたら、どこかで一発締めるかもしれません(笑)。それでも、可愛くて可愛くて仕方のない愛娘ですから、このまま何でも話せる親子になりたいもんです。まぁ、どんな親子になろうが、将来の結婚式の日はあんまり気持ちよかぁないと思いますけどね。

とにかく私が彼女の将来に対して言っていることはただひとつ・・・「いいか、オメェは嫁にはやらんぞ!出来のいい婿を探して連れて来い!」ってね(笑)。私もご幼少のみぎりから、曾祖父に「お前は蔵の跡継ぎだから」と、コンコンと説教をされて育って違和感なく蔵に入りましたから、小さいうちから洗脳しておけばその可能性も高いんじゃないかと思っている次第・・・。


□□□ hamaちゃんを慰める会やろー! □□□
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無濾過春バージョン

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えー、既にごく一部のブログでは記事なっているようですが、ご本人様が後れを取っちゃぁならないので、今日は営業ブログにしましょう。毎日毎日、「信濃鶴をよろしくお願いします」っていう宣伝の記事ばかりはとても書けませんし、そんなのばっかし読んでも面白かぁないですが、もうちょっとそんな内容が多くてもいいと思わないでもない拙ブログです(笑)。

要するに、「無濾過生原酒の最後のビン詰を行いましたからご用命下さいねー!」っていう話なんですが、それだけだとブログとしては行き詰っちゃうんですよね(汗)。そこに、何かプラスアルファの物語がないと、広告記事だけを読者に押し付けているようで心苦しく思っちゃうのは、私の心が優しいからに違いありません(笑)。

それは半分冗談として、そういう記事は書いていても自分が面白くないんですよね、これが。ちょっとワクワクするような話を読者の皆さんと共有できれば、お酒の話に限定しないでもどんどん記事にしていいと思うんです。自分が面白いと思っている時は、あっという間に書き上げちゃえますしね。まぁ、そういう記事を毎日用意することの方が難しいんですけど・・・(汗)。

っていうことで、今期最後の無濾過生原酒が発売になりましたから、県外で信濃鶴を取り扱っていただいている酒販店さんには少量ずつですが入荷しているはずです。機会があったら手に取っていただければ嬉しいです。私も例によって、『無濾過生原酒』っていう肩貼りをチマチマと手作りしましたから、その努力も買っていただければ幸いです(笑)。

今回の無濾過生原酒も、これまで同様一升瓶のみです。地元というか田舎では、一升瓶の生酒は売れないんですよね。ですからこの商品は、基本的には県外の一括注文に対してのビン詰であって、地元にはあまり流通していません。まぁ、越百とかhamaちゃんがたくさん買ってくれましたから、その辺には若干余裕があるかも(笑)。錦本店さんなんかは冬バージョンをたくさん在庫なさっていますから、春バージョンは必要ないでしょうね。

今期は、結局3回も無濾過生原酒のビン詰をさせてもらいましたが、おかげ様でご好評を得て、我が社としても気持ちよく売らせていただける目玉商品として成長しつつあります。って言っても、そんなに大量に売れるわけじゃぁないんですけど(汗)、ちょっと前にはダイヤモンド社のサイトでも大きく取り上げていただいて、少しは注目度も上がったかもしれません。

日本酒業界とすれば全体の売り上げはお寒いばかりの状況で、それは長生社でも同じことなんですが、少しでも将来に向かって伸びる芽を育てられるように、歯を食いしばってみんなで頑張らないとなりません。「この苦しい時期がチャンスだ」なんて考えられるほど清酒需要の落ち込みの長期化は生易しいもんじゃありませんが、たまには息抜きができると肩の荷が少しは軽くなるような気もするんですけどね。

そんな私の気分とは裏腹に、社員は結構大変な思いをしていてくれるんです。それほどの数ではないにしても、荷造りをして発送するとなるとそれなりの量になりますし、なるべく早いうちに送っちゃいたいもんだから私にもケツをたたかれるしで、ヒーヒー言いながら作業をしてくれました。お疲れ様、お疲れ様(笑)。


□□□ えっちゃんとサンセールさんはいつもくっついてますねぇ □□□
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戦線布告?

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昨日、仕事を終え、残業もなく家に帰り、まっこと平和な夕食を一家団欒で過ごし、晩酌でいい気分になっていたところ・・・ピロロロローンと携帯にメールが入りました。タイトルが『戦線布告(笑)』となっています、何となく違和感を覚えてよく見てみると、普通『センセンフコク』は『宣戦布告』って書くのに、何か意味があってのことなのかと多少いぶかりました・・・。

差出人は錦本店のサンセールさん。「若乃井のOさんと呑んでるぜー」とだけありました。これでメールのタイトルの謎が解けました・・・要するに、ただの酔っ払いってことでんな。変換ミスをしていただけなんでしょう(笑)。添付された写真の雰囲気からすると、場所は錦本店の姉妹店『鳥心』かな。かなり、ご機嫌になっている模様・・・。

どういう意味での宣戦布告何だか分かりませんでしたが、こっちも急いで家族で手タレ写真をとって応酬。「家族で飲んでまっせー」と。すると、すぐにサンセールさんから、ちょっとベロベロ状態で電話がかかってきました。「今れ、O君と呑んれんらけろれ、若乃井が信濃鶴をやっつける作戦を練ってんらよれー!」って、既にろれつが回ってへんがな・・・。

そう言えば、つい先日サンセールブログで若乃井と信濃鶴のことを一緒に書いてくれてましたから、そんな流れもあったんでしょう。昨年、錦本店の試飲会でOさんとはお会いしてますし、どうやらサンセールさんはこの2銘柄を好敵手ととらえて、お互いに切磋琢磨させて酒質を向上させようっていう計画のようですね。きっと、飲みながら私の話題になったもんだから、酔った勢いでメールをくれたんでしょう(笑)。

「そんじゃ、O君に代わるねー」と電話口に出たOさんはいたって冷静。「あ、こんばんは、お久しぶりです」・・・なんだよ、酔っ払ってんのサンセールさんだけじゃねーの?短い時間でしたが、お互いのお酒のことを話しました。鶴の無濾過生原酒も飲んで頂いたみたいで、蔵元同士らしい会話を少々させてもらいました。

まぁ、Oさんは酔っても冷静なタイプの男かもしれません。昨年試飲会の後、彼の車に乗せてもらって山形まで高速道路を走ったんですが、運転しながら「オレ、昔、よくこれで生きてられたっていうほど大きな事故を高速で起こしたことがあって・・・」と、「それだったら一緒に乗っけてもらうの、もうちょっと考えればよかった・・・」とこちらが思うような暴露話を平気でするような男でしたからね(笑)。

Oさんに続いて、電話に出てくれたのは、錦本店の実質店長のコン様でした。彼は更にシラフ状態で、「さっき、ようやく店の仕事を終えて、今、お二人に合流したところなんですよー」と、サンセールさんにこき使われている様子がありありと分かるひと言。「お疲れさまですねぇ。タチの悪い店長につくと大変でしょう。今度仙台に行ったら慰労してあげるからね」と、言葉をかけざるを得ませんでしたよ(涙)。

私が酔っ払って寝込んじゃった後もいくつかメールをくれて、最後のメールは日付が変わったころのものでした(汗)。最後の写真には、鳥心のゆきちゃんまでOさんと一緒に写ってましたから、きっとサンセールさんに強引に夜中まで付き合わされたんだと思います(笑)。サンセールさんはいい部下を持って幸せだなぁ。

何軒もハシゴをして、みんなで楽しく『戦線布告』の気炎を上げたんでしょうが、サンセールさん自身も「東京の酒販店になんて負けねーぞっ!」って、回らないろれつで強調してましたから、そんな気持ちも込めてこの言葉を使っていたんでしょうね。東北っていう戦線から大きなうねりを作り出したいっていう決意の布告っていうことで、この字でもいいってことにしときますか(笑)。

》》》》》》》》》》 【サンセールさんが若乃井について書いてるブログ】
》》》》》》》》》》 【コン様が若乃井について書いているブログ】
》》》》》》》》》》 【写真にも登場しているゆきちゃんの鳥心ブログ】


□□□ 3位に返り咲いたかな? □□□
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コメントバック

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昨日からやってみているんですが、コメントバックのやり方を少し変えようかと思っています。と言っても、読者のみなさんにとってこれまでと変わる部分はほとんどないので、別に気になさらずにいてください(笑)。主として、私の入力のしやすさっていう観点から考えての変更で、ちょっとでも楽をしようっていう魂胆です。

これまでは、読者のみなさんがコメントを入力してくれるのと同じやり方で私も返信コメントを入力していたんです。毎日の記事の下に出てくるコメントの投稿画面からっていうことです。皆さんにもこうやって入力してもらってんだなぁとか思いながら、毎日私も書き込みをさせてもらってました(笑)。

この方法でコメントバックする時の不具合っていうか、やりにくさのひとつが、たくさんコメントをいただいた時に、到着順の早いコメントは同じ画面の中に入りきらないもんだから、内容を見ながらコメントバックしたい時には、そのコメントを見るために何度もスクロールを上下させなくっちゃならないっていうことです。

もう一点、最近困ったことになったのが、そのコメントの投稿ページの名前の欄だけは、これまではコンピュータの方で自動的に『岳志』ってあらかじめ入力済みになっていたんですが、2週間くらい前からかなぁ、自動入力がされなくなって全部自分で入力しなくっちゃならなくなったんです。それが、FC2側の設定なのか、私のパソコン側の設定なのか分かんないんですけどね(汗)。

これまでより、ほんのちょっとでも入力が手間取るようになると、人間いろいろと考えるもんです(笑)。先日、FC2の管理者ページの中のコメント管理の部分を見ていたら、なんとコメントに返信するための専用のページが用意されてるじゃぁないですか!!!3年半もブログを書き続けてきて、初めて気が付きましたよ(笑)。

この画面を使うと、私専用の画面なわけですから、当然名前には最初から『岳志』って入っていますし、コメントのタイトルも自動で入力された状態になっています。これまでは、皆さんのコメントのタイトルをコピーして、頭に『>>』の文字を付けてタイトル欄にペーストしていたんです。この手間が省けるだけでも、なんかサラサラとコメントバックできるような気になるんですよねぇ。

ですから、これからのコメントバックタイトルには『>>』じゃなくって、FC2の方で標準になっている『Re:』っていう文字が付くことになります。ただし、元のコメントにタイトルが付いていない場合は、全て『Re:タイトルなし』っていうタイトルになっちゃいますから、どのコメントに対する返信なのか分かりづらくなっちゃうかもしれません。短くても何でもいいので、タイトルを付けておいていただけると助かります。

ひとつ気になるのは、そのコメントがどの記事に対して送られてきたものか、この画面からは分かりづらいっていうことです。内容を見れば推測はできますが、記事と関係の薄いコメントをいただいた場合、ちょっと迷うかもしれません(汗)。もし、素っ頓狂なコメントバックをしていたらそのせいだと思って、寛容な心で許してくださいね(笑)。


□□□ 完全に抜き去られましたねぇ □□□
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屋根裏

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これは、蔵の2階の屋根裏みたいなところの風景なんですが、何が干してあるのかお分かりですか?以前このブログにも登場したことがありますよ。長生社では年に何回かしか使いませんが、大抵どこの造り酒屋にもあって、重要な仕事をする時に使うものです。細長い筒状の袋で、数がたくさんあるものと言えば・・・。

そうです、これはお酒を搾る『酒袋』です。長生社では吟醸を搾るときにしか使いませんから、せいぜい100枚程度ですが、もっと大量のもろみを搾るのにもお使いのお蔵さんでは1000枚近い数の酒袋を用意されていると思います。昔はどこでもそうやってもろみを搾っていたんですが、今の私にはちょっと想像ができませんね(汗)。

さて、そんな酒袋ですが、使った後の保存方法が各社いろいろ工夫があって面白いんですよ。きれいに洗ってさえあれば、保存なんかどうだっていいと思われるかもしれませんが、ヘタに保存しておくと次回使用する時までに変な香りが付いたりしちゃうわけで、そうなるとその香りは簡単には取れなくなっちゃいますから、私たちはとても気を使っているんです。

とか何とか言って、我が社のやり方はいたってノーマル(笑)。これといって特別なことはありません。まずは、きれいに洗えてなければお話にならないわけで、機械で洗うか人力で洗うかは別にして、とにかく徹底的に洗うわけです。長生社では洗濯機で何度も繰り返して洗っています。もろみのカスが繊維の奥に残っていると、それが酸化して異臭の素になっちゃいますからね。

1ヶ月ほど2階に干して完全に乾いたところで、きれいな容器にたたんでしまっておきます。その時に木炭を入れたりもしていますが、どのくらい脱臭効果があるのかは分かりません。まぁ、おまじないみたいなもんですね(笑)。うちと違って、ずーっと屋根裏みたいなところに吊るしたまんまにして、半年間干しっぱなしにしているお蔵さんもありますね。多少ホコリが被るかもしれませんが、常に乾燥した状態で異臭は付きにくいかもしれません。

面白いところでは、いったん洗った後に、蔵の傍に流れているわき水の流れの中に浸しておくっていう話も聞いたことがあります。半年も水の中にあれば何か生えてきそうなもんですが、きれいな水が流れ続けていればそんなことにはならないんでしょうね。常に洗い流し続けている状態にしてあるっていうことでしょうかね。

もっと特別な方法とすると、全く酒袋を洗わない蔵っていうのもあるんだな、これが(汗)。使った後に、水洗いも何もしないでそのままで保存しておくらしいんです。と言っても、これには大きな仕掛けがあるわけで、常温でとっておくわけじゃなくって、酒袋を丸ごと冷凍保存しておくんですよね。もろみが付いたままでも、カチンカチンに凍らせておけば異臭も出ないし、次回使う時にも馴染みがいいのかもしれません。これは、吟醸用の酒袋だけの話だと思うんですけどね。

こんな風に、酒袋の干し方ひとつとっても各蔵のやり方があるわけで、正に酒屋万流と言われる所以ですね。こんなこと探していけば、いくらでもブログネタが転がっているのが酒蔵ですが、こっちとすると当たり前になっちゃっている風景の中からそれを拾い出すのって、案外難儀なことなんですよね(汗)。これからは蔵から少し離れた生活になりますから、少しは気が付き易くなるかもしれませんけどね(笑)。


□□□ かがた屋さん強し(汗) □□□
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カントリーツーリズム

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今日は、長野県酒造組合で新たに取り組みを始めた事業についてご紹介しましょう。これは、『信州SAKEカントリーツーリズム』という名称で4月19日から始まった、長野県内の酒蔵を対象にした日本酒のPR活動の一環です。なにやら、かなり気合が入っているようですから、このブログでも宣伝しておかなくっちゃなりません。

基本的な考えは、長野県には伏見や灘といった主産地ほどの大きな蔵はありませんが、非常に多くの日本酒の酒蔵がありますから、その蔵を巡ることで信州のお酒と信州の風土を満喫してもらおうということです。県内のほとんどすべての酒蔵が対象になっているようですから、南北に長い長野県のどこに行ってもお楽しみいただけるんじゃないですかね。

『カントリーツーリズム』っていう言葉自体は、耳慣れているようでいてよく考えるとどんな意味なのかチト分かりづらいかもしれませんね。『エコツーリズム』なんていう言葉も聞いたことがありますが、『ツーリズム』って『ツアー』から来ているんだろうから、地方での旅とか観光とかいうくらいの意味にとらえれば当らずとも遠からずってところでしょうか(汗)。

長野県自体が観光県でもあるわけですから、風光明媚なことは折り紙つきですが、そこへ日本酒という要素を取り入れることで、もう一歩踏み込んだ観光のあり方を提案できるかもしれません。観光客の皆さんはその土地に行けばその土地の地酒を多少なりともお飲みになるでしょうから、そのお酒が生まれた土地を散策しながら食や文化を楽しんでもらえたらいいでしょうね。

この信州SAKEカントリーツーリズムでは、ただ単に蔵を回ってくださいっていうだけじゃなくって、ひとつの目玉企画としてスタンプラリーを実施します。いくつかのお蔵を巡って1000円以上のお買い物をしていただき、その蔵でスタンプを押してもらって集めると、その数に応じてプレゼントがもらえるっていう内容になっています。

10個集めると720mlの本醸造を1本っていうのから始まって、対象全蔵を集めると1.8L大吟醸18本っていうスゲーことになるようです(笑)。これに使うスタンプシートは専用ホームページからダウンロードして使っていただくようになっています。下にアドレスを貼り付けておきますからご覧になってくださいね。

ここで気をつけていただきたいのは、県内のほぼ全ての蔵が対象になってはいますが、各蔵毎に対応が異なっているっていう点です。蔵見学ができる蔵や、試飲させてくれる蔵もたくさんありますが、そうでない蔵もあります。開いている曜日や時間にもバラつきがありますから、これもホームページの蔵元一覧の情報をチェックしておいてくださいね。

ちなみに、長生社では蔵見学も試飲も両方ともできません。スイマセン(汗)。やはり、それだけのことを年間通して実施するには人手も必要ですし、蔵見学等の準備を常にしておくことは今の長生社では無理なんです。試飲は有料のところもありますから、無料試飲をやっている蔵だけを選ぶっていうのもアリかも・・・(笑)。

半年間蔵にこもりきりの浦島状態でして、ちょっと不案内で書いた部分が多いので、詳しくは下記のホームページおよび長野県酒造組合事務局までお問い合わせください。期限を区切ったイベントではないので、気長にスタンプを集めれば、そのうちにいいプレゼントにありつけるかもしれません(笑)。

》》》》》》》》》》 【信州SAKEカントリーツーリズム】


□□□ かがた屋さんに抜かれちゃいましたね □□□
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余力

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ブログを毎日書いていると、ブログに対しては全く余裕がないっていうか、その日にその日の記事を書いて何とか投稿するっていう日々が続くことになるんです。でも、冬の間あの信じられない状況下で書いていた身とすると、春になって休日こそ取れないものの、自分の時間が作れるようになってきたこの時期は、ブログに対しても余裕を持って接することができるようになるんです。

とは言え、余分にたくさん時間があるわけでもないし、他にやらなくっちゃならないことも出てくるわけですから、ダラダラと時間をつぶすような状況ではないんですが、睡眠時間を考えながら書くとか、他の仕事をやりながら書くなんていうことはなくなります。でも、それが当たり前の生活として体に馴染んじゃうと、やっぱり毎日ブログに追われている気分にはなるんですけどね(笑)。

この時期にいつも思うのは、いつ投稿してもいいような当り障りのない内容で、時間が無くて困った時に使う用の記事を1本でも2本でも書いときゃいいじゃんっていうことなんです。先日、ブログを朝書いているなんていう記事を書きましたが、朝その日の分が書けちゃえば、夕方にもう1本書くことはできない話じゃありませんからね。

そして、会社の仕事が忙しい時とか、急な飲み会が入った時とか、風邪気味な時とか、女房とケンカした時とか、娘に邪険に扱われた時とかの、時間が無かったり気分が乗らない日には、ブログを書かずに済むように手を打っておこうと思うんです。思うんですが、それにそれほど大変なことじゃないんですが、なかなかできないんだな、これが(涙)。

一日一稿が体に染み付いてしまっているのがひとつの原因ですかね。一日のサイクルがそうなっちゃっているから、ストーンヘッドな私はそれを変えられないのかも(笑)。もう一点は、第二稿目を書き始めるのって相当なストレスだっていうことです。ひとつが終わってホッとしている気持ちを殺してもうひとつに手をかけるなんざぁ、神の領域でっせぇ(汗)。

私のブログが数日に1回程度の更新だったら、かなり状況は異なってくると思うんです。毎日書き続けるっていう強迫観念はありませんし、何日かに分けてひとつの記事を書くっていうことが当たり前にできるわけですから、余分に記事を書いておこうなんて考えないんじゃないですかね。

でも、私のそれほど几帳面じゃない性格から言って、もしそうだったとしたら書き始めた記事を書き上げることができないかもしれないし、いつまでたっても書き始めないかもしれません。だから、毎日書くことを自分に課している部分もあるんですけどね(汗)。毎日書くか、そのうちに書かなくなっちゃうか、オールオアナッシングって言うんですかねぇ(笑)。

何を隠そう、この記事はそういうつもりで先日書き始めた記事だったんです(汗汗汗)・・・つまり、余力があると自分で感じているこの時期に、緊急用に使うためにと思って書き始めたんです。でも、結局は今日の記事になっちまいました(涙)。これを機に、やっぱりそういうことは自分にはできないんだと、キッパリと認識しておいた方が良さそうですな(笑)。


□□□ bossとかがた屋さんが追いついてきました(汗) □□□
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激レア鶴T

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この写真のデザイン、どこかで見覚えはありませんか?そうです、これは昨年hamaちゃんがデザインしてくれた、越百プレゼンツの信濃鶴Tシャツ、略して『鶴T』です。本当は、そんなTシャツは長生社が作らなくっちゃならないんですが、越百のえっちゃんたちが自主レーベルで作ってくれて、インディーズにしてはかなりの枚数が売れたんですよね(笑)。

あの鶴Tのおかげで、お祭りのたびごとに、どこかそこかで鶴のロゴマークを見るようになりましたし、全然離れた東京の試飲会でも鶴Tを着た鶴チューが目を引くことになりました(笑)。地元の酒販店さんからも、「何だありゃぁ、俺はもらっとらんぞ」と言われ、その経緯を慌てて説明したような次第(汗)。

この写真だと分かりませんが、これもちゃんとTシャツの背中にプリントされたものです。先日、越百に飲みに行った時にえっちゃんが見せてくれました。でも、ちょっと何か変???黒字に黄色っぽい単色で、昨年の多色刷りのものと違う感じです。わざわざ、えっちゃんがどえりゃぁもったいぶって店の奥から出してきた、この鶴Tの秘密は・・・。

実は、この鶴Tは世の中に1枚しか存在しない、激レアの鶴Tだったんです。黄色っぽく見える色は、本当はピカピカの金色です。黒字に、金一色でプリントされた鶴Tだったんですよね。昨年作成した鶴T自体が世の中に数十枚しかないレアものだったわけですが、何とこれは今年のチーム越百のTシャツを作った時に一緒に特注した一枚モノだって言うんです。

そんでもって、カッコいいんだな、これが!金の鶴Tの話は以前から話題には上っていたんですが、実際に実物を目の前にすると、信濃鶴をこんなにカッコよく表現したモノはこれまでになかったと言っていいくらいにいい出来でした。まぁ、昨年の鶴Tがあったから余計にそう感じるんでしょう。いつもバージョンがあってこそ、特別バージョンが引き立つみたいなね。

世の中に一枚しかないっていうオーラがそう見せるのかもしれませんが、大飲料メーカーさんの懸賞Tシャツを凌駕するくらいにプレミアチックでしたね。「なんで、一枚しか作んないんだよー。たくさん作ったら、オレも買うのにー」と抗議すると、「これは、金の鶴Tなんだから、信濃鶴が全国で金賞をとったら量産します!!!」とのご返事でした・・・ヘッ?

なんだよ、金賞とらなきゃ着れねーのかよー・・・作るかどうか、全部金賞にかかってんのかよー・・・結局オレの責任かよー・・・ってか、どうして信濃鶴のTシャツ造るのに、私がえっちゃんからハッパかけられなくっちゃならねーんだよー・・・主従が逆転してんじゃねーかよー・・・まぁ、それだけ鶴Tは市民のものになってるんですねぇ、ごく一部ですが(笑)。感謝感謝です。

とは言え、お酒はもう出品しちゃってあるんだから、今から金賞目指して頑張れることなんてなんにもありませんがな(汗)。仕方ありませんから、これまで以上に毎日神様を拝み倒すことにしましょう。あの金の鶴Tを着たいがために一生懸命に私が神頼みをするなんて、どこかで何かが食い違っているとしか思えませんが、いーんですいーんです、とにかく金賞さえ取れれば全てがうまくいくんですからね(笑笑笑)。


□□□ 金賞の望みはありますよ!ちょっとだけど(笑) □□□
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一人の日曜日

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先週の日曜日まで、蔵には半期で働いていてくれた蔵人がいました。彼がいなくなって初めての日曜日。気がつけば、たった一人の日曜日なわけです。諸々の仕事を午前中に終わらせて、「あとは今日でなくてもいいや」と思える程度の余裕がありました。残る仕事をやっちゃって、早めに家に帰ろうかと思っていたところ・・・。

絵に描いたように携帯が鳴るわけだ、これが(涙)。「光前寺のイベントで売っている信濃鶴が切れそうだから、追加を持って来れるか」とのこと。こういう緊急の連絡は、私の携帯にきちゃうんですよね。その商品はレッテルが特別なやつだから、在庫がありません。慌てて倉庫から商品を取り出してレッテルを張っていると、更に矢のような催促が「あと、3本しかねーぞー」と。会場まで車をぶっ飛ばして届けてきました。

「やっぱし神様は休ませてくれねぇんだよなぁ・・・」と一人ごちて、残りの仕事を済ませ、さてどうしようかと思案して視線を上げると、最近使うことのない物干し場が私を呼んでいました(笑)。蔵の屋根の上に作りつけてあって、見晴らしもまずまずだし、蔵の中で私が好きな場所のひとつですね。

天気のいい日に、ここで洗濯物を干すのが気持ちいいんですよねぇ。薄暗い蔵の中から明るい空の下へ出られた解放感と、蔵の中の仕事のうちで酒造りと最も遠距離にあるだろう仕事だっていう安堵感がそう思わせるんじゃないかな。今現在は洗い物の類がそれほど出ないので、私もちょっと久しぶりに上った物干し場でした。

天気も穏やかで、ホッと一息ついて寝転んでみました。気分爽快だったなぁ。誰か彼か人がいれば、いくら自分に余裕があってもそんなこたぁできませんからね。期せずして、造りのの間にやってみたかったことができたような感じでした。今期の造りのことをあれこれ思い出しながら、しばらく大の字で寝ちゃいましたよ(笑)。

ちょっと前のコメントに、酒ひろしさんが「岳志さんが蔵か、蔵が岳志さんか、になってきましたね」なんて書き込んでくれたんですが、何となく蔵との一体感があるひと時でした。自分の全力を発揮できる場があるのであれば、それはとても幸せなことだと思います。どんなにボロでも、地元のための酒を造って日本酒の明るい未来に貢献しようと頑張ることができるこの蔵は、やっぱり私にとって自分の分身のような存在なのかもしれません。

そんなことを夢うつつで考えていると・・・そこでまた絵に描いたように携帯が鳴るわけだ、これが(汗)。「今日はヒマなんじゃないの?時間があるんなら、ブログなんて書いてないで、さっさと帰ってきて畑の草取りでもしなさいよっ!」と、わが愛妻からの指令が・・・やっぱしやっぱし神様は休ませてくれねぇんだよなぁ(涙)。


□□□ 本当は優しい女房なんですよ・・・本当は □□□
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雪と桜とエッセイと

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朝起きたら、どえりゃー雪でやんの・・・(汗)。昼間暖かくなればすぐに溶けちゃうんだろうけど、ボタ雪みたいに大きなのがどんどんと降って、しっかりと積もってました。東京では、41年ぶりの遅雪記録らしいですが、駒ケ根だって観測史上1番か2番か3番かに入るくらいの季節はずれの雪じゃないのかなぁ。

「こんな天気はどこかおかしいんじゃないか」っていう記事は昨日書きましたから、これ以上書くこともありませんが、やっぱりどこか普通じゃない気候になってる気がします。一年中「観測史上、最も・・・」っていうフレーズがニュースのお天気コーナーでアナウンスされているのはやっぱりおかしいような・・・杞憂に終わってくれればいいんですけどねぇ。

今月に入って何回登場したか分からない長生社の桜の木ですが、今朝は雪と桜が一緒に咲いていました(笑)。例年、桜が咲いても中央アルプスの頂には雪が残っていて、そのコントラストがきれいなんですが、雪が背景にあるんじゃなくって、直に桜の花の上に積もっている図なんてそうそう撮れるもんじゃありません。

こんな滅多にない光景にお目にかかれば、普通どんな人でもいつもと違った感慨を抱くでしょうから、例えばブログを書いておられるのなら、オイシイネタになるっていうことになるでしょうね。短いエッセイ程度なら誰でも書けるんじゃないですかね。私は最近、毎日ブログを書き続けているせいなのか、特別なことの方が記事にしにくいって感じることもあったりするんですけどね・・・(汗)。

大雪にビックリして家族で飛び起きて、朝ごはんをいただいた後に見ていた新聞に面白そうな通信講座の宣伝が載っていました。『エッセイの書き方通信講座』っていうヤツだったんですが、そこには毎日ブログをアップして人生の修練(?)としている私の目をくぎ付けにするような謳い文句が並べられていました。

--------- ○ --------- ○ ---------
毎日の暮らしの中で感じていることを「ちょっといい話」にまとめて書く。単に記録をつづる日記よりずっと面白く長続きします。コツさえ身につければ短時間でまとめられるので日記のように書け、そうなると周りの風景や人がとてもよく観察できるようになり、毎日が楽しくなります。また、半年も書けば文集を発行することが可能ですし、新聞や雑誌に投稿入選も夢ではありません。
--------- ○ --------- ○ ---------

こりゃ、『ブログの書き方通信講座』でも通用する内容じゃぁないですか(笑)。まぁ、このブログは信濃鶴の宣伝向けっていうのが建て前ですから、人生のエッセンスを散りばめたちょっといい話っていうのとは違いますが、そんなエッセイを書くためのコツがあるんなら、多少のお金を払ってもご教授願いたいもんです。

でも、このブログが妙にカッコ良くなっちゃって、所々に杜氏のアイロニーが感じられるブログになんてなっちゃったら、このお天気と同じで、『大変におかしい話』になっちゃいますね(笑笑笑)。のどから手が出るほど知ってみたいこの通信講座の内容ですが、今回は止めておきましょう。まぁ、どんな魔法を使っても、そんなに簡単にポコポコとエッセイが書けるはずないしねぇ・・・。


□□□ 皆さん雪に驚いたブログを書いてますね □□□
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散らない桜

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なんとなんとなんと、驚くことに、この2日ほど、雪が舞うような寒さになっている駒ケ根です。積もると言うほどではありませんが、山に降っている雪が里に流されてきたようなヤツがパラパラしたりしています。一体、こりゃどーゆー天気なんでしょうねぇ。朝の気温は2℃だし、本当に冬に逆戻りしたような感じでっせ・・・。

この天気のせいで、というか、この天気のおかげで、というか、長生社の入口に立つ桜が散りません(汗)。数日前に、桜の真の満開はほんの短い時間でしかないなんていう記事を書きましたが、その内容を裏切るほど見事に咲いてます(笑)。少しずつ散ってはいるんですが、まだほとんどが枝に残っているように見えますね。

この桜がちょうど満開を迎える頃に、暖かい日が数日あったんです。そして、ほぼ咲き揃ったと思われた日からグッと寒くなったんですよね。そのまま寒い日が続いていて、ちょうどいいタイミングで氷漬けにされちゃったっていう印象です。こんなに長い間、それも満開の状態を保っていたなんて、これまでなかったんじゃないかなぁ。かれこれ1週間くらいこのままだもんね(汗)。

見ている人間にはいいかもしれませんが、これが桜の花の立場でうれしいことなのかどうかは分かりません。まだ散らない、散れないっていうことは、花としての機能が果たせてないっていうことでもあるでしょう。桜としたら、きれいに咲いて、ハチたちを招き入れて、花粉を運んでもらわないといけないんじゃないのかな。それができないとなれば、正にアダ花と化してしまう運命ですもんね。

それにしても、おかしな天気じゃぁないですか。長い年月をかけてその土地の気候に馴染んできた植物にとっては、その変調の影響を大きく受けるわけだから、あの桜が喜んで咲いているのか、悲鳴を上げているのかをよく考えなくっちゃいけないでしょうね。地球環境の大変化だなんていうことになれば、人間自身のことで手いっぱいで、そんな悠長なこと言ってられなくなるでしょうけどね。

温暖化だなんて言われているくせにこんなに寒くなっちゃったりして、いずれにしても何かがおかしくなってきているっていうことは、もう自分の肌で実感できるところまで来ちゃっているっていうことですかね(汗)。野菜だって高騰しているみたいだし、経済が受ける影響だって、その実感を確かなものにしちゃいますよねぇ。

あんまり深刻に考え過ぎてもいけないでしょうが、経済最優先ばかりでは大きなしっぺ返しを喰らうだろうことは確実でしょう。リーマン以降の経済の停滞を打破することも必要でしょうが、中国やインドの何億という人に向けて自動車を好調に売ってしまったらどういうことになるのか・・・壊してしまった自然が、豊かな経済の足を引っ張ることになりはしないかと、チト不安です。

まぁ、私にとってのいちばん身近な心配は、とにもかくにもお米の出来ですね。不順な天候イコール米の不作ですから、暑くもなく寒くもない例年通りのお天気を望むばかりです。戦時中ではないですが、米が無くて酒が造れないなんていうことが夢のまた夢で終わるように、おてんとうさまにお祈りしときましょうかね。


□□□ 話が飛びましたね(汗) □□□
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ランキングの不思議

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不思議なんだよねぇ・・・何が不思議って・・・とーこブログがまだブログランキングの10位あたりをウロウロしてんだもんなぁ(笑)。休息宣言を出してひと月半も経ったのに、当然何もアップされてるわけじゃないのに、ランキングの順位はそんなに落ちてないってことになるじゃないですか。こりゃ、一体どーゆーこと?

それだけとーこ姉貴が人気者だったっていうことも分かるし、長い間の読者もいるっていうこともよーく分かるんだけど、他にもほとんど更新がなくても順位をキープしているブログもあるもんねぇ。苦労して(でもないかな)毎日記事をひねり出している身としては、羨ましいというか妬ましいというか・・・(笑)。

そんな状況を見ると、ブログってある程度頻繁に記事を投稿して、それを読んでくれた常連さんプラスたまたま見に訪れてくれた不特定な読者の方のうちのある割合が、ランキングなんかの応援クリックをしてくれているっていう、ごく一般的な思考回路とはまた違った読まれ方をしている部分があるんじゃないかと思えてくるんですけどね。

直感的に言って、ブログじゃなくってホームページ的に見られているって言えばいいかなぁ。定期的に閲覧しに来てくれるような常連さん以外は、別の検索エンジンなんかから飛んで来たり、ブログランキングの表を見てたまたま来てくれている人たちで、案外そういうお客さんの数は多いんじゃないかっていう推測もできるんじゃないですかね。

要するに、こっちが思っている以上に、一見さんというか初めてのお客さんが多いのかもしれないっていうことです。そうなると、そのブログの日付なんてどうでもいいってことになるんですよねぇ。その人の考え方や行動や友人のことが、本人の言葉で語られているホームページっていう意味合いで、初めての読者はそれを興味深く読むことになるんでしょう。

この推測に当てはまるひとつのパターンは、全くの個人ブログじゃなくって、何か別の大きな看板を背負っているようなブログでしょうね。例えば『信濃鶴』で検索すれば、拙ブログが上の方に出てくるでしょうから、そこから入って来てくれる可能性が高いわけですが、そういうキーワードが無ければ、検索には引っかからないでしょうね。

もうひとつは、ブログランキングの表から、面白そうなモノを選ぶっていう場合もあるでしょう。その場合には、絶対的に順位が上の方が有利になりますよね。表の上の方にあれば目立つし、人気が高いんだから面白いだろうって思ってもらえるでしょう。特に、女性ブロガーは読んでもらえる確率が高いんじゃないかな(笑)。

そういやぁ、八兵衛は最近人気が高そうだもんなぁ。上の2つのパターンを両方とも持ち合わせているかもしれませんねぇ。いろんなところでメディアに登場して酒飲みブログで話題になることも多いし、ランキングの順位はそれなり上の方だしね。まぁ、それ以外には『八兵衛』のホームページを検索して、そこからとーこブログに流れて、読んでみたらゲンさんで大ウケっていうパターンもあるかも(笑)。

そんな話題になりましたから、ブログランキングにエントリーしている日本酒蔵ブログを、ここで勝手にご紹介しちゃいましょう。数が多いのでリンクは貼り付けませんから、ご自分でランキングの表から見つけてくださいね。大体150位くらいまでは見ましたが、見落としがあったらスイマセン(汗)。でも、ほとんどが顔見知りの蔵元さんってどーゆーこと(笑)。

『釧路の地酒『福司』若僧蔵人醸し屋日記』 醸し屋君とは長い間のブロ友
『蔵人ひろしの真・地酒宣言ブログ』 ひろし君とはよくお会いします
『働くリウマチャーの酒蔵日記』 最近結婚した信州の酒屋
『南陽醸造・花陽浴蔵日誌』 サンセールさんとお蔵にお邪魔しました
『蔵元のふたりごと』 仙禽ブラザースはただ今大ブレーク中
『日本酒biyori』 長珍の蔵で一生懸命働く若奥様
『富美菊酒造蔵日誌』 富美菊の蔵で一生懸命働く若奥様
『これでいいのだ!だるま正宗しげりの日常』 今年も会えるかな
『酒蔵より愛と感謝を込めて大雪渓蔵元便り』 知らないうちに高順位
『とうこのほろ酔いブログ』 言わずもがなの姉貴ブログ
『酒蔵天領誉の酒ブログ』 最近ランキング1位を独走中


□□□ たまに書いて順位が高いブログを目指そう(笑) □□□
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朝書き

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ここ最近、朝ブログを書くようにしているんです。造りの期間中は、7時ころから、蔵人社員が8時30分に出社してくるまでの間に、いろいろ準備をしていたんですから、今ではその1時間半が丸ごと空いて、1日分の記事を書いたり、余った時間でブロ友ブログを読みにいくには十分な時間があるわけです。日課にしているブログを全て読むには、時間は全然足りませんけどね(笑)。

1時間半の時間ができたとは言え、会社に泊まっているわけじゃぁありませんから、朝ごはんの後に新聞を読んだりして、その分家でゆっくりしちゃえばそれまでなんです(汗)。実際のところは、会社に出てくるのが7時を過ぎるような時間になっていて、そんな時間に出社する方はいくらでもおられるでしょうから、こりゃ別に自慢できるような話じゃないんですよ(笑)。

もし、朝のうちに記事を全て書いちゃったとすると、夕方は楽になるんですよねぇ。仕事が終わってから、何を書くか考えて、家へ帰る時間を気にしながらパソコンに向かうのは精神的に負担の部分もあるんですが、朝のうちにその修行(?)が終わっているとなると、仕事が終わって家へ帰る前にコメントバックするくらいでいいんですからね。

それに、朝ブログを書くと、とてもスラスラと書けちゃうような気がするんですよね。頭も体も疲れていない状態ですから、話題さえ決まっちゃえば、夕方書くよりも筆、というかキーボードが進むんじゃないかなぁ。かかる時間は大して変わらなくても、楽に1本の記事が書き上がるっていう感じで、正に早起きは三文の徳なのかもしれません。

と、いいことずくめのように書きましたが、何となく落ち着かないんだな、これが・・・(汗)。朝の時間は有効に使えるし、気持ち良く書けるんですけど、あんまり事前にやっちゃうのは少しルーズなところがある私にしては上出来過ぎるのかなぁ(笑)。それとも、仕事が終わって、最後のシメとしてブログを書くっていう気持ちが強いのかも・・・。

もう一点気に食わないのが、実際と記事の内容とのタイムラグが長くなっちゃうっていうことなんですよね。読者のみなさんもお分かりのように、このブログは冬の間は実際に投稿した時間、大抵夜中の2時頃が表示されますが、造りが終わるとほとんど夜中の0時に時間指定しているんです。これは1日1稿を課している私の、冬時間と夏時間の調整のための所作なんですよね。

つまり、今日書いているブログは、今日の夜中の24時、つまり明日の午前0時に公開になるわけです。ところが、朝ブログを書くようにすると、例えば今日イベントがあったとすると、その記事を書くのが明日の朝っていうことになり、それが公開されるのが明後日の0時になるじゃないですか。まぁ、2日遅れでも大した影響はないんですけどね(笑)。

そろそろ畑仕事も始まりますから、「朝会社でブログ書けるくらい早出するんなら、草取りでもしてから会社に行きなさいよ!」という女房の攻撃は目に見えていますが(涙)、もうしばらくは朝書きしてみようと思います。これが習慣になっちゃえば気にならないと思いますし、何がいいって、仕事終わってすぐに飲みに出られるもんねぇ(笑)。


□□□ 写真がないから、先日の夜桜の残りを・・・(汗) □□□
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蔵と癒し

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昨日、桜とコマが似ているっていう話を書いていて、もうひとつ『似ている話』を思い出したので、忘れないうちに記事にしちゃいましょう(笑)。毎日毎日、お酒とか蔵とかの話題を続けることはやっぱり至難の業なので、どうしてもチョコチョコと全然関係のないお話が出てきちゃうんですが、お許しくださいね(汗)。とは言っても、今日のは蔵と関係ないわけじゃないんですけどね。

チラ見だったので内容をしっかりと理解はできなかったんですが、先日テレビを見ていたら、都会での生活に疲れた人たちが、人里離れた山寺に宿泊して、それまで自分がしてきた仕事やいろいろな雑事なんかから解放され、自然の中で鋭気を養って、再び元の喧騒の中へ帰っていくっていうような番組を放送してたんです。

その手のお話はよくありますよね。精神的に病んでしまうほどではないにしろ、仕事や人間関係に疲れて、自然の中に癒しを求めるっていうような感じで。私のように、毎日自然に囲まれて生活しているような田舎の人間には少しピンとこない部分もありますが、都会にいて仕事に追われるような生活をしていれば、そんな気分にもなるんじゃないかっていう想像は容易にできますけどね。

そして、「テレビもなく、携帯電話も鳴らない大自然の中で」っていうようなフレーズを聞いて私がいつも連想するのが・・・蔵の中なんだな、これが(笑)。イヤ、蔵にはテレビもあるし、どこにいたって携帯は着信しますけど、この中が大自然の縮図であるっていう感慨にも似た思いは、私がいつでも持っているものなんです。

あるにはあるけど、テレビなんか全く見ないし、携帯も机の上に置きっぱなしでその着信音に惑わされることもありません。気持ちの上でも、そういったものからは自分を解放している状態なので、周りに何もない山寺にいるのとさしたる違いはありませんね(笑)。禅寺なんかと同じで、蔵の中では厳しい修行が日々繰り返されてるわけだし(汗)。

全てが人工的とはいえ、蔵の中はひとつの宇宙であって、通常の意味合いでの工場っていうのとはちょっと違うと思いながら造りの期間を過ごしています。ある程度は人間が手を加えながら、いろいろな生き物の命のサイクルが完結するミクロコスモスを創り上げているみたいな感じって言えばいいかな。そうやって酒を造っている最中って、蔵の内外の自然を常に肌で感じて麹菌や酵母菌に接することで、通常の生活では踏み込めない領域を垣間見ているような気がするんですよね。

まぁ、私はそんなことが手に取るように分かるような名杜氏じゃありませんが、その日の天気も気温も湿度も風向きも、全てが微妙に目に見えない菌たちの活動に影響を与えてるんだろうってことは、うすうすは気が付いているんです。それによって、その日の造りに手加減を加えるなんていうところまでは、トーテーいきませんけどね(笑)。

ここで言いたいのは、蔵の中での仕事はきついけれど、どこかでは癒されてるんじゃないかっていうことです。ある意味で世間から隔離された、自然がギュウギュウに詰まったあの蔵は、人里離れた山の中のお寺に似ています。そこでの癒しは、自然が与えてくれるものなのかもしれないし、厳しい試練に一心不乱に取り組むことによって会得できる何物かなのかもしれませんが、人間が本来DNAの中に持っている何かを呼び覚ます空間じゃないか、だから酒造りは面白いんじゃないかって思ってるんですけどね。


□□□ いつもより高得点!ありがとうございます! □□□
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桜とコマ

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今月に入って、いったい何枚桜の写真をアップしたんだか分りませんが、伊那谷はどこもかしこも桜満開状態みたいですね。長生社の入り口にある桜は、ピークが過ぎようとしているっていう感じです。でも、まだ寒い日も多くて、花自体は長持ちしているのかもしれません。それよりも、この天候の不順の方が気掛かりになっちゃうんですけどねぇ・・・。

この写真は、本当の本当の満開の前日っていうくらいの時のものです。まだ枝先に開ききっていない桜があるのがお分かりでしょうか。本当に満開の時にはお天気が悪かったので、いい写真が撮れませんでした(汗)。半分朽ち果てている古木とは思えない見事な咲きっぷりに、毎年思わず顔がほころびます。

桜が真に満開の期間って、ほんの数時間くらいのものだと思うんです。傍目に満開っていう状態は1日くらいあるでしょうが、こりゃ今が最高の状態で、すぐにも花びらが落ちてくる寸前で、枝全体がたわんだように見えるほど花が咲き誇って、樹全体が燃え立つようなオーラを発しているのは、正に一瞬のキラメキじゃないかなぁ。桜の花が満開っていうんじゃなくって、桜の木が満開って言えばいいか・・・。

ですから、その一瞬に立ち会えるのは、結構運のいいことだと思ってるんです。先日行った上野公園でも、コイツはそういう瞬間にいるなって思った桜の樹は、あれだけたくさん並んだ並木の中でもほんの数本でした。この長生社の桜の木だって、注意して観察していないと、その一瞬を見逃してしまいます。

そんな桜の絶頂期の一瞬に出会うと、私はいつもコマを思い出すんです。コマって、あのお正月に回して遊ぶ、アレです。コマって勢いをつけてうまく回せると、ピタッと静止して、動いてるんだか止まってるんだか分からないような絵になることがあるじゃないですか。もしかしたら、心棒の先が接着剤で固定してあるオブジェじゃないかって錯覚するようなね。

それは、止まってるんじゃなくって、すごい勢いで回り続けているからこそそうなるんだけど、そこだけまるで時間が止まっているような空間になってるんですよね。その凛とした立ち姿と、あの桜の息を飲むようなピークのそれが、どういうわけだか私の中で、昔からシンクロしてるんですよね。とってもディープにね。なぜだか、よく分かんないんですけど・・・(汗)。

自分の持てる全身全霊を、ただひとつのことに集中させている・・・そんな一瞬なのかな。もうちょっとすると、桜は散ることを考え始めなくっちゃならないし、コマは転ぶ準備をしだすでしょう。そういう雑念の入り込む余地のないのは、ほんの短い時間だけであって、それに全力を注げる生き方っていうのは羨ましいものがあるじゃないですか。

人間にもそんな瞬間があるんですかねぇ。他のことは何も考えずに、それだけのために生きている一瞬が。蔵の中で言えば、吟醸を仕込んでるあの1週間とかですかね。人の一生を花に例えるんなら、若い女性が一生のうちで一番美しいのにも似ているでしょう。女房にもそういう時期があったから、まんまと引っ掛かったんだよな、オレも・・・(笑)。


□□□ えっちゃんやサンセールさんが元気になってきました! □□□
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夜桜

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先日も宣伝しておきましたが、昨晩は駒ケ根市の隣の伊那市にある春日城址公園で行われた、『伊那谷新酒祭り』に参加してきました。毎年、公園の桜が満開になると予想された土曜日に開催されています。ですから、毎年結構ギリギリにならないと開催日が決まらなかったりするんですけどね(笑)。

10枚綴りのチケットを買って、チケット1枚でおちょこ1杯分くらいのお酒が飲めるっていうシステムです。南信州ビールさんを含めた伊那谷の酒造メーカー9社が、各社ご自慢の新酒を数種類ずつ持ち寄っていますから、お酒以外のものもあるので一概には言えませんが、お酒だけ飲めば全体の3分の1くらいは味見ができるっていうことでしょうかね。

しかし、いくらおちょこほどの量だとは言え、10杯も飲めば、そりゃ酔いまっせー(笑)。お花見気分も手伝ってついつい飲み過ぎて、ヘロヘロの紳士淑女もチラホラ・・・。まぁ、酔うために飲むんですから、何も間違ったことをしているわけじゃぁありません(笑)。皆さん本当に楽しそうに飲んでおられましたね。

昨日は天気も良く暖かくて、桜もちょうど満開になって、昼間はすごいお客さんだったそうですよ。私は蔵の仕事を終えて、夕方から先発の社員と交代したので、客足とするとちょっと寂しかったんですが、いろんな人たちとゆっくりお話もできたし、漆戸醸造のU社長のお母上手作りのお料理も美味しくいただけて、満足満足!

なんせ、会場に到着したら、どこかで見たような顔ばっかりいて、いきなりみんなに取り囲まれてしまいました(汗)。「たけしー!おせぇじゃねぇかよー!どこであそんでたんだよー!」と、酔っぱらいのお相手は大変でした(笑)。「ここは越百か?」ってーくらいの面々でしたが、口は悪くても私が来るのを待っていてくれたみたいで、みんな、ありがとー!

お客さんたちとのお酒談議も8時で終了して、私は駒ケ根まで飛び帰ってきました。実は、会場にも来てくれてたんですが、このブログの読者というよりは、酒造メーカーの出入り業者っていうのが本当のところですが、すぱいS君がこのお祭りに合わせて駒ケ根に遊びに来てくれてたんです。それも、カワイイ彼女を連れてね。

その彼女も、拙ブログを読んでくれているんですが・・・ブログを読んでいてどーしても行きたいお店があると・・・あなたは岳志さんと行ったことがあるんだから、私だけのけ者じゃないかと・・・今回は何が何でもそのお店に連れてってと・・・ハイ、もうお分かりですね、越百で待ち合わせしてたんです(笑)。

越百に飛び込むと、そのカップル以外のお客さんも、みんな知り合いばっかし。伊那に来なかった常連が、ここに残っているっていう感じの景色でした(笑)。S君たちが来月結婚するっていうお目出度い暴露話も飛び出して、毎度の楽しい飲み会になりました・・・その後はアンビエンスで・・・その次にArikaで・・・オレちゃんと金払ったかなぁ・・・(汗)。


□□□ S君おめでとー!!! □□□
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ビンじゃない火入れ

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一昨日ビン火入れをしたっていう記事を書きましたが、今日は『ビン火入れ』じゃない『火入れ』を行いました(笑)。先日書いたように、ビン火入れはちょっと特殊な火入れ形態なんです。長生社では純米大吟醸以外の、量的には大量にある普通純米と特別純米に関しては通常の方法で火入れをしています。

もろみも大体搾り終わって、お酒の種類別にまとめたりブレンドしたりできた段階で、なるべく早く火入れ処理を行います。いろんな造り酒屋ブログを拝見しても、このひと月くらいは「火入れをしましたー!」っていうような記事をよく見かけますね。火入れをしたお酒をタンクに封印して、ようやく貯蔵っていう段階になるので、ある意味で、これが酒造りにおける最後の作業と言ってもいいかもしれません。

そんじゃ、ビン火入れじゃない普通の火入れってどうやるのかっていうと、処理前のお酒の入ったタンクがあって、それとは別に消毒済みの空のタンクを用意しておきます。処理前のお酒っていうのは、商品名的に言えば生酒っていうことですね。生酒っていうのは、この火入れ処理をしていないお酒っていう意味です。

この生酒を、瞬間的に加熱できる装置を通して65℃くらいまで温度を上げてやって、そのアツアツになったお酒を用意した空のタンクに入れていきます。ですから、1本のタンクを火入れすると、蔵の中に60度以上の大きな塊が出現するわけで、蔵の中の温度が上がりますよ。それを、あまり長い間高温が続くと酒質に良くないもんだから、今度はなるべく早く冷やすような手段をとるわけです。

冷やすためには、普通のタンクであれば周りから水をかけてやってタンク全体を冷やすのが長生社のやり方ですが、他のお蔵さんでもきっと同じだと思います。それ以外に、うちの蔵で使っているサーマルタンクと呼ばれるタイプのタンクだと、タンクの周りから強制的に電気の力で冷やすことができます。これは便利ですが、電気を喰いますね(汗)。

今日一日で、一年分の特別純米を全部火入れしましたから、量的には結構多いんです。うちの蔵ではプレートヒーターっていう機械を使って加熱殺菌していきますが、それほど処理能力の高い代物じゃないんで、作業自体はゆっくりしたもんなんですけどね(汗)。ひと昔前の、『蛇管(じゃかん)』っていう装置を使えば、3倍くらい早いかもしれません。

昔は今よりもたくさんお酒を造っていましたから、蛇管を使って早く火入れできないと仕事が終わんなかったんですよね。これまた、「日本酒は売れません」ってな話につながりそうで面白くありませんからこれ以上は言いませんが(汗)、蛇管の方が早いのにわざわざプレートヒーターを使う理由は、作業にかかる手間がとても少なくて済むからです。

昔の話をするといろいろ思い出すようになっちゃってイカンのですが、昔は2本しか空いたタンクが無いのに、4本分の火入れがしたいっていう状況もあって、最初の1本が空いた時点ですぐにタンクに入って慌てて中を消毒して洗って準備して、次の火入れ用のタンクにしたりしたこともありましたね。そういう忙しい仕事は全部私に回ってきたなぁ・・・(涙)。

さて、特別純米に関してはこれで全て完結ですからひと安心です。あともう少しだけ普通純米の火入れが残っていますから、事故の無いようにせねば!100℃ではないにしろ、65℃のお酒をかぶる様なことがあれば命にかかわりますからね。サラッと書いちゃいましたが、案外真剣勝負の火入れ作業だったりするんですよ。


□□□ 写真はタンクから立ち上るお酒の湯気 □□□
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春のイベント

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信州伊那谷の桜もだんだんと開花して、ようやく春のイベントの準備が整ってきたっていう感じになってきました。それにしても、今年の天候はおかしいですねぇ。不順だって言えばそれまでなんですが、暖かい日もあれば妙に寒くなったり、雨が多くて晴天が続きませんしね。これじゃ、桜も思いっ切り咲けないやねぇ・・・。

写真は、長生社の入口にある唯一の桜の木です。この4日間ほど定点観測してみました。暖かい日が続くといきなり満開になったりしますが、途中に朝が氷点下になるような寒い日もあったもんだから、ちょっと立ち止まっちゃった印象も受けます。最後の1枚がたぶん満開状態のものですが、夕方撮ったから上手く映ってませんね(汗)。ちなみに、右隅に写っているのは、仕事帰りのhamaちゃんの軽トラ(笑)。

さて、こんな伊那谷でも、春のイベントが様々開催されていますから、今日はそのご紹介をさせてもらいましょう。私は、夏の間は(本当は1年中)駒ケ根の観光協会の会員として活動すべき立場でもあって、いろいろと宣伝しなくっちゃならないんですが、まだまだその余裕がありません(汗)。せめて、ブログ上で読者のみなさんにお伝えできればと思います。

まずは、いきなり明日、いや、このブログを皆さんが読んでいる当日っていうことになりますが(汗)、10日の15時から20時に、毎年恒例となっている『伊那谷新酒祭り』が伊那市の春日城跡公園にて開催されます。伊那谷のお酒が勢ぞろいして、公園一面の桜の下でお花見気分が味わえますよ。ちょうど桜も満開くらいじゃないかな。夜になるとちょっと寒いですから、厚着してきてくださいね。

もうひとつ、既に開催が始まっているイベントがあります。それは、駒ケ根市の名勝『光前寺』が開創されて1150年になる今年、『ふれ愛いいご縁祭』が4月3日から5月5日の間開催されています。1150っていう数字がどういう意味合いがあるのか私は知らないんですが(汗)、光前寺にもご開帳の年があるみたいで、それが今年に重なっていることもこのお祭りの理由のひとつになっているようです。ちなみに、『いいご縁』は『1150』にひっかけてあります(笑)。

このお祭りの期間の、全ての土曜、日曜、祭日に、光前寺の隣にある駒ケ根美術館前の駐車場脇で、『光前寺横丁』というテント村が開かれています。そこでは駒ケ根の地場産品が販売されていて、当然、地酒として信濃鶴も売ってもらってます。これからの桜の季節には、すごい数の観光バスが見込まれているみたいですから、きっと賑やかになると思いますよ。

それから、駒ケ根のイベントとして一緒にご案内しておきますが、今年の9月26日に既に28回を迎える『駒ケ根高原マラソン』が雨天決行で開催されます。4月1日から受け付けが始まったみたいですから、合わせてご案内しておきますね。毎年参加者が増えていて、もしかしたら受付打ちきりなんていうことにもなりかねませんから、秋の駒ケ根路を気持ちよく走りたい皆さんは、お早めにエントリーしておいてくださいね。

最後は、我が長野県酒造組合が毎年開催している『長野の酒メッセin東京2010』のご案内です。5月19日(水曜日)にグランドプリンスホテル赤坂の別館5階にてお待ち申しあげております。入場料は2000円ですが、和服でご来場なさると500円引きの特典つきです。チラシをお持ちの方も500円引きになりますから、欲しい方は言ってくださいね。

駆け足でイベント紹介しちゃいましたが、どれも私が主催者側として参加するものです。皆さんのご参加を心からお待ちしています。たぶん会場のどこかにいると思いますから、見かけたら声をかけてくださいね。今年もどんな出会いがあるのかとても楽しみです。


□□□ こりゃbossに抜かれるかな □□□
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ビン火入れ

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これも、毎年の話題になってますかね。昨日、今日と大吟醸のビン火入れを行っています。火入れ作業っていうのは、お酒を65℃くらいの温度に加熱して殺菌をして、品質を安定させることを言います。もっと高温で行われる殺菌もありますから、それと区別するような形で低温殺菌なんて言われることもありますね。

普通、火入れ作業は一度に大量のお酒を処理しなければならないので、蛇管(じゃかん)とかプレートヒーターと呼ばれる装置を使って大掛かりにやるんですが、より品質を重視しようとする時に採用されるのがビン火入れと呼ばれるやり方です。簡単に言っちゃえば、まず生酒のままビン詰めをしておいて、そのビンのままお燗しちゃうような方法なんですよね。

これについては、出品用の大吟醸のビン火入れについて先月も記事にしましたから、何か同じことを読んでいるような気になる読者のみなさんもおられるかもしれませんが(笑)、今回のは量が違うんですよ、量が。前回は高々一升瓶で100本程度だったのに対して、今回は一升ビンで450本、四合ビンで1350本もあるんだから、並大抵じゃないんです(汗)。

つまりは、今回やっているのが商品としての信濃鶴純米大吟醸になるわけで、ある意味ではこちらのビン火入れの方が重要だって考えることもできるかもしれませんね。ビン火入れの利点は、香りを逃しませんし、火入れ後に急冷ができて高品質を維持できることにあります。どんなに大変でも、純米大吟醸にはそのくらいの手がかかるっていうことです。

年間に何万本とビン火入れを行うお蔵さんもありますが、そこまでになると、ある程度専用の設備をお持ちになってますから効率良く作業ができるんだと思います。長生社の場合には、純米大吟醸のみが対象ですから、特別な機材は何もなくて、まぁ、その辺にあるものを寄せ集めて、工夫しながら苦労しているっていうところです(笑)。

たくさんビン火入れを行う時に、うちの蔵で一番問題になるのが、ビンが割れちゃうっていうことなんですよね(汗)。なるべく短時間で中のお酒の温度を上げられれば仕事が早いんですが、あまり熱いお湯にいきなりビンを入れると、特に一升ビンなんかは簡単に割れてしまいますから、2段構えで加熱するようにしています。

奥に見える丸い容器で1次あたためをやって、割れない程度の温度になったら手前の大きな容器のグラグラに煮立ったお湯の中に入れ直します。効率が多少悪くても、ある程度は流れ作業にならないと数を処理することができないんですよね。加熱した後に、急冷する作業もありますから、1日頑張って1000本くらいできれば上出来っていうところでしょうかね。

数が多いっていうことは、当然体力的にもきつい仕事になります。忘れもしません。昨年、この仕事をやった次の日の朝、後片付けをしようとして、お酒をのせるパレットを持ち上げた瞬間に、私は人生初めてのギックリ腰になったのでした(涙)。あの日は、痛くて半日動けなかったもんなぁ・・・。今年は、その経験を生かして、明日休みにしてもらおうかなぁ・・・(笑)。


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秘密兵器



ジャーン!!!と登場したこの機械、一体何に使うための秘密兵器なんでしょうか?ちょっとゴチャゴチャしてて、構成が分かりにくいかもしれませんが、真ん中に写っている小さなディスプレーのついた銀色の箱が本体で、左端に写っている太いケーブルの付いた細長い物体が作動部分に当たるんですけどね。

これは、今日納入された、長生社には似つかわしくない、最新の秘密兵器なんです。メイドインジャパンじゃないんですよ。遠くイギリスからやってきた代物でんねん。いろいろと特許を持っていて、これまでの同種のマシンよりは性能がいいらしいです。それなりのお値段がするもんだから長い間購入を躊躇していたんですが、遂に遂に買うことになりました。

なぜかと言えば・・・お値段が破格だったから(汗)。このご時世での設備投資なんて、滅多にできるもんじゃありませんが、それでもその気にさせるくらいの値引き率でした。ジリ貧の清酒メーカーが手を打つっていうんだから、すごいもんですがな(笑)。まぁ、それくらい必要なモノでもあったんですけどね。

さて、そろそろ種明かしをしましょう。こいつの正体は、インクジェットプリンタなんですよ。プリンタって言うと、パソコンで使うような形を思い起こされるかもしれませんが、紙に印字するプリンタじゃなくって、もっと複雑な場所に印字することができるものなんです。あんまりたくさんは書けなくて、ホンの2行に数文字程度しか印字できないんですけどね。

よく、缶ビールの底とか、食品の袋とか、化粧品のチューブとかに、製造年月とか賞味期限なんかが、ポチポチした黒いドットで書かれていることがあるじゃないですか。あれを打つためのプリンタなんです。たまに歪んでたり、間延びしてたりして読みづらいこともありますが、とりあえず判読可能な文字にはなってますよね(笑)。

日本酒にも製造年月に関する表示義務っていうのがあるんです。つまりは、『製造年月○○年○○月』って、商品のどこかに表示しなくっちゃならないんですよね。これは、どんな小さな商品についても例外じゃなくって、必ずそれなりの大きさで書いてなくっちゃいけないんです。税務署の調査なんかの際には、注意されることが多いポイントだったりするんですけどね(汗)。

我が社でも、一升瓶だとか四合瓶の商品については、ラベルに印字できるようになっていたんですが、もっと小さな小瓶やカップ酒の場合には、瓶詰めラインの中では印字ができなくて、全て後から一本一本手でスタンプを押していたんですよね。これが結構手間のかかる仕事でしたし、きれいに打てない場合も多かったんです。

そこで、今回このプリンタを買うことによって、かなり小さな場所にも文字が書き込めるようになったもんだから、小瓶のキャップの上面なんかに製造年月の表示ができるようになって、とってもうれしいわけです。これで、これまでのチマチマした作業から解放されるぞーっ!とは言え、これで中身が美味しくなるってぇわけじゃありませんけどね(汗)。


□□□ クリックしていただけると中身は美味しくなります □□□
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蔵の4月

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4月に入り、早いもので1週間が過ぎようとしています。入学式だとか入社式だとかいうニュースもよく流れましたね。世の中で言うところの『年度』は4月始まりが多いですし、社会人になるまでは学校が始まる月として、どの人にもスタートっていうイメージが強いんじゃないですか。ところが、酒蔵にいるとそれとは逆みたいな気がするんだな、これが(汗)。

これは長生社に限った話かもしれませんが、昔から4月っていうのは蔵人が帰郷する月であって、蔵の中が寂しくなっちゃうのが4月なんですよね。もう既に、2月や3月中に皆造(かいぞう:もろみを全て搾り終わって酒造りが終了すること)になったお蔵さんでは4月になる前に蔵人がいなくなるところもあるでしょうが、うちの蔵では長い間、4月の中頃にみんなが引き揚げる慣例になっているんです。

私が入社したころは、半年間だけ蔵に来て働いてくれる蔵人が、新潟からの出稼ぎと地元からの半期雇用の人達合わせて7人くらいいました。その人たちが、ある日を境にぱったりと来なくなるんだから、その落差は大きいもんでしたね。最後まで片付け仕事なんかが忙しかったですから、ある日突然みんながいなくなって、蔵の中で「おーい」って叫びたくなるような・・・(笑)。

今では、通年雇用の社員を蔵に入れるようにしていますから、来なくなっちゃうのは2人だけなんですけど、それでもやっぱり、4月は『始まり』って言うより『終わり』っていう印象の方が強いんですよね。いろいろが終わって、ホッとして、気が付いたら桜が咲いているっていう感じで、何かが始まる気分とはほど遠いものがあります(汗)。

ただし、昔の4月のその時には、仕事は全部片付いていました。残された私がやらなくっちゃならないことはほとんどなかったんですよね。ところが、今では造りを平準化して製造期間が長くなっていることもありますが、4月の半ば頃にはまだもろみはあるし、片付け仕事だってたくさん残っている状態なんですよね(涙)。

ですから、4月1日にひとりいなくなって、次に11日にもうひとりが来なくなるんですが、やるべき仕事はまだ山のようにあって、とても人数を減らしていい状況じゃないんです。かと言って、その2人は春からは別の仕事をしなくっちゃならないので、引き止めておくわけにもいかないんですよね(汗)。更に今年は、通年雇用の社員がひとりいませんから、これまで以上に苦しい4月になりそうですねぇ・・・(涙)。

現在では、社員による酒造りも進んで、半年毎に蔵人が会社に入ったり出たりすることは少なくなってきているんだと思います。これも時代の流れですが、少しばっかし昔のことを経験している私くらいの世代の人間には、蔵の4月が何となく寂しさをまとった月であるっていう印象をぬぐい去ることはできないんじゃないですかね。

うーん、明るい気分になれるような記事を書かなくっちゃならないのに、ちょっとどよーんな内容になっちゃいましたね、スイマセン(汗)。いろいろ書きましたけど、今日ここで言いたいことは、「働けど働けど我が暮らし楽にならずー!一体いつになったら気が抜けるんだー!!もうこうなったら美味い酒飲むぞー!!!」っていうことです(笑)。


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年度末写真整理

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本当は、年度末である3月末にブログ用に撮ってあった写真を全て整理して、新たな気持ちでまた撮り溜めていこうと思ってたんですが、東京に出て行かなくっちゃだったりして無理でした(汗)。手タレ写真はまとめて記事にしましたから、今日は本当に最後まで残った4枚を脈絡もなく無理やりご覧いただいて、年度末の写真整理を完了しようと思います(笑)。

これまでに投稿した写真の総数は2200枚以上になります。毎日1枚ずつが原則ですが、記事数で言うと1300稿くらいですから、まとめて集中的にアップすることも結構あるっていうことでしょうかね。写真のサイズが小さくて容量を超えませんから、どんなに昔の記事の写真でも消えることなく残っています。小さい分、あまりきれいじゃないんですけどね(汗)。

なんで写真整理が必要かって言うと、ひとつは、ある程度の枚数でまとめておかないと、いくらコンピュータ上とは言え収拾がつかなくなっちゃうっていう理由からです。2000枚もの写真をひとつのフォルダーに突っ込んで管理している人はめったにいないでしょう。こりゃ、当たり前のことですね(笑)。

もうひとつは、ブログにアップする時に写真を見つけられなくなっちゃうんですよね(汗)。一番新しい画像たちはウィンドウズが元から持っている『ピクチャ』っていうフォルダに入ってるんですが、これに200枚以上溜まってくると、その中から特定の1枚を探し出すことが困難になってくるんです。時系列順に並んでいますから、新しいのはいいんだけど、古いのはいくら探しても目につかないことがあるんですよねぇ。

さて、今日の4枚の写真ですが、長い間残っているくらいだから、なぜ撮ったのかほとんど覚えていません(汗)。1枚目は、仕込んだ翌日くらいのもろみの様子みたいですが、何を記事にしたかったんだろ?1号もろみのものじゃありませんから、久しぶりに自分で仕込んで疲れたとか書きたかったんでしょうか。今の、余裕のある私から言わせると「甘えんじゃねぇぞ」ってことになりますが・・・(笑)。

2枚目は分かりやすいですね。これは、タッキーさんがちょうど40万アクセスのキリ番を踏んだって送ってきてくれた写真ですが、いつのことだったけなぁ?こういう区切りの時にいつも感じることなんですけど、いつかはこのブログに書いた記事を全部プリントアウトしておきたいって思っているんですが、最近はもう不可能だって思い始めましたね(涙)。

3枚目は、いつぞや飲んだ、流行りのアルコール飲料たちです。コシキ倒しになってからも、家で第3のビールを飲んでみましたが、割り切ってしまえばそれはそれで美味しいんですよね。第3のビールが不味いなんて決して言うつもりはありませんが、もうこれで消費者はビールに戻れなくなっちゃったっていう感は相変わらず強いですね。

4枚目は愛娘ご自慢の2点。使っているうちに自動的に芯が回転してくれるっていうシャーペンと、ゴムとストローを使って自分で作った正20面体の模型。最近、お父ちゃんに対する反抗精神が強くていけません(汗)。相手の立場になって人を思いやることができないんなら、どんなに勉強ができたってダメだなんて説教しようとするんですが、もう聞く耳を持ちゃしませんね(涙)。

さて、これで、明日からまた新しい気持ちで写真を撮れます。春らしい写真や、蔵の中の面白そうな写真がいいですよね。長年ブログを書き続けて、ちょっと頭が硬直してきているような気がするんですよねぇ・・・もうちょっと柔らかくするように努力しますから、これからもよろしくお願いします!


□□□ 文章も短くするように努力しなくっちゃ(汗) □□□
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なんとなんとなんと




なんと、なんと、なーんと、私は駒ヶ根なう・・・もう、つまりませんね、ハイハイ(汗)。ただ今、ちょっとばっかし携帯投稿の実験中なんです。申し訳ありませんが、今暫くお付き合い下さいね。この記事を目にしちゃった読者の方は、見なかったことにしておい

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変な実験しちゃってスイマセンでした(汗)。いろいろと確かめたいことがあって、上野公園で撮った写真を使って試行錯誤してました。この上の段までが携帯で投稿した部分です。お尻が切れちゃってますが、これも「ここまでは書ける」っていう貴重な実験結果なので、後で参考にするかもしれませんから、このままにしておきましょう(笑)。

4日の夕方に私のブログをご覧になって、実験の残骸を見ちゃった読者の皆さんは、何も言わずに忘れてくださいね(笑)。営業に出て携帯で記事を書く時なんか、いろいろ試している余裕はありません。その気になった時にやっておかないと、結局ずっと分からずじまいになっちゃいますから、駒ケ根に帰って来ているのに携帯でピコピコやっとりました(汗)。

モブログって言うか、携帯投稿っていろいろ制限があって、基本的には写真が1枚しか載せられないんですよね。あと、ブログランキングへのリンクを一発で貼り付けることもできないし、パソコンからの投稿とはかなり勝手が違います。写真を複数枚アップすることができないかと思ってやってみましたが、できるんだけどかなりめんどくせーです(汗)。

それに、肝心の記事の方は、上の結果からもお分かりのように、数行分くらいしか書けないことが分かりましたから、実質はできないっていうことになるんでしょうね。私の携帯投稿の記事はもっと長く書いてありますが、それは写真1枚だからできることなんです。2枚以上になると、量的にはほとんど書けません。まぁ、携帯でそんなに書くなって言われれば、その通りなんですけどね(笑)。

実験は実験として、せっかく苦労して携帯から写真をアップしたんですから、まだ桜の咲かない駒ケ根に一足早く春を呼び込むつもりで、ちょっとだけ写真の解説をしましょう。この4枚の写真は、そう思ってみていただかないと分かりませんが、案外面白い写真になってるんですよ。

上野の駅を出て、西郷さんの銅像のわきを通って桜並木を上っていったんですが、最初のうちは「なんだ、この程度かぁ・・・」っていう程度の咲き方だったんですよ。私の印象だと、もう散りかかっていて、半分葉桜になってるんじゃないのかって思っちゃうほどでした。花もまばらに付いているっていう感じだったんです。ところが、どんどんと先に進むにつれて、花の密度が濃くなっていくのが分かるくらいの満開状態になっていったんです。

上の4枚の写真はそんな感じに見えませんか。上野動物園の前あたりまで行くと、本当に満開でしたね。あれは咲き加減がグラデーションになっていたんじゃなくって、桜の種類が途中で違っているのかもしれませんが、どんどんと満開になっていく桜のアーチの下を歩くのは、自分の意識が徐々に覚せいしていくようで、ちょっと興奮気味の岳志ファミリーだったんです。


□□□ 『なんと』シリーズはもう終わりー(笑) □□□
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なんとなんと



なんと、なんと、なんと、私は東京なう・・・しつこいですか(汗)。「なんで、こんな時期に?」と詮索なさらないで下さいね。まだ坊主頭だし、ヒゲも剃ってありませんから、営業に出て来たわけじゃありませんし、家族連れで遊びに来たわけでもありません(汗)。たまには、よんどころない事情もあるってぇところですかね(笑)。

家族3人で東京方面に往復しようとすると、電車を使うとかなり高くつきます。高速バスだとそれよりは安くなりますが、それでもひとり7000円以上かかるんです。2人じゃ微妙な線ですが、3人になれば自家用車が一番安上がりなんですよね。そうなると、あまり好きじゃない首都高を運転することになります・・・苦手なんだな、これが(涙)。

田舎もんで首都高の運転が得意な人もあまりいないでしょう。あのスピードもさることながら、頻繁に迫り来る分岐と合流を、波乗りするかのごとく渡って行かなきゃならない、あの落ち着かなさったらありません(汗)。親父の買ったナビのおかげで、かなり安心度が増したものの、肩の力を抜いて運転なんてできたもんじゃないんだよなぁ。

ことに、2本の線が交叉する場所がイカンですね(涙)。普通の高速道路の場合、そのラインを道なりに直進すれば道に迷うようなことはありませんが、首都高の場合、2本の線が一旦合流してから再び分岐する感じになるもんだから、自分がどこ走ってるんだか分からなくなるし、車線の変更が頻繁で、不慣れな私には怖いことだらけ・・・。

走っていると分かれ道が出てきて、まず慌てます。何とか本線を維持しても、そのうちにどこからか車が入り込んで来て、ビビってよけます。よろめいてフラフラする間もなく助手席の女房から、早く車線変更する旨の激が飛んで、涙がにじんできます。ようやく抜け出たと思いきや、また合流があったりして、精神錯乱状態に・・・(涙)。

父ちゃんがこんなに苦労してるっていうのに、娘と女房は言いたい放題です(汗)。自分じゃ運転しないくせに勝手なことばっかり口にして、ただでさえズタボロの私の神経を逆撫でしやがります(涙)。次回は、二人に隠れてしっかり予習しておこうと、心に誓った父ちゃんでした(笑)。


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なんと



なんと、なんと、なんと、私は、東京なう(ツイッター風?)。「まだ、酒搾ってんのに、何やってんだー?」と思われるでしょうが、居るものは居るんだからしょーがないんです(笑)。実は、女房の実家で所用があって、お登りさんをしているんですよ。この時期に蔵を2日も空けるなんて、これまでもめったにしたことはないんですけどね(汗)。

2日分の仕事を先取りしてできるだけやっちゃって、指示できることも蔵のみんなにお願いしてきました。それでも、落ち着かないんだな、これが(汗)。いつ会社から電話がかかってくるかビクビクしてるし、「あれ、どうなったかなぁ」なんて、ずーっと心配してなくっちゃなりません(涙)。それでも、社員を信頼して、全部押し付けてきました(笑)。

さて、ちょこっとしたヒマを見つけて上野まで出てみましたから、東京の満開の桜の様子をお届けしましょう。高遠の桜も、光善寺の桜も話題にする前に、まさか東京の桜の記事を書くことになろうとは思ってもみないことでしたね(笑)。あいにくと天気は良くなかったんですが、桜はとてもきれいでしたよ。満開とは言えないかもしれませんが、9分咲きくらいにはなってると思います。

雨や風が強くふいて、正に桜吹雪の様相を呈する上野公園の桜並木でしたが、花の金曜日ということもあってか、きっと上司の命令で朝から場所取りをさせられているとおぼしき皆さんたちは、忍の一字で耐えているようでしたね(笑)。雨なんかお構い無しに、飲みまくっているグループもチラホラ見かけましたけどね(汗)。

こんなにあり得ない状況下にあっても、こんなに落ち着かない気分でいても、こんなに寒々しい天気でも、桜は桜だなぁ。この日本人の心の花は、いつでもどこでも誰にでも、日本の春を運んでくるんだもんねぇ。上野公園にはたくさんの外国人観光客の皆さんもいましたけど、「よく見てってくれよー」と誇らしい気分になりましたね。


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手タレ集合

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先日、指先をけがして以来、ちょっとキーボードを打つのが痛かったので、ちょうどいいからこの辺で写真整理をしようと思い立ちました。ある程度の枚数になったら、いったん別のフォルダーにまとめちゃわないと、だんだんと何が何だか分からなくなっちゃうんですよね(汗)。1日1枚ずつしか写真は使いませんが、それでも結構たまるものです。

そう思って、ピクチャフォルダを見てみると、手タレ写真ばっかし残ってるじゃないですか。どれもが、まとめて紹介しちゃうのがもったいない写真ばっかりですが、とりあえず手タレ系の写真だけを集めてみました。まぁ、これだけリリースしちゃうと、残りの写真はほとんどないんですが、この際ですから楽しそうなヤツばっかりにしましょう(笑)。

1枚目:これは、昨年暮れの蕎麦屋『丸富』で撮ったものです。この蕎麦会には北は新潟から、南は静岡までいろんな人が集まってきて、ワイワイと楽しく交流させてもらいました。1升瓶の中には静岡の銘酒『磯自慢』さんがありますね。棒のように見えるのは、新潟の名人が吹いてくれた尺八。

2枚目:こりゃ、場所は『ぶんぶん』だって分かるんですが、いつ撮ったものなのかはよく覚えてまへん(汗)。多分、年末だったと思うんですけどねぇ・・・。マスターが酔っ払って、ヤバイ指つきをしたので注意すると、親指を『ぶんぶん』動かし始めたので、不思議な写真になってます(笑)。

3枚目:これも、見て一発で分かる『越百』でのワンショット。でも、これもいつだか分かんねーなー(笑)。確か、えっちゃんが目玉焼きを焼いてくれて、「どうして酒の肴に目玉焼きなんだ」って言いながら食べたっけ。「双子の卵なんだから文句を言うな」っていう理屈はよく分かりませんでしたが、美味しかったのは確かです(笑)。

4枚目:こんな見たこともないビール(たぶん)を出すのは、駒ケ根では『Arika』しかないでしょう。いつもおすすめを飲むんですが、これはかなり甘口だったような記憶があります。でも、Arikaは絶対に2軒目以降ですから、毎回あまりよく覚えていないのが正直なところです(汗)。

5枚目:これは、よく覚えてます。先日、昔の同級生たちと飲んだ時の2次会の模様。映っているのは、やっぱり外国産のビールですが、何か別の強ーいお酒とちゃんぽんで飲んでたから、味は良く覚えていません(汗)。やっぱり覚えてないんじゃないかっていうオチですが、おつまみにハモンセラーノだけは毎回頼んでいるのを覚えてます(笑)。

6枚目:あまりに納豆を食べるのがうれしくて、女房が出してくれる度に娘と手タレ写真を撮ってしまいます(笑)。こんなのブログの話題にもならないんですが、うれしさの発露としてとりあえずシャッターを切らずにおれません。今日みたいな日に、ちょっとだけ陽の目を見る写真っていうのがあってもいいじゃないですかね(笑)。

さぁ、これで写真は大体使い切っちゃいましたから、明日からはしばらく写真無しブログになるかもしれません。話題と何にも関係のない写真でも、今晩のうちに撮っておこうかなぁ。実のない記事を誤魔化すのには、写真が一番ですからねぇ・・・(笑)。


□□□ 手タレのみんなに応援を! □□□
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麹室の構造

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数日前に、麹室(こうじむろ:麹を造る部屋)の換気口の話をしたら、コメント等にいろんな疑問の声をいただきました。こりゃ全く私の説明不足なわけで、読者の皆さんには分かりづらかったかなぁと反省しています(汗)。興味のある方もいらっしゃるかもしれませんし、単純な話なので、今日は長生社の蔵の麹室の構造について書いてみますね。

麹を造る部屋に求められる主たる要件は、保温性と換気性と言えるでしょうか。要は、暖かい部屋で湿度を調整しながら麹は造られるもんだから、温度と湿度を思うように調整できないといけないわけです。温度の調節にはヒーターを使いますし、湿度の調節は中と外の空気を入れ替えることによって行うんです。

まぁ、思うようにって言っても、自由自在に設定できるなんていうことはありませんけどね。最新のお蔵さんを見学させていただくと、麹室の中の温度と湿度を完全にコントロールできる空調設備を備えたところもありますが、一般的な中小のお蔵さんでは非常に単純な構造の麹室がほとんどだと思います。

私には長生社の蔵の麹室しか説明できませんから、その構造を簡単に説明すると、中は木の板で四角い部屋が作られていて、その外側は50センチくらいの厚さで壁から天井まで断熱材で覆われています。そして、天井にはA4サイズほどの大きさで、短い煙突と長い煙突が2本ずつ立っているような構造なんです。

短い煙突は高さ1メートルくらい、長いのは2.5メートルくらいあるでしょうかね。それが、部屋の四隅に近い場所に、対角線に同じ長さの煙突がくるように配置されています。前回写真を載せたのは、その短い方の煙突を上から撮ったものだったんです。長い方の煙突は高すぎちゃって、上から撮ることはできません。

温度管理は、周りの断熱材と壁に取り付けられたヒーターによってなされることはすぐにお分かりでしょう。湿度管理、つまり中の空気の循環を司っているのが、この長さの違う二種類の煙突である理屈はお分かりですか?電気を使うファンとかは全くついてないんですよ。自然に空気の流れができる構造なんですよ、これが。

煙突・・・って言っても別に煙が立ち上るわけじゃないですが(笑)・・・の高さが2種類あるっていうところがミソです。麹室の室温は30度から40度にもなりますから、必ず外気よりは暖かいわけですよね。もし、そこに1本だけ煙突が開いていたとすると、暖かく軽い室内の空気は外に立ち上ろうとするでしょうし、冷たく重い外気は部屋の中に落ちてこようとするはずです。

そこで、長さの違う2本の煙突を立ててやると、高い方の煙突からは暖かい空気が外へ排出され、低い方の煙突からは冷たい外気が取り入れられるっていう、空気の循環ができるんです。強制的に空気を入れ替えるほどのことはできませんが、自然の摂理を応用した何とも穏やかな原理じゃないですか(笑)。

この煙突の下、つまりは麹室の天井には、開閉式の引き戸が付いていて、空気の循環量を調節できるようになっています。麹の置かれている状況に応じて、その開け具合を微妙に加減するのが、麹屋さんの誰にも明かさないテクニックだったりするわけです。え、私ですか?私にだって、超絶テクニックのひとつやふたつはあるんでっせぇ(笑笑笑)。


□□□ 写真は麹室の扉とピースサイン(笑) □□□
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