専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

松阪牛

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さて、皆さん、目ん玉見開いてよーくご覧あれ!松阪牛である!マ・ツ・ザ・カ・ギュー!先日、社長(=親父)が三重方面に所用で出かけた際に、何を思ったか、大枚をはたいて買ってきてくれたお土産!女房と娘の分は他にあって、何とこれが私一人分の割り当て!この肉だけで、越百で十分に飲めるくらいの値段!(笑)

我が家ではまず購入できない、日本の中でも最高級の部類の牛肉なんて、本当に滅多に口にできるもんじゃありません。通販でもない限り、信州の山の中にゃぁ売ってないしねぇ(汗)。この肉が松阪牛の中でどういうランクの代物なのか分かりませんが、素人目に見れば、そーとーに上のランクだと思っちゃいますね。

女房にレアに焼いてもらって、ガッツリ頬張って食べましたが、当然のように美味かったでっせぇ。ほとんど草食系の我が家の食卓に、デーンと松阪牛のステーキが並んでいる様は、実に壮観(笑)。久しぶりに美味しい肉を食ったっていう満足感でいっぱいでした・・・と、本当は、今日言いたかったのはこんなことじゃぁありません・・・。

この松阪牛で有名な、三重県松阪市の隣に大台町があります。その大台町に元坂酒造っていう酒蔵があって、酒屋八兵衛っていうお酒を造っているのは、このブログの読者の皆さんの多くが知るところでしょう。そこの名物女将が書いていた『とうこのほろ酔いブログ』が、突然の休止宣言を出しました・・・なーにヘタレてんだかなぁ、とうこ姉貴は(笑)。

思えば、3年半ほど前にこのブログを書き始めて、すぐにブログランキングのお酒・ドリンク部門にエントリーしたところ、私よりもずっと前からブログを書いていたサンセールさん、boss、とうこ姉貴たちと仲良くなることができました。そして、『オヤジダンサーズwithトーコ』が結成されるまでに、それほど時間はかかりませんでしたっけ(笑)。

bossにこそまだ会えてませんが、サンセールさんと、とうこ夫妻と、駒ケ根ブロガー連中でメガオフ会を爆催したのも、まだ記憶に新しいところです。とうこ姉貴の旦那の新兄貴には、日本酒関係のイベントでも会う機会がありました。そんな風にして、もう切っても切れない縁で結ばれたいい仲間になれてるんですよね。

まぁ、ここらで一息入れてリセットしたいってところでしょうかねぇ。ゲンさんとの二重人格に疲れていたのかもしれないし、爆笑キャラでのネタが底をついたのかもしれないし、飲み過ぎの失敗談をこれ以上世間にさらしたくないのかもしれません(笑)。私の数分の一の更新頻度で、ランキングの上位に居られるブログを休止にするのは、いかにももったいない気がしないでもありませんけどね。

もう腹を決めた話でしょうから、ここでとやかく言うつもりはありません。ネタとアイディアと精神力が溜まるまで十分に充電期間をとって、リフレッシュしたブログでまた私たちを楽しませてくれるのを期待しましょう。しばらくブログから離れてみると、また違った視点で記事が書けるようになるかもしれませんしね。別にこれでお別れっていうわけじゃないんですから、涙に暮れる必要もないでしょう(笑)。

こんな風には書いていますが、当然「ねーちゃん、何考えてんだー?」と抗議の電話は入れてありますから、今日の記事は本人に対する若干の取材に基づいているとご承知おきください。ですから、大丈夫です。とうこ姉貴と新兄貴は遠からずまたこのブログの世界に帰ってくるでしょう。でも、こんなの体のいいブログさぼりの言い訳じゃぁねぇのかと思わないでもありませんけどね(笑)。


□□□ 本当はちょっとうらやましい・・・ □□□
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ラスト酒母

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先日、今期の造りの最終となる酒母の仕込がありました。造りも終盤に入り、これが今季の最後だっていう作業が出てくるようになりました。全てのお酒を搾り終わるまでにはまだまだ期間はかかりますが、お酒の仕込の流れの中の、始めに手をつけなくっちゃならない仕事から徐々に終了していくわけで、ついについに、こういう記事が書けるようになってきましたねぇ(涙)。

『酒母(しゅぼ)』っていうのは、日本酒の発酵を行う酵母菌を増殖させ拡大培養した、いわば発酵のスターターとなる原液とも言えるものです。もろみ全体の7%くらいの量が標準だと言われています。つまり、総体で1トンの白米を使ったもろみを立てようとすれば、まず最初に70キロ程度の白米を使って酒母を造っておくわけです。

この酒母が仕上がるのに約2週間ほどかかりますから、もろみを仕込み始める日から逆算して、その2週間前には酒母を仕込んでおかないとなりません。つまり、あと2週間もすれば今年の仕込み作業は全て終わるわけで、毎年、最後の酒母の仕込はウキウキとした気分の始まりと言ってもいいかもしれませんね(笑)。

写真は、酒母を仕込んだ日に行う『汲みかけ』という作業の様子です。小さめのタンクに、麹と蒸米と仕込み水が投入されていて、タンクの真ん中に金属製の筒が立てられています。この筒の底には小さな穴があいていて、そこからしみ出てくる水をひしゃくですくって、外側のお米の上から降りかけてやります。そうすることで、酵母菌や麹由来の成分がタンク全体に行き渡るようになって、その後の経過が安定したものになるんです。

この方法ではなく、直接手でかきまぜるやり方なんかもありますが、一番ポピュラーなやり方が汲みかけじゃないですかね。『生もと(きもと)』と呼ばれるような、昔ながらの仕込では全くやり方が変わってきますが、それはここでは触れないでおきましょう。何せ、自分でやったことがないから、ウソ書いちゃいそうです(笑)。

長生社では、この作業を、仕込んだ日の夜中まで何回も行います。蔵に泊まり込んでいるのは私しかいませんから、当然私がやることになりますが、いつもの酒母室への階段を上る足取りより、今回のそれは軽やかに蔵に響いたことでしょう。今年最後の作業だと思えば、多少名残惜しい気分もありますが、それよりももうやらなくていいっていう喜びの方が何倍も大きいです(笑)。

始めのうちは、スースーと米の中にしみ込んでいっちゃうんですが、何回か繰り返しているうちに、しみ込むスピードが遅くなっていって、そのうちに米の上にヒタヒタと水が溜まるようになってきます。そうなったら、お米を溶かす成分が全体に効いてきた証拠で、ひとまず安心できます。あとは、翌朝真ん中の筒を引っこ抜いて、全体を撹拌してやります。

もっと時間があれば、もっと人手があれば、もっと便利な機械があれば、もうちょっと高品質な酒母を造れるかもしれませんが、今年度も大きな失敗もなく無事に全ての酒母を造り終えることができそうです。いい酒母が立てられなければ、いいお酒ができるはずはありません。酵母菌と直接対峙できるのが酒母造りなわけで、今期の彼らとの語らいを、ようやく今になって振り返ることができるようになってきたってところですかね。


□□□ ここのところアクセス数が多めです □□□
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元気の素

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昨日の記事に触発されたわけでもないんですが、私の健康維持に関する最新情報をお伝えしようと思い立ちました(笑)。健康増進っていうよりも、何とか現状維持っていう、あまり前向きな話じゃないのが悲しいんですけどね(汗)。昨日は腰痛の話題、今日は健康食品の話題・・・ついに、蔵元ブログじゃなくって、病人ブログに路線変更した感のある拙ブログです(涙)。

造りの期間も押し迫ってくると、休むことなく働きづくめの蔵人たちはクタクタになってきます。疲労が高じて、けがや事故につながることだって考えられますし、私としてもなるべく休みを取れるようにしてやりたいのは山々ですが、私自身に余裕が無いので、そんなこと言ってられないのが実情です(汗)。酒の仕込にはしっかりと力が入るんですけどね。

この時期になると「あと○○日でコシキ倒しだ」と、指折り数えて待つことになります。造り始めの頃には、なるべく薬なんかには頼らずに、毎日の食事の中から適切な栄養を摂取して、初期の体調を維持しようと思っちゃぁいるんです。しかし、ラストスパートを迎える頃になると、どんなものを飲んででもいいから最後まで走り続けられればいいっていう、切羽詰まった状況になります(笑)。

ただし、あまり化学的なモノじゃなくって、できる限り自然なモノの方がいいっていう基準は持ってますね。合成された栄養じゃなくって、自然界の恵みの中から健康を補強してくれる元気の素を摂った方がいいんだと思います。もしかしたら効果は薄いのかもしれないけれど、私たちのご先祖様がずーっと食べてきたものの方が安心ですからね。実際は、そういうものを探すのは難しいですけどね(汗)。

さて、現在の私の健康維持食品は、上の4つです。毎年バリエーションは変わるんですが、この時期になると、必ずいくつかこのテの栄養剤の類を飲んでますね。まずはお馴染みの、『キューピーコーワゴールド』粒状の栄養補給剤ですが、1日1錠飲むだけっていうのが簡単です。毎年、最後の1ヶ月くらいお世話になってます。180錠も入っているので、結構なコストパフォーマンスですね(笑)。

次もお馴染み『ポカリスエット』麹造りはとにかく汗をかきますから、水分の補給は大切です。年々麹室での作業が体にこたえるようになっている私の必需品ですが、今年は暑さにやられ気味だったことも多くて、よく飲んだなぁ。他のスポーツ飲料よりも、ポカリの方が効くような気がします。もっと甘くないバージョンが出れば最高なんですけどね。北海道からもたくさん送ってもらいましたよ。bossありがとー!

更に次もお馴染み『やずやの香醋』私の体を気遣って、お袋がどこかから手に入れてきてくれました。これも1日2錠のむだけの手軽さです。読者のバンダナさんが酢を飲むと疲労回復にいいってコメントくれたので飲んでみたんですが、確かに体がシャキシャキするような気がしますよ。「バテたー」っていう感じが今年は少ないもんね。

最後は、今日届いたばかりのニューカマー『にんにく玉』読者のZENさんがわざわざ送ってくれました。感謝感謝です。ニンニクと卵黄だけで作ってあるものらしくて、伝統の滋養強壮剤っていうところかな。こいつの効果はまだ未知数ですが、早速今日から飲み始めました。飲んだとたんに、何だか元気が出てきたような気がするのは、私が単純だからでしょうか(笑)。

さあ、これらを口に頬張りながら、あともう少し頑張りまっせ!仕込自体はあと2週間ほどで終了しますから、体がキツイのもそれまでです。手を抜かないようにしっかりとお酒を造って、皆さんに楽しんでもらえるように全力を尽くしますよ。もし去年よりお酒が美味しくなったら、キューピーとポカリと香醋とにんにく玉のおかげってことで・・・(笑)。


□□□ ブログに効く薬はありまへんなぁ □□□
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腰痛

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造り酒屋に腰痛は付き物です。酒造りの現場では重いものを持たなくっちゃならないし、麹の操作では前かがみの姿勢は多いし、もろみの櫂入れ作業も腰にきます。セールスの仕事だって、一升ビンが6本とか8本とか入るケースをたくさん持ち運ぶんですから、腰への負担は相当なものです。

かくゆう私も、冬の間は腰痛に悩まされ続けます(涙)。腰なんて体の中心なんだから、どんな仕事をしたって腰を使わないわけにはいかないでしょう。ですから、どんな仕事をしたって腰痛の可能性はあるわけですが、やっぱり今風の職場ではない酒蔵の中で働くっていう状況は、どうしたって腰へのダメージは大きいものがありますね。

ただし、私の場合は、まだ腰が壊れちゃっているわけではないので、仕事がなくなれば痛みは取れてきますし、ヘルニアだの何だのずっと後を引くような重い症状じゃぁありません。とにかく、なるべく腰に負担をかけないようにベルトなんかをして、毎週、鍼灸師Eに鍼を打ってもらうのが私の対処法ですかね。それと毎日ホッカイロを腰に張ることも忘れちゃいけません。

そんな話を蔵人としていると、「そういやぁ、昔は腰の曲がった年寄りがたくさんいたもんだが、最近はあんまり見かけねぇなぁ」なんて彼が言い出しました。確かに見かけないやねぇ。都会ならいざ知らず、田舎のじいちゃんばあちゃんたちは、昔は全ての農作業を自分の体だけでこなしていて、その結果として腰が90度以上に曲がったような人が多かったんですけどね。

私がこれまでに見た、最高の腰曲がり角度は180度です(笑)。つまり、立っても腰から上は完全に足にくっつくように下に垂れさがったような格好です。そりゃ、人間の姿勢じゃないよねぇ(汗)。内臓はどうなっているのかとか、寝る時には伸ばすのかとか、余計なことを考えざるを得ないようなおばあちゃんにお会いしたことを思い出しました。

その昔、あるお宅へお邪魔した時のこと・・・玄関のチャイムを鳴らすと、中から返事が聞こえて、誰か歩いて出てきて、「どうぞ」と言ってくれたので、ドアを開けて中に入ったんです。でも、そこには誰もいなかったので、私は奥に向かって「ごめんください」と、もう一度声をかけました。するとすぐ目の前辺りから「はいはい」と返事がするじゃないですか。

頭の中で、目からの画像データと、耳からの音声データの整合がとれなくて白黒していた私の眼を凝らして見えたのは、ちょっと厚めの2枚に折り曲げた座布団でした・・・いやいや、それこそがその声の主、その家のおばあちゃんだったんです!おばあちゃんってば、体は小さいし、正座してたんだけど腰が180度曲がって、上半身が玄関の床に張りついたようになってたもんだから、はっきし言って人間にゃぁ見えませんでした(汗)。

「いやぁ、ばあちゃん、そこにいたかぁ」っていうんで、私は用件を伝えました(笑)。ボケた様子もなく、しっかりとした対応でしたよ。あの恰好から察すると、まだ野良仕事をやっている現役に見えましたね。しっかし、あれだけ腰が曲がるのに、一体どれくらい地面を這いつくばって田の草取りをしたことか・・・それ以来、腰が痛いと泣き言を言いたくなると、あのおばあちゃんのことを思い出すんですよね。


□□□ ブログも腰もまだまだ甘い! □□□
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全国ニュース

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NHKの全国ニュースで駒ケ根の名前が何度も放送されましたが、皆さんはご覧になったでしょうか。病院の工事現場でクレーンが倒れちゃって、1人が死亡、3人が重軽傷を負ってしまいました。大きな事故だったし、公共工事っていうこともあってか、全国版に取り上げられました。こんなことで駒ケ根の名前を売りたくはないんですけどね(汗)。

事故のあった日の夕方に、越百のえっちゃんが、長生社まで例の無濾過生原酒を買いに来てくれたんです。車の窓越しにお酒を渡すと、彼女の携帯に着信したばかりのメールを見て、「どこかでクレーンが倒れました?そんなこと言ってきてるんですけど・・・」「えっ、そんなニュース知らないよ」なんて話してたんですよね。

事故が起きたのが2時半頃だっていうんだから、その頃には既にニュースになってたんでしょう。大きなクレーンが倒れただけならまだしも、下敷きになって人が亡くなっちゃってますからね。ネットでもニュースはすぐ流れるだろうから、駒ケ根っていう名前に反応した誰かが、速攻でメールを送ってきたんじゃないかな。

現場の病院は私の家からもそれほど遠くはない、駒ケ根市内の下平っていう場所にあるんです。その病院には、病気になって通ったわけじゃありませんが、何回かお邪魔したことはありました。私は知らなかったんですが、建物も古くなって、改修工事っていうか、ほとんど新築みたいな病棟を建設していたみたいです。『駒ケ根病院』という名前ではありますが、県立の病院なんですよ。

工事を請け負っていたのは、地元の建設屋さんなんですが、これからチト大変でしょうね。駒ケ根市に唯一ある一部上場企業で、これまでも立派な実績を積まれてきておられますが、株価への影響とかもあるかもしれないし、クレーンが倒れて作りかけの部分が壊れちゃったかもしれないし、人も亡くなっているし・・・長生社には想像のできない世界ですけどね(汗)。

実際にクレーンを操作していたのは下請けの会社のようですが、親の会社が無傷っていうわけにはいかないでしょうね。誰が操っていたにしても、クレーンの存在意義は、あんなに長いアームを空高く伸ばして重いものを持ち上げても『転ばない』っていうことにあるんでしょうから、何か基本の基本が守られていないんじゃないかっていう素人の発想をしちゃうんですけどね。

トヨタの例もありますが、トップランナーがいったん叩かれだすと、際限もなく攻撃されちゃうこともありますから、ぜひ対応を誤ることのないようにしてほしいと思います。味方身びいきと言われるかもしれませんが、日本を代表するトヨタにも、駒ケ根を代表するこの企業にも、何とか頑張ってもらえるように応援したいですね。

今度、駒ケ根の名前がニュースを騒がせるとしたら、「日本一純米酒が飲まれているまち」とか、「面白いブロガーが日本一いるまち」とか、「日本一住みやすいまち(これは過去にありました)」とかいう話題がいいなぁ。その駒ケ根ブロガー達も、この件に関してこぞって記事にしていると思いますから、見てあげてくださいね(笑)。


□□□ 駒ケ根ブロガーにも愛のクリックを! □□□
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ツイッター

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ツイッターってぇやつが流行りだそーじゃないですか。何かをそこへ向かって、短い文章でつぶやくんでしょ?どこへ向かって書き込むの?そんな短い文章がズラズラと並んでるだけなの?一体誰宛なの?メールなの?携帯でするの?1日中つぶやいてるの?そんなことしてちゃ仕事になんないでしょ?でも、どこかの総理大臣もやってるみたいだしぃ・・・。

ウーン、分からん(汗)。一体どんなものなのか見当もつきませんが、とっても多くの人の支持を得ているみたいだから、きっと利用価値の高いサービスなんでしょうねぇ。例えば信濃鶴のことをどうやって書けばいいんでしょうか。ブログでも、1日の間に短い記事をいくつもアップしている人もいますが、ああいうのとも違うんでしょうねぇ・・・。

そういやぁ、ミクシィってぇやつもありましたね。あれもいろんな方からお誘いを受けたんですが、ついぞその世界には足を踏み入れられませんでした。あれは、会員限定のブログみたいなもんなんですよね。そっちの方がまだ想像に難くない部分もありますが、いずれにしてもやったことないから、何とも言えまへん(汗)。

その他にも、ブログをやっていて目にするのは、アフィリエイトとかアバターとかいろんな単語があるんですが、どれもこれも理解が及ばない謎の呪文になってますね(笑)。私は、こんなにいっぱいブログ記事だけは書いていますが、案外こういう世界のことに関しては疎かったりします(涙)。

このブログを見ていただいてもお分かりになるでしょうが、ブログパーツなるものは一切ついていませんよね。唯一後付けしたのが、FC2カウンターっていうやつだけです。皆さんいろいろと面白そうなものがついてるじゃないですか。私なんか、元々付いているRSSフィードとかいうものですらよく分かってないもんねぇ(汗)。

新しいことに手をつけるのが億劫な性格なんでしょうね。そういうことに興味がある人なら、とりあえず手を出してみるんじゃないですかね。どうしてもやらねばならないことに関しては、しっかりと事前に下調べをしたりするんですが、そうでないものに関しては極力触れないようにしているかもしれません。そんな消極的じゃ、イカンのですけどね(汗)。

私の性格っていうことから言えば、中途半端になるんだったらやらない方がマシだという哲学もどこかにあったりしますね。やるんだったら徹底的にやるっていうスタンスでツイッターとやらにのめり込んだら、一日中つぶやいていることになりそうです。麹の手入れをしながら、「今こんなことやってます」とかね(笑)。

こんな私のささやかなる抵抗は、「そんなのそのうちに廃れるんじゃないの?」っていう思い込みです(笑)。実際はどうなっているのか分かりませんが、ミクシィだって、以前ほど言葉の端に上らなくなっているような気がするのは私だけでしょうかね。そのうちに、ツイッターだって飽きられちゃうかもしれないと、実に後ろ向きな未来予測をしているわけです(笑)。

そんな私でも、ブログってぇやつは簡単にはなくならないような気がします。だって、分かりやすくて、オープンで、誰にでもできて、無料だもんね。こんなに移り変わりの早い世の中ですから、シンプルなものほど長続きするんじゃないのかな。まぁ、自分が一生懸命にやってるから、贔屓目に見てるだけなのかもしれませんけどね(笑)。


□□□ ホントはツイッターもちょっといじってみたいんです □□□
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交代要員

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信濃鶴の蔵には、お酒に関する分析ができる人間が、私を含めて4人いるんです。普段は女房が分析の担当です。彼女が休みの時には、その他の私以外の2人の内のどちらかにやってもらうことになってます。つまり、どういう状況になったって、私以外に3人いるんだから、私が分析をしなくっちゃならなくなることはまずありません。

で、こんな書き出しなんだから、賢明な読者の皆さんには察しがついておられると思いますが、そうです、私が分析をしなくっちゃならない破目に陥ったんですよ(汗)。多分、この数年間はやったことなかったんじゃないかなぁ。お正月休みにやることが多かったんだけど、ここのところ女房が来てくれてるしねぇ。

自分の前に3重のバリアがあるのに、それを越えてこの仕事をやらなくっちゃならない確率はかなり低いはずです。女房はよんどころ無い所要、蔵人Aは今年は戦線離脱、蔵人Bもどーしてもお休みだっていうんで、ニッチもサッチもいかなくなりました(涙)。杜氏の権限で、「今日は分析止め!」って言えなくもありませんが、やらないわけにもいかんしなぁ・・・。

別に、やりたくないってわけじゃないんですよ(笑)。杜氏になる前はずっと私の仕事でしたから、苦手意識があるわけじゃぁないんですが、ずーっとやってないっていうことになると昔取った杵柄とは言え、「出来るかなぁ・・・」みたいな不安がチョットありましたね(汗)。自分の通常業務の合間にやらなくっちゃですから、時間的にもタイトなわけですしね。

でも、「えぇい、ままよ」と始めてみると・・・楽しいんだな、これが(笑)。私は記憶力には全く自信がないんですが、分析にまつわる一連の動作はしっかりと体が覚えてくれていて、自分でも驚くくらいに動きに迷いがないんですよね。思いの外テキパキと分析が進むもんだから、ノリノリで仕事出来ちゃったっていう感じでしたよ。

10年くらい続けた仕事って、止めてから10年くらい経ったとしても、まだまだ自分の中にリアルに残ってるんですね。分析の仕事なんか、やっていること自体は単純ですから、覚えておくべきことなんか少ないんですが、もっと複雑な作業でも体が自然に動いたりなんかするのかもしれません。

もろみの成分分析については、いつかちょっと詳しく記事にしなくっちゃって思っているんですが、まぁ、今日のところはこの写真の解説に留めておくことにしましょう(汗)。縦長のガラスの容器は『メスシリンダー』って言います。この中に入っているのはお酒や、もろみを濾過したお酒のなりそこないみたいなもんだと思ってください。

中に、下が膨れて上に細い棒のようなものが伸びているガラス機器が浮いています。これが『日本酒度計』で、一般的にお酒の甘い辛いに関係する『日本酒度』を測定する計器です。簡単に言っちゃえば比重を調べているんですが、試料の温度を15度に揃えなくちゃならないので、そのまま簡単に測定できるわけじゃぁないんですよ。

久しぶりの分析を楽しむ時間は限られていて、すぐに他の仕事に振り回されちゃいましたが、何となく余裕を持ってこの作業を楽しめたのがうれしかったですね。全ての仕事において、私が最後の交代要員になっていますが、いざとなっても私に仕事が回ってこないような体制にしたいもんです(笑)。昔の杜氏さんは、蒸米の状態と、麹の出来をチェックしていればよかったなんて聞きますが、私がそうなれる日は来るんでしょうかねぇ・・・。


□□□ 最近高得点ですねぇ □□□
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寝た寝た

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さまざまな要因が複合して、突然に何もしないでいい時間がポッカリできたりします。いつも何かに追われるようにあたふたしているのに、気が付くとやるべき仕事は全部できていて、考えてもこれといってやらなくっちゃならないこともない。正に忙中閑ありの、脱力したような時間ってないですかね。

晩ご飯を食べて会社に出てきて、いつものように机に向かうと、ハタと「あとはブログを書けばいいだけじゃん」ってことに気が付きました(笑)。いつもだったら、なんやらかんやら積み残しの仕事があるんですが、ちょっと考えても何も思いつかない(きっと思いつかないだけだけど・・・)。夜の麹の世話もない日でした。

私はその貴重な時間を『寝る』ことに使おうと即決しました。ブログも少しは書き始めてあったし、とにかく残りを仕上げていつもの2倍くらい寝てやろうと思ったわけです。仕込期間は残り1カ月ほどですが、それまでこの体をもたせるためにも、できる時に体にご褒美の休息をあげておくことはいいことに決まってますもんね。

まぁ、実際には翌日の朝はいつもより早起きして仕事を始めなくっちゃならない事情があったもんだから、それほど思惑通りにはいかなかったんですが(涙)、それでも頑張ってその日のうちに寝ることができました。そんなことは、造りの期間中にはほっとんどないことです。ウキウキしちゃって、かえって寝つけなかったりして・・・ウソウソ(笑)。

布団に入って電気を消したら、寝つくまではほんの数秒っていう感じです。そして、普段より2時間くらい長く寝て、起きた時には気分爽快でしたねぇ。目覚まし時計に起こされるんじゃなくて、自然に目が開いた感じでした。いつものように眠さで頭がグラングランしながらじゃなく、美味しく朝ごはんをいただいて、仕事の取り掛かりも早かったですねぇ。

でも、あんまり寝過ぎるのも良くないみたいですね。いつも睡眠不足気味だからって、突然にその何倍も寝ると、逆に体が疲労を感じちゃうみたいなことをテレビでやってましたよ。人間の体にも摂理っていうものがあるでしょうから、それを踏まえて生活したいもんです。麹やもろみの管理ばかりやっていて、自分の体の管理ができないんじゃいい酒は造れませんやね(汗)。

こういう生活をしているからそんなことも考えるんですが、何にも考えずに、寝たいだけ寝て、食べられるだけ食べるみたいな生き方をしたらどうなるのかな。堕落した生活リズムになってダメになっちゃうのか、それが自然の生き方だから健康になれるのか。蔵の周りにこぼれている米を食べに毎日やってくる雀たちも、自分の体のことを考えてたりするんでしょうかねぇ。

その気持ち良さも夕方にはパワーダウンしちゃいましたが、また機会があったら寝ることに時間を費やそうと決心した岳志です。今日のブログで言いたかったのは「あー、気持ち良かった!」っていうことだけです(笑)。とにかく、『寝た』ことを『ネタ』できればそれで満足・・・お後がよろし・・・くないか(汗)。


□□□ トーコに抜かれたっ! □□□
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離別

最近父親を亡くした女性がいるんです。年の頃なら私と同じくらいかな。平凡な主婦をしていて、取り立てて特別な人生を歩んでいるタイプではありません。私は、彼女のお父さんも知っていて、お話をしたこともあります。そのお父さんが先日お亡くなりになったんです。71歳っていうことですから、まだまだ若いですね。

そのお父さん、東京の名の通った会社のごくごく普通の企業戦士でした。真面目一本やりでしたが、あまり出世を望むわけではなく、単身赴任するような働き方はしなかったとか。立派にその会社を勤め上げてリタイアし、これもごくごく普通のシルバー生活を送っていました。ところが、数年前に進行性の難病にかかってしまい、長い闘病生活に入ることになります。

2年前からは寝たきり状態になり、ほとんど病院に入っているような生活になりました。最近は意思疎通もなかなか難しいような状況になり、幾度となく危ない場面もあったそうです。その度、その彼女は実家まで飛んで帰ったんですが、これまでは何とか持ちこたえていました。今回は、ついにそれが叶わぬこととなってしまったわけです。

でも、このお父さん、やるんだな。いよいよ危ないかもしれないっていうことになって、彼女は存命のうちに顔を見ておこうと、これも遠くにお嫁に行った彼女の妹とお母さんと3人して病院に会いに行ったんです。もしかしたらこれで会えなくなるかもしれないけれど、悔いのない気持ちでそろそろ帰り支度を始めようとしたところ・・・。

徐々にお父さんの心拍数が落ちてきて、なんと彼女たちの目の前で、スッと消え入るように亡くなったっていうんです。あっという間の出来事だったそうです。邪魔ものの入らない、一番の親族だけに見守られて旅立ったんですね。それまで我慢して待ってたのか、上手いこと娘たちを遠くから呼び寄せておいて自分の最期を看取ってもらうなんて、なかなかできないやね。

『亡くなる』って『無くなる』を連想させるからか、面白い表現だと思うんですが、心に穴が開くような感じが的を得ているのかもしれません。永遠の別れは、生前につながりが深ければ深いほど大きな空虚感をもたらすんでしょうが、それも人類営々の避けては通れないバトンタッチの証なんでしょう。

変な言い書かだけど、お父さんはいい死に様だったのかもしれません。しっかりと最期までお母さんに介護されて、娘2人は幸せな家庭を築き、誰も不幸な人を残さずに逝けたんですからね。送り出した側も、長い闘病生活の間に精一杯のことができたと思えているはずです。その彼女も、彼女しか知らない父親との物語に涙することはあっても、悔いが残る離別ではなかったようでしたね。

そんなに仲がいいっていうわけでもないんですが、気丈に話してくれた彼女も、やはり泣き腫らした目をしていました。どうやらこのブログの読者のようなので、気落ちしないように応援しなくっちゃならないと思って記事にしたためました。亡くなられたお父さんにはご冥福を、残されたご家族には幸せの多からんことを・・・合掌。


□□□ たまには、個人宛のブログもいいかな □□□
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オリンピック

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せっかく4年に1度の冬季オリンピックが開催中だっていうのに、これを何にも記事にしないんじゃもったいないんですけど、かと言ってお酒とはほとんど無縁だし・・・。すぐに頭に浮かんだのは、やっぱり冬季五輪だけあって、ウィンタースポーツの盛んな長野県としてはかかわりのある選手が多くて、応援のし甲斐があるっていうことですかね。

でも、ほんの少し私のこれまでの経験とダブることが目に付いたので、書いてみますね。それは、「主観的に得点をつける立場って難しいだろうなぁ」っていうことです。ましてや、世界中に対して客観性を誇示しなくっちゃならないオリンピックの審査員ともなれば、尚更でしょう。ややもすれば、クレームとかも付きそうですしね。

スノーボードのハーフパイプっていうのかな、朝ごはんを食べている時にテレビで中継してたんです。見ていると、ほとんどの選手がコケるんですわ。ホントに世界の一流選手なのかと思っちゃうくらいに(笑)。何か、得点のとり方の関係で、1回目は失敗してもいいから思い切った演技をするんだと解説していましたが、それにしてもなぁっていう感じでしたねぇ・・・。

しかし、私の気を引いたのはそんなことじゃなくって、選手の得点票が画面に出た時のことでした。どうやらみんな低い点数みたいだったんですが、1位の選手だけ断トツに高得点なんです。あの票だけを見れば、一般人に混じってマイケルジャクソンが歌のコンテストに出たのかっていうくらいの印象(笑)。

そこで私が思ったのは、「この点差について、審査員は自信が持ててるのかなぁ」っていうことでした。確かに抜群の演技だったらしいんです。他がダメなもんだから余計にその選手が引き立つ結果になったんでしょうが、もし主観だけで点数をつけているのであれば、あの得点差はなかなか理論的には説明しきれないんじゃないのかなぁ。まぁ、それこそが、評価するのが人間たる所以ではあるんでしょうけどね。

私なんかがそんな心配しなくても、きっと、客観性を担保する採点方法になっているんでしょう(汗)。でも、同じオリンピック選手の中で、あの点数ほどの違いがあるはずはないし、その差をつけなくっちゃならなかった審査員にも不安はあるんじゃないですかね。私だったら、後から見てチト悩むんじゃないかと思っちゃいましたよ。

これと同じような感じを持つことがあるんです。それは、お酒の品評会の審査員をする時なんですけどね。例えば、100点のお酒を審査するとして、利き酒を始めた辺りにたまたまとてもいい酒が並んでいたりなんかすると、後のお酒を利き酒しても全部低い点数をつけることになったりして、自分の舌を疑うことになっちゃうんですよね。

要するに、ちょっと極端な状況があったりすると、主観っていうのはその事象に引っ張られがちになるもんだから、後々考えてその部分に絶対的な自信を持つのは難しいことだろうと、私のような凡人は思っちゃうわけです。まぁ、そんなこと心配しているような人間には、オリンピックの審査員の仕事は回っちゃこないでしょうけどね(笑)。


□□□ 写真は今朝がた降った雪の景色 □□□
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夜食

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今期の造りに突入してから、全く話題にしていませんでしたが、女房が雨の日も風の日も夜食を作ってくれています。手の込んでいる時も、お茶漬けの素の時もありますが(笑)、毎日毎日よくやってくれています。ここは素直に感謝しなくっちゃならないでしょう。いつもいつも、ありがとう!

とにかく1日のうちで起きている時間が長いもんだから、3食ではとても足りません(汗)。どうしても夜中にお腹が減ってきますから、そこで食べるわけです。私は案外ヤセの大食いで、1食分だけでも結構たくさん食べるんですが、それだけたくさん食べても冬の間は太らないんだから、いかに酒蔵ダイエットが強烈かお分かり頂けるでしょう。

あんまり肉は食べないんですが、ご飯をとにかくたくさん食べます。肉体労働が多いもんだから肉類を食べた方が力が出るっていう考え方もあるでしょうが、私はご飯さえしっかり食べていれば、あまりへこたれずに働けるような気がするんですけどね。特に、玄米をしっかり噛んで食べるのがよろしい。

昔はカップラーメンとかおむすびだとか、コンビニで買ってきて食べていましたが、そんなの体にいいわきゃないと、毎日何がしかの夜食を女房殿が作ってくれるようになったんです。消化のことを考えてか雑炊的なモノが多いんですが、うどんの時もあるし、夫婦喧嘩している時にはお茶漬けの素になるわけです(涙)。

確かにコンビニに行けばいくらでもバラエティ豊富な食べ物は売ってはいますが、いくら違う会社の、いくら違う味の、いくら値段の違うモノを買ってきてみても、そのうちに飽きがきちゃうんですよねぇ。コンビニで売っている商品を否定するつもりは全くありませんし、私も決して嫌いじゃありませんが、毎日食べるもんじゃないっていう気もしますね。

でも、毎日違うメニューを考えるっていうのは、案外大変なことでしょうね。前日と同じだと思われるのも癪だろうし、夕食の時の何かを流用すれば文句が出るでしょう(笑)。女房はその場しのぎ(?)で考えているらしいんですが、何年も続けているうちにそれなりのバリエーションが増えてきて、なかなかに美味しい一品もあったりします。

写真は、かなり手の込んだバージョンですね。こりゃぁリキが入っていると思ったもんだから、撮っておきました(笑)。お味の方も、卵雑炊風な感じでとても美味しかったです。ただし、この日は、これを食べるためのスプーンを入れ忘れていて、そこに私がカチンときてしまったので、かなりの減点でしたけどね(笑)。

時間的に余裕がある日・・・まぁ、そんな日はあまりないんですけど(汗)・・・には、こんな夜食を食べながらちびちびブログを書いていたりします。ひとりで食べるのは寂しいもんですけど、心のこもった手料理だとなれば、そんな気持ちも和らぎます。それが、お店で売っているものとの一番の違いでしょうね。とんでもないお味の時もないわけじゃぁないっていうのもご愛嬌(笑)。


□□□ とーこブログ面白過ぎ! □□□
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完売前夜

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今日から本格出荷の運びとなった無濾過生原酒ですが、おかげ様で好調な売れ行きのようです。みなさん、ありがとー!!!基本的に県外出荷がほとんどですから、社員は荷造りに追われて必死こいてましたよ(笑)。でも、こういう忙しさなら、みんな喜んで働いてくれますね。年に何回かは、こういう忙しさを味あわせてやりたいものです。

何百枚か作って安心していた『無濾過生原酒』の肩貼りもあっという間に無くなって、麹室で汗だくになっている私のところへ社員が来て、早く残りを作れって嬉しい催促をしていきました。お昼を食べながら作って、更に足りなくなって夕方にもシコシコ作りましたよ。おかげで、手の特定の部分が痛い痛い(涙)。

今回私が用意していた秘密兵器は、上の写真にも映っている『カッティングマット』なるものです。カッターじゃ容易には切れない素材でできていて、こいつの上でカッターを使えば、下のことを気にしなくていいっていう代物。昔からその存在は知っていましたが、今回は女房にホームセンターで買ってきてもらってありました。

もうひとつは、写真の奥に写っている大きなクリップです。これで原紙を何枚か重ねて押さえておいて、一度に切っちゃいます。しっかりと何箇所か留めておけばズレることが無くて便利です。こいつらのおかげで、ストレスなく仕事ができましたねぇ。一番奥に写っているのは竹製の定規ですが、片側に金属が埋め込んである裁断用途のスグレモノです。何と、昔の我が社のノベルティグッズだったらしい・・・(笑)。

しかし、やっぱし飽きちゃうよねぇ(汗)。もしも、これ以上の本数をビン詰めすることになったらもっと大変なことになるし、そうなったら業者に頼もうかなぁ。この短冊形だと手で貼らなくっちゃなりませんが、昔の機械にセットできる形の肩貼りにしたら、全部機械で貼れて便利だし・・・そのためには、もっと皆さんに買ってもらわなくっちゃなりませんけどね(笑)。

さて、売れ行き好調の秘策は何かというと、ズバリ!「売り切れるくらいしか造らない」っていうことに尽きます(笑)。今回は1000本詰めたんですが、量的にはそれどほ大した量じゃぁないんですよ。「この商品はもうありません」なんてこと言えるような蔵じゃないもんだから、実際には注文いただいた分くらいはまかなえるようにしてるんですけどね。

冬の間は全く営業活動ができないもんだから、無濾過生原酒の発売のご案内と注文取りは私が電話でやっています。冬の間に忘れちゃわれないようにしないといけませんからね。でも、皆さんに気持ち良く対応していただけるので、駒ケ根に居ながらにして、ちょっとした外回り気分にさせてもらうことができました。

予約分を含めると、もう残りは少ないみたいですが、返り注文がどっさり来て追加のビン詰ができるようになればいいなぁ。それとも、強引にもう1回ダメ押しの御用聞きをやってお情けを頂戴するか。さもなくば、酒販店さんが忘れた頃に「今年の無濾過できましたー!」とか言って、素知らぬ顔で注文をもらっちゃうか・・・(笑)。


□□□ サンセールさんが上ってきました □□□
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落し物(再び)

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一昨日の記事ですが、あれは、あんなこと書くつもりじゃぁなかったんです(汗)。皆さんからいただいたコメントを読んでいるうちに、自分が最初に記事にしようと思っていたことと、全く方向違いなことを書いてたことに気がつきました(笑)。あの日は、携帯電話が欲しいっていう話じゃなくって、吟醸もろみの中間報告のつもりだったんですよ。

眠さをこらえてキーボードに向かっていると、指が勝手に動いて記事を書いてくれるっていう境地にまで到達したんでしょうか。そう言われて思い返してみると、確かに内容についてはほとんど記憶にないぞ。ついに、ブロガーとして悟りの境地に開眼して、神がかり的な力を得ることができたのかもしれません・・・って、ウソウソ(笑)。

これは一昨日の写真と同じもろみですが、これが吟醸週間に仕込んだ純米大吟醸のもろみです。ご覧になれば、もろみに少し泡が立っていて、まだまだ発酵が続いていることがお分かりだと思います。この泡はそんなに厚くないんですよ。2センチくらいかな。そのすぐ下にはもろみの液面があるわけです。

この写真でよく見ていただきたいのは、タンクの側面と、泡の浮いたもろみの上面との境の部分です。きれいでしょ?って言っても分かんないでしょうが、もし、もろみを放っておくと泡の飛沫は飛ぶし、攪拌すれば泡自体もこびり付くしで、もっと汚れているはずなんですよ。この写真ではタンクの側面には何も付いてませんよね。

それは、朝もろみを攪拌した後に、毎日拭き上げているからなんです。これは、うちの蔵では吟醸もろみだけに行っている作業です。「タンクの内側を拭くだけだろ」と思うことなかれ。これが、実は大変な作業なんですよ(汗)。何が大変って、もろみから発生している炭酸ガスとの戦いなんだな、これが。

この写真からは分かりませんが、吟醸用のタンクは円筒形の上面が全て解放されているわけじゃなくって、天井があって、そこにマンホールが空いた形をしています。つまり、そのマンホールに蓋がされていて、何らかの気体が発生すれば、全て中にこもって留まっている状態になるんです。

ですから、中を拭こうと思って迂闊に顔なんか入れれば、炭酸ガスの中に顔を突っ込むことになってとても危険なんですよね。これは経験者でないと分かりませんが、炭酸ガスを吸い込んだ時のむせ返るような苦しさったらありません(涙)。コカコーラを飲んで出るゲップが、百個一緒に鼻から入ってくるって言ったら、ちょっとは想像できますかね(笑)。

そんなタンクの中を拭く作業は、息はできないし、目も開けられません(汗)。顔を外にそむけて、中に落ちないように気をつけながら、手を伸ばして少しずつ拭くんです。これも、少しでも周りを清潔にして、もろみが健全に育つようにっていう、吟醸もろみに対する特別待遇の仕事のうちのひとつです。

だから・・・ハイ、ここからが今日一番言いたいことですよ・・・その作業中にポケットから何かが落ちても、拭くのに必死で何が落ちがかなんてかまっていられる状況じゃないってことです。一昨日のブログを読んで、「ボールペンが落ちたのか携帯が落ちたのかも分からない感性か」と思われるとシャクなので、ちょっと言い訳してみたかっただけの今日の記事でした。チャンチャン(笑)。


□□□ 聞き苦しい言い訳にもクリックを! □□□
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バレンタイン

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「これのことブログに書くんなら、今日書かなきゃダメよ。旬の話題なんだからね」と娘に言われ、「ハイ・・・」と答えた素直な父・岳志です(笑)。今日は『バレンタインデー』だったんですね。私としちゃぁ、これといって書きたいことがあるわけじゃないんで、記事も何もあったもんじゃないんですが、娘と冒頭の会話をした手前、とりあえず書き始めちまいました(汗)。

大いなるコマーシャリズムの見えざる手によって、日本中でチョコレートが売れまくる数日間なんでしょう。どうやら日本だけの話じゃなくって、アメリカにもバレンタインデーってあるみたいですね。そっちが本家本元なのかな。それともヨーロッパの方なんでしょうか。いずれにしても、神道や仏教には無関係のイベントであることは確かです(笑)。

そう言えば、ちょっと前に『恵方巻』なるものも世間を騒がせていましたねぇ。節分に食べるものらしいですね。我が家でも恵方巻もどきを作って、「こっちの方を向いて、何も言わずに全部食べるのよ」と女房に言われ、「ハイ・・・」とその通りに食べた素直な夫・岳志です(笑)。関西の方の風習みたいですが、どうして信州の山の中でやる破目になってるんでしょうかね。

バレンタインデーも恵方巻も「そんなのかんけーねー!」って一蹴してしまうこともできますが、どうせ世間がそれで盛り上がっているんなら、一緒にその気になった方が楽しいでしょうね。そういうことを違和感なく受け入れられるのが、日本人の良いところでもあり悪いところでもありっていう感じではありますが・・・。

本日の、女房と娘からのプレゼントは、娘の手作りチョコレートと、サッポロビールでこの時期限定で出している『ショコラブルワリー』っていう発泡酒です。当然、バレンタイン商戦用の商品でしょうが、甘いものを口にしないお父ちゃんへの配慮を感じさせつつ、コストを極力抑えるという女房の作戦が功を奏したプレゼントですね(笑)。

「チョコレート麦芽を一部使用し、カカオを加えた、かぐわしい香りとほろ苦い味わい」と書いてありますが、飲んでみると、チョコレート味の黒ビールって感じかな。これはビールじゃなくって発泡酒ですが、ビールより値段を抑えるために考えられた発泡酒っていう位置づけじゃなくって、原料の関係で発泡酒に分類されるってことでしょう。値段もビール並みに高いみたいですよ。

それよりも何よりもうれしいのが、娘の手造りチョコレートです。今年は、写真にあるような小さいのをたくさん作って、友達にばらまく作戦らしいです。フレークに板チョコを溶かしたのをかけて、小さな塊りにしてありました。板チョコは本格的なやつを使ったんだそうで、とても美味しい仕上がりでしたよ。

問題は、たくさん作るはいいけれど、誰にそれをばらまくのかっていうことです。『友達に』っていうことは、すべからく『女友達に』っていうことと同義であって、どこの馬の骨かわからないような『男友達に』チョコレートをプレゼントするなんざ、厳格な父親としては絶対に容認はいたしません!!!


□□□ チョコレートビール飲んで早く寝るぞー! □□□
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落し物

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今朝のこと。もろみに櫂を入れる作業、要するにかき混ぜる作業ですが、をしていたところ、少し前かがみになってタンクの中に手を入れた瞬間に、私の作業着のポケットから何かがポチャンともろみの中へ・・・「ゲッ、やべっ、け、携帯が落ちちまった!」と思った私の心の中を、様々な思いが交錯しました。

まず思ったのが、「昔と違って、今は携帯を買い換えようとするとかなり高額なものにつくんだぞ。今の携帯に不満があるわけじゃないし、いくら新しいのになるからって、そんな出費はしたくないよなぁ。そんなにヘソクリだってあるわけじゃないし、女房にだってイヤミのひとことくらい言われにゃならんじゃないか」

と、同時に、「やったー!これで新しい携帯にできるぞー!かなり使いこんで愛着はあるけど、やっぱり新しい機種で新しい機能も使ってみたいよなー!テレビも見られるんだよな、テレビ!それから、カメラも性能いいみたいだし!これまでのと違ったアイフォンとかいうタイプのもカッチョエエかもしれん」とも思ったんです(笑)。

携帯は水には弱いんですよね。ましてお酒のもろみともなれば、水気も多いしその他お米の溶解した有機的成分も豊富ですから、その中に携帯を落とせば、間違いなく一発でオシャカになるでしょう。もう絶対に壊れていることを前提に、「でも、どうやってもろみの中から拾い出せばいいんだ?」っていうのが一番の心配事だったりしたんですけどね(汗)。

私はこれまでに3台の携帯を壊してきていますが、それは全て蔵の中でのことでした。洗い物をしていて水の中に落としたとか、蒸し上がったばかりの蒸米の中に埋もれさせてしまったとか、麹室の中でポケットに入れて作業をしていて自分の汗でおかしくしちゃったとか、一発で完全に壊れたことはないんですが、ダメージが大きいことが重なると、結局は買い換えなくっちゃならなくなるんですよね。

期せずして、えっちゃんやbossが新しい携帯にしたってブログに書いてたし、これで私も仲間入りできます(笑)。とは言え、実際に買い替えるとなるとお金もかかりますから、手放しで喜んでいたわけでもありません(汗)。でも、修復不可能なくらいに壊れちゃったとなれば、どう考えたって買わないわけにゃぁいかないですからねぇ。

ちなみに、私の新機種選択の一番のポイントは、キーの打ち込みやすさですかね。当然、ブログの記事を携帯で書くことを考えてのことです(笑)。現在の携帯電話にどんな機種があるのかは知りませんが、デザインが格好良くても操作性が悪くちゃダメです。その点が満足できれば、テレビは見られなくてもかまわないんですけどね・・・

・・・とか、いろいろと考えちゃって焦点の合わない私の目に、もろみの中から何かが浮かんでくるのが見えました。それは、私がいつも使っているボールペンでした。もろみに落ちたのは、携帯じゃなくってボールペンだったんです(汗)。慌ててそれを拾って、うたかたの夢は消え去り、何事もなかったように朝の仕事は続きましたとさ(笑)。


□□□ もろみは大丈夫でしょう(汗) □□□
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忠告

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「このままじゃダメだぜ!」と、主治医の鍼灸師Eにしょっちゅう言われる。最近はことに強い口調になってきていやがる。それに同調するように、「もう少し働き方を考えてよ!」と、女房も喧しい。当然、私の体を考えてくれての有難い発言なんだけど、「そんなこと分かっとるわい!」と思っても、なかなか現実はうまいこといかないんだよなぁ(涙)。

主治医Eは、毎週一回施術をして私の体全体に触れていて、世界中で一番私の体を良く分かっている男だし。女房は、毎日ご飯を作って私の様子を見ていて、世界中で一番私のことを心配している女だし。彼らの忠告は聞かなくっちゃならないにきまってますが、こっちにも石頭職人としての意地もないではありません(汗)。

どうしても、造りの期間中は、多少なりとも無理をして働くことになります。それが酒造りなんだよねぇ。どこのお蔵の蔵人さんたちも、この時期だけはっていう期間限定ゆえに我慢のできる苦労をなさっておられるはずです。これが、一年中、一生の間続くとしたら、こりゃもうちょっと楽しようと考えるわなぁ(笑)。

私もね、ちょっと体調不良が続くと、蔵に入るのが怖くなる時もあるんです。このまま無理して続けてたら、本当にヤバイことになるんじゃないかってね。まぁ、死んじゃうようなことにはならないだろうけど、この歳で体のどこかを壊しちゃうと、なかなか治らないなんていうことにもなりそうだしねぇ。

しかし、職人としては、もうちょっと先へ先へっていう意識だけは突っ走っていますから、「体のことなんて気にしてられっか」と言い放ってみたい気持ちもどこかにあったりします。体壊すまでやったらどんなものができるんでしょうかねぇ。神様は、それと引き換えに、誰にも教えなかった秘密を私に教えてくれるかもしれません。

たかが酒造りですから、そんなことで命を落とす必要はありませんが、何かに生きた人生を全うしたければ、そこで死ぬこともそんなに悪い結末じゃぁないかもしれません。ただ、当て外れの努力をして命を削っても意味はありませんし、本当に命をかけられるものを探し出すことの方が難しいかもしれませんね。

でも、今年はそろそろだって思い始めちゃってますねぇ。主治医や女房の言葉が身にしみるようになってきました。やっぱり歳なんだなぁ(汗)。これまでは自分の力で何とかしてやろうと思っていましたが、そろそろ自分の限界にも気がつき始めたっていうことでしょうか。もうしばらくはこの体も使わなくっちゃなりませんしね。

全幅の信頼を置いている主治医と、内助の功で支えてもらっている女房の言いつけに従って、造り期間の残りは、もうちょっと自分が楽になれるような仕込のやり方を模索してみましょうかね。このブログをやめるだけでも、相当な負担の軽減になるっていうのも、これまた事実だったりしますが・・・(笑)。


□□□ またまたbossに追い上げられてます □□□
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無濾過生原酒

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さて、そろそろ発表してもいいと思うので、正式発表します・・・って、大したことじゃぁないんですよ(汗)。でも、耳の穴かっぽじって、しっかりとお聞きくださいね。じゃぁいきますよ・・・って、この写真見ればバレバレジャン(笑)。そんじゃいきます、今年1発目の『無濾過生原酒一升瓶バージョン』を発売開始しまっせー!!!

実は、先週に瓶詰めだけは終わってたんですが、レッテル関係が間に合わなくって、発売することができませんでした。写真に写っているビンの肩張りも、これを作るのは私の担当になってるんですが、なかなか作る時間がなくって今週に入ってからようやく手をつけたような次第なんです(汗)。

A4の紙から12枚の『無濾過生原酒』っていう短冊が取れるんですが、これをきれいにカッターで切っていくのって、案外難しいんですよね。1枚ずつ切っていけばきれいにできますが、あまりにまどろっこしい(汗)。10枚くらい重ねて一気にやろうとすると、切り口がうまく揃わなかったりするんですよ、これが(涙)。

直線に裁断するような文具もあるので、それを使ってみたこともありましたが、なんか上手くいかないんですよねぇ、あれも。いろいろと試した結果、自分でしっかりと押さえて、10枚くらいずつ重ねて切っていくのが一番きれいで、効率もいいっていう結論にたどり着きました。そのやり方でも、何百枚も作るのは結構大変です(汗)。どんなに大変でも、お客様に買っていただけるのなら、何の苦労もありませんけどね。

レッテルですか?レッテルの方も、昨年と同様に、普通の信濃鶴のものと全く一緒ですよ。仙台のどこぞの酒屋のオヤジは、えらくカッコいいデザインの商品を引き合いにして、明々白々に私のことを言っていると分かる表現で、少しは見習うようにブログで忠告してくれてましたが、あたしゃダテに石頭と言われているわけじゃぁありませんぜぇ・・・本当は、心のどこかで考えていたりしますけど(笑)。

最近、ブログ上で話題を振られることが多いのかもしれませんが、そういえば、駒ケ根のどこぞの居酒屋の女店主も、期せずして鶴の無濾過について記事にしてましたねぇ。また、辛口のコメントをもらっちゃうかもしれませんが、正月に発売した商品よりも、今度はこっちを売り物にしてみてちょーだいね。それから、お気に召さなくても、ブログで悪口を書かないようにね(笑)。

肝心のお味については、これは「皆さんお飲みになってお確かめください」としか言えないかなぁ。正月に発売した無濾過生原酒は、なるべく炭酸のシュワシュワ感を残そうと努力してビン詰めしましたが、今回の無濾過はもろみ3本分のブレンドになっていますし、それほど炭酸は残ってはいないと思います。試飲してみたら、ほんの少しは感じましたけどね。

私とすると、火入れ後の酒質も考えて、あまり甘さの残らないような方向を目指したかったので、昨年のモノに比べるとちょっとハードな印象かなと思ってます。若さゆえの粗さも当然ありますが、これも今年の米を使った、今年の私の作品のひとつだと思って、どんな味がしても「美味しい!」とひとこと言っていただければ結構かと・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【仙台のどこぞの酒販店のオヤジのブログ】
》》》》》》》》》》 【駒ケ根のどこぞの居酒屋の女店主のブログ】


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疲れ

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予期されたことではあったんですが・・・抜けがら状態でんがな(汗)。『吟醸週間』シリーズを2週間かけて書いて、『10大ニュース』シリーズを1週間続けて・・・ふと立ち止まると、今の私には何もない(笑)。はてさて困ったことになっていますが、仕方がないので一杯飲みながら書き始めました。

実は、今日みたいに夜中に余裕があるのは久しぶりなんです。専務さん可哀想に、昼間は酒造りで飛び回って、夜は事務仕事に追われ、朝早くに起きて飛び入り仕事の準備をするってな具合で、毎年のことながら貧乏ヒマ無しでんなぁ(涙)。春になったら、陽だまりの中でウトウト昼寝がしたいよ・・・。

で、何書きましょうか・・・そんじゃ、疲れてるんだけど元気だっていう話(笑)。そんなこんなで忙しい毎日なんですけど、なにか例年と違う疲れ方してるんですよね、これが。何て言ったらいいかなぁ、疲れてるんだけど元気だっていう感じ(笑)。疲れてはいるんだけど、どこかに張りみたいなものが残ってるんですよねぇ、まだ。

いったん動きが止まっちゃうと泥のようになっちゃうんだけど、働き始めるとテキパキと体は動くし、疲れなんて感じないんです。まぁ、男の45歳ですから、一番働ける時期なのかもしれませんね。いくら仕事が残っていても、どんどんやっつけちゃおうっていう気が失せることはないし、体も動いてくれるんですよね。

これには、今年の特殊事情も影響しているかもしれません。以前記事にもしたように、今年は蔵人の一人が病欠しているもんだから、その分の仕事のしわ寄せが結構大変なんです。いつもの年よりは仕事量が多い部分があるんだけど、そのプラスアルファの部分が疲れを感じさせないのかもしれませんね。気が張ってるっていうか、何というか。

私としては、年々仕事ができるようになって、ちっとやそっとのことじゃぁ動じなくなってきたぞっていうのがカッコイイと思うんですが(笑)、客観的に自分を振り返ってみて、どうもそんなことじゃなさそうですけどね(汗)。まだまだ甘ちゃんだなぁって思わされることが多いです(涙)。

はい、ここまででお酒2合ほど飲んでいますが、既にヘロヘロ状態になってきました(笑)。とても、ブログなんて書いてられる状態じゃないです(汗)。この程度のお酒で酔っ払っちゃうんだから、やっぱり疲れてるんでしょうねぇ。本当は、どこかへ飲みに出て、美味しいものでも食べりゃいいんですが、そこまでの元気が出ないのが悔しい・・・。

こんな意味のないブログに読者のみなさんを突き合わせてしまって、申し訳ありませんでした(汗)。たまにはいいかってことで、お許しください。写真は、いつも撮っている中央アルプスですが、夕暮れ時の写真を撮ってみようと思い立ってトライしたんですが、光量が少ないせいか、携帯カメラじゃぁボケボケになっちまいました(涙)。重ね重ねお詫び申し上げます。そんじゃ、おやすみなさい。


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10大ニュース(おまけ)

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ジャーン!ついに一番載せたい写真が登場しましたー(笑)。この『10大ニュース』シリーズで話題になった商品を、近所のセブンイレブンでまとめ買いしてきましたよ。さすがに売れ筋商品だけあって、全部置いてありましたね。しかし、こんな田舎町でも最新商品が買えるなんて、日本の流通ってすごいですねぇ。

キリンフリー148円、ザ・ブリュー123円、角ハイボール198円でした。どれも、ジュースにちょっと毛が生えたような値段なんですねぇ。キリンフリーなんて、アルコールなんか入っていないにもかかわらず、第3のビールよりも高いなんて、「なんで売れてるんだろう」と思わざるを得ません(汗)。ザ・ブリューは低価格が売りの商品だし、角ハイボールは多少値が張っても納得できるんですけどね。

さて、そのキリンフリーから飲んでみましたが・・・ビールみたいにグビッと飲んでみると、何か得体のしれない満足感みたいなものがありますね(笑)。ちょっと独特の甘みを感じますが、そういうもんだと思ってしまえば、これといって「不味い」要素はないでしょう。ビール嫌いの人に言わせれば、この味自体が不味いってことなんでしょうけど(汗)。

高速道路のサービルエリアでもよく売れるらしいですよ。これはビールが飲みたいけど運転があるから仕方なく飲むっていうよりも、大人として休日のドライブの時に何か飲んだっていう実感を求めて飲まれているんじゃないですかね。それは、あくまでも大人っぽいテイストじゃないとつまんないわけです。別にアルコール自体は求められていない状況って、いくらでもありますもんね。

ザ・ブリューは、シュワッとしてビールのような感じなんだけど、ビールとは別の味の飲み物っていう感じですね。私がかつて発泡酒がのどを通らなくなった時の印象は、泡が立って苦いだけで飲みづらいっていうものでした。それから比べると、味わいを感じましたね。ビールとは別物なんですけどね。あえて言うならフルーツビールみたいな味がどこかにある気がしました。

夏の風呂上りに、のどの渇きをいやすための水代わりに飲むっていうんなら、慣れてしまえばこれはこれでいいのかもしれませんね。ただ問題は、そのうちに飽きちゃわないかっていうことです。ビールはいくら飲んでも飽きないから、ずーっと今まで飲まれ続けているわけで、この味に飽きるとそのうちにあの時の発泡酒と同じく飲めなくなっちゃうかもしれません(汗)。

角ハイボールは、「あぁ、やっぱり」っていう味でした(笑)。きっと、サントリーウイスキーの『角』とサントリーソーダがあれば、ほとんど同じ味になるんでしょうね。完全に読める味ではあるんですが、この時代に人気が出る要因がどこかにあるんでしょうか。それとも、サントリーさんのCMに上手くのせられたのかな(笑)。

ビールのようにグビグビっていう飲み方もあるのかなぁ。私個人的には、薄いウイスキーの味が何となく苦手な部分があって、冷たく飲むんだったらオンザロック派なんですけど、ソーダの炭酸がそのちょっとした飲みづらさを和らげてくれている気がしました。50年物のシングルモルトでハイボールを作ったら・・・そりゃ、もったいなくてできねーな(笑)。

角ハイボールは別にして、フリーとブリューはビールの味を求めて飲んじゃいけないでしょうね。ビールとは似ても似つかないまがい物だっていう意味じゃなくって、ビールとはまた違った味覚の新しい飲み物っていうつもりで飲めば、十分に楽しめるんじゃないですかね。今年の夏は、第3のビールに挑戦しようかなぁ・・・。


□□□ さて、明日からのブログネタに困ったぞ(汗) □□□
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10大ニュース(号外)

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いやぁ、このシリーズに合わせるようにして、重大発表が今日ありましたねぇ。2月4日に記事にした、昨年の10大ニュースの第1位だった「キリンとサントリー経営統合に向け協議開始」の結末が、図らずも本日明らかになりました。結局、ぽしゃっちゃったんですね。両社の経営統合は断念されたようです。

神様が、「まだブログネタを考えるの大変だろうから、ネタのひとつも作ってやるか」と手を差し伸べてくれたに違いありません(笑)。本当は、おまけ記事を用意してあったんですが、内容はどうあれ、日本の酒類業界を大騒ぎさせたニュースの顛末が公表されたとあっちゃぁ、どうしたって記事にせざるを得ませんやね。

この経営統合が成されたとしても、日本酒業界としてはほとんど影響が無かったんじゃないですかね。ビールその他のアルコール飲料や食品類については、市場の寡占化が懸念されていたのかもしれません。アサヒビールだって、断トツの差をつけられた2位になっちゃうわけですから、相当な危機感があったはずだと思います。

私としては、日本にも酒食品類の巨大総合メーカーができて、世界にもその名が轟くようになるんじゃないかと期待していましたから、ちょっと残念な気持ちが半分。業界内にあまり大きな地殻変動は好ましくなかっただろうと、少しホッとした気持ちも半分っていうところでしょうか。いずれにしても、肩すかしを喰らわされたような気分ではあります(汗)。

でもねぇ、袖を分かつ原因が、「サントリーの創業一族の発言力を担保するための統合比率がキリン側と折り合いがつかなかった」云々の話を聞くと、ちょっとばっかしこれまでの経緯がお粗末過ぎたんじゃなかったのかと思っちゃいますよねぇ。「こんなデッカイ話が、そんな基本的なところでつまずいてたのか」っていうのが、私の偽らざる感想ですけどね。

私もそういうことに疎いのでいけませんが、この話は、両社が普通で言うところの株式会社ならそんなに問題が無かったんじゃないですかね。キリンはさておき、サントリーっていう会社は、ある意味で普通の会社じゃない部分があるんじゃないのかな。あんなに大きいのに同族企業で上場もしてないなんて、ちょっと特別な印象を受けるんですけどね。

まぁ、私のようなちっぽけな人間の推し量れる範疇をはるかに超えた領域での攻防でしょうから、きっといろいろと大変な舞台裏もあったんだと思います。勝手なことを無責任に書きまして、申し訳ありません(汗)。キリンさんもサントリーさんも、今後の経営のかじ取りは大きく変更せざるを得ないんでしょうが、「あぁ、あの時一緒にならなくて良かった」って後で言えるように、業界の端っこから応援してまっせ(笑)。


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10大ニュース(最終回)

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ついに最終回を迎えた『10大ニュース』シリーズです。あぁ、感無量(笑)。まぁ、こういう記事は人のふんどしで相撲をとっているようなもんですから、私としては少し座りの悪い感じがしますが、読者のみなさんに酒類業界の動向をお伝えするのもこのブログの使命のひとつだと思っていますから、たまにはこういうのもいいでしょう。

最後の第10位だけが残っちゃって、何とも中途半端になっちまいましたが、お許しください。こんなことなら、もっと配分を考えておけば良かったんですが、そこは、ソレ、行き当たりバッタリの出たとこ勝負で書いているこのブログの真骨頂ってぇことで・・・(笑)。でも、最後の記事は、あんまりうまいことコメントできないんですよね、これが(涙)。

第10位「独禁法改正、来年から不当廉売の定義明確、課徴金も」この話はチト難しいです(汗)。『不当廉売』っていう言葉が分かりずらいですが、不当に安く売ることです、って当たり前か(笑)。これまで常識的判断で何となく『不当』か『正当』か判断せざるを得なかった部分を、法律で明確に定義しようっていうことだって言えばいいのかな。

お酒のディスカウントストアに行くと、特にビール系の飲料が特売で非常に安く売ってたりしますよね。あの値段は、一般の小売店じゃありえない値段なんです。なぜかっていうと、問屋さんからの仕入れ値よりも安いから(汗)。大手のディスカウントは、本部が一括大量購入することでリベートがついたりするので、その分で更に値引きができるんですよね。

それでは公正な競争にならないし、全ての販売店が利益のない安売り競争に奔走せざるを得ない状況にも歯止めがかかりません。この地方の小売店さんですら、「ビールなんか売ったってほとんど利益が出ない」なんて嘆いておられますから、正当な対価を得られるような商売ができるような社会にしていく必要があるでしょう。

そのための独占禁止法なんでしょうが、私のような浅学非才な人間にとって、独禁法っていうのは非常に守備範囲が広いというか、何でもかんでも独禁法っていうか、どういう範疇のモノがそれに含まれるんだかも分からない法律なんですよね(汗)。ですから、ヘタなことが書けないというか、書こうと思っても知識不足だっていうか・・・。

しかし、これまでの独禁法でなかなか取り締まる事ができなかった不当廉売に対して、改正独禁法ではその辺の定義を明確にして、罰金もとれるようになったっていうことなんだと思います。この改正によって救済されるのは、まちの酒屋さんやら流通関係の皆さんなんでしょうが、何が正しい競争なのかっていうのは難しい議論だと思いますね。

さて、これで昨年の10大ニュースのご紹介は完了です。今年は、もっと明るいニュースばかりが並ぶといいですよね。例えば・・・
第1位「信濃鶴知らないうちに大ブレークで、あっという間に在庫が底をつく」
第2位「信濃鶴全国金賞を受賞し、純米大吟醸がバカ売れ」
第3位「信濃鶴効果で駒ケ根の観光客が激増」
第4位・・・以下同文(笑笑笑)


□□□ bossが迫ってきました □□□
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10大ニュース(その4)

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年末か、お正月明けのブログネタにでもと思ってとっておいた10大ニュースの新聞の切り抜きが、こんなに役に立つとは思ってもみませんでした(笑)。昨日までで第7位までいっちゃいましたから、今日は残りの3つを全部ご紹介しますね。ここまで来て、ようやく日本酒の話題が出てくるんですが・・・いい話じゃないんだな、これが(涙)。

第8位「本格焼酎2年連続の実績割れ」2年くらいならいいじゃん・・・と日本酒業界の人間は思うでしょうねぇ(笑)。数年前からの焼酎ブームは、結構息の長いものだったと思うんです。ブームが去ったなんて言われてからもそれなりに販売数量があって、芋焼酎を中心に、人気が落ちたっていう感じはしなかったですもんねぇ。

このブームの最中に、トータルの消費量で、日本酒は焼酎に抜かれちゃったんですよね(涙)。そのくらいの勢いだったのが、ここ数年は下火になってきたっていうことです。市場にもかなり商品がだぶついているなんていう話も聞きますが、焼酎っていくらでもとは言いませんが長く置いておけるから、その点は心配が少なくていいですよね(笑)。

ちなみに、ここで言う『本格焼酎』っていうのは、芋や麦や米なんかを原料にして、単式蒸留機で蒸留して造る焼酎のことです。これに対して、連続式蒸留焼酎っていうのもあって、こちらの方は値段的にはかなり安くて、でっかいペットボトルに入って売っているようなタイプのものです。詳しくはここでは触れませんから、興味のある方は調べてみてくださいね。

第9位「清酒14年連続で前年割れ。復権の兆し見えず」これだよ・・・これはここには書きたくなかったなぁ(涙)。14年って言いますけど、これは超大手さんも含めた全国の数字ですから、長生社のような地方の小さな地酒メーカーとしたら、20年やそれ以上連続の前年割れっていう実感なんですけどね。

唯一日本酒が調子よく売れているのが、これが海外の市場なんですが、世界的不況の影響で輸出も振るわなかったようです。ただ、これも全体としての数字なので、海外出荷がぐんぐん伸びているお蔵さんだってあると思いますけどね。信濃鶴を海外に売ることも考えないじゃありませんが、私がもうひとりいて専門に売るくらいじゃないと、現状では難しいのかもしれませんねぇ。

でも、鶴は負けませんよ!何とか日本酒全体の底上げに貢献して、他のお蔵さんと一緒に伸びていける日を夢に見て、今年もこれ以上に頑張りまっせ。量を伸ばすのはたぶん無理だろうから、質を高めていく方向で日本酒の明るい未来を切り開きたいもんです。造る量が減っても売り上げが伸びたなんていえば、私の体も楽になりますしね(笑)。

えーっと、残りの3つを全て紹介するなんて言いましたが、短くまとめることができませんでした(汗)。最後のひとつは明日ってことにしましょうか。ですから、明日はとても短いブログになるかもしれません。大して面白くないネタですから、なんとか間が持つように考えときます(笑)。


□□□ 今日もあんまし面白くなかったですけどね(汗) □□□
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10大ニュース(その3)

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いやぁ、この『10大ニュース』シリーズは記事が書きやすくていいや、こりゃ!もともと話のネタが10個も書いてあるんだから、1個ずつ使って10話のシリーズにすれば良かったかもしれません。うーん、本当に惜しいことした気分でっせぇ(笑)。そんじゃ、続いて第6位からいきましょう。

第6位「キリンフリー大ヒット。ノンアルコールビール市場に参入相次ぐ」私が初めてこの商品を目にしたのは、実は長生社の敷地内だったんです。長生社にも小売部門があって、駒ケ根高原のいくつかのホテルとのお取り引きがあるんですが、そこから引き取って来る空きビンの中に、このキリンフリーのビンがたくさん入ってくるようになったんです。

「何だこりゃ、見かけないビンだなぁ」と思って手に取ると、キリンの商品じゃないですか。アルミ缶の容器なら分かりますが、ビンで供給されているとなると、その時点で業務筋にかなり流通していたと推測されますが、アルコールの含まれないビール様の新製品がそんなに売れているとは思いませんでしたねぇ。

ゴルフ場や居酒屋で、飲めない人から相当な支持を得ているらしくて、他の大手メーカーも次々に追随したらしいですね。もともとビールを飲まない人がこういうものを飲みたがるとも思えませんから、本当はビールが飲みたい人たちが、その場の飲みたい気持ちの溜飲を下げるために飲んでるっていうことなんでしょうか(笑)。このもの単体を楽しむっていう感じじゃないと思うんですけどね。

飲酒運転にこれほど厳しい目が向けられているっていう時代背景もあるんでしょう。見れば、アルコール分が完全に0%みたいですね。その辺も、いくら飲んでも大丈夫っていう安心感につながっているのかもしれません。でも、完全に0%にするのは難しいことらしいですよ。ポカリスエットですら、ごく微量のアルコールが検出されるなんて聞いたこともありますが、本当なんですかね?

第7位「民主党政権奪取。アルコール度数課税を検討へ」これに関しては、昨年の夏の総選挙で民主党が圧勝した時に、そのマニフェストの内容で気になる部分として、このブログでも記事にしましたよね。アルコール度数に応じて酒税を課していく方法にすることで、異なる酒類の間での不均衡を解消しようという意図だと思うんですけど・・・。

ちょっと、その辺の導入の経緯に関しての説明が不足しているので、分かりかねている部分ではありますが、酒税徴収業務とすると大変革であることは間違いありません。単純に考えれば、ウイスキーのアルコール度数が45度で、日本酒が15度とすれば、ウイスキーの酒税は日本酒の3倍になるっていうことになるはずです。

ですから、特にアルコール度数の高い酒類にとっては相当な増税となって、深刻な影響が出ることも懸念されています。とはいえ、業界の試算では、日本酒も間違いなく増税の方向になるみたいなので、消費不振に一層の拍車がかかるかもしれません(涙)。ただ、今の民主党さんの内情では、そんなことまで手をつけてられないっていう感じも無きにしも非ずですけどねぇ・・・。


□□□ もう1回でシリーズ終了かな □□□
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10大ニュース(その2)

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さて、昨年の酒類業界の10大ニュースの続きです。見出しだけは業界新聞からパクッていますが、それに対するコメントは全て私のものですから、どこかでウソ言ってるかもしれませんし、的外れな内容になっているかもしれませんから、見出し以外は眉唾モンで読んでくださいね(笑)。

第3位「ハイボール人気。宣伝効果でウイスキー本格復権か」あまり私の周りでは見かけないんですけど、ハイボールがブレークしてるみたいですねぇ。要するにウイスキーの炭酸割りですが、ありゃ美味しいんですかね。『駒ケ根ハイボール』なる俗名をつけてある一品がどこぞのバーにあるみたいですから、今度私も飲んでみなくっちゃ。

不思議なのは、『ハイボール』っていう言葉自体は、全く違和感なく私たちの頭の中にあるっていうことです。その昔よっぽど流行ったのか、思いの外身近で長い間細々と愛され続けてきたのか・・・。ウイスキーの市場は日本酒よりひどい落ち込みみたいですから、美人が出てくるCMにも一役買ってもらって、今後の消費拡大につなげられるといいですね。

私個人的には、昨年はシングルモルト元年だったです。何回か記事にも書きましたが、池袋の侍に引導を渡してもらったんですよね(笑)。侍に会いにジェイズ・バーに行ったんですが、そこで飲ませてもらったシングルモルトの数々に惚れましたねぇ。ウイスキー人気が高くなれば、あのお店ももっと繁盛するかも・・・だから、最近お祭りみたいなことばっかしやってんのかな(笑)。

第4位「イオンとセブン&アイ、国産新ジャンルのPB発売」昨日のブログにも出てきましたが、『新ジャンル』っていうのはビール系飲料における第3のビールって呼ばれるタイプのものです。要するに、ビールみたいな飲み物の中で一番安いヤツっていうことです(笑)。原材料がビールとは違いますから、ビールって言っちゃいけないんですけどね。

イオンで売っている商品なんて、1本100円なんですよねぇ、ビックリ(汗)。ただでさえ価格の低い新ジャンルですが、その中にあっても安さを感じさせますよね。ジュースと同じ値段でビール(もどき)が飲めるとなれば、味は二の次でも「これでいいや」っていう人は多いでしょうね。それに、飲んでみたら案外美味しかったりしてね(笑)。

もう一点ビックリするのが、「これを造っているのがどこぞの海外の聞いたこともないメーカーだ」っていう類のオチじゃないっていうことです。サントリーさんが造ってるそうじゃないですか。そうなると、国内産の一流ブランドっていうお墨付きですから、余計に消費者としては触手が伸びるっていうことになるでしょうね。

第5位「京阪神の業務用市場、景気悪化とインフルエンザ禍で低迷続く」この記事を載せた新聞社が大阪なもんだから『京阪神』と付いていますが、こりゃ日本中、世界中での話でしょうねぇ。業務筋、つまり外で飲むことを控えるようになったっていうことでしょうが、その分家飲みが増えたかっていうと、そんな話は聞きまへん(涙)。

この不況からはもう抜け出せないっていう、最悪のシナリオの元で物事を考えていかなくっちゃならないなんてあまりに後ろ向きですが、逆を言えば、どんな時代からも求められる生き方を模索しなくっちゃならないっていうことになるでしょう。結局、昨年末も業界にとっては厳しい結果に終わりましたが、今年こそは明るい日本酒の未来に一条の希望の光が欲しいものです。


□□□ 何回シリーズになるかなぁ □□□
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10大ニュース(その1)

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吟醸週間が終わったら、きっと頭の中が抜けがら状態だろうから、何か苦労しないブログネタを考えとかなくっちゃって思ってました。思いの外長続きした吟醸週間シリーズでしたが、あまり同じテーマを長く続けたもんだから、新しいネタをひねり出すことが苦手になってきていて、やっぱり考えといて良かったと思っているところです(笑)。

ずっと蔵の中のことばかり書いてきましたから、この辺で視点を少し大きく持って、醸造業界全体を見回した話も目先が変わって面白いんじゃないですかね。新聞・雑誌・テレビなどからの引用は極力避けている拙ブログですが、今回は年末に業界新聞に掲載されていた、昨年度の酒類業界10大ニュースっていうのを参考にさせてもらいますね。

気がつけば、もう今年も1カ月が過ぎちゃいました(汗)。こんな時期になって昨年の10大ニュースもねーだろうっていうご意見は聞こえないふりをして(笑)、読者のみなさんに信濃鶴以外の情報提供のつもりで記事にしてみましょう。酒類業界内ではこんなことが話題になってるんだと思ってもらえればいいかな。

第1位「キリンとサントリー、経営統合に向け協議開始」こりゃ、私もやっぱしビックラこいたですね。日本の2大飲料メーカーが一緒になるっていうんだから、どれほど大きな企業になるのか想像できません。この話が発表されて以降、具体的な進展を示すようなニュースが出てきませんから、「ありゃブラフだったのか」と未だに思っているくらいです(笑)。

その存在自体が独禁法に抵触するんじゃないかっていうほどのビッグネームが出現しそうですが、両社の歴史や企業風土の違いを指摘した論調もあって、一朝一夕にいかないことは確かでしょうね。食品市場の国際化に対応するためにはそれなりの規模が必要だっていうことらしいですが、日本中の自販機が同じデザインになっちゃうのも、チトつまらんですかねぇ。

第2位「ビール系飲料、キリンがアサヒを逆転し、首位奪回か」この新聞が発行された時点ではまだハッキリしていなかったんですが、昨年1年間でキリンがシェアトップに返り咲いたようですね。あの『スーパードライ』でキリンの不動の地位を奪い取ったアサヒでしたが、昨年は僅差で首位を奪回されちゃったわけです。

これは、俗に言う新ジャンルのビールの好調によるところが大きいようです。『新ジャンル』っていうのは、正式なビールでも発泡酒でもない、価格の安い第3のビールと呼ばれる範疇のものですね。ビール系飲料全体では減少傾向みたいですが、その中で新ジャンルだけは躍進しているらしいですよ。

以前このブログにも書いたことがありましたが、こういうビールの亜流が幅を利かせるようになると、本筋のビールは結局売れなくなります。そして、亜流に流れたお客さんはもう本流には戻ってこないような気がするんです。それは、値段が安いからっていう理由ばかりじゃなくってね。この潮流が、三増酒と呼ばれる日本酒の亜流に流れたお客さんが、結局日本酒から離れていってしまった我が清酒業界の轍を踏んでいるような気がしてならないのは、私だけでしょうか・・・。


□□□ まだまだ続きます □□□
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吟醸週間(ふろく)

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「あなた、一体いつまであのシリーズ続けるの?いくらなんでも、もう飽きちゃったわよ」と、辛辣な女房の言い様にもめげず、最後の最後にどうしても書かなくっちゃならないことを記事にして、本当の終わりにしたいと思います。それは、お詫びとその言い訳っていう感じなんですけど・・・溜まってたんだな、メールが・・・。

ただでさえ筆不精の私ですが、吟醸仕込前後の2週間くらいに頂いたメールに全く返信ができていませんでした。中には、信濃鶴の商品についてのお問い合わせとか、お飲みいただいた感想とか、直接商売に結び付くようなものもあったにもかかわらず、全てほっぽらかしにしてしまってありました。この場をお借りして、切にお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。

メールの返信って、いったん後回しにしちゃうと、どんどんどんどん溜まっていっちゃうんですよね(涙)。まとめて書こうとすると、更に垣根が高くなるもんだから、また躊躇しちゃうっていう悪循環に陥っちゃって、気がつくと未処理メールがずらっと並んでいるっていう破目になっていることがしょっちゅうあります(汗)。

当然、いつもならそんなに溜めることはないんですが、これも吟醸週間の間の特殊事情だとご理解いただいて、平にご容赦をお願いする次第です。実際問題として、今から振り返っても、麹の忙しい夜によくもあれだけいろいろつじつまの合わないブログの記事を書き並べていたもんだと、我ながら感心しちゃうくらいですからねぇ(笑)。

「ブログが書けるんだから、メールくらい返信できるでしょうに」というご意見は、全くもってごもっともなんですが、ブログは私一人が恥をかけば済みますが、メールは相手に粗相があってはならないもんだから寝ぼけ眼では書けなかった・・・という言い訳で、何とか納得していただけないでしょうか(汗)。

今回改めて未処理のメールの下の方を見てみたら、かつて返信しようかどうか迷ったような、もっと古いメールも発掘されてしまって、それらにも慌ててとりあえずの返信をしておきました。気になっていたものが全て無くなりましたから、今現在はとても気分が楽になりましたねぇ(笑)。この返信への返信がまた来るとなると、明日あたり大変かもしれませんが・・・(汗)。

メールと同じく溜め込んじゃったのが、帳面仕事です(涙)。こいつも、細々と記帳しておかなくっちゃならなかった、蔵の中のお酒の製成や移動が10日間ほど抜け落ちてましたから、正確に穴埋めするのに苦労しました(汗)。でも、「メールも帳面もこれからは絶対に溜めないぞ!」なんていう誓いはすぐに灰塵に帰すんだろうから、しないでおきましょうかね(笑)。


□□□ これにて吟醸週間シリーズは本当に終わりです □□□
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吟醸週間(おまけ)

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今もなお吟醸週間の余韻に浸っている岳志です(笑)。まぁ、ブログ上だけでの話ですけどね(汗)。もう何日かは、とにかく睡眠時間をたくさん取る事を念頭に置いて生活しようと思っています。今週末くらいには、どこかに飲みに出たいしねぇ。今のところ外に出る気がしないのは、まだ体力が回復してないからでしょう。

今日は午後から雪がかなり降ってきました。長生社の吟醸仕込にはちょっとしたジンクスがあるんです。それは、仕込期間中に必ず雪にたたられるっていうことです。それも、大雪っていうレベルの降り方でです。いつもよりやる事がたくさんあるのに、雪のせいでいろいろが遅れちゃって、半ベソかきながら米を洗ったりすることが多いんですよね(笑)。

今年は、もっと寒い方が良かったものの、雪には1回も降られませんでした。でも、今日のこの大雪を見て、「本当はもう1週間遅らせるのが、例年通りの割り当て日だったのかな」なんて考えちゃいましたね。雪なんか降らない方がいいに決まっていますが、幾多の困難を乗り越えて仕込んだっていう実感はわいたりしますよ(笑)。

「あの時と同じようにできれば」っていう思いを持つことがあります。何かの職人技でも、勉強でも、音楽でも、スポーツでも同じだと思うんですが、かつてとっても上手くいった時のことをしっかりと覚えていて、そのことが何となく思うようにいかなくなった時に、かつての成功体験をそのままトレースできれば、再びあの時と同じ成果を得ることができるはずだって考えることってないですか。

でも、私の場合、そういう思考回路じゃダメなんだな、これが・・・。上手くいった時のデータなんかはちゃんと記録してあって、いつでも見返すことができるようにはなっています。そのノートをひっくり返して見て、たとえ同じ条件をそろえたとしても、あの時と同じようにはうまくいかないことが圧倒的に多いんですよね(涙)。

例えば、ある時、自分としてとても納得がいく麹が造れたとするじゃないですか。ところが、麹造りを毎日続けていくうちに、何となく気に入らない出来のものが増えてきて、以前のいい状態に戻そうと、良かった時の温度だとか吸水率だとか時間配分だとかをそのまま真似してみるんだけど、結局はいい麹にはならないわけです。

「おっかしいなぁ・・・」と頭を抱えるんですが、どうもそういう方法論では同じ成果には到達できないんじゃないかと、最近考えるようになりました。そもそも、同じ結果になんかなること自体が稀なんですよね。「同じようにやったのにぃ・・・」っていう考え方は、関連する諸条件全てを完璧に制御できる場合以外は、あんまり意味がないんじゃないですかね。

そんじゃ、どうやって考えてるかっていうと、あの時の条件や状態を検索するんじゃなくって、あの時に何を目指していたのかを思い出すことが近道のような気がしてるんです。「あの時の温度は35℃だった」っていうことよりも、「あの時は麹を乾燥させようと思ってたんだ」っていうことの方がより重要だし、自分が打つ手のバリエーションが増えるはずだと思うんですよね。

・・・なんで、突然こんな話になったのか分かりませんが、これも吟醸週間の余韻のうちのひとつなんでしょう(笑)。思うように生育しない麹を相手に、こんなことを考えて自分を納得させてたのかもしれません(汗)。訳のわからない話に付き合わせてしまって申し訳ありませんが、リハビリにもうちょっとかかるっていうことで、お許しを。


□□□ 一番のリハビリは飲むことだな □□□
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吟醸週間(最終回)

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引っ張りに引っ張りまくった『吟醸週間』シリーズですが、(その00)から始まって昨日が(その12)ですから、今日の最終回を含めて2週間書き続けたことになります。読者の皆さんにはそれなりに温かい心で読んでいただきましたが、眠い頭で何も考えずに内容のないことを書き続けたような気がして、私としてはちょっと申し訳ない気分です(汗)。

吟醸麹が終わって、「よっしゃ、今日は寝られるぞっ!」っていう日に、吟醸仕込のタンクがおかしくなったりなんかして、結局昨日までよく眠れない日が続いてしまいました(涙)。でも、今日こそは寝ようと、心に誓っています。早く寝ようと焦っていますから、今回の記事も『最終回』と銘打ったものの、中身は全くありません(笑)。

吟醸週間が終わったからといって、「バンザーイ!これで楽ができるぞー!」とはなれないところがこちらとするとチト面白くないところです。蔵の作業的には、吟醸の仕込みが終わったってーだけで、引き続き特別純米の仕込が始まっていて、仕事が途切れるわけじゃぁないんですよね。ですから、吟醸ほど手はかからなくても、坦々と同じような作業が日々続いているんです。

それでも、非日常の仕事として吟醸の仕込み作業を考えれば、いつもはとりたてて意識していない部分の重要性に気が付いたり、ちょっとした挑戦で新しい境地が開けたり、とことん突き詰めても徒労に終わったりして、造り手としての成長を促してくれる機会に富んでいると言えると思います。造り期間の中に適度な気分の波も必要なんでしょうね。

そして、その結果として、美味しい純米大吟醸を消費者の皆さんにお届けできるのなら、こんなに願ったり叶ったりのことはありません。まぁ、純米大吟醸なんて滅多に口にできるお酒じゃありませんから直接に恩恵がないにしても、ここで得られた技術なり経験が一般のお酒にも転用されて、酒質の向上に寄与するならば全てはオッケーでしょう。

読者のみなさんに「大変だねぇ、でも、頑張れよ!」とやさしい言葉をかけてもらいたいもんだから、このブログではことさら私の大変さを強調していますが(笑)、こんなことは日本中のお蔵さんで同じように苦労されていることなんです。その一端をご紹介できればっていう思いもありますし、どんな評価になろうがどの蔵の大吟醸にも同じだけの努力がしみ込んでいるんだって分かっていただきたい気持ちが大きいです。

私個人的には、体力は持たなかったけど気力は充実していたっていう感じでした。精神的にはほとんど疲れてないかなぁ・・・まぁ、寝不足でボーっとした顔をしてるとは思いますけどね(汗)。それを反映してか、体も正直に反応してましたよ。麹造りの最終日に体重が最小になったんですが、次の日からはもう増加の一途に転じましたからねぇ(笑)。


□□□ これにてシリーズ終了です □□□
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