専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

花兆

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最近、いろんな人から「奥さんとの夫婦喧嘩はどうなりましたか?」とか、「奥さんは駒ケ根におられるんですか?」とか、「岳志さんは思いやりが無さ過ぎじゃないの?」等々、犬も喰わない夫婦喧嘩の顛末に探りを入れようとするご質問を多数受けますが、ありゃ作り話ですからね!半分だけど・・・(汗)。

夫婦円満、家内安全、五体満足、臥薪嘗胆、魑魅魍魎・・・何言ってんだか分かりませんが、私たちは明るく幸せな家庭生活を送っておりますから、ご心配には及びません。娘は元気に学校に通い、両親も健在です。それもこれも、全て女房に対する私の寛容があってこそであって、我慢するのはいつも私な・・・おっと危ねぇ、本心が出るところだった(汗)。

さて、そんな仲の良い私たち夫婦が、先日珍しく二人でお邪魔したお店をご紹介しましょう。夫婦だけで外食するなんて、本当に久しぶりだと思います。私は毎日が飲み会みたいなもんですが、女房と二人で飲みに出ることはめったにありません。この日は娘がキャンプの日で、夜いなかったもんだから、私は半ば強引に引っ張り出され・・・いやいや、私の方から普段のご慰労をさせてもらおうと誘ったんです(笑)。

お店の名前は『花兆』さん。駒ケ根の街なかからはかなり外れているので、街で飲んでちょっと寄っていこうっていうことはできない立地ですし、お店の内容自体も居酒屋さんっていうよりも、料理屋さんって言った方がいいと思います。それとも、割烹って言えばいいのかなぁ。造り酒屋のくせに、そんな区別もつきませんが・・・(涙)。

とても落ち着いた雰囲気で、コース料理なんかもあります。今回は自分の思ったものを食べてみたかったのでお好みにしましたが、コース料理がウリなのかもしれません。予約無しで入るのは難しいようですね。以前、私もある会合で使わせていただこうと思ったのに、予約がいっぱいで悔しい思いをしたことがありました。

花兆さんは以前はお隣の伊那市にお店を構えていたんですよね。そのお店にも昔行ったことがありました。そのお店はそれほど広くはなかったと思うんですが、駒ケ根に来たのはもう少し広いスペースでお店をやりたかったっていうことだったのかもしれません。座敷も広くて、私たちの後から大勢のお客さんが入ってきていましたね。

駒ケ根に出店したばかりの頃、やっぱり注目度の高いお店だったもんだから、私の知り合い連中もすぐに行ったみたいでしたが、「信濃鶴は置いてなかったから、ちゃんと勧めて置いたぞ!」なんて言われたものです。私もずっと気になっていたお店でしたから、今回女房とのデートでお邪魔しようと考えたんです。

お味の方は、当然のように美味しかったですね(笑)。お魚が特に良かったのは、毎週名古屋の市場まで買い付けに行っているからのようです。その辺は、奥さん(たぶん)がお書きになっているブログに詳しいです。実は、私は当日携帯を忘れてしまったので写真が撮れなかったんですが(涙)、そのブログに出てくる写真はどれもとても美味しそうなので、そちらを見ていただいた方が感じがつかめると思いますよ。

お忙しそうで、ご挨拶程度しかできませんでしたが、今度はお話でもうかがえたらいいでしょうね。今では、駒ケ根の友人たちのパワーのおかげで、信濃鶴もメニューに加えていただいています。地元でこんなに愛されているのならっていうことで、仲間に加えてもらえたみたいです。やっぱり友っていうのはありがたいですねぇ。私に多少文句があっても身内の酒を推してくれてるんだから・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【信濃鶴を紹介してくれた記事】


□□□ 侍もすごいけど、私も高得点です! □□□
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急遽

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人生には、突然降って湧いたような事件が起こるもので、それが将来に対する大きな分かれ目になっていることも、ままあることです。自分の商売や日常生活に、それがどんなふうに影響してくるのかは分かりません。しかし、幸運の女神には後ろ髪はない。その時につかんでおかなくっちゃ、チャンスを自分のものにはできません。

特に、人と人とのつながりっていうのは、どういうめぐりあわせによるものか見当もつきませんし、面白い人の輪となって未来へ続いていくことが多いと思います。人との出会いなんて、最初は全く予期しないことの方が多いでしょうから、そんな機会が巡ってきたら、喜んでその出会いを大切にする態度が必要でしょう。

それがその日の自分の予定を狂わせてしまったとしても、思っていた仕事ができなくなってしまったとしても、明日に気がかりなことがあったとしても、ブログを慌てて書くことになったとしても、女房に叱られることになったとしても、そういうチャンスを与えてくれるであろうその一瞬を逃してはなりません。

・・・というわけで、飲みに行ってきます(笑)。

今日、蔵にお見えになったお客さんが、どうやらそのまま駒ケ根に泊まっていくつもりらしい。既に、飲む気満々でいるらしい。事前に越百にまで連絡を付けているらしい。私としては、夕方にお見えになって、そのままお帰りになると思い込んでいたんですが、いったい彼の真の目的は何だったんでしょうねぇ・・・(汗)。

実は、彼は岐阜市の酒販店さんです。以前、東京に出て行った際に、サンセールさんやトーコ夫妻と一緒に飲んだことがあったんですが、その席に同席されていた広瀬さん。あの日は、電池切れで、ほとんどお眠りモードだったんですけどね(笑)。八兵衛は以前から扱っておられたようですが、兄弟蔵として信濃鶴にも白羽の矢を立ててくれたんです。

蔵見学をしてお話をさせてもらって、多少暗くはなってきましたが、それほど遠くはないので楽に岐阜市までは帰れる時間でした。「岳志さん、この辺で泊まれる宿はどこかありますかねぇ・・・」「エッ!そういうつもりだったんですか?」・・・・この男、飲むつもりで駒ケ根まで来たなっていうことは一目瞭然の、広瀬さんの笑顔でした(笑)。

・・・というわけで、飲みに行ってきます(笑)。そのことをさっき女房に電話したんですが、あまりに冷静に対応されたのがとっても怖いんですけど・・・(汗)。

》》》》》》》》》》 【広瀬さんのブログ】


□□□ 飲むのも仕事仕事! □□□
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皆既日食

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先日、旬の話題がどーとかいう記事を書いたばかりですが、もう誰も口にすることがなくなったこの時期に、いきなり『皆既日食』をネタにするなんざぁ、どーゆー了見なんでしょうねぇ・・・。これすなわち、旬をずらして逆に目立つための作戦!露地ものの野菜と、ハウスで時期をずらして高値で売る野菜の違いでしょうか(笑)。

あの日私は皆既日食を見るための準備なんかは全くしていませんでした。それに、天気はどんよりと曇り空。それでも、世紀の天体ショーだっていうんだから、その時間になる頃に空を見上げていたんです。すると、何となく晴れ間もチラホラ出てきて、運が良ければそこに太陽が顔を出しそうな感じになってきたじゃぁないですか!

私は慌てて、会社の中を物色し始めました。色が黒くて、半透明で、多少目に悪くても太陽の姿が見られるようなものをです。前日までのテレビで、専用のサングラスを使わないと赤外線やら紫外線が目に入って目を傷めるなんて言っていましたが、とりあえず太陽の形くらいが分かれば溜飲が下がるじゃぁないですか。

そのうちに、本当に太陽は顔を出し始めました。手当たり次第にいろいろ試してみましたが、全部ダメでした。やっぱり太陽光線が強すぎて、一瞬見たような気になっても、とても見続けることは出来なくて、目の中がチカチカしちゃって本当に目を傷めそうでしたね(汗)。ちょうどいい具合の暑さの雲の中に入ると、肉眼でもその形がはっきり見えて感激するんですけど、それもほんの一瞬でしかありません(涙)。

これもテレビでやっていた、ピンホールカメラっていうのも急遽作ってみましたが、確かに三日月形の光は映るんですが、そんなんじゃ日食を見た気分にはならんのです(笑)。実際に太陽そのものを見られないと、満足できない気分でした。しかし、最終的には「今晩テレビで見られるだろう」くらいの気持ちになって、あきらめ気分100%になっていったんですよね。

つまんない気分で、うつむきながら空とは逆の地面を見ながら部屋に入ろうとした時、ふとドアの横の排水溝のふたにできた水たまりに目がいきました。そして、そこに三日月の形をチラと見たような気がしたんです。そりゃ、太陽を眺めて目の中に焼きついた残像が写ったんだと思いました。それでも、もう一度視線をそこに戻してビックリしたんです。

なんと、きれいに日食が写り込んでいるじゃぁないですか!適度に雲で遮光されて、肉眼ではまぶし過ぎるんだけど、水に映るととてもきれいにその形が分かるんです。じっくり観察することができて、トカラ列島まで行かなくてもそれなりの気分は味わえましたよ。みんなにもそのことを教えたので、長生社の場内では社員がそこら中の水たまりを覗き込んでいるという、異様な光景が展開されていました(笑)。

その日のテレビを見ていたら、中国では洗面器に水を張って、墨汁を垂らして黒い水にして、そこに映った日食を見るっていう方法が昔からあったらしいです。正に、私が発見したのと同じ原理です。水を黒くすることで、天気が良くてもそれほど反射が強くならずに、太陽を観察できるのかもしれませんね。ただの水たまりだと、晴天だったらとてもじゃないけど見ていられませんでしたよ。

前の日が雨で、足元に水たまりができていなかったら見られませんでした。当日曇り空で、太陽の光がほどよく遮られなければ、これまた見られませんでした。私には道具もなかった。日食の観察には悪条件ばかり。でも、完全にあきらめて、カラッポになった私の心に、あの大きく欠けた太陽の姿が入り込んできたんです。人生でも、状況も悪く、打つ手もないままにガックリとうなだれた視線の先に、何か大切なものを見出すことがあるのかもしれませんね。


□□□ 水たまりに写った欠けた太陽が分かるかな? □□□
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突風

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少しばかり雨脚の強い朝でした。いつものように娘は傘をさして学校へ出かけたんです。家の前の道に出てほんの数十メートル歩いた時に、恐ろしい勢いの突風が吹いて来て、傘で抵抗しようとしたんだけれど、とてもじゃなくって傘は吹き飛ばされそうになったようです。無残に骨が折れ曲った様子が、その時の風のすごさを物語っていますよね(汗)。

やろうと思ったって、こんなに絵に描いたように傘が壊れることもないわなぁ(笑)。娘はすぐに家に引き返しましたが、ずぶ濡れになっていたために、全部着替えてもう一度出直しました。家のすぐそばだから幸いでしたが、もっと先まで行っていたら困っちゃったでしょうねぇ。何はともあれ、無事で良かったです。

日本各地でも、突風だ竜巻だなんていう話を最近よく聞きますよね。ここ数日は九州の方で局地的豪雨のせいで災害が発生して、亡くなった方もおられます。関東地方は梅雨明け宣言がされましたが、実際はとてもそんな感じじゃなくって、連日雨模様の天気が続きますし、気温も上がってこないような気がするんですけどねぇ・・・。

地球温暖化の影響なのか、どこかこれまでと違った気象状況になっていると感じるのは私だけでしょうか。とても気になるのは、例えば集中豪雨の被害に遭われた方なんかが口にする「わしゃここで何十年も暮らしとるが、こんな雨は初めてだ」っていうような言葉です。気象庁の発表でも、「観測史上最高の・・・」っていうような言い回しを近年よく聞く気がするんですけどね。

それほど特別な環境、つまり、これまでの年ごとに変わる気候変動のブレの範囲からは逸脱した状況に、この地球は置かれているんじゃないか・・・なんて考えると、楽観的な私ですらいろんなニュースも悪い方に考えがちです(汗)。最近の雨の降り方だって、日本の気候が熱帯地方に近くなって、スコールみたいな雨の降り方になっているんじゃないのかなんて思ったりしてるんです。

先日、駒ケ根市でもバケツをひっくり返したような雨降りになりましたが、蔵の前の排水溝があふれて、あの状況がもっと続いたら、蔵の中に水が入り込んで来てもおかしくないくらいでしたよ。あのニュースで流される被災地の水浸しの映像が、いつ身の回りに起きても不思議じゃないのかもしれません(汗)。

気候が例年と違うっていうことは、農作物の収穫量に大きく影響します。信州の私の周りでは、「今年は暑くならなくて、作物の出来はあまり良くない」って言う人が多いような気がします。先日も記事にした、酒粕の売り上げに大きく関係する瓜の出来なんかは「きっと良くないだろう」っていう意見が大半です(涙)。

もっと心配なのが、米の出来ですね。冷夏みたいな年には、当然米の収穫量も落ちますから、酒米のとれる量も減って、酒造りの計画が思った通りに立てられない可能性も出てきます。とにかく、私の今の時点での一番の心配事は地元の酒米の生育具合です。近いうちに農協や農家の皆さんのところに行って、話を聞いてこようと思っています。

日本酒の明るい未来を標榜する拙ブログですが、もしも地球環境がこれまでと大きく変わるようなことになれば、とても酒造りどころではなくなるでしょう(汗)。そんなことのないように、自分たちの出来ることから手をつけなくっちゃいけないんでしょうね。こんな話が杞憂で終わることを望まざるを得ません。


□□□ 地球の明るい未来のためにもクリックを! □□□
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旬に追いつけ

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最近、ブログネタに事欠かないんです。毎日いろんなことがあって、書こうと思っていることがどんどんとたまる一方です。まぁ、それが酒ブログにふさわしい内容かどうかは疑問な点もあるんですけどね・・・(汗)。それに伴っていつかブログに載せようと思っている写真もあふれ返ってきちゃうので、日曜日の今日は写真を大放出して、とにかく今が旬の話題に追いつくようにしてみたいと思います。毎度のだらだらブログになりますから、さらっと読み流してくださいね。

【1枚目】池袋で開催された、全国新酒鑑評会の一般公開のワンシーン。業界関係者も多いわけですが、一般の消費者の皆さんの関心も大きいものがあると毎年実感させられます。小さな写真では分かりづらいかもしれませんが、若い女性も多いんですよ。

【2枚目】車で東京へ向かう時に親父に借りた新しいポータブルカーナビ。女房が助手席で撮っているので、私の手も映っているし、手ぶれしまくり(笑)。性能が良くてビックリしました。車線の案内をしてくれるので、首都高の運転が苦手な田舎者でも安心でした。

【3枚目】女房との浅草デートで、いつもお参りする浅草寺。仲見世通りはいつでも混雑していて、活気がありますね。最近は中国や韓国や台湾からの観光客が多いそうです。顔つきは似ていても、まわりを歩いている人の半分以上は日本人じゃないんじゃないかな。

【4枚目】私が唯一作ることができる男の手料理、ミートカレー。ミートっていっても実は肉は入っていなかったりするんですけど(汗)、日曜日に休みが取れるようになって、家でこれを作ると、ようやく造り終わったっていう気分になるんです。私は楽しんで作るだけで、後片付けは女房の仕事です(笑)。

【5枚目】実は、こんな手作りラベルも信濃鶴には存在します。例えば結婚式の引き出物とか、お祭りの時の振る舞い酒に特別なラベルをビンに貼りたいっていうようなご要望があった時に使います。必要事項のみを記載した裏張りみたいなラベルです。

【6枚目】これは、東京の街角ではありません。中央道の梓川サービスエリアの下り線側にオープンしたスターバックスとファミリーマートです。ちょっと見ると、まるでどこかの街の中みたいな一角になってました。最近のサービスエリアのはやりなんでしょうが、既存の売店も同じように営業していて、ちょっと違和感がありますねぇ。

【7枚目】いくらカメラを近づけても、ちょっと向きを変えるだけで逃げようともしないカエル。梅雨が明けたっていった後もあまりいい天気が続きませんが、こいつらにとっては恵みの雨なのかな。異常気象じゃなきゃいいと願うばかりです。

【8枚目】これが今日一番載せたい写真ですね。この写真までいってようやく、旬の話題に追いついたっていうことになります(笑)。今、駒ケ根ブロガーの間でも、ブログランキングのお酒部門ブロガーの間でも話が持ち切りなのが、このトウモロコシです。仙台のハッピーさんからの贈り物です。ありがとー!!!

ちょっとおまけみたいになっちゃいましたけど、この写真のために今日の他の写真があると言っても過言ではありません(笑)。このトウモロコシの話題は、既にみんなにブログネタにされちゃっていて、今さら何を書いても同じ内容になっちまうもんだから、記事の書きようがなくなっちゃって、えらく悔しい思いをしていたんですよ(汗)。

「生で食べられるトウモロコシなんて初めて」、「それが甘くてジューシーで美味しい」、「1本丸ごと生で食べちゃった」、「茹でて食べても絶品」、「ハッピーさんのレシピでスープにしたらこれが激ウマ」等々、みんな書いてるんだもんねぇ・・・(汗)。でも、本当にその通りで、信州で獲れるものとはまた違った感じの、美味しいトウモロコシでした。

ハッピーさんが八方手を尽くして送ってくれているもんだから、同時多発的に日本各地から同じ話題がブログに投稿される破目に陥りました。acbさんには私が持って行きましたしね。マゴマゴしていた私は、その波に乗り遅れちまったっていうわけです。やっぱり旬の話題は、早いうちにブログに載せちゃわないとイカンということですね(笑)。


□□□ これで追いついたぞっ! □□□
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酢ムリエ

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このブログの読者の皆さんの多くは、長生社のある駒ケ根市に、かの有名な『養命酒』の駒ケ根工場があるのをご存じかと思います。これまでも、全国版のCMによく出たりしていた、あの工場です。中央アルプスの麓にあって街の中心部からはかなり離れていますが、自然に抱かれて薬酒としての養命酒のイメージにぴったりな、とても清潔感あふれる工場です。

最近では、お正月以外はいつでも工場見学ができますし、『養命酒健康の森』っていう展示場兼カフェ兼イベントスペース兼売店的なエリアもできて、毎日お客さんで賑わっているようです。養命酒自体にはアルコール分がありますから、蔵見学の際には車で来ている運転手には気を付けるようにしっかりと言われますけどね。

長生社と比べちゃうと、規模的に言えば大企業と極小企業で相手になりませんが、同じ地域で同じアルコール飲料を扱う会社として、昔からお付き合いがあります。以前信濃鶴にアルコール添加酒があった時代には、その添加用のアルコールは養命酒さんから購入していました。この地域の酒造協会にも加入してもらっています。

その『養命酒健康の森』を会場にして、『酢ムリエNo0001内堀光康氏の手軽にできるクッキング講座』っていうイベントに参加してきました。養命酒さんとお酢のメーカーである内堀醸造さんのタイアップ企画っていうことでした。どちらの会社も、健康がキーワードになっていて、今回は酢を使った多彩な料理の楽しみ方を紹介しようっていう内容です。

さて、今度は『内堀醸造』さんについてもご紹介しなくっちゃなりませんが、実は私も詳しく知っているわけじゃぁないんです(汗)。しかし、お酢の業界では有名な会社なんですよ。本社は岐阜県にあるんですが、数年前に駒ケ根市の隣の飯島町に工場をお建てになって、いろんな種類の酢を醸造なさっているようです。

あまり不確かなことはここでは書けませんが、一般的に料理等に使われる酢以外に、果物を発酵させたフルーツビネガーとか、飲むための酢とか、ピクルス用の酢といった切り口での商品展開もなさっているようで、そういうバリエーション豊かな商品が一般消費者に受けて、業績を伸ばしているっていう話を聞いたことがあります。

その内堀醸造の常務取締役の内堀光康さんが、今日の講師だったわけです。『ソムリエ』をもじったのか『酢ムリエ』っていう資格があるようで、そのナンバー0001番っていう肩書でした。きっと、いろんなところで酢に関する講演をなさっているんでしょうね。話し方はほとんどプロでした。私が知らないだけで、きっといろんなメディア等にも顔が出ることが多いんじゃないかなぁ。

実は、私がこのイベントに参加した動機は、今年の秋に開催される『中央アルプス美酒フェスタ』の会場としてこの健康の森を使うことが決まっているもんだから、観光協会の偵察員として見学に行ったっていうのが本当のところなんです(汗)。会場を見回してみると9割は女性でちょっと恥ずかしかったですね。やっぱり、美と健康っていう言葉には女性の方がより強く反応するんでしょうね。

会場も素晴らしかったんですけど、内堀さんのお話も面白くてとても勉強になりました。あまり多くはありませんが、いろいろなレシピに従って、いろいろな種類の酢を使った料理が出されて、結構おなか一杯だったりしてね。上手く撮れませんでしたが、写真中央で蝶ネクタイをしている方が内堀さんです。ひとりひとりに料理が出されていて、ちょっとしたレストラン感覚でしたよ。

でも、今回のこのイベントは無料だったんです!これは実にお得感があったんですが、担当の方とお話をすると、養命酒さんとしても初めての試みであって、今回は特別らしいですね。今日は酢をたくさん飲みましたから、最近の飲み過ぎで出てきはじめている私の下っ腹も、ちょっとは引っ込んだかもしれません(笑)。


□□□ なんか侍がスゲー勢いなんですけど □□□
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粕詰めで鶴T

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ただ今、長生社では粕詰め作業の真っ最中です。これからお盆にかけてくらいが、出荷の最盛期になりますかね。今年は粕詰め作業にあまり手を出さなかった私も、いろいろな状況を勘案しながら、納期に間に合わなくなりそうになると慌てて手を出します(笑)。おかげ様で、今年も何とか売り切ることができそうです。

何といっても、酒粕が売れるかどうかは、その年の瓜の出来によって大きく左右されます。つまり、奈良漬け用の瓜が豊作の年は引っ張りだこのようにして売れるし、不作の年には漬物ができないんですから全く売れないっていうことになるんです。私が聞いた話では、今年はどうも瓜の出来は悪いみたいですが・・・(汗)。

それに、今の若い人たち(私も若いですよ!)は、ほとんど奈良漬けなんて自分ではしませんから(我が家はやってます!)、昔ほどの需要はもうないのが実情なんですけどね。お酒の製造量も減ってきているわけですから、副産物としての酒粕の量も減ってきているわけで、その辺はうまいことバランスが取れているっちゅう格好にはなってます(汗)。

現代風の酒粕の使い方とすると、瓜ばかりじゃなくって、セロリとかニンジンとか大根なんかの野菜や、開いた魚を漬けるご家庭は増えているみたいですね。ですから、酒粕の販売場所も、昔のように町の酒販店さんっていうよりも、スーパーみたいなところの方が量がはけるようです。今スーパーでは、1年中酒粕を売ってるところもありますしね。

酒粕は名前こそ『粕』ですが、元を正せばお米と麹と水が酵母菌によって発酵した液体を濾過したものなわけですから、原料由来の成分をはじめ、発酵によって生成された微量成分や、酵母菌の菌体自体も大量に含まれていることになります。それらの健康に対する有効性も確認されてきているようですから、皆さんもぜひ酒粕をご自分の食生活の中に取り入れてくださいね!

写真では箱詰めされた粕しか映っていませんけど、作業中の写真は忙しくって撮っているヒマがありません(汗)。勢いでどんどんとやっちゃった方が能率が上がりますから、梅雨明け(したのかな?)の暑い中で、汗をかきながら黙々と作業しましたよ。着ているTシャツもビタビタになって、久しぶりに大汗をかいた感じです。

ところで、Tシャツって言えば、いつでも何かやってないと落ち着かない例の面々が、信濃鶴Tシャツを本気で作ろうとしているみたいです!これまで長い間越百のカウンターで話題には上っていましたが、なかなか現実のものにはなりませんでしたよね。まぁ、先日の富士山アタックに失敗した鬱憤を、今度は鶴Tにぶつけようっていうことでしょうか(笑)。

数量限定みたいですから、本当にそんなTシャツが欲しいとお思いの方は、えっちゃんの方まで連絡を入れてください。ブログを通して注文を受けるみたいです。限定50枚っていうことですが、とりあえず長生社で10枚確保してもらいますから、もしかして、もしかしたら売り切れるかもしんないですよ(笑)。

・・・って、今えっちゃんブログのコメント見たら、aSaっちと横浜の鶴チューS君の注文で既に8枚いってますから、これは予想以上の売り上げになるかも!!!いやぁー、皆さんが鶴を愛してくれる気持ちは本当にありがたいんですが、あのロゴマークが入ったTシャツを着て歩くのは、私としてはこっぱずかしいと思うんですけどねぇ・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【ご注文はこちら】
》》》》》》》》》》 【こんなデザイン】


□□□ 鶴Tのご注文はお早めに! □□□
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初呑み切り

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今日は、造り酒屋の毎年の恒例行事となっている『初呑み切り(はつのみきり)』の日でした。蔵元や蔵人にとっては、ある意味で最後の関門となる昔ながらの風物詩です。最後の関門とはどういう意味かっていうと、初呑み切りっていうのは冬の間に造ったお酒がタンクの中で正常に貯蔵されているかどうかの確認の作業だからです。目的とした品質でお酒が順調に熟成していることが分かって初めて、杜氏さんたちは胸をなでおろす気分になるわけです。

なぜ、その確認作業がこんな時期になるかっていうと、もしもタンクの中に有害な雑菌が混入していても、タンクにお酒を封入した時点ではそれが明確には分からないからです。つまり、多少時期が経ってその雑菌が増殖し始めて、お酒に変調をきたし始めるこの時期に品質と安全度をチェックして、大事に至る前に手を打つっていうわけです。きっと、日本中の酒蔵で同じような時期に実施されているはずです。

これまでも何回か説明してはいますが、初呑み切りの言葉自体は『初めて呑みを切る』っていう意味です。『呑み』っていうのは、タンクの下側に付いているお酒の出し口のことです。ここを『初めて』『切る(開ける)』から初呑み切りっていうわけです。昔ながらのこの業界の表現ですが、古めかしい中にそれらしい響きがあって私は好きですね。

実際にやることっていえば、前日に蔵の中の全てのタンクの呑みからお酒を少量ずつサンプリングしておいて、今日は伊那谷のお蔵が全員集まってそのお酒を並べて、関東信越国税局と長野県工業技術センターからお越しいただいた先生方に味・熟度・品質等についてのコメントをいただくっていう流れです。自社のお酒を全て並べて飲むこともあまりないことですし、他のお蔵さんのお酒もきき酒できるのて、とてもいい勉強の機会なんですよね、これが。

今年の信濃鶴の講評も無難な内容でした。造りの側から見ればいろいろと気になっている部分もあるわけですが、先生方の客観的な見方で問題ないと言っていただければ、それこそ蔵元とすれば胸をなで下ろせるわけです。後はこれらのお酒を必要に応じて瓶詰めをして、商品にしていくのが次の造りに向けての仕事になってきます。あまり安心し切っていると、何か問題が起きた時に後手に回っちゃいますけどね(汗)。

さて、評価会がそろそろ終わりますから、次の会の準備をこれからしなくっちゃなりません。次の会っていうのは、我々業界の人間自らが日本酒の消費を伸ばすための反省会です。別名『懇親会』とも言いますが、どんな状況でも酒を飲む私たちって、エライと思いませんか(笑)。


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昼セブンイレブン

いつに無い激烈な夫婦喧嘩の末、女房を家から叩き出してしまった岳志は、これっぽっちも後悔なんかしていなかった。実に清々した気分でその日を娘と過ごし、「どうせ、明日には帰ってくるだろう」くらいの気持ちで、のんびりとした休日を過ごしたのだった。翌日の朝も、娘と手分けして朝ごはんを作り、仲良く一緒に食べて学校へ送り出した。

その日は、会社で思わぬ仕事が入ったために午前中をてんてこ舞いで過ごし、慌ただしくお昼休みになった。いつものように机に座って自分のお弁当を探すと・・・どこにもない。「あれ、車の中にでも置き忘れたかな?」と腰を上げかけて気が付いた。女房がいないから、お弁当なんかあるわけがないのだ。

慌てて部屋の中を探すと、冬の間に非常食として取ってあったカップラーメンが1つ。「そうさ、女房なんていなくたって昼飯なんか何とかなるもんさ」と胸をなでおろしたが、いざお湯を沸かそうと思ったら、今度はガスが切れていて火がつかない。泣きたい気分で他の物も探すが、これといったものなどあるわけがない。

仕方ないので、知り合いの経営するセブンイレブンにおにぎりを買いに出たが、お昼時間を少し過ぎていて、あまり自分の好物の具は残っちゃいない。不本意な具のおにぎりを握りしめ、いつも女房が作ってくれるおにぎりのことを思い出す。ここへきてようやく、女房のありがたみを少し実感し始めた岳志であった。「帰ってきたら、いつもより優しくしてやろうかな」その日のうちに女房も無事帰り、それ以来2人はずっと幸せに暮らしましたとさ。おわり。

・・・今日のお話は、かなり本当です(汗)。でも、もう続きはありません(笑)。

やっぱり、たった1日でも女房がいないだけで、いろいろと不都合なんですよねぇ。いたらいたでうるさいんだけど、いないと困る。そんな相手を作っちまったことがそもそもの失敗かもしれませんが、ここまで来ちまったら引き返すわけにもいきません(涙)。まぁ、たまにいなくなってありがたみが分かるくらいなら、まだ大丈夫ってことでしょうか(笑)。

ブログタイトルが『朝マック』、『夜ほっともっと』、『昼セブンイレブン』となっていたのに気が付かれましたか。朝と夜のことを書いたので、意地で昼にこじつけてみましたが、全然脈略はありません(笑)。でも、知り合いのセブンイレブンで、慌ててお昼を買ったのは事実です。彼の事務所でそのおにぎりを食べながら話し込んでました(笑)。

以前も記事にしましたが、駒ケ根のセブンイレブンは強盗が入ったりして、結構物騒なんです。やっぱりお金の保管には気を使っているらしいですね。今のセブンイレブンは商品の売り上げの他に公共料金の振り込みなんかもできて、それなりの現金があるようですが、簡単には盗まれないようになっているそうですから、強盗も割に合わないんじゃないでしょうかね。

危ない話ばっかりじゃなくって、変なお客さんも来るらしいですよ。先日は市内の別のセブンイレブンで、シャツだけ着て下半身はスッポンポンの男性が入ってきたなんていうこともあったみたいです(汗)。そんなこと都会の話だと思っていましたが、現実に駒ケ根みたいな小さな街でも起きているんですねぇ・・・。

さあ、この何とも内容の落ち着かない『朝マック・夜ほっともっと・昼セブンイレブン』シリーズは、これにて終了です。最後に、女房が帰ってきた後の、私たち夫婦の仲睦まじい様子を皆さんにご紹介します。

「ねぇねぇ、この靴見てよ!お母さんに買ってもらったの!」
「うわ、これ皮じゃないか。高かったろうに・・・」
「これは、私がおこずかいをためて買ったのよ!」
「ブランド物のTシャツって、俺のやつの10倍くらいの値段なんだよな・・・」
「あとはねぇ、これと、あれと、それと!」
「お前さぁ、どーして我が家の家計でそんなに買えるわけ?」
「実家にも予算があって、みんなで行くと予算が分散しちゃうのよ。それで今回は私一人で行って、いろいろ買ってもらったわけ!」
「だから、一人で行ったのかよぉ・・・それで、おれたちにお土産は?」
「ないわ!」
「勝手にしろっ!出て行けっっ!!もう帰ってくんなっっっ!!!」


□□□ で、振り出しに戻る(笑) □□□
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夜ほっともっと

中年に差し掛かるくらいの、どこにでもいそうな容姿の、見るからに薄幸な女がひとり。東京から横浜にかけての、地方の地酒を専門に取り扱っている小売り酒屋を必死で訪ね歩いていました。彼女は汗をかきながら、疲れた足を引きずって、酒販店の店主に何かを聞いて歩いています。それは、誰か大切な人でも探すような、鬼気迫る様相でありました。

初めはいぶかしげに思った店主も、そのうちに手をポンと打ち鳴らして、何かを楽しそうに彼女に話し始めます。少し前のことを思い出しているかのような眼差しで、彼女にいろいろと教えているようです。その話を聞くと彼女はニコリとしてお礼を言い、深々と頭を下げてその店を出ます。メモにチェックを入れると、やおら次の店に向かって走り出すのです。

何としてもやり遂げなければならない。自分の疑念を晴らすためか、他人の中傷から何かを守るためか。彼女の思いは天に通じたようでした。2日間かけて彼女は全ての店を回り切り、目的を果たしたのです。そして、その達成感と安堵感から、天を仰いで涙を流しながら懺悔しました。

「あぁ、あの人の言っていたことは全て正しかったんだわ!
東京にやましいことなんか、これっぽっちもなかったじゃないの!
あの人は本当に小売店の営業回りを一生懸命にしていたのに!
少しでも疑いを持ってしまった私は、何というバカな女房なのかしら!
ブログ読者の人たちも、彼のことを疑うなんてひどい人たちだわ!
あなた、本当にごめんなさい(涙涙涙)」

彼女は長野県の小さな造り酒屋の女房でした。今年に入ってからというもの、自分の亭主が営業だと称してあまりにも家を空けるがゆえに、彼のことをほんの少しだけ疑ってしまったのです。亭主の名前は岳志。正直で素直で真面目で品行方正で清廉潔白でちょっとギックリ腰なそれはそれはそれはそれはいい男でした。それ以来2人はずっと幸せに暮らしましたとさ。おわり。

・・・今日のお話は、全部作り話です(笑笑笑)。

どうして読者の皆さんは夫婦喧嘩ネタになると喜ぶんでしょうねぇ。このテの話題になるとみんな女房の味方になっちゃって、どうにも私の歩が悪いんだよなぁ。昨日のブログは実話の最後だけちょっと脚色して記事にしただけなのに、妙に受けましたね(笑)。まぁ、皆さんに喜んでいただければそれで万事OKなんですが、内容的には全然『酒ブログ』じゃないわな(汗)。

さて、女房殿が所用(決して探偵ではありません!)で実家に1泊で出かけることになって、娘と水入らずの1日を過ごしたわけですが、話す相手が私しかいないとなると娘も私としゃべるしかなくなって(笑)、久しぶりにいろいろ会話があってうれしかったなぁ。最近、お父ちゃんをちょっと邪険に扱っていた娘も、私だけに可愛がられてくれました。

お母ちゃんがいないので、私たち2人の最大のイベントは晩御飯になるわけですが、昨日のブログにはマックかミスドって書いたにもかかわらず、まっちーさんに『ほっともっと』でお弁当を買ったことをズバリ言い当てられてしまいました!まっちーさんって北海道の人なんですよ!。何で分かったの?どこかで見られているみたいで、ちょっと後ろを振り返っちゃったんですけど・・・(汗)。

うーん、夫婦喧嘩すらブログのネタにしているわけだから、毎日読んでくれている読者にはお見通しになるのかなぁ。今度から、私の人格が100%バレないように、今回みたいな目くらまし的脚色を入れてみようかなぁ。でも、毎日書きなぐってりゃそんなわけにはいかんわなぁ・・・まっ、今さら遅いか(笑)。


□□□ お侍さんが私を抜きにかかっています! □□□
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朝マック

「あなた、仕事が忙しいのは分かるし、外泊が続くのもしょうがないけど、私たちだってたまには外で美味しいもの食べたいわ!」
「しょっちゅう連れてってるじゃないか・・・」
「なんか営業と称して、あなたいつも美味しいものばっかり食べてるじゃないの!」
「あっ、あんなふうに飲むのだって気を使うんだぞ・・・」
「夜のお酒には平気で大金をはたくのに、私たちを連れていく時にはラーメンとかで安くあげようとしてんじゃないの?」
「そっ、そっ、そんなこたぁないさ・・・」

外回り営業での私のささやかなる楽しみに、うすうす気が付き始めている女房が、最近外へ連れて行けとうるさい、うるさい。私だってケチで外食を避けているわけでもないし、それなりにリクエストには答えているつもり。

休日の朝、娘は部活があるからと学校へ。私は前日の飲み過ぎで、朝ごはんは食べられそうもない。私にしては珍しくアイスコーヒーなんかを飲みたいと思っても、我が家にはコーヒーは置いてない。そこへ女房の提案。

「たまにはさぁ、外へお茶飲みに連れてってよ」
「飲み過ぎで、気持ちわりーんだって・・・」
「おいしい夕飯なんかじゃなくても、ちょっとだけでも外で気晴らしができればいいのよ」
「こんなに朝早くじゃ、喫茶店なんて開いてないぞ・・・」
「マックとかミスドならもうオープンしてるわよ」
「朝マックねぇ・・・」

いつもならこんな提案は100%却下。しかし、アイスコーヒーが飲めるし、ここで1回女房を連れ出しておけばしばらくはうるさくなくなるだろうし、何よりもコストが最小限に抑えられる。願ったり、叶ったりだ。

「よし、そんじゃ、行くか!」
「・・・」
「どうしたんだよ」
「・・・」
「せっかく連れてってやるって言ってんのに」
「・・・」

いやいやながらというそぶりを見せながら、女房の提案を呑んでやって得点を稼ごうとした心が見透かされたかと心配して、彼女の顔をそっと見る。さっきまでの嬉々とした表情はなく、じっと私を見つめて言うことにゃぁ。

「あなた、なんかやましいことしてんじゃないの?」
「ヘッ?」
「営業だとか言って、東京に隠し事でもあるんじゃないの?」
「なに?」
「だから、こんなにしょっちゅう営業に出てるんじゃないの?」
「・・・バ、バカモノッ!どうしてそんな話になるんだっ!」
「だって、今まで1回もそんなことしてくれなかったじゃないの!」
「そりゃ、お前が最近うるさいからだろーが!」
「突然、亭主が優しくなったら気を付けろって週刊誌に書いてあったわ!」
「優しくっちゃイカンのか、エッ!」
「いいわよ、私だって美味しいもの東京で食べるから!」
「あーあー、どうぞお食べ下さいってんだ!」
「それじゃ、しばらく実家に帰らせていただきますっ!」
「勝手にしろっ!もう帰ってくんなっっっ!!!」

っていうことで、女房は実家に帰ってしまいました(笑)。今日1日は娘と2人だけの生活です。女房とケンカしているより、何と幸せなことでしょう。夕飯は娘の食べたいものを食べさせてやりましょう。マックかミスドでね(笑笑笑)。


□□□ この物語はノンフィクションです(8割くらい) □□□
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ZENさん登場

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ブロ友のZENさんが駒ヶ根まで来てくれました。東京でも長野の酒メッセの時にお会いしてたんですが、今回は本気で遊びに来たっていうことです(笑)。前々から連絡を取り合って、私もしっかりと時間を空けておきました。これまで週末にゆっくりとできることも少なかったんですけど、うまい具合に時間がとれて駒ヶ根観光までしちゃいました。

ZENさんは埼玉県にお住まいの、私より少しだけ年下の男性です。ネット関係の仕事をなさっていて、当然日本酒好きです(笑)。多趣味でいろいろなことを知っていて、控え目に見えてもこだわりを持ったことには一言あるっていう感じかな。特に自動車は面白いタイプの車ばかり乗って、わざわざ高速道路を使わずにトコトコと下道を走って旅をしているみたいです。その辺のことを、自動車用とお酒用で2つのブログに書いてます。

ブロ友が来駒した時のお決まりは当然『越百』で一杯です(笑)。夕方、蔵を見てもらった後に越百に集合しました。えっちゃんは例の無謀な富士山登山(笑)に向かっていて残念ながら不在でしたが、マスターと臨時バイトのトムっていう普段はあまり見かけないコンビで出迎えてくれました。案外気が合っていたような・・・(笑)。

なぜか、なぜか、そこには女房と娘も座っていて、ZENさんとご挨拶をするっていう名目で、焼き鳥や餃子や蕎麦をモリモリと食べていました(写真1)。まぁ、女房としても信濃鶴の販売先が少し広がって新しい酒販店さんとのお付き合いも出てくるし、ブログつながりで友人も増えていく中で、少しは私の役に立ってご接待もしなくっちゃと思ってくれているようですが、私のお財布目当ては見え見えです(涙)。

女房達が帰った後は、ZENさんといろいろ話しながら楽しくお酒を飲みました。彼のお土産のお酒も美味しくて、毎度のごとく私は飲み過ぎモードのスイッチ全開です(笑)。越百の後は、銀座にある『ぎんざ』さんへ。日本酒も飲んで、ウィスキーのいいのも飲んで、お約束のように私はカウンターに突っ伏してお眠りモードへ・・・(汗)。

ZENさんは一人になっちゃったわけですが、そこは場慣れした彼のこと、マスターと話し込んでコーヒーを飲み、隣の席の若者達と日本酒談義をして、意気投合してマスターが新しく始めたラーメン屋へ彼らと一緒にフィニッシュラーメンを食べに行った・・・らしいです。「マスター、なんで起さねーんだよー」、「起こしたけどアンタが起きなかったんじゃん!」っていうことで、スイマセン(汗)。

翌日は彼のご自慢の愛車で、ちょっとだけ駒ヶ根観光を。そんじょそこらにはない車でっせぇ(写真2)。私もこんなヤツが欲しいと思っているもんだから、ずっと運転させてもらいました。馬鹿でかい図体のくせに、スポーツカーみたいな馬力のエンジンのおかけで、スイスイ走るんですよねぇ。誰か知り合いにあったら、「これ今度買ったんだ」って見せつけようと思ってたんですが、結局誰にも会いませんでした(涙)。

あいにくの小雨模様でしたが、駒ヶ根高原をぐるっとひと回りして(写真3:うしろ姿がZENさん)、お蕎麦を食べて(写真4:食べちゃった後)、ZENさんは次の予定地である静岡に向かいました。いつものように高速道路は使わずに下道だけを使ってトコトコ走るつもりみたいですが、静岡県境の国道は完成してない部分もあるみたいだから、あんなデカイ車で通り抜けできるのかなぁ・・・気を付けて行ってねー!

》》》》》》》》》》 【ZENさんのお酒ブログ】
》》》》》》》》》》 【ZENさんの愛車ブログ】


□□□ しばらく3位にいますね □□□
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戸隠神社

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今週は長野市へ2回も往復するような形になっちゃいましたが、県の酒造組合が長野市にある関係で1年の間に何回も行きますねぇ。ですから、私の中であまり長野ネタっていうのは新鮮味がなくなっていて、皆さんにご紹介すると面白いことももっとたくさんあると思うんですけど、なんとなく見逃しちゃっている気がします(汗)。

だからって言うわけではありませんが、昨日うずらやさんで蕎麦を食べた後にあまりに清々しい気分を味わったので、昨日の蕎麦の話の続編を書いちゃいましょう。昨日は携帯からの投稿だったのであまり詳しくは書きませんでしたが、昨日は午前中に所要があって早めに長野市に着いていて、午後の会議までに時間がかなり空いたので戸隠まで行ったんです。

長野市内からは、長野大通りから入っていくループ橋を使うルートと、信州大学の横から入っていくルートがありますが、どちらを使っても30分から40分くらいで戸隠高原まで行くことができます。ループ橋はらせん状の橋をひと回り半くらいするので目が回りそうになりますが、走りやすい道です。もうひとつのルートの方が道は狭い感じですね。

さて、蕎麦を食べ終わってうずらやさんを出ると、一緒に行った仙醸のK社長が「岳志さん、戸隠神社の奥社って行ったことがありますか?」って言い始めたんです。そう言われてみると、蕎麦を食べにここまで上がってくることはあっても、ちゃんと神社にお参りしたことはこれまでなかったんですよね(汗)。

彼も昔1回来たことがあるだけで記憶が定かではないようでしたが、立派な参道があって、その参道には大木が並んでうっそうとしていて、途中にある門の屋根は苔むしていて、まるでもののけ姫の世界だっていうんです。結局は彼がもう一度行ってみたかったっていうだけなんですが、そんな言葉に騙されて私たちもその気にさせられちゃったんです(笑)。ただし、2時からの会議には間に合わなくっちゃならないから、その門のあたりまで行ってみようっていう話になりました。

戸隠神社にはいくつもお社があって、一番奥に鎮座しているのが奥社っていうことなんでしょう・・・。天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れていた岩戸をこじ開けた大力の神様が祭ってあるらしい・・・。彼が投げ飛ばした岩戸が、今の戸隠山なんだとか・・・。まぁ、詳しくはisuzuさんにでも質問してください(笑)。

奥社の入口まで車で行って、その参道を歩き始めましたが、山の奥の方まで続いていく参道の先にもそんな山門は見えないじゃぁないですか(汗)。そもそもそんな門なんてないんじゃないのかっていう疑念を抱きつつ、なだらかなスロープになっている舗装されてない参道を歩き続けます。私はこの日に限って、歩きづらい革靴履いてたんですよね、これが(涙)。

「誰だよ、奥社に行こうなんて言い始めたのはよぉ・・・」文句タラタラで歩き続ける私たちでしたが、そのうちにその門が彼方に見えて、ほどなくその下までたどり着くことができました。でも、その門の屋根は見事にふき替えられていて、とても宮崎駿の世界じゃぁない(笑)。それに、こんな中途半端なところで引き返すなんて他の参拝客にも笑われるだろうし、ここまで来て奥社を見ずして帰るなんざぁ男が廃るっていう気持ちがフツフツと湧いてきました。

それに、その門の先は、写真にもあるように本当に立派な杉並木になっていたんです。これは行くっきゃないと、神様に背中を押されるように再び歩き始めたんですが、その後が大変だったんですよ、実際は(涙)。勾配がだんだんと急になって、そのうちに本当の山道みたいになっていきました。奥社にたどり着いた時には、足がヘロヘロ・・・。

後で分かったんですが、その参道はなんと片道2キロもあったんです(汗)。参拝客がみんなリュックサックしょってるわけだよ。中にはハイヒールの女性もいましたが、ちょっとした覚悟がないと奥社には行けません。でも、そんな覚悟もなく歩き始めた信仰心薄い私たちをその手元まで導いたのは、あの山全体が持っている神様のオーラだったんでしょうね。いい酒ができるように拝んできましたよ。


□□□ 富士山登山なんて私にゃ無理だな(笑) □□□
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うずらや

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長野県の中で最も有名な蕎麦屋の内のひとつと言っても過言ではない、それが戸隠の『うずらや』さんです。ラーメン小僧の称号は返上して、蕎麦オヤジのみで生き延びようとしている私の、昔からのご贔屓店なんです。戸隠神社の中社の脇に立つ、超が付くほどの人気店で、いつでも行列ができてます。

なぜそれほど人気があるかと言えば、当然美味しいからに違いありません。それに加えて、従業員のみなさんの接客も気持ちが良くて、戸隠の雄大な自然の中で、美味しい蕎麦を、気持ち良く食べるっていう3拍子が揃った優良店っていうことになるんじゃないですかね。盛って当たり前と思わせる要素が揃ってます。

たぶんこのお店については、以前にもこのブログでご紹介したことがあったと思いますけど、全然気にせずいきまっせぇ(笑)。なにせ、一旦外に出たらブログの話題は目の前にあることのみですから、何が何でも夕方の飲み会までにはそのネタで記事を仕上げちゃわないと・・・おっと言い過ぎました(汗)。今晩もまた飲兵衛への道をまっしぐらだなんて邪推しないで下さいね(笑)。

閑話休題。このお店の美味しさの秘密は原料の処理にあるようです。玄蕎麦をマイナス20度で保存して、必要な量だけを解凍しながら、蕎麦の鮮度が落ちる夏場にも美味しく食べられるようにしているんだそうです。今日の蕎麦も美味しくて、最初に大盛りを頼んだのに、追加でもう1枚大盛りを平らげたもんだから、店主からエラク感謝されました(笑)。

戸隠の蕎麦って写真のように、ざるの上に丁寧に小分けして盛られていることが多い気がします。他でも見たことがありますから、特に戸隠流っていうわけでもないんでしょうけどね。手間はかかると思いますけど、ちょっと蕎麦が乾き始めた時に食べやすくていいと思います。まぁ、そうなる前に全部食べちゃいますけどね(笑)。

少し遠くまでお昼を食べに出ましたけど、その後、戸隠神社にお参りをしてから飛んで帰って、長野市で会議でした。決して蕎麦を食べに行ったとか、その後の懇親会がメインだとかいうわけじゃありませんから、お間違えのなきように(笑)。


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培養試験

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昨日『酒造技能士養成講座』について書きました。そのカリキュラムを見ていて、講座でも勉強される内容をいろいろと思いだしました。以前に撮った写真がありましたから、今日は皆さんにもちょっとした実験気分を味わっていただきましょう(笑)。これは、細菌の培養試験の一連の流れです。高校までではあまりやらないタイプの実験じゃないですかね。

お酒造りに関係して、私達現場の人間がやらなくっちゃならない分析っていうのは、お酒の成分を調べるものと、菌について調べるものに大別されるって言ってもいいかもしれません。菌についてってひと言で言っても、麹菌、酵母菌、乳酸菌、硝酸還元菌なんていうものがお酒造りに関係してきますが、それ以外の有害な雑菌についても検査しなくっちゃならない状況が出てきます。

大きなお蔵さんでは当然のようにやられている試験なんですが、これはお酒の中に有害な雑菌、俗に言う火落ち菌(ひおちきん)と呼ばれる乳酸菌の一種が生存しているかどうかを調べるためのものです。小さな蔵ではあまりやられてはいないと思いますが、タンクにあるお酒が変調をきたしつつあるんじゃないかなんて疑われるような場合には、私たちでもこういうような検査をしたりするんです。

一見してすごく濁ってるとか、変な匂いがするなんていうことになっちゃうと大変なことになりますが、大抵はそれより以前に気が付きますから、我が社でも大事に至ったことはありません。それでも、ちょっとでもおかしいと思ったら、『長野市の工業技術総合センター』の『食品技術部門』っていうところまで行って分析を依頼するか、出来ることであればそこの設備をお借りして自分で培養試験を行うんです。

この写真は、1枚目でピースサインが出ているのでお分かりでしょうが、実際に私が実験をしています(笑)。ちょっと疑いがありそうなお酒も、その他のものも持ち込んで試験をさせてもらいました。久しぶりにやったので先生に聞きながらだったんですが、こういうことを自分でやるのは楽しいもんです。

簡単に言うと、特殊な寒天培地にお酒をまいて、その中で有害な雑菌に属するものが選択的に増殖してくるかどうかを見るんです。何かが繁殖してくるようであれば、元のお酒にこちらの意図しない菌が生存していたっていう判断をすることになります。それが何の菌であるかまでの特定は難しいですが、こんな連中だろうっていうくらいの見当はつきます(笑)。

まず、粉状の寒天培地をお湯で溶かします(1枚目)。それを一定量ずつ試験管に分注します(2枚目)。それに試験をしたいお酒を入れて、清潔な蓋をします(3枚目)。30℃の恒温槽に入れて1週間ほど放置します(4枚目)。まぁ、この時も結果的には問題はなかったんですが、ちゃんとした実験でその裏付けを取ることができると、安心感が違いますよね。

どうですか、少しは白衣を着た研究者の気分になれたでしょうか。「蔵が明けるとどこかへ行って飲んでばかりいるんじゃないか?」と見当違いな疑念を持っておいでの読者の皆様方の手前、「私だってこんなこともできるんだよーん!」っていうことも示さなくっちゃなりませんから、あえて今日は昔の写真を引っ張り出してこんな記事を書いてみました(笑)。


□□□ 久しぶりに3位! □□□
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酒造技能士養成講座

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今日もまた携帯からの投稿になりますが(汗)、営業回りをしているわけじゃありません。長野県酒造組合が開設している『酒造技能士養成講座』のために長野市まで来ています。それも聴講する側じゃなくって、なんと講師としてなんです!この私が講師だなんて笑っちゃいそうですが、大人の事情でそうなっちまいました(涙)。

しかし、受講する今後の長野県の酒造りを背負ってくれる若手蔵人に、なんとかいい勉強をしてもらいたいと思って、なんちゃって講師にならないように準備してきました。とは言え、これまで続いてきた流れがありますから、自分なりにそれに肉付けできる部分もあまりないんですけどね(汗)。

簡単に言っちゃえば次世代杜氏養成講座なんですけど、私もずっと前にお世話になったことがあって、今回はその時の恩返しのつもりで望みました。技能って言っても、感覚を頼りにした職人芸みたいな部分は私よりはるかにベテランの杜氏さんの方が適任に決まっていますから、私の今回の受け持ちは『記帳』についてです(笑)。

このブログで話題にしたこともありましたが、酒税法ではお酒の製造業者に対して、一定の記帳義務を課しています。つまり、法律で定められた事項については、しっかりと記録をとっておかなくっちゃならないっていうことです。それは造り期間中の杜氏さんの重要な仕事でもありますから、当然この講座でも大まかな流れくらいは勉強しとかなくっちゃなりません。

しかし、記帳はどっちかっていうと枝葉的な講座であって、メインとなるのは製造技術やきき酒の訓練でしょうかね。冬季の繁忙期間を除いて、2年間に約30日くらいかけてひと通りの勉強をするようです。最終的には自分で経験していかないとモノにはできないことが多いわけですけど、その時のひとつの拠り所になればいいんじゃないですかね。

昔は酒造りの技術っていうのは、各杜氏集団、例えば越後杜氏とか南部杜氏なんて言うまとまりの中で伝承されていったものです。後継者不足の現在ではそれもままならない状況の中で、県単位での技術者養成は避けては通れない急務と言えるんじゃないでしょうかね。そのお手伝いができるのなら、私としてもうれしいことです。

講義終了後はちょっとした懇親会に・・・当然ちょっとにはならなくて・・・夜更けのフィニッシュラーメンに至るまで、若者たちとしっかり語り合いましたとさ(笑)。


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偶然

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今年もいろんなところに信濃鶴を売り込みに行きましたねぇ。造りが大体終わってから、休む間もなく歩き回ってきましたが、仙台とかあまり遠いところは除いて(笑)、一応ひとまわりはご挨拶できたでしょうか。うまくいくこともあれば、失敗談に終わることもあって、「何やってんだお前?」みたいな気分の時もありましたけどね(涙)。

それでも、ちょっとは手ごたえを感じられることもあるんです。2年前には県外では全く無名の銘柄だった信濃鶴も少しは認知されてきたのか、名前くらいは聞いたことがあるって言っていただくことも増えてきました。どこかで飲んで美味しかったなんていう話になれば最高ですが、都会には素晴らしいお酒がゴマンとありますから、そんなにうまい具合にはいきません(汗)。

ビックリ・ドッキリさせられるのが、たまたま入った居酒屋さんに鶴が置いてあったような時です(笑)。今回も毎夜のように飲みに出て、本当に予定もなく暖簾をくぐったのに、信濃鶴を置いてくれているお店がいくつかあったんですよ。うれしいには違いありませんが、いきなり営業モードのスイッチが入って、酔えなくなるのも事実です(汗)。

そんなお店は、大抵お酒も料理もこだわった居酒屋さんです。お店の方が常にアンテナを高くして新しい銘柄を見つけているので、信濃鶴みたいなマイナーなお酒も置いてもらえる確率が高くなるんでしょうね。ただし、今回だけちょっととってみましたっていう状況の方が多いので、定番メニューになんかなかなか入れないんですよ(涙)。

今回、我が子信濃鶴に会えたお店はなんと3軒!しかし、鶴はいつも置いてあるわけじゃなくって、本当に偶然に冷蔵庫に入っていたっていう程度の扱いなので、ここではご紹介できません。でも、ちょっといい感じのお店の冷蔵庫に鶴が舞い降りている様は、多少レッテルがダサくても、それなりにカッコよく映るもんです(笑)。

名前を見れば信州のお酒だって分かりますから、長野県のお酒に興味を持ってもらえたらうれしいんですけどね・・・いや、そんな了見の狭いこと言わないで、三重県の八兵衛と、栃木県の仙禽の3本セット構想もありますから、この3県のお酒のキャンペーンを打つことにしましょうか(笑)。でも、そのセットじゃぁ、鶴が足を引っ張るかな・・・(汗)。

そんなお店ではうれしい気分で信濃鶴を注文するんですけど、やっぱり他のイケてる銘柄と比べると、今一歩実力不足だぁねぇ・・・。製造や出荷に関わる我が社の問題点をあれこれ考えたり、他のお酒のすぐれた特徴を覚えられるように飲み比べてみますが、名の通ったお酒はやっぱり筋も通ったいいお酒であることが多いです。まぁ、そんなこと考えてっから酔えなくなっちまうんですけどね(笑)。

今回お邪魔した居酒屋さんは全部で6軒。いくら偶然とは言え、そのうちの3軒に信濃鶴が置いてあったっていうことは、鶴の売り上げがもっと伸びてもよさそうなもんなんですけどねぇ・・・。それとも、やっぱり我が子のオーラにおびき寄せられただけなのかねぇ・・・。おっかしいなぁ???


□□□ 3軒は本当ですが、ちょっと大げさに書いてます(笑) □□□
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オフ会in新橋

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私はそんなこと全く知らずに今回の出張を計画したんですが、当初の予定では帰って来るはずだった日曜日に、新橋のホテルで大きな日本酒の会が開催されていたんです。なんとそこには八兵衛も出品されてトーコさん夫婦も来るし、仙台からはサンセールさんとコン様も出て来るっていうんです。

「北海道のbossの所まで行けなかった鬱憤を晴らすために、僕らも新橋でオフ会やろーよー」っていうサンセールさんの強引な勧誘に負けて、もう1泊することに(笑)。長生社は月曜日休みなもんだから、好都合ではあったんですけどね。紹介されたホテルも、日曜割引とかで半額でした。

私としては今回のミッションを完遂して清々していましたから、打ち上げ気分で試飲会が終わるのをウキウキ待ちました。その会はびっくりするくらい多くの蔵元が参加して盛大に開かれるみたいで、結構遅くまでかかりましたが、私はシャワーも浴びてうまい具合に準備万端(笑)。

サンセールさん達と合流して、新橋の駅のそばの日本酒にこだわった居酒屋へ。なんともいろんな人が集まりましたねぇ。仙台からはサンセールさんと鳥心のユキちゃん。以前記事にした炙縁のトモやん。今回私もお店までお邪魔させていただいた酒販店ワダヤの若大将。岐阜の酒販店さん。八兵衛夫婦。

中でも特に私がお会いするのを楽しみにしていたのが、『仙禽(せんきん)』ブラザースです。栃木県さくら市に蔵のある仙禽という名前のお酒は、私が県外の酒販店さんを回っているとそこら中で目にする銘柄なんです。錦本店でも扱っていて、私も興味を持っていました。ちなみに、仙禽っていうのは鶴のことなんだそうですよ。同じ鶴でも、信濃鶴なんかより全然メジャーですけどね(汗)。

ブログを拝見すると、どうやらニヒルな兄とヒョウキンな弟の2人で頑張っているらしい(笑)。機会がある毎に私も飲んでみましたが、しっかりとした酸とどっしりとした味の個性的なお酒でした。サンセールさんがその兄弟を連れて行くっておっしゃっていたので、とても楽しみにしていたんですよね。

お会いしてみると、予想通りのデコボココンビで(笑)、一緒に楽しく懇親を深めることができました。信濃鶴のことも知ってくれていて、「いつも自宅で飲んでます」なんて言ってくれました。同業者から褒めてもらうのはうれしいもんですが、「僕は無濾過生原酒よりも普通純米の方が好きです」なんて言われると、こりゃ下手な商品は出せんですねぇ(汗)。

結局、夜中まで飲んでも足りなくて、コンビニでお酒を買い込んでホテルで飲み続けました(汗)。開いている居酒屋を探したんだけど、日曜日の新橋なんて、平日と違って人通りもまばらで寂しいもんなのかもしれませんね。ホテルの宿泊料金が日曜だけ格安な理由がよーく分かりましたよ(笑)。


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運転手

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今回の横浜営業を計画して、金沢文庫で働く友人Tや、鶴チューS君に相談してみると、どうやら横浜っていうのは、私が考えるより非常に歩き回りにくい場所だっていうことが分かりました(汗)。同じくらいのエリアでも、東京をぐるっと回るのとは訳が違うらしいじゃないですか。

電車路線の関係なんでしょうが、そんなの路線図からは分かんないわけです。案外遠回りだったり、乗り継ぎが悪かったりして、私の思ったようにはいかないぞって言うんです(汗)。東京近辺の移動には少し慣れたようなつもりでいても、同じようにはいかないらしい。やっぱり東京は、ある意味でうまく出来てるんですかね。

それでも、「なるようになるさ」と思ってたんですが、田舎モンを不憫に思ってか、S君が道案内を申し出てくれました。つまり、彼の車でお店まで連れていってくれるって言うんです。いくらお休みだからっていっても、それじゃ申し訳ないと思ったんですが、結局お言葉に甘えることに・・・(汗)。

電車と徒歩で目的地に向かうのと、車でドアツードアでそこへ着いちゃうのでは全然疲れ方が違います。どえりゃー助かっちゃいましたね。逆に時間に余裕ができて、予定以外のお店を訪問することまでできました。思わず、いいお話をさせてもらえてラッキーでした。S君、本当にありがとう!でも、S君のための営業活動でもあるわけですから、彼としても半分本望でしょう(笑)。

夜は、S君の友達のT君とM君も合流しての慰労会となりました。実は、この2人も駒ヶ根に来てくれたことのある、鶴チュー軍団です。なにせ私より15歳も若い連中ですから、おじさんは負けそうです(汗)。本場家系ラーメンまで食べちゃいました。フィニッシュラーメンはダメだって言ってんのに・・・(涙)。


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青春時代

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今回の営業の重点ポイントは、横浜攻略にあります。なぜって、横浜のS君が「信濃鶴をどうしても家のそばで買えるようにしろ」ってうるさいからです(笑)。まぁ、それは半分冗談として、ご縁のある酒販店さんも何軒かできたので、今回は重点的にご挨拶回りをさせていただこうっていうわけです。

これまで神奈川方面に信濃鶴は飛来してはいませんでしたから、私としても初めての場所で土地感がないんですよね(汗)。渋谷から東横線で横浜まで向かうことになったんですが、途中で聞き覚えのある、昔懐かしい名前の駅に停まったんです。思いもしない駅名が突然アナウンスされて、私も思わず電車を降りてしまいました(笑)。

それは、私が大学時代によくつるんで遊んでいた友人の家に行く時の乗り換え駅でした。懐かしい響きでしたねぇ。もう20年以上昔のことだし、記憶なんかほとんど残ってないんですけど、電車1本乗り過ごしてもそこの空気を吸ってみたいと思わせる、甘い青春の記憶が蘇ってきました。

そいつは今で言うところのイケメンで、私と違ってよくモテる男でした。派手な遊びもよく知っていて、田舎者の私にいろいろ伝授してくれたものでした。今でも年賀状のやりとりはしてますが、最後に会ったのはいつだったのかも覚えていないくらいです。元気でやってるかなぁ・・・。

そのホームに立つと、渋谷や六本木で遊んで酔っ払ってヘベレケになっていたあの頃の私たちが、そこにいるような気が・・・。大騒ぎして、他のお客さんに眉をひそめられていたかもしれない。その駅にビジネスバックをかかえて再び降り立つなんて考えもしなかった、脳天気な青春時代を思い出したひと時でした。

その後、ヤツは綺麗な嫁さんをもらい、彼に小手先のテクニックだけを伝授された私は、今の女房で我慢・・・おっと危ねぇ。思ったこと全部口にしちゃいけないって、ヤツは言ってたっけ・・・(笑)。


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出張ブロガー

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出張に出かけるバスに乗り込むと、反射的に指をポキポキと鳴らして、携帯ポチポチ入力の準備を始める岳志です(笑)。ブログのお陰で、電車やバスの移動中に無駄な時間を過ごすことが無くなりましたが、外の景色をゆっくり眺める余裕も無くなっちゃいましたね(涙)。

このブログを始めた頃には、こんなにも出張が多くなるとは思ってはいませんでしたが、やっぱり外に出ちゃうと、移動中以外は自由に時間が取れなくなっちゃうので、ブログの更新にはある程度お決まりの手順が必要になります。蔵内ブロガーと出張ブロガーは生態が違うんですね(笑)。

私の場合には、まず行きのバスの中でその日の夜に投稿する分の記事を書いてしまいます。バスには4時間近く乗りますから、原稿1本くらいは楽勝です。そうすると、その日の残りの時間に翌日の記事を書き始められますから、かなりの余裕ができることになるんですよね。

出張ブログの場合の注意点は、夜の時間が全くアテに出来ないってことかな。どーゆー訳だか、夜にはキッチリと予定が入るんだよなぁ、これが(笑)。それはお酒に関する勉強会であったり、きき酒能力向上のための研究会であったり、日本酒消費の実態調査であったりするので、私としてはどうしてもこなしておくべき課題なんですけどね(笑)。

ただ問題は、その時点ではネタがないんですよね。携帯からアップする時には、実況生中継みたいな話題が面白いと思うんですが、まだ出張業務は何にもやってない状態ですから書くことがありまへん(汗)。仕方なく、今日みたいな話題になっちゃうんですけどね。

さてさて、花の東京が近づいてきました。お仕事頑張りましょう・・・って、ここまで書いて気がつきました。そういやぁ、今日は、ブログのアクセスカウンターが333333を越えましたっていう話にしようと思ってたんだ(笑笑笑)。


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審査結果

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先日、この春に開催された『全国新酒鑑評会』の審査結果が送付されてきました。『独立行政法人酒類総合研究所』っていうところから送られてくるんですけどね、仰々しい名前ですよねぇ(笑)。昔は国税庁の一機関だった部門が独立して法人化された形です・・・っていう説明でいいと思います(汗)。

独立行政法人になる前っていうと、審査結果はこんなにも詳しく各蔵に開示してはくれなかったんですよね。省庁再編が進む中での法人化だったと記憶していますが、いろいろと対応も変わってきています。法人化されて独立採算っていうことになったもんだから、顧客のニーズに応えてサービスを充実しなくっちゃならなくなったっていうことが一番の変化だったでしょうかね。

どのような予算で運営されているのかは分かりませんが、この全国新酒鑑票会も昔は不要だった出品料っていうのが必要になっちゃって、蔵とするとちょっとした負担増なわけですが、その代りに関東信越局単位での予選審査を通過しなくても誰でも出品できるようになりましたし、今回のような詳しい審査結果も送ってくれるようになりました。

さてさて、その審査結果を見てみると・・・惜しかったんだな、これが・・・(涙涙涙)。もうちょっとのところで金賞ラインに手が届かなかったみたいです。そんなタラレバみたいな話をしてみても仕方がないんですけど、悔しいですよねぇ・・・。簡単に言っちゃうと、昨年の入賞は金賞からは遠い得点でしたが、今年の入賞は金賞に近かったですね。

ちなみに、お酒の評価をする時っていうのは、評価の高いものほど点数を低くつけるのが一般的です。例えば5点法で点をつけるとすると、1=すばらしい、2=良好、3=どちらでもない、4=やや難点、5=難点あり、みたいな感じです。予審は5点法、決審は3点法で審査しているようです。

内容的にはもうちょっと詳しくきき酒されていて、香りの特徴として良いものと悪いもの、味の特徴として良いものと悪いものが数種類審査項目の中に設定されていて、多くの審査員がチェックを入れた項目が分かるようになっています。そんなのを見てみても、昨年よりは悪い評価は少なかったですね。

しかし、考えてみれば、合格ぎりぎりのラインなんて他のお酒もたくさんいるわけですから、ほんのちょっとした違いが大きいっていうことなんでしょうね。私と同じ思いをしている蔵元さんも、きっと大勢いらっしゃるでしょう。どんな点数だとしても、金賞以外だった蔵のみなさんは同じように悔しい思いでしょうから、それをまた来年への闘志につなげればいいってぇことでしょうかね。

こういう審査っていうのも毎年完全に安定しているっていうわけでもありませんが、得点だけで見てそれなりに全体の中での評価は上がったっていう見方もできます。つまり、今年の吟醸造りは昨年よりは評価の高い酒造りに近づくことができたっていう意味でもありますよね。そう考えれば、悪いばっかりでもありません。私の中にもあるんですよ、「あぁ、きっとアレが良かったんだな」みたいなこと(笑)。

そんじゃ、また来年はもう少し造りをバージョンアップさせて、一生懸命に金賞を狙うことにしましょう。でも、今年は惜しかったから話題にしましたけど、全然惜しい成績じゃなかったら、来年は記事にしませんから(笑笑笑)。


□□□ 来年も頑張るぞー! □□□
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勉強会

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久しぶりに、ブログ投稿テンパってます(汗汗汗)。今週末に出張が入れてあって忙しいのに加えて、いろいろと用事が立て込んでしまって、ついに時間がショートしつつある状況です。そんなことが目に見えている日は、いつもなら朝のうちに記事を書いちゃうんですが、今日はそれもままなりませんでした(涙)。

来週も何やら予定で埋まっているし、そのための準備もしておかなくっちゃだし、大事なお客さんも来るし、分かっちゃいたのにどーして今になって慌てているんでしょうか。毎度の事とは言え、自分自身に腹が立っちゃいますねぇ(涙)。用意周到にやってたはずなのに、気がつくと崖っぷちに立たされているような気分です。

それもこれも、何が根本的な原因かは本当は分かっているんです。それは・・・夜な夜な飲みに出かけなくっちゃならないからですっっっ!(笑)。その日の仕事を積み残して、仕方なく、本当に仕方なく飲みに出ちゃうと、ブログは書けなくなるし、残った仕事は気になるし、そのストレスで飲み過ぎちゃうし、いいこたぁないわな。

でも、私が外に飲みに出るっていうことは、全ては信濃鶴の拡販につながることですから、体を壊そうが寝不足になろうが、専務さんとしてはこなさなくっちゃならない・お・し・ご・と・なわけで、私も歯をくいしばって飲み歩いているわけですが、未だに女房に理解されないところを見ると、どこかに論理の不条理な飛躍があるんでしょうか・・・(汗)。

大体において、突然に呼び出されることが多い!!!「滋賀県の湖龍さんが、今ここで飲んでるから出て来い(写真1)」とか、「明日、伊那谷の酒蔵の杜氏が駒ケ根に集まるからどうぞ(写真2)」とか、「天領誉の齋藤さんとプチオフ会を週末に設定しましたから来てくれますよね」とか、みんな勝手なんだもんなぁ(笑)。

「それのどこが信濃鶴の営業になるのか」っていう素朴な疑問には目をつぶって、目を向けるべきは、かなりがブログ関係者だっていうことですかね(汗)。湖龍さんも伊那谷杜氏連中も齋藤さんもみんな、このブログにコメントをくれたり斜めに読んでいてくれたりする人たちです。そうなるってぇと場所は必然的に越百になりますし、越百に行けばお客さんのほとんどがお友達状態で、また大盛り上がりになるわけです。

さて、今日のお相手はこれもこのブログのコメンテーターのすぱいS君です(写真3)。たぶんhamaちゃんとも合流すると思います(写真4)。飲みに出る前に慌てて書いたようなブログじゃぁ、中身はほとんどありませんね(涙)。まぁ、中身がないことの言い訳をするために書いたわけなんですけどね(汗)。それじゃぁ、今日は利き酒能力の向上のための勉強会っていう位置付けでいきましょうか(笑)。


□□□ 最近お酒の記事を書いてないような気が・・・ □□□
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祝1000記事!!!

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なんの気無しでいたんですけど、ブログの記事数が1000を超えたみたいです。このブログの月別アーカイブっていうパーツのところに、過去の月別の記事数が出てるじゃないですか。その数を合計すると、たぶん1000くらいになるはずです。今となっては、多いのか少ないのか分からなくなっちまいましたが、それでもよく書いたっていうもんじゃないですかね。

FC2の管理画面から見ると、実はもっと数が多いんですが、実質的に読者の皆さんに見てもらえる記事の数でいくと、ちょうど1000個を超えたところです。あと3か月でブログ開設3周年を迎えますが、私にしては信じ難いコツコツさでここまで来ましたねぇ。最初のうちは、ブログに時間を取られている私に冷たい視線を送っていた女房と娘も、完全にあきらめ顔になっています(笑)。

この1000個の記事全てに目を通している人は、そうはいないはずです。私だって1回も読み返したことなんてありませんよ。そんなことをしている暇があるんだったら、今日のブログを書いてます(笑)。これは、それほど余裕なく日々の記事を書いているっていう左証でもあるでしょうし、実際問題、こんなに莫大な量の駄文を読み返してみても、得るものはあまりないでしょうからねぇ(汗)。

それでも、ブログ文化っていうのは、この動きの激しいコンピュータの世界にあって、思いのほか息が長いものになっているような気がします。有名人がブログで何かを告白しただとか、何かの釈明をしただとか、逆にブログを通して世に名前の出た人とかもいて、この時代の個人からの情報発信ツールとしては、右に出るものはないんじゃないでしょうか。

おかげ様で、このブログの周りにもいろんな人が集まってきてくれて、本当にうれしく思っています。一緒にブログを書き続けている人、コメントをくれる人、街で声をかけてくれる人・・・人とのつながりは確実に増えたと思います。そんな連中が北海道まで遊びに行ったり、駒ケ根に集ったり、思いがけない人の輪を広げていきます。

ただ、読者は私を知ってくれていても、私がその人がこのブログを読んでくれているっていうことを知らない片側通行の場合の方が多いかもしれませんね。ですから、初対面の人と話をしていても、突然「ブログ拝見してます」なんて言われることも度々あって、最近はちょっと身構えていたりします。最初からとてもフレンドリーに話をしてくれるような人は、その可能性が大です(笑)。

アクセス数でいけば、多い日で600近く、週末は300くらいになります。平均すると400から450っていうところでしょうか。これだけの数の人に読んでもらえるような内容じゃないことは私が一番よく分かっていますし、読者数が少しずつ増えるに従って、自分の記事に対する無責任さ加減もちょっと怖かったりするんですけどね(汗)。

コメントもたくさんいただきましたねぇ。総数5600以上です。そのうちの半分は私のコメントバックですから、延べ2800人の読者とブログ上で会話できたことになります。バーチャルとリアルの中間のようなお付き合いですが、楽しい思い出ばかりをいただいています。もう、思いだせない方もいますから、コメント友達リストでも作っとけば良かったですかね(汗)。

ブログランキングでも、常に上位に置いていただいていて、皆さんの応援クリックにただただ感謝感謝です。トップページにいますから、やっぱし少しは目立つわけで、「あいつができるんなら」と、ブログを始めたりランキングにエントリーしたりする仲間も増えました。最近元気のいい、ランキングへの新参者を下に紹介しておきますから、また応援してあげてください。そのうち私が抜かれるかもしれませんが・・・(汗)。

今となっては、ブロガー生活から足を洗うタイミングは完全に逸しているわけです(涙)。ブログが全然不人気になるか、法律でブログを書いちゃいけないなんていうことにでもなれば、私も心おきなく止めちゃうんですが、何にも書かない日常もつまらないかもしれません(笑)。まだまだ書き続けますから、皆さんこれからもよろしくお願いします!

》》》》》》》》》》 【なんかスゲー勢いで順位を上げてる米子ブログ】
》》》》》》》》》》 【このブログの名コメンテーターZENさんのブログ】
》》》》》》》》》》 【錦本店第3の男が始めたブログ】
》》》》》》》》》》 【秘伝を授けた籠屋さんのスタッフブログ】


□□□ もうじきアクセスカウンターが333333になります □□□
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週末

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「みんな、無事に遠軽までたどり着いて、bossに会えたかなぁ」と考えながら過ごした日曜日でしたが、実は私にとっては珍しく家でゆっくりできた1日だったんです。これまで、全くと言っていいほど家のことに手を付けていませんでしたから、家の中や物置を掃除したり片付けたりする仕事から始めました・・・って言っても、女房の命令なんですけどね(汗)。

娘が中学に入学しましたから小学校時代のものもまとめてしまわなくっちゃならないし、その場所を確保するためには物置の大掃除も必要だし、冬の間ほっぽらかしになっていた私の管理下にあるべき諸々も整理し直さなくっちゃなりません。上を下への大騒ぎの中、ホコリまるけになって格闘しました(笑)。

それでも、どこそこノンビリとした気分でもあって、男の手料理を久しぶりに作って庭で食べたり、そこでちょっと飲んじゃったもんだから(汗)、ゆっくりお昼寝もしちまいました。家族とそんなふうに過ごせるのも、夏の4ヶ月くらいのものです。久しぶりにゆっくりとできる日に、会社のことはしばし考えずにいたバチ当たり専務さんですな(笑)。

そんなボーっとしている私の手に、あまり見慣れない虫が1匹。何だコイツは?歩く姿はかなりコミカルなんです。精密なロボットみたいな感じに6本の足をワシャワシャと交互に動かして、触角をヘロヘロ振り回しながら歩きます。体長3ミリくらいかな。たぶん羽があって飛べるんだろうけど、いつまでたっても私の手の中を行ったり来たりしているだけで離れてくれません。

あまり攻撃的でないオーラを感じたのか、どうやら危険ではなさそうな平原で、何か美味しいものでも探しているんでしょうか。いい風に吹かれて、気分もリラックスしていた私はいつまでもそいつの動きを観察していたんですけど、平和な一瞬でしたねぇ。今、正に自然の一部になって、空と同化したようなひと時でした。

どんなに最先端の技術を使おうとも、人間は命を創りだすことはできません。命っていうのは自然の中からわき出して、次の世代を産み落として、自然の中に帰っていくものなんでしょう。人間だって、生まれて、子供を作って、死んでいくだけ。このはかないサイクルを編み出したのは、神の仕業としか言いようがないんじゃないかな。

この小さな生き物を遺伝子レベルで解析しようが、この大きな空を相対性理論で説明しようが、結局人間は自然から学ぶことしかできない。人間が自然の上をいくことはあり得ないわけです。そこを履き違えると、自然から手痛いしっぺ返しをくらうような気がするんですけどね。既にそんな例は、枚挙にいとまがないくらいあるような気もします(汗)。

人間の身長が約2メートル、この虫の体長が約3ミリ、お酒の酵母菌の大きさが約5ミクロンとすれば、オーダーとすると約1000分の1ずつになっているわけで、もし酵母菌がこの虫の脚にでもひっつけば、私がこの虫を見る感覚で、この虫は酵母菌を眺めることになるのかもしれません。そしたら、この虫はきっと私と同じようなことを考えるわけです(笑)。

私にいろいろと考えさせて、酵母菌の大きさを何となく実感させてくれたこの虫、夜になってブログを書こうと思ってパソコンに向かえばそこにいるし、次の日の朝には娘の持ち物にくっついていました。そんなに大発生しているのかなぁ。それとも、あれは神の化身だったのか・・・(笑)。


□□□ ゆっくりした後は仕事仕事! □□□
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メガオフ会in遠軽

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bossからメールが入ります・・・
『ラーメンの直後のジンギスカン
喰うわ喰うわ
あさっちは飲みまくり
岳ちゃんありがとう
嬉しいよ』
・・・駒ヶ根軍団は、順調にやっちゃってくれているみたいです(笑)。

北海道の遠軽町まで行けなくて残念だなんて、百万回口にしてみたって仕方がないやね。行けないつまんなさよりも、私の仲間達が私の気持ちもbossのところまで運んでくれて、どのくらい楽しんでいるのかの方が気になるし、半分は自分も行っているような気分になっているっていうのが本当のところです。

って今ブログを書き始めてみると、また「ピロロローン」とメールが入ります・・・
『始まったよー』
・・・って(笑)。

さっきはお昼ご飯に、たぶんブログで話題の『のぶりん』でラーメンをたべてから、その場でジンギスカンに突入したっていう感じですが、今度の写メはどこかのお座敷で宴会が始まった様子。たぶん駒ヶ根の連中は、昨日の夜からっていうか今朝早くからっていうか、ずっと飲んでるんじゃないかと思います。仕方がないので、私も一緒に駒ヶ根で飲み始めました(笑)。

次のメールには、みんなで佳境に突入している様子が・・・
『みほこちゃんはシマエビを喰うのが上手
 みんな素敵な人たちだよー
 なんかこれってすごい事だなーって思う』
・・・と、何か食べまくっている様子のテーブルが映し出されています。

やってる、やってる!たぶんまだパナシェには行ってないんでしょう。そんなに早くから出来上がっちゃっていいのかな。黄身ちゃんとaSaっちは、ある程度のところまでブログでリアルタイムに状況を報告してくれていましたが、それもシマエビを食べ始めてしまったこの時点では、全くの音信不通状態に。何とか頑張ってくれているえっちゃんブログだけが頼みの綱です(笑)。

その後には・・・
『カラオケタイムー
 すごいね、みんな』
・・・ほとんど真っ暗な写真の中でピースしているのは、たぶん駒ヶ根の夜のカラオケ王isuzuさん。

今回の駒ヶ根メンバーは、カラオケには一言あるツワモノばかり。いつもの「いいぞ!いいぞー!」のノリで大騒ぎしているに違いありません。サンセールさんや、元坂夫妻は去年駒ヶ根でその洗礼を受けていますが、bossは遠軽まで出張しての儀式に相成りました。たぶん連中の勢いに相当に驚いてくれたはずです(笑)。

その後はbossからのメールも途絶えてしまいました。ついにみんなは、あこがれのパナシェへ突入したんでしょう。今頃エンドレスなカクテルパーティに興じているはずです。こいつは素直に羨ましいっ!駒ヶ根軍団は7名、それに仙台からはハッピーさんが駆けつけているはずです。地元の人たちもいれば、ハチャメチャな交流会になっているんじゃないかなぁ。

スゴイやねぇ、人と人とのつながりって。私がブログを書き始めた時には、3年後にこんなことが起こるなんて、いったい誰が想像できたでしょう。少しでも多くの人に信濃鶴の宣伝ブログを見てもらわなくっちゃならないからって登録したブログランキング。その上位にbossが君臨していました。

そのうちに、どういう経緯だったのか忘れちゃいましたが、サンセールさんとトーコさんともブロ友になって、トーコ&オヤジダンサーズが結成されました。そして、昨年は駒ヶ根でのメガオフ会。今年は遠軽でのメガオフ会パートⅡ。もう今年は、私なんかいなくたって、勝手に話が進んでしまいました(笑)。

bossには必ずどこかで会えるでしょう。もう、会っているようなものなのかもしれないしね。boss、本当にお手数をおかけしますけど、連中の面倒を見てやってください、よろしくお願いします。そして、ありがとう。これからも、駒ヶ根をよろしくね!


□□□ 駒ヶ根軍団は、明日は無事で帰って来いよー! □□□
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経営フォーラム(おまけのつづき)

昨日は、バウムクーヘンの作り方講座みたいな話になっちゃってすいませんでした(笑)。私があのお菓子工房を見て思ったのは、たった一品に秀でた洋菓子部門なのに、会社の業績をガンガン伸ばすほどのパワーを出すなんてスゲーなーっていうことでした。そんな事を言おうとしてたのに、バウムクーヘンの作り方が面白かったもんだから、ついついそっちの説明に力が入っちまいました(汗)。

ある一芸に関しては絶対に誰にも負けない技術を持つっていうことは、私の長年の夢でもあります。お酒造りの技術なんて、今の時代、ほとんど教科書的な作り方は公開されていて、昔のように秘伝みたいな部分はごく一部だと言っていいと思います。ですから、お酒造りの技術っていう大きなくくりでは、誰にも負けないなんていう高みに登ることは不可能でしょう。

しかし、ある特定の造り方であるとか、特定の種類であるとか、限られた味の範疇であるとかに関しては、それだけを追求し続けることで、特化した独自の領域を作り出すことはできるかもしれません。お酒は嗜好品ですから、それが一番であるとか二番であるとかいう順位をつけることができる世界ではありませんが、それがある程度の人の支持を受けるのであれば、唯一無二の領域は目指すべき価値のあるものだと思います。

お酒の場合にはちょっと分かりづらくなっちゃうかもしれませんが、このバウムクーヘンの例は単純です。しかし、当然のことながら、バウムクーヘンが美味しいからっていうだけの理由で会社が急成長できるわけなんてありません。そこには経営サイドによる、周到な経営戦略の下地があったことに疑いの余地はないと思います。

まぁ、その部分は今回は置いといて、いろんな一芸があるっていうことを今回の経営フォーラムを聞いていて思ったんです。何も作り出すものを対象として一品なり一芸なりでなくてもいいって感じたんですよね。例えば、特別に美味しいバウムクーヘンとか、絶品の純米酒っていう目に見える製品や商品ばかりじゃないっていうことです。

お好み焼きの『千房』さんの場合、当然そのお好み焼きは平均レベルよりは高い美味しさでしょうが、社長さんの話を聞いていると、この会社の一芸は人材教育かなぁとか思うわけです。お話を聞いていると、きっとこの会社の社員には社長の経営哲学や人生経験がしっかりと行き渡っているんだろうと思われました。

フォーラムの中で話題に上った病院では、とてもすばらしい医療がなされているっていうお話でしたが、聞いているとホスピタリティっていう一芸があるように感じましたね。それは患者さんに対してばかりではなく、一緒に働く同僚にまでも向けられていて、患者さんも働いている看護士の皆さんも、他とは比較にならないほどの満足感をその病院なり病院長さんに持っているんだそうです。

コメントにもいただきましたが、商品としての一点集中はヤバイ場合もあるでしょう。それが下火になった場合とか、更に上をいく競合商品が出てきたような場合には、一気に落日の憂き目を見ることになりかねません。でも、一芸に秀でるというスタンスなら、その他の分野への応用もできるでしょうし、物事の捉え方の要領が次の一芸の獲得に役に立つんじゃないですかね。

ある居酒屋の名物料理は『つくね』なんです。ほとんどのお客さんはつくねを注文します。そこの店主が、「このつくねさえあれば、オレは女房と従業員くらいはどこででも養っていけるさ」っておっしゃってました。「この純米酒さえあれば、オレはこの会社をずっとやっていけるさ」って言えるようなお酒を目指してるんですけどね。きっと、そんなお酒はないんでしょうから、それに向かって努力する姿勢こそが一芸足り得ればいいのかもしれません。


□□□ ようやく、このシリーズ完結です(汗) □□□
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経営フォーラム(おまけ)

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最近のこのブログは(つづき)ものが多いですね(汗)。そして、最後に(おまけ)で終わるというのがお決まりのようで・・・(笑)。今回、この『経営フォーラム』の話題の最後は、当日の話題とは全く方向違いなんですけど、溜まっていた写真を見ていて思いついたことを書いて締めくくりにしようと思います。

この写真、何を作っているのか分かりますか?誰もが知っている洋菓子です。そうです、シュークリームですね・・・ハイ、そこのあなた、いくらこのブログがだらだらブログだからって、適当に読み流しているとシュークリームで納得しちゃいますよ(笑)。「岳志さんのブログは長いから、最初に興味がわかないと後は飛ばします!」ってなことを言われていますから、ちょっとサプライズを埋め込んでみました(笑)。

シュークリームじゃなくって、バウムクーヘンですね。このお菓子屋さんで見ていなかったら、私はこの写真からじゃぁ分からなかったでしょうねぇ。ちょっと分かりづらいですが、後ろにある機械の中で、長い棒に生地を塗りつけながらそれを焼いているんです。薄く塗っては少し焼くっていうことを何回も何回も繰り返すから、あの年輪みたいな模様ができるっていうことが初めて分かりましたよ。

あの機械の中では、そういう棒が何本も回っているんですが、そのうちの1本が完成すると、一番手前に写っているような、細長い筒状のケーキの生地みたいなやつができるわけです。そして、中の人が作業をしているように、それにある一定の幅でクルクルと回しながら切れ目を入れていくと、通常私たちが目にするバウムクーヘンの出来上がりです。

この出来たばかりのバウムクーヘンが飛ぶように売れていくわけです。それも、賞味期限はその日限りだっていうのにです。『おひとり様3個まで』って書いてありましたが、3個買いをしていく人が多かったですよ。それほど値段も高くなかったし、何でこんなのがって思ったんですが、東京のデパートでは行列ができるんだとか・・・。

食べてみると、私たちが知っているバウムクーヘンとは違って、フワフワした食感なんですよね。普通のバウムクーヘンって、出来上がったものから空気を抜くような工程を経て、あの硬さのものになるらしいですね。そういう工程を経ないとすぐに型崩れしちゃうもんだから、賞味期限が当日までっていうことになるんですかね。

このお店は、滋賀県近江八幡市にある『たねやグループ』の洋菓子部門『クラブハリエ』さん。和菓子専門店だった『たねや』さんが洋菓子も作るようになって、近年業績はうなぎ上りだっていうことです。この15年で、売上は約3倍になっているそうです。簡単に3倍って言っても、173億円とかいう世界なんですけどね(汗)。

その原動力になっているのが、このバウムクーヘンらしいんですよね。洋菓子の会社はいくらでもあるでしょうが、きっといろんな種類を作っているのが一般的でしょう。しかし、このクラブハリエさんは、とにかくバウムクーヘンがメインなんだそうです。それしかないなんていうことはないでしょうが、クラブハリエって言ったらバウムクーヘンって答えが返ってくるくらいに特化しているっていう話でした。

なんか、バウムクーヘンの作り方みたいな話になっちゃいましたが(汗)、私がここを訪れた時に思ったのは、一品に秀でるっていうことはすごいパワーなんだなぁということです。それが本題のはずだったのに・・・仕方ないから、もう1日だけこの話にお付き合いください。明日につづきます。


□□□ 飽きちゃうんだよねぇ、こういうネタは(汗) □□□
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経営フォーラム(つづき)

しかし、私がこういう講演を拝聴していつも思うのは、私の場合には、こういう話をいくら聞いても99%は身には付かないっていうことです(涙)。自分で気が付いたようなつもりになっても、それを実践して成果に結び付けられたことはこれまでありません。決してこういう講演会に対して否定的になっているわけじゃぁありませんし、聞かないより聞いた方がいいに決まっているとは思っていますけどね。

お話を聞いたその日は覚醒状態になっていて、何か視界がクリアになったような気がしているんですが、日を追うごとに冷めていっちゃうんですよねぇ(汗)。ただし、今自分が実際にやっていることと同じ考え方が話題の中に出てくると、大きく共感できて、背中を押してもらったような気にはなりますね。自分は間違ってないかもしれないってね。

自分でつかみ取ったわけでもない成功体験を、あまり人からたくさん聞いちゃうと、知識ばっかり増えちゃって、「そんなこと知ってる」とか「これはあの人が言ってたことだ」っていうことになって、自らの内から湧き出た気付きに対する感度が低くなっちゃうんじゃないかなぁ・・・っていうのは、私の編み出した言い訳ですけどね(笑)。

『知っている』っていうことに関しては、そのレベルに相当の開きがあると思います。「キリンって知ってる?」って聞かれたら、大抵の人は「知ってるよ」って答えるはずです。「背が高くて、首が長くて、色が黄色くて・・・」ってね。でも、触った感じだとか、体の匂いだとか、どんなものを食べるのかまで知っている人は少ないでしょう。

我々が知っていると思っていることなんて、ほとんどがその程度のことなんじゃないかな。ごくごく中途半端な知識でしかないんですよね。知識がないよりはあった方がいいっていう考え方も当然あるでしょうが、その知識が邪魔をすることだってあると思うんです。本当にそれを自分のものにしようとした時にね。

全く知識もなく人生で初めてキリンを見た人と、図鑑で知識が中途半端に頭に入っている我々では、キリンを目の前にした時の観察力が断然違ってくるんじゃないですかね。「何だこのヘンチクリンな生き物は?」っていうのと、「思ってたより大きいんだなぁ」程度の見方では、家に帰って子供に話して聞かせる自分の中に残っているものの深さが全く違う。

体験を飛び越えて頭に入ったことなんて、実は身になんか付くわけないと思うわけです。こういう講演会の場合はある意味で、その人を目の前にして、その人の言葉によって、その人がやってきたことを疑似体験しているっていう感じなので、その時は半分リアルなのかもしれません。でも、それが終わると、単に頭の中だけの話になっちゃうし、2回目に聞いたら「もう知ってるわこの話」っていうことになるのも確かです。

ですから、今ではこういう講演会は、音楽のコンサートを聴きに行くようなつもりでいくんです。音楽を聴くと心が洗われるような気持ちになるじゃないですか。それと同じで、少しモヤモヤとしていた部分に喝を入れてもらいに行くような感じでしょうか。だから、気持ち良かったら寝ててもいいんです(笑)。

もしも、聴いている人が何か楽器を習っている人だとしたら、どんなに立派な演奏を聴いても自分の技術が向上するわけじゃぁありませんよね。その技術をモノにするためには、結局は自分で必死に練習するしかないわけです。でも、素晴らしい演奏を聴いておくことは、今後の上達にきっと役に立つことでしょう。

いろいろ屁理屈を並べましたが、そうじゃない人もたくさんおられると思います。こんなこと言ってるっていうこと自体、私の力量の狭さを露呈しているのかもしれません(汗)。いずれにせよ私のようなタイプの人間は、こういうためになる話は、人生で数回聞くくらいの方が自分のものになるのかもしれませんね(笑)。


□□□ こりゃまたacbさんに怒られるな(笑) □□□
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経営フォーラム

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久しぶりに、このテのフォーラムに参加させてもらいました。『伊那経営フォーラム2009』。主催は伊那市にある青年会議所さんです。私は定年(40歳)になるまで駒ケ根の青年会議所に所属していましたから、隣の青年会議所の事業には昔からお邪魔することも多かったですね。ちょっと、数年前の自分も思い出して懐かしかったりしてね。

今回は、その伊那青年会議所に所属している、『井の頭』の蔵元U社長と、『仙醸』の蔵元K社長に強引に誘われて出ざるを得なくなったっていうのが正直なところ(汗)。こういう一般から参加者を集うようなイベントを開催する時っていうのは、その成否はどのくらいの人に集まってもらうかにかかっているわけで、とりあえず人足集めで呼ばれた様なものなんですけどね(笑)。

しかし、行ってみてビックリ!すごい数のお客さんなんですよ。会場の伊那文化会館はほぼ満員状態でした。1000人くらいはいたんじゃないかと思います。私の同業者の『大雪渓』醸造元のUさん(女性)や『木曽路』醸造元のYさん(女性)にも会えました。彼女たちも、別の会議の時に伊那の2人に勧誘されたんでしょう。若い2人にはいい勉強の機会だと思いますね。自身のブログにもその辺のことが書いてありましたよ。

この時点でイベントとしては成功したも同然なんですけど、内容もまた素晴らしかったですね。『ザ・リッツカールトン・ホテル・カンパニー』日本支社長の高野登さんと、お好み焼き専門店『千房』代表取締役の中井政嗣さんのお話を聞いてきましたが、とても面白く中身の濃い講演だったと思います。昔、大阪に行った時に千房でお好み焼きを食べたことがあったので、少し親近感もありましたね。

リッツカールトンの支社長って聞いて、『あの人』も絶対に来ているはずだと思って見回してみましたが、お客さんの数が多くてとても分かりませんでした。でも、翌日ブログを拝見したらやっぱりその記事になってましたから、お見えになってたっちゅうことですね(笑)。開演に先立って「撮影や録音はするな」っていうアナウンスがあったので私は控えてたんですが、彼のブログにはしっかりと載っていますから(笑)、そちらの方もご覧くださいね。

一般的に言うところの企業経営の成功者の方々のお話をお聞きする機会っていうのはそれなりに身の回りにあるわけですが、私の場合半年は蔵に入っていて時間がないし、半年はそれを挽回するために外に出ることが多くなるような生活がこの数年続いているので、今回は久しぶりにその雰囲気に自分を浸してみようっていう気持ちもあったんです。

行けば、まず間違いなくいいお話が聴けますし、勉強になることが多いですよね。特に今回の中井さんの講演は、私がこれまで聞いたものの中でも頭抜けて面白かったものの内のひとつでした。やっぱりご自身で苦心して最初から積み上げてきた人には、誰に何を言われようと揺るがない哲学があるし、その苦労話も笑いあり涙ありの小劇場なわけです。

私のような人間が口にすると多少は異論反論が出てきそうな内容でも、中井さんの体験に裏打ちされた自信によってズバッと言い切られると、そうだろうなぁと胸に落ちてしまうからさすがです。大阪人らしく笑いをとりながらも、その中に重要なエッセンスを散りばめていく講演は、経営のプロなんだか講演のプロなんだか分からないくらいでしたね(笑)。

思い出されることをひとつだけ挙げるとすれば、昔の尋常小学校の教科書に書いてあること、それは、「親を大切にしろ」とか「仲良くしろ」とか「物を大切にしろ」とか「食べ物に気を付けろ」とか書いてあるみたいなんですが、当たり前過ぎて今の世の中で忘れ去られちゃったそんなことが、会社の経営でもいかに大切かっていう話ですかね。

他にもためになる話が多過ぎてここでは書き切れませんが、皆さんのブログでも紹介されてますから、読んでみてくださいね。ちょっと長くなりましたから、明日のつづきにしましょう。

》》》》》》》》》》 【『あの人』っていうのはacbさんのこと(笑)】
》》》》》》》》》》 【『大雪渓』の美女ブログ】
》》》》》》》》》》 【『木曽路』の美女ブログ】
》》》》》》》》》》 【主催者『井の頭』の社長ブログ】


□□□ 本題はまた明日 □□□
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