専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

餌食

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先日、珍しくこのブログにトラックバックがしてありました。誰だろうと思いきや、私のブログ師匠であり、大いなる天敵(笑)でもあるacbさんのブログからでした。「なになに・・・」とその記事を読んで、思わず噴き出すやら、涙するやら、感慨に浸るやらで、楽しく読ませていただきました。

何度もこのブログには登場している話ですが、私はこの地元の機械メーカーの社長であるacbさんに、ブログの書き方を教えてもらったんです。相当に強力なプッシュをされて、半ば強引にブログの世界に引きずり込まれました(笑)。今となっては、引きずり込んでもらいましたっていう気持ちの方が大きいですけどね!

そのacbさんも、私のこのブログが、長い間ブログランキングの上位に食い込むことになろうとは思ってもみなかったはずです。当然、私だってそうでした。最初は仲間内でとにかく毎日クリックすればある程度の順位までにはいくだろうから、少しは見ず知らずの一般読者の目にも触れて、信濃鶴の宣伝ができるんじゃないかっていう程度の認識でブログランキングにもエントリーしたんです。

「信濃鶴が全量純米酒だなんて誰も知らねーじゃんか!」っていうのが出発点でしたね。どんな方法でもいいんだから、信濃鶴について知ってもらう努力をするべきで、ついては手間はかかるんだけどお金はかからないブログっていうのを岳志にやらせようって、とある経営勉強会で盛り上がったわけです。

その後のacbさんの押しの強いこと強いこと・・・ついに私はブログを始めることと相成ったわけです(汗)。詳しくは下の過去記事を読んでいただくとして、それと同じような経緯でブログを始めた(始めさせられた)男が(餌食が)、駒ケ根のまちに新たに出現したらしいんですよ。全くもって、ご愁傷様なことです・・・(笑)。

その餌食、イヤイヤその幸運な男は、このまちの本屋さんです。acbさんはこの本屋の株主らしくて、株主総会か何かの時にそんな話になったみたいです。その彼は私のように抵抗することはなく、割に素直にブログを書き始めたようですね。でも、acbさんのブログを読むと、やっぱり強引に教え込んでいるみたいですが・・・(笑)。

本屋さんだけあって文才はあるでしょうから、面白いブログになるでしょう。もし、この本屋ブログがヒットするようなことになれば、acbさんは相当目利きのブログプロデューサーっていうことになりますね。彼の眼鏡にかなったブロガーは必ず成長して商売もうまくいくようになる、なんてぇことになるとすごいけどなぁ。

私としても、決してこのブログが商売に直結しているわけじゃぁありません。それでも、信濃鶴のことを知ってもらえるいい媒体になっていますし、それよりも何よりもいい仲間ができるもんねぇ。いったい駒ケ根に何人ブロガーが誕生したことか。それも飲兵衛ブロガーばっかし(笑)。駒ヶ根以外にも、旧知の間柄のような友人がたくさんできました。そんでもって、みんな仲がいいんだな、これが。

この本屋さんも、最初は顔の見えない人たちがウロウロとしている暗闇に向かって話しかけているような不安な気持ちもあるでしょう。そのうちにブログ上でのバーチャルな仲間ができて、更にそれがリアルになるうれしさも味わうんじゃないかな。だって、バーチャルな友達から北海道のカキは送られてこないもんねぇ(笑)。

なにはともあれ、acbさん発掘のブロガー第2弾のゆく末を、皆さんも温かく見守ってあげてほしいと思います。acbさんも、私に対してはブログについてとやかく言えなくなってきたので、次の餌食を探していたんだと思います(笑)。私は、まるで2年前の自分を見ているようで、うれしいったらありません(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【事の顛末が書かれたacb師匠のブログ】
》》》》》》》》》》 【acbさんの餌食になった本屋さんが始めたブログ】
》》》》》》》》》》 【岳志がブログを書き始めたいきさつ(1)】
》》》》》》》》》》 【岳志がブログを書き始めたいきさつ(2)】
》》》》》》》》》》 【岳志がブログを書き始めたいきさつ(3)】


□□□ 本屋さん頑張れー!!! □□□
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分かりました

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ハッ!と気がつきました。最近ブログがスランプだとか言って、乗り気でないようなことを書いてきましたが、たぶん原因はこれだな。ネタがないわけじゃあないし、書きたくないわけでもない、何となく書きづらいっていうだけで、自分でもよく分かってなかったんですが、思い当たるフシがありました。

それは何かっていうと、蔵での生活リズムが昨年までと少しだけですが違ってるんですよね。なぜかっていうと、こりゃぁもう麹の育て方が変わったっていう一言に尽きるわけです。変わったって言っても、麹の生育法なんてそう大きく変えられるもんじゃありませんから、ほんの少しのことなんですけどね。

1日の生活時間の割り振りの自由度の高い夏とは違って、造りの期間は全ての生活リズムは麹菌と酵母菌に合わせたものになります。人間の都合はどーでもいいんです。彼らの増殖やら発酵やらの活動の合間の必要な時に、必要な手助けをしてやらなければなりません。あくまでも、人間はお手伝いに徹するわけです。

朝起きたら何、朝ごはんを食べたら何、午前中に何、お昼前に何、昼ごはん食べたら・・・と、寝るまでスケジュールが決まっちゃってるんですよね。分刻みとは言いませんが、10分刻みくらいで動かなくっちゃならない時だってあります。もう、自分を人間だとは思わずに、ちょっと大きな麹菌くらいに思っていた方がいいんです(笑)。

特に麹菌は種をまいてから、2日くらいで仕込みに使用する状態まで仕上がってしまいますから、短期決戦なわけです。この間に何回も手を入れる作業があって、それはもうタイミング的にも作業時間はほぼ決まっています。その作業の合間に、私たちはご飯を食べたりお風呂に入ったり寝たりする時間を割り振るわけです。

更に悪いことに、今日の朝麹を引き込んで出来上がりになるまでそれだけに集中できるかっていうと、次の日の朝には次の麹を引き込まなくっちゃなりません。その時点では前日の麹はまだ半分しか仕上がっていないことになります。ですから、常に成長段階の1日ずれた麹を並行して面倒を見ていくことになります。

そんなこんなで、やらなくっちゃならない作業が常に重複したような形になっちゃって、頭の中がウニになりそうですが、まあ、本職でやっていけばそんなことはありません。読者の皆さんを煙に巻くような書き方してますが、それを日本中の造り酒屋がやっているわけで、本当は慣れちまえば誰にだって分かることなんですけどね(笑)。

そんでもって何が言いたいかっていうと、今年の信濃鶴の造りでは麹の作り方をちょっとだけ手直ししたもんだから、手入れ作業の時間がずれてくる部分があって、それが私の生活時間帯にも変化を及ぼしてるんです。そうしたら、晩御飯を食べる時間が少し遅くなっちゃって、何かこれまでと夜の時間配分が違うんだよねぇ。

そんなわけで、ブログを書く時間っていうのが昨年よりもまとめて取りづらいっていうか、まだこの状況に慣れてないっていうのか・・・なんです。で、どーも去年までと同じ勢いに書けないもんだから、何となくノリが悪いっていうか、記事を書きにくいような感じを知らないうちに抱いているんだと思うんですよね。

だからってブログを書かないわけにはいきませんから、今年の状況に合わせた記事の書き方に体を合わせていかなくっちゃなりませんね。こんな他愛もないことですけど、毎日の生活にブログが溶け込んでしまっている私には、案外大きな影響なのかもしれないと思ったんです。本来は、自分の生活に合わせたブログにすればいいんですけどねぇ(笑)。


□□□ 頑張ってブログ書くぞー! □□□
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海の幸(遠軽編)

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昨日、アワビとカキの記事を書いたら、どうやらその日のうちに北海道は遠軽町から、海の幸第2弾がやってきていたようです。連日の食べ物記事、それもカキの記事になっちゃいますが、これも書かずにおれないのでヒンシュク覚悟でいっちゃいましょう。なにはともあれ、bossありがとー!!!

昨日のえっちゃんのブログに、bossから荷物が届いてからの顛末が書かれているので、大体の流れは分かりました(笑)。駒ケ根の皆様へっていうことで送っていただいたみたいでしたが、みんなのタイミングが合わなくて、少し残念だったようですね。せっかく生や半生(?)くらいで食べられそうなものもあったみたいですが・・・。

私のところへは、夜中にえっちゃんがカキフライにして届けてくれました。前日に生ガキとカキの天ぷらは食べていたので、カキフライは絶好の穴場でした(笑)。夜ひとりで、カキフライと鶴で美味しく一杯やりましたよ。欲を言えば、生でいっときたかったんですが、状況が悪かったですね(汗)。

まだ見ぬ遠軽町はどんな所だか分かりませんが、シマエビにカキにホタテにと、やっぱり海無しの信州人からすると美味しい海の幸が一年中手に入る、羨ましい環境に思えちゃいますね。北海道ですから、当然寒さは厳しいんだろうし、生活するには大変な面もあるでしょうけど、シマエビにカキにホタテたちはそんなことを忘れさせちゃいます(笑)。

boss自身は漁業権を持ってないのかもしれませんが、昔の彼のブログにシマエビ漁を手伝っている旨の記事があったと思いますから、bossだって海の男の気質は持っているに違いありません。それも、最果ての北の海ですから、厳しく引き締まった顔つきの、多くは語らない、男の中の男・・・ではなさそうですけどね(笑笑笑)。

まだ実際にbossに会ったことはありませんが、『激走ロードバイク』のDVDを見ていますから、大体の雰囲気は分かっています。ブログの印象よりもシャイな感じなんじゃないかと思いますが、私のブログ仲間で彼に会ってそれが分かっているのは、たぶんハッピーさんだけじゃないかな。いつ彼に会えるのか、本当に楽しみです。

そんな彼らが持っている実際の生活にリアルに密着した海っていう感度と、私たちが海に抱いている憧れみたいな部分は、きっと相当な乖離があるんでしょう。「海の幸だー!」なんて大喜びするのは、海がなくて、更に高い山に囲まれまくっている長野県人の大きな特徴だったりなんかして・・・(笑)。

信州に向けて贈り物をするんなら、個人的には海の幸が一番だと思いますね。逆に私たちが海沿いの人に何を送ったら喜ばれるかって考えると、考えちゃうんですよねぇ。海沿いには畑や山がないっていうんなら野菜や山菜を送ればいいと思いますが、そんなこたぁないしねぇ。たくさん採れるんなら「松茸です、どーぞ!」ってやってみたいですが、自分の口にも入らないもんね(涙)。

期せずして、連日海の幸を御馳走になって、海に思いを馳せた2日間でした。それと同時に、送ってもらった皆さんに何かお礼をって考えるんだけど、あまり思い当たらなくて悩んでいる2日間でもありました。

》》》》》》》》》》 【バタバタしていたえっちゃんの様子】
》》》》》》》》》》 【ハッピーさんがbossに遭遇した様子】


□□□ 入れ替わりが激しいですね □□□
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海の幸

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ここのところ、蔵の生活が始まってひと月ほど経って体調的には慣れてきたんですけど、ブログのネタ選びがスランプだなんて先日記事にしたら、「ドンマイ!ドンマイ!」のコメントをいただきました。ありがとうございます。「あんなウダウダした記事、読んでないわよっ!」と言い捨てたのは、私の女房だけでした(涙)。

そこで、何も気にせず、酒造りの話じゃぁなくて食い物の話をいっときましょう。こりゃぁねぇ、ネタ選びがどうこうの問題じゃなくて、食べたら記事にせざるを得ない代物でしたから、結局何があっても書くんですけどね(笑)。カキとアワビでんがな!陳腐な言い方で申し訳ないんですけど・・・激ウマでっせぇ。

性懲りもなく、これもいただき物なんです。今年の夏に仙台の錦本店にお邪魔した時に、サンセールさんと一緒に訪問させてもらった気仙沼の近くの大越商店さんが送ってくれました。あの時に連れて行ってもらった、お店の裏に広がる入り江で獲れたものなんだと思います。「アワビはあの辺で獲れるんですよ」なんて、説明してもらったっけ。

それにしても羨ましい話です。あの時にはウニをたらふく御馳走になりましたが、自分の家の裏の海で、ウニやアワビやカキが獲れるんだもんねぇ。そんなの、一般的には全て高級食材じゃん。居酒屋や料亭や寿司屋で食べたら、目ん玉飛び出るほどの金額になるでしょう。そんなに食べたことないから、分からんですけど・・・(汗)。

でも、晩御飯にいただきながら思ったのは、家の裏の湾で自分で獲ったアワビやカキっていうのは、信州人の私達が裏山で採ったキノコやワラビみたいなもんで、地元の人にとっては正に自然の恵みの、ありふれた食べ物なんじゃないかっていうことです。私たち山猿は、見ただけでも大騒ぎしちゃいますけどね(笑)。

ウニ、アワビ、カキなんて聞くと、とかく私たちは酒の肴や寿司ネタっていうイメージを持っちゃいますけど、地元の人たちにとっては、いつものご飯のおかずなんじゃないんでしょうかね。漁業権を持っていて自分で獲ったものだとすれば、尚更でしょう。いい値段がつくんでしょうから、そうばかりとも言えないのかな・・・。

食べ方は、「とにかく、生で食うべし!」という御指導でしたので、生でいかせていただきましたよ。もし、カキが生で食べづらいということならば、フライよりも天ぷらの方が味が分かってベターだとも教えてもらいました。私もカキのテンプラ大好きなので、半分は天ぷらにしてもらいました。

味は、美味いに決まってるんです。昨日獲れたようなものを送ってくれてるんですからねぇ。アワビはコリコリとした食感ながらも、身は柔らかく、味がありました。カキはプリプリでジュルジュルでした。やっぱり仰せの通り、臭みもなくて生が美味かったですね。あまり生カキを食べない女房も、「これは、美味しい!」と絶賛してました。

味を表現するのって難しいですよね。ただ美味しいんじゃなくて、何がどう美味しいのか言わなくっちゃなりません。「カキはプリプリでジュルジュルでした」なんて、読者の皆さんの想像力に全てを任したような表現をしているようだから、日本酒と食べ物のマリアージュなんていう話が、いつまでたっても苦手なんでしょうね(涙)。

遠く宮城県で信濃鶴を売っていただいているだけでも有難い話なのに、こんなに美味しい思いまでさせてもらっちゃって、大越さん本当にありがとうございます。次は、ホタテ?エビ?カニは獲れないのかなぁ・・・って、スイマセン調子コキました(笑)。

》》》》》》》》》》 【大越商店さんを訪ねた時のブログ】
》》》》》》》》》》 【その時のウニ三昧ブログ】


□□□ ウニ、アワビ、カキが好きな人はクリック(笑) □□□
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挑戦状

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私に対して、真正面から挑戦状を叩きつけてきた男がおりました。他に手段がなかったのか、ブログの読者にも広く周知させたかったか、このブログのコメント欄を使って、正々堂々と勝負を申し込まれました。私も腹をくくって受けて立つことにしましたので、ここでご紹介しておきましょう。

・・・そろそろ待ちに待った焼きウルメの季節到来だね(笑)。来年の春までどっちが多く本数を食べるか競争しようよ(笑笑)・・・

という、果し状としてはいささか気の抜けた文面ではありましたが、内容的には非常に身の程知らずなものでした。しかし、時に男は負けると分かっている勝負にも打って出なくっちゃなりません。彼はブログランキングのトップ10から転落するかもしれないという瀬戸際に立たされて、最後の危険な賭けに出たのかもしれません。

その男の名は・・・仙台のサンセール(笑笑笑)。

スイマセン!スイマセン!内輪の他愛もないやり取りでした(汗)。サンセールさんの頭の中じゃぁ、この時期が焼きウルメの季節になってるんですねぇ。それとも、本当にこの時期ってウルメイワシの時期なのかな・・・って今調べてみたら、旬は5月から8月だそうです。目が潤んで見えるから潤目鰯って言うんだそうですよ。

まぁ、そんなこたぁどーでもよくって、私が好きなのはそのウルメイワシを焼いた、焼きウルメです。今年の初めにブログの記事にして紹介したら、まんまとその美味しさのドツボにハマったのがサンセールさんでした(笑)。どうやら彼の『酒のアテ2008年ベスト・オブ・ザ・イヤー』に輝いたみたいです。

私が冬の間に、蔵で一杯やるときのアテはこの焼きウルメです。これしかありません。腐るもんじゃないし、食べる時に手はかからないし、丸ごと食べられちゃうし、原材料はウルメイワシと食塩のみという、非常に高潔なアテであろうかと考えている次第です。私の通っているセブンイレブンの売り物の中で、最も美味しいものだと思っています。これだけ食べている私に、量で勝とうったって到底無理です。

信濃鶴に合う食べ物を3つ挙げなさいと言われたら、『信州蕎麦』、『鮎の塩焼き』、『ブルーチーズ』あたりを挙げると思いますが、4つ挙げなさいと言われたら『セブンイレブンの焼きウルメ』って言っちまうな(笑)。それほど、鶴にマッチする気がするんです。他の日本酒より鶴に合うんじゃないかなぁ。

ところが、私が買っている焼きウルメは、仙台のセブンイレブンには売っていないみたいなんですよね。サンセールさんは近間のスーパーで調達しているみたいですが、彼のブログには彼らしく、その製品のスペックが書かれていましたから、チト比べてみると・・・
   ◆名称:魚介乾製品 【魚介乾製品】
   ◆原材料名:うるめいわし(国内産) 【うるめいわし、食塩】
   ◆エネルギー:313Kcal 【82Kcal】
   ◆たんぱく質:64.1g 【16.5g】
   ◆脂質:6.0g 【1.5g】
   ◆炭水化物:0.6g 【0.4g】
   ◆ナトリウム:1900mg 【783mg 他カルシウム405g】
   ◆容量:27g(15匹前後入り) 【27g(10匹前後入り)】
   ◆お値段:近くのスーパーで270円 【セブンイレブンで313円】
・・・となって、けっこう分析値に違いがあるんだと分かりました。【 】内が私が買っている製品の数字です。

でも、そんなことはあまり問題じゃぁなくって、サンセールさんもハマってるくらいなんだから、美味しさに変わりはないんでしょう。読者の皆さんも、ぜひ焼きウルメを試してみて下さいね。日本酒には合うと思いますよ。ただし、少し硬いのが難点です。私は疲れてくると歯が浮いたようになってくるので辛いものがありますが、勝負ですから一生懸命に食べ続けようと心に誓いました(笑)。

》》》》》》》》》》 【挑戦状を送ってきた男の名はサンセール】


□□□ あれ?サンセールさんすぐ後ろにいるじゃん! □□□
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スランプ

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ちょっとスランプでしょうか。ブログに何書いていいんだか分かんないや(汗)。今年の造りも軌道に乗りかけているし、大きな問題もないから、気持ち良く記事が書けていいはずなんですけど、何となく湧いて出てくるものがないんだよなぁ。こんな時には無理して書かない方が、精神衛生上いいかもしれませんね(笑)。

日々の生活の中でのネタみたいなのはすぐに記事にできるんですが、このブログの本分は信濃鶴の広告塔だし、日本酒の情報発信のはずなもんだから、そういうことを書こうと思ってるんですが、案外息切れしているのかもしれません。ブログより、日々の酒造りの方に意識がいっちゃってるのは確かですけどね。

「これは前に書いたことあるしなぁ・・・」とは思わないんですよ。ネタ的にはまだまだたくさんありますし、同じことについて書いたとしても、同じ文章になるわけありませんからね。ブログ生活3年目ともなると、以前書いた内容かどうかなんてほとんど気にしなくなります(笑)。

ブログっていうものにまだ違和感があった頃には、自分の仕事内容のことなんかを記事にしてみようなんていう意識が常にどこかにあったかもしれませんが、ここまで日常生活に溶け込んじゃうと、何というか引っかかりがないというか、意識に引っ掛かってこないというか、当たり前にやり過ごしちゃているような気がします。

イカンなぁ、そんなことじゃぁ。その私にとっての当たり前の中に、読者のみなさんにとってはとっても面白いことが隠れているはずなのにねぇ。酒蔵の中の仕事なんて、普段は目にすることは少ないでしょうから、いろんなウンチクも含めて日本酒の世界を紹介しなくっちゃいけないのに・・・。

とは言え、既に昨日までに778件の記事を書いてるんです。ネタをたくさん持ってはいても、自分が伝えたいと思うようなものは、あらかた私の頭からは出ていっちゃったのかもしれません(汗)。特に酒造りに関する内容について、「ハテ、どーしたもんか」と、何を書いたらいいのか思いあぐねちゃっているのが、本日の私かもしれません(笑)。

今年の造りが始まってしばらく経つのに、意外と酒造りの記事が少ないような気がするのは私だけでしょうかね。私としては、酒造りもブログも全くの日常になっちゃうと、『酒造りブログ』としては面白味がなくなるだろうから、何かアクセントがほしいのかもしれません。例えば、蔵で犬を飼ってみるとか・・・(笑)。

それは冗談として、例えば、「今年は長生社で免許を取って、ワインを造ります」なんていう話になれば、いくらでも記事が書けますよね。個人的には、今年の造りはこうやってみようなんていう目論見はたくさん持ってるんですが、それを一般の読者のみなさんに説明してもちょっと分かりにくいだろうしなぁ。

常に何かを変化させて意識を活性化させておくことは、とても大切なことだと思います。怒涛の酒造り生活も、それが日常になれば変化がないのと一緒です。ありきたりの日常をダラダラと過ごすんじゃなくて、ブログの記事に事欠かないくらいのネタの宝庫になるような、張りのある生活をせにゃぁならんですね。

写真は、今日の私の気持ちのような、ちょっと傾いた南アルプスです。2階の物干し場から撮ったんですが、何か変でしょ?本当は物干し場の方が屋根に沿って傾いているわけで、その傾きを水平線にして撮ったような構図になってますから、洗濯物の向こうに見える家や山々が傾いちゃって、落ち着きのないこと、この上ない(笑)。


□□□ bossが1位になれるかも! □□□
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夜食

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大変に申し訳ありませんが、今晩は早く寝たいと思いますので、恒例の『杜氏のお夜食写真』オンパレードでいきたいと思います(笑)。常連読者の皆さんは「去年も見たよー」っておっしゃるかもしれませんが、写真が溜まってきちまいましたから、どこかで放出しなくっちゃなりません(汗)。

何回か書いている話ですが、夜中に麹の手入れがあったり、昼間できない帳面仕事が全て夜に回りますから、どうしても遅くまで仕事をすることになって、夜中におなかが減るんです。ですから、必ず何か食べることになるんです。酒造りが始まると、1日4食っていうのがお決まりのパターンになります。

簡単に用意ができて体も温まるものっていうことで女房が用意してくれるのは、温めればいいだけのお粥風なものか、お湯をかけるだけのお茶漬け風なものが多いですね。部屋のストーブにのっけて温めておいて食べるんです。そんなに凝ったものはありませんが、小腹がすいている時に食べると美味しく感じますね。

10月の終わりから4月の初めまで蔵に泊まり込みますから、実質5か月、150食は夜食を食べるわけで、それを作ってくれている女房殿には感謝感謝です。飲みに出る日とか、今日は早く寝られそうだなんていう日には作りませんから、毎日っていうわけじゃぁありませんけどね。それに、喧嘩をすると、インスタント麺の袋だけが入っていたりします(笑)。

ずっと以前は、夜食べるものは途中のコンビニで買ってきて、ひもじくなったらボリボリ食べてたりなんかしたんですが、そんなものばかり食べてたんじゃ体にいいわきゃないし、お金もかかりますしね。簡単な夜食とは言え、お茶碗1杯(以上?)を夜中にしっかり食べるのも体に良くないのかもしれませんが、スナック菓子よりはいいでしょうねぇ。

こんな写真載っけて記事にしちゃおうなんて申し訳ないんですが、私と一緒にこれを食べて夜中に蔵をウロウロする気分になってもらえればうれしいです(笑)。手抜きブログにしようなんて思っても、書きだすとどんどんと書いちゃいますよね。写真を10枚もアップする手間を考えたら、ブログアップに要する時間は大して変わんなかったりして・・・(汗)。


□□□ 今日はたくさん寝るぞー! □□□
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いい仕事

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酒造りの仕事をしている私たちは、伝統文化の担い手として、まるで生きた化石のように思われているかもしれません。バーテンダーだって聞けば「カッコイイ!」っていう感じがしますが、杜氏だなんて言っても「シブいねぇ」くらいの反応でしょうか。決して悪い印象じゃぁないとは思いますけどね。

それでも、日本酒文化は守らなくっちゃならないし、造り酒屋の跡取りとして生まれてきちゃったし、従業員も食わせていかなくっちゃなりません。そんなような考え方で、義務的に仕事に臨んでいる部分は、多かれ少なかれあるんです。ただし、義務感ばかりでイヤイヤ仕事しているわけじゃぁありませんから、誤解のなきように(笑)。

この業界に入って18年も経てば、お酒と全く関係のない一般的な人が、酒造りの仕事をどう見ているのかなんて、ほとんど無関心になってました。IT関係の対極みたいなのを想像すればいいんだか、農業みたいな印象なのか、いずれにしても普通の職業よりはちょっと特殊な感じにとらえられているんでしょう。

そんなことを久しぶりに思い起こさせてくれたメールをもらいました。大学時代の友人で、学生時代にはあまり親交はありませんでしたが、ひょんなきっかけで信濃鶴を買ってくれることになったんです。普段はほとんどお酒を飲まないのに、鶴が舞い降りてすぐに飲んで、メールをくれたようです。

待っておりました(嬉)!
「信濃鶴」、今夜さっそくいただきました。
これは、実においしい!!
フルーティな余韻が口の中に残り、なんとも幸せな気持ちになります。
従来の日本酒の枠組みを一歩広げた、貴重な一品だと感じました。
岳志くん、いい仕事をしているね。
ここまで人を幸せにできる仕事にめぐり合うチャンスは、
そんなに多くの人には与えられていないと思います。
今日から「信濃鶴」の圧倒的なファンとなりました。
岳志くんのお酒、大切に飲みたいと思います。
お正月前に、また注文しますね。
今夜は幸せをありがとう!!

うーん、こんなに褒めてくれるんなら、学生時代にもっと付き合っておけばよかった(笑)。いやいやいや、美味しいと褒めちぎってくれたことを言いたいんじゃないんです。「ここまで人を幸せにできる仕事にめぐり合うチャンスは、そんなに多くの人には与えられていないと思います」という、ハッとするような一文が光り輝いていたんです。

人がそれほどまでに言ってくれているのに、自分はそれに応えるだけの誇りを持ち続けているだろうか。日本酒が売れないことを全ての言い訳にしてないだろうか。IT業界の方が良かったと思っていないだろうか。この仕事は就こうと思って就けるもんじゃない、人を幸せにできる仕事なんだ!・・・と思わされちゃいましたね。

うれしいじゃないですか。こんなふうに言ってもらえて。確かに、現実に追いまくられていると、なかなか理想像ばかりを口にはできないかもしれません。業界を取り巻く環境は実際は厳しいわけですが、そればかりに目を奪われて義務感に苛まれるよりは、心の奥の大切な使命感みたいなものを見失っちゃぁイカンですね。

私たちが作っているのは、酒ではなくて幸せだったんですね。娘が自分の父親の仕事を自慢できるように、従業員が胸を張って酒屋だと言えるように、いつの日か日本酒の明るい未来の光の中に立って、他の業種の人たちから羨望の眼差しをもって見られるような、そんな職業にしていきたいもんです。


□□□ そのためにもここのクリックが必要です(笑) □□□
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春夏秋冬の果て

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昨日のブログの最後の一文で、

飲み会の約束は全部「来年の春にね・・・」っていうことで、楽しみに後回しにしておいて、冬なのに『夏のように熱い情熱』で今季の酒造りに本格突入でっせ!

なんて書いときながら、その舌の根も乾かないうちに・・・飲み過ぎました(涙)。

私のとても大切な飲み仲間にSさんがいます。なんと仙台出身で、錦本店のことも知っています。私より少し年上ですが、縁があってもうずっと以前に駒ケ根に住みついちゃったみたいです。そのSさん、たまに実家のある仙台の市場から美味しいものを買い込んで来て、駒ケ根の飲兵衛たちに食べさせてくれるんです。

私は今までなかなかそれにありつけなかったんですが、先日の美酒フェスタの打ち上げの時に、「岳ちゃん、冬の間のいつなら蔵から出てきて飲む時間が作れるのよ」って聞かれて、「そうですねぇ、金曜日なら夜の仕事はないんですけどね」なんて答えたら、「よし!それなら今度の美味しいもの会は金曜日だ」って決まりました(汗)。

で、昨日の夜はそれだったわけですよ。わざわざ金曜日に合わせて市場から取り寄せてくれたんだから、私が行かないわきゃないわな。会場は当然のように越百。今回は『いくら丼の会』ということで、いくらや白子をたらふく食べさせてもらいました。hamaちゃん、aSaっち、黄身ちゃん、isuzuさん、えっちゃん・・・半分は駒ケ根ブロガーだったりします(笑)。

hamaちゃんと次の店に行ったのは覚えてるんだけど、気が付いたら朝でした(汗)。当然昨日の夜のうちにブログなんかが書けなかったので、慌ててお昼休みに書いてますが、昨日の写真を載せて何とか今日の記事にしておきます。多くは申しません。白子激ウマ。イクラトロトロ。信濃鶴が合う合う。そういえば、季節がらボジョレーヌーボも何本も開けたような・・・。


□□□ こういう記事は女房と娘の逆鱗に触れるんだよなぁ(汗) □□□
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夏の情熱

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お陰様をもちまして、岳志の疲労撲滅キャンペーン特集記事、全4話の終了でございます。何が言いたいんだか分らないような記事にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました(笑)。つまんない記事を書いているうちに、現在の生活リズムにも慣れ、仕事の流れをつかんで調子が上がってきましたぜっ!。

別に、体調が悪かったとか病気っぽかったとかいうわけじゃぁありません。お酒の仕込みが始まって、冬の生活に順応するための期間だったことも一因ですが、本当のところはちょっとした寝不足かな。実は、いろいろと実験してたりしたんですよ。最初に飛ばし過ぎたかもしれません(汗)。

造りがフル稼働し始める前に、これまでの工程を変更したらどうなるかやってみたり、人手の工面のやり方が変わったり、いろいろと確かめておきたいことがあったんです。フル稼働状態になっちゃうと、もうそんな実験をしている余裕はなくなります。時間的余裕もないし、結果が失敗に終わった時のリカバリにかける手間がありません。

特に、麹造りに関して新しいトライをしようとすると、生育の過程を観察したり、手入れ作業の時間がずれ込んだりして、確実に睡眠時間を削ることになります。軌道に乗っちまえばこっちのもんですが、それまでの試行錯誤に労力を費やします。結果的に「これまで通りの方がいい」ってなことになったら、ガックリきますしねぇ(汗)。

それでも、目指すは『まだ誰も見たことのない純米酒』です。ちょっとばかりの苦労にめげているわけにはいきません。何としても、日本酒の明るい未来を築ける純米酒を造らねばなりません。今回の諸々の実験はそれなりの成果を挙げましたから、信濃鶴の味もまた一段と良くなるでしょう・・・たぶん(笑)。

考えてみれば、私の酒造りなんて、1年サイクルの壮大な実験をしているようなものかもしれません。今、麹の工程を変えたとしても、その結果がお酒となって流れ出てくるのが約ひと月後。そのお酒をタンクに貯蔵して、熟成した後にビン詰めして市場に出回るのはもっともっと先のことになります。

そうやって得られる杜氏としての経験則は、1年に1個あればいい方じゃぁないですかね。ですから、杜氏歴40年のベテランが知っている経験則は40個。私が知っている経験則は10個程度のもんです。敵うわきゃぁないんですが、酒造りにかける情熱は同じもののはずです。それしか若造に取り柄はありませんしね。

そういう意味では、これから半年間ずっと実験をしているようなもんですが、もうちょっと大人しい実験にして、体力温存を図りましょう(笑)。でも、「ああやってみたらどーなるだろー」って思い始めると我慢できないんだな、これが。夜な夜な寝ないで蔵の中を徘徊することになるんだろうなぁ・・・。

ちなみに今日の写真は、蔵の2階の窓から光り輝く空の雲を撮って、明るい日本酒の未来を感じてもらおうと思ったんですが、携帯じゃぁ無理無理(笑)。飲み会の約束は全部「来年の春にね・・・」っていうことで、楽しみに後回しにしておいて、冬なのに『夏のように熱い情熱』で今季の酒造りに本格突入でっせ!


□□□ 秋・冬・春・夏・・・強引過ぎましたね(笑) □□□
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春の予感

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『秋の色』、『冬の到来』と続いてきましたので、今日のお題は『春の予感』。内容よりも、タイトルまずありきでございます(笑笑笑)。今回のシリーズ(?)は、私の第1次疲労困憊期間乗り切りキャンペーン中の特別記事でして、内容はほとんどありません(涙)。腑抜けた頭でも考えられる記事にしようという魂胆です。

春の予感とは何にも関係ないんですけど(汗)、ひと月ほど前に体重計を買ったんです。それまで長年使ってきたのがついに動かなくなって、今回は今風なデジタル式の体重計になりました。体重以外に、体脂肪率やら、内臓脂肪率やら、基礎代謝量やら、体年齢(?)やらが同時に測れます。私とすれば、体重だけでも良かったんですけどね。

買ってきた日に喜び勇んで測定してみたところ、体重60.0kg、体脂肪率20.0%っていうことでした。両方ともちょうどの数字だったんで覚えてたんです。実は、体重60kgっていうのは、私にとってはちょっとあり過ぎの数字なんですよね(汗)。どちらかというと痩せっぽちの方なので、経験上57kgくらいがベストでしょうか。

私の体重は1年を通して大変に規則正しく変化します。当然、春先が一番軽くて、秋に最も重くなるわけです。蔵の仕事を終えた春先は53kg、天高く馬肥ゆる秋に58kgっていうところです。ですから、60kgという数字を見てちょっとギョッとするくらいだったんですが、昔の体重計も正確だったかどうか分んないし、新しいやつに合わせて、増減を観察しなくっちゃならないでしょうね。

年間のサイクルっていう以外に、秋っていうのはイベントもあるし、食べ物も美味しいし、蔵に入るのが憂鬱でヤケ飲みするし(笑)、結局は飲み過ぎになるんですよね。毎晩のように飲み歩いてれば、そりゃ体重も増えるわな。60kgに一瞬はたじろぎましたが、飲みに出る頻度に変化は全くありませんでしたねぇ。

そして、その後に自分の体重を観察していると、仕込みの準備を始めた頃に1回グッと体重が落ちて、仕込みが始まったら毎日少しずつ減っているような具合です。今日の時点で、体重57.8kg、体脂肪率17.8%です。体重はやっぱり昔のやつよりも重めに出るみたいです。それとも、年をとって、実際に体重がつきやすくなってきてるんですかね(汗)。

体脂肪率に関してはこれまで測ったことはなかったのでどんなもんだか分かりませんが、普通より少し少ないくらいなんでしょうか。それに、これは測るタイミングによってなのか、結構測定値のばらつきが大きいです。16%台が出ることもあります。どんな理屈で推定しているのか分かりませんが、あんまり信用できないのかな・・・。

ということで、「私の体重と体脂肪率はこれから一体どこまで落ちるのでしょうか?」っていう問題です。体重に関してはこれまで大体の動きが分かっているんですが、体脂肪率に関してはこれまで継続的に見たことはありませんから、ちょっと楽しみなんです。トップアスリートは10%を切るなんて聞いたことがありますから、もっと少なくなるかもしれませんよね。

うーん、この内容で『春の予感』っていうタイトルは、自分としても納得がいきませんが、書き始めちまいましたから、意地で手直ししません(笑)。『春になったら体重と体脂肪率がガクッと減っているんじゃないかっていう予感』っていうことで・・・。


□□□ 最終回のお題は『夏の???』 □□□
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冬の到来

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昨日『秋の色』なんていう記事を書いておきながら、今日は『冬の到来』でんがな・・・。第1次疲労困憊期間を通過中の岳志ですが、ダラダラ記事に読者のみなさんを付き合わせるようで気がとがめながらも、今日はどんなことを書こうかと思案しながら、夜中に会社へ出てくると、途中で何やらちらほらと舞っていました。

「オォ、雪だ!」とビックリして、会社に着いてからすぐに温度計を見ると、ご覧のようにかなり冷え込んでいました。雪だって言ってもほんの少しだけで、降るなんていうレベルじゃぁありません。たぶん、山の方から風に乗って飛ばされてきた程度のものでしょう。それでも、やっぱり気分は冬に突入しちゃいますねぇ。

さて、私が手に持っているデジタル温度計ですが、『もろみ用』なんて書いてありますね。前の杜氏が使っていた引き出しの奥から見つけてきたものですが、どこかでもらった試供品だと思います。検温するセンサー部分は、2メートルほどのコードの先に付いていて、それをドボンともろみの中に投げ込んで温度を測るようになってます。

今ではもっと使い勝手のいい形状をした、精度のいい製品がありますから、これは専ら外気温を見るために使っています。コードが長いから、部屋の外まで引っ張っていけますからね。ボタン型の電池(これが高い!)の消耗が速いことを除けば、毎朝毎晩の気温を見るのに重宝してます。

気温をはじめ、蔵の中では温度を測ることだらけです。麹、酒母、もろみ、水、蒸米・・・。それぞれに用途にあった温度計が用意されていますから、いったい蔵の中に何本の温度計があることか。そのほとんどがデジタルですが、理科の実験で使うような赤い色のついた普通の温度計も使いますし、体温計の大きくなったような水銀温度計もあります。

イカン、イカン、話が、温度計の方向に行っちゃいそうですが、『冬の到来』っていうタイトルですから、無理やり軌道修正します(笑)。言いたいことが定まらないで書き始めた記事って、往々にしてこんな展開になっちまいますね(汗)。何が『冬の到来』なんだか分らない記事になりつつあるもんねぇ・・・。

なぜ冬にお酒を造るかっていうと、『寒くて乾燥しているから』っていうことになるでしょうかね。蒸米の温度を冷ましたり、適度に水分を調節するのにも適していますし、もろみの温度管理なんかも、外気温が低い方がやりやすいわけです。温めることよりも、冷やすことの方が圧倒的にエネルギーを使いますしね。

ですから、一概には言えませんが、寒くないとお酒は造りづらいわけですよ。九州地方は日本酒なんかより焼酎が圧倒的に多く作られているんですが、気候が暖か過ぎて日本酒の醸造には向いていなかったっていう地理的な経緯もあるわけです。地球温暖化が進めば、長野県だって焼酎じゃないと造れなくなるかもしれませんよ。

冬は寒くていいことがないようにも思えますが、その自然のサイクルを巧みに利用して、我がご先祖様たちは酒造りという素晴らしい文化を残してくれました。それを何としても後世に残していかなくっちゃならないという思いで、日本中の造り酒屋は頑張っています。私もこの疲れを早く癒して、バリバリの酒造りモードに戻らなくっちゃ。


□□□ さぁさぁ早く寝るぞっ! □□□
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秋の色

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疲れが溜まってきているんでしょうか、やけに眠い・・・。これは毎年仕込み作業が始まってしばらくすると出てくる症状です。早く寝ようと思うんだけど、麹が思うように育ってくれてないと、面倒見なくちゃならないしねぇ・・・(涙)。こんなボーっとした頭では、しばらくまともなブログにならないかも・・・(笑)。

ということで、何か気軽な記事にしようと思って撮ってある写真を眺めていると、奇麗な色のものがいくつかあったので、そんなのを集めてご紹介しちゃいましょう。全て私の身の回りにある、いつもの秋の色です。造りが始まって慌ただしくて、そんなの観賞している暇はないんですが、気に止まった時に携帯でパチリとするもんだから、夜一息ついた時に見入ったりしてね(笑)。

今年の伊那谷の紅葉はとてもきれいでしたよ。昨年あまりきれいでなかった記憶があるので、なおさらそう感じるのかもしれません。1枚目は、午前中に洗濯物を干しに2回の干し場に上った時に撮った中央アルプス。2枚目は、それを取り込んだ時に撮った南アルプスの写真です。太陽光の向きがいい時に、それぞれ撮りました。

私たちにとって、色のないモノトーンの世界なんて考えられないわけですよね。きっと色っていうのは生きていく上でも、感情の上でも必要なものなんでしょうが、何で『きれい』だと思うんでしょうねぇ。『花がきれい』だっていうのは分かる気もするんです。花粉を運んでもらうために昆虫の気を引くための、花たちの最大限の努力の結晶ですから、私たち人間から見ても気を引く色や形なんでしょう。

でも、山の紅葉なんて、葉っぱにとっては死に際の色なわけだし、誰かの気を引くための効果でもないでしょう。ですから、もうこれは勝手に人間が「わぁ、きれい!」って言ってるとしか思えない。その対象がいつもと違う光を放つことで、いつもに増して強い存在感をアピールする時に「きれい」っていうことになるのかなぁ。

『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』日本人にとって柿は正に秋の色でしょう。柿を食った時に、あの法隆寺の鐘が「ゴーン」と鳴って、カラスが夕焼けの空を飛んでいくような気がするんだから(笑)。我が家にも柿の木がありますが、甘いのは1本だけで、それもかなり小粒なので、豊田の和ちゃんがくれたような立派なもんじゃぁありません。それでも、娘は喜んで採ってますけどね。

ザクロも我が家にありますが、ありゃぁそんなに美味しいもんだとは思えないんですけどねぇ(汗)。種の周囲の鮮明なルビー色と、ひなびた感じのする外皮が、正に日本画の静物画の題材としては恰好のものだとは思いますが、絵を描くわけでもなく、食指も動かないとなれば、私の人生にはあまり関わりのないものですな(笑)。

我が家にはカエデの木がたくさんあります。親父の趣味みたいなもんですが、木の種類によって紅葉の色づき方が違って、これもとてもきれいですね。紅葉を楽しむための木っていうわけじゃぁないでしょうが、紅葉が大きな楽しみであることも確かでしょうね。カエデの幼木は木の根元にたくさん生えてきますから、売り物になるんなら大切に栽培しようなんて思ってますが、そんなこたぁありません(涙)。

最後の写真は、もうこのブログではよく出てくる写真ですから、皆さんお分かりでしょう。お酒のもろみの色です。これはもろみじゃぁなくて、そのスターターになる酒母の写真です。秋になれば、この色を毎日眺める生活になってきます。仕事がきついと恨めしく思える色ですが、客観的に見れば清潔で穏やかな感じの色ですよね。

今日からこの酒母を使って、本仕込が始まりました。本当はもうちょっと早めに造りだしたいんですが、毎年美山錦の入荷が少し遅めなので、どうしてもこんな時期からになります。本格稼働を始めれば疲れたなんて言ってられません。今年も、何が何でも美味い純米酒を造るように気合いを入れなくっちゃなりませんね。


□□□ こっちも気合を入れてください □□□
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明るい未来(つづきのつづき)

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さて、えらく引っ張って書いてしまった『明るい未来』シリーズは今日で打ち止めにしましょうか。まあ、昨日までいろいろと書いたので、それ以上に思っていることなんてないんですが、時事ネタは極力避けているこのブログで、世界の金融危機の話題なんて似つかわしくなかったですね(汗)。

でもね、これまで2回にわたって書いてきたことは、今回の世界中の混乱があったから考えたことじゃぁないんです。もう10年以上も前、信濃鶴が純米化するずっと前から考えてきたことでした。いつか機会があったら記事にしようと思っていたんですが、今回がその時だったってぇことになりますかね。

ですから、昨日記事にした内容なんかは、信濃鶴が純米化するにあたっての基本的考え方の、とても重要なベースのひとつになっているんです。ひと言でいえば「お金を物差しにしない」とでも言えばいいかな。当然、資本主義経済下の一企業ですから、利潤の追求はしなくっちゃなりませんけどね。

今現在、世界は金融危機なのかもしれませんが、もう20年も前から日本酒業界は危機的な状況だったわけです。消費量なんか最盛期の4割ほどにも落ち込んじゃって、にっちもさっちもいかない状況でもがき苦しみ続けてきました。日銀の人たちが「景気は上向きだ」なんて言ってくれても、全然実感なかったもんねぇ。

そういえば、ほんの2年くらい前まで、今の景気は戦後最長のいざなぎ景気を超えたなんて言ってたのに、たった数か月で暗転しちゃいましたね。相場が変動すれば、一日で世界中の資産が何兆円も減ったとかいうことになっちゃうし、変化が激し過ぎて、旧態依然とした日本酒業界はとてもついていくことができません。

多かれ少なかれ中小企業はそうなんでしょうが、長生社はそんな景気動向とは無関係で、長年蚊帳の外に置かれていました。そんな中で、どんな状況でも通用する、小さくても価値のある企業が、それに依って立つことのできる百年の計を打ち立てなくっちゃならないと思っていました。ずーっと、そんなことばかり考えていました。

厳しい状況が続いていましたから、自然とお金以外の部分に目がいったのかもしれませんし、清酒製造業という伝統産業の特質を生かしやすい方向での切り口だったのかもしれませんが、とにかくそんな考え方に至ったわけです。『生産性は人間性の半分も重要ではない』はずだってね。

経営者自らが酒造りをするなんていうことは、最後のカードを切って、肉弾戦に臨んでいるようなものです。その戦いの最中に迷いが生じないための、おまじないを胸に刻んでおく必要がありました。そしてそれが、全量純米酒であり、全量美山錦使用であり、全量吟醸仕込という形になったわけです。

今のところ、利益が出ないことだけを除けば、この信念を揺るがすような反駁に出合ったことはありません。林業では百年先の伐採のことを考えて山に木を植えるんでしょうが、企業の経営も自分の生きていない百年先を考えて意義付けをしていかなくっちゃならないと思っています。

久しぶりに理屈っぽいこと考えたら、頭が痛くなってきました。今回の話は、私個人の他愛もない思い込みだと、笑って聞き流して下さいね。全然もうからない会社の、負け犬にならないための理論武装っていう側面も否めませんが・・・(笑)。


□□□ ランキングも負けたくないぞっ! □□□
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明るい未来(つづき)

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前回の記事で、株や通貨や金融商品といったものの混乱を見て、人の気分で右往左往するようなものを、お金という単一の指標でみんなが判断するから、混乱がさらに拡大するんじゃないかなんて生意気なことを書きましたね(汗)。

そういうものの追及も大切には違いありませんが、本当の幸せはそんなものでは測れないし、その追求の中で私たちがかなぐり捨てて置いてきてしまったものの中に、お金よりも大切な何かがあったんじゃないかと思うんです。ただし、だからと言って、そう簡単に後戻りすることはできないでしょうし、単に「昔は良かった」的な発想では未来は見えてはこないでしょう。

環境問題にしても、食の安全にしても、もちろん経済的な施策にしても、各方面で経済一辺倒ではない切り口の話題を目にすることが多くなったような気がします。いろんな人たちがそういう事案に敏感になって、自分なりの気づきを得ている時代かもしれません。案外今の高齢の方たちよりも、若い世代の人たちの方が昔っぽい思想だったりしてね。

でも、やっぱ何か変なんだよねぇ。各国が二酸化炭素の排出規制をするのはいいんだけど、その排出権の取引をするってぇ話になると「何だ金でやり取りするのかよ」って。環境にやさしいバイオエタノールを増産するのはいいんだけど、それで穀物価格がつり上がって食糧難になれば「食べる物より自動車かよ」って。どんな大儀にも経済的なカラクリが付いて回るような気がするんですよね。

「もうこのままじゃぁ世界は続いていかない」と、みんな気づいてしまいました。気づきながらもこれまで妄信してきた『お金』という指標からはなかなか離れられない。これまでは、どこかで解消できていたひずみが、私たちが思っているよりも行き詰ってしまっている今の世界のどこへも発散できないでいるのが、昨今の金融関係の大騒ぎなのかもしれません。

昔、アメリカにレイチェル・カールソンっていうおばさんがいました。農薬の環境破壊を取り上げた『沈黙の春』や、自然に対する感性について書かれた『センス・オブ・ワンダー』なんていう著作が有名です。別に、経済学者じゃないんですよ、自然科学者だったようです。私が、地元の青年会議所で『持続可能な社会とは』っていうような勉強をしていた時に、この『センス・オブ・ワンダー』に出会いました。

経済のことなんてこれっぽっちも書いてありませんから、本の内容自体は今回の話題に全くマッチしないんですが(汗)、その中にこんな一文がありました・・・「知ることは感じることの半分も重要ではありません」とね。知るという外から獲得してくる理屈よりも、感じるという内から湧き出てくる感性の方が、倍以上も大切なことだって言うんです。

この文章は私にはこんなふうに読めました・・・「生産性は人間性の半分も重要ではない」と。別に『生産性』っていう言葉でなくても『経済性』とか『お金』とかでもいいんですけど、大きいこと、速いこと、効率のいいことを、考えるまでもなく是とし始めたのがあの産業革命からじゃないかと思っているので、あえて『生産性』って言ってるんですけどね。

『人間性』っていう言葉も、『人間らしさ』とか『人と人とのつながり』とかで言い換えてみてもいいんですが、そんなことは奇麗事だと叱られるかもしれません。今の世の中、お金がなければ何もできないでしょう。しかし、これからの経営は、そういうことをお金に換算することなく重要視していかなくっちゃならなくなるんじゃないかと思います。

「そんじゃ、長生社はどーなのよ」っていう話になりますが、あんまりそんな話ができるほどのことはないんですけど(汗)、ここまで書いちまった行きがかり上、明日に続けましょうかね。


□□□ お金は人間らしさの半分も重要ではない? □□□
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新聞広告

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ヤバイ!ヤバイ!危なかった!校了日が今日だということを忘れてました。何かっていうと、地元の新聞に掲載する広告の原稿です。「掲載日が19日で、校了日が14日ですからよろしく」と、広告会社の担当の方からメールをいただいてました。まだ、何となく蔵での生活リズムがつかめていなくて、コロッと忘れてました(汗)。

麹室(こうじむろ:麹を作る部屋)にも常に麹が入っているようになってきて、通常のルーチンワーク以外の仕事を突発的に割り込ませることがほとんどできなくなりつつある最近です。夜中にそんなことやっていたので、今日のブログの話題もそれを横滑りさせちゃおうと思います。昨日の話の続きも書きたいんですけど・・・。

とは言え、それほど大変な原稿ってぇわけでもないんだな、これが(笑)。毎回、写真1枚に短い文章を添えて広告を作ってもらってます。今年の5月までは、その広告会社に全てお任せしてたんですが、どうしても単調なものになってしまうので、会社からの情報発信も含めて自分たちで作ろうっていうことになったんです。

「ブログっていうのも書いているんだから、やればできるんだろう」という社長の言葉に、何となく気軽に引き受けちまいましたが、毎月1回とは言え、素人がちゃんとメディアに載せるものを考えるのは大変です。当然、全体の体裁は広告会社の方で整えてくれますが、基本コンセプトはこちらで練らなくっちゃなりません。

ブログの方は毎日書きなぐっているようなものだし、写真も適当に携帯で撮ったものだし、内容も私的なものまで入れて多岐にわたってますよね。読者の皆さんも、その辺は心得て読んでくれているわけです。それに比べて新聞の広告は、より多くの人の目に触れることを考えて、信濃鶴に関することだけを、なるべくきれいな写真で伝えなくっちゃなりません。

ブログを書いているおかげでネタ探しには事欠きませんが、短く3行程度にまとめた文章は、このブログみたいにダラダラ書くわけにはいきません(汗)。詩的に今の会社や蔵の様子なんかを伝えて、信濃鶴に興味を持っていただきたいわけです。これは、ブログとは全く違う感度で作り込まなくっちゃなりません。短いんですけどね。

今回は、「酒造りが始まりましたよ」っていうことをお伝えしたかったので、
   きれいに清掃された蔵の中に、静かに響く音。
   お酒の発酵をスタートさせるための酵母菌を攪拌しています。
   これから、長い酒造りの期間が始まるのです。
っていうくらいにしてみましたが、どーでしょうかね。短い文章に、造り蔵らしい雰囲気と現在の状況を盛り込むのは、なかなかに難しいものです。

文章よりも手こずるのが、実は写真です。まず、写真を撮る技術なんて、何にも持ち合わせていません(涙)。そありゃぁ、デジカメで何だって撮れますが、広告に載せる写真となれば、ブログ用の写真とは訳が違います。構図なんかは、広告会社の人がうまくトリミングしてくれたりしますが、それでも元の写真が良くなくっちゃねぇ。

更なる問題は、新聞掲載は白黒になるっていうことです。こちらが良さそうだと思って送った写真も、白黒にしてみると何が映っているのか全然分からなくなっちゃったりします。送り返されると慌てて撮り直すんですが、前回と同じ状況があるとは限らないし、別のものにするしかないでしょうね。

蔵の雰囲気をうまく伝えられる写真って、やってみると簡単に撮れるもんじゃありません。何十枚も撮ってその中から選んでますが、いいのなんか無いもんねぇ(汗)。それに、デジカメは動きに弱いし、ひと昔前のものだから性能もよくありません。「カメラマンって偉いんだなぁ」と最近思うようになりました(笑)。


□□□ 信濃毎日新聞に掲載されます □□□
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明るい未来

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お酒の動きが悪いですねぇ。「動きが悪い」っていうことは、簡単に言えば「売れねぇなぁ」ってことなんですけどね。政府の緊急援助対策でお金をもらったとしても、あんまりお酒は買ってもらえなさそうだしねぇ・・・って、明るい日本酒の未来のためのブログを自任する拙ブログとしては、あまりよろしくない書き出しでんな(汗)。

日本酒が今売れないのは(もしかしたら信濃鶴だけかもしれませんが・・・汗)、これまで長年続いてきた、日本酒を飲まなくなってしまった日本のアルコール市場の構造的な問題によるものではなくて、単に景気が悪いっていう最近の雰囲気が、消費者の財布のひもを固くしているのが原因の部分もあると言ってもいいでしょう。

株価にしても円高にしても、いい話は出てこないじゃないですか。景気の先行きが云々なんて喧しいご時世に、「円高だから海外旅行しよう」なんて言ってらんないしねぇ。何とかプライム問題でアメリカが咳をしたら、世界中が風邪をひいちゃったっていうことなんでしょうかね。円が最も安定した通貨だって、本当なんかいな?

それにしても、今の世界中の株やらお金やらの動向を横目で見ていると、あんなの何にも根拠に実体がないのに、人の気持ちだけで上がったり下がったりしているように思えるんですけどね。「経済は人間の心理の織り成す綾だ」と、どこかの財界のお偉いさんが言っていたようですが、正にその通りじゃないですか。

世界中の人の不安心理が実体経済を翻弄しているかのような様相に、更に恐怖心が増していくような流れは、一歩下がって見るとちょっと滑稽かもしれません。株や通貨や金融商品や俗にマネーと呼ばれるもの価値って、人の気分を表しているんですかね。人の心の持ちようで上下しちゃうような・・・。

経済性や生産性や利益率なんていう、簡単に言えば『お金』という単一の指標で全てが評価されてしまうような世の中に、多少なりとも危機感を感じるのは私だけではないはずです。ましてや、それが人の気分に左右される代物だとあっては、絶対的な価値基準になんかなるはずはありません。

こんな情勢の今、潰れてしまうような会社が続出するようであれば、それは世界中の人の気分に押し潰されてしまったっていう、何とも笑えない話じゃぁないですか。「もし恐怖心がなかったら自分の会社をどうしたいのか」昔、自分に問い続けていました。こんな時こそ、周りに踊らされて一喜一憂の経営じゃぁ軸がブレるんでしょうね。

まあ、私は経済の話なんかには全く疎いので、何も知らない奴の戯言だと思って聞き流しといてくださいね(笑)。でも、もうちょっと、明日続けようかな・・・。


□□□ つづきものは受けが悪いんだけどねぇ(汗) □□□
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断髪式

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恒例の断髪式がやってきました。毎年、使用前使用後みたいな写真ばかりになってしまっているので、その過程を見てもらおうと思ったんですが、何となく見苦しい写真になっちまいました(汗)。3枚目は、笑いをとろうと一応モヒカンになってんですが、よく分んないや(涙)。元の髪の毛がかなり短いんで、大して変わりがないっていう結果ですね(笑)。

このブログも3年目になってますから、この断髪式の記事は3回目になると思います。私とすると、これが入蔵(にゅうぞう:酒を造るために蔵に入ること)の儀式になっています。昔は丸坊主にすることで「よしやるぞ」っていう気分になったもんでしたが、毎年のことなので慣れっこになっちゃいましたねぇ。

なんで断髪するかっていえば、たった一言「メンテが楽だから」です。蔵の中の仕事は、毎日汗を大量にかきますし、時間が限られる中でお風呂に入らなくっちゃならないことなんかも考えると、頭のことなんかかまってられないっていう気分になるんですよね。経験のある男性(女性も?)ならお分かりでしょうが、坊主頭っていうのは楽でっせぇ。

今年は刈るのがいつもより遅かったかな。何で今まで刈らなかったのかっていうと、先週末に美酒フェスタがあって人前に立たなくっちゃならなかったことと、一昨日、長野県の情報誌『KURA』の取材があったので、なるべく一般人に近い風体でいようという意識があったからです(笑)。

毎年のこととはいえ、最近かなり気がかりなのが、髪の毛が薄くなりつつあるっていうことです。白髪が相当に増えてきて、こりゃぁロマンスグレーになるかと思いきや、抜ける量も以前に比べるとかなりあるんですよ。床屋のオヤジからも、毛が細く薄くなってきているから気をつけろって言われて・・・(涙)。

上の写真でも、髪の毛の前線が若干後退気味なのがお分かりでしょう。自分の親父を見ても、トップが薄くなるんじゃなくて、前の方から薄くなるタイプだと思います。私の家系は父方も母方も男性は例外なく全ていっちゃってるので、女房にも結婚する前から「覚悟しておくように」と申し伝えてあります(笑)。

小学校6年生から大学に入るまで丸坊主だった私にとっては、最も好ましい髪型なんですが、女房や娘は嫌いみたいですね。コストだって安上がりなんだけどなぁ。床屋に行くと毎回4000円かかりますが、2980円のバリカンをずーっと使ってるんだからねぇ。いくら坊主とは言え刈るのは面倒くさいらしくて、女房からは「今年から、散髪代をいただきますから」と脅されています(汗)。

さあ、これで本気モード全開です。今年の造りに没頭して、去年よりもいい酒に仕上げられるように頑張りますよ。見てくれを気にせずにせいせいと仕事ができるようで、すがすがしい気分です。これからは、あまり人前に出ることはなくなりますが、夜中の街にはこっそりと出かけるようになります(笑)。


□□□ 今日はみんなのブログが読めるかな □□□
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吸水率

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今月の4日の記事を読んで、読者のまっちーさんからご質問をいただきました。
『米の吸水度合いって、どう判定するんですか?32%って具体的な数値を示してるので、目視や勘で判定するのか、何かで測るのか、簡単にで結構なので、教えてください。』
っていうものでした。今日はそれにお答えしましょう。

お米を正確に計量してザルに入れます。そのお米をザルごと水に浸けて、ザルの中でお米を攪拌するように手で洗って、すぐに別のきれいな水の中にザルごと移し替えて待つこと十数分。ザバッとザルを水からあげて、水が切れるまで待ちます。水が切れたらもう一度重さを量って、その増量分が吸水した分になるわけです。

1.0kgの重さのザルに10.0kgのお米を入れたとしましょう。秤の上にザルを乗せて、11.0kgになるまでお米を入れればいいですよね。上記のように洗米して浸漬させた後、もう一度ザルごと重さを量ったら14.2kgだったとすると、お米自体の重さは13.2kgですから、吸った水の分は3.2kgってぇことになります。

ザル自体はステンレスやプラスチックのものを使って水を吸わないという前提で、この場合の吸水率は32%と計算できるわけです。話だけ聞けば簡単なことでしょ?でも、この話は一番重要な部分が抜けてんですよ。『待つこと十数分』なんて書きましたが、実はこの時間を決めるのが一番の問題なんだな、これが。

お米の品種とか、精米歩合とか、水の温度だとか、いろいろと考慮しなくっちゃならないポイントはあるんですが、今日はその点はすべて無視して話を進めますね。例えば理想の吸水率が31%だったとすると、何分何十秒水に浸けておけば31%まで水を吸うのかが最重要ポイントになります。

毎日同じ作業を繰り返していれば、だんだんとその時間は分かってくるでしょう。昨日16分でやったら少し吸い過ぎたから、今日は15分30秒でやってみようとかね。しかし、初めてお米を洗う時とか、お米の諸条件が変わった時なんかは、昨日までのデータを使うことはできません。

つまり、ストップウォッチを持っていても意味がない状況です。もっと変な状況を考えると、使っていたストップウォッチが止まっちゃってたとかね(汗)。そんな時にはどーするか?・・・結局はKKDに頼るわけです。KKDっていうのは電話の会社じゃぁありませんよ。勘と経験と度胸です(笑)。

しかし、闇雲に勘で時間を決めるわけじゃぁありません。水に浸かっているお米の表情をじっと観察するんです。上の写真の左と右のお米の感じが違うのがお分かりですかね。お米を水に浸けておくと、外側から内側に向かって水を吸った白い部分が広がっていきます。真ん中の部分が目ん玉のように残ったような状態になるんです。

写真がうまく撮れてませんが、右側のお米の方が目ん玉が小さいでしょう。左側の方が浸けている時間が短いんです。この目ん玉が無くなっちゃうまで吸水させると、やり過ぎです。どの程度目ん玉を残せば理想の31%になるのかは、経験で感じをつかむしかありません。洗米の条件が日々一定していないような場合には、ストップウォッチなんか見ているよりは、米の表情を見て時間を決めた方が正確かもしれません。

私もかつて毎日そういう方法で洗米していたことがあります。かなりの集中力が必要ですし、なかなか厳密には吸水率を揃えられませんでした。でも、数字ばかりで分析するんじゃなくて、KKDの方がいい結果につながることもあるんだと実感できた、若かれし頃のいい思い出です。


□□□ まっちーさんお分かりになりましたか? □□□
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齋藤さん登場

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まだ飲んでません。これから飲むんです。でも、飲んじゃうときっとブログなんかまともに書けないと思いますから、書けるところまでは書いておこうというコソクな手段です(汗)。仙台の街の中を荒しまくっている、コソクナ・ワインスキーとかいう御仁もいるらしいですが、同じくらいコソクにいこうという計画です。

ついこの間まで美酒フェスだなんていって忙しがってたのに、また飲みなの?とお思いかもしれませんが、わざわざ駒ケ根まで来ちゃうってぇんだから歓迎の意を表すのは当然なことです。それも、私の夜の仕事がない日を設定してくれてあるんだから、ちったぁ無理をしてでも一緒に飲みたいじゃぁないですか。

誰が来ちゃうかっていうと、ブログランキングで最近いつも私の上が定位置になっちゃった、清酒『天領誉』の醸造元の営業をしている齋藤さんでんがな。清酒『井の頭』のU社長がある試飲即売会で一緒になって、どうしても駒ケ根の『越百』に連れて行けとせがまれたんだそうです。だから、私に会いに来るよりも、『越百』で飲みたいということらしい(笑)。

本当なら、駒ケ根ブロガーを集めておいてあげれば良かったと、今になって思ってるんですが、蔵も始まっていて、美酒フェスタの直後で、そこまで気が回りませんでした(汗)。彼らもほとんど美酒フェスタで抜け殻状態になっているので、集まれなかったかもしれませんけどね(笑)。

さて、それじゃぁ行ってきます・・・

はい、ただいま帰りましたよ。っていうか、次の日の朝なんですけど(汗)。もう、こんな生活続けてたら体が壊れちゃうなぁ。いや、よく飲みました。それにしても、齋藤さんは強烈個性でしたねぇ(笑)。天領誉の社長も個性的ですが、それと同じくらいにね。とてもパワフルで、グイグイと酒を飲んでいました。

越百を皮切りに何軒か飲み歩きましたが、必ず「信濃鶴ください」って言ってくれて、県外のお酒が置いてあるとブーたれてました(笑)。あそこまで徹底できるのも、地元のお酒を愛しているからなんでしょうね。井の頭のU社長は途中で帰っちゃったので、2人で夜の駒ケ根を徘徊しました。というより、なかなか帰してもらえませんでした(汗)。

彼のブログは、私のエントリーしているランキングでは私よりちょっと上くらいですが、もうひとつエントリーしている方では、酒部門の中のダントツの1位なんですよね。なぜそちらの方のポイントがそんなに高くなるのか、自分でも不思議だって言ってましたが、ファンが多いんでしょうね。

とにかくコメントが多いんですよね、彼のブログは。記事を書いているより、コメントのやり取りの方が時間がかかるんじゃないかな。たくさんコメントをもらえるってぇことは、自分でもたくさん他のブログにコメントを入れているっていうことですから、私みたいに読みっぱなしじゃぁなくて、こまめにコメントを入れてるんでしょうね。

いや、とにかく元気な齋藤さんでした。あのパワーでブログ仲間を引っ張っていってるんでしょうし、天領誉を売りまくってるんでしょうね。昨日はそんなに飲み過ぎたわけではありませんが、彼の元気に当てられたっていう感じです(笑)。慌ててブログを書いててまとまってませんが、そういやぁ、昨日久しぶりに越百で打たされた、いや打たせていただいた蕎麦は結構いい出来だったなぁ・・・。

》》》》》》》》》》 【天領誉のスーパー営業マン齋藤さんのブログ】
》》》》》》》》》》 【最近ケーブルテレビに出た井の頭のU社長】
》》》》》》》》》》 【風邪をひいてちょっと元気のないコソクナ・ワインスキーさん】
》》》》》》》》》》 【えっちゃんも記事にしてました】
》》》》》》》》》》 【黄身ちゃんもわざわざ出かけて来てくれたみたい】


□□□ 齋藤さんにはやられっぱなしでんな □□□
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感覚

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なんとも慌ただしい美酒フェスの3日間が過ぎて、まだ酒の仕込みも本格化していない日曜日は、少しだけ余裕を感じられる時間がありました。かと言って、やっといた方がいいことはいくらでもあるわけで、のんびり出来るわけじゃぁありませんけどね(汗)。でも、こんな日ってブログネタが思い浮かばないんだよな、これが(笑)。

毎日麹は造っているので、手入れ仕事はしなくっちゃなりません。まだ、数回しか出麹(でこうじ:麹が完成して麹部屋から出すこと)してないんですけど、今年の麹づくりの基本方針はまだ決まってきませんね。「そんなもん毎年同じなんじゃないのか」って思われるかもしれませんが、やっぱり違うんですよ。

当然、人や設備の状況や使う米の特質なんかは基本のラインがあるわけですから、それを外す程のことはできません。しかし、毎年同じ造り方じゃぁその年の米に対応できないし、まだまだ未熟者の自分としては、これまでのやり方がもっともっと改良できるんじゃないかと常に思っているわけですしね。ちょっとずつ変更点があるわけです。

だから、造り始めの時期って「あれ、これ去年どーやったんだっけ?」なんていうところが出てくるわけですよ。ちょっと、お恥ずかしい話ですけどね(笑)。でも、よくしたもんで、半年間麹を造っていなくても、ポイントとなる段階になるといろんな感覚がサッと甦ってきて、自分の意思決定に対する情報を提供してくれます。具体的な手順みたいなものは忘れても、感覚を忘れることはないんでしょう。

感覚って記憶できるもんじゃないと思うんですよね。記憶するんじゃなくて、どこかに焼き付いているようなもので、その焼け痕にその時の感覚が合致すると「ああ、この感じだ」って自覚するような。それは、記憶を手繰るのに似てはいても、どこか根本的に異なることのように思えるんですけどね。

記憶力の弱い私が、そういう部分だけは他の人より秀でている(はずだ!)と、勝手に自分で思い込んでいる唯一の強みなんです(笑)。しかし、思い起こしてみると、私の唯一の酒造りの師匠である、長生社の前杜氏から教わったことは「いいか専務、この感じだ」っていうことばかりだったですもんね。

「もっと具体的な数字で示してくれよ!」って、あの頃は思ってました。「温度が何度になったら」とか、「時間が何時間経ったら」とか、「重さが何パーセント減ったら」とかね。もちろん、そういう計数的な把握が必要なことは論を待ちませんが、人間の感覚って分析機器以上に敏感だっていう説明がいいのか、分析なんかできないことを感じてるんだって言えばいいのか・・・。

ふと思うわけですよ、何でオレはこんなに直感的感覚的に判断してるんだろうって。もうちょっと考慮しろよって。何の根拠があるんだってね。でも、それは私がこれまでに自分の遺伝子に苦労して焼き付けてきたことなのかもしれません。自分の意志で自分の遺伝子に新たな項目を書き加えていけるのが、生命の根源なんじゃないかと思わないでもないんですけどね・・・何だか今日は話が飛びました(笑)。


□□□ bossが追い抜いて行っちゃった □□□
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美酒フェス(3日目)

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「終わったー」スタッフの口からようやく安堵の声が聞かれたのは、打ち上げの2次会(?)で越百の座敷に上がり込んだ時でした。美酒フェスタ3日目の最終日は、スタッフ誰もが心配していた『市街地の部』。高原の地ビールレストランでの開催は昨年もやっていたので様子が読めていたんですが、まちの中のアーケード内の空き店舗での開催は初めてだったんですよね。

「本当にお客さん来るんだろうなぁ」っていうのがみんなの偽らざる心境じゃなかったでしょうか。それほど広い会場じゃありませんから、ワンサカ来ちゃっても困るんですが、それでもスカスカ状態じゃぁカッコ悪いしねぇ・・・。でも、その心配も杞憂に終わって、ほぼ予定通りの来場をいただきました。良かった、良かった。

これまでの2日間と違って、最終日はまちなかでの立ち飲み形式でした。ちょっと値の張るお酒だけは有料にさせてもらって、その他大部分は基本的に飲み放題です。1500円でアルプホルンの演奏に出迎えられて、生のジャズ演奏を聴きながら飲み放題っていうのは、お安い価格設定だと思います。ありとあらゆる種類のお酒が並んでますしね。

地酒、地ビール、地ワイン、地ウィスキー、地リキュール、地スピリッツと揃っていて、その多くが国内外のコンテストで優秀な成績を収めている。「そんなメーカーがこんな狭いエリアに固まっている地域なんて、世界中見回してもそうはありませんよ」っていう、ソムリエの石田さんの言葉にもあるように、他のまちにはない地域特性を地元にアピールして、まちづくりに生かそうっていうのが美酒フェスタの基本的な考え方です。

しかし、こんなに小さな町で、アルコール飲料だけの内容のイベントを3日間連続で開催できるなんて結構すごいことだと思うんですが、自画自賛ですかね(笑)。ほぼ予定通りの定員は確保できましたし、内容的にもやりたいことはやれたと思います。お客様にご満足いただけたかどうかは未知数な部分もありますが、とりあえずは合格ラインはクリアしたということにしておきましょう。

信濃鶴もよく売れました。純米、特別純米、純米大吟が1升ビンで2本ずつ無くなりましたね。寒い日だったのでご要望があって、純米と特別純米の半分はお燗で飲んでいただきました。スッキリとした特別純米のお燗が好きな人と、ホンワカとした純米のお燗が好きな人が半々くらいの割合だったですかね。

最後にスタッフのみなさんご苦労様でした。私は時期的に造りが始まっていましたから、積極的に関与できなくてすいませんでした(汗)。このイベントはスタッフのみんなのまとまりが良かったから、うまくいったんだと思います。信濃鶴のブースを手伝ってくれたえっちゃんに、黄身ちゃんに、下ミキちゃんもありがとーございました!

このつながりを大切にして、また来年につなげられればいいですよね・・・って、来年もこんなのやるんかなぁ(汗)。しかし、この3日間はブログ書くのがキツ過ぎでした(涙)。


□□□ 写真ブログの予定だったのに・・・ □□□
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美酒フェス(2日目)

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私が、皆さんのテーブルを回ってお話をさせてもらっていると、そのお客さんは私の説明を差し置いて、ひとりで語り始めました。純米ってどういう意味があるのか、地元のお米だけで酒を造るってどのくらい大変なことなのか、なんであんなに安い値段で売ってるのか・・・。

「そりゃぁ、あれだけのことをやれば逆風を受けることだってあるさ、でもコイツのやってることはすごいことなんだよ!コイツはそれを今やってるんだ!」・・・と。

私はそのお客さんのことを知らないわけではありませんが、コイツと呼ばれるほどの間柄ではありません。でも、そんなことは構わないんです。私が言いたかったことを、彼は自分の周りのお客さんに全て説明してくれました。うれしかったなぁ。涙が出るくらいに。自分がやっていることが間違ってはいないかもしれないと、少し自信が持てた夜でした。

他にもうれしいことをたくさん言ってもらえて、気分が良くなり過ぎて、スタッフ連中と何件も飲み歩いて、あんまり記憶がないんだけど、蔵に帰ってきたのは夜中の3時。まだ1日残ってるのに・・・麹の引き込みもあんのに・・・(涙)。


□□□ 予告通りに写真ブログってぇことで □□□
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美酒フェス(1日目)

いやぁ、分かっちゃいましたが、美酒フェス1日目は、楽しくも、あわただしくも、うれしくも、忙しくもあって、あっという間に終わっちゃいました。来場いただいた、満席50名の皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。遠く東京や名古屋からのお客様も大勢いらっしゃって、とても盛況でしたよ。

明日の(7日分の)お席にはまだ空きがあるみたいですから、行ってみたいという方がおられましたら、駒ケ根市観光協会までご連絡くださいね。更に、この余勢を駆って明後日(8日)の市街地の部もたくさんの皆様に来ていただきたいので、こちらの方にも是非ご参加ください。百数十枚の前売りは出ているみたいですが、キャパはまだまだあるそうです。

いくら昨年好評だったからって、今年いきなり規模を3倍にしなくてもいいとも思うんですが(汗)、県からの支援金もいただいちゃっているので、成り行き上こうなっちまいました(笑)。計画当初はどうなる事かと思いましたが、今日の様子を見る限り何とかなりそうな感じがちょっとしてます(まだ早いかな?)。

昨年と同様に、南信州ビールの『ゴールデンエール』、長生社の『信濃鶴純米大吟醸』、本坊酒造の『駒ケ原(ワイン)』と『ツインアルプス(ウィスキー)』、養命酒製造の『クロモジ(スピリッツ)』と『夜幻草(リキュール)』を、各社の説明とシニアソムリエの石田さんの解説を聞きながら、まず最初に試飲していただきました。

まあ、これだけだってある程度の量のアルコールになりますが、そのお酒に合う料理が1品ずつ一緒に出てきますから、それとのマリアージュ(相性)を楽しみながらゆったりと飲んでいただけたんじゃないでしょうかね。この料理は今日の会場となった地ビールレストランのシェフと石田さんが、綿密に打ち合わせて準備してきたものです。とても美味しそうでしたが、我々スタッフの口には入りませんでした(涙)。

今年の信濃鶴の出し物は昨年と同じ純米大吟醸でしたが、今回限りのサプライズということで、製品版ではなくて、各種品評会への出品用に別取りしてあったものをお出ししました。ちょっと前に「これはいい!」と思える、頃あいの熟し加減のものを見つけてあったので、それを飲んでいただくことにしたんです。そんなの1升ビンで数本しかありませんから、本当にここだけでしか飲めない代物です。

つかみはバッチリっていうところだった・・・かな(笑)。今日の信濃鶴に合わせて出てきたのが、チーズだったんです。詳しい種類は分かりませんでしたが、カマンベールに近い感じのものだったと思います。私も日本酒とチーズは絶好の取り合わせだと思っていますが、お客さんはそんな組み合わせは初めての方も多くて、その美味しさにビックリしている人が多かったですね。

会の後半はフリーの歓談の時間になっていて、われわれメーカーのスタッフや2名のソムリエの方々が客席を回って、皆さんの質問に答えながらお話をさせてもらいました。信濃鶴はかなりご好評をいただいて、こっちに来いあっちに行けと休む暇もなくしゃべっていた感じです。

私とつながりのあるお客さんでは、先月長野市で開催した酒メッセで私が配っていた美酒フェスのチラシを見た、美人おふたりが来てくれてました。おひとりは長野市からわざわざ来てくれたんですよ。感謝感謝です。身内(?)では、越百のえっちゃん、五十鈴神社の宮司夫妻とそのお友達、私の青年会議所での先輩夫婦等々。こちらも感謝感謝ですが、えっちゃんは途中から酔っ払って寝て・・・まあ、言わないでおきましょう(笑)。

「とても美味しかった」、「日本酒を見直した」、「地元で純米だけで頑張っているのはすごい」等々言っていただいて、私もこれからの酒造り期間を前に、非常に元気をもらうことができました。「お土産にほしい」というお話もいくつか聞きましたから、明日の市内での信濃鶴の売上はちょっとは伸びるかもしれません(笑)。

長々と書き過ぎました(汗)。明日はスタッフみんなで打ち上げをやるっていうんで、昼間にもブログを書く時間はないし、今日の分も含めた写真ブログにしようと目論んでいます。ですから、今日は明日の分まで書いたっていうことでお許しを。今日は夜の仕事があったんですが、明日はないから思いっきり飲んじゃおうかなぁ・・・(笑)。


□□□ あさってもあるんですけどね(汗) □□□
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黄金千貫

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昨日の記事の続きになりますが、この写真の芋(サツマイモ)はどういう品種の芋なのかお分かりですか?昨日のブログに、すでに酒恋倭人さんが「コガネセンガンですね」なんてコメントしてくれてありましたが、その通り『黄金千貫』という品種です。芋焼酎の原料になる芋なんですよね。ある方からのいただき物です。

焼酎のことはよく分からないのでハッキリしたことは言えませんが、いろんな作物で焼酎は造られていますから、芋焼酎はどーしてもこの黄金千貫でなくっちゃ造れないなんてぇことはないんでしょうね。長野県にはトマトで焼酎を造っているメーカーだってあるんですからねぇ(笑)。

逆に、この黄金千貫は焼酎の原料専用っていうことでもなさそうです。つまり通常の食用にも供されるっていうことです。日本酒における美山錦とか山田錦なんていう専用の酒米は、普通のご飯のように食べても美味しくないと言われています。本当に清酒の原料専用の米なんです。黄金千貫は食べても良し、醸しても良しの芋なんですね。

私の周りでサツマイモっていうと、形はこれとよく似ていますが、もっと表面の皮が赤い感じですね。何年か前まで、私も自分のうちの畑で作っていましたが、あまりいいものが作れないので、ここのところは作っていません(汗)。品種の違いなんでしょうけど、ちょっと見ただけでは、私にとっては違和感のあるサツマイモっていう感じです。

食べた感じは、ホクホクしてるって言うか、ネットリしてないって言うか、てんぷらではとても美味しいんですけど、石焼きイモには向いてないような気がしましたね。このホクホク感が焼酎の醸造に向いているのかなぁ。発酵し易くて、効率よくアルコールを造り出せるのかもしれません。

さて、この黄金千貫は九州から送られてきたものかって言うと、この伊那谷で作られたものなんですよね、これが。地球温暖化の影響で耕作適地が北上して、長野県でも作ることができるようになった・・・なんてぇ話じゃなくて(笑)、この地元の芋焼酎を造ろうっていう目的で栽培されているんです。

酒販店さん主導で、かなり組織的にそれぞれの市町村独自の芋焼酎を造っているグループもいますし、そうでない小さな集まりの皆さんもいるみたいです。背景とすれば、ここ数年の芋焼酎のブームは凄まじいものがありましたから、それにあやかって地元ブランドの芋焼酎を造って売り出そうっていうことなんでしょうね。

どこで造ってるかっていうと、当然この伊那谷には元来の焼酎の専門メーカーはなかったわけですが、飯田市の喜久水酒造株式会社さんがほぼ一手に醸造なさっています。例えば中川村で栽培した黄金千貫を喜久水酒造さんに持ち込んで、中川村の芋焼酎にしてもらうわけです。

喜久水酒造さんは我が社よりは相当に大きなメーカーさんですが、清酒でも焼酎でも素晴らしい品質のものを造り出せる、総合醸造メーカーになりつつあるんじゃないですかね。長生社でもやればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、焼酎の醸造免許がないからできないんですよ(涙)。

本場九州のメーカーさんの絶対的な自信は、「同じ黄金千貫でも、九州のものと他所でとれたものとは全く別物だ」っていうところにあるみたいです。私はこの地元の芋焼酎をまだ飲んだことがありませんが、いただいたこの黄金千貫を見る限りでは、そんなに出来の悪いものだとも思えないので、どのくらい本場に近付いているのか飲んでみたくなりました。

地域おこし的な側面と商業的な側面が交錯していますが、休耕田で割合と簡単に作れるみたいですし、子供たちをイモ掘りに参加させて、お父さんたちは出来た焼酎を飲むなんていう流れのイベントもやっているようですから、悪い話じゃぁないですよね。その分、日本酒が売れなくなるかもしれないっていう状況以外はね(笑)。


□□□ 万年3位です □□□
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最後の晩餐

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いよいよ造りが始まって蔵に寝泊まりするようになると、当然家での晩酌はできなくなります。夕飯を食べた後に車で会社まで戻らなくっちゃなりませんからね。「おい、酒」「おい、醤油」「おい、わさび」「おい、新聞」「おい、メシ」と、毎晩大名のような扱いで晩御飯を食べていた私も、ついに年貢の納め時です(涙)。

・・・スイマセン、今ウソ言いました。「おい、酒」なんて言おうもんなら、「酒が何なの」「いや、お酒が飲みたいんです」「だから何なの」「だから、お酒のビンを取ってください」「自分で注いでね」「はい、もちろん・・・」と、女房や娘からこっぴどくやり込められてしまいます。それが分かってても、たまにダメモトで言ってみるんですが・・・やっぱしダメです(涙涙涙)。

とは言っても、もうお正月までは家でお酒が飲めなくなるっていうんで、家にあったお酒を総動員して飲みまくりました。酒の肴も豪華版を用意してくれましたしね。カキフライにホタテの貝柱なんて、仙台のサンセールさんの家じゃぁしょっちゅう食卓に上がっているようなものですが、信州の山の中だと大御馳走です。

信濃鶴ばかり飲んでいても面白くないので、ビールも当然飲んでおきます。昨年あたりからこのエビスビールばかり飲んでいます。1日1本ずつしか飲まないんですが、しっかりとした味があって、飽きませんね。蔵ではビールは飲みませんから、本当に夏の間だけですが、それでも4ケースくらいは飲んだかな?いや、5ケースかな・・・(汗)。

北海道の最果ての遠軽町っていう所にあるパナシェとかいうバーでは、もっとバラエティに富んだ世界中のビールが飲めるそうですが、きっといろんな味がして美味しいんでしょうねぇ。いつか行って飲みまくろうと思ってますが、カクテルも自信があるみたいなんで、2晩かけないと楽しめないかなぁ・・・。

そんでもって、焼酎にも手を出します(笑)。これは、九州に旅行に行った人からのお土産ですが、最近ハマってたんですよ。美味しいんですよね、これが。芋焼酎っていうとあの独特の香りがいいわけですが、それがそんなに強くなくて、味もマイルドな感じでした。スルスル飲めて、こりゃぁ芋焼酎売れるわけだと思いましたよ。

以前は芋焼酎を飲み過ぎると、次の日にはその匂いが口の中に残るのが気になったものですが、このタイプならそんなことないんじゃないかなぁ。この商品がそうなのかどうか知りませんが、蒸留法が違ってきているみたいですね。普通の大気圧の下での蒸留ではなくて、減圧した中で蒸留することでスッキリとした酒質になるんだとか。

事故枚の問題もありましたし、経済の先行き不安から消費者の財布のひもも固くなって、今現在の出荷に関してはよく分かりませんが、頭打ちになったといわれる焼酎の市場でも芋焼酎だけはまだ健闘しているみたいです。業界の努力の賜物でしょうが、日本酒業界も負けないように頑張らなくっちゃ。

4枚目の写真に一緒に写っている芋は、実は芋焼酎を造る専用の品種なんです。ちなみにビールの脇に写っているのは、この芋のテンプラです。ちょっとパサパサしたような食感でしたが、味は美味しかったですね。そんな特別な芋だなんて、言われなきゃぁ分からないだろうなぁ。何でこれが我が家にあるのかは、明日のお楽しみ。


□□□ こう着状態かな □□□
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いよいよ開始

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ここ3週間ほど仕込みの準備に費やしてきましたが、いよいよ本日『初コシキ』となりました。コシキっていうのは、酒造りで使用されるお米を蒸すための、大きな蒸篭(せいろ:蒸し器)みたいなものだと思ってくださいね。昔は初めてコシキでお米を蒸し上げた日には、蔵内でお祝いをしたものです。

お米は全て隣の飯島町の美山錦を今年も用意できそうです。私たちがお米を買い付ける時は、基本的には『俵』単位が一般的ですが、精米設備のないほとんどの県内のお蔵さんは、精米された状態での入荷になりますから、精米されたお米が30kgずつ入った『袋』単位で買うことになるんです。

我が社の今年の初入荷は、60%の精米歩合の美山錦240袋が、ドーンと先週届きました(写真1)。簡単に説明すると、60%まで削られた30kgの米の袋をひとつ作るには、玄米で50kgいることになりますよね。それが240袋来たんだから、玄米換算で12000kg(12トン)です。お米の1俵は60kgですから、200俵の玄米を購入したことになるんですよ。

この冬の間に何回もこういう配達があるわけですから、目もくらむような量のお米を半年間、毎日蒸し続けることになります(汗)。あまり先を見ると気が遠くなりそうなので(笑)、とりあえずは最初に蒸すお米の観察から始めます。まあ、ちょっと手にとっただけじゃぁ、昨年のコメと比べてどうこうなんてなかなか言えませんけどね。

お米の粒自体は大きい気がしますが、大きさが少し不揃いかな(写真2)。今年の長野県内の作況指数は少しいいみたいですから、実りは良くて大粒なのかもしれません。しかし、このブログでも何回もお話ししましたが、良く出来た年のお米が酒造りに向いたいい米になるとは必ずしも言えませんから、注意してるんですけどね。

今日、お米を蒸したわけですから、昨日中にそのお米は洗って、水に浸漬して適度に吸水させてあったんです。時間を計って浸漬して、例えばお米に32%吸水させようと思えば、十数分はかかります。昨年と比べると、この浸漬に要する時間は長かったなぁ。つまり、水を吸い難いっていうことです。

水に浸している時に、水の中で手にとって水が米に浸透していく様子を目で確かめながら時間を決めていきますが(写真3)、いくつか実験をやってみると昨年よりは数分長く漬けておかないと、同じだけの吸水率になりませんでした。もしかしたら、ギュッと結実していて、硬いお米かもしれませんねぇ。硬くていいこたぁ、あまりありません(涙)。

蒸した後の手触りも、やっぱり少し硬いかもしんないですね(写真4)。美山錦っていうのは、酒米の王者『山田錦』なんかに比べると、もともと硬い米だと言われています。そういうお米は、麹を造る時にちょっとばっかり苦労するんですが、更に硬くなるってぇと今年の造りは覚悟が必要かな・・・。

いずれにしても、第1回目の蒸しなんか上手くいかないことだらけなわけです。準備し忘れていることもあったりしますし、とにかくその年のお米に慣れてないんですからね。最高のパフォーマンスってぇわけにゃぁいきませんが、ドタバタしながらもそれなりにまとめられるようになってきているのは、ヒヨッコ程度とは言えこれまでの経験の産物でしょうか(笑)。

これは、本当に初めてお米を蒸しただけでの感想ですから、何回か蒸していくうちに今年の美山錦の傾向が分かってくるでしょう。この地元の美山錦しか使わないんですから、その年の傾向はハッキリとつかめてきます。単一産地の単一品種しか使わないなんていう馬鹿げたことをやっている蔵の、数少ない利点のひとつでしょうかねぇ(笑)。


□□□ 今年の米蒸しレポート第1弾でした □□□
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真剣勝負

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【娘12歳:小学校6年生にもなると、だんだん夜寝るのが遅くなってくる。女房がお笑い番組なんか見ていようもんなら、いつまでたっても寝やしない。歌謡曲にも関心を持ち始めて、歌番組が始まればテレビにクギ付け状態である。毎日のように女房に怒られているが、最近では効き目なんかありゃしない。】

・・・とはいえ、夜更かしするほどではありません。そもそも我が家の女性陣は早寝早起きです。今どき8時に寝かしつけられる子供も少ないのかな。9時前には寝床に入りますから目くじらを立てるほどのことでもないかもしれませんが、我が家の子育て方針に従って、頑固一徹にこれからも寝かしつける予定です・・・

【父44歳:春になって酒造りが終わったとたんに、ものの見事に腑抜け状態になる。しばらくは体を休めようなんて甘っちょろいことを言い訳に、朝の起床時間がどんどんと遅くなる。女房と娘が朝食を食べ始めたところに、のそっと起きだすこともしばしば。その度に2人から非難ごうごうと、朝からやり込められる。】

・・・とはいえ、会社に遅れそうになるようなことは決してありません。そもそも7時には起きるんだから、娘よりちょっと遅い朝食になるくらいです。冬の造りの時期には会社に寝泊まりして、朝ひとりで6時前にはちゃんと起きるんだから、年がら年中ダラダラとしてるわけじゃなくって、やろうと思えばキッチリと目覚められます・・・

女房「早く寝なさいって言ってるでしょう!いつまでテレビ見てるの!」
娘 「ハァーイ・・・」
私 「返事だけで体が動いてないじゃないか。早くしろよ」
娘 「ねぇ、△△の歌だけ聞かせてよ」
私 「さっきは□□の歌だけっていうから今まで見てたんじゃないか」
娘 「だから、もう1曲だけでいいからさぁ」
私 「ダメダメ!約束は約束だ」
女房「何ぐだぐだと言ってんの?早く寝る用意なさい!」
娘 「なによ、お父ちゃんなんか朝起きられないじゃないの」
私 「何言ってんだ?いきなり話をすり替えんな」
女房「そうよ、お父ちゃんもたまには早く寝たらどうなの?」
娘 「そうだ、そうだー。毎朝お母ちゃんに起こされてるくせにー」
私 「こんなに早く寝られるわけないじゃないか」
女房「朝、お父ちゃんを起こすのも大変なのよ。たまには早起きしてよ」
娘 「やーい、お母ちゃんに怒られたー」
私 「バカモノ!今はお前が寝る話をしてるんだっ!」
娘 「じゃぁさ、お母ちゃんさぁ、私がいつまでも寝ないのと、お父ちゃんがいつまでも起きてこないのと、どっちが困るの、どっちがイヤなの?」
女房「・・・」
私 「・・・ゴクリ(生唾の音)」
娘 「・・・ゴクリ(生唾の音)」
女房「あなたがいつまでも寝ないことよ!」
娘 「チェッ」
私 「ヤッター!ほら見ろ、お父ちゃんの勝ちだー!バンザーイ!」

両手を高々と上げて、ガッツポーズをとって、ふと我に返る。こんなことで娘と真剣勝負してる自分って・・・(涙)。


□□□ すがすがしい朝の中央アルプスのような実話(笑) □□□
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新車

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業績の芳しくない日本酒業界ですが、いろいろと切り詰めて経費削減をしてみても、どうしても必要なものは買わなくっちゃなりません。配達用の軽トラックが1台寿命になりました。修理して使い続ける方がお金がかかるくらいになっちゃいましたから、新車にすることになったんです。

会社にとっても安い買い物じゃぁないわけですが、これなしではにっちもさっちもいきませんからねぇ。遠くへの配達なんてほとんどないんです。駒ヶ根市近辺の市町村だけで出荷量の大部分を占めるわけですから、ちょこちょこと近間の配達が多いですね。大きいトラックは1台しかありません。

逆光になっちゃって分かりにくいんですが、手前の軽トラが新車です。奥の荷台に乗っかっているのが古い軽トラです。この古い軽トラ、何が凄いかって、走行距離が凄いんです。ここまで乗れば文句ないでしょう。自動車屋さんもビックリしてましたが、何と33万キロでっせぇ!今日の記事で言いたいのはこれだけです、ハイ(笑)。

普通は10万キロくらいで変え時らしいですから、その3倍以上は走ってますよ。アクセルペダルの脇なんか、穴があいてて地面が見えるんだもんね(笑)。それでも遠目で見れば、そんなにボロボロっていう感じでもないんですよ。社員のIさんの社用車でしたが、丁寧に乗っていてくれたっていうことでしょうね。

まあ、こんなこと自慢できる話でもありませんが、我が酒造業界は物持ちがいい業界としても知られています。出入りの資材業者さんたちも、一旦何か醸造用の機器を納入しちゃうと、それを延々と何十年も使われちゃうから売り上げが伸びないんだって嘆いてましたっけ・・・(笑)。

我が社ではこういう軽トラを使って配達もするし、毎日のルートセールスつまり御用聞きもこなすわけですが、名前の通った銘柄だとセールスマンのいないお蔵さんもあるんですよ。つまり、セールスマンなんかいなくてもお酒が全部売れちゃうんですね。我が社の何倍も大きな蔵なのに、セールス用のトラックなんかないんです(汗)。

そうなるまでの努力もあったでしょうし、販売戦略の違いもあるでしょうが、そういった経費がかからずにお酒が売れていくなんて、会社の経営っていう点だけから見れば有利な展開ですよねぇ。一方でうらやましいのは当然ですが、地元のためのお酒造りを標榜している我が社としては、なかなか難しい方向ですかね。

もちろん限度はありますが、地元の酒販店さんの要望に細かく応えていくことで、今現在のご愛顧をいただいているのは事実なんですよね。「今すぐ特別純米3本持ってきて!」っていうような注文もよくあるわけです。配達できる人がいないと、専務さんにも度々事務所からお声が掛かります(笑)。

問屋さんだったりすると、前日注文が当たり前になっています。我が社でも「緊急の配達には対応できかねます」っていうことに今後なるかもしれませんし、時流に乗って流通や配達に関しては完全にアウトソーシングっていう手もあるでしょう。そんなことを考えつつも、街なかを信濃鶴の看板を背負った車が走っているのを見るのは、このまちの酒っていう感じがしてうれしいものなんですよね。


□□□ 造り酒屋3蔵はいつもくっついてますね □□□
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千客万来

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昨日和ちゃんが長生社に来てくれたと思ったら、今日もいろんな方とのつながりを実感する1日になりました。仕込み準備のあわただしさも忘れるくらいに、うれしい事続きでしたね。これから仕込みに向かう気持ちが、いやが上にも盛り上がるってぇもんです。準備が間に合うかどうか、まだ分かりませんが・・・(汗)。

あまり、ブログの世界ばかりに浸っていてもいいことはないでしょうけど、私の場合には駒ケ根ブロガーをはじめ、かなりリアルな付き合いが伴っていますから、うまいことバランスが取れているかもしれません。最初はバーチャルな付き合いの方とも、どっかで実際にお会いしてリアルなつながりになっていきますから、本当に楽しいし、有難いことだと思っています。

さて、まず最初は上の写真の一式を送ってくれたbossです。『激走ロードバイクの旅第2部』のDVDと『まりもっこり』と『キティちゃん』の携帯ストラップがたくさんです。キティちゃんは私がこのブログで以前におねだりをしたら、本当に娘と女房に送ってくれちゃって恐縮してます。スイマセン(汗)。

まりもっこりはおなじみの北海道のキャラクターですが、駒ケ根ブロガーの皆さんへっていうことでいただきました。昨日和ちゃんにいただいた美味しい柿と一緒に、昨日より『越百』にて該当者にお配りしてますから、「私は該当するはずだ!」と思われる方は、越百にお越しくださいね!bossと何度もコメントのやり取りがある方は、お早めにどうぞ。

しかし、しかし、本当にbossが送りたかったのは、今年も行った命がけ(?)のロードバイクの旅の一部始終を収録したDVDのはずです。私が見たら次々と回していきますから、興味のある方、イヤ興味のない方もぜひご覧ください。どーゆーつもりで、こーゆーDVDを作ったのかは分かりませんが、生のbossとは言わなくても、動いているbossとは遭遇できるはずです(笑)。

次にビックリしたのは、昨日の和ちゃんのお友達でもある酔庵(ようあん)さんが、突然会社に来られたことです。酔庵さんもブロガーです。和ちゃんとはブロ友でもあり、実際の友人でもあるそうです。酔庵さんもよく信州に来られていますが、今日もそのついでに長生社まで、今発売中の『純駒』を買いに来ていただきました。毎度のことですが、酔庵さんとも初めてお会いした感じはしませんでしたねぇ。

「昨日、和ちゃんさんお見えになったんですよ」なんて言ったら、「あっそーなの?」っておっしゃっていましたから、2人で申し合わせた訳ではなさそうでした(笑)。信州好きで蕎麦好きでブログ好き(?)な友人2人が連日来社されるのも、珍しいことですよね。行動パターンが似てるだけかもしれませんが・・・(笑)。

もうひとつは、これもブログもよく拝見していますし、東京で開催する『長野の酒メッセ』にも毎回お越しいただいているMさんが、以前勤めていた居酒屋をやめて、新しいお店を始めたっていう手紙を送ってくれたことです。彼は長野県出身なので、信州の清酒をこよなく愛してくれています。

有名銘柄が並ぶお店なので信濃鶴にはチト敷居が高いわけですが、前のお店にも置いていただいたことがありますから、鶴のレベルが上がればそのうちに出番をくれるかもしれません(笑)。四谷三丁目の『旬酒場日がさ雨がさ』というお店ですから、是非寄ってみてくださいね。

持つべきものは友であり、ブロ友も同義ですね。bossも酔庵さんもMさんもブログ上での特別な友達っていう感じはしないわけです。通常の友人や知り合いと何の分け隔てもないわけで、こういう人との出会いのひとつの道を教えてくれた、acb師匠にはお礼を言わにゃぁならんですねぇ・・・最近会ってないけど、ブログ読んでるからいいか(笑)。

》》》》》》》》》》 【bossのブログ】
》》》》》》》》》》 【酔庵さんのブログ】
》》》》》》》》》》 【旬酒場日がさ雨がさのブログ】
》》》》》》》》》》 【acb師匠のブログ】


□□□ bossさぁ、5本指の靴下はけば? □□□
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