専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

仙台紀行(たまき庵編)

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昨日までで、真面目に書かなくっちゃならない事は終わりにして、後は楽しかった仙台の思い出をまとめて書いておきましょう。楽しかったとか、美味しかったっていうのは、あくまでも物事を肯定的に受け止めた結果の表現であって、全ては仙台における信濃鶴の営業にまつわるお話だとご理解くださいね(笑)。

今日は、「仙台紀行のたまき庵編」です。『たまき庵』さんっていうのは仙台で、いや宮城県内でも名の通ったお蕎麦屋さんなんです。仙台市内ではあるんですが、錦本店からはかなり離れた『秋保(あきう)温泉』の奥にある『秋保大滝』のそばにそのお店はありました。車で40分以上はかかったでしょうか。

なぜ、ここまでわざわざ足を伸ばして蕎麦を食べに行ったかっていうと、先月サンセールさんが駒ヶ根に来てくれた時に『丸富』で蕎麦を食べたんですが、サンセールさんが仙台から来ていることを聞いた丸富のおやじが「仙台には蕎麦の神様のような人がいるんです」っていう話をしてくれたのがきっかけでした。その神様がたまき庵のご主人です。

「えー!その人ならよく知ってますよ」ってサンセールさんが驚いて、来仙した際には是非行きましょうっていう約束になってたんです。ご主人は日本酒やワインがお好きで、錦本店の古くからのお客さんだったようです。サンセールさんなんて「しんちゃん」なんて呼んでたもんね(笑)。奇遇と言えばかなり奇遇です。

「アキウ」とはさすがに読めませんでしたが、秋保大滝は日本の三大名瀑のひとつとも言われるくらいで、秋保温泉の観光スポットになっているとのことでした。まあ、例によって他の二つはどこなのか誰も知らないっていうパターンみたいですが(笑)、そばまで行ってみると、水量といい大きさといい、とてもカッコいい感じでしたね。

その秋保大滝をお守りしている秋保神社っていうのがあって、その神社の目の前にたまき庵はありました。ハッキリ言って、どこでも見かける観光地のドライブインっていう第一印象です。蕎麦の看板より大きく「カレーうどん」なんて書いてあって、どう見たって蕎麦の名店とは思えませんでした(汗)。

いろいろと食べさせていただきましたが、私はとにかく2枚目の写真の『蕎麦がき』を食べてぶっ飛びましたね。当然美味しくてぶっ飛んだんですが、色が緑色してるんだもんねぇ。蕎麦の実っていうのは、新蕎麦のうちは黄緑色をしてるんです。その時期のお蕎麦が一番美味しいなんて言われますが、今の時期の蕎麦がこの色をしているなんて見たことはありません。

6枚目の写真が殻を剥いた蕎麦の実ですが、やっぱり黄緑色してますよね。ビックリしたのは、この実の中から割れたものや粒の小さなものは粉にする前にピンセットで取り除くんだとか。その仕事を専門にやる人がおられるみたいですが、気が遠くなるような作業ですよ。やれって言われても、私はヤダなぁ。

お話を聞いていく中で更にビックリしたのは、蕎麦粉に対するこだわりです。蕎麦は日本中から厳選したものを取り寄せているということでしたし、お店の裏に蕎麦の実の選別機や殻を剥く機械やらがあって、全て自分で毎日粉を挽いているんです。製粉機なんて、用途に合わせて数台持っているとか・・・そりゃ、美味いわけだよ。

写真の3枚目はずんだという豆から作った『ずんだ豆腐』、4枚目は透き通るような白さの『さらしな蕎麦』、5枚目は1割程度のつなぎを使った『ざる蕎麦』。どれも美味でしたが、日本人の先祖が初めて蕎麦というものを食べて美味しいと感じたのはあの味ではなかったかとさえ思える、あの『蕎麦がき』の味は忘れられません。

サンセールさんは営業と称して信濃鶴をお土産に持って行ってくれていました。「私は純米大吟醸しか飲みません」なんておっしゃっておられたので、ご主人の口には役不足かと思いましたが、その日の夕方にもう錦本店に注文をくれたらしいですよ(笑)。かなり気に入ってもらえたようで、最後の晩の内輪の飲み会にもわざわざ出てきてくれて、しっかりと飲みながらのお話もさせてもらいました。ね、しっかりと営業になってたでしょ(笑)。

》》》》》》》》》》 【たまき庵さんのホームページ】
》》》》》》》》》》 【サンセールさんもたまき庵のこと書いてます】


□□□ 仙台の皆さんのおかげでポイントが高いんでしょうか? □□□
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錦本店

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仙台から帰ってきて、ホッとする間もなくあわただしい一日が過ぎましたが、頭の中はまだ仙台です(笑)。サンセールさんからいきなり注文のメールが来ましたが、まだ目の前にいるような気分です。コン様が錦本店の事務所で、サンセールさんに押し付けられた仕事を恨めしそうにやっている気配すらします(笑笑笑)。

何せこれまで狭い世界で商売をしてきましたから、東京はまだしも仙台にまで営業に行くことがあるなんて考えられないことでした。それもこれも、錦本店で信濃鶴をビックリするくらい売ってくれて、サンセールさんも駒ヶ根まで来てくれたおかげです。鶴をたくさん売って、専務取締役杜氏を仙台まで引きずり出そうっていう、サンセールさんの言葉通りの展開になりましたね。

携帯ブログでも少し書きましたが、錦本店の周りはオフィス街と住宅街が入り混じったような場所にあって、決して賑やかな繁華街じゃぁありません。1枚目の写真にある『錦本店』っていう看板がビルの壁から突き出していなければ、知らない人は気がつかないような店構えです。

それでも、お客さんは来るんです。それは、錦本店が他の酒販店さんと違って、徹底的に商材を絞り込んでいるからでしょうね。お店にはワインと日本酒、それもほとんど純米酒しか置いてないんですからねぇ。焼酎やビールも扱ってはいるんですが、それは納入している料飲店に対して必要な分入れているだけで、店舗の方には全く見当たりません。

特別に有名銘柄がたくさん置いてあるわけじゃぁないんですよ。だって、信濃鶴が置いてあるくらいですからね(笑)。100万都市の仙台だからできる芸当なのかもしれませんが、そうやって専門性を高めることで、お客様の信頼度を上げて、また行ってみようっていう気にさせるんでしょう。当然、料飲店さんたちからも信用されるでしょうしね。

今回実際に錦本店まで行ってみて、普通の田舎の酒販店さんと決定的に違うと思ったのは、錦本店は企業だっていう事でしょうか。先祖の後を継いで、世襲的にやっているお店じゃぁないんです。『株式会社エンタツ』っていうグループ企業の1部分なわけです。信濃鶴を楽しむ会の会場となった鳥心さんも同様です。

ですから、店長のサンセールさんは部長や課長みたいな役割であって、利益管理をしたり予算計画を組んだりしなくっちゃならないんだと思います。たまに酔った拍子に、ブログにもそんな話題が出てきますよね。上司にあたる人もいて、実は厳しく指導されているのかもしれません。まあ、その割りに勝手なことやってるっていう感も否めないわけですが・・・(笑)。

そう言えば、仙台にいる間に本社の部長さんにもご挨拶いただきましたし、直接お話したわけではありませんが、社長さんファミリーと夕食会場が一緒だったこともありましたね。同じグループ内のレストランを使っていましたから、こんな風にバッタリっていう事もたまにはあるようでした。そこでの雰囲気は、やっぱり一企業のタテのつながりを感じさせるものではありました。

でも、サンセールさんは気軽に近づいていって、普段からのうっぷんが溜まっているのか、社長のご家族に見えないところで、お孫さんの頭をゴンッ!って小突いて・・・オッと!ウソウソウソウソ・誰にも言わないでね誰にも言わないでね誰にも言わないでね誰にも言わないでね・サンセールさんクビになるかなサンセールさんクビになるかなサンセールさんクビになるかなサンセールさんクビになるかな・笑笑笑笑。

何はともあれ、錦本店と鳥心のスタッフの皆さん、本当にお世話になりました。心より感謝いたします。ありがとうございました。錦本店を取り巻いている皆さんが和気あいあいとしていた事を、今回私は一番うらやましく思いました。


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大越商店

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怒涛の『信濃鶴を楽しむ会』から一夜あけ、二日酔いの体にムチ打って向かったのは、気仙沼市にほど近い本吉町の『大越商店』さんでした。実は宮城県には、サンセールさんの錦本店さんの他に大越商店さんが信濃鶴を扱ってくれていて、今回の出張ではその両方のお店にご挨拶させていただくのが重要な使命でした。

有難いことに、サンセールさんが車を出してくれて、一日中私に付き合ってくれました(感謝!)。簡単に行ける距離じゃぁないんです。途中まで高速道路があって、後は国道を使って2時間以上はかかります。日帰りで仙台に帰ってきて、夜の飲み会に間に合わないとならないし・・・(笑)。

大越さんは電話でお話しした印象がとても気さくな感じだったので、本当は一緒に飲んでみたかったんですけど、諸事情で今回は見送りました(涙)。お会いしてみると、正にその通りの人柄でした(笑)。私と歳も近いし、このブログも読んでくれているみたいなので、話は早かったですね。

私は予想してたんです。小さな町の酒屋さんなんだから、それほど大きくはないだろうし、駒ヶ根にあるような普通のまちの酒屋さんだろうってね・・・。ところがドッコイ、「私もパワーもらいましたよ」ってサンセールさんが言うくらいの元気な酒屋さんだったんですよ、これが(汗)。

お店の前に到着して、まず「オヤッ?」と思ったのが、東京でも手に入らないような超有名銘柄の空きビンが並べてあることでした。大越さんと挨拶をして店内に入ると、失礼ですが、日本酒も焼酎も「こんな人気銘柄がこんな田舎で売れるんか?」と思うほどの品揃えなんです。

これは、錦本店とは違った意味で、ただならぬ酒屋さんだと思いましたね。揃えようとして集められる銘柄じゃぁないんです。これだけあれば、誰も文句は言わないでしょう。注文は日本中から来るんだとか。そんな中に並んでいる我が子、信濃鶴に「オメー、大丈夫か?」って声かけたくなりましたよ(汗)。

大越さんは「偶然扱えるようになったんですよ」なんて言ってましたが、そんなにマグレが続くわきゃありません。サンセールさんとはまた違った、嗅覚や方向性や行動力を持っているんだと思いました。わざわざ尋ねて来た甲斐がありましたね。勉強になりました。

大越商店さんの、すぐ目と鼻の先はもう漁港でした。実はそこで捕れるウニをたらふく食べさせてもらったんですが、その話は後日にしましょう。予定オーバーで仙台まで帰ってきてからは、錦本店のコン様や昨日お世話になった鳥心の皆さんと、またもや仙台の夜を楽しむことに・・・(汗)。

「どんどんと人とのつながりが広がって行くなぁ」、と実感しながら飲みましたが、どうやってホテルまで帰ったのかは、よく覚えてません(笑)。

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信濃鶴を楽しむ会

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この手タレ写真が、今回仙台に来た最大の成果でしょう。土曜日の午後が飲食店さん対象の『信濃鶴の試飲会』、夕方からは一般のお客様向けの『信濃鶴を楽しむ会』でした。半日かけての長丁場だったんですけど、これが今回の仙台営業のメインイベントです。

試飲会の方はサンセールさんの予定より来客数が少なかったようでしたが、私としては2時頃から5時頃までずっとしゃべりっぱなしくらいの状態だったので、ちょうどいい間合いでしたけどね。飲食店のオーナーさん達はお酒について詳しい人が多いので、こちらも気を抜けません。

試飲会に引き続いて開かれた楽しむ会は、前日までに予約をいただいた、信濃鶴を飲む気満々の皆さんとご一緒させていただきました(笑)。信濃鶴の事を知らないお客様もおられましたが、ほとんどの皆さんはこれまでに鶴を飲んだ事があって、気に入ってくれている人が多いということでした。

挨拶をさせていただいたあとは、料理も次々と運ばれて来て、いいタイミングを見計らって信濃鶴の全ての種類の製品が順番に杯に注がれていきます。こういう集まりを定期的に開いているサンセールさん達スタッフが手際良く進めてくれるので、私は皆さんにお酒の説明をしっかりとすることができましたね。

実はこの手の、信濃鶴だけを楽しむような会を企画してもらった事はこれまでなかったんです。そう緊張したわけでもありませんでしたが、自分だけが主役っていう感じは、気持いいっていうよりは、どこか落ち着かないって言った方がいいかもしれませんね(汗)。

会場は錦本店の姉妹店と言ってもいいんじゃないかと思えるくらいの居酒屋『鳥心』さん。だって、裏の通用口が錦本店の店内につながってるんだもんねぇ(笑)。20名くらい入れるそれほど広い部屋じゃないんですけど、皆さんとお話できるのはそのくらいが限度でしょうね。

信濃鶴を毎晩飲んでくれているという熱烈ファン、ブログをいつも読んでくれているというご夫婦、自分のお店で鶴を使ってくれている居酒屋の店主、そう言えば、このブログにコメントをくれる『ハッピーさん』も専務に会いたいからって来てくれました。

会の終了後に、みんなノリノリで手タレ写真を撮りました。とてもいい思い出になりましたね。皆さん、本当にありがとうございました!

その後は、錦本店や鳥心のスタッフの皆さんと打ち上げでした。みんな和気あいあいとしていて、私も気がねなく楽しませてもらえました。皆さんにも感謝感謝です。とっても遅くまでドンチャンやっていたんですが、なんとか自爆せずにホテルまで帰りつきました(笑)。

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夜の営業

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仙台に到着して、無事サンセールさんと合流することができたところから話を続けますね。

とりあえず、駅の改札口で固く握手をかわし合いましたが、「よく考えるとあのメガオフ会からまだ1ヶ月しか経ってないんだよねぇ」と二人で苦笑い(笑)。さすがに100万人都市の仙台は活気がありますね。

早速、夢に見た『錦本店』に連れて行ってもらいました。そこで『コン様』にご対面。これまで、直接お話したことはなかったんですが、「おぉー!生コンだぁー」と盛り上がりました(笑)。

詳しくは、帰ってから報告しますが、これまで私が得てきた情報通りのお店でしたよ。ただ、お店の周りの景色は私が想像していたよりも殺風景でしたね。町なかっていうよりは、オフィス街っていう感じかな。

ホテルにチェックインして早々に、飲む気満々で街に繰り出します。サンセールさんもコン様に店を押し付けて出発です。どうやらサンセールさんは、錦本店ではそーとーに大きな顔をしてるみたいですね(笑)。

この日飲みに入った料飲店さんは3軒でしたが、その合間にも信濃鶴を置いてくれているお店に飛び込んでご挨拶をして歩きます。こんなにもたくさんのお店に鶴が舞降りていたとは、正直思ってはいませんでした(汗)。

改めて、サンセールさんはじめ錦本店の皆さんに感謝感謝です。だって、その気になって宣伝してくれない限り、あんなに多くのお店に新参者の信濃鶴が入り込めるわけないもんね。挨拶し切れなかったお店も入れれば、10軒以上あったかなぁ。

どこをどう歩いたかは分かんないですが、飲み屋さんの数は数限りなくありましたよ(汗)。写真にあるような、小さな飲み屋ばっかりが並んだ小路がいくつもあって、まるで迷路のようでした。

途中からコン様も合流して飲み続けたわけですけど、この日私は自爆することなく、無事にホテルに帰り着くことができましたとさ(笑)。

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車中にて

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ちょっとばっかし、最近いろいろと立て込んでいて、あたふたとした日が続いてました。なんか毎週末東京に出向いてたしねぇ。

昨日も『初呑み切り』があって、夜は『中ア山麓美酒フェスタ』の部会があって、その後越百に行って、えっちゃんとhamaちゃんとK君とaSaちゃんという駒ヶ根ブロガー連中に仙台行きの壮行会(?)を開いてもらって、もう一度会社に戻って、ようやく家に帰って慌ただしく仙台行きの準備をしたんです(汗)。

そんでもって、今朝も追い立てられるような気分で新宿行きのバスに飛び乗りました・・・。そしたらねぇ、何かポッと何もしなくっていい時間ができて、ちょっとした空白に浸っている自分に気がつきました。なもんだから、こうしてだらだらとブログ書いてるわけだ、これが(笑)。

仙台に着いちゃえば、楽しい事が山のように待ってると思うんですが、案外暇を持て余してまんねん(汗)。今日の活動なんて何にもしてねーんだから、ブログネタも何もあったもんじゃないんですが、乗り物に乗ったらブログを書くっていう習慣が染み付いちまってますね(涙)。

バスが新宿駅に着いて、ちょっと早めの昼食。「今日は夕方から牛タン食べるからお昼は早めにとっておくように」という、サンセールさんの指示があったので軽くしておきました(笑)。

その後東京駅まで移動。車中で見た掲示画面の占いで、しし座の運勢は「ビジネスは絶好調」と出ていたので、気分がいい(笑)。

東京駅では時間があり過ぎ(涙)。チマタで有名な某H酒店さんのグランスタ店を見学してきました。長野の『御湖鶴』がたくさん並んでいてビックリ。夏休みに入って、家族連れが多いんじゃないかな。東京駅はどこもゴッタ返していましたよ。

今日乗った新幹線はマックスやまびこ117号。オオー!なんと2階立てじゃぁないか!恥ずかしがる事もなく、迷わず写真を撮ります(笑)。席も2階で気持良かったですよ。すれ違う時に、向こうの新幹線の屋根が見えるんだからねぇ。

もうすぐ仙台に着きます。きっとサンセールさんが改札まで迎えに来てくれているでしょう。信濃鶴を飲む会は明日が本番ですが、今晩も前夜祭っていうことで、自爆しない程度にやる予定です(笑)。夜の部は、また明日報告しますね。

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初呑み切り

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今日は、この時期の造り酒屋の恒例行事である『初呑み切り(はつのみきり)』がありました。毎年この時期に行われるイベントなので、多分このブログを続ける限り毎年この時期に出てくる話題になると思うんですけど、どーせ皆さん忘れちゃうでしょうから、懲りずに同じことを毎年書こうと思います(笑)。

イベントって言っても、この行事には大変重要な意味があって、私たちも真剣に取り組まざるを得ません。これもどこかで書いた話だと思いますが、『初呑み切り』っていうのは、冬の間に造って貯蔵タンクに密封されている新酒が、変調をきたしていないか、うまい具合に熟成しているかをタンク毎に検査するための作業と言えます。

つまり、大きな意味で、酒造りの最終検査段階の一工程であって、欠かすことのできないものなんです。香味や色合いを検査するために、全てのタンクからお酒を少しずつ採取して、それを各社が持ち寄って研究会を行います。昔は、この日に合わせて杜氏が新潟からわざわざ出かけてきて、作業の陣頭指揮をとってくれました。持ち寄り研究会の会場では他の蔵の杜氏さんも勢ぞろいして、お互いの今年の酒の出来を評価し合ったものです。

そういやぁ、あの頃は「おっ、こりゃいいなぁ」とか「ちょっとおかしくない、これ」なんて感じても、そのお酒の造り方だとか酵母だとかの技術的な内容を、その酒を造った杜氏さんに直接質問することなんて恐くて出来なかったなぁ(汗)。何となく、企業秘密的な部分は杜氏さんたちも言葉を濁していたような・・・。

でも、今じゃぁ言いたい放題でんな(笑)。杜氏さんの年代もほとんど同世代の人たちに代わってきてますし、お酒に関する情報は案外開けっぴろげに教えちゃいます。「うちのこのお酒香りがイマイチなんだけど、どう思う?」なんて、どんどんと意見を言ってもらって、私としてもいい勉強になるんです。

会場には、各蔵で新酒を囲ってあるタンクの数だけお酒が並びます。10本あれば、その10本の全ての『呑み(お酒の出し口)』を『初め』て『切る(開栓する)』から、初呑み切りって言うんです。蔵では、呑みを切った時の香りや出てきたお酒の色をしっかりとチェックしながら、1本ずつビンにサンプルとなるお酒を採取します。

この会場で一番的確な評価を下してくれるのは、関東信越国税局や長野県工業技術センターから来てくれる専門の先生方です。その先生方に今後の参考となる評価を、審査が終った後に、ひと蔵ずついただきます。今年の信濃鶴も、これといった問題はなく、いい酒に仕上がっていると言っていただけましたよ。

これで、「これまでのところではお酒に異常はありません」っていう一応のお墨付きをもらったようなものです。ひと安心するとともに、安定した酒質の製品を造り続けていくために更なる注意監督をしていかなくてはなりません。これからの信濃鶴も美味しいのを出しますから、皆さんよろしくお願いしますね!

最後に話はちょっと変わりますが、明日から仙台に行ってきます。錦本店のサンセールさんと一緒に、仙台の皆さんに信濃鶴を宣伝してきますね。どんな状況になるのかよく分かりませんが、とりあえずサンセールさんの言う通りに仕事してきます(笑)。3泊4日になる予定ですが、その間ブログにいただいたコメントのバックができないかもしれませんけど、よろしくお願いします。サンセールさんに会うのも久しぶりな感じがしますが、あのメガオフ会からまだ1ヶ月しか経ってないんですねぇ・・・。


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ほぼ日刊イトイ新聞

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このブログによくコメントをくれるヨコハマさんが、先日私にメールをくれました。ヨコハマさんは私にとっては、会社経営の先生に当たる人なんです。どこかの会社の経営者っていうんじゃないんですけど、その筋のことを生業になさっているとだけ言っておきましょう。私の住む駒ヶ根市に、とても縁の深い先生でもあります。

そのメールに新聞の切り抜き記事が添えてありました。内容は、コピーライターの糸井重里さんが主催するインターネットサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』が創刊10周年を迎えたというものです。『ほぼ日刊』なんて言っているのに、実は10年間1日も欠かさずに更新されているらしいですね。

一般的な意味での『新聞』とは違って、糸井さんが毎日エッセーなんかもお書きになっているようですし、楽しい企画から硬派なコラムまであって、ブログ的な要素も少しはあるんじゃないですかね。1日平均140万のページビューがあるってぇんだから、300~400のこのブログの比じゃぁないやね(笑)。

ちょっとのぞいて見ると、いろんなコンテンツが毎日更新されていて、かなり充実した内容になっています。相当な数の人がこのサイトには携わっているんでしょうね。毎日テレビを見るような、新聞を読むような感覚でこのサイトを訪れる人が多いんだと思います。私も読んでみたいんですが、読まなくっちゃならないブログが多すぎて・・・(汗)。

この記事の中で、ヨコハマさんが線を引いて強調してある部分があります。
「・・・糸井さんは『10年間続けること』を目標にしてきた。文芸評論家の吉本隆明氏に『とにかく毎日、10年間続けたらものになる。ぼくが保証する』と言われたからだ・・・」
っていうくだりです。

私だって思いますよ、10年間毎日あることを続けたらものになりそうだってね。しかし、10年間毎日ってぇのは凄まじい努力でしょうねぇ。このサイト自身が新聞のように利益をもたらすとすれば、ひとつの仕事だと割り切ることもできるのかもしれませんが、お金になるからっていうだけの理由で毎日更新されているとも思えません。

『継続は力なり』なんて、みんな頭の中じゃぁ分かっているんですよ。でも、それを実践するのは並大抵じゃない。私もあと2ヶ月くらいこのブログを書き続けると、2年間毎日書き続けることになりますが、自分の中では奇跡に近い出来事ではあります(笑)。それを10年間っていうのは、自分自身も相当に変わっちゃうと思いますし、いろんな意味で不可能に近いんじゃないかなぁ。

ここに及んでも、書こうと思っているネタはまだあるんです。なるべく蔵からの情報発信に努めて、日記風にならないようにとも考えていますが、実際問題として、毎日書こうとすると目の前で起こったことを書きなぐっていくのが一番楽ではありますね。いずれにしても、『初心忘れるべからず』でいこうと改めて思いました。

新聞記事のあの部分にわざわざ線が引いてあるところを見ると、ヨコハマさん、あと8年間、私に、毎日、書けと・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【『ほぼ日刊イトイ新聞』はこちら】


□□□ 4位になっちゃいましたね(涙) □□□
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ざうお

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『ざうお』って、皆さんご存知でしょうか?まあ、ひとことで言っちゃえば海鮮居酒屋なんですけど、ちょっとしたアミューズメントパークのような造りになっています。水族館と遊園地と居酒屋を足して3で割ったようなサービス内容の居酒屋さんだって言えば何となく感じがつかめるでしょうか(汗)。

『ざうお』っていうのは、たぶん『The・魚』っていう意味だと思います。首都圏に数店舗しかないチェーン店らしいですが、私の知っているお店はいつも一杯です。週末は予約しておかないと、とてもじゃないけど入れないそうです。今回の東京営業活動の締めっていうわけじゃぁないんですけど、前々から予約を入れておいて行ってきました。

とにかく今日のブログは、このお店がどういう構造になっているのかが分かってもらえれば、それで私は満足です(笑)。いいですか、簡単に言いますよ。ちょっと大き目のプレハブ倉庫を想像してください。小学校の体育館よりは少し小さいくらい。その中にどでかい水槽が作ってあります。小学校の低学年プールよりは大きくて深いくらい。そんでもって、その水槽に漁船が1艘浮かんでるんだな、これが(笑)。

1枚目の写真の感じがつかめましたか?手前が水槽に満たされている水で、左側の壁みたいなのが漁船の舳先の部分、右側には小部屋が並んでいるんです。この水槽の中には生きた魚が、たくさん泳いでいるんです。写真にも写っていますね。奥の方にはこんなに泳いではいませんが、とにかくちょっとした水族館です。

1枚目の写真の場所を、建物の反対側に回って撮ったのが2枚目の写真です。船と水槽と小部屋の位置関係が分かりましたかね。小部屋の中の座敷でも飲めるし、船の上にも机が並んでいて、そこで飲んでいる人たちもいます。この設備だけでも驚くべきものなのに、更に驚くのはどこからでも魚釣りが出来るっていう事です。

2枚目の写真の座敷から糸を垂れている人が見えますよね。道具を借りれば、座敷からでも船の上からでも魚釣りができるんです。魚を吊り上げると、店員のみなさんが「おめでとうございました!ヨーッ!パンパン」みたいな掛け声をかけて雰囲気を盛り上げてくれます。子供達が喜んで釣っていました。

でもねぇ、釣っちまったら食わにゃぁならねーんだよね、これが。つまみとして注文するよりは安いんですけど、まるごと1匹の値段になるからそれなりですよね。量もある程度になるでしょうから、大人数の方が楽しめそうです。小さめのアジかなんかを狙ってたのに、大きなヒラメなんか釣っちまったら、値段は高いし食いきれないし大変です(笑)。

私たちは、小部屋の中に案内されました。その内側からとった写真が3枚目です。座敷の壁の高さ80センチくらいまでは、あの水槽の壁そのものです(汗)。隣りを魚がスイスイと泳いでいます。上の窓を開けて魚を釣るようになります。私の入った部屋の周りでは、誰も吊り上げてはいなかったようですが、あの魚の動きを見る限り本当に素人でも連れるのかは少し疑問でしたねぇ。

燃料の高騰や、漁獲量の減少で値段を上げた旨のお知らせが張ってありましたが、ちょっと安めの値段設定だったように思います。あの設備の事を考慮すれば十分安いと言ってもいいかもしれません。魚の鮮度が良いので、味は良かったですね。お酒は大手ブランドの物と、若干全国の有名銘柄が取り揃えてありました。『黒龍』は相変わらず美味しゅうございましたが、『飛露喜』は売り切れでブーイング(汗)。

チェーンの他の店舗も同じような構造なのかは分かりません。しかし、多分似たようなものになっていると思います。これがこのお店の売りですからね。規模がもう少し小さかったりすると漁船じゃなくて、少し小さめの釣り舟だったりして、ちょいとした風情(?)があるかもしれません(笑)。


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秘密兵器

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営業回りをする時の必需品って、そのテの仕事をする人にとって、割りと共通のものがいくつかあると思うんです。今週・来週と外回りが多い私にとっての秘密兵器は、この靴です。

昔、スキーで転んでひねったのがきっかけなのかもしれませんが、右膝の具合がよくありません。当然一番の原因は蔵の仕事以外にはないんですけど、この膝の痛みを和らげるために毎週鍼(はり)治療しているようなものです。

今年は調子いいんですよ。ひどい時には、夏の間も足を引きずって歩いてます(涙)。「なるべく走らないように」なんて主治医に言われると、将来この体はどーなっちゃうんだろうって、ちょっと不安になったりします(汗)。

そんな状態ですから、東京の営業で歩き回ると膝が腫れたようになっちゃうんです。痛みも出てきます。それなのに、私の持っている靴ときたら妙に重いヤツばっかりでんねん(汗)。

そんな私を不憫に思って、昨年女房がこの靴を買ってくれたんです(笑)。軽いんだな、これが。冗談じゃなくって、履いてるかどうか分からないくらいですよ。それほど高価なものじゃないんですけど、とても気に入ってます。

本当の営業マンなんて、靴をいくつも履き潰して歩き回るんでしょうから、大変ですよねぇ。今回も、街角でネクタイをしめて、カバンを持って、ハンカチで汗を拭いながら歩いている人を見ると、心から応援したくなっちゃいましたね。

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台南担仔麺

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今日も、暑い都会を汗をかきかき歩き回った岳志でした。昨日に引き続き、暑かったでっせー!二日はいたスラックスが、もうベトベトでんがな(汗)。

昨日は昼飯の蕎麦屋のチョイスをちょいとしくじりましたが、今日は期すところがありました。酒販店さんを回るルートや、お話させていただく時間にもよりますが、とにかくそのルート上にあることは間違いないので、昨日の夜から狙っていたお店があったんです。

そのお店の名前は台南担仔麺(タイナンターミー)。別にそれほどの有名店じゃぁないと思うんですけど、駒ヶ根ブロガーの間ではつとに知られた存在なんです(笑)。

越百のえっちゃんが最初にブログに載っけたんだっけなぁ。hamaちゃんも食べに行ったようだったし、場所も西武新宿駅の前だっていうんだから分かり易そうだったしね。

探しあててビックリ!このお店、私の御用達のカプセルホテルのすぐ裏じゃぁないですか!そのホテルの更衣室からいつも眼下に見ていたお店だったんです。世の中狭いねぇ(笑)。ちなみに、今回は女房の実家に泊めてもらっているので、ホテルには泊まってません。

入店して、すぐにえっちゃんに電話します。すると出たのが、「私、私、姉貴だよ」って、トーコさんじゃぁないですか!一瞬かけ間違えたのかと思いましたが、そーいやーえっちゃん伊勢に遊びに行くって言ってたっけ(笑)。

えっちゃんのオススメのチマキ、豚足、ターミー麺を食べて、満足満足で次の訪問先に向かいました。東京にいても、ブロガー仲間のつながりをしっかり感じた一日でした。

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暑い暑い

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この連休を利用して、東京方面の営業回りです。なんて暑いんでしょうか。駅から小売店さんまで1キロ以上もあると、熱中症になるかと思っちゃいます(汗汗汗)。

梅雨明けしたんですかねぇ。なにも、そんな日を選んで歩き回らなくてもいいようなもんですが、物事には成り行きってぇやつがありやして仕方がありません(涙)。

夏の間に酒を売り歩くなんて季節外れもいいとこなんですけど、冬には蔵にこもって身動きがとれないんだから、これも仕方のないことですよね。

地図を片手に、汗をかきながら東京の町を歩くのにも慣れてきました。電車に乗ったらすぐに携帯を取り出して、今日の分のブログを書くのにも慣れました(笑)。

慣れないのは、昼飯を外で食べる事かなぁ・・・。ひとりで食堂に入るのが、そもそも苦手です(汗)。それにもまして、美味しい店を見抜く眼力がないんです(涙)。

唯一見て分かるかもしれないのは蕎麦屋じゃないかと思って、駅の周りで探してみるんですけど、残念ながら今日は外しましたね(涙)。やっぱ、信州の蕎麦は美味いよ!

とにかく、駅のホームで待っているだけで、クラクラしそうな一日でした。そこら中飛び回って、本日はグロッキーです。明後日まで持つかなぁ・・・(汗)。

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ウニ

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食べたよ、食べたよ、ウニ三昧!今年も宮城県は気仙沼から、知り合いが届けてくれました。こりゃぁね、文句なく美味いわけですよ。鮮度が違うんでしょうねぇ。ウニ丼にしようと思えばできるほどあったんですが、チビチビ醤油をつけていただきました。日本酒だったら何でもいけると思いますけど、信濃鶴が美味い、美味い。

よくスーパーに並んでいるように、剥き身になって惜し惜しときれいに並べられているんじゃなくて、剥いたまんまをガラス瓶の中に海水と一緒に入れて、デーンと送ってきてくれます。多少崩れちゃったような物もあるんですが、味は一緒だぁね。全然問題になりません。

ウニの場合、何がうれしいって、娘があまり欲しがらないんですよ。私の酒の肴は何でも欲しがって、毎晩少しずつお相伴に与っている娘ですが、ウニだけはまだその美味しさに目覚めていないようです。小学生じゃぁ無理だよなぁとも思いますが、それより何より私の分が減らないのがよろしい(笑)。

いつの頃からウニって美味しいと感じるようになったんだろうって自問してみるんですが、私の場合大学生の頃だったかと思うんですよね。学生の頃なんかお金なんかありませんから、本当にたまーに口に入った程度だったはずですが、お酒も飲み始めていて、多少そこら中を飲み歩いたりしている頃だったんじゃないかな(多少ですよ、多少)。

それは、やっぱりお酒の肴としての美味しさだったように思います。酒の肴になるものは、小さい頃から好きでした。刺身とか、塩辛とか、私も親父の酒の肴を横取りしてたのかもしれません(笑)。でも、酒を飲むようになって初めて美味しいと思えたものの代表がウニだったんじゃないでしょうかね。その他にはブルーチーズとか蟹味噌なんかも同列かもしれません。

お酒を嗜むようになると、味覚が変わるんですかねぇ。飲むようになってから嫌いになったものがあるってぇ話はあまり聞きませんから、味覚が変わるっていうよりも、味に対する許容範囲が広がるって言った方がいいのかもしれません。やっぱりお酒を飲む人は、いろんな事に関して懐が広くなるんですよ(笑)。

手前の右に写っているのは、フカヒレスープだったりするんだな、これが。ウニにフカヒレなんて我が家の食卓には金輪際出てきそうもない組み合わせですが、これも一緒に送っていただいたものです。フカヒレスープなんて中華料理だと思いきや、気仙沼のあたりはフカヒレの日本一の水揚げがあるんだそうですね。水揚げっていうのはおかしいのかな、生産って言った方がいいのかもしれません。

中国にも輸出されてるっていうくらいですから、品質も高いらしいですよ。これもまた、めったに口に入るもんじゃありませんが、ちょびちょび飲んでも味が分からないので、がばがば口に入れました(笑)。奥の深い美味しさでしたよ。いやー、宮城県って美味しい食べ物がたくさんあるんですねぇ・・・。

って、宮城県に話を振っといて・・・私、来週宮城県に行くんです(笑笑笑)。仙台市です。当然、錦本店が目当てです。サンセールさんと再会します。コン様にも会えるでしょう。美味い酒を飲んできます。美味い肴も食べてきます。楽しみー!

小売店さん単位での『蔵元を囲む会』みたいなものには私はこれまで出たことがないんですが、錦本店で開催していただけるということなので、仙台の皆さんにお会いできるのを楽しみにして行ってきますね。なにせ、初体験ですからドキドキもするんですが、直にお客様と話が出来るのはうれしいことですよね。たくさん飲まなくっちゃでしょうから、トーコの姉貴に引き続き、自爆宣言しとこーかな(笑)。

》》》》》》》》》》 【会場になる『鳥心』さんのブログ】
》》》》》》》》》》 【錦本店のコン様のブログ】
》》》》》》》》》》 【寝場所のないサンセールさんのブログ】


□□□ 「お土産よろしくー!」っていう突っ込みが見え見えだな □□□
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たなぼた庵

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昨日長野市まで行って県の酒造組合関連の会議に出てきましたが、その会議はお昼過ぎから始まるので、あちらに着いてから昼食をとることになります。そこで行ってきたのが、長野市の(超?)有名蕎麦屋の『たなぼた庵』さん。知る人ぞ知る、行列のできるお店です。

何が有名かっていうと、蕎麦の味もさることながら、その量なんです・・・
   並盛り-580円
   中盛り(2倍盛り)-600円
   大盛り(3倍盛り)-750円
・・・っていうメニューになってました。なんで盛りの量が2倍になって、値段が20円しか変わらないんでしょうか?3倍盛りで750円ってどーゆー事なんでしょうか?メニューを見ただけじゃぁ何となく疑わしい感じがするんですけど、元々の量が少ないなんてぇ騙し技じゃぁないんですよ。

普通盛りだって普通に量があるし、中盛りや大盛りになればちょっと見ただけで分かるくらいしっかりとした違いがあります。写真の手前が中盛り、奥が大盛りです。実際にこの量が目の前にあると、写真よりも威圧感があります。ちなみに、大盛りの方は少し食べた後です(汗)。私は何回か来たことがあるので中盛りにしておきましたが、大盛りに挑戦した連中は、後半かなり苦労してましたね(笑)。

他のお客さんたちも、中盛りが多かった気がします。とにかく、すげーコストパフォーマンスなんです。量だけじゃなくて、味も美味しいからバクバク食べられちゃうんです。お客さんはいつ行っても満員です。昨日も駐車場に入るのに苦労しました。このお客さんの数が、ここの蕎麦の美味しさを証明しているってぇことでしょうね。蕎麦をたくさん食べたい人には、ピッタリのお店ですよ。

単純計算して、普通の蕎麦屋の3倍くらいはお客さんが入ると思います。そして、そのお客さんが大抵中盛りをたのみます。つまり、普通の2倍食べるんです。結局、普通の蕎麦屋の6倍の量の蕎麦を打たなくっちゃなりません。これでも蕎麦打ちを学んでいる我が身としては(汗)、とてもじゃねーけどやってらんねーって感じですが、全て手打ちだっていうんだから大したもんです。

『たなぼた庵』の名前の由来は、『棚ぼた』的に入った資金で営業を始めたからっていうような噂もあるようですが、真偽は定かではありません(笑)。開店当初はお客さんが少なくて打った蕎麦が余るくらいだったそうです。たくさんさばくために仕方なく大盛りの価格設定を低くしたら、それが話題になって有名になったんだとか。世の中どんな風が吹くか分かりませんよね。

信濃鶴もコストパフォーマンスが高いっていろんな方に言っていただくことがありますが、これはお酒が余っちゃったからとかいう理由じゃありません(笑)。これまでの値段で、いい酒を地元の人たちに飲ませたいっていう一心で設定したんです。蕎麦屋と違って、その分多く飲んでもらえるわけじゃぁありませんけど、これからどんな風が吹くのかは誰にも分かりませんよ。


□□□ 結構白熱戦だぁ □□□
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iPhone

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今日は長野市まで来ています。県の酒造組合の青年部会の会議です。そこで私の隣に座った男が持ってましたよ、今チマタを騒がせている、アップル社のiPhoneを!正にテレビのニュースで見た、そのままのカッコ良さでしたねぇ。ボタンの類はひとつしかなくて、ほぼ全面がディスプレイです。

思ったより小さかったですが、デザインといい質感といい、さすがアップルってぇ出来映えでした。操作性については、よくは分からなかったんですけど、ディスプレイ上で指を滑らせるだけで画面がスクロールしたり、2本の指を使って表示を拡大・縮小できて快適です。

機能的には、携帯電話+インターネットブラウザ+iPodっていう感じみたいですね。ブラウザ機能はiモードと違って、普通のパソコンで見るのと全く同じように表示されて、どんなサイトも見ることができます。ディスプレイが小さいことを除けば、スゲーという他ありません。このブログも見ることができましたよ。

どこにでもいるんですよね、こーゆートレンドグッズに飛びつく輩が(笑)。私としてはとっても羨ましいんですが、自分じゃぁ持てないんで、なるべく気に食わない点を上げつらって、大いにけなしておきました(笑)。

》》》》》》》》》》 【トレンドグッズに飛びつく輩のブログ】

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観光協会

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昨日のブログにも出てきましたが、『駒ヶ根市観光協会』っていう組織があるんです。読んで字のごとく、駒ヶ根市の観光に関わる法人や個人が会員っていうことになってます。事務局が駒ヶ根市役所内に置かれていたりもするんですが、原則的には任意の会員によって構成されされているもので、市が運営しているというわけじゃぁありません。「自然、文化、産業の創造を通し、個性的で質が高く魅力あるまちづくりを目指す」ことが目的であると、会則の最初に書いてありますね。

駒ヶ根市には中央アルプスロープウェイをはじめ、さまざまな観光資源に恵まれていますから、年間の観光客も相当な数にのぼり、観光に携わる人たちの数も多いんです。ひと口に観光って言っても、ホテル、レストラン、お土産物屋、運輸、地場産品からいくつもある観光施設まで、関連する業種は多岐に渡ります。ですから、この観光協会に所属している会員の皆さんも、いろんな業界の方々がおられるわけです。長生社も地酒のメーカーとして、昔から会員になってるんです。

今年度から、私はこの観光協会の『情報企画部』っていうところに、配属されているみたいです(汗)。これまで、この手の仕事は社長の仕事だったわけですが、私にもだんだんとオハチが回ってくるようになって、全てが決まった後に私に連絡があったっていう感じでした。まあ、こういう話の返事は「はい」か「イエス」しかないんですけどね(笑)。

しかし、こういう仕事も大切だと思います。市民ボランティアのイベントの実行委員会とも、青年会議所や商工会議所のような法人とも、お祭りの時のような地域密着の集まりとも違います。観光客を呼び込んでこの地域を発展させようっていう、目的としてはかなり明確なものを持っていて、実際にゲンキンな部分もあると思うんですが、これまで私の知らなかった世界でもあるので、どんな事が勉強できるのかワクワクしているんです。

先日、初めての部会が開かれて、私も出席してきました。『観光』っていう切り口から見ていくと、この地域で開催されるイベントなんか山ほどあるようです。観光協会ですら把握し切れていないものも、多いっていうことでした。イベントの企画もさることながら、そういった情報を収集して、それに関連しそうなルートに流していくことも重要な任務のように感じましたね。

このご時世ですから、ネットでの情報発信も不可欠な手法でしょう。観光協会のホームページもありますし、観光協会のものではないんですが、『こまナビ』っていう携帯で見る駒ヶ根観光案内サイトも完成しているみたいです。上の写真を携帯でスキャンするとアクセスできるかもしれませんから、やってみてください。

イベントっていう形でなくても、駒ヶ根高原にお越しになる観光客の掘り起こしや、新たな資源の開発っていうことも、常に考えていなくっちゃならない課題なんでしょう。とにかくこれまであまり考えなかった視点なので、新鮮でもあり、戸惑いもありっていうのが正直なところです。

「駒ヶ根市と言えば?」と聞かれて、「ロープウェイ」とか「ソースかつ丼」っていう答え以外に「日本一純米酒を飲んでるまち」っていう答えが返ってくるようになるのが私の夢です。観光協会の仕事を一生懸命にやったら、そうなりますかねぇ・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【駒ヶ根市観光協会のホームページ】


□□□ 2位になっちゃいました(涙) □□□
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中ア山麓美酒フェスタ

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昨年の11月に『中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会』っていうイベントを開催しました。ブログの記事にもしましたよね。それがとても好評だったもんだから、是非今年もっていう話になっていたんです。今回は『駒ヶ根市観光協会』が音頭をとる形で、話が進められるみたいです。

少しでも認知度の高い事業にしようということで、観光協会で長野県の『地域発元気づくり支援金』という補助金の申請をしたら、なんとこれが通っちゃったっちゅうことで、県からもお金が下りてくるようなイベントになるようです。私の全く知らないところで話が進んでいたようで、聞いてビックリの展開です(汗)。

ある程度まとまった額なんですよ、これが。昨年とは規模的にもかなり違ったイベントになるんじゃないでしょうかね。とりあえず現在の仮称は『中央アルプス山麓美酒フェスタ2008』って言います。幹事会や実行委員会なんかも開催されて、本格始動に向けてエンジンがかかりつつある状況です。

日本酒、ビール、ワイン、焼酎、ウィスキー、薬用酒と、この近辺にはありとあらゆるアルコールの製造メーカーが存在しています。そして、そのどれもが国内外のコンテストで優秀な成績を収めているんです。それほど、高品質のお酒に揃って恵まれているような地域は他にはないっていう事を多くの人に知ってもらって、この地域の誇りにしようっていう目的なわけです。

我々メーカーとしたらこんなにうれしいことはないわけですが、ちょっと規模が大きいので、見当がつきかねているっていうのが正直なところです。内容的な部分はこれから作り込んでいくわけですからそれも当然なんですが、昨年のように仲間内の少数の有志によって開催したのとは訳が違いますから、ちょっと緊張してたりして・・・(汗)。

大まかな予定とすれば、11月6~8日の週末3日間の開催になりそうです。「えーっ!3日間も?」っていう感じでしょ(笑)。最初の2日間は、首都圏方面からのお客さんを駒ヶ根に呼んでくる事を想定しています。「えーっ!東京から?」っていう感じでしょ(笑)。最終日は、駒ヶ根の銀座通りで地元の皆さんを対象にした飲み歩きっていう計画です。「えーっ!そんなに人来るの?」っていう感じですかねぇ・・・(笑)。

東京から観光もかねてお客さんをお迎えするには、宿泊のセットされたパック商品を開発しなくっちゃですし、それに伴って高原のホテルや民宿の皆さんの協力が必要でしょう。夜はお酒をすべて揃えた試飲会(パーティ?)をするにしても、その前後には駒ヶ根を見て回っていただきたいですから、その辺の根回しも必要です。

街なかで飲み歩きをするんだったら、どういう形式がいいのか、おつまみはどうするのか。飲んだ後は近くの居酒屋さんに入ってもらって、もっと飲んでもらいたいですしね。居酒屋さんの利益にもつながるような誘導を考えないと、せっかくやったイベントに異論が出かねません。誰を巻き込んでいくのかは、この手のイベントでは重要なポイントです。考えなくっちゃならないことは、山のようにありそうですなぁ・・・。

私個人的には、その時期はもう造りが始まってんですよね(涙)。もろみも何本かは仕込んでいるくらいだと思いますから、とても苦しい状況です。もうちょっと早くしてくれればいいのにって思うんですが、その他のイベントなんかとのからみもあって勝手に決めるわけにも行きません。製造計画を立てる時に、そこに仕事が入らないようにしとかなくっちゃ。

先日、この実行委員会の幹事会(?)が行われましたが、お酒を飲むだけにならないような観光のあり方を、みんなで考えながら飲みました。いやいや、飲みながら考えました・・・このメンバーには、ブロガーのhamaちゃんや私のワイン教師のK君も入ってますから、どっちにしても飲むってぇことですね(笑)。

》》》》》》》》》》 【料理名人hamaちゃんのブログ】
》》》》》》》》》》 【サンセールも飲んでいるK師匠のブログ】
》》》》》》》》》》 【昨年の美酒を楽しむ会の記事】


□□□ ここのところ1位にいます!ありがとうございます! □□□
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手タレデビュー

20080714005259

会社の仕事とは全く関係ない私用で、昨日から東京まで出て来ているんですけど、ちょっとついでに私の妹の娘の顔を見に来ました。姪っ子っていうことになりますかね。生まれてから、まだひと月も経っていません。私のブログ史上、最速・最年少の手タレデビューです(笑)。

可愛い過ぎちゃって、もー大変でんがな。自分の娘の生まれた頃を、懐かしく思い出しました。まだ首が座っていないもんだから、下手に抱っこすると頭がグラングランしちゃうんですが、そのうちに昔とった何とやらで慣れてきました(笑)。

イヤー、こんなに小さかったんですねぇ・・・。サルとの違いは、全身毛に覆われていないっていうことくらいかも・・・(汗)。それでも、お腹が減ったら泣いて知らせて、おっぱいを口に含ませれば自分で吸うんだから、自然の摂理とはいえ良くできているじゃぁないんですか。

女房曰く、この頃のおっぱいの吸い方はとても理にかなったやり方らしいんですけど、少し成長して母乳が不要になると忘れちまうんだそうです。もしかしたら、自然を感じとったり、知識を自分の物にしたり、考える力を飛躍的に高めるっていうような能力は、この時期に超人的なレベルのものを誰でも持っていたのかもしれませんね。

名前の読みが、我が娘と一字違いで、紛らわしいんだ、これが(笑)。父親である私の義理の弟は、毎日書いていたブログを休んでまで必死で考えていたようですが、決めてから気がついたくらいだったんじゃないのかな(笑)。

この小さな手が、どんどん成長することを願って、嫌がるのをものともせずに、頬擦りをしまくってきました(笑)。写真は、弟のブログのパクリですが、もうかなり大きくなってるような気がしますよね。

》》》》》》》》》》 【最近復活した弟のブログ】

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ダメでした

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昨日、このブログの読者の『豊田の和ちゃん』から、小包が届きました。中にはCDロム1枚と、説明書が数枚。「これで壊れたパソコンからデータが取り出せるかもしれません」とのことでした。

ブログの記事を読んで、わざわざ送ってくれたんです。感謝感謝です(涙)。結局はダメだったんですけどね。でも、そんな事どーでもいいんです。何とかしてやろうと思ってくれる人がいる事だけで、十分うれしいじゃないですか。

やっぱりハードディスク自体が壊れちゃったみたいで、物理的にアクセス不可能です(涙)。この一件に関しては、『湖龍』さんにもいろいろご心配いただきまして、本当にうれしかったです。

湖龍さんのご指摘に従って、アルプスの山波に向かって「10年間ありがとうー!」って叫んで、次の策を練ることにしました(笑)。それにしても、和ちゃんは謎の男です。宅配便の送り主の欄にまで『豊田の和ちゃん』だもんねぇ(汗)。普通これで届くかぁ?(笑)

今日はちょっと訳ありで、携帯からの投稿です。いつもみたいに、ライブ中継っていうわけにはいきませんけど、今一番ホットな話題をアップしときました。みんなみんな、ありがとう!

》》》》》》》》》》 【謎の男和ちゃんのブログ】

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田んぼ見学(おわり)

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昨日まで2回に渡って、信濃鶴に使う特別栽培米の話をしてきました。目の前で育っている美山錦そのものが今年の酒造りに使えるんだっていう実感と、その美山錦を育てている農家のHさんと直接につながりが持てているっていう喜びがここで皆さんにお伝えしたい事なんですが、やっぱり『有機』っていうことに関しては淡い期待がありますよね。

本当に有機栽培がベターな方法なのかはすぐに結論は出ないでしょう。いきなり収穫量が上がるっていう話じゃなさそうだし、始めたその年から品質が見違えるように良くなったてぇことにはなりそうもありません。農家サイドから見れば、いずれかの状況になることで、収入が増えないことにはこちらがいいとは結論付けられないですよね。

別の視点からは、科学的に高度に精製された物が自然界には不似合いだっていう、普通に考えれば当たり前の帰結もあるでしょうが、そればかりを振りかざしてみても多くの農家を納得させる事はできないでしょうしね。まずは、誰かがやって無言のうちに結果を出さなくっちゃいけないのかもしれません。

Hさんから見て、有機的に育てたアスパラの出来に劇的に目に見えるような違いはないそうです。しかし、今年アスパラの出来は全体的には悪い中で、Hさんは前年並みの収量を上げているって言ってましたね。有機的に酒米を栽培している農家の方のお話で、3年目にしてようやくいい米ができるようになってきたなんていう話も聞いたことがありますし、ここはじっくりと取り組まなくっちゃいけないんでしょう。

そういった農業に対するアプローチが、温暖化対策とか、持続可能な社会とか、地産地消といった問題と結局は同じベクトルを持っていると感じるのは私だけでしょうか。何となくドン詰まり感のある昨今ですが、経済最優先の発展というものが置いてきぼりにしてきたものを、もう一度振り返ってみるべきだと思っています。もう、エコっていうだけの範囲の話じゃないような気がするんですけどね。

Hさんと話していても、今日の世界情勢が日本の農業も直撃していると実感します。重油を使ってハウスの中を暖房している農家なんかは、重油の値段が8割もアップして大変な事になっているみたいです。先日発表されたJAの肥料の値上げも1割2割なんてぇもんじゃなくって、いきなり6割の値上げだって言うんだから農産物の値段にも確実に跳ね返ってくるんでしょうね。

世界の食糧不足も深刻さを増してるじゃないですか。世界の大国が「バイオエタノールをたくさん作るぞー」って始めたおかげで穀物価格が急騰して、飼料をはじめ全ての農産物に影響を与えてますね。我々は自分たちの食べ物を削ってまでも、車の燃料を作るような道に迷い込んでいるような気さえします。このブログでも何回も言っていますが、『食は命』なんだということを最近殊更に感じるんですけどね。

「車に乗らなくても生きてはいける」っていうくらいに腹をくくらなきゃならない時代が来るかもしれません。それ程私たち人類のバックボーンが揺らいでいる時に、翻って我々のこの日本では嘘モノばかりが横行しているじゃぁないですか。産地の偽装、賞味期限の偽装、どこかの県では先生まで偽装されてたようだし・・・。

どんな世の中でも、本物は最後に残るんでしょう。そう思いたいじゃないですか。本物って何なのか、本物は何処にあるのか、本物の実感ってどんなものなのか・・・それはお金というメジャーでは測れないものなんでしょう。それを見つけたくて純米蔵にしたんだっていうと、ちょっとカッコつけすぎですかね(笑)。


□□□ 取り止めのない話でスイマセン □□□
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田んぼ見学(つづき)

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昨日の記事の中でもいくつか米作りの技術的な話が出てきましたが、今年はHさんという農家の方と直接お話ができるので、とてもいろんな事を教えてもらえてるんです。私は野菜や果樹は昔から家で作っていますが、米作りはしたことがないんです。ですから、現地で実際の稲を見ながらその時の状況を説明してもらえるなんて、米作りの先生がひとりできたようでとてもうれしいですね。

写真を見てください。田んぼに水がありませんよね。今はそういう風に、水を少し入れてはある程度干からびるまで乾かして、また少し入れてっていうような水管理をするんだそうです。それによって根をしっかりと張らせたり、今度は水を張りっぱなしにすることで、稲穂の原型になる部分がある茎の部分を保温するようにしたりするんだって教えてくれました。農業も科学ですよね。

その科学を突き詰めていくと、除草剤を撒いて、化学肥料をやってっていう事になっていくんでしょう。今年はたった2枚の田んぼではありますが、この化学肥料を有機肥料に代えて美山錦を作ってみようっていう試みをしているわけです。これは、この地域でここだけっていう話じゃなくって、長生社には入ってきませんけど有機的に減農薬で作られている美山錦は他にもあるんですよ。

『有機栽培』っていうのは、簡単に言っちゃぁいけないみたいなんですよね。確かJAS法とかで、かなり厳密に決められてると思います。その田んぼで何年以上科学的なものを使っていないとか、水を引き込む川の上流でも化学肥料を使っていないだとか、消費者の厳しい目線でも納得してもらえるような規定になっているんでしょうね。

今回のチャレンジは、有機的な栽培っていう消費者に対するアピールポイントもさることながら、この栽培方法によってこれまでより高品質なお米を作ることができるっていう点が最も重要な目的だと理解しています。

科学的に精製された物を田んぼに持ち込まないっていうだけじゃないんです。肥料なんか有機的なものをそのまま使ったりするらしいんですが、その有機肥料を完熟させるためには現代の技術で培養された各種の菌を使ったりするんだそうです。現代の有機栽培イコール昔のやり方っていう事じゃぁないみたいですね。

家畜の糞尿からとてもいい液体肥料を作る技術もあるんだと、Hさんのところに出入りしているバイオ技術で有機栽培を支援している会社の方は言っていました。彼曰く、有機的な栽培方法の方が、米にしても野菜にしても果物にしても高品質の物が作れるし、収量も上がるっていうんですよね。Hさんはまだ半信半疑みたいですけどね(笑)。

私たちがHさんの事務所で話しこんでいたところに一人のおばさんがやってきて、Hさんの作ったアスパラを買っていきました。このアスパラも有機的な肥料を使って育てた物なんだそうです。「ここのを食べちゃうと、他じゃぁ買えないのよね、安くても」って言ってましたよ。私もお土産にいただいちゃいましたが、癖がなくて軟らかくていくらでも食べられちゃうような美味しさでした。秋の美山錦にも期待が膨らみますね。


□□□ 実は、まだ続きます・・・ □□□
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田んぼ見学

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もう数日前になりますが、飯島の美山錦の田んぼを見に行ってきました。ひと月ほど前に記事にした、今年長生社で使うことができるはずの、有機的栽培方法による美山錦です。農家のHさんにも連絡をとって、お会いしてきました。私が田んぼに到着すると、この田んぼのそばにあるスイカ畑から仕事を終えて出て来られました。

開口一番、「やっぱり、難しそうだねぇ、こういうやり方は・・・」って言ってましたね。Hさん自身も初めての試みになるので、これまでとは勝手が違うことが多くて、戸惑っているっていう事でした。収穫なんかまだまだ先の話ですけど、現時点では生育が遅れているっていう状況らしいです。

1枚目と2枚目の写真がHさんの田んぼです。他の田んぼと比べても、それほど遜色があるようには思えないんですが、「ちょっと、こっちへ来てみな・・・」って連れて行かれた、隣りの田んぼとの境で見るとよく分かるんです。3枚目がHさんの有機的に栽培されている美山錦。4枚目が他の人が作っている、通常の栽培方法の美山錦です。

分かりますか?3枚目の方が稲の緑の密度が少し薄いでしょ。4枚目の方が葉の茂りが旺盛ですよね。生育も若干遅れているし、稲の茎が分かれていく数が少な目なんだそうです。ここから導き出される結論は・・・「収量はそんなに上がらねぇだろうなぁ」っていう事らしいんです。

この写真からだと分かりにくいんですが、葉の色も若干違うんですよ。Hさんの田んぼの方が緑色が濃いんです。これも生育が遅れている証拠らしいですね。これからの時期『追肥(ついひ)』と言って追加の肥料を撒くんですが、こういう状態のところへ撒くと、今度は逆に稲の背丈が伸び過ぎちゃって倒伏する危険が出てくるんだそうです。

だから、「やりずらいなぁ」っていう事になるんでしょうが、「それは、これまでの感度でいくとっていうことでね、やってみないと分かんないからね」と前向きなHさんでした。私としても、その努力に報いられる酒を造ってみたいもんです。収量が上がらないっていうのも、悪いばかりじゃぁないんです。酒米の王様の山田錦なんか、わざわざ量を取らないように育てるらしいですよ。

米粒としての数が少ないと、一粒ずつのサイズは大きくなるかもしれないので、それは造り酒屋にとってはうれしいことなんですが、総収穫量が上がってくれないと農家にとっては面白くないわけです。こういう有機的な農法を取り入れる事によって、最終的な収量が上がるか、例え収量が上がらなくても付加価値が付いて割高に売れるような状況が、Hさんの夢でしょう。

今、とにかく米作りは魅力が無いんだそうです。米の値段も下がってしまって、利益は出ないようですし、飯米とは違った路線で酒米に手を出してみてもそれほどの旨味は無いんだそうです。今回、有機的な方法に挑戦してみた気持ちの裏には、「こういうやり方によってこの地域の米作りに日が当たって、米作りが再び魅力のある仕事になればいいなぁ」っていうHさんの思いがあるわけです。そこに、私は惹かれるんですけどね・・・。


□□□ 明日もうちょっと続きを書きます □□□
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困った困った

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書かなくっちゃならない記事がいくつも溜まっちゃってんですが、今日は困った事で頭が一杯なので、それについてしか書けません(汗)。私のパソコンライフの中で、最大級のピンチと言ってもいいだろうなぁ。まあ、よくある話なんですけど、パソコンが壊れたって言えばいいんでしょうかね(涙)。

電源を入れても、例のウィンドウズの立ち上がりの画面が出てこないで、上の写真のようなメッセージが出るばかり。かつても同じような症状になったことがあったんですが、次の日になったら直ってたんですよね。仕込み最中だったし、あんまり気にもしないで今日まで来てしまいましたが、今回はダメそうだぁね・・・写真も気持ち涙ぐんでるように写ってますね(笑)。

外部のデバイスとして、フロッピーとCDロムしか認識してないみたいですね。確かに立ち上げるとハードディスクに読みにはいくんだけど、変な音がして何回か試行錯誤した後に、エラーメッセージが出やがんの。いろんな方法で立ち上げ直しても、うまくいきません。専門家に聞いたら、「ハードディスクが壊れてるね」のひと言でした(涙)。

私は会社内部の資料作成や造り関係の記帳処理で1台、インターネットにつなげる専用でもう1台のパソコンを使い分けてます。会社内部のファイルがインターネットにつながっているのは恐いのでそうしてるんです。それほどの能力ではありませんが、空いたパソコンがあったので、それをインターネットにつなげてるんです。

当然大事なのは前者なわけですが、今回ぶっ飛んじゃったのはそっちのメインマシンなわけだ・・・(涙)。後者は今やブログ専用マシンと化していて、壊れて困るのは、たくさんやり取りしているメールアドレスやみんなのブログのアドレスが消えちゃうことくらいなものでしょう。それだって、消えちゃえば困るんですけどね。

とは言え、先月の頭に重要書類のバックアップは取ってありました。取り出せないのはひと月分くらいのデータでしかないし、造り期間中ではないので製造に関するデータをいじったりはしてないし、ニッチモサッチモいかないっていう訳でもないんです。こういう万にひとつのような時に、バックアップの必要性を実感しちゃいますよね。

でも、10年も使ったパソコンですから、それなりに思い出深いものもあります。10年前ですから、実は『ウィンドウズ98』っていうやつを今まで大切に使ってたんです(汗)。ワードとエクセルを使うのには十分な性能でしたよ。「そんなに古いものをいつまでも使ってちゃイカン」って神様が言ってるんでしょうけどね。

思えば、この10年は長生社にとっては、それまでに経験したこともないような激動の10年でした。私が杜氏になり、信濃鶴は全て純米酒になり、業界を取り巻く社会情勢も変化し続けています。このパソコンを使ってその荒波を乗り越えてきたんだ、なんて考えればよけいにいとおしく感じますねぇ・・・。

そんじゃ、これからの10年はどーなるんかいねぇ。日本酒が復権して、これまで以上にみんなに愛されるようになって、信濃鶴も売上げを伸ばしていけるでしょうか。いいパソコンを新調して、明るい未来が開けるんなら最高級機種を買っても惜しかぁないんですけどね(笑)。さて、どーしよー、困った、困った・・・。


□□□ 10年しかもたなかったのか、10年ももったのか? □□□
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畑仕事

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これまでも何回か書いたと思うんですけど、長生社は週休2日の場合には土・日じゃなくって、日・月ってお休みをいただいています。ちょっと普通の会社では考えられないことなんですけど、一番の理由は駒ヶ根界隈では商店のお休みが月曜日だっていう事なんです。一番配達量の多い地域が休みの日に合わせて休みを取っているわけです。

もうちょっと考えると、金曜日や土曜日といった週末は飲み屋さんに入るお客さんも多くて、酒販店さんの配達も忙しくなって、必然的に長生社への注文も多かったりするので、週末は営業していた方がいいっていう理由もあります。何はともあれ、月曜日が休みだったって言いたいだけです(笑)。

昨日の日曜日は午後からワインを飲んで、お客さんを差し置いてホストの私が早い時間から寝込んじゃって失礼しちゃったんですが(汗)、たくさん寝たお陰で今日は朝から絶好調でした。会社へ行く用事もなかったので、1日フルに使えます。早起きして、ブログを書いちゃって、とにかく今日は畑仕事をしようと心に決めてました。

自分たちで食べる分くらいの野菜は、それなりに作ってるんです。苗を植えるような時期にはまだ酒造りが終わっていませんから、親父や女房が植えておいてくれるんですが、私だって時間ができればしっかり仕事をする・・・つもりでいます(汗)。休みの日に家にいることの方が少ないんですから、なかなか思うようにはいかないのが実情なんですけどねぇ。

この時期大変になってくるのは、草取りでしょう。草との戦いだと言っても過言ではありません。自分達で食べるものは全て無農薬で作っていますから、あとからあとからゾクゾクと雑草が生えてきます。いくら取っても戦いに終わりはないんです(涙)。こいつらの根性だけは見習わなくっちゃって、いつも思ってます(笑)。

もうひとつ、どーしてもやらなくっちゃいけなかったのはネギの土寄せです。ネギなんか育てるのは大して難しいことじゃぁないんですが、一番使う白い部分が長くなるように育てるには、なるべく高く土寄せをして根っこの部分が地中深くなるようにしなくっちゃなりません。

だから、ネギって最初からかなり深く掘って苗を植えた方がいいんですが、今年はそれが浅かったんですよね。「ダメじゃんか!あんなに浅くちゃ、後がやりづらくてしょうがないぞ」って、気が付いて女房を叱ってみても後の祭り。「だったら、アンタやんなさいよ!」って言い返されておしまいでんがな(涙)。

まあ、とにかく1日中畑仕事をよくやりました。仕事が終わって、味噌を持って畑に行って、きゅうりを採って、その場で食う。この美味さは何物にも代え難いものがありますね。汗をかいた後の体には、ビールがグビグビと入っていくしねぇ。こういう時は、日本酒じゃなくてビールの方に軍配が上がりますね。

今日は北海道洞爺湖サミットに合わせて、日本中でキャンドルナイトをやるってぇ事だったので、我が家でも庭に出てランタンとろうそくの火で夕飯を食べました。蚊に刺されながらの食事になりましたが、汗をかいて働いて、夕暮れていく暗闇の中、ほのかな光の下で食べる夕食は、何とも心安らぐものがありました。


□□□ トーコの姉貴に抜かれましたね □□□
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ワイン講座

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毎日飲兵衛の岳志なんですが、日曜日は以前から約束してあったK君が、ワインを持って我が家の庭に遊びに来る予定でした。ところが、前日になって長野市の銘酒『桂正宗(かつらまさむね)・幻舞(げんぶ)』の蔵元『酒千蔵野(しゅせんくらの)』のT夫妻が信濃鶴の蔵を見学に来たいという話が舞い込んだので、そのまま我が家の庭にも引っ張り込むことにしたんです(笑)。

T夫妻の奥さんは長野県でも有名な女性杜氏です。県外にも出荷されている『幻舞』シリーズは高級酒のラインナップのようですが、どこで飲んでも安定した酒質のいいお酒だと思いますね。彼女の腕が確かな証拠でしょう。旦那は私の気の合う飲み友達以外の何ものでもありません・・・(笑)。

昨年から恒例になりつつあるんですが、もともとK君が我が家に遊びに来るのは、ワイン小僧のK君が私にワインを教えようとしてくれているからです。何本か自分でチョイスしたワインを持ってきてくれて、私は彼の講義を聞きながら・・・ただ飲むだけなんですけどね(笑)。

今回のチョイスは、詳しい事は忘れちゃいましたが(汗)、ロゼのシャンパンって言っていいのか、ちょっと色の付いたシャンパンと白と赤各1本ずつの、計3本。T夫妻もいるのでもっと持って行きましょうかって言ってくれたんですが、あんまり飲み過ぎてもイカンのでそのくらいにしてもらいました。

『ポメリー』っていうシャンパンは乾杯からしていい感じでした。シャンパンっていうのは、何て言うのか、味が硬いっていう印象があるんですが、これは味わいもあってまろやかな感じで良かったですね。『ムルソー』っていう白も開栓直後から美味かったなぁ。「岳志さん好みだと思います」っていう物を選んでくれたようですが、スイスイというかグビグビと飲んじゃいました。これが結局その後の自爆につながったと思うんですが・・・。

肉を焼き始めたら、そのワイナリーの200周年記念ボトルの『コルトン』っていう赤を開けてくれましたが、そいつは最初は何となく香りも少なくてまとまりのない印象でした。ところがしばらく時間をおくと、何か劇的に味が変わるんですねぇ。「美味いぞー!」っていう感じになっちゃいました。サンセールさんが時間をかけて飲んで、味の変化を確かめている理由も分かりますね。

ワインの他にT夫妻のお土産の純米吟醸活性酒『ふわり粋酔(すいすい)』がありましたから、当然そいつもいただきました。発泡性のあるシャンパンみたいな日本酒ですから、今回の場には最適だったかもしれませんね。このお酒も徐々に認知度が上がって、少しずつ売れるようになってきたって言ってましたね。

信濃鶴も用意してあったんですが、そいつはそっちのけで楽しんじゃいました(笑)。K君も、T夫妻も普通なら一緒になる事はありませんが、たまにはこんな状況で一緒に飲んだり食べたりする事も楽しくていいんじゃないでしょうかね。私は、みんなが帰る前にひとり深い眠りに陥っていたようで、スイマセンでした(汗)。

今日T夫妻が駒ヶ根に来たのは、実はようやく蔵の仕込みが終わって時間ができたからだったんです。今頃まで仕込みやってたなんて信じられない話ですが、限られたタンクで小さなロットの仕込みをいくつもこなさなくっちゃならない状況らしくて、ずーっと仕込みをしているわけではないようですが、仕込み期間は長くかかっちまうということでした。

内実を知る同業者としては、「お疲れ様でした」という他ないんですが、各社それぞれに大変な思いをして現状をしのいでいるわけです。何とか、こういう連中といっしょに日本酒業界全体の底上げを図って、明るい未来を築き上げたいと切に思うわけです。ワインで酔っ払った頭で考えることじゃぁねーですけどね(笑)。


□□□ 大事な大事な手タレ写真を撮り忘れました(涙) □□□
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お礼参り

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『お礼参り』なんて言っちゃぁ言葉が悪いんですが、メガオフ会も終わって精神的に安定になったところで(笑)、越百へ飲みに出かけました。いつもの飲み友達とばかり出歩いていると、女房からも子供からも風当たりが強くなるので(汗)、家族で行ってきました。

私としては飲むことよりも、せっかくえっちゃんに習いかけている蕎麦打ちを忘れないうちに、また練習しておきたかったっていうのもあるんですけどね。メガオフ会の時にはとにかく蕎麦の形にするだけで必死でしたが、自分で食べるだけだと思えば肩の力も抜けて、また練習になるでしょうしね。

とにかくお客さんが来る前に自分の分だけ蕎麦を打っちゃおうと思ったんですけど、まずはお客さんの分をえっちゃんが模範演技。手際の良さが違うんだよなぁ、やっぱり。蕎麦粉が蕎麦の形になるまでにおおよそ15分。こねる作業にしても、のす作業にしても私はどうしても力でやっちゃうんですけど、力を入れなくてもスーっと蕎麦はのびていきます。

次は私です。ちょっとずつえっちゃんに口を出してもらいながら進めたので、それなりに形にはなりましたね。時間もかなり短くなってきて25分はかからなくなりました。でも、えっちゃんが厨房の方へ行っちゃったら、のした蕎麦がびろびろと破け始めちゃって、切る前に相当なダメージを受けちゃったんですけどね(涙)。

それでも、これまでよりは薄く仕上がったし、切った蕎麦の幅も揃ってましたよ。やっぱり練習の成果は出てくるもんです。気になるのは、私の打ち方ではまだまだ練っちゃってるってえっちゃんは言うわけです。あんまり練り込まないのが越百の蕎麦の特徴なんですが、私は力づくでいろいろやっているらしいんです(汗)。

汗だくになっているところに、当日駒ヶ根高原で『アウトドアホリデー親子で自然を楽しむ』っていうイベントを終えたhamaちゃんたちがやってきて、打ち上げを始めました。「オッ、岳志やってるじゃねぇか」と後ろから声をかけてくれましたが、対応している余裕はまだありません(笑)。

蕎麦を打ち終えて、カウンターで女房と娘と飲み始めますが、隣のお客さんたちが大きな声で「信濃鶴下さい」なんて言ってくれます。どうやら、私の事もご存知の様子。滋賀県からお見えになってるっておっしゃってましたが、仕事で駒ヶ根に来ると鶴を飲んでくれているようです。感謝、感謝です。

裏の座敷で飲んでいるhamaちゃん達も「し・な・の・つ・るー!」って叫んでいるし、となりに『しゅせん』の黄身ちゃんが仕事前の一杯をやりに来ているし、そのうちにisuzu夫妻が乱入してくるし、越百はやっぱりムーミン谷でした(笑)。

さて、締めに私の打った蕎麦を出してもらいました。いつも思うんだけど、私の蕎麦は硬いんだよなぁ。コシがあるっていう表現もできるのかもしれませんが、えっちゃんに言わせると、「これはうどんのコシであって蕎麦のコシではない」んだと(涙)。女房は「あなたの蕎麦食べてると飽きてくるのよねぇ」と辛辣な事を平気で言うし・・・(涙涙涙)。

ところがだぁ、えっちゃんの打った蕎麦をもう1枚出してもらったら、やっぱ美味いわけよ、これが。香りも出ているし、舌触りもいいしねぇ。余分にもう1枚平気で食べられちゃったもんね。25分を15分で仕上げられるように、もっと練習して少しでも越百蕎麦に近づきたいですね。


□□□ ようやく得点が落ち着いてきたかな □□□
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松の鮨

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すし屋ってぇのは入りにくいわけだ、これが・・・と、唐突に始まりましたが、久しぶりにすし屋さんのカウンターで一杯やりましたんで、自慢しとこうと思って記事にしてます、はい(笑)。

お店の名前は『松の鮨』さん。『すし』っていう漢字は『寿司』と『鮨』がありますが、どういう使い分けなのか、何か意味があるのか分からないので、今日はひらがなで書いときましょう。お店の名前には『鮨』の字が使われてますね。本店が東京の大森海岸にあるっていうことです。

入りにくいと言っちゃぁ失礼にあたりそうですが、やっぱり高価だっていう感じがあるので、まだ年齢も若く(笑)、給料も低い(涙)私にとっては敷居が高いんですよね。ちょっと気軽に飲むっていうより、構えて会計を気にしながら飲むような気分になっちゃうのかもしれません。

本当の事を言うと、松の鮨の親方の息子、つまりは次期親方のM君との付き合いは古くて、以前からの顔見知りなんです。その彼が「うちのホームページ作ったんで、岳志さんのブログリンクしていいですか?」って聞いてくれたんです。

拙ブログがお役に立てるんなら、いくらでも使ってくれて構いません。それじゃぁ私も彼のホームページに、なるべくお客さんがアクセスするようにしなくっちゃ。っていうことで、今日はバリバリ松の鮨の宣伝ブログなわけです(笑)。

松の鮨さんはお酒にもこだわっていて、東京の酒屋さんからちょっと田舎じゃぁ手に入らないような銘柄を仕入れています。当然、信濃鶴も置いてくれてますから、松の鮨さんの繁盛は我が社の売上げにも貢献するので、このブログの趣旨からも外れてませんやね。

私は生ものは大好きなんです。値段のことさえ考えなきゃぁ、毎日でも食べたいんですよね。でも、さすがにすし屋の刺身は美味かったなぁ。あまり食べたことのない、イサキっていうのがいい感じでした。築地から仕入れている新鮮なネタを肴にして、信濃鶴やその他の有名銘柄のお酒をちょっと飲み過ぎましたかね(汗)。

それからアナゴを食べて、最後に少し握ってもらって、満足満足でした。M君とは久しぶりに会ったし、ブログなんかの話もたくさんしたので結構長居をしちゃいましたが、刺身を肴に少し飲んで、ちょっと握ってもらってサックリ引き上げれば、それほど高くつかずに、粋に飲めるでしょうね。まあ、それができねーから、すし屋はまだ早いっちゅう事なのかもしれませんが・・・(笑)。

彼との話の中にも出てきたんですが、こんなところにも原油高の影響は出ているようです。燃料の高騰で漁船が漁に出られずに、「これから値段は上がってくるんじゃないか」っていう事でした。それに、世界中の日本食のブームもあるんでしょうが、「マグロなんかそのうち食べられなくなりますよ」とも言ってましたね。すし屋も現代の縮図になっちまってるってぇところでしょうか。

写真は、ネタが入っていないカウンターの前で撮っちゃったので失敗しちゃいましたが、しっかりとネタは揃っていますからご心配なく(笑)。私が見た段階で松の鮨のホームページのカウンターが446でした。少しは訪問者が増えるでしょうかねぇ・・・。

》》》》》》》》》》 【松の鮨さんのホームページ】


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利き酒(つづき)

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昨日は、我々プロが行うような利き酒の方法をご紹介しましたが、一般の飲兵衛(失礼!)の皆さんにとって利き酒っていうのは、分析的にお酒を味わうことじゃなくって、どっちかって言うと飲み比べ的な意味合いの方が強いかもしれませんね。

いくつか違うお酒を並べておいて、「俺はこれが好きだ!」っていう単純な評価から始まって、「香りだったらこれがいい」とか「すっきりタイプならこれで、どっしりタイプならこれが美味い」なんていう細かい好き嫌いまで、自分の感じたままを自分の言葉で表現して、思った事を言いたいように言ってみるのも、ひとつの利き酒ではあります。

正直な事を言えば、私たちだって飲み比べてみないと味の評価なんてできないんです。音楽で言うところの『絶対音感』みたいなものがあれば、例えばあるお酒を単品で飲んでみて「これは、○○正宗だ!」なんて言い当てる事もできるかもしれませんが、味覚に関してそれは難しいんじゃないかなぁ。

とにかくいろいろな酒を飲み比べてみて、吟醸香ってどういう香りのことを言うのか、純米酒と本醸造酒の違いはどういうものなのか、正常なお酒と品質が劣化したお酒の差とかいうことを舌で学習しなければ、なかなかお酒の味は分かってこないと思います。

でもね、それはそんなに難しいことじゃないんです。よく、「俺は酒の味は分からん」なんておっしゃる方もおられますが、比べて飲んでみるっていう事をすると案外分かるものです。何が違うのかって具体的に表現できなくても、違うことだけは分かるんです。

似たようなお酒を飲めば私たちだって分かんないわけですから、なるべく差のあるお酒で比べてみるのがいいと思います。そうする事で、「あぁ、俺にも分かるんじゃん!」って天狗になれればしめたものです(笑)。分かるような気になって、お酒を飲んでみる事も大切ですよ。日本人は欧米の方々に比べて、繊細な味覚を持っていると言われていますから、必ずや潜在能力はあるハズです。

天狗にさせるなんていうのは失礼な表現ですが、こういう意識をもってお酒を選んでもらう事はとても重要な事だと思うんです。つまり、酒販店さんの店先で飲み比べをしてもらって、自分の舌でこれが他よりも良かったんだっていう自信を持ってお買い上げいただくんです。

写真は東京は葛飾区の杉浦商店さんにお邪魔したときのワンショットですが、このお店ではどんどんと店先で試飲させちゃうんです。飲酒運転の問題もあるので、当然全てのお客さんにっていうわけにはいきませんが、最初にお客さんの好みを聞いて、いくつか利き酒をして比べてもらって、気に入ったのをお買い上げいただいているようです。

好みなんか全く関係ないお客さんもいます。現に私が杉浦さんにおじゃましている間に、女性の方がお父さんに何かお酒をって尋ねてこられたんですが、その方自身は全くお酒は飲まれないらしかったです。でも、杉浦さんが私に気をつかって信濃鶴を少し勧めてくれたら、それを飲んでこれがいいからとお買い上げいただきましたよ。とにかく、自分で味が分かって買うんだっていう動機付けは大きいものがあると思います。

写真に写っているお猪口の数だけ利き酒したんですよ、スゲーでしょ。誤解なきように言っておきますが、これは相手が私だったから杉浦さんも勉強させてやろうと思っていろいろと飲ませてくれたんであって、どのお客さんにもこんなに飲ませているわけじゃぁありません(汗)。この日は飲み比べ過ぎちゃって、ほろ酔い加減になっちまいました(笑)。

》》》》》》》》》》 【杉浦酒店さんのホームページ】


□□□ bossといい勝負になってきた! □□□
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利き酒

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昨日の酒セミナーでは、参加者が『利き酒(ききざけ・ききしゅ)』を実際に体験できたって書きました。この業界にいれば、造る側も売る側もこの利き酒ができなくっちゃどうしようもないんです。最も重要な能力だと言っても過言ではないでしょうね。たくさん飲める能力っていうのとは、ぜっんぜんっ違いますからご注意を(笑)。

簡単に言っちゃえば、利き酒能力っていうのはお酒の香味を判定する能力だっていう事になりますかね。そのお酒の香りや味を分析的に評価して、最終的にはそれらを総合的に考慮して、美味しいとか問題ありなどの判断をするわけです。官能評価などと言われる事もあります。

一般的に言われている利き酒のやり方は、昨日のテキストからパクると(汗)・・・
 1)色調や外観を観察する。
 2)容器をそっと鼻に持っていき『上立ち香(うわだちか)』をみる。
 3)5ml程度を口に含む。
 4)すするようにして吸い込んだ空気を鼻に抜き、『含み香(ふくみか)』をみる。
 5)吐き出した後の後味をみる
っていうことになります。

そのような官能審査をやっている場面を見たことがある方ならお分かりですが、利き酒をやってる人って、何か「ズルズル、ズルズル」音を立ててるんです。それは上の手順の4番にある、すするようにして口から空気を吸い込む時の音なんです。よだれをすする時のような音って言うと表現がワリーですかね(汗)。

もう、口の中にはお酒が入ってるんですから、そのお酒を空気が撹拌するような形になって、お酒に含まれる香気成分が口中に広がるっていう算段です。私たちはこの飲み方が染み付いてしまっているので、晩酌の時でもズルズル言わしてんですが、私の親父なんか「飲むときゃ普通に飲め!」って嫌がりますよ(笑)。

ワインも同じような利き酒のやり方をするみたいですね。焼酎やウィスキーみたいな蒸留酒はアルコール度数も高いし、同じなのかどうかは知りません。ビールについても分からないんですが、ビールを口に含んでから空気を吸い込むと、口の中で炭酸が泡立っちゃってエライ事になりそうでんな(笑)。

私たちが各種の審査会の審査員をやる時なんかは、このやり方で数百点のお酒を1日に利き酒して評価します。当然、全て吐き出すんですけど、やっぱり少しずつは体に入っちゃうので、審査が終った後は結構エー気分になってたりします。収まりがつかないんで、必ずその後は飲み会になるんですけどね(笑)。

「そんな神経を使うような飲み方面白くない」っておっしゃる方もおられるでしょう。そうなんですよ、そんな風に普通の人は分析的に飲まなくたっていいんです。でも、いくつかのお酒を飲み比べる時なんか、何が違うんだろうって思うでしょうし、自分はどれが好みだなんていう話にもなるでしょう。

そんな時に、ある程度はっきりと、香りや味について自分の意見が言えるとカッコいいじゃないですか。そういうシチュエーションになったらちょっと試しにやってみると、味や香りについて区別が付きやすくなるかもしれません。まあ、最終的には飲んで自分が美味しいと思うかどうかが全てですから、本能的に好き嫌いがハッキリするタイプの人には関係のない話ですかね(笑)。


□□□ bossにゃぁしばらく追いつけないねぇ □□□
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酒セミナー

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今日は、駒ヶ根市の隣の伊那市で、『清酒の品質管理ときき酒』と題したセミナーが開催されました。これは、税務署の協力をいただいて、主にこの地域の小売酒販組合の皆さん向けの内容で企画されたものです。

ひと昔前までは考えられなかったことなんですけど、お酒の小売業界や我々の酒造業界の経営改善のための啓発活動や勉強会等に、国税庁が補助を出してくれる制度が充実してきているらしいんです。

今回は講師の先生の派遣に関しては税務署サイドで面倒を見てくれて、会場の手配だけで本格的なセミナーを開催することができたようです。こんな田舎でも中央の研究機関の先生を呼ぶことができて、ありがたいことです。

内容的には、清酒の品質劣化要因、保管法、成分、味や香りについての講義を受けたあとに、実際にきき酒をしてみるっていうものでした。理屈ばかりじゃなくって、その場で味を確かめられるっていうのは、参加者の皆さんにはとても有益だったと思います。

お酒を日光に当てておくと、獣の匂いっていうか、かなりとんでもない香りの酒になっちゃうんですけど、皆さんはご存知でしたか?

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