専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になってしまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

田植え

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スイマセン!スイマセン!スイマセン!今頃田植えの記事になっちまいました(汗)。こんな時期に田植えするわきゃないんですよ、この地域は。これは、もう2週間も前の写真です。研修旅行の蔵レポートなんかを書いてるうちに、東京と広島の出張になっちゃいました。それで書きそびれたっていうより、しっかりと書きたいことがあったっていうことなんですけどね・・・。

上の写真の、手前とその奥の田んぼが美山錦の田んぼです。場所は飯島町の農道沿いです。そんなこと言っても地元の読者の方じゃないと分からないでしょうが、飯島町の中でも少し高い場所になるでしょうか。標高で700メートルくらいはあるんじゃないかと思うんですが、詳しくは知らないので今度しっかり聞いておきますね。

さて、今年の注目点は、この2枚の田んぼの美山錦に限っては、全て我が社が買い上げて、全て信濃鶴になる予定だっていうことです。更に特筆すべきは、この2枚の田んぼの美山錦は有機栽培の考え方を取り入れながら作られるっていうことです。ちょっと言ってることが分かりづらいかもしれませんが・・・。

信濃鶴が使用している原料米は、全て駒ヶ根市の隣町で、県内の美山錦の主要産地である飯島町で栽培された美山錦を使用しています。その蔵で造られている全てのランクのお酒に、完全に単一品種で単一産地の酒米を使っているなんていう酒造メーカーは、たぶん日本中探してもないでしょう。そんなことを実現できたのは、やはり会社としてこれまでの長い間の努力があったからなわけです。

我が社の場合、全量美山錦を手に入れようとすれば相当な俵数になりますから、完全に農家さんとの1対1の契約栽培でその数量を確保する事は難しくなります。それだけ数多くの農家さんとの契約も大変になるでしょうし、相当数量の美山錦を安定的に毎年確保しなければならないからです。

そこで我が社では、農家さんと個人的に契約するのではなく、その農家の皆さんの美山錦をまとめて取り扱っている、JAの飯島支所との契約栽培という形をとっています。毎年JAさんとの話し合いの中で、その年に必要な数量を確保してもらっているんです。最近は、信濃鶴のための美山錦にとても気を使っていただけるようになりました。

そんなわけで、大変にうれしい状況の中で飯島産の美山錦を使わせてもらっているんですが、この状況ゆえに、どこの田んぼの美山錦が信濃鶴の原料になるのかっていうことははっきりと特定はできないんです。飯島町で採れてJAさんに集荷される美山錦は、いったん全てまとめられた後に出荷されるために、全ての田んぼの美山錦が入っているような形にはなるんですけどね。

これまでもJAの方の説明を受けて、この辺の田んぼが美山錦ですっていうことは分かるんです。しかし、この田んぼですっていうハッキリとしたことは言えなかったんですよね。ですから、昨年のブログ用の写真も何となくその辺の田んぼを撮っているだけで、どうもこの田んぼっていう愛着がわかなかったっていうか・・・(笑)。

ところが今年になって、「飯島町で有機栽培の手法を使って特別栽培米に挑戦する農家がいるから、是非信濃鶴の酒にしてほしい」っていう話が舞い込んできました。こりゃ、面白そうな話じゃぁないですか!お米の品質にしても、売買方法にしても、製造段階での取り扱いにしても分からないことだらけですが、やってみる価値はあると思ったんです・・・続きはまた明日。


□□□ ついに1位転落しちゃいましたね □□□
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