
娘「ねえ、学校で使ってた赤鉛筆がもうなくなりそうだから、新しく赤いボールペン買って欲しいの」
私「何だ?赤鉛筆じゃないのか。学校じゃぁボールペン使っちゃいけないんだろ?学校の決まりは守らにゃイカンぞ」
娘「そんなことないわよ!みんな赤だけはボールペン使ってるんだから」
私「何で赤だけはボールペンなんだ?」
娘「赤色なんてめったに使わないのよ。文字を書いたりするのに使うんなら消せなくっちゃいけないから赤鉛筆でなくっちゃ困るんだけど、赤色使うのは答え合わせの時の丸つけだけなの。だからボールペンでいいの」
私「でも、そりゃボールペンを学校で使っていい理由にはなってないぞ」
娘「クラスの女の子みんな赤のボールペンで丸つけしてるのよ!赤鉛筆なんて使ってるの私くらいだわ!」
私「まーた出た、お前さん得意の『他のみんなは○○だ』っていう殺し文句。他にも赤鉛筆使ってる子なんているに決まってるじゃないか」
娘「確かに私だけじゃないけど・・・私だってボールペン使いたいのよー」
私「分かった分かった。お前の気持ちも分かるよ。でも、学校の決まりは決まりだぞ。赤鉛筆使ってて恥ずかしいことは何もないじゃないか。父ちゃんだって会社でいつも使ってるぜ」
娘「お父ちゃんなんかめったに使わないから、削ったりしなくて楽でいいのよ。学校で使ってるとしょっちゅう削らなくっちゃならないんだから」
私「そんなことないよ。お酒の帳面書く時なんて赤色で書かなくっちゃならない所も多いんだぞ。」
娘「でも、1年中使うわけじゃぁないじゃないの」
私「ナニ?1年中使ってるに決まってるじゃないか」
娘「半年間だけじゃない」
私「何で半年間だけなんだ。1年中同じような仕事はあるんだぞ」
娘「だって、半年間しかお酒造ってないじゃないの」
私「そりゃ、お酒を造る作業は半年間しかないけど・・・」
娘「お酒造っちゃえば、あとは楽なんでしょ」
私「へっ?・・・」
娘「何よ?」
私「お前、まさか、父ちゃんは半年間しか働いてないなんて思ってないよな?・・・」
娘「・・・そうなんでしょ?」
私「・・・バ、バカものー!!!」
そりゃ、冬になればお父ちゃんは家にいなくて、お前も会社へ連れて来られてお父ちゃんの机で勉強しなくっちゃならないことも多いから、冬の仕事の大変さは良く分かるだろう。でも、夏は仕事してないなんて、一体全体どーしてそんな風に思っちゃってるんだっ!そんなわけないじゃないかっ!毎朝出掛けて行くじゃないかっ!お父ちゃんはお前を育てるために1年中一生懸命に働いているんだぞっ!考えを改めてもらおうかっっっ!!!
ああ、それからついでに怒っておくぞ。冬の間、いくら早く帰ってきて欲しいからって、夕方の麹の手入れの温度をお父ちゃんに指図すんなっ!35℃で手入れするって決めたら35℃なんだ!「今日は34℃で手入れしなさい」なんて杜氏に命令すんなっっっ!!!
こうなると、どんどん怒りたくなるぞ。クラスの○○君がお気に入りだとか、お母ちゃんとコソコソ話してないだろうな。バレンタインの本命チョコとかあげてないだろうな。お前はこれからもっと広い世界を知ることになるんだから、学校の狭い中でお気に入りの男の子なんて決めてちゃイカンぞっ!お父ちゃんが許さんっっっ!!!
お父ちゃんなんて大学の時にクラスにいた数少ない女性からお母ちゃん選んで見事に大失敗・・・オォッと、イカンイカンイカンイカン、口が滑った口が滑った口が滑った口が滑った、今聞こえたか今聞こえたか今聞こえたか今聞こえたか、お母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよ・・・(笑笑笑)。
□□□ 久しぶりの娘ネタ □□□
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