
麹ムロ(麹を造る部屋)の後片付けも徐々に進んできて、連休後半に突入する前にはなんとかなりそうです。もろみも連休明けには搾り終わるでしょうし、ようやくゴールが見えてきつつあります。そこまで行けば私の肩の荷もほとんど降りたようなものになるんですが、ゴールデンウィークが終っちまってるっていうのが、チト皮肉ではありますね(笑)。
さて、麹ムロの片付けですが、中に入っている機械類はしっかりと拭き上げてから消毒をしますし、布類はしっかりと洗濯をしてしまいますし、いろんな小物類は洗い場に出してしっかりと洗ってから煮て消毒をします。最後には麹ムロ自体を殺菌しなくてはなりませんが、一体どうやって消毒するんでしょうか。
皆さんの日常生活の中で『消毒』って言えば、手の消毒とか、あっても台所用品の消毒くらいなもんじゃないですか?生まれたばかりの赤ちゃんなんかがいれば、哺乳ビンの消毒とかやるんですかねぇ。私は自分でやったことないから分かんないんですが・・・(汗)。
いずれにしても、部屋全体を消毒するなんてあまり考えないでしょ。仕事でそんなことでもやっていない限り、部屋を丸ごと消毒するっていうことはあまり経験のある人は少ないはずです。部屋っていうと通常の家屋のひと部屋を思い浮かべちゃうでしょうしね。
どうやるかってぇと、あらかたの皆さんのご想像通り、殺菌作用のある液体を部屋中にまくっちゅう事になるわけで、何のオチもないんですよこの話(笑笑笑)。
まあ、それでももう少しお話すると、殺菌剤にもいろいろな種類があって、それを使い分けたり併用したりして全ての菌を殺すように工夫しなくてはなりません。実際全てを殺菌するなんて不可能でしょうが、今回の場合には麹菌だって殺菌してしまうわけです。あと半年は麹ムロは使わないわけですからね。
全ての菌をやっつけられるパーフェクトな効果のある殺菌剤なんてないんです。もしあったとすれば、そんなの人間だってやられちゃうでしょう。これといった特別な免許なんかなくても使えるものの中での話ですから、この菌にはこれが効くけどこっちの菌には効かないなんていう得手不得手があるわけで、我が社ではいつも2種類の薬剤を使っています。
同じ菌が何回も同じ殺菌剤がかかっても辛うじて生き残っているうちに、その薬剤に対して耐性が出てくることも知られていますから、そんな意味からもいくつかの殺菌剤を併用することがいいとされているわけです。
液体状のものばかりでなくて、気体っていうか煙状に室内に充満するようなタイプのものもあります。よく、ゴキブリとかダニを退治するような感じのものですが、その手のものは金属を腐食させてしまうらしいので、我が社のように麹ムロの中にいくつか機械が入っているような蔵には適さないようです。
また、その麹ムロが全面木でできているのか、壁や天井がステンレスパネルみたいなもので覆われているのかによっても、殺菌剤の種類やまき方が変わってくるでしょうね。うちの蔵は壁が木のムロとステンレスのムロがあるので、別々の方法で消毒してます。めんどくさいんだな、これが(涙)。
写真は木の麹ムロの方ですが、抗菌の白い塗料が塗ってありますから、この辺も他のお蔵さんとは少し違うかもしれません。真ん中に写っているノズルから殺菌剤が噴霧されますが、あまり体にいいものだとは思えないので、部屋全体にまいたら即座に外に逃げ出して次の日までは入りません。
部屋全体の消毒ってぇのも結構いろいろ考えなくっちゃで大変でしょ?しかし、こういう事をキッチリやっておかないといい酒にならないんだからしょうがないですよね。直接造りには関係のない部分もしっかりとクリアできて、ようやく一人前です。我が蔵もそろそろ半人前から脱皮できるでしょうかねぇ・・・。
□□□ イカン!またダラダラブログになってきた □□□
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