専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

男泣き

私の曾じいさんは、今から20年以上前に亡くなりました。まだ大学生だった私は、どうしても抜けられない実験科目を受けてから駒ヶ根に帰らなくっちゃならなかったもんだから、結局曾じいさんの臨終には間に合いませんでした。あまり後悔っていう事をしない私の、数少ない大後悔です。

明治生まれの、造り酒屋としてはいい時代を生きた、昔気質の商人でしたね。今会えたのなら、いくらでも話をしたいことがあるのに、もうちょっと生きててくれたらなぁと、かなわぬ夢のようなことを考えることもあります。

いくら可愛い曾孫とはいえ、子供のしつけは厳しかったように記憶しています。親の言うことは聞くもの、長男は家を継ぐもの、人前では行儀を良くするもの・・・こんなことは説明するまでもなく、当たり前のこととして私たちの間に流れていた空気でした。よく説教も喰らいましたね。

そんな曾じいさんの葬式には、この地方の数多くのお歴々が参列していたんだと思います。今だったら、どういった人たちが見えてくれていたのか分かるかと思いますが、大学生の私にはどんな肩書きの人たちなのかは皆目見当がつきませんでした。

式が進んで、弔辞の場面になりました。ひとりのご老人が前に出て、何も見ずに遺影に向かってとつとつとしゃべり始めます。しかし、次第に声はかすれ、何を言っているのかわからなくなり、おろおろと曾じいさんの名前を泣きながら語り掛けるばかり。

同じ時代を生きてきた盟友だったのでしょう。平和な時代も激動の戦渦もくぐりぬけ、日本の、そしてこの地域の経済発展の歴史を共に作り上げてきた間柄だったはずです。年寄りだから涙もろかったのでしょうか。いや、そこには2人にしか分からない真実があるからこそ、大勢の人の目も気にせずに涙していたはずです。

私は、その姿を見て思いました。それが男として、公を背負って、歴史を背負って、真実を背負って流す涙であるのなら、たとえ人前であろうとも、これっぽっちも恥ずかしいものじゃないと・・・。こんなに素晴らしい友情に包まれて死ねるのならば本望だと・・・。

そのご老人の名前はacbさん。駒ヶ根市の初代の市長であり、この地域の発展のために生涯をかけた大人物でした。私は彼と曾じいさんとの関係については良く知りません。ただ、葬式で涙を流して遺影に語り掛けるという事実だけで、全ては語られています。

もうお分かりですね。彼は、私の天敵のacbさんの祖父に当たる方です。そして、初代市長の後を継ぎ、駒ヶ根市の2代目の市長になったのが、私の曾じいさんの弟だったんです。腐れ縁なんだよなぁ、きっと。

曾じいさんたちみたいに、駒ヶ根経済の発展のために尽力して、acbさんと肩を並べるような経営者になることは私には出来そうもありませんが、まだまだ先は長いですからねぇ、どうなるか分かりませんよ。

こんな酒造り生活を続けていれば、私はそんなに長生きじゃないだろうから、たぶんacbさんより前に死ぬはずです。そして、acbさんは私の葬式で弔辞を読んで、オイオイと泣いてくれるはずです。「あんときゃ俺が悪かった。酒の売り方も、宣伝の仕方も、レッテルのデザインも、全て岳志の言う通りにやっときゃよかった。ああー許してくれー」ってね・・・(笑笑笑笑笑)。


□□□ 昨日の記事とペアで読んでね □□□
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意固地よ永遠に

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頑固だと言われることが多いんです。意固地と言われようが、意地っ張りと言われようが構いません。女房までそういうことを言うってことは、やっぱり私は頑固なんでしょう。何と言われようが、頑固なんだから仕方がありません(笑)。

ひとつの道を決めるまでに、私は相当な時間をかけます。しかし、一旦決めちまったら、よほどのことがない限りテコでも動きません。なぜなら、その事を決めるのに自分以上に考えた人間は他にはいないと確信しているからです。

そして、一旦決めたら、徹底的にそれをやり通したいんです。ちょっとやってみて、ダメならすぐに止めればいいやっていうような考え方は大嫌いです。だから、余計に決定までの時間を長く要するわけですが、それでいいと思っています。

そうやって決めた道は、どのような分野であれ本流でなくてはなりません。わき道にそれて迷子にならないように、遅くても、トロくても、格好悪くても着実に道の真ん中を歩きたいと思っているんです。一見効率が悪そうに見えても、それがより大きな成功にたどり着ける方法だと信じています。

そういう私を、心配して、何とかしようとして、そして多少イライラして見てくれている先輩がいます。それが、私の天敵acbさんです(笑)。私は、お酒造りでも会社の経営でもいい先輩方に恵まれていると思っていますが、そんな数ある先輩の中でacbさんほどズケズケと私に意見してくる先輩は他にいません(汗)。

長生社の株主だという立場もあるでしょうし、自分の後輩だという思いもあるからでしょうが、ブログのコメントやメールでしばしばご意見をいただきます。その都度核心を突いてくるので、やり込められてカチンときても反駁の余地がない事が多いんです(涙)。何でカチンとくるかと言えば、「そりゃ確かに正しい」っていう意見だからです。だから、天敵だっちゅうとるわけですけどね(笑)。

必死になって自分の反対意見をメールしますが、「仕方のねぇヤツだなぁ」っていうくらいの攻撃力しかありません(笑)。最近話題に上ることが多いのが、信濃鶴のレッテルについてです。今日、以前にもらったメールに対して、また私の意見を書いて返信しようとしていた矢先に、acbさんのブログにその話題が・・・。

「なんて頼もしい応援団を持っているんだ」って皆さん思うでしょ?私もそう思ってますよ、本心からね。でも、必死になって抵抗して反論します。acbさんは正しいかもしれないけれど、私だって正しいかもしれないからです。もっと言えば、認めてもらいたいんでしょうね。弟が兄貴に抱くような感情でしょうか・・・。

本来であれば、こんなこと面と向かっていえるような社長じゃないんですよ、acbさんは。駒ヶ根市の企業経営者の中では、飛ぶ鳥を落とす勢いの会社を経営している、駒ヶ根版時代の寵児だと言っても過言ではないでしょう。どんなにスゲーことをやってきているのかは、彼のブログに綴ってあります。私の参考書のひとつです。

そんな社長から見れば、今の信濃鶴の有様は何も変えないという態度に見えるのかもしれませんが、この10年間の長生社の変わりようは、一般的な酒造メーカーの比ではありません。「何でそれが分からないのか」という私と、「早く気が付けよ」というacbさんとの間には、まだまだ厚い壁があるんでしょうが・・・私は頑固ですからね(笑)。

レッテルについて少し書くと、確かにダサいでしょう。現代の食卓には不似合いかもしれません。このレッテルの最初のデザイン案は、『信濃鶴』の文字がもっと現代習字風で、今様のおしゃれなものだったんです。それを、私はあえて古めかしい髭文字の『信濃鶴』に戻してもらったんです。

それには何年間も考え続けた末のいろんな思いがあるわけで、ここでは書ききれません。信濃鶴の一升瓶の中身は昔とは全く変わってしまいました。それでも私は信濃鶴100年の歴史を繋げていかなくてはなりません。90年近く使ったあの文字は、時代に迎合して変えなくてもいいと今は思っているんです。

・・・ってなことをメールしようと思ってたんですけどね(笑)。acbさん、これからも信濃鶴のちょっとしかない可能性を信じて、辛口サポーターでいてください。よろしくお願いします!

》》》》》》》》》》 【敬愛する我が天敵acbさんのブログ】


□□□ そろそろ1位が危なくなってきました □□□
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主治医と蕎麦打ち

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久しぶりに飲兵衛記事です。久しぶりに外に飲みに出た・・・わけじゃぁないんですけどね。あんまりその辺を正直に書き過ぎると、読者の皆さんに、「飲み過ぎは体に悪いよ」とか、「よくそんなに飲み続けられるなぁ」とか、「信濃鶴の未来が不安だ」とかいろいろとご心配をおかけするので、最近はちょっとばっかりセーブして記事にしてるんです(笑)。

昨日は仕事も忙しくてブログを書く時間は全く取れなかったので、珍しく早起きして書いています。「どうして私が起こしても起きて来ないのに、ブログを書く時はひとりでちゃんと起きられるの?」と娘に言われながら書いてます(笑)。

さて、昨日の飲み会は私の主治医のE君との全くプライベートな飲み会でした。これまで何年間も私の体を週に1回のペースで見てくれていて、彼無しではもう冬は越せない体になっちまってますが(汗)、意外なことに2人で飲んだ事はこれまで1回もなかったらしいんです。

自分の同級生が鍼灸師になってるなんて思ってもいなかったし、ましてや自分がハリを打ってもらうことになるとはこれっぽっちも思ってなかったわけです。でも彼は、現代医学のお医者さんに見てもらって「どこも悪くないですよ」なんて言われるのに、こんなに痛いはずがないと何年も我慢して冬の仕事をしていた私の救世主でした。

どうしようもなくなって、彼のもとを訪れたんです。だって、ハリだキュウだなんて年寄りのやるもんで、民間療法に毛が生えたくらいにしか思ってなかったんだもんねぇ。でも、彼の鍼灸院には私より年齢の若い人たちや女性もたくさん通って来てますよ。私もいろんな症状を訴える人がいると、E君のことを紹介しています。

彼のリクエストは、このブログに頻繁に出てくる『越百(こすも)』でした。このブログの読者を連れて行くんなら、もうここしかないっていう感じになっちゃってますねぇ(笑)。私が元気なら、その後は『しゅせん』ってことに決まってますしね。越百で長く飲んでると寝ちゃうもんだから、なかなか行けないんですけど・・・(汗)。

昨日の目玉は、写真にも写っている蕎麦です。なんてったって私が打ったんですよ、この蕎麦!!!越百に私が着くと他にお客さんもいなくて、えっちゃんが「岳志さん、蕎麦打ちますか?」と誘ってくれたので、お言葉に甘えて打たせてもらいました。「その蕎麦、店でお客さんに出しますからね」と言われてビビリましたけどね(笑)。

これまでもちょっとだけ蕎麦打ちの体験はあるんですけど、やっぱりなかなか思うようにゃぁいかないんだな、これが(涙)。しかし、出来る人が傍について、あれこれと助言してくれればそれなりに形にはなります。写真の蕎麦だってそれなりに美味そうに見えるでしょ?途中でやってきたhamaちゃんと一緒に、あれやこれや言いながら美味しくいただきました。

一般的な蕎麦っていうのは、しっかりと蕎麦を練る工程があるんですが、越百の蕎麦はあんまりこねないで手早く仕上げちゃうんです。そうすることで、すこしザラッとした舌触りの、サクサクした食感の蕎麦になります。それが昔から好きなんですよね。だから、今年はもう少し通って、越百の蕎麦を自分のものにしたいと思ってるんです。でも、お店で他のお客さんに出すのだけは止めてほしいなぁ・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【越百のブログ】
》》》》》》》》》》 【しゅせんのブログ】
》》》》》》》》》》 【hamaちゃんのブログ】


□□□ やっぱり飲み過ぎ? □□□
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田植え(おまけ)

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こんなに一度に写真をアップしたことは、かつてなかったでしょう。やったことのある方ならお分かりでしょうが、28枚の写真をサイズを調整しながらサーバーにアップロードして、全部貼り付けて記事にすることがどれほど大変な作業か・・・(汗汗汗)。

田植えのレポートを書くようにと、長生社の『勝手に信濃鶴米作り委員長』ことタッキーが、地元飯島町の美山錦の田植えの風景を写真に撮ってくれていました。その努力を無駄にしないように、とにかく全部ブログに載っけることが私の使命だと思って死に物狂いで記事にしました(笑)。

タッキーが解説してくれたところによると、写真は「踏ませ(代掻き)が終了し田植えを待つ田んぼの風景」、「乗用田植え機で田植えを行う美山錦農家のHさん」、「田植え機に乗った美山錦の苗」、「タッキーの家の田植え風景(植えかけの田植え機の写真)」、「残雪の中央アルプスをバックにした田んぼの風景」などなどです。こんなにたくさんあると、何が何だか分からんかもしれませんが・・・。

どの写真にも山が写っていて、信州はやっぱり日本の屋根だとお分かりいただけるんじゃないでしょうかね。名前こそ『谷』ですが、この伊那谷は長野県内でも有数の穀倉地帯なんですよ。いい米が採れて、いい水が湧いて、いい風が流れる。正に自然が酒蔵なんです。いい酒が出来るに決まってんですよね。

写真のアップロードだけで、今日のブログに向けるための力は尽きてしまいました。おまけと言うにはちょっとハード過ぎる記事でしたね、こりゃ(笑)。

》》》》》》》》》》 【勝手に信濃鶴米作り委員長のブログ】


□□□ タッキーありがとう! □□□
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田植え(つづき)

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昨日の記事の続きです。「飯島町で有機栽培の手法を使って特別栽培米に挑戦する農家がいるから、是非信濃鶴の酒にしてほしい」っていう面白そうな話が舞い込んできたっていうところからですね。

これまで農家さんと個人的に契約栽培の形を取るっていう事はやったことがないわけですし、これまでのJAさんや県の酒造組合との関係もあることなので、どうやってよいものやらまだ分からない部分の方が多いんです。でも、この田んぼのお米は間違いなく信濃鶴で使えるっていう確約は、とてもウキウキするものがこみ上げてきますね。

その農家の名前はHさん。脱サラして農家を始めたとおっしゃっていましたが、それ以前にも農業関係の会社におられたそうなので、専門家であることに違いはありません。私より10歳くらい年上ですが、とても気さくで話しやすい感じのオヤジさんです。初めてお会いした時も農業に対する熱いものを感じましたし、自分だけじゃなくて飯島町全体の農業を良くしたいという考え方にとても共感を覚えました。

有機栽培に取り組み始めてからそれ程年月が経っておられるわけではなくって、Hさん自身も有機栽培にすれば全てが良くなるとはまだ思えていない段階だそうです。そんな中で有機栽培的に美山錦を育ててみるという試みも、そうすることで収量が上がるとか、買い取り価格が高くなるというような方向を模索するひとつのステージなんだと思います。

稲作の他に、スイカとアスパラガスを栽培していて、それらも化学肥料を押さえるやり方で作って、契約している県外のスーパーにそれなりの付加価値を付けて売っています。有機栽培の手法を取り入れて、半信半疑ながらも「いいアスパラができるようになった」っておっしゃってましたから、美山錦にも期待できるんじゃないでしょうかね。

「醸造も農業だと思います」っていう私の意見にもとても理解を示してくれて、私の酒造りに対する思いも分かっていただけたんじゃないかな。食の安全とか、地産地消だとか、環境問題だとかいろいろと話をしてみて、気の合う部分の多いオヤジさんでしたから、これからの成り行きも楽しみです。

有機栽培とか減農薬栽培というお米で造られたお酒は、現在いろいろと出回っているんですよね。別に贔屓目で見るわけじゃないんですけど、私はそれらのお酒って美味しいと思うことが多いんです。それは、吟醸的な美味しさとはちょっと違って、落ち着いたというかホッとするような美味しさなんですけどね。信濃鶴もそういう味が出てくるとうれしいと思えるような美味しさです。

美山錦の量とすればほんの少しですし、多分そのお米だけの単独のもろみをたてるにしても、単独の製品にして一般小売店さんに流通させることは出来ないでしょう。麹米で使ったりしてみて、どんなお酒になりそうなのか研究してみるっていう第1段階の年にしたいと思っています。

実は、今日たまたま飯島へ向かう用事があったので、ブログにも載せようと思って、例の2枚の田んぼに行って写真を撮ろうと思ったんです。田んぼの脇に車を止めて、土手に入っていくと携帯が鳴りました。「Hです。今あんたがいる田んぼの隣のスイカ畑にいるよ!」と。遠くを見ると、はるか向こうで手を振っているHさんがいました(笑)。

今の生育の状況や他の田んぼとの違いなんかを、直接田んぼを見ながら説明してもらえました。今年はこの田んぼをメインに、昨年よりは頻繁に美山錦について定点観測レポートができそうです。上の写真2枚は昨日の写真の2週間後になります。最後の写真はHさんと彼が手入れをしていたスイカの苗です。


□□□ また1位に返り咲きました □□□
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田植え

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スイマセン!スイマセン!スイマセン!今頃田植えの記事になっちまいました(汗)。こんな時期に田植えするわきゃないんですよ、この地域は。これは、もう2週間も前の写真です。研修旅行の蔵レポートなんかを書いてるうちに、東京と広島の出張になっちゃいました。それで書きそびれたっていうより、しっかりと書きたいことがあったっていうことなんですけどね・・・。

上の写真の、手前とその奥の田んぼが美山錦の田んぼです。場所は飯島町の農道沿いです。そんなこと言っても地元の読者の方じゃないと分からないでしょうが、飯島町の中でも少し高い場所になるでしょうか。標高で700メートルくらいはあるんじゃないかと思うんですが、詳しくは知らないので今度しっかり聞いておきますね。

さて、今年の注目点は、この2枚の田んぼの美山錦に限っては、全て我が社が買い上げて、全て信濃鶴になる予定だっていうことです。更に特筆すべきは、この2枚の田んぼの美山錦は有機栽培の考え方を取り入れながら作られるっていうことです。ちょっと言ってることが分かりづらいかもしれませんが・・・。

信濃鶴が使用している原料米は、全て駒ヶ根市の隣町で、県内の美山錦の主要産地である飯島町で栽培された美山錦を使用しています。その蔵で造られている全てのランクのお酒に、完全に単一品種で単一産地の酒米を使っているなんていう酒造メーカーは、たぶん日本中探してもないでしょう。そんなことを実現できたのは、やはり会社としてこれまでの長い間の努力があったからなわけです。

我が社の場合、全量美山錦を手に入れようとすれば相当な俵数になりますから、完全に農家さんとの1対1の契約栽培でその数量を確保する事は難しくなります。それだけ数多くの農家さんとの契約も大変になるでしょうし、相当数量の美山錦を安定的に毎年確保しなければならないからです。

そこで我が社では、農家さんと個人的に契約するのではなく、その農家の皆さんの美山錦をまとめて取り扱っている、JAの飯島支所との契約栽培という形をとっています。毎年JAさんとの話し合いの中で、その年に必要な数量を確保してもらっているんです。最近は、信濃鶴のための美山錦にとても気を使っていただけるようになりました。

そんなわけで、大変にうれしい状況の中で飯島産の美山錦を使わせてもらっているんですが、この状況ゆえに、どこの田んぼの美山錦が信濃鶴の原料になるのかっていうことははっきりと特定はできないんです。飯島町で採れてJAさんに集荷される美山錦は、いったん全てまとめられた後に出荷されるために、全ての田んぼの美山錦が入っているような形にはなるんですけどね。

これまでもJAの方の説明を受けて、この辺の田んぼが美山錦ですっていうことは分かるんです。しかし、この田んぼですっていうハッキリとしたことは言えなかったんですよね。ですから、昨年のブログ用の写真も何となくその辺の田んぼを撮っているだけで、どうもこの田んぼっていう愛着がわかなかったっていうか・・・(笑)。

ところが今年になって、「飯島町で有機栽培の手法を使って特別栽培米に挑戦する農家がいるから、是非信濃鶴の酒にしてほしい」っていう話が舞い込んできました。こりゃ、面白そうな話じゃぁないですか!お米の品質にしても、売買方法にしても、製造段階での取り扱いにしても分からないことだらけですが、やってみる価値はあると思ったんです・・・続きはまた明日。


□□□ ついに1位転落しちゃいましたね □□□
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製造技術研究会(つづき)

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長い長い出張から帰ってきて、久しぶりにパソコンのキーボードから入力していますが、ストレスなく打ち込めるっていうのはいいですねぇ。1年前に比べれば、携帯から日本語入力するのも相当速くなったと思うんですが、山手線で隣りに座ったお姉様が、目にも留まらぬ速さで打ち込んでいるのには、視線が釘付けになってしまいました(笑)。

話を昨日の続きに戻しましょう。広島で開催された『製造技術研究会』ですが、全体的な傾向は例年通りとしても、ある程度特長的なことを上げてみると、まず地域的には東北地方のお蔵の金賞率が高いですね。金賞蔵の数的にはそれ程でなくても、率的に見たら相当なもんです。

きき酒会場の中は、細長いテーブルの上に県単位でお酒が並べられているんですけど、山形県と福島県のお酒が並んだテーブルは長蛇の列ができていましたよ。混雑を予想して、他の県が2列なのに倍の4列用意されていたにもかかわらずです。岩手、宮城、秋田のテーブルも混雑してましたね。

お酒をきいているのは一般消費者ではなくて製造業界の人たちばかりですから、市場でよく売れていてちょっと有名な銘柄の多い県が混雑するわけじゃなくて、やっぱりその年に成績のよかったお酒が多い県のお酒を味わって、来年の造りに生かそうとしてしているわけです。

でも、何となく市場での人気と、そうは違わない傾向になっているような気もしちゃいますねぇ。そう考えると、全国新酒鑑評会での成績と市場での評価っていうものが、地域的な大まかさの中で、ある程度の相関があるっていう事になって、鑑評会の存在意義も認められるのかもしれません。

画一化された金太郎飴的な味を先導しているというような負の評価もないわけではありませんが、どうせみんなで一生懸命にやるんですから、ある程度の思い入れが共有できる鑑評会にしたいものですね。金賞がその蔵の評価を決定付けるわけがないっていうことは、大方の人が分かっているわけですから、あまり枝葉にとらわれずに大らかに見守りたいっていう感じでしょうか。

全く反対のことを言うようですが(汗)、市場で評価の高い県のベスト3に入るであろう静岡県なんかは今年は成績が振るわなかったようです。理由として、地球温暖化の影響なのか、昨年は稲刈り前に高温の時期が続いてしまって、俗に言う稲の高温障害が出て、特にあたたかい地方の山田錦は出来が悪かった。それを使ったお蔵は、米が思うように溶けずに苦労した・・・とかささやかれてましたが、実際はどうなんでしょうかね。

さて、我が長野県はどうかってぇと、昨年よりは金賞蔵の数は増えましたが、それでもまだまだ低迷状態っていうところです。醸造関係の指導機関は県単位にあるわけですが、そこの指導力が強いと県全体のレベルも上がるようです。長野県は酵母の開発や、その使い方の指導が少し立ち遅れていますから、結果が出るようになるまでにはもう少し時間がかかるかもしれません。

最後に信濃鶴に関しては、香りも味も十分に出ていましたが、ちょっと出過ぎたっていうところでしょうか。出過ぎっていうのも分かり難い表現かもしれませんが、先に出てきた山田錦と違って、今年我が社が使った39%精米の美山錦はよく溶けたんです。よく溶けると香りもよく出るんですが、何事もバランスが大切です。いくら吟醸の香りだって、高過ぎればマイナスの評価になってしまいます。

まあ、信濃鶴がそれ程悪かったわけではなくて、今年の酒の場合、アルコール添加された吟醸酒の中に並んでいると少し重く感じられたんじゃないかと思います。純米大吟醸として見ればオッケーだなんて言って逃げるつもりはありませんが、その辺を意識せずに飲んでも美味しい吟醸酒を作るための手綱さばきの難しさを実感した鑑評会でしたね。


□□□ 出張していた間にサンセールさんに抜かれそうだ! □□□
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製造技術研究会

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昨日はちょっと残念な報告をさせてもらいましたが、今日はその結果を実際に確かめるために広島にやって来た、その会場からのライブレポートです。

昨年も記事にしましたが『全国新酒鑑評会』に出品されたお酒は、毎年この時期に広島で一堂にまとめて、『製造技術研究会』の名目でお披露目されるんです。

一般消費者の方々のための『公開きき酒会』はもう少し後に東京で開催されます。ですから、今回は清酒製造に関わる業界関係者のみが対象っていうことです。

本年度の成績優秀酒の傾向なんかはまだ総括できていませんが、ほぼ例年同様の傾向だったように感じましたね。全国から約千点のお酒が出品されていました。

どのお酒もそのお蔵の最高の技術で造られているわけですから、本当に美味しくて甲乙付け難い中で、金賞の札が掛かったお酒は更に上の味を感じさせられて、いちいち脱帽しながらきき酒をしてました。

さて、肝心の信濃鶴は金賞の一格下の入賞でしたが、今日は文句は言わずに、「よくやった!」とだけ声をかけておきましょう・・・。明日もう少し続きを書きますね。

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残念

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えーっと、ちょっと残念なお知らせです(汗)。この時期の酒造業界の一番ホットな話題といやぁ、もうこれしかないんですけどね。そう、全国新酒鑑評会の結果発表があったんです。

昨年は、地元産の美山錦使用、純米造り、ヘッポコ杜氏の三重苦を乗り越えて、まぐれのような金賞を受賞したんですけど、今年は受賞は成りませんでした(涙)。

残念ですが、実力通りということでしょう。一応、入賞まではいきましたから、金賞が狙えるところまではこぎつけていたようですが、こいつぁ金賞じゃなきゃ意味ないんです。

今年も夢のような金賞をとって胸を張ってみたかったですけど、あんまり鼻が高くならねぇように、神様が仕向けてくれましたね(笑)。

なぜ昨年が金賞で今年が入賞止まりだったのか、思い当たる点はいくつかありますから、いい勉強になりました。一番の原因は、守り回った私の姿勢だなぁ。常に挑戦者でなきゃイカンやね。

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ブログ読者手タレ写真集

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昨日予告しておいた、『長野の酒メッセ』の時に信濃鶴ブースにお越しいただいた、ブログ読者の皆さんとの、記念手タレ写真集です。

ブログ読者のはらさんや、駒ヶ根まで来て越百で信濃鶴を飲んでくれた方や、美味しい蕎麦屋を教えてくれた人もいたし、そういやぁ陸奥八仙の専務までいたぞ(笑)。

でも、どの写真が誰なのかさっぱり分からなくなっちまいました・・・お許し下さい(涙)。

出張先なので写真の羅列しか出来ませんが、本当に楽しかったですよ。みなさん、わざわざお越しいただきまして、ありがとうございました!!!

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長野の酒メッセ

先日ご案内しましたように、20日は東京赤坂のグランドプリンスホテル赤坂に於いて、『長野の酒メッセin東京2008』が開催されました。

今年で何回目を迎えるイベントなのか、実はよく知らないんですけど(汗)、信濃鶴はあまり出席率が良くなくて、ようやく3回出展させてもらったことになります。

年々お客様の数は増えて、今回も昨年より多いんじゃないかと思って見てました。でも、終了後に聞いたら、昨年同様に千人を少し超えたくらいだったらしいですね。

信濃鶴として今回特筆すべき点は、昨年以上にとてもお客様の受けが良かったことでしょうか。こりゃ多分に贔屓目もあるんでしょうが、何か実力以上に褒められちゃって、「そんなに美味いかなぁ」って自分で思っちまいましたよ(笑)。

もう一点は、ブログ読者の皆さんが、こんなにお見えになるとは思わなかったってぇことです。「いつも読んでます」っていう人だけでも10人以上、見たことがある程度の人を含めれば20人くらいの方々とブログの話題で盛り上がりました(笑)。

明日は、その記念写真を一挙公開予定。

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終わったかな

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皆造(かいぞう:もろみを全て搾り終わってお酒にしてしまうこと)を迎えて、発酵途中のもろみがなくなった静かな蔵の中で、日曜日ということもあって、一人で麹ムロ(麹を造る部屋)の最終片付けを完了させました。

段々に蔵の中もガランとしてきましたよ。まだ洗いものなんかもたくさん残っていますが、「ひとまずこれで今期の造りは終わりかな」と二階の床に座りこんで、一人たそがれてました(笑)。

以前よりも自分の仕事量は増えてますが、精神的にはずっと楽に酒の面倒を見られるようになってきているので、かつてのようにこの時期にフヌケになっちまうこともなくなりましたね。

本年度の杜氏は卒業だと思えた絶好のタイミングで、今週はずっと出張になります。今年はどんな営業をすりゃぁいいんでしょうかねぇ。日本酒と信濃鶴の明るい未来のために、また飛び回りますよ。

しかし、半年振りにやって来た東京は暑い!

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蔵見学レポート(おまけ)

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蔵見学レポートの最終回に、私が今回の研修旅行で、蔵の見学以外で気が付いたことをいくつか書いてみますね。レポートなんて退屈な読者もいるかもしれないですが、お付き合いください。まあ、これでブログランキングの順位が下がっても、お次にサンセールさんとトーコさんが控えてますから、どちらかが1位になってくれるでしょう(笑)。

それから、今回の旅行では写真をほとんど撮って来なくって失敗しちゃったんですけど、撮影禁止が多かったのと、久しぶりに外に出たので、ブログ用の写真のことなんてすっかり頭から抜け落ちてましたね(汗)。しょうがないので、今日の写真は未だに雪が残る中央アルプスの最近の写真です(笑)。

今回の研修旅行中にふと気が付いた一点目は、他の蔵を見る自分の目が以前とかなり変わってきているっちゅうことなんですよ。実は『蓬莱泉』さんのお蔵は、もう15年くらい昔に一度見学させていただいたことがあったんです。昔『蓬莱泉』さんに勤めておられた杜氏さんと、我が社の杜氏が知り合いだった関係で見せてもらえたんです。

当時既に近代的な設備になっていたので、その時も目を丸くして見学させてもらったことを覚えています。今回は大まかな設備はそれほど変わっていなかったのに、やっぱり目を丸くして見学してたんです。大体の様子は知っていたのに、何でいろいろと驚くことがあったのかっていうと、見るところが違ってたからだと思うんです。

以前は、仕込みを省力化できる近代的な設備ばかりに目がいっていました。ところが今回は、その設備もさることながら、その設備の性能を最大限生かすための細かい部分での抜かりのなさみたいなものを見せつけられたような気がしましたね。

設備ばっかりがよくてもいい酒なんて造れるわきゃないんです。細かい気配りが隅々にまで行き届いて、ようやくレベルの高い酒を造り出せるはずです。それは、俗に言う手造りの酒造りの時に要求されるのと全く同じものじゃないでしょうか。「そこまで気を使うんだ」っていう事にお金がかかってましたよ。

もう一点は、成功した経営者と、そうでない若造の違いって言えばいいでしょうかね(笑)。これは1日目の夜に『義侠』の社長とご一緒させてもらって飲んだ時に感じたことです。やはり成功者としての社長の言葉には重いものがあって、いちいち納得させられちゃうお話ばかりだったんですが、それに質問意見する我々と経験、実績、努力の全てに於いて違いがありすぎちゃって、ちょっとだけ聞けば会話が成立しているように思えるんだけど、実は全く噛み合ってねぇんだな、これが・・・(涙)。

私は社長の横で『義侠』を飲むことに徹していたので(笑)、だまってみんなの会話を聞いていたんですが、社長がご自分のおっしゃりたいことの解説をかなり噛み砕いて言ってくれていても、やっぱりそれより数段手前の質問しか出てこないような気がしましたね。「だーかーらー・・・」と、何回社長に言わせたことか・・・(汗)。

それでも若さゆえの青臭い自己主張を、社長は受け止めてくれていました。それは、やっぱり社長にもそういう時代があったはずで、全て経験済みだからなんでしょう。中には、周りのお客さんの迷惑顧みず、泣きながら「私わぁー・・・」と社長に喰らいついていった、これからが楽しみな女の若造もいましたよ(笑)。

今から20年後に、後輩のためを思って、私はどこまでの話がしてやれるだろうかと、それまでしっかりと自社の酒へのこだわりを聞かされてきたせいでベラボーに美味かった『義侠』を飲みながら、酔っ払った頭で考えてました。

やっぱり、どういう味のために、どういうこだわりを持って、どんなお米で造られた酒なのかっていういようなことが分かると、お酒って一段と美味しく感じるんですよねぇ。これは、いつも私が、私のブログ師匠のacbさんに言われていることなんですが、それを身をもって体験した気分でした。それが、今回の研修旅行の気付きの3点目です。そのための努力が足りないって、いつもacbさんには怒られてるんですけどね・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【泣きながら社長に喰らいついてたヤツ(木曽路)】
》》》》》》》》》》 【ここにもレポートがあります(米川)】
》》》》》》》》》》 【ここにもあります(井の頭)】
》》》》》》》》》》 【みんな書いてまんなー(松尾)】


□□□ レポートはこれにて終了 □□□
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蔵見学レポート(3)

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あんまりレポートばっかり書いてると、読者の皆さんも飽きちゃうだろうし、私も自分の止まらない筆に辟易としてくるので(笑)、ちょっとここで緊急連絡です。間近に迫った5月20日(火)に、グランドプリンスホテル赤坂(昔の赤坂プリンスホテル)に於いて、『長野の酒メッセin東京2008』が開催されます。毎年恒例のイベントになっていて我が社も出展しますから、ぜひ皆さんお越しくださいね!

実は、諸事情のためにこのイベントには今年は出ない予定だったんですが、急遽出られる運びになりましたので、お知らせします。本当は信濃鶴が出展しなくてもここで広告しなくっちゃならないに決まってんですが、自分が出ないのにここで記事にすると誤解を招くかなぁと思って控えてました。でも出ますからね!声を大にして宣伝しておきます(笑)。

さてさて、ここからはレポートのつづきです・・・昨日までは『義侠(ぎきょう)』醸造元の山忠本家酒造株式会社さんと、『蓬莱泉(ほうらいせん)』醸造元の関谷醸造株式会社さんがかなり違う路線のお蔵さんだっていう事を書いてきました。規模も売り方も設備も全てが正反対と言ってもいいくらいでした。

ここまで違う2つのお蔵さんでしたが、実は大きな共通点がありました。それは、どちらのお蔵も30年程前に大きな方向転換を図っていたっていう事です。それまでは両蔵とも、安く売りさばくための酒を大量に造るというタイプのメーカーだったそうです。それでは未来がないからと大英断をして、その結果売上げも落として、長い間苦労してようやく今のような名の通った蔵になれたんです。

それほど重大な意思決定を迫るほど、愛知県は厳しい時代があったんでしょう。長野県は経営環境の厳しさが違い過ぎて、未だにゆでガエル状態なのかもしれません。いったん下がらないと巻き返せないって分かっているのに、切羽詰まってないもんだから、つぶれもしないで何となく今まで来ちゃってるような気がするんですけどねぇ・・・。

それまでは同じような酒の造り方売り方をしていた蔵が、そこで2つに分岐して、こんなにも違った現在があるなんて考えると、自分の意思の力で未来を切り開いていくことの面白さを感じないわけにはいきません。時代に流されずに、しっかりと自分の足で歩いて今ここにいるからこそ、この2つの蔵の経営者にはゆるぎない自信を感じるのでしょう。

でも、この手の話はよくありますよね。いったん全てを捨てるつもりで新たなスタートラインに立って、どん底まで落ちたんだけれども、人には言えないような苦労を積んで今の栄光をつかんだってな話・・・こりゃ、きっと、成功のための大セオリーじゃぁねぇの?たぶん一回底を見ないとダメなんですよ。流されてどん底じゃなくて、自分の意思でどん底をね。

2つのお蔵でいただいたお話を比べてみて、そんなことを思いました。とても勉強になる対比をさせてもらえましたね。「そんじゃ、これからの自分の蔵の行く末を、どうやって自分で決めるの?」と参加メンバー全員に問い掛けられているようでした。


□□□ 次回最終回・・・かな? □□□
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蔵見学レポート(2)

昨日は『義侠(ぎきょう)』醸造元の山忠本家酒造株式会社さんについて記事にしましたから、今日は『蓬莱泉(ほうらいせん)』醸造元の関谷醸造株式会社さんの登場です。昨日も書きましたように、この2つのお蔵は、共にしっかりと売れて利益が出ているという点を除いては正反対のような部分が多くて、比較して見学することができたのはとても面白かったですね。

『義侠』さんが販売量500石(1升ビン5万本分)を、日本全国の特約店への流通で売っているのに対して、『蓬莱泉』さんは4000石(一升ビン40万本分)を、主に愛知県内で販売しておられます。私たちの感覚では、規模的には小さめな蔵と大きめな蔵っていう感じの違いですが、売り先もかなり違いますよね。

単純に考えると、販売量が多ければ商圏は広くしなくっちゃならないだろうし、少ないならどちらかと言えば地元密着でコツコツと売っていくっていうイメージですが、この2蔵はそこが全く逆なんですよね。確かに東京の酒販店さんなんかでは、販売量は少なくても『義侠』さんの方が目にする機会が多い気がしますね。

『蓬莱泉』さんは県内でのシェアが高いんだと思いますが、それを裏付けるように直販の比率もかなり高いそうです。ダイレクトメールを年に何回も何万枚と発送して、直接に蔵の脇にある直売店で売るそうです。そのために月替わりの商品を用意したりして、お客様を飽きさせない工夫をしているとのこと。

簡単に蔵の直売店にお客さんが来るって言いますけど、失礼ですが、このお蔵はどえりゃぁ山ん中にあります。簡単に出かけられる場所じゃぁありません。そこが目的じゃなければ人は来ないんじゃないかなぁ。それほど『蓬莱泉』が魅力あるお酒だっていうことでしょうし、販売戦略が当たっている証拠でしょうね。

その他にも宅急便などを使っての全国配送も相当な量になるそうで、両方を合わせれば、それだけで信濃鶴の販売量の何倍にもなります(汗)。直販は粗利が高くなりますから理想的ですが、普通は蔵元でお酒を売るのは周りの酒販店さんを考慮してあまりできないんです。ここでは昔からやっているので、あまり文句は出ないみたいでしたね。

更に大きな違いは投資のやり方にあったように思います。『義侠』さんのお蔵が基本的には従来通りの酒の造り方を踏襲しているのに対して、『蓬莱泉』さんのお蔵は超が付くくらい近代的なものなんです。酒質を損なうことなく、あれだけ合理化されたシステムは、私は他では見たことがありません。

決して手抜きではなく、酒質のためにもよい合理化がなされていました。完璧とは言わないまでも、見学していてどこにもケチの付けようがない程の蔵でしたね。細かいところまで設備されていて、あれだけの投資っていったいくらになるのか見当もつきません。見学していてため息が出ちゃいましたよ・・・。

また長くなりそうなので、今日はこの辺にしておきます。『蓬莱泉』さんでは撮影禁止だったので写真がありません。入り口くらいの写真は撮ればよかったんですが、蔵に圧倒されてしまって、忘れちまいました(汗)。


□□□ 長い間1位にいます!感謝!感謝! □□□
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蔵見学レポート

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2日間かけて愛知県の酒蔵2つとトヨタ自動車の工場を見学してきました。昨年は山形県まで行ったのでどえりゃー長時間車に揺られましたが、今回はサックリと行って帰って来れたっていう感じです。トータルで飲んだお酒の量は変わんないですけどね(笑)。

今回おじゃました酒蔵は『義侠(ぎきょう)』醸造元の山忠本家酒造株式会社さんと、『蓬莱泉(ほうらいせん)』醸造元の関谷醸造株式会社さんでした。両銘柄とも愛知県を代表する有名ブランドです。しかし、蔵の方針や、それに伴うお酒の味に関しては、かなり方向性の違ったお蔵でした。

『義侠』は販売数量が年間約500石(一升瓶で5万本)っていうんですから、信濃鶴と同じくらいの規模なんですが、完全に利益体質になっていて、どうしてこんなに我が社と違うんだろうと思わざるを得ませんでしたねぇ(涙)。社長に直接ご説明いただきましたが、彼の言葉には自信がみなぎっていました(写真は造り蔵を案内してくれた杜氏さん)。

それもそのはず、原料米に兵庫県の最高ランクの山田錦を使用し、熟成した酒質を重視して蔵内で何年も寝かせた状態のものを製品化しているようです。今から20年以上も前から純米大吟醸クラスのものを、会社の冷蔵庫に3万本も貯蔵しておられるとのこと。それだけでも相当な金利負担だなんて考えちまいますが、古いものは1升が6万円で売れるっていうですから、驚くと同時に納得の戦略でしたね。

現在の規模だけから言えば長生社と大して変わりがないんですが、30年程前の規模で比べれば、我が社より相当大きな販売量を誇っておられたようです。確かに蔵の敷地も広くて、余裕を持って造りができている感じでした。もともとがそれほど大きな蔵だったが故に、会社の方向転換を図って規模を縮小していく際には、ある程度の余力があったんじゃないかと思います。

お酒の味に関して言えば、私はかつて2回ほど『義侠』を飲んだ記憶があったんですが、最初はかなり味が重くてどっしりとした、でも切れのいいっていう印象。2度目はかなり香りが高くて俗に言う吟醸っぽかったんですが、それも味がしっかりしている酒だったっていうイメージを持っていました。

実は1日目の夜の宴会には社長にもご一緒願ってお話を聞くことができたんですが、そのお店に『義侠』は置いてなくって、2件目は社長の行きつけの居酒屋でたっぷり飲ませていただくことが出来たんです。どこにでもあるお酒じゃないので、種類も豊富に取り揃えられていて、飲ませ方も心得たお店に連れて行っていただけたのはラッキーでした。

最初に1杯だけっていうことで、普段はお客さんには出さない昭和59年産の純米大吟醸を特別に飲ませてもらいました。こんな計算しちゃイカンですが、1升ビンで6万円のお酒を1合くらい飲みましたから、単純計算1杯6千円になって、居酒屋の相場で考えればお値段は1万円以上ってぇところでしょうか(汗)。

飲ませてもらったから言うわけじゃありませんが、あまり古いお酒の好きでない私も完全に納得の25年モノでしたよ。低温貯蔵してあるためにそれ程色が付いているわけじゃないし、香りもくどくなっていませんでした。それを嫌いだと言ってしまえばそれまでですが、あの枯れた感じが何ともすばらしい!でも、もう一生飲むことはできないかもしれませんねぇ(笑)。

それ以降も社長が自らセレクトしていただいて数種類を飲み比べ、最後に3年モノの純米酒のお燗をたらふく飲んで大満足でした。お店の備えを全て飲み尽くしたので、最後は生酒までお燗してもらって飲んでましたよ(笑)。どれを飲んでも、しっかりと米の味がのった、適度に香りのある、まろやかな味わいの本当に美味しいお酒でした。山田社長、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。


□□□ 続きはまた明日 □□□
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トヨタ工場見学

研修旅行二日目です。ただ今移動中のバスの中ですが、山道を走っているので、ちょっと酔っちまいそうです(汗)。

今日は午前中にトヨタの元町工場を見学させていただいて、これから午後は『逢来泉(ほうらいせん)』醸造元の関谷醸造さんの見学です。

まず、世界のトヨタですが、『行動指針』とか『お客様第一』とか、正に我がブログ師匠のacbさんがことある毎におっしゃっているフレーズが工場内に掲げてありました。

これまでも実感することが多かったんですけど、世界のトヨタと言えど、やってることは泥臭くて人間的なことなんですよね。

確かにあれが世界最高レベルの組み立てラインなんでしょうが、最終的な組み立ては手作業だったり、ヒモを引っ張ってヘルプを呼んだり、大きな掲示板にラインの状況を表示したり、やってることは小学生でも分かりそうな事なんですよね。

トヨタ出身のacbさんの原点を垣間見る思いの工場見学でした。工場内では一切撮影禁止だったので、写真は撮れませんでした(涙)。酒蔵の話題は、また明日記事にしますね。

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初モブログ

20080514042207

本年度初の携帯からのモブログ投稿です!半年振りなので、上手くいくか心配です(汗)。

今日は今年初めて蔵を飛び出して、愛知県方面へ、酒造組合の青年部組織『若葉会』の研修旅行です。久しぶりの遠出だし、会の連中とも会えるので、とても楽しみにしてました。

バスで長野市を出発して、私は駒ヶ岳サービスエリアで拾ってもらったんですが、まずここでビックリしたのは、中国か韓国と思われる観光客の多さです。入って来るバスがたまたまそうだったのかも知れませんが、私の周りは日本人の方が少なかったんじゃないかなぁ。

アジアからの観光客が増えているっていうことはニュースやなにかで聞いていましたが、それを駒ヶ根で実感するとは思いませんでしたね。

本日の研修先は、清酒『義侠』醸造元の山忠本家酒造さんでした・・・が、すいません、ここで字数オーバーです。まだ携帯投稿に慣れてません(涙)。続きはまた明日。

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赤鉛筆

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娘「ねえ、学校で使ってた赤鉛筆がもうなくなりそうだから、新しく赤いボールペン買って欲しいの」
私「何だ?赤鉛筆じゃないのか。学校じゃぁボールペン使っちゃいけないんだろ?学校の決まりは守らにゃイカンぞ」

娘「そんなことないわよ!みんな赤だけはボールペン使ってるんだから」
私「何で赤だけはボールペンなんだ?」

娘「赤色なんてめったに使わないのよ。文字を書いたりするのに使うんなら消せなくっちゃいけないから赤鉛筆でなくっちゃ困るんだけど、赤色使うのは答え合わせの時の丸つけだけなの。だからボールペンでいいの」
私「でも、そりゃボールペンを学校で使っていい理由にはなってないぞ」

娘「クラスの女の子みんな赤のボールペンで丸つけしてるのよ!赤鉛筆なんて使ってるの私くらいだわ!」
私「まーた出た、お前さん得意の『他のみんなは○○だ』っていう殺し文句。他にも赤鉛筆使ってる子なんているに決まってるじゃないか」

娘「確かに私だけじゃないけど・・・私だってボールペン使いたいのよー」
私「分かった分かった。お前の気持ちも分かるよ。でも、学校の決まりは決まりだぞ。赤鉛筆使ってて恥ずかしいことは何もないじゃないか。父ちゃんだって会社でいつも使ってるぜ」

娘「お父ちゃんなんかめったに使わないから、削ったりしなくて楽でいいのよ。学校で使ってるとしょっちゅう削らなくっちゃならないんだから」
私「そんなことないよ。お酒の帳面書く時なんて赤色で書かなくっちゃならない所も多いんだぞ。」

娘「でも、1年中使うわけじゃぁないじゃないの」
私「ナニ?1年中使ってるに決まってるじゃないか」

娘「半年間だけじゃない」
私「何で半年間だけなんだ。1年中同じような仕事はあるんだぞ」

娘「だって、半年間しかお酒造ってないじゃないの」
私「そりゃ、お酒を造る作業は半年間しかないけど・・・」

娘「お酒造っちゃえば、あとは楽なんでしょ」
私「へっ?・・・」

娘「何よ?」
私「お前、まさか、父ちゃんは半年間しか働いてないなんて思ってないよな?・・・」

娘「・・・そうなんでしょ?」
私「・・・バ、バカものー!!!」

そりゃ、冬になればお父ちゃんは家にいなくて、お前も会社へ連れて来られてお父ちゃんの机で勉強しなくっちゃならないことも多いから、冬の仕事の大変さは良く分かるだろう。でも、夏は仕事してないなんて、一体全体どーしてそんな風に思っちゃってるんだっ!そんなわけないじゃないかっ!毎朝出掛けて行くじゃないかっ!お父ちゃんはお前を育てるために1年中一生懸命に働いているんだぞっ!考えを改めてもらおうかっっっ!!!

ああ、それからついでに怒っておくぞ。冬の間、いくら早く帰ってきて欲しいからって、夕方の麹の手入れの温度をお父ちゃんに指図すんなっ!35℃で手入れするって決めたら35℃なんだ!「今日は34℃で手入れしなさい」なんて杜氏に命令すんなっっっ!!!

こうなると、どんどん怒りたくなるぞ。クラスの○○君がお気に入りだとか、お母ちゃんとコソコソ話してないだろうな。バレンタインの本命チョコとかあげてないだろうな。お前はこれからもっと広い世界を知ることになるんだから、学校の狭い中でお気に入りの男の子なんて決めてちゃイカンぞっ!お父ちゃんが許さんっっっ!!!

お父ちゃんなんて大学の時にクラスにいた数少ない女性からお母ちゃん選んで見事に大失敗・・・オォッと、イカンイカンイカンイカン、口が滑った口が滑った口が滑った口が滑った、今聞こえたか今聞こえたか今聞こえたか今聞こえたか、お母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよお母ちゃんに言うなよ・・・(笑笑笑)。


□□□ 久しぶりの娘ネタ □□□
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極秘蕎麦会

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毎度登場の、贔屓の蕎麦屋『丸富』のオヤジから連絡が入りました。「太野さんが蕎麦食べに来ますから、岳志さんも一緒にどうですか?」誘われれば、丸富だったらいつでもいっちまいますが、今回は太野さんとご一緒できるっていうんで、ふたつ返事で仲間に入れてもらいました。

太野祺郎(たのよしろう)さんは以前にもこのブログにも書かせていただいた事があるんですが、何と紹介すればいいのか・・・ジャーナリスト?ライター?蕎麦食べ歩き人?・・・「日本中の蕎麦屋1500軒を食べ歩いた蕎麦の達人」みたいなフレーズが、お書きになった本の著者紹介にありましたけどね。

もう何冊も蕎麦に関すする本を著しておられて、蕎麦好きブログなんかを見ると、「あの太野祺郎氏お薦めの○○庵に行ってきました・・・」ってな文章が出てきたりします。ネットで検索をかければ、本の題名と一緒にたくさんヒットするはずです。まあ、簡単に言えば、一緒に蕎麦食べただけでブログネタになっちまうような人です(笑)。

蕎麦好きの私としては、そんな人と話ができるだけでもうれしいわけですが、とにかく太野さんとはとてもご縁があるんです。前回の記事でも書きましたけど、まずは私の親父と高校の同級生。ご出身が駒ヶ根市の隣りの飯島町なんです。そして、私のお袋方の叔父が趣味の山歩きでお付き合いさせていただいているとのこと。

そして、私は前回丸富で初めてお会いしたわけですが、こうなるともう親戚のオジサンっていう感じなんだよねぇ・・・(笑)。とても気さくな方で、若造の私にもこの伊那谷で遊んだ昔話から、最近お書きになった本の話題までいろいろと話してくださいました。

「あなたのブログたまに見てるよ。今日はあの手の写真撮らないのか?」とか言われたので、忘れちゃならんと思って早いうちに1枚撮りましたが、まだ本命の蕎麦が出てくる前で、蕎麦屋の写真には見えんわな(涙)。私の他にも駒ヶ根のセミプロ蕎麦キチ2名も一緒で、蕎麦談議に花が咲く咲く。

この日丸富のオヤジが打った蕎麦は、太野さんお気に入りの飯田市下栗の蕎麦粉で打ったものでした。きっとスキーのA級コースみたいな畑で作られているんだと思いますが、美味かったー!美味過ぎで写真なんか撮る間もなく完食してました(汗)。もう1種類、いつもと違った粗引きの生粉打ち(きこうち:つなぎの小麦粉が入っていない)の蕎麦も出してくれましたが、こちらも味が深くて美味かったです。

きっと、太野さんがお見えになるからって、気合を入れて打った蕎麦だと思うんです。こういう特別な時にオヤジが打つ蕎麦は、間違いなく美味いんだよなぁ、これが。気合を入れればいつでも美味くなるかってぇと、そんなことないと思うんですよ。気合だけが空回りして、結局普通に打った方が良くなっちゃう事だってあるんじゃないかなぁ。

私の場合、普通の仕込みよりスッゲー気合を入れて、タンク1本だけ特別に手をかけて仕込んだりしてみても、結果的には普通にやったタンクの方が美味いんじゃないの?ってなことの方が多かったりなんかしてね。肩に力が入ってガチガチになると、本領って発揮できにくいんでしょうね・・・まだまだ、修行が足らんっちゅうことですかねぇ(涙)。

美味しい山菜の料理と蕎麦で、信濃鶴の新酒を飲みながら、楽しい夜はふけていきました。太野さん、ありがとうございました。また誘ってくださいね!

》》》》》》》》》》 【以前に太野さんが登場した時の記事】


□□□ 越百の蕎麦も食べてもらいたかったんですけどね □□□
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税制関連法案

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最近ちょっとタワケタ記事ばかり書いていて、蔵からの情報発信も何もあったもんじゃないっていう感じになっちまってますね(汗)。飲んでばかりいるうちに旬が過ぎちゃいましたけど、今日はそれらしい話題にしてみましょう。

皆さんも振り回されたでしょ、ガソリン税の問題。4月の初頭にはガソリンが値下げされるのを待って給油しに行ったり、5月になる前に慌てて満タンにしに行ったり・・・。たった1ヶ月間だけでしたが、割安感のあるガソリンを買えましたよね。

しかし、今度は値上がりしたら、値下げされていて実感がわかなかった原油自体の価格高騰による値上げ分も加算されて値下げ前よりも更に高くなっちゃったりして、その他の生活物資の値上がりと共にこれからの日常生活の不安の種ですね。

与野党の攻防もガソリン税ばかりが焦点になっていて、他の税金に関する法案なんかそっちのけだったじゃないですか。そもそもは、税金のいろんな分野に関する法案審議だったはずですが、ガソリン税一点だけのためにその他の関連法案もみんな否決された形になっちまったわけです。

実はこの税制関連法案の中に、酒税に関する特別措置法も入ってたんですよね。以前にもこのブログでご紹介しましたが、『租税特別措置法第87条』ってぇやつでんがな。今回の税制関連法案っていうものの中身については、お恥ずかしながら私は全く分かっちゃいませんが(汗)、どうやらちょっと特殊な財源に関する法律が対象だったんですかね。『道路特定財源』とかね。

そんでもって、お酒に関するちょっと特殊な法律もその中に含まれていました。『租税特別措置法第87条』の内容に関しては以前の記事に譲るとして、成り行き的に簡単に言っちゃうと、今回の法案が可決されないと我々が税務署に納めなくっちゃならない酒税の算定方法がこれまでと変わっちまう可能性があったってぇ事です。

製造量の小さい蔵は、この87条のおかげで少し納める税金が免除されることになっているもんだから、この法案が可決成立しないと、免除分まで全て納税しなくっちゃならないことになって、相当な痛手をこうむることになります。廃業やむなしの蔵だって出てくるでしょう。

まあ、実際のところは、ガソリン税に関してのみの否決であって、その他に関しては野党側も通すつもりだっていうことは分かっていたんですよね。ですから、もし成立がもっと先にずれ込んでも、4月分まで遡っての適用になって、実質はこれまで通りでいけることはほぼ確実だったわけで、業界としてそんなにドキドキはしていなかったと思います。

でもねぇ、本当にずれ込んだとしたら、納税の手続きは煩雑になっただろうなぁ。いったん全額納税しておいて、その後に税金の還付を受けるみたいな形になったんでしょうね。書類だって今まで書いたこともないようなこと書かなくっちゃだろうし、コンピュータで処理していれば、税率の変更のために特殊な処理が必要だろうし・・・。

そんなこんなで、4月30日に衆議院本会議で可決成立した直後に、上の写真のようなFAXが流れてきたってぇ訳です。ちょっとひと安心っていうところでしたね。あまりいい話題のない最近の情勢ですけど、明るい日本酒の未来に向けての努力は続けなくっちゃなりません。税金のしっかり納められる会社になりたいもんです。

》》》》》》》》》》 【前回の租税特別措置法の記事】


□□□ 結構長いこと1・2・3フィニッシュになってます □□□
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断髪式

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会社の帰りに、いつも行っている床屋に行ってきました。実に半年以上ぶりになるわけですが、髭も落としてスッキリして帰ってきました。髭面で丸坊主のむさ苦しい顔とも半年間のお別れです。元々の出来が良い顔ではありませんが、これで外へ出ても恥ずかしくありません(笑)。

造りの間は忙しくて何も思わないんですけど、生活に余裕ができて段々普通の生活に慣れてくると、この髭面が恥かしくなってくるんですよ(汗)。人に会わない前提でそういう風体をしているんであって、そうじゃなくなってくると、やっぱり気になり出すんでしょうね。

でもね、無精ひげに丸坊主ってぇのは楽なんだけどねぇ。メンテナンスが最小限で済むもんね。月に1回、安物のバリカンでザッと刈り上げて、髭も適当に短くしてやればOKです。これから毎日髭剃るかと思うと、うっとーしーよなー。

仕込みが終わって、会社への泊まり込みがなくなってからは、床屋に行くくらいの時間はあったんですが、何せ髪の毛が伸びてこないことには床屋に行っても「何しに来たんだ」ってぇ話になっちゃいます(笑)。ようやくある程度伸びたので、今日行ってきたわけです。

昨年もこんな記事を書きましたから同じようなことを言っちゃうと思いますが、今回床屋に望むことは、頭の毛を整えてもらうことよりも、髭を全部きれいに落としてもらうことです。いったん長く伸ばしちまった髭は簡単には剃れないもんです。バリカンでうんと短くしておいてから髭剃りで剃ることになるでしょうが、髭の量が多くてうまく剃れないし、後がヒリヒリしちゃって大変なんです(汗)。

髭の話はさて置き、今回明らかになった問題点(?)は、やっぱり髪が薄くなってきつつあるんじゃないかってぇことでした(涙)。抜け毛なんてほとんどないんです。オヤジも、抜けてるわけじゃないからそうあせることもないだろうけど、髪の毛自体が細くなって抜け易くなってくるから気を付けろっていうことでした。

自分でそのことに関して思い当たるフシが2点あります。まずは、前線が後退しておでこが広くなりつつあるっていうこと。もう1点は、髪の毛を手でかき上げた時の、手が髪から受ける抵抗感がとっても少なくなったっていうことです。これだけ論拠があれば、やっぱり間違いないでしょうねぇ。そろそろ心の準備をせねば・・・(笑)。

写真は年に1回の私の顔出し写真で、刈ってもらう前と後のものです。うまく縦に出来なくて、昨年もブログ師匠のacbさんにフリーの画像処理ソフトを紹介してもらったんです。しかし、私のパソコンだとハングしてうまく動作しなかったので、今年も横向きで我慢してください(汗)。

さあ、これで営業外回りの準備はできました。信濃鶴を引っさげて、地元を中心として、もうちょっと遠くへも売りに出てみますかね。髭はバッサリと落としましたが、鶴は1本ずつ木を植えるように、地道に地道に、大切に大切に、育てていきたいですね。


□□□ 久しぶりに夜中の投稿になりました □□□
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メガオフ会

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ブログランキングで3位まで内輪で独占できたので、記念写真を撮りました。この数日間は、サンセールさんととーこさんと私のブログで1・2・3フィニッシュです。いつまで続くか分かんないので、とりあえず写真だけとって早いうちに記事にしちまおうと思ったわけです(笑)。これを記念してオフ会なんかやれたら夢のようだなーなんてね・・・。

これ以外に内輪のブロガーって言えば、地元のブロガーのみなさんですね。全員顔の分かる人たちばかりです。かなりの人たちがブログランキングにエントリーして、それがまた上位に食い込んだりしたもんだから、一時は騒然となりました(汗)。お酒ランキングの画面に『駒ヶ根』の文字が乱舞して、あの時はみんなで舞い上がっちまいましたねぇ(笑)。

地元のブロガーさんや読者さんとはしょっちゅう会うことができるわけですよね。先日も記事にしたように、プチなオフ会なんていつでもやってるようなもんじゃぁないですか(笑)。でも、遠くの皆さんとは実際に会う機会もないし、ましてや飲む機会なんてあり得ないわけです。この1・2・3フィニッシュを記念したオフ会をやろうなんて言ったって普通は無理だぁね。

しかし、もし、もし、もし、もし、サンセールさんやとーこさんたちと飲む機会ができればスゴイことだし、ウレシイことですよねぇ。私個人的には考えられることなんですよ。仙台の錦本店に営業に行ったらサンセールさんとたらふく飲むんだろうし、三重県の元坂酒造に蔵見学に行けばとーこ夫妻とベロンベロンでしょう(笑)。

まず、サンセールさんととーこ夫妻と私の4人が一堂に会するチャンスっていうのが、通常では考えられないやね。更に、それに駒ヶ根ブロガーが合流できる確率はゼロに近いでしょう。もしそれでオフ会になったら、史上稀に見るメガなオフ会になると思うんですけどねぇ・・・。

そのメガオフ会をやるとしたら、場所は駒ヶ根しかないでしょうね。駒ヶ根ブロガーの数が多いですからね。でも、駒ヶ根にサンセールさんととーこ夫妻をまとめて呼んでくるっていうのも無理な話ですかねぇ・・・。それに、越百じゃぁ入り切らねぇし・・・(笑)。

何でこんな話を始めたかお分かりですか?こんな夢のような話でも、そちらに向かって歩き始めないと絶対に実現は出来ない・・・なんていう教訓じみた話をしようってんじゃないんですよ。いいですか、耳の穴かっぽじってしっかりと聞いて下さいね。

もしかしたら本当にメガオフ会になるかもしれないから日程を空けとくように!

今日のブログで言いたいことは、これだけです(笑)。6月23日(月)あたりが最有力候補ですが、まだ確定の話じゃぁありません。誰が揃うかも分かっていません。けど、言葉にしちまったことは実現するって言いますからね。本当にそうなるかもしれませんよ。誰も駒ヶ根に来なかった場合は・・・本当に内輪でオフ会しましょう(笑笑笑)。


□□□ もう一人北海道に大切な内輪がいるんですけどねぇ・・・ □□□
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パソコン教室

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先日、『越百』で飲んだ時のこと、一緒に飲んでいた『しゅせん』の黄身ちゃんやえっちゃんたちと話をしていて、ブログの書き方の話題になったんです。しばらく前に、写真を連続してブログに貼り付けるやり方をみんなに教えたことがあって、みんなそれなりに重宝したらしいんです。もっと、いろんなテクニックがあれば知りたいってせがまれて・・・。

そこで言っちゃったんだよなぁ、ブログの中で文字を電光掲示板みたいに流して表示させられるやり方があるって。そうすると、記事の中に目立つ部分が出来るから面白いかもねなんて。そんでもって、酔った勢いもあって、そんじゃいつか教えてあげるよってことになっちゃったんです(汗)。

いったいどこで勉強したんだって聞かれましたけど、そういう事は全て独学の世界であって、自分で本読んで勉強するんです。って言っても、この手の話はホームーページを作成するような場合の知識なので、誰にでも簡単にかけるブログの世界では、本当は必要のないものなんですけどね。でも、言っちまった限りは、ご披露申し上げましょう。

しかし、しかしだぁ、このことを記事にするのがこんなに大変だとは思わなかったんだよなぁ、これが・・・(涙)。サンプルを作って、それと同じ表記をブログの記事上に表すのって大変なことなんです。少し専門的な知識をお持ちの方ならお分かりいただけると思うんですけどね。やり始めて後悔しましたが、後の祭りでんがな・・・。

やる事は、それほど難しいことではありません。ブログの記事中のその部分の前後に、少しだけおまじないを付ければいいんです。記事の中で文字の色を変えたり、他のブログへのリンクを貼り付けようとすると、ブログの記事を投稿する画面のボタンを押したりなんかして、わけの分からない呪文が自動的に挿入されますよね。あれと同じです。

上の写真は私の持っている参考書です。ホームページを独力で作ろうと思えば、どうしても1冊は必要になるでしょうね。じゃぁ、私は作ったことがあるのかって?ちょっとやったことがあるっていうくらいのもんです。素人に毛が生えたくらいですが、普通の人よりは知っているかもしれません。

個々に説明はしませんが、この下に表示されているスクロール文字を表示するおまじないをその下に同じ順番に付けておきます。基本的には<marquee>というおまじない(タグと言います)と</marquee>というおまじないの間に文字を書けばいいんです。少し込み入った指定をすると、より複雑な動きになります。この1行をそのままブログの記事の中に書けば、きっと同じ動作をしてくれるはずです。ちなみに、日本語以外は全部半角文字ですからね。

これが基本形です
バックグランドカラーをつけられます
左から右
右から左
行ったり来たり
縦スクロールもできます
縦に行ったり来たり


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<marquee>これが基本形です</marquee>
<marquee bgcolor="#000000">バックグランドカラーをつけられます</marquee>
<marquee width="200" behavior=scroll direction=left>左から右</marquee>
<marquee width="300" behavior=scroll direction=right bgcolor="#0000ff">右から左</marquee>
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□□□ さーみんなでやってみよー! □□□
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家庭サービス

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連休といえば、世のお父さん、お母さん方は家庭サービスに振り回されるんじゃないですかね。振り回されるなんて言うと家族からヒンシュクを買ってしまいそうですが、私の場合は、なるべく自分も楽しめるようなシチュエーションに娘や女房を巻き込んで、造り期間の仕込み作業からの開放感を楽しむようにしています(笑)。

いくら連休とはいえ、私の場合には大きな制約条件があります。まず、朝晩には蔵に行って残っているもろみの世話をしなくっちゃならないこと。次に、もろみを搾らなくっちゃならない日には、『粕抜き』やら『タンク洗い』なんていう簡単に片付けるわけにもいかない仕事をやらなくっちゃならないこと。

この条件をクリアしながら、これまで全く家庭サービスなんてやってこなかった半年間に溜まりに溜まった家族の欲求不満を、少しでも解消するための時間を作らなくっちゃなりません。しかし、どー考えたって、「大したこたぁできねぇよ」っていう結論なわけです(笑)。結局、昼間しか時間はないんだしねぇ。

今年のこの連休中に上の条件をクリアできる日を考えたら、4日と6日の昼間しかありませんでした。そこで、この2日間の昼間の時間を最大限活用しようと、1日は娘が見たいと言っていた映画を見に行き、もう1日は我が家の庭でのバーベキューという、何とも無難で面白みのない計画と相成りました(汗)。

とは言え、久しぶりにお父ちゃんが長い時間付き合ってくれるので、娘は結構喜んでくれます。まだまだかわいいもんです。駒ヶ根に映画館はないので、少し離れた所までドライブがてら出かけて行って、美味しいお昼を食べて1日分は終わっちゃったんですが、連休最終日の今日はしっかりとお付き合いさせてもらいましたね。

朝の仕事を終えて蔵から帰ってきて、すぐさまバーベキューの用意です。夏の間はいつでも外で食べられるようになっているんですが、今年初めてなので少し準備にてこずります。コンロの炭に火を点けたら、もう後は飲みながら、焼きながら、食べながらでいっちゃいます。青空の下で飲むビールは最高!満腹になったところで、そのまま外でお昼寝。後で気が付いたんですが、この時顔と腕が日に焼けちゃって赤くなってヒリヒリです(汗)。

花壇の水やりの当番だっていうので、4時から娘と自転車で小学校に行って、あごで使われながらお手伝いをさせていただきました。私だけで行ったらひげ面の怪しい不審者そのものですが、2人で仲良く仕事してきました(笑)。

仕事が終わったら、そのまま自転車で会社に行って夕方の見回りをして、帰りにお母ちゃんから言われた買い物をして帰ってきました。少し(かなり?)酔っていたせいもあるでしょうが、暖かい風を感じながらの気持ちのいいサイクリングになりました。蔵の中で感じる微妙な風とは違って、外にはこんなにもダイナミックに風が流れているんだと、半年振りに気付かされましたね。

この風に乗って、今年も信濃鶴を売りに出なくっちゃなりません。ちょっとダレ気味ですが、頭の中が酒造りバージョンから営業バージョンに切り替わりつつある、今年のゴールデンウィークでした。それから、写真は娘の足。こういう風に指が曲がるのが、何やらご自慢だそうで・・・(笑)。


□□□ サンセールさんも大変みたい(笑) □□□
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プチオフ会

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連休後半の初日の5月3日に、ある友人と飲む約束をしてたんです。彼のリクエストもあって、このブログによく出てくる『越百』に行くことになってました。越百のえっちゃんは休みの日には営業しないことも多いので確認すると、3日まではやっているとのこと。「それじゃあ行くからね」と予約。

ところが私の友人、急遽その日が都合が悪くなってしまって、飲み会は取りやめになっちゃったんです。まあ、どうせ休みの日にはそれほど混まないだろうし、キャンセルするのも悪いし、越百で飲むのと我が家で飲むのと大した違いはないし(笑)・・・『いわたや』のマスターHを強引に誘って飲みに行くことにしました。

女房にブツブツ言われたので(汗)、娘と一緒に最初に連れて行って、焼き鳥とお蕎麦を食べさせてご機嫌をとっておきました(ここ大事!笑)。彼女達を先に帰してから私は本格的に戦闘体勢に入ったわけですが、ここからが長かったんだな、これが・・・(汗)。

私たちと時を同じくして入ってきたのが、『しゅせん』の黄身ちゃん。カウンターで駒ヶ根ブログの読者でもあるヒョットコさんと飲んでました。仕事前の一杯ってヤツですね。本当に飲んでるんだなぁ、仕事前だってぇのに(笑)。少し遅れてマスターHも登場しました。

既にこの時点で4人の貸し切り状態になっちまったわけですが、連休の初日って黄身ちゃんやマスターHのような飲食店関係の人たちも、ちょっと晴々とした気分になってるみたいなんですよね。連休中お客さんはそんなには来ないみたいで仕事もきつくないし、世の中全体がお休みで浮かれている、そんな気分も少しは作用するのかもしれません。

黄身ちゃんは予定を大幅に(?)延長して、店の開店時間が遅れちゃうまで一緒に飲んでたし(笑)、マスターHだって普段はこんな時間に店を閉めて出て来れるはずはないんです。えっちゃんもその夜のうちに遠距離結婚の旦那のところまで車を走らせるって言ってたから、浮かれていたはずです(たぶん)。

私だって、連休に入ってそれほど蔵の仕事もあるわけじゃぁないし、自由になる時間が増えて清々してますから、きっと同じような気分なんじゃないかなぁ。もっとも、世間一般の人のほとんどがそんな気分なんでしょうけどね。そんなこんなで楽しく飲んでたんですが、そこへ今度はMr.Gordonが登場!

彼は私の地元の先輩にあたる人ですが、金に糸目をつけないでお酒を飲むような御仁で、いつもいい酒ばかり飲んでいるんです。彼も駒ヶ根ブロガーなんですが、最近はミクシイに移住しちゃったみたいで、ブログは書いていないようです。

このMr.Gordonと飲み始めたら、えっちゃんが奥から後生大事に信濃鶴の金賞受賞酒を持ってくるじゃぁありませんか、「そんな高い酒俺たちじゃぁ飲めないぞ!」って言ったんですが、そこはホレ、Mr.Gordonが全部持ってくれました(汗)。本当に御馳走様でした!

自分が造った酒が高いから飲めなくて人に奢ってもらうってぇのもちょっと、イヤかなりカッコ悪いものがありますが(笑)、そんな酒がまだ残っているなんて思いもしませんでした。自分で言うのもなんですが、やっぱり美味かったです。もうひとつ、もう酒がないからって特別に出してくれた『酒屋八兵衛』の山廃純米も美味かったなぁ。ああいうキレのある山廃には憧れちゃいますねぇ。

よく飲んだなぁ・・・って、あんまりこんな記事ばかりだと、私の品格が疑われそうですが、本当の私はいたって真面目な人間です。飲むことは私の営業であり、仕事であるわけで、歯を食いしばって頑張っている私をご想像いただきたいと思います(汗)。でも、今日の登場人物ってすべてブログの世界でのハンドルネームで済んじゃうんだからスゲーよなぁ・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【えっちゃんが出してくれたお酒はこちら】
》》》》》》》》》》 【黄身ちゃんはこんなもの食ってました】
》》》》》》》》》》 【マスターHは連休中はソースかつ丼売ってるらしい】


□□□ ありゃぁ完全にオフ会でした □□□
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蕎麦好き

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自他共に認める蕎麦好きなんですが、春になって生活に余裕が出てきて、いろんなところへ蕎麦を食べに行けるようになりました。今日は日曜日でもあるので、溜まっていた蕎麦の写真を並べて、羅列系のライトな(手抜きの?)記事にしてみましょう。

上の4枚の写真は、この春になって食べた蕎麦で、食べた順番に並んでいます。当然4回しか食べたことがないなんてぇことはありませんが、写真があるのがこの4回だけなんです。どれがどこの蕎麦屋のものか全て当てたら、信濃鶴1年分プレゼントです(ウソウソ)。

そもそも、1枚目は蕎麦屋の写真じゃなくて、我が家で撮ったものです。でも、スゴイ蕎麦なんですよこれ。今の日本の蕎麦打ち界(そんな言い方するか?)で最も有名な打ち手のうちの一人に『高橋邦弘』さんという方がおられますが、皆さんはご存知でしょうかね。

とにかくどえりゃーカリスマなわけですが、彼はこれまでに多くの弟子を育てていて、そのうちの一人が木曽の『おぎのや』さんです。このお店の開店1周年を記念して、高橋名人が木曽に来て蕎麦を打ったんだそうです。私の蕎麦好きを知っているある方がその蕎麦を食べに行って、私のために名人の打った蕎麦を分けてもらって来てくれたんです。

ちょっと緑がかっていて色も形もきれいな蕎麦でした。車内にしばらくあって、いい状態で持って来たわけではないようでしたが、美味かったんだな、これが!さすが名人!味といいのど越しといい、文句なくタダ物ではないっちゅう感じでした。ちゃんとした状態で名人の蕎麦を食べてみたいもんです。

2枚目の写真は、駒ヶ根市から車で30分ほどの松川町の『にっぱち庵』のものです。飯田の酒販店さんたちが蔵に見学に来た時に教えてくれたんですが、彼らは伊那谷で一番美味しいと言ってました。何でも、私の贔屓の『丸富』と『こやぶ』の両方で修行をしたって聞いたので、これは食べてみにゃならんと思ったんです。

確かに美味しかったですね。味的には『こやぶ』に似ているかなぁとも思いましたが、当然いずれでもないオリジナリティがあってかなり堪能しました。『にっぱち庵』っていうんだから俗にいう二八蕎麦(つなぎの小麦粉が2割入っている)だと思います。私は二八蕎麦はたくさん食べると小麦の味が鼻についてくるんですが、ここの蕎麦はそんなこともなくて、結局大もり蕎麦を2つ食べましたね(汗)。

3枚目はその『こやぶ』です。伊那市の古くからの名店で、私が小学生の頃曾じいさんに連れられて行って蕎麦に開眼した、私の原点です。相変わらずいい味です。今は2代目の若手が打っていますが、味はしっかりと守られていると思います。

4枚目は私の飲んだくれたときの定番、『越百』の蕎麦です。これは説明の必要はないでしょう(笑)。先代の蕎麦打ち名人のマスターから、店主がえっちゃんに変わった時にはどーなることかと思いましたが、十分今でも美味しいです。この夏こそはえっちゃんに蕎麦打ちを教わろうと毎年思うんですが、なかなか実行できてません(涙)。

いつもの『丸富』へは、暖かくなってからは行っていませんが、ゴールデンウィークまではとても忙しいようなので、連休が明けたら食べに行こうと思ってます。いやぁー、信州は蕎麦好きにはたまんない所ですねぇ。今年も、もっとたくさんの名店に足を運んでみようと思ってます。


□□□ 蕎麦には信濃鶴! □□□
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ご褒美(つづき)

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昨日はブログを『書く』ことについて記事にしてみましたが、造りの期間が明けて生活時間帯が変わることで、当然ブログを『読む』ことにも大変化は起こるわけです。簡単に言えば、たくさん他の人のブログを読めることになるわけで、こいつもご褒美って言やぁご褒美ですよね。

冬の間は、夜中に記事を書き上げてから寝るまでの寸刻を使って、皆さんのブログ行脚をしていました。優先順位なんてあるわけじゃぁありませんが、いつも読んでいる順番で読めるところまで読むっていうような感じでしたね。

いつも読んでいるブログっていうのは、いつも更新されているブログっていう意味ですから、ちょっとでも溜めちゃうと読むのが大変になっちゃうんですよ(汗)。ブログランキングなんかにエントリーしていれば、記事は読めなくても最低でも投票のクリックだけはして回っていました。何ていう、律儀な男なんでしょう、私って・・・(笑)。

それに、どういう風の吹き回しか、今年の冬は『駒ヶ根ブロガー』なる言葉も出てくるくらい、地元のブログがブログランキングに参戦してきましたから、そちらも何が何でもクリックせにゃならんという使命感を持って、睡魔と闘いながらポチポチやってましたね。

最近はもう、朝から読み始めてるんです。朝会社に始業よりかなり早めに出社して、メールをチェックして、自分のブログのコメントをチェックして、即座にブログ行脚に入ります。当然、朝だけじゃあ読み終わらないんで、昼食を食べながら読んで、夕方記事を書いた後に読んでと、冬の間の3倍くらいはしっかりと読んでますかね。

会社で読めなくても、飲み会さえなければ家に帰ってからも時間があるので、お酒でも飲みながらぶらぶらと見て回るのは楽しいですねぇ。ふと我に返って、「ひと月前はこの時間にまだ麹ムロの仕事してたんだ」なんて思い出すと、いきなり酔いが冷めそうな気持ちになるので、記事に没頭して読むことにしています(汗)。

でも、読む時間が3倍に増えても、読もうと思うブログの数も同じように3倍に増えたとすれば、読んでいる密度は変わらないんじゃないかい?・・・何か忙しさは変わらんような・・・(笑笑笑)。

写真は記事とは全く関係ないんですが、今日は会社で家族3人で昼ご飯を食べることにしていたんですが、あまりに天気が良かったので、急遽変更して駒ヶ根高原の暖かな日差しの中で食べてきました。もう、何かに追いまくられて仕事をしなくてもよくなって、これも春のいいご褒美でしたね。


□□□ ランキングが落ちないのもご褒美ですね □□□
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ご褒美

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さて、昨日に引き続きライトな記事を書きますよ、ライトな記事ね。これって別の言い方すりゃぁ手抜き記事っていうことなんですが(汗)、自分がやろうと心に決めたことに対しては全てに全力投球の私ですから(?)、書き始めて少しするとそのことにのめり込んで、ライトだなんてお構い無しになっちまいます。ですから、最後までもう少し冷静に書き上げる練習をせにゃならんですね(笑)。

さてさて、昨日もお話したように、私にとっては毎年ちょっとした脱力感の中でのゴールデンウィークなんですが、この時期に生活のリズムが激変するので、このブログの書き方も激変するんですよね。書き方ばかりじゃなくって、読み方も読む量も全く変わるんだよなぁ。

上の写真を見てください。お気づきの読者の方もおられると思いますが、最近の私のブログの投稿時間って、毎日夜中の『00:00:00』になってるでしょ。こりゃ、いったいどういうことかってぇと、私がこのブログの時間指定投稿の機能を使って投稿時間を変更しているからなんです。自分でいじくったっていうことが分かるように、わざわざありえないような時間に設定してます。

これまで造りの期間中は夜中の2時前後に記事を書いていたんですが、最近は会社が終わった午後6時ごろから書いてるんです。全部書き終わって、ブログのサーバーにアップしちゃってから帰宅しています。そうなると、これまでアップしていたよりも1日早い投稿日になっちゃうんですよね。

ですから、毎日1回投稿の原則を崩さないようにするには、夕方書いた記事を次の日の投稿にしなくちゃなりません。そのために『00:00:00』の投稿時間に設定しているんですが、だんだんとこのやり方も自分の中で不自然になってきました(汗)。まあ、これまでも「今日は・・・」っていう記事は、実は昨日の出来事のことを言ってたわけで、こちらも不自然ではあったんですが・・・。

これを、自然な形に戻すのは簡単なんです。今後も会社が終わったら記事を書いて、それをそのままアップできるようにするには、1日抜けばいいんですよ。つまり、私にはたった1日だけですが、『ブログの記事を書かなくてもよい日』があるんです!!!半年間頑張ったご褒美にしちゃぁ、それこそライト過ぎますけど・・・(笑)。

この切り札をいつ使おうかと案外ワクワクしていますが、もう半年もすればまた蔵の生活が始まって夜中の投稿になるんだから、このままの方がいいかとも思います。飲み過ぎて寝込んじゃったような場合には、次の日の朝記事をアップできるから好都合だしなぁ。

もうひとつ私が使う投稿時間は『23:59:59』ってぇやつです。これは、夏バージョンの投稿方法の時に、酔っ払ってその日のうちに書けなかった場合に、前の日にさかのぼって投稿したように見せかける場合に使います。これからはこっちの投稿時間の方が頻繁に出てくるかもしれません(笑)。


□□□ あんましライトじゃありまへんがな(汗) □□□
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正気

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気が付けば、もう5月なんですねぇ。今年のゴールデンウィークは少し飛び飛びになっちゃったみたいで、まとめて休める人は少ないのかもしれません。皆さんはどんな連休を楽しんでるんでしょうね。私は残り少ないもろみとゆったりと過ごすことにしてます(涙)。

総じてこの期間中はブログのアクセスも少ないですし、このブログを後からまとめて読むのは苦行に近いと思うので(笑)、これから連休が明けるまでの一週間くらいは少しライトな記事にしときましょうか。って言っても何書くかなんて決めてないし、例のごとく長ったらしくなっちまうかもしれませんけどね・・・。

例年この時期になると正気に戻るんですよね(笑)。今年は3日前に正気に戻りましたよ(笑笑笑)。何でそんなにハッキリ分かるのかって?分かるんですよ、何となくね。その日は晩酌やって、ご飯食べても眠くなんなかったんだよなぁ。疲れが残っていると、そこでコテンと寝込んじゃうんですが、3日前からそのサイクルが崩れました。

それまでは、造りの間の生活リズムがまだ抜けなくて、夕食後にいったんウトウトするんですが、11時過ぎた頃になるとパッチリ目がさめて、2時まででも3時まででも起きてられるんです(汗)。でも、これといってやることもないので、起きずにそのまま朝まで寝ちゃうんですが、今度はこっちの方が自分の生活リズムだって、徐々に私の体が認識し始めたのかもしれませんね。

夜遅くや朝早くの仕事がなくなってからほぼ4週間経って、ようやく普通の生活に戻りつつあるわけですが、この生活も半年だけですから、一体どっちが本当の生活リズムなんだか訳分かんなくなっちゃってますけどねぇ。ギャップが激しすぎだぁね。今なんか、毎日これまでの倍以上寝てるもんね(笑)。

写真は例によって数週間前の越百のカウンターですが、こんなの夜中の2時でっせぇ。こんな時間に飲んでて、次の日平気であの熱い麹ムロで汗かいて働いてたなんて、今もう既に信じられないような気分がし始めてますよ。「俺ってスゲー奴だなぁ」って(笑)。

そんでもって、こういうふうに正気に戻ってくると、ちょっとした脱力感に見舞われるんですよね。「やったー!終ったー!」っていうのとはチト違って・・・「お疲れ様だったなぁ」っていうのとも違うし・・・「もう来年はこんなのヤダッ!!!」っていう感じかなぁ(笑)。

だから、連休中はライトな記事にしましょうなんてヤワなこと言い始めてるんですよ、きっと(笑)。そんなこと感じている間なんかありゃしないんだから、来年度もたくさん信濃鶴が造れるように、早く外に売りに出なくっちゃ!


□□□ 連休中はランキングのポイントもみんな低いですね □□□
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