専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

全国出品

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よーやく準備が出来ました。何の準備かってぇと、全国新酒鑑評会へのお酒の出品の準備でんがな。とにかく明日中には宅急便で出さないと期限に間に合わないので、今晩中にやっちゃおうと思って、夜中までかかってやってました(涙)。

いつもはこんなにギリギリになんてならないんですよ。以前記事にもした統一規格のRビンもちゃんと洗って準備してあったし、出品にはどのお酒を使うのかも決めてあったし、その他必要なものも用意してあったのに、時間だけが足りねーんでやんの(汗)。

まだ、仕込みは通常通りの状態ですから、それほど時間に余裕があるわけじゃぁないところへもってきて、緊急の案件が飛び込んできたりなんかすると、私が自由に使える時間なんて瞬時に蒸発してなくなっちまうんです・・・だったら飲みになんて出てくなよっていう話になるかもしれませんが、それとこれとは話が別です(笑)。

さて、この出品に先立って長野県でも清酒鑑評会が開催されていて、その結果をもとに各蔵元は全国に出品するお酒を決めるんですが、今年の信濃鶴の成績は昨年より少し低かったんですよねぇ・・・。今年は全国もちょっと期待薄かなぁ・・・。

そもそも、地元産の美山錦を使った純米酒で金賞だなんてほとんどまぐれみたいなもんですが、昨年取れたんなら今年も取れるかもしれないと思っちゃうのが人情ですよね。それに、出品する限りはベストを尽くしますから、こっちだって当然取りに行くつもりでやってます・・・まぐれが2年続けば奇跡っていうことになりますかね(笑)。

今年の信濃鶴の出品酒の特徴は、昨年に比べれば味が少し太く感じられることと、香りが昨年よりは高いっていう2点でしょうか。同じ米をつかっても毛色の違うお酒になるんだから、年が違って米が変われば当然その年の味っていうことになりますよね。ワインほど酒質が原料によって左右されることはないにしても、やっぱり同じようにはいきません。

「今年もまたまぐれが起きますように」と、かなり後ろ向きなお願いを神様にしながら出品の準備をしました(笑)。今年だって、何が起こるかわかりませんよ。結果が出るのが5月の中旬あたりになる予定ですが、それまでは気持ちだけでも大いに期待して待っていることにしましょう!

話は変わりますが、前回在庫がなくて泡を食ったRビンを、今回はちゃんと間に合うように業者に注文してありました。指定日に会社に届いてみてビックリ!山のような量がパレットに積まれてるじゃぁありませんか。我が社で使う30年分くらいはあったんじゃぁないでしょうかねぇ。

問い合わせてみると、12本入りの箱を20ケース(240本)注文したはずなのに、どこでどう間違えたのか240ケース来ちゃったらしい(汗)。無いときゃ全く無いし、あるときゃ何十年分もあるんだから、よほどRビンとは相性が悪いみたいですね(笑)。

》》》》》》》》》》 【とーこさんの蔵も出品してます】
》》》》》》》》》》 【前回のRビンの記事】


□□□ 勝機は・・・まだあるって! □□□
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サモロスト(おまけ4)

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昨日は期せずして(?)飲んだくれブログになっちまったんですが、『サモロスト』も期せずしてちょっとしたシリーズものに成長してきましたね(笑)。たまにはゲームの話題もいいだろうと思って何気なく紹介したんですが、疲れて朦朧とした頭で続きを書いているうちに、全く考えもしなかった内容に発展してしまいました(汗)。

ここまでくるとねぇ、あと3回書きたいんですよ。何でかっていうと、このゲームのステージが6面あるんですよね。1枚ずつ写真を撮ってあるので6回シリーズにすると、収まりがいいんだな、これが・・・(笑)。でも、あと何書いていいか分かんないや(涙)。

コンピュータ業界におけるリナックスと同じ役割を、日本酒業界の信濃鶴が演じることができるのか?・・・なんて、そもそもが馬鹿げたこじつけをしてるんですけど(汗)、企業として目指す方向性をどんな具体例と共に自分の中で咀嚼しているかっていうのも、道に迷わないための大切な道標になるんじゃないかとも思います。

私はそんなに詳しいわけでもないので、おかしなことをいっているようだったら目をつぶって許してもらいたいんですが、コンピュータの基本ソフトの大多数はウィンドウズですよね。少数派だけど熱狂的ファンがいるのがマックかな。それ以外には無いって言ってもいいと思うんですが、そこへこれまでと全く違ったアプローチで割り込んできたのがリナックスだっていうイメージを持ってるんです。

これをね、また強引に日本酒業界に当てはめると(笑)、日本酒の消費量のどれくらいなのかは分かりませんが、相当な部分がナショナルブランドと言われる大手酒造メーカー製のお酒で占められています。月桂冠、大関、白鶴・・・といった良く聞く名前のやつです。それ以外に、量的には多くはないんだけど俗に言う有名銘柄って言うのがあります。有名酒販店さんが扱ってブレイクすると、なかなか手に入らないようなものもありますよね。

さあ、そこへリナックスよろしく切り込んでいくのが信濃鶴・・・なのか?・・・やっぱし・・・無理が・・・ある・・・よ・・・なぁ(笑笑笑)。

日本酒業界を変えるための酒になりたいなんて大げさなことを言いたいんじゃありません。しかし、この業界がこのままじゃぁダメなのも確かな事実です。次に日本酒ブームが来るのをじっと待ってちゃぁイカンと思うんです。もし、来るなら来るで、その時のための準備を今から着々と進めておかなくっちゃなりません。

目を長野県の酒蔵だけに転じてみても、それはそれで問題は山積なわけです。そして、そういう問題を解決するには、あーだこーだと文句ばっかり言っていても始まりません。全ての問題は長野県の酒がバカ売れすれば簡単に解決するでしょう。だからと言って、長野県を引っ張っていってくれるような酒の出現を待ってもいられません。

リスクは高いかもしれませんが、誰も手にしたことのない果実を手に入れようと思ったら、誰もしたことのない冒険をしなくっちゃならないんです。まぁ、信濃鶴のアプローチが成功するとは誰も思ってないでしょうけどねぇ・・・でも、やってみなくっちゃ分かんないよ(笑笑笑)。


□□□ つまらん記事の割には順位が落ちねーな □□□
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里帰り

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今日から、女房と娘が女房の実家に遊びに行っちゃいました。娘が春休みのうちに顔を出すのが毎年の恒例になっています。例年だったら向うのじいちゃんばあちゃんが迎えにきてくれて娘だけを送り出すのですが、今年はあちらの都合もあって迎えに来てもらえないので、女房まで一緒に行くことになったんです。

まだ、仕込みが終っていないこの時期に女房に家を空けられちゃうのはとっても困るんですが、娘は遊びに行きたがりますし、私としても誰にも気兼ねなく外に遊びに出られる機会と考えれば、そう悪いことばかりじゃありませんやね(笑)。

ですから、晩御飯はずーっと食べられなくって中毒気味になっていた『丸富』の蕎麦を。その後の一杯は、先日結婚披露パーティーにお呼ばれした『越百』のえっちゃんに会いに行ってきました。久しぶりに外に飲みに出たのでうれしくって飲み過ぎちまって、ただ今絶好調のヘベレケです(汗)。

こういう時そこ早く寝ちゃえばいいのに、何としてもブログを形にしようとしているところなんざぁ、可愛いもんじゃぁないですか。どーしても意地で昨日までの『サモロスト』の続きを書こうと思いましたが、とてもじゃない頭が回りまへん(涙)。

実は丸富のオヤジとは少し打ち合わせがあって行ってきたんです。ちょっとした企画を計画中で、なるべく早くに話をしておきたかったのでいいタイミングでした。女房がいないから晩御飯を食べさせてくれと言っておいたら、いつもの美味しい蕎麦や蕎麦がきをご馳走してくれました。満足満足、ご馳走様でした!

このブログの事も話題に上りましたよ。このブログを読んで丸富に出かけてくれる読者さんもいらっしゃるようで、私としてもうれしい限りです。でも、今日のこの記事を読んで丸富に出かけようと思ってくれる読者はさすがにいないでしょうねぇ・・・(笑)。

写真を見てちょっと蕎麦が食べたくなったから丸富に行ってみようなんて思ってもらえればいいんですけどね。写真は長野県南部の上村産の蕎麦粉を使った、丸富の定番の蕎麦です。これを越える蕎麦を私はまだ知りません。これから、桜の時期になると蕎麦屋の方も忙しくなってくるなんて言ってましたから、行くんなら桜の咲く前がいいですよ!

夜は店は開けていませんから、私たちの貸しきり状態です。今日は別件で会うことになっていた漆戸醸造のU社長も巻き込んで、駒ヶ根の蕎麦バカおやじのKさんも一緒に楽しく蕎麦をいただきました。おなか一杯になるまでどんどんとそばを茹でてくれて、もーこれ以上は食べられません(笑)。

次はU社長のリクエストで越百に行っていつものよーに飲んだら、今日こそ『しゅせん』まで行こうって言ってたんですが、私の体力が持たずにあえなくダウン寸前になっちまって、今日はあきらめざるを得ませんでした(涙)。やっぱりこの時期には、夜の飲み会に使えるパワーはほんの少ししか残ってないんだよなぁ。仕込みが終ったら、ゆっくりと飲みに出かけることにしましょう。

ダラダラと実のない記事を書いてしまって、スイマセン。仕込みもあと1週間です。何とかもう少しだけ体力が持つように神様にお祈りしながら、もう寝ます・・・コテン。


□□□ 酔っ払ってもブログを書くのは中毒だってさ □□□
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サモロスト(おまけ3)

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サモロストは無料で遊べる。リナックスは無償で配付されていて、内部も全てオープンで、ユーザーがどの様に利用しても構わない。じゃぁ、信濃鶴は?・・・こりゃ、こじ付けようったって限度があらぁね(笑笑笑)。

理論的には破綻寸前ですが、無理矢理ねじ込むとこういうことにならんですかね。つまり、信濃鶴もタダなんですよ、タダ。でも、安いとは言え小売価格はあるじゃないかと言われるかもしれませんが、信濃鶴の純米酒は普通酒と同じ値段だって考えれば、本来普通酒の値段に上乗せされているはずの、『純米規格』だとか、『地元産の美山錦使用』だとか、『香り高い吟醸造り』だなんていう付加価値の部分は0円なわけです。

そうなると、本当だったらもう少し小売価格を上げてもいいはずなのに、すげーコストパフォーマンスだ!っていう部分に目がいきそうになりますよね。もっと高く売れば利益が上がるのに!とかね。製造コストだとか原価計算なんていう話も出てくるでしょう。

でも、一旦そういう現金な部分には目をつぶって強引に昨日の話に当てはめるとすれば、これまでは考えられなかったようなレベルまでのものを無償提供することで、その先に新たな市場が形成される可能性が出てくるということになります。それは、相手から利益を得るというよりは、相手に利益を与えるといった方向からのアプローチなわけです。

提供する側から言えば、あるレベルまでのものは犠牲にしてオープンにしてしまうように見えますが、これまでの常識から考えられるのとは違ったもっと大きな成功を期待できるっていうことになります。その成功っていうのは、個人の成功じゃなくて、みんながそれによって幸せになれるようなものであって、もっと広範囲な市場を含んだ動きになり得るのかもしれません。

ただし、それはモノのやり取りと利益の出方が比例してこない可能性が高いと思われます。ですから、何となく儲かっていないような気がするかもしれない。でも、最終的には人が生きていくための豊かさにつながってくるはずです。

お金という単一の物差しだけでは測れない、新しい豊かさを生み出す新しい仕組みのようなもの・・・仕組みと言って漠然としすぎているのなら、市場メカニズムとでも言えばいいのかなぁ・・・それは、何かを捨て去ることによって機能し出すように思えてなりません。

「全てを捨て去る決意をした時に初めて道が開けた」っていうのはいろんな成功者が口にする言葉です。そこまで腹をくくることで、神様が微笑んでくれるのかもしれません。その決意を持って行動して初めて、昔どこかの偉い学者さんが言っていたような『神の見えざる手』も動き出すのかもしれませんね。

「お前、本当にそんなこと考えて信濃鶴を純米化したのか」って?・・・そりゃ、皆さんのご想像にお任せしますよ(笑笑笑)。


□□□ 体力が限界のこの時期にこんな記事書かんでもいいのに □□□
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サモロスト(おまけ2)

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さて、昨日変な記事を書いちゃったもんだから、今になって四苦八苦しなくっちゃなりません(涙)。あんまり朦朧とした頭で、込み入ったことなんか言おうと思わないのが身のためですね。もともと出来の悪い頭で書いてんだしね(笑)。

昨日私が言いたかったのは、「コンピュータの世界で、これまで相当な対価を支払わないと手に入れられなかったものが、無償で手に入るような時代になってきているんだけど、そういうことをやっている人たちって一体何考えてんの?」っていうことです。

私なりに答えをひねり出せば、「お金儲けっていうような人間のエゴを捨て去れば、そこにはスピリチュアルな世界が存在して、そこでの自己実現によって大きな幸せが得られ、他人もまた幸せにすることができる」・・・なんてね(汗)。ちょっと考えれば絵空事なんだけど、私には何となく分かるような気がするんです。

それに、経済的な観点から考えても、そういうことにまつわる全てが無償かっていうと、そんなことは決してなくて、それを扱うことによって大きな利益を生み出してもいるわけです。例えば、昨日お話したリナックスなんていうのは、それ自体は無償に近いものでしょうが、それを取り巻く市場っていうのは年々大きくなっているんじゃないですか。リナックスを使ったシステムを開発して利益をあげてる人なんかたくさんいるでしょうね。

もう少し別の考え方をすれば、リナックスを使ったシステムを自分で開発することで、ウインドウズを使えば何十万も投資しなくっちゃならなかったことを、ほんの数千円で実現できる可能性があるわけです。この場合にはお金を生むっていうよりは、お金を使わずに済むっていう意味での利益ですよね。

つまり、これまでの常識としては考えられなかったレベルまで無償になるんでちょっと首を傾げたくなるんだけど、実はその先にもっと大きな成功が待っているんじゃないかっていうことなんです。その成功っていうのは、個人の成功じゃなくて、みんながそれによって幸せになれるような意味での成功じゃないかな。

もしかしたらそれは、お金という尺度で全てを測らないと気が済まない現代的価値観へのアンチテーゼなのかもしれません。もっと昔、人がそんなにお金のためにあくせくしていなかった時代にはそれが当たり前だったんじゃないのかなぁ。そのことに気付かせてくれたのが、最先端の技術で世界を席巻したインターネットというツールだったっていうのはちょっと皮肉ですけどね。

私はここで取り上げたような、なんと名付けていいか分からない思想に、今の日本や世界の所々に見え隠れする閉塞感を打破する鍵がひとつ隠されているような気がするんです。お金という単一の物差しだけでは測れない、新しい豊かさを生み出す新しい仕組みのようなものがあるんじゃないのかと。

さて、ようやくここで本題なんですが、これまでの議論を我が信濃鶴に当てはめるとどーゆーことになるかってぇと・・・また、つづきだなこりゃ(汗)。でも、頭が回らん(涙)。


□□□ 自分で何を書いているか分からなくなってきた・・・ □□□
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サモロスト(おまけ1)

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3日前にウェブゲームの『サモロスト』について記事にしましたが、皆さんそれなりにハマってくれたみたいで何よりでした(笑)。解いちゃう人は数時間でクリアしちゃうんですねぇ!ビックリしました。私は1日に何面かずつ進んでいって3日くらいかかったと思うんですが、慣れた人には簡単な内容なのかもしれませんね(汗)。

前回は紹介だけの記事だったんですが、もう少しこのゲームについて思うことを書いておまけ記事にしてみますね・・・正直言うと、時間が無いのに記事の内容が決まんないから、後先を考えずに書き出しちゃっただけなんですけどね・・・(涙)。

こんなような完成度の高いゲームはネット上にいくらでも公開されているわけですよ。それも、全てタダで!いったいこのゲームを開発した人あるいは会社は、何が目的でお金と時間をかけたソフトを無料で提供しちゃってるんでしょうか?

本来は有料なんだけど、誰かの手によって無料のサイトに載せられちゃっているものも中にはあるでしょう。しかし、ゲームばかりではなく非常に優秀なソフトが無料でいくらでも手に入るのも事実です。こりゃ、いったいどーゆー時代なんでしょう?

それによって、会社の技術力が評価されて、新たな仕事の開拓につながるというPR的な考え方のものもあるんでしょうが、そうばかりじゃなくて、持っている技術やノウハウを惜しげもなくオープンにして、無償で利用者のために使ってもらおうという考え方が台頭してきている気がします。

私が知っている、その最たるものは『Linux(リナックス)』でしょうかね。こいつぁ話し出すと長くなるのでまた次の機会に回しますが、簡単に言っちまえば皆さんのコンピュータに組み込まれている『Windows(ウィンドウズ)』と同じ働きをするソフトウェアの、全く別物だと考えればいいでしょうか。

ウィンドウズはマイクロソフトという会社で開発されて、ソフトだけで買えば数万円はする代物です。対してリナックスは基本的に無料です。開発しているのは世界中の名もないプログラマー達なんです。ウィンドウズはパソコンの専門店に行かないと売っていませんが、リナックスは本屋に数千円で売っています。パソコン雑誌の付録に無料で付いてくることもあります。

更にリナックスの驚異的なところは、その中でどんな処理をどんな手順で行っているのかを記述したソースコードっていうヤツも全てオープンになっている点です。これは通常のソフトウェアでは秘中の秘であって、絶対に外に漏れ出さないように管理されているものなんです。

そんな大切なものを全てオープンにしてしまう意味って何なんでしょうかねぇ?全てはユーザーのためにっていうことになるんでしょうが、それを開発した人はお金を得ずに何を得るんでしょう?それは、『得る』という発想ではなく、『与える』という発想なのかもしれませんね。

やっていること自体を見れば、NPO的活動に近いものがあります。NPOというのはご存知の通り、非営利のボランティア団体や市民活動団体のことを指します。ソフトウェアの無償配布がボランティアになるかどうかは疑問ですが、考え方の根幹は似通ったものがあるんじゃないでしょうか。そういう考え方が重要視される時代っていうことだと思います。

実は、私は信濃鶴にもこの考え方が当てはまるんじゃないかと思っているんですが・・・えーっと、かなり長くなっちゃいましたし、頭も朦朧としてきたので、明日のつづきにします。つまんねー記事ですがお付き合いくださいね(汗)。


□□□ こういう記事は順位が落ちるんだよなぁ □□□
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酒造株式会社

いろんな方からご指摘を受けますし、郵便物等にはかなりの頻度で間違って書かれているし、地元の商工会の集まりのような時にも話題に上るんですが、我が社の正式名称は
『 酒 造 株 式 会 社 長 生 社 』
でございます。『長生社酒造株式会社』でも、『株式会社長生社酒造』でも、『株式会社長生社』でもありません。

以後、よろしくお願いします。本日はこれにて終了!チャンチャン!・・・って終わりに出来ればいいんですけどねぇ(汗)・・・ここからウダウダといろいろ書いちゃうのがこのブログの特徴ですかね(笑)。しかし、この話題に関してはあまり書ける事がないっていうのが本音です。だって、誰もその由来はちゃんと知らないみたいなんですよ。

『株式会社』の文字って、普通は固有の社名の前か後に付くじゃぁないですか。社名の文字列の中間に『株式会社』と入っている会社名なんて、他にどこかでご覧になったことありますか?社長も法務局かどこかのお役人さんに「日本でも数社しかないんじゃないか」って言われたことがあるなんて話してました。

別に会社名っていうのはどうつけてもいいわけで、株式会社なら社名のどこかへ『株式会社』と入れるのが常だと思います。「でも、途中には入れねぇだろ、途中には」っていうことなんですが、ご先祖様がつけちまったもんはどーしよーもないじゃないですか。日本にいくつもないなんて言われると、余計に気に入って使っちゃいますよ(笑)。

特に郵便や宅配便の宛名は間違っていることが多いですねぇ。きっと、我が社への宛名を書く時に、「まさかそんなことはないだろう」と気を利かせて、『株式会社』の文字を『長生社』の前か後に付け替えて書いてくれるんでしょうが、『酒造』なんていう文字もあるもんだから、こんがらがっちゃって困る人が多いんじゃないかなぁ・・・(笑)。

どうやら我が社の創業のメンバーの中に漢文に詳しい御仁がいたみたいで、発音だとか語呂だとか考慮した挙句にこの社名になったらしいです。ちなみに『長生』っていう字も、どこかの漢詩の中に出てくるものから引用しているんだそうです。そんなことじゃぁイカンのですが、それ以上の事を私はよく知らないんですよ・・・(汗)。

でも、私個人の勝手な解釈を試みるとすれば、たぶん『株式会社』って入れたかったんじゃなくて、『酒造株式会社』を名乗りたかったんだと思うんですよね。会社設立の大正9年にもそんな言葉は一般に認知はされていなかったでしょうが、「酒を造るための株式会社だ」っていう、その当時の創業者達の進取の気概を感じるんですよ。新しい風を巻き起こそうとしてたんじゃないかってね。

その時代の造り酒屋なんて、それなりの花形産業だったんじゃないんですかね。今で言ったらIT産業みたいなね。神がかり的な技を駆使して庶民の憧れの的だった清酒を醸造する様は、最先端のバイオテクノロジーさながらだったでしょう。その業界に打って出ようとした時の意志の発露として、『酒造株式会社』っていう固有の会社の在り方まで創造しようとしたんじゃないか・・・そんな風に想像してみるんです。

その創業の志を、今一度持たなくてはならない時が来ているんじゃないのかなって思うんですよ。彼らの意志を受け継ぎ、新たな日本酒の世界を創り、明るい未来につなげていくためのね。この変な社名には、そんな思いが込められているような気がするんです。


□□□ こういう社名は他にもあるんですかね □□□
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誰だあいつは

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「おい、誰だ!あいつは?」

会場に彼女が入ってくるなり、みんな口々にそう叫びました。彼女が誰かは本当は分かってたんですけどね。今日は、私の一番のご贔屓の居酒屋『越百』の女将、えっちゃんの結婚披露パーティだったんです。もしかしたら知らない人もいるかもしれませんが、彼女は昨年末に、昔から越百の常連だったN君と入籍を済ませていたんですよ!

まあ、いろいろな状況もあったんでしょうが、4ヶ月近くたった今日、越百の常連客の皆さんにお披露目をするパーティが催されました。パーティと言うよりは、常連が集まり過ぎたから越百に入れなくなって、会場を別にして飲んでるっていう雰囲気でしたけどね(笑)。和気あいあいの会場でした。

普段、越百のカウンターの向うにいるえっちゃんは、GパンにTシャツにエプロンっていうような格好なので、スカート姿なんて見たこともなかったし、そんなに濃いお化粧をしているところも見たこたぁありませんでした。ところがどっこい、今日のえっちゃんは結婚披露宴の花嫁そのものだったのでした。そこで、冒頭の発言となるわけです(笑)。

実は、私にとっては花嫁ばかりではなくて、花婿にも思い入れがあるんです。何ということか、彼は私の大学の後輩なんだな、これが!学科こそ違いますが、学部は一緒だし、通っていた校舎は全く同じ場所だったんです。ウルトラマイナーネタで盛り上がる事もしばしばなんです(笑)。

それに加えて会場には、今ブログランキングを騒がせている駒ヶ根ブロガーがほぼ全員集合です。こうやって見ると、駒ヶ根ブロガーって越百の常連客のブロガーって言っても間違いじゃないくらいなんですよねぇ(汗)。そこで、今日のブログのテーマは『誰だあいつは』ということで統一しようっていう話がすぐにまとまりました(笑)。

内容的には、本格的な披露宴ではないので、仲間内で楽しく新婚の2人を肴にして飲んでいたんですが、駒ヶ根ブロガーのisuzuさんが本職の力を発揮してみんなの前で2人の人前結婚式(?)を執り行ったり、これも駒ヶ根ブロガーのhamaちゃんが作った新郎新婦のためのボードの前で記念写真を撮ったり、更に駒ヶ根ブロガーの黄身ちゃんが実行委員をしていたり、鏡割りは信濃鶴だったし・・・ブロガーって忙しい・・・(笑)。

中でも泣けたのが、えっちゃんのオヤジさんからの手紙の披露でしたねぇ。普通は花嫁が父親に向かって手紙を書くんですが、今日は逆バージョンでした。これには、さすがに気丈なえっちゃんも涙が止まらなくなっちゃって、会場もしんみりとした雰囲気に包まれてました。私は、自分が娘にそんな手紙を書く時の事を想像しちゃって、今更ながらに『娘は絶対に嫁にはやらん!』と心に誓ったものでした(涙)。

今は遠距離結婚状態でたまにしか合えないみたいで、「会えばすぐにケンカになる」なんて言ってましたが、結婚する前はしっかりと両目を見開いて相手を良く見て、結婚したら片目をつぶって相手を見なさいなんてよく言われることです。私なんかその片目を更に半分閉じて薄目にして女房殿を見ないと、いろいろと気に障ることだらけ・・・あ、いやいや、今の話は忘れてください・・・さてと、みんな同じタイトルで記事を書いてるでしょうかねぇ・・・(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【最高に幸せそうだった『越百』のえっちゃん】
》》》》》》》》》》 【今日は裏方に徹してた『しゅせん』の黄身ちゃん】
》》》》》》》》》》 【いつもに増しておしゃれだった飲兵衛のaSaちゃん】
》》》》》》》》》》 【ああいうボードのこと何て言えばいいんでしょうかhamaちゃん】
》》》》》》》》》》 【やっぱり宮司だったんだと再認識させてくれたisuzuさん】


□□□ おめでとー!おめでとー!おめでとー! □□□
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サモロスト

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私ね、この手の話題は記事にすまいと心に決めているんですが、こいつだけは紹介しちゃおうと思わせるほどの出色の出来栄えなので、春先の皆さんの週末のお楽しみとして提供しますね(笑)。全然お酒と関係ないんですが、たまにはこんな向きのお話もいいでしょう。でも皆さん、あまりハマらないで下さいね(汗)。

それは何かっていうと、Webゲームって言えばいいのかなぁ・・・。あるウェブに公開されている無料のオンラインゲームなんです。サモロスト(Samorost)という名前になってますが、たぶん、ゲームに出てくる小人のことなんだと思います。この小人を誘導しながらいくつかの画面をクリアしていくゲームです。

操作は極めてシンプルです。キーボードなんて使いません。マウスでクリックするだけです。時間に追われることもなく、ゆっくりと楽しむことができます。私もゲームなんてめったにやらないので、最初は何か別のサイトの記事か何かで発見したんだと思います。ちょっとやり始めて、完全にハマりましたけどね(笑)。

こういった系統のゲームはたくさんインターネット上に公開されているようで、他のも少しやってみましたが、その完成度といい、デザインといい、世界観といい、このゲームに勝るものはありませんでしたね。と言っても、私なんかそんなに詳しいわけじゃないので、もっとすばらしいものもあるんでしょうが、こいつはスゲーと思いました。

はい、これ以上は何も申しません(笑)。後は、ご自分でお考えになって、のめり込むなり、イヤになって途中放棄するなり、最初から手を付けないなり、勝手に楽しんでくださいね。「あー、無駄な時間を過ごしちまった」なんて、私のせいにしないで下さいよ(笑)。

どこがクリックできるのか、どうやってクリックすれば次の展開につながるのか、どうやれば小人を動かすことができるのか・・・その辺も最初は試行錯誤が必要でしょう。たぶん1面がクリアできれば、最後までいけると思いますけどね。ちなみに、私は3日くらいで解けたんじゃなかったけなぁ。

昔はこの手のゲームで少し遊ぶくらいの余裕があったんですよねぇ。最近は忙しくて、ブログ以外のインターネットのサイトなんて見ているヒマなんてこれっぽっちもなくなっちまいました(涙)。冬の造りの間は当然のこと、夏も出かけることが多くなって・・・これじゃ、絵に描いたような造り酒屋の専務の働き方じゃん・・・(笑)。

さて、いいですか、解き方に関しての質問は受け付けませんからね!ひとりで死ぬほど悩んでくださいね(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【サモロスト(音が出るから気を付けてね)】


□□□ 何にも実のない記事でしたねぇ(汗) □□□
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火入れ(つづき)

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昨日ご紹介したのは、何も冷却装置のついていないでっかいタンクへ火入れしたお酒を入れる場合でしたが、原始的にやっている図をお見せしたかったので(笑)記事にしてみましたが、我が社のほとんどのお酒は冷却装置のついたタンクへ火入れするので、量的には極わずかしか昨日のようなタンクへは火入れはしません。冷却装置のついたタンクへの火入れっていうのは、外から見ても何も変化がなくって味気ねーんですよ(笑)。

でも、もうひとつの火入れがあることに気が付いたので、今日はその火入れ作業についても少し書いてみます。それは、一升瓶で行う火入れなんです。先週も記事にしたように、各種品評会へ出品するようなお酒などは一升瓶に入れて冷蔵庫に保存しておくわけですが、そういうお酒も、頃合いを見計らって火入れ作業をしなければなりません。

そんじゃ、一升瓶に詰まってしまっているお酒の火入れってどーするのっていう話になるわけですが、簡単に言っちゃえば、晩酌のお銚子をお燗するのと同じことをするわけです。一升瓶をそのままお湯の中に入れて、60℃以上になるまで湯煎をするってぇことです。最初から熱いお湯に入れるとビンが割れてしまうので、ぬるま湯くらいから始めなくっちゃなりません。

そのための専用の装置もありますが、どこのお蔵でも出来る方法としては、でっかいたらいの中にお湯を張って、そこに一升瓶を並べて入れるかケースごと浸してしまって、そのたらいのお湯をボイラーの蒸気を吹き込んで煮立たせていくことで、一升瓶を丸ごと火入れしちまいます。お銚子をやかんを使ってお燗するイメージです。

我が社では、ケースごとたらいに入れて加熱していきますが、ここでのちょっとしたポイントは、ビン全体がお湯に浸っちまわないようにすることなんです。どういう意味か分かりますか?写真が見づらくて申し訳ないんですが、ビンの3分の2くらいまでがお湯につかるように調整して、お湯の温度を上げていくんです。

ちょっと考えると、どっぷりとお湯に浸かっていた方が温まり方が早いと思われるかもしれませんが、そうするとビンの外側の全面から熱が一様に伝わってきます。それだとビンの外側と内側で温度のムラができちゃいますし、上下でも温度が一定にならないんです。

ビンの下の方だけが加熱されると、ビンの中で自然にお酒が対流するんですよ。下が温まって上の方はまだ冷たいので、ビンの上下が入れ替わるようにお酒が動いてくれます。そうすると、ビンの中が均一に昇温するんです。私も何回か実験してみましたが、全体を浸すやり方よりも、下の方だけ温めるやり方の方が温度は一定するし、時間も短くて済むような気がします。

これは、お銚子でお燗をつける時にも全く同じことが言えます。やかんの中でお湯にどっぷり浸すよりも、お湯の量を加減してお銚子の肩が出ているくらいにしておいた方が、ムラなくお燗が出来るんです。お燗がついたと思っても、いざお猪口に入れてみたらぬるかったなんてぇことにならずに済みます。

ただし(ここから重要!)、信濃鶴はぬる燗までが美味しく飲めるという評価をいただいているので、あまり熱くしないで人肌燗でお召し上がりくださいね。人肌燗って言うんだから36度5分ですよ(笑)。よろしくお願いします。私個人的には熱燗でも全く構わないと思っているんですけどねぇ・・・。

昔、我が社に来ていた新潟の蔵人が言ってました。お銚子の温度をみるには、お銚子の底に手を当てれば分かるんだと。夕食時にお燗をつけるのは私の役だったので、熱すぎたりぬるすぎたりすると怒られたもんです。「娘とお燗はケツで見ろ!」ってね(笑)。


□□□ サンセールさん1位だ! □□□
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火入れ

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日本酒は生酒と呼ばれるもの以外は、全て何らかの加熱殺菌処理がなされています。我々の業界では『火入れ(ひいれ)』と呼んでいます。やり方や使う機械などは様々ですが、お酒の温度を65℃くらいまで上げることで、中に含まれているいろいろな菌を殺菌するんです。

英語では『パストリゼーション』でんがな。有名なフランスの科学者パスツールは、ワイン等の腐敗を防ぐための低温殺菌法を開発したことで有名ですが、その彼の名前に由来しています。でも、日本ではそれよりも数百年も前から日本酒の火入れ処理がなされていたと言われてますから、我らのご先祖様天晴れじゃぁありませんか!

昨年の末あたりからお酒の仕込みが始まって、今の時期、蔵の中のタンクには出来上がったお酒がたくさんたまってくるわけです。それらのお酒の中には、いくら圧搾機で酒粕をきれいに取り除いてあるといっても、酵母菌やら今後のお酒の熟成の邪魔になるような酵素といった物質やらがたくさん残っているんです。

ですから、それらを殺菌するために火入れを行うわけです。我が社では、プレートヒーターという熱交換器を使って火入れをしています。チンチンに沸いたお湯とお酒を混ざり合わないように接触させることで、お酒の温度を上げるような仕組みになっています。毎時2000リッターくらいのお酒を火入れ処理することができますかね。

プレートヒーターから出てきた60℃以上にまで熱せられたお酒は、即座に貯蔵用のタンクに入れられます。例えば、容量が8000リッターのタンクなら4時間くらいで一杯になるんですが、そんなに熱いお酒が大量に満たされたタンクっていうのは容易には冷めてくれません。お酒にとっても、あまり長い時間高温状態でいると酒質も悪くなってしまいますから、なるべく早く冷やしたいんですよね。

そこで、鉄板1枚の厚さしかない単純な形のタンクの場合、火入れが終った直後からタンクの周りに水をかけるっていう、あまりに原始的方法で温度を下げてやります(笑)。写真では分かりづらいかもしれませんが、大きなタンクの天井にぐるっと穴のあいたホースをまわして、水を送ってシャワーのような感じで水をかけるんです。

当然、冷たい水をかけることでタンク全体を冷やすことができるわけですが、熱量計算的には、水が熱いタンクの側面を流れ落ちる時に湯気となって蒸発する時に、気化熱として奪っていく熱量の方が多いらしいです。だもんだから、この写真の水の量では多すぎなわけで(汗)、このあともう少しチョロチョロした状態に直しました(笑)。

どこのお蔵でも、仕込みはそろそろ終了して、火入れ作業が忙しい時期になっているようです。『酒屋八兵衛』の蔵でもきっとそうなんでしょうね。とーこさんの旦那さんもそんな内容の記事を書いてましたよ。仕込み作業は終わったみたいだから、ちょっと余裕が出てきたみたいでうらやましいですね。とーこさんは相変わらず飲んだくれてるみたいですけど・・・(笑)。

》》》》》》》》》》 【久々のとーこさんの旦那ブログ】


□□□ 我が社はまだまだ仕込みがあります(涙) □□□
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帳面仕事

さあ、今日はもう限界です。夜中の2時をかなり回ってからブログを書き始めても、ろくな記事にゃぁならんでしょう(汗)。どーしても、今晩中にやっちまいたい仕事があったので、無理をしてでもやりぬく覚悟で始めましたが、なかなか思うようにはかどらずにこんな時間になっちまいました(涙)。

これまでも、何回か書いてきたと思いますが、杜氏の重要な仕事のひとつに『帳面仕事』があります。お酒は国にとっても重要な課税物資ですから、造り酒屋には税法上で定められたいろいろな決め事を守らなくっちゃならない義務があるんです。その中に『記帳義務』っていうのがあって、税務署で定められた内容についてはデータを記帳して保存しておかなければなりません。

適当にお米を使って、適当にもろみを立てて、適当に搾ったらこのくらいのお酒が出来ました・・・なんていうデタラメは許されません。何キロのお米と何リッターの水で、何月何日に仕込みを開始して、何月何日に上槽したら、お酒が何リッターできて、それがどのタンクに入っていて、酒粕もこれだけ取れました・・・と、事細かに記帳しておかなくっちゃいけないんです。

そういった帳面をつけることは面倒なことではありますが、製造に関するデータがしっかりと残るので、ある意味ではありがたいことでもあるんです。しかし、しかしだぁ、面倒くさいものは面倒くさい(笑)。特に私のように仕事に追いまくられているようなヘッポコ杜氏にとっては、帳面仕事のための時間を作り出すだけでも大変なことがあるんです(涙)。

ここのところ、吟醸の上槽だとかおり引きだとか、いつもと違った特殊な仕事が多かったじゃないですか。そういう仕事は私として少し余裕のある時にやらざるを得ないわけですが、普段はその時間に帳面仕事をこなしているんです。その時間を吟醸に取られちまったもんだから、いやでも溜まっちゃったんですよね。

そうなると、やっぱりズルズルと記帳のために必要なデータを書いたメモ用紙ばかりが机の上に溜まっていき、昔のものは内容が分からなくなっちまってたりして、だんだんケツに火がついてきて、火山が噴火する前にあわてて帳面に向かうことになるんです(汗)。

やれば出来るなんて高をくくっていると、記憶のつじつまが合わなかったりなんかして頭を抱えるハメになります。今日は、タンクからタンクへのお酒の移動の様子を書いておく帳面をつけていたら、お酒の何にも入っていないタンクからお酒を出さなくっちゃならなくなったり、あるタンクへお酒を入れたらそのタンクの容量以上になっちゃったり、魔法のような操作が頻発しちまいました(笑)。

これに懲りて、きっとしばらくは私もキチンと帳面をつけると思いますよ。でも、この痛みを忘れてくると、やっぱりメモの束を抱えて途方に暮れることになるんだろうなぁ。でも、まあ、その頃には仕込みも終って楽になってるだろうから、何とかなるかぁ。そうだよ、そん時に考えりゃいいかぁ・・・って、それがあかんのやわ、あんた・・・(笑)。


□□□ 久しぶりに足りない頭をフル回転 □□□
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最後の仕事

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ついに、こういう仕事が出てきました。どういう仕事かってぇと、タイトルにもあるように『最後の仕事』です。って、それだけじゃぁ分かりませんよね(笑)・・・つまり、今期の造りの最中に行う様々な仕事の中で、今回で『最後』っていう仕事です。

写真は、もろみを仕込むために必要な酵母菌を拡大培養するための『酒母』を仕込んだ日の夜に行っている、『汲み掛け』という作業です。酒母用の小さなタンクの真ん中にアルマイト製の筒が入れてあって、その筒の底から染み出てくる酒母の液体部分をすくって周りの蒸米部分にかけてやります。そうすることで、液体部分に溶け出ているいろんな成分が蒸米に作用しやすくなるんです。

一回だけやればいい作業じゃなくて、夜の間に何回も繰り返しかけてやらなくっちゃなりません。大した重労働でもないんですが、他の仕事もやりながら、ちょくちょく2階へ上がって来ては仕事をするのは、案外面倒くさいもんです。しかし、別に時間に追われる仕事でもないので、キリのいい時に作業できるのは救いなんですけどね。

もろみの仕込みはまだまだ6本も残っているんですが、もろみを仕込む2週間前に、その仕込みに必要となる酒母を仕込むことになります。ですから、この酒母を使用するのは2週間後なんですが、その仕込みが本年の最後のもろみの仕込みになるっていう算段です。ですから、酒母を仕込むのは今日で最後だし、汲み掛けの作業も今晩でおしまいなんです。

我が社のやり方は、もろみ2本分の酒母を1本にまとめて仕込みますから、もろみの総本数が40本とすれば、酒母は20本立てたことになります。お正月の1週間を抜いて、残りは毎週1本ずつ酒母を立ててきました。最初の酒母を立ててから、もう21週間も経ったんですねぇ。

「ヤッター!」っていう感じかって言われると、そうでもない・・・(笑)。まだまだもろみの仕込みはいつもと同じ様に続きますし、日々の作業がそれほど楽になるわけでもないですからね。でも、出口が見えてきたじゃぁないですか!両手放しに喜べる気分じゃないんですけど、ようやく先が見えてきた安堵感はありますね。

雪の日も風の日も、しらふの日も飲んだ日も、眠くても眠くなくても手を抜かずによく頑張りました(笑)。この努力が美味しいお酒となって実を結んでくれることを期待しましょう。そんなことを思いながら、いつもよりかなり丁寧に仕事してやんの(笑)。まあ、最後くらいちょっとは楽しまないとね。


□□□ 最後まで気を抜くなよー □□□
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Rビン

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皆さんは『Rビン(あーるびん)』って聞いたことありますか?この『R』はリサイクルの意味で(たぶん)、何回も使いまわすことを前提に作られているガラスビンなんです。私たちの酒造組合の全国組織の旗振りで開発された経緯がありますが、あまり使われていないのが現状です。

一升ビンはビールビンと並んでリサイクル(リユース)ビンの優等生ですが、それ以外の容量のビンに関しては、各社がいろいろなデザインのものを使用していて、統一された規格がなかったんです。

そこで、全国どこの酒造メーカーでも一升ビンと同じ様に使い回せるようにと考えられたんですが、使っているお蔵さんは極少数じゃないでしょうかね。これ、最初に投入されたのが500mlのビンでした。我々の業界で一升ビンの次に使われているのが720ml(4合)ビンだったのに、それとは違った容量だったんで思ったように利用されなかったんじゃないんでしょうかね。皆さんも、500mlの容量の商品なんてあまり見たことはないんじゃないですか?

ところが、全国新酒鑑票会なんかの各種品評会の出品にだけは、この500mlのRビンでの提出が義務付けられているんです。これはせっかく開発したRビンの利用促進なのか、品評会での評価や分析にちょうどいいサイズなのか分かりませんが、「1点につき、Rビン5本で出品しなさい」とかいうように指定されるんです。

毎年春には、まず長野県の鑑評会、次に全国の鑑評会が開催されます。その、長野県の鑑評会の出品期限が明日っていうことで、私も先日おり引きした純米大吟醸の中から頃合いの2点を出品することにしました。1点に付きRビン5本という指定でしたから、計10本必要になると思って、倉庫へ取りに行ったんです。

そして、Rビンの入っているはずのダンボールを開けると・・・ハイ、皆さんのご想像の通りですね(笑)。10本くらいなら残っているはずだと思っていたのに、6本しかありまへんがな(涙)。Rビンはこの手の出品用にしか使いませんから、めったに在庫のことなんか考えないんです。

あわてて隣町の漆戸醸造のU君へ電話。U君も私の性格をよく分かってますから、「また、やらかしたな」ってな具合に状況を飲み込んでくれて(笑)、即座に用意しておいてくれることになりました。いやー、実に久しぶりに、明るいうちに長い時間自動車に乗りました。もう、日差しは春のそれですね。直射日光に当たってると、暑くなって来るもんねぇ。

U君との立ち話もそこそこに会社に戻ってきて、ビンを洗って、レッテルを貼り、出品酒を詰めて、何とか夜中までかかって準備できました(汗)。あとは、こいつがどんな評価を受けるか楽しみにして、結果を待つことにしましょう。いい結果だったら私の腕が良かったんだし、悪い結果だったらもらったビンのせいですね(笑)。Rビンに振り回された1日の顛末。


□□□ 備えあれば憂いなし □□□
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ブログ写真

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今日は、日曜日で夜少し時間があるので、意を決してこれまでずーとやりたくてもできなかったことをやろうと思ってやり始めましたが、なんか余計にわけ分からなくなっちゃって、ただ今混乱中です(笑)。

何をしようと思ったかってぇと、コンピュータの中のデジカメ写真の整理なんです。写真って言っても個人的に撮った写真は自分のうちのパソコンに入っていますが、ブログ用に撮った写真が会社のパソコンの中にごちゃ混ぜ状態で放り込んであって、最近どこに何があるかもよく分からなくなっちゃって、一度整理したいと思ってたんです。

ある程度一元管理はできてるんですが、人からいただいたような写真はサイズが違っていたりするので別のフォルダに入れてあったり、昔の携帯で撮った写真もゴチャゴチャにいろんな所に入れてあったりしました。もう、ブログのサーバーにはアップしてあるんだから、いっそのこと全部捨てちまおうかとも思ったんですが、そういうわけにもねぇ・・・。

で、今日の時点で、写真に関しては一回ゼロクリアしてしまおうと考えました。撮ってあってもブログで使わなかったような写真がたくさんあるんですよね。そういったものはここで破棄しちまおうってぇわけです。それでもと思うものを、在庫大放出で今日のブログに載っけちまいますね・・・意味ねー(笑)。

1枚目:刈り取り時期が全然違う、右が美山錦、左が山田錦の田んぼ。
2枚目:サンセール、岳志、とーこ、bossが4位独占した記念写真。
3枚目:『ぶんぶん』で夜中にヘベレケになっている手タレたち。
4枚目:結局携帯じゃきれいに写せない満月。
5枚目:水炊きと鯉の煮物の美味しい食卓。
6枚目:おひな様の日の特別メニュー。
7枚目:きっと幻想的だったんだと思われる雲にかすんだ中央アルプス。
8枚目:つい3日ほど前の朝の中央アルプス。

ちなみに、私の携帯の中にはブログ用にと思って撮った写真が650枚くらい入っています。その内の550枚程度がパソコンに移されているようです。FC2ブログのサーバーには530枚くらいアップしてあって、24メガバイトくらい使用しているようです。全部で1ギガバイト使えるようですから、使用率なんてまだ3%にも満たないんですよ。いったいいつまでブログ書けっていうんだろう(汗)。

今日いろいろ試行錯誤してみて気がついたのは、やはり画像ファイルはマイドキュメントフォルダのMyPicturesっていうフォルダに入れておくのが一番楽そうだっていう事です。ワードで画像ファイルを挿入する時も、FC2ブログで画像ファイルをアップロードする時にも、ここに入っているのが扱いやすいような気がします。

ですから、直近に使用しようと思うようなファイルはMyPicturesフォルダに入れておいて、そこがある程度一杯になってきたら別のバックアップ用のフォルダにこまめに移しておくのがいいかなと・・・そのこまめな作業ができないから、今日みたいに苦労しなくちゃならないんですけどねぇ・・・(笑)。


□□□ ちょっとスッキリしました □□□
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おり引き

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先週、純米大吟醸のもろみを搾りましたっていう記事を書きましたが、今日はその時に搾ったお酒の『おり引き』という作業をしました。

お酒のもろみは通常は専用の圧搾機で搾ります。機械で搾るとお酒と酒粕はかなり完全な形で分離できるんですが、先週の記事に付けた写真にあるように、酒袋と呼ばれる小さな袋に少量ずつもろみを入れて搾る昔ながらのやり方で搾ると、少量ですが酒粕の部分がお酒の中に混ざって出てきちゃうんですよね。

じゃぁ、なんでそんなにうまく搾れない様な昔ながらの方法でやるんでしょうか。それも、純米大吟醸のような特殊なお酒を・・・それは、もろみに圧力をかけないで、したたり落ちてくるお酒だけを集めようとするからなんです。そういう融通のきくやり方は、機械じゃ出来ないんです。

そんなやり方で搾ったお酒は、搾った時に混入した『おり』が1週間もすると沈殿してくるので、そのおりを取り除くための作業をするわけです。この分離作業をしておかないと、酒質が悪くなってしまって、各種の品評会に出品するわけにいかなくなっちまう、とても大切な作業なんです。

実際にどういうことをするのかってぇと、お酒の入ったビンの口からそっとチューブを差し込んで、サイフォンの原理で吸い出しをかけるんです。底に沈んでいるおりを吸わないようにきれいなお酒を上の方から出していって、おりだけを底に残すわけです。

大抵のお蔵さんでは、出品に使うような吟醸酒くらいはこういった作業をなさっていると思います。ところが、我が社にはちょっと人には言えない特殊事情があって、このおり引きの作業は結構大変なんです・・・言ってますけど・・・(笑)。

どういう事情かってぇと、普通そういった特別なやり方で搾るお酒は、一斗(いっと)ビンと呼ばれるような大きなビンに採っておくんです。一斗ビンっていうのは一升ビン10本分の大きさのビンです。ですから、おり引きの作業も一度に18リッター分をこなすことができるわけです。

この大きなビンが我が社にはないんですよねぇ・・・(涙)。ですからお酒を搾る時にも一升ビンでチマチマ採っていくわけです。そして、チマチマ採った一升ビンから、またチマチマとおり引き作業をしなくてはなりません。事情が分かった同業者の皆さんが見れば、「ご苦労なこって」と思われるでしょうねぇ(笑)。

写真でご覧になればお分かりのように、上の段にお酒の入ったビンを並べて、下の段に空のビンを置いておいて吸い出しをかけます。ビンの向こう側から電球で照らしてお酒のにごり具合を確認します。手前に縦に並んでいるのは、きれいに洗った空のビンです。逆さまに立ててあるので、底が光って見えています。

朝から夕方までかけて150本くらいおり引きしましたよ。結構神経も使いますからくたびれますが、皆さんに美味しいと言ってもらえることを想像すれば、飽きるってぇことはありませんでしたね。私も忍耐強くなったもんだと再発見した次第(笑)。


□□□ ご苦労様でした! □□□
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駒ヶ根飲兵衛ブログ

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いやー、あまりにスゴイというか、不思議だっていうか、笑っちゃうというか・・・駒ヶ根の飲兵衛グループのブログランキングでの健闘があまりにめざましいので、記念に記事にしとこうと思っている私です(笑)。

先日も書いたんですけど、最近、駒ヶ根の飲兵衛ブロガー達がこぞってブログランキングにエントリーしたんです。みんなしょっちゅう顔を合わせる連中なので、飲み屋でのノリがそのまま持ち込まれたみたいでとてもうれしかったなぁ(笑)。寂しく孤軍奮闘しているよりも、身内(?)がそばにいるっていうのは心強いもんですよね。

常連読者の皆さんのおかげで、私のこのブログはいつも上位に置いていただいているので、「チミたち、頑張りたまへよー、ブログランキングはそんなに甘くないひょー」なんて先輩面かましてたら、あーた、みんなどんどんとランキングを上げて、あっという間に20位前後にきてるじゃないですか!

さっきランキングの画面をふと見たら、なんと1画面の中に4人とも入って仲良くしてやんの(笑)。慌てて記念写真を撮りました。17位から23位にひしめき合っています。どれも紹介文に『駒ヶ根』の文字が躍っています。これ、知らない人が見たら『駒ヶ根』っていったいどーゆー所なんだろうって思うでしょうねぇ。何かIT産業がさかんなまちなのかなって(笑)。

それにしても、『お酒ドリンク部門』っていう小さなカテゴリーかもしれませんが、25位中の5人が同じ市のブロガーだなんて特筆すべき一大事だと思うんです。他にそんなカテゴリーがあるとすれば、各地域ごとのカテゴリーしか考えられません。5人に1人は駒ヶ根人なわけですから、『駒ヶ根のお酒ドリンク部門』と言っちゃあ言い過ぎですかね(笑)。でも、すごい事じゃぁないですか!

この連中が上位に食い込んできたおかげで、この部門のランキングの上位50位までの中に、コメントのやり取りをしたりとか、実際に信濃鶴を販売していただいたりとか、県内外の同業者とか、ご近所付き合いをさせていただいているブログは10以上ありますよ。こうやって、つながりが広がっていくのはありがたいことだし、楽しいことですよね。

それにしても、みんな同じ様なポイントになっているってぇことは、この駒ヶ根飲兵衛ブログに応援のポチを押してくださっているのは、ほぼ同じ読者さんじゃぁないかと推測されます(笑)。そういやあ、私も最初は地元の仲間の組織票で上位に押し上げてもらったんだよなぁ。レスポンスがあればあるほど、ブロガーとしては楽しくなって一生懸命に記事を書きますから、これからも駒ヶ根飲兵衛ブログよろしくお願いしますね!!!

・・・今になって、心配になってきました・・・駒ヶ根って飲んだくれのまちだと思われるんじゃないかと(笑笑笑)。

》》》》》》》》》》 【17位:『越百』えっちゃんのブログ】
》》》》》》》》》》 【18位:『しゅせん』黄身ちゃんのブログ】
》》》》》》》》》》 【21位:『酒と料理の釣りバカ』hamaちゃんのぶろぐ】
》》》》》》》》》》 【23位:『やる気がない飲兵衛』aSaちゃんのブログ】


□□□ 駒ヶ根に遊びに来たくなった? □□□
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アウディ(おまけのつづき)

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さあ、今日で本当に『アウディ』シリーズは終了です(笑)。昨日そうするつもりだったんですけど、最後に何を皆さんに言いたかったかってぇと、「全国を見回せば他にも特徴を持った酒造りに邁進して頑張っておられるお蔵もたくさんありますよ」って事なんです。そして、そういったお蔵のブログを紹介しようと思ったんです。

他のお蔵と一緒じゃつまんないとは誰しも考えると思いますし、ちゃんと探せば何もアピールポイントのないお蔵なんてないんですけどね。どのくらい消費者にとってインパクトがあるかが勝負ですかね。あまり専門的なことを言っても理解してもらえないだろうし、分かり易さっていうのも大切かもしれません。

一番分かり易いのは、他の蔵とは違った商品郡を持つことでしょう。今回ご紹介する造り酒屋の中で名実共に最も特徴のあるのは、古酒で有名な『達磨正宗』さんかな。普通日本酒は造ってから1年くらいのうちに製品化されて消費されるわけですが、それをわざわざ何年も、いや何十年も蔵で熟成させておいて商品化するわけです。昔、このブログを書いているしげりさんのお父さんの、古酒に関する講演を聞いたことがありましたよ。

特徴的な商品とすると、お酒の仕込みの際に、仕込み水の変わりに清酒を使った貴醸酒っていう珍しいお酒があるんですけど、いくよさんは『燦寿の息吹』という銘柄の貴醸酒で他の蔵との差別化を図ろうと頑張っておられますね。私は飲んだことないんですが、お酒でお酒を造るんだから、濃い感じの味がするんでしょうかね。

最近多くなってきているのが、「生モト」とか「山廃モト」と呼ばれる昔ながらの酒母を使ったお酒です。現在広く造られている「速醸モト」より非常に手間がかかるわけですが、複雑でどっしりとした味わいでありながらキレの良い酒質になるんです。私のブログ上での義理の姉(笑)とうこさんの『酒屋八兵衛』の山廃純米は美味しいと評判です。長野県内でも生モトで有名な『くろさわ』など、数社のお蔵で造られています。

私が知っているブログの中で他にあえて挙げるとすれば、杜氏が女性だっていうのもひとつの特徴ではありますよね。ご自身でブログを書いているのは『米川』の米子さんしか知らないんですけど、長野県は女性杜氏が4人(たぶん)もいるんですよ。女性らしい優しいお酒を期待したいですね。

信濃鶴を真似てかどうか(?)各種品評会用の出品酒を純米吟醸で挑戦しているのは『松尾』の92さんです。高級酒のラインナップは純米系にしたいなんて話をしたことがありましたが、信濃鶴よりもあまりいい成績をとられると私としてもやりづらいので、ほどほどの成績にしといてもらえるとありがたいですね(笑)。

商品構成に特徴がなくても、そのお酒自身が飛び抜けたものを持っていればそれが特徴になるでしょうね。例えば、有名な『十四代』なんていうお酒は、各種のお酒の種類もあるみたいですし、原料米もいろいろな品種を使い分けてるみたいですが、どのお酒を飲んでもベラボーに美味いわけですよ。定価の2倍も3倍もしても売れるんですから、誰の舌にもそう感じられるっていう稀有な銘柄なわけです。うらやましい話ですねぇ・・・。

その他には、使用しているお米が全部自家栽培だとか、有機無農薬栽培だとか、あまり他にはない希少な品種だっていうような、原料米にこだわった銘柄も多くなってきてるんじゃないでしょうかね。仕込み水をわざわざ遠くから汲んできてるなんていう蔵もありますしね。

きっと、各ブログから各社のホームページへ飛べるでしょうから、詳しくはそちらをご覧下さい。お酒についての質問は私にしないで下さいね(笑)。各ブログの管理人さんに聞いた方が、思いのこもった答えが得られるはずですよ。

》》》》》》》》》》 【古酒のパイオニア『達磨正宗』のしげりさんのブログ】
》》》》》》》》》》 【珍しい貴醸酒『燦寿の息吹』のいくよさんのブログ】
》》》》》》》》》》 【山廃を愛するご存知『酒屋八兵衛』のとうこさんのブログ】
》》》》》》》》》》 【生モトを得意とする『くろさわ』の黒澤君のブログ】
》》》》》》》》》》 【リウマチ(?)の女性杜氏が醸す『米川』の米子杜氏のブログ】
》》》》》》》》》》 【出品酒は美山錦の純米にこだわる『松尾』の92君のブログ】


□□□ これで本当に『アウディ』シリーズ終了です □□□
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アウディ(おまけ)

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先週まで書いていた『アウディ』シリーズですが、割に好評でしたね。ブログタイトルだけでも決めちゃって、内容はその後に考えるなんていう記事の書き方も面白いかなぁなんて思いましたね。例えば駒ヶ根お酒ブロガーで、同じ日に同じタイトルでみんなで記事を書いてみるとか・・・(笑)。

いきなり最初から話がそれましたが、アウディの記事の時に、各お蔵毎に全ての種類の製品を造っちゃうと、「この蔵の味はこれだ!」っていう個性が見えにくくなるんじゃないかって書きました。「どれを飲んでも信濃鶴だと分かってもらえる統一感のある特徴を持った誰にでも分かりやすい酒」を造りたいんだと。

そんなことを考えた結果、信濃鶴は「地元産の美山錦のみを使った純米酒」に特化して、種類も精米歩合の違いによる3種類しかありません。ちなみに、この3種類を私はこんなつもりで造り分けています。それは、この3種類を飲み分けた時に、酒質の差が等間隔になっていればいいと思ってるんです。

60%精米の純米と55%精米のものは、ほぼ同じ工程で作られます。ところが、精米歩合の5%の違いだけでお酒の味ってかなり変わるんです。ぐっと吟醸に近くなるって言えばいいでしょうか。ところが、もう5%削って50%精米にしてみると、それほどの差を感じるほどではなくなってきます。

私の感度で言って、60%と55%の精米歩合の差と等間隔の違いをつけようとすれば、40%くらいまで精米して、更に仕込みを小さくして手間ひまをかけられるようにしないとならないんじゃないかと思ってるんです。それが正に純米大吟醸になるっちゅうことなんですよね。

試飲会なんかで、お客さんにどれが好きかって聞いてみると、39%の純米大吟醸ばかりが支持されるわけじゃなくて、60%の普通純米の方が好きだって言う方も少なからずいらっしゃいますよ。たいてい、そういう人は相当な飲兵衛である確率が高いですけど・・・(笑)。

もしも、どれかひとつしか造れないとしたら、私は60%の普通純米酒を取りますね。それが一番広く皆さんに提供できる酒だし、工夫する余地が一番多くあると思うからです。でも、商売的に見ると55%の特別純米が一番売り易いかもしれませんし、値段も高く売ることができるでしょうね。

いずれにしても、信濃鶴が追い求めている味は、「地元の美山錦で造った毎日飲める純米酒」っていうだけなんです。精米歩合なんてどーでもいいんです。たったひとつの味を追求している蔵があってもいいんじゃないでしょうか・・・。

って、ここまで来て気が付きました、今日はこんなこと書くつもりじゃなかったってぇことに・・・(涙)。久しぶりに鶴をチビチビやりながらブログを書いてたら、こんな事になっちまいました(笑)。明日は本当におまけブログにしますね。


□□□ 特別純米搾り始めました・・・こりゃまたいい酒だぁ □□□
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吟醸上槽(つづき)

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数日前に、今年の吟醸の上槽(じょうそう:もろみを搾る作業)について記事にしました。上槽に当たっての気苦労みたいなことを書きましたが、今から読み返すとゴチャゴチャと書きなぐってあって、分かりづらい記事ですねぇ(汗)。お疲れモードで頑張って書いてると思って、許してくださいね(涙)。そもそも、何書いたかなんて覚えちゃいないし・・・(笑)。

で、気になるのが、今年の『全国新酒鑑評会』でんがな。昨年は幸運にも、「純米酒規格で、地元産の美山錦を使って、ヘッポコ杜氏のもとで」造られた吟醸が金賞を受賞することができました。「山田錦を使って、少量のアルコール添加で、腕のいい杜氏が」醸した吟醸とちょっとだけ肩を並べることができました。

それはそれでとっても良かったんですが、ひとつ問題点も残してくれました。それは、「次も期待されちゃった」っていう事です。昨年までは、そんな無謀な賭けをしたって全国の金賞なんて取れっこないと誰も期待していなかったのに、1回取っちまうと今度も取れるかもなんていう淡い期待が関係者の間に垣間見えまんねん(汗)。

腹が立つのが、私自身の中にもそんな気持ちがどこかにあるってぇ事でんがな。何も恐れずに、大胆な挑戦をする気概に陰りがあるようではあきまへん。この事は以前にもこのブログに書きましたが、やっぱりどっかで昨年を意識した造りをしちゃうんだよなぁ。「昨年と同じようにしとけば何とかなるさ」と思ってる自分に腹が立つんですよね。

そんでもって、昨年と同じ様な造りになったかってぇと、真似ようと思ってんのに全然違った経過になっちゃってやんの(汗)。真似ようと思った時点で既にダメ出しなのに、真似する事もできなかったなんて、ダメの上塗り、ヘタクソ極まりないやね(笑笑笑)。

まあ、結果が良かった年の造り方をトレースするっていうことは悪いことじゃないし、ある意味で当然の方法論だと思うんですが、何の冒険もせずに帰ってきたんじゃ、何のために旅に出たんだか分からないっていう気持ちになっちまうんだよなぁ。別に全く冒険しなかったわけじゃぁないんですけどね。

さて、造りの方の反省はこのくらいにして、実際のところはどうなのかって言うと・・・分かんないですね(笑)。この酒が金賞を取れるかどうかなんて分かるわきゃないんですが、原点に戻って考えれば、美山錦の純米酒では難しい事に変わりはないでしょうね。でも、金賞にそんなに固執するわけじゃぁないんですけど、挑戦する限りは一生懸命に金賞を目指そうと思ってます。手抜きはしませんよ。

昨年これまでと違ったのは、金賞取ったら純米大吟がよく売れたっていう事です。前の杜氏がいた時なんか、全国金賞6回も連続で受賞したのに、売上げにはほとんど影響ありませんでした(涙)。これも、売り先の違いや、情報ルートの違いによるものなんでしょうかね。そんな観点からも、やっぱり『金賞』は欲しいんですよねぇ。


□□□ ブログでの宣伝も効果大 □□□
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籠屋さん来社

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先週はアウディのシリーズものを書いていたり、吟醸搾ったり、終わったとたんに飲みに行ったり(笑)していて、タイミングを逸してしまったんですが、ちょうど1週間前の先週の月曜日に、東京狛江市の酒販店『籠屋』の皆さんが長生社を見学に来てくれました。

社長さんをはじめ、お店の若手3名の方がおみえになりました。籠屋さんは、社長さんもまだお若いですし(といっても私よりはちょっと上ですね)、お店のスタッフに若者が多いんです。みんな気さくな若者たちなので、私も籠屋さんへセールスに行くのが楽しみですね。

そんでもって、彼らの多くは東京農大の醸造学科卒業だったりするんだな、これが。私なんかより、酒造り詳しいんじゃないのかなぁ・・・(笑)。今回も熱心にメモを取っていました。麹なんかも食い入るようにして観察していきましたね。そういう姿を見ていると、今だって十分に大きなお店ですが、これからも籠屋さんって伸びていく可能性を秘めているんだろうなぁって感じましたね。

信濃鶴の考え方をとてもよく分かっていただいていて、味に関しても認めてもらえているようなので、ぜひこれからもよろしくとお願いしておきました。お店では信濃鶴はかなりリピート率が高いんだそうで、ファンも徐々に増えていると言っていただきました。これからが楽しみってところでしょうかね。

こんなふうに、酒販店さんと蔵元が相互訪問することはとても意義深いと思います。お互いの店舗と蔵を実際に見ることで、具体的な人やものの流れが確認できますし、より親近感も増すんじゃないでしょうかね。「信濃鶴を造っている蔵はこんなんでした」ってひと言付け加えていただけるだけで、お客様の購買意欲もアップするでしょう。

実際に今回も、皆さん蔵の設備を見てビックリなさっている様でしたね。何せうちの蔵は外観はオンボロなんですけど、その分中身に少し投資してありますから、そのギャップに驚かれるかもしれません(笑)。他のお蔵もいろいろと見学なさっておられるようなので、それらと比較してどんな印象を持ってもらえたんでしょうか。

その辺は、今回も来てくれた塩川君のブログに載っけてもらえるんじゃないかな。籠屋の皆さんにはこのブログを読んでいただいているみたいで私の行動は筒抜けだし(汗)、私も籠屋さんのブログはチェックしているんです。今回も帰り際に社長さんに、「手の写真は撮らないの?」と、手タレ写真を要求されちゃいました(笑)。

逆に、私も実際に籠屋さんを尋ねていくことで、お店の雰囲気とか、他の取り扱い銘柄とか、お店の周りの状況なんかが分かるわけです。籠屋さんは駅から遠くて、こんなところに本当に酒屋なんてあるの?っていうほど住宅街のど真ん中にポツンとあるお店なんです。最初は、汗をかきながら半信半疑で歩いたっけ(笑)。

昨年は、長生社史上たぶん初めて県外へ売り込みをかけた年だったと思います。その機会が来るのを、それまでじっと待っていました。いろいろな状況が後押ししてくれて、迷うことなく県外出荷の第1歩を踏み出したんです。準備をしていなかったら、行動を起こせなかったと思います。昨年は長生社にとっては記念すべき年だったのかもしれません。そうできるかどうかは、今後の努力次第でもあるでしょうけどね。

そう言えば、これよりもしばらく前に、静岡市の『コメヤス酒店』さんもおみえいただいていたのに、記事にするのを忘れてました(汗)。短い時間でしたが、現状抱える問題点なんかをお話いただいて、勉強になりました。付け足し記事みたいになっちゃってスイマセン・・・やっぱり、手タレ写真撮り忘れるとダメだな(笑)。

》》》》》》》》》》 【籠屋さんの塩川君のブログ】
》》》》》》》》》》 【コメヤス酒店さんのブログ】


□□□ ブログランキング1位の仙台の店とも相互訪問しなくっちゃ □□□
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火の用心

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お待ちかね(?)、日曜日恒例のマッタリ手抜きブログの時間がやってまいりました(笑)。日曜日くらい肩の力を抜いて、酒をチビチビとやりながら、あまり深く考えずに記事を書いて、早く寝ちまおうっていうブログ開設当初からの目的ですが、今となってはほとんど意味のない企画になっちゃいましたね(笑)。

しかし、過去の日曜日ブログのことを考えてみると、やっぱりなるべく手をかけずに記事を書こうっていう意図は感じられると思います。自分の意識としては撮り溜めてあった写真とか、何か統一したテーマのある内容とかを、ズラズラと並べることで手を抜こうって考えることが多い気がしますねぇ。結果的に、えらく長い記事になってたりしてね(汗)。

例えば、夜食のメニューなんていうのはいくらでも写真をストックできるわけですが、今日ご紹介する写真は簡単に撮り溜めるなんていう事の出来ないものですよ。ご覧になればお分かりになるように、火事の現場写真です。この1年くらいの間に、長生社の周りで起きたものばかりです。

1枚目はほんの10日ほど前に駒ヶ根であった、大型のショッピングセンターの火事です。本屋、リサイクルショップ、100円ショップ、酒屋の4軒が同じ建物の中に並んで入っていたんです。それぞれのお店はいずれもチェーン店でしたが、1店舗あたりの床面積はかなり広かったと思います。

それが4店舗全て全焼だっていうんだから、駒ヶ根では珍しい大火事でしたね。聞いたところによると、建物の天井裏に火が回ってしまったんだとか。大きな損失です。場所も、今現在の駒ヶ根のメインストリートと言っていい場所の真ん中でした。現場は相当混乱したんじゃないかな。

その時、私は便所に行こうとして蔵から外へ出たんですが、すごい煙が空を覆っていて、てっきり会社のすぐそばが火事なんだと思いました。それが、数キロも離れたところから飛んできていたんだから、火災の大きさが想像できるっていうもんです。慌てて蔵の屋根に登って撮ったのがこの写真です。

そのうちの1軒の酒屋さんは、大きなチェーン店の支店でしたが、信濃鶴もよく売ってくれてたんですよ。我が社でもそこに卸している問屋さんに連絡を入れたみたいですが、被害状況は未だによく分かっていないみたいです。そもそも、出火原因が未だに特定できていないみたいですからねぇ。放火だなんていう恐い話も聞きますけど・・・。

皆さんご承知のように、お酒には酒税がかかっているわけですが、今回のように被災して売り物にならなかった酒類に関しては、適切な申請をすれば酒税の減免措置が受けられるかもしれません。棚に並べられていた信濃鶴が黒焦げになっている様なんて想像もしたくありませんが、多分商品価値はもう無くなってると思うんですよね。

2枚目の写真は、昨年の11月に会社のすぐ裏手の民家が全焼した時のもの。3枚目は一昨年の12月に、これも会社のそばの民家兼倉庫が全焼した時のものです。結構身近で火災が発生していて、ちょっと恐いですね。この3件の火事のいずれもけが人が出なかったことは、不幸中の幸いでした。

長生社の蔵は土蔵なので、そんなに簡単に燃えちまうことはないと思いますが、火の用心にこしたことはありません。皆さんも火の元には十分注意して春を迎えてくださいね。春はすぐそこ、酒の仕込みももうすぐ終わりです。


□□□ 仕込みはあと8本・・・まだそんなにあんのかぁ(涙) □□□
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気分転換

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これだぁ・・・吟醸の搾りが終わったとたんに・・・まだ今晩吟醸搾ってんのに・・・睡眠時間を増やすなんて言っといて・・・疲れたなんてみんなの同情をひいといて・・・いきなりその日に飲み行ってやんの(笑笑笑)。

さすがだなぁ。そういう日に限って、ちょうどいつもの飲兵衛と連絡が取れて、「ほな、飲みいきまひょ」ってな話が即決するんだもんなぁ。神様が、「今日は飲みに行きなはれ」って言ってくれてんだろうねぇ。そういう声には素直に従わないと、バチが当たっちゃぁイカンしなぁ・・・っていうことで、仕方なく飲みに出たんです・・・仕方なくね。

いろいろな手入れを終えて、搾っている吟醸の面倒も大体見終ってから行ったんですからね。全てをほっぽり出して、飲みに行ったんじゃぁないですよ(汗)。実際、かなり久しぶりなんじゃぁないのかな、夜の、いや真夜中の街へ繰り出したのは。日付が変わるちょっと前に、いつもの行きつけ『ぶんぶん』に滑り込みました。

吟醸が搾れちゃうと、大きな山場を越えたような気分がするんですよね。まだまだ仕込みは続くし、日々の生活に何の変化もないんだけど、それでもひと区切りついたっていう感じがあります。吟醸っていうのは、全ての作業を特別仕立てで行いますから、通常作業より手間がかかるし気が抜けません。そういう作業が終了したっていう心理的な開放感は大きいもんです。

後はこの疲れた体を引きずって最後まで惰性で突っ走るだけですが、どのくらい手を抜かないで頑張れるかが、信濃鶴の酒質の鍵を握っているかもしれませんね。最後のラストスパートをかけるためにも、蔵の中にばかり閉じこもっていないで、外で鋭気を養わなくっちゃなりませんよね。

造りの後半っていうのは、その年の米に慣れちゃうのもありますが、技術的にもその年に自分で得られたノウハウが最も活かせる仕込みができるようになるので、品質的にはいいものが量産できるようになってくるような気がします。それを現場で確認するためにも、信濃鶴がどういう味になっているんだか、飲み屋さんで実際に飲んでみることは、私の大きな任務でしょう(笑)。

・・・と、言い訳をたくさん書いて、本日のブログは終了です。ろくに寝ないで朝を迎えてしまいましたが、気分的にはスッキリしてますね。たまには朝ブログを書くのも気持ちがいいもんです。こういう事を記事にすると、しっかり寝なくちゃダメじゃないかって女房に怒られるんだな、これが・・・(涙)。


□□□ 今日も張り切っていこう! □□□
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吟醸上槽

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搾れましたでぇ、今年の純米大吟醸!

吟醸の仕込みの記事を書いたのが、もうずっと前になっちゃいまいましたが、そいつがようやく一人前になって上槽(じょうそう:もろみを搾る作業)の運びとなりました。今年はもろみの日数が長かったなぁ。40日以上かかっちまいましたね。

吟醸の上槽時期だけは毎年気をもみますね。いつ上槽するのかを決定するのは、杜氏の重要な仕事です。アルコール度数なんかの成分分析の数値を、ある一定の幅に収めることも重要ですが、それ以上に香味や甘酸のバランス、飲み口の印象、品評会等でのアピール度なんかを総合して決めなくてはなりません。

そういう官能の評価は、個人個人で当然違ってくるし、その人の経験によっても異なってきます。更には、その時の天候や時間帯や体調によっても変わっちまうので、機械的に決められるもんじゃぁありません。全ては杜氏の勘と経験と度胸に委ねられているんです。

搾りの時期の決定っていう事に関してだけだって、いろんな悩みが出てきます。例えば、「今日搾らないでもう少し待っていればもっといい酒になるかもしれない」なんて思い始めると、いつまでも上層できない事になって、最適な時期を逃すハメになりかねませんよね。

信濃鶴の場合、各種の品評会に純米酒として出品しますから、「他の大多数のアルコール添加された吟醸の中で純米吟醸としてどの程度のアルコール度数や日本酒度であれば印象がいいのか」、独自の判断基準を確立しなくてはなりません。その辺は見習うべきお手本がないので未だに手探り状態ですね。当然、「商品として一番美味しく飲んでいただけるアルコール度数や日本酒度はどれくらいか」っていう事も大切です。

更に、毎年イチかバチかの勝負になるのが、「搾ったあとの熟成によって酒の味がどう変わるか」ですね。上槽した後にも酒質は刻々と変化します。名杜氏になれば、その辺を見越して上槽時期の決定もしているはずです。搾った直後には何とも味気のない印象の薄い酒だったのに、春の品評会の頃に大化けして素晴らしい吟醸になるなんていう事もあるみたいですよ。

まあ、いろいろ悩んで、今年は今日と明日で上槽する事に決めたんです。そんでもって、今年の出来はってぇと・・・相変わらず、惚れ惚れとするいい味でんな(笑)。搾った直後の完成度は去年よりも上のような気がしますが、熟成してどうなるかなぁ。こうご期待ってところですね。

ところがだ!いつもだったら2本上槽する時には、間を1日空けて2日ずつかけて最後までギュウギュウに搾るんですが、今年は成分的な問題で間を空けずに連続して上槽したいってぇ事になったんです。

つまり、2日分を1日で仕上げちゃいたい。そうなると、明日の朝までにほとんど搾り切っちゃわないとならなくなって、圧力を加えるための油圧ジャッキを一晩中加圧していかないとなりません。誰がやるのかって?私しかおりまへんがな(涙)。吟醸に関する作業って、結局眠れないんだよなぁ・・・。


□□□ 吟醸とは眠れぬことと見つけたり(涙) □□□
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アウディ(最終回)

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ついに感動の大団円を迎えた『アウディ』シリーズです。もう、言いたいことは言ったので、何も思い残すことはありません(笑)。しかし、大いなる課題も残りましたね。それは、「結局、睡眠時間なんか増えなかったじゃんかっっっ!!!」ってことです(涙)。

このシリーズの裏の目的は、たぶんかなり長くなって普段の1回分の量じゃぁ終らないであろう記事を、いつもより少なめの分量にして細切れにすることで、①毎日違ったネタを考える時間をなくし、②記事を書くのに要する時間を減らし、③心理的なプレッシャーを軽減しようというものでした。

その結果として、睡眠時間は増えるし、精神的な疲れは減って、疲労の最も蓄積してくるこの時期を少しでも快適に乗り切ることができる・・・ハズだったのに・・・書く分量はせいぜい2割減がいいところだったし、同じタイトルだとしても内容に独立性を持たせようなんて余計なこと考えはじめちゃったし、読者のみんなが飽きちゃうんじゃないかっていう気を使うハメになって・・・これじゃ、いつもとちっとも変わらん(涙涙涙)。

そうは言っても、そんなつもりでこの1週間を過ごしてきて、気が付いた事があります。ひとつは、ブログの記事作成に要する時間は、文字数と比例するわけじゃないっていう事です。実際にキーボードから文字を打ち込んでいる時間なんて大した事ないと思いますよ。1000文字に30分もかかってないんじゃないかなぁ。これは、これまでにも分かっていた事ですけどね。

次に、案外知らないうちに時間を食っちゃってるのが、書き始める前のタイトル決めじゃないのかって事ですね。つまりどんなことを書くのかという内容を決めるのに、あれこれ悩むことがあるんです、私の場合。何を書くのか決まっていると、サッと記事を書いちゃう事ができます。

今回の場合、内容は少し多岐に渡りましたが、タイトルだけでも決めちゃってあるとすぐに記事を書き始められましたね。タイトルから内容が思い浮かんだような日もありました。毎日の食事の内容だとか、飲んだお酒の感想とか、テーマが単一の場合には、書き始めの垣根は低いでしょうね。毎日飲むのが大変ですが・・・(笑)。

それから、今回もうひとつ発見したのが、このブログのように1回の記事で1つの内容を書く場合、全体をひとつの形にまとめるのに気を使うし、知らないうちに時間もかけちゃっているんだろうってぇ事です。私は起承転結を意識して記事を書いてはいませんが、導入があって、本文があって、まとめがあるっていう形には当然なっているはずで、その体裁を整えるための時間が必要じゃないかと思いました。

まあ、そんなまとめをして、この『アウディ』シリーズを終わりにしたいと思います。最後に言っておきますが、ドイツ車の生き方ばかりがいいなんて言ってんじゃないですからね。でも、皆さんやっぱり外車に乗りたいですか?私ですか?私が車買うんなら・・・日本車にしますよ(笑笑笑)。


□□□ これからも睡眠時間の確保に全力を尽くします □□□
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アウディ(7)

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皆さん、そろそろ『アウディ』シリーズ飽きてきたんじゃないですか?私は飽きてきました(笑笑笑)。でも、ここまでくりゃぁシリーズ完結まで切れ目なくいっちまいましょう。ここまで長いシリーズは最近珍しくて、ブログランキングの順位もちょっと落ち気味ですが、2位がサンセールさんだから、まあいいや。もうちょっとですから、頑張って最後までお付き合いくださいね。

アウディの話はひとつの分かりやすい例として取り上げましたが、要するに、信濃鶴の純米化にあたって私の中にあった大きな柱のうちのひとつは、「どれを飲んでも信濃鶴だと分かってもらえる統一感のある特徴を持った誰にでも分かりやすい酒」っていうことでした。そのために、「全て純米酒で、全て地元産の酒米で、全て香りのある吟醸タイプで、地元のための酒を造る」という方向に特化したんです。

これは、口で言うのは簡単ですが、いざ実行に移して、ある程度の形になるまでやり切るのは並大抵のことじゃありません。私の性分として中途半端は好きじゃぁないので、徹底的にやれることはやりました。逆風も吹きまくりましたが、おかげ様でなんとかまだ生きてますね(笑)。

製品の種類も極端に絞り込みました。というより、上記のような決め事のタガをはめてしまうと、アイテム数なんてそんなに造れるわきゃありません。今だから話しますが、私は当初、『60%精米の地元産美山錦の純米酒』しか造らないって言ったんです。つまり、たったひとつのアイテムだけで勝負するっていうことです。

それくらい徹底して初めて信濃鶴の味を創り出せるんじゃないかと思いました。実際に最初の年には60%の純米しか造りませんでした。その年にはアルコール添加した他のお酒もまだ残っていたので、販売したのが60%の純米だけっていうことじゃぁなかったんですけどね。

当然、社長にもセールスの連中にも反対されました。小売店の皆さんにも、普通酒じゃぁ贈答用にならないから、とにかく中身は同じでもいいから違うレッテルにして少しだけ値段の高い商品を造って欲しいとまで言われて、渋々55%の特別純米を造ったんです。今となっては、いろんな所で評判をいただいている人気商品なんですが・・・(笑)。

ただし、純米大吟醸だけは少しだけ造ろうと思ってました。これは自動車で言えばモーターショウに出すためのコンセプトカーやプロトタイプみたいなもんで、各種品評会に出品することで自社の技術の向上が図れると思ったからです。

そんな経緯もあって、現在では60%の普通純米、55%の特別純米、39%の純米大吟の3アイテムのみの商品構成になっています。たぶんそんな蔵は日本中探してもそんなにないはずです。全て同じお米から造られた純米酒ばかりですから、バラエティには乏しいかもしれませんが、どれを飲んでも信濃鶴らしい味がすると思います。そのためだけに、ここまでやってきたようなものです。

これから、ようやくある程度形になったこの信濃鶴を持って、これまで通りの地元の皆さんに注いで回り、少しは首都圏方面への出荷にも挑戦していきたいと考えています。読者の皆さんも、どこかで見かけたら、ぜひ応援しといてくださいね。


□□□ 睡眠時間ってそんなに増えてないような気が・・・ □□□
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アウディ(6)

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日本の車はどこのメーカーも、いろんな種類の車をバラエティ豊かに取り揃えてあって、そのどれもが用途に合わせた乗り心地にはなっているが、そのメーカーらしい味付けの走りというものは感じることができない。デザインに関しても各モデルで特徴を出しているが、エンブレムを隠すとどこのメーカーのものかは分からない・・・。

それに対して、アウディはどのモデルに乗ってもアウディらしい走りをするし、あのアウディのエンブレムなんか付いてなくても、ひと目でそれと分かる統一感を持って全てのモデルがデザインされている・・・。

それを聞いて、「日本酒業界にも日本の自動車メーカーと同じ様なことが言えるんじゃないかなぁ」と思ったんです。どういうことかって言うと、あれやこれやいろんな種類の製品を揃えてはいるんだけど、どれがその蔵の味なのか分かんないってぇことなんです。

日本酒メーカーっていうのは、相当に小さなお蔵さんでもいろんな種類の商品を持ってるんです。普通酒から始まって、本醸造、純米酒、大吟醸、生酒、原酒、ひやおろし、おり酒などなど。更に原料米が山田錦に、美山錦に、五百万石に、一般の飯米にと、いろいろ使い分けちゃって、余計にわけが分かんなくなっていっちまうんです。

なぜ、どのメーカーも自社で可能な限りと言っていいほどの製品をラインナップできるのか不思議に思われるかもしれませんが、これらを造り分けることは清酒メーカーであればそう難しいことではないんです。アルコールの添加量であったり、ビン詰めの仕方であったり、貯蔵の方法なんかを変えることで対応できるんです。

その結果、大部分の造り酒屋には、どんな商品でもあるんだけどなんの個性もないという印象を消費者に持たせてしまったんじゃないかと、私は昔から懸念していました。「これが信濃鶴です!」という商品を造りたいとずっと思っていたんです。

そこで私は長生社をアウディにしようと決心したのです。長生社が純米蔵の宣言をするに至るにはさまざまな考えが基本にありますが、このアウディ作戦(?)も大きな伏線のうちのひとつであったことは確かです。いろんな思いがひとつになったのが、純米蔵への方向転換だったんです。

別に我が社のみを正当化しようと思ってんじゃぁないんですよ。当然これまでの路線を目指すお蔵があってもいいし、ある程度の商品アイテムを揃えるっていうのは当たり前の考え方でしょう。でも、みんながそれをやっちゃったから、どこの蔵も没個性化しちゃったんじゃぁないかと思っています。

まあ、この話は少し極端に片方から見ちゃってますから、ご異議のある方もおられるでしょうが、話を分かりやすくするためだと思って大目に見てくださいね。もうちょっと・・・(つづく)。


□□□ さて、寝よ寝よ □□□
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アウディ(5)

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ちょっとここのところ、話が脇道ばかりに進んでましたね、スイマセン(汗)。さて、話を本題に戻しましょう。I君のアウディで出かけることになって、彼が運転席、私は助手席に乗り込んで、硬いんだけどしなやかさを感じさせる、例の少し厚めのドアをバタンと閉めたところから話を再開しますね・・・。

彼は走り始めるとすぐさま、アウディに関してのウンチクやら、この車に惚れ込んだ自分の思いを語り始めました。さすがに自分の好きな物に対する知識はいくらでも頭に入っているらしくて、あれこれと教えてもらいました。そして、なるほどこの車が海外で売れるにはそれなりの理由があって、イメージばかりでない本質的な部分の素晴らしさを持った車なんだと分かりました。

そして、彼はこんなことを話し始めました。アウディの他の車種にも乗ったことがあるが、どのアウディに乗っても、それはアウディらしい味付けの走りをするって言うんです。ところが日本の車は、あれやこれや種類は取り揃えられてはいるものの、同じメーカーの車であってもどれも乗り心地が違うじゃないか、と。

誤解のない様に言っておきますが、どっちがいいっていう問題じゃなくて、お互いのメーカーの車づくりに対するスタンスの違いを、彼はアウディの側から見ているっていうことです。スポーツカーとお買い物に使うことが多いような車で乗り心地を変えるのは当たり前でしょうが、彼はそこに1本筋の通ったこだわりのようなものを求めているんだと思います。

デザインに関しても同じだって言うんです。日本のメーカーはどこもいろんなデザインの車を売り出していて、エンブレムを隠してしまえばどこのメーカーの車かなんて分からなくなっちゃう。ところが、アウディをはじめベンツにしてもBMWにしても、エンブレムなんてなくてもどこのメーカーの車か一目瞭然だ、とね。

これを、高級外車を乗り回しているヤツの鼻持ちならない発言だと笑い飛ばすこともできるかもしれません。しかし、これは、やはり乗った人間じゃないと分からないフィーリングだろうし、正しいことを言っていると思いました。それこそが、こういった高級外車が高価でも売れる要因なんじゃないんですかね。

それを聞いて、私はハッとしてこう思ったんです。「これはかつての我が社を始め、日本酒業界全般にも同じ事が言えるんじゃないのか?」ってね・・・(つづく)。


□□□ 睡眠時間は少し長くなっています □□□
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アウディ(4)

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そう言えば、私の友人にアウディに乗っている男がいたんでした!今日気が付きました(汗)。通称『ハマちゃん』。我が長生社の目と鼻の先に住んでいて、小さい頃は会社の敷地に入り込んで遊んでたって言ってました。

彼が家に帰る時には、必ず長生社の正門の前を横切ることになるんです。ですから、私がそのそばにいたりなんかすると、あいさつ代わりにアウディのヘッドライトをパッシングしてくれます。ちょっと旧式の部類のアウディじゃないかな。もう長いこと乗り続けてると思います。

彼とは度々一緒に飲む機会がありますし、昨年開催した『中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会』では共に運営委員でした。少し私より年上ですが、気の合ういい兄貴分っていう存在でしょうかね。私が駒ヶ根に帰ってきた頃からの付き合いです。まあ、簡単に言っちゃうと飲み友達なんですけどね(笑)。

多彩な趣味を持っているみたいで、酒に、料理に、釣りにといろんなことに関して玄人レベルらしい・・・本当は、好き勝手なことやってるだけじゃぁないかと・・・(笑)。そんな彼が選んだ車がアウディだっていうのは納得できるものがありますね。こだわりのある人に選ばれる車っていうイメージでしょうか。

なんで、突然にそんなことを思い出したのかっていうと、まるでタイミングを見計らったようにアウディに乗っているハマちゃんが、2日前にブログを始めたからなんです!!!居酒屋『越百』の周りじゃぁちょいと知れた有名人のハマちゃんがブログを始めるなんて、今駒ヶ根で一番ホットな話題です(笑)。

私も越百のえっちゃんのブログを読んで初めて知ったんですが、彼のことだからきっと話題には事欠かないと思うので、これからの展開に大いに期待しています。いきなりチャーシューとかメンマの作り方なんか載っけてますが、始めることは簡単でも、続けるのが大変ですからね。頑張って欲しいと思います。

でも、駒ヶ根ブロガーも結構増えてきましたね。私のブログ師匠はacbさんなわけで、彼のブログはちゃきちゃきの経営者ブログでちょっと毛並みが異なりますが、その他はどーゆーわけか居酒屋・飲兵衛系ブログ、またはお酒に関する記事が平均以上に目立つブログが多いように私には思えるんですが、こりゃまたいったいどーゆーわけなんでしょうか(笑笑笑)。

最後に駒ヶ根飲兵衛系ブログへのリンクを張っておきますね。昨日といい今日といい、かなり本題から外れちまった内容になっていますが、まあ、アウディにちょっとは関係したタイムリーな話題(?)ってぇことで許しておいて下さいね(汗)。

》》》》》》》》》》 【祝!!!ブログ開設おめでとー!!!ハマちゃん】
》》》》》》》》》》 【ハマちゃんが通う『越百』のえっちゃん】
》》》》》》》》》》 【ここへもきっと通っている『しゅせん』の黄身ちゃん】
》》》》》》》》》》 【ブログランキングへも登録したいつも飲兵衛のaSaちゃん】
》》》》》》》》》》 【職業柄(?)お酒の記事が多いisuzuさん】
》》》》》》》》》》 【たまに信濃鶴を登場させてくれるタッキーさん】
》》》》》》》》》》 【信濃鶴取り扱いの『割烹いわたや』のマスターHさん】
》》》》》》》》》》 【ワインばっかし飲んでいるHIDEさん】
》》》》》》》》》》 【ほとんどお酒の話題が出てこないけどおまけでらいちゃん】
》》》》》》》》》》 【最後になりましたがacb師匠】


□□□ こんなに書いてたんじゃ睡眠時間は取れん(涙) □□□
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アウディ(3)

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アウディの話をしている途中で、別の外車の一件を思い出しました。私がかつて自分で運転したことのある外車っていうのが、ひとつだけあります。もう15年も前になるでしょうか、それもドイツのメーカーでBMWっていうやつでした。1回だけじゃなくて数回運転させてもらいました・・・というより、運転させられたんですけどね(汗)。

当時、私は地元の青年会議所に所属して間もない頃でした。ある年に地元から長野県全体の青年会議所の会長を出すことになって、ペーペーの私は彼の事務局と言えば聞こえはいいんですが、俗に言うかばん持ちをするハメになっちゃったんです(涙)。

騙されて引き受けさせられたようなもんでしたが、これが長野県中を走り回らなくっちゃならない大変な仕事だったんですよ。いろんな町を見ることができてとても勉強にはなったんですが、その時の交通手段は全てその会長の車、BMWだったんです。ですから、人様の高級車なんか運転したくなかったものの、何回かはやらざるを得ない時があったんです。

初めての時は、確か東京で会議があって、その帰りに「俺は他の県の会長の車に一緒に乗っていくから、おまえ後からこの車でついて来い」とか何とか言って、鍵を私に放り投げて自分だけ別の車に乗って行っちゃったんです(涙)。たった一人でこれまで経験のない左ハンドルの車を、道も知らない都内で運転することになるなんて・・・死を覚悟しましたね(笑)。

もっと恐かったのは、駒ヶ根からかなり離れた県内のある町で会議をやって、夜の11時も回ったような時間に帰路についた時のことです。懇親会の後ですからみんな酔っ払っていて、私だけがしらふで運転手でした。なるべく近道を帰ろうという話が出て、ある峠道を行こうってことになったんです。

私が止めてくれって言うのに、みんな飲んで気が大きくなってるもんだから「大丈夫だ!行け行けー!」のノリで、結局ドキドキしながらその峠道へ。それが結構大型の対向車と頻繁にすれ違うような道で・・・センターラインがどの辺にあるのかもよく分からないような慣れない左ハンドル、大型対向車、カーブの多い夜の狭い道・・・みんないっぺんで酔いが覚めてましたね(笑笑笑)。


□□□ やっぱりしっかり寝ると気持ちがいい! □□□
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