専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

四次元(つづきのつづき)



もう3週間も前になりますかねぇ。四次元の話を記事にしたら、読者の皆さんから気が狂ったと思われた私でした(涙)。あまりに悔しいので、事あるごとに書いてやろうかと思っているんですよ(笑)。

写真は、今日の話題と全く関係がありません(笑)。先日工場見学させていただいた、大町市にある自動車部品の再生品を作っていらっしゃる会社の社長さんがお書きになって、会議室に貼ってあったものです。『おおばか』と読みます。

『馬鹿』より『莫迦』の方が社長さんの意図するところに合っているとのことでした。四次元の話題も大莫迦にならないと書けないので、ここに掲げてみました。この手の話題は受けが悪いのに莫迦だねぇ・・・ってか(笑)。

私が言いたいのは、近代の物理学の理論が教えるところは、実は人生の哲学の教えるところと同じ様なことを言ってんじゃないかという事です。いろんな理論や法則を勉強していて、「ああ、これはあの事と一緒じゃないのかなぁ」と、物理学とは全く違う日常生活のあれこれに思いを馳せることが度々ありました。

って言っても、あたしゃぁそんなに物理を専門的に勉強したわけじゃぁありませんからね。そんなに頭のできもよくないし、ある程度以上の内容になって自分の理解の域を出ると、自分に分かりやすいような解釈をしようと、勝手に頭の中で理屈をつなぎ変えていたのかもしれません(笑)。

アインシュタインの相対性理論を勉強すると必ず出てくる関係式があります。
   E=mc2
『いー・いこーる・えむ・しー・じじょう』と読んでください。うまく書けなくてスイマセン。たぶん高校の物理では出てくると思いますが、内容は分からなくてもよろしい(笑)。

これは、物の重さってぇもの自体が、とてつもなく大きなエネルギーを持っているっていうことを表しています。このとてつもなく大きなエネルギーを利用しているのが、原子力発電であり核爆弾なわけです。まあ、私の説明ですから、半分眉唾で読んどいてくださいね(笑)。

この式を高校で物理の先生が教えた時に、すぐに核物理学の初歩の問題を解かせるんじゃなくて、生徒に対して「だから、君達がそこにいるだけでものすごい価値があるっていうことなんだ。その力を生かせるようにしっかりと勉強して、人の役に立てる大人になるんだぞ・・・」って教えなくっちゃいけないと思うんです。

この式が正しいかどうかなんて私には分かりません。けど、どこかでこの世の中での人間の生き方を言い表しているのかもしれないとは考えています。だって、人間が考え出した式なんですからね・・・また、あまりに大莫迦な記事になっちゃいましたね(笑)。


□□□ 最新の物理学ではこの世の中は6次元らしい・・・ □□□
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リセット(つづき)

一昨日、前振りが長過ぎて書ききれなくなっちまったブログの続きです(笑)。「日本酒のリセットボタンを押したら、どの初期状態に戻るんだろう」って、ずーっと考えていたっていう話でしたね。本当はコンピュータにしかリセットボタンなんてないんですけどね。

今の子供達は、現代技術を駆使したとってもリアルなゲームの世界にのめり込んで、うまくいかなくなるとリセットして最初からやり直します。これが現実世界でも通用するようなイメージを持ってしまうと怖いやねぇ。自分の人生は、たった一本の道しか進むことはできないのにね。私的に言うと、四次元の時空間のたった一本の曲線とでもなりましょうか(笑)。

人生にリセットはあり得ませんが、私もずーっと考えていた時期がありました。「この酒造業界をリセットするにはどーすりゃいいんだ」ってね。一体どこまで戻ればいいのか、どの段階を初期状態だと考えれば間違いがないのかってね。

既にどん詰まり状態の酒屋家業の未来が、このままの延長線上にあるとはとても思えませんでした。もう一度どこかの時点からかやり直して、これからこの酒造業界を発展させていくために、間違いのないスタート地点に立たなくてはなりません。

考え方とすると、後ろ向きに思われるかもしれません。日本酒の未来をどう描いて、それにどの様にアプローチしていくのかと考える方がポジティブな感じですもんね。しかし、温故知新のことわざにもあるように、あの時の私には今自分の立っている場所が、既にここなら大丈夫という位置からは外れてしまっているように思えて、なにか後ろを振り返らざるを得ない心持ちだったんだと思います。

何年間も考えていました。これなら間違いないはずだと思える考え方に至ったとしても、現状を鑑みて不可能だと断念してしまうばかりで、「こんな事真剣に考えても意味がないんだ、成り行き任せでも何とかなるさ」って自分を誤魔化していたような部分の方が多かったかもしれません。今考えても苦々しい日々でしたね。

それでも、やっぱりケツに火は点くもんです。「このままじゃ、絶対に絶対に絶対にダメだ!」と思うようになっていました。リセットしてどこまで戻るのか考えることには辟易していましたが、頭の中で何万回やったか分からないシミュレーションでボツになっていない部分をつなぎ合わせました。そして、「とりあえず純米酒からもう一度やり直そう」と思ったんです。そこからのスタートなら間違いないだろうと。

時代でいえば、戦前にもどろうってな感じでしょうか。もっと前に戻る考え方もあります。酵母の増殖のさせ方を、それなりの機関が作った優良酵母を添加するんじゃなくて、昔ながらの空気中の酵母を捕まえて増殖させるやり方にするとか、科学的な薬品を一切使わないようにするとか、有機無農薬のお米を使うとか・・・。

しかし、そこまでは長生社は戻れなかったんですよね。新しいスタート地点として、現実味のある最も確からしい初期状態が純米酒造りだと思えたんです。それからまた何年もかけて純米酒造りの技を磨いて、ようやく純米蔵の宣言をすることになったんです。

純米のみを造るっていう視点ばかりじゃなくて、地産地消だとか、まちづくりだとか、純米酒醸造の技術の研鑚とかも含めて、今から考えればいろいろあったアイディアの中の、最も遠回りと思われるような道を選んでしまったように思いますけどね(笑)。

そして、そんなこと長生社だけがやったってダメなんです。純米でなくたっていいんです。いろんな蔵元がいろんな道を模索して、新しい時代を創っていかなくてはなりません。もうこの業界は一社だけでは伸びていけないでしょう。信濃鶴が売れるようになるためには、日本酒が売れるようにならないとイカンのです。


□□□ 調子に乗って書き過ぎました □□□
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またまた金賞

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今日のライブ中継は、長野県清酒品評会の会場からです。春には全国新酒鑑評会という、全国規模のお酒のコンテストが開催されましたが、秋には長野県の大会と関東信越地区の大会が開催されるんです。

春の全国ではおかげさまで金賞を取ることができましたが、なんと今回県のコンテストでも金賞を受賞しちゃいました。そんなに期待してくれていた人も少ないでしょうが、ありがとうございました(笑)。

今回、長野県内では20蔵が金賞を受賞しましたが、やっぱり原料米に山田錦以外の米を使って、純米酒規格での受賞はかなりの少数派でしたね。それでも信濃鶴以外にもう一社『松尾』という酒も純米酒で金賞でしたよ。おめでとうございます。

純米酒での受賞が増えて、純米酒の認知度も上がり、「純米って美味いんだ」って、こういう場でも評価されるようになってくるといいんだがなぁ。もちろんアルコール添加した大吟醸酒にも素晴らしいものはありますから、純米大吟醸酒にも同じだけの評価が欲しいという意味でね。

そのためには、今一歩の技術的研鑽が必要になると思います。でも、誰かがやってみて、やればできるんだって分かれば後続の同志も立ち上がり易いんじゃないかと思うんですよね。その誰かが信濃鶴だとはいいませんが、そのための捨て石になるくらいの気持ちはあります。

今日だって、来期の造りでは地元の酒米で大吟醸を造ってみるんだとか、ゆくゆくは純米酒の比率を増やしてみたいなんていう話しを私にしてくれる人も出てきました。心強いじゃあないですか。金賞を受賞したことより、そっちの話の方がうれしかった一日でした。

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リセット

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このブログをお読みになって、何か面白そうな酒だということで、電話やメールでのお問い合わせをいただくことがちょくちょくあります。こんな書き殴ったような記事ばかりのブログから、私の言いたいことを読み取ってもらえて本当に感謝しています。ありがとうございます。

中には感動した、感激したなんて言ってくれる方もいて、こっぱずかしい思いをしたりしますが、最近なぜかそういうお話をいただくことが続くんです。このブログを書き始めた頃に、私の純米信濃鶴に込めた想いを連載して書きましたが、この辺を読まれて面白いと思ってくださる方が多いようですね。

これらの記事は『ブログの題名について』と『信濃鶴ってどんなだ』というカテゴリーにまとめてありますから、クリックすればご覧いただけます。今現在の気持ちも全く変わっているわけではないので、同じ内容を新たに書き加えることもできず、でも繰り返し書いて分かってもらわなくっちゃという想いもあって、どーしたもんかと考えあぐねているんですが・・・。

読者の方からそんなお話をいただくと、余計にこのブログの原点みたいな部分を伝えたい気持ちが出てきちゃいますね。まあ、私のことですから突然突拍子もないことを言い出しても、皆さん許してくれるでしょう(笑)。ですから、たまにはそんな話も書きますね。

では、唐突にいきますが・・・『リセット』という言葉は今では当たり前に使われるようになりましたね(笑)。20年も前にはコンピュータを使っている人たちだけの言葉だったように思いますが、ゲームをリセットするとか、体内環境をリセットするとか、そこら中で使われてます。

今のパソコンには付いていませんが、昔のヤツには『リセットボタン』っていうのが必ず付いていました。ハードもソフトも今ほどの性能はなくて、たまにぶっ飛んで何も受け付けなくなっちゃうことがあったんですよね。キーボードを触ればピーピーいうし、画面はチカチカと異様な色彩を放って、私の頭の中は真っ白みたいな・・・(笑)。

少し専門的なコンピュータのバイトなんかすると、かなり際どいプログラムも作らなくっちゃならなくて、しょっちゅうこのリセットボタンにはお世話になってましたね。何時間もかけて作ったプログラムがパーになっちゃったとか、笑えないこともあったっけ(涙)。でも、リセットボタンを押せば、とにかく初期状態には戻れるわけです。

えーっと、前振りが長過ぎて書ききれなくなっちまいました(涙)。「いったいこの話のどこがお前のブログの原点なんだ?」と思われるでしょう。私もそう思います(笑)。言いたいことはこの後です。昔ずーっと考えていたんです。「日本酒のリセットボタンを押したら、どの初期状態に戻るんだろう」ってね。このお話はつづきにしましょう。


□□□ ブログランキングの点数をリセットしたらどーなる? □□□
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食品衛生責任者



3年に1度なんですが、食品衛生責任者っていうのの講習会があります。食品製造業、食品販売業、飲食店関係では食品衛生責任者っていうのを決めてあって、公衆衛生上講ずべき措置を実施する責任があるんです。

BSE問題に端を発した偽装表示問題や、北海道の食肉加工業者の偽装事件、これまた北海道の有名お菓子メーカーの賞味期限の書き換え事件などが多発していますから、そんな点からも講師の先生達は様々な注意点を解説しておられましたね。

食品衛生法の遵守であるとか、原材料や製品の管理に関する講義を聴いていると、酒造メーカーとしてもよく思い返して、日常の業務に活かさなくっちゃならないことは多くあります。いろいろ問題が起こった時のためには、やはり日々の業務や品物の出入りなんかを何かにしっかりと記帳しておかなくっちゃいけないみたいですね。

一方で、原材料の表示や食中毒の防止というような内容に関しては、関係がないわけじゃないんですけど、酒蔵としてはあまり心配なことはないんです。原材料の表示なんかは税務署で厳しく定められていますし、お酒の原材料なんて限られてますしね。信濃鶴なんて原材料は『米』と『米こうじ』だけだもんね(笑)。

食中毒に関しても、手洗いの励行とか食材管理の注意点なんかには見習うべき点は多いわけですが、日本酒飲んで食中毒になったなんていう話は聞きませんから、これも講義中は眠くなってくるわけです(笑)。

ところが、テキストを見て目が釘付けになった部分がありました。それは、アレルギー物質の表示義務の部分だったんですけど、必ず表示しなければならないものは
『卵・乳・小麦・そば・落花生』
の5品目だそうです。幼児に初めてそばを食べさせたら、アレルギーのショック状態になって亡くなってしまったなんていう話も聞きますから、どうしても書いておかなくっちゃならないでしょうね。

この5品目の他に、表示が推奨されている20品目っていうのがあったんです。
『あわび・いか・いくら・えび・オレンジ・かに・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン』
だそうです。「あっ、さけがある!」なんて驚いたんじゃないですよ。これは『酒』じゃなくて『鮭』ですからね(笑)。

私が注目したのは『カニ』でんがな。アレルギーって言うのはじんま疹なんかの皮膚症状ばかりじゃなくて、下痢・嘔吐などの消化器症状、鼻の粘膜症状、呼吸困難などの呼吸症状などがあるらしいんですが、あたしゃぁカニをたらふく食べ過ぎると、次の日飛んじゃうんです。トイレから出てこれないんだな、これが・・・汚くてスイマセン(涙)。

もうこれは、昨日一緒にカニを食べた人たちもみんな食中毒になったに違いないと思って、電話をかけてみてもみんな何ともないんです。そんなことが続いたんで、私にとってカニは要注意食材になっていたわけですが、これもアレルギー症状だったんですね・・・。

話が、全然違う方にいっちまいましたね(笑)。でも、カニが食べられないわけじゃぁないですからね!食べ過ぎるとイカンのですからね!カニが余ったら私のところへ送ってもらって構いませんからね!本当は大好きなのに・・・(涙)。


□□□ サンセールさんがぶっ飛んで行っちゃった □□□
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ワインの夕べ

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昨日の夕方、近所に住んでいるK君が我が家にフラリとやって来ました。実は彼、先日記事にした『中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会(仮題)』の実行委員の1人。大のお酒好きで、特にワインにはうるさいらしい。【だって、ブログまで書いてんだもんね(笑)。】

「今度ワインでも飲みましょう」なんて、声はかけてもらっていたんですが、約束通りワイン持参で遊びに来てくれたんです。彼は、リュックサックにワインを何本も詰め込んで、テイスティング用のグラスをいくつも手に下げてやってきました。とっても気合を入れて飲みに来てくれたのは分かりますが、「そりゃ飲みに行くカッコじゃないぞ、おい!」って感じでした(笑)。

持って来てくれた銘柄なんかを、私が詳しく書こうとすると間違いなくボロが出るので止めときますけど(汗)、長野県の北部でとれたぶどうを使ったものや、フランス産の本格的な特級品まで用意してくれてありました。自分じゃ何を飲んでいいか分からないし、どういう飲み比べをしたらいいのかも見当がつかないので、いい勉強になりましたよ。

最近どういうわけか、ワインを口にする機会が多いんです。そのたびに数種類の飲み比べができて、解説してくれる人もそばにいるような状況ばかりで、ちょっとばっかしワインに開眼しつつあるような気がしているのは、私だけでしょうか・・・(笑)。

『中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会(仮題)』でもいいワインがいくつか出展されますから、彼はきっと主催者側の私が素っ頓狂なことを言い出さないように、今のうちから教育しておこうと思ってくれたに違いありません。素人以上の知識を伝授してもらいました。酔ってましたから、ちょっと・・・いやかなり忘れちゃいましたけど(笑)。

私が感じているワインと日本酒の決定的な違いは、その香味の幅広さじゃないかと思っています。どういうことかって言うと、ワインも日本酒も甘いものから辛いものまでありますが、そのレンジがワインの方が格段に広いんですよね。デザートワインのように極甘のものを除いても、日本酒のそれよりもはるかに幅が広いと思います。

それは酸味についても言えるでしょう。日本酒にも山廃系のお酒なんかはかなり酸度の高いものもありますが、それでも限度っていうものがあります。でも、ワインなんかその何倍も高い酸度のものだってありますから、いかに日本酒が狭い味の領域で美味しさを競っているか、皆さんも容易に想像できるんじゃないですかね。

ワインの香味を表現するにはありとあらゆる言葉が駆使されているように私なんか感じてしまうんですが、それもそのはず、そのくらい広大な香味の領域を言い表そうとしてるんですもんね。ワインがバラエティ豊かに醸された酒であるとすれば、日本酒は緻密に造り込まれた酒っていう印象でしょうか。

逆に、決定的に同じところは、無理がなくバランスの良いものが評価が高いっていうことでしょうか。香味に無理がないっていうのも分かりにくい表現かもしれませんが、私たち造り手の側から言えば、「丁寧に造る」、この一言に尽きるでしょう。そして、醸し出されたいくつもの香味がバランスよくまとまっていれば、美味しいと思ってもらえるんです。

昨日は、途中から「奥さんと子供も呼べー!」ってなことになって、家族中でワイワイと楽しい晩餐になりました。私も用意した信濃鶴の逸品を飲んでもらいましたよ。そこでの結論は「ワイン好きは信濃鶴を美味しいと言う確率が高い」という変な法則でしたが、これは今ブログランキング絶好調の【サンセールさん】も言っていたから、あながちウソじゃぁないかもしれません・・・。


□□□ ワイン3本、日本酒1本、ウィスキー少々でした □□□
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ジュビロ磐田(つづき)

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昨日の続きです。ヤマハスタジアムでの、ジュビロ磐田対ガンバ大阪の試合の生試合初見聞録です。初めてスタジアムで生の試合を観戦できるなんて、磐田に行く前からとても楽しみにしていました。いやー、興奮しましたね。あんなに迫力あると思いませんでしたよ。

正直言って、どちらかと言えばプロ野球派であって、Jリーグ派じゃないんです。あまりにチーム数も多くて覚えられないし(汗)、選手の名前だってほとんど知りません(涙)。前日宿泊したホテルに『播戸(ばんど)』っていう選手が歩いていたんですけど、なんか色の黒い人だなぁくらいに思って、見過ごしてしまいました。

写真で見ても分かるように、このスタジアムはグランドと客席がかなり近くて、選手も観客もお互いの熱気を直に感じられるいいスタジアムだって聞きました。他のスタジアムにいくと広過ぎちゃって、選手が遠くの方で走っている感じで面白くないんだそうです。だから、お互いの応援合戦もとっても迫力を感じたんだと思います。

応援の仕方もそれぞれのサポーターで違っていて、聞くだけでどっちの応援かがすぐ分かります。あれだけ声をそろえて叫んだり、歌ったりできるようになるには相当練習せねばならんわなぁ。どっちかって言うと、ガンバ大阪の応援の方が声も揃っていて、ピシッと決まっていたように感じました。

実際に観戦していると、テレビで見ているのとは違った印象なんですよね。テレビだとゴールした時くらいしか歓声は聞こえませんが、もっといろんな場面で観客席からは声がかかります。ガンバの選手が持っていたボールをジュビロの選手がうまくカットした時には拍手が起こるし、激しく攻められてジュビロの選手が倒されたりなんかするとブーイングが出ます。

入場者数は15000人と発表されてました。あの場所だけでそんなに人が集まってんだから、経済効果もあるだろうし、まちおこしのいい材料になってるんでしょうね。入場する前も人波にもまれるほどでしたし、試合が終わった後なんかスタジアムの周りは交通渋滞で車が動きませんでしたよ。

肝心の試合結果は、1対1の引き分けでした。前半でジュビロが得点を入れたんです。ゴールが決まった時にはすごい歓声です(3枚目の写真)。後半戦になって照明がつき、また違った雰囲気になったんですが、最後までゴールはありません。このままいけば勝てるかと思われた時に、ジュビロの誰か(汗)が退場になっちゃったんです。

いやな雰囲気のまま、ロスタイムへ。後半戦はほとんどガンバにボールを持たれていたのでヒヤヒヤしてたんですが、やっぱり最後の最後で決められちゃったんですよね(涙)。まあ、負けたわけじゃないからと慰め合ってスタジアムを後にしました。駒ヶ根に帰ってきたのは夜中の12時を回っていましたが、いい思い出になりました。磐田青年会議所のOBの皆さん、本当にありがとうございました。


□□□ 唯一知っていた『ゴン中山』は出てこなかった □□□
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ジュビロ磐田

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さて、私の2週間に渡る死のロードの最終日となりました。疲れましたねぇ(笑)。蔵の仕事が始まれば、こんなもんじゃないですけどね(涙)。

記念すべき最終日は静岡県は磐田市に来てます。駒ヶ根市と磐田市は、霊犬『早太郎』の伝説が取り持つ縁で、姉妹都市になっているんです。

駒ヶ根の光善寺に飼われていた早太郎が、磐田の化物を退治したっていうお話です。こちらでは『しっぺい太郎』と呼ばれていて、見付天神社に奉られています。

その流れで、両市の青年会議所も姉妹提携を結んでいて、今回はそのOB会同士の交流会っていうわけです。かつて、一緒にまちづくり運動をやった古い友人と会うこともできて、とても懐かしく、うれしい思いをしました。

お楽しみは、サッカー観戦です。ヤマハスタジアムでのジュビロ磐田対ガンバ大阪戦を見せていただきました。私には初体験の生観戦だったんですけど、続きは明日にしましょう。

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菰樽

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昨日、お祭りの話題で酒樽の話が出てきましたから、ちょっくら樽作りの現場をお見せしましょう。昔はお祭りやイベントの多い秋とか、年末年始にはたくさんのご注文をいただいて、四苦八苦して作ったものです。

あまり景気がよろしくない現在はその数もかなり減ってきていますが、今年の秋はそれなりにたくさん作らせてもらって、大変にありがたいことです。秋祭り用だけでも7個くらい使っていただけました。なにせ樽自体の値段が高いので、どうしても価格的に手が出づらいものになっちゃうんですよね(汗)。

写真はその秋祭り用の樽を作っていた時の現場です。左の2個が2斗樽、右の3個が1斗樽です。『斗』という単位は『10升』を表しますから、大きな方の樽には1升ビンで20本分のお酒が入っていることになります。相当に重いですよ。

数年前までは樽作りは全て私の仕事でしたが、造りの方が忙しくなってきたために最近は別の社員がやってくれています。この日は急遽もう1個樽をその日に作ってくれと言われて、慌てて会社へ行って作りました。一番手前に写っている樽が、その作りかけの樽です。こんなに一度に樽が並ぶことも少ないので、写真に撮っておきました(笑)。

今現在も樽の容器の本体は木製のもので、周りに竹製の『たが』がはめられた形のものを使います。そのままでは格好が悪いので、樽の周りに適当な詰め物をしてその上に銘柄の入った『菰(こも)』を巻きます。ですから、我が社では『菰樽(こもだる)』と呼んでいます。

今は、樽の格好をよくするための詰め物は発泡スチロール製のものがあって、本当に簡単に樽の形を整えることが出来ますが、昔は新聞紙やらダンボールなんかで1個1個手間をかけて形を整えなくっちゃなりませんでした。年末に1日で何個も作らなくちゃならないと、手がボロボロになったものです(涙)。

例えどんな苦労をするとしても、菰樽が並ぶのは必ずおめでたい席なんです。悲しい席で樽の鏡割りなんて聞いたことはありません。そのおめでたい気持ちをみんなで分かち合う時の介添えができればいいと思って、いつも心を込めて作っています。ちなみに『鏡』っていうのは、樽の上面の木の蓋の部分を言います。

地元のお祭りで使ってもらってこその地酒じゃぁないですか。この時のために酒を造っているって言っても過言じゃありません。神社の境内に並んでいる信濃鶴の樽を見ると、普段は意識しないんですけど、「こういう大きな文化に守られて酒造りもできているんだなぁ」と何かに感謝したい気分になりますね。

だから余計に地元の人たちの信頼を得られるような酒を造っておかなくっちゃいけないと思うんです。「信濃鶴でなくっちゃイカン」と皆さんに言ってもらって、美味しく飲んでもらって、次の日には二日酔いになればいいんです(笑)。そして、その酒が地元でとれた酒米だけで醸されているのならば、誰も文句はないだろうと思ってるんです。


□□□ 今度は五十鈴神社のお祭りだぁ! □□□
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大御食神社例祭

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もう5日も前の話になっちゃいましたけど、先週の日曜日に私の家のそばの『大御食神社(おおみけじんじゃ)』で秋のお祭りが行われました。当日は雨模様で降ったり止んだりしてましたが、何とか朝からの全工程を無事終了できたようです。

このお祭りは年番制になっていて、この神社の氏子の地区を5つに分けて、5年に1回ずつその番が回ってくるんです。私の地区は2年前にやりましたから、3年後に次の順番がまわってきます。ですから、今年は高処の見物ができました。

やったことのある方ならお分かりでしょうが、お祭りというのは、神社があって、総代会があって、祭典委員会があって、青年部があって、獅子・笛・太鼓の実働部隊があって、子供達もいて・・・と、実にゴチャゴチャしています。それらの連携をとることも大変ですし、やることはたくさんあるしで、年番の年はお祭りのためにたいへんな時間をとられます。

でも、やり始めちゃうと楽しいんだな、これが。獅子振りの役の時は毎晩獅子を振る練習に明け暮れるし、青年部の団長や副団長にでもなると、各所の連絡調整から当日のお練の列の進行まで頭を使います。私たちの地区は非常に人が多いので、お練の列が400メートルくらいになります。これを時間通りに進めるのに、前回はとっても苦労しました(涙)。

そして、お祭りにつき物なのはお酒でっせぇ。今は発泡酒やチュウハイなんかも振舞われますが、基本は日本酒でしょう。練習の後なんかは発泡酒がよく飲まれてますが、私は立場上、ちょっと意地になって信濃鶴を飲んでます(笑)。今回のお祭りでも信濃鶴の樽酒をたくさん使っていただきました。突然の追加注文で、私が慌てて作った樽も境内に置いてあったりして、そんなのを見かけるとうれしいもんです。

そんな境内に、獅子が舞い込んできます。この宵祭りのクライマックスです。写真が分かりづらくて申し訳ないんですが、画面の真ん中あたりの黒い影が獅子の体です。赤い獅子頭もその中に写ってるんですが、これじゃぁ分からんわな(涙)。携帯じゃぁうまく撮れませんね。

このお祭りの獅子は悪い獅子なんです。この辺りで悪さをする獅子を、笛や太鼓のお囃子でこの境内に誘い込み、首を切って成敗して、その首はこの神社に奉納されるっていうストーリーです。獅子切りという子役がいて、最後に獅子の首を切る役目をします。

首を切られる前の獅子は大暴れするんです。境内を所狭しと飛び回り、全力で抵抗します。その最後の練り込みが最大の見ものなんです。その最後の獅子を振る役になるためには、大変な腕っぷしが必要です。私なんか、一振り(2分もないかなぁ)するだけでゼーゼーもんですが、最後の獅子を振る奴はお師匠さんが良しと言うまで10分近くも獅子を振り続けなくてはなりません。

今年も、無事獅子は首を切られて、奉納されました。『大御食神社』なんて変な名前だと思いませんか?神社のある森を『美女ヶ森(びじょがもり)』といいますが、こちらも面白い感じです。その昔、誰か偉い神様(ヤマトタケルだったっけなぁ?)が美女に囲まれて、ご馳走をたくさん食べたというとてもいわれのある神社ですが、あたしにゃぁよく分からないので、詳しくは【地元の宮司さん】に譲ります。

雨が降っているので行くのはやめようと言っていたお祭りでしたが、お囃子の音が遠くで聞こえると、いてもたってもいられずに今年も見に行ってしまいました。血が騒いじゃって、じっとなんかしてられなくなっちゃうんです(笑)。


□□□ もう歳だから獅子振りはできないかなぁ □□□
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中ア山麓の美酒

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今日は、かなり面白そうなイベントの宣伝をさせてもらいましょう。写真はいつもの飲兵衛たちの手タレ写真になってますが、これはそのイベントの実行委員会の後の飲み会でのワンシーンですから、お間違えのないようにお願いしますね(笑)。

さて、どこから話し始めてよいやら・・・。唐突ですが、長生社の蔵のある駒ヶ根市は、伊那谷のほぼ中央部にあって、西に中央アルプス、東に南アルプスの、2つのアルプスが映えるとてもいいロケーションにあるんです。中央アルプスの向こう側は木曽谷ってことになるわけですが、正に日本の屋根に位置していると言っていいと思います。

その中央アルプスの山麓は、実は知る人ぞ知る日本屈指の銘醸蔵の集まる、アルコール天国なんですっ!・・・ちょっと言い過ぎかな(笑)。長生社があるんだからトーゼンと言やぁトーゼンなんですが・・・やっぱり言い過ぎだぁ(汗)。

どういう事かと言うと、この地ではありとあらゆるお酒が造られているんです。そして、そのどれもが権威のある国内外の賞を受賞しています。
   マルスウィスキー(ウィスキー)IWSC銀賞受賞
   本坊酒造ワイン(ワイン)ジャパンワインコンペティション銅賞受賞
   南信州ビール(地ビール)ジャパンビアグランプリ金賞受賞
   養命酒製造株式会社(皆さんご存知養命酒)日本に1つしかありません
   酒造株式会社長生社(日本酒)全国新酒鑑票会金賞受賞
これだけの種類のアルコール飲料が造られている場所は、日本中を探してもそうはないんじゃないですかねぇ・・・ね、スゴイでしょ?

本年度の受賞はマルスウィスキーと長生社ですが、これらの受賞を記念して、美味しいお酒を、造り手の話も交えながら、一度に楽しんでしまおうという企画を立ち上げています。題して『中央アルプス山麓の美酒を楽しむ会(仮題)』!!!

とりあえず、仮に決まっている事項をアナウンスしておきましょう。
   日時:平成19年11月9日(金)18:30~21:00
   会場:南信州ビール(株)味わい工房
   会費:3500円(軽食と全酒類1杯分のお酒)
   定員:40名

各お酒についてのメーカーからの説明や、ソムリエ氏からの解説なんかを聞きながらの立食パーティー形式で考えています。各お酒にどんな料理が合うのか試せるようにしたいなんていう意見も出ています。お酒をもっと飲みたい人は、飲みたいお酒の分だけを追加で払っていただくようにして、なるべく会費自体は低く押さえて参加しやすくしようと実行委員会で話し合いました。

信濃鶴も消費者の方に直接説明をしながら飲んでいただければ、より美味しさを分かってもらえると思いますから、私も楽しみです。県単位で行うイベントや、東京での試飲会でそういった機会はあるんですが、この地元での絶好のチャンスだと思いますから、たっぷりとアピールさせてもらおうと思ってます。

日本酒やワインだけを集めた利き酒会みたいなのはよくありますが、こんなにゴチャ混ぜのアルコール飲料をまとめて飲む機会はそうないでしょう。それも、受賞レベルのお酒ばかりが並ぶんですよ。悪酔いするかも(笑)・・・いやいや、そんなこたぁありませんから皆さん今から予定を空けといてください。


□□□ 何かご意見があればコメントくださいね! □□□
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長野県清酒品評会

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さて、私の死のロードもようやく折り返し点を過ぎて、先が見えてきました。いろいろが重なるってことはよくあるんだけど、こんなに重ならんでもよろしおすがな(笑)。

今日の携帯からの投稿は、長野県で行われる『清酒品評会』の審査会についてです。やっぱりここでも私は審査員でした(涙)。

この品評会の対象となるお酒は、ズバリ大吟醸酒です。全国新酒鑑評会の長野県版だと思っていただければ結構です。各お蔵で昨年度に醸された、最高傑作が出品されます。

どれが信濃鶴なのか分かればその酒にいい点つけちゃうんですけど、たくさん並んじゃうと分かんないだな、これが(笑)。最近は酒質も上がって甲乙つけ難いものばかりですよ。

こういった審査のお役目は、これで最後になるんじゃないかと思います。やればやったで大変なんですけど、一堂に会したお酒を利き比べるなんてめったにできることじゃあないですから、年に1回くらいはやってもいいかな、なんて思ってるんですけど・・・(笑)。

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秋の味覚

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今日はなんだか、夕方があわただしくてブログを書いている時間がなさそうです。そりゃこれだけ駒ヶ根の外ばかり出てたんじゃぁ、仕事もたまるわな(涙)。それに加えて、私も出張続きの時には地元のまちづくり関係の会合なんかを、空いた日にもってこざるを得ないもんだから、駒ヶ根にいたらいたでバタバタするハメになります。これも自分の仕事だと思ってますから、頑張っちゃいますけどね(笑)。

そんな時の強い見方は、携帯に撮りためてあった写真の大放出だぁね(笑)。美味しい秋の味覚が何枚かありましたから、その写真を見て満足していただきましょう。

1枚目は、何と言っても秋の味覚の王様だと自分で思っている秋刀魚です。毎日食べてもいいと思うくらい好きです。今年は豊漁だとか。今は新鮮な秋刀魚が手に入るので、秋刀魚の刺身なんて当たり前になっちゃいましたね。女房は苦労しているようでしたけど・・・(笑)。

2枚目は、我が家のための料理とも言える栗ご飯。これも食べるまでには苦労の多いものでしょうね。いつもは我が家は玄米食なんですけど、この日は【とうこさん】にいただいたコシヒカリの新米で作ってみました。美味しかったですよ。手前右に写ってるのは秋刀魚の身を巻いて揚げたもの。

3枚目は、昔私の入り浸った喫茶店の名物料理だった『ツルツル』。いや何のことはない、ザルうどんにきゅうりや豚肉の具を入れるっていうだけの物なんですけど、これが夏の定番メニューでした。ですから、これは秋の味覚って言うより、晩夏の味覚かな。

4枚目は、こりゃぁよく分からんのですが、【酒処越百(こすも)】でのワンショットのようです。こうなると秋の味覚でもなんでもないんですが、ラムの肉を焼いてくれている上で、皆で手タレ写真をとろうとして、アッチッチーって騒いでいるところです。ばかでー(笑)。

そして、最後の秋の味覚はやっぱり日本酒でしょ。仙台からわざわざ【サンセールさん】が送ってくれた宮城県の銘酒2点、『栗駒山(くりこまやま)』と『乾坤一(けんこんいち)』です。サンセールさんがお薦めなだけあって、両方ともいい特徴をもった美味い酒でした。信濃鶴が仙台の錦本店にこういう酒と並んで売られているてぇのはうれしい限りですよ。手前は、ビンナガマグロの刺身。

実は乾坤一さんとは、昨日の『狛江で美味しい地酒を楽しむ会』でご一緒させてもらってたんですが、ご挨拶をしそびれてしまいました。残念。どういう由来なのか、面白い名前ですよね。「いぬいしんいち?これが杜氏さんの名前なの?」と女房は首をかしげておりました。そんな名前ねーよ(笑)。


□□□ 結局たくさん書いちゃった □□□
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地酒を楽しむ会

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ここんところ、携帯からの投稿ばかりですねぇ(汗)。駒ヶ根にいても、運動会だ秋祭りだとイベントが続きますし、ハードな日々が終わりません(涙)。

さて今日は、『狛江で美味しい地酒を楽しむ会』主催の『熱き醸造家たちが醸す情熱の酒を楽しむ会』っていう会に参加させていただきました。スゲー名前でしょ(笑)。

これは、狛江市の籠屋秋本商店さんが中心となった、この時期の恒例イベントだそうです。都会の大きな酒販店さんは、顧客の皆さん向けに、こういった努力をなさっているんですね。21の蔵元と150人くらいのお客さんが集まったようです。

信濃鶴は初めてこのような場所に出させていただきましたが、他の参加蔵はどこも有名なお蔵ばかりで、私はチト肩身が狭かったです、ハイ(汗)。「一緒に写真撮って下さい、ピース」みたいな方々ばっか・・・(笑)。

お客さん達は、5千円(確か)というある程度の金額を払って入場されてますから、かなりお酒に関心が高くて、目的意識を持って参加なさっていると感じました。「信濃鶴を飲みにきました」なんてウレシイ事言ってくれる方もいましたよ。

信濃鶴を飲んでいただいた皆さんの感想は、概ね良好ってところでしょうかね。他にも美味しい銘柄がたくさん並んでんだから、飛び抜けて美味しいとは思ってもらえないわけですけど、それでも好意的なご意見をいただけました・・・と勝手に解釈しときましょう(笑)。

お客さんの中には、居酒屋さんなんかを経営なさっている方もいて、「うちの店で出してみたい」なんて声をかけてもらいました。東京で飲みに行かなきゃならない店が増えちゃうぞ、こりゃ・・・(笑)。

今日は調子に乗って、文章を書き過ぎましたね(汗)。上手く投稿できるか心配ですが、帰りのバスの中での時間が有効に使えるのは有難いことですね。ピコピコ携帯を打ってる姿がサマになってきました(笑)。

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運動会



昨日は娘の小学校の運動会でした。いろんなブログでも運動会は旬な話題じゃないですか。昨日はとてもいい天気で、私たちは幸運にも木の下に陣取れましたが、何もさえぎるもののない校庭で見物していた親御さんたちは、相当に日に焼けちゃったんじゃないでしょうか。

娘も5年生になって、低学年の子達と比べると随分と大きくなったものです。1年生ってあんなにチビッコかったんだなぁなんて、改めて子供の大きくなるスピードを実感しましたね。娘は来年入学予定の園児の誘導係もまかされて、いそいそと1年生より更に小さい子の面倒を見ていたようです。

走ることには苦手意識があるみたいで、「徒競走は見にこないで」なんて言われてました。そんな事を言うようになったのも、大きくなってきた証拠なんでしょう。会社で少し仕事をしてから学校へ出かけました。徒競走の結果は・・・。

娘「私ねぇ、徒競走で2位だったのよ!」
私「すごいじゃないか!これまで練習じゃぁどうだったのさ」
娘「私そんなに速く走れないから、いつも3位か4位だったわ。」
私「いつも2位の子を抜けたんだな」
娘「もしかしたら、1位の子も抜けるかもしれないと思ったんだけど・・・」
私「1位になるのは大変さ」
娘「ゴールした時にね、ヤッターって思って泣こうかと思っちゃったわ」
私「そんなにうれしかったか」
娘「ウルウルきそうになったけど我慢したの」
私「いいじゃないか、うれし泣きしたって」
娘「○○ちゃんは2位になって泣いてたわね」
私「へぇー、その子も走るの苦手なのか」
娘「そんなことないんだけどなぁ」
私「そりゃ、お前、1位になれなかったから泣いてたんだろ(笑笑笑)」

走るのが苦手でも、ダンスや体操なんかは好きなようで、「組み体操だけは見にきて」と特に力が入っている様子でした。体が小さい方なので、上に登ったり、高いところに立ったり、大きな子より目立つポジションを与えられたみたいです。

娘「ねぇねぇ、組み体操見てくれた?」
私「しっかり見たぞ!お前を追っかけながら一番近い所で見てたよ」
娘「きれいに出来てた?」
私「おとうちゃんは組み体操の時にウルウルしそうになったよ」
娘「どうして?みんなで息がぴったり合ってたから感動した?」
私「そういうんじゃないなぁ」
娘「私もお姉さんになったもんだって思ったの?」
私「そうでもない」
娘「じゃぁなによ」
私「・・・お前が一生懸命だったからだな、きっと」
娘「暑くても頑張ったもん、汗かいても拭けないのよ」
私「ひとつのことを一生懸命にやっている姿だけでも、人は感動するんだろうな」
娘「そうかぁ、おとうちゃんもウルウルしてたのね(笑笑笑)」

一途に取り組むことの尊さを、娘の眼差しに教えられた次第。

娘「この前、おとうちゃんのブログ読ませてもらったけどさ、昔小学校の時に栗拾い手伝ったら、ちゃんとお小遣いもらってたんだって?私にはくれないじゃないの!どーゆーことなのよ!今度のお祭りの時には、キッチリその分楽しませてもらいますからね!」

ブログによる情報流出の危険を、知恵のついてきた娘の言葉に教えられた次第(涙)。


□□□ 娘はかわいい □□□
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奈良漬

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写真は我が家の奈良漬です。本当の奈良の奈良漬(?)は、この写真のように縞模様の入った『縞瓜』じゃぁないみたいですね。信州ではほとんどがこの縞の入った瓜が材料になっていると思います。信濃鶴の酒粕は色がかなり白いので、出来上がった奈良漬も色が白いような気がします。香りもいいですよ。

酒粕の化学をちょっとだけご紹介すると、もろみを搾って清酒と酒粕に分離する時に、酵母菌が作り出した香りの成分っていうのは酒粕に吸着されやすいんです。もろみでとってもいい香りがしてたのに、搾ってみたら案外そうでもなかった・・・なんていう事はよくある話です。

信濃鶴ではアルコール添加をしていませんが、アルコール添加のひとつの効用として、酒粕に移行しやすい香りの成分を溶かし出して、清酒の方に残してくれる作用があるって言われてるんです。ですから、吟醸酒などの香りを重視するタイプのお酒では、もろみを搾る直前に少量のアルコールを添加することで香りの高い酒質を実現できるんです。

逆に考えると、アルコール添加をしない純米酒では、もったいないことにせっかくの香りの成分が酒粕に多く吸い取られちゃってるわけです。っていうことは、純米酒の酒粕はいい香りだってことになります。っていうことは、純米酒の酒粕で漬けた奈良漬はいい香りっていう結論なわけだ、これが(笑)。

信濃鶴の酒粕で漬けた奈良漬は美味いって、よく言ってもらいます。私もそう思います・・・他の粕で漬けた奈良漬だって美味しいはずですけどね(笑)。こんなに美味しい奈良漬ですが、みなさんあまり漬けなくなりましたね。漬物自体をするご家庭が少なくなっているようですし、俗にいう漬物よりも浅漬け的な漬物の方が好まれる傾向なのかもしれませんね。

もう一点、奈良漬をしなくなった原因があると思うんです。それは、我々の業界の責任なのかもしれません。それはね、値段を上げ過ぎたってことなんです。お酒の製造量がどんどんと減って酒粕の量も不足気味になって、足りない状況をいいことに酒粕の値段は年々上がったんです。

今では、長野県内の酒粕4kg程度の平均は1500円以上になっています。これじゃぁ気軽に漬物をしようなんて思えないよねぇ。瓜なんて出来るときはわんさかとれますから、とりあえず漬けとけってなもんですよ。でも、粕の方が高かったら躊躇しちゃうと思うんですよね。酒粕がこんなに売れるのなんて、漬物王国の長野県くらいだって言われてるのに、もったいない話じゃぁないですか。要反省だと思ってます、ハイ。

奈良漬の作り方は・・・スイマセン、あたしゃぁ存じ上げません(笑)。


□□□ 今年は酒粕は売れませんでした(涙) □□□
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全国市販酒類調査(つづき)

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昨日のつづきです。私は今日も『品質評価員』の仕事を黙々とやってました(汗)。評価しなくちゃならないお酒が多いので、どうしても2日はかかりますね。

日本酒だけじゃないんですよ。関東信越国税局管内で製造されている酒類の全てが対象ですから、今日の午後はワインや焼酎も数十点審査しました。

ワインの審査は不慣れだし、焼酎はアルコールが高いから酔ってくるし、両方とも苦手なんだけどこれも今後のためのいい経験だと思って頑張りました(笑)。

やり方を簡単に説明すると、写真にある審査カードがお酒一点につき一枚用意されていて、それにそのお酒の特徴をマーキングしていきます。その際、気がついた良い点、悪い点なんかもマークするんです。

自分の言葉で表現することもできるんですけど、基本的にはカードに予め書かれている主だった特徴にマークをします。いちいち書き込んでいると、時間が足りなくなっちゃいますね。

もし200点お酒があれば、カードも200枚が束になっているわけで、見ただけでちょっとゲッソリしまっせぇ(笑)。2日間で400点近く審査しましたよ。今日は家に帰ったらビールが飲みたいなぁ(笑)。

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全国市販酒類調査

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はい、今日はさいたま市にある、『関東信越国税局』ってぇ所に来ています。財務省の下に国税庁があって、その下に各地方国税局があります。そのひとつで、関東信越6県を管轄している国税局っていうことですよ。

こんな所に遊びに来るわきゃないんです(笑)。『全国市販酒類調査』っていう国税庁が毎年実施している調査の『品質評価員』として招集されているんです。

これは、春に行われた『全国新酒鑑評会』のように最高品質の大吟醸ばかりを集めたコンテストじゃなくて、普通に町で売っている市販酒を集めて品質をチェックすることで、酒類業界の発展と改善に資するちゅうことが目的なわけです。

読んで字の如く、お酒の品質の評価をするんですが、今日はこの局内の蔵で造られた200本以上の市販酒を評価しました。こりゃまた大変な作業なんですわ(涙)。

朝4時起きで眠いし、一日中お酒が口の中に入っていたから、もうヘロヘロです(笑)。

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栗拾い(つづき)

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先日の栗拾いの記事の続きです。栗拾いってどんなふうにするのか、なかなか皆さんお分かりではないと思うので、ちょっと説明してみましょう。

『栗拾い』って聞くと、知らない人は栗がコロンと地面に落ちていて、それを手で拾うって考えてると思うんですけど、そうじゃないんですよ。上の写真を見れば分かるように、コロンと落ちてる栗よりも、栗を包んでいる『イガ(どういう字だか分かりません)』ごと落ちてることの方が多いんです。これは我が家の場合であって、一般的な他の地域の栗はその限りではないのかもしれませんが・・・。

このイガは相当に強力です。素手でなんか持てたもんじゃありません。こいつの中から栗だけを取り出さなくっちゃならないわけです。本格的な栗農家では近代的な機械があるでしょう。昔テレビで厚手のゴム手袋をして手でイガを割っている様子を見たこともあります。

しかし、我が家では鉄製の火箸と言えばいいか、よくキャンプでバーベキューコンロの炭を挟むような道具と言えばいいのか・・・を使っています。写真に撮り忘れました(涙)。そいつをグッとイガの中に突っ込んで、栗だけをつまみ出すんです。

大きく割れたイガなら簡単に取り出せますが、割れ目の薄い場合には自分の長靴を上手に使って、両足の間でその割れ目を大きく開くように押さえつけて、取り出すようにするんです。この一連の動作は、結構まどろっこしいものがあります。地面もふかふかしてたりするので、押さえつけた時に地面にめり込んじゃうこともありますし・・・。

だから、落ちてる栗をどんどん拾うなんていうイメージじゃなくて、何か足元をもぞもぞさせながらようやく栗を何個か取り出して籠に移すっていう感じに見えるんじゃないかなぁ。重労働ではないんですけど、根気もいりますし、広い地面の上に落ちている栗を見つけるのはそれなりの集中力も要します。

拾い集めた栗は土を落とすために洗って、拭いて、広いテーブルの上に並べます。今度はその中から虫の食った栗を選び出す作業をします。虫が食べて穴の開いたような栗は商品にはなりませんし、下手をすると穴からもぞもぞ這い出してきたりします。白色の細い芋虫みたいな感じの虫ですが、あいつらって成虫になると何になるのか実は知りません(汗)。ダメな栗を選び出して、いい栗ばかりにしたら、ようやく袋に詰めて完成です。

栗の実の収穫の最盛期は2週間程度のものです。常に少しずつ木から落ちてきますから、拾った後から後から落ちてくるわけで、1日中拾わないでいると通常の時間内で拾い切れなくなってしまいます。栗を拾っていても、畑のあちこちでポトリ、ポトリと栗やイガのの落ちる音がするんですよ。

ですから、朝会社に行く前と夕方会社から帰ってきてからの2回畑を回って、落ちている栗を拾うんです。その時間は私がブログを書く時間だっ!・・・ということで結構ブログを書く時間を作るのに苦労してんですわ、ほんまに。晩酌をして、寝る前に書くのはツライしねぇ・・・(汗)。


□□□ 出張の日の朝も栗拾いです(涙) □□□
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若葉会総会

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今日は昨日に引き続いて会議の日です。長野県若葉会の定期総会です。若葉会の名前はこのブログでもよく出てきますが、これは、長野県の酒造業界の若手経営者の集まりです。

今の日本酒業界の不振を何とか巻き返そうと皆で頑張っていますが、なかなか出口は見えてきませんねぇ(涙)。

私は2年前に会長になっちゃったんです。本当はそんな予定じゃなかったんですが、予定が狂って、気が付いたら会長になってました(笑)。

こんな小さな酒蔵の、大した器でもない私じゃ、本来は荷が重過ぎるんです。それに、杜氏もやってるわけですから、冬の間なんか全く活動できないじゃないですか。

だから、冬は副会長に手伝ってもらいました。皆の協力なしには、私はこの仕事をやり切ることはできなかったでしょう。本当にありがとうございました。

新しい執行部も決まり、次の世代の若葉会が出航しました。あたしゃ、肩の荷が降りちゃって、今日はヘベレケです(笑)。

上の写真は今日の総会の会場になった大町市のアルプス精米工場。下の写真はブログに出てみたい手タレ志望の若葉会の人たち(笑)。

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ご多忙

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いやぁ、忘れてました。今週から来週にかけては、私には死のロードが待ってたんでした(汗)。東京2往復、大町市1往復、さいたま市1往復の過酷な日程です(涙)。

栗拾いの記事のつづきは、家でブログを書ける日に記事にしますね。今朝だって、ちゃんと栗拾いしてから出て来ましたからね(笑)。

今日は日本酒造青年協議会で東京にいます。これは日本の酒造業界の若手経営者の集まりです。この会議に私が長野県代表で出席するのも、今日が最後かもしれないなぁ。

いろいろ勉強させてもらいました。日本を代表するお蔵の皆さんと懇意になれて、今の日本酒の現状をまた別な面から眺めることができましたね。

世界中を飛び回ってお酒を売っている方々もいて、自分の井の中の蛙加減も身に沁みました。いつか信濃鶴も世界へ飛び発つ時が来るんでしょうか・・・。

この場に出席している皆さんと、これからの日本酒を引っ張って行けるくらいの酒蔵になりたいもんです。

今日は何が何でも駒ヶ根に帰らなくっちゃなりません。帰りのバスの中で、眠い目をこすりながらピコピコ記事を打ってます。また明日の朝は栗拾いだぁ(涙)。

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栗拾い

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さて、何で最近『四次元』だー!なんて、分けのわかんない記事を血迷ったように書いているかってぇと・・・忙しいからなんだな、これが。書く時間がないもんだから、行っちゃえーって感じで、深い考えもなしに書き始めてドツボにはまってます(涙)。

何が忙しいかってぇと、栗拾いで忙しいんです。酒屋のお前が栗拾いって、いったい何だって言われても困るんですが、栗を拾うんです、はい(笑)。以前ここで書いたこともありますが、我が家は昔は割りに大きな果樹園もやってたんです。梨やりんごや栗や、そう言やぁブドウなんかもあったなぁ。

今では造り酒屋が本業になってますから、規模も縮小してしまって、梨の木やりんごの木なんかは全て切っちゃったんですが、栗だけは10本くらい残して、今でも収穫してるんです。親父が片手間でやってますからそんなに手はかけられないんですが、必要な消毒なんかはやって、毎年ある程度の量ができるんですよ。

昔はもっと栗の木もたくさんあって市場に出荷もしていたので、最盛期になると両親は夜中まで選別や袋詰めの作業をしていたもんです。私もよく手伝わされました。この仕事に関してだけは、結構小遣い稼ぎになっていた記憶があります。それでも、好きな仕事じゃなかったですけどね(涙)。

現在は出荷はしていません、それでも相当な量ですから、地元の小売店の方々にお分けしたり、お菓子屋さんに売ったり、買いに来てくれるお客さんに細々売っています。昔っからのお客さんもいて、毎年楽しみにしてくれているようです。

でも、栗なんて今の人はほとんど食べないんじゃないかなぁ。栗を使ったお菓子を食べることはあっても、自分で皮を剥いて何か料理する人は少ないでしょう。栗はあの外側の硬い皮(鬼皮と言います)を剥くのが大変で、更にその下にある渋い皮(渋皮と言います)もこそげ落とさないとならないので、料理する人は大変です。それでも、栗ご飯なんかはポピュラーなんでしょうかね。

今年は出来は悪いですね。天候不順のせいなのか、温暖化のせいなのか分かりませんが、あまり実が大きくなりません。大きな実がたくさん落ちていると、拾っていてもどんどん籠が重くなっていって、自分でも拾っている実感がするんです。しかし、1個の実が小さいと、いくら同じ数を拾ってもそれに見合った重さになりません(涙)。

それに加えて、ちょうどこれから実が落ち始めるなんていう時期に台風9号が来ちゃったもんだから、十分に大きくならないような実まで落ちちゃって、農水省の統計には出てきませんが、我が家も農業被害に遭ったようなものだったんです(笑)。

上の写真は、台風9号の来る5日くらい前の栗の木の様子です。まだ栗の実が入っている『イガ』が青々としていて実が落ちる状態ではありません。下の写真は台風が去った次の日の写真です。結構小さなイガまで落ちちゃって、木で熟した実が地面に少ないことがお分かりいただけるでしょうかね。

どんな作業をするのかは、また明日説明しましょう。続きにします。四次元の話の続きよりいいでしょ(笑)。


□□□ 今日も1日拾ってました □□□
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四次元(つづき)

昨日の記事ねぇ、評判悪りぃ悪りぃ(笑)。

【サンセールさん】は私が何かに取り憑かれたと思ったらしいし、【杉浦酒店さん】は私の頭がおかしくなったかと心配して電話かけてくるし、【トーコの旦那さん】はコメントで「よーわからん」と文句タラタラだし・・・。唯一ヨコハマさんだけが「五次元の世界」だなんて、余計に分からないコメントを入れて全てを煙にまいてくれました(笑笑笑)。

意地になって、もっと変なこと書こうかと思ったんですが、私の頭もそれ以上のことを考えるとオーバーヒートしちゃうでしょう。止めます止めます、もう変なことは書きませんよ!何もみんなしていじめなくてもいいのになぁ(笑)。

四次元なんてちょっと難しそうだけど、ひとつずつ次元を落として考えると、ああこんなものなのかなって想像できるんじゃないかな。例えば、三次元の切り口が二次元なわけですよ。三次元の球をスパッと切り取ると二次元の、つまり平面の円になるわけでしょ。

これを、一次元ずつ拡張して考えれば、四次元の切り口が三次元なんだよね。だから、四次元の世界をある時刻でスパッと切り取ったら、ある一瞬の三次元空間で全てのものがピタッと動かないでいるってな状況になるんだろうねぇ。

ああ、またわけ分からんことになってきたぞ。いいですか、三次元っていうのが今私たちが通常認識している「縦」「横」「高さ」のある空間のことですよ。この三次元の中に浮かんでいる球が、ある二次元の平面を横切るときのことを考えると、その二次元に生きている生き物から見れば、突然目の前に点が現れてその点がどんどん大きな円になっていって、球の直径を超えると今度はどんどん小さな円になって、最後には点になって消えちゃうわけだな、これが。

だから、もし四次元球ってなものがあったとすると、その四次元球がこの私たちの住む三次元空間を横切るときには、私たちの目の前に突然点が現れて、見る見るうちに大きな球に膨らんで、その後小さな球に縮んでいって消えちゃうってぇことになるわな。

ああ、イカンイカン。こんなこと書きたいんじゃなかったのに・・・(涙)。まあ、そんなに難しいことないよって言いたかったんですけどね。もっと言えば物理法則って、現実世界の悟りと似たところがあるような気がするって言いたかったんですけどね。

三次元生物の私たちは、この世界を目で見ている時には二次元の平面として認識しますよね。だからその場にじっとして動かないと、いつまでも周りの世界を平面としか捉えられないわけです。ところが動くことによって別の二次元画面が頭の中にできるので、それらを組み合わせることで、自分のいる環境を三次元の立体として正しく理解できるようになります。

ビジネスの現場でも、自分から何も動かないんじゃ回りの状況は平面でしか捉えられないんじゃないのかなぁ。とにかくまず目的の方向に向かって第1歩を踏み出して自ら動いてみることで、自分の置かれている状況をより立体的に把握できるんじゃぁないのかと思ったりするわけです。その第1歩の勇気が必要なんじゃないかと。

昨日より余計に分からんくなってもうたがなぁ(涙涙涙)。


□□□ こりゃ、ランキング落ちるな(笑) □□□
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四次元

名前は忘れちゃったんですけど、どこかの偉い先生が、経営者向けのある雑誌に記事を書かれていました。その記事の内容はよく覚えてないんですが(汗)、読んでる途中でその先生が言ってたことから全く別のことを空想して、たぶんその先を読まなかったんじゃないかなぁ(笑)。

その時空想したことは、我ながら面白いアイディアだと思ったんだけど、今になって人に話すほどの内容じゃぁナイヨウな・・・(汗)気がして、どうせブログに書いてもまとまんないだろうなぁと思いつつも、書き始めちまったから書いてみましょうか(笑)。

先生曰く、あるビジネスを考えた時に、その3大要素として「ヒト」「モノ」「カネ」は欠かすことのできない視点なんだけど、よく見落とされるのが「時間」の概念だっていうんです。例えばマーケットの経時的な変化を読まずに企画が失敗したり、最適な時期を逸して目標とする効果が得られなかったり・・・。

その時思ったんです、「ああ、こりゃアインシュタインとかいう人が言ってたことに似てんなぁ」と。彼はあのよく分けの分からん『相対性理論』とかいう理屈の中で、この世界は「縦」「横」「高さ」の3つの次元プラス「時間」という4つの次元で構成されていると言ってました。

そして、その4つの次元は物理量として全く等価なんだと。時間軸という4つ目の次元が他の3つの次元と全く同じということは、直感的には理解しがたいんですが、私より頭のいい人が考えたんだからきっとそうなんでしょう(笑)。

ある物体の運動とかエネルギーを測定して、我々の理解の支配下に置こうとする時、各々が直角に交わる3つの次元「縦」「横」「高さ」と、目には見えないし逆行することもできないんですけど確実に流れを感じることができる「時間」という次元を使って、この宇宙の仕組みを解明できるっていうことでしょうかね。

ね、何となくあのビジネスの話に似てるでしょ?我々は4次元空間を生きているんです。4つの次元で物事をとらえると、あらかた漏れなく押さえるべきを押さえることができるんじゃないのかなぁ。

だから、物理学とは分野は違うんだけど、実際のビジネスの現場で私たちがその実態を推定し、測定し、決定する時にも「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」の4つの要素が大切になってくるんじゃないか・・・なんて思ったんです。

ただしね、気をつけなくっちゃいけないのは、「ヒト」「モノ」「カネ」というのは「縦」「横」「高さ」に該当するものだとすると、各々が直角に交わってなくっちゃいけないということです。これはどういうことかって言うと、これらの3つの要素の内容が同じような性質を表していちゃいけないって言えばいいかな。

「縦」「横」「高さ」の私たちがよく理解できる3次元空間を考えた時に、「縦」と「横」の座標は変えずに「高さ」だけを変えることができるじゃないですか。これは「縦」や「横」では「高さ」は全く説明できないっていうことです。だから、例えば「ヒト」と「モノ」では「カネ」に関して何も説明できないでしょ。

何もビジネスの話でなくても、何か自分が把握したい事象に関して、そういうような直交する3つの要素プラス「時間」という要素で見ればより確かなとらえ方ができるんじゃないか・・・なんてモヤモヤ考えたんですけど、つまるところそういう要素をどう選ぶかが問題になるっていう結論になりそうですかねぇ。

やっぱり、変なブログになっちまったな。明日もう一度読んでみて、面白いと思ったらこれの続きを書きます。つまんなかったら、ここでやめときましょう(笑)。


□□□ アインシュタインは天才だ!・・・と思う □□□
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うずら屋

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『うずら屋』なんて変な名前でしょう?でも、超有名な戸隠の蕎麦屋さんなんです。今日は戸隠高原で県の酒造組合関連のちょっとしたイベントがあったんです。そばフリークの私としては、お昼は何が何でもうずら屋さんの蕎麦を食べようと、戸隠神社の脇にあるお店まで行ってきました。

いつもならズラッとお客さんの列が出来ているんですが、今日は開店時間と同時くらいに入店できたので、とても気持ちのよい一番客でした。お店のスタッフの皆さんも元気よく迎えてくれます。たくさんのお客さんがみえるので、スタッフの数も大勢です。

何でも、採れた蕎麦をマイナス20度で冷凍保存しておくそうで、一年中新鮮な打ち立ての蕎麦を食べられるようにしているとのことです。美味いんだな、これが!!!これからが新蕎麦の時期ですから、蕎麦としてはほとんど一年経過した蕎麦ということになるのかもしれませんが、いつ食べても満足の味に変わりはありませんでした。

これまでは、あまり戸隠までは来ることもありませんし、来てもちょうど定休日だったりしてなかなかここの蕎麦にありつけませんでした。今日で3回目くらいの来店でしょうか。何回来ても裏切られることはありませんねぇ。蕎麦の香りも高いし、蕎麦つゆも甘すぎずにいいバランスだと思います。

何とうれしいことに、今日は私は車を運転しなくてもよさそうだったので、昼から蕎麦前を一杯(運転手さんスイマセン)。『蕎麦前』っていうのは、蕎麦を食べる前にちょっと引っ掛けるお酒のことです。うずら屋さんは県内のお酒を取り揃えてくれていて、これも喜んで蕎麦前を飲もうと思っちゃう原因でした(笑)。

『酒千蔵野(しゅせんくらの)』という長野市の蔵元が造った、『幻舞(げんぶ)純米吟醸』をいただきましたが、こいつも美味かった!この蔵の杜氏さんは県内でも有名な女性杜氏さんですが、いい腕してますね。スッキリ飲み飽きしない良い酒でした。酔っ払うほど飲んだわけじゃありませんが、信濃鶴の次に美味いっていうところでしょうかね(笑)。

大満足してお店を出たところ、このお店のご主人とご挨拶することが出来ました。驚いたことに、駒ヶ根市で酒を造ってますと言うと、「信濃鶴さんですか?」と鶴のことをご存知の様子。かなりビックリしました。

ご主人曰く、身内の方が東京農業大学の学生さんらしいのですが、その学生さんが美味しい酒があるからと信濃鶴をお土産に持ってきてくれたんだとか。「とても美味しかったので機会があれば扱わせてもらいたい」と言っていただきました。こんな名店に信濃鶴が並べばうれしいなぁ。

酒造りと直接は関係のないイベントでしたが、台風9号が接近する中で無事終了し、雨脚が強くなる中を駒ヶ根まで帰ってきました。こちらは思ったより荒れてはいませんでしたが、どうやら台風は東京の方へ向かっているみたいですね。長い時間大雨になるみたいですから、皆さん気をつけてくださいね。


□□□ 風は強いんですけど雨はまだあまり降ってません □□□
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ごちそう

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えっと、今日はちょっとピンチですね。最近は会社の就業時間が過ぎたら、ブログを書くようにしているんです。書けたら、家へ帰って、お風呂に入って、晩酌です。ところが、夜にいろいろな会合なんかが入ると、その夕方の時間がありません。特に飲み会になっちゃうと、とてもその日のうちに書くような精神力は持ち合わせていません(涙)。

その日のうちに書けなければ次の日の朝に書くんですが、時として次の日の朝もとてつもなく早くから要件が入っていたり、どこかへ出かけなくっちゃならなかったりしちゃいます。すると、もうあきまへんがな、ニッチもサッチも行かなくなっちゃうんですよね・・・それが今日です(笑)。これから会合して飲んで、明日の朝は早くに出かけます。

こんな時のために、【私の弟】なんか、いつブログにアップしてもいいように、当り障りのない内容の記事をいくつか書き溜めているらしい・・・用意周到な男である。私はそういうタイプじゃないんだな、これが。いつも、その時にならないと考えないから、書き出すまでに時間がかかる方かもしれないですね。書き始めちゃうと早いんですけど・・・。

どーしよーと思って携帯の写真を見てみたら、最近の我が家の食卓風景が3枚ほど撮ってあったので、そいつをのっけちまいましょう。割と最近夜うちにいられるんですよね。家で夕食を食べる時には、美味しい料理を女房が作ってくれて、私は幸せです(ゴマすりゴマすり・・・)。

先日も記事で書きましたが、【酒屋八兵衛】さんから、山廃純米酒とコシヒカリの新米を送っていただいたので、毎日食卓に上っていますよ。1枚目はそのコシヒカリで作った『鮎めし』。

あまりに美味しかったので、白米のまま食べてみようと思っておにぎりにしてもらったのが2枚目。我が家で獲れたジャガイモで作ったコロッケも大のお気に入りです。

3枚目はちょっと分かりづらいかも知れませんが、だいこんおろしがたっぷりかかった、豆腐と野菜の鍋です。女房は『みぞれ汁』とか言ってました。

どうです、美味しそうでしょう。八兵衛の山廃純米も美味しいですよ。とても飲みやすい山廃で、造り手の情熱の感じられるいい酒です。味、香りとも突出したところがなく、バランスよくまとまってます。今、我が家の食卓の人気者ですよ。

それなりの記事になっちゃいましたね。写真も気が付いた時に撮っとけば、ネタになるもんですねぇ。まあ、裏話をすれば、大変に出来の良かった時の夕食を写真にとってあるだけなんですけどね(笑)。


□□□ ランキングの点数が最近異様に高いんですけど・・・ □□□
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JA上伊那(その3)

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さて、JAさんのお話の最終回です(たぶん)。この話はいつか記事にしなくっちゃと思っていたんですが、飯島町全体としての農家の皆さんの取り組みです。これは、【自然共生栽培】という方法で、飯島町の約1000ヘクタールの農地全てを自然と共生する農場にしていこうという壮大な試みです。

『自然共生栽培』という名前から、私たち素人でもある程度推測はできると思うんですけど、自然を大切にした、自然に近い、自然と共に生きる栽培方法なんでしょうね。詳しくは上のホームページに譲るとして、私が担当の課長さんからうかがったことを簡単にまとめてみます・・・というか、簡単にしか書けませんけどね(汗)。

まず、従来の栽培方法との一番の大きな違いは、肥料なんだそうです。化学肥料を使わずに『ぼかし肥』と呼ばれる有機的な肥料を使うそうです。私の家庭でも生ゴミを『EMぼかし』という菌を使って堆肥化して畑に撒いていますが、同じ様なものなんでしょうね。

『ぼかし』という言葉はどうやら『発酵』を意味しているらしいですが、お酒も発酵の賜物なわけですから親近感は沸きます。しかし、やっぱり清酒酵母ではありませんから、それに関わる菌を蔵に持ち込むわけにはいきません。冬の造りの間はその手のものを触らないように女房にも言ってありますけどね(笑)。

ぼかし肥以外には『鶏糞(けいふん:ニワトリの糞)』も有機肥料とみなされるみたいですし、安価なんだそうですが、最近は少し敬遠される傾向にあるとか。理由は鳥インフルエンザが大々的に注目されるようになったためが一点。

もう一点は、いくら糞とは言え元はニワトリが食べたものですから、そのニワトリが何か化学的な飼料やホルモン剤や抗生物質なんかを与えられていないか、特定できないからだそうです。消費者の視線も厳しくなってるんですねぇ。まあ、わが身を振り返れば、美味しいと言って食べている肉や野菜の中にも、多少なりともそういったものが残っているかと思うと、気にならないわけじゃぁないですけどねぇ・・・。

自然共生栽培の肥料以外で挙げられる大きな特徴は、除草剤や殺虫・殺菌剤の回数を1回だけにするということだそうです。飯島町では今現在も除草剤などの農薬は年に2回が標準になっているようですが、それを更に半分にして農薬の量を半分にするんだそうです。

そんなことが細かく書いてあるマニュアルみたいなものも用意されてました。写真に撮らせてもらったのは、コシヒカリの栽培方法ですが、時期とか量とか細かく設定されているようでした。このままやればうまくいくなんてぇもんじゃないでしょうが、標準になる指標みたいなのは必要なんでしょうね。

こういった栽培方法にするとどーなるかってぇと、肥料を撒くのに手間がかかって、農地に草も生え易くなるでしょうね。化学肥料は顆粒状になっていたりしますから、撒きやすいんでしょうが、ぼかし肥だとそうもいきません。田んぼにも草が生えてくれば、人が中に入って取らなくっちゃなりません。

賛成ばかりじゃないでしょう、きっと。この栽培方法で手間はかかる収量は上がらない、なんていうことになれば文句も出てくるでしょうしね。実際に酒米で見れば、まだ全体の1割程度の実施状況だということでした。しかし、飯島町の農作物が全て自然共生栽培の作物だっていうことになれば、相当なブランドになると思います。

全部の農家さんが参加することは不可能かもしれないし、相当な逆風だって吹くでしょう。でも、一歩その方向へ向けて歩き出さなきゃ、そこへは絶対に到達しないんです。私はこの飯島町営農センターの挑戦には、心からのエールを送りたいですね。信濃鶴の原料米は自然共生栽培の美山錦ですって言える日を夢見て帰ってきました。


□□□ そういう米で酒を造れば絶対美味い □□□
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JA上伊那(その2)



さて、一昨日の記事のつづきです。信濃鶴で使う美山錦はJA上伊那さんからいただいていて、今年の飯島の美山錦の出来具合を聞いて、こちらの状況などもお話するためにJAの担当者の方々とお会いしてきたっていう内容でした。それぞれ部署の違う3人の方とお話できました。

前回、飯島のカントリーの取り扱い量が多いが故に、手に入る時期が遅れ気味で困ってるなんていうことを書きました。でも、それはやっぱり仕方のないことで、早出ししようとして刈り取りを早めにするなんていうことも出来ない相談なんだそうです。全てはお天道様が決めることのようですね。

昔は稲をいつ刈るかなんていうことは、稲の様子をみたり、それまでの経験から決めていたんでしょうけど、今は『積算温度』っていう指標で刈り取り時期を決めるんだそうです。詳しくは私も分かりませんが、その稲が植えられてから刈り取られるまでに受け取った温度を何らかの方法で加えていった、温度の総和みたいなものなんでしょうね。

きっと科学的な根拠のある現代の方法なんだと思います。積算温度が足りないと収量が減ってしまうし、収量を増やそうとして積算温度が多くなり過ぎると、今度は米が『胴割れ』してしまうんだそうです。『胴割れ』というのは、お米に白い筋のようなひびが入ってしまったもので、籾摺りの時に割れてしまいます。

特に酒米の場合には、玄米の外側の何割も擦り落としますから、胴割れのある米ではすぐに割れてしまって、いい白米を得られません。昔そういう米で苦労して麹を造ったことがありましたが、出来上がった麹がバラバラと砕けたようになって、泣きたい気分になりましたっけ(涙)。

今年の飯島町の美山錦の製造予定数量は3699俵、もうひとつの酒米であるひとごこちは245俵ということでした。これ以外にもJAさんを通さずに直接やり取りされる分もあるので、実際にはもっと栽培されていると思います。確か、昔はもっと多かったように記憶しています。しかし、これからもう少し美山錦を増やしていく方向だそうで、私の方からも是非にとお願いしてきました。

飯島ばかりでなく、伊那市や箕輪町といったところでも酒米は作っています。しかし、そちらでは美山錦よりもひとごこちに力を入れて栽培しているみたいですね。ひとごこちの方が収量が上がるので、農家の皆さんも一時ひとごこちの方に移ったと聞いた事がありましたが、そうばかりでもないようなお話でした。

伊那谷は名前にこそ『谷』とついていますが、豊かな穀倉地帯、酒米生産地帯なんです。そんな谷に蔵があることを、とてもうれしく、そして誇らしく思います。神が与えた地の利ですね。水も中央アルプスの伏流水がたっぷり使えるんですから、何も言う事のない立地条件だと思いませんか。

ああ、また長くなってきちゃいましたね。本当はもっと面白いお話を聞いていたので、そちら方も早く書きたいんですが、次回のお楽しみにしておいて下さい。農家の皆さんも新たな方向で頑張ろうとしているお話です。


□□□ 写真は今年とれた元坂酒造のコシヒカリです(美味いよ!) □□□
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草取り

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久しぶりに、丸1日家にいた日曜日でした。そして、丸1日草取りの日曜日でした(涙)。

もう秋の気配を感じる信州ですが、家の周りや畑の中の雑草の勢いはまだまだ衰えを見せません。朝のうちに「よーし今日は雑草を退治するぞ!」と気合を入れたんですが、なんやかんや慌しかった今年は、いつもの年の半分も家の周りの仕事をしていません。その分女房や親父に任せちゃっていたってぇことなんですが・・・。

『気に食わん』わけだ、これが。これまで全く私が手を出していなかったわけでもなく、それなりにはなっているんですが・・・『気に食わん』わけだ、これが、これが(笑)。

まずは往来の人の目に付く、母屋の玄関の入り口あたりの草取りから初めて、家の周りなんかをやるんですが、このあたりはそもそもいつも気を使っているところで、それなりなわけですよ。気に食わないのは畑だっ!半分くらいは取ってあるのに、残りは草だらけじゃないかっ!

「あいつはいったいなーにやってんだ!」・・・女房に対して憤まんやるかたない私は、それでも黙々と草を取り始めます。一旦仕事を始めると、案外寡黙に根気強くやるんですよ私は(笑)。半日くらいかけてそれなりの景色になりました。かき集めた草の大きな山がいくつもできて、ちょっとした達成感を味わえます。

多少草なんかあったって、野菜なんか出来るんです。味にもさしたる影響はないでしょう。でもやっぱりきれいな方がいいと思うんです。それは、作り手の気持ちがそこに現れていると思うから。それが野菜にも伝わると思うからです。ちょっとくらい蔵が汚くても、お酒は造れると思っていたんじゃ、名醸蔵には程遠いやね。

野菜にその人間の気持ちが伝わるかどうかだって、説明なんかできないでしょう。でも、伝わると思っていた方が自然じゃないでしょうかね。麹菌や酵母菌を相手にしてお酒を造っていると、そう考えていた方がよりよい方策を選択できる可能性が高い気がしますよ。気がするっていうか、実感しちゃってるって感じかなぁ・・・ちょっと大袈裟ですかね。

畑にいると、そんなことよく考えますね。麹室(こうじむろ)にいて考えることととても似ている気がします。畑で地べたにはいつくばって土をいじっていると、妙に安心するんですよ。麹室で麹をいじっていると、同じように安心感があるのかもしれませんね。実際には忙しいから、そんなこと感じていられないんですけど(笑)。

あんな小さな我が家の畑や、もっと小さな蔵の麹室にいて、自分が何か大きなものの一部分で、他の生き物と大して違わないんだっていう実感があるっていうのは、酒造りをやっている中でのいい授かりものだと思うんです。このセンスはずーっと持ち続けていたいですね。

さて、草取りも終わり、片付けをしていると、女房殿が登場しました。
「お前、今までなーにやってたんだ。どーやりゃこんなに草まるけにできるんだよ。毎日ちょっとずつでもやっときゃいいことだろ。気が付いたらすぐに取っとけよなぁ」
「・・・(沈黙)・・・今の言葉、そのままのしをつけてあなたにお返しするわ」
「・・・(うつむいて)・・・はい、すいませんでした(涙涙涙)」


□□□ 今度は野沢菜を蒔きます □□□
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JA上伊那(その1)

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先日、飯島町の酒米の記事を書きましたが、その数日後に今度は『JA上伊那』さんに出向いて、お米の話をうかがってきました。あいにくの雨だったので田んぼまでは行きませんでしたが、いろいろと勉強させてもらいました。

実は、私の住む伊那谷は長野県の中でも有数の稲作地帯なんです。その地域にあって、JA上伊那さんは年間30万俵という、長野県でも1、2番の取り扱い量を誇っているJAなんだそうです。酒米もたくさん扱っていて、『美山錦』や『ひとごこち』といった品種がメインになっています。

成り行きから少しお話ししましょう。今から18年も前に私が入社した当時は、山田錦とか美山錦といった酒造好適米は必要な量を申し込んでも、申し込んだ全量なんか分けてもらえませんでした。全体量を農協の親玉が一括で管理して、振り分けていたんでしょうか。とにかく、好適米を分けてもらえるように蔵元は頭を下げて回ったものでした。

最近は各JAさんの力が増したためなのか、ある程度JAさんの裁量で酒米もまわしてもらえるようになったんです。ですから、信濃鶴に使う飯島町の美山錦は、飯島町を管轄するJA上伊那さんと契約をするような形で長生社に入ってきます。この日は今年の美山錦の出来具合を聞いて、こちらの仕込みに必要な量を確保してもらうために行ってきたんです。

長生社でも、ある年から突然全量美山錦を使うようになったわけじゃぁありません。少しずつ分けてもらえる量を増やしていく中で、全量地元産の美山錦を使うという夢を叶えることができました。1000俵以上の美山錦っていうのも相当な量です。これだけの量を安定的に確保できるのですから、ありがたいことです。

地産地消の流れもありますから、JAさんとしても地元の米を地元で使ってくれた方がうれしいはずじゃぁないですか。飯島町の酒米は評判が良くて、かなりの量が県外へ出ているみたいで、私はいつももったいないなぁと思ってるんです。酒米の作付け自体も減ってきているようで、ちょっと危機感も感じてしまいますね(汗)。

毎年の悩みのひとつは、飯島産の美山錦はなかなか出てくるのが遅いってぇことです。出てくるって言うとちょっとおかしな表現に聞こえるかもしれませんが、飯島で収穫された美山錦はいったん『カントリー』と呼ばれるお米の備蓄施設に集められます。上の写真が飯島のカントリーです。

今年は9月19日から収穫が始まる予定になっているということでしたが、この地域の美山錦を全て収穫しちゃうまで、ここのカントリーから出せないんです。全部が集まってからも少し乾燥させる時期もあったりして、籾摺りをして玄米の形になって精米工場に搬送できるのが10月の下旬になっちゃうんです。

長生社はそれを待ってから仕込みに入りますから、どうしても仕込みの開始が遅れがちになります。初めのうちなんて、ほんの少しだけお米があれば仕込を始められるんですが、ちょっとだけ出してってことが言えないんです(涙)。扱い量が多いがゆえに、全体としての動きは小回りが利かないってことなんでしょう。

『カントリー』と似た設備に『ライスセンター』っていうのがあるんですけど、これはもう少し小規模で、お米を大量に備蓄しておく『サイロ』っていうのがないんだそうです。上の写真では分かりづらいかもしれませんが、でっかい円筒形の建物が分かるでしょうか。これがサイロです。

これがないという事は、集めたお米をすぐに籾摺りをして出しちゃわないとなりませんから、そんなに待たなくていいということになります。しかし、今度は量的に一括した対応をしてもらえないってことになっちゃうんですよね。正に痛し痒しです。

いろいろ聞いてきて、書きたい事だらけですから、続きにしますね。


□□□ 9月に入ったらいきなり酒造りモードか?(いやだー!) □□□
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