専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

浅草

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実は、今東京にいるんだな、これが。

駒ヶ根で飲んでる時以外は駒ヶ根の外にいるんじゃないかと思われるかもしれませんが、今年はちょっと特別だぁね。何だか忙しいよねぇ。

毎年、蔵が終わったら埼玉の女房の実家に顔を出してるんですけど、今年はかなり遅れてこんな時期になっちまいました。今年初めての休日をもらいましたよ。

浅草に二十年来通っているお店があります。今日一日しか時間がないので、今回のメインイベントは、その店に行くことだけです(涙)。信濃鶴のセールスもなしです(笑)。

浅草寺へお参りをして、その店に行き、銀座に寄ったらもう時間切れでした。浅草寺では、去年は工事中だった宝蔵門(たぶんそんな名前だった)が完成していてとてもきれいでした。

久しぶりの休みに、昼からちょっと飲んでいい気持ちです。結局、駒ヶ根の外でも酒は飲むんだよなぁ(笑)。

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料理

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先日、東京のある居酒屋さんを経営なさっている社長さんと、電話でお話する機会がありました。私も1回だけ顔を出したことのあるお店ですが、いわゆる銘酒居酒屋さんで、料理の素材にもかなりこだわっていらっしゃるようでした。

冷蔵庫の中には、日本を代表する銘柄ばかりが並んでいますが、信濃鶴は並んでません(笑)。料理雑誌などで名前はよく見るんだけど、田舎じゃぁ手に入らないような酒がたくさん置いてあって、どれを飲もうか迷っちゃいますね。片っ端から飲んだら、潰れちゃうしねぇ。

その時には時間がなくて、途中で切り上げて帰ってきちゃったので、今度はゆっくりと腰を落ち着けて飲んでみたいお店でした。まあ、当然その社長さんと話すんだから信濃鶴の話にもなるんですが、それとは別に、彼の話の中で凄いなぁと思うことが一点あったんです。

勉強不足の私はそれまでは知らないお店だったんですが、いろんな酒蔵の方たちが自社の酒の会をそのお店で頻繁に開催するほど、酒造業界内にもよく知られたお店らしいんです(汗)。そういう会を開く前には、そのお蔵の人たちと打ち合わせをしなくてはなりませんが、社長さんたちはやはり当日の料理のことを考えなくてはなりませんよね。

「そのお酒の背景にある、自然や風土が思い浮かぶような料理を考えるんですよ。材料もその地元から取り寄せたりします」

って、サラッとおっしゃったんですが、私にはそーとーなカルチャーショックでしたね。だから、いろんな蔵元がこのお店で自分の蔵の酒の会をやるんでしょうねぇ。そこまで考えてくれて作られた料理だったら、当然そのお酒にも合うに決まってんもんね。

普通に考えたら、酒はその度に違う蔵のものが出るでしょうが、料理はその居酒屋さんの定番的なものがメインになりそうじゃぁないですか。そういうものも多少はあるんでしょうが、毎回違ったメニューになるそうですよ。そりゃぁ、その会に参加する一般のお客さんだって、楽しみになるってぇもんですよね。

そんなお店には、鶴はあんまり似合わないかもしんないけど、1回でいいからそのお店の料理で、鶴を一杯やってみたいもんです。写真は晩酌の時の肴ですが、スモークサーモンに、野菜スティックに、野菜の煮付けに、塩辛に、こんにゃく・・・何にも鶴に関係ねーじゃん(笑)。

でも、鶴が一番似合う店ならたくさん知ってますよ。「越百」でしょ、「ぶんぶん」でしょ、「さいとう」でしょ、「くるま屋」でしょ、「こまつや」でしょ、「銀座」でしょ、それに「いわたや」・・・とても書ききれないや。まあ、こんなにたくさんあるんだから、いいか(笑)。


□□□ 東京で信濃鶴の飲める店ってあるの? □□□
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営業報告

ここのところ、いろんな方からお電話をいただくことが多いんです。酒販店の方だったり、銘酒居酒屋の方だったりですが、全てお酒を売らせてほしいとか、味をみたいから送ってくれという、ありがたいお話が多いんですよ、これが。

いや、そんなに何件も問い合わせがあるわけじゃないですからね。いきなり信濃鶴が引っ張りだこになってるなんて、勘違いしないで下さいね。しかし、これまでの長生社にはないお問い合わせの量ですねぇ。私もちょっと戸惑い気味です(汗)。

これまで、ほとんどこの地域から出ていなかった反動でしょうか。初めて飲んでいただいた方からも、とてもいい反応をもらったりします。試飲用のお酒を送った翌々日には、気に入ったからとすぐに注文をいただけたりすることもあります。

相手の方に聞いてみると、どこで飲まれてるか分かんないもんなんですよ。私の全く知らないところで信濃鶴が飲まれていて、それが良かったからと電話が来ることも数回ありました。どこかで、誰かが広めてくれてんですねぇ。ありがたいことです。

それがまた、「本当に美味しかった」とか、「あの味であの値段は信じられない」とか、「感動した」とまで言ってもらっちゃって、一体全体こらどーしたことだっちゅう感じですね。自慢してんじゃないんですよ。ビックリこいてんです。

私、そんなこと今まで言われたことあんまりないけどなぁ。ちょっと褒められすぎだぁね。そんなに信濃鶴って美味いかー?(笑)。

理由はいくつか考えられると思うんですが、
①酒鑑評会の金賞受賞効果
前回金賞を受賞した時には、こんなことにはなりませんでしたが、美山錦の純米でっていうあたりは希少価値でしょうか。
②東京でのセールスが結構ヒットした
やったこともない東京でのセールスでしたが、酒販店の皆さんは真剣に私の話を聞いてくれましたね。
③酒メッセで受けが良かった
過去に1回東京での酒メッセには参加したんですが、その時には全然商談にはなりませんでした。今年久しぶりに参加したら、その場で注文をいくつかいただけました。
④ブログ効果
これは、直接のお取引になることは少ないんですが、絶対にいい宣伝になってると思うんです。まあ、拙い私の文章ですが、皆さんに読んでいただけて感謝感謝です。初めてお会いした人にはいい名刺代わりになってますし、結構セールスマンの代わりもしてくれますよ。こんな人もいるのかぁ?ってな人も現れています。今日本で一番信濃鶴に入れ込んでくれている酒販店さんのひとりです。私のブロガー仲間ですが、こうなると私から何も言うことはありません(笑)。
【五月の森はサンセール その1】
【五月の森はサンセール その2】
【五月の森はサンセール その3】
【五月の森はサンセール その4】
【五月の森はサンセール その5】
【五月の森はサンセール その6】
⑤もともといい酒だった(笑)。

・・・ってぇくらいでしょうかね。信濃鶴自身の力でこれから少しずつ売上げが伸びるのであれば、本当の理由は「これまでの十数年間の努力が実りつつあるんだ」と思いたいです。でも、これまでの経験上では一過性のことが多いんですけど・・・(涙)。

「少しくらい褒められたくらいで舞い上がってちゃイカンぞ」、と自分に言い聞かせてますが、何か知恵熱が出そうな今日この頃です。


□□□ 知恵熱下げてもランキングは下がりませんように □□□
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金賞受賞酒発売

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毎晩飲んで、そのたんび飲兵衛ブログを書かなくっちゃぁいけない強迫観念に駆られて、次の日の朝の気持ち悪さの中で、昨夜の飲み会のことを思い出しながら、慌ててブログを書く毎日・・・。でも、よく考えりゃぁ飲んだことばっか書かなくたって、普通の内容の記事でもいいんじゃんねぇ・・・。今、気が付きましたよ、バカだなぁ(笑)。

ということで、今日は宣伝しちゃいましょう。全国新酒鑑評会で金賞を受賞した純米吟醸で記念商品を作りました。今日から発売です。お酒自体はもうビンに詰まって冷蔵庫の中にあったわけなんですけど、レッテルを作ったり、箱を用意したりっていうことに案外時間がかかるんです。

今日の発売に合わせて、地元の新聞にも取り上げてもらいましたが、それをご覧になった地元の読者さんたちは、もう昨日のブログにコメント入れてくれてありますね。私が商品を持った写真の見開きの反対側には、このブログによくコメントをくれる、ヨコハマさんとKASさんも別の記事でデーンと載っていて、思わずのけぞって笑っちゃいました(笑笑笑)。

満を持しての発売ですが、そんなに数がないんだな、これが。そりゃぁ、金賞取れるって分かっていればもっと吟醸造っときましたが、私を含めて周りの人間はだーれもそんなこと考えてませんでしたから、数量に余裕が全くないんです(涙)。

720ml詰めで、限定400本です。早い者勝ちですが、過去の経験上そんなに飛ぶようには売れませんから大丈夫。だって税別4800円だもんね。まちの酒販店さんで売ってます。

ただ、これまで過去に発売した金賞受賞酒とは、ちょっと意味合いが違いますよね。美山錦使用で純米の金賞受賞酒はそうはないでしょうから、ちょっとは売れ行きもいいかも・・・なんて、獲らぬ狸の何とやらだぁね(笑)。

このお酒にはいろんな思いが詰まっています。前回金賞受賞酒を発売できたのは5年前だった・・・。当時アル添吟醸で金賞を2年連続で受賞していました。いい宣伝になるんだから、出品するお酒だけはアルコールを使えばいいじゃないか・・・当然そうも思いましたが、何か事を成そうと思えば、退路は断っておかねばなりません。

清水の舞台から飛び降りたなぁ、あんときゃ・・・。あれからの5年間はやっぱり長い道程だったように思います。いつになったら取れるかも分からないし、かといって逃げるのはイヤだったしね。お手本もあるわけじゃないから、全てが手探りみたいな感じで一歩ずつ、いや半歩ずつ進んできたようなもんです。今年はラッキーだったんだと思います。神様がご褒美をくれたかな・・・。

でも、来年は取れませんからね。守りにまわった酒造りはしませんからね。期待しないでね。あー、やっぱりこの酒買っといた方がいいかもしれませんねぇ。もう一生飲めないかもよ・・・(笑)。


□□□ もう70本くらいは今日出荷したみたいですが・・・ □□□
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スパイ来る

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先週の中ごろまで、駒ヶ根以外の場所へ出かけることばかりで、忙しく飛び回っていたんですが、駒ヶ根にいられると思ったら、今度は毎晩が飲み会だぁ(涙)。

先週の土曜日から、明日の夜までぶっ通し。これじゃ、体壊れちゃうよ・・・ってそんなに飲まなきゃいいだけの話なんですけどねぇ(笑)。

こんなことが続くと、ブログもまともな記事が書けません。最近はいつも朝記事をあわてて書いて、前日の23時59分59秒にアップしたようにしています。きっとランキング落ちるなこりゃ(涙)。

そんでもって今日は、今月の16日頃に記事にしたスパイのS君が駒ヶ根に来ているので、お礼方々飲んでるっちゅうわけなんです。漆戸醸造のU社長も誘って、3人で金賞受賞祝賀会です・・・いったい何回やれば気が済むのか・・・。

朝記事を書くのも疲れてきたので、今日はライブ中継にしてみます。どんなふうに携帯からアップするのか、ご両人にお見せしてます。

今日は摂生して飲むぞ!!!

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MWF

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手タレ写真が出たら飲んだ証拠(笑)。今日はMWFという名前の団体の会議がありました。プロレスとは全く関係はありませんよ(笑)。「みなこい・ワールド・フォーラム」の頭文字をとってMWFなんです。

昨年も何回か記事にしましたが、これは駒ヶ根市の近隣の4市町村の有志によるまちづくり運動のための集まりです。宮田村、中川村、駒ヶ根市、飯島町の頭の1字ずつをつなげると「み・な・こ・い」になるでしょう。

何をやってるかってぇと、ひとことで言えば国際化運動ですが、国際化と言ってもいろいろと解釈があるし、方向性も様々ですから説明もチト難しい。駒ヶ根市にはJICA(ジャイカ:国際協力機構)の青年海外協力隊の訓練所があるってぇ話はこれまでも話題にしました。その訓練所を核にして、彼らの持っているボランティア精神をこのまちの人たちにも持ってもらうことで、明るい豊かなまちづくりにつなげようというあたりが目的と言えばいいでしょうかね。

しかし、実際にはやることはただひとつ。秋に行われる「協力隊週間」や「国際広場」といったイベントを開催することが唯一の使命です。だから、MWFの本名は「協力隊週間実行委員会」ですね。みんなで集まって飲み会をする時に実行委員会じゃぁ格好がつかないんで、MWFと名乗ってると・・・(笑)。

国の機関ですから、青年海外協力隊訓練所は大変に立派なものです。駒ヶ根の山の中に国立の全寮制の学校がひとつあるようなもので、知らない人が見れば、工場にも見えないしいったいなんだコリャと思うんじゃないでしょうか。

そこで、200人程度の若者が70日間の訓練を受けて、海外に巣立っていくわけです。それが年間4期あるわけですから、毎年800人程度が訓練を受けることになるでしょうか。最近はシニアボランティアも多くなってきて、秋からは3分の1程度はシニアの方になるということでした。

40歳前が「青年」でそれ以降が「シニア」っていうのが見た目の違いですが、「シニア」の方はそれまでの社会生活で得た豊富な専門的知識を要求されるようです。青年の方は若さと情熱を、シニアの方は専門知識を求められているってぇことでしょうかね。

まあ、そんな機関が駒ヶ根にあるんだから、まちづくりにも生かさなきゃぁもったいないということになるわけですよ。我々の他にも地元の青年会議所の連中は、活動の大きな柱のひとつとして、国際化運動に取り組んでいます。

そんでもって、今日は今年初めてのMWF、つまり飲み会だったわけだ、これが(笑)。初会合はいつも長生社で信濃鶴を飲みながら、メンバーの蕎麦打ち名人Mさんの蕎麦をほおばりながら行うのが通例になってます。この会だけは苦労して人集めしなくても、人がどんどん集まってくるんですよね、なぜか(笑)。

ようやく秋に向けて、始動することが出来ました。いいお祭りになるように、今年も頑張りましょう。長生社の後に何件もはしごしなきゃぁ、本当に気持ちよく発進できたんですがねぇ(笑)。


□□□ 協力隊週間も応援してね □□□
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プロ棋士

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駒ヶ根市出身の囲碁のプロ棋士が2人いるんです。そのうちのひとりが大澤健朗君(20歳)です。その世界のことはよく分かんないんですけど、やはりプロの称号をもらうのは相当な倍率の難関らしいです。今年その難関を大澤君が突破して、晴れてプロ棋士としての道を歩み始めました。今日はその祝賀会だったんです。

私はご両親とは親しくさせていただいてますし(飲み仲間?)、今日の祝賀会の引き出物に信濃鶴を使っていただいてもいるし、こんな祝賀会なんかめったにあるもんじゃぁないので、喜んで出席させてもらいました。各界の皆さんも出席されていて、市長なんか「駒ヶ根から2人もプロ棋士が出るなんて奇跡だ」なんて喜ばれてました。

引き出物のお酒には大澤君の名前の入った特別なレッテルを用意したいということで、2ヶ月も前からご両親とは打ち合わせをさせてもらっていました。お宅にうかがった時に見せていただいたのが、上の写真の免状です。和紙に手書きで書かれていて、重厚な感じがしましたよ。

どうやら、「初段」というのがプロという位置付けになるみたいですね。そして、これからの対局の勝ち負けの累積で、徐々に昇段していく仕組みらしいです。プロになったとはいえ、今ようやくスタートラインに立ったということで、これからが本当の棋士としての人生が始まるという戒め的な「初段」じゃないかと感じました。

しかし、彼の人生は凄いんです。小学校卒業と同時に親元を離れて、名古屋のプロ棋士に入門して、名古屋の中学に通います。高校には行かずに囲碁一筋に修練を積んで、ようやく今回の合格にこぎつけています。小学校6年生が自分の生き方を決めて、親元まで離れて生活をするなんて、私にはとても思いが及ばない・・・。

しかし、20歳でプロ棋士の審査に合格するのは、実は相当な遅咲きらしいんです。早ければ14歳くらいで合格する人もいるんだとか。名古屋で生活を始めた時には、周りは「天才」と呼ばれる子供たちばかり。力の差に愕然としたみたいですが、天性の明るさで「そのうち追いつくさ」と高をくくっていたそうです。「2、3年でプロになれる」と。

ところが、そうは問屋が卸さない。何回挑戦しても合格できません。予選ではトップで通過するのに、本選で格下の相手にコロッと負けてしまうようなことが続いて、一時はあきらめかけたこともあったとか。それでも合格までは囲碁漬けの生活を送って、遅咲きの合格を手に入れたということでした。

毎日碁盤に向かって、猛勉強をするんだそうです。猛勉強をするうちに負ける気がしなくなってくる。そういう気持ちで対局すると勝てるようになっていったと彼は話していました。「結局、努力が足りなかったんです」ってね。彼の言葉は淡々としていましたが、ひとつの事を成した自信がみなぎっていました。

どんなことでも「能力」ではなく「努力」なんだと、彼が証明してくれていますよね。「そうかぁ、能力なんか無くても何とかなるんだな」とバカな高をくくって、結局何の努力もしないというのが私のパターンですけど・・・(笑)。


□□□ クリックするのも努力のうちです □□□
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飲んでます

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えーっと、今日は例のごとく、よく飲んじゃいましたね。いつもだったら、飲んで家に帰って、朝まで寝ちゃって、気持ち悪い気分の中であわててブログ書くんですけど、今まさに酔っ払いのままのライブブログになってます。すいません。とっても気持いいんですけど、酔ってて気持ち悪いみたいな・・・。

こんなにベロベロ状態でブログ書いてることも珍しいですね。何か特別な飲み会だったかってぇとそんなこたぁない。気の合う仲間内の飲み会だったんですけどね。帰ろうと思ったら、会社の脇の道を歩いてるじゃないですか、ちょっと寄り道して、今自分の部屋(杜氏部屋)でブログを書いちまおうと思っているわけです。

これ、明日の朝見たらどんなブログになってんですかねぇ。こっぱずかしいブログになってんでしょうか。それとも、酔っ払ってても案外ちゃんと書いてるじゃぁないかって思うんでしょうかね。いずれにしても、こんな状態で書いたブログを皆さんに読んでもらおうなんて、ふざけてますね。スイマセン。

あー、今日一緒に飲んだ連中は、かつて地元の青年会議所で苦楽を共にした仲間とでも言えばいいでしょうか。いつもこのブログにコメントをくれるヨコハマさんとか、地元のブロガーのマスターHさんなんかもいましたよ。今日飲んだ言い訳は、私の金賞受賞のお祝いと、ヨコハマさんたちがお書きになった本の出版記念です。

いつまでたっても、あたしゃぁいろいろとご批判を浴びる立場なので、今日もずーっとやり込められてました(涙)。でも、言いたいことも言うんです。言いたい事を本気で言い合える仲間なんて、普通はいないですよ。会社のつながりでもあれば、言いたいことも言えないのがあたりまえじゃぁないですか。

先輩に向かってまでも、バカヤロー発言ができる間柄なんてありえません。でも、かつて一緒に活動をする中で、自分の本音でこのまちの将来を語り合った、熱い仲間がいるんです。私の宝もんですよ。そんな連中との飲み会だったんです。

そんな仲間9人のうち、自分でブログを書いているのが3人。書いた経験があるのが1人。ブログって案外市民権を得ているんですかねぇ。かつては物好きな人だけの楽しみだと思ってましたけど、ブログを毎日書くことで自社の営業にも役立っていると思っている人もいました。何を隠そう、私のその一人ですけどね。

ブログの話に花が咲く咲く。みんなこのブログを読んでくれているので、私の日々の行動はバレバレでした(涙)。自分の行動をみんなに知られちゃっているってぇのは、いいことなのか、悪いことなのか・・・。

もう、ほとんど意識がありません(笑)。これから、家まで歩いて帰らなくっちゃ。おやすみなさい。コテン(どっかのブログによくある台詞だぞ)。


□□□ 飲兵衛のくせによく書けました □□□
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鶴の由来

先日、東京でフルネットさんが主催された「第1部金賞受賞を祝う会」があったじゃないですか。あの時に『とうこのほろ酔いブログ』の元坂さんとお会いして、親交を深めることが出来たんですが、もうひとりとてもお話したかった蔵元さんがいらっしゃったんです。

それは賀茂鶴酒造さん。賀茂鶴といえば広島県の銘醸地西條にある、名実共に銘醸蔵です。全国新酒鑑評会の金賞なんか、日本でもトップクラスの受賞率を誇っていらっしゃるんじゃないでしょうか。今回も千本錦という酒米で、みごと金賞を受賞なさってました。

何で会いたかったのかの理由は、これはパンフレットにも書いてあるし、既に知ってる人もいると思うんですけど、信濃鶴の「鶴」は賀茂鶴の「鶴」だからです。ヘッ、どーゆーこと?・・・って、この話まだこのブログでしてないよねぇ。これだけブログ書き続けると、何書いて何書いてないか、だんだん分かんなくなっちまうんですよ(笑)。

パンフレットにある、長生社の歴史の部分をちょっと抜粋しましょう。

『 明治16年、初代北原久次郎が創業し、自ら杜氏として酒造を始めました。ところが、不慣れのため幾度も酒がことごとく酢となって大損失を被ったそうです。しかし、久次郎はこの失敗に微塵も挫折することなく、酒造の研究に邁進します。菊正宗の杜氏について実地を学び、やがて天竜正宗の芳醇な銘酒を醸造して名声を上げます。酒造㈱長生社は大正9年に設立され、久次郎は初代社長として経営にあたりました。設立当時、賀茂鶴酒造の指導を受け、その5号蔵を参考に仕込蔵が建設されました。その由をもって「鶴」の一文字をもらい、信濃鶴と命名され、以来酒造一筋に今日に至っています。 』

っと、こーゆー訳なんですよ。そりゃ、賀茂鶴さんも来るとなりゃぁ、会ってみたくなるってもんでしょう?当日は東京支社長がお見えになっていました。名刺を交換させていただいて上の話をしてみたら、なるほどとうなずける歴史をお話いただきました。

久次郎ってぇのは私の曾曾じいさんにあたる人です。彼が近隣のいくつかの蔵をまとめて長生社を設立したんですが、実はその当時の賀茂鶴というのは恐ろしく鑑評会等の成績が良かったらしいんですよ。当時2年に1回しか開催されていなかった全国鑑評会で3会連続で1等を取ったということです。昔は順位までつけてたらしいですね。つまり、6年間全国1位の評価を持っていたんです。

だから私の曾曾じいさんは、新しい蔵を建設するにあたって、当時全国で最も注目を浴びていた蔵を参考にしたに違いありません。賀茂鶴酒造さんにも、かつてそのような地方の蔵に対して技術移転を行ったというような話も残っているそうです。年代的にも合っているということなので、かなり確かな話じゃないでしょうかねぇ。

名前に1字もらうくらいだから、見学したとかいうレベルじゃなくて、相当な指導をしてもらったんじゃないでしょうか。今でも賀茂鶴酒造さんには古い蔵がいくつか残っているそうですが、5号蔵はもうないそうです。その頃の資料でも残っているようだったら、見学させてもらえるような機会があればいいんですけどね。

東京支社長さんとお話しすることができて、また信濃鶴の歴史への理解が一段と深まった気がして、とてもうれしかった日でもあったんです。


□□□ このワンクリックが信濃鶴の歴史になります □□□
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じいさん

昨日、朝日酒造さんを見学して、長野から一緒に参加した若葉会の連中とお昼を食べた後、みんなと別れて私だけある所へ向かいました。どこだと思いますか?それは、私の前任の杜氏の家だったんです。実は、朝日酒造さんの目と鼻の先に家があるんです。車で10分もかかりませんでした。4年ぶりくらいになるかなぁ。

彼のあだ名(?)は「じいさん」。蔵では「杜氏さん」と呼ばれるより「じいさん」と呼ばれることの方が多かったんじゃないかな。彼が駒ヶ根に来ていたのは、もう10年も前のことになります。毎年11月に駒ヶ根に来て、4月の中ごろに新潟へ帰るのですが、帰郷する際には私が荷物と一緒にトラックに乗せて送り届けたので、あの辺の地理はよく分かっています。

ちょっと朝日酒造さんに話が戻りますが、私が新潟へじいさんを送っていく度に、朝日酒造さんの蔵がどんどんと大きくなっていくのは実感しましたよ。今年は何を建てた、今年はあそこの土地を買った、なんて毎年のように工場が大きく立派になっていったものでした。それを、地元の人もまるで自分の事のように誇らしげにしゃべるんだよね。そういう地域の声援も、朝日酒造さんにとっては追い風になったんじゃないでしょうかね。

閑話休題。じいさんは長生社に来れなくなる数年前から、体の調子が悪くなっていって、今回行ってみると歩くこともだんだんとままならなくなっている様子でした。年齢も80歳になってるしね。それでも、頭の中はまだ大丈夫。いつまでも私が造る酒のことを心配してくれています。

現役時代も、たまには怒られもしました。温厚な性格なので、ほとんど人を怒鳴るなんてことはなかった人でしたが、麹ムロでは怖かったなぁ。「あー、ダメだダメだ!専務にやらせるといつもうまく盛れないじゃないか!俺がやる!」なんてね・・・。

麹ムロに蒸米を引き込んで1日経った朝に「盛り」という作業があるんですが、吟醸麹の盛り作業を私は上手くやることができませんでした。さすがにそのうちにはだんだんと合格点をもらえるようになりましたが、今でもあの作業は緊張してやってますね。それに、どんなに忙しくても絶対に人には手出しさせないしね。あん時のトラウマですね(笑)。

私の酒造りは全て彼から教わったものです。いろいろな機関で実施されている、酒造りの講習にも参加しましたが、「一般論」とその蔵を使って酒を造るという「現実論」は全く違うものです。酒屋万流といわれる所以です。この蔵での酒造りは、この蔵でしか学べないのです。彼の退任までに、何とか最低限のラインをものにできたのは、私にとってはぎりぎりセーフのラッキーでしたね。

会社には2人で泊まり込んでました。同じ釜の飯を食べて、毎晩一緒に晩酌をしました。少し酔ってくると、酒造講和になったり、昔話になったり、家族の話になったり、相撲があれば2人とも好きだったので毎日欠かさず観戦しました。あの頃も夜の仕事はありましたが、ひとりでやるよりは何倍も楽しかったなぁ。ちょっと酔ってるしね(笑)。

何度かこのブログにも書きましたが、とにかく腕のいい杜氏でした。全国で数十社しかもらえないような賞をもらったり、関東信越局の品評会で2位になったり、長野県の品評会で1位になったり、新潟の杜氏組合の品評会で1位になったり、全国新酒鑑評会で6年連続金賞だったり・・・書き切れませんよ。

その何十分の一かは私の腕にも引き継がれているはずです。今回の全国の金賞も彼から教わったことが全てのベースになっています。でも、金賞を受賞して傲慢になっているつもりは毛頭ありませんが、今回じいさんのもとを久しぶりに訪れて「もう私の学ぶべき事はここにはないのかもしれない」という少し寂しい気持ちがしたことも事実です。

彼のしてくれる昔話は、もう私が何回も聞いたことのある話ばかりです。本当はもっともっと教わるべき事はあるでしょうが、今となってはかなわぬ夢というところでしょうか。私が受け継いだものに更に磨きをかけて発展させ、今後につなげていくのが私の大きな使命でしょう。

まあ、もうそんなことぐだぐだ考えなくてもいいや。じいさんはいつまでも尊敬すべき私の師匠だし、もしこういう言い方が許されるなら40歳近くも年の離れた私の親友でした。じいさん、また遊びに行くよ。それまで元気でな。


□□□ クリックすればじいさん元気になるかもしれない □□□
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朝日酒造

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昨日の研修は夜の飲み会の部までみっちりやって、今日はプログラム的には何もなかったんです。せっかく長岡まで来ているので、新潟の酒造組合さんにお願いして、朝日酒造さんの蔵見学をさせてもらえることになってたんです。朝日酒造と言やぁ、泣く子も黙るあの『久保田』を醸造している蔵ですよ。

朝日酒造さんは『朝日山』というブランドを古くからお持ちだったわけですが、1985年に『久保田』を発売し、それが大ヒット商品となって、会社の規模も拡大、売上げも伸ばされて、現在では押しも押されぬ地酒のトップブランドを展開しておられる会社です。

小さな地酒メーカーが高品質な商品を少量造って幻銘柄になることはいくつか例があると思うんですけど、ここまで大きな会社が誰もがうらやむようなサクセスストーリーを歩んでいる例は、他にはないんじゃないですかねぇ。

もちろん、新潟県内ではトップの生産量ですし、全国的に見ても灘の大手を凌ぐくらいの大きさになっているんじゃないでしょうか。例え売上高が同じでも、利益率が全然違うらしいですよ。それだけ高品質な商品が、それなりの値段で出荷されているんでしょうね。ちなみに、長生社は朝日酒造さんの100分の1くらいの生産量です(笑)。

蔵と言うにはあまりに近代的な、コンクリートの打ちっぱなしの外観の工場です。正直な話をすれば、あまりに規模が違うので、設備的なものを参考にしようとしてもとても真似なんか出来ないんですけど、そういう設備になった背景にある考え方をしっかり盗んでこなくちゃなりません。

最初に平澤社長さんにお話をいただきましたが、今の日本酒を取り巻く環境からいって、さすがの朝日酒造さんにおかれても、若干苦しい状況であることは変わりないということでした。まあ、私たちのレベルとは比べ物にならないでしょうけどね(涙)。

そんな中でも、工場のホールでミニコンサートを開くなどしてお客様とのつながりを作る中で、日本酒のファンを増やす努力をしていらっしゃるというお話が印象的でした。どんなに大きな会社でも、地道な営業努力が基本なんですね。お酒を造る基本だって全く一緒なんだし、規模のこと考えなきゃ長生社と変わりはないんだと実感した次第です。

昨年完成したという、新社屋兼ボトリングの工場から見学が始まりましたが、いやぁ、スゴイスゴイ。工場設計の段階からしっかりしたコンセプトを持って建設されていました。働く人は「身長160cmの50代の女性」を想定して、作業台の高さや計器類の文字の大きさなんかを設定してあるんです。

私のブログ師匠のacbさんのブログ【いい会社ってどんなだろう】にも時々話題に出てきますが、トヨタの「見える化」って言うんですか?それを参考にして、工場内はガラス張りで作業者や作業内容が誰にでもよくえるような配慮がなされています。

造り蔵の方は、基本的にやっていることはうちの蔵と変わりはないんですが、こんなに大きな工場なのにある程度の余裕を見込んで作られているので、いろいろな造りの状況に対応できる仕組みが随所に見られました。完璧に考えられすぎていて、ちょっと真似するってぇわけにゃぁいかんですな、これは(涙)。

人事的な面では、例え営業であっても造りの内容を知らなくっちゃいけないということで、全員が一度は酒造りにたずさわるような研修プログラムになっているようです。やっぱり人づくりにもしっかりと手間をかけないと、これほどの企業の成長ってぇのはありえないんでしょうね。工場内で会う社員の方々もしっかりと挨拶してくれました。

ため息の出るような工場見学でしたが、正に日本酒のメーカーの中でトップ企業として君臨する会社を見学できたことは、大きな収穫でした。100年後には長生社だってどーなってるかなんて誰にも分かりませんよ・・・(笑)。


□□□ 新潟の酒も長野の酒も頑張れ! □□□
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今度は新潟

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えーっと、今日は新潟の長岡に来ています。何か外にばっかり出ていると思われるかもしれませんが・・・その通りです(涙)。

もぉ、自分でもどこにいるのか、よー分からん状態になってますね。遊んでんじゃないんですからね!誤解のないようにね(笑)。

今日のお題目は、「関東信越清酒協議会夏期ゼミナール」です。酒造組合の関東信越支部の若手が中心の勉強会です。

各蔵の持つブランド力を強化する為の勉強や、新しく開発された酒米の話などを聞きました。この歳になると、あまり勉強するってぇことがなくなりますから、多少眠くても講義を聞くことはいい刺激になりますね。

夜は懇親会をやって、長岡のまちに繰り出して、結局飲んだんですけど、新潟へ来て飲む新潟の酒は美味かった!

来年は長野県が当番県なので、企画から運営までやらなくっちゃなりません。何をやりましょうかねぇ・・・。

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出会いブログ編

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ここのところ、本当にいろんな方々との出会いが多くて、何か自分の頭の中がゴチャゴチャになっちゃってるくらいなんです(汗)。井の中の蛙がポッと井の外へまろび出たといった感じです。その出会いのキッカケの半分くらいは、以前にも記事にしましたが、このブログからのものなんです。

ブログを書き始めて8ヶ月が経ちましたが、少しずつ広がってきているような感じです。私が外へ出てみて感じるのは、このブログがいい名刺代わりになっているってぇ思いですね。名刺を交換した後に「ブログもやってます」なんて言うと、次の日にはコメントが入ったり、メールで感想が送られてきたりしますよ。うれしいことです。

ブログを書くだけじゃこんな風にならなかったんじゃないかと思うんです。「人気ブログランキング」へのエントリーが、更なる広がりを持たせてくれているような気がしますね。だから、私が仲間入りしている「お酒ドリンクランキング」のカテゴリーの他の方々のブログは、暇さえあれば読んでますね(笑)。

自分の順位も維持しなくっちゃならないので、バナーをクリックして応援することがなかなかできないんですけど、ライバルでもあり同士でもあり、気持ちではいつでもお互いを応援してるんじゃないでしょうか。実際に面白いブログが多すぎて、読みきれないもんね。

そんな中でも、最近もびっくりするようなつながりができたんです。3つご紹介しましょう。ひとつは、『五月の森はサンセール』を書いている、仙台の酒屋の店長の川嶋さん。何回かメールをやり取りさせてもらって、信濃鶴を飲んでもらえることになりました。とってもうれしかったんですが、彼のブログを読んでいる私とすれば、どんな評価がいただけるのかドキドキでした(汗)。

川嶋さんの思いやりもあって、上手にブログに紹介してもらえました。「お酒ドリンクランキング」には酒販店さんもおられるわけですから、もしかしたらそんなこともあるかなぁなんて思っていたんですが、いつも読ませてもらっているブロガーの方からお声をかけていただけるなんてうれしかったですね。
【五月の森はサンセール】

もうひとつは、同業者さんなんです。「酒屋八兵衛」を醸造してらっしゃる、元酒酒造の社長さんと昨日の「第1部金賞受賞を祝う会」でお会いできたんです。実は、元坂さんの奥様のお書きになっているブログが『とうこのほろ酔いブログ』っていうブログで、私もブログランキングにエントリーしてからずっと読ませていただいてます。

元坂さんも私のブログを読んでくれているみたいで、「純米で金賞受賞した蔵があるんやでー」って注目しててくれたみたいです。「祝う会」でもブログの話題に花が咲いて、すっかり意気投合してしまいました。「きれいな奥さんですねぇ」「いやいや云々」とお互いの苦労話に・・・イカンイカンそんな話はしてません(笑)。
【とうこのほろ酔いブログ】

3つめはブロガーの方ではないんですが、信濃鶴をお飲みいただいている東京にお住まいのこのブログの読者さんが、ある酒販店さんを紹介してくれたんです。「そのお店に鶴が置いてあれば私も買いやすい」ということだったので、実は今日ご挨拶にうかがってきたんですよ。しかし、その酒販店さんは超有名店だった・・・(汗)。

飛び込みで入ったにもかかわらず、熱心に私の話も聞いていただいて、今の酒のトレンドなんかを教えていただけました。とても勉強になったので、鶴が売れなくても行く価値はありましたね。売れるかもしれませんけどね。

こうやって、どんどんいろんな人と実際のつながりができていくとうれしいなぁ。ちょっとずつだけど、このブログを通じて信濃鶴が動くようになってきてますね。


□□□ 「五月の森はサンセール」と「とうこのほろ酔いブログ」もね □□□
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第一部金賞受賞を祝う会

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今日は「第一部金賞受賞を祝う会」というちょっと変わった祝賀会が開催されて、東京に来ています。これは、このブログにもよくコメントをいただく中野さんの会社、フルネットが主催したイベントです。

全国新酒鑑評会の第一部、つまり山田錦を使わないで造ったお酒の部へ出品して金賞をとった蔵元をお祝いしようという、これまで開かれたことのない珍しい会でした。中野社長曰く「あえて山田錦を使わなかったチャレンジ精神を褒め讃えよう」とのことでした。

会場は竹橋のKKRホテル。皇居を見渡すことのできる、とてもきれいな会場でした。各テーブルに参加蔵元が一人ずつ入って、お料理と一緒に金賞受賞酒を楽しみました。

ちょっと携帯電話からじゃ書ききれませんが、今日もいろんな方に出会えて、とても楽しかったですよ!

会が終了した後は、スタッフのみなさんと打ち上げて、その後は弟と待ち合わせて、また飲みまくっちまいました(笑)。

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スパイ(つづきのつづき)

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さて、昨日はスパイS君が持ってきてくれたアンケート結果の、数字で見られる部分をご紹介しましたが、このアンケートには「良い」とか「合わない」と感じた理由を聞く設問や、その他の意見を書く欄もあるんです。これは大変に興味深いことを、皆さんにお書きいただきました。

各人で表現が異なるので、簡単な集計というわけにはいきませんが、大体同じ様なことを言っていると思われる項目にまとめてみました。そうすると、面白いことに同じ事を逆の方向から評価する人たちが結構いることに気付かされます。また、全く逆のことを書いてくれている人たちもいるんです。

これは信濃鶴の試飲アンケートに限ったことではありません。人の感じ方は千差万別です。特に味や香りに関する官能的な評価というのは、180度違った意見が出てきても不思議じゃないんです。更にこれは素人ばかりの話でもありません。それなりの機関にお勤めの、俗に言う「先生」たちですら正反対のことを言われることがあって、こちらの方が戸惑ってしまうこともしばしばありますよ。

それじゃぁ、ひとつの項目でまとめながら、どんな意見やその逆の意見が出たか、ちょっと紹介しますね。本当は悪い意見なんかここに出したくはないんですけど、「そのくらい出て当然!信濃鶴は本当は美味いに決まってる」と思って読んでくださいね(笑)。

フルーティな香りが良い29名 - 香りが邪魔だ1名
この香りに対するご意見が最も多くて、3分の2くらいの人がいい香りだって言ってくれています。それはそれでいいんですが、実はこれにはオマケの意見もあって、「香りが高くていいんだけど料理を選ぶんじゃないか」とか、お寿司屋さんだったので「香りが高いが生ものには強すぎる」ということを書いているお客さんも7名いらっしゃいましたね。「香りが生ものに合う」というご意見も2名ありましたけどね。香りが高きゃぁいいってもんじゃないことは十分理解していますが、来年の造りに向けての要注意事項ですね、これは。

まろやかな甘味がある12名 - 甘くて味が重い7名
これはまあ、純米酒ゆえのご意見かもしれません。それに60%精米の酒ですしね。もう少し米を磨いたアル添吟醸なんかと比べちゃうと、「重い」というのは誰しも感じることかもしれません。しかしある程度の味がないと飲み飽きちゃうし、お燗にしても旨味が出てこなくなるかもしれません。信濃鶴の普通純米酒としては、その辺のトレードオフが難しいところですな。私は純米酒は嫌いだというご意見もありました(汗)。

口当たり良くスッキリしている13名 - 味にパンチがない2名
これは本当に逆の意見かは疑問ですが、スッキリととるかサラサラで水っぽいととるかは、こりゃあもう個人の好みとしかいいようがないのかもしれませんね。

後味がきれいで良い4名 - 後味が悪い2名
これは全く正反対の意見で、考えようによっては、悪いと答えた人たちの方がより鋭い味覚を持っていて、普通の人では感じない何かを後味に感じたので、違和感を覚えたのかもしれません。そう考えると、飲んでくれるお客さんは鈍感の方がいいのかね(笑)。

女性向きである9名(酒好きには不向き3名)
これは、反対意見のある項目じゃぁありませんが、合わせると11名の方が飲兵衛よりも女性が好きそうだという感じのとらえ方をなさっているようです。私は女性向のお酒という考え方は好きではありません。女でも男でも美味いものは美味いと感じるはずだと思うからです。でも、こうなったら開き直ろうかなぁ(笑)。

こんなところが、複数同じ様な内容の意見があった項目ですかね。あとの細々としたご意見はちょっとここでは書ききれません。しかし、とっても参考になるアンケートでした。S君、本当にありがとうございました。スパイだなんて言ってごめんね(笑)。

ここでのご意見をまとめて、いいとこ取りして信濃鶴をひとことで言うと、『香って、まろやか、スッキリ系』ってなところがオチですかねぇ(笑)。


□□□ 女も男もクリックするものはクリックする □□□
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スパイ(つづき)

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さて、信濃鶴試飲アンケートの結果はどうだったんでしょうか?総数46名分のアンケート用紙をスパイのS君は持ってきてくれました。
   男性-27名
   女性-19名
でした。年齢別の内訳は
   20代-6名
   30代-11名
   40代-7名
   50代-20名
   60代以上-2名
という構成でした。ちょっと高級なお寿司屋さん(お寿司屋さん自体がちょっと高級なんだけどね)のお客さんの内訳としては、とても面白い結果だと思いますよ。

20代はそもそもお金がないから、お客さんとしての数も少ない。30代は今のことだから未婚の人が多くて、お金も多少は持ってる。40代は子育てにお金が必要で、外で高いものは食べられない。50代は子供もだんだん手が離れて多少の余裕ができて、家に帰って女房(や旦那)の顔を見て食事するより、外でいいものを食べようなんて思ってる。60代は年金での生活のため、今後のことを考えて財布の紐を固くしている・・・なんてね(笑)。

気になる味については、大変良い、良い、少し合わない、とても合わないという4項目で聞いてあります、「どちらでもない」という項目はあやふやなので入れなかったということです。なかなかよくできたスパイだぞS君!さぁて結果は・・・
   大変良い-10名
   良い-33名
   少し合わない-2名
   とても合わない-1名
・・・結構いいじゃん!どーだ信濃鶴!これなら都会で勝負できるかぁ?

彼は、このアンケートを渡してお願いをする時に、「全く好意的にみてもらう必要はないので、ありのままを書いてください」ということは、しっかりとお客さんに言っておいたそうです。だから、一杯無料でもらえたから悪い事は書けないというような心理的な壁は低くなっていると思います。

そう思ってもう一度結果を見直すと、そーとーいい結果じゃないですかねぇ、これは。ほとんどのお客さんは、良いと感じてくれてるんですから。ただ、少しうがった見方をすれば、ちょっと奮発して入ったおすし屋さんで試飲してくれと出されたお酒は、そう悪いもんじゃぁないだろうという思い込みは多少ありそうですがね。

私として贅沢を言わせてもらえたなら、そのお店に置いてある他の有名銘柄を全く同じように目隠しで試飲してもらったら、いったいどんな結果になったんだろうという興味はありますね。どんなお酒でも「ちょっと合わないなぁ」と感じる人は、多少なりともいるものです・・・それにしても、いい結果だなぁ(笑)。

いや、どえらくいい酒なら「大変良い」がもっと多くなるでしょう。私がいいなと思えるのは、それなりの集中が見られるからです。結果がバラバラではないし、良いという側に評価は集まっています。それはちょっといいと思えるだけの評価なのかもしれませんが、あんまり悪くいう人が少ないということは大切なことです。

男女での違いや、年齢によって評価に差があるかなど、層別に分析すれば更にそれなりの結果を導き出せると思ってみてみましたが、ほとんど層別による違いはないようでした。もともとのサンプル数が少ないので、それほどはっきりした事は分からないのは当然ですけどね。

昔大学でもこんなことやってたんですが、味や香りなんかの官能評価における、統計的分析っていうのは、大変に面白い研究分野なんですよ。そういう知識を使っても、客観的に言って相当な確かさで(統計学では危険率なんていいますが)、この酒のウケは悪くはなさそうです。これだけを見ればね・・・。

さて、これがアンケートの全てではありません。いいか悪いかの○×的な結果がいいからって、喜んでばかりいられないんです。続きはまた明日。


□□□ お気楽な2位に甘んじております □□□
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お祝い

スイマセン。昨日はたっぷりと飲んじまいました・・・。手タレ写真を撮るのも忘れちゃったし・・・。3軒もはしごしたのに・・・。このブログ書いてるの次の日の朝だし・・・。信濃鶴の消費拡大だけは出来ましたけどね(笑)。

毎度の飲み友達Iさんから電話がありました。
I「まだ、金賞受賞のお祝いやってないんだけど、どーする?」
私「そうだねぇ、どっかでやってもらわなくっちゃならんしねぇ」
I「先に延ばしても、またいそがしくなるんじゃないの?」
私「今日は、空いてるなぁ」
I「そんじゃ、『うのじ』に行こうか。退院してからまだ行ってないし」
私「そりゃいい。久しぶりにうなぎ食べよう。じゃ7時半ね」
・・・このくらいに、会社の仕事も手際良く決まっていくといいんだがなぁ(笑)。

『うのじ』はうなぎ屋さんです。改めて字にすると、「うなぎ屋」なんていう言い方ちょっと変な気がしますけど、うなぎ料理の店です。うなぎ屋のくせに生ものも揃えてあって、つまみには全く不自由しません。私はうなぎの白焼きがお気に入りですね。岩牡蠣があるからといわれて、そいつもゲットしました。写真がないのが残念です(涙)。

オヤジが目の手術をしてしばらく店を閉めていたので、金賞祝いと、オヤジの快気祝いを兼ねての飲み会となりました。ほとんどここのオヤジも私たちの飲み仲間のようなものなので、医者に止められているなんていう言葉は無視して、無理やり飲ませました(笑)。

お酒も、常に有名銘柄がいくつか置いてあるので、そのうちの何本かと信濃鶴をいつでも飲み比べるようにしています。高級な純米酒ばかり造っていて有名な某蔵のお酒とも飲み比べましたが、お互いに特徴があっていい勝負でした。

鶴の方が味があるので、うなぎや牡蠣には合っている気がしました。刺し身系にはスッキリとした味わいの某蔵のお酒の方が合ってましたね。いろんな酒の特徴を知って、この料理にはこれなんていう合わせ方をすると、これまた幸せな飲み方が出来るってぇもんですよねぇ。

でも、『うのじ』は信濃鶴がメインです。あまり高い価格設定にしていないので、オヤジは「駒ヶ根で一番鶴が安く飲める店だ」なんて言ってます。だから、あんまり鶴ばっかり飲んでると「他の酒を飲め」と言われます(笑)。

1軒目で既にへべれけなのに、2軒目は焼き鳥屋、3軒目はいつものぶんぶん・・・昨日もしっかり飲めました。今度はどんな肩書きの飲み会にしますかねぇ。いくらでも考えられますよぉ。よく考えると、「金賞祝い」と「快気祝い」を今日いっぺんに使っちゃったなぁ。失敗、失敗(笑)。


□□□ 飲兵衛に愛のクリックを! □□□
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スパイ

実は、スパイを雇っています。東京で信濃鶴についての市場調査をするためです。彼は若く有能で、様々な情報を仕入れて私だけに報告してくれるのです。彼の名はS。信濃鶴のために働く必殺仕事人・・・ウソです(笑)。

でも、100%ウソでもないんですよ、これが。今回彼のおかげで、普段はとることができない貴重なアンケートをとることができたんです。S君とは仕事上の付き合いだとでも言っておきましょうか。彼は昼間本職を終えると、夜の顔を別に持っているんです・・・スパイっぽいでしょう(笑)。

本当は、お寿司屋さんでアルバイトしてるっていうことなんですけどね。今回、そのお寿司屋さんに来たお客さんに信濃鶴を一杯試飲してもらって、感想を書いてもらうっていうアンケート作戦をやってくれたんです。そんなこと私の力だけでは、とてもできることじゃぁありません。

お寿司屋さんって言っても、ちょっと格が上のお店らしいですよ。「時価」という恐ろしい値付けのネタもあるみたいです。そんな、私たちじゃぁ暖簾をくぐるのに勇気がいるようなお寿司屋さんで、信濃鶴のためのアンケートを実施してくれたんです。スゲーでしょう。

何でそんなことが出来ちゃったのか、話の経緯はよく覚えてないんですけど、信濃鶴の客観的な評価が聞きたいというような話の中で、彼が「こんなことなら出来ますけど」っていう提案をしてくれたんです。

そんなことやらせてもらえるんだから、ただのバイトじゃぁないよね。長いこと働いてるなんて言ってましたけどね。そんじゃぁということになって、彼に1本信濃鶴を持ち帰ってもらったんです。

昨日のブログにも出てきましたが、自分のうちのお酒を飲んでもらって、感想なり意見なりを直接もらえるシチュエーションって、そうあるもんじゃぁないんです。一番ありがちなのが、まちで飲んでいて「このお酒どうですか?」なんて周りの人に聞いてみたり、「お前んちの酒は云々」といったことを言われたりする状況ですかね。

でも、そういう時は私も相手も酔っ払っているようなことが多くて、客観性を欠いたり、ただの飲兵衛のコメントになりがちです。お酒を造っている本人を目の前にして、そんなに悪いことばかり言う人もいませんしね。

かなりの成果があるのが、「長野の酒メッセ」のようなお酒の展示・試飲会みたいなやつです。これはお酒を試飲しようという意思のある人ばかりがいるわけですし、酔っ払っちゃう人も少ないので、多くの人から自分の蔵の酒に対する的確な評価を得ることが出来るんです。だから、なるべく多くのお客さんと話をするように心がけてます。

今回のお寿司屋さんでのアンケートも相当の客観性を期待できますし、アンケートで性別や年齢も答えてくれていますから、ある程度の層別にした分析も出来るかもしれません。実際に文章で感想を書いてくれるのであれば、支離滅裂なコメントもそうはないでしょう。アンケート用紙も資料として手元に残りますしね。

ただ、信濃鶴との相性という点では、食べ合わせるものがお寿司や生ものだけに限定されちゃいますけどね。お客さんの層も、ちょっとリッチにお寿司を食べようとしている、舌の肥えた人が多いかもしれません。母集団からのサンプリングにかなりの偏りがあることは確かです。でも、結果は相当面白いものになりそうでした。

約1ヵ月後。彼はお客さんの書いてくれたアンケートの束を持って、会社に来てくれました・・・結果は明日のお楽しみ。


□□□ つまんない記事を書くとすぐにポイントが減るみたいだ(涙) □□□
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試飲レポート

最近、このブログの読者さんがわざわざ信濃鶴を買い求めてくれて、その試飲レポートをご自身のブログに投稿してくれたり、このブログにコメントとして感想を書き込んでくれたりなんかして、とってもうれしいんです。

いや、「宣伝してくれて、ありがとう」っていう感じじゃないんですよ。近しい友人が一生懸命信濃鶴のいいところを見つけて、褒めてくれようとしているっていう心持ちなんです。多少気になるところはあってもそこは目をつぶって、何とか他の人たちに印象よく紹介しようとしてもらっていて、ただ「ありがとう」と言うしかないです。

皆さんの目に触れることはなくても、メールで感想をいただいたり、小売店さんを紹介していただいたりすることもあります。試飲レポートじゃなくても、「こういう造り酒屋が駒ヶ根にあるから信濃鶴飲んでね」なんて記事にしてくれる地元のブロガーの方々もいます。

何ともうれしい。ただそれだけの感想なんですけどね。ネット上のつながりっていうと、どうもこう実体の伴わないバーチャルなイメージじゃないですか。本当にそういうつながりもあるんでしょうけど、ここでの皆さんの信濃鶴への関わり方は、そんな無機質なものではないと思うんです。

当然地元の連中は私の実態を知っているわけだし、地元では必ず信濃鶴をどこかで飲んでいるわけです。それと同じ様に、信濃鶴を実際に飲んでくれたというだけで、もう私にとっては半分私を知っている人のような気がするんです。信濃鶴を買ってくれるお客様というのともちょっと違った感じだし・・・。

ある商品を使ってその感想をブログの記事にすれば、いくらか原稿料をもらえるっていうような宣伝のやり方もあるみたいですから、そのことを思えばありがたい宣伝をしてもらっていることも事実ですしね。

もし1本のみのお買い上げであっても、このブログを読んで信濃鶴を飲んでみようと思ってくれたということは、たまたま店先にあった商品を手に取ったのとは雲泥の違いがあるはずです。ブログ冥利に尽きまっせぇ、こりゃぁ。

最近の記事をいくつか紹介させてもらいました。これ以外にも、いろいろなところに信濃鶴は登場させてもらっています。本当にありがとうございます。皆さん、これからもよろしくお願いしますね。

信濃鶴を飲んだこともないのにマイブームになってしまったとか。【はらさん】

四季酒(よきさけ)の会でいつも美酒を飲んでいらっしゃるようです。【takeさん】

ご自分の蕎麦屋で信濃鶴の試飲までしてくれました。【蕎麦屋のオヤジさん】


□□□ かなりの高得点が続いてます □□□
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ビーズアクセサリー

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娘が、親戚の誰かにもらったビーズで作るアクセサリーのキットを一緒に作ってくれといってきました。前々からの約束だったんですが、蔵にこもっているうちはやってやれなかったので、気合を入れて作り始めました・・・が、蔵の仕事で私の手はゴツゴツのガサガサになっちまっていて、細かい仕事なんてとても出来ないことにすぐに気が付いたんです。

細かいビーズを、くねくねしたテグスの糸に通していくなんて、2、3個やっただけで気が狂いそうになって、あえなくギブアップ。しかし娘にはビーズの通し方を書いた説明書が解読できません。仕方がないので、私が言う通りに娘がビーズを通していく作戦にして、2人でいすを並べて再挑戦しました。仲がいいんだな、これが(笑)。

作成所要時間約1時間と書いてありました。ビーズの数だって大したこたぁありませんよ。ところが、ところがだ・・・できねぇんだな、これが(涙)。ペンダントヘッドにあたる部分を作るのが一番面倒くさいんですが、何回かやってもどうしてもうまくビーズがまとまらなくて、テグスがこんがらがっちゃうんです。

写真でも分かるように、四葉のクローバーの形をしているんですが、最初の一枚目の葉からもってして悪戦苦闘。2人であーでもないこーでもないと、ビーズを通したり抜いたりしてやり直します。使ってるビーズなんて6個だけだぜぇ。だんだん情け無くなるし、腹も立ってきて「やーめた!」という雰囲気になりつつありました。

しかし、しかしだ・・・父親として、一旦始めたことを簡単に放棄するなどという生き方を娘に見せるわけにはイカンのである(笑)。気を取り直して、もう一度最初からやり始めたんです。それまでと違うやり方で。そして・・・今度は案外簡単にできてしまったんです。なぜだったと思いますか?

説明書を見るのをやめたんですよ。あんな、糸のこんがらがったような説明書の通りにやろうとするから、こっちの頭もこんがらかるんです。このビーズが集まってこういう形になるには、糸をどう通せばいいのか自分の頭で考えりゃぁよかったんです。何も教訓がましいことを言おうとしてるんじゃないんですが、世の中にもこういうことってありそうじゃないですか。

形が出来てから分かったんですけど、これって単純にビーズを並べて形にしているわけじゃなくて、かなり精密に計算されているみたいです。写真では分かりませんが、裏側にもいくつか表のビーズを支えるように組み込まれているビーズがあって、完成すると表のビーズの形が崩れないようになっているんですよ。かなり感心しちゃいましたねぇ。

「どーだ、ようやく形が出来てきたぞ」
「私、最初から言ってたじゃないの、あそこのテグスの通し方が逆だって」
「ぬあんだとー?とーちゃんがやれっていうのと逆向きに通したのはお前だろうが!」
「お父ちゃんの言った通りにやったわよ!」
もしかしたら、自分が間違っていたかもしれないという気もちょっとしてた(汗)。

「・・・まあいいや、最後の一回、この小さいビーズのこっちから通せ」
「こんな所通せないわよー、これでどお?」
「そーじゃない、そーじゃない、こっちから、こっちから」
「えー、そんなの無理だよぉー」
「バカ、そんなんじゃダメだ!」
「そんなに言うんなら、お父ちゃんやってよ!」
追い討ちをかけるように、こんな小さなものを指先だけでずーっと持ち続けていたので
手がつってきた(涙)。

「あー、早くしろよ、指先がつってきたじゃないか、最後の一回なんだぞ」
「お父ちゃんの手が震えるから、通せないのよー、ケケケ」
「何笑ってんだ、は、は、早くしろ、ハハハ」
「ケケケ、じゃ笑わないでよ、ケケケ、動かないでよ、ケケケケケ」
「ハ、ハ、ハ、早くしてくれ、ハハハハハ」
「・・・2人で何笑ってんの?・・・」
女房も呆れ顔の、仲良し親子である(笑)。


□□□ まだ1位にいますかねぇ □□□
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あまりにきれいなので、思わず写真に撮っちゃったっていう被写体で一番多いのが、中央アルプスの山々。次が花ですかね、私の場合。この時期、いろいろな花が家の周りに咲き乱れています。一番上の椿の写真以外は、「今日は花の写真を撮るぞ」と注意していて、1日のうちにカメラに収めたものです。他にもまだまだありましたよ。

花っていうのはいつ見てもきれいなものですが、咲いている短い期間の中でも本当に光り輝くようにきれいな一瞬っていうのを感じることがあります。特に桜なんか、今が満開という数日の間の、更に数時間(くらいだと思う)に、他を寄せ付けないような圧倒的な美しさの瞬間があると思うんです。

その瞬間は、コマが完全に回っていて、まるで静止しているかのように見える、凛とした静寂を感じる瞬間に似ています。そんな、近づくのもはばかられるような美しさに遭遇できた時には、どんなに忙しくても足を止めることにしています。もう出会えない一瞬だと思うからです。人との出会いに例えれば、「一期一会」とでも言うんでしょうかね。

花の写真が多いから、今日はあんまり私の駄文を長々と付けません。でも、何で今日突然私のブログに似つかわしくない花の話題になんかなったのかって、本当の理由を言いましょうか。それは、携帯のカメラに接写モードっていうのがあることが分かったんで、写してみたかっただけなんだって(笑)。


□□□ 1位続行中 □□□
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おくだりさん

昨日の話しの続きがあるんです。昨日は私がおのぼりさんで東京にいたんですが、今日は昨日私が訪ねていった飲食チェーン店の店長のNさんが「おくだりさん」で駒ヶ根に来てくれました!

「エッ?」って思うでしょ。だって、昨日東京で会ってた人が、今日は駒ヶ根に来てまた話してんだもんね。それも、酒メッセで初めて会ったような、ほとんど初対面のような間柄ですよ。普通はそんな濃密なかかわり方はありえないでしょ。

いや、本当にたまたま今日信州の方へ奥さんと遊びに来る計画を立てていらっしゃったらしいんですよ。その前日に私が突然押しかけたんで、「遊びに行ってもいいですか」ってぇ話にもなるわな(笑)。

何か、そういう尋常じゃない出会いが最近あるんだよなぁ。フルネットの中野社長さんとも何でこんなところでってな場所でお会いするし、東京の小売店のAさんも駒ヶ根まで飛んできちゃうし・・・。きっとものすごく特別な「ご縁」だから、大切にしろよって神様言ってんだろうねぇ。

Nさんは私より一回りもお若い店長さんです。奥さんと共に都会の美男美女ってぇ感じで、本来なら私なんか寄り付きがたい雰囲気ですよ。でも、酒メッセでお会いした時にもどっかで会ったことのあるような印象の方でした。こんなことになったから言ってんじゃないんですよ。私の従兄弟にちょっと似てたからかなぁ。

とても日本酒好きのご様子で、自分で気に入った酒をお客さんに提供して、そのお客さんが「美味しい」と言ってくれるのが何よりもうれしいんだと、熱く語ってくれました。都会の若者に私たちが抱く、ちょっと冷めた感じは微塵も受けませんでしたね。

蔵の中をご案内して、なるべく自分の考え方も理解していただけるように説明させてもらいました。蔵見学は基本的にはやってないんですが、酒蔵を始めて見るような人たちへの説明は結構上手いんですよ、私(笑)。

でも、そんなことはよく分かっていらっしゃるプロの方に、信濃鶴を知ってもらうためのマニュアルは私まだ用意してないんです。ちゃんとポイント押さえた説明ができるように練習しなくっちゃイカンですね。

そんなにたくさん信濃鶴を扱っていただかなくてもいいんです。「この酒はねぇ・・・」ってちょっと一言説明が入るだけで、飲んでくれるお客さんも信濃鶴や駒ヶ根に思いをはせてくれて楽しいひと時になるんであれば、鶴が東京に出る意味もあるでしょう。Nさんこれからもよろしくお願いします。


□□□ 最近1日のアクセス数が多いんだよねぇ □□□
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おのぼりさん

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昨日の公開きき酒会はかなり盛況だったようですね。昨日の記事のコメントにもありましたが、後半はぎゅうぎゅう詰めになったみたいじゃないですか。私たちは15時の開場前に並んでいて、全部で4列あった展示のテーブルの内、時間の関係もあって3列だけをみて会場を後にしました。

公開きき酒会の会場の隣では、全国日本酒フェアと称して、各県の酒造組合が県産酒の展示即売会をやっていて、そちらの方も見たかったのできき酒会はあきらめたんです。始めの1時間くらいはそれなりの余裕がありましたが、私たちが日本酒フェアの会場に向かった17時過ぎにはかなりの混雑になっていて、待ち行列も長くなって規制のかかっている展示テーブルさえありました。

たぶん、夕方になって会社上がりの人たちが大勢押し寄せてきたんじゃないですかね。日本酒フェアの方も相当な賑わいでしたよ。私は会場から出た後、一緒に参加した連中と池袋で軽く一杯引っ掛けて、ひとりだけ東京に残りました。何でかというと、今日東京でセールス活動をするためです・・・嘘っぽいですねぇ、私がセールスなんて(笑)。

でも、本当なんだな、これが。先日開催した東京での酒メッセでもそれなりに評判は良かったし、お声がかかるんですよ、これでも。今日はその中のひとつの、ある飲食チェーン店さんからいただいたお話の件で、某酒販店さんにご挨拶にうかがってきました。

酒販店さんの方から会社に来ていただいたり、即座にご注文をいただいたりなんていうありがたい話はまれでしょう。お話をさせてもらえる機会があれば、今年は積極的に外へ打って出ようと思っています。これまでの地元重視の方針を転換するわけじゃぁ決してないんですが、動いてみないと結果が着いてきませんからね。やれるだけやってみようじゃないですか。そんな風向きのような気がするんです。

電話で聞いていた道順で、場所は簡単に分かりました。東京でセールスなんかしたことないもんだからちょっと緊張(汗)。社員さんも大勢いらっしゃるみたいで、活気のある会社でした。担当の方に気さくにお話いただいたので、こちらも言わなくっちゃいけない事は言えたような気がします。

その後、社長さんにもお会いできて、時間を割いていただけました。いろいろお話をうかがって、田舎も東京も内実はそう大して変わらないんだなぁと思いましたね。駒ヶ根にもいらっしゃったことがあるとのことで、信州の話題もたくさん出ました。これから信濃鶴のことをかわいがっていただけるように、お願いしてきましたよ。

その後、その飲食チェーン店のひとつに行って、お昼を食べたんです。そのお店の店長さんが、酒メッセで信濃鶴を気に入ってくれてこのお話になったので、記憶にあるうちにご挨拶してきました。1時過ぎに行ったのにサラリーマンで一杯で、待ち行列が出来ていました。あんな一等地にあるお店のカウンターに信濃鶴が並んだらかっこいいだろうねぇ・・・。

久しぶりに東京を歩き回りましたね。「おお東京タワーが近いぞ」、「これが六本木ヒルズかぁ」、「新丸ビルって新しそうに見えんけどなぁ」・・・と、おのぼりさん状態。恥かしげも無く写真を撮る撮る。いやいいんですよ、そんな私の姿を見た人と再会する事はもう一生ないでしょうからね(笑)。


□□ うれしはずかしの1位復帰です □□□
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公開きき酒会

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さて、今日はライブレポートです。今、池袋にいます。全国新酒鑑評会の公開きき酒会がサンシャインシティで開催されています。

広島で開催されたのは、技術研究会でした。これは、メーカーサイドの人たちのための研究会だったんですけど、今回は一般の方に鑑評会で金賞や入賞を受賞したお酒を味わってもらおうという目的のきき酒会です。

これまでは広島で開催されていましたが、日本酒の需要開発のために東京での開催になった経緯があります。

今年が初めての開催となりますが、お客様の入りは上々です。広島と同じくらい混雑してますね。

だから、とてつもなく待ち行列が長いんです(涙)。広島ほどじゃないですけどね。

信濃鶴の味だけはしっかりみておきました。来年もこの味が出せるといいんですけどね。頑張らなくっちゃね!

来年は広島に行っとけば、こっちへは来なくてもいい気がしますねぇ。

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出会い

最近、いろんな方といい出会いの機会をいただいているなぁと感じる事が多いんです。一番の大きな要因は、やはり全国新酒鑑評会で金賞を受賞したことかもしれません。美山錦の純米での珍しい金賞受賞で、各方面からの注目度は高かったようです。東京で開催された「長野の酒メッセ」でも、純米酒で金賞を取った蔵だということでお客さんの受けもかなり良かったんですよ。

でも、金賞に関するつながりばかりではなくて、何ていうことのないような出会いがとても大切に思えたり、以前から知り合いだったんだけど深い付き合いになってみたり・・・。私の星回りが良くなってきてんじゃないかなぁなんて、勝手に思い込んでるんですけどね(笑)。

そんなつながりのひとつなんですが、今日は会社に東京の小売店のAさんがご家族連れでお見えになりました。Aさんは長野の酒メッセに来てくれて、その際に信濃鶴を非常に気に入ってもらいました。すぐに蔵まで飛んできちゃう行動力にびっくりですね。

これまでお取引はなかったんですけど、年齢も近くて気も合いそうだし、信濃鶴を大切に商っていただけそうだったので、嫁に出すことにしました。これも最近のいい出会いのひとつにしたいと思っています。Aさんこれからもよろしくお願いします。

もうひとつ面白い出会いを、いろいろ宣伝を兼ねて紹介しましょう。こちらは実名でもいいでしょう。株式会社フルネットの中野社長さん。中野さんとの出会いのキッカケはこのブログでした。私のブログをどこかで見つけてくれて、応援のコメントをいただきました。

フルネットは日本酒関連イベント情報と出版物情報を発信なさっている会社です。毎年発行される「金賞受賞蔵ガイド」は日本酒業界では有名な本ですね。そんな会社の社長さんだもんだから、とてもたくさん情報をお持ちで、いくら話を聞いていても飽きません。鑑評会で広島に行った時には、会場でお会いし、街中でお会いし、居酒屋でお会いし・・・何かただならぬ因縁を感じちゃいますね(笑)。

そんなフルネットさんが、今月の17日に「全国新酒鑑評会・第1部金賞受賞を祝う会」というイベントを企画しています。鑑評会では少数派の第1部(山田錦以外の原料米の部)に出品して金賞を受賞した蔵をお祝いしてくれるんだそうです。信濃鶴もお声がかかりましたので、私も出席します。興味のある方はフルネットのホームページをご覧下さい。【第1部金賞受賞を祝う会】

その中野さんにいただいた出会いが、漫画家の高瀬斉さんです。広島に行った際に中野さんと一緒におられてご紹介を受けました。私は高瀬さんのお書きになった「さまよえる日本酒」という書籍を以前読んで、大変に勇気づけられたことがあったので、お会いできて本当に感激しましたね。

本職は漫画家ということになるのでしょうが、日本酒に対する造詣は大変にお深くて、読んでいて大変に勉強になりました。興味のある方はご一読をお薦めします。広島から帰ってきてから、信濃鶴もご注文いただきました。どんな御感想かうかがってみたいものです。【高瀬さんのホームページ】

まだまだブログネタになりそうな出会いがあるんですけど、今日はこの辺にしときましょう。どーして、こーもブログが長くなっちゃうんかねぇ?


□□□ 飲んだくれてるような記事ばっかじゃイカン □□□
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酒米

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飲んでばっかりの岳志なんです(4日目)・・・そろそろヒンシュクですかねぇ?(笑)。今日は(本当は「昨日は」なんですけど)お酒やワインを取り扱っている某卸さんの営業のK君と情報交換や、個人的付き合いも含めて一杯。今年の信濃鶴の評価を聞いたり、県内のお酒の動きについて聞いたりと有意義な時間を過ごせました。

昼間はやる事だらけでバタバタと時間に追われていて、夜に飲み会が入っていると、ブログを書いている時間がない!酔っ払ってしまうので、飲んだ後に書くわけにもいかないし、しょうがないから朝早く書いて、昨日投稿したように時間変更することになっちゃいます(汗)。

記事の内容も飲んだ時の話題になりがちですよね。「遊んでばかりいないで酒米の様子を記事にしろ」というコメントをいただきましたが、飲んだくれて遊んでるわけじゃぁないですからね!誤解しないで下さいね(笑)。

ご要望にお答えして、とりあえず飯島町の酒米の田んぼの様子をご覧下さい。実はちょっと前に撮った写真で、今日の様子ではないんですけどね・・・。お米に関しては自分で作ったことがないこともあって、案外謎の部分が多いんです。

これまでも酒米を作付けされている農家の方とは毎年お話させていただいているし、JAさんとも打ち合わせをするわけですが、栽培方法から始まって流通段階まで、これまで無頓着できてしまっていることを反省しているところなんです。

やっぱりねぇ、原料米が良くなくっちゃいい酒なんか出来ないんですよ。「米で半分決まりだ」なんておっしゃる杜氏さんもおられるくらいです。私もそのことに関しては年々実感するところです。しかし、特に長野県の場合、かなりの割合の酒は手元に精米されたお米が届くところから始まっていて、それ以前の取り扱いまで意識がまわっていないような気がします。

でも、酒米農家さんが手を抜いて米を作っていても、造り酒屋にはそれが分からないなんていうことを言いたいんじゃないんですよ。農家さんは一生懸命にやっていてくれるから、私たちも安心して酒造りができているんです。その間の情報がうまく流れていないんじゃないかっていうことなんです。

だから、農家さんの顔の見える米や、自分たちで作った米を使った酒造りが注目されるようになってきています。信濃鶴は使用する美山錦の量が半端じゃないので、これまで個々の農家さんとのつながりっていうものはありません。基本的には地元のJAさんとの契約栽培という形です。

今年は少しは農家さんの顔を覚えたいと思っているところですが、実は飯島町の米作りって凄く先進的な取り組みをしているみたいなんです。町全体として農作物のブランド力を高めるような動きみたいです。その辺のこともちょっと取材してから記事にしようと思っていましたが、それについては稿を改めましょう。

田んぼの景色っていいですよね。日本人の原風景でしょう。稲作農耕文化が私たちの原点です。日本酒はそのエキスだと言っても過言ではありません。そんな酒造りの仕事をしていることを、私は誇りに思っているんです。


□□□ 飲んだ記事ばっかり書いてたらポイントが激減(笑) □□□
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長野の酒

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飲んでばっかりの岳志なんです(3日目)。今日は、長野市まで来ています。県の酒造メーカーの若手経営者の集まりである、若葉会の定例会でした。

議題は多数。秋に開催される長野の酒メッセ、9月に一斉に売り出そうとしている「ひやおろし」、全県で取り組む販売強化月間など、なんとか需要の開発につなげようと若い感性でアイデアを出し合います。

発想は良くても、いざ実行に移そうとすると、問題も出てくるものです。でも、それにめげずに行動していかなくちゃなりませんね。

夜は、今後の方策を練りながらみんなで一杯。全国新酒鑑評会での成績を受けて、各蔵の技術力アップのために何をしなくちゃならないか、熱く議論しました。

メンバーの蔵の酒を飲んで、いろいろといちゃもんをつけながら、いつもの如くウルトラ深酒(笑)。明日の会社の始業までに帰れるか?

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上伊那そば研究会

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飲んでばっかりの岳志なんです(2日目)。今日は、私の一番のご贔屓の蕎麦屋「丸富」で「上伊那そば研究会」という会議がひらかれました。出席すれば、必ず美味しいそばが信濃鶴と一緒に食べられるので、それを楽しみに行ってきました。【以前の丸富の記事】

この会は、そばを食としてだけでなく、産業や景観等の観点からもその活用について談議して、上伊那の地域振興にそばを活かそうと発足した研究会です。何で私が会員になっているんだか分からんのですが、知らないうちに引きずり込まれているようです(笑)。

この会の中心になっているのが、信州大学の氏原暉男名誉教授です。そばに関する研究の第一人者で、アジアのそばの研究などもなさっており、そばを通じた国際貢献活動もなさっておられると聞いています。

今日はその他に太野祺郎(たのよしろう)さんがお見えになってました。日本全国のそばを食べ歩いて、そばに関する著書を多数著している方です。実は、私の親父の高校時代の同級生。挨拶に伺うと、「親父そっくりだ!」と言われ苦笑してしまいました。どういうことか、東京に住む私の母方の叔父さんとは山登りの仲間みたいで、世の中は狭いと改めて感じた次第。

彼のお話を伺っていて興味深かったのは、そばにもニューウェーブの波がいくつか押し寄せて今日に至っているというお話。第1波はそれまで機械打ちが主流であったところへ登場した手打ちそばの時代。この背景にはかの有名な高橋邦弘名人も修行した、故片倉康雄氏の「日本そば大学」のような手打ちそばの普及活動があったのだとか。

第2波はそば粉を挽くのを他人に任せない自家製粉が取り入れられた時代。これによって製粉してから打つまでの期間がなくなり、いわゆる3たて(挽きたて、打ちたて、ゆでたて)のそばを提供できるようになったということです。

第3波は荒挽きの時代。製粉を細かくするのではなく荒く挽くことによって、10割そばでない、いわゆる2・8そば(8割がそば粉で2割が小麦粉)でも十分に風味豊かなそばを作れるようになってきているんだそうです。

丸富のそばはその最先端を走っているし、他ではできないような取り組みとして、在来種による蕎麦打ちをやっている点が評価が高く、日本中の蕎麦打ちが丸富のそばを食べに来る所以だそうです。在来種っていうのは、その土地に古くから生育しているそばで、実は小さいんだけれども一般に広く栽培されているそばより風味が豊かで美味しいそばになるんだそうです。丸富では長野県南部の上村でそのそばを栽培してもらっているそうです。

そばも奥が深いですねぇ。でも、日本のそば栽培の第一人者と、そばを打つ名人と、そばの食べ歩きの大家が揃っての会議(飲み会?)がこんな田舎の山の中で行われているなんて、誰も想像できないでしょうねぇ。他にも木工をなさっている方、ワインのぶどうを作っている方、農家の方、本職の蕎麦打ちの方、いろいろな皆さんと楽しくお話させていただきました。

写真は丸富の親父と、実行委員の皆さん。下に写っているのは山菜の煮物と、宮田村で養殖された虹鱒の卵と身を使った親子丼(?)。いずれも美味。


□□□ 1位にちょっと水をあけられたかな □□□
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同級会

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飲んでばっかりの岳志なんです。今日は同級会でした。同級会っていってもそんなに大げさなもんじゃなくて、別の言い方をすれば、ただの飲み会。構成メンバーがかつての中学校時代の同級生ってぇだけなんです(笑)。

あの頃とってもいいクラスだったんですよね。仲が良かったっていうような単純なもんじゃなくて、ケンカもあったし仲間外れもいたんだろうけど、何て言えばいいか・・・みんなが同じ様に目立ってた、そんなクラスだったんです。

そんな昔の連中が、年に3回くらい半定期的に集まって飲むんです。いつまで続くかわかんないけど、みんな地元に根を下ろした連中だから、死ぬまでってぇことになるんでしょうかね。

女房にも言われますが、そういう友達がすぐそばにずっといるっていうことは、とても羨ましいことみたいです。遠くにお嫁に来ちゃうと、昔からの友達っていうのは皆無っていう状況だもんねぇ。大切な宝物っていうことでしょうかね。

何の違和感もなく、居酒屋の一角がその時のクラスの雰囲気になっちゃうから凄いよね。三つ子の魂百までだってぇんだから、中学校の頃のまんまでみんな年とっています。男は頭が薄くなり、女はしわが増え、それでも誰もあの時と芸風が変わんない(笑)。

当然信濃鶴を飲みながら話は弾みますが、私が全国新酒鑑評会で金賞をとったなんていう話題はそっちのけで、「あの頃はさぁ・・・」、「隣りのクラスの○○君って・・・」という昔話ばっかりです。たった数年の限られた期間の話題が、どーしてこんなに無限に湧き出てくるんだろうね(笑)。

いずれにしても、楽しい一夜でした。このお店の名物料理の話題も書きたかったんですが、話に夢中でみんなに食べられちゃったから、それは次回のお楽しみにしましょう。このブログのひとつの強みは、飲んだことが記事にできちゃうってぇことだよね(笑)。


□□□ 1位と2位を行ったり来たり □□□
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臨海学習

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ちょっと広島レポートが長くなってしまって、時期が前後しちゃったんですけど、娘が臨海学習に行ってきたんです。美味しそうなアサリをたくさん獲ってきたので、有無を言わさずアサリの酒蒸しにしました。いやー、好きなんですよアサリの酒蒸し。砂がまだ残っていて少しジャリってましたが、新鮮なだけあって美味しくいただきました。

駒ヶ根市の小学校では4年生で長野見学と称して県庁や善光寺を見学し、5年生で臨海学習と称して知多方面の海に行き、6年生の修学旅行で東京見物に行くようです。私の頃もそうだったのかなぁ・・・この年になるともうよく覚えてませんね・・・(汗)。

臨海学習のプログラムは盛りだくさんです。島に渡って探検したり、地引網をしたり、漁師さんの話を聞いたり、アジの干物を自分で作ったり、潮干狩りをしたり・・・帰ってきてぐったりしてましたが、そりゃそうだべ。大人でも疲れそうだぁね(笑)。

そうそう、彼女が作ったアジの干物も激ウマだったなぁ。自分でアジを5匹開いて、干すところまでやってきます。あとはむこうの漁師さんがやってくれて、2日後くらいにこちらに送ってくれるんです。真空パックで送られてくるあたりは、現代風なんですけど、新鮮だからやっぱり美味い。

ここまで書いてきて思ったんですが、「新鮮」ってぇことは「美味い」ってぇこととほとんどイコールなんじゃないんですかね。新しいものほど美味しく感じるDNAを人間は持っているんじゃないかなぁ。お酒もね、搾りたてのお酒を飲んで「まずい」なんて言う人はたぶんいませんよ。これは、食べ物の世界じゃぁ真理だと思うけど・・・どうですかね?

まあ、美味しかった話はさておき、今日のブログで一番言いたいのは、娘の成長についてですよ。たったの2日で、何だかよく分からんのですが、彼女は成長して帰ってきました。どこがと言われても、説明は出来ません。

私が娘と顔を2日以上合わせないなんていう事はよくあることです。そんな時に、こんな感じは受けません。女房の実家へひとりで遊びに行くこともこれまでありましたから、両親と離れたから成長したとも思えません。友達との共同生活でなのか、この旅行の中で得るものがあったからなのか・・・。とにかく、1日に何センチも伸びる筍を見るような思いでしたね。

そういえば、もう何年も前に地元の中学生のネパール派遣事業に付き添ったことがありましたが、そのときにも同じような感じを受けたっけ。ネパールに出発する前はのらりくらりして勝手なことばっかりしてた子達が、帰ってくる頃には見違えるように統制が取れて、自分の意見もはっきり言えるようになっていました。私は教師になろうと思った事はありませんが、教育者としての充実感とはかような事かと、胸に落ちた気がしたものです。

娘の成長は喜ぶべきことなんでしょうが、その半面どんどん自分の手から離れて行くようで、ちょっとつまらん(涙)。でも、娘くらいの成長率があれば、どんなすごい酒だって造れるぜぇ。面白れぇだろうなぁ。


□□□ やっぱ2位に落ちちゃったけど落ち着いた? □□□
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