専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

広島食べ歩き

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もうひとつ広島ネタいいですか?やっぱし、遠くに出かければ食い物ネタの1個や2個できますよ。その土地ならではのうまいものを、うまい地酒で食べるなんてそれ以上の贅沢はありませんやねぇ。広島といえば、牡蠣とお好み焼きでしょう。あたしゃぁそれしか思い浮かびませんが、他にも何かあるんですかね・・・。

牡蠣は私たちが毎年行く5月ごろは全くの時期はずれで、私はこれまで1度もお目にかかったことはありません。海鮮の居酒屋さんで聞いても、生のものなんか今はないっていう答えばかりです。いつも残念な思いがしていますが、広島の人たちは旬の時期に最高の物が食べられるから、時期外れまで取っとこうなんて思わないんでしょうね。

すると、残りはあとひとつ、お好み焼きでんがな(笑)。これだけ毎年広島へ行っていると、なじみの店ができてきます。毎回2軒くらいずつ食べ歩きますね。私の一番のお気に入りは駅ビルの中にある「麗ちゃん」。今年は行かずじまいでしたが、ほとんど毎回食べてます。夕方なんか、仕事帰りのサラリーマンが、一杯引っ掛けながらお好み焼きをほおばってますよ。目の前の鉄板で、だんだんに出来上がってくるお好み焼きを見ているのが楽しいんです。そして、文句なく美味しい。

あとよく行くのが、街なかのパルコの向かいにある「みっちゃん」。ここも美味しい。お酒のつまみになるような一品も充実していて、お酒もついつい進んじゃいます。私たちのような観光客風情もいますが、地元の人とおぼしき人が多いのもいいですね。数あるお好み焼き屋のなかで、地元の人が行くんだから美味しいに決まってるやね。いつも行列ができてます。

もう1軒、これも街なかの「八昌(たぶんこの字だと思う)」。ここも抜かりなくポイントを押さえている味だと思います。上の写真はこのお店で、私の業界関係の友人たちととった写真です。初めて行った時に場所が分からなくて、みんなでウロウロしていたら、どーも妖しげなお店がまわりにあるみたいで、怪しげなお兄さんたちに声をかけられましたね(笑)。

広島風のお好み焼きの特徴は、何と言っても麺が入っているっていう事ですよね。関西風のお好み焼きのつもりで、味を楽しもうといくつもたのんじゃったら、とても食いきれないことになっちまいます。麺はそば(ラーメンのような麺)かうどんか必ず聞かれます。わたしはいつもそばですが、通はうどんをたのむとか・・・。

そして、今回の広島行きで特別美味しかったのが、倉敷で食べたお寿司でした。そんなところで観光してたわけじゃないんですよ。広島にいる造り酒屋の友人が、車で岡山まで送ってくれたので、その途中でお昼を食べたんです。ちょっと苦しい言い訳ですが・・・(笑)。

ままかりのお寿司と、鰆(さわら)のあぶり焼きのお寿司でした。それを地酒でやったら美味いの何の。日本人で良かったーと思える一瞬ですね。あのへんは鰆がよく捕れるんですかねぇ。他のお店の看板にも書いてありました。いろいろな海鮮をのせた「ばら寿司」っていうのも有名みたいでした。

そんなこんなで、あんまり食べたわけではありませんでしたが、よく飲んだ広島行きでした。まあ、本来の目的が鑑評会で「お酒を飲む」ことですから、それで良しとしましょう・・・本当は「お酒を利く」ですけどね(笑)。


□□□ まだ1位にいますかねぇ □□□
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祝勝会

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今日は越百で全国新酒鑑評会の祝勝会をやりました。本当はブログ書かないで寝ちゃったので、この記事を書いているのは翌日の朝なんですけど・・・。

祝勝会といってもたくさん人が集まったわけじゃぁなくて、清酒「井の頭」を醸造している漆戸醸造のU君と私の2人だけだったんですけどね。今年は長野県の金賞受賞数は少なくて、9蔵しかありませんでした。伊那谷では「信濃鶴」と「井の頭」だけだったんです。

ですから、内輪のご苦労様会みたいなもんでしたね。女将のえっちゃんや常連のお客さんも交えて、話しに花が咲きました。まあ、この辺で一番仲の良いこの2蔵が同時に受賞したんだから、飲まないわきゃないわな(笑)。

井の頭も5年ぶりの受賞だそうだから、前回金賞を取ったのも一緒だったんだねぇ。彼の蔵は丁度5年に1回ずつの受賞だとか。長生社は私が杜氏役をやり始めてから9年経って3回受賞したから確率3分の1ってぇところですね。

でも、自分たちが受賞できたことはうれしいんだけど、長野県の成績が悪かったことは手放しで喜べない原因であって、どうしなくっちゃならないのか、酔っ払った頭であれこれ考えました。2人とももともとできの良くない頭が酔っ払ってんだから、有効な解決策なんか出てきっこないんだけどね(笑)。

途中でえっちゃんが、お燗酒の温度の違いで信濃鶴の香りがどう違ってくるのか実験してくれたんだけど、酔ってたせいもあってなかなか問題点がはっきりしてこなかった。次回は、あんまり酔わないうちにトライしてみましょう。えっちゃん、ありがとう。

彼女が今一生懸命にやっていることがあるそうで、このブログでも宣伝してくれとせがまれました(笑)。
【えっちゃんのブログ】

U君のブログも一緒にご紹介。
【U君のブログ】

新緑の映えるこの時期に、金賞受賞に関しては晴れ晴れとした気持ちでお酒が飲めるのはうれしいことでした。手タレ写真を撮り忘れたので、駒ヶ根の新緑の写真を乗っけときました。上は我が家の栗畑、中は中央アルプス、下は南アルプス。


□□□ そろそろ2位転落か? □□□
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日本酒造青年協議会

長ったらしい名前ですね(笑)。これは、日本酒の酒造組合の青年部の全国組織とでも言えばいいでしょうかね。今日は東京でその通常総会でした。

総会ですから大して面白い話題はないんですけど、日本酒の海外輸出に関して興味を持ちました。今日本酒は海外で注目され始めているんです。

海外で日本酒の試飲会をやると、大盛況らしいです。そして、驚くことに日本人が美味しいと思う酒を高く評価するらしいです。つまり国籍なんか関係なく、美味いものは美味いっちゅうことですな。

ただ、日本人が自分勝手に造って海外で売っているだけで、何が求められているのかまで気がまわっていないのが現状らしいですね。でも、よく考えると、それって国内の現状の縮図じゃあないですか。

もう一点の危惧は、これから日本酒を、日本人を、日本を海外へ説明しなくちゃならない時に、海外が求める日本を日本人が忘れてしまったということでしょうか。酒造り以前に、業界の持っている底力が問われることになるでしょうね。

駒ヶ根に着くのはまた夜中だぁ(涙)。

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全国新酒鑑評会レポート(最終回)

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この研究会の大いに勉強になる点のひとつは、各県ごとの酒質の違いをはっきりと感じられることにあると思います。ある県の酒を利き終わって、隣りの県に移った途端に香味ががらっと変わったりしますよ。

例えば、前述の山形県の酒は雑味は全くないんだけれど少し硬く感じられましたが、隣りの福島県に移ったら味に幅のあるたっぷりとした酒になりました。私はどちらかというと福島の方が好みでしたね。東北では県単位で使っている酵母が揃っていたりするそうなので、よけいに違いが分かり易いのかもしれません。

そのくらい、比べながらお酒を利くということは、違いがよく分かるし、勉強になるっていうことなんです。そういう中に並んでいる自社の酒を味わってみて、全体の中における位置付けが認識できて、今後の酒造りの方向性が見えてくるんです。ですから、どんなに遠くても、皆さんわざわざこの研究会にやって来るんだと思います。

さて、そんな全国の優秀なお酒の中で、信濃鶴はいったいどーだったんでしょうか?今、冷静になって考えてみると・・・やっぱし良かったな(笑)。でも、これはあんまりいい事じゃぁないですね。なぜかと言うと、それが返って来年へのプレッシャーになるからですよ。このノー天気な私でも、ちょっとは感じちゃいますね。

悪いところもあったけど、まあ何とか金賞取れたよっていうくらいの印象の方が、来年に向けた新たな挑戦への意欲がわきます。しかし去年の酒は良かったなぁ、なんていつまでも思っていると、去年と同じに造らなくちゃっていう観念にとらわれてしまいそうです。知らないうちに自分で自分にたがをはめちまわないように気をつけなくっちゃね。

でも、客観的に見れば、やっぱりうちの酒は少し異端児だったと思います。アルコールを添加していないので他の大部分の出品酒よりアルコール度数が低く、日本酒の甘辛の指標になる日本酒度も平均よりはかなり低いんです。つまり、若干ソフトで甘口な傾向の酒に仕上がっているんですよね。それが返ってよかったのかもしれませんが、スペックだけから見たら、よく金賞取れたなっていうお酒です。いろんなバリエーションがあっていいと思うので、これからこんなお酒にもどんどん金賞を与えてほしいものです。

全てのお酒を利いたわけじゃぁありませんけど、どのお酒も頑張ってんですよね。信濃鶴だって今年の金賞の酒と、去年の金賞じゃなかった酒で違いなんてないんですよ。たまたま運が良かっただけです。金賞なんか取れなくたって、どの杜氏さんも蔵人さんも自分の全てを出し尽くした酒なんです。

だから、どんなにその酒の味がおかしいと思っても、その酒をけなす気には到底なれません。一応勝負事ですから、ある一線を引かなくちゃならないだけです。その線のまわりにみんなひしめき合ってんだから、どっちに転ぶかは時の運です。今回は信濃鶴にいい風が吹きました。来年もいいレポートが出来るように、また頑張りましょう。

9時半から酒を聞き始めて、会場を後にしたのは14時半くらいだったでしょうか。何にも食べずにお酒を利くので、本当におなかペコペコで毎年貧血気味になっちまいます(笑)。空の胃袋に広島名物のお好み焼きを詰め込もうと、急いで広島まで帰ったのでした。


□□□ まだギリギリで1位にいます □□□
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全国新酒鑑評会レポート(つづき)

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さて、昨日の続き。利き酒には時間がかかるよってぇ話から。

ちょっと昨日書き忘れちゃったんですが、口に含んだお酒は飲まないと書きましたけど、じゃぁどーすんのかというと、吐き出すんです。上の写真にありますが、テーブルの脇に銀色の筒状の容器がたくさん置いてありますよね。その名も「ハキ」と言います。ちょっと汚い感じを受けるかもしれませんが、皆さん慣れているので、上手にきれいにハキの中に酒を吐きます。

この写真からも分かるように、テーブルについて酒を利いている人よりも多いくらいの数の人が、テーブルの奥のほうに待っていますね。ここでの待ち時間がかなりとられちゃいます。長い列では、お酒を利いている時間よりも待っている時間の方が長かったりします。私はこの待ち時間の間にブログ書いてました(笑)。

あまり待ち行列が長くなくても、一列お酒を利くだけで30分くらいはかかるでしょうか。私は5列はしっかりと利いて、残りは興味のある県や蔵の酒をつまみ飲みしたっていう感じでした。そんなに酔うというわけじゃないんですけど、お腹は減ってくるし、集中力が持続しなくなっちゃうんですよ。1000点全てを利く人はほとんどいないでしょうねぇ。

待ち行列が極端に長かったのが、山形県と福島県の並んでいた列でした。何で長かったか分かりますか?・・・それは、その2県の成績が良かったからなんです。そういう県の酒をしっかり研究して、来年の造りの参考にするんです。味や香りをよくみて、体に覚え込ませます。そして、そういう酒を造るにはどういう造り方をすればいいのか考えるんです。

ここ数年の傾向は、東北地方の酒の金賞率が高いですね。新潟も相変わらず多くの蔵が金賞を受賞していましたが、受賞率からいえば山形なんかに負けちゃうんじゃないかな。長野県はと言うと・・・ここんとこサッパリ成績は良くありません(涙)。【各県の受賞蔵のリストはこちら】

かつて「アルプス酵母」という、長野県が開発した酵母で造った酒が鑑評会を席巻した時期がありました。香りが高くて吟醸酒向きで、金賞受賞数で日本一になったこともあったんです。20場以上の蔵が金賞をとっていました。しかし最近では金賞をとる蔵が少なくなってきて、今年なんか9場しか受賞できずに悔しい思いをしているんです。

アルプス酵母の香味が今の時流に合わなくなってきたという解釈も正しいとは思いますが、私は製造する我々の勉強が不足しているような気がしています。いや、金賞をとったから言ってるわけじゃないんですよ。成績の良かった時代は吟醸の勉強会をもっとやっていたと記憶しています。

先日見学に行った山形のお蔵さんたちも、全蔵の出品酒のデータを出し合って統計をとって、次の造りの参考にしておられました。かなり細かい部分まで包み隠さずに公表して県の内部資料を作成していて、近年の鑑評会の成績の良さばかりでなく、市販酒のレベルの高さについてもさもありなんと思わされたものでした。そういう努力をやらない限り、長野県はこの苦境を脱出できないんじゃないかなぁ・・・。

せっかく広島まで行ったレポートなので、もうちょっと続きます。


□□□ 金賞効果でランキング1位に返り咲きました!!! □□□
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全国新酒鑑評会レポート

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昨日広島から帰ってきました。一昨日は会場でブログを書きましたけど、やっぱり落ち着いては書けないので、今日はもう一度全国新酒鑑評会を振り返ってレポートしてみましょう。やっぱり、キーボードで入力するのは楽でいいねぇ(笑)。

まず会場を見てください。約1000点のお酒を並べるんですから、どっかの会議室ってぇわけにはいきません。東広島市のアクアパーク体育館が会場でした。なぜ東広島なのかというと、国の唯一の酒類に関する研究機関である、独立行政法人酒類総合研究所がそこにあるからです。

昔は東京の滝野川にあったんですが、十数年前(?)に国の機関の東京への集中を是正するためなのか、こんなへんぴな所へ移されてしまいました(東広島の方すいません!)。確かにこの近くの西條と言えば銘醸地で、大きなお蔵がたくさん集まっている地域ではあるのですが、いくらなんでも遠すぎるよ・・・。それまではこの研究会も滝野川でよかったのに、会場に行くだけで大変なお金がかかってしまいます(涙)。

そこで今年は、我々製造業者向けの研究会は東広島でやるけれども、一般の方たち向けの公開利き酒会については東京の池袋でやることになったんです。6月7日にサンシャインシティで開催されますから、ぜひ足を運んでみてください。入場料が3500円でちょっと高いんですけどね。【詳しくはこちら】

さてこの会場ですが、テーブルを長い列にして、そこに所轄の国税局ごとに県単位で出品酒が並んでいます。全部で11列ありましたから、1列に100点くらい並べられていることになります。私たち長野県から行く人たちは、当日の朝なるべく早く行って順番待ちをするので、会場には一番早く入れます。だから、最初にみる列に関してだけは前に人がほとんどいなくてスムーズに酒を利くことができますが、もう次の列からは人がびっしり並んでいる後につくので、遅々として進まなくなっちまうんです。

ちなみにお酒の味をみる事を「お酒を利く(きく)」と言います。本当は「利」の字に口偏が付くんですけど、このブログでは便宜的に「利」を使いますね。

我々がお酒を「利く」時には、口に含むだけで飲んじゃったりはしません。そんなことしてたら、何百点も利くことは出来ません。下の写真にあるように、びんの中のお酒を一旦蛇の目猪口(じゃのめちょこ)に注いでおいて、そこに入れてあるスポイトで自分専用のの小さなカップに必要なだけ採って、それを口に含みます。

含む量なんてほんの少しです。私は3ccくらいでしょうか。少ない人は1ccでいいなんて言う人もいるようですが、私の場合そんなに少ないと口中で味を見ている間に唾液で薄まってしまいますね。

一点にかける時間なんてほんの数秒ですが、数も多いし、前の人が進んでくれないと自分も次の酒に手を出すことが出来ませんから、相当な時間をかけて利き酒をすることになります。疲れんだな、これが・・・。続きはまた明日。


□□□ 出張中はずっと2位でしたね □□□
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原爆ドーム

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全国新酒鑑評会の製造技術研究会が広島で開催されるようになってから、毎年一回必ずこの地を訪れるようになりました。

そして、これもほぼ毎年、原爆ドームや平和記念公園にも足を運んでいます。

あの慰霊碑に手を合わせた時にこみあげてくる感情には、日本人として抑え難いものがありますね。

決して忘れてはならない歴史なのに、あの時と大して変わりのないんじゃないかと思えるような、現在の世界情勢を思うと複雑な気分になってしまいます。

信州の山の中にいたんじゃ感度の低くなってしまうような思いを、広島の人たちは受け継いでいるはずです。我々も忘れちゃイカンでしょうね。

そんなことを毎年思い起こさせてくれる原爆ドームです。

今日駒ヶ根に帰ります。長い出張でした。気分は最高でしたけどね(笑)。

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全国新酒鑑評会ライブ中継

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ただ今、全国新酒鑑評会の会場にいます。

ズラリと並んだ出品酒を、ズラリと並んだ人たちが一品ずつ利き酒していきます。みなさんじっくり味を見比べているので、遅々として進みません(涙)。

いくつもある列のうち、最初の一列は早く終わったんですけど、後はディズニーランド並に行列待ちになります。どえらくヒマなので、ブログ書いてます(笑)。

信濃鶴は良かったですよ。贔屓目ですけどね。たくさん並んだ中で信濃鶴を見つけると、我が子を見つけたようでうれしくなります。

どうしても写真がうまくアップ出来ないんですけど・・・これでどーですか?

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チャンス

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広島行きの新幹線の中で書いてます。

いやー、この2日間にこのブログにいただいたコメント見ましたか?間違いなく最高記録だと思いますよ。ブログ炎上とはこのこと(笑)。

本当に皆さんに喜んでもらえて、私も感動しました。頑張って酒を造った甲斐がありました。金賞受賞なんて、それ自体がうれしいんじゃなくて、周りの人たちの喜ぶ顔がうれしいんだよね。造った私たちは、空を見上げてフッと一息つければ、それでいいんです。

昨日の酒メッセでも、皆さんの声に押されて、私のトークにも力が入ってました。これまでと違って、なんとか売り込もうとする自分がいましたね。今回もらった勲章が錆びないうちに何とかってね。

純米酒に風が吹いて来るかもしれない。バネは縮みきってんだから、いつでもジャンプ出来るでしょう。我慢して、我慢して、我慢して、待ちに待ったチャンスの場面に、みんなで立ち会ってみたいじゃないですか。

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長野の酒メッセin東京

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今日は東京の赤坂プリンスホテルにて、「長野の酒メッセin東京」が開催されました。そんでもって、肝心の、会場の大いなる混雑の様子を写した写真を撮るのを忘れちまった・・・(涙)。

とっても悔しいので、とっておきの東京の夜景を一枚載っけておきます。・・・うーん、こんなことしても気休めにもならんな(笑)。

それはさておき、会場にはたくさんのお客様にご来場いただき、盛況のうちに終了することができました。千人以上は入場していただけたんじゃないかなぁ。

長生社は普通純米と純米大吟醸を出展しました。昨日の金賞受賞のことをちょっこっと紙に書いて貼っておいたら、吟醸が出る出る。余分に持っていったつもりだったのに、早いうちになくなってしまいました。

そういうつもりで飲むからかもしれませんが、みなさんにお褒めの言葉をいただきました。仲間の蔵元たちにも受けがよくて、あたしゃぁ鼻が高うございましたよ、はい。

何件かの小売店や料飲店さんには、かなり積極的なお話しをいただきました。今後が楽しみですね。明日は広島へ向かいます。

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金賞

えーっと、大変なことが起こりました。

全国新酒鑑評会で「金賞」を受賞しましたよ。

いやー、まぐれまぐれ。

でも、ここまでの道のりはそれなりに長かった・・・。

地元の美山錦を使って、純米酒規格で、ヘッポコ杜氏という三重苦を背負った長生社の信濃鶴が、本年度の全国新酒鑑評会でついにやってくれました。信濃鶴を応援してくれている方々にお礼を申し上げ、長生社の社員全員と喜びを分かち合いたいと思います。1日中携帯が鳴っているくらいお祝いの電話も日本中からいただいて、本当にありがとうございました。

金賞受賞酒のほとんどが、西日本産山田錦を使ってアルコールを添加した吟醸酒という現在の状況で、地元産美山錦の純米吟醸というスペックはほとんど無謀な賭けです。いくら会社のポリシーだと言っても、もうこれで信濃鶴は金賞とは縁が切れたと思った人たちも多かったでしょうねぇ。

私自身も「挑戦することに意味があるんだ」と自分に言い聞かせていた部分もありました。今回金賞を受賞して「感無量(涙)」というより「あービックリした(笑)」っていう感じでしょうかね。でも、決してあきらめてはいませんでしたけどね。

これまで私が杜氏役をなんとかこなすようになってから、全国新酒鑑評会で金賞を受賞したことがなかったわけじゃぁないんですよ。
   平成10年度 ×
   平成11年度 ×
   平成12年度 ◎金賞
   平成13年度 ◎金賞
   平成14年度 △入賞
   平成15年度 ×
   平成16年度 △入賞
   平成17年度 △入賞
   平成18年度 ◎金賞(本年)
こんな感じでした。入賞というのは、成績優秀ではあるけれど金賞には手が届かないというレベルのもので、ほとんど評価されません。つまり、金賞でなくっちゃぁ意味がないんです。3回目の受賞ということになりますが、今回の金賞はこれまでとは全然意味が違います。

杜氏になりたての頃はやっぱりうまくいくわきゃぁない。平成9年までは6年連続で金賞を受賞して、長生社はその当時の連続金賞受賞日本記録を持っていたのに、私がそれを途絶えさせてしまいました。前杜氏からいくら教わったといっても、自分の判断で吟醸を造るのは大変なことでした。細かいテクニックにも目がいっていませんでしたね。

吟醸造りが少し分かってきて平成12、13年は金賞でした。この2年間は全国以外の品評会でも全て金賞受賞で、すこぶる快調でした。実は、この年までが山田錦のアル添吟醸だったんです。そのまま続けていれば、もうちょっとは金賞も受賞できていたかもしれません。タラレバでものを言っちゃぁいけませんけどね。

しかし、翌年から純米吟醸酒に、翌々年から地元産の美山錦を使用するように、きっぱりと変更してしまいました。だって、地元産美山錦の純米酒一本でやっていこうと会社の方向転換をしたのに、山田錦のアル添吟醸造りの技術を磨いても仕方ないですからね。ちょっとだけ度胸は必要でしたけどね。

そして、その年からパッタリと金賞はとれなくなっていたんです。そこからの5年間が長かったんだな、これが。そんな吟醸酒を出品しているお蔵なんか私の周りにはなかったので、お手本はどこにもないし、自分で手探りするしかありませんからね。もともと腕のある杜氏ならばしっかりとした方向性を見出せるのでしょうが、わたしゃぁ五里霧中・・・。

別に今回金賞を受賞したからといったって、5年間かかって最善の方法を探り当てたというわけじゃぁないですよ。どんな造り方がいいのか、まだ全然分かっていません。だから、今回はまぐれだっちゅうとるんです。少しだけいい方向に向える様になったっていうくらいじゃないですか。

でも、自分のポリシーを曲げないで金賞にたどり着いた意義は大きい。「為せばなる、為さねばならぬ何事も、為らぬは人の為さぬなりけり」って、どっかの偉い人が言ったとか。今日くらいはこの余韻に浸っていたいねぇ。

偉そうな事言いましたけど、まあ、金賞とった時くらい多少ビッグマウスになってもいいでしょう。お許し下さいね。もう一度同じ事やっても同じ酒が出来るわきゃぁないんだし、来年は来年で受け身にまわらない挑戦をしますよ。今後数年は金賞はとらんでも、今回の金賞受賞を使いまわして宣伝しときゃぁいいでしょう。これで私も来年の鑑評会までは、仲間内でデカイ顔ができますしね・・・(笑)。

【以前にこんな記事をかいてます】

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初心

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最近、ちょっと初心を忘れちゃっている気がしているんです。えーっと、このブログの初心です。ようやく思い出したのかもしれませんが・・・。仕込み後半の4月の上旬なんて、ほとんど意識なくこのブログ書いてましたからね(笑)。

確かにそこで仕込みが終わって、夜中の仕事も朝早い仕事もなくなりましたが、お酒の製造自体はまだ続いているんです。だから、まだまだ蔵の中にこもっている感じは続いていて、少しボーっとした頭で、何となく書き進めてきてしまったのかなぁ。

いや、確かに書いてきた記事は、正真正銘の造り酒屋のブログにはなっていると思うんですけど、私自身にその自覚がなくてきてしまった事が、面白くないというか納得がいかないんでしょうね。結構その辺が、私はお堅いのかもしれない・・・。自分に厳しいとでも言っておけばカッコいいかな(笑)。

このブログの初心は「酒造株式会社長生社」からの情報発信であり、「信濃鶴」の広告塔にしようというものでした。私が書けば当然お酒にまつわる記事にはなるでしょうが、明確に目的意識をもたないと、焦点がズレてきかねません。もう一度再確認しようと思って、今日の記事は書いてます。つまんなくてスイマセン。

でもね、あんまり宣伝ばかりしようと思っているわけじゃぁないし、面白いと思ったことはお酒に関係なくても記事にしますからね。会社なんか関係なく、個人的興味で読んでくれている読者の方のほうが多いでしょうし、そういう皆さんとのつながりがこのブログの一番の財産ですからね。

そんでもって、今現在の蔵内の仕事は何かっていうと、今年度製造したお酒の火入れ作業がもう少し残っているのと、造りで使ったものの片付けや掃除が山ほど残っているってぇ状況ですかね。火入れが済んでしまえば、製造に関してはようやく全てが終了です。掃除も早くやっちまわないと落ち着かないんですけど、蔵専属で働ける社員は少ないし、私も外へ出ることが多くなって思うように進みません(涙)。

それ以外にも、造りの違いによる酒質の差を見たり、火入れ前後での変化を見たり、昨年と今年の味を飲み比べてみたり、常にお酒の味を利き比べながら、作業をしたり来年度への反省をしたりしています。飲酒運転が厳しく取り締まられてますから、今日は午前中にいろいろな酒の味を比較して、午後は懲りもせずに床掃除してました。一体いつになったら休みがもらえるのか・・・。

来週はまた忙しいんです。22日は東京で「長野の酒メッセ」が開催されますし、それに引き続いて24日には広島で「全国新酒鑑評会」の技術研究会が行われるので、火曜日から金曜日までの大遠征になります。その間会社を開けなくっちゃだから、また仕事は停滞するわな。ブログは携帯からの投稿になります・・・肩が凝るぞぉ。


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びん巻き

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一升びんの包装を久しぶりにやる機会がありました。と言っても商品が足りなくなったので、慌てて巻くことになっちゃっただけだったんですけどね。

今現在の商品では、びんを包装するのには、写真にあるような丁度一升びんがキッチリ入る不織布に似た化繊の袋を使います。1本ずつ袋に入れて、口をクルクルねじって、輪ゴムで止めるんです。

ひと昔前までは、新聞紙の半分くらいの大きさの、銘柄入りの紙を巻いて包装していました。だから、今でもびんを包装することを「びん巻き」と言ってるんです。紙を巻く場合には少しばかりの熟練が必要で、一升びんの周囲にキッチリと巻いて、びんの頭をきれいに包み込めるようになるのには、ある程度の経験が必要でした。

慣れてくるとどんどん巻けるようになってくるのですが、一升びんはそれなりに重さがありますし、単調な仕事の繰り返しで、たまに手を休めながらでないと巻き続けることはできません。それに、ひとりで巻いていると、手を休めた拍子にしばらくボーっとしてしまって、誰かの足音でフッと我に返ってまた巻き始めるなんていう事もままあるんですよね。

でも、そういう仕事の陰日向の全くない人が、昔長生社にいたんです。Sさんと言いました。Sさんは一旦仕事を始めると、見事なまでに同じペースで、決して手を休めることなくびんを巻き続ける人でした。誰かに見られていようがいまいが、黙々と作業を続けるのです。

手の具合が少し悪くて、自由が利かない指があったのですが、器用にびんを巻いていました。他の人より早いくらいでしたね。それに、疲れたと言って休むようなことがないので、どんどんと作業ははかどるのです。人間的にも優しい笑顔の、朗らかな性格の人物でしたが、彼は手ばかりでなく、もっと大きなハンディを背負っていました。

彼は耳が不自由だった。だから、人の足音も聞こえないし、いつ誰に見られてもしっかりと仕事をしていなくてはならなかったのかもしれない。それとも、耳が健常であっても彼はそういう性格だったのかもしれない。いずれにしても、あの姿を見て、Sさんの事を信頼できないと思う人はいないはずです。

心が仕事ににじみ出ていました。私もそういう人になりたい。一升びんの包装をたまたまやるハメになって、彼のことを思い出しました。もう、亡くなってしまったけれど、私が社会人になってから出会った、尊敬に値する人物のうちのひとりですね。


□□□ 最近3位に定着しとりますな □□□
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一期一会の一発

久しぶりに記事にしますね。今日私の主治医のE君ところへ針治療に行ってきました。これがまた、久しぶりだったんですよ。いつも金曜日に見てもらってんですけどね、連休中は治療自体がお休みで、先週は東京に行ってて、実に3週間も間が開いてしまいました。冬の間はそんなに間が開く事は無いので、彼の顔を見ただけで少しホッとしましたねぇ。

針治療の目的は、当然肩や腰や膝のおかしくなっちまった部分を治して、痛みをとったり上手く動くようにしたりすることでしょう。それに加えて、精神的なストレスを軽減する効果もあるような気がするんですよね。治療に行ったから良くなっているはずだというプラセボ効果的な部分以外に、実際にどこかのツボがストレスに効いてんじゃないのかなぁ。

自分自身が精神的に強いとも弱いとも思いませんが、やっぱり造りの期間中の生活は相当な負担になっているのは確かでしょう。疲れもたまってくるし、1週間に1回くらいの頻度で体が針を欲してきます(笑)。それが3週間も治療に行くことをほとんど忘れてたんだから、やっぱり体は楽になってるんですね。

久しぶりだからってぇのもあるんですけど、かなりボーッとしてますね。針打つとスゲー眠くなるんですよ。何か体の中のものが抜けるというか、道が通るというか、スーッとしてんだけどボーっともしている様な感じって言えばいいかなぁ。毎日シャワーしか浴びない人が、温泉にゆっくり浸かった後・・・っていう説明じゃあ分かんねぇですかね(笑)。

彼は十分に私の体の事は分かってますから、別に何も言わなくてもその日のポイントに針を打ってくれますが、それまでどーしても痛みが取れなかった部分がその針一発で見事に良くなるってぇことがあるんです。そういう一発は1年間に1回あるかないかです。毎週くらい通って、毎回50ヶ所くらい打って1回ですからね。半分まぐれみたいなもんです。

もうねぇ、ズーンときてドカーンと効くんですわ(何言ってっか分からん)。我々はそれを「一期一会の一発」と呼んでいます(笑)。もう一度そこへ打ってくれと言われても、彼にも出来ないそうです。本当に嘘みたいに治っちゃうんですよ。今日もそれに近いのがありましたから、しばらくその部分は調子いいでしょう。

実は今日は針打ってから家に帰ってきて、晩酌してご飯食べたら寝込んじゃって、真夜中にこのブログ書いてんですよ(汗)。体のそこらじゅうが心地よくホンワカしてますねぇ。造りの間はこんな時間にブログ書いてたんだから、夜中に書くことには何の抵抗も無いし、こんなに余裕しゃくしゃくで書けるんだから、いと楽しっていう感じですけどね。

そういやぁ、造りの期間も金曜の夜はダラダラとブログ書いてたな。もうしばらくは思い出したくない過去っていう感じですけどね・・・。


□□□ ここがツボですから押してください □□□
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初Gパン

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先日、半年振りにGパンをはきました。もともと細いのに、冬の間に痩せるもんだから、ウエストなんかガサガサ、ユルユルでしたが、ようやくこれで少し社会復帰したような気分になりましたね(笑)。

造りの期間中は、作業性が良く、機能的で、暖かいものをはいています。具体的にどんな格好かっていうと、一番下にアンダータイツ(別名ももひき?)、次に薄いフリース地のタイツ、外側に分厚い綿入りの作業ズボンをはいています。ちょっとはき過ぎかいね?

膝が痛いもんだから、とにかく冷やさないことが大前提です。冷えちゃうとどんどん痛みも増すし、他の部分もおかしくなっていっちゃいます。しかし、ムロの中では暑過ぎるので、分厚い作業ズボンは脱いで、身軽になって仕事をするんです。ムロの室温を高くしているような時には上半身も脱いで、パンツ一丁のような格好で蒸米と格闘してます。とても人様にはお見せできません(笑)。

造りの時期が終って、休みはもらえないまでも休日の昼間に少し時間が作れて、家族とお昼なんか食べに行く時に、初めてGパンをはくことになります。私は蔵から出てしまえばGパン以外はほとんどはきません。休日でも会社で仕事をする時でもGパンです。ですから、半年振りにGパンをはくってぇことが、ことさら意義深い(?)ことなんですよ。

Gパンが好きだとか合っているとかじゃないんだな。もう制服ですねこれは。「お前、スーツってぇものを持ってねぇのか?」と怒られるほど、ある程度のところまではGパンで行ってしまいます。たぶん性格なんでしょう。ひとつに決めたらそれだけなんでしょうね。あれこれ変える事を良しとしません。

高校まではずーっとガクランでした。私服の学校だったんですけどね。あまりファッションセンスがなかったのと、それだけ着てれば事足りるという安心感が好きで、私にはお似合いだったように思います。そして、大学からはずーっとGパンですね。

こだわっている事といえば、リーバイスしか買わないってぇ事でしょうかね。これも、とりたててリーバイスというブランドに思い入れがあるわけじゃぁないんです。学生の頃からこれをはき慣れちゃったから、というだけの理由ですね。ジーンズブランドの中では老舗中の老舗ですけどね。だから、これさえはいていれば安心なんでしょう、私は(笑)。

まあ、これまで何十本とリーバイスのみをはいてきた私が、唯一気を付けていることをご紹介しましょう。それはね、日本製のリーバイが一番はきやすいってぇ事なんですよ。同じ型番でも、色合いだとかでいくつかの種類がありますよね。そうすると作っている国が違ったりするんだな、これが。

もっと言えば、全く同じ商品でも店によって生産国が違ったりする事も過去にありました。それを比べてみると、メイドインジャパンが一番自分の体型には合っているようですね。メイドインアメリカが本家本元なんでしょうが、あたしゃぁ日本製がいいな。

私の知らない事情があるのかもしれませんし、最近では生産国による違いもないのかもしれませんが、買うときにはとりあえず日本製を探します。こういうご時世になると、もう日本製のリーバイなんてないのかもね。そういやぁ、最近Gパン買ってないなぁ。


□□□ このみっともないガニ股に皆さんの清き一票を □□□
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山形紀行

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昨日、山形の酒蔵への研修旅行から帰ってきて、今日はかなり疲れてました。しかし、見学した2蔵では自ら社長さんが懇切丁寧に説明をして下さって、本当に勉強になりました。遠くまで行った甲斐がありましたね。

これまで山形県っていうと、学生時代に蔵王にスキーに行ったことがあるだけだったんですけど、暖かくて親切な人が多い所なんじゃないかなぁ、と思えるような人たちに出会うことができたように思います。やっぱり県民性ってあるんじゃないのかねぇ。

「上喜元(じょうきげん)」さんも「出羽桜(でわざくら)」さんも、包み隠さずいろいろと教えてくれて、うちの蔵でも参考になる発見がいくつもありました。でもね、あんまり細かいところを真似てみてもダメなんだよね。特に酒造りの工程の中での作業については、長年かけてその蔵のやり方に到達しているわけだから、そこに至るプロセスが大切であって、目に見える部分だけ同じ様にやっても身に付かんわな。

目標の酒質をどう設計して、酒造り全体をどうとらえて、それを構成する各工程をどう組み立てて、実際の流れにどう乗せるのか。そのお蔵の考え方の全体像が見えると、また得るものが一段と深みを増すように思うんですけどね。そして、そういう理解が得られるようなしっかりした説明を2蔵とも受けることができました。

私もたまに外部の人に蔵の中を案内することがあるんですけど、足元にも及ばねぇな。多少テクニカルな内容になったとしても、造りの工程のことは説明は簡単なんだよね。何が自分に足りないか考えてみると、「こういうつもりで酒造ってます」っていう核心部分が抜けてる気がしますね。そこが大事じゃん。そういう酒造りに対する志がないわけじゃぁないんだから、今度からそういう事もしっかり伝えなくっちゃと思いました。

そして、やっぱり我が社と決定的に違うのは、売る事に対する姿勢でしょうね。自分が酒を売る事に対して消極的だとは思いませんが、2蔵ともしっかりとポイントを絞った、明確なコンセプトを持って、積極的に外を向いておられるように感じました。やはりそんなお蔵でも地元では苦戦しているみたいで、どうしても首都圏に出て行かざるを得なかったというお話でした。

ただ、多くの人が見学に訪れる蔵っていうのは、既に成功している蔵っていう事なので、その辺の事情のギャップを考えると、そこまでになるには我々とすれば、それ以前にもう何段かの階段を登らなくっちゃ、共通の理解には至らないんでしょうね。その階段をよじ登れるかどうかが、今の私の課題・・・かな。

せっかく山形まで行って、美味しいものも食べてきたので、写真だけでも載っけておきますね。まず、初日のお昼の海鮮丼。確か「だぁまた丼」とか言ったっけ。「あったりまえよ丼」っていう意味だったような・・・スイマセン酔ってました(汗)。

次が山形名物「板蕎麦」。板状のお盆のような入れ物に、少し太めのお蕎麦が薄く広げられて出てきます。山形市街で、ちゃんと手打ちをしていて、夜中まで営業しているお店を探して行ってきました。蕎麦フリークとしては、何がなんでも食べようと思っていた一品でした。美味しかったよぉー。

3枚目が2日目のお昼に米沢市で食べた米沢牛のすき焼き。我が家では肉類はほとんど食べないので、もう涙を流しながら食っちゃいました(笑)。ちょっとしゃぶしゃぶしただけで、赤みの残っているくらいのやつを食べるのが美味いんですよね。

ラストは、帰りにちょっと寄った喜多方で食べた、言わずと知れた喜多方ラーメン。店の名前は忘れました・・・やっぱり酔ってました(笑)。普通喜多方ラーメンって言うと、醤油系じゃないのかと思うんですが、行ったお店は塩ラーメンのような感じのものでした。あまりお腹がすいてない時に無理をして食べたので、美味しさは半減ってぇところでしたがねぇ。


□□□ 旅行中に一瞬1位にいたようですね □□□
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出羽桜

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さて、研修旅行2日目の見学先は、天童市にある出羽桜(でわざくら)酒造株式会社さんです。

「出羽桜」といえば、かつて私がこの業界に入った頃、なんでこの酒はこんなに香りが高いんだろうって不思議に思ったことがあった、私の憧れのブランドでした。

会社にうかがってみると、私より少し年上の社長さんが出迎えてくれました。思ったより大きなお蔵で、わが社の十倍以上の製造量を誇る、山形県屈指のメーカーでした。

はっきりした経営方針、しっかりとした酒に対する思い・・・やはり見習うべきところの多い立派な蔵元でした。社長さんがお若いせいもあるんでしょうが、社内にも若々しい雰囲気が満ちていました。

一番びっくりしたのは、酒を製造した後の取り扱いでしたね。ほとんど全量を冷蔵出来る設備を持っていて、低温での管理が徹底してました。大手のメーカーではできない品質管理で勝負するんだ、という信念をしっかりとした形にしてありました。

今まだ新潟県内をバスは走っています。駒ヶ根に着くのは真夜中になりそうですね。

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上喜元

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さあ、今日も携帯からの投稿です。今、私は山形県の酒田市にいます。今日と明日でこちらの酒蔵を2蔵見学するんです。長野県の酒造メーカーの若手経営者で構成される、若葉会の研修旅行の真っ最中ってぇ状況です。

遠かったなぁ。朝6時に駒ヶ根を出発して、こっちに着いたのが夕方の3時半だもんねぇ。予定より大幅に遅れての到着となりました。

今日見学させていただいたお蔵は、「上喜元」醸造元の酒田酒造さん。東京ではすでにメジャーになっていて、いろいろなところで目にすることの多い人気ブランドです。

遅れたにもかかわらず、社長さん自ら、とても丁寧に御説明いただきました。さすがに売れている蔵は、自分自身の事をしっかりと説明できるもんだなぁ、と関心しながら聞いてました。社長の静かな言葉の中にも、力強い信念というか目的意識のようなものを感じました。

また、造りの具体的な内容に関しても詳しくて、隅から隅までよく分かった社長さんでしたね。いつか私もあんな風に、よその県から来た若手たちに説明してやれるくらいになりたいもんです。

明日はもう1蔵見学して帰ります。帰りの道のりも長そうだねぇ。

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初もの5連発

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えーっと、何と説明すればいいか・・・つまり、我が家の食卓に初ものの春の食材が並ぶ度に写真を撮っていたんですが・・・溜まり過ぎちまった(笑)。

そこで、一挙公開、私の家の周りで採れる春の食材5連発。前回タラの芽についてはレポートしましたが、その続きです。

【写真1】
筍(たけのこ)の若竹煮。「若い筍」という意味ではありません。「ワカメと筍」という意味らしいです。ワカメも春が旬のもので、絶妙の春のペアだと女房は言っています。たっぷりの鰹節の出汁(だし)で煮てあります。筍のほろ苦さが鰹節とよく合うんでしょうね。

【写真2】
こちらは煮物ではない若竹汁。このおすましは私の大好物です。上の若竹煮と全く同じペアですね。ちなみに横に写っているのは、大和芋がつなぎの自家製がんもどきです。こいつも絶品。ちゃんと手でおろした生姜が欠かせません。

【写真3】
ウドの酢の物。娘がうちの畑で掘ってきました。彼女自身はウドはあまり好きではないらしいんですけどね(笑)。女房はきんぴらが好きだと言っていますが、私は酢の物の方が好きかな。天ぷらにしてもよろしい。

【写真4】
筍の木の芽和え。木の芽とは山椒の葉のことです。山椒も初ものということでエントリーしました。山椒の葉をすり鉢ですって、白味噌と混ぜて山椒味噌を作ります。この味噌は作り置きをしておくと重宝するらしいですよ。後ろに写っているのは、ごぼうと長いもの揚げびたし。箸タレは娘(笑)。

【写真5】
ふきと筍のおかか煮。このペアも春を代表するペアです。好きな人は身欠きにしんを入れても美味しくいただけるようです。以前、本当に春先に登場したふきのとうの親(?)のようなものですね。それだけ春が進んだんだと実感します。

以上、女房殿の監修の下で今日の記事は書きました。これが全部家の畑で採れちゃうんだから、幸せですよねぇ。まあ、田舎だっちゅうことでもありますがね。もちろん、全て信濃鶴付きです(笑)。若い芽と新酒で春を堪能しました。


□□□ 美味しそうだと思ったら1票 □□□
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出張の翌日

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昨日東京から帰ってきたのが夜中の0時を回っていました。やっぱりバスの中でブログを書いちゃって正解でした。パソコン上で出来る事とほぼ同等の機能を、携帯上から実現できます。すごいぞ、FC2ブログ!

投稿できる文字数は500文字くらいでかなり制限されるんですけど、それも私の場合は読者の皆さんに歓迎されてるみたいだし・・・(笑)。私の携帯はミュージックプレーヤーなるものが付いているので、音楽を聴きながらブログ書いちゃいましたよ。もうちょっと(かなり?)若く見えれば、全く今様の若者だと思われたでしょうねぇ。

しかし、問題もありました。バスに揺られながら、細かい字を目で追っていくので、ちょっと気持ち悪くなっちまった・・・(笑)。そんな気持ちで書いたものだから、内容も後ろ向きだぁね。それじゃぁイカンもんだから、今日はちょっと補足しときましょう。

確かに、日本酒を取り巻く状況は今のところ極めて悪い。でも、我々酒造組合の全国組織としても、当然指をくわえて見ているわけではないんです。どうして日本酒は売れないのかを、今の社会情勢の中から探り出そうとしています。

現在の日本が抱える課題と言えば大げさですが、どんな事が最近議論の俎上に載るのか思い起こしてみると、日本人的美徳・伝統・作法の衰退、食文化の基盤の崩壊、経済的価値最優先の風潮などは我々の業界として放ってはおけない問題でしょう。

そのような課題を背景として、日本酒はその文化的あるいは技術的な価値が過小評価されてしまっているんじゃなかろうか。世界に類を見ない発酵形式や、西洋よりはるか昔から行われていた加熱殺菌や、伝統的儀式や宴席が持つ意味を、すばらしいとか凄いとか捉えてもらっていないんじゃないだろうか。

そういう視点を持った問題意識からすると、真の需要開発とは、日本人が真に日本人であることを取り戻すためのムーブメントでなくてはならないんじゃないか・・・

と考えて、さまざまな需要開発を行っているんです。国にも、日本酒の持つ本質や価値を、これからどう考えどう処遇していくのか、税制面などでその意思を具現化してほしいと働きかけています。今後その内容については、どこかで記事にしますね。

でも、君たちこれまで本当に努力してきたの?と聞かれれば、確かに、ぬるま湯につかったゆで蛙状態であったことは否めません。その反省も踏まえて、今後更に努力していかなくてはならないってぇことでしょうね。

その努力の一端として、「長野の酒メッセin東京2007」の開催のご案内をさせてもらいましょう。5月22日(火)15時から20時まで、赤坂プリンスホテル5階ロイヤルホールにて開催されます。入場料1500円で、長野県内80社、600種類のお酒を試飲していただけます。信濃鶴も出展する予定です。詳しくは長野県酒造組合まで。


□□□ 今日はチト硬い記事になっちまいましたけどクリックしてね □□□
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ついに出張

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ついにこの日がやってきました。今日は東京に出張なんです。と言っても、お酒を売りに来たわけじゃあなくて、お酒の業界の組合の総会が東京で開かれたっていうだけなんですけどね。

信濃鶴を売込みに来るくらいなら、大したもんなんだがなぁ。そんな日が、いつか来るかいねぇ・・・。まぁ、とにかく携帯からの投稿が威力を発揮します。たぶん。

今日の総会は全国規模じゃなくて、関東信越支部のものだったので、そんなに人がたくさん集まったわけではないんですが、私も立場上出席しました。

総会自体は簡単に終わっちまったわけですが、付随して出て来る話題はボヤキ節ばかり。私も何回奥歯を噛み締めたか・・・。総会があれじゃあ、この業界に光明が見えるのもまだ先って感じだねぇ。

今の社会情勢の中では生き残っていけない絶滅危惧「酒」にならないように、もっと必死にならないとイカン・・・という言葉に力が入ってんのかよ・・・と自問しながら帰りのバスの中で書いてマス。

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イギリス紳士淑女

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なるべく早く書かなくっちゃぁいけない記事が出来ました。何でかというと・・・それは後々分かります。今日の手タレは、初外国人手タレです。何でかというと・・・それも後々分かります。

もう10年近く前になるでしょうか、私が、ここ上伊那4市町村(駒ヶ根市、宮田村、飯島町、中川村)の国際化イベントの実行委員長をやったことがあったんです。以前記事にしたこともありましたが、駒ヶ根市にはJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊訓練所があるんです。その関係もあって、この地域では国際化を切り口としたまちづくり運動が盛んなんですよ。

今から考えればでっかいイベントでしたが、そのイベントのための第1回の市民合同のワークショップを開催した時のことでした。市内の保育園に勤務する保母さんが私の隣りに座ったんです。それが彼女の運命を変えたと言えば少し大げさかな・・・。

私はそのワークショップを彼女とペアになって楽しむことになったのですが、それまで彼女はそのような国際化運動に参加したことはなかったようで、とても喜んで参加してくれていたのを覚えています。私も彼女のバイタリティーに惚れ込んで、その後いろいろな重役を彼女に押し付けて、何年も一緒にこのイベントを行ってきました。

もともと国際化に興味のあったところへもってきて、いろいろ楽しいイベントに参加する機会が増え、多くの人たちとつながりが出来て、彼女の中で何かが目覚めていったのでしょうか。彼女はあれよあれよという間に、青年海外協力隊の隊員となってモルジブに派遣され、その後もモルジブでユニセフの仕事をやって、今では駒ヶ根青年海外協力隊訓練所の職員になってます。

いきなり世界を股に架ける女になっちまったわけですが、その途中で人生の伴侶も引っ掛けて(失礼!)、日本に連れてきてしまったのです。その旦那さんがイギリス人なんです。家族ぐるみの付き合いをしているので、彼の事はよく知っています。しかし、今回は彼のご両親が日本にやって来たってぇわけなんですよ。

そこで、我々の家族と一緒に夕飯会でもという事になって、ご一緒させてもらいました。そこで感じたのは、やっぱイギリス人なんだよねって事(笑)。同じ様な顔はしてても、アメリカ人とはかなり違った印象ですな。旦那の彼もそうですが、ご両親も紳士と淑女っていう感じなんだよなぁ。

お父さんは昔海軍におられて、モールス信号の通信士。どこか遠い海外の基地に派遣されていたんだけど、自分の職務のモールス信号を使って、今の奥さんにラブレターを送っていたロマンチックな男。

お母さんは足が少しお悪いんだけれど、うちの酒蔵を見てもらった時に、日本のおばさんたちなら嫌がって登らないような階段を、みんなに支えてもらいながらも上って、酒のもろみってどんなものなのかこの目で見たいと、積極的に行動するアクティブな女。

お二人ともなんか、絵本から出てきたような感じのイギリス老夫妻でした。英語なんか大して話せやしないけど、一緒に身振りで会話して、とてもいい気分になれた夕食会でした。これでイギリスにも友人ができましたね。

彼らが日本を発つ前に記事にして、読めないだろうけど、見てもらおうと思って今日記事にしたんです。おみやげに信濃鶴をプレゼントしました。イギリスのスコッチと比べて飲んでみてくださいね。この協力隊訓練所のつながりで、信濃鶴は世界中で飲まれてますよ。ほんのちょびっとですけどね(笑)。


□□□ ちょっと順位が上がって3位にいまっせぇ □□□
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床屋

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昨日衣替えの記事を書いたので、というわけでもないんですが、今日は床屋に行ってきました。えー、本邦初公開、私の写真です。床屋の鏡に映った自分を撮りました。使用前、使用後ってぇところでしょうか。半年ぶりにすっきりしました。ひげの部分の写真にしようと思ったのですが、あまりきれいでないので止めました(笑)。カメラの都合で横向きなのはご容赦下さい。

蔵に寝泊りするようになると、頭は五分刈りの坊主にして、ひげを伸ばし始めます。これは、ムロで汗をかくようになるので髪の毛が短い方が楽なのと、あとは不精ができるからですね。丸坊主ってぇのはメンテナンスは全くいらないし、ひげも毎日剃る必要が無くなります。

月に1回くらいのペースで、女房にバリカンで頭を刈ってもらって、ひげもその時に昔娘が使っていた小さな子供用のバリカンみたいなので短くしてやるだけです。人目を気にしさえしなければ、それで十分なんですがねぇ。実際に蔵から外へ出ることなんかほとんど無くなるので、私にとっては好都合なんです。

お金もかからなくていいんだよなぁ。今日の散髪代は4000円ですが、バリカンはホームセンターで2980円で売ってます。それを何回でも使えるんだから、どのくらい経済的なことか。私は1年中丸坊主で構わんのですが、唯一の障害は、女房と娘のお許しを得られないことですね。

一度伸ばしたことのある男性ならお分かりでしょうが、ひげってきれいに整えておこうとすると、実はかなり手がかかるんですよね。ある人が頭の手入れより、ひげの手入れの方が時間がかかるなんて言ってました。私は伸ばし放題ですからそんな事はありませんが、きれいなひげを蓄(たくわ)えている人を見ると、じっと観察しちゃいます(笑)。

そして、これも男性でないと分かんない事ですが、一旦ひげをある程度伸ばしてしまうと、今度はそれを剃り落とすのは容易ではありません。電気シェーバーでは不可能でしょう。普通のかみそりタイプのひげ剃りでは、刃が小さすぎて上手くそれないし、すぐに目が詰まってしまうんです。

過去に1回私も自分で剃ったことがありますが、血だらけとは言いませんが、上手く剃れずにヒリヒリになってしまいました。そんなこんなで、春になったら床屋に来て頭を普通の形(?)にしてもらって、ひげを落としてもらうんです。これも1年に1度の儀式になってますね。

床屋の親父も「おお、ようやく出てきたか。今年の酒の出来はどうだい?」と声をかけてくれます。この床屋、親子3代にわたって世話になってるんです。先代の社長、現社長、そして私。何も言わないでも、いつものように髪を切ってくれます。会社のそばにあるからってぇのもありますが、気軽に付き合えるいい床屋です。もちろん信濃鶴を贔屓にしてくれていますよ。

どうですか、少し若返ったような気がしませんか(笑)。ちょっと前線が後退している?(汗)。さっぱりした顔で、これからどうやって営業していきましょうかねぇ・・・。

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衣替え

今日は、ちょいと整理をする日にしましょう。何を整理するかというと、このブログの体裁です。これまで毎日、記事の最後にいろいろと付けてきましたが、それが明日から付かなくなります。少しスッキリするんじゃないかな。詳しくは下を見てください。

冬の「杜氏」モードから、夏の「専務」モードへ衣替えってぇところでしょうかね。連休中に少しブログの使い方も勉強したので、このブログ自体が持っている機能が使えるところは、なるべくそれを利用するようにしていきましょう。何せ慌ててこのブログを書き始めたので、まだよく分かってないことも多いんです(汗)。

さて、これからどんな風にブログを書き綴っていきましょうか。これまでは蔵の中の事や造りの事なんかはいくらでも書けたし、切羽詰ってますからほとばしるように内容が頭の中から出てきましたが、ちょっと余裕ができると、もうダメだぁね(笑)。

別に記事が書けなくなっちまったってぇわけじゃあないんです。書きたい事もたくさんあります。このブログを書くことで、日々のテンションが緩みきらないことと、いろんな人とのつながりが持てることは、私にとっての大きな財産になっているので、これまでと変わりなく記事は書けると思います。

でも、自分の中のどこに統一感を求めるかっていうあたりが、何となくあやふやで悩ましい心持ちなんだよねぇ・・・。まあ結局、何か伝えたい事が自分の中になきゃぁ、記事なんか書いたってダメですけどね。さて、明日から何書こうかなぁ・・・。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
昨日は皆造だったし、連休も終ったし、初ものの話題も豊富になってきたし、そろそろこの蔵内ライブログも、その役目を終えた。結構長く続けてきたが、蔵の中の様子が少しでも分かってもらえたならうれしいことである。造りの期間中は、毎日同じ事を繰り返していること、同じ作業でも日々ちょっとずつ違いがあること、その違いに一喜一憂していること・・・なんかを感じてほしかった。次の造りの時にはもう書かなくてもよいだろうけど、何か機会があれば復活するかもしれません。ご愛読ありがとうございました。


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皆造(モブログ実験)

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ブログに携帯から投稿できる機能があることを、昨日初めて知りました。

こりゃぁやってみるしかない!!!

ということで、今日は『皆造(かいぞう)』でした。皆造というのは今期の造りがすべて終了したということを意味していて、蔵で働くものにとっては大変うれしい日なんです。

昔は皆造祝いを盛大にやったもんです。私も若かったので、一升酒を飲んでグデングデンになってましたねぇ。

とは言え、もろみを搾り終わっただけのことで、まだまだ先は長いので、ぜんぜん終わったという実感はないんですけどね。

まあ、考えようによっちゃぁ、どこかで区切りを付けられる仕事っていうのも、いいのかもしれませんよね。同じ仕事を一年中繰り返すってぇのも、苦しそうだもんね。

これからも気を抜かないで、火入れや片付けが終わるまで頑張りますよ!

今日の記念日を、携帯から投稿してみました。写真は、もろみのなくなった空っぽのタンクの中です。ちゃんとアップ出来てますか?

これで出張先でも投稿できますね!そこまでして、やらんでもエエ気もしますが・・・(笑)。出来ることが分かっただけでも収穫だぁね。

それにしても、携帯で文章打ち込むのは、疲れるねぇ(笑)。

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お世話様ブログ

ずーっとやろうと思っていて、なかなかこれまで出来なかったことがあるんです。それは、このブログを始めて以来、コメントやメールを下さった方々のブログを整理してみるってぇ事だったんです。

これまでは、そういった機会がある毎にインターネットエクスプローラーの「お気に入り」に追加していったんですけど、何か滅茶苦茶になっちゃって収拾がつかずにいたんです。少し時間が自由になるこの連休期間中にやってみました。

やったら大変!結構数があるんだな、これが・・・。始めのうちは面白そうなブログを読んでいただけでしたが、コメントなりをもらったらその方のブログも出来る限り読むようにしていった結果、今ではちょっとでもつながりがあるブログを読むだけで、毎日の制限時間をオーバーするくらいになってきました。

それだけこのブログを書くことで新しいつながりが出来たんだから、うれしい事ですよね。皆さんもしっかりブログを書いてらっしゃる方が多くて、読んでいてとても楽しいので、最近は暇さえあればブログ読んでますよ(笑)。

忙しい時期も終ったので、私も少しずつコメントさせていただくようにしています。ブログランキング等にエントリーしているブログは、なかなか毎日というわけにはいきませんけど全て応援クリックしています。

ただ、これを全部ブログのページの脇にある「リンク」とか「よく見るブログ」というようなパートに貼り付けちゃってもいいものかどうかも、考えものなんですよねぇ。それはそれで収拾がつかなくなりそうで・・・。リンク集みたいなページを用意すればいいかなぁ・・・。

今日は下のデータをまとめるだけで大変な時間を費やしてしまいました(笑)が、とにかく、せっかくまとめたので、お披露目お披露目。

●地元・身内系ブログ
私のブログの師匠から始まって、地元のまちづくりをいっしょになってやっている連中、飲み屋の女将等等、お友達が多いですね。身近にこんなにブロガーがいるなんて、驚きでした。3日坊主っぽいのもあるんですが・・・(笑)。
いい会社ってどんなだろう - 楽天ブログ(Blog)
やしの旅ブログTravelLife-ウェブリブログ
マスターHのひとり言
インテリア富士専務取締役のブログ
信州伊那谷~笑顔あふれる家づくり - 楽天ブログ(Blog)
里のつながり
まいど!らいちゃんの今日もいってみよう! - 楽天ブログ(Blog)
えっちゃん日記
やる気ナシ
込江保次税理士事務所■横浜市栄区・JR大船駅

●酒造業関連ブログ
主に清酒製造業の皆さんのブログ。コメントのやり取りのないブログもありますが、ブログランキングで見つけた方々のブログもよく拝見しています。勉強になることも多いですね。なぜか女性が多いんだよねぇ。
釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記
黒澤酒造株式会社 ☆ KUROSAWA SAKE Blog ☆
これでいいのだ ~だるま正宗 七転び八起ブロク~
貴醸酒「燦寿の息吹」跡取り娘が今日も行く
日本酒biyori
とうこの ほろ酔いブログ
蔵日記
酒蔵徒然日記

●ブログでつながった人たちのブログ
私のブログをどこかで見つけて、コメントをくれた方々。ペンションのマスターから、IT関係のトップの方、起業した方、海外からもコメントをいただきました。皆さんバラエティに富んでいるので、面白くて読み応えがあるブログばかり。
Personal Columns-ウェブリブログ
アンナプルナの情報ブログ
ドメーヌなひとびと
土の香りのソフト屋さん - livedoor Blog(ブログ)
父より息子への手紙 (起業家応援ブログ)
高級茶ブランドの設立 -アジアにて起業
君も、経営者になれる! 高城幸司の社長ブログ
弁当日記(青年海外協力隊編)
遊々日記
立ち呑み漂流
ふるーとの森
つれづれなるままに・・・まるとみにて

●番外編
これらのブログは有名過ぎて、私がコメントを入れるとかいう間柄ではないんですが、私がブログを始めようと勉強をした時に見つけた面白ブログです。ブログってこんなに面白いんだと思ったもんです。今でも読んでます。
実録鬼嫁日記
生まれる前から不眠症
僕の離婚バトル~仁義無き戦い~

●その他「お酒・ドリンク」ランキングの上位のブログ
私の参戦している、ブログランキングのお酒・ドリンクランキングの上位にランキングされているブログも、いつも拝見しています。やはり上位だけに面白いんですよね。ただ、ここのブログだけは応援クリックできないんだよねぇ(笑)。

これらのブロガーの皆さん、いつもお世話になっています。私も一生懸命に記事を書きますから、これからもよろしくお願いします。また、無断でリンク張りましたこと、お許しください。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝もろみの面倒を見て、昨日の残りの上槽。タンクが空いたので、洗ってしまう。これにてもろみは全て終了。まだまだろ過や火入れが残っているが、これでひと段落ついた。さあ、これからは片付けばっかしだぞ。


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麻雀

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今日は子供の日。子供の日の話題とすると、ちょっとふさわしくないかもしれないんだけど、連休中だからお遊びの話題でいきましょう。それは大人のお遊び、麻雀ですがな。

我が家には子供は残念なことにひとりしかいませんが、その娘も小学校高学年になり、大人と同じ遊びができるようになってきました。トランプ、UNO(ウノ)、人生ゲームなどいろいろとつき合わされてますが、最近家庭内で流行っているのが麻雀なんです。

麻雀牌は私が学生時代に、近くのゴミ置き場で拾ったもの(汚ねぇなぁ)。麻雀卓は学生時代の友人が遊びに来た時に持ってきた、ゴム製の薄っぺらなやつ。これで十分楽しんでます。

私は高校時代から麻雀はある程度知ってはいましたが、ちゃんとやり始めたのは大学に入ってからです。サークルの先輩たちとよく雀荘に行ってました。土曜の夜は徹マンもありの、馬鹿たれ学生でした。でも、誤解のない様に言っておきますが、それで単位を落としたとか、留年したなんてぇことはありませんでしたからね。勉強もしっかりやってましたよ、ハイ。

初めて雀荘に連れて行ってもらって、ちゃんと麻雀を教えてもらった、本当に麻雀デビューの日のことでした。とにかく3枚ずつ集めること、ドラ牌を持っていると点数が高くなることくらいしか知らなかった私は、テンパッたのでリーチをかけました。そして何順目かにツモったのです。

「やったー!先輩見てください!リーチ、ツモ、ドラ3ですよー!!!」
「・・・」
先輩たちはシラケていました。
「・・・おめーそれは、スーアンコっていうんだ・・・」
「でも、ドラ3枚ありますよー!」
「カンケーねー!一番高い手なんだよっ!!!」

この一件があってから、私は先輩達の麻雀のお誘いを断るわけにいかなくなってしまったのでした(涙)。そういえばこんなこともあったなぁ。

「やったー!ツモったぞっ!こりゃぁ高けぇぞぉー!」
パタリと牌を倒して、私は役を数え始めました。
「リーチ、ツモ、チンイツ、イッツウ・・・あれ、どれが頭になるんだ?・・・」
ひとり、コイツは麻雀がとても強く、私にはかなわない相手だったのですが、こらえ切れなくなって笑い出しました。
「お前分かってねぇのかよ。そいつは幻のチューレンポートじゃぁねぇか!」
「オオオオォォォォーーーー!!!!」

お分かりのように、わたしゃぁ大して強かぁなかったんです(笑)。それでも、パチンコみたいに一人だけで遊ぶんじゃなくて、相手がいるゲームだったのが、麻雀のとても好きなところでした。懲りもせず、よく打ちましたね。

そんな事を思い出しながら、娘と麻雀を打っています。女房は少し知っているので、何とか3人でゲームにはなってます。まだまだ、麻雀の上がり手なんて分からない娘ですが、額にしわを寄せて考えているところを見ると、おぎゃーと生まれた子が、麻雀なんか出来るまでに成長したことが、ビックリするやらうれしいやら、感慨深いものがあります。牌を捨てる手つきなんて、女房より様になってますぜぇ(笑)。

「ヤッター!ロンー!」先日初めて娘が上がりました。別に役はなくても構わないことにしてありますが、彼女の上がり手をみると・・・何とサンショクになってやんの・・・(驚)。何も知らずに集めてそうなるんだから、血は争えないってぇ事でしょうか(笑)。

麻雀についてご存じない方には、今日はチンプンカンプンな内容になってしまいました。スイマセン。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝もろみまわりの仕事を済ませ、早々に上槽を始める。何とか1日で全部ヤブタ(圧搾機)へ押し込んでしまいたかったが、ちょっと無理だった。残りは明日の朝にまわす。
夕方イギリス人のお客さんが蔵へ見えた。蔵の中を案内する。この程度の説明は英語で話せるといいんだがなぁ。この件は後日記事にしよう。


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連休中は、ポイントも低いし、こう着状態ですかね。この間に抜け出す方法は、何かないのかねぇ。


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キャンプ

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私の親戚一家が、松本市郊外のオートキャンプ場で3日から5日までキャンプをするので、遊びに来ないかと前々から連絡をもらっていました。とにかく朝晩はもろみの面倒を見なくてはならないので、お昼に抜けられる今日、4日しかチャンスはありませんでした。

キャンプ場への往復の時間を考えると、現地には4時間くらいしかいられないことは分かっていましたが、これまで半年どこへも連れて行っていない娘の為に、よっしゃ行こう!ということになったんです。

予定通りにキャンプ場へ着いて、みんなと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。子供たちは一緒に遊びまわって、大人はお昼の準備を楽しみながらいろいろ話しに花が咲きます。あちらの家族はこのブログを読んでくれているので、私から話すことは特にありませんでしたけどね(笑)。

キャンプサイトは県外ナンバーの車で一杯でした。みんな立派な道具を持っていて、かなり装備にお金をかけている様子です。ただし、テントなんかほとんど全てコールマンという会社の製品で、酔っ払ってりゃぁよそのテントに入っても分かんないんじゃないかなぁと思うくらいでした。何とも日本的な風景だったように思います。

私がもしテントを買うとしたら・・・迷わずにコールマン買うな!(笑)。ヘキサタープっていう1枚張りのテントみたいな製品は私のお気に入りで、庭でバーベキューをやる時や、ちょっとしたキャンプの時には重宝します。いくつかダメにして、今では4代目を使ってます。やっぱりみんなが買うってぇことは、それだけ優れているんだと思いますよ。

それはさておき、私いつも思うんです。一旦そういう道具一式を揃えてしまうと、後はキャンプサイトの使用料だけで済むんだから、家族連れにはありがたいお出かけ方法なんじゃぁないのかと。10万円もあれば相当なものは揃うから、それを何回も使うって考えれば、最終的に安くつくんじゃぁないんですかねぇ。ただし、そういうことが好きなお父さんじゃなきゃぁダメですね。つまり、私じゃダメ(笑)。

お昼ご飯も美味しく食べて、ポカポカ陽気の下でしばしのんびりとした時間を過ごせました。準備万端整えてくれていた、あちらの家族に感謝です。でも、でも、私が今日一番感じたのは・・・心底のんびりしてねぇぞ・・・という感覚だったんです。

それは、まだ造りの全工程が終了していないからではなくて、もう今後全てを忘れてのんびりすることなんか出来ないんじゃないかと思えるような、ちょいと寂しい感覚です。だから、まだやり残している作業のことが心に引っかかっているというんじゃなくて、どこかいつも覚醒しているような心持ちなんです。最近よく感じるんだよねぇ。

テンションが緩み切らないのには、ブログ効果も大いに関係してると思うんです。常に何かを発信をして、それを見てもらっているという感覚は、今までの私になかったものです。それに加えて、造りが終ったからといって気を抜くことが出来なくなってきている、私の現状がそう感じさせているんじゃないかな。

それはいいことだし、そうでなくっちゃならないんでしょうが、何となく大人になっちゃっているような(もう十分大人ですけど)、何となく経営者の性みたいな(大した経営者じゃないですけど)・・・生来のんびり屋の私が感じる、つまんない気分もどこかにあります。

まあそうは言っても、適正な休暇は必要ですよね。休みなく半年間働いていると、仕事をしていないと落ち着かないというか、悪いことをしているような錯覚に陥るんですけど、今日は「お前は休んでもいいんだ、休んでもいいんだ」と自分に言い聞かせてましたよ(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝6時半からいつもの仕事をやってしまって、松本のキャンプ場へ出かける。飛んで帰ってきて、夕方もう一度見回り。ほとんど何もやらないような1日だったが、だんだんそんな日でも「仕事やってねぇじゃんか!」という罪悪感がなくなってきている。お前は休んでもいいんだ、いいんだぞ(笑)。


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床磨き

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蔵の片付けが続いています。冬の間使った機械や道具類を洗浄したり、消毒したりする作業の他に、もうひとつ忘れてはならない重要な仕事は、床や壁の掃除です。例年よりいろいろが遅れてしまっていて、連休中も少しでもやっておこうと思って、今日は床磨きなんかをやっていました。

まあ、連休中といっても、もろみはまだもう少しあるので、蔵に出てこないわけにも行きません。もろみの上槽でもあれば、粕を抜いたりタンクを洗ったりしなくてはならないので、結局いつもと仕事の内容が大して変わらなかったりします(涙)。

でも、そんなに慌てて仕事をする状況でもないので、少しくらい時間には余裕を持ってもいいじゃぁないですか。今日なんかいつも見て回るブログを片っ端から見ましたから、朝の仕事を終えた後、1時間以上ブログ読んでましたよ(笑)。

ひとり静かな蔵の中の床をごしごしと拭き掃除するのも、心が落ち着くものです。大正9年に建てられた蔵なので、そこら中ボロボロですが、麹を乾かすための部屋のように、いつも丁寧に使われている部屋の床や、あまり人や物の移動がない部分の床は黒光りしてきれいなものです。

もともとの木の板がここまでになるには、いったいどれくらいの歴史と、手間隙かけた手入れが必要だったでしょうか。きつく絞った雑巾で、両膝を突いて、床板と真正面に対峙しながら床を磨いていく姿勢というのは、時代遅れなのかもしれませんが、ものに対する基本的なあり方のような気がしますね。

「掃除をするということは、自分の心を磨くことだ」と小学校の先生から教わりました。その通りだと今でも思っているので、娘にもそう言い聞かせています。小さなことでも手を抜かないように、私も常に心がけています。床がぴかぴかになれば、自分の心もそうなったように思える感度が欲しいものです。

90年近くも使い込まれた床です。90年間誰かがごしごしやっていたんです。お酒のよく売れた時代には若い衆が飛び回っていたでしょう。創業者である私の曾曾じいさんも歩き回っていたに違いありません。いろんな事を思い巡らしながら、床を磨きました。

まあ、それだけ長く使われているんだから、無傷ってぇわけにはいきません。上の写真にもあるように、何かを引きずったような跡だとか、何かを落としたような傷はそこら中にありますよ。そのひとつひとつがこの蔵の歴史なんですよね。

私が付けた傷跡もいくつもあるでしょう。この会社にとって有意義だったと言われるような歴史を残していきたいものです。このボロ蔵がいつまでもつのか、ちょっと疑問ですけどね。これからずっと地震がないことを祈りましょう(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝もろみの面倒を見てから、記事に書いたように床磨き。午後は娘にねだられて、ソフトクリームを駒ヶ根高原に食べに行く。冬の間何もしてやらないから、5月の連休はなるべく言うことを聞いてやる。帰ってきてから、また掃除。まだまだ終らんなぁ。


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初ビール

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先日、久しぶりに家でビールを飲みました。実に、半年ぶりくらいになるでしょうか。

ビールを飲んでなかったわけじゃぁないんですよ。蔵に泊まり込んでいた時だって、夜中にまちへ飲みに出れば、ムロの仕事の後のビールは本当に美味しかった。しかし、家では全く飲んでなかったんですよね。

造りの期間中は家でお酒を飲むわけにはいかないし、飲めたとしてもビールが欲しいとは思わないんです。日本酒を少し飲んで、すぐに気を失ったように寝てしまうらしい(笑)。

でも、仕込みも終って、家でゆっくり飲めるようになって、気候も暖かくなってきたので、そろそろ飲んでみようという気になったんです。家で肴をちゃんと用意してもらって、風呂上りに飲むビールはこりゃまた格別だぁね!

私は別にビール否定派じゃぁありません。日本酒の次にたくさん飲んでいるのはビールでしょうし、風呂上りにグッとやるビールには、日本酒はかなわないと思っています。ただし・・・1杯まで・・・です。それ以上になると、真夏でもあんまり美味しいと思えなくなってくんだよねぇ。腹にもたまるし・・・。

ですから、あくまでもライバルの酒類ではありますが、1杯目はのどを鳴らすようにして美味しく飲んで、後は日本酒にするってぇのがひとつのこだわりです。これは家で飲んでも、外へ飲みに出ても同じ事です。

もうひとつのこだわりは、あくまでも「ビール」を飲みたいということです。発泡酒や第3のビールじゃぁいけない。発泡酒が世に出た時に、私もしばらく飲んだことがありましたが、どうしても何か味気ないんだよなぁ。最初は値段につられて、多少のことは我慢しようと思っていたのですが、そのうちに、大げさに言えばのどを通らなくなっちまった。

私の嗜好に合う発泡酒もあるのかもしれませんが、それ以来いくら値段が安くてもビール以外に手は出さないようになりました。缶ビール1ケースにするとかなりの値段の差になりますが、それでも構わんと思ってます。

そんでもって、先日は母屋からおすそ分けのサンマ(季節外れ?)、タラの芽の天ぷら(家の畑で採れたやつ)、そら豆(地のものではないらしい)が食卓に並び、更に初ビールが美味しく感じられたのでした。当然その後の信濃鶴も最高に美味かった。

今日はビールに関するこだわりを書いてみましたが、最後にサンマに関するこだわりも披露しましょうか。はい、見て分かりますね。きれいに食っちまうってぇ事です(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
午前中は粕抜きをして、その後ムロの片付け。1階の洗い場で洗ったものを、ムロのある2階まで階段を持ち上げる。重いものを持って何往復もしたら、久しぶりに足が笑った。でも、膝も痛くなって・・・笑ってられねぇじゃん。
午後は一転して、製品を用意する作業に追われる。明日からまた長い連休になるので、その間に製品がショートしないように準備。一升瓶を包装紙で巻いたり、カップ酒の蓋を取り付けたり結構てんやわんや。蔵から総出で手伝う。毎日このくらい忙しけりゃぁいいのになぁ。


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