専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

復活?

最近少し目覚めてきたように思います。目覚めたと言っても、これまでずっと寝ぼけてたという意味じゃぁなくて、正気に戻ってきたと言った方が近いかもしれません。

昨年の仕込みは、今年より10日ほど早く終っていました。そして、5月の連休過ぎた頃に、ようやく何となく我に返ってましたから、その事を思えば2週間くらい早く覚醒してきているかもしれませんね。

別にその間ボーっとしてたとか、仕事がはかどらないとか、どっと疲れが出るというわけではないんです。しかし情けない事に、どこかで意識が朦朧としているようなところがあって、次にあれをやろうとか、これが大切だというような進取の気質に欠けちまうんです。

こんな生ぬるい事を言ってんだから、ろくな専務じゃないんですが、一定のリハビリ期間みたいなのを毎年感じています。それが今年は短けぇなぁ・・・このブログを書いているせいかもしれませんね。もうちょいと寝かしといてもらっても構わんのですがねぇ(笑)。

年中維持するのは不可能に近いと思われるようなテンションを、精神と肉体にかけ続けた半年間が終って、壊れた体はあと半年をかけて徐々に直していかなくてはなりませんが、精神的な部分では、常にこのブログを更新し続けることで、一定の緊張を維持できているのかもしれません。

ブログを書くってぇことは、ある意味で自分をさらけ出している事になるので、まったくダレてしまった自分には恥ずかしくてなれないんじゃないのかな。また、発信し続けるっていう事は、常に考えてなくっちゃならないっていう事ですしね。体の方はほとんど弛緩しきってますけど、ハイ(笑)。

正気になると、いろいろ悩みも頭をもたげてきます。これまでは忙しくて、考えずに済ませてきてしまったことですね。
「今年の造りで目指した、酒の味の方向性はこれで良かったのか」
「純米酒路線を突っ走る私のやり方は独善的に過ぎるんじゃないか」
「一般的に雇用されている杜氏では絶対にやらないような思い切ったこともやってみたけど、結果的にNGだったんじゃないのか」
「私には杜氏の素養がないんじゃないのか」
・・・残り半年は、ずーっと悩んでんです。

そんな事柄も、またこのブログの記事になるでしょう。冬の間は書きなぐってきたこのブログも少し体裁をいじってみようかなぁ。それから、これまでコメントをくれた皆さんのブログ巡りはやっていましたが、こちらからコメントを入れることがほとんど出来なかったので、少しずつでも書き込もうと思ってます。でも、見にいったブログは、時間があれば全て応援クリックをやりまくっている、けなげな私です(笑)。

おかげ様でこのブログもいろんな方に見ていただいているようで、そこら中で話題になって、うれしいやら恥ずかしいやらです。先日も私の大学時代の旧友が、自分のブログで紹介してくれました。こいつはブログ歴長げぇなぁ。私の立場上、酒を飲んだ話がブログネタになるのは大変にありがたいことだと、彼のブログを読んで気がつきました(笑)。紹介してくれて、ありがとう!【リンクは下に↓↓↓】

明日から5月ですね。今度は信濃鶴を売ることを考えなくっちゃ。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝イチで蔵の見回りを終わらせる。昨日半分絞ったもろみの残りをヤブタ(圧搾機)に押し込む。あっという間に入ってしまったので、少し慌てる。
昼は、何か買い物があるという娘に付き合って出かける。冬の間何にもしてやらんから、連休中は仕事の合間を見て、なるべく言うことを聞いてやる。
帰ってきてから、もろみの分析、タンク洗い等。ひとりでやると、やっぱ寂しいな。


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足タレとおねだり

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今日は手タレならぬ足タレの登場です。こんなに足の形が娘と似ているなんて思わなかった!思わず写真に撮っちまいました。そういやぁ、娘のスキーブーツを買う時に甲が高いなんて言ってたっけ。私も甲高で、足に合ったスキーブーツを探すのに苦労したもんです。

我が家では娘には、たまごっちも、ニンテンドーDSも、コンピュータゲームも一切買い与えていません。別に、そういったものを全く否定しているとか、偏屈な教育理念を持っているとかいうわけじゃぁないんですよ。

何でも吸収できる、このやわらかい頭の時期はもう2度とやってこない。自然に、まっすぐに伸ばすためには、あまり必要のないもののような気がするだけです。

「ねぇ、お父ちゃん。DSとかってうちじゃぁ買わないの?」
猫なで声で聞いてきた。
「欲しいか?」
「うん。あの○○○っていうゲームは×××が面白くて、云々・・・」
延々と説明は続く。で、最後は必ず
「Aちゃんも、Bちゃんも、Cちゃんもみんな持ってるんだよ」
こういう時はいくら娘でも、しっかり同じ目線で話をするべきだと思う。
「オレも、お前の気持ちはよーく分かる。お父ちゃんが子供だったら、絶対欲しいもんな。買ってやりたいのは山々さ。でも、今のお前にはたぶん必要ないと思うんだよ。ゲームを何時間もしない代わりに、本も読めるし、ピアノの練習も出来るし、百人一首だって覚えられるじゃないか。大人になった時に、その方が良かったってお前もきっと思ってくれるんじゃないかなぁ」
「・・・私の気持ちが分かるんなら、買ってよ・・・」

とは言え、他の子と同じくらいの事はやらせてやりたいのは親心です。ちょっと可哀相になることもありますが、子供の方が逞しい。だんだんと慣れっこになってきたみたいです。

「Dちゃんなんかねぇ、漢字検定を受けるだけでDS買ってもらうんだよー!合格してもしなくてもいいんだって!」
漢字検定を受けさせるための動機付けなんでしょう。
「うちじゃ、ありえねー!って思ったわよ。私なんか百人一首全部覚えたって、印伝の筆入れだもん。何か違うなぁ」
印伝(いんでん)というのは、甲府にある日本の伝統的な皮工芸の製品です。ちょっとシブ過ぎますが、我が家では代々愛用している品なので彼女にもその伝統を受け継いでもらおうと思って、ご褒美に選定してあります。

最近では、彼女の話術もだんだんと巧妙になってきました。

「ねえ、△△△エンジェルっていうカードゲームが欲しいんだけど・・・」
「何だ、そりゃ?」
「カードにキャラクターが書いてあってね、云々・・・」
「そんなもん集めたって、すぐにいやになるんじゃないのか?、賛成しかねるなぁ」
「いいじゃない、それくらい!自分のお小遣いで買うんだし、たまごっちだってDSだって我慢してるじゃない!うちにいる時に遊ぶものがないのよ!兄弟もいなくてひとりで遊ばなくっちゃならないし・・・」
半ベソをかきながら必死の猛抗議。確かに痛いところを突いてきやがる(汗)。

うん?待てよ、どこかで聞いたことのあるようなおねだりの仕方だぞ。そういやぁ、同じくらいの年の頃、私もちょっとスネながら、そんな風に親を説得したよなぁ。自分のお小遣いだからとか、あれを我慢したんだからとか、みんな持っていて仲間はずれにされるとか・・・。

足があれだけ似てるんだから、この辺も似て当たり前か・・・(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝もろみを見回ってから、上槽作業に入る。今日1日じゃぁヤブタ(圧搾機)に入りきらないので、2日に分けて上槽する。こいつがなきゃぁ、ずーっと会社にいなくてもいいんだけどなぁ。せっかくいるんだから、がんばって仕事仕事。


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スナックしゅせん

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「駒ヶ根に手タレ志望のスナックのママがいる」・・・という噂は以前から聞いていました。つまり、このブログに手を出したいっていうことです(笑)。

昨日は「越百」で飲んで、みんなそのまま帰るわきゃないので、行ってきましたそのスナックへ。彼女の望みをかなえるために!今日のブログは彼女のために書いてるようなもんだぁね。宣伝料もらうよぉ。

その名は「スナックしゅせん」。この「しゅせん」って、「越百」でやってる「酒仙童の会」からきてるんじゃぁないよねぇ。でも、字をあてるとすりゃぁ「酒仙」になりそうだしなぁ。

実は、このママのきみちゃんは私の後輩。私は中学、高校と剣道部に所属していましたが、彼女も同じ中学で剣道部だったんですね。私より3つ年下なので、一緒に活動したことはないんですけどね。「しゅせん」で独立する前にいたお店の頃からよく知っていて、偉そうに先輩面をしていたものです。

そして、さあ撮ったぞぃ、手タレ写真。店が暗かったのでハッキリとしませんが、たぶんきみちゃんも入れて7人分の手があるはずなんですがね・・・。今度はもうちょっと明るくして撮らにゃぁイカンね。

昨日は「越百」のえっちゃんも遅れて合流。計6人で大騒ぎ。一緒にいった連中の半分は某大きな企業の若手3人組。そのうちのひとりは今度転勤で東京へ帰るらしい。実家もそちらの方だから何も問題はないんだけど、伊那谷に何年か住んでみて、とてもこちらが気に入ったと言ってくれました。

初めてバスに乗ってこの山の中の小さなまちへ降り立った時には、彼の目には何にもないド田舎に見えたのでしょう。彼らの工場が、これまた人里はなれた山の中。でも、周りの人は優しいし、自然は一杯あるし、「越百」や「しゅせん」にも飲みにいけて、このまちのよさが分かってもらえたみたいです。

何にもない田舎に、都会にはない何かを見つけると、断然田舎を好きになっちゃう人が多いですよね。その気持ちに十分こたえられるまちだと思いますよ、駒ヶ根は。私たちは一生ここにいますからね。いつでも帰ってきてくださいね。そんときゃぁ、また「しゅせん」で飲みましょう。彼の送別会を兼ねて、私も久しぶりにカラオケを歌っちゃいました。

若い頃はスナックのママなんていやぁ、ちょっと怪しげな夜の蝶ってぇ印象だったんですが、自分の後輩が一生懸命に切り盛りしてるとなりゃぁ、素直に応援しちゃうよね。お客さんも良く入っているらしいし、頑張ってほしいと思います。それから、日本酒のお客さんには信濃鶴でお願いしますね!!!

あぁ、今思い出した!そういやぁ、「しゅせん」の後にもう一軒飲みに行ったんだ!確か「ぶんぶん」だったような・・・(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝イチで粕抜き。もうそろそろ粕抜き作業も終了。もろみを全部搾り終わったら、後はろ過して、火入れをすれば大体の工程が終わりになる。もうちょっとだが、仕込み作業が終わる時のようなうれしさはあんまりないな。
後は、掃除、片付け、消毒、掃除、片付け、消毒・・・終らんなぁ。


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酒仙童

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あー、飲んだ飲んだ。

今日は「越百」主催の恒例「酒仙童の会」でした。何の会だと聞かれれば、飲兵衛の会だとしか言えません(笑)。いつも、全国のいい酒をいくつか集めて、飲み比べをしています。冬の間は全く行けないもんだから、今日が私の今年初めての出席となりました。夏の間もあれやこれやで、あんまり参加出来てないんですけどね(スイマセン)。

いつものメンバーです。しょっちゅう越百に集まってんのに、まだ来るかって感じの連中ばかり。気の置けない人たちなので、いつも楽しく飲ませてもらってます。

私が駒ヶ根に帰ってきた頃から参加してたんです。始めのうちは歯に衣着せぬ信濃鶴への評価にビクビクしていたもんですが、今となっては、あの頃言われた事が造りに反映されて、結果としてよい方向に舵をきる一因になっているような気がします。

この会で得た事は大きかったと思うんです。有名銘柄を実際に飲みながら、みんながどう感じるのか感想を聞けて、同時に鶴も飲み比べられるんですからね。それを年に何回も繰り返してんだから、とても勉強になりました。まあ、研究熱心なんだか、飲みたいだけなのか分からんですけどね(笑)。

今日は、鶴の純米大吟醸も仲間に入っていましたが、他の酒と比べてもまずまずの出来でした。今年の吟醸にも自信が持てました。ただ、吟醸系ばかり飲んでいると、疲れちゃうんですよね。最後に出てきた鶴の普通純米が一番ホッとしたりなんかして・・・。

料理はいろいろ出てきたんですが、なんと、今日はチーズが登場しました。それもブルー系ばっかり。いかにみんなこのブログに影響されているのかわかりますねぇ(笑)。お酒に合わせて食べてみて、そのマッチングにビックリしている人もいました。3種類出してくれましたが、どれも美味しかったです。それでまた飲み過ぎちゃったんだな(汗)。

シメは蕎麦と決まっています。いやぁ、えっちゃんの蕎麦美味しいね。前回よりも上手になってる気がしました。これからが楽しみです。帰り際に蕎麦が足りなくなったからといって、えっちゃんが蕎麦を打ち始めました。あっという間に蕎麦にしちゃいましたよ。この手際のよさが大切なんでしょうねぇ。

私にも蕎麦を切ってみろと言うから、ちょっと切らせてもらいましたけど、やっぱり彼女のようにきれいにはそろわない。蕎麦打ち今度彼女に教わろうかなぁ。でも、私の切ったやつも店で出したんでしょうか・・・(汗)。

なにせ、7時から飲み始めて、家に帰ったのが2時半だったてぇんだから、いったいどれくらい飲んでんだか・・・。当然越百だけで終るわけがない。その後も長かったんです。この記事も朝書いてます。この続きは今日のブログで記事にします。さぁ、仕事仕事!


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日は蔵の中の仕事をしたかと思えば、事務所に行ったり、書類を作ったと思えば、小売店へ出向いたり・・・なんとも落ち着かない1日だった。みんな仕込みが終ったことを知って、オレにいろいろ言ってくるようになるんかいな。周りにはもうちょっと仕込み期間を長めに言っといた方が良さそうだな(笑)。


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タラの芽

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信州駒ヶ根から、春の便りをお届けしましょう。と言っても食べもんですけどね(笑)。

今年初物のタラの芽が食卓に並びました。春の新芽が持つほろ苦い美味しさを、今年も満喫しています。我が家ではもっぱら天ぷらにします。これからどんどん伸びていこうとするパワーを採って食べちまうんだから、タラの木にとっては可哀相な事なんですけど、人間が食べてみたら美味しかったっていうのが運のツキですな。

タラの芽と並ぶ春の苦い美味しさは、ふき味噌。こいつも大好きなんですけど、まだ今年はお目にかかっていません。しょうがないので、この話題はShinjiさんのブログにゆずりましょう。信濃鶴もちょっと写ってます。【リンクは下に↓↓↓】

さて、このタラの芽、普通は山や林の中に生えています。それをわざわざ採りに出かけるわけですが、今ではスーパーなんかでも売ってますね。でも、実は我が家では畑に生えてんですよ。

親父が山から採ってきて植えたら、うまい具合に育ってます。出荷するために作っている農家の方もいて、ビニールハウスの中で育てて、露地ものより早く出荷するなんていうことも聞いたことがあります。つまり、山でなくても育つっちゅうことです。

タラの木って見たことありますか?タラの芽ってどんな風に伸びていくのか知ってますか?写真を撮ってみましたけど、分かりますかね。

多少枝分かれはしますが、基本的には地面から一本ひょろっと生えていて、木の表面はトゲだらけです。かなり頑丈なトゲなので、とても素手では触れません。そうやって動物に美味しい新芽が食べられちまうのは防げても、人間にはかなわなかったんですねぇ(涙)。

その一本伸びた木の先に芽が出てきます。そいつがテキトーな大きさになったら、摘んで天ぷらにするわけです。美味いねぇ、こりゃ。酒もすすむすすむ。

しかし、問題もひとつあります。庭先の畑で簡単に採れるのはいいんですが、そのうち最盛期になると食いきれないほど採れちまうようになる。いくら美味しくても、毎日はいらんでぇ・・・何事もほどほどが肝要・・・(笑)。

おまけの写真は、会社の裏に咲いている菜の花。今が満開。でも、このところ春っぽいと感じられる日が少ないですね。仕込みが終っても、なんとなく心底ウキウキしないのはそのせい?それとも、つまらん大人になっちまったせい?


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日はビン詰めの日。もちろんこれまでもビン詰め作業は毎週のようにあったのだが、仕込みも終ったことだし、蔵の方から少し手伝いに入る。
空いた時間はムロの片付け。ムロの中の道具はいつもきれいに使っているから、特別汚いわけではないが、最後に完璧にきれいにしようとするといつもの何倍も時間がかかる。「こんなもんでいいや」と思いたくなるが、そこは辛抱辛抱。


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ふき味噌を美味しそうに食べてます → Shinjiさんのブログ[Personal Columns]

蔵開放onBLOG(16)

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さて、昨日の続きです。

私も毎日のようにこのブログで、今日の吸水が多かっただの、少な過ぎただの書きましたよね。それほどこの洗米、浸漬後の米の吸水率っていうのは重大な関心事なんです。うまく吸水がそろえられなかった時なんかは、その後ずーっと「チクショー」とか思ってんですよ(笑)。

昨日も書きましたが、一度浸漬に要する時間が分かったとしても、いつもその時間でうまくいくとは限らないから悩むんです。毎日の微調節が必要になるんです。その米が精米されてからの時間経過や、その日の洗米に使う水温等に若干左右されます。その辺は経験からでしか分からない部分です。

そもそも、最初に「勘」で時間を決める時にはどーするんでしょうか?いくら勘とか経験とか言っても、じっと目をつぶっていて、その時間になったらカッと目を見開いて、「今だ!」なんて・・・そんなわきゃないじゃん(笑)。

じーっと見てるんです。ずーっと見てるんです。水に浸けた米は、徐々に周囲から色が真っ白に変化していきます。水がしみ込むとその部分は透明さを失って、不透明な白色になるんです。それが徐々に米の中心部分へ向かって浸透していく。中心部分まで全部白色になったんじゃぁ吸わせすぎです。ある程度透明な部分が中心に残っている時に、水から上げるんです。

そんじゃ「ある程度」って、どの程度よ?・・・それが経験を積まないと分からんことなんです。その気になって経験を積んで、じーっと見ていると分かるようになってくる。毎日毎日繰り返していると分かるようになってくるんです。そして、最後の判断には集中力が必要になります。いくら経験を積んでも、集中力を欠いた時には、吸水率は合ってきません。

しかし、結局のところ「よし!今だ!」と自信を持って上げても、そんなに理想の数字に近いことは少ない。でも、毎日そんな事を繰り返していると、33%なんていう数字より、自分の判断の方がいい蒸しになるかもしれない・・・経験に裏打ちされた人間の感覚がよしと言うならば、その方がいいんじゃないか・・・そんな気持ちにもなったりします。

ちょっとカッコよく書き過ぎましたが、実際にはある程度の目安が定まってきたら、ストップウォッチを頼りにして、正確に時間を計るんですよ。毎日やっていると疲れちゃいますからね。毎日やったら相当な鍛錬になると思いますけど、それが他の何に役立つかは分かんねぇな(笑)。

もともと、最初は「勘」で時間を決めるなんて事やってんですから、いかにローテクでアナログな世界なのか分かるってぇもんでしょう。でも、「時間」みたいに数字で表されるものに関してだからそういう感じを受けるかもしれませんが、私はそういう感覚がいかに大切か、酒造りをやっていて学びました。

だって、数字で表されない事の方が世の中多かぁないですか。そして、そういうことの方がはるかに人間にとって大切な事が多い。そんな事柄に酒造りの感覚が生きるかどうかは分かりませんが、少なくともその大切さには気付かせてもらいました。

さあ、このあたりで「蔵開放シリーズ」は一旦休憩にしましょう。上の写真は蔵の2階へ上がる階段です。この上には何があるんでしょうねぇ。それは次の造りの時までのお楽しみ。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日もムロ周りの掃除。ようやく終わりそうな気分になってきた。
鼻歌交じりに仕事をしてたら、突然事務所から、時間指定のお燗がまだ届いていないと先方から連絡があったとSOS。あわててお燗をつけて飛んでいったが、結局先方のミスだったらしい。ホッとしたが、ちょっともったいない時間だったと・・・(涙)。


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記事が長すぎて、みんな読むのイヤになっちゃうのかしらん。短く短く・・・します。


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蔵開放onBLOG(15)

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仕込みが終って、気が抜けて、ブログの内容にも緊迫感がなくなり、ブログの順位も下がって、あとはダラダラブログになっちまうんだろうなぁ・・・と薄々感じている今日この頃です・・・が、書き忘れていたことをふと思い出しました。

それは「蔵開放シリーズ」の前回の続きなんです。このシリーズ、私が当初思っていたよりも話題がたくさんあり過ぎて、今期の造り中に完結しませんでしたね。今日これで15回目ですけど、まだまだ原料処理あたりが終ったくらいですから、これからまだ当分続けることはできそうです。

でも、もう仕込みは終っちゃいましたからね。片付けちゃったものもあるし、一応お酒を造る工程順に説明しているので、途中が抜けても面白くない。私の気分的にも、なんとなく説明に力が入らないんじゃないかなぁ(笑)。ですから、一旦ここでこのシリーズは中休みにしようと思います。秋になって、造りがまた始まったら、再開しましょう。

と考えた時に、前回の言い残しを、どうしても今日ぶちまけちまおうと思ったわけです。前回はザルを使って米を洗い、それを水に浸して、限定的にこちらの目標とする吸水歩合まで米に水を吸わせることができる。そのためのザルは大切な小道具なんです。ってな話題だったんです。【その記事へのリンクは下に↓↓↓】

そこで抜けてんのは、じゃ、どうやって目標水分になったかどうかを知るのか、つまりどのタイミングで水に浸漬してあるザルを引き上げるのかっていう点です。

答えは、最初は「勘」、次からは「浸漬時間」です。まず最初に時間を計りながら「勘」で水からザルを引き上げてみます。その米の重さを量れば何パーセント水を吸ったかが分かります。後は、もう少し吸わせたければ先ほどの時間より長く浸漬しておくし、吸わせ過ぎたとなれば短く調整すればよいのです。

簡単に言えば、60%精米した美山錦を33%まで吸水させるためにはいったい何分何秒浸漬すればよいのか・・・こいつさえ分かっちまえばこっちのものなんです。

仕込みの一番最初や、新しいロットの米を使う時、これまでと別の品種の米を使う時、これまでと違う精米歩合の米を使う時、そのような場合には、米が水を吸うスピードはかなり異なってきます。ですからロットが変わった最初の洗米には、大変に気を使いますね。

吸水率が0.5%違っただけでも、蒸米の手触りが変わって麹の出来にも影響しますから、我々はストップウォッチとにらめっこして、必死になって吸水率をそろえようとするわけなんです。吸水の早い米なんか、10秒単位くらいで時間を調整するんですよ。11分30秒で吸水が足りなければ、11分40秒で水から上げるようにするんです。

じゃあ、1回その時間が分かってしまえば、後は同じ様にいくのかっていうと、そんなにうまい具合にはいかないんだな、これが・・・続きは明日。

造りの事を書いていると、どっからかアドレナリンが分泌されて、頭に血が上って興奮状態になってくる気がしますね。やっぱり造りの期間は特殊な精神状態にあるんですかね。今晩眠れなかったりして(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日は1日中ムロの周りの掃除。仕事をやり始めて集中力が増した頃になると、お客さんが来た。そんなタイミングで3人も来たもんだから、なんともブツ切れの仕事になっちまった。今週中にムロくらいは片付けたいなぁ。


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このシリーズの前回の記事はこちら → 蔵開放onBLOG(14)

そば処こやぶ

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先週、駒ヶ根の蕎麦屋『丸富』のことを書いたら、「あの記事にあったもう一軒の蕎麦屋はどこなの?」というご質問をいただきました。

・・・しょーがねーなー、行ってきましたよ、今日の昼に。やらなくっちゃいけない仕事たくさん抱えてんのになぁ。このブログのために突撃レポートだぁ!。

・・・って言っても、この質問をしてきたのはたった2人なんですけどね(笑)。本当は、質問に答えていたら食べたくて仕方なくなっちまっただけのことです(笑)。

私が『丸富』と同じ様に愛している蕎麦屋。それが、伊那市にある『こやぶ』です。前回の記事にも書きましたが、この店は私がひいじいさんに連れられてやってきて、幼くして(?)蕎麦に開眼した店なんです。

あの時の私には、ここの蕎麦はそれまでに食べたこともない、全く初体験の美味しい食べ物だったのです。もちろんそれまでに蕎麦は口にしていたでしょうが、そんなのとは全然別の食べ物だと思ったほどのインパクトがあったのを、今でもよく憶えています。

実は、私の女房もそうなんです。作り話じゃぁないんですよ。彼女と結婚することが決まって、結婚式の準備の為にこちらに来たことがあったんです。その時に私は行かなかったんですが、私の母が女房たちを『こやぶ』に連れて行ったらしい。

それまで蕎麦はキライだった女房は、初めて蕎麦を美味しいと感じたそうです。もう今では大の蕎麦好きですよ。私としては、蕎麦なんか好きにならんでもいいから、あの時の初々しい優しさを忘れないでほし・・・イカンイカン現実逃避だ(笑)。

とにかく、ここの蕎麦には素直に美味しいと感じさせる力があるんでしょうね。麺は少し固めの歯ごたえを感じさせるゆで方で、蕎麦の味もしっかりとします。今の大将はたぶん2代目で、先代の息子さんだと思います。先代は、同じ伊那市内ですが、かなり山奥に別の店を作って、そこでまだそば打ちをされています。

遠いこともありますが、私はそちらの店にはあまり行かず、もっぱらこの『こやぶ』を贔屓にしています。しっかりと味は継承されていると思いますし、この店で一緒に食べたひいじいさんとの思い出というのも、ここの蕎麦を美味しく感じさせてくれるような気がします。

でも、味がきっちりと親から継承されているっていうことは『丸富』にも言える事だよねぇ。蕎麦っていうのは、一子相伝で味を伝えやすいのかなぁ。造り酒屋なんか杜氏が変わると、味が結構変わっちゃうもんですけどね。ひとりで全工程を管理できるってぇところは酒造りと違うところだぁね。

蕎麦は職人の手のぬくもりが感じられる、日本人に合ったいい食べ物だと思います。その手を手タレで写真に撮りたかったのですが、ここの大将とは面識はありませんし、信濃鶴も置いてもらっているわけではないので、お願いはできませんでした(笑)。奥が普通のもり蕎麦、手前が大もりです。大もりでも足りませんでしたね。

女房の作ってくれる弁当以外の昼飯を、半年振りに食べた記念すべき第1回が先週の『丸富』。第2回が今日の『こやぶ』かぁ。蕎麦万歳だよなぁ。

それから、誤解のないように言っておきますが、今日はたまたま会社も休みだったし、伊那方面に用事があったので、昼飯を食べに出られたんですからね。まだまだ蔵は忙しいんですよ。でも、音を立てて気が抜けてるってぇのは見え見えですかねぇ(笑)。


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何が何でも4月提出の税務書類をやってしまおうと固く心に誓って出社したが、昼に蕎麦食べに出たりなんかして、ちょっとふぬけ状態に(汗)。やっぱり休みの日にひとりでいると気が抜けちまうなぁ。何とか夕方までに終わり、ようやく肩の荷が降りる。
今や税務署に提出する書類は、ほとんど全てインターネットを使ったe-Tax(イータックス)というシステムで提出できる。実際に書類を作るという手間は省けるが、初めての書類の提出なんかは気を使う。それに加えて、国税庁で作ったe-Taxのソフトが使い勝手が悪い。もうちょっとスマートでスムーズになるといいんだがなぁ。
今週末は運良く粕抜き作業がなかったから良かったが、あったらひとりでえらいこっちゃ。来週はどうなることやら・・・。


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銀座

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飲みにいってきました。『銀座』というお店です。名前の通り、駒ヶ根市の銀座通りにあるんです。私の後輩のI君に、相談があるからと呼び出されてしまいました。大した悩みじゃぁねぇんだな、これが(笑)。彼も私が仕込みを終えたことをよく理解していますから、「岳志さん、そろそろ飲みましょうか」という気の利いたサインだったと・・・。

もう10時近かったでしょうかね。冬の間の生活で、夜遅くから飲むのは全然慣れっこになっています。女房には「しょうがねぇなぁ」という風を装って、実は飲む気満々で出かけました。仕込み期間中のことを思えば、その後に仕事なんかないんだから、なんと気軽に飲みに出られることか。仕込みの終ったうれしさを実感するする(笑)。

久しぶりに町の中心街まで出たので、足が遠のいていたお気に入りのお店のひとつを選んだってぇわけです。『銀座』は駒ヶ根にあっては、かなりおしゃれなお店です。店に入ると立派なカウンターがあって、バーのような雰囲気なのですが、テーブル席もあって、メニューなんかもしっかりしています。

そして、この辺では普通飲めないような、全国的に有名なお酒も店の裏の方にたくさん置いてあって、私が行くといつも大飲み比べ大会になってしまいます。この日も、あれもこれもと出してくれて、テーブルの上は一升瓶だらけ。

たまたま別の知り合いも『銀座』にいたのですが、トイレに立った時に私たちのテーブルの横を通って、「お前らいったいどのくらい飲んでんだ?」とギョッとして、思わず足を止めていました(笑)。実際には自分のいいだけの量を、少しずつ飲ませてくれているんですけどね。

ここのマスター、市内に何件も店を持つやり手。かなりの知識を持っていますし、いつも勉強しているようです。私の知らない情報なんかを教えてくれることもあります。あまり私とは話しませんが、洋酒についても相当詳しいはずです。

食べ物もメニューに載ってないようなコジャレた一品が置いてあります。I君もこのブログを読んでくれていて、たまたまブルーチーズの話題になったんです。「そんなもん置いてないよねぇ」と声をかけたら、そのくらいは置いてあると、鼻で笑って出してくれましたよ、ロックフォール(驚)。

写真のお皿の左端にのっている四角いのがそれですが、前回記事にした時に私が食べたタイプより水気が少なくて硬い感じ。色も全体に緑がかっている様でした。味はちょっと塩気がひかえめで、マイルドな感じでした。名前も教えてくれましたけど、飲んでて覚えているわきゃない(笑)。

でも、信濃鶴との相性はやっぱし良かった。ニッコリしながら飲んじゃいましたよ。ちなみに、日本酒がいろいろ置いてあると言っても、普通に頼めば鶴が出てくるようですから、いつでも飲めますからね。

写真の手タレは私とI君とマスター。結局飲んだだけで、相談になんかなんなかったじゃん(笑)。


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朝イチでもろみを見て回った後、今日は書類の作成に明け暮れる。会社の出勤日には、他の社員と片付け仕事をしなくちゃならないから、休みの日にデスクワークを進めておかなくっちゃならない。また、今年はいろいろが遅れてんだ・・・(涙)。
4月は年度始めということもあって、昨年度のデータを集計して、税務署に提出しなければならない書類がいくつかある。まとめるのは結構面倒くさい。パソコン様様、エクセル様様だぁ。


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3位まで落ちちゃいましたね(涙)。まあ、ぼちぼちいきましょうか。


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解禁

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ついに納豆を解禁しました!!!まだまだムロの片付けは残ってるんですけど、部屋全体の消毒も終わったし、我慢しきれずに例年こんな時期には食べ始めてしまいます。幸せだったなぁー。納豆でネバネバに糸を引いた口を開けたまま、しばし放心状態でした(笑)。

こんな事で幸せだなんて言ってるのも、ちょっと幼稚でしょうか?絶対いつかは食べられるんだから、こんなの楽しみのうちですよね。いつ食べられるか分からない、という状況も過去にはあったんだもんねぇ。戦後の食糧不足の時代に、白いご飯がどれだけ美味しかったんだろう。生きるっていう事を実感できたでしょうね。

まあ、そんなことも思わせてくれた納豆ですが、納豆菌と言ってもいろいろいるんですよ。酒造りの中で忌み嫌われるのは、ネバネバした物質を作り出すようなタイプのもので、その類のものをひっくるめて納豆菌と呼んでいる、という理解でいいんじゃないでしょうかね。そんなやつらがいったんムロの中で胞子を形成してしまうと、その胞子を撲滅するのは容易ではないんです。

納豆を食べていても、自分の手に付くと、まだ反射的にビクッとしてしまう自分がかわいい(笑)。納豆ばかり食べていて、DNAが体内に入って自分のDNAの一部になってしまって、汗かなんかが納豆みたいにネバネバになっちゃって、一生麹が触れない体になったら・・・酒造りからきっぱり足が洗えるんだがなぁ(笑)。ちょっとSF過ぎますかねぇ。

でも、そんなこともないんですよ。実用化のレベルにはありませんが、こんな実験は一応成功してるんです。酵母菌のDNAの中に、アミラーゼという酵素を作り出す麹菌のDNAの一部を入れ込んじゃうんです。そうすると、酵母菌は麹菌によって米のデンプンを糖分に分解してもらわなくても、自分の中でその役割を完結できてしまって、自分だけでお酒が造れちゃうんだとか。

もう酒造りに麹は必要なくなるっていう話です。酒造りの中から麹造りが無くなればどんなに楽なことか・・・現代の科学ってすごいんですねぇ・・・でも、そんなのダメに決まってんじゃん。やり過ぎだぁ。自然の摂理からあまりにかけ離れちゃう。考えるまでもなく、いい酒にはならんでしょう。

えー、話がそれまくっちまいましたね(笑)。とにかく半年ぶりの納豆は美味しかった!ブログ用に写真を撮ろうとしたら、手が出る出る。ブログに出たがっている手タレは、女房と娘(笑)。


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今日は1日中火入れ。今年度造った特別純米を全部火入れした。いい具合に熟成して、きれいさっぱり売り切れちゃいますように。写真は火入れが完了したタンクの様子。中の酒は60℃以上もある。これから口を密封して、低温で熟成させながらびん詰めを待つ。


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何となく、2位も危ない状況だぁ。どこまで落ちるか見物ですな(笑)。


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選挙

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皆さんの地域ではいかがですか?統一地方選挙。駒ヶ根市では県議選が2週間前に行われ、今週が市議選です。選挙戦も残すところあと2日となって、各候補とも最後の追い込みでほとんどなりふり構わない・・・いやいや、非常に熱のこもった選挙演説が繰り広げられています(笑)。

県議選は候補が2人だったのでそうも感じなかったのですが、今回候補が16人もいりゃぁ、まちじゅうからこだまのように選挙カーの演説が響き渡ってきます。その度に耳が反応してしまうので、何とも落ち着きませんね。

困るのは、蔵のそばで「毎度お騒がせをいたしております・・・」とやられると、蔵の構造のせいなのか、どこか蔵の中で誰かがしゃべっているように聞こえちゃうんです。「えっ」と何回振り返ったことか・・・(汗)。まあ、それだけ皆さん一生懸命なんだから、うるさがらずに、どの候補者も応援してますけどね。

今日は針治療で、いつもの主治医E君の診療所まで行きましたが、そこは小学校のそばなんです。学校や病院や老人ホームなんかのそばで大きな声を上げるとひんしゅくを買うので、どの選挙カーも黙って通り過ぎるんだそうです。そりゃ静かでいいやね。

今回私的には、候補者に親戚縁者も出るし、青年会議所の先輩も出るし、個人的に懇意な人も出るし、ちょっとは知ってるってぇレベルの人が何人も立候補しているので、その中の誰に入れようかと悩んじゃいます。本当はその人の政策で決めなくっちゃイカンのでしょうが・・・。しかし、もし何にも知らない候補者16人の中から1人を選べと言われれば、そりゃぁ至難の業ですよね。

昔は良かったんですよ、選挙って。お酒がどんどん動いたんです。その候補者の選挙事務所に行って、並んでいる一升瓶の数を見れば、当選確実かどうか分かったとか・・・。今では公職選挙法って言うんですか、あげたりもらったりするとウルサイもんだから、選挙がらみのお酒なんてほとんど無いようなもんです。

でも、今日樽酒の注文が入っていたけど、ありゃあ当選祝い用なのかな。ちょっと気が早かぁないかい(笑)。いずれにしても、当選したら日本酒で乾杯してくださいね。

写真は蔵の横に立っている、選挙ポスター用のボードです。顔や名前が分かっちゃうとヤバイのかもしれないと思って小さめに撮りましたが、何とも間抜けな写真になっちまいました(汗)。そんなこと気にしなくてもいいんですかね?

こうやって、自分の写真をそこらじゅうの街角に貼って、迷惑かもしんないと思いながらも大声で自分の名前を叫んで、遊説中はみんなにジロジロ見られて・・・他人事だからいいけど、そりゃ結構度胸いりまっせぇ(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日も火入れの準備をしたが、予定より早く準備できたので、明日火入れすることにする。特別純米を全部火入れしちゃうぞ。
午後はムロの消毒。床を拭いて消毒。壁を拭いて消毒。部屋自体の掃除と消毒は終了したが、道具類にはまだぜんぜん手がついてない(涙)。


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2位になったら、肩から力が抜けてブログが書きやすくなったような気が・・・(笑)。


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クレーム

駒ヶ根高原にはいくつもホテルがあります。駒ヶ根市は観光資源が豊富ですから、それなりの数の観光客がお見えになります。ほとんどのホテルには、地元の酒ということで信濃鶴を納入させていただいています。ありがたいことです。昨日あるホテルからクレームがきました。毎度の事ながらギクッとするんだよねぇ。

うちの社員が飛んでいって、そのお酒を引き取ってきました。
「このまま飲めばいいんだけれど、お燗をすると何かおかしくなる」
とのこと。
「何だ、そりゃ?」
ちょっとよく分からない・・・。

見た感じはおかしいところはない。分析してみてもアルコール度数や日本酒度や酸度の値は全く正常でした。実際に飲んでみてもいつもの感じ。こいつぁ、おかしくなんかないよ、お燗のつけ方に問題があるんじゃないの?

で終わりにしたかったんですが・・・その社員からよく話を聞いてみると、どうやらそうではないらしい事に気が付き始めました。やっぱりお燗のつけ方も正常なんじゃないか、これは信濃鶴の酒質の問題じゃぁないのかと。

冷やで飲むととてもフルーティで美味しいのに、お燗をすると粕臭くて飲みづらくなる。これに似た評価を聞いた事がありました。それは、「吟醸酒をお燗しちゃぁダメだ」と主張する人の意見でした。

なるほどこの数年、信濃鶴は香りの高い酒になってきています。純米吟醸なんていうわけにはいかないけれど、人によっては高すぎると言う人もいるくらいです。私は香りが高い酒がいい酒だと思っているわけではありません。味のことも考えなくっちゃならないし、味と香りのバランスも大切でしょう。

でも、丁寧に酒を造ると、香りって自ずと出てくるもんなんですよね。吟醸酒とは「吟味して醸した酒」です。吟味して醸すことであのすばらしい吟醸香が出てくるのです。普通純米酒だって、吟味して醸せば香りの高い酒になってきます。

きっと、「おかしい」と言ったお客様は、こんな感じを持たれたんじゃぁないでしょうか。いつものお燗とちょっと違う事に、すぐ気づかれたのだと思います。これまで、その手のクレームがついた事はあまりありませんから、敏感な舌の方だったのでしょう。

飲み屋さんで言われることはあります。信濃鶴はぬる燗はいいんだけど、熱燗にはちょっと不向きだと。これまでの概念で言えばそうかもしれません。そこは少し吟醸気味な純米酒の弱味なのかもしれないですね。

しかし、これでいくと決めたんです。この酒質を突き詰めていこうと思っています。お客様には説明して分かってもらうしかない。ある小売店の方に、飲んでいて言われたことがあります。
「オレは、この熱燗はうまいとは思わない。でも、お前ならこれをみんなに美味しいと言わせることができるかもしれん」

自己満足に終らないように、まだまだ皆さんの意見を聞かなくっちゃなりません。もっともっと美味い純米酒を造れば、そういう意見も出なくなるかもしれません。頑張りがいがあるってもんです。

「勇みて進め、小さき者よ」・・・と言ったのは有島武郎だったっけなぁ。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝一番でもろみをヤブタ(もろみを搾る機械)へ押し込む。これまで私のやっていたやり方よりも、他の連中がやっているやり方の方が、どうやらうまくできそうだ。Kさんに教わってそのやり方でやってみる。確かにうまくいった。今度からそのやり方でやってやろうじゃないの。
その後は昨日に引き続き火入れの準備。細かいものばかり洗って、肩がどんどん痛くなる(涙)。今週中に火入れできるかなぁ?


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ついに抜かれちゃいましたね。仕込みが終って気が抜けたら、ブログの順位も下がるってぇのは、何かを示唆しているんでしょうかねぇ。


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新ブログ生活

早いものでコシキ倒し(仕込みの終わり)から、もう10日くらい過ぎちまいました。

朝はまだ目覚めがいいのですが、それでも10日前ならもう朝ごはんを食べちゃっているような時間にのっそり起きます。朝ごはんを新聞を読みながらモゴモゴ食べて、10日前ならもうコシキから湯気が上がっているような時間に会社に出かけます。

昼間はやることばかりですが、夜には家でゆっくりとお風呂に入って、晩酌をしながらご飯を食べて、テレビも見て、ブログを書く時間も十分にあって、時間に追われていた10日前が嘘のようです。

・・・で、ダレました(笑)。

これからもっと気が抜けた、普通の生活に戻っちゃいます。そうなると、これから訪れる新ブログ生活はどーなるんでしょうねぇ。このブログを始めた昨年の10月はかなり忙しい月で、すでに普通の生活っぽくはなくなっていました。すぐに仕込みが始まりましたから、私はこれまであまり余裕のある時にブログ書いてないんですよね。

蔵に寝泊りしている時は全く規則正しい生活なので、ブログを書ける時間も決まっていて、必死にその時間内に書いていました。家に帰れるようになってから、ブログを書く時間はたくさんあるのですが、いつ書くのがいいのかまだよくつかめていません。

これからはちゃんと飲み会・・・いや会合などにも出席しなくちゃならないし、出張も入ってきます。毎日続けることが大変になってくるかもしれないですねぇ。これまで切羽詰っていたからこそ書き続けられたっていう部分もあると思いますよ。これで余裕が出てきたらブログも手抜きになったりして・・・(汗)。

ここ数日の感じでは、同じ量の記事を書くのに時間が倍くらいかかっちまってるんじゃないかなぁ。だって、テレビ見ながら書いてんだもん(笑)。それに伴って、文章自体もどんどん長くなっちまいます。ただでさえ「長い!」と指摘されているのに・・・。まあ、テレビ見ながら書くのはやめにしましょう。

それから、家でブログを書くときにはノートパソコンを使ってコタツの上で書くんですが、ノートパソコンのキーボードに慣れないのと、なんか動作が遅いので精神衛生上よろしくねぇです。それに加えて格好が悪いので、肩が凝っちまってしょうがない。

やっぱり会社で書いちゃうのがいいかもしれませんね。それでもなんでも、パソコンに向かうと「書くぞ!」という気にはなるので、自分自身のやる気に変わりゃぁないみたいですよ(笑)。さて、これからどんなこと書いていきましょうかねぇ。

あんまり余裕があるのもいいこっちゃない、っていうのが今日の結論かいな・・・。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日も、片付けに次ぐ片付け。やることだらけだ。午前中はムロの掃除・消毒をきりのいいところまでやっちまう。機械周りの消毒だけでも、上から下までくまなくやるのは大変。雑巾の絞りすぎで、手のひらがヒリヒリする(涙)。
午後は火入れをするためのタンクの準備。雑菌が付いていては困るので、こいつも丁寧に洗う。タンクのふたなどの小物を洗い始める。何も考えずに洗い物を黙々とやるのも、気持ちのいいもんだ。


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あぁ、そろそろ2位との差が詰まってきました。この気の抜けたブログでは、1位にい続けることはできないでしょうねぇ。それでも、首位争いには絡んでいたいもんですね。


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蕎麦丸富

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駒ヶ根市に私が日本一だと思っている蕎麦屋があります。こいつぁ、お世辞じゃぁないんです。昨日は会社が休みだったので、お昼に蔵を抜け出して食べに行ってきました。冬の間中食べたかったんですよ。

今の店主で4代目だと聞いています。代々の蕎麦屋。かつては駒ヶ根市より少し南に位置する飯田市の駅前に店を構え、行列のできる繁盛店だったらしいんですが、今の店主になってから、何を思ったか駒ヶ根の中央アルプスの裾野、駒ヶ根高原に店を移して、かれこれ10年目くらいになるでしょうかねぇ。

私は蕎麦が大好物です。蕎麦なら毎日でもよろしい。この蕎麦好きはひいじいさん譲りなんですよね。彼も大好きだった。私がまだご幼少の頃、何歳くらいだったかは憶えていませんが、隣りの伊那市に美味しい蕎麦屋ができたからと、わざわざ食べに連れて行ってもらったことがあって、その店で「なんて美味しいんだろう!」と蕎麦に開眼したんです。今でもはっきり憶えています。蕎麦に関しては早熟だったような・・・(笑)。

その店は今でも有名店で、いつでも繁盛してますし、私も未だに美味しいと思ってるんですよ。でも、今現在ではその店の私の中での順位は2番手なんです。この店を知ってからは、ここを1番に押しています。

そば粉は地元のものにこだわっていますし、技術は親から伝来のものがあるでしょう。当然蕎麦としての完成度は群を抜いて高いと思っています。駒ヶ根の職人をひとり挙げろと言われれば、私は彼の名前を出すでしょう。写真の手を見てください。右が彼の手ですが、なんか蕎麦打ち用に全体が真っ平らって感じじゃないですか?(笑)。それに加えて、奥さんが作る、野のもので作った料理もまた格別なんだなぁ。

このお店、お客さんにたくさん来てほしいという雰囲気ではありません。有名な食に関するこだわり雑誌の取材を断るなんて朝飯前です。信濃鶴なんて、こちらから頼んだって載っけてくれないような有名誌です。そういう雑誌に載ると、一時的にとてつもない数のお客さんが来るんだそうです。そうなるといつものお客さんに迷惑をかけるし、「そういうお客さんは、何にももたらさないんですよ」という彼の言葉がカッコいいし、その自信が羨ましくもありますね。

始めはこの店の蕎麦の会に呼んでもらったのがきっかけだったと思いますが、それ以来いろいろな会に呼んでもらったり、地元で開かれた文化人の集まりみたいなのを一緒にサポートしたり、楽しくかつ刺激をもらいながら親交を深めてきました。彼と知り合いになれたことは、私にいろんなことをもたらしてくれたように思います。職人同士で、気が合うところもあるんでしょうね。

でも、私が主人と懇意だからこんな事書いてんじゃないんですよ。じゃあ、何で彼の蕎麦はうまいのか。ここが問題だぁね。そりゃぁ私が彼のことをよく知っているからそう感じるんだ、という答えもあるでしょうが、もしそうならば県外ナンバーの車がこんなにこの人里離れたところにある店まで来るわきゃない。客観的に見て評価が高いからお客さんが集まるはずでしょう?

たぶん、彼の「素直さ」だろうな。その人となりで、彼の蕎麦はうまそうだって思えるような朴訥とした男なんです。実は彼は詩人でもある。彼の詩を読めば、その真っ直ぐさがよくわかります。それがそのまま蕎麦の味に出ているんだと思いますよ。・・・ってことは私の人柄も信濃鶴に出てるんでしょうか?たいした人柄じゃぁないからなぁ・・・(汗)。

去年詩集を出して、記念パーティーをやったんですが、こんな田舎じゃ聞いたこともないような文化人が、日本中から集まってくるんです。どーやりゃぁこんな人たちと知り合いになれるんだか、とっても不思議に思いましたよ。彼の人柄と、蕎麦柄(?)が呼び集めるんでしょうかねぇ。

その名は「丸富」。皆さんも、ぜひ。


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今日は1日中ムロの中の掃除と殺菌。半年使わなくなるので、しっかり殺菌するが、部屋中を消毒するので、目や鼻が痛い。あんまし人間の体にもいいもんじゃぁないだろうなぁ。チト不安だな・・・。


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おかげさまで、まだ1位を持続できています。今回の1位は長いなぁ。皆さんのクリックのおかげです。ありがとうございます。


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火入れと生酒(つづき)

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さて、昨日の続きです。もう一度
『上槽』 →①→ 『貯蔵』 →②→ 『びん詰め』
という日本酒の3段階の製造過程を思い出してくださいね。

数日前に記事にした、貯蔵タンクに加熱殺菌したお酒を入れていく「火入れ」は矢印①にあたります。びん詰めは毎月3~4回ほどありますが、その度にされている「火入れ」は矢印②になります。ですから、びん詰めした直後のびんに触ると熱いんですよ。

この「火入れ①」も「火入れ②」も、両方ともやらないのが「生酒」なんです。当然少量とはいえ菌の類が生きているでしょうし、酵素も活性を保ったままです。その分変質しやすいわけですが、キチンと低温に保管しておけば、もろみを搾った直後のフレッシュな味わいを楽しむことができます。

そして、「火入れ①」を行わないのが「生貯蔵酒」です。「生」のまま貯蔵してあるんだけど、出荷前のびん詰めの時だけは「火入れ」をしたお酒なわけです。貯蔵期間中はずっと「生酒」状態なわけですから、フレッシュ感はかなり残っています。そのフレッシュ感と、殺菌済みの安心感が売り物でしょうかね。

最後に、「火入れ②」を抜いてしまうのが「生詰酒」ですね。最初に「火入れ」をやってしまうので、貯蔵中に変化したり火落ちしたりする危険を無くしておいて、びん詰めの時にはそのままの状態のものを詰めるわけです。フレッシュ感は少し落ちるかもしれませんが、今度は貯蔵期間中の熟成感を損なうことなく、製品にすることができますね。

いずれにしても、この3種類のお酒とも、やはり2回「火入れ」したものよりは、火落ち等の危険度が増しますし、酒質の変化は大きいものがあるので、要冷蔵としてもらって、取り扱いには注意するようにしてくださいね。

最後にもうひとつ付け足すと、よく秋ぐちに「ひやおろし」というネーミングの日本酒が発売されます。多少異論もありますが、これは秋になって気温も下がり、火落ち等の危険が少なくなってきた時期に、夏の間熟成したお酒を「火入れ」せずにびん詰めした、「生詰酒」タイプの商品を指すことが多いようですね。

これから夏にかけては、よく冷やした「生酒」の季節になります。信濃鶴の生酒も市内の小売店や料飲店には置いてもらって評判も良いので、ぜひ注文してみてくださいね。「お燗」派の皆さんは、暑くなってきても堂々と「お燗」でどーぞ!


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日も実は会社は定休日。よって蔵には私ひとり。今日も最低限の仕事だけやって、割り切って体を休める。
今日一番の大仕事は、メールを書くことだった(?)。このブログを始めて、それなりにちょぼちょぼメールをいただくようになったのだが、仕込みをやっている間はどうしても時間不足で満足に返信ができていなかった。当然必要なものは返信したが、気になっていた。友達や身内なんか後回しにしてあったし・・・(汗)。
信濃鶴をお買い上げいただいた方や、お問い合わせをいただいた方、私の体を気遣ってくれた方など大切なメールばかりだったので、お客様のアフターフォローという意味合いもあったが、それよりもお礼の意味を込めて、全員にメールをしてみた。メールだけで、半日かかっちゃった(汗)。


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かなりポイント自体は減ってきてしまいましたね。今1200までいってません。ちょっと前だったら、これで1位にはいられなかったんだけど、他のブログも下がっているので、かろうじて1位にいます。この波がよくわかんねぇんですよねぇ。


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火入れと生酒

「火入れ」作業の記事をここのところ2回ほど書きましたが、一緒に説明すると分かりやすいと思うので、「火入れ」と「生酒」の関係について、今日はいってみましょう。

「生酒(なまざけ)」ってよくレッテルに書いてありますよね。同じ様な表現では「生貯蔵酒(なまちょぞうしゅ)」とか「生詰酒(なまづめしゅ)」なんてぇのがあります。どれも「生」という字が入っていますが、ちょっとずつ違うんですよ。少し分かりづらいんだよね、この辺の事って・・・。

端的に言ってしまえば、「火入れ」の反意語が「生」です。「火入れ」操作を行っていませんよ、加熱殺菌していませんよ、中にちょっと生き物がいるかもしれませんよ、ちゃんと冷蔵しておかないと火落ち菌にやられたり味の変化が激しいですよ・・・という意味です。

まあ、現代の最新式の、とてつもなく目の細かいろ過装置を使えば、菌の類なんか100%除去できてしまうので、そんな事あまり気にしなくても大丈夫な製品もありますが、普通の酒蔵にはそんなものないので、製品の取り扱いには注意が必要です。

ちなみに大手の生ビールなんてぇのは、そのスゲーろ過機で処理をするので、常温でもまずだいじょうぶでしょう。流通する量が量ですから、逆にそのくらいにしておかないと、怖くて商品にはできないでしょうがねぇ。

さて、お酒に話を戻して、いったいいつ「火入れ」作業は行われるのでしょうか?まず、日本酒の製造過程を簡単に
『上槽』 →①→ 『貯蔵』 →②→ 『びん詰め』
という3段階で考えてくださいね。

水と麹と蒸米で仕込まれたもろみを『上槽(じょうそう:もろみを搾ること)』して、初めてそれが日本酒になります。普通はそれを大きなタンクに『貯蔵』しておきます。そして、必要に応じて『びん詰め』して製品にするという過程を経るのです。

そして、通常この3段階の間の、矢印①と矢印②の時に「火入れ」作業をするのです。「火入れ①」では、製造直後のお酒の中にまだたくさんある、菌や酵素の影響をなくすために。「火入れ②」では貯蔵の間に混入したり、びん詰めラインで混入したりする雑菌を殺すために、「火入れ」を行います。

ですから、通常流通している日本酒っていうのは、大体2回加熱殺菌の洗礼を受けているんです。今は搾ったままのフレッシュな味わいを大切にする傾向も強いので、この「火入れ」作業を抜いた商品が多くなってきていて、それが、「生~」という商品名になるわけです。しかし、これも低温での流通や、小売店での冷蔵保存などが可能になった現在だからこそ販売可能になった商品でしょうね。

ちょっと長くなってしまうので、今日はこの辺でやめておきましょう。明日もう少し続きを書きますね。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日は蔵にひとりぼっち。もう、毎日のルーチンワークはひとりで十分できちゃう。粕抜き作業もないし、楽々って感じの1日だった。
仕込み直後の先週1週間は、なんやかんやあって、気の休まる間がなかったが、もしかしたら、昨年の11月に蔵に入ってから、初めて空いた時間ってぇものが持てた日だったかもしんないなぁ。ほんの1週間前まで、全てに追いまくられていたなんて、もう既に夢のようだ(感涙)。
ちょっと体を休めてやりたいよ。


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1位に張り付いて変化が無さ過ぎだぁ!何という、贅沢な悩み!


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結婚披露宴

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今日は昼から私の友人の披露宴がありました。なんか、仕込みが終わったとたんに毎日って言うくらい外へ出て飲むことばっかなんですよ。先週の土曜日なんか、まだ仕込みやってたのに・・・精神状態が・・・少し錯乱気味・・・(笑)。

そんなこんなですが、喜んでお祝いをしに行ってきました。友人といっても私より少し年上で、もう50歳一歩手前です。見た目はかなり若いんですが、それでも相当な晩婚です。新婦は新郎よりはかなり若いのですが、一般的な標準からいえば、遅咲きの結婚の部類になるでしょうね。

この新郎、かなり面白い経歴。東京の超一流私立大学に入学するも、卒業には至らず、20年以上も東京で暗黒時代(?)を過ごし、数年前に伊那谷に戻ってきてからは、焼き鳥屋に勤め、その後地方紙の新聞記者になり、今では企業や各種団体の発行する新聞の編集長をいくつも兼任している・・・と言えばいいのかな?まあ、いずれにしても親不孝者である(笑)。

しかし、非常にお酒に関心を持ってくれていて、信濃鶴も何回も記事にしてもらいました。カッコよく書くんだ、これが。今作っている各種の新聞も、大変に評価が高いらしいです。そんなつながりの中で、一緒に飲みに行ったりなんかして、つき合いも深くなっていきました。個人的には高校の先輩でもあり、同じ剣道部でもあったということで、かわいがってもらっているんです。

披露宴といえば、完全に幸せの絶頂にいる新郎ですが、「ざまぁみろ!これであんたも俺の仲間だ!」と言ってやりたいね。ほら、今日アップにしている新婦の髪の下にどんな角が隠れているのか、まだ見えねえでしょうなぁ(笑)。

披露宴自体は、楽しい余興ばかりで、大騒ぎのうちに終盤を迎えたのですが、新婦のお父さんが、昔庭に植えたさざんかの花になぞらえて、遅咲きだけれど美しい花のある人生を娘に期待する気持ちを謝辞で述べたあたりで、会場は静かになりました。

最後に新郎新婦の挨拶。
「本日は、私たち2人の為にお越しいただきまして、誠にありがとうございました」
会場内からは友人たちの野次が飛びます。
「5年前に志半ばで、こちらに帰ってきた時・・・私の心は・・・」
それまで自分でも大騒ぎしていたくせに、彼は言葉に詰まってしまった。
「・・・」
会場からも暖かい声援が飛ぶが、言葉が出てこない。
「・・・」
万感胸に迫るものがあったんでしょう。
「・・・私の心は・・・私の心は、荒(すさ)んでいました・・・」
数分かけて、彼はこのひと言を絞り出しました。一生の節目になるようなイベントの時って、人生のドラマが凝縮されて出てくるんですね。一緒に泣いてやるしか出来ねぇな、こういう時は。

彼の言葉が終ると、それを受けて新婦が、今度は泣きの入らないようにうまいことまとめて挨拶をしました。しっかりと彼をサポートしてくれるに違いないでしょうね。お世辞じゃなくベッピンだぁ。彼にはもったいねぇや。いつの披露宴でも、一番きれいなのは花嫁だな。誰もかなわないよね。

うれしいものであれ、悲しいものであれ、人の涙は感動に値するものです。この人と友達でよかったと思える、そんな披露宴でした。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
ヤブタ(お酒を搾る機械)から粕を抜く前に、夜中に上げてあった空気圧を抜かなくっちゃならない。いつものように空気を抜こうとすると、おかしい出てこない・・・と思ったとたんに、ドッバァと噴き出した!どうやらもろみがどこかに詰まっていたらしい。あたりはもろみが飛び散って、大変な騒ぎに。洗浄器で周りを洗い流すだけで、結構な時間を取られちまった。あーもったいない。


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えーっと、まだ1位にいるんですか?そんなに面白くない記事でスイマセン。毎日書き続けるしか、手はないのかねぇ。


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火入れ(おまけ)

おととい「火入れ」作業のことをこのブログに書きましたが、ヨコハマさんがコメントをくれましたし、火入れに関する雑学的なことを、ついでに紹介しましょうかね。

この非常に重要な加熱殺菌ですが、「加熱」と言ってもそんなに高い温度までお酒を煮立たせるわけじゃぁないんですよ。60℃~65℃くらいまでお酒を加熱します。その温度と、その温度が持続する時間と、「火落ち菌」の死滅率の関係が分かっているので、それに従って加熱処理をすればいいってぇことになります。その関係は・・・忘れました(笑)。

ですから、加熱処理とは言っても、ある程度低温での加熱処理ってぇことになります。さて、この低温加熱処理で有名になった人は誰か知ってますか?

それは、『パスツール』というおじさんですね。どこの国の人かは、私も会ったことがないので分かりませんけどね(笑)。1865年に彼が発表したワインの保存に用いた低温過熱殺菌法が正にそれでした。英語で加熱殺菌のことを「パストリゼーション」というのは、どう考えても彼の名前から来ているとしか考えられませんな(たぶん)。

でもね、日本では1568年の『多聞院日記』という、一般庶民の生活について書かれた書物の中で、「酒を煮て樽に詰める」ということが記されているらしいですよ。ですから、日本での「パストリゼーション」はパスツールより300年も前だったんですね。さすが我がご先祖様じゃぁないですか。

後世の人が調べたら、この書物の方法でやると、酒の温度が55℃になったそうです。温度的にも現在の科学に裏づけされた方法に近いことをやっていたことになりますね。昔の人なんか、温度計もなかったろうに大したもんだよねぇ。何か確信があったのか、動物的な勘によるのか分かんないけど、私もそういう力が欲しいなぁ。

ここで話を止めときゃぁ日本人として気持ちはいいんだけどね、実は日本の火入れをさかのぼること400年も前に、火入れをやってた国があるんだな。中国ですよ中国。12世紀初頭の『北山酒経』というお酒に関する書物には、酒を煮え立たせることがしっかりと書いてあるらしいやね。さすが4000年の歴史にはかなわんねぇ。

日本酒の起源も、大陸から朝鮮半島を通って海を渡ってやって来たというのが、私がかつて聞いたことのある説です。ナントカ(?)という技術者集団が伝えたらしいですね。確か歴史の教科書にも出てきた名前だったんだけど・・・忘れちまった(涙)。

こんなに忘れてしまった内容が多いんじゃぁ、たいした雑学にはなりませんでしたね。スイマセン(汗)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
最近は、午前中粕抜き、午後片付けのパターンが多い。我が社の仕込みパターンからいって、そんなに酒の搾りが続くわけはないんだが、どういうわけかここのところ続きまくっている。酒粕の処理が追いつかなくて大変。
午後はムロの中の片付け。大きな道具から、小さな小物まで念入りに掃除・殺菌して、次の造りまでしまっておく。徹底的にやるとなると、時間がかかる。


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よくもまぁ飽きずに1位にいますねぇ。最近はこう着状態が続いていて、順位の入れ替えがあんまりない感じですね。毎日書けるかにかかっている気がします。


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慰労会

20070412075559.jpg

あぁ、ついにやっちまいました!ブログの連続記録に穴を開けちゃいました!残念!

いや、この記事自体は13日の朝書いて、12日に投稿したようにしちゃいますけど、本質的に抜かしてしまったことが、悔しい・・・。

でも、そうなっちゃうのも仕方ないくらい、飲みましたね、昨日は・・・(汗)。

11日で蔵人のMさんが仕事納めでした。唯一彼だけが昔の蔵人のように半年間の雇用形態になっているんです。それに合わせて、会社で慰労会を毎年やっています。数日前が「コシキ倒し」だったので、その辺のお祝いも兼ねてやりました。

新潟から前杜氏が来ていた頃には、彼が新潟へ帰る前の日に蔵人と社員とがまとまって、盛大に飲み会をやったものでした。

私としても、ひとつの区切りとなる日だったので、うれしくて、ついつい飲みすぎたっちゅうことですな。会社で飲んで、みんなとまちへ出て飲んで、女房に迎えに来てもらった時には、既にベロベロだったらしい・・・。

家に帰っても、「どうしてもブログを書くんだ!」って言い張ってたみたいなんですけど、パソコンの前に座るや否や、爆睡していたようです(笑)。

ようやく蔵にも春がやってきた感じがします。会社の桜も今が満開。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日も1日片付け仕事。まだムロの掃除も中途半端になってる。やっちまいたいのはやまやまだが、事務処理仕事もたまっているので、まずそちらを重点的に攻める。夕方からは飲み会なので、ウキウキしながら頑張る。


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ブログの更新が不規則になると、順位も落ちちゃうだろうなぁ(涙)。


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火入れ

昨日のブログに「火入れ(ひいれ)」作業をやったと書きました。さて、「火入れ」作業とはいったい何だべ?

簡単に言えば、お酒に加熱殺菌処理を行う作業ですね。搾ったばかりのお酒には、まだ酵母菌も少しは残っています。それにいろいろな器具から雑菌の類も混入しているかもしれません。更には、少し難しくなりますが、「酵素」というお酒の成分を変質していく科学的な物質も多く含まれています。それらの「菌」を殺し、「酵素」の作用を失わせるための操作が「火入れ」なのです。

まず、お酒に関与する「菌」の中でもっとも厄介な菌、それが「火落ち菌(ひおちきん)」と呼ばれるものです。確か学名は「サッカロミセス・サケ・ヒオチ」だったと思います(ウソかもしんない)。世界中この名前で通用するんですよ。つまり、日本酒の中でしか増殖しない非常に特殊な菌なんです。

こいつが酒の中で増殖すると、酒が白濁して味も香りも悪くなって、とても飲めたもんじゃなくなります。この菌に汚染されることを「火落ちする」と言います。私も見たことはありますよ。アルコール度数が低い酒ほど汚染されやすいんですが、びんの底に白いもやもやした沈殿があって、揺らすとふわっと糸を引いたような感じで舞い上がるんです。にごり酒の類でなくて、そんなお酒があったら要注意でんな。

ビン1本が「火落ち」するんならまだしも、タンク1本全て「火落ちする」ことだってあるんです。年に何件かはそんな事故が発生するらしいです。私達も常に気をつけて酒を見ています。手当てが遅れればどうしようもなくなって、大損失です。蒸留しちまって、アルコールだけ取れば焼酎にはなるかもしれませんがね・・・。

他にも、悪さをする菌はいるかもしれませんが、日本酒ほどのアルコール度数のある液体の中で、繁殖できる菌ってぇのはそうはいないらしい。とにかくこの「火落ち菌」を徹底的にやっつけておかなくっちゃなりません。

次に、「酵素」ですが、お酒を製造していく過程で「酵素」は無くてはならないものなんです。以前説明したこともありましたが、お米の「でんぷん質」を酵母が利用できる「糖」の形に分解してくれるのも、お米に少量含まれる「たんぱく質」をお酒の味にふくらみを持たせる「アミノ酸」に分解してくれるのも、この「酵素」の働きによるものなんです。

ただし、もうもろみを搾ってお酒の状態になった後からも、「酵素」が働き続けることはこちらの望むところではありません。その「酵素」の力を失わせるためにも、お酒を加熱するってぇことは効果があるわけなんです。

実際の作業は、昔だったら釜で煮たんでしょうね。現在では、幾重にも折り重なったようなパイプを熱湯の中に浸して、そのパイプの中に酒を通して加熱したり、プレートヒーターという効率の良い熱交換器を使ったりします。

加熱されたお酒は、貯蔵用のタンクに送られて、満量になったら口を密閉して、周りから水をかけるなどして急冷します。この時、タンクから熱い酒が漏れ出したり、ホースが外れて酒が噴き出したりして、大やけどを負うような事故もあるようです。気の抜けない作業なんですよ。


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午前中は粕抜きして、次のもろみをどんどん上槽する。
その後、仕込み中は忙しくてためてあった各種書類を作成。先月末の在庫合わせから、仕込み関係の総括資料の作成から、業界団体へのアンケートから、ウーン頭が回らん。
午後は仕込み中に使った、米を搬送するためのエアシューターの掃除。使っている時には大変便利な機会なのだが、いざ掃除して片付けようとするとかなりの手間がかかる。便利で手間いらずなんてぇものはそうはないよなぁ。
冷静になって考えてみると、まだ片付けるものが山のように残ってるじゃぁないか。仕込みが終わっても楽にゃぁならんね。


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また、1位になってます。うれしいですねぇ、やっぱり。いつまで続きますかね。あんまり調子良すぎるのも、人生甘く考えるようになるからイカンのですけどね(笑)。


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長野の夜

何となくこのブログの更新が遅れたような気がした読者の皆さん。あなたはエライ!いつも私の書く記事に目を通していてくれている証拠でんがな。

昨日までは、私はブログの更新を日付が変わった夜中にしていました。これは、いろいろな仕事の関係上、12時を過ぎないとブログを書く時間なんか作れなかったためです。日付が変わってから、必死になってブログを書き始めて、2時頃アップするってぇ感じだったでしょうかね。毎日1時間ずつブログに時間を割くのは、大変なことだったんです(涙)。

でも、もう仕込みの作業はありませんから、夜遅くまで仕事していなくても済むようになりました。これで、どのくらい私の体が楽になることか・・・(感涙)。

ってなわけで、これまでは超朝早くブログを更新していたのが、普通の時間に更新出来るようになったので、昨日の記事と今日の記事の間にそのタイムラグが発生して、更新を1日抜かしたようなタイミングになっちまったということです。毎日更新の形は崩れてないんですけど、いつまで休まずに更新するつもりかね、あたしゃぁ(笑)。

実質的には私にとって1日お休みがとれるということで、ワクワクしてこの日をいつにしようか楽しみにしていたんですが・・・つまんない事に使っちまいました(涙)。

実は、9日の月曜日には長野市に行っていました。泊まりでした・・・ということは、その日はブログが書けねぇっちゅうことになって、そこで私のご褒美のブログ休刊日は消えてなくなりました。なんという事だ・・・。

しかしね、行かないわけにはいかなかったんですよ。この日は「若葉会」という県内蔵元の若手の会の、今年初めての集まりだったんです。こんな頼りのない私が役をもらっているので、私が造りで忙しい期間はなかなか会議も持てなくて、みんなに迷惑をかけてしまいます。でも、メンバーの連中もそれほど深くタッチはしないにしても、冬の間は酒造りで皆忙しいので、結局うまく集まれないこの業界特有の事情もありますけどね。

ですから、私が仕込みが終った後の最も早い日に、第1回目が予定されたっちゅうことです。休む間もなくあわただしくて、可哀想なのは私です(涙)。今回の会議一発で、数ヶ月先までの予定が20個近く入りました。仕込みが終ってホッとしたいのに、強制的に頭の切り替えをしたような1日でしたねぇ。

今年の秋までの大まかな計画を立てて、夜は懇親会となりました。半年振りにメンバーに会えて、酒を飲みながら話も出来て、うれしかったなぁ。この会は先輩から後輩まで、いいヤツばかりそろっていて、私は好きなんです。

・・・で、飲みすぎちゃって・・・最初の料亭では日本酒ばかりガバガバいったし、次のスナックではもう何飲んだか覚えてないし、その次の店では鍋のだし汁をネクタイとズボンの上から盛大にこぼして女房の怒り心頭の顔が頭をよぎり、最後のラーメン屋で限界を超えました・・・(笑)。

こんな事やってる若葉会のメンバーもこのブログを読んでいるらしいことが判明。下手なこと書けねぇな、こりゃ。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
朝早く長野を出て、出社できたのが10時過ぎ。今日は何が何でも「火入れ(お酒を加熱殺菌してタンクへ密封すること)」作業をしなくちゃぁならん。みんなが用意してくれていたおかげで、すぐに仕事に取り掛かることができた。3時過ぎまでかかって、タンク3本分、約1万2千リッターを火入れできた。火入れしていると、ああ春になったと実感すんだよねぇ。


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ついにホットペッパーさんに抜かれちまいましたね。でも、まだぜんぜん射程圏内ですからね。頑張りますよ。


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伊那谷新酒祭り

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えーっと、1日遅れになっちゃいましたが、先日土曜日の午後3時から、伊那市の春日城跡公園にて「伊那谷新酒祭り」が開催されました。私もお酒を提供する立場で、と言うよりも主催者側として参加してきたので、少し報告しますね。

これは、ここ数年続いている新しいイベントで、春日城跡公園の桜の時期の週末に合わせて開催されています。伊那市といえば、高遠町のコヒガン桜が天下一の桜として圧倒的に有名ですが、伊那市の中心街に近いこの春日城跡公園の桜も、この地域にあっては割にメジャーなお花見のポイントになってるんですよ。

それでも、やっぱすげぇなぁと思うのは、高遠の桜でっせぇ。このお祭りに参加するために伊那市方面へ車を走らせていると、何となく国道の車の流れが悪いじゃん。おかしいなぁと思っていると、大型の観光バスと何台もすれ違うじゃぁありませんか。これで分かりました。高遠のお花見ツアーだよ、こりゃぁ。

少し咲き始めたなんて話も聞きましたが、もう渋滞っぽくなるくらい観光客が来てるんですね。ピーク時なんか、中央高速道の伊那インターから高遠の町まで渋滞するってぇんだからね。10キロ以上はあるかなぁ。高遠の人たちはこの時期は車に乗らないようにするんだとか(笑)。

さて、肝心の「伊那谷新酒祭り」ですが、今年の暖冬を見込んで昨年より開催を1週間早くしたところ、結局桜はまだあんまり咲かなかったんです(涙)。おまけに少し雨っぽくて、途中からは本格的に降ってきてしまって、泣きっ面に蜂だぁね。写真もろくなのが撮れなくてスイマセン。

まあ、お客さんは例年の半分にもいかなかったと思うんですけど、常連のお客さんはよく来てくれました。私がお酒を運び込むとすぐに飛んできて、「お前を待っとんだんだ!早く鶴よこせ」と結構な人だかりになったりして・・・ちょっとうれしかったなぁ。

チケット1枚と引き換えに、お酒を小さなグラスに一杯提供するんですけど、その時にはやはり信濃鶴の宣伝を少しするわけです。全部純米造りにしていること。原料米は伊那谷の美山錦のみを使っていること。手間隙かけた酒造りのこと・・・。

この数年同じようにここでお酒を提供してきて、少しずつですけど分かってもらえてきているような手応えがあるんですよね。「あぁ、知ってるよ」とか「今年の美山錦はどう」とか「応援してますから頑張って」という反応が少しずつ増えているんじゃあないかと・・・。

もしそうなら、本当にうれしいことじゃぁないですか。毎年同じことを続けているからこそ見えてくるものってぇのもあるんですね。ほんの少しかもしれないけれど、着実に理解は深まっていると思えた今年の「伊那谷新酒祭り」でした。

お酒を口にした後のお客さんの反応も、今年はことのほか良かったなぁ。「おっ、いいねぇ」みたいな。こりゃぁ私のウデも上がったっちゅうことかなぁ。もう少し桜さえ咲いてれば、もっと美味く感じてもらえたのになぁ。

酒なくて なんでこの世の 桜かな (読み人知らず)


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さてさて、仕込みの作業は全て終了してしまった。仕込みの現状をライブ感覚で知ってもらおうと始めたコーナーだったが、伝えることが無くなっちまった。でも、まだまだ上槽は続くし、片付け仕事はたくさん残ってるし、火入れ殺菌も残ってる。造り酒屋特有の作業も多いから、もうちょっとこのコーナーは続けようかな。
今日は蔵人のMさんが半日来てくれただけだった。いつもの朝の作業、ヤブタの粕抜き、引き続いて上槽をやったら半日終わってしまった。
午後は空いたタンクを洗った。これも久しぶりの作業だが、やっぱり肩が痛い(涙)。


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相変わらず、1400ポイントくらい獲得してます。もう、義理で応援クリックしてくれている人も少なくなってきてるだろうし(笑)、どういう方面の人たちに広がっていってるんでしょうかね。


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コシキ倒し

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終った。終った。終りました。仕込み作業の全工程終了。

昔は米を蒸すコシキを釜の上から倒したので、「コシキ倒し」という記念日です。

今となっては、この半年間何を苦しんできたのか、もう思い出せないけどね。

米がうまく吸水しなかったこと
蒸米の品質がそろわなかったこと
麹菌が食い込まなかったこと
酒母が湧き過ぎたこと
もろみの溶けが悪かったこと
上槽した酒の味が硬かったこと
体のそこら中が痛かったこと
ブログ書いてて寝不足だったこと

朝早くから夜遅くまで、まるで修行僧のような日々だと毎年思う。

ひと息つく間もなく、今日の「伊那谷新酒祭り」では信濃鶴を大いに宣伝。

造りが終れば、売ることを考えにゃぁならん。

いつまでたってもあわただしいんだな。

でも、季節の移ろいだけは着実ですね。

気が付けば、ほら、会社の桜が咲き始めてる・・・。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
最後の最後の留仕込み。蔵のみんな、本当にご苦労様。体を休めてほしい。


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最後の出麹

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今日の夕方の出麹で、麹は全て造り終わりました。

引き込み回数98回。

振り返ると気が遠くなりそうです。

ムロから麹を全て出し終わった時、私の頬を一筋の涙が・・・

・・・流れるわけないじゃん(笑)。

これで、朝の仕事も、汗だくの引き込みも、夜中の仕事も、なーんにもねぇんだぞ!

疲れてるなんて言ってられない。

糸が半分切れかかった凧だ。

飲みにいってきました!!!

もう、閉まりかかっていた越百をこじ開けて、えっちゃんといつものIさんと3人で飲み明かしてきました。帰ってから仕事しなくていいと思うだけでも、ウキウキした気分になっちまいました。お客は当然私たちだけだったので、メニューにはない油揚げを焼いた料理を作ってくれました。美味しかった。

そんなわけで今日の手タレは3人だけですが、写真は楽しそうに撮れてますね。

明日で、仕込み作業は全て終わります。酒造りの作業の中で最も大変な部分が終了します。もう既に半分は気が抜けてしまいましたが、最後まで怪我のないように勤めたいと思います。

おや、もうこんな時間ですね。仕事に余裕があってもなくても、結局寝る時間なんて変わんねえんじゃん(笑)。おやすみなさい。


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今日は辰野の「夜明け前」醸造元の小野酒造の杜氏さんと蔵人さんが、我が社の仕込みを見学に来た。小野さんなんかうちの蔵見たって何にも勉強にはならないと思うが、洗米の機械を見てみたいとの事。朝の米の蒸かしから来て、午前中一杯いろいろ見ていった。何か得るものはあったろうか。
やらなくっちゃならない仕事は減ってきたが、その代わり今まで使ってたものを片付けたり、掃除したり、殺菌したりする仕事が目白押し。ムロの機械も分解して掃除しまくり。ムロの中がサッパリしてくるのも、少し寂しい。
今日の針治療は肩中心。打つ針全てがポイントをついていて、良く効きそうだ。でも、ちょっと効き過ぎで、右腕が上がんねぇぞ。


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いつまで1位でいられますかねぇ。私も一生懸命記事を書きますから、読者の皆さんも一生懸命クリックしてくださいね。


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リサイクル

大手のスーパーでレジ袋が有料化されるなんていうニュースを耳にします。いい事じゃないでしょうか。マイバッグを持って買い物に行く方が当たり前だと思うんですけど、いつからレジ袋の方が当たり前になっちゃったんですかねぇ。

何でもかんでも「消費」させる方向に物事が進んでしまっていて、誰も止められなくなっちまってるっていう感じじゃないですか。富める国の過剰消費が環境破壊の一翼を担っていることは、紛れもない事実でしょう。地球上の全ての人たちが、今の先進国並に裕福になって、「人類」≒「消費者」の数式が成立するためには、地球がいくつもなくっちゃダメだろうなぁ。

さて、そんな中で我が清酒業界の自慢のひとつは、一升びんのリサイクルでしょうかね。一升びんはビールびんと並んでリサイクルの優等生です。原油高の影響もあって、一升ビンの回収率が上がっているんだそうです。80%は越えているくらいの数字らしいですね。

しかし、日本酒が最盛期の昭和50年頃には14億本を越えていた一升びんの使用割合は、平成16年には3億本と激減しています。ビールびんも家庭用はほとんど缶に取って代わられていて、全体の15%程度になってしまっているようです。

これは、「ガラスびんリサイクル促進協議会」っていう団体の調べによる数字です。そんな団体が世の中に存在するんですね。そう言えば、一升びんを年間どれくらい使って、どれくらい回収するかっていうような内容の調査に回答したことがあったけど、そんなところからのデータなんでしょうかね。

そういうデータを見ると、リサイクルと言っても、飲み屋さんからの回収がそのほとんどなのかもしれませんね。環境負荷を減らそうという個々人の意識の現われではないのかもしれません。

ノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイさんに言われて、あらためて「もったいない」なんてぇ言葉が引っ張り出されました。リサイクル(資源再利用)よりリユース(再使用)、リユースよりリデュース(消費削減)なんて頭では分かっちゃいるんです。でも、彼女が言う「私たち人類は自然の一部です」という、より本質の部分が胸に落ちないと、地に足のついた行動に結びつかんのじゃぁないですかね。

地球の温暖化が更に進んで、日本の文化だなんて言って悠長に酒なんて造っていられない近未来の悪夢が脳裏をよぎることもあるんですけどね。明るい未来の為に、まず自分のできることから・・・ってことでしょうかね。「マイバッグ」に「一升びん」がこれからのトレンドでっせ(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日は最後から2本目のもろみの留仕込み。麹ももう引き込みはないし、酒母なんかはもう全部終わってる。あと2日だ。
ムロへの引き込みはないので、どんどんと後片付けを始める。もう出来る限りのことをやっちまおうと思ったが、まだムロに麹はあるのでそんなわけにもいかず。それでもバタバタと掃除していたら、室温が下がって棚の麹の温度がどえりゃぁ遅れてしまった。今晩まともに寝られるのか?


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現在の「お酒・ドリンクランキング」の得点分布だったら、昔の私なら5位くらいにいるはずなんですが、どうしてこんな事になっちゃったんだろう。もう2週間くらい1位か2位にいるじゃん。体力の限界ギリギリのところで書いているスリルがたまんない・・・とか?


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試行錯誤

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いつでも試行錯誤しています。私は名杜氏じゃぁない。こうしたらいいんじゃないか、ああするとよくなるかもしれない、といつでも悩んでます。

36本もろみを立てたら、36回実験しているようなもんですね。どこかちょっとずつ違うし、逆に同じ様に造れって言われてもできないんですけどね(笑)。

これまでと違う造り方にするってぇことは、ちょっとした度胸と、もしかしたらかなりの努力を要します。ある条件を変えたら、出来上がりの酒の味がどう変わるのか。同じ様に造っても味は違うのに、その条件の影響を的確に把握することは、まず不可能でしょう。

それを可能にさせるのは、唯一「経験」しかないんじゃぁないかな。一旦変えたら、後はじっと我慢でそのやり方を続けてみる。それが成功ならいいし、ダメだこりゃぁと思ってもやり続けてみることで得る事が多いと思うんです。その間失敗作を造り続けることになっちまいますけどね(汗)。

ただし、趣味で造っているわけではありませんから、失敗の許容範囲がかなり狭い。その幅を最大限利用して、次への方策を練るわけですね。そういう努力を積み重ねてきた造り手を名杜氏と言うんでしょう。

名杜氏ほど言うんだ、「毎年が1年生だ」ってな事を。そう言い切れる事自体が、どれほどの経験に裏打ちされているのか、私にはまだ分かっちゃいない。

写真の2つの酒はね、酒造りにおいて重要な、ある条件を若干変えて仕込んでみたんですよ。思ったより酒質が変わってきて、少しビックリしてます。全部がいい方向に変わればいいけど、ある部分はよくなったけど、ある部分は元のままがいいってな事になるのが普通でしょ。この実験もそんな感じだなぁ。

でも、本当の結果は、この酒がビンに詰められて製品になったときの味で決まるわけですから、まだまだ先でないと分からないっちゅうことになります。その辺が余計に実験の結果をつかみにくくしている原因でしょうね。

今日はしっかりと利き酒をして、勉強になりました。利き酒ですからね、酔っ払うために飲んでんじゃぁないんですよ。もちろん、晩酌なんかじゃありません。そうそう、勉強勉強。えっ?うるめいわし?そんなもの食ってませんよ。何でそんなこと言うんですか?


{{{{{{{{{{ お知らせ }}}}}}}}}}
今週の土曜日(4月7日【雨天順延】)に伊那市の春日城跡公園にて「伊那谷新酒祭り」が開催されます。各蔵元が新酒を持ち寄ります。時間は午後3:00から午後8:00までです。お花見がてらお越しください。
1000円でグラスとチケットを買っていただき、少しずつ各蔵のお酒を試飲できます。ちょっと桜には寒い天気になっちゃってますけどね。もともとあの公園は風が吹き抜けるので、暖かい格好がお薦めです。


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「今日で最後」っていう仕事が増えてきた。
ムロへの引き込みは今日で最後。小さなコシキ(米を蒸す道具)から、スコップで蒸米を掘り出して、ムロのある2階へ運ぶのに、階段を何往復したのかなぁ。今日引き込んだ蒸米をあさって出麹すれば、麹は全ておしまいだ。
酒母室にももうタンクはない。ホッとするやら、寂しいやら。
もろみの仕込みもあと3日を残すのみ。仕込みには寒い方がいいに決まってる。気温が下がることを神様にお願いしたら、何と今日の午後雪が舞ってきた!!!


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結構高得点だなぁ。1400ポイントなんて今までの最高じゃぁないかなぁ。そろそろ・・・恥ずかしくなってきた(笑)。


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ホッカイロ

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腰にきた!!!ぎっくり腰みたいにひどくないけど、どこか奥の方がグギッといってる感じ。ピンポイントで痛てぇんです。

冬の腰痛対策のための私の必需品をひとつ紹介しましょう。それはホッカイロです。片面に粘着剤が付いていて、服に貼れるタイプ。毎朝、一番外側にはくズボンの内側に貼り付けてます。ムロに入っている間はそのズボンははいていないし、無駄に発熱している時間も長いんですが、とにかく貼り付けておいて、腰を冷やさないように気をつけてるんです。

最近暖かくて、とても熱くて貼ってられなかったんですが、今日あたり少し寒さが戻ってきていたのに、この対策を怠ったため腰にきちまったんじゃぁないかなぁ。いや、そんなに重症じゃぁないですから、心配しないで下さいね・・・いやいや、やっぱ心配してもらった方が気分がいいかな(笑)。

この方法は数年前に蔵に働きに来てくれていた人から教わりました。その頃私はまだ針治療に通ってはいなかったので、造りの期間は慢性的に腰痛に悩まされていました。何せ私のやっている仕事の8割くらいは、少し前かがみで行う作業ですから、腰に負担がかからないわきゃぁないんです。

ドラッグストアでホッカイロを1箱買って数日貼ってみたところ、これが調子がいいんです。痛みが取れるわけではありませんが、やわらぐと言うか、暖かくて気持ち良いだけかなぁ・・・。ある人に言わせると、夏の間だって腰は冷えてるらしい。だから、腰の弱い人は1年中冷やさないように注意が必要なのだとか。

このホッカイロですが、いろいろ種類があってそれなりにランクがあるらしい。女房いわく、安いやつは発熱温度も低く、長持ちしないんだそうです。写真に写っているやつは私が毎日使っているやつで、1日中しっかりもちますが、かなり高級品です(笑)。

1日1個ずつとはいえ、毎日積み重なるとそれなりのゴミになります。問題は使用済みのホッカイロって燃えないゴミになって、簡単に処分できないんですよね。鉄粉の酸化熱かなんか利用してるから、鉄分が含まれていて、ゴミとすると厄介なものじゃないんですかね。

明日からはまたちゃんと貼り付けて仕事します。金曜日の針治療には、痛い所へ針を打ってもらわなくっちゃ。こういう状況の時に針が患部に的中すると、エビ反っちゃうくらい効くんだよなぁ。「アー!」とか「ウー!」とか、私は結構うるさい患者だったりして・・・(笑)。

まあ、今週一杯持ちこたえてくれればいいや。仕込みさえ終われば、倒れようが、寝込もうが、あとは野となれ山となれだ・・・そう思えるところまでついにやってきたぞ!


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今日でザルでの洗米はおしまい。洗った枚数でいけば、半年で800枚くらい洗ったんじゃないかな。真冬の手が凍りつきそうに冷たい水でよくも洗ったなぁ。何もここまでやらんでもいいと思ったこともあったっけ。私と一緒にメインになって洗ってくれたMさん、お疲れ様でした。
麹の引き込み、いつも通り。気温が高いと同じ室温でもムロの中が熱く感じる。
残り半分残っていた酒母も、夕方に仕込みタンクへ下ろす。これにて酒母も全部使い終わった。昔は2人で下ろしていたのに、今は1人で全てやらなくっちゃならない。タンクが遠くにあると大変だぁ。酒母屋のMさんも本当にお疲れ様。
もろみの上槽をどんどんやるのはいいんだけど、粕もどんどんたまっちゃってえらいことになってる。作業が追いついてないぞ。


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あれ、またダントツの1位になってるぞ。おかしいなぁ。今回の波はなかなか強力ですねぇ。あんまり続くと有頂天になっちゃうよ(笑)。


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留仕込み

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携帯の中にこんな写真が残ってました。2週間くらい前に蔵人の休みが多くて大変だった時だと思います。普段はやらないもろみの留仕込み(とめじこみ)をやるハメになった時に撮りました。

私の携帯は、このブログに載せる写真を撮るために新調したようなもので、このブログのための写真専用になってます(笑)。だから、記事にしようと思った場面が、採用、不採用を含めてたくさん入ってんですよ。

蔵の中の様子を皆さんに伝えようと、「蔵開放onBLOG」シリーズを続けてますけど、どうしても静的な写真になっちゃいますね。動きのある写真も面白いんですが、そんな写真が撮れる状況の時には、こっちもテンパッて動き回っているということで、なかなか撮影の機会をとらえることが出来ねぇんだよなぁ。

ヘタッピぃですけど、動きのある数少ない写真なので載っけたくなりました。ちょっと説明すると、右上に見えている布製の筒から蒸米がどんどんとタンクに投入されていて、棒のように見えている櫂棒を使ってもろみを撹拌しているってぇ図です。手前に見えているのがタンクの縁ですね。なぜか全部クリーム色系してますね。

どんな風に仕込みをするのかはまた詳しく説明しなくちゃぁならないでしょうが、とにかくもろみの仕込みってぇのは、水と麹と蒸米をタンクの中にぶち込んでよく混ぜ合わせなくちゃぁなりません。ですから、仕込んでいる間中櫂棒で撹拌し続けるわけです。留の仕込みにでもなれば量が多いですから、1時間くらいは忍の一字で作業を続けます。大変なんだ、これが。

水を撹拌しているのとはわけが違います。半液体半固体のようなドロドロしたもろみを撹拌するのは、それなりの腕力を要します。初心者のうちは力ずくでやっつけようとするでしょう。ですから体力を使ってクタクタになっちゃうんですよね。思いっきり力をこめるから、もろみも飛び跳ねて自分に跳ね返ってベトベトになっちゃったりしてね。

ところが、どんな仕事にも「コツ」ってぇものがあるじゃぁないですか。仕込みが始まる事前の準備、米の散らし方、櫂棒の扱い、力の入れ具合・・・要領をわきまえてくると、使う体力も少なくてすみます。必要な体力が3割も少なくなれば、心理的な負担感は半減します。

人によって、その「コツ」を会得するのに要する時間は異なるでしょうが、全ては経験が教えてくれることです。ちなみに、私は時間がかかる方ですね。要領悪りぃんです(汗)。でもそうなると、この仕事はオレ以上にうまく出来るやつはいないという、思い上がりにも似た自信が沸いてきます(笑)。私が蔵に入って一番最初に自信を持った作業が、このもろみの仕込みじゃぁなかったかなぁ。

久しぶりに今回この作業を1回やったら、痛めている肩と膝が一発でおかしくなっちまって・・・もうやんねぇよ(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
麹米の洗米あと残すところ今日と明日のみ。張り切って洗っちゃったよ。
酒母は最後の1本の半分を今日使用した。こいつも残り半分のみだ。
仕込み今週一杯で終了。今日はケツから2番目のもろみの添仕込み。
もろみの上槽はまだまだ続く。あと10本以上あんなぁ・・・(涙)。
そろそろ終わりだと思って米の在庫をあたったら、何と20袋も多くあるじゃぁないか!目が点になりつつも、よくよく調べてみると、注文より多く配送されていた。造りの始めに、緊急に20袋送ってもらった米の分が抜けてしまっていたらしい。これまでにない事で、結構ビビッた(汗)。20袋=600kgなんて、余ったからって簡単に使っちゃえる量じゃぁないしなぁ。


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割にしぶとく1位にしがみついてるじゃぁないですか。たまに転がり落ちてるみたいだけど(笑)。


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全国新酒鑑評会

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3月16日のこのブログの記事に「長野県清酒鑑評会」について書きました。お次に控ぇしは「全国新酒鑑評会」です。今度は全国規模での吟醸酒の品評会ですね。今日はそこに出品するためのお酒をビンに詰めて荷造りしました。

この全国でのコンテストにおける「金賞」というのは、どのお蔵でも最も欲しい勲章なんです。もし、春にこいつを受賞できたとすると、その後1年間は業界内でデカイ顔して威張っていられるってぇことになります(笑)。

開催要領には『本酒造年度に生産された清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、国民の清酒に対する認識を高めることを目的とします』とあります。

前回も書きましたが、やはりコンテストですから、当然一定レベル以上の製造技術で醸造されたものが要求されますし、どのお蔵も金賞を目指す中で、かなり画一的な範囲に酒質が集中してしまうことが、その弊害として取り上げられてしまう現状もあります。

つまり、「金賞」を取り易いスペックや醸造方法が、ある程度研究されていて、みんながそれに追随してしまうが故に、どれも特徴のない同じ様な酒になっちまうってぇ事です。

原料米は山田錦を使って、それを40%以下まで精白して、華やかな香りの成分を多く作り出す酵母を使い、発酵温度を低く押さえ長期低温もろみにして、それに少量のアルコールを添加して、成分的にはウンヌンにそろえたスッキリとした酒質の吟醸酒・・・が金賞を受賞する確率が高いのです。

しかし、金賞の取れる蔵の技術は間違いなく高いものですし、金賞を取る事に標準を合わせられるというのもひとつの技術であろうと思います。この鑑評会に出品するための吟醸酒を毎年造ることが、製造技術の研鑚を促していることも間違いありません。多少の弊害はあっても、実施するだけの価値のあるものだと私は思いますね。

毎年5月の末に全国新酒鑑評会に出品された酒が、広島で一般に公開されます。画一的になるとはいえ、全国のお酒を並べて飲み比べると、各県ごとの特徴が出てきて、大変に興味深いですよ。たくさん利き酒しなくちゃならないんで、ヘロヘロになっちゃいますけどね(笑)。

今年はなるべく多くの方に味をみてもらうために、6月7日に東京の池袋のサンシャインシティで、一般消費者を対象とした公開利き酒会が開催される予定です。皆さんも都合がつく方は行ってみてくださいね。

我が社の場合、原料米は地元産の美山錦しか使っていない点、アルコール添加のない純米酒しか造っていない点、この2点だけで金賞からかなり遠ざかってしまいます。でも、頑張るんです。あきらめることは簡単ですが、金賞を取れるように全力で挑戦してます。

実はこの前出品した長野県の鑑評会では、かなりいい評価だったんですよ(本当!)。ちょっとは夢を見て、期待しようじゃぁありませんか。金賞取ったら大金星だぜぇ。

アル添酒じゃなく純米酒で、山田錦じゃなく美山錦で、名杜氏じゃなく迷杜氏で、という三重苦を乗り越えられるか?・・・まぐれでもいいんだがなぁ・・・(笑)。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
今日まではいつもの日曜日と同じだ。来週の日曜日はもう仕込みは終わっているハズだ。頑張れ頑張れ後一歩だ。
明日の添え仕込みのかけ米と麹米の洗米。気温がかなり高いので、真冬とは米を洗っている感じがちょっと違う。
麹の引き込みいつもの半分。楽チンだ。でも、何か手触り悪りぃ米だなぁ。
人手は少ないが、もろみの上槽は続く。粕抜いたりタンク洗ったりするのが忙しそうだ。


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祝!ブログ開設半年

というわけで、このブログが産声をあげてから半年が経ちました。駒ヶ根市のテクノネットという経営勉強会で、みんなにケツを叩かれて渋々始めたブログでした。しかし、内輪の応援クリック作戦から始まって、読者にも恵まれ、何とブログランキングで1位までとっちゃって、思いもかけない展開に驚いているのは私ばかりではないでしょう(笑)。

時期的には最悪なスタートでした。年間で一番イベントの集中する10月に始めて、ただでさえ余裕のない酒造期に突入していきました。この期間にたとえ1時間でも別の仕事を生活の中に割り込ませるということは、大変な努力でした。

でも、長かったとはこれっぽっちも思いませんね。酒造りの半年間の濃密な時間は、自分の意志とは無関係にに着々と進んでいくので、ブログを書いていようがいまいが、私の体感する時間の流れの速さに変わりはありません。だから、短くてあっという間だったとも思えません。

それでも、今まで日記をつけたことなんかなかった私が、毎日いろんな話題を引っ張ってきて、半年間も記事を書き続けてきたってぇことは、自分自身でビックリするやら感心するやら、自分じゃないみたいだぁね(笑)。

『このブログは会社の為に、社員の為に書くんだ』という意思が結構固かったのかもしれませんね。冬の間は何も出来ない専務の、情報発信であり、営業活動でした。

このブログがなければ少しは余裕のある時間が持てたのは確かですが、こんなことしなきゃぁ良かったと思ったことはなかったですねぇ。24時間のうちに自分の時間は1秒もなくなってしまいましたが、それ以上に得るものも多かったんでしょう。いろんな人とつながりが持てた事が一番の収穫かな。

これまでどんなことを書いてきたのか、もう一度読み返してみたい気もしますが、これまで自分の書いた記事を見返したことは一回もありません。推敲している間もなく書きなぐってますから、ハチャメチャな事言っている日もあるんだろうなぁ(汗)。

私のブログの大きな問題点のひとつは、「長すぎる」ってぇことでしょうかね。1話分書き終わって見直した時に、「何だこの長さは!」と自分でも思うことがしょっちゅうです。「早く寝りゃぁいいのによぉ」とも思いますが、これが私のブログの長さになっちゃってるんですね、きっと。もうちょっと短くしようとは思ってます、ハイ・・・。

長くなっちゃうってことは疲れてるって事だと思うんです。日付も変わって、眠くてしょうがないような時間に書いてますからね。意識がはっきりしていれば、もっとパキパキして分かりやすい文章が書けるはずです。今日だってこんなに長くなってきちゃってるでしょう。何も考えねぇで書いてんですよ、こりゃ(笑)。

さて、これまでは何があっても必ず蔵にいて、夜はパソコンの前で仕事をしていたんですから、状況は否が応でも揃っていたわけです。これからは夜は家で寝るようになるし、外へ出張に行くこともあるし、飲みの誘惑も多くなるということで、かなりヤバイ環境になってきます。ですから、時間に余裕ができるこれからの方が、毎日書き続ける自信がないんです(笑)。

まあ、そんなこんなでここまで来ました。これからも一生懸命このブログを続けていこうと思ってますから、皆さん、応援よろしくお願いしますね。


【【【【【【【【【【 今日の蔵内ライブログ 】】】】】】】】】】
麹米の洗米いつもの半分。だんだんやることが少なくなってきた。
蔵の中の温度が高くなってしまうので、窓を開けておいたら、酒母のタンクにかけてあった布がハラリと風に舞って、酒母に浸ってしまっていた。これで酒母がおかしくなるこたぁないだろうけど、最後の一本でミスるわけにゃぁいかんから、あわてて掃除。
もろみは今日で34本目の留。あと2本だぁ。怪我のないように、事故のないように、失敗のないように、祈っちゃうよ。


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おっと、そろそろ1位交代ですかね。やっぱりずーっと同じブログが1位じゃぁ面白くないかもね。みんなでたまになれるといいんじゃないかな。私も次の波が来るまでコツコツやっていきますよ(笑)。


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