専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

株券

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造りが本格化する前にやっておこうっていう意図もあった昨日までの写真整理ブログでしたが、まとめてアップするにはやりにくい写真もあって、どーしたもんかと思案してました(汗)。でも、整理がつかないままにしておくのも気持ち悪いですから、一応記事にしちゃいましょうかね・・・なんだかやっつけ仕事の様な気もしますけど(笑)。

駒ケ根市に『駒ケ根観光開発株式会社』っていう、俗に言う第三セクター方式の会社があるんです。昭和35年に設立されて、駒ケ根市の観光産業に寄与するための会社として、ホテルや温泉事業を行ってきたんです。長生社はその一株主ってことで、長い間共に歩んできた間柄だったんですけどね。

それが、ここのところ業績不振に陥って、一旦会社を整理しようってことになったんだそうで、その株主説明会が過日あったんです。一度、株を全て駒ケ根市に集める形にして、その後に整理していくらしいんですけど、観光を大きな産業の柱としている駒ケ根市としては、かなり寂しい結果ではありますよね。

いくつかあるホテルのうちでも、上手く売れるものとそうでないものがあるでしょうし、どのような展開になるのか気になるところですけど、株主の中には、かつて若かれし頃に思い切って買った株があまり陽の目を見なかったような気持ちになって、ガッカリなさっておられる御老体もおられましたね。

私としてはそういった懐古的な思いはないんですけど、会社にあった株券を見て我が岳志家の歴史を少し思い出させてもらいました。株主欄にある北原卓爾は私の曽祖父で、株券にある社長の北原名田造は卓爾の弟になります。弟の会社の株を兄が買ったってことになりますが、これは駒ケ根市長だった名田造がこの会社の社長を兼務していたためで、二人の名前を株券の中に見つけて懐かしくなりましたね。

ご幼少の私から見たら頑固を絵に描いたような二人でしたが、たぶん駒ケ根市の市政を語り合っていたんであろう大きな声を今でも覚えてますよ。古き良き時代の名残りがひとつなくなっていくわけですけど、先人たちの築いた礎の上に立って、私達はこれからの駒ケ根市を盛り上げていかなくっちゃならないでしょうね。


□□□ ですから私の石頭は遺伝なんですよ(笑) □□□
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紅葉

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朝、会社に向かって車で走り始めたら、中央アルプスの紅葉がかなり進んでいるのがいきなり目に飛び込んできて、不覚にもここまでになって初めて気が付いた自分が情けなかったです(汗)。南アルプス側はだんだん始まってきたのが分かってたんですけど、中央アルプス側は雲がかかっていることが多かったのかもしれません。

こりゃ、写真に撮っておかなくっちゃならんと、なるべく山側に近づいてシャッターを切ったんですけど、ちょうどの位置に電柱が入っちゃって、何が言いたいのか分かんない写真になっちゃいましたね(汗)。電柱の向こう側の、山並みの上の方が赤く色付いているのがお分かりになるでしょうか。

時期的に早いのか遅いのか分かりませんが、あまり違和感を感じないってことは例年通りの時期の色付きなんでしょう(笑)。この紅葉の時期が駒ケ根市とすると観光シーズンの最盛期で、夏休み中と並んで中央アルプスロープウェイ等への観光のお客さんが最も多くて、地元の観光業界としてはかき入れ時となるんですよね。

金沢への新幹線の延線が今年は話題になりましたが、交通網の発達は便利になる反面、便利になり過ぎちゃって簡単に他の観光地へも行けちゃうので、昔より駒ケ根に留まって、駒ケ根に宿泊して、駒ケ根にお金を落としてもらえる状況じゃなくなっているみたいですね。ホテル業の方たちも集客には苦労が多いんだそうです。

開業が確定しているリニア新幹線は、駒ケ根から車で1時間ほどの飯田市内に駅ができるようですが、それによる駒ケ根への影響はそうは期待できないかもしれません。加えて、飯田市から静岡県に抜ける自動車道もそのうちに開通する計画ですが、その辺の効果も限定的だと考えておいた方がいいんでしょうね。

せっかくこんなに素晴らしい自然と観光資源があるんですから、ぜひとも他県や外国からのお客さんに訪れていただきたいんですけど、このまま程々に名前が通っているくらいがいいのかもしれないと思っている部分もちょっとあります(汗)。とは言え、これから最高の紅葉シーズンになりますから、このブログの読者の皆さんくらいならいくら押しかけていただいても結構ですよ(笑)。


□□□ 駒ケ根でこのブログを読んでも変わりないかな(笑) □□□
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美酒フェスタ2014(つづき)

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昨日使ったのと全く同じ写真だと思われるかもしれませんが、ちょっと違うんだな、これが(笑)。昨日のは会が始まった直後、今日のやつは終盤に入って、お楽しみ抽選会の頃の様子です。抽選に当たった人がひと言しゃべらされてるのを皆さん聞き入っておられますが、顔色は皆さんほんのり赤くなってるのが見て取れると思います。

これは、2日目の『味わい工房』さんでのお酒とお料理のマリアージュを楽しむ会の時に撮ったもので、どうして同じような位置からの写真になるかって言うと、ここが私の立ち位置だったからです。つまり、信濃鶴のブースがここにあって、私はこの場所で鶴をずっとお酌していたってわけです。

マリアージュを楽しむ会は、養命酒さんのリキュール、南信州ビール、信濃鶴、マルスワイン、マルスウィスキーの順にお酒が出されて、それに合うように考えられたお料理が一品ずつ一緒に出てくるっていう流れで進められます。今年のお料理のテーマは『秋刀魚』ってことで、秋刀魚尽くしのコースになっていたようです。

コースが終わった後は、ビュッフェ形式でもたくさんのお料理が出されますから、ほぼ食べ放題飲み放題っていう感じになって、この満足度から考えればリピーターのお客さんが多いのもうなづけますね。私達メーカーは、お代わりをお求めになるお客さんにお酒をお注ぎしたり、席を回ってお話しさせてもらったりするのが役目って感じです。

今年は鶴の人気が高くて、用意した純米大吟醸2升があっという間になくなっちゃいましたね(汗)。50人以上のお客さんに対して2升じゃ足りないんじゃないかと思われるでしょうが、他のお酒もたくさん飲まれているわけですから、お代わり用にそんなに鶴だけが出ることはこれまでなかったんですけどね。秋刀魚との相性が良かったのかな(笑)。

説明が前後しましたが、1日目は駒ケ根の銀座通り商店街での飲み歩きで、こちらも総勢300人を超えたであろうご参加をいただいて、これまでにない盛況ぶりでしたね。各メーカーがブースをひとつずつ出して、お客さんはそこを飲みあるきながらジャズシンガーの『ヨーコ』さんの歌も聞けるっていう、単なる飲み歩きよりも楽しみが多い工夫はしてあります。

鶴ブースは、結局いつもの常連さんと言うか、越百の顔見知りがたむろする状態になりましたが(笑)、そうでない一般のお客さんにもたくさん飲んでいただけて、いい宣伝にもなりましたね。若い人達もどんどんと日本酒をお飲みになりますし、お燗もたくさん飲んでいただけて、今後の地元での日本酒の伸びに期待が持てそうです。

毎年驚かされるのは、県外からの参加者がそれなりにおられるってことですね。どうやってお調べになるのか分かりませんが、情報をキャッチしてわざわざお越しいただけてます。ある意味で珍しいタイプのイベントですから注目されることもあるのかもしれませんけど、マリアージュの会では56人中の10以上は県外からのお客さんでしたよ。

県外からじゃありませんが、今年も鶴チューのaoさんが同僚の方と来てくれましたが、諸事情でいつものように打ち上げの越百でご一緒できずにかなり残念でした。鶴チューを増やしていくためにも大切なイベントですけど、だんだんと規模が大きくなってきてますから、今後の運営は一考の余地有りってところかもしれませんねぇ。


□□□ 1日目の写真は完全に撮り忘れました(汗) □□□
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美酒フェスタ2014



今年も大盛況のうちに終わりました、恒例の『美酒フェスタ』!!!これも、毎年の記事になっちゃって、「あぁ、またあれか」と思われちゃうかもしれませんが、年々少しずつ盛り上がっていて、あまり衰え知らずに成長しているイベントとして、地元以外の皆さんにもご報告しておきたいと毎回感じるんですよね。

今年が何回目に当たるのか聞きそびれましたが、たぶん8回目・・・かな(汗)。最初は有志だけのこじんまりとしたイベントだったのが、いつのまにやらある程度の予算もつく大きなイベントへ様変わりしてきました。大きなって言っても駒ヶ根市レベルの話ですからそのつもりでお聞きくださいね(笑)。

2日間にわたって行われる美酒フェスタです。1日目が駒ヶ根市街のオープンスペースで行われる飲み歩き。2日目が駒ヶ根高原の『味わい工房』で行われる、着座形式の料理とのマリアージュを楽しみながらの利き酒会っていうのが最近のお決まりパターンです。いずれもほぼ飲み放題になりますから、お酒好きにはたまらないイベントだと思いますよ。

と言っても、出てくるのが日本酒だけとかビールだけっていうのとは違って、信濃鶴以外には、南信州ビール、マルスウィスキー、マルスワイン、養命酒と、この地元で造られているお酒が勢揃いしますから、通常の意味でのひとつの種類のお酒の飲み比べって言うのとは違って、ある意味で異種格闘技的な飲み比べであって、それも珍しいんじゃないかと思うんですけどね。

そもそもの始まりは、こんな山の中の片田舎で、こんなにもいろんな種類のお酒が造られていて、そのいずれもが公的機関のコンテストでいい成績を収めているなんていうエリアは他にないんじゃないかっていう発想からの出発だったわけで、今でもそれがまちづくりのひとつの原動力になるんじゃないかっていう期待を持ち続けてます。

そんな意味合いもあって、手弁当で始めたイベントは、県から補助金をもらったり、市の予算をいただいたりしてここまで来ましたが、今年からは駒ヶ根市の観光協会主催っていう形になりました。いずれが主催であっても、地元のために地元の醸造メーカーに何ができるかのひとつの挑戦ではありますね。

さてさて、なんだか前振りだけ書いてたらこんなになっちゃいましたから、実際の様子はまた明日ご報告ってことでスイマセン。それから、当日写真もアタフタやってるうちに完全に撮り忘れてますからいいのがなくってスイマセンスイマセン。きっと、明日も同じ場面の写真になると思いますけどスイマセンスイマセンスイマセン(笑)。


□□□ 2日目の会場の様子です □□□
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秋祭り



何の写真か分かりづらくてスイマセン(汗)。これは、私が氏子である『大御食神社(おおみけじんじゃ)』の秋の例大祭でのお練りのクライマックスです。私のスマホで撮ってると薄暗くて何が写ってるのか分からないんですけど、ちょうど他の人がフラッシュをたいた瞬間に撮れた貴重な一枚です(笑)。

激しく暴れまわる獅子頭が見えますかね。悪い怪物を笛や太鼓や踊りでおびき寄せて、最後に首を切って退治するっていうストーリーですが、市内を練り歩いてきたお練りの行列が神社に到着して、神社の境内で大暴れした後についにやっつけられるっていう、この日最大の見所なんですよ。

大御食神社に祀られているのは日本武尊をはじめ三柱の神様ですが、メインである日本武尊が西方征伐を終えての帰り道に信濃を通ったっていう記述が古事記や日本書紀にあって、それをいいことに長野県には日本武尊伝説がとーってもたくさんあるんです(笑)。この神社では、村の長の美しい娘をはべらせて大いに美食を尽くし疲れを癒したと伝えられていて、この地のことを『美女ヶ森(びじょがもり)』、神社のことを『大御食神社』っていう訳です。

この日は、最初お祭りは見に行かない予定でいたんです。私は氏子ではあるんですけど、お祭りは年番制になっていて5年に1度の周り順なもんだから、今年は年番でもないし行っても行かなくてもいいやなんていうつもりでいたんですよね。娘もこの歳になると、地元の古くからのお祭りなんてどうでもよくなってくると思ってたんですが・・・。

夕方になって、そろそろあたりが暗くなってきた頃に、どうしたことが娘がお祭りに行きたいと言い出しました。私を連れて行けば何か屋台で買ってもらえるのは確実ですし、彼女自身も私が昔からよく一緒に連れて行ったこともあって、どこかにお祭り好きの血が流れているのは確かです(笑)。

私も決して行きたくないわけじゃありません。来年大学に入学すれば娘とそんなことはもうできなくなるかもしれないと思って、夕飯準備に忙しい女房は置いて娘と二人で出掛けてきました。「娘から男親に連れてってくれなんて頼むことはないんだからね!感謝しなさいよ!」と、まるで私のために行ってやるくらいのことを言ってましたが、私がうれしかったのもまた事実(笑)。

今年年番の下平区は人口が少ないこともあって、見物客も多くありませんでしたから、境内の最前列が陣取れて、しっかりと最後の練り込みを見ることができました。年番の地区毎に少しずつ練り込み方が違っているのもまた一興です。来年は年番ですから、来年のことも考えながら見てたんですけどね。

娘にも地元の歴史、神社のこと、お祭りの舞台裏、いろいろと教えられて良かったです。彼女が将来ここに戻って来るかどうかは分かりませんが、いつまでも秋祭りの夜のことを忘れずにいてほしいですね。


□□□ 応援クリックも忘れずにいてほしいです(笑) □□□
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