長生社の社員による飲み会は年に何度かありますが、先日はちょっと珍しい趣向でやってみたので、これは記事にしなくっちゃならないと写真を撮っておきました。こんなにお酒の種類を揃えられることも珍しいですし、時節柄キノコが美味しいはずだってことで、キノコ尽くしの料理も用意できて、毎度の事ながら楽しい飲み会になりました。
本来は、私が東北営業に出掛ける際に、蔵の若手が東北で売れているお酒をお土産に買ってきてくれなんて言うもんだから、あちらのお店で買ってきたお酒があって、その味見を兼ねた勉強会っていうのが目的だったんですけど、それだけで終わるわきゃないんですから(笑)、それを言い訳に秋の親睦会の開催の運びとなったわけです。
そんな機会ですから、私がいろんな人から頂いた県内産のお酒もいくつか供出して、総出点数10本の大利き酒大会と相成りました。品評会の審査員じゃないんですから、口に入れたお酒を吐き出さなくてもよくて、そういう時にはお酒の喉越しや後味もしっかり評価できてより実践的な利き酒にはなりますが、簡単に酔っぱらっちゃいますから、どこまでが正確な評価になっているかは疑問です(笑)。
それでも、実際にお酒が飲まれている現場はそういう場なんですから、乾杯して、いろいろ飲み比べて、お料理も食べて、みんなでバカ言いながら喋って、そこで美味しいお酒はどんなタイプなのか。もっと言ったら、そんな状況で楽しく飲んでればどのお酒も美味しいんですから、信濃鶴の味をどういう方向に持って行くのかをみんなで考えるいい機会でしたね。
売れ筋のお酒にも辛い点を付ける人もいますし、どうしたって評価は割れるわけですけど、それが嗜好品に対する評価ってものであって、全員に美味しいと言ってもらえるお酒なんて存在しないでしょう。これから始まる今期の酒造りにも生かせる知見が得られたとは言いませんが(笑)、常にそんなことを考えながらの楽しい飲み会になりました。
料理の方は女房殿が作ってくれましたが、もしかしたら豊作なのかもしれないと言われ始めたマツタケは炊き込みご飯にして、社員が友人からもらってきてくれた雑キノコで鍋を作って、これも美味しく頂きました。どうやら、長野県の山で穫れたキノコ料理には長野県のお酒が合うんじゃないかっていうのが、みんなの意見でしたね(笑)。
□□□ 楽しく飲むのが一番 □□□
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