専務取締役杜氏の純米酒ブログ

期せずして杜氏になっちまった造り酒屋後継ぎの純米蔵奮闘記

10大ニュース(おまけ)

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ジャーン!ついに一番載せたい写真が登場しましたー(笑)。この『10大ニュース』シリーズで話題になった商品を、近所のセブンイレブンでまとめ買いしてきましたよ。さすがに売れ筋商品だけあって、全部置いてありましたね。しかし、こんな田舎町でも最新商品が買えるなんて、日本の流通ってすごいですねぇ。

キリンフリー148円、ザ・ブリュー123円、角ハイボール198円でした。どれも、ジュースにちょっと毛が生えたような値段なんですねぇ。キリンフリーなんて、アルコールなんか入っていないにもかかわらず、第3のビールよりも高いなんて、「なんで売れてるんだろう」と思わざるを得ません(汗)。ザ・ブリューは低価格が売りの商品だし、角ハイボールは多少値が張っても納得できるんですけどね。

さて、そのキリンフリーから飲んでみましたが・・・ビールみたいにグビッと飲んでみると、何か得体のしれない満足感みたいなものがありますね(笑)。ちょっと独特の甘みを感じますが、そういうもんだと思ってしまえば、これといって「不味い」要素はないでしょう。ビール嫌いの人に言わせれば、この味自体が不味いってことなんでしょうけど(汗)。

高速道路のサービルエリアでもよく売れるらしいですよ。これはビールが飲みたいけど運転があるから仕方なく飲むっていうよりも、大人として休日のドライブの時に何か飲んだっていう実感を求めて飲まれているんじゃないですかね。それは、あくまでも大人っぽいテイストじゃないとつまんないわけです。別にアルコール自体は求められていない状況って、いくらでもありますもんね。

ザ・ブリューは、シュワッとしてビールのような感じなんだけど、ビールとは別の味の飲み物っていう感じですね。私がかつて発泡酒がのどを通らなくなった時の印象は、泡が立って苦いだけで飲みづらいっていうものでした。それから比べると、味わいを感じましたね。ビールとは別物なんですけどね。あえて言うならフルーツビールみたいな味がどこかにある気がしました。

夏の風呂上りに、のどの渇きをいやすための水代わりに飲むっていうんなら、慣れてしまえばこれはこれでいいのかもしれませんね。ただ問題は、そのうちに飽きちゃわないかっていうことです。ビールはいくら飲んでも飽きないから、ずーっと今まで飲まれ続けているわけで、この味に飽きるとそのうちにあの時の発泡酒と同じく飲めなくなっちゃうかもしれません(汗)。

角ハイボールは、「あぁ、やっぱり」っていう味でした(笑)。きっと、サントリーウイスキーの『角』とサントリーソーダがあれば、ほとんど同じ味になるんでしょうね。完全に読める味ではあるんですが、この時代に人気が出る要因がどこかにあるんでしょうか。それとも、サントリーさんのCMに上手くのせられたのかな(笑)。

ビールのようにグビグビっていう飲み方もあるのかなぁ。私個人的には、薄いウイスキーの味が何となく苦手な部分があって、冷たく飲むんだったらオンザロック派なんですけど、ソーダの炭酸がそのちょっとした飲みづらさを和らげてくれている気がしました。50年物のシングルモルトでハイボールを作ったら・・・そりゃ、もったいなくてできねーな(笑)。

角ハイボールは別にして、フリーとブリューはビールの味を求めて飲んじゃいけないでしょうね。ビールとは似ても似つかないまがい物だっていう意味じゃなくって、ビールとはまた違った味覚の新しい飲み物っていうつもりで飲めば、十分に楽しめるんじゃないですかね。今年の夏は、第3のビールに挑戦しようかなぁ・・・。


□□□ さて、明日からのブログネタに困ったぞ(汗) □□□
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10大ニュース(号外)

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いやぁ、このシリーズに合わせるようにして、重大発表が今日ありましたねぇ。2月4日に記事にした、昨年の10大ニュースの第1位だった「キリンとサントリー経営統合に向け協議開始」の結末が、図らずも本日明らかになりました。結局、ぽしゃっちゃったんですね。両社の経営統合は断念されたようです。

神様が、「まだブログネタを考えるの大変だろうから、ネタのひとつも作ってやるか」と手を差し伸べてくれたに違いありません(笑)。本当は、おまけ記事を用意してあったんですが、内容はどうあれ、日本の酒類業界を大騒ぎさせたニュースの顛末が公表されたとあっちゃぁ、どうしたって記事にせざるを得ませんやね。

この経営統合が成されたとしても、日本酒業界としてはほとんど影響が無かったんじゃないですかね。ビールその他のアルコール飲料や食品類については、市場の寡占化が懸念されていたのかもしれません。アサヒビールだって、断トツの差をつけられた2位になっちゃうわけですから、相当な危機感があったはずだと思います。

私としては、日本にも酒食品類の巨大総合メーカーができて、世界にもその名が轟くようになるんじゃないかと期待していましたから、ちょっと残念な気持ちが半分。業界内にあまり大きな地殻変動は好ましくなかっただろうと、少しホッとした気持ちも半分っていうところでしょうか。いずれにしても、肩すかしを喰らわされたような気分ではあります(汗)。

でもねぇ、袖を分かつ原因が、「サントリーの創業一族の発言力を担保するための統合比率がキリン側と折り合いがつかなかった」云々の話を聞くと、ちょっとばっかしこれまでの経緯がお粗末過ぎたんじゃなかったのかと思っちゃいますよねぇ。「こんなデッカイ話が、そんな基本的なところでつまずいてたのか」っていうのが、私の偽らざる感想ですけどね。

私もそういうことに疎いのでいけませんが、この話は、両社が普通で言うところの株式会社ならそんなに問題が無かったんじゃないですかね。キリンはさておき、サントリーっていう会社は、ある意味で普通の会社じゃない部分があるんじゃないのかな。あんなに大きいのに同族企業で上場もしてないなんて、ちょっと特別な印象を受けるんですけどね。

まぁ、私のようなちっぽけな人間の推し量れる範疇をはるかに超えた領域での攻防でしょうから、きっといろいろと大変な舞台裏もあったんだと思います。勝手なことを無責任に書きまして、申し訳ありません(汗)。キリンさんもサントリーさんも、今後の経営のかじ取りは大きく変更せざるを得ないんでしょうが、「あぁ、あの時一緒にならなくて良かった」って後で言えるように、業界の端っこから応援してまっせ(笑)。


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10大ニュース(最終回)

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ついに最終回を迎えた『10大ニュース』シリーズです。あぁ、感無量(笑)。まぁ、こういう記事は人のふんどしで相撲をとっているようなもんですから、私としては少し座りの悪い感じがしますが、読者のみなさんに酒類業界の動向をお伝えするのもこのブログの使命のひとつだと思っていますから、たまにはこういうのもいいでしょう。

最後の第10位だけが残っちゃって、何とも中途半端になっちまいましたが、お許しください。こんなことなら、もっと配分を考えておけば良かったんですが、そこは、ソレ、行き当たりバッタリの出たとこ勝負で書いているこのブログの真骨頂ってぇことで・・・(笑)。でも、最後の記事は、あんまりうまいことコメントできないんですよね、これが(涙)。

第10位「独禁法改正、来年から不当廉売の定義明確、課徴金も」この話はチト難しいです(汗)。『不当廉売』っていう言葉が分かりずらいですが、不当に安く売ることです、って当たり前か(笑)。これまで常識的判断で何となく『不当』か『正当』か判断せざるを得なかった部分を、法律で明確に定義しようっていうことだって言えばいいのかな。

お酒のディスカウントストアに行くと、特にビール系の飲料が特売で非常に安く売ってたりしますよね。あの値段は、一般の小売店じゃありえない値段なんです。なぜかっていうと、問屋さんからの仕入れ値よりも安いから(汗)。大手のディスカウントは、本部が一括大量購入することでリベートがついたりするので、その分で更に値引きができるんですよね。

それでは公正な競争にならないし、全ての販売店が利益のない安売り競争に奔走せざるを得ない状況にも歯止めがかかりません。この地方の小売店さんですら、「ビールなんか売ったってほとんど利益が出ない」なんて嘆いておられますから、正当な対価を得られるような商売ができるような社会にしていく必要があるでしょう。

そのための独占禁止法なんでしょうが、私のような浅学非才な人間にとって、独禁法っていうのは非常に守備範囲が広いというか、何でもかんでも独禁法っていうか、どういう範疇のモノがそれに含まれるんだかも分からない法律なんですよね(汗)。ですから、ヘタなことが書けないというか、書こうと思っても知識不足だっていうか・・・。

しかし、これまでの独禁法でなかなか取り締まる事ができなかった不当廉売に対して、改正独禁法ではその辺の定義を明確にして、罰金もとれるようになったっていうことなんだと思います。この改正によって救済されるのは、まちの酒屋さんやら流通関係の皆さんなんでしょうが、何が正しい競争なのかっていうのは難しい議論だと思いますね。

さて、これで昨年の10大ニュースのご紹介は完了です。今年は、もっと明るいニュースばかりが並ぶといいですよね。例えば・・・
第1位「信濃鶴知らないうちに大ブレークで、あっという間に在庫が底をつく」
第2位「信濃鶴全国金賞を受賞し、純米大吟醸がバカ売れ」
第3位「信濃鶴効果で駒ケ根の観光客が激増」
第4位・・・以下同文(笑笑笑)


□□□ bossが迫ってきました □□□
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10大ニュース(その4)

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年末か、お正月明けのブログネタにでもと思ってとっておいた10大ニュースの新聞の切り抜きが、こんなに役に立つとは思ってもみませんでした(笑)。昨日までで第7位までいっちゃいましたから、今日は残りの3つを全部ご紹介しますね。ここまで来て、ようやく日本酒の話題が出てくるんですが・・・いい話じゃないんだな、これが(涙)。

第8位「本格焼酎2年連続の実績割れ」2年くらいならいいじゃん・・・と日本酒業界の人間は思うでしょうねぇ(笑)。数年前からの焼酎ブームは、結構息の長いものだったと思うんです。ブームが去ったなんて言われてからもそれなりに販売数量があって、芋焼酎を中心に、人気が落ちたっていう感じはしなかったですもんねぇ。

このブームの最中に、トータルの消費量で、日本酒は焼酎に抜かれちゃったんですよね(涙)。そのくらいの勢いだったのが、ここ数年は下火になってきたっていうことです。市場にもかなり商品がだぶついているなんていう話も聞きますが、焼酎っていくらでもとは言いませんが長く置いておけるから、その点は心配が少なくていいですよね(笑)。

ちなみに、ここで言う『本格焼酎』っていうのは、芋や麦や米なんかを原料にして、単式蒸留機で蒸留して造る焼酎のことです。これに対して、連続式蒸留焼酎っていうのもあって、こちらの方は値段的にはかなり安くて、でっかいペットボトルに入って売っているようなタイプのものです。詳しくはここでは触れませんから、興味のある方は調べてみてくださいね。

第9位「清酒14年連続で前年割れ。復権の兆し見えず」これだよ・・・これはここには書きたくなかったなぁ(涙)。14年って言いますけど、これは超大手さんも含めた全国の数字ですから、長生社のような地方の小さな地酒メーカーとしたら、20年やそれ以上連続の前年割れっていう実感なんですけどね。

唯一日本酒が調子よく売れているのが、これが海外の市場なんですが、世界的不況の影響で輸出も振るわなかったようです。ただ、これも全体としての数字なので、海外出荷がぐんぐん伸びているお蔵さんだってあると思いますけどね。信濃鶴を海外に売ることも考えないじゃありませんが、私がもうひとりいて専門に売るくらいじゃないと、現状では難しいのかもしれませんねぇ。

でも、鶴は負けませんよ!何とか日本酒全体の底上げに貢献して、他のお蔵さんと一緒に伸びていける日を夢に見て、今年もこれ以上に頑張りまっせ。量を伸ばすのはたぶん無理だろうから、質を高めていく方向で日本酒の明るい未来を切り開きたいもんです。造る量が減っても売り上げが伸びたなんていえば、私の体も楽になりますしね(笑)。

えーっと、残りの3つを全て紹介するなんて言いましたが、短くまとめることができませんでした(汗)。最後のひとつは明日ってことにしましょうか。ですから、明日はとても短いブログになるかもしれません。大して面白くないネタですから、なんとか間が持つように考えときます(笑)。


□□□ 今日もあんまし面白くなかったですけどね(汗) □□□
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10大ニュース(その3)

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いやぁ、この『10大ニュース』シリーズは記事が書きやすくていいや、こりゃ!もともと話のネタが10個も書いてあるんだから、1個ずつ使って10話のシリーズにすれば良かったかもしれません。うーん、本当に惜しいことした気分でっせぇ(笑)。そんじゃ、続いて第6位からいきましょう。

第6位「キリンフリー大ヒット。ノンアルコールビール市場に参入相次ぐ」私が初めてこの商品を目にしたのは、実は長生社の敷地内だったんです。長生社にも小売部門があって、駒ケ根高原のいくつかのホテルとのお取り引きがあるんですが、そこから引き取って来る空きビンの中に、このキリンフリーのビンがたくさん入ってくるようになったんです。

「何だこりゃ、見かけないビンだなぁ」と思って手に取ると、キリンの商品じゃないですか。アルミ缶の容器なら分かりますが、ビンで供給されているとなると、その時点で業務筋にかなり流通していたと推測されますが、アルコールの含まれないビール様の新製品がそんなに売れているとは思いませんでしたねぇ。

ゴルフ場や居酒屋で、飲めない人から相当な支持を得ているらしくて、他の大手メーカーも次々に追随したらしいですね。もともとビールを飲まない人がこういうものを飲みたがるとも思えませんから、本当はビールが飲みたい人たちが、その場の飲みたい気持ちの溜飲を下げるために飲んでるっていうことなんでしょうか(笑)。このもの単体を楽しむっていう感じじゃないと思うんですけどね。

飲酒運転にこれほど厳しい目が向けられているっていう時代背景もあるんでしょう。見れば、アルコール分が完全に0%みたいですね。その辺も、いくら飲んでも大丈夫っていう安心感につながっているのかもしれません。でも、完全に0%にするのは難しいことらしいですよ。ポカリスエットですら、ごく微量のアルコールが検出されるなんて聞いたこともありますが、本当なんですかね?

第7位「民主党政権奪取。アルコール度数課税を検討へ」これに関しては、昨年の夏の総選挙で民主党が圧勝した時に、そのマニフェストの内容で気になる部分として、このブログでも記事にしましたよね。アルコール度数に応じて酒税を課していく方法にすることで、異なる酒類の間での不均衡を解消しようという意図だと思うんですけど・・・。

ちょっと、その辺の導入の経緯に関しての説明が不足しているので、分かりかねている部分ではありますが、酒税徴収業務とすると大変革であることは間違いありません。単純に考えれば、ウイスキーのアルコール度数が45度で、日本酒が15度とすれば、ウイスキーの酒税は日本酒の3倍になるっていうことになるはずです。

ですから、特にアルコール度数の高い酒類にとっては相当な増税となって、深刻な影響が出ることも懸念されています。とはいえ、業界の試算では、日本酒も間違いなく増税の方向になるみたいなので、消費不振に一層の拍車がかかるかもしれません(涙)。ただ、今の民主党さんの内情では、そんなことまで手をつけてられないっていう感じも無きにしも非ずですけどねぇ・・・。


□□□ もう1回でシリーズ終了かな □□□
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